JP2000210486A - 安全かみそり - Google Patents
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Abstract
−ドで覆った安全かみそりであって、刃先縁と刃先ガ−
ドの間にわずかな隙間を設ける等の精密な加工をする場
合に、刃先ガ−ドをほとんど誤差なく加工できることを
目的とする。 【解決手段】 刃先ガ−ド5は少なくとも4本存在し、
すべての刃先ガ−ド5はほぼ同じ幅で細く形成され、こ
れらの刃先ガ−ド5の中で両端に存在する2本の両端刃
先ガ−ド5a,5aはそれぞれその側方に隣合う前記側
端部6,6から距離を置いて存在し、前記両端刃先ガ−
ド5a,5aよりも外側方にはガ−ド板3の他の部分が
存在していないことを特徴とする。
Description
る安全かみそりであって、刃先縁が複数の刃先ガ−ドで
覆われた安全かみそりに関する。
とにより隣合う2つの孔部の間に刃先ガ−ドを形成し、
このような刃先ガ−ドが刃体の刃先縁を覆う安全かみそ
りは従来から存在していた。各孔部は非常に近接して設
けられるので、刃先ガ−ドの幅は非常に狭く細い線のよ
うに形成されていた。そして、ガ−ド板の幅は刃体の全
長幅と同一に形成され、刃先ガ−ドの中で両端に存在す
る刃先ガ−ドの幅は他の刃先ガ−ドよりも幅が広く、天
板の側端部によって押し付けられるようにして覆われて
いた。
るために、天板の裏面の横方向に4個の嵌合突起が並べ
て設けられ、それらの嵌合突起が刃部材とガ−ド板にそ
れぞれ設けられた4個ずつの挿通孔に挿通され、嵌合突
起の先端が刃台に固着されていた。
板に設けられた刃先ガ−ドで覆うと、刃先縁と刃先ガ−
ドが接触するので、使用時に刃先ガ−ドが横方向の圧力
を受けて刃先縁上を移動したときに、刃先縁が損傷して
切れ味が悪くなるという欠点が刃先ガ−ド付きの安全か
みそりに存在する。
するために刃先ガ−ドと刃先縁との間にわずかな間隔を
あけて、両者が接触しないようにしたものが提案されて
いる。また、3枚の刃体が重ねられた安全かみそりで
は、刃先縁を覆う刃先ガ−ドが1枚刃や2枚刃の安全か
みそりに比べて長くなる。そのために、3枚の刃体のす
べての刃先縁と刃先ガ−ドとの間に間隔をあけると、使
用時において刃先ガ−ドの横方向の移動量が大きくなり
過ぎて、ヒゲ剃りを円滑にするという刃先ガ−ド本来の
効果が減じられることになる。このような不都合を回避
するために、3枚の刃の真中にある中刃体の刃先縁と刃
先ガ−ドのみを非接触とし、上刃体と下刃体の刃先縁と
刃先ガ−ドは接触状態にする安全かみそりも提案されて
いる。
みそりは、刃体の刃先縁と刃先ガ−ドとの間にきわめて
わずかな間隔をあけたり、3枚刃の安全かみそりでは中
刃体の刃先縁と刃先ガ−ドのみを非接触とするような非
常に精密な構成が要求されている。そして、このような
精密な構成を実現するためには、特にガ−ド板に設けら
れた刃先ガ−ドを、いかに正確に刃先縁を覆うかという
ことにある。
刃体の全長幅と同一に形成され、刃先ガ−ドの中で両端
に存在する刃先ガ−ドの幅は他の刃先ガ−ドよりも幅が
広く、天板の側端部によって押し付けられるようにして
覆われていた。つまり、実際に機能する細い刃先ガ−ド
の両端にそれよりもずっと幅の大きな両端刃先ガ−ドが
存在していた。ガ−ド板を二つに折り畳んで刃先縁に巻
き付ける構成の安全かみそりでは、この両端刃先ガ−ド
は天板の側端部に覆われるので、使用中に刃先ガ−ドの
役目は果たしていない。むしろ、刃先縁に刃先ガ−ドを
巻き付けるときにガ−ド板を折り曲げるのであるが、細
い刃先ガ−ドと幅の広い両端刃先ガ−ドとの曲がり方が
同じでないために、刃先縁との間にわずかな間隔を取ろ
うとするときに誤差が生じて、刃先ガ−ドが刃先縁と接
触したり、刃先縁から離れ過ぎたりする虞がある。
位置関係の誤差は、他の構成の安全かみそり、すなわ
ち、ガ−ド板の一方の端部が天板と刃部材の間に挾着さ
れ、ガ−ド板の他方の端部が刃先縁の先方に横方向に延
在するガ−ドバ−に固定された構成の安全かみそりにお
いても生じる。
個程度存在し、ガ−ド板を折り曲げたり、天板とガ−ド
バ−との間に装着したときに、ガ−ド板が長ければ長い
ほどすべての刃先ガ−ドと刃先縁との位置関係を均一す
ることが困難であり、従来品の構成では、非常に精密な
構成が要請されている刃先ガ−ドと刃先縁の間隔に誤差
が生じる虞があった。
った安全かみそりであって、刃先縁と刃先ガ−ドとの間
にわずかな間隔をあける場合等、刃先ガ−ドに関し精密
な構成が要請される場合にも、誤差の少ないものを提供
することを目的とするものである。
と天板2との間に刃部材が挾着され、天板2の両端から
前方に延びる側端部6,6が刃部材の両端部を押さえ付
け、該刃部材の刃先縁を刃先ガ−ド5が覆っており、刃
先ガ−ド5は1枚のガ−ド板3に複数の孔部4を並べて
設けることにより形成されている安全かみそりにおい
て、刃先ガ−ドは少なくとも4本存在し、すべての刃先
ガ−ドはほぼ同じ幅で細く形成され、これらの刃先ガ−
ドの中で両端に存在する2本の両端刃先ガ−ド5a,5
aはそれぞれその側方に隣合う前記側端部6,6から距
離を置いて存在し、前記両端刃先ガ−ド5a,5aより
も外側方にはガ−ド板3の他の部分が存在していないこ
とを特徴とする。
載の発明の中で刃部材の刃先縁を挟むようにガ−ド板3
を二つに折り畳むことにより刃先ガ−ド5が刃先縁に巻
き付いている安全かみそりに限定されたものである。こ
のほかに、ガ−ド板の一方の端部が天板と刃部材の間に
挾着され、ガ−ド板の他方の端部が刃先縁の先方に横方
向に延在するガ−ドバ−に固定された構成ものも請求項
1には含まれる。
構成に、天板2の裏面に4個の嵌合突起7が一体に設け
られ、ガ−ド板3には中央よりの2個の嵌合突起7,7
を挿通するための2本の挿通部が設けられ、両端に存在
する両端嵌合突起7a,7aはガ−ド板3よりも外側を
通っている構成が付加されたものである。
先ガ−ドの中で両端に存在する2本の両端刃先ガ−ド5
a,5aはそれぞれその側方に隣合う天板の側端部6,
6から距離を置いて存在し、前記両端刃先ガ−ド5a,
5aよりも外側方にはガ−ド板3の一切の部分が存在し
ていない。すなわち、本発明は、刃先ガ−ドの中で、使
用中、真に刃先ガ−ドとして機能するものだけを残し、
両端の幅の広い刃先ガ−ドを取り除き、さらにそれに付
随してガ−ド板3を、両端刃先ガ−ド5a,5aによっ
て構成される縦方向の直線を両端部とする形状としたも
のである。したがって、刃先ガ−ドの幅はすべてほぼ同
じ細さとなり、ガ−ド板を折り曲げて刃先縁に巻き付け
る際の両端刃先ガ−ド間の折り曲げ線の長さを従来より
も短くすることができる。この結果、刃先ガ−ドは均一
に曲げられ、各刃先ガ−ドの曲率半径や折り曲げ具合に
差が生じることがなく、刃先縁と刃先ガ−ドとの間にわ
ずかな間隔をあけるという精密な構成についてほとんど
誤差を出さずに製品を製造することができる。
が刃体と同じ長さであってかなり長いものであったか
ら、刃先ガ−ドを刃先縁に巻き付けるためにガ−ド板を
折り曲げたときに、ガ−ド板が長い分だけガ−ド板の両
端で誤差を生じやすかった。このために、すべての刃先
ガ−ド均一に折り曲げて、刃先ガ−ドと刃先縁の間にき
わめてわずかな間隔を置こうとするときに誤差が生じる
虞があった。本発明は、両端刃先ガ−ド5a,5aより
も外側方にはガ−ド板3の一切の部分が存在していない
ので、曲げられるべきガ−ド板がコンパクトになり、従
来品に比べて刃先ガ−ド5a,5aをより正確に折り曲
げて、刃先縁と刃先ガ−ドとの間にわずかな間隔をあけ
る場合等、刃先ガ−ドに関し精密な構成が要請される場
合にも、誤差を少なくすることができる。
個の嵌合突起7が一体に設けられ、ガ−ド板3には中央
よりの2個の嵌合突起7,7を挿通するための2本の挿
通部が設けられ、両端に存在する両端嵌合突起7a,7
aはガ−ド板3よりも外側を通っていることを特徴とす
る。従来から天板の嵌合突起は4個で、ガ−ド板は4個
の突起が挿通していた。すなわち、従来はガ−ド板の位
置決めは4ヵ所で行われるのであるが、位置決めの場所
が4ヵ所もあるので、いずれかの場所で誤差が生じたと
きに他の3ヵ所が影響を受けてガ−ド板が正確に装着で
きない虞があった。これに対して本発明はガ−ド板の位
置決め場所が2ヵ所と少ないので、いずれかの場所で誤
差が生じてもガ−ド板をほぼ正確に装着することができ
る。
従って説明する。実施の形態は、刃部材の刃先縁を挟む
ようにガ−ド板3を二つに折り畳むことにより刃先ガ−
ド5が刃先縁に巻き付いている構成のものである。本発
明はこのような構成に限定される物ではなく、ガ−ド板
の一方の端部が天板と刃部材の間に挾着され、ガ−ド板
の他方の端部が刃先縁の先方に横方向に延在するガ−ド
バ−に固定された構成の安全かみそりであっても差支え
ないことは勿論である。
0の3枚の刃体が重ねられたいわゆる3枚刃の安全かみ
そりに関する。刃部材は、上刃体8、中刃体9、下刃体
10、上スペ−サ−11および下スペ−サ−12とから
成る。上刃体8と中刃体9との間には上スペ−サ−11
が介在し、中刃体9と下刃体10との間には下スペ−サ
−12が介在している。
先ガ−ド5が覆っている。ガ−ド板3は薄いステンレス
等の金属で矩形に形成されており、ガ−ド板3の中央に
9個のほぼ四角形の孔部4が近接するように並べて設け
られている。したがって、隣接する孔部4,4の間には
幅の狭いほぼ線状の刃先ガ−ド5が形成され、ガ−ド板
3には10個の刃先ガ−ド5が平行に並んでいる。これ
らの刃先ガ−ドの両端に存在する両端刃先ガ−ド5a,
5aも他の刃先ガ−ド5と同様に幅の狭いほぼ線状に形
成されている。
に並んでおり、すべての孔部4の上端縁は一直線に並ぶ
ように形成されている。したがって、長い方の孔部4は
短い孔部よりも下方にはみ出しており、そのはみ出し部
分27を横方向に広げて幅広に形成してある。このはみ
出し部分27が下刃体10のヒゲかす排出孔25の下側
に位置するので、このヒゲかす排出孔25を通過したヒ
ゲかすははみ出し部分27を通って下方に円滑に排出さ
れる。下刃体10に設けられたヒゲかす排出孔25はこ
のはみ出し部分27の大きさに合わせて従来品よりも大
きく形成されている。
先ガ−ド5a,5aよりも外側方にガ−ド板3の部分が
存在しておらず全体的にコンパクトに形成されている。
そして、図1で示したように両端刃先ガ−ド5a,5a
はそれぞれその側方に隣合う天板の側端部6,6の内方
に位置している。したがって、本発明の刃先ガ−ド3
は、図5に示した従来品の刃先ガ−ドに比べて横方向の
幅が小さい。本発明のガ−ド板3と図5に示した従来品
との大きさの対比が図6に示されており、本発明のガ−
ド板がかなりコンパクトであることが理解できる。
る部品と従来品の部品を対比したものである。本発明に
使用される部品がこのように従来品と異なっているの
は、刃体の間に詰ったヒゲかすを円滑に下方に排出させ
るためである。ただし、これらの部品の構成は本発明の
構成とは関係ない。
各スペ−サ−凹部24に溜り、それがその下に存在する
刃体のヒゲかす排出孔25から下方に排出されて行く。
図7は本発明に使用される下刃体であり図8は従来品で
ある。ヒゲかす排出孔25は従来品よりも大きく形成さ
れ、ヒゲかすを効率良く下方に排出できる。図9はヒゲ
かす排出孔の大きさの対比を示した図である。
1は従来品である。本発明のスペ−サ−凹部24は従来
品よりも深く形成され、ヒゲかすを効率良く下方に排出
できる。図12はスペ−サ−凹部の深さの対比を示した
図である。
4は従来品である。ここでも本発明のスペ−サ−凹部2
4従来品よりも深く形成され、ヒゲかすを効率良く下方
に排出できる。図15はスペ−サ−凹部の深さの対比を
示した図である。
品である。本発明の刃台に設けられた4個のヒゲかす排
出孔26は図17の従来品のヒゲかす排出孔28よりも
大きく形成され、ヒゲかすを効率良く排出できる。図1
8は刃台のヒゲかす排出孔の大きさの対比を示した図で
ある。
のほぼ中央を横切る直線を折り曲げ線として折り曲げら
れ、前記重ねられた3枚の刃体8,9,10の刃先縁を
覆うように巻き付けられている。折り曲げられたガ−ド
板の上半部15は上刃体8と天板2との間に挾着され、
ガ−ド板の下半部16は下刃体10と刃台1との間に挾
着固定されている。そして、天板2の裏面に4個の嵌合
突起7が一体に設けられ、その中の中央よりの2個の嵌
合突起7,7は、ガ−ド板の上半部15に設けられた挿
通部である丸孔17、上刃体8、上スペ−サ−11、中
刃体9、下スペ−サ−12および下刃体10の各部品に
設けられた挿通部である挿通孔29、ガ−ド板の下半部
16に設けられた挿通部である凹部18、および刃台1
に設けられた挿通部である挿通孔30を貫通してこれら
の部材を重ねた状態で強固に固着している。
合突起7a,7aは、中央寄りの嵌合突起7,7と同様
に各部品の挿通部を貫通して刃台1に強固に固着してい
るが、両端嵌合突起7a,7aはガ−ド板の上半部15
と下半部16は貫通していない点が、中央寄りの嵌合突
起7,7と異なっている。
個の嵌合突起7が貫通するためにガ−ド板3に設けられ
た挿通部は、ガ−ド板の上半部15に設けられた丸孔1
7,17と、ガ−ド板の下半部16に設けられたU字形
の凹部18,18である。他の挿通部がすべて孔である
のに対し、ガ−ド板の下半部16に設けた挿通部が孔で
なく凹部である点が異なっている。
いている刃先ガ−ド5は、図3に示したように上刃体の
刃先縁13および下刃体の刃先縁14とは接触している
が、中刃体の刃先縁19との間には間隔が設けられてい
て接触していない。上刃体の刃先縁13と刃先ガ−ド5
との接触、および下刃体の刃先縁14と刃先ガ−ド5と
の接触は、それらの接触圧力はただ単に触れているもの
でなくかなり大きな圧力となっている。したがって、そ
の接触による摩擦力はかなり大きなものであるから、使
用時にヒゲから横方向の圧力を受けてもその接触部分で
刃先ガ−ド5の移動量はわずかなものである。これによ
り、上刃体の刃先縁13と下刃体の刃先縁14とが刃先
ガ−ド5の左右の移動によって受ける損傷はわずかなも
のであって、切れ味の劣化もわずかである。
ガ−ド5との間には間隔が設けられていて接触していな
い。したがって、刃先ガ−ド5が使用時にヒゲから横方
向の圧力を受けて左右に動いても、中刃体の刃先縁19
が刃先ガ−ド5によって損傷を受ける虞がなく、刃先ガ
−ド5の接触による切れ味の劣化がない。
かみそりでは、刃体の刃先縁と刃先ガ−ドが接触しない
のは中刃体の刃先縁19のみであって、上刃体の刃先縁
13と下刃体の刃先縁14は刃先ガ−ド5と接触する構
成である。しかも、中刃体の刃先縁19と刃先ガ−ド5
との間隔はきわめてわずかなものであるから、各刃先ガ
−ド5が精巧に、しかも均一に曲げられていなければな
らない。従来の製品では、図5に示したように両端に存
在する刃先ガ−ド部分の幅は他の刃先ガ−ドに比べて幅
が広いので、他の細い刃先ガ−ドとの曲がり方が異な
り、細い刃先ガ−ドを均一に曲げられない虞があった。
これに対して本発明では、図4に示したようにすべての
刃先ガ−ドは同じ幅であるから均一に曲げることができ
る。
ての刃体の刃先縁と刃先ガ−ド5とが接触しない構成も
考えられる。図19に示したように実施例の刃先ガ−ド
8は、重ねられた刃体の刃先の状態に適合するようにほ
ぼクランク状に屈曲部が設けられている。
8は、上刃体の刃先縁13よりもやや先方で斜め下方に
屈曲し、外向き第一屈曲部20を形成している。この結
果、上刃体の刃先縁13と刃先ガ−ド5との間に間隔が
あくので接触しない。外向き第一屈曲部20で縦方向に
曲げられた刃先ガ−ド5は、中刃体9の上面に接触した
位置で内向きに屈曲し、内向き第一屈曲部21を形成し
ている。
よってほぼ水平になるように曲げられ、中刃体の刃先縁
19の先方で斜め下方に屈曲し、外向き第二屈曲部22
を形成している。この結果、中刃体の刃先縁19と刃先
ガ−ド5との間に間隔があくので接触しない。外向き第
二屈曲部22で縦方向に曲げられた刃先ガ−ド55は、
下刃体10の上面に接触した位置で内向きに屈曲し、内
向き第二屈曲部23を形成している。
先ガ−ド5は、下刃体の刃先縁14に接触した状態で巻
き付くように折れ曲がって下刃体10の下面と刃台1と
の間に延びる。
しないようにするためには、上刃体8の上面に延在して
いる刃先ガ−ド5を上刃体の刃先縁13に沿って折り曲
げるのではなく、水平状態のまま上刃体の刃先縁13の
先方まで延ばして、上刃体の刃先縁13と間隔をあけて
斜め下方に折り曲げる。
刃先ガ−ド5も、下刃体の刃先縁14に沿って接触させ
ながら折り曲げるのではなく、下刃体の刃先縁14の先
方で折り曲げれば、下刃体の刃先縁14と刃先ガ−ド5
とが接触しないので、下刃体の刃先縁14が刃先ガ−ド
5の左右の移動によって受ける損傷を防止できる。この
結果、3枚のすべての刃体の刃先縁が刃先ガ−ドと接触
することがない。
刃先縁、あるいは3つの刃体の刃先縁とが接触しないよ
うにするためには、各刃先ガ−ドを本発明の実施の形態
で示したものに比べてさらに精巧に、しかも均一に折り
曲げなければならない。本発明は、このようなきわめて
精巧な刃先ガ−ドを形成するために適した構成であり、
すべての刃先ガ−ド5の幅が同一であって、しかもガ−
ド板が従来品に比べてコンパクトであるから、刃先ガ−
ド5を精巧にしかも均一に折り曲げて誤差をきわめて少
なくすることができる。本発明は、この実施例のような
精密な構成の刃先ガ−ドを形成するときに、さらに顕著
な効果を発揮し得る。
5 刃先ガ−ド 5a 両端刃先ガ−ド 6 側端部 7 嵌合突起
7a 両端嵌合突起 8 上刃体 9 中刃体 10 下刃体 11
上スペ−サ− 12下スペ−サ− 13 上刃体の
刃先縁 14 下刃体の刃先縁 15ガ−ド板の上
半部 16 ガ−ド板の下半部 17 丸孔 1
8 凹部 19 中刃体の刃先縁 20 外向き第一屈曲部
21 内向き第一屈曲部 22 外向き第二屈曲部
23 内向き第二屈曲部 24 スペ−サ−凹部
25 ヒゲかす排出孔 26 ヒゲかす排出孔
27 はみ出し部分 28 ヒゲかす排出孔 29
挿通孔 30 挿通孔
と天板2との間に刃部材が挾着され、天板2の両端から
前方に延びる側端部6,6が刃部材の両端部を押さえ付
け、該刃部材の刃先縁を刃先ガ−ド5が覆っており、刃
先ガ−ド5は1枚のガ−ド板3に複数の孔部4を並べて
設けることにより形成されている安全かみそりにおい
て、刃先ガ−ドは少なくとも4本存在し、すべての刃先
ガ−ドはほぼ同じ幅で細く形成され、これらの刃先ガ−
ドの中で両端に存在する2本の両端刃先ガ−ド5a,5
aはそれぞれその側方に隣合う前記側端部6,6から距
離を置いて存在し、前記両端刃先ガ−ド5a,5aより
も外側方にはガ−ド板3の他の部分が存在していない。
7が一体に設けられ、ガ−ド板3には中央よりの2個の
嵌合突起7,7を挿通するための2本の挿通部が設けら
れ、両端に存在する両端嵌合突起7a,7aはガ−ド板
3よりも外側を通っていることを特徴とする。
載の発明の中で刃部材の刃先縁を挟むようにガ−ド板3
を二つに折り畳むことにより刃先ガ−ド5が刃先縁に巻
き付いている安全かみそりに限定されたものである。こ
のほかに、ガ−ド板の一方の端部が天板と刃部材の間に
挾着され、ガ−ド板の他方の端部が刃先縁の先方に横方
向に延在するガ−ドバ−に固定された構成ものも請求項
1に含まれる。
先ガ−ドの中で両端に存在する2本の両端刃先ガ−ド5
a,5aはそれぞれその側方に隣合う天板の側端部6,
6から距離を置いて存在し、前記両端刃先ガ−ド5a,
5aよりも外側方にはガ−ド板3の他の部分が存在して
おらず、天板2の裏面には4個の嵌合突起7が一体に設
けられ、ガ−ド板3には中央よりの2個の嵌合突起7,
7を挿通するための2本の挿通部が設けられ、両端に存
在する両端嵌合突起7a,7aはガ−ド板3よりも外側
を通っている。すなわち、本発明は、刃先ガ−ドの中
で、使用中、真に刃先ガ−ドとして機能するものだけを
残し、両端の幅の広い刃先ガ−ドを取り除き、さらにそ
れに付随してガ−ド板3を、両端刃先ガ−ド5a,5a
によって構成される縦方向の直線を両端部とする形状と
したものである。したがって、ガ−ド板を折り曲げて刃
先縁に巻き付ける際に、一端の刃先ガ−ド5aから他端
の刃先ガ−ド5aに至る折り曲げ線の長さを従来よりも
短くすることができる。
と同じ長さであってかなり長いものであったから、刃先
ガ−ドを刃先縁に巻き付けるためにガ−ド板を折り曲げ
たときに、ガ−ド板が長い分だけガ−ド板の両端で誤差
を生じやすかった。このために、すべての刃先ガ−ド均
一に折り曲げて、刃先ガ−ドと刃先縁の間にきわめてわ
ずかな間隔を置こうとするときに誤差が生じる虞があっ
た。本発明は、前述したように、一端の刃先ガ−ド5a
から他端の刃先ガ−ド5aに至る折り曲げ線の長さを従
来よりも短くすることができるから曲げられるべきガ−
ド板がコンパクトになり、従来品に比べて刃先ガ−ド5
a,5aをより正確に折り曲げて、刃先縁と刃先ガ−ド
との間にわずかな間隔をあける場合等、刃先ガ−ドに関
し精密な構成が要請される場合にも、誤差を少なくする
ことができる。
一体に設けられ、ガ−ド板3には中央よりの2個の嵌合
突起7,7を挿通するための2本の挿通部が設けられ、
両端に存在する両端嵌合突起7a,7aはガ−ド板3よ
りも外側を通っていることを特徴とする。従来から天板
の嵌合突起は4個で、ガ−ド板は4個の突起が挿通して
いた。すなわち、従来はガ−ド板の位置決めは4ヵ所で
行われるのであるが、位置決めの場所が4ヵ所もあるの
で、いずれかの場所で誤差が生じたときに他の3ヵ所が
影響を受けてガ−ド板が正確に装着できない虞があっ
た。これに対して本発明はガ−ド板の位置決め場所が2
ヵ所と少ないので、いずれかの場所で誤差が生じてもガ
−ド板をほぼ正確に装着することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 刃台(1)と天板(2)との間に刃部材
が挾着され、天板(2)の両端から前方に延びる側端部
(6,6)が刃部材の両端部を押さえ付け、該刃部材の
刃先縁を刃先ガ−ド(5)が覆っており、刃先ガ−ド
(5)は1枚のガ−ド板(3)に複数の孔部4を並べて
設けることにより形成されている安全かみそりにおい
て、刃先ガ−ドは少なくとも4本存在し、すべての刃先
ガ−ドはほぼ同じ幅で細く形成され、これらの刃先ガ−
ドの中で両端に存在する2本の両端刃先ガ−ド(5a,
5a)はそれぞれその側方に隣合う前記側端部(6,
6)から距離を置いて存在し、前記両端刃先ガ−ド(5
a,5a)よりも外側方にはガ−ド板(3)の他の部分
が存在していないことを特徴とする安全かみそり - 【請求項2】 刃部材の刃先縁を挟むようにガ−ド板
(3)を二つに折り畳むことにより刃先ガ−ド(5)が
刃先縁に巻き付いている請求項1記載の安全かみそり - 【請求項3】 天板(2)の裏面に4個の嵌合突起
(7)が一体に設けられ、ガ−ド板(3)には中央より
の2個の嵌合突起(7,7)を挿通するための2本の挿
通部が設けられ、両端に存在する両端嵌合突起(7a,
7a)はガ−ド板(3)よりも外側を通っている請求項
1記載の安全かみそり
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JP11013587A JP3096682B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 安全かみそり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11013587A JP3096682B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 安全かみそり |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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KR102601907B1 (ko) * | 2017-02-28 | 2023-11-15 | 권지훈 | 발광 유닛을 포함하는 베개 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP11013587A patent/JP3096682B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3096682B2 (ja) | 2000-10-10 |
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