JP2000210341A - 車椅子類の電動車輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】安価な電動車椅子と電動運搬車を得る為の電動
車輪を提供することを目的とする。 【構成】ＤＣプリントモータの動力を遊星歯車組Ａと遊
星歯車組Ｂを経てタイヤに伝達する車椅子類の電動車
輪。 【効果】この発明の電動車輪は外形寸法、全幅寸法が小
さく軽量で安価でありしかも耐久性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は車椅子類にとりつける
電動車輪に関する。

【０００２】

【従来の技術】この発明で車椅子類とは、車椅子と運搬
車をいいます。今までの車椅子は緩いスロープでも少し
長ければ身障者自身又は介護者は操作するのに苦痛を伴
う。一方従来の電動車椅子は重量が約５０ｋｇと重く扱
いにくくてしかも高価であった。又車椅子を電動車椅子
にかえる方法のものでは大きな後輪にモータを付けてい
たので、モータは大型で重く高価になるなどの問題点が
あった。一方、荷物運搬に用いる運搬車では作業時間が
長くなると作業者も疲れ易かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した車椅
子類の問題点を解消する電動車輪を提供することを目的
とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】（１） 上記目的を達成
するこの発明の電動車輪は、ＤＣプリントモータの動力
を、車軸管の中に直列に装着した遊星歯車組Ａ、遊星歯
車組Ｂ、駆動車軸を経て、更にヂスクホイール、リム及
びタイヤに伝達することを特徴とする。 （２） 二つ目の電動車椅子は車椅子の前部の電動車輪
をナックルアーム、タイロッド、ピットマンアーム、ハ
ンドル軸を経てクランクハンドルに連結したことを特徴
とする。 （３） 三つ目の運搬車は電動車輪を運搬車の固定キャ
スタの反対側に配置し、ハンドルにより操舵することを
特徴とする。

【０００５】

【発明の作用】この発明の電動車輪は外形寸法と全幅寸
法を極力小さくしたので、車椅子の前部に用いて操舵輪
とした時、自由キャスタとの干渉を防ぐことができ車椅
子を電動車椅子にしたり、又小型で軽くしたので取り外
して元の車椅子に戻すことができ使用目的に応じて変更
が容易に行える。そして身障者自身が操舵する電動車輪
を形成したので介護者の手助けなしで自由に走行するこ
とができる。他方電動車輪を運搬車の操舵輪として用い
て電動運搬車とすることができる。以下本発明の構成を
図面について説明すると次の通りである。

【０００６】８、遊星歯車６、内歯車１２、遊星歯車軸
５、腕９で形成し遊星歯車軸５を遊星歯車６、ワッシャ
ー３に遊挿し、腕９に嵌着し軸７は太陽歯車８と駆動車
軸１５に遊挿し腕９と太陽歯車１９は一体構造で軸７を
挿通し、遊星歯車組Ｂは太陽歯車１９、遊星歯車１４、
内歯車１２、腕１６で形成し遊星歯車軸４を遊星歯車１
４に遊挿し腕１６に密嵌する。 （２）図２、図３、図４は図１の電動車輪２８を車椅子
２４に取り付けたもので、クランクハンドル２３を密嵌
したハンドル軸２６は軸受２７を挿通し軸受２７は車椅
子２４に脱着自在に固定配置し、ピットマンアーム３０
はハンドル軸２６の下端に嵌着し左右の自由キャスター
３３の中間に配置した電動車輪２８はフレーム３２に固
定した軸受２７により回転自在に装着しフレーム３２は
車椅子２４に脱着自在に固定配置しタイロット３１はピ
ットマンアーム３０と電動車輪２８に螺結したナックル
アーム３４を連結しバッテリ２９は車椅子２４に固定配
置する。 （３）図５，図６，図７は図１の電動車輪２８を運搬車
３８の固定キャスター３９と反対側に取り付けたもの
で、電動車輪２８はハンドル３５のハンドル軸３７の下
端に固設しハンドル軸３７は軸受け４０により運搬車３
８に回転自在に装着しバッテリ２９とスイッチボックス
３６は運搬車３８に固定配置する。以上実施３例につい
て説明した。

【０００７】

【発明の効果】本発明には以下の効果がある。この発明
の電動車輪は、前記のように構成したので外形寸法と全
幅寸法が小さく構造簡単、軽量で耐久性に優れしかも安
価にできる効果を有する。電動車輪を車椅子の前部に取
り付けた電動車椅子は、身障者が車椅子を一人で自由に
操縦することができ、又希望に応じて電動車椅子を元の
車椅子に戻すことができるので、それにより身障者の活
動範囲を拡大することができる。一方、電動車輪を取り
付けた電動運搬車は長時間の作業でも疲労を低減するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図１乃至図７は本発明の具体例であって

【図１】は電動車輪一例の断面図である。

【図２】は電動車椅子一例の説明図の正面図である。

【図３】は図２の平面図である。

【図４】は図２の側面図である。

【図５】は電動運搬車一例の説明図の正面図である。

【図６】は図５の平面図である。

【図７】は図５の側面図である。

【符号の説明】

１…ドライブプレート ２…スペーサ
３…ワッシャー ４…遊星歯車軸 ５…遊星歯車軸
６…遊星歯車 ７…軸 ８…太陽歯車
９…腕 １０…ＤＣプリントモータ １１…ブレーキ作動軸
１２…内歯車 １３…ヂスクホイール １４…遊星歯車
１５…駆動車軸 １６…腕 １７…軸受
１８…車軸管 １９…太陽歯車 ２０…アンカーピン
２１…リム ２２…タイヤ ２３…クランクハンドル
２４…車椅子 ２５…軸受 ２６…ハンドル軸
２７…軸受 ２８…電動車輪 ２９…バッテリ
３０…ピットマンアーム ３１…タイロッド ３２…フレーム
３３…自由キャスタ ３４…ナックルアーム ３５…ハンドル
３６…スイッチボックス ３７…ハンドル軸 ３８…運搬車
３９…固定キャスタ ４０…軸受

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ＤＣプリントモータの動力を、車軸管の中
   に直列に装着した遊星歯車組Ａ、遊星歯車組Ｂ、駆動車
   軸を経て、更にヂスクホイール、リム及びタイヤに伝達
   する車椅子類の電動車輪。
2. 【請求項２】車椅子の前部の電動車輪をナックルアー
   ム、タイロッド、ピットマンアーム、ハンドル軸を経て
   クランクハンドルに連結した電動車椅子。
3. 【請求項３】電動車輪を運搬車の固定キャスタの反対側
   に配置し、ハンドルにより操舵する運搬車。