JP2000206751A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000206751A
JP2000206751A JP11011138A JP1113899A JP2000206751A JP 2000206751 A JP2000206751 A JP 2000206751A JP 11011138 A JP11011138 A JP 11011138A JP 1113899 A JP1113899 A JP 1113899A JP 2000206751 A JP2000206751 A JP 2000206751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱可能な装着部材の状態情報を検出する場
合に、現像剤やトナーによる汚染の影響を受けにくく
し、情報を正確に検出できるようにすうことである。 【解決手段】 ハードコピー装置には1次側コイル28
と1次側コア29とが設けられている。現像カートリッ
ジ23には2次側コイル30及び2次側コア31が設け
られている。この2次側コイル30及び2次側コア31
は、ハードコピー装置側に設けられた1次側コイル28
及び1次側コア29との間で磁気誘導(相互誘導)が発
生し、ハードコピー装置はその周波数特性から装着状態
の情報を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等のハードコピー装置である画像形成
装置に係り、詳しくは、画像形成装置本体に対し着脱可
能な構造を有する装着部材の状態情報を検出できる画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】複写機、ファクシミリ、プリンター等の画
像形成装置における現像装置は、それぞれ所定の現像剤
を収容した複数の現像器と、該現像器に現像剤を補給す
るように各現像器に対応させて設けた現像剤補給容器と
を備え、該複数の現像器を像担持体に対向させ、該像担
持体に形成された潜像を可視像化する。従来、この種の
現像装置のトナー補給部には、現像剤補給容器としての
トナーカートリッジを装着する時の誤装着防止機構が備
えられている。この誤装着防止機構については、トナー
補給部に設置された情報読み取り手段としてのバーコー
ドリーダーで、トナーカートリッジに表示されたバーコ
ード情報を読み取り、その読み取り結果を判定すること
で、誤挿入防止シャッタを動作させ、トナーカートリッ
ジの誤装着を防止する提案がある(例えば、特開平4−
1682号公報参照)。
【0003】更に、不揮発性メモリ等の情報記憶媒体を
備えた現像剤補給容器が現像器のトナー補給部に設置さ
れた際に、現像器と現像剤補給容器との問で電気回路を
構成し、現像剤補給容器の保持している情報を電気信号
で現像器側あるいは本体装置側へ付与して、その判定結
果で誤装着防止を図る提案もよく知られている。例え
ば、特公平7−43549号公報では、情報記憶媒体を
備えた構造のものが記載されている。この装置は、感光
体等のユニット交換の度に露光量や帯電量等の再調整が
必要である問題点に着目し、帯電手段や現像手段、また
クリーニング手段等と感光体とをユニット化する。そし
て、このユニット毎に、情報記憶媒体である記憶素子が
組み込まれ、この記憶素子はユニット各部の情報を記憶
して、画像形成装置のCPUに接続している。このた
め、ユニットを交換しても、記憶素子の情報に基づい
て、CPUにより自動的に再調整を行う。この構成か
ら、現像剤補給容器に記憶素子を設けて、保持している
情報をCPUが判断して誤装着防止を図ることも可能で
ある。
【0004】また、特開平7−199574号公報で
は、各トナーカートリッジにコードが形成された凸部を
設け、トナーカートリッジの回転に伴い、この凸部のコ
ードを順序コードセンサにより読取ることにより、トナ
ーカートリッジの装着正誤を判断することを可能として
いる。こうして、複数のトナーカートリッジを有する画
像形成装置において、従来のように、トナーカートリッ
ジの誤装着判断機能を、トナーカートリッジの設置位置
毎に設ける必要を無くすことを実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成装置
における現像装置に、特開平4−1682号公報の現像
剤補給容器の誤装着防止機構を適用しようとすると、ト
ナーカートリッジに表示されたバーコードが現像剤やト
ナーの直近に設置されるので、汚染されやすく、バーコ
ードリーダ等の光学的読み取り手段も現像剤やトナーの
汚染の影響を受け易く、バーコード読み取りエラー等の
弊害が発生する。
【0006】また、特公平7−43549号公報記載の
装置のように、現像器と不揮発性メモリ等の情報記憶媒
体を備えた現像剤補給容器との間で電気回路を横成さ
せ、現像剤補給容器の保持している情報を電気信号で授
受する方法も、接点がトナーや現像剤などに汚染され易
く、接触不良や摩耗等の弊害を発生する。
【0007】また、特開平7−199574号公報の誤
装着防止機構では、コード読み取り手段を各現像器補給
容器ごとに設ける必要があり、コストの上昇を招いてし
まう。
【0008】本発明の目的は、以上の問題点に鑑みなさ
れたものであり、着脱可能な装着部材の状態情報を検出
する場合に、現像剤やトナーによる汚染の影響を受けに
くくし、情報を正確に検出できるようにした画像形成装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、装置
本体に対し着脱可能な構造を有する装着部材を備え、該
装着部材の装着状態や使用状態を示す状態情報を検出す
ることができる画像形成装置において、装置本体側と装
着部材側とにそれぞれ磁気誘導を生じる手段を配置し、
該磁気誘導手段により生じる磁気誘導信号の周波数特性
から前記状態情報を検出することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、前記磁気誘導手段は、装置本体側に配
置された本体側磁気誘導回路と、装着部材側に配置さ
れ、装置本体側に装着部材が装着された場合に本体側磁
気誘導回路に対面する部材側磁気誘導回路とからなり、
相互誘導により生じた各状態に対応する共振周波数か
ら、状態情報を検出することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の画像形
成装置であって、部材側磁気誘導回路に静電容量負荷を
接続したことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、前記磁気誘導手段は、装置本体側に配
置された本体側磁気誘導回路と、装着部材側に配置さ
れ、装置本体側に装着部材が装着された場合に前記磁気
誘導回路に対面する磁性部材とからなり、自己誘導によ
り生じた各状態に対応する共振周波数から、状態情報を
検出することを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項2乃至4のいず
れかに記載の画像形成装置であって、分周比率を変更し
てクロック信号を分周し前記本体側磁気誘導回路に出力
する分周手段と、前記本体側磁気誘導回路から出力され
る電流を電圧に変換する電圧変換手段と、変換された電
圧を矩形波に変換する矩形波変換手段と、前記矩形波と
前記分周手段の出力信号との位相差を検出する位相検出
手段とを備え、前記分周手段の出力信号の周波数と、前
記位相検出手段により検出した位相差から共振周波数を
求め、前記装着部材の各状態の共振周波数を予め求めて
記憶しておき、求めた共振周波数と記憶しておいた共振
周波数とを比較することにより、状態情報を検出するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項5記載の画像形
成装置であって、前記分周手段は、大きい分周比率から
小さい分周比率に順に変更していくことを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項5又は6記載の
画像形成装置であって、前記電圧変換手段は、前記本体
側磁気誘導回路に直列に接続した抵抗であることを特徴
とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、前記磁気誘導手段は、装置本体側に配
置された本体側磁気誘導回路と、装着部材側に配置さ
れ、装置本体側に装着部材が装着された場合に前記磁気
誘導回路に対面する磁性部材とからなり、さらに前記本
体側磁気誘導回路を含む発振回路が形成され、各状態に
対応する発振周波数から状態情報を検出することを特徴
とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項8に記載の画像
形成装置であって、前記本体側磁気誘導回路から出力さ
れる電流を電圧に変換する電圧変換手段と、変換された
電圧を矩形波に変換する矩形波変換手段と、前記矩形波
とクロック信号を比較して発振周波数を検出する周期計
測手段とを備え、前記装着部材の各状態の発振周波数を
予め求めて記憶しておき、検出した発振周波数と記憶し
ておいた発振周波数とを比較することにより、状態情報
を検出することを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項4乃至8のい
ずれかに記載の画像形成装置であって、前記磁性部材は
装着部材に弾性支持され、さらに前記磁性部材の振動特
性により検出される逆起電圧を検出する逆起電圧検出手
段を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項4乃至8のい
ずれかに記載の画像形成装置であって、前記磁性部材は
弾性部材で形成され、さらに前記磁性部材の振動特性に
より検出される逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段を
備えたことを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項10又は11
記載の画像形成装置であって、前記本体側磁気誘導回路
により前記磁性部材に振動を加えることを特徴とする。
【0021】請求項13の発明は、請求項8又は9に記
載の画像形成装置であって、前記磁気誘導回路は、切り
替え可能な第1磁気誘導回路及び第2磁気誘導回路とか
らなり、第1磁気誘導回路と第2磁気誘導回路による特
性から装置本体に対する装着部材の変位を検出できるこ
とを特徴とする。
【0022】請求項14の発明は、請求項13記載の画
像形成装置であって、前記特性は第1磁気誘導回路及び
第2磁気誘導回路のインダクタンスの和であり、該和か
ら検出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対
抗面に垂直な変位であることを特徴とする。
【0023】請求項15の発明は、請求項13記載の画
像形成装置であって、前記特性は第1磁気誘導回路及び
第2磁気誘導回路のインダクタンスの比であり、該比か
ら検出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対
抗面に平行な変位であることを特徴とする。
【0024】請求項16の発明は、請求項13記載の画
像形成装置であって、前記特性は第1磁気誘導回路及び
第2磁気誘導回路による発振周波数の和であり、該和か
ら検出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対
抗面に垂直な変位であることを特徴とする。
【0025】請求項17の発明は、請求項13記載の画
像形成装置であって、前記特性は第1磁気誘導回路及び
第2磁気誘導回路による発振周波数の比であり、該比か
ら検出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対
抗面に平行な変位であることを特徴とする。
【0026】請求項18の発明は、請求項4乃至17の
いずれかに記載の画像形成装置であって、前記本体側磁
気誘導回路に並列に静電容量負荷を配置したことを特徴
とする。
【0027】請求項19の発明は、請求項2乃至18の
いずれかに記載の画像形成装置であって、前記装着部材
を前記装置本体に装着した場合に、前記装置本体と前記
装着部材の各磁気誘導手段を、その間に空隙が生じるよ
うに配置したことを特徴とする。
【0028】請求項20の発明は、請求項19記載の画
像形成装置であって、前記装置本体と前記装着部材の各
磁気誘導手段の間に一定厚みの第1非磁性体を配置し、
一定間隔の空隙が形成されるようにしたことを特徴とす
る。
【0029】請求項21の発明は、請求項20記載の画
像形成装置であって、静電容量負荷の静電容量の精度±
Sc%、前記空隙をXmm、前記空隙の精度を±Sxm
mとするとき、 (Sx/X)≦(Sc/100) の関係を満足することを特徴とする。
【0030】請求項22の発明は、請求項20に記載の
画像形成装置であって、前記装置本体の磁気誘導手段に
対する前記装着部材の対向面に第2非磁性体を貼り付
け、装着部材の使用時に該第2非磁性体を剥がすことを
特徴とする。
【0031】請求項23の発明は、請求項22記載の画
像形成装置であって、前記装着部材の移動可能な磁気誘
導手段を前記装置本体の磁気誘導手段方向に押圧する弾
性部材を備え、前記装置本体と前記装着部材の各磁気誘
導手段の間に一定厚みの移動可能な第1非磁性体を配置
し、前記装置本体の磁気誘導手段に対向する前記装着部
材の第1非磁性体に第2非磁性体を貼り付け、装着部材
の使用時に剥がす第2非磁性体を貼り付け、磁気誘導の
周波数特性より、装着部材が未使用か否かを判断するこ
とを特徴とする。
【0032】請求項24の発明は、請求項1乃至23の
いずれかに記載の画像形成装置であって、表示手段を有
し、検出した状態情報を表示することを特徴とする。
【0033】請求項25の発明は、請求項1乃至24の
いずれかに記載の画像形成装置であって、装着部材の装
着状態に異常が有るときは、動作を停止することを特徴
とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。なお、この実施形態によっ
て、この発明は限定されるものではない。
【0035】図1は、本発明にかかるハードコピー装置
の一実施形態を示す概略構成断面図である。この画像形
成装置であるハードコピー装置は、図1に示すように、
上面に透明なガラス等からなる原稿台1を有している。
この原稿台1の下方には、スキャナー部2が配されてい
る。このスキャナー部2は原稿台1上に載置される原稿
に光を照射する光源3と原稿からの反射光を、例えば図
中の鎖線で示すように、このスキャナー部2内の結像レ
ンズ7を通した向こう側(右側)に配置された光電変換
素子(CCD)8に導く複数の反射鏡4,5,6と光路
中に配される前記結像レンズ7と、前記CCD8とを備
えている。また前述の光源は例えばハロゲンランプや熱
陰極蛍光ランプ、或いはUV蛍光ランプ等により実現さ
れるが本実施例では特に限定しない。
【0036】次に画像形成部に係る説明を示す。CCD
8によって読み取られた原稿画像データは、画像処理が
施され、レーザースキャニングユニット(以下LSUと
称する)16により、レーザー光を感光体22の表面A
に照射し、静電潜像が形成される。感光体22は、矢印
方向に回転駆動されるドラム形状をなしている。そし
て、この感光体22の周囲にはレーザー照射点Aから感
光体22の回転方向に向かって、次の各装置が配置され
ている。すなわち、レーザーによって露光された感光体
表面の静電潜像をトナーにより可視像に現像する現像装
置23と、感光体22上のトナー像を用紙に転写する転
写チャージャー19と、感光体表面の残留トナーを除去
するクリーニング装置17と、感光体22を所定の電位
に帯電させる主帯電器18と、および感光体22のレー
ザー照射点Aにむかってレーザーを照射させるLSU1
6とが、この順に設けられている。
【0037】また、記録用紙Pは用紙カセット25に収
められる。用紙カセット25の先端部には記録用紙Pを
給紙するための半月状ローラー21が配されており、下
流側に向かって次の装置が配置されている。ここで、便
宜上、記録用紙Pの流れ出し(カセット側)を上流、排
紙側を下流とする。すなわち、下流側に向かって、記録
用紙Pの通過を検知するためのレジスト前検知スイッチ
12と、前記レジスト前検知スイッチ12の信号を基に
感光体22上のトナー像と記録用紙Pの位置あわせを行
うレジストローラー20と、感光体22上のトナー像を
記録用紙Pに転写する転写チャージャー19と、記録用
紙P上のトナー像を熱により定着させる上定着ローラー
13と、下定着ローラー14と、定着ローラー13,1
4を記録用紙Pが通過したことを検知する定着紙検知ス
イッチ11と、排紙ローラー9前で記録用紙Pが通過し
たことを検知する排紙検知スイッチ10と、記録用紙P
を排出するための前記排紙ローラー9とが、この順で配
置されている。
【0038】記録用紙Pは、前記画像形成部の横に排紙
される。且つ、その排紙は前記用紙カセット25の上
部、且つ前記スキャナー部2の下部に排出される。前記
スキャナー部2の下部には、排紙トレイ24が配置さ
れ、排出された用紙を順に載置する。
【0039】一般に複写機(アナログ、デジタルを含
む)の場合、画像の取り込みを記録用紙よりも大きなサ
イズで取り込めるようにしたものがある。例えば、スキ
ャナー部での画像取り込みサイズを最大A3またはB4
とし、記録用紙は最大A4としたものである。スキャナ
ーで取り込んだサイズを縮小してコピーするものであ
る。この場合、マシンの構造としてスキャナー部、画像
形成部、給紙部(カセット部)のうち、一番面積を必要
とするものがスキャナー部となる。原稿の大きいサイズ
を取り込む必要があるため必然的に大きな面積が必要と
なる。
【0040】現像装置23には、図示しない現像ロー
ラ、混合・撹拌ローラ、撹拌スクリュー等が組み込まれ
ており、トナーが消費された場合には、トナーを新たに
供給する必要がある。現像装置23は内部にトナー収容
部が組み込まれた構造であり、トナー消耗時にはトナー
が現像カートリッジとして収容されている現像装置23
に交換をする。ここで、トナーを供給するには、別の構
造がある。それは、現像ローラ、混合・撹拌ローラ、撹
拌スクリュー等が組み込まれた現像装置に対してトナー
カートリッジを取り付ける構造であり、トナーの消耗時
には、トナーカートリッジのみを交換して、新たなトナ
ーを補給する。この場合、現像装置23自体はハードコ
ピー装置本体に固定されている。以下に示す実施例で
は、プリンタ等の小型機や低速機の場合に多く見受けら
れる現像カートリッジによる現像装置23の構成例と、
普及機(中型)や高速機(大型)に主に使用される現像
装置に対してトナーカートリッジを組み込んだ構成例を
示す。
【0041】(1) 第1実施形態 以下に、ハードコピー装置の第1実施形態について説明
する。本実施形態は、ハードコピー装置本体側に配置さ
れた1次側磁気誘導回路と、現像装置側に配置された2
次側磁気誘導回路の2つの磁気誘導手段を備え、ハード
コピー装置本体側に現像装置が装着された場合に1次側
磁気誘導回路と2次側磁気誘導回路が対面する構成であ
る。そして、1次側磁気誘導回路と2次側磁気誘導回路
の相互誘導における周波数特性から装着状態を検出す
る。この具体例について以下に詳細に説明する。
【0042】<実施例1>図2〜図6に、実施例1にお
けるハードコピー装置と現像装置の構成を示す。夫々の
図では分かりやすくするために、図1を背面側より図示
し、また下部を上部に見立てた構成としている。本実施
例における現像カートリッジ23は、現像カートリッジ
として、トナー消耗時にそれ自体を交換する構造のもの
である。
【0043】最初に現像カートリッジ23がハードコピ
ー装置に対して未装着の状態での説明を図2及び図3を
用いて以下に説明する。図2のハードコピー装置には1
次側コイル28と1次側コア29とが設けられている。
図3の現像カートリッジ23は、現像カートリッジ23
内のトナーがアジテータ27により撹拌された後、現像
ローラ26により感光体22表面の静電潜像にトナーが
散布される構成となっている。この現像カートリッジ2
3には2次側コイル30及び2次側コア31が設けられ
ている。この2次側コイル30及び2次側コア31は、
ハードコピー装置側に設けられた1次側コイル28及び
1次側コア29との間で磁気誘導(相互誘導)が発生
し、ハードコピー装置はその周波数特性から装着状態の
情報を検出する。
【0044】次に現像カートリッジ23がハードコピー
装置に対して装着された状態での説明を図4〜図6を用
いて以下に説明する。図4の現像カートリッジ23は、
図2及び図3で示した各コイルとコアが非接触の状態で
対面する位置に設置されている。この状態における現像
カートリッジ23を正面から示した図が図5である。こ
の1次側と2次側のコイルとコアの詳細図を図6に示
す。ハードコピー装置側の1次側コア29と現像装置側
の2次側コア31との間には、空隙35が設けられてい
る。このことにより、磁路の磁気抵抗が設定され、安定
したインダクタンスの値を得ることができ、誤動作を防
止することができる。
【0045】次に、図7は、ハードコピー装置と現像カ
ートリッジ23の共振周波数検出回路を示す回路図であ
る。現像カートリッジ23内にはコイルL2(30)及
びコイルL2に接続するコンデンサCによるLC共振回
路が構成され、両者により現像カートリッジ23の共振
周波数が決定される。このコンデンサCを設置している
ことにより、現像カートリッジ23における共振周波数
を任意に設定することができる。こうして、任意の周波
数特性に設定する際には、前述の静電容量負荷のみを交
換するのみでよく、一般的な静電容量負荷の入手も容易
且つ多種であることより、安価に実現することができ
る。
【0046】また、ハードコピー装置側には、共振周波
数を求めるために、分周手段32、コイルL1(2
8)、電圧変換手段である抵抗R、矩形波変換手段であ
るコンパレータ34、及び位相検出手段33にて構成さ
れる回路が設けられている。コイルL1の一端は分周手
段32に接続され、他端は抵抗Rとコンパレータ34に
接続され、コンパレータ34の出力は位相検出手段33
に入力される。分周手段32の出力は、コイルL1と位
相検出手段33に入力されている。
【0047】分周手段32はCLOCK信号を分周する
ことが可能であり、例えばCLOCKが10MHzで分
周比率が1/1000に設定される場合、コイルLlに
は10KHzが供給される。抵抗Rは、コイルLlから
コンパレータ34への電流を電圧に変換するために必須
である。ここで、もし、この抵抗Rの代わりに別途回路
電流の検出手段が必要となった場合、例えば電磁誘導を
用いたカレント・トランス、MR(Magnetic Resistanc
e)素子、ホール素子等の電流プローブにて実現すること
も可能である。しかし、その場合、電磁波の影響を受け
易く、フラットな周波数特性が得られにくく、高価なも
のとなってしまう。従って、本実施例では、抵抗Rを用
いることにより、ノイズの影響を受け難く、電流を電圧
に変換することを安価に実現している。
【0048】コンパレータ34は、抵抗Rにより電圧に
変換したアナログ電圧波形を矩形波に整形するので、そ
の出力信号Bでは矩形波が得られることとなる。位相検
出手段33では、分周手段32からの出力信号Aと、コ
ンパレータ34からの信号Bとを入力し、両者の位相差
を検出する。この位相検出手段33における位相検出結
果を図8に示す。図8の左図においては、信号Aに対
し、信号Bは遅れた位相であることより、位相検出手段
33の出力信号PはLOWとなる。図8の右図において
は、信号Aに対し信号Bは進み位相であることより、出
力信号PはHIGHとなる。したがって、この出力信号
Pと分周手段32の分周比率より、ハードコピー装置側
では現像装置の共振周波数を検出することができる。
【0049】すなわち、上述の位相検出手段33での処
理より、現像カートリッジの共振周波数を算出する場
合、コイルL1側の周波数を徐々に高めることにより、
位相検出手段33にて信号Aと信号Bの位相差を求める
ことができる。よって、コイルL1側の周波数を決定す
る分周手段32では、大なる分周比率から順次、小なる
分周比率に変更していくことにより、位相遅れ状態より
位相進み状態となるため共振周波数を精度よく検出する
ことができる。
【0050】以上の回路構成により、現像カートリッジ
側の共振周波数を、ハードコピー装置側にて相互誘導に
よる周波数特性により求める。ハードコピー装置は、現
像カートリッジ23の装着情報を磁気誘導により得てい
ることより、直接ハードコピー本体側装置と現像カート
リッジ23が接触しないで情報を得ることができる。し
たがって、現像カートリッジがトナー等で汚染していた
場合でも、装着情報の検出においては、その汚染の影響
が及ばない事により、故障等が発生しにくく、使い勝手
がよい。
【0051】また図7の回路構成により現像カートリッ
ジ側の共振周波数を検出するにあたり、現像カートリッ
ジ側の状態を変えずに、コイルL1とコイルL2の空隙
の量や、コイルL1やコイルL2のコア断面積の量、そ
してコンデンサCの容量を可変とした際のシミュレーシ
ョン結果を図9〜図17に示す。図9は、現像カートリ
ッジの共振周波数に係る磁気誘導回路のシミュレーショ
ンを結果をまとめた表である。図10〜図17は、その
シミュレーション結果を示す特性図である。
【0052】図9におけるNo.1(図10参照)の標
準状態と比較すると、各コイルの空隙を増加させたN
O.2、3(図11、図12参照)や、コンデンサの静
電容量を増減させたNo.6〜8(図15〜図17参
照)は共振周波数はほぼ同じ値を示す。現像カートリッ
ジが未装着であるNo.4(図13参照)やコア断面積
を半減させたNo.5(図14参照)では、共振周波数
が他とは異なる値を示す。
【0053】また、このシミュレーションの結果から、
コンデンサCの静電容量の精度や、コイルL1とコイル
L2の空隙の設定により、共振周波数の誤差が決定され
ることが確認できた。コンデンサの静電容量の精度を±
Sc%、コイルL1とコイルL2との間の空隙をXm
m、そして前述の空隙の精度をSxmmとした場合、以
下の関係式が満足するようにコンデンサCの静電容量の
精度や、コイルL1とコイルL2の空隙を設定すると、
±2Sc%以下に共振周波数の検出誤差を抑えることが
できる。 (Sx/X)≦(Sc/100) 共振周波数の検出精度を高めると装置が高価になるの
で、必要に応じて、上記数式を満たすように各条件を設
定すればよい。
【0054】また、図9のNo.4に示すように、現像
カートリッジ23が未装着の場合では、正常に装着され
た場合に比較して、桁違いに値がずれた異常な共振周波
数となるので、現像カートリッジ23の未装着や装着不
良をハードコピー装置にて検知することが可能となる。
さらに図9のNo.5に示すように、現像カートリッ
ジのコアの断面積が半分のときは共振周波数は未装着程
にずれた値とはならないが、正常装着に比較して異なる
値を示す。したがって、種類の異なる現像カートリッジ
(例えば、ハードコピー装置に装着できない現像カート
リッジ)には、断面積が異なるコアを設置しておけば、
ハードコピー装置には装着できない現像カートリッジを
取り付けた場合、その誤装着を検出できる。この場合
は、未装着検出に比較して、より精度の高い検出が必要
となるので、上述の数式を満たすように各条件を設定す
ればよい。
【0055】装着情報を検出する場合、ハードコピー装
置における制御装置(CPU)は、メモリに現像カート
リッジ23の正常な装着時の周波数値を記憶しておき、
それを検出値と比較することによって、現像カートリッ
ジ23の装着状態を確認する。確認結果によって、制御
装置は、種々の制御を行う。例えば、本実施例では、表
示装置(図示しない)をハードコピー装置に設け、制御
装置が現像カートリッジの未装着や装着不良を確認した
時点で、制御装置がこの情報を表示させることにより、
使用者に対して警告を与えることが可能となる。こうし
て、誤装着などによるハードコピー装置へのトラブルを
未然に防止でき、また初心者等の現像カートリッジの取
り付けキャリアの無い作業者においても、部材の着脱に
問題がある場合にはその旨が表示されることにより、安
心してハードコピー装置における着脱可能な部材のメン
テナンスを行なうことができる。
【0056】また、使用者によっては前述の表示装置に
対する警告を無視或いは見逃したことにより、現像カー
トリッジが未装着或いは装着不良であるにも係らず、コ
ピー動作を行なうことも考えられる。この際に、現像カ
ートリッジの未装着に伴うハードコピー装置への故障を
招きかねない。そこで、制御装置が、前述のように現像
カートリッジの未装着時には通常のコピー動作を禁止さ
せることにより、ハードコピー装置の故障等を防止する
ことが可能となる。
【0057】図18は、ハードコピー装置の制御装置に
おける現像カートリッジの装着不良等に伴うコピー動作
の禁止等の処理内容を示すフローチャートである。ま
ず、ハードコピー装置の電源がオンされる(ステップS
1)。現像カートリッジ23が装着されることにより
(ステップS2)、ステップS3では現像カートリッジ
23の共振周波数を検出する。ステップS4において、
ステップS3にて読取った共振周波数を判定し、正常値
であれば、正常に現像カートリッジ23が装着されてい
るので、ステップS5へ進み、そうでなければステップ
S7へ進む。ステップS5では、ステップS3にて読取
った共振周波数をより精度よく判定し、該当するハード
コピー装置に設置可能な現像カートリッジであるか否
か、すなわち誤装着であるか否かを判定する。設置可能
な現像カートリッジであれば、ステップS6にて使用者
はコピー動作を行なうこととなる。設置可能な現像カー
トリッジでなければ、ステップS7へと進む。
【0058】ステップS7では、現像カートリッジが未
装着或いは誤装着である旨を表示装置に表示し、ステッ
プS8ではハードコピー装置の動作を停止させ、コピー
処理等を一切受付けないようにする。ステップS9に
て、使用者が現像カートリッジを交換した事を検出する
ことにより、ステップS10にて、再度共振周波数を検
出する。ステップS11では、ステップS10にて読取
った共振周波数を判定し、正常値であればステップS1
2へ、そうでなければ再びステップS7へ戻る。
【0059】ステップS12では、ステップS10にて
読取った共振周波数をより精度よく判定し、該当するハ
ードコピー装置に設置可能な現像カートリッジか否かを
判定する。許容すればステップS13へ進み、そうでな
ければ再びステップS7に戻る。ステップS13では、
表示した警告表示を解除し、ステップS6にて使用者は
コピー動作を行なうこととなる。
【0060】こうして、ハードコピー装置において、現
像装置の未装着、装着不良、誤装着を検出したときに、
通常のコピー動作を禁止することにより、ハードコピー
装置のトラブルを未然に防止できる。また初心者等の現
像装置取り付けのキャリアの無い作業者においても、現
像装置の装着状態に問題がある場合には、コピー動作が
禁止されることにより、安心してハードコピー装置にお
ける着脱可能な部材のメンテナンスを行なうことができ
る。
【0061】<実施例2>本実施例は、実施例1におけ
るモノクロ・ハードコピー装置がカラー・ハードコピー
装置の場合であり、その装置構成を図19を用いて説明
する。本実施例は、現像装置36にトナーカートリッジ
を取り付ける構造である。図19に示すカラー・ハード
コピー装置の現像装置36は、実施例1と異なり、トナ
ー供給用のトナーカートリッジ37を取り付ける構造で
ある。そして、各色のトナー毎に現像装置36とトナー
カートリッジ37を設けている。図に示すように、トナ
ーカートリッジ37は、黒色のトナーを所持する黒色ト
ナーカートリッジ37a、シアン色のトナーを所持する
シアン色トナーカートリッジ37b、マゼンダ色のトナ
ーを所持するマゼンダ色トナーカートリッジ37c、及
び黄色のトナーを所持する黄色トナーカートリッジ37
dからなる。そして、トナーカートリッジ37から供給
されるトナーにより、現像ローラ26が、各現像装置に
対応する感光体22上の潜像を夫々現像する。そして各
感光体22上のトナー像は、中間転写ベルト38上を移
動する記録用紙に次々と転写される。
【0062】図19の現像装置36とトナーカートリッ
ジ37には、実施例1にて示した現像装置の装着状態を
分析可能な共振回路が設置される。すなわち、現像装置
36には1次側コイル28及び1次側コア29を設け、
トナーカートリッジ37には2次側コイル30及び2次
側コア31を設ける。このことにより、実施例1のモノ
クロ・プリンタ同様に、現像装置36で検出した共振周
波数は、ハードコピー装置の制御装置に送られ、装置が
許容するトナーカートリッジ37が正常に装着されたか
否かを分析することができる。
【0063】また、使用者によっては黄色トナーカート
リッジ37dを他の色のカートリッジと間違い、その結
果、該当する現像装置のクリーニング等のメンテナンス
が必要となるケースが考えられる。あらかじめ、図19
における各トナーカートリッジ中の共振周波数を異なら
せて設定し、ハードコピー装置の制御装置もその共振周
波数を前もって認織しておくことにより、各トナーの不
完全な装着や未装着のみならず、トナーカートリッジ3
7の色を誤認識即ちケアレスミスを防止できる。さら
に、使用者は安心してトナーカートリッジ37の交換を
行なうことができ、その後のコピー処理を行なうことが
できる。
【0064】(2) 第2実施形態 本実施形態は、ハードコピー装置本体側に配置された磁
気誘導回路と、現像装置側に配置され、ハードコピー装
置本体に現像装置が装着された場合に前記磁気誘導回路
に対面する磁性部材とからなり、自己誘導における周波
数特性から装着状態を検出することを特徴としている。
この具体例について、以下に詳細に説明する。
【0065】<実施例1>図20〜図24に実施例1に
おけるハードコピー装置及び現像装置の構成を示す。こ
のハードコピー装置及び現像装置は図2〜図6と同じ構
成部分を有するので、同一部分には同一符号を付す。現
像装置は、それ自体交換可能な現像カートリッジ44で
ある。
【0066】最初に現像装置23がハードコピー装置に
対して未装着の状態での説明を図20及び図21を用い
て以下に説明する。図20のハードコピー装置にはコイ
ル28とハードコピー装置側コア29とが設けられてい
る。図21の現像カートリッジ44は、非磁性体40及
び現橡カートリッジ側コア41が設けられている。この
両者はハードコピー装置側に設けられたコイル28とハ
ードコピー装置側コア29との間で磁気誘導(自己誘
導)が発生する。
【0067】次に、図22及び図23を用いて、現像カ
ートリッジ44がハードコピー装置に対して装着された
状態を以下に説明する。図22中の現像カートリッジ4
4は、図20及び図21で示した各コイルとコアが非接
触の状態で対面する位置に設置されている。図23に、
この状態における現像カートリッジ44を正面から示
す。このときのハードコピー装置側と現像カートリッジ
側とのコアの係る詳細図を図24に示す。この図24に
おいて、ハードコピー装置側コア29と現像カートリッ
ジ側コア41との間には、空隙35が非磁性体40によ
り設けられることにより、ハードコピー装置側と現像カ
ートリッジ側との間に発生する磁気誘導を安定させるこ
とができる。
【0068】図22及び図23中のハードコピー装置に
おけるコイルとコアの成す回路図を図25に示す。ハー
ドコピー装置内には、分周手段32、コイルL、コンデ
ンサC、抵抗R、コンパレータ34、及び位相検出手段
33にて構成される回路が設けられている。この回路
は、図7のハードコピー装置側の回路とほぼ同じである
が、コイルLに並列にコンデンサCを配置した点が異な
る。こうして、コイルL(28)及びコンデンサCによ
る共振回路が構成され、現像カートリッジ44のコア4
1との共振周波数が決定される。またコンデンサCを設
置して、その静電容量負荷を可変させる(交換する)こ
とにより、如何なる共振周波数を有する現像カートリッ
ジの場合でも、その共振周波数を検出することができ
る。
【0069】またハードコピー装置側には他に共振周波
数を求めるために、分周手段32、電圧変換手段である
抵抗R、矩形波変換手段であるコンパレータ34、及び
位相検出手段33にて構成される回路が設けられてお
り、これらの動作については図7の回路と同じなので、
説明は省略する。図7で説明したと同様に、コイルL側
の周波数を決定する分周手段32では、大なる分周比率
から順次、小なる分周比率に変更していくことにより、
共振周波数を検出することができる。
【0070】こうして、現像カートリッジ側の共振周波
数を、ハードコピー装置側にて自己誘導による周波数特
性により求める。着脱可能な部材である現像カートリッ
ジの装着情報を磁気誘導により得ていることより、直接
本体側装置と接触する箇所が無く、仮に着脱可能な部材
が汚染していた場合でも、本体側装置にはその汚染の影
響が及ばない事より、故障等が発生しにくく、使い勝手
がよい。
【0071】また、図25の回路構成により現像カート
リッジ側の共振周波数を検出するにあたり、現像カート
リッジ側の状態を変えずに、図24での非磁性体30に
よる空隙の量や、ハードコピー装置及び現像カートリッ
ジ44のコア断面積の量、そしてコンデンサCの容量を
可変とした際のシミュレーション結果の表を図26に、
その結果のグラフを図27〜図34に示す。
【0072】図26おけるNo.1(図27参照)の標
準状態と比較すると、各コイルの空隙を増加させたN
0.2、3(図28、図29参照)や、コンデンサの静
電容量を増減させたNo.6〜8(図32〜図34参
照)は共振周波数がほぼ同じ値を示す。現像カートリッ
ジ44が未装着であるNo.4(図30参照)やコア断
面積を半減させたNo.5(図31)では共振周波数が
他とは異なる値を示す。
【0073】また、第1実施形態でも述べたように、コ
ンデンサの静電容量の精度を±SC%、非磁性体30に
よる空隙をXmm、そして前述の空隙の精度をSxmm
とした場合、以下の関係式が満足するようにコンデンサ
Cの静電容量の精度や、非磁性体30による空隙を設定
することにより、誤差の少ない共振周波数を検出するこ
とができる。 (Sx/X)≦(Sc/100)
【0074】また、第1実施形態でも述べたように、図
26のNo.4(図30参照)に示す現像カートリッジ
が未装着の場合では異常な共振周波数となり、No.5
に示すように、現像装置のコアの断面積が半分のときは
共振周波数は未装着程にずれた値とはならないが、正常
装着に比較して異なる値を示す。装着状態を検出する場
合、ハードコピー装置における制御装置(CPU)は、
メモリに現像装置の正常な装着時の周波数値を記憶して
おき、それを検出値と比較することによって、現像装置
の装着状態を確認する。確認結果によって、制御装置
は、種々の制御を行う。例えば、本実施例では、表示装
置(図示しない)をハードコピー装置に設け、制御装置
が現像装置の未装着や装着不良を確認した時点で、制御
装置がこの情報を表示させることにより、使用者に対し
て警告を与えることが可能となる。
【0075】また、使用者によっては前述の表示装置に
対する警告を無視或いは見逃したことにより、現像カー
トリッジが未装着或いは装着不良であるにも係らず、コ
ピー動作を行なうことも考えられる。この際に、現像カ
ートリッジ44の誤装着に伴うハードコピー装置への故
障を招きかねない。そこで、前述のように現像カートリ
ッジの誤装着や未装着時には通常のコピー動作を禁止さ
せることにより、ハードコピー装置の故障等を防止する
ことが可能となる。
【0076】図35は、ハードコピー装置の制御装置に
おける上述の現像装置の装着不良等に伴うコピー動作の
禁止等の処理内容を示すフローチャートである。まず、
ハードコピー装置の電源がオンされる(ステップS2
1)。現像カートリッジが装着されることにより(ステ
ップS22)、ステップS23では現像カートリッジの
共振周波数を検出する。ステップS24において、ステ
ップS23にて読取った共振周波数を判定し、正常値で
あれば、正常に現像カートリッジ44が装着されている
ので、ステップS25へ進み、そうでなければステップ
S27へ進む。ステップS25では、ステップS23に
て読取った共振周波数をより精度よく判定し、該当する
ハードコピー装置に設置可能な現像装置であるか否か、
すなわち誤装着であるか否かを判定する。
【0077】ステップS27では、ハードコピー装置の
動作を停止させ、コピー処理等を一切受付けないように
した後、ステップS28では、現像カートリッジが未装
着或いは誤装着である旨を表示装置に表示する。ステッ
プS29にて、使用者が現像カートリッジを交換した事
を検出することにより、ステップS30にて、再度共振
周波数を検出する。ステップS31では、ステップS3
0にて読取った共振周波数を判定し、正常値であればス
テップS32へ、そうでなければ再びステップS28へ
戻る。
【0078】ステップS32では、ステップS30にて
読取った共振周波数をより精度よく判定し、該当するハ
ードコピー装置に設置可能な現像装置か否かを判定す
る。許容すればステップS33へ進み、そうでなければ
再びステップS28に戻る。ステップS33では、表示
した警告表示を解除し、ステップS26にて使用者はコ
ピー動作を行なうこととなる。
【0079】こうして、ハードコピー装置において、現
像装置の未装着、装着不良、誤装着を検出したときに、
通常のコピー動作を禁止することにより、ハードコピー
装置のトラブルを未然に防止できる。また初心者等の現
像装置の取り付けのキャリアの無い作業者においても、
現像装置の装着状態に問題がある場合には、コピー動作
が禁止されることにより、安心してハードコピー装置に
おける着脱可能な部材のメンテナンスを行なうことがで
きる。
【0080】<実施例2>本実施例では実施例1におけ
るモノクロ・ハードコピー装置がカラー・ハードコピー
装置の場合についてを説明し、その装置構成を図36に
示す。このカラー・ハードコピー装置は、図19のカラ
ー・ハードコピー装置とほぼ同じ構成であるので、同一
部分には同一符号を付し、説明は省略する。異なる点
は、一次及び2次側磁気誘導回路の替わりに、実施例1
のように、磁気誘導回路28,29と磁性体41を配置
した点である。各トナーカートリッジ37中の共振周波
数を異ならせて設定し、現像装置36側もその共振周波
数を前もって認識しておくことにより、各トナーの不完
全な装着や未装着のみならず、トナーカートリッジ37
の色を誤認識、即ちケアレスミスを防止でき、使用者は
安心してトナーカートリッジ37の交換を行なうことが
でき、安心してその後のコピー処理を行なうことができ
る。
【0081】<実施例3>図37及び図38に実施例3
における現像装置36とトナーカートリッジ45の構造
を示す。本実施例においては、トナーカートリッジ45
の使用状況を認識可能であり、それを中心に説明する。
【0082】図37のトナーカートリッジ45は、実施
例1にて記述したハードコピー装置との空隙用と、シー
ル用とに用途の異なる非磁性体を2つ設けた点を特徴と
する。このトナーカートリッジ45は、未使用時には、
シール48と一体化したシール用非磁性体47が非磁性
体40の下部に設けられ、トナーカートリッジ側コア4
1が上部より加圧バネ46により下方に押圧されている
構造である。このトナーカートリッジ45を使用時に
は、一体化したシール48とシール用非磁性体47がト
ナーカートリッジ45より引き抜かれる。トナーカート
リッジ側コア41と非磁性体42は移動可能に設置され
ている。そして、非磁性体42とトナーカートリッジ側
コア41が加圧バネ46により下方(現像装置36のコ
イル28とコア29方向)に押圧される。このことによ
り、現像装置36との空隙が非磁性体40の厚みと等し
くなり、検出する共振周波数の誤差を防止することがで
きる。なお、上述のシール用非磁性体47の材質は非磁
性体42と同一材料である必要はない。
【0083】このトナーカートリッジ45の構成によ
り、例えばトナーカートリッジ45が現像装置36から
外された状態で近辺に置かれたままでも、そのトナーカ
ートリッジ45のシール有無により、未使用か否かを容
易に判断することができる。また、トナーカートリッジ
45が現像装置36に装着された場合、シールが装着さ
れたままの状態では、現像装置36とトナーカートリッ
ジ45間の空隙が、非磁性体42とシール用非磁性体4
7との厚みを加算した量となる。したがって、シールを
除去した状態と比較すると、図26のNo.2〜3のよ
うにギャップが若干増加することとなる。そこで、この
シール用非磁性体48を装着した状態での共振周波数を
事前に検出しておくことにより、容易に今後のトナーカ
ートリッジの使用・未使用状態の情報を検出することが
できる。
【0084】なお、非磁性体40とシール用非磁性体4
7の厚さは略同程度とするのが扱い易い。例えば、シー
ル用非磁性体47の厚さが非磁性体40の厚さに比べて
薄くなりすぎると、全体に対してインダクタンス変化が
小さくなるので、状態判別が困難になる。
【0085】(3) 第3実施形態 本実施形態は、ハードコピー装置本体側に配置された発
振回路の一部を構成する磁気誘導回路(コアとコイル)
と、現像装置側に配置されハードコピー装置本体側に現
像装置が装着された場合に前記磁気誘導回路に対面する
磁性部材(コア)とからなり、発振回路の発振周波数あ
るいは発振周期から装着状態を検出する。この具体例に
ついて以下に詳細に説明する。
【0086】<実施例1>本実施例のハードコピー装置
及び現像装置の構成は図20〜図24と同じなので、説
明は省略する。
【0087】図39は、ハードコピー装置において現像
装置の装着状態を検出する装着検出回路図である。この
装着検出回路は、発信周波数を検出する検出部52と、
検出信号から矩形波を形成するコンパレータ34と、該
矩形波から発信周波数を計測する周期計測手段53から
なる構成である。検出部52は、コイルL、コンデンサ
C1,C2,C3、トランジスタQ、抵抗R1,R2,
Re,Rfから構成される。トランジスタQは、電源V
ccにコレクタを接続し、エミッタに抵抗Reを接続す
る。ベースには、バイアス抵抗であるR1(Vccとベ
ース間)とR2(ベースとアース間)が接続される。さ
らにベースには、コンデンサC3を介して、直列接続さ
れたコンデンサC1、C2とコイルLが並列に接続され
ている。また、エミッタを、抵抗Rfを介してコンデン
サC1とC2との間に接続し、さらにコンパレータ34
に接続する。
【0088】検出部52は、特に、コイルL、コンデン
サC1,C2及びトランジスタQ等によりコルビッツ発
振回路が構成され、コイルLに対面する現像カートリッ
ジのコア41による発振周波数を検出することができる
が、詳細については後述とする。また、前述のコンデン
サC1,C2を設置していることにより、如何なる発振
周波数を有する現像カートリッジの場合でも、その発振
周波数を検出することができる。
【0089】また、コンパレータ34は、トランジスタ
Qのエミッタからアナログ信号が入力されるが、前述の
抵抗Reにより、電圧に変換したアナログ電圧波形が入
力されることになる。コンパレータ34は、このアナロ
グ電圧波形を矩形波に整形することにより、回路図上の
信号B(コンパレータ34の出力)では、矩形波が得ら
れることとなる。なお、この信号Bにおける角速度(r
ad/sec)は以下に示す式より求めることができ
る。
【0090】
【数1】
【0091】周期計測手段53では、コンパレータ34
からの信号Bをハードコピー装置本体からのCLOCK
信号と比較することにより、現像カートリッジの発振周
波数を検出することができる。具体的には上式に示す信
号Bの角速度ωの周波数換算を行ったものとCLOCK
との比率により、現像カートリッジの発振周波数を検出
することができる。以上の回路構成により現像カートリ
ッジ側の発振周波数を、ハードコピー装置側にて求める
ことができる。
【0092】図39の回路構成により現像カートリッジ
側の発振周波数を検出するにあたり、現像カートリッジ
側の状態を変えずに、図24での非磁性体40による空
隙の量や、ハードコピー装置及び現像カートリッジのコ
ア断面積の量、そして各コンデンサC1,C2の容量に
よる回路定数の設定例を図40に示す。
【0093】図40におけるNo.1の標準状態と比較
すると、各コイルの空隙を増加させたN0.2〜3や、
コンデンサの静電容量を増減させたNo.6〜8には、
発信周波数がほぼ同じ値を示す。現像カートリッジ44
が未装着であるNo.4やコア断面積を半減させたN
o.5では発振周波数が異なる値を示す。これによって
現像カートリッジ44の装着不良を検出することができ
る。
【0094】また、図39のコンデンサの静電容量の精
度を±Sc%、非磁性体40による空隙をXmm、そし
て空隙の精度をSxmmとした場合、以下の関係式が満
足するようにコンデンサ各C1,C2の静電容量の精度
や、非磁性体40による空隙を設定することにより、誤
差の少ない発振周波数を検出することができる。 (Sx/X )≦(Sc/100)
【0095】図40のNo.4やNo.5に示すよう
に、現像カートリッジが未装着の場合では異なる発振周
波数となることより、現像カートリッジの未装着や誤装
着の場合をハードコピー装置にて検出することが可能と
なる。
【0096】本実施例では特に図示しない表示装置をハ
ードコピー装置に設けることにより、前述の現像カート
リッジの未装着や誤装着を表示させることにより、使用
者に対して警告を与えることが可能となる。使用者によ
っては前述の表示装置に対する響告を無視或いは見逃
し、現像カートリッジが未装着、装着不良又は誤装着で
あるにも係らず、コピー動作を行なうことも考えられ、
ハードコピー装置への故障を招きかねない。そこで、前
述のように現像カートリッジの誤装着や未装着時には通
常のコピー動作を禁止させることにより、ハードコピー
装置の故障等を防止することが可能となる。
【0097】上述の現像カートリッジの装着不良等に伴
うコピー動作の禁止等の処理内容は、共振周波数を発信
周波数とすれば図35と同じなので、説明は省略する。
【0098】<その他の実施例>本実施形態でも、第2
実施形態で説明したように、カラー・ハードコピー装置
の場合についても適用できるし、現像カートリッジ44
の使用状況を認識可能とすることもできる。これらに関
しては、第2実施形態に説明した図36〜図38の構成
と基本的に同じなので、説明は省略する。
【0099】(4) 第4実施形態 本実施形態は、ハードコピー装置本体側に配置された発
振回路の一部を構成する第1磁気誘導回路及び第2磁気
誘導回路と、現像装置側に配置され、ハードコピー装置
本体側に現像装置が装着された場合に前記第1及び第2
磁気誘導回路に対面する磁性部材とからなる構成であ
り、発振回路の発振周波数あるいは発振周期から装着状
態を検出する。この具体例について、以下に詳細に説明
する。
【0100】<実施例1>図41〜図46に実施例1に
おけるハードコピー装置及び現像装置の構成を示す。夫
々の図では分かりやすいように、図1を背面側より図示
し、また下部を上部に見立てた構成としている。ここ
で、現像装置は、交換可能な現像カートリッジ60であ
る。
【0101】最初に現像カートリッジ60がハードコピ
ー装置に対して未装着の状態での説明を図41及び図4
2を用いて以下に説明する。図41のハードコピー装置
にはコイル55とコイル56及びハードコピー装置側コ
ア57とが設けられている。図42の現像カートリッジ
60は、非磁性体61及び現像カートリッジ側コア62
が設けられている。非磁性体61及び現像カートリッジ
側コア62は、図21の非磁性体40及び現像カートリ
ッジ側コア41と異なり、移動可能となっている。非磁
性体61及び現像カートリッジ側コア62は、ハードコ
ピー装置側に設けられたコイル55とコイル56、及び
ハードコピー装置側コア57との間で磁気誘導が発生す
る。
【0102】次に現像カートリッジ60がハードコピー
装置に対して装着された状態での説明を図43〜図46
を用いて以下に説明する。図43中の現像カートリッジ
60は、図43及び図44で示した各コイルとコアが非
接触の状態で対面する位置に設置されている。この状態
における現像カートリッジ60を正面から示した図が図
44である。上記ハードコピー装置側と環像カートリッ
ジ側とのコアの係る詳細図を図45に示す。この図45
においてハードコピー装置側コア57と現像カートリッ
ジ側コア62との間には、空隙63が非磁性体61によ
り設けられることにより、ハードコピー装置側と現像カ
ートリッジ側との間に磁気誘導を安定させることができ
る。また、ハードコピー装置側コア57とコイル55及
びコイル56の構成は、図46のコイル・コア上面図の
ように、各コイルがハードコピー装置側コア57に巻き
ついた状態で構成されている。また、現像カートリッジ
中の非磁性体61とハードコピー装置側コア57の一対
を可動式とすることにより、上述の空隙63や変位64
を任意に設定することが可能であるが、詳細については
実施例2にて説明する。
【0103】図47は、ハードコピー装置において現像
装置の装着状態を検出する装着検出回路図である。この
装着検出回路は、発信周波数を検出する検出部65と、
検出信号から矩形波を形成するコンパレータ34と、該
矩形波から発信周波数を計測する周期計測手段53から
なる構成である。検出部54は、図39とほぼ同じ構成
であるので、同一部分には同一符号を付し、説明は省略
する。図39と異なる点は、コイルL2と、コイルL1
とコイル2を切り替えるスイッチSWと設けたことであ
る。コイルL1,L2、スイッチSW、コンデンサC
1,C2、トランジスタQ等によるコルビッツ発振回路
が構成されることより、コイルL1或いはコイルL2に
対面する現像カートリッジによる発振周波数を検出する
ことができる。
【0104】発信周波数の検出については、第3実施形
態の実施例1に説明したようにように、周期計測手段3
3が、コンパレータ34からの信号Bをハードコピー装
置本体からのCLOCK信号と比較することにより、ハ
ードコピー装置側では現像カートリッジの発振周波数を
検出することができる。
【0105】図47の回路構成により現像カートリッジ
側の発振周波数を検出するにあたり、現像カートリッジ
側の状態を変えずに、図45での非磁性体61による空
隙の量や、ハードコピー装置及び現像カートリッジのコ
ア断面積の量、そして各コンデンサC1、C2の容量に
よる回路定数の設定例を図48に示す。図48における
No.1の標準状態と比較すると、各コイルの空隙を増
加させたN0.2〜3や、コンデンサの静電容量を増減
させたNo.6〜8では発信周波数がほぼ同じ値とな
る。現像カートリッジが未装着であるNo.4やコア断
面積を半減させたNo.5では発振周波数が異なる値と
なる。こうして、現像カートリッジの装着不良を検出で
きる。
【0106】上記のように、現像カートリッジが未装着
や誤装着の場合で、正常な装着に比較して、発振周波数
が異なる値となることより、現像カートリッジが未装着
又は誤装着の場合をハードコピー装置にて検知すること
が可能となる。本実施例では特に図示しない表示装置を
ハードコピー装置に設けることにより、前述の現像カー
トリッジの未装着や誤装着を表示させることにより、使
用者に対して警告を与えることが可能となる。また、使
用者によっては前述の表示装置に対する警告を無視或い
は見逃したことにより、現像カートリッジが未装着、装
着不良又は誤装着であるにも係らず、コピー動作を行な
うことも考えられる。この際に、現像カートリッジの誤
装着に伴うハードコピー装置への故障を招きかねない。
そこで、前述のように現像カートリッジの誤装着や未装
着時には通常のコピー動作を禁止させることにより、ハ
ードコピー装置の故障等を防止することが可能となる。
【0107】上述の現像カートリッジの装着不良等に伴
うコピー動作の禁止等の処理内容は、共振周波数を発信
周波数とすれば図35と同じなので、説明は省略する。
【0108】<実施例2>本実施例ではトナーカートリ
ッジの使用状況を認識可能なハードコピー装置の場合に
ついてを説明し、その装置構成等を図49〜図51を用
いて説明する。図49のトナーカートリッジ65は、図
37で説明したトナーカートリッジと基本的には同じ構
造である。すなわち、このトナーカートリッジ65は、
未使用時には、シール48と一体化したシール用非磁性
体67が非磁性体61の下部に設けられ、トナーカート
リッジ側コア55の上部より加圧バネ46により、下方
に圧力が架っている。そして、このトナーカートリッジ
65を使用時には、図50に示すように一体化したシー
ル48とシール用非磁性体67とが、トナーカートリッ
ジ65より引き抜かれることにより、非磁性体61とト
ナーカートリッジ側コア62が下方に押圧される。こう
して、現像装置36との空隙が非磁性体61の厚みと等
しくなり、検出する発振周波数の誤差を防止することが
できる。また上述のシール用非磁性体67の材質は非磁
性体61と同一材料である必要はない。
【0109】このトナーカートリッジ65の構成によ
り、例えばトナーカートリッジ65が現像装置36から
外された状態で近辺に置かれたままでも、そのトナーカ
ートリッジ65のシール有無により、未使用か否かを容
易に判断することができる。また、発振周波数から未使
用か否かを判別することも可能である。この点に関して
は、前述の第3実施形態で詳しく述べたので、説明は省
略する。
【0110】次にトナーカートリッジ側コア67と非磁
性体62の一対と、現像装置側コア57の位置関係に関
し、図51を用いて以下に説明する。図51(b)を基
準位置とすると、図51(a)はトナーカートリッジ6
5中の非磁性体62とトナーカートリッジ側コア67の
一対が現像装置側コア57に対し、同図中の(b)より
若干左によった状態を示し、逆に(b)より若干右によ
った状態を(c)に示し、(b)に示すようにトナーカ
ートリッジ側コア67と非磁性体62の一対と、現像装
置側コア57の位置関係を水平方向に対して正規化変位
dx、垂直方向に対してギャップ変位dyとし、この正
規化変位dxとギャップ変位dyに係るコイル55のイ
ンダクタンスL1と、コイル56におけるインダクタン
スL2は以下の式により求められる。
【0111】
【数2】
【0112】トナーカートリッジ側コア62が垂直方向
に変位した際の、トナーカートリッジの情報検知を以下
の手順により算出することができる。まず、上記L1と
L2を示す2式でNl=N2=Nとすると、各コイルの
インダクタンスの和は以下の式により算出される。
【0113】
【数3】
【0114】またdxは0〜1の間であることより、こ
の式の各コイルのインダクタンスの和は以下の式により
範囲が限定される。
【数4】
【0115】この式より、各コイルのインダクタンスの
和は水平変位の影響を20%以下に抑制できることがわ
かり、よって各コイルのインダクタンスの和により、ト
ナーカートリッジが垂直方向に変位した場合の情報検知
を行うことができる。同様にトナーカートリッジ側コア
62が水平方向に変位した場合では、上記L1及びL2
を示す2式でNl=N2=Nとすると、各コイルのイン
ダクタンスの比は以下の式により算出される。
【0116】
【数5】
【0117】この式より、各コイルのインダクタンスの
比は垂直方向の影響を受けずに算出できることがわか
り、よって各コイルのインダクタンスの比より、トナー
カートリッジが水平方向に変位した場合の情報検知を行
うことができる。
【0118】前述の方法ではトナーカートリッジの変位
による情報検知を、各コイルのインダクタンスにより算
出しているが、以下には各コイルの発振周波数より、ト
ナーカートリッジの変位による情報検知を行う手順を示
す。まず、トナーカートリッジの水平方向への変位を固
定し、垂直方向の変位による各コイルの発振周波数を示
すグラフを図52に示す。同図中ではコイルLlにおけ
る発披周波数f1と、コイルL2における発振周波数f
2、及び各コイルの発振周波数の和f1+f2が示され
ている。この結果より各コイルの発振周波数の和f1+
f2に着目し、図53ではトナーカートリッジの水平方
向への変位を3種類として、上述の各コイルの発振周波
数の和f1+f2のグラフを示す。この図53より、各
コイルの発振周波数の和f1+f2では、トナーカート
リッジの水平方向への変位が抑制されていることがわか
る。
【0119】以上より図53のグラフに対する直線近似
を行った結果が図54であり、よってトナーカートリッ
ジの垂直方向の変位による情報検知を、以下の式により
求めることができる。 f1+f2=864.1dy+3471.7
【0120】次にトナーカートリッジの垂直方向への変
位を固定し、水平方向の変位による各コイルの発振周波
数を示すグラフを図55に示す。同図中では、コイルL
1における発振周波数f1、コイルL2における発振周
波数f2、各コイルの発振周波数の和f1+f2、及び
各コイルの発振周波数の比f1/f2が示されている。
この結果より各コイルの発振周波数の比f1/f2に着
目し、図56ではトナーカートリッジの垂直方向への変
位を3種類として、上述の各コイルの発振周波数の比f
1/f2のグラフを示す。この図56より、各コイルの
発振周波数の比fl/f2では、トナーカートリッジの
垂直方向への変位が抑制されていることがわかる。
【0121】以上より図56のグラフに対する直線近似
を行った結果が図57であり、よってトナーカートリッ
ジの水平方向の変位による情報検知を、以下の式により
求めることができる。 f1/f2=0.6928dx+0.6752
【0122】前述の処理目的は、トナーカートリッジ側
コア62と非磁性体61の一対を移動可能とすることに
より、トナーカートリッジの情報を多様化することであ
ったが、同手法を用いれば部品製造過程や組み立て時の
誤差により、トナーカートリッジの情報にズレが発生し
た場合でも、そのズレを誤差とするのか或いはトナーカ
ートリッジの設置等に問題があるのかが容易に把握でき
ることとなる。以上の手順及び回路構成により、トナー
カートリッジ等の着脱可能な部材の情報検知を、現顔装
置等のハードコピー装置側にて求めることができる。
【0123】(5) 第5実施形態 以下に、ハードコピー装置の第5実施形態について説明
する。本実施形態は、ハードコピー装置本体側に配置さ
れた磁気誘導回路と、現像装置側に配置されハードコピ
ー装置本体側に現像装置が装着された場合に前記磁気誘
導回路に対面する磁性部材とからなり、前記磁性部材は
現像装置に弾性支持され、あるいは弾性部材出形成さ
れ、該磁性部材の振動特性により状態情報を検出する構
成である。この具体例について以下に詳述する。
【0124】<実施例1>図58〜図62に実施例1に
おけるハードコピー装置及び現像装置の構成を示す。な
お、夫々の図で分かりやすくするために、図1を背面側
より図示し、また下部を上部に見立てた構成としてい
る。
【0125】最初にトナーカートリッジ70がハードコ
ピー装置に対して未装着の状態での説明を図58及び図
59を用いて以下に説明する。図58のハードコピー装
置は、アジテータ27が上部に設置予定である図59の
トナーカートリッジ70から供給されるトナー71を撹
拌後、現像ローラ26により感光体22表面の静電潜像
にトナー71が散布される構成となっている。コイル2
8やハードコピー装置側コア29は、後述するトナーカ
ートリッジ70でのトナーカートリッジ側コア72との
間にて磁気誘導を発生させるが、詳細については後述す
る。
【0126】図59のトナーカートリッジ70は、内部
にトナー71を収納し、またバネ等の弾性指示部材73
に指示されるトナーカートリッジ側コア72を設け、こ
のトナーカートリッジ側コア72がハードコピー装置側
に設けられたコイル28とハードコピー装置側コア29
との間で磁気誘導を発生させる。
【0127】次にトナーカートリッジ70がハードコピ
ー装置に対して装着された状態での説明を図60〜図6
2を用いて以下に説明する。図61中のトナーカートリ
ッジ70は、図58及び図59で示した各コイルとコア
が非接触の状態で対面する位置に設置されている。この
状態におけるトナーカートリッジ45を正面から示した
図が図61であるが、コイル28により磁気誘導される
トナーカートリッジ側コア72は、弾性指示部材73を
上下何れかの方向に押し縮めた結果、トナーカートリッ
ジ側コア72は振動を誘起されることとなる。上記ハー
ドコピー装置側とトナーカートリッジ側とのコアの係る
詳細図を図62に示すが、この図62においてハードコ
ピー装置側コア29とトナーカートリッジ側コア72と
の間には、空隙74が設けられることにより、ハードコ
ピー装置側とトナーカートリッジ側との間の磁気誘導を
安定させることができる。
【0128】このハードコピー装置における、コイル2
8とハードコピー装置側コア29の成す回路図を図63
に示す。この回路は、発信周波数検出部75と逆起電圧
検出部76とを、SW1を介してコイルLとそれに直列
に接続した抵抗Rsとに接続する構成である。発信周波
数検出部75は図39の回路のコイルLを除いた部分と
同じなので、同一部分に同一符号を付し、詳しい説明は
省略する。逆起電圧検出部76は、電源Vccに並列接
続する抵抗R3,R4と、電源Vccと抵抗R3の間に
介在するスイッチSW2と、並列接続する抵抗R3,R
4と接続するオペアンプ77と、オペアンプ77の出力
信号を入力するADコンバータ78をからなる構成であ
る。コイルLの接地側端子に直列に抵抗Rsを接続し、
抵抗Rsのコイル側端子とオペアンプ77を接続する。
スイッチSW1に切換信号を入力することにより、コイ
ルLと、オペアンプ77又はコンデンサC1,C3との
接続を切り換る。
【0129】発信周波数検出部75の検出動作について
は、第3実施形態の図39において詳しく説明したの
で、ここでは説明を省略する。
【0130】次にコイル28によりトナーカートリッジ
側コア29が磁気誘導される際、トナーカートリッジ側
コア29の振動特性をコイル28に発生する逆起電圧の
検出により求める手順を以下に示す。前述のトナーカー
トリッジ側コア72の振動特性は、弾性支持部材73の
材質、板厚、トナーカートリッジ側コア72の重量、拘
束度等で振動特性が変化し、変位波形曲線に示されるよ
うな、振動周期変化や振幅変化となって現れるが、この
変化がトナーカートリッジ側コア72と対向配置されて
いるコイル28に発生する逆起電圧変化と対応すること
となる。
【0131】図63の逆起電圧検出部76による逆起電
圧検出にあたり、時間経過に伴うスイッチSW1,SW
2の開閉状態を図64に示す。図64に示すように、逆
起電圧を得るためにはバイアス磁界を付与する必要があ
ることより、コイル28には逆起電圧を検出する前より
通電が行われる。
【0132】図64は逆起電圧測定時のみならず、コイ
ルインダクタンスを測定時でのスイッチSW1,SW2
の開閉状態をも示す。また図63のオペアンプ77で
は、下式を操作することにより逆起電庄を求めている。 e=es−i(Rs+rc) 上式にてコイル端子電圧esは0電位即ち、オペアンプ
77から観測したコイルL端での電位であり、またコイ
ル電流検出抵抗Rsと回路電流iとの積i・Rsは0電
位即ち、オペアンプ77から抵抗Rs端での電位であ
り、またコイル内部抵抗rcは既知の値である。以上よ
りコイル端子電圧esと、コイル電流抵抗Rsと回路電
流iとの積i・Rsを測定することにより、回路電流i
を算出し、式に基づいて逆起電圧eを算出することがで
きる。
【0133】逆起電圧を測定する際、トナーカートリッ
ジ側コア72が上下振動を行うことを前述に示したが、
図60に示すように、トナーカートリッジ側コア72の
上下運動は、トナーカートリッジ72内部のトナー71
に対して振動を伝播させることにより、トナー71が撹
拌され、下部の現像装置36へのトナー71の補給・落
下を促進させることとなる。
【0134】前述のトナーカートリッジ側コア72の運
動量は、トナーカートリッジ70内部のトナー71の量
に影響されることは明確であり、よってトナーカートリ
ッジ側コア72の振動特性により、トナー71の量を検
出することが可能であることがわかる。例えばトナーカ
ートリッジ側コア72の振動状態は、トナーカートリッ
ジ70内にトナー71が含まれる場合と、含まれない場
合とでは振幅が大きく異なり、トナー71が含まれてい
る場合では、トナー71とトナーカートリッジ側コア7
2との摩擦によりその振幅の減衰量も大きく、逆に振動
周波数が小さくなる。前述のトナーカートリッジ70内
に含まれるトナー量によるトナーカートリッジ側コア7
2の振幅や減衰量の関係を図65のシミュレーション結
果に示すが、この図65によりトナーカートリッジ70
のトナー含有量による、固有振動数を比較することがで
きる。この図65のシミュレーション状態における逆起
電圧や、変位波形、及び電流波形を図66〜図68に示
す。図66はシミュレーション番号sh(0)の特性図、
図67はシミュレーション番号sh(1)の特性図、図6
8はシミュレーション番号sh(2)の特性図である。
【0135】ハードコピー装置に表示装置を設けること
は、他の実施形態でも説明したので、説明は省略する。
また、上述のトナーカートリッジ70の装着不良等に伴
うコピー動作の禁止等の処理内容も、図35と同じなの
で説明は省略する。
【0136】<実施例2>本実施例では実施例1におけ
るトナーカートリッジ75の使用状況を認識可能なハー
ドコピー装置の場合についてを説明し、その装置構成を
図69を用いて説明する。図69のトナーカートリッジ
75は、未使用時の構成であり、シール78と一体化し
たシール用非磁性件77が、図69に示すように、トナ
ーカートリッジ側コア72の右部に設けられ、トナーカ
ートリッジ側コア72の左部より加圧バネ76により、
右方向に圧力が架かっている。この状態では、ハードコ
ピー装置側コア29とトナーカートリッジ側コア72と
の間隔が広く確保された状態となっている。
【0137】そして、このトナーカートリッジ75を使
用時には、図69に示す矢印方向に、一体化したシール
78とシール用非磁性体77とを、トナーカートリッジ
75より引き抜く。このことにより、トナーカートリッ
ジ側コア72が、加圧バネ76によって右方向に押し付
けられることにより、トナーカートリッジ側コア72と
ハードコピー装置側コア29との間隔が、空隙74と等
しくなり、図60の構成と同様になる。以上のように図
69の場合と図60の場合では、トナーカートリッジ側
コア72とハードコピー装置側コア29との間隔が異な
ることにより、インダクタンスの変化が生じることを利
用すれば、ハードコピー装置側でトナーカートリッジ7
2の状態を検出することができる。
【0138】このトナーカートリッジ75の構成によ
り、例えばトナーカートリッジ75が現像装置23から
外された状態で近辺に置かれたままでも、そのトナーカ
ートリッジ75のシール有無により、未使用か否かを容
易に判断することができる。以上の手順及び回路構成に
よれば、実施例1の構成をも含めることにより、トナー
カートリッジの振動特性や、磁気誘導特性、及び電気的
共振特性から、トナーカートリッジ等の着脱可能な部材
の着脱状態やトナー量、或いは使用状態を、現像装置2
3等のハードコピー装置側にて求めることができる。な
お、磁性部材は弾性体支持部材に支持されているが、磁
性部材自体を弾性体で形成しても、上記と同様の効果が
得られる。
【0139】
【発明の効果】本発明は、装置本体側と装着部材側とに
それぞれ磁気誘導を生じる手段を配置し、該磁気誘導に
より生じる信号の周波数特性から前記状態情報を検出す
るので、着脱可能な部材の情報を磁気誘導により得てい
ることより、直接本体側装置と接触する箇所が無く、仮
に着脱可能な部材が汚染していた場合でも、本体側装置
にはその汚染の影響が及ばない事より、故障等が発生し
にくく、使い勝手がよい。
【0140】さらに、以下の各請求項においては、上記
効果に加えて次のような効果も生じる。請求項3の発明
によれば、部材側磁気誘導回路に静電容量負荷を接続し
たので、インダクタンスとの組合せにより任意の周波数
特性を設定することが可能となる。すなわち、実際に任
意の周波数特性に設定する際には、前述の静電容量負荷
のみを交換するのみでよく、一般的な静電容量負荷の入
手も容易且つ多種であることより、安価に実現すること
ができる。
【0141】請求項5の発明によれば、分周手段の出力
信号の周波数と、位相検出手段により検出した位相差か
ら共振周波数を求め、前記装着部材の各状態の共振周波
数を予め求めて記憶しておき、求めた共振周波数と記憶
しておいた共振周波数とを比較することにより、状態情
報を検出するので、位相状態は精度よく2値化でき、共
振周波数を精度よく検出でき、内部アルゴリズムを簡略
化できることにより、安価に実現することができる。
【0142】請求項6の発明によれば、前記分周手段
は、大きい分周比率から小さい分周比率に順に変更して
いくので、位相遅れ状態より位相進み状態となるため反
共振周波数を精度よく検出できるため、誤動作を防止す
ることができる。
【0143】請求項7の発明によれば、前記電圧変換手
段は、前記本体側磁気誘導回路に直列に接続した抵抗で
ある電磁誘導を用いたカレント・トランス、MR(Ma
gneticResistance)素子、ホール素子
等の電流プローブを用いた場合と比較すると、電磁波の
影響を受け難く、フラットな周波数特性が得られ、また
安価に実現することができる。
【0144】請求項9の発明によれば、矩形波変換手段
により発振信号を矩形波に整形変換し、その信号とクロ
ック信号を比較して発振周波数を検出するので、発振周
波数を精度よく計測することができる。
【0145】請求項10及び11の発明によれば、磁性
部材の振動特性による逆起電圧を検出するので、装着部
材に収容されている材料、例えばトナーの使用量あるい
は残量等を検出できる。
【0146】請求項12の発明によれば、磁性部材に振
動を与えるので、装着部材に収容されている材料、例え
ばトナー等に振動を与え、装置本体への補給を促進させ
ることができ、トナー等の凝固を防ぎ、故障の防止を図
ることができる。
【0147】請求項13〜17の発明によれば、2種類
の本体側磁気誘導回路を備えたので、装着部材の変位を
精度よく検出することができ、装着不良の状態を確認し
て的確な修正が行える。また、本体側磁気誘導回路と磁
性部材の位置を変えた装着部材を設定することにより、
状態情報を多様化できる。
【0148】請求項18の発明によれば、本体側磁気誘
導回路に並列に静電容量負荷を配置したので、この静電
容量負荷を交換することにより、如何なる共振周波数も
検出することができる。
【0149】請求項19の発明によれば、装置本体と装
着部材との磁気誘導手段の間に空隙を設けたので、その
空隙により磁路の磁気抵抗が設定され、安定したインダ
クタンスの値を得ることができ、誤動作を防止できる。
【0150】請求項20の発明によれば、空隙部分に一
定厚みの第1非磁性体を配置したので、装置本体と装着
部材との磁気誘導手段の間に一定間隔の空隙を設けるこ
とができ、作成が容易となる。
【0151】請求項21の発明によれば、(Sx/X)
≦(Sc/100)の関係を満足するので、装置本体に
対する装着部材の組込み状態における周波数の精度を、
±2Sc%以下に抑制することができる。また、安価に
画像形成装置を実現するには静電容量の精度の低い静電
容量負荷を用い、高価であっても誤動作を優先するので
あれば、静電容量の精度の高い静電容量負荷を用いるこ
とができ、適宜必要に応じて選択できる。
【0152】請求項22の発明によれば、装着部材が未
使用の場合には、第2非磁性体が貼られた状態であり、
また逆に使用する際には第2磁性体を除去することによ
り、装着部材が使用可能であることが分かる。したがっ
て、装着部材を目視することのみで使用/未使用の判断
が可能となり、使い勝手を向上することができる。
【0153】請求項23の発明によれば、第2非磁性体
の存在を磁気誘導手段の周波数特性からも確認できるの
で、装着した状態で目視しなくとも、装置が使用/未使
用の判断が可能となる。
【0154】請求項24の発明によれば、表示手段を有
し、検出した状態情報を表示するので、初心者等の着脱
可能な部材の取り付けのキャリアの無い作業者において
も、装置部材の着脱に問題がある場合には、その旨が表
示されることにより、安心して装着部材のメンテナンス
を行なうことができる。
【0155】請求項25の発明によれば、装着部材の装
着状態に異常が有るときは、動作を停止するので、規定
外の着脱可能な部材の誤装着、未装着、或いは装着不良
状態を検出したときに、トラブルを未然に防止でき、ま
た初心者等の着脱可能な部材の取り付けのキャリアの無
い作業者においても、装着部材の着脱に問題がある場合
にはコピー動作が禁止されることにより、安心して装着
部材のメンテナンスを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるハードコピー装置の一実施形態
を示す概略構成断面図である。
【図2】第1実施形態の実施例1におけるハードコピー
装置の概略構成図である。
【図3】第1実施形態の実施例1における現像カートリ
ッジの概略構成図である。
【図4】現像カートリッジを装着したハードコピー装置
の概略構成図である。
【図5】現像カートリッジを装着したハードコピー装置
の正面図である。
【図6】現像カートリッジをハードコピー装置に装着し
た場合の1次側と2次側のコイルとコアの構成図であ
る。
【図7】ハードコピー装置と現像カートリッジの共振周
波数検出回路を示す回路図である。
【図8】位相検出回路の位相検出を示すタイムチャート
である。
【図9】共振周波数検出のシミュレーション結果を示す
表である。
【図10】図9におけるNo.1のシミュレーション結
果の特性図である。
【図11】図9におけるNo.2のシミュレーション結
果の特性図である。
【図12】図9におけるNo.3のシミュレーション結
果の特性図である。
【図13】図9におけるNo.4のシミュレーション結
果の特性図である。
【図14】図9におけるNo.5のシミュレーション結
果の特性図である。
【図15】図9におけるNo.6のシミュレーション結
果の特性図である。
【図16】図9におけるNo.7のシミュレーション結
果の特性図である。
【図17】図9におけるNo.8のシミュレーション結
果の特性図である。
【図18】ハードコピー装置の制御装置における上述の
現像カートリッジの装着不良等に伴うコピー動作の禁止
等の処理内容を示すフローチャートである。
【図19】トナーカートリッジを装着したカラー・ハー
ドコピー装置の概略構成図である。
【図20】第2実施形態の実施例1におけるハードコピ
ー装置の概略構成図である。
【図21】第2実施形態の実施例1における現像カート
リッジの概略構成図である。
【図22】現像カートリッジを装着したハードコピー装
置の概略構成図である。
【図23】現像カートリッジを装着したハードコピー装
置の正面図である。
【図24】現像カートリッジをハードコピー装置に装着
した場合のハードコピー装置側のコイルとコアと現像カ
ートリッジ側のコアとの構成図である。
【図25】ハードコピー装置と現像カートリッジの共振
周波数検出回路を示す回路図である。
【図26】第2実施形態の共振周波数検出のシミュレー
ション結果を示す表である。
【図27】図26におけるNo.1のシミュレーション
結果の特性図である。
【図28】図26におけるNo.2のシミュレーション
結果の特性図である。
【図29】図26におけるNo.3のシミュレーション
結果の特性図である。
【図30】図26におけるNo.4のシミュレーション
結果の特性図である。
【図31】図26におけるNo.5のシミュレーション
結果の特性図である。
【図32】図26におけるNo.6のシミュレーション
結果の特性図である。
【図33】図26におけるNo.7のシミュレーション
結果の特性図である。
【図34】図26におけるNo.8のシミュレーション
結果の特性図である。
【図35】ハードコピー装置の制御装置における現像カ
ートリッジの装着不良等に伴うコピー動作の禁止等の処
理内容を示すフローチャートである。
【図36】トナーカートリッジを装着したカラー・ハー
ドコピー装置の概略構成図である。
【図37】第2実施形態の実施例3におけるトナーカー
トリッジを示す構成図である。
【図38】第2実施形態の実施例3において、現像装置
にトナーカートリッジを装着する説明図である。
【図39】第3実施形態の実施例1における発振周波数
検出回路を示す回路図である。
【図40】第3実施形態の発振周波数検出のシミュレー
ション結果を示す表である。
【図41】第4実施形態の実施例1におけるハードコピ
ー装置の概略構成図である。
【図42】第4実施形態の実施例1における現像カート
リッジの概略構成図である。
【図43】現像カートリッジを装着したハードコピー装
置の概略構成図である。
【図44】現像カートリッジを装着したハードコピー装
置の正面図である。
【図45】現像カートリッジをハードコピー装置に装着
した場合のハードコピー装置側のコイルとコアと現像カ
ートリッジ側のコアとの構成図である。
【図46】ハードコピー装置側のコイルとコアの上面図
である。
【図47】ハードコピー装置と現像カートリッジの発振
周波数検出回路を示す回路図である。
【図48】第4実施形態の共振周波数検出のシミュレー
ション結果を示す表である。
【図49】第4実施形態の実施例2におけるトナーカー
トリッジを示す構成図である。
【図50】第4実施形態の実施例2において、現像装置
にトナーカートリッジを装着する説明図である。
【図51】トナーカートリッジのコアが移動する場合の
説明図である。
【図52】トナーカートリッジの水平方向への変位を固
定し、垂直方向の変位による各コイルの発振周波数を示
す特性図である。
【図53】トナーカートリッジの水平方向への変位を3
種類として、上述の各コイルの発振周波数の和f1+f
2の特性図である。
【図54】図53に対する直線近似を行った結果を示す
特性図である。
【図55】トナーカートリッジの垂直方向への変位を固
定し、水平方向の変位による各コイルの発振周波数を示
す構成図である。
【図56】トナーカートリッジの垂直方向への変位を3
種類として、上述の各コイルの発振周波数の比f1/f
2の特性図である。
【図57】図56に対する直線近似を行った結果の特性
図である。
【図58】第5実施形態の実施例1におけるハードコピ
ー装置の概略構成図である。
【図59】第5実施形態の実施例1における現像カート
リッジの概略構成図である。
【図60】現像カートリッジを装着したハードコピー装
置の概略構成図である。
【図61】現像カートリッジを装着したハードコピー装
置の正面図である。
【図62】現像カートリッジをハードコピー装置に装着
した場合のハードコピー装置側のコイルとコアと現像カ
ートリッジ側のコアとの構成図である。
【図63】ハードコピー装置と現像カートリッジの発振
周波数検出部と逆起電圧検出部を示す回路図である。
【図64】逆起電圧検出部76による逆起電圧検出にあ
たり、時間経過に伴うスイッチSW1,SW2の開閉状
態を示す表である。
【図65】トナーカートリッジ70内に含まれるトナー
量によるトナーカートリッジ側コアの振幅や減衰量の関
係を示すシミュレーション結果の表である。
【図66】シミュレーション番号sh(0)のシミュレー
ション結果の特性図である。
【図67】シミュレーション番号sh(1)のシミュレー
ション結果の特性図である。
【図68】シミュレーション番号sh(2)のシミュレー
ション結果の特性図である。
【図69】第5実施形態の実施例2におけるトナーカー
トリッジ75の使用状況を認識可能なハードコピー装置
の構成図である。
【符号の説明】
23 現像カートリッジ 28 1次側コイル 29 1次側コア 30 2次側コイル 31 2次側コア
フロントページの続き (72)発明者 巽 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山中 隆幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA04 BA13 BA17 BA34 DA08 DA32 2H077 AA01 AB02 AB14 AD06 BA09 BA10 DA24 DA42 DA54 DA86

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対し着脱可能な構造を有する
    装着部材を備え、該装着部材の装着状態や使用状態を示
    す状態情報を検出することができる画像形成装置におい
    て、 装置本体側と装着部材側とにそれぞれ磁気誘導を生じる
    手段を配置し、該磁気誘導手段により生じる磁気誘導信
    号の周波数特性から前記状態情報を検出することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気誘導手段は、 装置本体側に配置された本体側磁気誘導回路と、 装着部材側に配置され、装置本体側に装着部材が装着さ
    れた場合に本体側磁気誘導回路に対面する部材側磁気誘
    導回路と、からなり、 相互誘導により生じた各状態に対応する共振周波数か
    ら、状態情報を検出することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 部材側磁気誘導回路に静電容量負荷を接
    続したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気誘導手段は、 装置本体側に配置された本体側磁気誘導回路と、 装着部材側に配置され、装置本体側に装着部材が装着さ
    れた場合に前記磁気誘導回路に対面する磁性部材と、か
    らなり、 自己誘導により生じた各状態に対応する共振周波数か
    ら、状態情報を検出することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 分周比率を変更してクロック信号を分周
    し前記本体側磁気誘導回路に出力する分周手段と、 前記本体側磁気誘導回路から出力される電流を電圧に変
    換する電圧変換手段と、 変換された電圧を矩形波に変換する矩形波変換手段と、 前記矩形波と前記分周手段の出力信号との位相差を検出
    する位相検出手段と、を備え、 前記分周手段の出力信号の周波数と、前記位相検出手段
    により検出した位相差から共振周波数を求め、前記装着
    部材の各状態の共振周波数を予め求めて記憶しておき、
    求めた共振周波数と記憶しておいた共振周波数とを比較
    することにより、状態情報を検出することを特徴とする
    請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記分周手段は、大きい分周比率から小
    さい分周比率に順に変更していくことを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧変換手段は、前記本体側磁気誘
    導回路に直列に接続した抵抗であることを特徴とする請
    求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気誘導手段は、 装置本体側に配置された本体側磁気誘導回路と、 装着部材側に配置され、装置本体側に装着部材が装着さ
    れた場合に前記磁気誘導回路に対面する磁性部材と、か
    らなり、 さらに前記本体側磁気誘導回路を含む発振回路が形成さ
    れ、各状態に対応する発振周波数から状態情報を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記本体側磁気誘導回路から出力される
    電流を電圧に変換する電圧変換手段と、 変換された電圧を矩形波に変換する矩形波変換手段と、 前記矩形波とクロック信号を比較して発振周波数を検出
    する周期計測手段と、を備え、 前記装着部材の各状態の発振周波数を予め求めて記憶し
    ておき、検出した発振周波数と記憶しておいた発振周波
    数とを比較することにより、状態情報を検出することを
    特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記磁性部材は装着部材に弾性支持さ
    れ、さらに前記磁性部材の振動特性により検出される逆
    起電圧を検出する逆起電圧検出手段を備えたことを特徴
    とする請求項4乃至8のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記磁性部材は弾性部材で形成され、
    さらに前記磁性部材の振動特性により検出される逆起電
    圧を検出する逆起電圧検出手段を備えたことを特徴とす
    る請求項4乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記本体側磁気誘導回路により前記磁
    性部材に振動を加えることを特徴とする請求項10又は
    11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気誘導回路は、切り替え可能な
    第1磁気誘導回路及び第2磁気誘導回路とからなり、第
    1磁気誘導回路と第2磁気誘導回路による特性から装置
    本体に対する装着部材の変位を検出できることを特徴と
    する請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記特性は第1磁気誘導回路及び第2
    磁気誘導回路のインダクタンスの和であり、該和から検
    出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対抗面
    に垂直な変位であることを特徴とする請求項13記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記特性は第1磁気誘導回路及び第2
    磁気誘導回路のインダクタンスの比であり、該比から検
    出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対抗面
    に平行な変位であることを特徴とする請求項13記載の
    画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記特性は第1磁気誘導回路及び第2
    磁気誘導回路による発振周波数の和であり、該和から検
    出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対抗面
    に垂直な変位であることを特徴とする請求項13記載の
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記特性は第1磁気誘導回路及び第2
    磁気誘導回路による発振周波数の比であり、該比から検
    出する前記変位は、磁気誘導回路と磁性部材との対抗面
    に平行な変位であることを特徴とする請求項13記載の
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記本体側磁気誘導回路に並列に静電
    容量負荷を配置したことを特徴とする請求項4乃至17
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記装着部材を前記装置本体に装着し
    た場合に、前記装置本体と前記装着部材の各磁気誘導手
    段を、その間に空隙が生じるように配置したことを特徴
    とする請求項2乃至18のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  20. 【請求項20】 前記装置本体と前記装着部材の各磁気
    誘導手段の間に一定厚みの第1非磁性体を配置し、一定
    間隔の空隙が形成されるようにしたことを特徴とする請
    求項19記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 静電容量負荷の静電容量の精度±Sc
    %、前記空隙をXmm、前記空隙の精度を±Sxmmと
    するとき、 (Sx/X)≦(Sc/100) の関係を満足することを特徴とする請求項20記載の画
    像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記装置本体の磁気誘導手段に対する
    前記装着部材の対向面に第2非磁性体を貼り付け、装着
    部材の使用時に該第2非磁性体を剥がすことを特徴とす
    る請求項20に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記装着部材の移動可能な磁気誘導手
    段を前記装置本体の磁気誘導手段方向に押圧する弾性部
    材を備え、前記装置本体と前記装着部材の各磁気誘導手
    段の間に一定厚みの移動可能な第1非磁性体を配置し、
    前記装置本体の磁気誘導手段に対向する前記装着部材の
    第1非磁性体に第2非磁性体を貼り付け、装着部材の使
    用時に剥がす第2非磁性体を貼り付け、磁気誘導の周波
    数特性より、装着部材が未使用か否かを判断することを
    特徴とする請求項22記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 表示手段を有し、検出した状態情報を
    表示することを特徴とする請求項1乃至23のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 装着部材の装着状態に異常が有るとき
    は、動作を停止することを特徴とする請求項1乃至24
    のいずれかに記載の画像形成装置。
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