JP2000194484A - 携帯電子装置及び携帯電子装置の作動方法 - Google Patents

携帯電子装置及び携帯電子装置の作動方法

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JP2000194484A
JP2000194484A JP26103099A JP26103099A JP2000194484A JP 2000194484 A JP2000194484 A JP 2000194484A JP 26103099 A JP26103099 A JP 26103099A JP 26103099 A JP26103099 A JP 26103099A JP 2000194484 A JP2000194484 A JP 2000194484A
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ウッズ サラ
Stephen J Emmott
ジェー エモット ステファン
Graham I Johnson
アイ ジョンソン グラハム
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    • G07F7/0873Details of the card reader
    • G07F7/088Details of the card reader the card reader being part of the point of sale [POS] terminal or electronic cash register [ECR] itself
    • G07F7/0886Details of the card reader the card reader being part of the point of sale [POS] terminal or electronic cash register [ECR] itself the card reader being portable for interacting with a POS or ECR in realizing a payment transaction

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユーザーとの効率的、直感的かつなじみのあ
る対話が可能で、公衆が受容しやすい電子札入れの形態
の携帯電子装置を提供する。 【解決手段】 携帯用電子装置は複数のトークンが脱着
可能にされる複数のコネクタ118を含む。各トークン
はメモリ手段132を有する。メモリ手段132は装置
がトークンにより表されるそれぞれの機能を行う上で使
用するデータを収容している。コネクタ118のうちの
少なくとも一つが、それに装着されるトークン(装着ト
ークン)と通信するようにされている。コネクタ118
は、ユーザーが選択しうる装着トークンのアレイを表示
すべく配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は身につけて運ぶ携帯電子
装置に関し、たとえば電子資金を担持する電子札入れの
ような携帯銀行取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】世界の多くがキャッシュレス社会に移行
しつつある折り、電子札入れのような携帯銀行取引装置
に対して多数の提言がなされている。さらに一般的にい
うと、パーソナルオーガナイザ(personal organiser)
等の携帯電子装置の繁栄が見られる。そのような提案の
多くは今日のコンピュータの安価な処理能力およびメモ
リを使用して、資金の受領および送金する基本的能力を
遙かに機能的に超えた機能性を与えようとしている。そ
のような潜在的に複雑な装置の使用を簡単化することへ
の挑戦がなされてはいるが、現在存在する提案はどれも
その挑戦に失敗している。
【0003】モトロ−ラ社に対するEP0798650
A2はページ探索、記録装置およびスマートカードリ
ーダーのような設備を統合する多重機能電子札入れを開
示している。スマートカード自体により与えられる機能
以外の機能はすべて、必要に応じてソフトウェアおよび
ハードウェアの形で札入れ内に埋め込まれている。小さ
なディスプレイ寸法の不利点を克服するため、種々の対
話型ディスプレイが提案されている。この目的のため、
開いた札入れの内部領域の多くがディスプレイ目的に使
われており、制御キーおよび入出力ポートのようなユー
ザーとの対話エレメントは札入れの片隅に追いやられて
いる。制御キーはディスプレイスクリーンと対話するの
で、ユーザーはメニューを使って札入れを望み通りに制
御する。
【0004】モトローラ社の電子札入れは、たとえばキ
ャッシュカードや磁気カードを格納するための設備を含
む折畳み可能な革張り札入れ形式で実施するため、慣れ
るのに有る程度の時間がかかる。しかしながら、その重
要なオペレーションはパーソナルオーガナイザのオペレ
ーションとほとんど異ならず、従って通常の札入れの平
均的使用者にとってはなじみのないものである。特に、
多数の機能のどれかを作動させるには幾つかの行為が必
要である。
【0005】たとえば、スマートカードリーダーでスマ
ートカードの読み取りをするときにそのリーダー内にす
でに格納されているカードを読むためには幾つかの(不
特定の)作動オペレーションをしなければならない。多
分、表示されたメニューとある種の対話をすることが含
まれる。それには正しいシーケンスで制御キーを幾つか
押すことが必要である。同様にして、ページ呼び出しの
ような内部的に格納された機能を作動させるにはやはり
メニューをナビゲートして所望の機能に到達するするた
めの正確なキー操作シーケンスが必要である。そのスマ
ートカードリーダー内にまだ所望のスマートカードがな
いときは状況はさらに悪くなる。すなわち、所望のカー
ドを見つけなければならず、それが当該札入れまたは他
の場所のどこに格納されていたとしてもそこから取り出
し、札入れの縁に設けられているスマートカードリーダ
ースロット中に挿入しなければならない。もしも以前に
使用したスマートカードがリーダー内に残っていると、
これはもちろん取り除き、どこか他の場所に格納しなけ
ればならない。所望のスマートカードを最後にリーダー
内の所定位置に置いたとき、上記のメニューに従って作
動しなければならない。
【0006】これらの要因はすべて、公衆がモトローラ
社の電子札入れのような札入れの受け入れ拒否を助長す
る。公衆はもしも機能の選択する初めのステップでさえ
も小さなスクリーンをのぞき込みながらメニューのナビ
ゲーションを必要とするなら、上記の札入れを使用した
がらない。特に、選択のシーケンスを誤ると誤った口座
に借り方記帳されることになるなら尚更である。さら
に、スマートカードの挿入や取り出しのためにさらにス
テップを踏むこと、さらにはカードを喪失するかもしれ
ないステップは特に歓迎されない。多くの人々はこれら
のことを、忍び難い待ち行列に並んだ後でやっとしなけ
ればならない余りにも労多いことである、と見なすであ
ろう。公衆は札入れを開くこと、札入れが何を収容して
いるを一瞥し、何であれ適当な支払い手段を取り出し、
その支払い手段を使って取引を遂行することにある程
度、慣れている。
【0007】モトロ−ラ社の電子札入れの別の欠点は、
その機能性を変更するための手順である。それは札入れ
を再プログラムするのに入出力ポートを使ってデータ転
送すること、あるいは少なくとも所望の別の各機能を求
めて異なるスマートカードを挿入することが必要である
ように見える。
【0008】先行技術の他の提案は他の不便がある。た
とえば、W096/32700の連番号で発行されたA
Uシステムに対する「電子札入れのまたはこれに関する
改良」と題する国際特許出願PCT/SE96/004
14は、中にマネークレジットを格納しているスマート
カードを開示している。このスマートカードは移動電話
に使われている加入者情報モジュール(subscriber inf
ormation module, SIM)に類似する。移動電話内の既存
のSIM(これは加入者情報等を含む)を、マネークレ
ジットを含むスマートカードで取り替えることにより、
スマートカード所有者と電子現金出入機(till)との間
の取引を遂行することができる。マネークレジットは移
動電話ネットワーク経由で当該スマートカードへ追加し
またはスマートカードから差し引かれる。スマートカー
ド上に格納された現金を含んだ、公知支払いシステムよ
り優れたこのシステムの利点は、スマートカード保持者
が取引を遂行するためにカードの制御を放棄する必要が
ないことである。
【0009】しかしながら、W096/32700に述
べられているシステムは多数の欠点を有する。第一に、
移動電話内のSIMカードの取り出しおよび交換は普通
かなり困難である。理解できようが、移動電話の設計者
は容易にそのカードが偶発的に外れたり盗まれ対するこ
とを望まない。それゆえ、普通、カードは電池挿入部の
下部に置かれている。そのような移動電話を使って取引
を遂行するためには、ユーザーは電池を横にずらせ、既
存のSIMカードを電子資金を含むカードで置き換え、
移動電話で当該取引を遂行することをシステムに指示
し、電池を取り出し、電子資金を含むカードを取り出
し、元のSIMカードを戻し、電池を戻す。これは不便
以外の何ものでもないことは明白である。
【0010】第二に、ネットワークの混雑が起きる可能
性がある、という問題がある。移動電話ネットワークに
おける混雑は非常によくあることである。この電子札入
れのユーザーにとって、チャンネルが利用できないため
に経済取引を完了できないことはきわめて気を揉むこと
である。さらに、僻地および鉄筋強化ビル内で受信が貧
弱になりうるし、また高出力のマイクロウェーブ信号を
身体付近で送信することの忌避感が消費者間に増大して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、記の欠点を
改良することを課題とし、特にユーザーとのより効率
的、直感的かつ親しみやすい対話を与えることにより、
上記改良を図るものである。簡単にいうと、本発明は電
子札入れのような携帯電子装置を公衆が受け入れること
を助ける橋渡し技術を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的の下、
またその一局面により、携帯電子装置であって、複数の
トークンが脱着可能に装着できる複数のコネクタを含
み、各トークンがトークンにより表されるそれぞれの機
能を該装置が実行するのに使用するデータと、装着され
たトークン(装着トークンという)とデータ通信するよ
うにされた少なくとも一つのコネクタとを含み、装着し
たトークンの配列をユーザーが選択できるように表示す
べく構成されており、上記配列から選択したトークンに
ユーザーが加えた圧力が、そのトークンと該装置との間
のデータ通信を起こし、そのデータ通信が該選択された
トークンにより表される機能を実行することを特徴とす
る電子装置を与える。
【0013】本発明のこの局面はまた、携帯電子装置で
あって、複数のトークンが脱着可能に装着されるトーク
ン装着パネルにまたがるアレイの形に相互に並んで配置
される複数のコネクタを含み、各トークンがそのトーク
ンにより表されるそれぞれの機能を果たす上で装置が使
用するデータを含むメモリ手段を有し、該コネクタのう
ちの少なくとも2つが、それに接続されたトークン(以
下、装着トークンという)とデータ通信するようにされ
ており、該コネクタがユーザーにより選択される装着ト
ークンのアレイを表示するように構成されており、該選
択が、データ通信するようにされたコネクタに装着され
ているアレイ内のトークンのうちの選択された一つに接
触しまたは押圧することにより、実行され、該選択が該
選択されたトークンと該選択されたトークンにより表さ
れる機能を実行する該装置との間にデータ通信を起こさ
せることを特徴とする装置としても表現することができ
る。
【0014】別の表し方をすると、本発明は、携帯電子
装置であって、この装置とのデータ通信のための複数ト
ークンを脱着可能に装着できる複数のコネクタと、その
各トークンが当該トークンにより表されるそれぞれの機
能を行う上で該装置により使用されるデータを含むメモ
リ手段を有し、ユーザーが選択できるように装着トーク
ンのアレイを表示すべく、該コネクタが配置されてお
り、選択されたトークン/キーにより表される機能を選
択するためにユーザーが作動できるキー配列を、該トー
クンのアレイがエミュレートし、その機能を果たすた
め、該選択されたトークンと該装置との間でデータを通
信することを特徴とする装置である。
【0015】トークンの機能はたとえば下記の:電子資
金送金;住所録;日記;運転免許;保険の詳細;医療の
詳細;クラブ会員証;パスポートの詳細;旅行の権限;
店舗カードの詳細;クレジットカードの詳細;愛顧者カ
ードの詳細;電子レシート;ビジネスカード;ゲームの
一つ以上のものに関する。
【0016】本発明を使って、電子札入れあるいはこれ
に類するものは、その札入れがサポートすることのでき
る多数の機能の中から選択するための簡単かつ直感的な
手段を与える。ユーザーは札入れを開き、機能を表すト
ークンのアレイを観て、所望の機能を作動させるための
適当なトークンの一つを選択するだけでよい。これは普
通の札入れの使用に近い。
【0017】そのアレイ内のトークンを単に追加し、除
去し、置換することにより、札入れの機能性を変更する
ことも同様に容易に行うことができる。これは、朝、ク
レジットカード、現金、通行証、許可証等その日に必要
となるかもしれないものを何でも通常の札入れに詰め込
むことに似ている。同様にしてこの札入れは、たとえば
送金または換金機能を与える幾つかのトークンを詰め込
む等により休暇に出かけるなどの非日常的な状況にも直
ちに対処しうる。このモジュール性は札入れに多大の有
用性を付加する。
【0018】本発明の第一の局面はまた、複数のトーク
ンが脱着可能に装着される複数のコネクタを含む携帯電
子装置において、各トークンが、該トークンにより表さ
れるそれぞれの機能を果たす上で装置が使用するデータ
を含むメモリ手段と、コネクタに接続されたトークンと
データ通信するようにされている該コネクタ(118,
120,202)のすくなくとも一つとを有するように
された携帯電子装置の作動方法であって、該方法が、所
望のトークンを見つけるために装着されたトークンのア
レイを視るステップと、そのトークンを押圧しまたは触
れることにより、該所望のトークンを選択し、該選択さ
れたトークンと該装置との間にデータ通信を起こさせて
当該選択されたトークンにより表される機能を実行させ
るステップとを含むことを特徴とする方法を含む。
【0019】本発明の好適な携帯電子装置は、銀行取引
装置あるいは少なくとも銀行取引機能を有する。
【0020】トークンが実質的に、それらの機能を実行
するために必要なデータの格納に参画することが好まし
い。そうすることにより本装置自体に要求されるメモリ
を軽減できるからである。とはいえ、トークンが表す機
能を果たすために本装置は必要とするデータのすべてを
トークンが格納する必要はないことを強調しておこう。
たとえば極端な場合、トークンはこれを押圧したときに
本装置が読みとる同定コードのような固有の識別子以外
は格納できない。次いで所望の機能が起動されたとき、
その機能を行うため、本装置がその内部に格納している
プログラムまたはルーチンを走らせる。従って、ある機
能を行う上で装置が使用する、メモリ手段に格納されて
いるデータは、一つのトークンを他のトークンから区別
するのに必要な情報で足りる。そのような情報は本装置
で単に読みとりまたは感知することができる任意の形式
のものでよい。
【0021】本発明の第二の局面に基づいて、身につけ
て運ぶ携帯電子装置であって、電子資金を格納するため
の格納手段と、無線通信するための近隣の手段(以下、
近隣通信手段という)と無線通信するための別の通信手
段と、該通信手段を介して該格納手段から電子資金を送
金するための手段とを含むことを特徴とする装置が与え
られる。
【0022】本発明の文脈上、近隣とはたとえば現金出
入機 または銀行の端末機のすぐ付近を意味し、または
少なくとも同一の建物の内部を意味する。通信手段は、
赤外線による低出力ラジオあるいは誘導ループであるこ
とが好ましい。通信は普通、販売点(POS)端末機と
の間で行うものであるが、自動現金預け入力機(AT
M)のような、あるいは別の類似の携帯銀行取引装置と
通信するものでもよい。その最大通信範囲は普通、50
メートル以内、好ましくは5メートル以内である。
【0023】本装置に近隣通信手段を与えることによ
り、移動電話の使用に付随する諸問題が取り除かれる。
そのような通信手段のさらなる利益は、本装置が一般的
に携帯電話ネットワー通信において必要とされるよりも
必要電力が小さい点である。従って電池を使用するが、
それは非常に小さなものである。本装置は好適には充電
可能な電池を備えており、それはユーザーの家庭もしく
はその他の場所で時折充電できる。通信手段は誘導ルー
プを含んでいるが、そのユニットを作動させるのに必要
な電力はループ介して与えることが可能である。
【0024】本装置の好適例は札入れ、札鋏みあるいは
財布の外観をもつことが好ましく、ポケット寸法である
ことが好ましい。
【0025】電子資金を格納する好適な格納手段は、ト
ークン内にやはりオプションで含まれるマイクロプロセ
ッサによってアドレス指定される不揮発性メモリを含ん
だトークンを含むことが好ましい。そのようなトークン
の例は、ISO7816に規定されているスマートカー
ドあるいはジルコン社(Xircom, Inc)から入手できる
EEPROMのようなスマートカードである。
【0026】別の好適な実施例では、本発明は少なくと
も2つのトークン用リーダーを備えており、さらに、必
要とされる特定の機能は当該トークンを押圧することに
よって取得できることが好ましい。
【0027】多くの人々は札入れを自分の身の回りの限
られた空間、ズボンのポケットのような、の中に置くで
あろうから、ある程度の札入れの可撓性が必要である。
そのような撓み期間中にトークンが接続解除されること
を防止するための方策にとして、コネクタ自体を通さな
い二次的ロケーションを含めることが好ましい。その結
果、ユーザーがトークンを装着したときにトークンとコ
ネクタ間に信頼性の高い接続を確保することができる。
【0028】一実施例ではユーザーの認識は指紋または
虹彩の認識のような生体測定装置を使って行うことがで
きる。これはユーザーの同定を保証する信頼性ある方法
で、札入れの不正な使用を低減することができる。
【0029】さらに好ましい特徴として、その識別装置
内にマイクロフォンおよびアナログ-デジタル変換器を
設けることができる。そうすればこの装置への指令はユ
ーザーの声を使って行うことができる。音声認識の利点
を使って、本ユニットは特定のユーザーに対してのみ応
答するように構成でき、従って安全性を改善することが
できる。
【0030】さらに別の好ましい特徴として、何かを待
っている間にユーザーに何かを提供するため、おそらく
はトークン上に、ゲームが設けられる。これは金融機関
に若年層の顧客を引きつけるための手段を与える銀行に
とって特に有利であろう。
【0031】本発明は、ここに定義した装置に使用す
る、あるいは本装置と組み合わせて使用するようにされ
たトークンをも含む。
【0032】本発明の第二の局面はまた、身につけて運
ぶ装置内に格納される電子マネーの量を変更する方法で
あって、外部端末機の付近に該装置を置くステップと、
該外部端末機と該装置との間に直接に存在する無線通信
チャンネルを介して電子資金を転送するステップとを含
むことを特徴とする方法として表現することができる。
【0033】本発明のさらに好ましい特徴は下記の説明
から当業者に明らかになろう。
【0034】
【実施例】添付の図面を参照して以下に本発明の一実施
例を説明する。
【0035】図1は札入れまたは札挟みの形にした携帯
電子銀行取引装置を示す。この装置の他の構成は以下の
説明から当業者には明らかであろう。たとえば、この装
置は実質的に長方形とし、その半分の長さのところで折
り曲げ、あるいは婦人用の財布の外観を持つようにする
ことができる。札入れ100は開いた状態で図示してあ
るが、伝統的札入れにおけるように屈曲部102の周り
に閉じるようにされている。これは下記のスクリーンや
スマートカード等を保護することになる。
【0036】伝統的札入れと共通して、本装置は銀行紙
幣を入れるためのポケット104を含む。しかし伝統的
札入れとははっきりと異なり、本装置は液晶ディスプレ
イ106のようなスクリーン、一組の入力ボタン10
8,指紋認識デバイス110、マイクロフォン112,
複数のトークンソケットあるいはスロット118,およ
び複数のトークンポケット120を含む。
【0037】トークンソケットもしくはスロット118
およびトークンポケット120は、トークン122を装
着することができるコネクタとして機能する。ただし、
本実施例ではソケットもしくはスロット118のみが札
入れ100およびトークン122間のデータ通信を許
す。
【0038】札入れ100の外装は本装置がより在来の
札入れに類似するよう、皮革、皮様のものあるいは繊維
とすることができる。この外装は札入れ100を開いた
ときに現れる内部面に及ぶことが好ましい。内部面はデ
ィスプレイ106,ボタン108等を担持する。
【0039】入力ボタン108は便宜上4つのナビゲー
ションボタンおよび「キャンセル」、「確認」、「モー
ド」、「送信」と表示された4つの別のボタンを含む。
【0040】送信LED114および赤外線光センサ1
16は本装置および外部装置間の赤外線通信を与えるた
めである。普通、この外部装置は販売点〔POS)端末
機であるが、ATMのような銀行取引装置あるいは別の
携帯銀行取引装置でもよい。この後者の特徴は、個人が
自分自身の間で、とたとえば夫と妻の間、あるいは親と
子供の間で、電子資金を交換することを可能にする。通
信が安全であることを確実にするため、信号は通常は暗
号化される。ブルートゥース(商標名Blue Tooth)プロ
トコルを使用することができる。
【0041】スクリーン106は当該ユーザーに情報を
伝達し、たとえばトークン上に蓄積されている電子キャ
ッシュの現残高をユーザーに示し、選択された金額が正
しいことをユーザーに確認させるように意図されてい
る。この代わりとして、スクリーンを省略し、ユーザー
がPOSおよびまたはATMから重要情報を読み取るこ
とができる。
【0042】指紋認識装置は札入れの未承認オペレーシ
ョンを防止するように意図されている。センサ110上
に載せられた指紋と比較するため、本装置内に一つ以上
の照合用指紋を格納することができる。一致するものが
全く見つからないと、プロセッサはシャットダウンす
る。その結果、承認済みのユーザーのみが札入れを使用
できる。このかわりに、虹彩の認識デバイスのような異
なる生体測定デバイスがこの機能の働きをすることがで
きる。
【0043】本実施例では多数のトークン読みとり/書
き込みスロット118が設けてある。各スロット118
は、スロット118内の接点とデータ通信するため、作
動位置にトークンを受領して保持するようにされてい
る。スロット118で使用できるトークン122の例が
スロット118内に、およびポケット120内に図示し
てある。各トークン122は全体としてT字形の棒形状
をしており、十字形の延拡部を有し、そこから中央の、
かつ直交する一本の脚が垂れる。この脚および延拡部
は、延拡部がスロット118の外に出て、脚がスロット
118中に填るような形および寸法に造形してある。延
拡部はこれによってトークンをスロットと係合させる当
接部として振る舞うと共に、スロット118内の接点に
対して脚を正確に配置するように振る舞う。
【0044】T字形のトークン122を図1に図示した
が、他の形状も可能である。たとえば、延拡部は十字形
である必要はなく、円形あるいは楕円形の舌でもよい。
図4ないし6は、以下に述べるように、他のトークン形
状を開示している。
【0045】各トークン122は、その脚をスロット中
に挿入したときにスロット118内の接点と導通係合す
るための脚上の接点に接続された半導体チップを担持す
る。このチップは、従ってトークン122の適当な機能
もまた、トークンを挿入することにより、かつ挿入した
ときに直ちに、作動されるようにすることは可能である
が、本発明の好ましい実施例は現場で一旦トークン12
2をスロット118内に入れてから別のオペレーション
によって、トークン122を作動させる。これによって
挿入または取り出しをスイッチング手順の重要なステッ
プとすることなく、トークン122を思いのままにオン
・オフさせることができる。この目的のため、そのトー
クン122の脚をスロット118中に受れたとき、オペ
レーティングスイッチが各スロットのちょうど外側に、
かつそれに隣接し、その結果、トークン延拡部122の
下側に来るようになっている。
【0046】本装置の札入れスタイルを保存するため、
かつスイッチを保護するため、各スイッチは可撓性カバ
ーの下側に隠すことが好ましい。カバーは本装置を覆う
形の皮革、擬似皮革、あるいは繊維であることが適当で
ある。スイッチ126は空のスロット118dに隣接し
た点線で記してある。他のスロット118に同様に隣接
する同様のスイッチ126はトークン122により隠れ
ている。
【0047】スイッチ126はユーザーがトークン12
2を曲げ、または回動させてスイッチ126と係合させ
るようにユーザーが加えた圧力に応答して作動する。そ
うすると、トークン122は回路のスイッチ126を閉
じさせることができ、適当な接点によりその回路の一部
を形成することもできる。しかし、信頼性の理由からト
ークン122は回路の一部を形成せずに、一方のスイッ
チ接点を他方のスイッチ接点に単に押圧するためのスイ
ッチ126を支持するだけである方が遙かに好ましい。
スイッチ126はこうしてスロット118により保持さ
れるトークン122を媒介にして加えられた圧力により
作動される。
【0048】スロット118a内に示すトークン122
aは電子キャッシュを含み、スロット118b内にはユ
ーザーのVISA(商標名)口座の詳細を保持するトークン
122bがあり、スロット118はユーザーのスーパー
マーケット愛顧者口座を保持しており、スロット118
dは上述したように空である。代わりの実施例ではただ
一つのトークン読みとり/書き込みスロット118があ
り、ユーザーはそのスロット118内に必要なトークン
122を挿入することにより所望の機能を選択すること
ができる。
【0049】未使用のトークン122をスロット120
aおよび120bのような格納スロットあるいはポケッ
トに格納することができる。ここに示す実施例は住所録
124aおよびゲーム124bを含む。しかし、ユーザ
ーがトークン122を格納スロット120から読みとり
/書き込みスロット118中に移動する必要がないな
ら、もっと便利である。その結果、図1に示す実施例で
はある妥協がなされている。最も頻繁に使われるトーク
ン122には読みとり/書き込みスロット118が設け
てあり、使用頻度の低いものは格納スロット120内に
格納される。使用頻度の低いトークン122は、それを
使用したいときに読みとり/書き込みスロット(118
dなど)に移動する。好ましくは各読みとり/書き込み
スロットはそれに関連するスイッチ126を有する。所
望の機能をもつトークンはそれゆえ、ユーザーが押圧す
ることができ、それによって本銀行取引装置をその特定
のオペレーションモードで作動させる。
【0050】特定の型のT字形スマートカードを示した
が、これらは他の型のトークンで置換することができ
る。たとえばモンデックス(商標名、M0NDEX)カードと
して知られる電子キャッシュを含むスマートカードを使
用することができる。その代わりに、トークンは上述し
たEEPROMを含むことができる。図4ないし6は実
例となるトークンおよびスイッチの詳細を示す。
【0051】マイクロフォン112は音声認識の目的に
下記のように使用することができる。その代わりに、ユ
ーザーの音声をデジタル的に(好ましくはトークン12
2上に)記録しておいて後で置換するよう、ポケット-
メモ型の機能を与えるため、マイクロフォンを使用する
ことができる。録音はトークン122上に行うが、トー
クン122はこれを取り外して転写のため別の人的オペ
レータに渡すことができる。
【0052】赤外線通信リンクを示したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。もう一つの実施例では、
低電力ラジオトランシーバが設けられる。適当な周波数
の変調技術およびそれに使用するためのデジタル通信プ
ロトコルは当業者にとって明らかであろう。そのトラン
シーバで使用するための延長アンテナを設けることがで
きる。
【0053】さらに別の例として、通信手段は、札入れ
がPOSあるいはATMの近隣に置かれる場合、誘導ル
ープを含むことができる。このとき、通信は磁気的に起
きる。この通信技術は、札入れおよび端末機を非常に近
接して置くことが必要であるが、端末機と札入れとの間
でエネルギーが移送できるという利点を有する。その結
果、札入れ内には(不揮発性メモリを維持するのに必要
な分さえあれば)いかなる電力源をも省略することが可
能であり、あるいは少なくとも中の電池を交換/再充電
する頻度を低減することができる。電池は本装置内に設
けられるが、これは誘導ループあるいは物理的接続のい
ずれかによって行うことができる充電可能な電池である
ことが好ましい。
【0054】通信手段はラジオトランシーバを含むが、
その電力(およびその通信範囲)は通信範囲が50メー
トルを超えないもの、好ましkは5メートルをこないも
のに限定される。その範囲は、犯罪者が容易に符号化信
号を傍受して札入れの「クローン」を作成することがで
きないように限定することが有利である。
【0055】図2は図1に示した札入れ100のブロッ
ク図である。同一の特徴を示すため、対応する同じ参照
番号を使用する。マイクロプロセッサ130がランダム
アクセスメモリ(RAM)132および読みとり専用メ
モリ(ROM)134に接続されている。マイクロプロ
セッサ130はまた、4つのスマートカード読みとり/
書き込みデバイス118a,118b,118c、およ
び118dにそれぞれのスイッチ126a、126b、
126c、および126dを介して接続されている。指
紋認識デバイス110のような生体測定デバイスがマイ
クロプロセッサ130に接続されている。マイクロフォ
ン112がアナログ-デジタル変換器(A/D)136
を介して接続され、通信ユニット138が赤外線送信L
ED114,赤外線受信機116,およびマイクロプロ
セッサ130の間に接続されている。マイクロプロセッ
サ130とディスプレイ106との間にディスプレイ
プロセッサ140が接続され、入力プロセッサ144が
入力ボタン108とマイクロプロセッサ130との間に
接続される。このディスプレイおよびボタンは、その両
方の機能を与えるタッチスクリーンディスプレイで置換
することができる。充電可能な電池142がこの回路を
作動させるためのエネルギーを与える。
【0056】略線図により諸エレメント間の接続を示し
たが、本回路はデータおよびアドレスバスにより接続さ
れることを了解されたい。当業者は,RAM132,R
OM134,A/D変換器136,ディスプレイプロセ
ッサ140および通信ハードウェア138はすべて普及
している半導体チップを使って形成することができるこ
とを了解できよう。任意のレベルの統合が可能である
が、統合レベルは必要とされるスペースの量を低減する
ための、より高度のものであることが望ましい。
【0057】好ましくは本回路は、可能な限り、柔軟な
プリント基板回路上に実装される表面装着デバイスを含
む。
【0058】図3は本発明の第二局面に基づく取引方法
の流れ図を示す。
【0059】この手順はステップS10で始まり、ステ
ップS12で、本装置保有者が購入すべき事項を選択す
る。ステップS14で彼または彼女はそれを店の会計係
に与える。会計係が次いでそれらの事項を現金出入機に
記録し、本装置保有者から全額分の資金を請求する。ス
テップS16で、本装置保有者は指紋認識のような任意
の承認手順と共に札入れに金額を入力する。ステップS
18で、ユーザーは現金出入機またはPOS端末機に本
装置を向け、本装置が現金出入機に金額を送信する。こ
のかわりの実施例では、現金出入機は本装置に金額を送
信するように構成することができ、本装置はこれをユー
ザーに対して表示し、次にユーザーはその金額を承認す
ることの確認を求められる。ステップS22で本装置内
(RAM、トークン122、あるいはその他の任意の手
段)に格納されている電子資金が要求額だけ差し引かれ
る。オプションとして、本装置はユーザーに、電子資金
残高が予定のレベル以下に低下したとき、警告を与える
ことができる。
【0060】ユーザーは通常の方法で会計係から印刷さ
れたレシートを受け取ることができる。しかし、ステッ
プS24に示すように、レシートは本装置により電子的
に受信することが好ましい。これはステップS26でR
AM内に、あるいは好ましくは特に電子レシートを格納
するための別のトークン122内に格納することができ
る。電子レシートを暗号化し、あるいは他の有効性証明
の技術は当業者によく知られている。このかわりとし
て、あるいはさらに、インターネットなどでユーザーの
個人銀行端末機(たとえば家の端末機)へ電子レシート
を送ることができる。このルーチンはステップS28で
終了する。
【0061】ユーザーは必要なときに、電子レシートが
格納されている最近の取引をチェックすることができ
る。
【0062】電子資金を本装置に充填することも同様な
方法で行われる。ユーザーはATMあるいはキオスクの
ような銀行取引端末機に接近し、要求額の金銭を要求す
る。これは本装置を介してまたは端末機キーボードで要
求することができる。端末機は、通常の方法で、そのよ
うな引き出しが許されるか否かを決定する。オンライン
ATMの場合、これはおそらくユーザーの現在口座残高
の検査を伴い、オフラインATMではこれは普通、毎日
の最大引き出し制限を伴う。
【0063】端末機は次に引き出された資金に相当する
信号を送信し、これらの記録が本装置に格納される。ユ
ーザーの現在口座残高は通常の方法で借り方記帳され
る。
【0064】本装置に他の機能が設けられているが、こ
れは下側にスイッチ126を有する適当なトークン12
2を押すことにより、あるいは格納ポケット120から
トークン122を取り出してそれを装置100内の読み
とり/書き込みスロット118の中に置くことにより、
アクセスすることができる。トークン122が住所録を
保持する場合、ユーザーはボタン108(図1)を使っ
て内容を走査するすることができる。このかわりとし
て、たとえば姓または名に基づく検索機能を使用するこ
とができる。
【0065】もう一つ可能性は、電子ビジネスカードで
あり、これは再びトークン122上に格納することが好
ましい。これらは次に電子キャッシュに類似の方法で諸
装置間で交換することができる。
【0066】さらに別の態様として、本装置はゲームを
遊戯する手段を含むことができる。好適にはゲームのソ
フトウェアは読みとり-書き込みスロット115内ある
いは格納ポケット120内に必要に応じて格納すること
ができるトークン124上に格納される。このトークン
124は電子資金を担持するものと同様の方法で作動さ
せることができる。ゲームは単独で、あるいは二人以上
の競技者間で競技することができる。多人数ゲームでは
各競技者が自分の装置を保持し、自分の通信手段を介し
て通信する。適当なゲームとして,戦闘、テトリス(商
標名)、じゃんけん、および三目並べゲームがある。
【0067】ここで図4ないし6を参照する。本発明の
さらに別の実施例では札入れは全体として上述したもの
に対応する特徴を有し、行列形状に並べられたコネクタ
202のアレイを担持する全体として平坦なトークンデ
ィスプレイパネル200を含む。パネル200は、コネ
クタ202を担持するPCB204を含み、皮革層20
4(本実施例ではイミテーション皮革あるいは繊維のよ
うな他の柔軟な覆いも可)で覆われており、その覆いか
らコネクタ202が突出している。PCB204はま
た、各コネクタごとに一つづつ、ロケーションフット2
10のアレイに対する装着点208を与える。各ロケー
ションフット210は図6(a)ないし6(c)で見え
る突起212を有する。これは皮革206の穴を貫通し
てPCB204内の装着点208中まで延びる。
【0068】図4ないし6に示す実施例では各コネクタ
202はヒロセレセプタクル(Hirose Receptacle)コ
ネクタDF16(2.0)-20DS-0.5Vである
が、これは必須のことではない。
【0069】スイッチ214もまた、各コネクタ202
に関連しているが、コネクタ202の、関連ロケーショ
ンフット210の反対側にある。スイッチ214はPC
B204により担持されるスナップドームスイッチ(sn
ap dome switch)で、皮革206により覆われている。
【0070】ここで図5に幾分か詳細に図示してあるト
ークン216を参照する。トークン216は再び全体と
してT字形である。ただし明らかなようにこの形状は図
4ないし6の実施例にとって図1の実施例におけるほど
大して機能的意味あることではない。T字形のトークン
216についての主な理由は二通りである。その第一の
理由は、ユーザーがトークン216により表される機能
を作動させるために押圧することができる大きな面積を
作り出すことである。この面積は、楕円形の十字形の棒
218によって確定される。十字形の棒218は全体と
して平坦な板形状である。第二の理由は、第一の理由の
有利な副次効果で、トークンを同定するための大面積表
示部、たとえば会社のロゴをを含んだ表示部を与えるこ
とである。もちろん“大きい”ことは相対的なものであ
って、トークン全体として非常に小型であり、好ましく
は全体的幅が約30ミリメートル、厚さ約5ミリメート
ルであることが好ましいことに注意されたい。従って、
Tの十字形の棒218により確定されるボタンあるい
はキーは、幅約30ミリメートル、深さ10ミリメート
ルほどに小さくでき、平均的ユーザーの指が処理するこ
とができるならさらに小さくできる。
【0071】トークン216は十字形の棒218から垂
下する脚220を有する。脚220はその一端で十字形
の棒218の中央部に連結し、十字形の棒は脚220の
その端の上に載り、トークン216の上側を確定する。
脚220の他方の自由端は、後述するようにロケーショ
ンフット210内に係合するロケーション突起222中
に形成される。コネクタエレメント224は脚220に
対して中央部に配置され、トークン216の下側に位置
する。
【0072】トークン216の構造上の特徴は図6
(a)ないし6(c)の断面図から明らかであろう。ト
ークン216はトークンPCB226を覆い、サンドイ
ッチ状に挟み、鋏み留めする二つの部分216A,21
6Bの形に成形されている中空のケースを有する。その
組立体はねじ228により通常の方法でしっかりとトー
クン216の下側部分の中に設定される。トークンPC
B226はコネクタエレメント224およびLED指示
灯232と通信するICプロセッサ/メモリ230を担
持する。指示灯232は、点灯したとき、トークン21
6の上側に設けた窓または開口234から見ることがで
きる。LED232はトークンの動作状態を教える。た
とえばトークン ディスプレイパネル200により担持
される幾つかのそのような点灯可能なトークンの内うち
でいずれのトークン216が任意の時刻に作動されてい
るかを示す。
【0073】図4から、また特に図6(a)ないし6
(c)から見られるように、各コネクタ202は、ロケ
ーションフット210のようなその関連の構成物を含め
て、トークン216を受容し、それをトークン ディス
プレイパネル200に装着するようにされている。図6
(b)に示す第一ステップにおけるように、T字形の垂
下脚220はその極限においてロケーションフット21
0と係合する。このとき、ロケーション突起222はロ
ケーションフット210内の凹所236内に受容され
る。この係合点の周りにトークン216を回動させるこ
とにより、トークン216の下側にあるコネクタエレメ
ント224をコネクタ202に整合させてコネクタ20
2と会合(挿入等)させる。次はコネクタエレメント2
24をコネクタ202に係合させるため、従って図6
(c)に示す装着位置に到達させるため、トークン21
6の十字形の棒218を単に押し下げるだけである。こ
れはトークン216がパネル200に装着される平衡位
置であり、作動体勢の整った、かつコネクタ202経由
でデータ通信するための準備体勢が整った位置である
が、スイッチ214はまだ押されていない状態である。
装着されたトークン216により表される機能を選択し
たいときは、十字形の棒218をさらに押し、下側のス
ナップドームがかちりと鳴ってスイッチ214を閉じる
まで、皮革206上を下方に押す。それにより信号が発
生され、札入れ内の電子装置に、選択されたトークン2
16と通信させる。この通信の初期段階に、トークンが
保持するIDデータを読みとる、トークン認識ルーチン
を含めてもよい。
【0074】スナップドームに負荷を集中させることに
よりスイッチオペレーションを助けるため、図に示すよ
うに、十字形の棒128下方の脚220の端部でトーク
ン216の下側に突起238を設けることができる。
【0075】トークン216のその平衡位置からそのス
イッチ作動位置への移動はシーソーに類似の揺動運動あ
るいは回動運動であることは明白であろう。この運動は
コネクタ202の周りに起きる。コネクタ202はその
目的のため、PCB204に柔軟に装着しうるが、いず
れにしてもコネクタは接続の信頼性について妥協をする
ことなしにいくらか遊びを許容する。同様にして、ロケ
ーションフット210内に設けられた凹所236は脚2
20の端部でロケーション突起222が必要な程度の自
由な遊びを許容する。脚220のスイッチ214端を押
し下げることにより、脚220の突起222端がパネル
200から同程度の量だけ上昇される。
【0076】本発明は本発明の本質的性質を失うことな
く他の特定の形態で実施できる。従って本発明の範囲を
示すものとして、前記特定の説明ではなく添付の請求の
範囲を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく携帯銀行取引装置の斜
視図を示す。
【図2】図1に示す装置の諸エレメントのブロック線図
を示す。
【図3】携帯銀行取引装置のオペレーションの流れ図を
示す。
【図4】携帯銀行取引装置の別の実施例のトークンディ
スプレイパネルを、一部を切り取って示す図である。
【図5】図4の実施例で使用する別のトークンの一般的
構成を示す。
【図6】図4に示すコネクタに図5のトークンを装着す
る際のステップの進捗を示す。
【符号の説明】
100 札入れ 102 屈曲部 104 ポケット 106 液晶ディスプレイ 108 入力ボタン 110 指紋認識デバイス 112 マイクロフォン 114 送信LED114 116 赤外線光センサ 118 トークンソケット(トークン読みとり/書
き込みスロット) 120 トークンポケット 122 トークン 124 トークン 126 スイッチ 130 マイクロプロセッサ 132 ランダムアクセスメモリ(RAM) 134 読みとり専用メモリ(ROM) 136 アナログ-デジタル変換器(A/D) 138 通信ユニット 140 ディスプレイ プロセッサ 142 電池 144 入力プロセッサ 200 トークンディスプレイパネル 202 コネクタ 204 皮革層 206 皮革 210 ロケーションフット 212 突起 214 スイッチ 216 トークン 218 十字形の棒 220 脚 222 突起 224 コネクタエレメント 226 トークンPCB 228 ねじ 230 ICプロセッサ/メモリ 232 LED指示灯 234 開口 236 凹所 238 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109M (72)発明者 サラ ウッズ イギリス国 SW1W 8QR ロンドン ガトリフ ロード クロスベナー ドッ ク クリッパーケ (72)発明者 ステファン ジェー エモット イギリス国 SE1 9JL ロンドン ホプトン ストリート 65 ミレニウム タワー 103 (72)発明者 グラハム アイ ジョンソン イギリス国 DD6 9AA スコットラ ンド ファイフェ タイポート キャッス ル ストリート 53

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトークン(122、124、21
    6)が脱着可能に装着できる複数のコネクタ(118、
    120、202)を含み、 各トークン(122、124、216)が、 トークン(122、124、216)により表されるそ
    れぞれの機能を該装置(100)が実行するのに使用す
    るデータと、 装着されたトークン(装着トークンという)(122、
    124、216)とデータ通信するようにされた少なく
    とも一つのコネクタ(118、120、202)とを含
    み、 装着したトークン(122、124、216)の配列を
    ユーザーが選択できるように表示すべく構成されてお
    り、 上記配列から選択したトークン(122、124、21
    6)にユーザーが加えた圧力が、そのトークン(12
    2、124、216)と該装置(100)との間のデー
    タ通信を起こし、そのデータ通信が該選択されたトーク
    ン(122、124、216)により表される機能を実
    行する、ことを特徴とする携帯電子装置。
  2. 【請求項2】トークン(122、124、216)の該
    機能が、電子資金の転送、住所録、日記、運転免許、保
    険の詳細、医療の詳細、クラブ会員証、パスポートの詳
    細、旅行の権限、店舗カードの詳細、クレジットカード
    の詳細、愛顧者カードの詳細、電子レシート、ビジネス
    カード、ゲームの一つ以上に関係することを特徴とす
    る、請求項1に記載の携帯電子装置。
  3. 【請求項3】選択したトークン(122、124、21
    6)により表される機能を行う上で作動可能なトークン
    (122、124、216)認識手段をさらに含むこと
    を特徴とする、請求項1乃至2に記載の携帯電子装置。
  4. 【請求項4】選択したトークン(122、124、21
    6)とのデータ通信が、該トークン(122、124、
    216)がデータ通信するようにされたコネクタ(11
    8、120、202)に装着されているときに該トーク
    ン(122、124、216)に及ぼされる圧力の結果
    として生じることを特徴とする、請求項1乃至3に記載
    の携帯電子装置。
  5. 【請求項5】該コネクタ(118、120、202)に
    関連づけられており、装着したトークン(122、12
    4、216)に加えた圧力を感知すると動作して該トー
    クン(122、124、216)により表される機能を
    開始する、トークン(122、124、216)圧力セ
    ンサ(126、214)をさらに含むことを特徴とす
    る、請求項4に記載の携帯電子装置。
  6. 【請求項6】該センサ(126、214)が該装着され
    たトークン(122、124、216)の運動によって
    作動されることを特徴とする、請求項5に記載の携帯電
    子装置。
  7. 【請求項7】該装着したトークン(122、124、2
    16)の該運動が該装置に対する該トークン(122、
    124、216)の湾曲または回動であることを特徴と
    する、請求項6に記載の携帯電子装置。
  8. 【請求項8】該装着したトークン(122、124、2
    16)が該コネクタ(118、120、202)の周り
    に回動することを特徴とする、請求項7に記載の携帯電
    子装置。
  9. 【請求項9】該コネクタ(118、120、202)が
    該装置(100)のトークン(122、124、21
    6)表示パネル(200)にまたがる配列をもち、互い
    に並んで配置されており、 選択された装着トークン(122、124、216)の
    押圧部分(218)がパネル(200)に向けて押され
    るとそのトークン(122、124、216)により表
    される機能が実行される、ことを特徴とする請求項1乃
    至8に記載の携帯電子装置。
  10. 【請求項10】請求項8に付随するときの請求項9に記
    載の装置(100)において、 該トークン(122、124、216)の押圧部分(2
    18)が該回動をおこすべくコネクタ(118、12
    0、202)に対して偏位されていることを特徴とする
    携帯電子装置。
  11. 【請求項11】コネクタ(118、120、202)に
    関連するトークン(122、124、216)配置手段
    (210)をさらに含むことを特徴とする、請求項1乃
    至10に記載の携帯電子装置。
  12. 【請求項12】該トークン配置手段が、該コネクタ(1
    18、120、202)への該トークン(122、12
    4、216)の装着期間中、該トークン(122、12
    4、216)の一部に係合し、その後装着が完了すると
    該トークン(122、124、216)を該コネクタ
    (118、120、202)に係合させることを特徴と
    する、請求項11に記載の携帯電子装置。
  13. 【請求項13】該トークン(122、124、216)
    が該装着期間中該トークン(122、124、216)
    配置手段の周りに回動することを特徴とする、請求項1
    3に記載の携帯電子装置。
  14. 【請求項14】請求項9に付随するときの請求項11な
    いし13のいずれかに記載の装置(100)において、 該装着したトークン(122、124、216)を回動
    させる該コネクタ(118、120、202)が、該ト
    ークン(122、124、216)配置手段(210)
    と装着トークン(122、124、216)の該押圧部
    分(218)との中間位置にあることを特徴とする携帯
    電子装置。
  15. 【請求項15】請求項5に付随するときの請求項9ない
    し14のいずれかに記載の装置(100)において、 該センサ(126、214)が該コネクタ(118、1
    20、202)に隣接し、該コネクタ(118、12
    0、202)に装着されたトークン(122、124、
    216)の押圧部分の背部に置かれていることを特徴と
    する携帯電子装置。
  16. 【請求項16】請求項9に付随するときの請求項9に従
    属させる請求項15に記載の装置(100)において、 該センサ(126、214)が該ディスプレイパネル
    (200)内に隠されていることを特徴とする携帯電子
    装置。
  17. 【請求項17】該センサ(126、214)が該トーク
    ン(122、124、216)を介在させて加えた圧力
    により作動することができることを特徴とする、請求項
    15乃至16に記載の携帯電子装置。
  18. 【請求項18】選択されたトークン(122、124、
    216)とのデータ通信が、データ通信できるようにさ
    れたコネクタ(118、202)を装着する期間中、ト
    ークン(122、124、216)に圧力を加える結果
    起きることを特徴とする、請求項1乃至17に記載の携
    帯電子装置。
  19. 【請求項19】該コネクタ(118、202)に関連さ
    れており、装着を関知すると該装着されたトークン(1
    22、124、216)により表される機能を開始すべ
    く作動することができる、トークン装着センサをさらに
    含むことを特徴とする、請求項18に記載の携帯電子装
    置。
  20. 【請求項20】少なくとも2つのコネクタ(118、2
    02)が、装着トークン(122、124、216)と
    各々にデータ通信するようにされており、コネクタ(1
    18、120、202)に装着されたそれぞれのトーク
    ン(122、124、216)に関連した機能の選択
    が、これらトークン(122、124、216)の選択
    された一つを押圧することにより実行されることを特徴
    とする、請求項1乃至19に記載の携帯電子装置。
  21. 【請求項21】少なくとも一つのコネクタ(120)
    が、あるトークン(124)とデータ通信することなく
    そのトークン(124)を保持するためのものであるこ
    とを特徴とする、請求項1乃至20に記載の携帯電子装
    置。
  22. 【請求項22】複数のトークン(122、124、21
    6)が脱着可能に装着されるトークン装着パネル(20
    0)にまたがるアレイの形に相互に並んで配置される複
    数のコネクタ(118、120、202)を含み、 各トークン(122、124、216)がそのトークン
    (122、124、216)により表されるそれぞれの
    機能を果たす上で装置(100)が使用するデータを含
    むメモリ手段を有し、 該コネクタのうちの少なくとも2つ(118、210)
    が、それに接続されたトークン(以下、装着トークンと
    いう)(122、124、216)とデータ通信するよ
    うにされており、 該コネクタがユーザーにより選択される装着トークン
    (122、124、216)のアレイを表示するように
    構成されており、 該選択が、データ通信するようにされたコネクタ(11
    8、202)に装着されているアレイ内のトークン(1
    22、124、216)のうちの選択された一つに接触
    しまたは押圧することにより、実行され、 該選択が該選択されたトークン(122、124、21
    6)と該選択されたトークン(122、124、21
    6)により表される機能を実行する該装置との間にデー
    タ通信を起こさせる、ことを特徴とする携帯電子装置。
  23. 【請求項23】この装置とのデータ通信のための複数ト
    ークン(122、124、216)を脱着可能に装着で
    きる複数のコネクタ(118、202)と、 その各トークン(122、124、216)が当該トー
    クン(122、124、216)により表されるそれぞ
    れの機能を行う上で該装置により使用されるデータを含
    むメモリ手段(132、230)を有し、 ユーザーが選択できるように装着トークン(122、1
    24、216)のアレイを表示すべく、該コネクタ(1
    18、202)が配置されており、 選択されたトークン/キー(122、124、216)
    により表される機能を選択するためにユーザーが作動で
    きるキー配列を、該トークン(122、124、21
    6)のアレイがエミュレートし、 その機能を果たすため、該選択されたトークン(12
    2、124、216)と該装置との間でデータを通信す
    る、ことを特徴とする携帯電子装置。
  24. 【請求項24】電子資金を格納するための格納手段(1
    32、230)と、 無線通信するための近隣の手段と無線通信するための別
    の通信手段(132、230)と、 該通信手段(132、230)を介して該格納手段(1
    32、230)から電子資金を送金するための手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至23に記載の携帯
    電子装置。
  25. 【請求項25】該通信手段(132、230)が50メ
    ートル以下の最大通信範囲を有することを特徴とする、
    請求項24に記載の携帯電子装置。
  26. 【請求項26】該通信手段(132、230)が5メー
    トル以下の最大通信範囲をもつことを特徴とする、請求
    項25に記載の携帯電子装置。
  27. 【請求項27】該通信手段(132、230)が、赤外
    線、ラジオ波、および誘導ループの一つにより通信すべ
    く作動できることを特徴とする、請求項24乃至26に
    記載の携帯電子装置。
  28. 【請求項28】該格納手段(132、230)がトーク
    ン(122、124、216)を含むことを特徴とす
    る、請求項24乃至27に記載の携帯電子装置。
  29. 【請求項29】少なくとも一つのさらなるトークン(1
    22、124、216)が設けられ、そのトークン(1
    22、124、216)が住所録、日記、運転免許証、
    保険の詳細、医療の詳細、クラブ会員証、パスポートの
    詳細、旅行の権限、店舗カードの詳細、クレジットカー
    ドの詳細、愛顧者カードの詳細、電子レシート、ビジネ
    スカードあるいはゲームを提供するように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項28に記載の携帯電子装
    置。
  30. 【請求項30】該トークン(122、124、216)
    がEEPROMを含むことを特徴とする、請求項1乃至
    29に記載の携帯電子装置。
  31. 【請求項31】該トークン(122、124、216)
    がスマートカードを含むことを特徴とする、請求項1乃
    至30に記載の携帯電子装置。
  32. 【請求項32】札入れ、札鋏み、あるいは財布の外観を
    有することを特徴とする、請求項1乃至31に記載の携
    帯電子装置。
  33. 【請求項33】かつポケットサイズであることを特徴と
    する、請求項1乃至32に記載の携帯電子装置。
  34. 【請求項34】該装置が再充電可能な電池で電力供給さ
    れていることを特徴とする、請求項1乃至33に記載の
    携帯電子装置。
  35. 【請求項35】該ユーザーの同一人物なることを照合確
    認するための生体測量装置をさらに含むことを特徴とす
    る、請求項1乃至34に記載の携帯電子装置。
  36. 【請求項36】さらにマイクロフォン(112)を含む
    ことを特徴とする、請求項1乃至35に記載の携帯電子
    装置。
  37. 【請求項37】該マイクロフォン(112)から受信す
    る信号をトークン(122、124、216)上に記録
    する手段をさらに含むことを特徴とする、請求項36に
    記載の携帯電子装置。
  38. 【請求項38】前記装置(100)に、またはこれと、
    使用するようにされたトークン(122、124、21
    6)。
  39. 【請求項39】複数のトークン(122、124、21
    6)が脱着可能に装着される複数のコネクタ(118、
    120、202)を含む携帯電子装置(100)におい
    て、各トークン(122、124、216)が、該トー
    クン(122、124、216)により表されるそれぞ
    れの機能を果たす上で装置(100)が使用するデータ
    を含むメモリ手段と、コネクタ(118、120、20
    2)に接続されたトークン(122、124、216)
    とデータ通信するようにされている該コネクタ(11
    8,120,202)のすくなくとも一つとを有するよ
    うにされた携帯電子装置(100)の作動方法であっ
    て、該方法が、 所望のトークン(122、124、216)を見つける
    ために装着されたトークン(122、124、216)
    のアレイを視るステップと、 そのトークン(122、124、216)を押圧しまた
    は触れることにより、該所望のトークン(122、12
    4、216)を選択し、該選択されたトークン(12
    2、124、216)と該装置(100)との間にデー
    タ通信を起こさせて当該選択されたトークン(122、
    124、216)により表される機能を実行させるステ
    ップと、を含むことを特徴とする携帯電子装置の作動方
    法。
  40. 【請求項40】上記装置(100)内に格納される電子
    マネーの量を変更する方法であって、 外部端末機の付近に該装置を置くステップと、 該外部端末機と該装置(100)との間に直接に存在す
    る無線通信チャンネルを介して電子資金を転送するステ
    ップと、を含むことを特徴とする携帯電子装置の作動方
    法。
  41. 【請求項41】該外部端末機が販売点(POS)である
    ことを特徴とする、請求項40に記載の携帯電子装置の
    作動方法。
  42. 【請求項42】該外部端末機が銀行の端末機であること
    を特徴とする、請求項41に記載の携帯電子装置の作動
    方法。
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