JP2000208286A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2000208286A
JP2000208286A JP1085899A JP1085899A JP2000208286A JP 2000208286 A JP2000208286 A JP 2000208286A JP 1085899 A JP1085899 A JP 1085899A JP 1085899 A JP1085899 A JP 1085899A JP 2000208286 A JP2000208286 A JP 2000208286A
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Koji Saeki
浩司 佐伯
Hiroshi Seike
宏 清家
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の点灯回路系統を用いて複数のランプ負荷
を個別に点灯制御する照明器具において、部品点数を減
らすことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供
給される入力電流の高調波含有率を低く抑えた照明器具
を提供することにある。 【解決手段】アクティブチョッパを入力電流歪み改善手
段3として用いた構成の点灯回路20と、入力電流歪み
改善手段3’のスイッチ素子を直流−交流変換部B2の
スイッチ素子で兼用させた点灯回路21との組合せによ
り構成し、点灯回路20により点灯する蛍光灯22は点
灯回路21により点灯する蛍光灯23よりも定格電力が
大きいランプを用いて点灯回路20の入力電流I1の実
効値を点灯回路21の入力電流I2の実効値よりも大き
くし、それらの合成電流Iallを正弦波に近い電流波形と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図19は複数個の蛍光灯を点灯制御する
照明装置(照明器具)の従来例の構成を示しており、こ
の従来例では、円型状の器具本体24の表面中央部に点
灯回路系統(以下点灯回路という)20,21等を構成
する回路構成要素を実装したプリント基板P1,P2及
び配線手段27を配設して、これらプリント基板P1,
P2及び配線手段27をケース蓋25で覆い、ケース蓋
25外で蛍光灯22,23、常夜灯26を夫々装着し、
またプリント基板P2に設けたスイッチ部29の操作部
28を器具本体24よりも外側へ導出した構成となって
いる。
【0003】ここでプリント基板P1には例えば二重環
形管で例えば定格が100Wの蛍光灯22を点灯制御す
るための点灯回路系統20に対応する回路構成要素を実
装し、プリント基板P2には例えば二重環形管で例えば
定格が40Wの蛍光灯23を点灯制御するための点灯制
御するための点灯回路系統に対応する回路構成要素を実
装してある。
【0004】常夜灯26は例えば5Wの白熱ランプより
構成される。
【0005】配線手段27は器具本体24の中央部穴か
ら外部の交流電源ACに接続するコネクタ27aを備
え、プリント基板P1,P2、常夜灯26に外部の交流
電源ACを供給する。
【0006】操作部28は、操作に応じて配線手段27
からプリント基板P1,P2、常夜灯26への電源供給
を入り切りし、蛍光灯22,23、常夜灯26の点灯・
消灯を任意に制御するためのものである。
【0007】尚照明器具としては器具本体24の全体を
セードカバー(図示せず)により覆い、蛍光灯22,2
3の光りを拡散させるようになっている。
【0008】ところで、上記のようにランプ負荷たる蛍
光灯22,23として定格の異なる2種類のランプを用
いた場合、定格ランプ電流、定格ランプ電圧、定格始動
電圧、定格予熱電流などのランプ点灯条件が大きく異な
るため、各蛍光灯22,23に最適の定格電圧、定格電
流を供給するためには個別の点灯回路系統(インバータ
回路)を用いるのが一般的である。また、蛍光灯負荷が
大きいことによる電子部品の高耐量化・発熱量増加、そ
れに伴う部品のコストアップ・部品寿命低下や信頼性低
下等の点からも個別の点灯回路系統にて複数個の蛍光灯
を点灯制御する回路及び照明器具構成が一般的に用いら
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図20は従来例の回路
構成のブロック図を示しており、一方の蛍光灯22を点
灯制御する点灯回路20の構成としては、交流電源AC
の電圧を所定の直流電圧に変換する交流−直流変換部A
1と、該交流−直流変換部A1で変換されて得られた直
流の電圧を所定の交流(高周波)電圧に変換して蛍光灯
22へ供給する直流−交流変換部B1とからなる。
【0010】同様に他方の蛍光灯23を点灯制御する点
灯回路系統21も点灯回路20と同様に、交流電源AC
の電圧を所定の直流電圧に変換する交流−直流変換部A
2と、該交流−直流変換部A2で変換されて得られた直
流の電圧を所定の交流(高周波)電圧に変換して蛍光灯
23へ供給する直流−交流変換部B2とからなる。
【0011】これらの点灯回路20,21は配線手段2
7にて夫々交流電源ACの電圧が供給され、夫々に対応
する蛍光灯22,23を点灯させる。
【0012】図21に一般的な交流−直流変換部を示し
ており、図22に図21の回路構成にて発生する各部電
圧、電流波形を示す。図示する構成はコンデンサインプ
ット形の整流平滑回路と呼ばれるものであり、ダイオー
ドDa、Db、Dc、Ddから成る全波整流回路にて交
流電源ACの電圧Vacを直流電圧に変換し、平滑回路
であるコンデンサCsにて平滑された直流電圧Vdcを
生成し、負荷回路200に供給する構成である。本構成
において、平滑用コンデンサCsは十分滑らかな直流電
圧Vdcを生成するため容量が大きく、直流電圧Vdc
は負荷回路200で放電しきらず、0にはならない。そ
のため直流電圧Vdcが交流電圧Vacの絶対値よりも
高い区間ではダイオードDa、DbまたはDc、Ddが
逆バイアスされオフ状態を保ち、直流電圧Vdcが交流
電圧Vacの絶対値よりも低い区間のみダイオードD
a、DbまたはDc、Ddがオンし、入力電流iとして
図29の様なパルス状の入力電流iが流れる。このよう
な入力電流波形では基本波(電源周波)の奇数次高調波
成分を多く含むようになり、入力電流iの高調波含有率
THD(Total Harmonics Distortion)は増加する。な
お、高調波含有率とは基本波(1次)に対する2〜n次
成分までの実効値の比率、若しくは1〜n次成分までの
実効値に対する2〜n次成分までの実効値の比率のこと
であり、以下のような演算式にて算出される。 基本波(1次)に対する2〜n次成分までの実効値の比
【0013】
【数1】
【0014】1〜n次成分までの実効値に対する2〜n
次成分までの実効値の比率
【0015】
【数2】
【0016】C1:電圧または電流(本従来例において
は入力電流)の基本波(1次)成分 Ck:電圧または電流(本従来例においては入力電流)
の基本波または高調波成分 k:解析次数 n:解析次数の上限値 このような入力高調波の増加は商用電源電圧波形の歪み
の原因となり、電力損失の増加や他機器への誤動作・不
動作等の悪影響を引き起こす原因となっていた。そのた
め、図23に示すような入力電流iを略正弦波状にし、
入力高調波成分を低減する手段が従来提案されている。
【0017】図24に従来ある入力電流歪み改善手段を
備えた蛍光灯点灯回路系統構成を示す.この回路構成を
図20にあるブロック構成図中の点灯回路20,21に
照らし合わせて説明する。
【0018】交流−直流変換部Aは、電源帰還ノイズ低
減用のラインフィルターLF1〜LF4,雑音防止用コ
ンデンサC9から成るフィルター部1と、ダイオードD
1〜D4から成る整流回路2と、平滑用コンデンサC2
から成る平滑回路と、スイッチ素子(例えばパワーMO
SFET)Q1、チョッパダイオードD5、チョツパチ
ョークL1,雑音防止用コンデンサC1,抵抗R1〜R
6,制御手段4から成る入力電流歪み改善手段3(昇圧
型チョッパ回路)にて構成され、直流−交流変換部B
は、スイッチ素子(例えばパワーMOSFET)Q2、
Q3、バラストチョークL2、直流カット用コンデンサ
C3,共振用コンデンサC4,制御手段5,駆動手段6
から成るインバータ部にて構成される。
【0019】交流電源ACはフィルター部1を介して整
流回路2に入力され、全波整流される。整流された直流
電圧VDBは入力電流歪み改善手段3(昇圧型チョッパ
回路)に入力され、入力電流歪み改善手段3にて所定の
直流電圧に変換生成され、さらい平滑用コンデンサC2
からなる平滑回路にて平滑直流電圧Vdcが生成され、
直流−交流変換部Bに入力される。直流−交流変換部B
はスイッチ素子Q2、Q3が直列に接続されたハーフブ
リッジ構成のインバータ部からなり、制御手段5の信号
を受けた駆動手段6によってスイッチ素子Q2,Q3は
交互にオンオフしてスイッチ素子Q2、Q3の中性点に
接続されたバラストチョークL2、共振用コンデンサC
4から成る共振回路にて高周波電力が生成され、この高
周波電力を蛍光灯201に供給して点灯制御する構成と
なっている。
【0020】入力電流歪み改善手段3は昇圧型チョッパ
回路構成であり、以下に簡単に昇圧型チョッパ回路の回
路動作を説明する。スイッチ素子Q1がオンすると、整
流回路2の出力電圧VDBをチョッパチョークL1で短
絡する。するとチョッパチョークL1に整流回路2の出
力電圧VDBの瞬時値に比例した傾きで増加する電流が
流れる。次にスイッチ素子Q1がオフすると、チョッパ
チョークL1に誘導起電圧が発生し、整流回路2の出力
電圧VDBに重畳してチョッパダイオードD5を介して
平滑用コンデンサC2を充電する。このときのチョッパ
チョークL1の電流は(直流電圧Vdc−VDB)に比
例した傾きで減少していく。なお、直流電圧Vdcとは
平滑用コンデンサC2に出力される平滑直流電圧であ
る。このサイクルを電源周期の全期間で繰り返すことに
より、交流電源ACからは包絡線が正弦波の鋸歯状電流
が流れる。これをフィルター部1に設けられた低周波フ
ィルターを通すことにより、入力電流は入力電圧と相似
形の電流とすることができ、高調波成分を低く抑えるこ
とができる。
【0021】図25はスイッチ素子Q1をオンオフ制御
するための制御手段4のブロック構成図であり、図26
に本制御構成の基本動作を表す各部波形を示し、図24
〜図7を用いて制御手段4の動作を説明する。
【0022】スイッチ素子Q1のオンオフ制御は制御手
段4にて行われ、入力電流波形が、より正弦波状になる
ように制御し、また入力電流歪み改善手段3の出力であ
るチョッパ出力の負荷(インバータ部たる直流−交流変
換部B及び蛍光灯201)の変動や交流電源ACの電圧
の変動においても直流電圧Vdcが一定となるように制
御するために、 検出電圧V1(全波整流電圧VDSを抵抗R1、R2に
て分圧した電圧) 検出電圧V2(チョッパチョークL1の二次巻線の抵抗
R3を介した電圧) 検出電圧V3(スイッチ素子Q1のオン時に流れる電流
IQ1を抵抗R4にて電圧変換した電圧) 検出電圧V4(平滑直流電圧を抵抗R5、R6にて分圧
した電圧) を制御手段4に与えることによりスイッチ素子Q1のオ
ンオフを次のように制御する。
【0023】図25において、スイッチ素子Q1はフリ
ップフロップ回路FFの出力信号によりドライブ回路D
riveから信号S1が出力されオンしているものと
し、このオン時にスイッチ素子Q1に流れる電流IQ1
は図26に示す波形のように増加しているものとする。
スイッチ素子Q1の電流IQ1は検出電圧V3に変換さ
れ比較器CPの−端子に入力されている。
【0024】一方、+端子に基準電圧源refを接続し
た演算増幅器OPの−端子に検出電圧V4を入力する。
演算増幅器OPの出力電圧は、検出電圧V4が基準電圧
源refよりも大きいときには低下し、検出電圧V4が
基準電圧源refよりも小さいときには上昇する。この
演算増幅器OPの出力電圧はコンデンサC0による負帰
還動作によって積分され、比較的緩やかに変化するよう
にする。この演算増幅器OPの出力電圧は乗算器mpの
一方の入力端子に、他方の端子には検出電圧V1を加え
る。その結果、乗算器mpからは整流後の脈流電圧から
得た電圧V1に、平滑直流電圧から得た演算増幅器OP
の出力電圧が掛け合わされた電圧が出力される。この乗
算器mpの出力は交流電源ACの電圧の波形と、チョッ
パ出力電圧直流電圧Vdcを基準電圧refによって一
定値化する情報を併せ持つものになり比較器CPの+端
子に入力する。この時点では乗算器mpの出力電圧は検
出電圧V3より大きいため比較器CPの出力は+であ
る。電流IQ1が増大していくと、ついには検出電圧V
3は乗算器mpの出力電圧よりも大きくなる。その瞬間
に比較器CPの出力は−となり、フリップフロップFF
の状態が反転し、フリップフロップFFはスイッチ素子
Q1をオフにする信号S1を出力し電流IQ1は零にな
る。チョッパチョークL1には誘導起電圧が発生し、整
流回路2の出力電圧VDBに重畳してチョッパダイオー
ドD5を介して平滑用コンデンサC2を充電する電流I
D5が流れる。電流ID5はスイッチ素子Q1オフ時の
ときに流れ、図26に示すように低下して行き、やがて
零になる。その瞬間、それまで+の電圧であったチョッ
パチョークL1の二次巻線の電圧は−に転じフリップフ
ロップFFの状態を反転させ、フリップフロップFFは
スイッチ素子Q1をオンにする信号S1を出力する。
【0025】以上の動作を数十kHzの周波数で繰返
し、また整流後の脈流電圧等の各種検出電圧に応じてス
イッチ素子Q1の動作周波数若しくはオンデューティを
変化させチョッパチョークL1に蓄積されるエネルギー
量を可変させることにより、図26で示すIL1(=I
Q1+ID5)のような鋸歯状電流が流れ、フィルター
部1の低周波フィルターによって鋸歯状電流が平均化さ
れた正弦波状の電流(AVG)が入力電流となる。図2
7のPEAKは鋸歯状電流のピークの包絡線を示す。
【0026】図24の回路構成を用いて図20に示すよ
うな蛍光灯22,23を個別の点灯回路20,21にて
点灯制御したときの、各点灯回路20,22に流れる入
力電流I1,I2、及び電流I1とI2の合成電流Iall
の波形を図27に示す。入力電流I1及びI2は共に略
正弦波状の電流波形となり、電流I1,I2の高調波含
有率THD1,THD2は共に低く押さえられる。よっ
て、電流I1とI2の合成電流Iallも略正弦波状の電流
波形となり、合成電流Iallの高調波含有率THDallも当然
低く抑えることができる。
【0027】図28に従来ある入力電流歪み改善手段3
を備えた他の蛍光灯点灯回路系統の構成を示す。この回
路構成においては図24の回路構成にある入力電流歪み
改善手段3の昇圧型チョッパ回路のスイッチ素子Q1を
直流−交流変換部Bのスイッチ素子Q3が、またチョッ
パダイオードD5をスイッチ素子Q2の内蔵(寄生)ダ
イオードが兼ねたものである。スイッチ素子Q2、スイ
ッチ素子Q3はハーフブリッジインバータのスイッチ素
子として、交互にオンオフして高周波電圧を発生し、蛍
光灯201に供給するのであるが、同時にスイッチ素子
Q3がオンしたとき、整流回路2からチョッパチョーク
L1に電流IL1を流し、スイッチ素子Q3がオフした
とき、チョッパチョークL1の誘導起電圧を整流回路2
の出力電圧に重畳してスイッチ素子Q2の内蔵ダイオー
ドを介して平滑用コンデンサC2を充電する。このよう
にチョッパ動作は変わらないが、スイッチ素子Q1,チ
ョッパダイオードD5が無くなり、制御手段4も削除で
き、部品点数を大幅に減少できる。
【0028】図29に本基本構成の動作を示す各部波形
を示す。チョッパ動作はインバータの発振動作と同期し
ており、また、チョッパチョークL1に蓄積されるエネ
ルギー量を全波整流後の脈流電圧に応じて可変させる制
御手段を備えていないため、チョッパチョークL1に流
れる電流IL1のピークの包絡波形PEAK及びフィル
ター部1を介して平均化された電流AVGは正弦波Sに
対して若干歪んだ波形となり、流波形も同様に歪んだ波
形となる。この場合、図22に示すようなパルス状の入
力電流iに比べれば高調波含有率THDはかなり低く抑
えられるが、図26に示すような略正弦波状の入力電流
よりは高調波含有率THDは高くなる。
【0029】図28の回路構成を用いて図20に示すよ
うな蛍光灯22,23を個別の点灯回路20,21にて
点灯制御したときの、各回路系統に流れる入力電流I
1,I2、及び電流I1,I2の合成電流Iallの波形を
図30に示す。電流I1及びI2は共に正弦波に対して
若干歪んだ電流波形となり、電流I1,I2の高調波含
有率THD1,THD2は図27のそれと比べて高くな
る。よって、入力電流I1,I2の合成電流Iallも正弦
波に対して若干歪んだ電流波形となり、合成電流Iallの
高調波含有率THDallも図27のそれと比べて高くなる。
【0030】ところが、図24に示す回路構成を複数個
用いて複数個の蛍光灯を個別に点灯制御する照明器具構
成においては、照明器具に供給される入力電流Iallの高
調波含有率THDallを低く抑えることは可能となる
が、複数個の蛍光灯点灯回路系統構成に各々制御性の高
い昇圧型チョッパ回路が具備されるため、部品点数の増
加に伴うコストアップの問題があった。
【0031】また、図28に示す回路構成を複数個用い
て複数個の蛍光灯を個別に点灯制御する照明器具構成に
おいては、複数個の蛍光灯点灯回路系統構成に具備され
る昇圧型チョッパ回路は制御性の低い、部品構成を簡略
化したものであるので部品点数が減ることによるコスト
ダウンは可能であるが、照明器具に供給される入力電流
Iallの高調波含有率THDallは高くなるという問題があっ
た。
【0032】本発明は上記のような課題を解決しようと
するものであり,その目的とするところは、複数の点灯
回路系統構成を用いて複数のランプ負荷を個別に点灯制
御する照明器具構成において、部品点数を減らすことに
よるコストダウンを図り、且つ照明器具に供給される入
力電流の高調波含有率を低く抑えることができる照明器
具を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、交流電源を直流に変換する交
流−直流変換部と、該交流−直流変換部で変換された直
流を交流に変換する直流−交流変換部と、該直流−交流
変換部から電力供給を受けるランプ負荷とからなる点灯
回路系統を複数有し、各点灯回路系統に交流電源を供給
する配線手段を設けた照明器具において、交流電源から
照明器具に流れる入力電流の高調波含有率を、少なくと
も各点灯回路系統に個々に流れる入力電流の高調波含有
率の何れよりも小さくしたことを特徴とする。
【0034】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記点灯回路系統の数が2つであって、夫々の点
灯回路系統の上記交流−直流変換部にはフィルター部を
介して交流電源を整流、平滑する整流平滑手段及び入力
電流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路系統のランプ
負荷の大きさを、他方の点灯回路系統のランプ負荷の大
きさ以上とし、上記一方の点灯回路系統に流れる入力電
流の高調波含有率を、上記他方の点灯回路系統に流れる
入力電流の高調波含有率以下としたことを特徴とする。
【0035】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記一方の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段
にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部
での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形
に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチン
グ周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変化
させることにより入力電流波形を略正弦波とする制御手
段を備えたことを特徴とする。
【0036】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部には
フィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流平
滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、一方の点灯回
路系統群の各点灯回路系統のランプ負荷の大きさの合計
が、他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統のランプ負
荷の大きさの合計以上となるように上記複数の点灯回路
系統を2組の点灯回路系統群に分け、上記一方の点灯回
路系統群の各点灯回路系統に流れる入力電流の合成電流
の高周波含有率を、上記他方の点灯回路系統群の各点灯
回路系統に流れる入力電流の合成電流の高周波含有率以
下としたことを特徴とする。
【0037】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、上記一方の点灯回路系統群の内の一つ以上の点灯
回路系統の入力電流歪み改善手段にはスイッチ素子を有
し、少なくとも交流−直流変換部での交流電源の整流後
の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて電流歪み改善
手段のスイッチ素子のスイッチング周波数若しくはスイ
ッチングのオンデューティを変化させることにより入力
電流波形を略正弦波とする制御手段を備えたことを特徴
とする。
【0038】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部には
フィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流平
滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、各点灯回路系
統に接続されるランプ負荷の大きさを夫々異ならせて該
ランプ負荷の最も大きい点灯回路系統から夫々の入力電
流の高調波含有率を順次大きくしたことを特徴とする。
【0039】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、上記点灯回路系統の内少なくとも最も大きなラン
プ負荷が接続される点灯回路系統の入力電流歪み改善手
段にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換
部での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波
形に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチ
ング周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変
化させることにより入力電流波形を略正弦波とする制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0040】請求項8の発明では、請求項1の発明おい
て、上記点灯回路系統の数が2つであって、夫々の点灯
回路系統の上記交流−直流変換部にはフィルター部を介
して交流電源を整流、平滑する整流平滑手段及び入力電
流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路系統の入力電流
の大きさを他方の点灯回路系統の入力電流以上とし、上
記一方の点灯回路系統に流れる入力電流の高調波含有率
を、上記他方の点灯回路系統に流れる入力電流の高調波
含有率以下としたことを特徴とする。
【0041】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
いて、上記一方の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段
にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部
での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形
に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチン
グ周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変化
させることにより入力電流波形を略正弦波とする制御手
段を備えたことを特徴とする。
【0042】請求項10の発明では、請求項1の発明に
おいて、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部に
はフィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流
平滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、一方の点灯
回路系統群の各点灯回路系統の入力電流の合計が、他方
の点灯回路系統群の各点灯回路系統の入力電流の合計以
上となるように上記複数の点灯回路系統を2組の点灯回
路系統群に分け、上記一方の点灯回路系統群の各点灯回
路系統に流れる入力電流の合成電流の高周波含有率を、
上記他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統に流れる入
力電流の合成電流の高周波含有率以下としたことを特徴
とする。
【0043】請求項11の発明では、請求項10の発明
において、上記一方の点灯回路系統群の内の一つ以上の
点灯回路系統の入力電流歪み改善手段にはスイッチ素子
を有し、少なくとも交流−直流変換部での交流電源の整
流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて電流歪み
改善手段のスイッチ素子のスイッチング周波数若しくは
スイッチングのオンデューティを変化させることにより
入力電流波形を略正弦波とする制御手段を備えたことを
特徴とする。
【0044】請求項12の発明では、請求項1の発明に
おいて、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部に
はフィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流
平滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、各点灯回路
系統の入力電流の大きさを夫々異ならせて該入力電流の
最も大きい点灯回路系統から夫々の入力電流の高調波含
有率を順次大きくしたことを特徴とする。
【0045】請求項13の発明では、請求項12の発明
において、上記点灯回路系統の内少なくとも最も大きな
入力電流の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段にはス
イッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部での交
流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じ
て電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチング周波
数若しくはスイッチングのオンデューティを変化させる
ことにより入力電流波形を略正弦波とする制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0046】請求項14の発明では、請求項1〜13の
何れかの発明において、各点灯回路系統の回路構成要素
を同一プリント基板上に実装したことを特徴とする。
【0047】請求項15の発明では、請求項14の発明
において、各点灯回路系統に備えたフィルター部を、一
つのフィルター部に共用化したことを特徴とする。
【0048】請求項16の発明では、請求項14又は1
5の発明において、各点灯回路系統に備えた整流平滑手
段の整流部を、同一の整流部で共用化したことを特徴と
する。
【0049】請求項17の発明では、請求項3,5,
7,9,11,13〜16の何れかの発明において、ス
イッチ素子を有する入力電流歪み改善手段を昇圧型チョ
ッパ回路から構成したことを特徴とする。
【0050】請求項18の発明では、請求項1〜17の
何れか記載の発明において、照明器具の入力電流の基本
波入力電流を100%としたときの、照明器具の入力電
流における各高調波次数の高調波含有率を、高調波次数
が2の場合には2%以下、高調波次数が3の場合には3
0×λ(λ=回路力率)%以下、高調波次数が5の場合
には10%以下、高調波次数が9の場合には5%以下、
高調波次数が11以上で39以下の場合には3%以下を
満足することを特徴とする。
【0051】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。 (実施形態1)本実施形態は、図1に示すように図24
のアクティブチョッパを用いた構成の点灯回路20と、
図28のチョッパ兼用の構成の点灯回路21との組合せ
を用いて構成したもので、交流電源ACから配線手段2
7を介して各点灯回路20,21に流れる入力電流I
1,I2及び電流I1とI2の合成電流Iallの波形を図
2に示す。
【0052】本実施形態の回路構成において、蛍光灯2
2を点灯制御する点灯回路20の構成は図24の従来例
に示す回路構成と同構成であり、蛍光灯23を点灯制御
する点灯回路21の構成は図28の従来例に示す回路構
成と同構成となっており、図1に於ける交流−直流変換
部A1は図24の交流−直流変換部Aに相当し、直流−
交流変換部B1は図24の直流−交流変換部Bに相当
し、図24に於ける交流−直流変換部A及び直流−交流
変換部B内の回路構成要素に相当する回路構成要素には
同じ記号又は番号を付す。また図1に於ける交流−直流
変換部A2は図28の交流−直流変換部Aに相当し、直
流−交流変換部B2は図28の直流−交流変換部Bに相
当し、図28の交流−直流変換部A及び直流−交流変換
部B内の回路構成要素に相当する回路構成要素には同じ
記号又は番号を付すとともに夫々の記号又は番号
に「’」を添えて示す。ここでは各点灯回路20,21
の構成及び動作の説明は従来例での説明を参照すること
にし、本実施形態での主要な構成について以下に説明す
る。
【0053】まず点灯回路20により点灯する蛍光灯2
2は点灯回路21により点灯する蛍光灯23よりも定格
電力が大きい蛍光灯(例えば22は100W、23は4
0W)であり、電流I1の実効値は電流I2の実効値よ
りも大きくなっている。
【0054】本実施形態の構成において、蛍光灯22を
点灯制御する点灯回路20に流れる入力電流I1は図2
に示すように略正弦波状となるため、高調波含有率TH
D1は低く抑えられる。また、蛍光灯23を点灯制御す
る点灯回路21に流れる入力電流I2は図2に示すよう
に正弦波と比べると若干歪んだ電流波形となるため高調
波含有率THD2は高めになる。しかしながら、定格電
力が大きい蛍光灯22を点灯制御する点灯回路20に流
れる入力電流I1は入力電流I2よりも大きくなるため
合成電流Iallは正弦波に近い電流波形となる。よって、
合成電流Iallの高調波含有率THDallは図30に示す従来
例の合成電流Iallの高調波含有率THDallよりも低くする
ことができ、且つ部品点数を減らすことにより図24に
示す従来例の回路構成を組み合わせるよりもコストダウ
ンが可能となる。
【0055】なお、本実施形態においては、2個のラン
プ負荷、つまり蛍光灯22,23に電力供給する2個の
点灯回路20,21を備えた照明器具であって、負荷が
大きい、若しくは各点灯回路20,21に流れる入力電
流が大きい方の高調波含有率を、負荷が小さい、若しく
は各点灯回路20,21に流れる入力電流が小さい方の
高調波含有率THDよりも低くなるように構成するもの
であり、ランプ負荷の種類、点灯回路20,21の構成
については図示例の限りでは無い。
【0056】このように部品点数を減らすことによるコ
ストダウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流
Iallの高調波含有率THDallを低く抑えることが可能とな
る。 (実施形態2)本実施形態はアクティブフィルターを用
いた点灯回路20とインバータ同期型チョッパ回路を用
いた点灯回路21との組合せたもので、図3に本実施形
態の点灯回路21の回路構成を示す。本実施形態の全体
の構成は図1に示す実施形態1の構成と同じであって、
図1に於ける点灯回路21を図3に示す点灯回路21に
置き換えて構成するものであるため、全体構成の図示は
省略する。また図3における交流−直流変換部A2及び
直流−交流変換部B2の回路構成要素には、図24に於
ける交流−直流変換部A及び直流−交流変換部B内の対
応する回路構成要素と同じ記号、番号を付すととも
に「’」を夫々に添え、本実施形態の主要な構成以外の
説明は省略する。
【0057】本実施形態の図3で示す点灯回路21の構
成の特徴は、図24の点灯回路系統と略同一であるが、
入力電流歪み改善手段3の制御手段4の代わり、直流−
交流変換部B2の制御手段5”から出力されるスイッチ
素子Q2,Q3のオンオフ制御信号と同期した信号にて
入力電流歪み改善手段3を構成する昇圧型チョッパ回路
のスイッチ素子Q1をオンオフ制御するものである。
【0058】この構成により本実施形態の回路動作は図
28の回路動作と略同等となるが、、図28では入力電
流歪み改善手段3のスイッチ素子と兼用された直流−交
流変換部Bのスイッチ素子Q3に流れる電流が大きくな
るが、本実施形態ではスイッチ素子Q3に流れる電流値
を低減させることが可能となるため部品の信頼性が向上
し、且つ制御手段4及びそれに付設する回路構成要素を
削除することによるコストダウンが図れる。
【0059】このように部品点数を減らすことによるコ
ストダウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流
Iallの高調波含有率THDallを低く抑えることが可能とな
る。 (実施形態3)本実施形態はアクティブフィルターを用
いた点灯回路20とパッシブフィルター回路を用いた点
灯回路21との組合せたもので、図4に本実施形態の点
灯回路21の回路構成を示す。本実施形態の全体の構成
は図1に示す実施形態1の構成と同じであって、図1に
於ける点灯回路21を図4に示す点灯回路21に置き換
えて構成するものであるため、全体構成の図示は省略す
る。図5は各点灯回路20,21に流れる入力電流I
1,I2及び入力電流I1とI2の合成電流Iallの波形
を示す。
【0060】本実施形態の点灯回路21は、図4に示す
ように入力電流歪み改善手段3’をフィルター部1’に
設けたフィルターチョークLF1”〜LF4”により構
成したもので、平滑用コンデンサC2’への電荷の充電
をフィルターチョークLF1”〜LF4”を介すること
により、緩やかに行うものであり、点灯回路21への入
力電流I2の波形は図5に示すような電流波形となる。
【0061】尚図4において、上述の構成以外の交流−
直流変換部A2及び直流−交流変換部B2の回路構成要
素には、図24(或いは図28)に於ける交流−直流変
換部A及び直流−交流変換部B内の対応する回路構成要
素と同じ記号、番号を付すとともに「’」を添え、説明
は省略する。
【0062】このように本実施形態では、フィルター部
1と入力電流歪み改善手段3とで回路構成要素を共有す
ることにより部品点数を低減でき、そのためコストダウ
ンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流Iallの高
調波含有率THDallを低く抑えることが可能となる。 (実施形態4)本実施形態は、アクティブフィルターを
用いた点灯回路20と分圧型チョッパ兼用回路を用いた
点灯回路21との組合せたもので、図6に本実施形態の
点灯回路21の回路構成を示す。本実施形態の全体の構
成は図1に示す実施形態1の構成と同じであって、図1
に於ける点灯回路21を図6に示す点灯回路21に置き
換えて構成するものであるため、全体構成の図示は省略
する。
【0063】図6の構成は図28の点灯回路系統の入力
電流歪み改善手段3のようにチョッパ回路のスイッチ素
子を直流−交流変換部Bを構成するインバータ回路のス
イッチ素子と兼用したものであり、具体的には図示する
ように整流回路2’の出力端に図28の回路におけるコ
ンデンサC1の代わりにコンデンサC5,C6の直列回
路を接続し、その直列回路の両端をダイオードD6,D
7を介してスイッチ素子Q2’,Q3’の直列回路に接
続し、またコンデンサC5,C6の中点とスイッチ素子
Q2’、Q3’の中性点の間にチョッパチョークL1’
を接続している。チョッパチョークL1’から見ると、
スイッチ素子Q2’又はq3’がオンしたときの印加電
圧は整流回路2’の出力電圧を分圧したものになるの
で、チョッパ電圧を低くでき電源電圧のピーク値と同程
度にできる。また、この回路構成においてはスイッチ素
子Q2’,Q3’が交互にチョッパ用スイッチ素子とし
て作用するのでスイッチ素子の熱ストレスは低減され
る。
【0064】尚図6において、上述の構成以外の交流−
直流変換部A2及び直流−交流変換部B2の回路構成要
素には、図28に於ける交流−直流変換部A及び直流−
交流変換部B内の対応する回路構成要素と同じ記号、番
号を付すとともに「’」を添え、説明は省略する。
【0065】このように本実施形態では部品点数を減ら
すことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供給
される入力電流Iallの高調波含有率THDallを低く抑える
ことが可能となる。 (実施形態5)本実施形態は、アクティブフィルターを
用いた点灯回路20と、チャージポンブ方式(高周波充
電方式)を用いた点灯回路21との組合せにより構成さ
れたもので、図7に本実施形態の点灯回路21の回路構
成を示す。本実施形態の全体の構成は図1に示す実施形
態1の構成と同じであって、図1に於ける点灯回路21
を図7に示す点灯回路21に置き換えて構成するもので
あるため、全体構成の図示は省略する。
【0066】図7に示す点灯回路21の構成は、直流−
交流変換部B2を構成するインバータ部がスイッチ素子
Q2’、Q3’によるハーフブリッジ式インバータであ
り、直流カット用コンデンサC3’、バラストチョーク
L2’、共振用コンデンサC4’,蛍光灯23から成る
直列共振回路及びスイッチ素子Q2’、Q3’を制御す
る制御手段5’、スイッチ素子Q2’、Q3’を交互に
オンオフ駆動させる駆動手段6’にて構成され、蛍光灯
23、バラストチョークL2’、直流カット用コンデン
サC3’の直列回路をスイッチング素子Q2’にダイオ
ードD9、コンデンサC7の並列回路を介して並列接続
してある。
【0067】入力電流歪み改善手段3’はダイオードD
8,D9、コンデンサC7より構成され、ダイオードD
9がオフ時にはコンデンサC7が上記共振回路に直列に
接続される構成となっている。
【0068】図24の従来例に示す入力電流歪み改善手
段3’を構成する昇圧型チョッパ回路がスイッチ素子Q
1のオンオフにより入力電圧を入切し、チョッパチョー
クL1に高周波電流を流すのに対し、本実施形態は直流
−交流変換部B2を構成するインバータ部の共振回路に
発生する高周波電圧を利用して、入力電圧を入切すると
いう考え方の回路である。
【0069】このように直流−交流変換部B2のスイッ
チ素子Q2’,Q3’のスイッチ動作を交流電源ACの
1周期全域にて高周波動作することにより、整流回路
2’から直接インバータ部の共振回路に入力電流を連続
的に流すことができ、部品点数を増やすことなく入力電
流歪みの改善が可能となる。
【0070】尚図7において、上述の構成以外の交流−
直流変換部A2及び直流−交流変換部B2の回路構成要
素には、図24(或いは図28))に於ける交流−直流
変換部A及び直流−交流変換部B内の対応する回路構成
要素と同じ記号、番号を付すとともに「’」を添え、説
明は省略する。
【0071】以上のように本実施形態では部品点数を減
らすことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供
給される入力電流Iallの高調波含有率THDallを低く抑え
ることが可能となる。 (実施形態6)本実施形態は、アクティブフィルターを
用いた点灯回路20と、高周波重畳方式の回路を用いた
点灯回路21との組合せにより構成されたもので、図8
に本実施形態の点灯回路21の回路構成を示す。本実施
形態の全体の構成は図1に示す実施形態1の構成と同じ
であって、図1に於ける点灯回路21を図8に示す点灯
回路21に置き換えて構成するものであるため、全体構
成の図示は省略する。
【0072】図8に示す点灯回路21の構成は、直流−
交流変換部B2を構成するインバータ部の高周波出力の
一部を整流回路2’へ帰還するという簡単な回路によ
り、入力電流歪み改善手段3’を構成して入力電流I1
の高調波含有率THD1の低減を実現している。
【0073】つまり交流電源ACにインダクタL1’’
とコンデンサC8とから成る共振回路を接続して、直流
−交流変換部B2のインバータ部には直流カット用コン
デンサC3’、バラストチョークL2’を介して1次巻
線をスイッチ素子Q3’に並列接続し、この出力用トラ
ンスT1の2次側に蛍光灯23を接続する2次巻線及び
予熱用巻線を設けるとともに、高周波交流電圧を帰還す
る帰還巻線を設けこの帰還巻線をコンデンサC8と直列
に接続している。
【0074】而して、共振電圧が重畳された電源電圧
は、交流電源ACの一周期の略全域に亘って平滑用コン
デンサC2の両端電圧よりも高くなる。よって、交流電
源ACの交流電圧の一周期の略全域に渡って入力電流I
1を流すことができ、入力電流歪みの改善が可能とな
る。
【0075】尚図8において、上述の構成以外の交流−
直流変換部A2及び直流−交流変換部B2の回路構成要
素には、図24(或いは図28)に於ける交流−直流変
換部A及び直流−交流変換部B内の対応する回路構成要
素と同じ記号、番号を付すとともに「’」を添え、説明
は省略する。
【0076】このように本実施形態では部品点数を減ら
すことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供給
される入力電流Iallの高調波含有率THDallを低く抑える
ことが可能となる。 (実施形態7)本実施形態では、入力電流歪み改善手段
3としてアクティブ型兼用チョッパを用いた点灯回路2
0を用い、他方の点灯回路21としては点灯回路20と
は異なる他の方式の回路を用いたものであり、図9に本
実施形態の点灯回路20の回路構成を示す。本実施形態
の全体の構成は図1に示す実施形態1の構成と同じであ
って、図1に於ける点灯回路20を図9に示す点灯回路
20に置き換えて構成するものであるため、図示を省略
する。
【0077】つまり図9に示す点灯回路20の構成は、
図28の従来例にある点灯回路系統の入力電流歪み改善
手段3及び直流−交流変換部Bの構成に、図24,図2
5で示す従来例での入力電流波形のように入力電流波形
を略正弦波状に制御するための検出手段(抵抗R1,R
2の分圧回路、抵抗R5,R6の分圧回路、スイッチ素
子Q3に直列に接続した抵抗R4’)を備えるととに、
それに対応する制御手段50を備えたものである。
【0078】本実施形態の点灯回路20の入力電流歪み
改善手段3では整流回路2によって交流電源ACの電圧
を整流した後の脈流電圧等の各種検出電圧に応じてスイ
ッチ素子Q3の動作周波数若しくはオンデューティを変
化させてチョッパチョークL1に蓄積されるエネルギー
量を可変させることにより、入力電流波形を略正弦波状
にすることができ、入力電流の高調波含有率を低減する
ことができる。
【0079】尚図9において、上述の構成以外の交流−
直流変換部A1及び直流−交流変換部B1の回路構成要
素には、図24に於ける交流−直流変換部A及び直流−
交流変換部B内の対応する回路構成要素と同じ記号、番
号を付して説明は省略する。
【0080】このように本実施形態では、実施形態1,
2,4〜6の回路構成においても、整流後の脈流電圧等
の各種検出電圧に応じて入力電流波形を略正弦波状にす
る制御手段50を具備することにより、部品点数を増や
すことなく入力電流の高調波含有率を低減することが可
能となり、また、実施形態1〜6の点灯回路21の構成
と組み合わせることにより、更なるコストダウンが図
れ、且つ照明器具に供給される入力電流Iallの高調波含
有率THDallを低く抑えることが可能となる。 (実施形態8)本実施形態は、アクティブフィルターを
用いた点灯回路20と、同様にアクティブフィルター
(フィルター部簡素化)を用いた点灯回路21との組合
せにより構成されたもので、図10に本実施形態の点灯
回路21の回路構成を示す。本実施形態の全体の構成は
図1に示す実施形態1の構成と同じであって、図1に於
ける点灯回路21を図10に示す点灯回路21に置き換
えて構成するものであるため、全体構成の図示は省略す
る。図11は、各点灯回路20,21に流れる入力電流
I1,I2及びI1とI2の合成電流Iallの波形を示
す。
【0081】図10に示す点灯回路21の構成は、図2
4に示す従来例の点灯回路系統のフィルター部1’の構
成を、フィルターコンデンサC9’とフィルターコンデ
ンサチョークLF1’とのみで構成して簡素化してお
り、この場合、入力電流のフィルタリングが完全でない
ため図11で示すように点灯回路21の入力電流I2は
高次の高調波成分を多く含んだ電流波形となるが、略正
弦波である点灯回路20の入力電流I1との合成電流Ia
llとして見れば、合成電流Iallは正弦波に近い波形とな
るので入力電流の高調波含有率は低く抑えられる。
【0082】尚図10において、上述の構成以外の交流
−直流変換部A2及び直流−交流変換部B2の回路構成
要素には、図24に於ける交流−直流変換部A及び直流
−交流変換部B内の対応する回路構成要素と同じ記号、
番号を付すとともに「’」を添え、説明は省略する。
【0083】このように本実施形態では、部品点数を減
らすことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供
給される入力電流Iallの高調波含有率THDallを低く抑え
ることが可能となる。 (実施形態9)上記実施形態1〜8では点灯回路20,
21で夫々一灯の蛍光灯22,23を点灯させるように
なっているが、本実施形態では、例えば図12に示すよ
うに点灯回路20で点灯させる蛍光灯を二灯とした多灯
組合せの構成としたものである。
【0084】本実施形態の基本構成は図1に示す実施形
態と略同じであるが、点灯回路20の直流−交流変換部
B1に複数個の共振回路(バラストチョーク、共振用コ
ンデンサ、蛍光灯負荷)を設けてある。
【0085】つまり図1に於ける直流−交流変換部B1
の直流カット用コンデンサC3、バラストチョークL
2、蛍光灯22及び共振用コンデンサC4からなる共振
回路に並列に、直流カット用コンデンサC10、バラス
トチョークL3、蛍光灯24及び共振用コンデンサC1
1からなる共振回路を接続し、蛍光灯22,24に夫々
高周波電力を供給する構成となっている点で実施形態1
と相違する。尚その他の構成は実施形態1と同じである
から、同じ回路構成要素には同じ記号、番号を付して説
明を省略する。
【0086】ここで、点灯回路20で並列点灯させる蛍
光灯22,24の合計電力を点灯回路21で点灯させる
蛍光灯23の定格電力よりも大きくしてあり、例えば点
灯回路20で点灯させる蛍光灯22、24は夫々定格4
0W,32Wのランプとし、点灯回路20で点灯させる
蛍光灯23を定格30Wのランプとし、点灯回路20の
入力電流I1の実効値を点灯回路21の入力電流I2の
実効値よりも大きくしてある。
【0087】而して本実施形態では、蛍光灯22、24
を点灯制御する点灯回路20に流れる入力電流I1は
略正弦波状となるため高調波含有率THD1は低く抑え
られる。また、蛍光灯23を点灯制御する点灯回路21
に流れる入力電流I2は正弦波と比べると若干歪んだ電
流波形となるため高調波含有率THD2は高めになる
が、蛍光灯22,24の合計電力数の大きい蛍光灯2
2,24を点灯制御する点灯回路20に流れる入力電流
I1は点灯回路21の入力電流I2よりも大きくなるた
め合成電流Iallは正弦波に近い電流波形となる。よっ
て、合成電流Iallの高調波含有率THDallを低く抑えるこ
とができる。
【0088】なお、本実施形態では3個の負荷(蛍光
灯)に電力供給する2つの点灯回路20,21を備えた
照明器具であって、負荷の合計電力が大きい、若しくは
各点灯回路20,21の内入力電流が大きい点灯回路系
統(本実施形態では20)の高調波含有率を、負荷が小
さい、若しくは各点灯回路20,21の内入力電流が小
さい点灯回路系統(実施形態では21)の高調波含有率
よりも低くなるように構成するものであり、ランプ負荷
の種類、負荷数、回路構成、回路系統数についてはこの
限りでは無い。 (実施形態10)上記実施形態9では、複数の蛍光灯を
点灯させる点灯回路系統の直流−交流変換部の共振回路
を点灯させる蛍光灯の数だけ並列に設けたものである
が、本実施形態では、複数の蛍光灯を点灯させる点灯回
路系統側の直流−交流変換部を点灯させる蛍光灯の数だ
け設けた点で実施形態9と相違する。
【0089】つまり本実施形態では、図13に示すよう
に点灯回路20に点灯させる蛍光灯22,24に夫々対
応するように直流−交流変換部B10,B11を備えて
いる。つまり基本構成は図1に示す実施形態1の構成と
同じであり、点灯回路20の直流−交流変換部B10,
B11は、図1の直流−交流変換部B1と同様に夫々ス
イッチ素子Q2、スイッチ素子Q3、制御手段5,駆動
手段3,バラストチョークL1、共振用コンデンサC
4、蛍光灯負荷から構成されるインバータ部からなる。
点灯回路21は図1に示す実施形態1の点灯回路21と
同じ構成を用いている。
【0090】而して、蛍光灯22、24を点灯制御する
点灯回路20では、交流−直流変換部A1の出力を直流
−交流変換部B10、B11に入力し、蛍光灯22、2
4を個々に点灯制御するのである。ここで蛍光灯22と
24の合計電力は蛍光灯23の定格電力よりも大きく、
例えば蛍光灯22としては定格40Wのランプを、蛍光
灯24としては定格32Wのランプを、蛍光灯23とし
ては定格30Wのランプを用いており、点灯回路20の
入力電流I1の実効値は点灯回路21の入力電流I2の
実効値よりも大きくなっている。
【0091】本実施形態の構成においても実施形態9と
同様の効果が得られ、部品点数を減らすことによるコス
トダウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流Ia
llの高調波含有率THDallを低く抑えることが可能とな
る。 (実施形態11)上記実施形態9,10では一つの点灯
回路系統(例えば20)により複数の蛍光灯を点灯させ
る構成であったが、本実施形態では、図14に示すよう
に各蛍光灯22.23,29毎に点灯回路20,21,
28を設けたもので、図15に夫々の点灯回路系統2
2,23,29に流れる入力電流I1,I2,I3及び
I1とI2とI3の合成電流Iallの波形を示す。
【0092】点灯回路20で点灯制御される蛍光灯22
は、点灯回路21で点灯制御される蛍光灯23よりも定
格電力が大きいランプであり、また蛍光灯23は点灯回
路系統28で点灯制御される蛍光灯29よりも定格電力
が大きいランプである。例えば蛍光灯22は定格100
Wのランプからなり、蛍光灯23は定格70Wのランプ
からなり、蛍光灯29は定格40Wのランプからなり、
点灯回路20の入力電流I1の実効値は点灯回路21の
入力電流I2の実効値よりも大きく、更に点灯回路21
の入力電流I2の実効値は点灯回路系統28の入力電流
I3の実効値よりも大きくなっている。
【0093】而して本実施形態の構成において、最も負
荷が大きい蛍光灯22を点灯制御する点灯回路20の構
成は図24の従来例に示す点灯回路系統の構成(実施形
態1での点灯回路20)と同じ構成とし、蛍光灯23及
び29を点灯制御する点灯回路21及び28の構成は図
28の従来例に示す点灯回路系統(実施形態1の点灯回
路21)の構成若しくは実施形態2〜8に示す点灯回路
21或いは20の構成と同じ構成としている。
【0094】また、蛍光灯23を点灯制御する点灯回路
21には蛍光灯29を点灯制御する点灯回路系統28よ
りも、入力電流波形が正弦波に近くなる回路構成若しく
は制御手段を備えているものとする。。
【0095】このように、本実施形態では最も負荷の大
きい(若しくは入力電流が大きい)点灯回路20に流れ
る入力電流波形が略正弦波状になるため、点灯回路20
の入力電流I1の高調波含有率THD1が低くなり、負
荷が小さくなる(若しくは入力電流が小さくなる)に従
って各点灯回路21,28に流れる入力電流I2,I3
の高調波含有率THD2,THD3は高くなるような回
路構成とすることにより、入力電流I1と入力電流I2
と入力電流I3の合成電流Iallの波形は正弦波に近い電
流波形となる。よって、合成電流Iallの高調波含有率TH
Dallを低くすることができ、且つ部品点数を減らすこと
によりコストダウンが可能となる。
【0096】なお、本実施形態においては3つの蛍光灯
22,23,29に電力供給する3つの点灯回路20,
21,28を備えた照明器具であって、負荷が大きい、
若しくは各回路構成に流れる入力電流が大きい方の高調
波含有率を、負荷が小さい、若しくは各回路構成に流れ
る入力電流が小さい方の高調波含有率よりも低くなるよ
うに構成するものであり、ランプ負荷の種類、負荷数、
回路構成、点灯回路系統数については図示する回路例の
限りでは無い。
【0097】このように部品点数を減らすことによるコ
ストダウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流
Iallの高調波含有率THDallを低く抑えることが可能とな
る。 (実施形態12)照明器具に複数の点灯回路系統を備え
たものでは、例えば図19に示すように各点灯回路2
0,21は別々のプリント基板P1,P2に夫々の回路
構成要素を実装しているが、本実施形態では、複数の点
灯回路系統の回路構成要素を同一プリント基板上に実装
配置するようにしたものである。
【0098】つまり図16に示すように点灯回路20及
び21の回路構成要素を同一プリント基板P上に実装配
置したものである。なお、基本構成は図1に示す実施形
態と同じであって、点灯回路系統構成については上記の
実施形態1〜11の何れのものでも良い。
【0099】本実施形態のように構成することで、配線
手段27を簡略化することができプリント基板も一枚で
良いため照明器具の組立効率が向上し、且つ実施形態1
と同様の効果がある。 (実施形態13)上記実施形態1〜12では各点灯回路
20,21の交流−直流変換部B1,B2に夫々独立し
てフィルター部1,1’を設けてあるが、本実施形態で
は、図17に示すように点灯回路20の交流−直流変換
部A1に備えられたフィルター部1を、点灯回路21と
共用化している。こうすることにより実施形態12の効
果に加え、フィルター部1を共用化することにより更な
るコストダウンが可能となる。 (実施形態14)実施形態13ではフィルター部の共用
化を図ったものであるが、本実施形態ではフィルター部
及び整流回路の共用化を図ったものである。
【0100】つまり、上記実施形態1〜13では各点灯
回路系統内の交流−直流変換部に夫々整流回路を設けて
あるが、本実施形態では、図18に示すように点灯回路
20の交流−直流変換部A1のフィルター部1と整流回
路2とを点灯回路21の交流−直流変換部A2で共用す
るようにしたものである。尚その他の構成は基本的には
実施形態1と同じである。
【0101】このようにすることにより本実施形態では
実施形態13と同様の効果に加え、整流回路2を共用化
することにより更なるコストダウンが可能となる。
【0102】ところで、電気用品及びICE規格にて規
定される照明機器の高調波含有率限度値(クラスC)を
満足するために、上記実施形態1〜14の何れにおいて
も、照明器具の入力電流の基本波入力電流を100%と
したときの、照明器具の入力電流における各高調波次数
の高調波含有率を、下表を満足させるように設定してあ
るのは勿論である。
【0103】
【表1】
【0104】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源を直流に変
換する交流−直流変換部と、該交流−直流変換部で変換
された直流を交流に変換する直流−交流変換部と、該直
流−交流変換部から電力供給を受けるランプ負荷とから
なる点灯回路系統を複数有し、各点灯回路系統に交流電
源を供給する配線手段を設けた照明器具において、交流
電源から照明器具に流れる入力電流の高調波含有率を、
少なくとも各点灯回路系統に個々に流れる入力電流の高
調波含有率の何れよりも小さくしたので、部品点数を減
らすことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供
給される入力電流の高調波含有率を低く抑えることがで
きるという効果がある。
【0105】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記点灯回路系統の数が2つであって、夫々の点灯
回路系統の上記交流−直流変換部にはフィルター部を介
して交流電源を整流、平滑する整流平滑手段及び入力電
流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路系統のランプ負
荷の大きさを、他方の点灯回路系統のランプ負荷の大き
さ以上とし、上記一方の点灯回路系統に流れる入力電流
の高調波含有率を、上記他方の点灯回路系統に流れる入
力電流の高調波含有率以下としたので、部品点数を減ら
すことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供給
される入力電流の高調波含有率を低く抑えることができ
るという効果がある。
【0106】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記一方の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段に
はスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部で
の交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に
応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチング
周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変化さ
せることにより入力電流波形を略正弦波とする制御手段
を備えたので、部品点数を減らすことによるコストダウ
ンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流の高調波
含有率を低く抑えることができるという効果がある。
【0107】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部にはフ
ィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流平滑
手段及び入力電流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路
系統群の各点灯回路系統のランプ負荷の大きさの合計
が、他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統のランプ負
荷の大きさの合計以上となるように上記複数の点灯回路
系統を2組の点灯回路系統群に分け、上記一方の点灯回
路系統群の各点灯回路系統に流れる入力電流の合成電流
の高周波含有率を、上記他方の点灯回路系統群の各点灯
回路系統に流れる入力電流の合成電流の高周波含有率以
下としたので、部品点数を減らすことによるコストダウ
ンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流の高調波
含有率を低く抑えることができるという効果がある。
【0108】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記一方の点灯回路系統群の内の一つ以上の点灯回
路系統の入力電流歪み改善手段にはスイッチ素子を有
し、少なくとも交流−直流変換部での交流電源の整流後
の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて電流歪み改善
手段のスイッチ素子のスイッチング周波数若しくはスイ
ッチングのオンデューティを変化させることにより入力
電流波形を略正弦波とする制御手段を備えたので、部品
点数を減らすことによるコストダウンを図り、且つ照明
器具に供給される入力電流の高調波含有率を低く抑える
ことができるという効果がある。
【0109】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部にはフ
ィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流平滑
手段及び入力電流歪み改善手段を備え、各点灯回路系統
に接続されるランプ負荷の大きさを夫々異ならせて該ラ
ンプ負荷の最も大きい点灯回路系統から夫々の入力電流
の高調波含有率を順次大きくしたので、部品点数を減ら
すことによるコストダウンを図り、且つ照明器具に供給
される入力電流の高調波含有率を低く抑えることができ
るという効果がある。
【0110】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記点灯回路系統の内少なくとも最も大きなランプ
負荷が接続される点灯回路系統の入力電流歪み改善手段
にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部
での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形
に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチン
グ周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変化
させることにより入力電流波形を略正弦波とする制御手
段を備えたので、部品点数を減らすことによるコストダ
ウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流の高調
波含有率を低く抑えることができるという効果がある。
【0111】請求項8の発明は、請求項1の発明おい
て、上記点灯回路系統の数が2つであって、夫々の点灯
回路系統の上記交流−直流変換部にはフィルター部を介
して交流電源を整流、平滑する整流平滑手段及び入力電
流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路系統の入力電流
の大きさを他方の点灯回路系統の入力電流以上とし、上
記一方の点灯回路系統に流れる入力電流の高調波含有率
を、上記他方の点灯回路系統に流れる入力電流の高調波
含有率以下としたので、部品点数を減らすことによるコ
ストダウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流
の高調波含有率を低く抑えることができるという効果が
ある。
【0112】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、上記一方の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段に
はスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部で
の交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に
応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチング
周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変化さ
せることにより入力電流波形を略正弦波とする制御手段
を備えたので、部品点数を減らすことによるコストダウ
ンを図り、且つ照明器具に供給される入力電流の高調波
含有率を低く抑えることができるという効果がある。
【0113】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部には
フィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流平
滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、一方の点灯回
路系統群の各点灯回路系統の入力電流の合計が、他方の
点灯回路系統群の各点灯回路系統の入力電流の合計以上
となるように上記複数の点灯回路系統を2組の点灯回路
系統群に分け、上記一方の点灯回路系統群の各点灯回路
系統に流れる入力電流の合成電流の高周波含有率を、上
記他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統に流れる入力
電流の合成電流の高周波含有率以下としたので、部品点
数を減らすことによるコストダウンを図り、且つ照明器
具に供給される入力電流の高調波含有率を低く抑えるこ
とができるという効果がある。
【0114】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、上記一方の点灯回路系統群の内の一つ以上の点
灯回路系統の入力電流歪み改善手段にはスイッチ素子を
有し、少なくとも交流−直流変換部での交流電源の整流
後の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて電流歪み改
善手段のスイッチ素子のスイッチング周波数若しくはス
イッチングのオンデューティを変化させることにより入
力電流波形を略正弦波とする制御手段を備えたので、部
品点数を減らすことによるコストダウンを図り、且つ照
明器具に供給される入力電流の高調波含有率を低く抑え
ることができるという効果がある。
【0115】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換部には
フィルター部を介して交流電源を整流、平滑する整流平
滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、各点灯回路系
統の入力電流の大きさを夫々異ならせて該入力電流の最
も大きい点灯回路系統から夫々の入力電流の高調波含有
率を順次大きくしたので、部品点数を減らすことによる
コストダウンを図り、且つ照明器具に供給される入力電
流の高調波含有率を低く抑えることができるという効果
がある。
【0116】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、上記点灯回路系統の内少なくとも最も大きな入
力電流の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段にはスイ
ッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部での交流
電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて
電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチング周波数
若しくはスイッチングのオンデューティを変化させるこ
とにより入力電流波形を略正弦波とする制御手段を備え
たので、部品点数を減らすことによるコストダウンを図
り、且つ照明器具に供給される入力電流の高調波含有率
を低く抑えることができるという効果がある。
【0117】請求項14の発明は、請求項1〜13の何
れかの発明において、各点灯回路系統の回路構成要素を
同一プリント基板上に実装したので、組立効率の向上
と、実装面積の削減と、部品点数の削減が図れるという
効果がある。
【0118】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、各点灯回路系統に備えたフィルター部を、一つ
のフィルター部に共用化したので、更に回路構成要素の
削減が図れるという効果がある。
【0119】請求項16の発明は、請求項14又は15
の発明において、各点灯回路系統に備えた整流平滑手段
の整流部を、同一の整流部で共用化したので、また更に
回路構成要素の削減が図れるという効果がある。
【0120】請求項17の発明は、請求項3,5,7,
9,11,13〜16の何れかの発明において、スイッ
チ素子を有する入力電流歪み改善手段を昇圧型チョッパ
回路から構成したので、入力電流歪み改善手段を昇圧回
路と兼ねることができるという効果がある。
【0121】請求項18の発明は、請求項1〜17の何
れか記載の発明において、照明器具の入力電流の基本波
入力電流を100%としたときの、照明器具の入力電流
における各高調波次数の高調波含有率を、高調波次数が
2の場合には2%以下、高調波次数が3の場合には30
×λ(λ=回路力率)%以下、高調波次数が5の場合に
は10%以下、高調波次数が9の場合には5%以下、高
調波次数が11以上で39以下の場合には3%以下を満
足するので、電気用品及びICE規格にて規定される照
明機器の高調波含有率限度値(Cクラス)を満足し得る
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の全体回路図である。
【図2】同上の入力電流の波形図である。
【図3】本発明の実施形態2の一方の点灯回路系統の回
路図である。
【図4】本発明の実施形態3の一方の点灯回路系統の回
路図である。
【図5】同上の入力電流の波形図である。
【図6】本発明の実施形態4の他方の点灯回路系統の回
路図である。
【図7】本発明の実施形態5の他方の点灯回路系統の回
路図である。
【図8】本発明の実施形態6の他方の点灯回路系統の回
路図である。
【図9】本発明の実施形態7の一方の点灯回路系統の回
路図である。
【図10】本発明の実施形態8の他方の点灯回路系統の
回路図である。
【図11】同上の入力電流の波形図である。
【図12】本発明の実施形態9の全体回路図である。
【図13】本発明の実施形態10の全体ブロック図であ
る。
【図14】本発明の実施形態11の全体ブロック図であ
る。
【図15】同上の入力電流の波形図である。
【図16】本発明の実施形態12の全体ブロック図であ
る。
【図17】本発明の実施形態13の全体ブロック図であ
る。
【図18】本発明の実施形態14の全体ブロック図であ
る。
【図19】2灯の蛍光灯を点灯させる従来の照明器具の
一部省略せる下面図である。
【図20】同上の全体ブロック図である。
【図21】一般的な交流−直流変換部の回路図である。
【図22】同上の各部の電流、電圧の波形図である。
【図23】同上の交流電源電圧と、入力電流の波形図で
ある。
【図24】入力電流歪み改善手段を備えた点灯回路系統
の一例を示す回路図である。
【図25】同上の制御手段4のブロック図である。
【図26】同上の各部の波形図である。
【図27】同上を図20の各点灯回路系統として用いた
場合の入力電流の波形図である。
【図28】入力電流歪み改善手段を備えた点灯回路系統
の他の例を示す回路図である。
【図29】同上の各部の波形図である。
【図30】同上を図20の各点灯回路系統として用いた
場合の入力電流の波形図である。
【符号の説明】
1,1’ フィルター部 2,2’ 整流回路 3,3’ 入力電流歪み改善手段 4、5,5’ 制御手段 6,6 駆動手段 20 点灯回路 21 点灯回路 22,23 蛍光灯 27 配線手段 A1,A2 交流−直流変換部 B1,B2 直流−交流変換部 I1,I2 入力電流 Iall 合成電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 AA04 AB02 BA03 BA05 BB01 BB05 BB10 BC01 BC03 CA14 DB02 DB03 DD04 EB05 FA02 FA05 GA03 GB12 GB13 GC04 HA06 HA10 HB03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源を直流に変換する交流−直流変換
    部と、該交流−直流変換部で変換された直流を交流に変
    換する直流−交流変換部と、該直流−交流変換部から電
    力供給を受けるランプ負荷とからなる点灯回路系統を複
    数有し、各点灯回路系統に交流電源を供給する配線手段
    を設けた照明器具において、交流電源から照明器具に流
    れる入力電流の高調波含有率を、少なくとも各点灯回路
    系統に個々に流れる入力電流の高調波含有率の何れより
    も小さくしたことを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】上記点灯回路系統の数が2つであって、夫
    々の点灯回路系統の上記交流−直流変換部にはフィルタ
    ー部を介して交流電源を整流、平滑する整流平滑手段及
    び入力電流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路系統の
    ランプ負荷の大きさを、他方の点灯回路系統のランプ負
    荷の大きさ以上とし、上記一方の点灯回路系統に流れる
    入力電流の高調波含有率を、上記他方の点灯回路系統に
    流れる入力電流の高調波含有率以下としたことを特徴と
    する請求項1記載の照明器具。
  3. 【請求項3】上記一方の点灯回路系統の入力電流歪み改
    善手段にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流
    変換部での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈
    流波形に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイ
    ッチング周波数若しくはスイッチングのオンデューティ
    を変化させることにより入力電流波形を略正弦波とする
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の照明
    器具。
  4. 【請求項4】上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換
    部にはフィルター部を介して交流電源を整流、平滑する
    整流平滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、一方の
    点灯回路系統群の各点灯回路系統のランプ負荷の大きさ
    の合計が、他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統のラ
    ンプ負荷の大きさの合計以上となるように上記複数の点
    灯回路系統を2組の点灯回路系統群に分け、上記一方の
    点灯回路系統群の各点灯回路系統に流れる入力電流の合
    成電流の高周波含有率を、上記他方の点灯回路系統群の
    各点灯回路系統に流れる入力電流の合成電流の高周波含
    有率以下としたことを特徴とする請求項1記載の照明器
    具。
  5. 【請求項5】上記一方の点灯回路系統群の内の一つ以上
    の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段にはスイッチ素
    子を有し、少なくとも交流−直流変換部での交流電源の
    整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて電流歪
    み改善手段のスイッチ素子のスイッチング周波数若しく
    はスイッチングのオンデューティを変化させることによ
    り入力電流波形を略正弦波とする制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 【請求項6】上記各点灯回路系統の上記交流−直流変換
    部にはフィルター部を介して交流電源を整流、平滑する
    整流平滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、各点灯
    回路系統に接続されるランプ負荷の大きさを夫々異なら
    せて該ランプ負荷の最も大きい点灯回路系統から夫々の
    入力電流の高調波含有率を順次大きくしたことを特徴と
    する請求項1記載の照明器具。
  7. 【請求項7】上記点灯回路系統の内少なくとも最も大き
    なランプ負荷が接続される点灯回路系統の入力電流歪み
    改善手段にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直
    流変換部での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該
    脈流波形に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のス
    イッチング周波数若しくはスイッチングのオンデューテ
    ィを変化させることにより入力電流波形を略正弦波とす
    る制御手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の照
    明器具
  8. 【請求項8】上記点灯回路系統の数が2つであって、夫
    々の点灯回路系統の上記交流−直流変換部にはフィルタ
    ー部を介して交流電源を整流、平滑する整流平滑手段及
    び入力電流歪み改善手段を備え、一方の点灯回路系統の
    入力電流の大きさを他方の点灯回路系統の入力電流以上
    とし、上記一方の点灯回路系統に流れる入力電流の高調
    波含有率を、上記他方の点灯回路系統に流れる入力電流
    の高調波含有率以下としたことを特徴とする請求項1記
    載の照明器具。
  9. 【請求項9】上記一方の点灯回路系統の入力電流歪み改
    善手段にはスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流
    変換部での交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈
    流波形に応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイ
    ッチング周波数若しくはスイッチングのオンデューティ
    を変化させることにより入力電流波形を略正弦波とする
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の照明
    器具。
  10. 【請求項10】上記各点灯回路系統の上記交流−直流変
    換部にはフィルター部を介して交流電源を整流、平滑す
    る整流平滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、一方
    の点灯回路系統群の各点灯回路系統の入力電流の合計
    が、他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統の入力電流
    の合計以上となるように上記複数の点灯回路系統を2組
    の点灯回路系統群に分け、上記一方の点灯回路系統群の
    各点灯回路系統に流れる入力電流の合成電流の高周波含
    有率を、上記他方の点灯回路系統群の各点灯回路系統に
    流れる入力電流の合成電流の高周波含有率以下としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  11. 【請求項11】上記一方の点灯回路系統群の内の一つ以
    上の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段にはスイッチ
    素子を有し、少なくとも交流−直流変換部での交流電源
    の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に応じて電流
    歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチング周波数若し
    くはスイッチングのオンデューティを変化させることに
    より入力電流波形を略正弦波とする制御手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項10記載の照明器具。
  12. 【請求項12】上記各点灯回路系統の上記交流−直流変
    換部にはフィルター部を介して交流電源を整流、平滑す
    る整流平滑手段及び入力電流歪み改善手段を備え、各点
    灯回路系統の入力電流の大きさを夫々異ならせて該入力
    電流の最も大きい点灯回路系統から夫々の入力電流の高
    調波含有率を順次大きくしたことを特徴とする請求項1
    1記載の照明器具。
  13. 【請求項13】上記点灯回路系統の内少なくとも最も大
    きな入力電流の点灯回路系統の入力電流歪み改善手段に
    はスイッチ素子を有し、少なくとも交流−直流変換部で
    の交流電源の整流後の脈流波形を検出し、該脈流波形に
    応じて電流歪み改善手段のスイッチ素子のスイッチング
    周波数若しくはスイッチングのオンデューティを変化さ
    せることにより入力電流波形を略正弦波とする制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項12記載の照明器具。
  14. 【請求項14】各点灯回路系統の回路構成要素を同一プ
    リント基板上に実装したことを特徴とする請求項1〜1
    3の何れか記載の照明器具。
  15. 【請求項15】各点灯回路系統に備えたフィルター部
    を、一つのフィルター部に共用化したことを特徴とする
    請求項14記載の照明器具。
  16. 【請求項16】各点灯回路系統に備えた整流平滑手段の
    整流部を、同一の整流部で共用化したことを特徴とする
    請求項14又は15記載の照明器具。
  17. 【請求項17】スイッチ素子を有する入力電流歪み改善
    手段を昇圧型チョッパ回路から構成したことを特徴とす
    る請求項3,5,7,9,11,13〜16の何れか記
    載の照明器具。
  18. 【請求項18】照明器具の入力電流の基本波入力電流を
    100%としたときの、照明器具の入力電流における各
    高調波次数の高調波含有率を、高調波次数が2の場合に
    は2%以下、高調波次数が3の場合には30×λ(λ=
    回路力率)%以下、高調波次数が5の場合には10%以
    下、高調波次数が9の場合には5%以下、高調波次数が
    11以上で39以下の場合には3%以下を満足すること
    を特徴とすることを特徴とする請求項1〜17の何れか
    記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010278006A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Osram Sylvania Inc 電子バラスト装置とランプ動作方法

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