JP2000200093A - 音声認識装置及びそれに用いる音声認識方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声認識装置及びそれに用いる音声認識方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000200093A
JP2000200093A JP11001555A JP155599A JP2000200093A JP 2000200093 A JP2000200093 A JP 2000200093A JP 11001555 A JP11001555 A JP 11001555A JP 155599 A JP155599 A JP 155599A JP 2000200093 A JP2000200093 A JP 2000200093A
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speech
dictionary
input
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Nobumasa Araki
伸昌 荒木
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Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤認識された時に認識辞書の指定を変更して
認識し直す場合にもユーザが再度発声し直すことなく、
認識結果を修正することが可能な音声認識装置を提供す
る。 【解決手段】 音声入力装置1から音声が入力される
と、その音声を音声記憶部10に記憶しておくと同時
に、音声認識部3が認識結果を求め、出力装置8に認識
結果を表示する。その結果が誤認識であるために、ユー
ザが入力装置9を通して認識辞書の切替え指示を行う
と、認識結果制御部6は認識辞書制御部5に認識辞書を
切替えさせ、音声記憶部10に記憶されている音声を音
声認識部3に認識処理させて認識結果を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声認識装置及びそ
れに用いる音声認識方法並びにその制御プログラムを記
録した記録媒体に関し、特に入力された音声の認識を行
う音声認識装置における誤認識の修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の音声認識装置において
は、図7に示すように、ユーザの発声を受取る音声入力
装置1と、入力音声を分析する音声分析部2と、音声認
識処理を行う音声認識部3と、ユーザが発声可能な語彙
を定義した認識辞書をまとめた認識辞書群4と、認識辞
書を制御する認識辞書制御部5と、認識結果を制御する
認識結果制御部6と、認識結果を記憶しておく認識結果
記憶部7と、ディスプレイ等の出力装置8と、マウスや
キーボード等の入力装置9とから構成されている。
【0003】音声認識によって文章を入力する大語彙音
声文章入力装置では、ユーザが入力可能な全ての単語を
定義した認識辞書(以下、大語彙辞書とする)が定義さ
れている。大語彙辞書の他には、例えば数字を入力する
ための辞書(以下、数字辞書とする)や記号を入力する
ための辞書(以下、記号辞書とする)、及び音声で装置
を制御するための命令語を定義した辞書等がある。
【0004】これらの認識辞書は状況に応じてどの辞書
を使用して認識処理を行うかを切替えることができる。
この切替えは、例えばユーザの入力装置9での操作、入
力された音声が命令語として認識された時の処理等によ
って行われる。また、同時に複数の辞書を使用すること
もできる。
【0005】ここで、数字辞書を例にとって考える。音
声認識では認識対象となる語彙が大きいほど誤認識も多
くなり、また辞書内に定義されている類似した語が多く
なるため、候補選択によって修正を行う際の候補の数も
多くなる。
【0006】よって、大語彙辞書を使用して音声による
文章入力を行っている際に、数字を入力しようとして発
声した場合、数字以外の語に誤認識されることがあり、
また修正を行うために候補一覧を表示した際に、数字以
外の語が前記候補一覧中に多く含まれることがある。こ
のように、目的の数字を入力するのに手間がかかること
がある。
【0007】このような場合に、より語彙の小さい数字
辞書に切替えて音声認識を行うと、数字以外の語に誤認
識されることはなく、また誤認識された場合でも候補一
覧は数字辞書に含まれる語のみで構成されるので、大語
彙辞書で入力する時よりも修正の手間が少なくなる。
【0008】よって、上記装置で数字を入力する時には
ユーザが例えば、まずはそのまま数字を入力してみて誤
認識した場合に数字辞書に切替えて再度入力したり、入
力する前に装置を操作して予め認識辞書を数字辞書に切
替えたりすることで、大語彙辞書のままで数字を入力す
るよりも少ない手間で入力することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音声認
識装置では、上記の装置でまず大語彙辞書のままで数字
を入力して誤認識した時に認識辞書を数字辞書に切替え
た場合、最初に数字を発声した音声が大語彙辞書で処理
されるため、その後で数字辞書に切替えても前の音声を
処理することはできないので、ユーザが再度音声を入力
しなければならないという問題がある。
【0010】また、誤認識を避けるために発声する前に
予め数字辞書に切替えておく場合にも、数字を入力する
度に認識辞書を切替え、入力した後で大語彙辞書に戻す
というような手間がかかる操作を行わなければならな
い。
【0011】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、誤認識された時に認識辞書の指定を変更して認識
し直す場合にもユーザが再度発声し直すことなく、認識
結果を修正することができる音声認識装置及びそれに用
いる音声認識方法並びにその制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による音声認識装
置は、入力された音声を認識しかつその認識結果で誤認
識された個所を修正可能な音声認識装置であって、前記
認識前のデータを記憶しておく記憶手段と、前記音声を
認識する音声認識手段と、前記音声認識手段による音声
認識に用いられる認識辞書を切替える認識辞書制御手段
と、外部からの切替え指示に応答して前記認識辞書制御
手段に認識辞書の切替えを指示しかつ前記記憶手段に記
憶されたデータを前記音声認識手段に認識処理させる認
識結果制御手段とを備えている。
【0013】本発明による音声認識方法は、入力された
音声を認識しかつその認識結果で誤認識された個所を修
正可能な音声認識方法であって、前記認識前のデータを
記憶しておくステップと、前記音声を認識するステップ
と、その音声の認識に用いられる認識辞書の切替えを外
部からの切替え指示に応答して指示しかつ記憶された前
記認識前のデータに対して前記音声の認識を行うよう指
示するステップと、その指示に応じて前記認識辞書を切
替えるステップとを備えている。
【0014】本発明による音声認識制御プログラムを記
録した記録媒体は、入力された音声を認識しかつその認
識結果で誤認識された個所を修正可能な音声認識装置に
音声認識を行わせるための音声認識制御プログラムを記
録した記録媒体であって、前記音声認識制御プログラム
は前記音声認識装置に、前記認識前のデータを記憶さ
せ、前記音声を認識させ、その音声の認識に用いられる
認識辞書の切替えを外部からの切替え指示に応答して指
示させるとともに、記憶された前記認識前のデータに対
して前記音声の認識を行うよう指示させ、その指示に応
じて前記認識辞書を切替えさせている。
【0015】すなわち、本発明の音声認識装置は、入力
された音声を認識処理する際に、認識処理を行う前のデ
ータを記憶しておく記憶部を設け、この記憶部に入力音
声データそのものを記憶するか、あるいは入力音声を音
声分析部で分析した後の特徴量データを記憶する。
【0016】上記のように、音声認識処理を行う前のデ
ータを残しておくことによって、辞書の指定を変更して
再度同じ音声データに対して認識処理を行うことが可能
になる。したがって、誤認識した時に認識辞書を切替え
ても、ユーザが再発声を行う必要がなく、誤認識修正の
手間が少なくなるという効果が得られる。
【0017】また、上記のように処理することで、誤認
識した時の修正が容易になるため、発声前に辞書を切替
えるという煩雑な操作を行わなくても、同じ結果を少な
い手間で得ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
音声認識装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、本発明の一実施例による音声認識装置は音声分析部
2と、音声認識部3と、認識辞書群4と、認識辞書制御
部5と、認識結果制御部6と、認識結果記憶部7と、音
声記憶部10と、制御メモリAとから構成され、音声入
力装置1と出力装置8と入力装置9とに接続されてい
る。
【0019】音声入力装置1はユーザの発声を音声デー
タとして取込む装置であり、ユーザが発声した音声を受
取り、その音声を音声データとして音声分析部2及び音
声記憶部10に渡す。
【0020】音声分析部2は音声を分析して特徴量を抽
出する回路であり、音声入力装置1または音声記憶部1
0から音声を受取り、その音声を分析して特徴量を抽出
し、音声認識部3に渡す。
【0021】音声認識部3は認識処理を行う回路であ
り、音声分析部2から送られてきた特徴量と、認識辞書
制御部5によって指定された認識辞書の内容とから類似
度を計算し、認識結果を求める。
【0022】認識辞書群4は認識辞書の集まりであり、
認識辞書は認識対象となる語(認識対象語)が定義され
た辞書である。本実施例では認識辞書群4に、N個の認
識辞書41−1〜41−Nが含まれている。
【0023】認識辞書制御部5は認識辞書を制御する回
路であり、認識辞書の切替えを制御し、認識対象となる
認識辞書を音声認識部3に渡す。認識結果制御部6は認
識結果を制御する回路であり、音声認識部3から認識結
果を受取り、認識結果記憶部7に記憶させる。また、認
識結果制御部6は入力装置9からの指示によって候補表
示・選択のような認識結果の制御を行う。
【0024】認識結果記憶部7は認識結果を記憶する回
路であり、音声認識部3からの認識結果を記憶する。出
力装置8は認識結果を表示するディスプレイ等の装置で
あり、音声認識部3からの認識結果を表示する。
【0025】入力装置9はユーザの操作を入力するキー
ボードやマウス等の機器であり、ユーザの操作を受取
り、その操作内容に応じて認識辞書制御部5及び認識結
果制御部6に指示を出す。音声記憶部10は音声データ
を記憶しておく回路であり、音声入力装置1から渡され
た音声を記憶しておくとともに、記憶しておいた音声を
音声分析部2に渡す。制御メモリAは上記の各部を動作
させるためのプログラムを格納しており、ROM(リー
ドオンリメモリ)やIC(集積回路)メモリが使用可能
である。
【0026】図2は本発明の一実施例による音声認識装
置の動作を示すフローチャートである。これら図1及び
図2を参照して本発明の一実施例による音声認識装置の
動作について説明する。尚、図2に示す処理動作は音声
認識装置の各部が制御メモリAのプログラムを実行する
ことで実現される。
【0027】ユーザが発声した音声が音声入力装置1か
ら入力されると(図2ステップS1)、その音声は音声
記憶部10に記憶されるとともに(図2ステップS
2)、同時に音声分析部2で分析され、音声の特徴量が
抽出される(図2ステップS3)。音声分析部2で抽出
された特徴量は音声認識部3に渡される。
【0028】音声認識部3では認識辞書制御部5で指定
された認識辞書を用いて認識処理が行われ(図2ステッ
プS4)、その認識結果が認識結果制御部6に渡され
る。この時の認識処理は一位結果だけでなく、二位以下
の候補も求められる。
【0029】認識結果制御部6は音声認識部3から受取
った認識結果を認識結果記憶部7に記憶させる(図2ス
テップS5)。また、認識結果制御部6は音声認識部3
から受取った認識結果を出力装置8に表示する(図2ス
テップS6)。
【0030】一方、認識結果制御部6はユーザから入力
装置9を通して現在の発声に対して認識辞書の変更が指
示されると(図2ステップS7)、認識辞書制御部5に
対して認識辞書の変更を指示するとともに、音声分析部
2に対して音声記憶部10に記憶されている音声を分析
するよう指示する。
【0031】認識辞書制御部5は認識結果制御部6から
の指示に応答して認識辞書を変更し(図2ステップS
9)、音声分析部2は認識結果制御部6からの指示に応
答して音声記憶部10に記憶されている音声を分析し、
音声の特徴量を抽出する(図2ステップS10)。
【0032】音声分析部2は抽出した特徴量データを音
声認識部3に渡す。音声認識部3は音声記憶部10に記
憶されている音声データに対して認識辞書制御部5で変
更された認識辞書を用いて認識処理を行い(図2ステッ
プS11)、その認識結果を認識結果制御部6に渡す。
【0033】認識結果制御部6は音声認識部3から受取
った認識結果を認識結果記憶部7に記憶させる(図2ス
テップS12)。また、認識結果制御部6は音声認識部
3から受取った認識結果を出力装置8に表示する(図2
ステップS6)。認識結果制御部6は再度ユーザから入
力装置9を通して現在の発声に対して認識辞書の変更が
指示されると(図2ステップS7)、認識辞書を変更し
て認識処理を再度行い、認識結果を出力装置8に表示す
る(図2ステップS6,S7,S9〜S12)。
【0034】上述したように、本発明の一実施例では音
声認識部3での音声認識で誤認識が発生した場合でも、
同じ発声(音声記憶部10に記憶されている音声デー
タ)に対して認識辞書を切替えて認識処理を行わせるこ
とができる(図2ステップS1〜S12)。
【0035】尚、認識辞書の変更について、本発明の一
実施例ではユーザが入力装置9を通して行っているが、
ユーザが音声入力装置1から音声で指示する方法にも適
用することができる。
【0036】図3は本発明の一実施例における認識辞書
群の構成の具体例を示す図であり、図4(a)及び図4
(b)は本発明の一実施例における認識結果の具体的な
表示例を示す図である。これら図1と図3と図4とを用
いて本発明の一実施例による音声認識を具体的なデータ
を用いて説明する。
【0037】今、大語彙音声文章入力装置があるとし
て、図3に示すように、認識辞書として大語彙辞書4
2、数字辞書43、記号辞書44の3種類が用意されて
いるとする。
【0038】ここで、大語彙辞書42とは大語彙音声文
章入力で使用される全ての語が含まれる辞書であるとす
る。また、数字辞書43は上記の大語彙辞書42の内容
のうち、数字の入力に関する語のみで構成される辞書で
あるとする。同様に、記号辞書44は上記の大語彙辞書
42の内容のうち、記号の入力に関する語のみで構成さ
れる辞書であるとする。また、通常は大語彙辞書42の
みが認識対象として指定されているものとする。
【0039】ここで、仮に「14」と音声入力を行うた
めに「じゅうし」と発声する場合を考える。ユーザが発
声を行うと、大語彙辞書42を使って認識処理が行わ
れ、認識結果が出力装置8に表示される。ここで、認識
結果が誤認識されて「獣医」と表示されたとする。
【0040】誤認識を修正するため、ユーザが入力装置
9または音声入力装置1を介して修正操作を行うと、候
補が表示される。この時の候補表示された状態を図4
(a)に示す。
【0041】候補としては「重視」、「注意」、「中
止」、「注視」等が表示される。この場合、大語彙辞書
42で認識されているため、数字以外の語も多く含まれ
る。図4において、「数字」や「記号」のボタンは夫々
数字辞書43や記号辞書44に切替えて再認識を行わせ
るための機能を提供するものである。
【0042】ユーザが「数字」ボタンを押すと、入力装
置9から認識結果制御部6に数字辞書43で認識し直す
という指示が伝えられる。認識結果制御部6は認識辞書
制御部5に対して数字辞書43に切替えるよう指示し、
音声分析部2に対して音声記憶部10の音声データを分
析するよう指示する。
【0043】その結果、音声認識部3では数字辞書43
を用いて認識処理が行われ、その認識結果が出力装置8
に表示される。この時に候補表示された状態を図4
(b)に示す。
【0044】この結果は数字辞書43で認識処理されて
いるため、他の種類の語に誤認識されることはない。ま
た、候補にも数字以外の語が含まれないため、たとえ一
位結果が誤認識されていても、数字辞書43による候補
一覧から目的の語を探すのが容易になる。
【0045】このように、本発明の一実施例では大語彙
音声文章入力において、大語彙辞書42で文章入力中に
数字を入力して誤認識した場合に、その発声を数字辞書
43で認識し直している。よって、従来のように数字辞
書43に切替えた後でユーザが発声し直す必要はなく、
手間が省ける。
【0046】また、従来の方法では誤認識した時に辞書
を切替えて発声し直すのが煩わしいという問題を避ける
ため、数字を入力する場合に予め数字辞書43に切替え
てから発声するという操作を行う場合があるが、本発明
の一実施例ではそのような操作を行わなくても、誤認識
した時に簡単な操作で予め数字辞書43に切替えておい
た場合と同じ結果を得ることができる。
【0047】図5は本発明の他の実施例による音声認識
装置の構成を示すブロック図である。図において、本発
明の他の実施例による音声認識装置は音声記憶部10の
代わりに特徴量記憶部11を設けた以外は本発明の一実
施例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一
符号を付してある。
【0048】特徴量記憶部11は音声入力装置1から入
力される音声に対する音声分析部2の分析で得られた特
徴量を記憶しておき、記憶しておいた特徴量を音声認識
部3に渡すよう動作する。
【0049】図6は本発明の他の実施例による音声認識
装置の動作を示すフローチャートである。これら図5及
び図6を参照して本発明の他の実施例による音声認識装
置の動作について説明する。尚、図6に示す処理動作は
音声認識装置の各部が制御メモリAのプログラムを実行
することで実現される。
【0050】ユーザが発声した音声が音声入力装置1か
ら入力されると(図6ステップS21)、その音声は音
声分析部2で分析され、音声の特徴量が抽出される(図
6ステップS22)。音声分析部2で抽出された特徴量
は音声認識部3に渡されるとともに、特徴量記憶部11
に記憶される(図6ステップS23)。
【0051】音声認識部3では認識辞書制御部5で指定
された認識辞書を用いて認識処理が行われ(図6ステッ
プS24)、その認識結果が認識結果制御部6に渡され
る。この時の認識処理は一位結果だけでなく、二位以下
の候補も求められる。
【0052】認識結果制御部6は音声認識部3から受取
った認識結果を認識結果記憶部7に記憶させる(図6ス
テップS25)。また、認識結果制御部6は音声認識部
3から受取った認識結果を出力装置8に表示する(図6
ステップS26)。
【0053】一方、認識結果制御部6はユーザから入力
装置9を通して現在の発声に対して認識辞書の変更が指
示されると(図6ステップS27)、認識辞書制御部5
に対して認識辞書の変更を指示するとともに、音声認識
部3に対して特徴量記憶部11に記憶されている特徴量
データを用いて認識処理を行うよう指示する。
【0054】認識辞書制御部5は認識結果制御部6から
の指示に応答して認識辞書を変更し(図6ステップS2
9)、音声認識部3は認識結果制御部6からの指示に応
答して特徴量記憶部11に記憶されている特徴量データ
を読出し(図6ステップS30)、その特徴量データ及
び認識辞書制御部5で変更された認識辞書を用いて認識
処理を行い(図6ステップS31)、その認識結果を認
識結果制御部6に渡す。
【0055】認識結果制御部6は音声認識部3から受取
った認識結果を認識結果記憶部7に記憶させる(図6ス
テップS32)。また、認識結果制御部6は音声認識部
3から受取った認識結果を出力装置8に表示する(図6
ステップS26)。認識結果制御部6は再度ユーザから
入力装置9を通して現在の発声に対して認識辞書の変更
が指示されると(図6ステップS27)、認識辞書を変
更して認識処理を再度行い、認識結果を出力装置8に表
示する(図6ステップS26,S27,S29〜S3
2)。
【0056】上述したように、本発明の他の実施例では
音声認識部3での音声認識で誤認識が発生した場合で
も、同じ発声(音声記憶部11に記憶されている特徴量
データ)に対して認識辞書を切替えて認識処理を行わせ
ることができる(図6ステップS21〜S32)。
【0057】尚、本発明の他の実施例において、認識辞
書の切替えはユーザが入力装置9を通して行うほかに、
本発明の一実施例と同様に、ユーザが音声入力装置1を
通して音声で指示する方法にも適用可能である。
【0058】このように、誤認識した場合にも再発声す
ることなく、別の認識辞書で認識処理を行った時の結果
が得られるので、目的の語句と関係のない認識辞書を外
したり、目的の語句が含まれる語彙の小さい辞書に切替
えたりすることで、誤認識が少なくなり、また余計な候
補が少なくなり、目的の語が候補に入りやすいため、音
声認識で誤認識した場合に再発声や候補選択等の修正の
手間を少なくすることができる。
【0059】また、誤認識された場合にも再発声するこ
となく、発声前に認識辞書を変更した場合と同じ結果が
簡単な操作で得られるため、誤認識されやすいという問
題を回避するために予め認識辞書を変更するという煩雑
な操作を不要とすることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された音声を認識しかつその認識結果で誤認識された
個所を修正可能な音声認識装置において、認識前のデー
タを記憶し、音声を認識し、その音声の認識に用いられ
る認識辞書の切替えを外部からの切替え指示に応答して
指示しかつ記憶された音声データに対して音声の認識を
行うよう指示し、その指示に応じて認識辞書を切替える
ことによって、誤認識された時に認識辞書の指定を変更
して認識し直す場合にもユーザが再度発声し直すことな
く、認識結果を修正することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による音声認識装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による音声認識装置の動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例における認識辞書群の構成の
具体例を示す図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の一実施例における
認識結果の具体的な表示例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例による音声認識装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施例による音声認識装置の動作
を示すフローチャートである。
【図7】従来例による音声認識装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 音声入力装置 2 音声分析部 3 音声認識部 4 認識辞書群 5 認識辞書制御部 6 認識結果制御部 7 認識結果記憶部 8 出力装置 9 入力装置 10 音声記憶部 11 特徴量記憶部 41−1〜41−N 認識辞書 42 大語彙辞書 43 数字辞書 44 記号辞書

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された音声を認識しかつその認識結
    果で誤認識された個所を修正可能な音声認識装置であっ
    て、前記認識前のデータを記憶しておく記憶手段と、前
    記音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手段に
    よる音声認識に用いられる認識辞書を切替える認識辞書
    制御手段と、外部からの切替え指示に応答して前記認識
    辞書制御手段に認識辞書の切替えを指示しかつ前記記憶
    手段に記憶されたデータを前記音声認識手段に認識処理
    させる認識結果制御手段とを有することを特徴とする音
    声認識装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記入力された音声を
    前記認識前に記憶するよう構成したことを特徴とする請
    求項1記載の音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記入力された音声を分析して前記音声
    の特徴量を抽出する音声分析手段を含み、 前記記憶手段は、前記音声分析手段で抽出された前記特
    徴量を記憶するよう構成し、 前記音声認識手段は、前記音声分析手段で抽出された前
    記特徴量から認識処理を行うよう構成したことを特徴と
    する請求項1記載の音声認識装置。
  4. 【請求項4】 前記切替え指示を外部からの指示信号と
    して入力する入力手段を含むことを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれか記載の音声認識装置。
  5. 【請求項5】 前記切替え指示を外部からの音声信号と
    して入力する入力手段を含むことを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれか記載の音声認識装置。
  6. 【請求項6】 入力された音声を認識しかつその認識結
    果で誤認識された個所を修正可能な音声認識方法であっ
    て、前記認識前のデータを記憶しておくステップと、前
    記音声を認識するステップと、その音声の認識に用いら
    れる認識辞書の切替えを外部からの切替え指示に応答し
    て指示しかつ記憶された前記認識前のデータに対して前
    記音声の認識を行うよう指示するステップと、その指示
    に応じて前記認識辞書を切替えるステップとを有するこ
    とを特徴とする音声認識方法。
  7. 【請求項7】 前記認識前のデータを記憶しておくステ
    ップは、前記入力された音声を前記認識前に記憶するよ
    うにしたことを特徴とする請求項6記載の音声認識方
    法。
  8. 【請求項8】 前記入力された音声を分析して前記音声
    の特徴量を抽出するステップを含み、 前記認識前のデータを記憶しておくステップは、抽出さ
    れた前記特徴量を記憶し、 前記音声を認識するステップは、抽出された前記特徴量
    から認識処理を行うようにしたことを特徴とする請求項
    6記載の音声認識方法。
  9. 【請求項9】 前記切替え指示を外部からの指示信号と
    して入力するようにしたことを特徴とする請求項6から
    請求項8のいずれか記載の音声認識方法。
  10. 【請求項10】 前記切替え指示を外部からの音声信号
    として入力するようにしたことを特徴とする請求項6か
    ら請求項8のいずれか記載の音声認識方法。
  11. 【請求項11】 入力された音声を認識しかつその認識
    結果で誤認識された個所を修正可能な音声認識装置に音
    声認識を行わせるための音声認識制御プログラムを記録
    した記録媒体であって、前記音声認識制御プログラムは
    前記音声認識装置に、前記認識前のデータを記憶させ、
    前記音声を認識させ、その音声の認識に用いられる認識
    辞書の切替えを外部からの切替え指示に応答して指示さ
    せるとともに、記憶された前記認識前のデータに対して
    前記音声の認識を行うよう指示させ、その指示に応じて
    前記認識辞書を切替えさせることを特徴とする音声認識
    制御プログラムを記録した記録媒体。
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