JP2000203389A - 車両を使用するためのスペアキ―の確証方法 - Google Patents

車両を使用するためのスペアキ―の確証方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセス及び操作が簡単で悪用に対して防護
されるような、レギュラーキーを用いることなく車両を
使用するためのスペアキーの確証方法を創作する。 【解決手段】 スペアキーが識別番号を有し、この識別
番号を中央処理センターへ伝達し、該中央処理センター
にてチェックすること、及び該中央処理センターから車
両へのイネーブル信号の通知により前記スペアキーを確
証すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レギュラーキーを
用いることなく車両を使用するためのスペアキーの確証
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の方法はＥＰ０７８８９４６Ａよ
り周知であり、その場合車両外に位置する独自のプログ
ラム装置を用いて車両部分に固有のデータが中央処理セ
ンターによって試問され、これらのデータは車両におけ
るデコード化のために中央処理センターからプログラム
装置へ及び該プログラム装置から車両へ伝達される。そ
の場合更に部分的な二重コード化が成されるにもかかわ
らず、プログラム装置が悪用された場合に周知の方法で
は問題点が生じ得る。
【０００３】例えばオリジナルキーを故意ではなく車内
に閉じ込めてしまった場合または損失した場合等のよう
に、オリジナルキーが無い場合に車両を開錠並びに移動
をもさせるという顧客サービスの必要性に反して、盗難
及び侵入に対する安全性を向上させるという一般的な傾
向が広まっていると全体的に言える。更に侵入防止用ガ
ラスの使用により問題点が助長する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、プロ
セス及び操作が簡単で悪用に対して防護されるような、
冒頭に掲げた形式の方法を構成することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題は、スペアキー
が識別番号を有し、この識別番号を中央処理センターへ
伝達し、該中央処理センターにてチェックすること、及
び該中央処理センターから車両へのイネーブル信号の通
知により前記スペアキーを確証することで解決する。
【０００６】中央処理センターによるスペアキーの確証
が本発明の本質である。スペアキーの識別番号が中央処
理センターへ伝達され、該中央処理センターでチェック
されるので、例えば損失したスペアキーの明らかな悪用
は、スペアキーの識別番号が中央処理センターにて周知
であれば認識され、中央処理センターから車両へのイネ
ーブル信号の発行は阻止される。
【０００７】本発明の有利な構成は、別の請求項に記さ
れ、及び図に示した方法のプロセスにより詳細に説明す
る。
【発明の実施の形態】
【０００８】唯一の図は、本発明による方法の枠内で有
効な切替位置及び伝達経路を示すブロック図である。こ
こで記載されている方法は、盗難防止効果を軽減するこ
となく一般的に使用可能なスペアキーを用いて車両を開
錠及び運転開始するための可能性を提供する。その場合
自動車電話機及び中央データバンクを使用して中央処理
センターによってスペアキーを確証することにより、ス
ペアキーを用いて車両を少なくと開錠する資格が一時的
に与えられる。
【０００９】一般的に使用可能なスペアキーは以下ＶＫ
−Ｋｅｙと称する。本方法の枠内における他の作用位置
は、中央データバンク（ＶＫデータバンクと称する）、
車両内に配置されている自動車電話機、基本インターフ
ェース電話機（ＢＩＴインターフェースと称する）及び
スペアキーを使用する顧客サービススタッフの移動電話
機である。本質的に更に電話機接続のために有利には非
同期アルゴリズムが使用される。従って電話機接続のた
めに盗聴防止を達成する必要性はない。非同期アルゴリ
ズムに基づきコード化方法が把握され、このコード化方
法により、データ伝達ではパブリックキーを用いた公知
のコード化アルゴリズムが使用され、デコード化アルゴ
リズムはシークレットキーを用いて処理される。
【００１０】車両に到達する信号の評価は有利には発進
防止装置として機能するＣＡＳ制御装置（ＣＡＳ：カー
アクセスシステム）により行われ、このＣＡＳ制御装置
はリングメモリを有し、このリングメモリにて成功に至
ったＶＫ−Ｋｅｙ確証（ＶＫ−Ｋｅｙを使用した車両の
使用）に関する情報が記憶され、アタックメモリ（非有
効のＶＫ−Ｋｅｙの使用に関する情報を記録するメモ
リ）にて場合によりマニプレーション試験が行われる。
【００１１】スペアキーを用いて車両を開錠するための
全プロセスは、五段階Ｉ−Ｖにて実施される。
【００１２】Ｉ）ＶＫ−Ｋｅｙにおける命令鍵盤の操作
によりスペアキーは乱数ＰＩＮを生成し、この乱数ＰＩ
Ｎは、一方でコード化されず、他方でスペアキー固有の
識別情報ＶＫ＿ＫＥＹ＿ＩＤと共に秘密でない（公知
の）コードとコード化されて車両に伝達される。無線で
伝達され、コード化されている信号Ｋｒｙｐｔ＿ｆ１
（ＶＫ＿ＫＥＹ＿ＩＤ，ＰＩＮ）及び乱数ＰＩＮを車両
は無線電信受信装置を介して受信し、これらをＣＡＳへ
伝達し、このＣＡＳにてスペアキーの識別情報ＶＫ＿Ｋ
ＥＹ＿ＩＤが乱数ＰＩＮの情報に基づき解読される。
【００１３】ＩＩ）サービス技術者は有利には移動電話
機を用いてＶＫデータバンクへ以下のデータを伝達す
る。乱数ＰＩＮ、車両の電話番号及び車両の車体番号で
ある。電話機による伝達ではコード化は必要ではない。
【００１４】ＶＫデータバンクは車体番号を使用して対
応する車両のパブリックキー（Ｐ−ＣＯＤＥ−ＦＺＧ）
を取得し、乱数ＰＩＮを前記パブリックキーと共にコー
ド化させる。
【００１５】ＩＩＩ）ＶＫデータバンクから車両の電話
機にダイヤルされ、前記のようにコード化された乱数Ｐ
ＩＮが伝達され、この乱数ＰＩＮは該車両にて受信さ
れ、ＣＡＳ制御装置へ伝達される。ＣＡＳは秘密のデコ
ード化アルゴリズムとしてシークレットキー（Ｓ−ＣＯ
ＤＥ−Ｆｚｇ）を有し、このデコード化アルゴリズム
は、乱数ＰＩＮの実際の情報を用いることなくこのＰＩ
Ｎを再生させることができる。更にこのＰＩＮが段階Ｉ
にて得られたＰＩＮと比較される。
【００１６】ＩＶ）両方のＰＩＮが同一であれば、ＣＡ
Ｓは固有の乱数ＲＡＮＤを生成する。このＲＡＮＤ及び
段階ＩにてＣＡＳに伝達されたスペアキーの識別情報Ｖ
Ｋ＿ＫＥＹ＿ＩＤはそれぞれパブリックキーＰ−ＣＯＤ
Ｅ−ＶＫと共にコード化され、車両の電話機を介してＶ
Ｋデータバンクに伝達される。
【００１７】そこでＶＫデータバンクのシークレットキ
ーＳ−ＣＯＤＥ−ＶＫを用いて乱数ＲＡＮＤ及びＶＫ−
Ｋｅｙ識別情報ＶＫ＿ＫＥＹ＿ＩＤが再生され、ＶＫ−
Ｋｅｙ識別情報ＶＫ＿ＫＥＹ＿ＩＤが有効なスペアキー
に割当てられているかどうかチェックされる。この再生
のためには乱数ＲＡＮＤの独自の情報は必要ではない。
【００１８】Ｖ）ＶＫ−Ｋｅｙ識別情報が有効であれ
ば、返信として乱数ＲＡＮＤがパブリックキーＰ−ＣＯ
ＤＥ−Ｆｚｇと共にコード化され、車両内のＣＡＳへ伝
達される。ＣＡＳは該ＣＡＳのシークレットキーＳ−Ｃ
ＯＤＥ−Ｆｚｇを用いて乱数ＲＡＮＤを再生させ得て、
メモリ内の乱数ＲＡＮＤと比較させ得る。両方が同一で
あれば、スペアキーＶＫ−Ｋｅｙの有効性が確認済とし
て解釈され、ＶＫ−Ｋｅｙにより依頼された命令が実施
される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による方法の枠内で有効な切替位置及び
伝達経路を示すブロック図である。
【符号の説明】
Ｉ 本発明による方法の一段階目のプロセスである。 ＩＩ 本発明による方法の二段階目のプロセスである。 ＩＩＩ 本発明による方法の三段階目のプロセスであ
る。 ＩＶ 本発明による方法の四段階目のプロセスである。 Ｖ 本発明による方法の五段階目のプロセスである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】レギュラーキーを用いることなく車両を使
    用するためのスペアキーの確証方法において、スペアキ
    ーが識別番号を有し、この識別番号を中央処理センター
    へ伝達し、該中央処理センターにてチェックすること、
    及び該中央処理センターから車両へのイネーブル信号の
    通知により前記スペアキーを確証することを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項２】データ伝達を、スペアキーから中央処理セ
    ンターへ、及び（または）中央処理センターから車両
    へ、及び（または）スペアキーから車両へ、及び（また
    は）車両から中央処理センターへ、コード化させて行う
    ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】一方向におけるデータ伝達に、他方向にお
    ける確認信号の伝達が接続することを特徴とする、請求
    項２に記載の方法。
  4. 【請求項４】パブリックキーを使用してデータ伝達を行
    い、このように伝達された信号のデコード化をプライベ
    ートキーを使用して行うことを特徴とする、請求項３に
    記載の方法。
  5. 【請求項５】中央処理センターへのスペアキーの識別番
    号の伝達を車両自体により行い、該識別番号を準備的に
    スペアキーから車両へ伝達することを特徴とする、請求
    項１から４に記載の方法。
  6. 【請求項６】データ伝達を電話機によって行うことを特
    徴とする、請求項１から５に記載の方法。
  7. 【請求項７】データ伝達を乱数と共にコード化させて行
    うことを特徴とする、請求項１から６に記載の方法。
  8. 【請求項８】実際のデータ伝達以前に受信装置をスペア
    キーにより動作させることを特徴とする、請求項１から
    ７に記載の方法。
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