JP2000203175A - 本 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】背側、腹側のいずれの側から書棚や書庫あるい
はブックケースに収納しても本の題号が目視でわかる本
を提供する。 【解決手段】表表紙２、裏表紙３、背表紙４を有するほ
かに、表表紙あるいは裏表紙のいずれかの表紙の前縁
に、本の小口５の幅に相当する幅の腹表紙部６とこれに
続く折込片部７とよりなる延出片部８を有するものとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は背からも腹からも
題号が分かる本に関する。

【０００２】

【従来の問題点】従来の本の装丁は表表紙、裏表紙、背
表紙からなり、前小口を塞ぐ腹表紙ともいうべきものは
ない。したがって、書棚や書庫あるいはブックケースへ
本の題号が分かるように納めておくには、背表紙が手前
になるようにしなければならず、小口を手前にすると、
収納した本の題号が分からないという不便さがある。

【０００３】

【本発明の目的】本発明は背側、腹側のいずれの側から
書棚や書庫あるいはブックケースに収納しても本の題号
が目視でわかる本を提供できるようにした。

【０００４】

【本発明の手段】上記目的を達成するために、本発明に
係る本の装丁は、表表紙、裏表紙、背表紙を有するほか
に、表表紙あるいは裏表紙のいずれかの表紙の前縁に、
本の前小口を覆える長さの延出片部を設けた腹表紙を有
するものとしてある。

【０００５】より詳しくは、表表紙、裏表紙、背表紙を
有するほかに、表表紙あるいは裏表紙のいずれかの表紙
の前縁に、本の小口の幅に相当する幅の腹表紙部とこれ
に続く折込片部とよりなる延出片部を有するものとして
ある。

【０００６】

【実施例】以下に本発明に係る本の一実施例を添付図面
に示す具体例によって説明する。図において符号１は本
を示し、２はその表表紙、３は裏表紙、４は背表紙を示
す。

【０００７】しかして本発明においてはさらに本の小口
５（前小口）を覆う開閉可能な腹表紙部６を設けたもの
としてある。

【０００８】より具体的には表表紙もしくは裏表紙のい
ずれかの前縁に、すなわち実施例図では表表紙の前縁
に、本の小口５の幅（厚さ）に相当する幅の腹表紙部６
とこれに続く折込片部７とよりなる延出片部８を形成し
たものとしてある。

【０００９】延出片部を表表紙に形成した場合には折込
片部７は裏表紙の見返し（内面）に折り込むようにし、
延出片部を裏表紙に形成した場合には折込片部は表表紙
の見返し（内面）と扉の間に折り込むようにする。

【００１０】

【作用、効果】本発明の本は表表紙の前縁あるいは裏表
紙の前縁に延出片部を形成してあるので、延出片部を折
り曲げて折込片部を裏表紙の見返しあるいは表表紙の見
返し側に折り込むことにより、腹表紙部で本の前小口を
塞ぐことができる。

【００１１】しかして腹表紙にも題号９を印刷しておく
ことにより、本を書棚や書庫あるいはブックケースに入
れて収納する際、背表紙が手前になるように入れる必要
はなく前小口側が手前になるようにして入れても、前小
口は腹表紙にて覆われているので、題号が印刷されてい
る腹表紙によりどんな本であるかを目視により直ちにわ
かる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る本の腹表紙部を反開きにした状態
の斜視図。

【図２】本発明に係る本の腹表紙部で小口を塞いだ状態
の斜視図。

【符号の説明】

１ 本 ２ 表表紙 ３ 裏表紙 ４ 背表紙 ５ 小口 ６ 腹表紙部 ７ 折込片部 ８ 延出片部 ９ 題号

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表表紙、裏表紙、背表紙を有するほかに、
   表表紙あるいは裏表紙のいずれかの表紙の前縁に、本の
   前小口を覆える長さの延出片部を設けた腹表紙を有する
   本。
2. 【請求項２】表表紙、裏表紙、背表紙を有するほかに、
   表表紙あるいは裏表紙のいずれかの表紙の前縁に、本の
   小口の幅に相当する幅の腹表紙部とこれに続く折込片部
   とよりなる延出片部を形成してなる本。