JP2000196537A - 双方向多重光通信装置及びシステム並びにその方法 - Google Patents

双方向多重光通信装置及びシステム並びにその方法

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JP2000196537A
JP2000196537A JP11365509A JP36550999A JP2000196537A JP 2000196537 A JP2000196537 A JP 2000196537A JP 11365509 A JP11365509 A JP 11365509A JP 36550999 A JP36550999 A JP 36550999A JP 2000196537 A JP2000196537 A JP 2000196537A
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wavelength
receiver
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optical fiber
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JP11365509A
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Yusuke Ota
祐助 太田
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向多重光通信における漏話減少のための
手法の改善。 【解決手段】 波長多重光通信配置において光を用いて
双方向通信を行うための光通信方法において、光ファイ
バ105を介しての通信用で情報を搬送可能な光をレー
ザダイオード光源107を用いて第1の波長(例えば
1.31μm)で生成し、この光源で生成される光を実
質上含まない、情報を搬送する第2の波長(例えば1.
55μm)の光をこの光ファイバから受信し、実質上こ
の第2の波長の光にのみ感度を有しこの第1の波長の光
に実質上感度を有さない通過帯域光ダイオード受光器1
11を用いてこの第2の波長の光を電気信号に変換し、
この光源からのこの第1の波長の光を、2色性の波長分
割多重スプリッタ109を介してこの光ファイバに結合
し、この光ファイバから受信されたこの第2の波長の光
を、この波長分割多重スプリッタを介してこの受光器に
結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1本の光ケーブル
上での異なる2つの波長の光源を用いる双方向多重光通
信の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】単一の光ケーブル上で、異なる2つの波
長の光源、例えばレーザダイオード又は発光ダイオード
(LED)、を用いる双方向多重光通信における1つの
問題は、第1の波長で情報を伝送するために光ファイバ
の一端部において用いられる光源と、第2の波長で情報
を受信するために光ファイバのその一端部において用い
られる受光器、例えば光ダイオード、との間の漏話(ク
ロストーク)である。
【0003】漏話を減少させるための従来技術による手
法は、光通信システムの光学的構成要素に主眼を置いて
いた。特に、2色性の波長分割多重(WDM)スプリッ
タを介して漏話を減少させることに重点を置いていた。
加えて、波長分割多重スプリッタと光ダイオードとの間
に波長選択度の高い光フィルタを挿入して用いる手法
が、第2の波長の光を受信する光ダイオードに供給され
てしまう望ましくない第1の波長の光の量を減少させる
ために採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの漏話
減少手法は結果として、コストを増大させ、実現が困難
であり、望ましくない副作用的な悪影響を生じさせる。
特に、高品質の光学的構成要素は高価であり、又これら
高品質の光学的構成要素の位置合わせ要件は達成が困難
である。そして、光フィルタを用いる結果、望む第2の
波長の光信号が減衰することになる。したがって、単一
の光ケーブル上で、異なる2つの波長の光源、例えばレ
ーザダイオード又は発光ダイオード(LED)、を用い
る双方向多重光通信において、これらの欠点を克服した
漏話減少手法が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、単一
の光ケーブル上での異なる2つの波長の光源、例えばレ
ーザダイオード又は発光ダイオード(LED)、を用い
る双方向多重光通信における漏話の減少が、光学面のみ
の手法ではなく電子的手法によって達成できることを認
識した。
【0006】従来技術においては2波長光通信システム
で用いられる光の両方の波長に感度を有する受光器、例
えば光ダイオード、を用いてこれら両波長を光学的に分
離する手法が行われるが、代わりに本発明では各光ダイ
オードは実質上、その光ダイオードが受信すると予想さ
れる光の波長にのみ感度を有するように構成される。
【0007】有利な点として、望ましくない波長を電子
的に排除することによって、光学的構成要素が、より低
いレベルの品質でもよいことになり、位置合わせ要件も
緩和され、結果として全体のコストが減少する。
【0008】例えば、本発明によれば、波長1.31μ
m及び1.55μmのレーザダイオード光源を光ファイ
バの第1及び第2の端部においてそれぞれ用いる双方向
多重光通信において、1.55μmの通過帯域を有する
光ダイオード受光器が第1の端部に用いられ、1.31
μmの通過帯域を有する光ダイオード受光器が第2の端
部に用いられる。尚、通過帯域を有する光ダイオード
(通過帯域光ダイオード)受光器は、特定の主波長を含
むその前後の比較的狭い帯域の光に選択的に感度を有す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に基づく、単一の
光ケーブル上での異なる2つの波長の光源を用いる双方
向多重光通信システムを例示し、光学的手法のみではな
く電子的手法の使用によって漏話が減少する。図1に
は、光通信装置としての光モジュール101及び光モジ
ュール103並びに光ファイバ105を示す。情報が、
第1の波長で光モジュール101から光モジュール10
3へ、そして第2の波長で光モジュール103から光モ
ジュール101へ、光学的に伝送される。
【0010】本発明の一実施例において、第1の波長は
1.31μm、そして第2の波長は1.55μmであ
る。このような波長は、受動的光ネットワークの一形式
であるいわゆる「フル・サービス・アクセス・ネットワ
ーク」(FSAN)のようなシステムに有用である。各
光ダイオードは、実質上、その光ダイオードにおいて受
信が予想される光の波長にのみ、感度を有するように構
成される。
【0011】光モジュール101は、(a)(光源とし
ての)レーザダイオード107、(b)(受光器として
の)光ダイオード111、(c)2色性の波長分割多重
(WDM)スプリッタ109、及び(d)オプション
(選択肢)の波長選択性の光フィルタ113からなり、
光モジュール103は、同じく(a’)(光源として
の)レーザダイオード115、(b’)(受光器として
の)光ダイオード119、(c’)2色性の波長分割多
重(WDM)スプリッタ117、及び(d’)オプショ
ンの波長選択性の光フィルタ121からなる。
【0012】光モジュール101及び103はそれぞ
れ、光ファイバ105に、例えばハーメチック(密閉)
シール、コネクタ等を介して又は他の通常の方法で結合
される。レーザダイオード107、115及び光ダイオ
ード111、119には、それぞれの光モジュールの外
部の電子回路への接続用の導線が用意される。
【0013】図1に示す実施例において、通常のレーザ
ダイオード107が第1の波長、例えば1.31μmで
光を生成する。いわゆる通過帯域光ダイオードである光
ダイオード111が、受信された第2の波長、例えば
1.55μmの光を検出する。2色性の波長分割多重ス
プリッタ109が、第1の波長の光を、自体を通して光
ファイバ105に透過伝送し、又、光ファイバ105か
ら受信された第2の波長の光を光ダイオード111へ偏
向させる。
【0014】オプションの波長選択性の光フィルタ11
3が、実質上、2色性の波長分割多重スプリッタ109
によって偏向された第2の波長の光のみを光ダイオード
111へ向けて通過させる。
【0015】有利な点として、本発明の原理に基づき、
光ダイオード111が実質上、第2の波長にのみ感度を
有するので、2色性の波長分割多重スプリッタ109及
びオプションの波長選択性の光フィルタ113のような
より低い品質の光学的構成要素のみを用いても許容性能
を達成できる。
【0016】例えば、第1及び第2の波長間に55dB
の分離を求めるFSAN要件を満足させるためには、2
色性の波長分割多重スプリッタ109が15dB程度の
悪い漏話品質のものでも許容され、オプションの波長選
択性光フィルタ113は、望ましくない波長を阻止する
性能が25dBを超える必要がない。従来技術の手法で
は、最高品質の光学的構成要素を用いるにも拘わらず、
この要件を満足させることができなかった。よくても4
7dBの分離を達成できる程度であった。
【0017】通常のレーザダイオード115が第2の波
長で光を生成する。いわゆる通過帯域光ダイオードであ
る光ダイオード119が、受信された第1の波長の光を
検出する。2色性の波長分割多重スプリッタ117が、
第2の波長の光を、自体を通して光ファイバ105に透
過伝送し、又、光ファイバ105から受信された第1の
波長の光を光ダイオード119へ偏向させる。
【0018】オプションの波長選択性の光フィルタ12
1が、実質上、2色性の波長分割多重スプリッタ117
によって偏向された第1の波長の光のみを光ダイオード
119へ向けて通過させる。
【0019】有利な点として、上記と同じ理由で、光ダ
イオード119が実質上、第1の波長にのみ感度を有す
るので、2色性の波長分割多重スプリッタ117及びオ
プションの波長選択性の光フィルタ121のような品質
のより低い光学的構成要素のみを用いても許容性能を達
成できる。
【0020】尚、図1では光ファイバ105の各端部に
1個のみの光モジュールが設けられているが、例えばス
ターカプラを用いて、光ファイバの各端部に多数の光モ
ジュールを接続させることも可能である。但し、適切な
プロトコルを用いて、光伝送中の或る光モジュールが使
用している波長と同じ波長で同時に他の光モジュールが
光伝送する事態が防止されることが条件となる。
【0021】図2は、レーザダイオード107及び11
5によってそれぞれ供給されるような波長1.31μm
及び1.55μmの光にそれぞれ感度を有する通過帯域
光ダイオードについての相対的感応度を波長に関して表
す線図201、203である。従来技術によるシステム
において一貫して用いられている種類の通常のインジウ
ム・ガリウム・ヒ素(InGaAs)光ダイオードにつ
いての相対的感応度を波長に関して表す線図205と共
に示す。
【0022】1つの通過波長光を有する一方の通過帯域
光ダイオードの相対的感応度が他方の通過帯域光ダイオ
ードの領域においてよく減衰していることに注目された
い。
【0023】図3は、1.31μmの波長の光に感度を
有する通過帯域光ダイオードの構造例を示す。これは光
ダイオード119(図1)として使用可能である。この
通過帯域光ダイオードの構造は、基板としてのリン化イ
ンジウム(InP)層301と、この基板の頂部に位置
しN領域として作用するインジウム・ガリウム・ヒ素・
リン化物(InGaAsP)層303とからなる。
【0024】InGaAsP層303は、この通過帯域
光ダイオードによって検出可能な1.31μmの波長に
対応するバンドギャップを有する。N領域内には、亜鉛
拡散手法を用いて得られる「P+光感知領域」305が
設けられる。
【0025】加えて、追加の「P+領域」307が設け
られる。P+領域とN領域とが近接していることから電
界が生じるが、このような電界内では実質上形成されな
い電荷によってテール電流(tail current)が生成され
ることがあり得る。P+領域307は、このテール電流
を最小化するために追加される。
【0026】このP+領域307は、例えばP+光感知
領域305を或る距離を置いて取り囲むような、P+ガ
ードリングとして機能する。この距離は、光子に感応し
て生成される電荷がそれら電荷を収集する力に曝され、
これによって電荷がInGaAsP層303内に残留で
きないように設定される。
【0027】作動時に、P+光感知領域305は入射光
に感応して生成される電流を増幅する増幅器に接続さ
れ、InP層301はバイアス電圧に接続される。
【0028】図4は、1.55μmの波長の光に感度を
有する通過帯域光ダイオードの構造例を示す。これは光
ダイオード111(図1)として使用可能である。この
通過帯域光ダイオードの構造は、基板としてのリン化イ
ンジウム(InP)層401と、この基板に隣接しN領
域として作用するエピタキシャル・インジウム・ガリウ
ム・ヒ素(エピタキシャルInGaAs)層403とか
らなる。N領域内には、亜鉛拡散手法を用いて得られる
「P+光感知領域」405が設けられる。
【0029】加えて、追加の「P+領域」407が設け
られる。P+領域とN領域とが近接していることから電
界が生じるが、このような電界内では実質上形成されな
い電荷によってテール電流(tail current)が生成され
ることがあり得る。P+領域407は、このテール電流
を最小化するために追加される。
【0030】このP+領域407は、例えばP+光感知
領域405を或る距離を置いて取り囲むような、P+ガ
ードリングとして機能する。この距離は、光子に感応し
て生成される電荷が電荷を収集する力に曝され、これに
よって電荷がエピタキシャルInGaAs層403内に
残留できないように設定される。
【0031】このの通過帯域光ダイオードの構造は更
に、基板であるInP層401の、エピタキシャルIn
GaAs層403の位置する側と反対の側に位置するエ
ピタキシャル・インジウム・ガリウム・ヒ素・リン化物
(InGaAsP)層409からなる。
【0032】作動時に、P+光感知領域405が、入射
光に感応して生成される電流を増幅する増幅器に接続さ
れ、エピタキシャルInGaAsP層409がバイアス
電圧に接続される。この通過帯域光ダイオードは、光が
エピタキシャルInGaAsP層409上に入射するよ
うに配置される。1.31μmの波長の光のほぼ全てが
エピタキシャルInGaAsP層409によって吸収さ
れる。残りの光はInP層401を通過して、エピタキ
シャルInGaAs層403とP+光感知領域405と
に到達する。
【0033】図2に示すように、又技術的に周知の通
り、エピタキシャルInGaAs層403及びそのP+
光感知領域405のみで構成される構造は、1.31μ
mの波長の光及び1.55μmの波長の光の両方に感度
を有する。しかし、1.31μmの波長の光が全てIn
GaAsP層409によって吸収されたため、1.55
μmの波長の光のみが残り、エピタキシャルInGaA
s層403及びそのP+光感知領域405によって検出
される。
【0034】結果として、図4の通過帯域光ダイオード
全体としては1.55μmの波長の光にのみ感度を有す
る。
【0035】以上の説明は単に本発明の原理を例示した
に過ぎない。したがって、この技術分野の当業者であれ
ば、本発明に関して本明細書には記述のない種々の変形
例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲
に包含される。更に、本明細書に述べた諸例示は、主と
して、本発明の原理の理解を助けるための教示目的のみ
を意図したものであり、本発明に制約を与えると解され
るべきものではない。
【0036】その上、本発明の原理、態様、実施例、及
び具体例に関する本明細書における記述は全て、それら
の構造的及び機能的同等体をも包含することが意図され
る。加えて、これら同等体には、現在既知の同等体、及
び将来開発される同等体、すなわち構造に無関係に、同
一の機能を行うような開発される要素体、の双方を包含
することが意図される。
【0037】したがって、例えば、この技術分野の当業
者であれば、本明細書に記述されるブロック図が本発明
の原理を実施する例示回路の概念図であることを理解さ
れよう。同様に、流れ図、状態遷移図、疑似コード等
が、コンピュータ又はプロセスの明示有無にかかわら
ず、コンピュータ読み取り可能な媒体に表示されコンピ
ュータ又はプロセッサによって実行可能な種々のプロセ
スを表すことを理解されよう。
【0038】本明細書の図面に示す種々の要素(「プロ
セッサ」と表示された機能ブロックを含む)の機能は、
専用ハードウエア、及び適切なソフトウエアと協同して
ソフトウエアを実行可能なハードウエア、を用いること
によって得られる。プロセッサによって得られた場合、
それら機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共用プロ
セッサ、又は一部共用の複数の個別プロセッサ、によっ
て得られる。
【0039】その上、「プロセッサ」又は「コントロー
ラ」用語が明示使用されていても、ソフトウエアを実行
可能なハードウエアのみを指すと解釈してはならず、一
方、制限を設けることなく、ディジタル信号処理(DS
P)ハードウエア、ソフトウエア記憶用の読み出し専用
メモリ(ROM)、及び不揮発性メモリを暗に包含す
る。他の通常の及び/又は特別仕様のハードウエアをも
含む。
【0040】同様に、本明細書の図面に示すスイッチ類
は概念的なものに過ぎない。それらの機能は、プログラ
ム論理の運用を通じて、専用論理を通じて、プログラム
制御及び専用論理の相互作用を通じて、又は場合によっ
ては手動により、実行される。具体的な手法は、実施者
が説明文脈をより具体的に理解することにより、適切な
ものを選択使用できる。
【0041】本明細書の請求項において、或る特定の機
能を実行するための手段とは、その機能を実行するため
のいかなる方法をも含む。この方法には例えば、a)そ
の機能を行う回路要素の組み合わせ、又は、b)その機
能を行うためのファームウエア、マイクロコード等を含
む全ての形式のソフトウエアと、その機能を行うために
そのソフトウエアを実行する適切な回路との組み合わ
せ、を含む。
【0042】これらの請求項によって定義される本発明
は、上記の種々の手段によって得られる機能的特性が、
これらの請求項が求める仕方によって組み合わされ、一
体化されるという事実に基づく。したがって、本発明の
出願人は、これらの機能的特性を与えるいかなる手段を
も本明細書に示すこれらの手段と同等とみなすものであ
る。
【0043】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
よう解釈されるべきではない。
【0044】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、単
一の光ケーブル上での異なる2つの波長の光源を用いる
双方向多重光通信における漏話の減少を、従来技術によ
り光学面のみの手法で両波長を光学的に分離する代わり
に、電子的手法を用いて、望ましくない波長を電子的に
拒絶(排除)することによって達成できる。
【0045】したがって、漏話減少のためには、システ
ムを構成する光学的構成要素はその品質が従来技術の手
法の場合より低いレベルでもよいことになり、又構成要
素の位置合わせ要件も緩和され、結果として全体のコス
トが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく、単一の光ケーブル上での異な
る2つの波長の光源を用いる双方向多重光通信を例示す
る略図であり、光学的手法のみではなく電子的手法の使
用によって漏話が減少する。
【図2】波長1.31μm及び1.55μmの光に感度
を有する通過帯域光ダイオードについての相対的感応度
を波長に関して表す線図であり、通常のインジウム・ガ
リウム・ヒ素(InGaAs)光ダイオードについての
相対的感応度を波長に関して表す線図と共に示す。
【図3】1.31μmの波長の光に感度を有する通過帯
域光ダイオードの構造例を示す略図である。
【図4】1.55μmの波長の光に感度を有する通過帯
域光ダイオードの構造例を示す略図である。
【符号の説明】
101 光モジュール 103 光モジュール 105 光ファイバ 107 レーザダイオード 109 2色性の波長分割多重(WDM)スプリッタ 111 光ダイオード 113 光フィルタ 115 レーザダイオード 117 2色性の波長分割多重(WDM)スプリッタ 119 光ダイオード 121 光フィルタ 201 1.31μmに感度を有する通過帯域光ダイオ
ードの相対的感応度曲線 203 1.55μmに感度を有する通過帯域光ダイオ
ードの相対的感応度曲線 205 通常のInGaAs光ダイオードの相対的感応
度曲線 301 リン化インジウム(InP)層(基板) 303 インジウム・ガリウム・ヒ素・リン化物(In
GaAsP)層 305 P+光感知領域 307 P+領域(P+ガードリング) 401 リン化インジウム(InP)層(基板) 403 エピタキシャル・インジウム・ガリウム・ヒ素
(エピタキシャルInGaAs)層 405 P+光感知領域 407 P+領域(P+ガードリング) 409 インジウム・ガリウム・ヒ素・リン化物(In
GaAsP)層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 太田 祐助 アメリカ合衆国、07046 ニュージャージ ー、マウンテイン レイクス、ローレル ヒル ロード 215

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1の波長で光を供給する光源
    (107);と、 (b)前記光源によって供給される光を実質上含まない
    第2の波長の光に感応して電気信号を生成するための受
    光器(111);と、 (c)2色性の波長分割多重スプリッタ(109);
    と、からなり、 前記波長分割多重スプリッタが、前記第1の波長の前記
    光源からの光を光ファイバ(105)に結合するように
    構成され、且つ前記光ファイバから受信される前記第2
    の波長の光を前記受光器に結合するように構成される、
    ことを特徴とする、双方向多重光通信装置。
  2. 【請求項2】 前記装置が更に、 (d)前記波長分割多重スプリッタと前記受光器との間
    に挿入された光フィルタ(113);からなることを特
    徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記光源が、レーザダイオードと発光ダ
    イオードとからなるグループのうちの1つであることを
    特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記光源が、1.31μmと1.55μ
    mとからなる波長グループのうちの1つの波長で光を供
    給することを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記受光器が、光ダイオードであること
    を特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 前記受光器が、通過帯域光ダイオードで
    あることを特徴とする請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記受光器(b)が、 (b1)基板としてのリン化インジウム(InP)層;
    と、 (b2)前記基板の頂部に位置し、P+光感知領域を有
    するインジウム・ガリウム・ヒ素・リン化物(InGa
    AsP)層;とからなり、 前記InGaAsP層が前記第2の波長に対応するバン
    ドギャップを有する、ことを特徴とする請求項1の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記P+光感知領域は、亜鉛が拡散され
    ていることを特徴とする請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 前記受光器(b)が更に、 (b3)少なくとも1個のP+ガードリング;からなる
    ことを特徴とする請求項7の装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の波長が1.31μmである
    ことを特徴とする請求項7の装置。
  11. 【請求項11】 前記受光器が(b)、 (b11)基板としてのリン化インジウム(InP)
    層;と、 (b12)前記基板の第1の側部に位置し、P+光感知
    領域を有するインジウム・ガリウム・ヒ素(InGaA
    s)エピタキシャル層;と、 (b13)前記基板の第2の側部に位置するインジウム
    ・ガリウム・ヒ素・リン化物(InGaAsP)層;と
    からなり、 これにより、前記InGaAsP層が、前記第2の波長
    の光のみを前記基板へ、そして最終的に前記P+光感知
    領域へと通過させるように、前記InGaAsP層上に
    入射する光をフィルタ処理する、ことを特徴とする請求
    項1の装置。
  12. 【請求項12】 前記P+光感知領域は、亜鉛が拡散さ
    れていることを特徴とする請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 前記受光器(b)が更に、 (b14)少なくとも1個のP+ガードリング;からな
    ることを特徴とする請求項11の装置。
  14. 【請求項14】 波長多重光通信配置において光を用い
    て双方向通信を行うための、双方向多重光通信方法であ
    って、 (A)光源を用いて第1の波長で光を生成するステップ
    であって、前記光が情報を搬送するように生成され、前
    記生成された光が光ファイバを介しての通信用であるよ
    うな、光を生成するステップ;と、 (B)前記光源において生成される光を実質上含まな
    い、情報を搬送する第2の波長の光を前記光ファイバか
    ら受信し、実質上前記第2の波長の光にのみ感度を有し
    前記第1の波長の光に実質上感度を有さない受光器を用
    いて前記第2の波長の前記光を電気信号に変換するステ
    ップ;と、 (C)前記光源からの前記第1の波長の光を、2色性の
    波長分割多重スプリッタを介して前記光ファイバに結合
    するステップ;と、 (D)前記光ファイバから受信された前記第2の波長の
    光を、前記波長分割多重スプリッタを介して前記受光器
    に結合するステップ;と、からなることを特徴とする、
    双方向多重光通信方法。
  15. 【請求項15】 前記受光器が、 (1)前記受光器に入射する光を、実質上前記第2の波
    長の光のみを前記受光器の光感知領域へ通過させるよう
    にフィルタ処理するステップ;と、 (2)前記受光器の前記光感知領域に入射する光を電気
    信号形式に変換するステップ;と、からなることを特徴
    とする請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 前記方法が更に、 (E)前記波長分割多重スプリッタを介して前記光ファ
    イバから受信された光を、前記波長分割多重スプリッタ
    と前記受光器との間に挿入された光フィルタを用いて光
    学的にフィルタ処理するステップ;からなることを特徴
    とする請求項14の方法。
  17. 【請求項17】 (aa)光ファイバ;と、 (bb)第1の波長で光を供給する第1の光源と; (cc)第2の波長で光を供給する第2の光源と; (dd)前記第1の光源によって供給される光を実質上
    含まない第2の波長の光に感応して電気信号を生成する
    ための第1の受光器;と、 (ee)前記第2の光源によって供給される光を実質上
    含まない波長帯域内の前記第1の波長の光に感応して電
    気信号を生成するための第2の受光器;と、 (ff)前記第1の光源からの前記第1の波長の光を前
    記光ファイバの第1の端部に結合するように構成され、
    且つ前記光ファイバの前記第1の端部から受信される前
    記第2の波長の光を前記第1の受光器に結合するように
    構成される、第1の2色性の波長分割多重スプリッタ;
    と、 (gg)前記第2の光源からの前記第2の波長の光を前
    記光ファイバの第2の端部に結合するように構成され且
    つ前記光ファイバの前記第2の端部から受信される前記
    第1の波長の光を前記第2の受光器に結合するように構
    成される第2の2色性の波長分割多重スプリッタ;と、
    からなることを特徴とする、双方向多重光通信システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記システムが更に、 (hh)前記第1の波長分割多重スプリッタと前記第1
    の受光器との間に挿入された第1の光フィルタ;と、 (ii)前記第2の波長分割多重スプリッタと前記第2
    の受光器との間に挿入された第2の光フィルタ;と、か
    らなることを特徴とする請求項17のシステム。
  19. 【請求項19】 前記第1の受光器(dd)が、 (dd1)第1の基板としてのリン化インジウム(In
    P)層;と、 (dd2)前記第1の基板の頂部に位置し、P+光感知
    領域を有するインジウム・ガリウム・ヒ素・リン化物
    (InGaAsP)層;とからなり、 前記InGaAsP層が前記第2の波長に対応するバン
    ドギャップを有し、 前記第2の受光器(ee)が、 (ee1)第2の基板としてのリン化インジウム(In
    P)層;と、 (ee2)前記第2の基板の第1の側部に位置し、P+
    光感知領域を有するインジウム・ガリウム・ヒ素(In
    GaAs)エピタキシャル層;と、 (ee3)前記第2の基板の第2の側部に位置するイン
    ジウム・ガリウム・ヒ素・リン化物(InGaAsP)
    層;とからなり、 これにより、前記InGaAsP層が、前記第1の波長
    の光のみを前記第2の基板へ、そして最終的に前記P+
    光感知領域へと通過させるように、前記InGaAsP
    層上に入射する光をフィルタ処理する、ことを特徴とす
    る請求項17のシステム。
  20. 【請求項20】 前記第1の光源が、1.31μmから
    なる波長で光を供給し、前記第2の光源が、1.55μ
    mからなる波長で光を供給することを特徴とする請求項
    17のシステム。
  21. 【請求項21】 前記第1の受光器(dd)が第1の通
    過帯域を有する光ダイオードであり、前記第2の受光器
    (ee)が実質上第1の通過帯域と部分的に重なり合わ
    ない第2の通過帯域を有する光ダイオードであることを
    特徴とする請求項17のシステム。
  22. 【請求項22】 (aaa)第1の波長で光源光を供給
    するための手段;と (bbb)前記光を供給するための手段によって供給さ
    れる光を実質上含まない第2の波長の光に感応して電気
    信号を生成するための手段;と、 (ccc)2色性の波長分割多重スプリット処理を行う
    ための手段;と、からなり、 前記波長分割多重スプリット処理を行う手段が、前記光
    源からの前記第1の波長の光を光ファイバに結合するよ
    うに構成され、且つ前記光ファイバから受信される前記
    第2の波長の光を前記生成するための手段に結合するよ
    うに構成されることを特徴とする、2波長双方向多重光
    通信装置。
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