JP2000205137A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2000205137A
JP2000205137A JP11008222A JP822299A JP2000205137A JP 2000205137 A JP2000205137 A JP 2000205137A JP 11008222 A JP11008222 A JP 11008222A JP 822299 A JP822299 A JP 822299A JP 2000205137 A JP2000205137 A JP 2000205137A
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JP
Japan
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refrigerant
pipe
compressor
discharge port
drive element
Prior art date
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Pending
Application number
JP11008222A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Shimizu
栄一 清水
Kazuya Sato
里  和哉
Hiroshi Nishikawa
弘 西川
Makoto Hazama
誠 間
Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Yasuo Sakamoto
泰生 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒として二酸化炭素冷媒を用いたときで
も、モータ13の起動性が損われないようにする。 【解決手段】 圧縮機2の吸入管61と吐出管60とを
連結管62により連結し、この連結管62の途中に開閉
弁63を設ける。そして、モータ13の動作中は連結管
62を閉じ、またモータ13の停止中は連結管62を開
くようにする。これにより、モータ13が停止すると吸
入管61と吐出管60とは同圧になるので起動性が損わ
れることが無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動要素と圧縮要
素とを備えた圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮機は種々の技術分野に用いら
れ、冷媒を圧縮する圧縮手段やこの圧縮手段を駆動する
ための駆動手段等を有して、これらが密閉ケース内に収
納された構成となっている。
【0003】このような圧縮機においては、これまで冷
媒としてR−22等の塩素を含む冷媒(以下、特定フロ
ンガスと記載する)が用いられていたが、このR−22
冷媒はオゾン層を破壊する原因となることが判明し規制
対象となった。
【0004】そこで、特定フロンガスに代わる冷媒の研
究開発が盛んに行われている。かかる冷媒には、二酸化
炭素冷媒等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定フ
ロンガスを用いることを前提とした従来構造の圧縮機に
二酸化炭素冷媒を用いると、従来に比べて冷媒の最低圧
力が約6倍(約30〜40kg/cm2G)、最高圧力
が約4倍(約150kg/cm2G)となって差圧が大
きくなるため、この圧縮機を起動する際に駆動要素がス
ムーズに回転しない問題がある。
【0006】そこで、本発明は、二酸化炭素冷媒を用い
た場合であっても、駆動要素が容易に起動できるように
した圧縮機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、駆動要素と、該駆動要素
からの動力により容積が変動して吸気口を介して冷媒を
吸気すると共に、該冷媒を圧縮して吐出口から吐出す圧
縮要素とを有した圧縮機において、吸入口と吐出口とを
連結する連結管と、該連結管の途中に設けられて、駆動
要素の動作中は当該連結管を閉じ、該駆動要素の停止中
は該連結管を開いて吸入口と吐出口とを同圧にする開閉
弁とを有して、二酸化炭素冷媒を用いた場合であって
も、駆動要素が容易に起動できるようにしたことを特徴
とする。
【0008】請求項2にかかる発明は、駆動要素の給電
に応じて開閉弁が連結管を開閉するようにしたことを特
徴とする。
【0009】請求項3にかかる発明は、冷媒として二酸
化炭素冷媒を使用したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明をスクロール圧縮機2に適用
した際の縦断面図である。なお、本発明はスクロール圧
縮機2に限定されるものではなく、ロータリ圧縮機機等
に用いてもよいことを先に付言する。
【0011】スクロール圧縮機2は、固定スクロール1
0、揺動スクロール11、フレーム12、モータ13等
を有して、これらが密閉ケース14内に収納された構成
となっている。
【0012】揺動スクロール11はフレーム12の上に
配設され、その上に固定スクロール10が設けられてい
る。フレーム12は密閉ケース14に固着されると共
に、このフレーム12に固定スクロール10が等距離を
保って固定されている。
【0013】固定スクロール10及び揺動スクロール1
1は鏡板15,16を有し、これらの鏡板15,16に
渦巻状のラップ17,18が立設されている。そして、
これらのラップ17,18が互いに組合うことにより図
示しない吸気室や圧縮室19が形成されている。
【0014】揺動スクロール11の下面(フレーム12
側の面)には、2つのキー溝30(図1では1つのみ示
している)が設けられ、フレーム12の上面(揺動スク
ロール11側の面)には、2つのキー溝31(図1では
1つのみ示している)が設けられ、これら2つのキー溝
30を結ぶ直線と2つのキー溝31を結ぶ直線とは直交
している。
【0015】そして、これらのキー溝30,31に嵌合
するキー32,33を有したオルダムリング34が揺動
スクロール11とフレーム12との間に配設されてい
る。
【0016】フレーム12を挿通しているモータ軸20
の上端部にはクランク24が設けられ、このクランク2
4が揺動スクロール11に設けられたクランク受25に
挿嵌している。
【0017】また、フレーム12の揺動スクロール11
側には、クランク受25が動き得るようにクランク室2
3が設けられている。
【0018】これにより、モータ13の回転運動はクラ
ンク24を介して揺動スクロール11に伝達され、オル
ダムリング34等により回転運動が規制されて揺動スク
ロール11は公転運動するようになる。
【0019】この公転運動に伴い冷媒(二酸化炭素冷
媒)が吸気室に取込まれ、そしてこの吸気室が閉じて圧
縮室19となる。この圧縮室19は公転運動により螺旋
運動しながら揺動スクロール11の中心に向って空間容
積を縮小しながら移動する。
【0020】ところで揺動スクロール11の公転運動に
伴い揺動スクロール11及び固定スクロール10におけ
るラップ17,18の先端と対向する固定スクロール1
0及び揺動スクロール11の鏡板15,16とは摺動す
ると共に、揺動スクロール11とフレーム12とが摺動
する。
【0021】これらの摺動で発生する摺動摩擦を低減す
ると共に摩耗を抑制するために、密閉ケース14の底部
に潤滑油35が貯留され、この潤滑油35をロータリー
ベーン式潤滑油ポンプ36によりモータ軸20に形成さ
れた潤滑油通路37を介して各摺動面に供給している。
【0022】このようにラップ17,18と鏡板15,
16との摺動面に潤滑油35が供給されると、その一部
が圧縮室19に滲み出たりして冷媒に混じってしまう場
合がある。
【0023】冷媒に潤滑油35が混じると、冷媒の熱力
学的特性が劣化して冷凍サイクル等における冷凍効率等
を低下させてしまうので、冷媒と潤滑油35との分離が
望まれる。
【0024】かかる目的から、固定スクロール10の上
部に概略凹状に形成された仕切板42を設けて密閉ケー
ス14を密閉すると共に、仕切板42にとエンドキャッ
プ43を被せてこれらの間でバッファ空間44を形成し
ている。
【0025】この仕切板42には、吹出キャップ45及
び分離キャップ46が設けられて、吐出口47から吐出
される冷媒が吹出キャップ45や分離キャップ46の内
壁に吹き当りながらバッファ空間44に流動するように
なっている。
【0026】そして潤滑油35を含む冷媒が、分離キャ
ップ46の内壁等に吹き当りことにより、潤滑油35が
この内壁に付着して潤滑油35の分離を行なっている。
【0027】分離された潤滑油35は、図示しない経路
を経て凹状に形成された仕切板42に貯留し、潤滑油戻
管51からモータ13側に戻され、冷媒はバッファ空間
44を介して吐出管60から機外に吐出される。
【0028】このような構成のスクロール圧縮機2に冷
媒として二酸化炭素冷媒を用いると、特定フロン等を用
いた場合に比べ差圧が大きくなるので、その後起動する
場合に起動性が悪くなる。
【0029】そこで本発明では、冷媒が機内に吸入され
る吸入管61と圧縮された冷媒が機外に吐出される吐出
管60とを連結管62より連結し、この連結管62の途
中に開閉弁63を設けている。
【0030】この開閉弁63は、モータ13に給電され
ると閉弁し、逆にモータ13への給電が停止すると開弁
するようになっている。
【0031】即ち、スクロール圧縮機2が動作中は開閉
弁63が閉弁して、吸入管61と吐出管60とは連通せ
ず、スクロール圧縮機2が停止中は開閉弁63が開弁し
て、吸入管61と吐出管60とを連通させている。
【0032】従って、スクロール圧縮機2を起動する際
には吸入側と吐出側とが同圧になっているので起動性が
改善される。
【0033】図2はかかるスクロール圧縮機2を空気調
和機に適用した際の冷凍回路図で冷媒を圧縮するスクロ
ール圧縮機2、圧縮された冷媒が流れる凝縮器3、冷媒
を減圧する減圧器4、この減圧器4からの冷媒が流れる
蒸発器6等により構成されている。
【0034】なお、減圧器4は蒸発器6の低圧側に設け
られた圧力検出器(又は温度検出器)5からの信号によ
り減圧量を調整するようになっている。
【0035】また、二酸化炭素冷媒は凝縮器3で冷却さ
れても特定フロンガスのように凝縮することはないが、
特定フロンガスを用いる冷凍回路との対応を図るため敢
て凝縮器3、蒸発器6と記載した。無論、冷媒が二酸化
炭素であるか特定フロンガスであるかを問わず、凝縮器
3の作用は同じであることは付言するまでもない。
【0036】このような構成で、スクロール圧縮機2か
らの圧縮された冷媒は凝縮器3に供給されて、この凝縮
器3で空気(冷房運転の場合は外気、暖房運転の場合は
室内空気)等と熱交換することにより冷却されて温度が
下がる。その後、冷媒は減圧器4に供給されて減圧され
て蒸発器6に供給される。
【0037】蒸発器6で冷媒は、空気(冷房運転の場合
は室内空気、暖房運転の場合は外気)等と熱交換して、
この空気により加熱されてスクロール圧縮機2に戻る。
【0038】従って、冷凍回路が動作中は、スクロール
圧縮機2の吸気側と吐出側とで圧力差が生じている。こ
のような状態でスクロール圧縮機2を停止させ、その後
起動すると、この圧力差が緩和していない場合が生じ、
このような場合にはモータ13は圧力差による抵抗を受
けた状態となるので起動性が悪くなる。
【0039】そこで、スクロール圧縮機2を停止する際
には、開閉弁63を開くことによりスクロール圧縮機2
の吸気側と吐出側とを同圧にして、起動時におけるモー
タ13の負荷を低減している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば、吸入口と吐出口とを連結管により連結し、
この連結管の途中に開閉弁を設けて、駆動要素の停止中
のみ吸入口と吐出口とが同圧になるようにしたので、例
えば二酸化炭素冷媒を用いた場合であっても、駆動要素
が容易に起動できるようになる。
【0041】請求項2にかかる発明によれば、駆動要素
の給電に応じて開閉弁が連結管を開閉するようにしたの
で、二酸化炭素冷媒を用いた場合であっても、駆動要素
が容易に起動できるようになる。
【0042】請求項3にかかる発明は、冷媒として二酸
化炭素冷媒を使用し、吸入口と吐出口とを連結管により
連結て駆動要素が停止時のみ吸入口と吐出口とが同圧に
なるようにしたので、環境破壊の恐れを防止すると共
に、駆動要素が容易に起動できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用されるスクロ
ール圧縮機の断面図である。
【図2】図1のスクロール圧縮機を空気調和機に適用し
たときの冷凍回路図である。
【符号の説明】
2 スクロール圧縮機 13 モータ 47 吐出口 60 吐出管 61 吸入管 62 連結管 63 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 間 誠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西川 剛弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 坂本 泰生 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA00 AA05 AB03 AC03 CD06 3H029 AA02 AA04 AA14 AB03 BB07 BB54 CC80 CC87

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動要素と、該駆動要素からの動力によ
    り容積が変動して吸気口を介して冷媒を吸気すると共
    に、該冷媒を圧縮して吐出口から吐出す圧縮要素とを有
    した圧縮機において、 前記吸入口と吐出口とを連結する連結管と、 該連結管の途中に設けられて、前記駆動要素の動作中は
    当該連結管を閉じ、該駆動要素の停止中は該連結管を開
    いて前記吸入口と吐出口とを同圧にする開閉弁とを有し
    たことを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 駆動要素と、該駆動要素からの動力によ
    り容積が変動して吸気口を介して冷媒を吸気すると共
    に、該冷媒を圧縮して吐出口から吐出す圧縮要素とを有
    した圧縮機において、 前記吸入口と吐出口とを連結する連結管と、 該連結管の途中に配置され、前記駆動要素の給電に応じ
    て所定時間開く開閉弁とを有したことを特徴とする圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 前記冷媒として二酸化炭素を使用したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の圧縮機。
JP11008222A 1999-01-14 1999-01-14 圧縮機 Pending JP2000205137A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017150466A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 高圧圧縮機及びそれを備えた冷凍サイクル装置
US10731647B2 (en) 2016-02-26 2020-08-04 Lg Electronics Inc. High pressure compressor and refrigerating machine having a high pressure compressor

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JP2017150466A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 高圧圧縮機及びそれを備えた冷凍サイクル装置
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US10731647B2 (en) 2016-02-26 2020-08-04 Lg Electronics Inc. High pressure compressor and refrigerating machine having a high pressure compressor

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