JP2000201900A - 生体信号モニタ装置 - Google Patents

生体信号モニタ装置

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JP2000201900A
JP2000201900A JP11004596A JP459699A JP2000201900A JP 2000201900 A JP2000201900 A JP 2000201900A JP 11004596 A JP11004596 A JP 11004596A JP 459699 A JP459699 A JP 459699A JP 2000201900 A JP2000201900 A JP 2000201900A
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alarm
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unit
signal
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JP11004596A
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Yoshio Ogino
義夫 荻野
Boku Takeda
朴 武田
Hiromi Fujimasu
裕実 藤枡
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Nippon Koden Corp
Original Assignee
Nippon Koden Corp
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の容体が重度なレベルである場合には確
実にその旨を報知することができ、患者の容体が軽度な
レベルである場合には警報による医療従事者の煩わしさ
を低減させることができるようにすること。 【解決手段】 患者1に装着された検出器2、3、4か
ら得られる信号を信号検出部5と信号処理部6によりそ
れぞれ処理してモニタすべき生体信号としてアラーム検
出部7、8、9に与える。アラーム検出部7、8、9で
は、それぞれの生体信号が重度の異常となった場合、ま
たは軽度の異常となった場合、それらの旨を示すそれぞ
れの信号を警報発生部30に与える。警報発生部30で
はいずれかのアラーム検出部からそれらの信号が与えら
れると、それに応じて可視的警報と音響的警報を行う。
医療従事者は軽度の異常については、ボタンSW1やボ
タンSW2を操作して音響的警報のレベルを減衰させた
り、解除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は患者の容体を生体信
号から段階的に評価して警報を発する装置に関し、特に
症状が軽度の場合には音響的警報を減衰または解除させ
ることができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野において、集中治療室、手術室
での患者の容体を医療従事者に知らせるために、心拍
数、脈波などの生体信号の解析結果が特定の注意すべき
状態になった場合に警報を発する装置はこれまでに多く
開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は、警報を完全に解除する手段を設けており、医療
従事者がその警報を煩わしいと感じる場合には、事前に
あるいは警報が発せられている最中に警報を完全に解除
することがあり、容体の変化を報知するという警報とし
ての本来の役割を果たせない状態となる場合があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、患者の容体が重度なレベルである場合には確実に
その旨を報知することができるようにすると共に、患者
の容体が軽度なレベルである場合にはモニタ装置の警報
による医療従事者の煩わしさを低減させることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
生体から検出された信号を処理してモニタすべき信号と
する生体信号処理部と、前記生体信号処理部によって処
理された生体信号またはその派生信号に、少なくとも1
つの限界値を与える限界値設定部と、前記限界値ごと
に、前記生体信号またはその派生信号が前記限界値より
も症状が軽い場合の少なくとも一つの軽アラームレベル
を与える軽アラームレベル設定部と、前記生体信号また
はその派生信号が、前記軽アラームレベルあるいは前記
限界値に達したときに、音響的および可視的警報を発す
る警報発生部と、前記警報発生部の発する軽アラームレ
ベル警報のうち少なくとも音響的警報を減衰または解除
させることができる減衰解除手段とを有することを特徴
とする。
【0006】このような構成において、生体信号または
その派生信号が限界値を越えたときは音響的および可視
的警報が発せられる。生体信号またはその派生信号が軽
アラームレベルとなったときは、軽アラームレベル警報
は減衰された音響的警報とされるかまたはその警報がな
されないようにすることができる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記減衰解除手段は、減衰または解除が行
なわれたときから所定時間経過後に減衰または解除され
た軽アラームレベル警報をもとの軽アラームレベル警報
に回復させる軽アラームレベル回復手段を有することを
特徴とする。
【0008】このような構成において、軽アラームレベ
ル警報の音響的警報は、減衰または解除が行なわれたと
きから所定時間経過後に回復する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の装置
の全体構成を図1に示す。図に示すように、患者1には
3つの検出器2、3、4が装着されている。検出器2は
患者の指先に装着されたパルスオキシメータ用プローブ
である。検出器3は、患者の腕に装着されたカフとその
カフ圧を測定するための装置等からなる。検出器4は、
胸部(あるいは四肢)に装着された心電図用生体電極で
ある。信号検出部5は、これら検出器2、3、4から得
られた信号を電気信号として出力するものである。信号
処理部6は、信号検出部5から出力される電気信号を処
理し、モニタすべき生体信号(酸素飽和度SpO2、血圧値
NIBP、心電図信号ECG から派生させた信号:心拍数H
R、など)を作成するものである。この実施の形態では
これらの信号として酸素飽和度、血圧値、心拍数を採
る。
【0010】アラーム検出部7は、酸素飽和度のアラー
ム検出を行うものである。このアラーム検出部7は、限
界値設定記憶部10、軽アラームレベル演算部11、軽
アラームレベル設定記憶部12および2つの比較手段1
9、20を備えている。
【0011】限界値設定記憶部10は、設定された危険
な限界値を記憶するものである。この限界値はモニタす
べき患者の病状に応じて医師が決定する。軽アラームレ
ベル演算部11は、限界値設定記憶部10が記憶してい
る限界値に基づいて、限界値前の軽アラームレベルを演
算して求めるものである。軽アラームレベル設定記憶部
12は、軽アラームレベル演算部11が求めたアラーム
レベルあるいは医師が判断した限界値を設定されるとこ
れを記憶するものである。
【0012】比較手段19は、信号処理部6から与えら
れる検出された酸素飽和度Sの値と、限界値設定記憶部
10が記憶している限界値とを比較し、検出された酸素
飽和度Sが、その限界値を越える場合にはその旨の信号
「1」を出力し、そうでないときはその旨の信号「0」
を出力するものである。比較手段20は、信号処理部6
から与えられる検出された酸素飽和度Sの値と、軽アラ
ームレベル設定記憶部10が記憶している軽アラームレ
ベル値とを比較し、検出された酸素飽和度Sが、その軽
アラームレベル値を越える場合にはその旨の信号「1」
を出力し、そうでないときはその旨の信号「0」を出力
するものである。
【0013】アラーム検出部8は、非観血の血圧値のア
ラーム検出を行うものである。このアラーム検出部8
は、限界値設定記憶部13、軽アラームレベル演算部1
4、軽アラームレベル設定記憶部15および2つの比較
手段21、22を備えている。これらの各部は上記のア
ラーム検出部7と同様の構成である。
【0014】アラーム検出部9は、心拍数のアラーム検
出を行うものである。このアラーム検出部9は、限界値
設定記憶部16、軽アラームレベル演算部17、軽アラ
ームレベル設定記憶部18および2つの比較手段23、
24を備えている。これらの各部も上記のアラーム検出
部7と同様の構成である。
【0015】警報発生部30は、オア手段31と、この
オア手段31の出力側に接続された赤色可視的警報部3
2および高周波音響的警報部33と、オア手段34と、
このオア手段34の出力側に接続された黄色可視的警報
部35とを備えている。さらに、警報発生部30は、2
種類のリレー接点RS1,RS2(RS2−1、RS2
−2から成る)と、減衰手段50と、低周波音響的警報
部36と、リレー接点RS1をオン、オフするリレー3
7と、リレー接点RS2の切換えを行うリレー38と、
リレー37およびリレー38を駆動する駆動回路および
タイマーを備えたリレー駆動/タイマー39とを備えて
いる。オア手段34の出力側は、リレー接点RS1,R
S2、減衰手段50を介して低周波音響的警報部36の
入力側に接続されている。ここでリレー接点RS2は、
リレー接点RS1を介して与えられる信号を低周波音響
的警報部36に直接与えるか、減衰手段50を介して与
えるかの切換えを行うものである。
【0016】オア手段31の入力側には、比較手段1
9、21、23の出力が至るようになっている。赤色可
視的警報部32および高周波音響的警報部33は、オア
手段31の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。
一方、オア手段34の入力側には、比較手段20、2
2、24の出力が至るようになっている。黄色可視的警
報部35および高周波音響的警報部36は、オア手段3
4の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。但し、
低周波音響的警報部36の動作は、リレー接点RS1、
リレー接点RS2の接続状態にも左右される。この点に
ついての詳細は後述する。
【0017】リレー駆動/タイマー39は、リレー接点
RS1の切入を行うボタンSW1と、リレー接点RS2
の接続を減衰手段側か直接接続側かに切換えるボタンS
W2と、操作されると所定時間後にリレー接点RS1を
オンとし、かつリレー接点RS2の接続を直接接続側に
切換える復帰ボタンRBとを備えている。この所定時間
は、各検出データのデータ取り込み時間(サンプリング
時間)よりも長く設定しておく。それより短い時間で復
帰させると、検出データに変更がないからである。
【0018】次に、このように構成された装置の動作を
説明する。検出器2、3、4から得られた信号は信号検
出部5および信号処理部6でそれぞれ処理され、酸素飽
和度、非観血による血圧値、心拍数を示す信号とされ
て、それぞれアラーム検出部7、8、9に至る。
【0019】アラーム検出部7では図2に示すような処
理が行われる。すなわち、まず、限界値設定記憶部10
に、医師により設定された酸素飽和度の限界値が記憶さ
れる(ステップ101)。例えば医師はその酸素飽和度
Sの限界値Ltを80%に設定する。次に、軽アラーム
レベル演算部11は、限界値Ltに基づいて所定の演算
を行い、軽アラームレベルを求め、軽アラームレベル設
定記憶部12はこれを記憶する4(ステップ102)。
例えば軽アラームレベルLsとして85%が求められ
る。次に信号処理部6により酸素飽和度Sが検出される
と(ステップ103)、比較手段19は、検出された酸
素飽和度Sと限界値Ltとを比較する(ステップ10
4)。すなわち、S<Ltかを判断する。ここで比較手
段19は、S<Ltと判断すると、出力信号を「1」と
し(ステップ105)、次の酸素飽和度Sが検出される
まで待つ。比較手段19は、S<Ltではないと判断す
ると、出力信号を「0」とする(ステップ106)。
【0020】次に比較手段20は、検出された酸素飽和
度Sが限界値Ltと軽アラームレベルLsの間にあるか
を判断する(ステップ107)。すなわち、比較手段2
0はLt≦S≦Lsかを判断する。ここで、Lt≦S≦
Lsであれば出力信号を「1」とし(ステップ10
8)、そうでない場合は出力信号を「0」として(ステ
ップ109)、それぞれ次の酸素飽和度Sが検出される
まで待つ。
【0021】従って、検出された酸素飽和度Sが、限界
値Ltを越えた場合は警報発生部30のオア手段31に
入力される信号の1つは「1」になり、限界値Ltと軽
アラームレベルLsの間の場合は警報発生部30のオア
手段34に入力される信号の1つは「1」になる。
【0022】アラーム検出部8では図3に示すような処
理が行われる。まず、限界値設定記憶部13に、医師に
より設定された血圧値の上限値LUpper と下限値LLowe
r が記憶される(ステップ201)。例えば医師はその
血圧の上限値LUpper を180mmHgに設定し、下限
値LLower を80mmHgに設定する。次に、軽アラー
ムレベル演算部14は、上限値LUpper 、下限値LLowe
r に基づいてそれぞれ所定の演算を行い、上限軽アラー
ムレベルLsUpperと下限軽アラームレベルLsLowerを求
め、軽アラームレベル設定記憶部12はこれを記憶する
(ステップ202)。例えば上限軽アラームレベルLsU
pperとして150mmHgが求められ、下限値LsLower
として90mmHgが求められる。
【0023】次に信号処理部6により非観血の血圧値B
Pが検出されると(ステップ203)、比較手段21
は、検出された血圧値BPと上限値LUpper との比較お
よび検出された血圧値BPと下限値LLower との比較を
行う(ステップ204)。ここで、比較手段21は、B
P>LUpper またはBP<LLower であると判断する
と、出力信号を「1」とし(ステップ205)、次の血
圧値BPが検出されるまで待つ。比較手段21は、BP
>LUpper またはBP<LLower ではないと判断する
と、出力信号を「0」とする(ステップ206)。
【0024】次に比較手段22は、検出された血圧値B
Pが、上限値LUpper と上限軽アラームレベルLsUpper
との間にあるか、または、下限値LLower と下限軽アラ
ームレベルLsLowerとの間にあるかを判断する(ステッ
プ207)。すなわち、LsUpper<BP<LUpper また
はLLower <BP<LsLowerかを判断する。ここで比較
手段22は、そうであると判断すると、出力信号を
「1」とし(ステップ208)、そうではないと判断す
ると、出力信号を「0」とし(ステップ209)、その
後はいずれの場合も次の血圧値BPが検出されるまで待
つ。
【0025】従って、検出された血圧値BPが上限値L
Upper または下限値LLower を越えた場合、警報発生部
30のオア手段31に入力される信号の1つは「1」に
なり、検出された血圧値BPが、LsUpperと上限値LUp
per の間または、下限値LLower とLsLowerの間にある
場合は、警報発生部30のオア手段34に入力される信
号の1つは「1」になる。
【0026】アラーム検出部9では図4に示すような処
理が行われる。まず、限界値設定記憶部16に、医師に
より設定された心拍数の上限値LUpper と下限値LLowe
r が記憶される(ステップ301)。例えば医師はその
心拍数の上限値LUpper を180BPMに設定し、下限
値LLower を40BPMに設定する。次に、軽アラーム
レベル演算部17は、上限値LUpper 、下限値LLower
に基づいてそれぞれ所定の演算を行い、上限軽アラーム
レベルLsUpperと下限軽アラームレベルLsLowerを求
め、軽アラームレベル設定記憶部18はこれを記憶する
(ステップ302)。例えば上限軽アラームレベルLsU
pperとして150BPMが求められ、下限値LsLowerと
して50BPMが求められる。
【0027】次に信号処理部6において心拍数HRが検
出されると(ステップ303)、比較手段23は、検出
された心拍数HRと上限値LUpper との比較および検出
された心拍数HRと下限値LLower との比較を行う(ス
テップ304)。ここで、比較手段23は、HR>LUp
per またはHR<LLower であると判断すると、出力信
号を「1」とし(ステップ305)、次の心拍数HRが
検出されるまで待つ。比較手段23は、HR>LUpper
またはHR<LLower ではないと判断すると、出力信号
を「0」とする(ステップ306)。
【0028】次に比較手段24は、検出された心拍数H
Rが、上限値LUpper と上限軽アラームレベルLsUpper
との間にあるか、または、下限値LLower と下限軽アラ
ームレベルLsLowerとの間にあるかを判断する(ステッ
プ307)。すなわち、LsUpper<HR<LUpper また
はLLower <HR<LsLowerかを判断する。ここで比較
手段24は、そうであると判断すると、出力信号を
「1」とし(ステップ308)、そうではないと判断す
ると、出力信号を「0」とし(ステップ309)、その
後はいずれも場合も、次の心拍数HRが検出されるまで
待つ。
【0029】従って、検出された心拍数HRが上限値L
Upper または下限値LLower を越えた場合、警報発生部
30のオア手段31に入力される信号の1つは「1」に
なり、検出された心拍数HRが、LsUpperと上限値LUp
per の間または、下限値LLower とLsLowerの間にある
場合は、警報発生部30のオア手段34に入力される信
号の1つは「1」になる。
【0030】次に警報発生部30の動作を図5および図
6を参照して説明する。まず、図5に示すように、オア
手段31によって、比較手段19、21、23の出力信
号のいずれかが「1」となっているかが判断され(ステ
ップ401)、そうであれば赤色可視的警報部32およ
び高周波音響的警報部33の動作がオンとなり(ステッ
プ402)、そうでないときは赤色可視的警報部32お
よび高周波音響的警報部33の動作がオフとなる(ステ
ップ403)。次に、オア手段34によって、比較手段
20、22、24の出力信号のいずれかが「1」となっ
ているかが判断され(ステップ404)、そうであれば
黄色可視的警報部35の動作がオンとなり(ステップ4
05)、後述する低周波音響的警報の処理が行われる
(ステップ407)。ステップ404において、出力信
号のいずれもが「0」であるとされたならば、黄色可視
的警報部35および低周波音響的警報部36の動作はオ
フとなる。
【0031】ステップ407の低周波音響的警報の処理
を図6を参照して詳細に説明する。この図に示す処理が
行われるのは、アラーム検出部7、8、9の比較手段2
0、22、24のいずれかの出力が「1」のときであ
る。すなわちアラーム検出部7、8、9のいずれかから
軽アラームが発生したときである。
【0032】復帰ボタンRBが押されており、所定時間
が経過していない場合(ステップ501、502)、あ
るいは復帰ボタンRBが押されていない場合には次の3
通りになる。
【0033】第1の場合は、ボタンSW1(リレー接点
RS1)がオンにされており、かつボタンSW2(リレ
ー接点RS2)が直接接続側となっている場合である。
この場合には低周波音響的警報部36の動作はオンとな
り、所定レベルの低周波音響的警報を発する(ステップ
503、504、506)。
【0034】第2の場合は、ボタンSW1がオンにされ
ており、かつボタンSW2が減衰手段接続側となってい
る場合である。この場合は、低周波音響的警報部36の
動作はオンとなるが、所定レベルよりも減衰されたレベ
ルの低周波音響的警報を発する(ステップ503、50
4、505)。
【0035】第3の場合は、ボタンSW1がオフとされ
ている場合である。この場合は何等の処理が行われ事な
く、このステップ407の処理は終了する。
【0036】一方、復帰ボタンRBが押されており、か
つ復帰ボタンRBが押されてから所定時間経過していれ
ばリレー駆動/タイマー39はボタンSW1,SW2を
復帰させる。すなわち、リレー接点RS1をオンにし、
かつリレー接点RS2を直接接続側にする。これによ
り、低周波音響的警報部36の動作はオンとなり、所定
レベルの低周波音響的警報を発する(ステップ501、
502、507、506)。
【0037】本実施の形態によれば、医療従事者がモニ
タ装置の警報を煩わしいと感じる場合には、ボタンSW
1をオフとしておくか、あるいはボタンSW2を減衰手
段側に切換えておく。このようにすれば、患者から検出
される酸素飽和度、血圧値、心拍数のいずれかが、軽度
の異常であるならば光による警報は発生するが、音によ
る警報は全く発生しないか、または小さい音による警報
が発せられる。ここで警報に用いる光源にはLEDなど
を用い、その光は医療従事者が目視によって警報が発せ
られたことを認識できる程度である。このような光によ
る警報や小さい音による警報は、あっても医療従事者を
煩わせることが少ない。一方、患者から検出される酸素
飽和度、血圧値、心拍数のいずれかが、重度の異常であ
るならば必ず光と音による警報が発生する。これにより
患者が重大な事態に陥ることを防ぐことができる。
【0038】本実施の形態では重度の異常である場合は
可視的警報として赤色を用い、音響的警報として高周波
数音を用いている。一方、軽度の異常である場合は可視
的警報として黄色を用い、音響的警報として低い周波数
音を用いている。このようにして、症状の軽重に応じて
警報に差を設けている。
【0039】さらに、本実施の形態では、ボタンSW1
をオフとしておくか、あるいはボタンSW2を減衰手段
側に切換えておいた場合であっても、復帰ボタンRBを
操作しておけば、所定時間後に、ボタンSW1、ボタン
SW2は復帰するので、軽度の異常であっても所定時間
後には本来の状態の警報が発生し、医療従事者にその旨
が確実に報知される。
【0040】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図7にその全体構成を示す。第1の実施の形態と異
なるのは、警報発生部40の構成である。他は第1の実
施の形態と同じであるので、同一部分は同一の符号を付
してその説明は省略する。
【0041】警報発生部40は、オア手段41と、この
オア手段41の出力側に接続される赤色可視的警報部4
2および高周波音響的警報部43と、オア手段44と、
このオア手段44に接続される黄色可視的警報部45と
を備えている。
【0042】オア手段41には、比較手段19、21、
23の出力が至るようになっている。赤色可視的警報部
42および高周波音響的警報部43は、オア手段41の
出力に応じてその動作がオン、オフとなる。一方、オア
手段44には、比較手段20、22、24の出力が至る
ようになっている。黄色可視的警報部45は、オア手段
44の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。
【0043】さらに、警報発生部40は、オア手段46
と、低周波音響的警報部47と、減衰手段48と、3つ
のリレー接点RS1と、これらのリレー接点RS1をそ
れぞれオン、オフさせる3つのリレー49と、これらの
リレー49をそれぞれ駆動すると共にタイマー機能も備
えた3つのリレー駆動/タイマー51と、リレー接点R
S2と、リレー接点RS2を切り換えるリレー52と、
リレー52を駆動すると共にタイマー機能も備えた3つ
のリレー駆動/タイマー53とを備えている。
【0044】オア手段46には、比較手段20、22、
24の出力がそれぞれ3つのリレー接点RS1を介して
至るようにされている。オア手段46の出力は、リレー
接点RS2の切り換えによって直接にあるいは減衰手段
48を介して低周波音響的警報部47に至るようにされ
ている。
【0045】リレー駆動/タイマー51は、リレー接点
RS1をオン、オフするためのボタンSW1と、このボ
タンSW1を所定時間後に復帰させる復帰ボタンRBを
備えている。
【0046】リレー駆動/タイマー53は、リレー接点
RS2を減衰手段側か直接接続側かに切換えるSW2ボ
タンと、操作されると所定時間後にリレー接点RS2の
接続を直接接続側に切換える復帰ボタンRBとを備えて
いる。
【0047】次にこのように構成された装置の動作を説
明する。患者に装着された検出器、2、3、4から得ら
れた信号を、信号検出部5は電気信号とし、この電気信
号を信号処理部6は処理してモニタすべき生体信号と
し、これらの各信号(酸素飽和度SpO2、血圧値NIBP、心
拍数HR)に基づいて各アラーム検出部7、8、9は、
それぞれ重度と軽度を示す2種類の信号を発生させるま
では第1の実施の形態と同じである。
【0048】さらに警報発生部40の動作も大略は第1
の実施の形態の説明で用いた図5に示すものと同じであ
る。すなわち、比較手段19、21、23の出力のいず
かが「1」であれば赤色可視的警報部42と高周波音響
的警報部43は動作し、それぞれによって警報が発せら
れ、そうでないときはこれらの警報は行われない。そし
て比較手段20、22、24の出力のいずれかが「1」
であれば黄色可視的警報部45は動作しさらに低周波音
響的警報の処理が行われ、いずれも「1」でないときは
これらの処理は行われない。本実施の形態ではこの「低
周波音響的警報の処理(ステップ406)」が第1の実
施の形態と異なる。この低周波音響的警報の処理を各ボ
タンの状態に分けて詳細に示すと図8に示すようにな
る。この図において、「対応するSW1」とは、出力信
号が「1」となったアラーム検出部に対応するリレー駆
動/タイマー51のボタンSW1である。「SW2」と
はリレー駆動/タイマー53のボタンSW2である。
【0049】本実施の形態によれば、医療従事者がモニ
タ装置の警報を煩わしいと感じる場合には、ボタンSW
2(リレー接点RS2)を減衰手段側に切換えておく
か、あるいは3つのボタンSW1のうち,特に煩わしい
と感じる警報を選択してそのボタンSW1をオフとして
おく。このようにすれば、検出データのうち選択された
ものが、軽度の異常であるならば光による警報は発生す
るが、音による警報は全く発生しないか、または発生し
ても小さい音となる。選択されなかった検出データが軽
度の異常の場合は、光による警報はもちろん音による警
報もなされる。ただしこの音はボタンSW2の状態によ
り大小の2通りある。
【0050】一方、検出データのいずれかが、重度の異
常であるならば必ず光と音による警報が発生する。ま
た、ボタンSW1をオフとしておくか、あるいはボタン
SW2を減衰手段側に切換えておいた場合であっても、
復帰ボタンRBを操作しておけば、操作してから所定時
間後に、これらのボタンSW1、SW2は復帰するの
で、軽度の異常であっても所定時間後にはもとのように
警報が発生する。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、患者の容体に
応じて音響的および可視的な警報で報知するようにし、
容体が重度である場合には音響的および可視的な警報で
報知でき、容体が軽度である場合には少なくとも音響的
警報を減衰または解除させることができるようにした。
このため患者の容体が重度なレベルである場合には確実
にその旨を報知することができ、患者の容体が軽度なレ
ベルである場合には警報による医療従事者の煩わしさを
低減させることができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、一旦、減衰
または解除されたその音響的警報が所定時間後にはもと
のレベルに回復させるので、患者の容体が軽度のレベル
にあることを確実に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示す
図。
【図2】図1に示すアラーム検出部7の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図3】図1に示すアラーム検出部8の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図4】図1に示すアラーム検出部9の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図5】図1に示す警報発生部30の動作を説明するた
めの図。
【図6】第1の実施の形態における図5に示すステップ
406の詳細を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の全体構成を示す
図。
【図8】第2の実施の形態における図5に示すステップ
406の詳細を示す図。
【符号の説明】
2、3、4 検出器 5 信号検出部 6 信号処理部 7、8、9 アラーム検出部 10、13、16 限界値設定記憶部 11、14、17 軽アラームレベル演算部 12、25、18 軽アラームレベル設定記憶部 19〜24 比較手段 30、40 警報発生部 31、34、41、44、46 オア手段 32、42 赤色可視的警報部 33、43 高周波音響的警報部 35、45 黄色可視的警報部 36、47 低周波音響的警報部 48、50 減衰手段 39、51、53 リレー駆動/タイマー RS1,RS2 リレー接点 37、38、49、52 リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤枡 裕実 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 Fターム(参考) 4C017 AA02 AA08 AA09 BD06 CC06 5C087 AA02 AA07 AA31 BB03 DD03 DD49 EE05 EE06 EE07 GG07 GG08 GG19 GG31 GG46 GG66

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体から検出された信号を処理してモニ
    タすべき信号とする生体信号処理部と、 前記生体信号処理部によって処理された生体信号または
    その派生信号に、少なくとも1つの限界値を与える限界
    値設定部と、 前記限界値ごとに、前記生体信号またはその派生信号が
    前記限界値よりも症状が軽い場合の少なくとも一つの軽
    アラームレベルを与える軽アラームレベル設定部と、 前記生体信号またはその派生信号が、前記軽アラームレ
    ベルあるいは前記限界値に達したときに、音響的および
    可視的警報を発する警報発生部と、 前記警報発生部の発する軽アラームレベル警報のうち少
    なくとも音響的警報を減衰または解除させることができ
    る減衰解除手段とを有することを特徴とする生体信号モ
    ニタ装置。
  2. 【請求項2】 前記減衰解除手段は、減衰または解除が
    行なわれたときから所定時間経過後に減衰または解除さ
    れた軽アラームレベル警報をもとの軽アラームレベル警
    報に回復させる軽アラームレベル回復手段を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の生体信号モニタ装置。
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