JP2000198203A - インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録カ―トリッジおよび記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録カ―トリッジおよび記録装置

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JP2000198203A
JP2000198203A JP30565999A JP30565999A JP2000198203A JP 2000198203 A JP2000198203 A JP 2000198203A JP 30565999 A JP30565999 A JP 30565999A JP 30565999 A JP30565999 A JP 30565999A JP 2000198203 A JP2000198203 A JP 2000198203A
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jet recording
ink jet
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JP30565999A
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English (en)
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亘 ▲高▼橋
Wataru Takahashi
Shin Ishimatsu
伸 石松
Takeshi Hosaka
健 保坂
Shigeki Fukui
茂樹 福井
Masanori Takenouchi
雅典 竹之内
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体のコックリングや高速移動の影響を
あまり受けず、高品質記録を可能にする。 【解決手段】 ベースプレート2に積層された素子基板
に設けられた複数のエネルギー発生素子42と対向する
インク流路8が溝付き天板4の溝により構成されてい
る。溝付き天板4に一体的に形成されたオリフィスプレ
ート10に、インク流路8と連通する吐出口11が設け
られている。吐出口11はインク流路8に対して10度
程度傾斜している。オリフィスプレート10は、ベース
プレート2、素子基板3、インク流路8に対し80度程
度傾斜しており、吐出口11に対し実質的に垂直に位置
している。そして、オリフィスプレート10は記録紙4
3に平行であり、吐出口11は記録紙43に対し垂直に
インクを吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッド、インクジェット記録ヘッドを備えたインクジ
ェット記録カートリッジおよび記録装置に関する。
【0002】本発明は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金
属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の被
記録媒体に対し記録を行う、プリンタ、複写機、通信シ
ステムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワー
ドプロセッサ等の装置、さらには各種処理装置と複合的
に組み合わせた産業用記録装置に適用できる発明であ
る。ここで、本発明における「記録」とは、文字や図形
等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与すること
だけでなく、パターン等の意味を持たない画像を付与す
ることをも意味するものである。
【0003】
【従来の技術】計算器、ワードプロセッサ、ファクシミ
リ装置、複写装置等の各種電子機器において、記録媒体
に記録を行う手段として、ドットインパクトプリンタ等
に見られるような騒音を発生することなく、高速な記録
が可能となるインクジェット記録ヘッドが広く利用され
ている。
【0004】図23は従来のインクジェット記録ヘッド
の要部を概略的に示す概略斜視図であり、図24はその
拡大断面図である。
【0005】図23,24に示すように、インクを吐出
するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子1
02(図24参照)を有する素子基板112と、インク
流路105を構成する溝およびインク流路壁となる壁部
106およびインク流路105へインクを供給する共通
液室107となる空洞107’を有する溝付き天板11
3とが互いに接合されている。この溝付き天板113に
は、インク流路105と連通する複数の吐出口101を
有するオリフィスプレート104が一体的に形成されて
いる。素子基板112はベースプレート111に固定さ
れており、さらに、素子基板112と溝付き天板113
とは、押圧部材114のばね力により機械的に圧着接合
させれている。
【0006】近年、このようなインクジェット記録ヘッ
ドにおいて、記録の高品質化および高密度化が要求され
ており、それに伴って、吐出口101が微細かつ正確な
形状であることが求められる。そのため、通常は、微細
加工に適したレーザー加工により吐出口101の形成が
行なわれている。なお、吐出特性上、吐出口101はイ
ンク流路105側から外方に向けて先細になる形状であ
ることが望ましいため、インク流路105側からオリフ
ィスプレート104に向けてレーザー照射を行なうこと
により加工が施されている。
【0007】図24に示す通り、オリフィスプレート1
04に対し垂直にレーザー照射を行なうと(2点鎖線1
16で図示)、どうしても溝付き天板113の壁部11
3aにレーザーが当たり、ここを削ってしまう。そうす
ると、インク流路105内にインクが漏れる穴があくこ
とになってしまい、インク吐出不能となる。そこで、壁
部113aを避けるように、斜方からレーザー照射を行
い(2点鎖線115で図示)、オリフィスプレートに対
して斜めに吐出口101を穿孔している(傾斜角度は7
0度〜83度程度)。しかし、記録媒体103に対して
斜め方向からインクを吐出して記録を行なうと、吐出方
向が不安定になったり記録媒体上に形成されるドット形
状が不安定かつ大型化するなど、記録品質が劣化する。
特にカラー印字の場合、記録媒体がコックリングする際
にマルチパス印字する場合や、往復印字する場合に、着
弾点が各色ごとに変化し、色ムラやサテライトが画像に
大きく悪影響する場合があった。
【0008】そこで、特開平4−211954号公報に
は、インクジェット記録ヘッドを傾斜させた姿勢で記録
装置に取り付けることにより、記録媒体に対し垂直にイ
ンクを吐出させて、記録品質を高める構成が提案されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−21195
4号公報に記載の発明は、実用上有効なものであった
が、インクの吸収により記録媒体、特に記録紙に大きな
コックリング(しわやうねり)が生じている場合や、オ
リフィスプレートにミストが付着蓄積される場合に、新
たな問題が見出された。
【0010】インクジェット記録ヘッド全体を傾斜させ
ると、必然的にオリフィスプレートは記録媒体と平行で
はなく僅かに(7度〜20度程度)傾斜した状態とな
る。そこで、記録媒体のコックリングが大きいと、記録
媒体とオリフィスプレートとが部分的に近接し過ぎてさ
わってしまい、記録品質が部分的に劣化するおそれがあ
る。
【0011】また、オリフィスプレートに付着蓄積され
るミストは、通常はオリフィスプレートに付着して保持
され、記録に影響を及ぼすことはないが、前記の通りオ
リフィスプレートが傾斜しているとインクジェット記録
ヘッドの往復動時の慣性の影響を受けてミストが一方向
に移動しやすく、オリフィスプレートから離れて記録媒
体や記録装置の他部品等に付着してしまうおそれがあ
る。特に、ミストの付着蓄積量が多くなった場合や、イ
ンクジェット記録ヘッドが高速で往復動する高速記録の
場合に顕著である。
【0012】本発明の目的は、記録媒体のコックリング
や高速移動の影響をあまり受けず、高品質記録が可能な
インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録カ
ートリッジを提供すること、さらにこのようなインクジ
ェット記録ヘッドおよびインクジェット記録カートリッ
ジおよび記録装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、インク
ジェット記録ヘッドにおいて、インクを吐出するために
利用されるエネルギーを発生する複数のエネルギー発生
素子を有する素子基板と、前記複数のエネルギー発生素
子にそれぞれ対応する複数の溝を有し、前記素子基板に
対して接合され、前記複数の溝により前記素子基板との
接合面側に複数のインク流路が形成される溝付き天板
と、前記複数のインク流路とそれぞれ連通する複数の吐
出口を有し、前記溝付き天板に一体的に設けられている
オリフィスプレートと、前記複数のインク流路にインク
を供給するための供給路を有し、前記オリフィスプレー
トを囲む囲い部をもつチップタンクと、を含み、前記オ
リフィスプレートの前記複数の吐出口側の面と前記チッ
プタンクの前記囲い部とが、互いに実質的に平行であ
り、前記素子基板に対して傾斜しているところにある。
【0014】本発明の他の特徴は、インクジェット記録
ヘッドにおいて、インクを吐出するために利用されるエ
ネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する
素子基板と、前記複数のエネルギー発生素子にそれぞれ
対応する複数の溝を有し、前記素子基板に対して接合さ
れ、前記複数の溝により前記素子基板との接合面側に複
数のインク流路が形成される溝付き天板と、前記複数の
インク流路とそれぞれ連通する複数の吐出口を有し、該
複数の吐出口が配された領域が凹面を形成し、前記溝付
き天板に一体的に設けられているオリフィスプレート
と、を含み、前記オリフィスプレートの前記複数の吐出
口側の面のうちで前記複数の吐出口の直近領域と前記オ
リフィスプレートの前記凹面の周辺領域とが、互いに実
質的に平行であり、前記素子基板に対して傾斜している
ところにある。
【0015】本発明の更に他の特徴は、インクジェット
記録カートリッジにおいて、インクを吐出するためのエ
ネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する
素子基板と、該素子基板を固定するベースプレートと、
前記エネルギー発生素子にそれぞれ対応する複数の溝を
有し、前記素子基板に対して接合され、前記複数の溝に
よりと前記素子基板との接合面側に複数のインク流路が
形成される溝付き天板とを含むインクジェット記録ヘッ
ドユニットと、前記ベースプレートが挿入されて前記イ
ンクジェット記録ヘッドユニットを保持可能な係合溝部
と、前記ベースプレートを摺動させることにより前記イ
ンクジェット記録ヘッドユニットを前記係合溝部へ導く
ガイド部とを含むヘッドユニット保持部材とを有すると
ころにある。
【0016】本発明の更に他の特徴は、インクジェット
記録カートリッジにおいて、インクを吐出するインクジ
ェット記録ヘッドユニットと、該インクジェット記録ヘ
ッドユニットを保持するへッドユニット保持部材と、イ
ンクを収容するインクタンクを保持するためのインクタ
ンク保持部材とを有し、前記インクジェット記録ヘッド
ユニットにはインクが供給される流入口が設けられ、前
記インクタンク保持部材には前記インクタンクと接続さ
れインクを流出する流出管が設けられ、インクの流通が
可能なように前記流入口と前記流出管とが接続されてお
り、前記ヘッドユニット保持部材と前記インクタンク保
持部材とが結合されているところにある。
【0017】本発明の更に他の特徴は、記録装置におい
て、前記した構成のインクジェット記録ヘッドまたはイ
ンクジェット記録カートリッジと、このインクジェット
記録ヘッドまたはインクジェット記録カートリッジから
吐出されるインクの吐出方向に対して実質的に垂直に配
置された記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを有す
るところにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】まず、本実施形態のインクジェット記録ヘ
ッドについて説明する。なお、後述するが、このインク
ジェット記録ヘッドは、複数の部品が組み立てられて一
体化されたユニット状となっているので、「インクジェ
ット記録ヘッドユニット」または単に「ヘッドユニッ
ト」と表す。また、本明細書で言う「傾斜」とは、規準
に対して垂直でも平行でもないことを意味するものとす
る。
【0020】図1に示すヘッドユニット1の全体構成に
ついて、まず概略的に説明する。ベースプレート2上に
素子基板3(図2〜4参照)が積層され、さらにその上
に溝付き天板4が接合され、押圧部材5により圧着され
ている。そして、さらにその上方にインク供給用のチッ
プタンク6が配設され、ベースプレート2に固定されて
いる。ベースプレート6の後部には、フレキシブルケー
ブル41(図17参照)が接続される配線基板7が固着
されている。
【0021】図2は図1からチップタンク6を外した状
態を示しており、図3はこのヘッドユニット1を含む記
録装置の概略断面図、図4は図3の部分拡大図である。
図5はオリフィスプレート10を有する溝付き天板4の
断面図、図6は図1の平面図、図7は溝付き天板4の背
面斜視図、図8はベースプレート2の斜視図である。こ
の図2〜6を参照してヘッドユニット1の構成をさらに
詳細に説明する。素子基板3は、一方の面(図2,3中
で下方の面)がベースプレート2に積層され、他方の面
(図2,3中で上方の面)には複数のエネルギー発生素
子42(図4参照)が配設されている。本実施形態のエ
ネルギー発生素子42は電気熱変換体である。溝付き天
板4には、複数のエネルギー発生素子42とそれぞれ対
向可能な位置関係でインク流路8をなす溝8’(図5参
照)と、この溝に連通する共通液室9を形成する空洞
9’(図5参照)が設けられている。素子基板3の素子
配設面と、溝付き天板4の溝形成面とが互いに接合され
ることにより、この接合面に複数のインク流路8が形成
されている。さらに、溝付き天板4にはオリフィスプレ
ート10が一体的に形成されている。オリフィスプレー
ト10には、インク流路8と連通する微細な複数の吐出
口(オリフィス)11が設けられている。なお、従来と
同様にこの吐出口はインク流路8の流れ方向に対して1
0度程度傾斜している。ベースプレート2、素子基板
3、インク流路8はすべて実質的に平行に設けられてい
る。オリフィスプレート10は、ベースプレート2、素
子基板3、インク流路8に対し80度程度傾斜してお
り、吐出口11に対し実質的に垂直に位置している。
【0022】図4に示すように、ベースプレート2の、
オリフィスプレート10と対向する面に、オリフィスプ
レート10と実質的に同じ傾斜角をなす傾斜部12が形
成されている。そして、素子基板3およびベースプレー
ト2とオリフィスプレート10との間隙には、オリフィ
スプレート10を保護するためのシリコーン層13が設
けられている。このシリコーン層13は、溝付き天板4
の両側部に設けられたシリコーン剤注入口14(図6参
照)から、オリフィスプレート10裏面へ向けてシリコ
ーン剤を注入した後、これを固化させたものである。シ
リコーン注入時には、このヘッドユニット1を傾けてお
くことが好ましく、また、素子基板3およびベースプレ
ート2とオリフィスプレート10との間隙に存在する空
気は、ベースプレート2に設けられたスリット15(図
8参照)から逃がされるため、気泡が混在することな
く、シリコーン層13が形成できる。なお、オリフィス
プレート10とベースプレート2の隙間が約0.1mm
程度になるような位置関係で、ベースプレート2と素子
基板3は導電性接着剤によって固定される。
【0023】図7に示すように、溝付き天板4には加工
基準面40が形成されている。この加工基準面40は、
図示しないが溝付き天板4の吐出口11を形成するため
のレーザー照射のための治具を固定する面である。この
構成では、溝付き天板4を精度よく形成することによ
り、加工時のレーザー光線の照射角度が正確になり、吐
出口11の角度、すなわちインク吐出角度を精度よくす
ることができる。双方向記録を行う場合、記録時にサテ
ライトによる往復濃度差が発生するが、吐出角度を例え
ば約±2度程度(より好ましくは約±1度程度)調整す
ることにより、この往復濃度差を軽減させることができ
る。本実施形態では、溝付き天板4に加工基準面40を
設けることにより、前記したような往復濃度差軽減のた
めの吐出角度制御の精度を向上させることができる。
【0024】チップタンク6には、共通液室9と連通す
る供給路16が設けられた流入管17が設けられてい
る。本実施形態では、3色のインクを用いたカラー印字
を想定して3つの共通液室9が形成されているため、供
給路16および流入管17も3つ形成されている。な
お、3つの流入管17の外部側端部(溝付き天板4と接
する端部と反対側の端部)は、チップタンク6の外壁を
なす平面部18により連結状態になっている。すなわ
ち、この平面部18に流入口17aが位置している。
【0025】チップタンク6において、チップタンク6
の流入口17aを円形にし、かつこの流入口17aが位
置する面を記録媒体である記録紙43(図3参照)の紙
面に対し平行にするように、流入管17は、流入口17
a付近では記録紙43の紙面に対し垂直に形成されてい
る。流入口17aを円形にすることによりインク流入を
安定させるとともに、流入口17aが位置する面を紙面
に平行にすることにより他部品との接合を紙面と垂直な
方向の力で安全かつ簡単に行うことができる。この結
果、チップタンクの流入管17はL字型になっている。
また、流入管17と溝付き天板4との接続は、図示しな
いが流入口17aを溝付き天板に圧接した状態でシリコ
ーン剤を周囲に充填させ固化させることによって行なっ
ている。なお、溝付き天板4に流入口17aを圧接させ
るために、流入管17は弾性を有する。記録紙(記録媒
体)43は、オリフィスプレート10と実質的に平行か
つ吐出口11と実質的に垂直に配置され、記録紙搬送手
段(記録媒体搬送手段)44により搬送される。記録紙
搬送手段44については詳述しないが、図示しない搬送
ローラ等を含むものである。
【0026】チップタンク6には、オリフィスプレート
10の周囲を囲むように囲い部19が設けられており、
この囲い部19が、図示しない記録装置のワイパーによ
る摩擦力や側面からの外力などからオリフィスプレート
10を保護する。囲い部19は、オリフィスプレート1
0と実質的に平行に、すなわち素子基板3に対して80
度程度傾斜している。これにより、囲い部19が記録紙
43と平行になり、両者の間隔がより小さくできる。
【0027】チップタンク6の一面(図1の上面)は、
オリフィスプレート10および記録紙面に対し実質的に
垂直に、すなわちベースプレート2、素子基板3、イン
ク流路8に対して10度程度傾斜して形成されている。
これにより、チップタンク6内の流入管17の収容スペ
ースが確保されている。チップタンク6の上面には、ワ
イパーに付着した増粘インクなどをかき取るためのエッ
ジ部20が設けられている。
【0028】図5等に示された実施形態においては、吐
出口として開口するノズルの長さを適切なものとすべ
く、複数の吐出口11が配された凹面10aがオリフィ
スプレート10に形成されている。この凹面10aは、
前記複数の吐出口の直近領域10bをもつ。本実施形態
では、この直近領域10bとオリフィスプレート10の
凹面10aの周辺の領域10cとが、互いに実質的に平
行であり、素子基板に対して傾斜している。
【0029】以上のような構成のヘッドユニット(イン
クジェット記録ヘッド)1が、ヘッドユニット保持部材
21に保持される。図9に示すように、ヘッドユニット
保持部材21には、ベースプレート2が挿入されること
によりヘッドユニット1を保持可能な係合溝部22が設
けられている。係合溝部22は、ヘッドユニット保持部
材21の内面に突出するレール状のヘッドユニット位置
決め基準面23とその対向面24との間に設けられてお
り、ヘッドユニット位置決め基準面23から連続してガ
イド部23aが設けられている。従って、ベースプレー
ト2をガイド部23aに沿って摺動させながら、係合溝
部22まで移動させることにより、ヘッドユニット1が
ヘッドユニット保持部材21に保持される。ガイド部2
3aがヘッドユニット位置決め基準面23から連続して
設けられているので、ガイド部23aがヘッドユニット
1の位置決めの補助として作用する。図10,11に示
すように、ヘッドユニット位置決め基準面23に対して
ベースプレート2を圧接するため対向面24に弾性爪部
25が設けられている。さらに、この係合溝部22の周
囲に接着剤を塗布し硬化させると固定強度が向上する。
【0030】このようにヘッドユニット1を保持した状
態のヘッドユニット保持部材21の内面が、図12に示
されている。この内面には、3本の接合ピン26が設け
られている。この接合ピン26は、ヘッドユニット1の
流入口17aの高さと実質的に同じ高さとなるように形
成されている。また、3つの流入口17aと3本の接合
ピン26とは互いに対向するとともに平行な2列をなす
ように配置されている。
【0031】また、ヘッドユニット保持部材21の内面
には、固定用のねじ27(図16,17,18,22参
照)が挿通可能な円筒部28a,28bが設けられてい
る。ただし、一方の円筒部28aは、ヘッドユニット1
の装着動作を妨げないように、他方の円筒部28bより
も低く形成されている。さらに、嵌合ピン29が設けら
れている。
【0032】次に、図13に示すインクタンク30およ
びインクタンク保持部材31について説明する。本実施
形態では、3色のインクを使用したカラー記録を想定し
ているため、同一形状の3個のインクタンク30を用い
ている。そして、インクタンク保持部材31により、こ
の3個のインクタンク30を並べて保持した状態で、前
記したヘッドユニット1を保持するヘッドユニット保持
部材21に取り付けるものである。なお、各インクタン
ク30はレバー32の操作によりそれぞれ独立して脱着
可能である。
【0033】インクタンク保持部材31は、ヘッドユニ
ット保持部材21の内部に装填可能な外形を有してい
る。図14,15に示すように、インクタンク保持部材
31の底面には、3個のインクタンク30とそれぞれ連
通してインクを流出可能な3本の流出管33と、この流
出管33と対向するとともに平行な2列をなす3本の接
合ピン37と、ねじ27(図16,17,18,22参
照)がねじ込まれるねじ穴34を有する2本の円筒部3
5a,35bと、2つの嵌合凹部36とが設けられてい
る。3本の流出管33はヘッドユニット1の3本の流入
管17と、3本の接合ピン37はヘッドユニット保持部
材21の3本の接合ピン26と、2本の円筒部35a,
35bはヘッドユニット保持部材21の2本の円筒部2
8a,28bと、2つの嵌合凹部36はヘッドユニット
保持部材21の2本の嵌合ピン29と、それぞれ対向し
ている。3本の流出管33と3本の接合ピンはすべて同
一高さである。
【0034】次に、図16〜19を参照してインクタン
ク30を保持したインクタンク保持部材31と、ヘッド
ユニット1を保持したヘッドユニット保持部材21との
接合構造について説明する。図18,19に示すよう
に、3本の流出管33を弾性部材38を介して3つの流
入口17aと連通させるとともに、3本の接合ピン37
を弾性部材38を介して3本の接合ピン26と対向さ
せ、2つの嵌合凹部36に2本の嵌合ピン29を嵌合さ
せる。そして、2本の円筒部28a,28bを挿通させ
たねじ27を2本の円筒部35a,35bのねじ穴34
にねじ込むことにより、ヘッドユニット保持部材21と
インクタンク保持部材31とが結合されている。なお、
ヘッドユニット保持部材21の一方の円筒部28aは他
方の円筒部28bよりも高さが低いので、これに応じて
インクタンク保持部材31の一方の円筒部35aは他方
の円筒部35bよりも高さが高くなっており、円筒部2
8aと円筒部35aの高さの合計は、円筒部28bと円
筒部35bの高さの合計と実質的に等しい。
【0035】図20に弾性部材の拡大図を示している。
流出管33と流入口17aとに挟まれる部分には連通孔
(孔部)39が設けられている。ただし接合ピン37と
接合ピン26とに挟まれる部分には連通孔を設ける必要
はない。なお、インクタンク保持部材31の形成時に流
出管33と同様なパイプ状の接合ピン37を形成するよ
うにしてもよい。すなわち、接合ピン37は、いわばダ
ミーの流出管ということになる。この場合、弾性部材3
8の、このダミーの流出管である接合ピン37と対接す
る部分には孔部をあけないようにする。
【0036】このように組み立てたインクジェット記録
カートリッジ(図21,22参照)においては、インク
タンク30から、流出管33、弾性部材38の連通孔3
9、流入管17、インク流路8を順次経由して、吐出口
11へインクが供給される。エネルギー発生素子42で
ある電気熱変換体が駆動されると、熱エネルギーが印加
されてインクに膜沸騰が発生し、その作用として吐出口
11から外部の記録紙43へ向けてインクが吐出する。
【0037】なお、前記した構成の本実施形態のインク
ジェット記録カートリッジでは、オリフィスプレート1
0が記録紙43の紙面に平行になり、かつ図22に示す
ように吐出口11の列が、記録紙搬送手段44による記
録紙43の紙送り方向に対し約3.58度傾くように配
設されている。吐出口11の列が紙送り方向と平行であ
ると、図22において縦に並んだ多数の吐出口11の全
てからインク吐出を行なう場合、全吐出口11を同時に
駆動しなければならず、共通液室9およびインク流路8
内のインクの流動状態の不安定やインク不足を招いた
り、電力消費の問題などから好ましくない。そこで、本
実施形態のように吐出口11の列を紙送り方向に対して
傾斜させることによって、全吐出口11からインク吐出
する場合でも、エネルギー発生素子の駆動タイミングを
ずらすことができ、前記した問題を回避できる。
【0038】ヘッドユニット1はヘッドユニット保持部
材21に固定されているが、高画質印字を得るためには
位置精度が重要であり、ヘッドユニット1の位置を狂わ
せるおそれのある外力は極力小さい方がよい。例えば、
インクタンクが脱着可能な構成においてヘッドユニット
にインクタンクを直接装着すると、装着時の衝撃が大き
く作用し、位置精度を劣化させるおそれがある。ヘッド
ユニット保持部材をこのような衝撃に絶え得るほどの大
きさにしたり、衝撃緩和のための特別の機構を設けるこ
とは、小型化や構成の簡素化の点で望ましくない。そこ
で本実施形態では、インクタンク保持部材31を介して
インクタンク30をヘッドユニット保持部材21に装着
することにより、装着時の衝撃を緩和し、ヘッドユニッ
ト1の位置精度の劣化を抑えている。
【0039】インクタンク保持部材31の流出管33
と、ヘッドユニット保持部材21の流入口17aとは、
弾性部材38を介して圧接されている。弾性部材38に
よって、繋ぎ目のインク漏れを防止するとともに、イン
クタンク30脱着時のヘッドユニット1への衝撃を緩和
している。
【0040】また、ねじ27をしめるときにインクタン
ク保持部材21からヘッドユニット1へ多少なりとも作
用する荷重のバランスを考慮し、荷重方向がねじ止め方
向と平行になるように、接合ピン26,37を、2つの
ねじ穴34を結ぶ線を中心として、流出管33および流
入口17aに対し対称となる位置に配置している。な
お、ねじ穴34の位置は、ヘッドユニット1が約3.5
8度傾いて取り付けられていることに対応して、約3.
58度傾けて配置されている。
【0041】ヘッドユニット保持部材21とインクタン
ク保持部材31との固定手段として、ねじ27でなく溶
着やロック機構を用いたり、ねじ27を接着剤やシリコ
ーン剤で固定することも可能ではあるが、本実施形態の
ようにねじ27のみを用いて固定することにより、着脱
が簡単で部品の再利用や別ユニット展開としての流用が
容易になるだけでなく構造上も単純になりコストが低減
できるという利点がある。
【0042】ただし、ねじ止め作業は、ねじ27の頭の
溝とドライバーとの位置関係や向きがバラツキ易く安定
性に欠ける。そこで、ねじの取り付け部を、ねじ穴にね
じを落とし込んだ時にねじ頭が僅かに最外面より出るよ
うな深さとすることにより、落とし込み後のねじ位置は
安定し、工程が安定する。従って、前記インクタンク保
持部材31の円筒部35a,35bは、ユニット保持部
材21の円筒部28a,28bとの結合を考慮して高さ
の差が設けられている。また、嵌合凹部36および嵌合
ピン29は、弾性部材38の周囲に配置されている。
【0043】
【発明の効果】本発明では、オリフィスプレートを素子
基板に対し傾けることにより、記録媒体面に対して平行
に配置することができ、しかも記録媒体に対して垂直に
インクを吐出することができる。従って、記録媒体のコ
ックリングや高速移動の影響をあまり受けずに、高品質
の記録を行うことができる。
【0044】また、ヘッドユニット保持部材の係合溝部
のヘッドユニット位置決め基準面から連続してガイド部
を設けた構成とすると、ヘッドユニットをヘッドユニッ
ト保持部材に取り付ける際に、ヘッドユニット位置決め
基準面から連続して設けられたガイド部に沿ってベース
プレートを摺動させながら、係合溝部まで移動させるこ
とにより、簡単かつ位置精度の高い取り付けを行うこと
ができる。
【0045】更に、インクタンク保持部材を介してイン
クタンクをヘッドユニット保持部材に取り付ける構成と
すると、インクタンクを着脱する際に生じる衝撃や振動
をインクタンク保持部材およびヘッドユニット固定部材
によって緩衝できるので、それらがヘッドユニットへ伝
達することを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のヘッドユニットの要部斜
視図である。
【図2】図1に示すヘッドユニットのチップタンクを省
略した斜視図である。
【図3】図1に示すヘッドユニットを含む記録装置の要
部断面図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】図1に示すヘッドユニットの溝付き天板の断面
図である。
【図6】図1に示すヘッドユニットの平面図である。
【図7】図1に示すヘッドユニットの溝付き天板の背面
斜視図である。
【図8】図1に示すヘッドユニットのベースプレートの
斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態のヘッドユニットとヘッド
ユニット保持部材の結合方法を示す説明図である。
【図10】一方のヘッドユニット固定部の拡大図であ
る。
【図11】他方のヘッドユニット固定部の拡大図であ
る。
【図12】ヘッドユニットを保持したヘッドユニット保
持部材の内面図である。
【図13】本発明の一実施形態のインクタンクとインク
タンク保持部材の結合方法を示す説明図である。
【図14】インクタンク保持部材の底面図である。
【図15】インクタンク保持部材の斜視図である。
【図16】本発明の一実施形態のヘッドユニット保持部
材とインクタンク保持部材の結合方法を示す説明正面図
である。
【図17】本発明の一実施形態のヘッドユニット保持部
材とインクタンク保持部材の結合方法を示す説明斜視図
である。
【図18】本発明の一実施形態のインクジェット記録カ
ートリッジの一部断面図である。
【図19】ヘッドユニット保持部材とインクタンク保持
部材の結合部の拡大図である。
【図20】弾性部材の平面図および断面図である。
【図21】本発明の一実施形態のインクジェット記録カ
ートリッジの背面図である。
【図22】図21に示すインクジェット記録カートリッ
ジの底面図である。
【図23】従来のヘッドユニットの要部斜視図である。
【図24】図23に示すヘッドユニットの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ヘッドユニット 2 ベースプレート 3 素子基板 4 溝付き天板 5 押圧部材 6 チップタンク 7 配線基板 8 インク流路 8’ 溝 9 共通液室 9’ 空洞 10 オリフィスプレート 11 吐出口 12 傾斜部 13 シリコーン層 14 シリコーン剤注入口 15 スリット 16 供給路 17 流入管 17a 流入口 18 平面部 19 囲い部 20 エッジ部 21 ヘッドユニット保持部材 22 係合溝部 23 ヘッドユニット位置決め基準面 23a ガイド部 24 対向面 25 弾性爪部 26 接合ピン 27 ねじ 28a,28b 円筒部 29 嵌合ピン 30 インクタンク 31 インクタンク保持部材 32 レバー 33 流出管 34 ねじ穴 35a,35b 円筒部 36 嵌合凹部 37 接合ピン 38 弾性部材 39 連通孔 40 加工基準面 41 フレキシブルケーブル 42 エネルギー発生素子 43 記録紙 44 記録紙搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 福井 茂樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹之内 雅典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するために利用されるエネ
    ルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する素
    子基板と、 前記複数のエネルギー発生素子にそれぞれ対応する複数
    の溝を有し、前記素子基板に対して接合され、前記複数
    の溝により前記素子基板との接合面側に複数のインク流
    路が形成される溝付き天板と、 前記複数のインク流路とそれぞれ連通する複数の吐出口
    を有し、前記溝付き天板に一体的に設けられているオリ
    フィスプレートと、 前記複数のインク流路にインクを供給するための供給路
    を有し、前記オリフィスプレートを囲む囲い部をもつチ
    ップタンクと、 を含み、前記オリフィスプレートの前記複数の吐出口側
    の面と前記チップタンクの前記囲い部とが、互いに実質
    的に平行であり、前記素子基板に対して傾斜しているイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記素子基板を固定するためのベースプ
    レートの前記オリフィスプレートに近接する面に、前記
    オリフィスプレートの傾斜に対応した傾斜部が設けられ
    ている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記チップタンクの、前記溝付き天板へ
    の取付面と反対側の面が、前記インク流路方向に対して
    傾斜している請求項1に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 前記チップタンクの前記供給路がL字型
    に形成されている請求項1に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記溝付き天板には、前記吐出口形成時
    の基準となる加工基準面が設けられている請求項1に記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記吐出口はレーザー加工により形成さ
    れており、前記加工基準面は、前記レーザー加工時にレ
    ーザー照射のための治具を固定するための面である請求
    項5に記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記エネルギー発生素子が、熱エネルギ
    ーを発生する電気熱変換体である請求項1に記載のイン
    クジェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記電気熱変換体によって印加される熱
    エネルギーにより、インクに生じる膜沸騰を利用して前
    記吐出口からインクを吐出する請求項7に記載のインク
    ジェット記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 インクを吐出するために利用されるエネ
    ルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する素
    子基板と、 前記複数のエネルギー発生素子にそれぞれ対応する複数
    の溝を有し、前記素子基板に対して接合され、前記複数
    の溝により前記素子基板との接合面側に複数のインク流
    路が形成される溝付き天板と、 前記複数のインク流路とそれぞれ連通する複数の吐出口
    を有し、該複数の吐出口が配された領域が凹面を形成
    し、前記溝付き天板に一体的に設けられているオリフィ
    スプレートと、を含み、前記オリフィスプレートの前記
    複数の吐出口側の面のうちで前記複数の吐出口の直近領
    域と前記オリフィスプレートの前記凹面の周辺領域と
    が、互いに実質的に平行であり、前記素子基板に対して
    傾斜しているインクジェット記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記エネルギー発生素子が、熱エネル
    ギーを発生する電気熱変換体である請求項9に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 前記電気熱変換体によって印加される
    熱エネルギーにより、インクに生じる膜沸騰を利用して
    前記吐出口からインクを吐出する請求項10に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項1または9に記載のインクジェ
    ット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドから吐
    出されるインクの吐出方向に対して実質的に垂直に配置
    された記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを有する
    記録装置。
  13. 【請求項13】 インクを吐出するためのエネルギーを
    発生する複数のエネルギー発生素子を有する素子基板
    と、該素子基板を固定するベースプレートと、前記エネ
    ルギー発生素子にそれぞれ対応する複数の溝を有し、前
    記素子基板に対して接合され、前記複数の溝によりと前
    記素子基板との接合面側に複数のインク流路が形成され
    る溝付き天板と、を含むインクジェット記録ヘッドユニ
    ットと、 前記ベースプレートが挿入されて前記インクジェット記
    録ヘッドユニットを保持可能な係合溝部と、前記ベース
    プレートを摺動させることにより前記インクジェット記
    録ヘッドユニットを前記係合溝部へ導くガイド部と、を
    含むヘッドユニット保持部材と、を有するインクジェッ
    ト記録カートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記係合溝部が、ヘッドユニット位置
    決め基準面と、該ヘッドユニット位置決め基準面と対向
    する対向面との間に設けられており、前記ガイド部が、
    前記ヘッドユニット位置決め基準面から連続して設けら
    れている請求項13に記載のインクジェット記録カート
    リッジ。
  15. 【請求項15】 前記ヘッドユニット保持部材が、前記
    ヘッドユニット位置決め基準面と前記対向面の少なくと
    も一方に設けられており前記係合溝部に挿入された前記
    ベースプレートを挟み付ける弾性爪部を有する請求項1
    4に記載のインクジェット記録カートリッジ。
  16. 【請求項16】 インクを吐出するインクジェット記録
    ヘッドユニットと、該インクジェット記録ヘッドユニッ
    トを保持するへッドユニット保持部材と、インクを収容
    するインクタンクを保持するためのインクタンク保持部
    材と、を有し、 前記インクジェット記録ヘッドユニットにはインクが供
    給される流入口が設けられ、前記インクタンク保持部材
    には前記インクタンクと接続されインクを流出する流出
    管が設けられ、インクの流通が可能なように前記流入口
    と前記流出管とが接続されており、 前記ヘッドユニット保持部材と前記インクタンク保持部
    材とが結合されているインクジェット記録カートリッ
    ジ。
  17. 【請求項17】 前記ヘッドユニット保持部材と前記イ
    ンクタンク保持部材とには互いに対向する接合ピンがそ
    れぞれ設けられており、前記流入口および前記流出管
    と、前記接合ピンとが複数の列をなして並べられている
    請求項16に記載のインクジェット記録カートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記インクジェット記録ヘッドユニッ
    トが前記ヘッドユニット保持部材に保持された状態で前
    記ヘッドユニット保持部材の前記接合ピンと前記インク
    ジェット記録ヘッドユニットの前記流入口とは実質的に
    同じ高さであり、前記インクタンク保持部材の前記接合
    ピンと前記流出管とは実質的に同じ高さである請求項1
    7に記載のインクジェット記録カートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記流入口と前記流出管との間に配設
    され、前記流入口と前記流出管とを連通する孔部を有す
    る弾性部材を含む請求項17に記載のインクジェット記
    録カートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記ヘッドユニット保持部材と前記イ
    ンクタンク保持部材とが、ねじ止めによって結合されて
    いる請求項16に記載のインクジェット記録カートリッ
    ジ。
  21. 【請求項21】 前記流入口および前記流出管と、前記
    接合ピンとが形成する前記複数の列が互いに平行である
    請求項16に記載のインクジェット記録カートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記インクジェット記録ヘッドユニッ
    トが、電気熱変換体によって印加される熱エネルギーに
    より、インクに生じる膜沸騰を利用して前記吐出口から
    インクを吐出する請求項13または16に記載のインク
    ジェット記録カートリッジ。
  23. 【請求項23】 請求項13または16に記載のインク
    ジェット記録カートリッジと、前記インクジェット記録
    ヘッドユニットから吐出されるインクの吐出方向に対し
    て実質的に垂直に配置された記録媒体を搬送する記録媒
    体搬送手段と、を有する記録装置。
JP30565999A 1998-10-27 1999-10-27 インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録カ―トリッジおよび記録装置 Pending JP2000198203A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067349A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェット記録装置

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JP2002067349A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェット記録装置

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