JP2000194354A - マルチウインドウ画像表示装置 - Google Patents

マルチウインドウ画像表示装置

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JP2000194354A
JP2000194354A JP10369268A JP36926898A JP2000194354A JP 2000194354 A JP2000194354 A JP 2000194354A JP 10369268 A JP10369268 A JP 10369268A JP 36926898 A JP36926898 A JP 36926898A JP 2000194354 A JP2000194354 A JP 2000194354A
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plane
planes
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稔 米田
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成次郎 安木
Tomomasa Otsuki
智雅 大月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードウェアの規模を縮小し、これにより小
型、軽量化を図ったマルチウインドウ画像表示装置を提
供する。 【解決手段】優先度設定器7を備え、各プレーンのブレ
ンド係数の設定値の如何に拘わらず各プレーン間の優先
順位を予め別個に設定するようにしている。そして、こ
の優先順位に基づき、まず最上位のプレーンのブレンド
係数を上記設定値にセットする。そして、次位以降のプ
レーンについては、ブレンド係数の最大値(ブレンド比
率を16段階とすれば15)から上位プレーンのブレン
ド係数を係数演算器9により順次減算し、得られた値と
設定値とを比較して小さいほうの値を当該プレーンのブ
レンド係数としてセットするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を共通
の画面に重ねて表示できるマルチウインドウ画像表示装
置に関する。なお当技術分野においては、表示オブジェ
クトの階層を示す用語として“プレーン”が一般に使用
される。本明細書中でも、語句統一のためプレーンなる
用語を使用する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、最近のテレヴィジョン装
置では、一つの画面上の主映像に複数のプレーンを重ね
て表示できる、いわゆるマルチウインドウ機能を持つも
のが主流である。プレーンに表示される情報としては、
別チャネルの映像(動画)、EPG(Electrical Progr
am Guide:電子番組表)画面、データ放送画面、字幕文
字スーパー画面などがあり、視聴者が同時に複数の情報
に接することができるため便利である。
【0003】しかしながら従来のこの種の装置では、プ
レーンが表示された際には、その背景である主画面の情
報が隠されてしまっていた。一例を挙げれば、プロ野球
番組を表示中の主画面の左下(または右下)にプレーン
が表示されると、カウント情報が見えなくなってしまう
ことになる。
【0004】このようなことは、視聴者にとって不便な
場合があるだけでなく、番組スポンサーにとっても好ま
しいとはいえない。そこで最近では、プレーンにいわば
透明度を持たせ、背面の画面を見えるようにすることが
試されている。すなわち、主画面とプレーンとにそれぞ
れ係数を設定し、その割合に応じて各々の画面上の輝度
を調整することで濃淡を付け、両者を合成することによ
り透過的な表示を可能とするものである。
【0005】ところで、プレーンの種別(表示内容の違
いなどによる)は様々で、それに応じて係数の値も異な
る。また、プレーン同士が重なる箇所では、各プレーン
の輝度を背面の画面の輝度も考慮しつつ設定し直す必要
がある。さらに、プレーンのサイズ、その表示場所およ
び濃度は、視聴者の要求により自由に変更できるので、
そのたびに画面上の各点における輝度の割合を計算しな
ければならない。
【0006】つまり、画面の状態(プレーンの有無、サ
イズ、位置、濃淡など)に変更があるたびに、輝度割合
を設定するための演算処理を実行しなければならない。
この演算処理は、従来は各プレーンごとに設定された係
数に基づく比例配分によりなされていた。このようなこ
とから、演算処理を実行するための負担が大きく、また
その担い手となるハードウェア(乗算器、加算器など)
の規模が大きくなりがちで、装置の大型化、高価格化を
招くなどの不具合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のマルチウインドウ式の画像表示装置にあっては、プレ
ーン間の輝度割合演算処理を比例配分により行っていた
ため、演算処理を行うハードウェアの規模が大きくなり
がちであるという不具合が有った。
【0008】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、ハードウェアの規模を縮小し、これにより
小型、軽量化を図ったマルチウインドウ画像表示装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、一つの表示画面に、任意のn枚のプレーン
を透過的に表示するマルチウインドウ画像表示装置にあ
って、前記n枚のプレーンを、各プレーンごとに設定さ
れる表示係数X1,X2,…,Xnに基づきその表示強
度をM段階に(Mは特定の数)調整した上でそれぞれ合
成し、前記表示画面における表示に供する合成手段と、
前記各プレーンのそれぞれごとに、その前記表示係数の
初期値p1,p2,…,pn(p1,p2,…,pn≦
M)を記憶する記憶手段と、前記各プレーンのそれぞれ
につき予め優先度を設定する優先度設定手段と、 X(m)=m位の優先度を持つプレーンの前記表示係数 p(m)=m位の優先度を持つプレーンの前記表示係数
の初期値 L[A,B]:AとBとのうち、小さいほうの数値 と定義したとき、 X(1)=p(1):m=1 X(m)=[M−{p(1)+p(2)+…+p
(m)},p(m)]:m≠1 なる演算式(ただし演算の結果X(m)≦0の場合には
X(m)=0とする)に基づき前記表示係数X1,X
2,…,Xnを演算して、これらの表示係数を前記合成
手段に与える係数演算手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】このように各プレーンに対して優先度を設
定することで、プレーンごとの表示係数の演算に減算処
理を取り入れることが可能となる。すなわち、最優先プ
レーンの係数から下位プレーンの係数を減算してゆくこ
とにより、表示に供する表示係数(その初期値とは必ず
しも一致しない)を決定することが可能となる。したが
って、従来の比例配分による演算処理よりもハードウェ
アに対する処理負担を軽減でき、その結果、ハードウェ
ア規模を縮小できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係わるマルチウインドウ画像表示装置の要部構成を示す
図である。図1において、記憶部1にはそれぞれ異なる
ビデオプレーンV1、V2が、また記憶部2にはカーソ
ル(Cursor)プレーンおよび3種のグラフィックスプレ
ーンG1〜G3がそれぞれ所定の記憶領域1a、1bお
よび2a、2b、2c、2dに記憶されている。
【0012】各ビデオプレーンV1、V2については、
例えば一方が静止画、他方が動画であったり、または一
方がA放送局の画像、他方がB放送局の画像であるなど
のケースがある。これらのビデオプレーンV1、V2は
ブレンド回路4にて合成され、ゲイン設定部10を介し
てブレンド回路6に与えられる。
【0013】カーソルプレーンおよび各グラフィックス
プレーンG1〜G3は、それぞれ8bpp(bit per pi
xel)のデータとして記憶されている。これらの8ビッ
トデータは、それ自身によりCLUT(Color Look Up
Table)と呼ばれる画像データへの変換テーブル3にア
クセスすることで、16bppのRGB信号またはYP
bPr信号(以下画像信号と称する)に変換される。
【0014】一方、カーソルプレーンに対応するグラフ
ィックスデータはレジスタ(Reg)3aに記憶されて
おり、8ビットのカーソルプレーンデータによりアクセ
スされることで画像信号に変換される。なお図1では、
各グラフィックスプレーンG1〜G3に対応するCLU
Tをパレット(PAL)3b〜3dとして表示する。
【0015】上記変換された画像信号は、優先度設定器
7および係数演算器9に与えられる。このうち各グラフ
ィックスプレーンG1〜G3に対応する画像信号には、
係数α1〜α3が付加されている。これらの係数α1〜
α3は、各プレーンの混合比を決めるもので、上記PA
L3b〜3dに記憶されている。
【0016】また各係数には、互いの優先順位が優先度
設定器7において設定されている。この優先順位に関す
る情報は、ブレンド制御部8を介して係数演算器9に与
えられ、ここで上記優先順位に基づき係数α1〜α3の
値が変更される。
【0017】各グラフィックスプレーンG1〜G3は、
上記変更された係数値にてそのゲインを調整され、カー
ソルプレーンと共にブレンド回路5で合成される。合成
されたグラフィックスプレーンG1〜G3は、ビデオプ
レーンV1、V2と共にブレンド回路6に与えられ、合
成されて、表示部(ディスプレイ:図示せず)における
画像表示に供される。ここでゲイン設定部10における
ビデオプレーンV1、V2のゲインβは、係数演算器9
から与えられる。
【0018】次に、上記構成における作用を説明する。
ここでは、各プレーンのブレンド比率を16段階とす
る。この場合、ブレンド係数の最大値が15、最小値が
0となる。なおカーソルプレーンは画面の一部分として
表示されるため、その表示領域における係数は最大の1
5となり、またその他の領域では0となる。
【0019】図7に、カーソルプレーン以外の表示領域
における各プレーンの係数の演算の仕方を示す。同図の
(a)〜(d)において、上から順に優先度が高くなっ
ている。例えば図7(a)では、α1、α2、α3の順
に優先度が高い。なおカーソルプレーンは、上記事情に
より(画面の一部であるので)いかなる場合にも最優先
として扱われる。
【0020】いま仮に、最優先グラフィクスプレーンG
1の係数値α1として12がセットされているとする。
表示に供する係数値α1としては、最優先であることか
らこのままの値12をセットする。次に、2番目に優先
度の高いグラフィクスプレーンG2の係数値α2を計算
する。本実施形態では、まず15から係数値α1の値1
2を減算する。そして、ここで得られた数値3と、グラ
フィクスプレーンG2に与えられている設定値2とを比
較する。
【0021】ここでは、設定値2が上記減算値3よりも
小さい。すなわち、α2として数値3を使用する必要は
なく、2をセットすることで足りることになる。よっ
て、ここではα2に2をセットする。さらにα3は、1
5−12−2=1なる演算から1となる。ここで、値1
はα3の設定値である5よりも小さいが、優先順位が最
も低いことから、このことは了承される。このようにし
て、係数α1、α2、α3の値としてそれぞれ12、
2、1が求められ、この値に基づいて各グラフィクスプ
レーンがブレンドされる。
【0022】さらに、図7(b)を参照して、ビデオプ
レーンのゲインβも含めた各係数の計算の例を説明す
る。図7(b)では、優先順位の高いものから順にα
1、α2、α3、βである。まず、α1についてはその
設定値9をそのままセットする。α2については、15
−9=6を演算し、これを設定値2と比較して2なる値
をセットする。α3については、15−9−2=4を演
算し、これを設定値1と比較して1なる値をセットす
る。βについては、15−9−2−1=3を演算し、こ
の3なる値をセットする。
【0023】このように本実施形態では、優先度設定器
7を備え、各プレーンのブレンド係数の設定値の如何に
拘わらず各プレーン間の優先順位を予め別個に設定する
ようにしている。そして、この優先順位に基づき、まず
最上位のプレーンのブレンド係数を上記設定値にセット
する。そして、次位以降のプレーンについては、ブレン
ド係数の最大値(ブレンド比率を16段階とすれば1
5)から上位プレーンのブレンド係数を係数演算器9に
より順次減算し、得られた値と設定値とを比較して小さ
いほうの値を当該プレーンのブレンド係数としてセット
するようにしている。
【0024】このように、各プレーン間に予め優先順位
を定義するようにしたことから、減算処理を実行する際
の順番を決めることができるようになる。また、最終的
なブレンド係数の値を簡単な減算処理により求められる
ので、ハードウェアの処理負担を軽減でき、その結果ハ
ードウェア規模を縮小することが可能となる。
【0025】参考までに、図7(a)の設定値に基づく
従来手法の係数演算では、まず、各プレーンの設定値を
全て加算しなければならない(12+2+5=19)。
そして、この数値をもとに各プレーンの係数を比例配分
により演算しなくてはならない(α1=12/19、α
2=2/19、α3=5/19)。このように演算ハー
ドウェアは、除算にかかる負担のみならず、小数点の処
理を如何にするかなどの種々の負担を負わなくてはなら
ず、結果としてその規模が大きくなる。本実施形態によ
れば、その点を解決できる。
【0026】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を説明する。図2は、本実施形態に係わるマル
チウインドウ画像表示装置の要部構成を示す図である。
図2では、図1の構成に代えてブレンド回路4(図1)
の位置に画像伸縮器13を設けている。また、クロマキ
ープレーン(Vc)を格納した記憶領域11eを有する
記憶部11と、背景(BG:Back Ground)プレーンを
格納した記憶領域12aを有する記憶部12を新たに設
けたものとなっている。さらに、優先度設定器には制御
信号が与えられ、この制御信号に基づき優先順位の設定
を自由に変更できるものとなっている(区別のため14
なる符号を付す)。なお、ブレンド回路5と6との間に
FFU(Flicker Free Unit)16を設けているが、こ
れはフリッカを除去するための既存のデバイスであり、
本実施形態にて新規に付加されたものではない。
【0027】画像伸縮器13は、各ビデオプレーンV
1、V2の表示部における表示領域を縮小、拡大するも
のである。また画像伸縮器13は、表示部における画素
単位に画像の有効部分を識別する機能も有する。具体的
には、表示部に表示されるビデオプレーとそれ以外の領
域とを区別し、ビデオプレーンの領域外では識別信号を
生成してこれを記憶領域11eに与える。これによりビ
デオプレーンの領域外においてクロマキープレーン(V
c)の画像信号が得られる。この画像信号はレジスタ3
eに与えられ、ここでクロマキープレーン(Vc)のブ
レンド係数が与えられる。また、背景プレーンの表示内
容は固定的であるため、記憶領域12aのデータがその
まま読み出され、係数演算器に与えられる。
【0028】次に、図7(c)、(d)を参照して上記
構成における作用を説明する。ここでも各プレーンのブ
レンド比率を16段階とする。図7(c)では、α1、
α2、βc、α3の順に優先度が高い。ここでβcは、
クロマキープレーンのゲインを意味するもので、レジス
タ3eに予め初期値が設定されているものとする。
【0029】図7(c)では、最優先グラフィクスプレ
ーンG1の係数値α1として12がセットされており、
この値が使用される。グラフィクスプレーンG2では、
15−12=3と設定値2とを比較し、2をセットす
る。クロマキープレーンVcでは、15−12−2=1
から1をセットし、グラフィクスプレーンG3のα3は
15−12−2−1=0から0をセットする。
【0030】これにより演算処理後の係数値は(α1,
α2,β1,α3)=(12,2,1,0)となり、グ
ラフィクスプレーンG2のα2の値が残る(0にならな
い)。このままの状態では、ビデオプレーンの領域外に
グラフィクスプレーン成分が残存してしまうことにな
る。
【0031】そこで本実施形態では、優先度設定器4に
制御信号を与えてβcの優先度を上げるようにする。こ
の場合の演算結果を図7(d)に示す。図7(d)で
も、最優先グラフィクスプレーンG1の係数値α1とし
て12がセットされる。ところが、βcが次の優先度を
持つので、その値は15−12=3となる。またα2、
α3については、15−12−3=0で共に0となる。
【0032】このように、βcの優先度を上げることに
より、グラフィクスプレーンG1のα1を残すのみで他
のグラフィクスプレーンG2、G3の係数α2、α3を
0にすることができる。
【0033】このことは、ビデオプレーンの領域外にグ
ラフィクスプレーンG1のみを表示できることを意味す
る。すなわち、グラフィックプレーンにブレンドされる
ビデオプレーンのクロマキー制御を行うことが可能とな
る。
【0034】このように本実施形態では、優先度設定設
定器14においてビデオプレーンの優先度を自由に変更
できるようにした。このようにすることで、グラフィッ
クプレーンにブレンドされるビデオプレーンのクロマキ
ー制御を行うことが可能となる。
【0035】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を説明する。図3は、本実施形態に係わるマル
チウインドウ画像表示装置の概略構成を示す図である。
同図に示す装置は、いわゆる2LSI構成と呼ばれるも
ので、マスター表示装置100と、これに従属して動作
するスレーブ表示装置200とを備えている。これらの
デバイスは、それぞれ一つのLSIとして形成され、と
もに同じテレヴィジョン装置などの筐体内部に設けられ
る。
【0036】このうち、スレーブ表示装置200は、上
記図1または図2に示すと同様であるが、マスター表示
装置100は図5に示す構成となっている。すなわちマ
スター表示装置100は、画像信号出力に加えて画像ブ
レンドに係わる最終係数値(YMと称される)を外に出
力する機能を有し、これをブレンド回路300に与え
る。ブレンド回路300には、マスター表示装置100
およびスレーブ表示装置200からの画像信号が与えら
れており、最終係数値YMの基づいて両画像信号を合成
することで、マスター、スレーブ表示装置100,20
0が有するプレーンの全てを一つの画像内に表示するこ
とが可能となる。
【0037】図5に、本実施形態に係わるマルチウイン
ドウ画像表示装置の要部構成を示す。この図では、図2
の構成に代えて画像伸縮器13の位置にブレンド回路4
を設けている。また、コントロールプレーン(C)を格
納した記憶領域17aを有する記憶部17を新たに設け
たものとなっている。また、優先度設定器14には記憶
部17からの制御信号が与えられている。さらに、係数
演算器9にて演算された最終係数値YMは、外部合成制
御信号として図3のブレンド回路300に送出される。
【0038】ここで、コントロールプレーンとは、画像
混合に係わる各種制御を行うために補助的に設けられる
もので、例えば背景プレーン(BG)に対してパレット
を設ける必要がある場合に、パレットデータを与えるも
のである。
【0039】次に、図3を参照して上記構成における動
作を説明する。ここでは図5の構成の装置をマスター、
図2の構成の装置をスレーブとして説明する。マスター
からは画像信号と合成制御信号(YM)とが、スレーブ
からは画像信号のみがそれぞれ出力される。図3のブレ
ンド回路300は、マスター、スレーブからそれぞれ与
えられる画像信号を、合成制御信号(YM)に基づき決
定される合成比率により合成して合成画像を出力する。
【0040】ここで、合成比率(YM=β)を例えば1
−β:β(0≦β≦1)とすると、マスター、スレーブ
から出力される2つの画像を合成すること画可能とな
る。また、YMをマスターから与えられる最終係数値β
とすると、マスター側の最終出力画像は1−βで形成さ
れている。そこで、マスター、スレーブの合成比率を
1:βとすることで、マスター、スレーブが有するプレ
ーンの全てを一つの画像内に表示することが可能とな
る。
【0041】このように本実施形態では、マスター、ス
レーブからの各画像信号を合成するブレンド回路300
を備え、マスター表示装置100において演算された最
終係数値YMに基づき、ブレンド回路300において合
成係数を設定した上で両画像信号を合成するようにして
いるので、マスター、スレーブが有するプレーンの全て
を一つの画像内に表示することが可能となる。
【0042】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を説明する。ここでは、マスター、スレーブが
有するプレーンの全てを一つの画像内に表示することを
可能とする別の構成を開示する。
【0043】図4に、本実施形態に係わるマルチウイン
ドウ画像表示装置の概略構成を示す。この構成も、図3
と同様に2LSI構成と呼ばれるもので、マスター表示
装置400とスレーブ表示装置500とを備えている。
【0044】このうち、マスター表示装置400は、上
記図5に示すと同様であるが、スレーブ表示装置500
は図5に示す構成となっている。すなわちスレーブ表示
装置500は、マスター表示装置400から与えられる
最終係数値YMを受け入れ、これをもとに自らが出力す
る画像信号のゲインを制御するものとなっている。ブレ
ンド回路300には、マスター表示装置100およびス
レーブ表示装置200からの画像信号が与えられてお
り、これらを合成することで、マスター、スレーブ表示
装置400,500が有するプレーンの全てを一つの画
像内に表示することが可能となる。
【0045】図6に、本実施形態に係わるマルチウイン
ドウ画像表示装置の要部構成を示す。この図では、図2
の構成に代えて画像伸縮器13の位置にブレンド回路4
を設けている。また、コントロールプレーン(C)を格
納した記憶領域17aを有する記憶部17を新たに設け
たものとなっている。また、記憶部17からの制御信号
が優先度設定器14に与えられるとともに、係数演算器
9にて演算された最終係数値YMが外部合成制御信号と
して図3のブレンド回路300に送出される。
【0046】次に、図4を参照して上記構成における動
作を説明する。ここでは図6の構成の装置をマスター、
図2の構成の装置をスレーブとして説明する。マスター
からは画像信号と合成制御信号(YM)とが、スレーブ
からは画像信号のみがそれぞれ出力される。
【0047】マスターから出力された合成制御信号YM
はスレーブに与えられ、スレーブ側における係数演算は
マスター側における係数演算結果を反映した形で実行さ
れる。これにより、マスター、スレーブが有するプレー
ンの全てを一つの画像内に表示することが可能となる。
すなわち上記第3の実施形態で示したように、マスター
の割合を1とすると、スレーブの割合をβとする(YM
=β)ことで、マスター、スレーブが有するプレーンの
全てを一つの画像内に表示することが可能となる。本実
施形態では、スレーブに対してマスターの最終係数値Y
Mを通知することで、マスター、スレーブの合成比率を
1:βとすることを可能としている。
【0048】このように本実施形態では、マスター表示
装置400において演算された最終係数値YMをスレー
ブに与え、この最終係数値YMに基づいてスレーブ表示
装置500にて出力画像のゲインを調節する。このゲイ
ン調整された画像出力をブレンド回路300に与え、マ
スター表示装置400からの画像信号と合成するように
している。すなわち、上記第3の実施形態におけるブレ
ンド回路300でのゲイン調節機能を、スレーブ表示装
置500に担わせるようにしている。このようにして
も、マスター、スレーブが有するプレーンの全てを一つ
の画像内に表示することが可能となる。
【0049】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、例えばマスターに従属するスレーブの
数は任意であるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形実施が可能である。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プレ
ーン合成に係わる係数演算を簡単な減算処理により行っ
ているので、ハードウェアの規模を縮小することがで
き、これによりマルチウインドウ画像表示装置の小型、
軽量化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係わるマルチウイ
ンドウ画像表示装置の要部構成を示す図。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係わるマルチウイ
ンドウ画像表示装置の要部構成を示す図。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係わるマルチウイ
ンドウ画像表示装置の概略構成を示す図。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係わるマルチウイ
ンドウ画像表示装置の概略構成を示す図。
【図5】 本発明の第3の実施形態に係わるマルチウイ
ンドウ画像表示装置の要部構成を示す図。
【図6】 本発明の第4の実施形態に係わるマルチウイ
ンドウ画像表示装置の要部構成を示す図。
【図7】 カーソルプレーン以外の表示領域における各
プレーンの係数の演算の仕方を説明するための図。
【符号の説明】
1,2,3,11,12,17…記憶部、4,5,6,
…ブレンド回路、7,14…優先度設定器、8…ブレン
ド制御部、9…係数演算器、10,15…ゲイン設定
部、13…画像伸縮器、100,400…マスター表示
装置、200,500…スレーブ表示装置、300…ブ
レンド回路
フロントページの続き (72)発明者 関根 正則 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 安木 成次郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 大月 智雅 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA27 BA28 CA02 CA10 CA11 CB09 DA10 5C082 AA02 BA12 BA41 BB26 CA56 CA60 CA62 CB01 MM04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの表示画面に、任意のn枚のプレー
    ンを透過的に表示するマルチウインドウ画像表示装置で
    あって、 前記n枚のプレーンを、各プレーンごとに設定される表
    示係数X1,X2,…,Xnに基づきその表示強度をM
    段階に(Mは特定の数)調整した上でそれぞれ合成し、
    前記表示画面における表示に供する合成手段と、 前記各プレーンのそれぞれごとに、その前記表示係数の
    初期値p1,p2,…,pn(p1,p2,…,pn≦
    M)を記憶する記憶手段と、 前記各プレーンのそれぞれにつき予め優先度を設定する
    優先度設定手段と、 X(m)=m位の優先度を持つプレーンの前記表示係数 p(m)=m位の優先度を持つプレーンの前記表示係数
    の初期値 L[A,B]:AとBとのうち、小さいほうの数値 と定義したとき、 X(1)=p(1):m=1 X(m)=[M−{p(1)+p(2)+…+p
    (m)},p(m)]:m≠1 なる演算式(ただし演算の結果X(m)≦0の場合には
    X(m)=0とする)に基づき前記表示係数X1,X
    2,…,Xnを演算して、これらの表示係数を前記合成
    手段に与える係数演算手段とを備えることを特徴とする
    マルチウインドウ画像表示装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記各プレーンのうち任意のプ
    レーンの表示サイズを可変する伸縮手段と、 この伸縮手段によるプレーンの表示サイズの変更に応じ
    て、前記各プレーンの間での前記優先度の再設定を行う
    優先度再設定手段とを具備することを特徴とする請求項
    1に記載のマルチウインドウ画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記合成手段と、前記記憶手段と、前記
    優先度設定手段と、前記係数演算手段とを備える第1の
    表示手段と、 前記合成手段と、前記記憶手段と、前記優先度設定手段
    と、前記係数演算手段とを備える第2の表示手段と、 前記第1および第2の表示手段から出力されるそれぞれ
    の画像信号が与えられる画面合成手段とを具備し、 前記第1の表示手段における前記係数演算手段は、演算
    した前記表示係数を自己の前記合成手段に与えると共に
    前記画面合成手段にも与えるものであり、 前記画面合成手段は、与えられた前記表示係数をもと
    に、前記第1および第2の表示手段から出力される各々
    の画像信号の合成比率を、両画像信号により一つの表示
    画面を構成すべく決定してこの合成比率に基づき前記両
    画像を合成することを特徴とするマルチウインドウ画像
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記合成手段と、前記記憶手段と、前記
    優先度設定手段と、前記係数演算手段とを備える第1の
    表示手段と、 前記合成手段と、前記記憶手段と、前記優先度設定手段
    と、前記係数演算手段とを備える第2の表示手段と、 前記第1および第2の表示手段から出力されるそれぞれ
    の画像信号が与えられ、これらの画像信号を合成して前
    記表示画面における表示に供する画面合成手段とを具備
    し、 前記第1の表示手段における前記係数演算手段は、演算
    した前記表示係数を自己の前記合成手段に与えると共に
    前記第2の表示手段の前記係数演算手段にも与えるもの
    であり、 前記第2の表示手段の前記係数演算手段は、前記第1の
    表示手段から与えられた前記表示係数をもとに、前記第
    1および第2の表示手段から出力される各々の画像信号
    により一つの表示画面を構成すべく、自己における前記
    表示係数の演算を行うことを特徴とするマルチウインド
    ウ画像表示装置。
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