JP2000187605A - 純並列データベース管理システム - Google Patents

純並列データベース管理システム

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JP2000187605A
JP2000187605A JP10364952A JP36495298A JP2000187605A JP 2000187605 A JP2000187605 A JP 2000187605A JP 10364952 A JP10364952 A JP 10364952A JP 36495298 A JP36495298 A JP 36495298A JP 2000187605 A JP2000187605 A JP 2000187605A
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Atsuo Ogawa
斡朗 小川
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KOKUSAI ZUNOU SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアント数の増加に応じて照会の処理性
能を増大することのできるデータベース管理システムを
提供する。 【解決手段】 互いに同一のデータベースが格納された
記憶装置112、122、132を備える独立した複数
のサーバ110、120、130と、複数のサーバ11
0、120、130にSQLの実行を依頼するクライア
ント210、220、230とを備える。使用者がデー
タベースを照会するときには、各クライアント210、
220、230が、サーバ110、120、130のい
ずれか1つ以上を選択してデータベースの内容を照会す
る。クライアント数の増大に応じてサーバを追加するこ
とにより、照会の処理性能を増大することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクライアント/サー
バ型のデータベース管理システムに関するものでる。
【0002】
【従来の技術】従来より、サーバの記憶装置に格納され
たデータベースに、複数のクライアントから照会や更新
を行うことができるクライアント/サーバ型のデータベ
ース管理システムが用いられている。このようなデータ
ベース管理システムに用いられるサーバとして、高速な
処理速度や高い信頼性が必要であるため、一般に高価な
コンピュータシステムが用いられていた。近年、安価な
パーソナルコンピュータ用のプロセッサの性能が飛躍的
に向上し、これをデータベース管理システムのサーバと
して用いることが普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーバ
に接続されるクライアントの数が増加するにつれて、サ
ーバの負荷が増大し、クライアントからの照会の要求に
対して処理の待ち時間が増大し、応答するのに長時間を
要するという問題があった。この問題に対処するためサ
ーバの処理装置の処理性能を例えば10倍に向上させよ
うとすると、かかる費用は一般に10倍どころでは済ま
ず大幅なコスト増となるため、容易に行うことはできな
かった。
【0004】サーバの処理装置の性能を向上させるより
も、複数の処理装置に処理を分担させたほうが費用に対
する効果が大きいため、複数の処理装置にクライアント
からの依頼を分担させて処理することも行われている
が、実質的に1つだけであるデータベースを格納する記
憶装置へのアクセス速度がボトルネックとなって、ある
程度以上の高速化はできなかった。1つのデータベース
を複数のサーバの記憶装置に分散させることも行われて
いるが、クライアントがデータベース全体を対象に照会
を行う場合には、照会の依頼を受け付けたサーバが別の
サーバに格納されたデータベースの内容を照会し、複数
の照会結果を合成してクライアントに返答する必要があ
るため、データベースの照会に関する処理速度向上の効
果は少なく、また多数のクライアントからこのような照
会が重なった場合は、かえって待ち時間が増大してしま
う結果になっていた。
【0005】本発明の目的は、上記の問題を解決し、ク
ライアント数が増大してもクライアントからの照会の要
求に対する処理の待ち時間の増加を抑制し、応答速度を
向上させることのできるデータベース管理システムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の純並列データベース管理システム、請求項4に記載の
データベースの処理実行方法または請求項7に記載のデ
ータベースプログラムによれば、複数の独立したサーバ
のデータベースの内容が互いに同一に保持され、個々の
クライアントが照会を依頼する時にその都度対象のサー
バを少なくとも1つ選択する。そのため、クライアント
の数に応じてサーバの数を増加させることにより、クラ
イアントからサーバへの照会の要求に対する処理の待ち
時間の増大を抑制し応答速度を向上させることができ
る。
【0007】本発明の請求項2に記載の純並列データベ
ース管理システム、請求項5に記載のデータベースの処
理実行方法または請求項8に記載のデータベースプログ
ラムによれば、サーバがデータ処理指令の処理結果をク
ライアントに返送し、クライアントが複数のサーバから
返送された処理結果の全てが同一であるか否かを判定
し、複数のサーバから返送された処理結果の少なくとも
一つが他のサーバから返送された処理結果と異なると
き、データ処理指令の処理を打ち切り、実行前の状態に
戻した後に、クライアントがデータ処理指令を再実行す
る依頼を複数のサーバの全てに対して行う。そのため、
クライアントがデータベースの更新をするとき、複数の
サーバ全てにおいてデータベースの内容を同一に保持す
ることができる。
【0008】本発明の請求項3に記載の純並列データベ
ース管理システム、請求項6に記載のデータベースの処
理実行方法または請求項9に記載のデータベースプログ
ラムによれば、クライアントが依頼したデータ処理指令
の処理結果が所定時間内に返送されないサーバがあると
き、データ処理指令による処理を打ち切り、実行前の状
態に戻した後、データ処理指令の実行の依頼を複数のサ
ーバの全てに対して再実行するため、クライアントがサ
ーバからの返答を待って長時間停止するのを防止するこ
とができる。
【0009】本発明における1つ1つのサーバは、従来
のクラスターシステムやパラレルクエリーパーティショ
ニング技術を用いたサーバシステムでも良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明の純並列データベ
ース管理システムを示す模式図である。本実施例のデー
タベース管理システム(DBMS:DataBase Managemen
t System)は、クライアント/サーバシステムにより構
成される。
【0011】複数のサーバ110、120、130は、
それぞれ独立でかつ同一のデータベースを格納した記憶
装置112、122、132と、データベースに対して
照会や更新の処理を行う処理手段111、121、13
1とを備える。各サーバ同士は物理的に接続されておら
ず、サーバ同士ではデータの送受信は行われない。複数
のクライアント210、220、230は、それぞれ各
サーバ110、120、130とデータの送受信が可能
に通信回線により接続されている。
【0012】サーバ110、120、130およびクラ
イアント210、220、230は、中央処理装置(C
PU)、主記憶装置(RAM)、補助記憶装置(ハード
ディスク)、入力装置(キーボード、マウス等)、出力
装置(モニタ、プリンタ等)を備えたコンピュータと、
コンピュータプログラムとにより構成される。このコン
ピュータプログラムは、フロッピーディスク(FD)、
CD−ROM、光磁気ディスク(MO)などのコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に記録して提供され、コン
ピュータのハードディスクなどにインストールされ、R
AM上に読み込まれて実行される。また、インターネッ
トのようなネットワーク上で提供することも可能であ
り、プログラムが、実行されるコンピュータ本体と離れ
た場所に記録されている場合もある。
【0013】データベースの使用者はクライアント21
0、220、230となるコンピュータの入力装置を操
作して、サーバ110、120、130のデータベース
について照会や更新を行う。図2は、データベース10
の構造を示す模式図である。データベース10内には、
複数のテーブル11が含まれている。本実施例では、テ
ーブル11は固定長のデータ構造であるページ12に区
切られている。ページ12内にはデータベース10のレ
コードとなる複数の行13が含まれている。行13の中
には、データベース10のフィールドの内容となる図示
しない複数の列が含まれる。これらのテーブル11、ペ
ージ12、行13、列などをデータベース10の処理対
象リソースと呼ぶ。
【0014】クライアント210、220、230がサ
ーバ110、120、130のデータベースにログイン
してからログアウトするまでを1つの処理セッションと
いう。1つの処理セッションは、1つまたは複数のトラ
ンザクションからなり、一時点で最大1個のトランザク
ションを実行できる。トランザクションはコミット(co
mmit)またはロールバック(Rollback)可能な最小の論
理的実行単位である。また、1つのトランザクションは
1つあるいは複数のSQL(Structured QueryLanguag
e)等のデータ処理指令から構成される。
【0015】銀行の現金自動支払機を例にとると、端末
が朝に起動してから夕方に終了するまでが1つの処理セ
ッションであり、使用者の入金、振り込みなどの操作が
1つのトランザクションに対応する。例えば、ある口座
から別の口座への振り込みの場合、一方の口座の金額を
減少させる処理と、他方の口座の金額を増加させる処理
を行う必要があるが、この両方の処理が実行されるか
(コミット状態)、またはどちらも実行されないか(ア
ボート状態)でなくてはならない。
【0016】クライアントには、ユーザーインターフェ
イス(UI)の機能が備えられ、利用者が分かりやすい
形式でデータ操作を受け付け、これをSQLに変換する
ことができる。使用者の操作により、トランザクション
の実行が開始されると、クライアント210、220、
230から各サーバ110、120、130へトランザ
クションを構成するSQLの実行が依頼される。
【0017】本実施例のデータベース管理システムにお
いて、使用者がデータベースの更新、挿入、削除など、
データベースの内容を変更するトランザクションの実行
を指示したときに、複数のサーバ110、120、13
0の各記憶装置112、122、132に格納されたデ
ータベースの内容を同一に保持するための構成および行
程を以下に説明する。
【0018】図1に示すように、複数のクライアントか
ら指令されたSQL命令は、各サーバに設けられた、例
えば先入れ先出しの記憶領域である入力キュー113、
123、133に格納される。処理手段111、12
1、131は、SQLを受け取り、これを最適化、同時
実行制御、障害復旧対策、安全性確保といった制御を行
いながら、物理的な記憶装置112、122、132に
対する入出力操作に変換して実行するSQLモジュール
(SQLM)の機能を備え、入力キュー113、12
3、133から順次SQL命令を読み出し、SQL単位
で処理を実行する。1つのデータベースに対して複数の
処理セッションがトランザクションを併行して実行可能
である。
【0019】サーバ110、120、130の処理手段
111、121、131では、依頼されたSQLの処理
対象リソースを、記憶装置112、122、132内の
データベースからセッション単位に設けられる作業領域
に複製し、作業領域に対してSQLによる処理を行う。
サーバはクライアントからの依頼により、作業領域に対
してSQLが行った処理を打ち切り、全て実行前の状態
に戻す(ロールバック)、すなわちそのSQLによる処
理を無効とすることができる。
【0020】作業領域に対して、処理手段111、12
1、131が実行したSQLの処理結果は、出力キュー
114、124、134に格納され、順次実行を依頼し
たクライアントに返送される。
【0021】クライアントでは、列に対する更新系すな
わち更新、削除、挿入処理についてSQLの実行を依頼
した全てのサーバ110、120、130からの返答を
比較する。SQLが列の更新に関するものである場合
は、クライアントは各サーバから送信されたデータを比
較して全てが一致しているかどうかを判定する。SQL
が削除に関するものである場合は、クライアントは各サ
ーバから送信されたデータを比較して全てが一致してい
るかどうかを判定する。SQLが挿入に関するものであ
る場合は、それぞれの挿入要求が正常に終了したことが
わかればよい。クライアントで、全てのサーバ110、
120、130からの返送された処理結果が同一である
と判定されると、クライアントはサーバに次のSQLの
実行を依頼することができる。
【0022】1つのSQLに対してサーバ110、12
0、130から返送された処理結果が1つでも異なる場
合、クライアントはそのSQLにより行った処理をロー
ルバックする依頼を全てのサーバ110、120、13
0に対して行い、そのSQLの再実行を依頼する。サー
バはそのSQLにより行った処理をロールバックしてか
ら、そのSQLを再実行する。したがって、サーバ11
0、120、130のいずれかにおいて、不具合が発生
し、不正な処理が行われた場合でも、他のサーバで正し
い処理が行われていれば、クライアントは全てのサーバ
110、120、130に対してSQLの実行を再依頼
し、同じ結果が得られるまで繰り返される。サーバのい
ずれか、例えばサーバ110に障害が発生して停止した
場合は、サーバ110をクライアント210、220、
230から切り離し、クライアント210、220、2
30からSQLを実行する依頼をサーバ120、130
に対して行うように設定することにより、データベース
更新の処理を継続することができる。
【0023】また、サーバによって、入力キュー11
3、123、133へのSQLの受け付け順が異なるこ
とがある。例えば、サーバ110およびサーバ120で
は、クライアント210による処理セッションAのSQ
L、クライアント220による処理セッションBのSQ
Lの順に入力キュー113、123に格納され、サーバ
130では処理セッションBのSQL、処理セッション
AのSQLの順に入力キュー133に格納されることが
ある。この場合、処理セッションAの処理対象リソース
が処理セッションBの処理対象リソースと重複している
と、サーバ110、120からクライアント210へ
は、処理セッションBのSQLを実行する前の処理セッ
ションAのSQLの処理結果が返送され、サーバ130
からクライアント210へは、処理セッションBのSQ
Lを実行した後の処理セッションAのSQLの処理結果
が返送されることになり、処理結果が異なる場合があ
る。本実施例では、上記のような場合、全てのサーバ1
10、120、130に対して処理セッションAのSQ
Lによる処理がロールバックされた後に、SQLの実行
が再び依頼され、全てのサーバで処理セッションBのS
QL、処理セッションAのSQLの順に実行されるよう
になる。そのため、全てのサーバ110、120、13
0のデータベースの内容は同一となり、同一の処理結果
がクライアント210に返送される。
【0024】1つの処理セッションが処理対象リソース
について処理を実行中には、他の処理セッションからア
クセスできないように、ロックすることが行われる。ロ
ックされた処理対象リソースについてSQLによる処理
を実行しようとすると、その処理対象リソースに対する
ロックが解除されるまでウェイト処理が行われ、ロック
解除後にSQLが実行される。SQLの受け付け順がサ
ーバによって異なると、処理対象リソースがロックされ
る順序が変わるため、SQLの処理対象リソースが1つ
のサーバではロックされておらず、他のサーバではロッ
クされている場合に、サーバからクライアントへの処理
結果の返送が遅れる場合がある。クライアントが依頼し
たSQLについて、例えば最初に1つのサーバからの返
答を受け取ってから所定の待ち時間以内に返答がないサ
ーバがあった場合は、クライアントはそのSQLにより
行った処理をロールバックする依頼を全てのサーバ11
0、120、130に対して行い、そのSQLの再実行
を依頼する。上記の待ち時間は使用者が設定することが
可能である。
【0025】前記所定の待ち時間以内に返答がないサー
バがあることによるSQLの再実行の繰り返しがNS
以上繰り返されると、そのSQLを含むトランザクショ
ンをロールバックする。上記のSQLを再実行する回数
Sは、使用者が設定することが可能である。トランザ
クションがコミットしたとき、作業領域の内容はデータ
ベースに記録され、トランザクションがアボートしたと
きには、データベースの内容は変更されない。
【0026】図3は、本実施例のデータベース管理シス
テムにより、データベースを変更するトランザクション
の実行を行う手順を示すフローチャートである。ステッ
プS101では、使用者が例えばクライアント210を
操作することにより、トランザクションの実行が指示さ
れる。ステップS102では、クライアント210がト
ランザクションを構成するSQLのうち1つを実行する
ように複数のサーバ110、120、130のそれぞれ
に依頼する。ステップS103では、サーバ110、1
20、130が作業領域に複製された処理対象リソース
に対してクライアントから依頼されたSQLを実行す
る。ステップS104では、サーバ110、120、1
30からクライアント210へSQLの処理結果を返送
する。
【0027】ステップS105では、クライアント21
0が各サーバ110、120、130から返送された処
理結果が全て同一であるか否かを判定する。各サーバ1
10、120、130から返送された処理結果が1つで
も異なる場合は、ステップS106へ進み、SQLのロ
ールバック回数が所定の回数より小さいときは、SQL
をロールバックしてステップS102に戻り、SQLを
再実行する。ステップS106でSQLのロールバック
回数が所定の回数以上のときは、ステップS108でト
ランザクションをロールバックし、トランザクションは
アボートされる。ステップS102でSQLが始めに実
行される前にロールバック回数は0に設定され、ステッ
プS107でロールバックされる毎にロールバック回数
は加算される。ステップS105で、クライアント21
0が依頼したSQLについて、最初に1つのサーバから
の返答を受け取ってから所定の待ち時間以内に他の全て
のサーバからの返答がない場合も、処理結果が異なる場
合と同様にステップS106へ進み、同様の処理を行
う。
【0028】ステップS105で、各サーバから返送さ
れた処理結果が全て同一であると判定された場合は、ス
テップS109に進み、SQLがロールバック指令であ
ればS108でトランザクションをロールバックし、S
QLがロールバック指令でなければ、S110へ進む。
【0029】ステップS110では、そのSQLがコミ
ット指令であれば、ステップS112でトランザクショ
ンをコミットし、作業領域にあるSQLによる処理結果
をデータベースに書き込み、トランザクションの実行を
終了する。ステップS110で、SQLがコミット指令
ではないと判定された場合は、S111で次のSQLを
実行するように指定してステップS102に戻り、クラ
イアントからSQLの実行が依頼される。
【0030】次に、本実施例のデータベース管理システ
ムにおいて、クライアントからサーバのデータベースを
照会するときの行程を説明する。例えばクライアント2
10で、使用者がデータベースの照会に関するトランザ
クションの実行を指示すると、クライアント210は、
サーバ110、120、130の中からいずれか1つを
選択してSQLの実行を依頼する。
【0031】特定のサーバにSQLの実行を集中させな
いために、クライアント210はサーバ110に照会を
依頼した場合、次の照会時にはサーバ120に照会を依
頼するというように、照会を実行する毎に順次SQLの
実行を依頼するサーバを選択する。乱数によってSQL
の実行を依頼するサーバを選択したり、物理的に距離が
近いあるいは高速な通信回線で接続されたサーバを選択
するようにしてもよい。
【0032】クライアント210から指令されたSQL
の命令は、例えばサーバ110の入力キュー113に格
納され、処理手段111のSQLM機能によりSQL命
令を実行し、処理結果をクライアント210に返答す
る。また、データベース全体を第1の領域、第2の領域
および第3の領域の3つに分割して考え、クライアント
210がサーバ110には第1の領域に関する照会を依
頼し、サーバ120には第2の領域に関する照会を依頼
し、サーバ130には第3の領域に関する照会を依頼し
て、得られた結果を合成してデータベース全体について
の照会結果を得ることにより、サーバの負荷をより低減
することができる。
【0033】本実施例のデータベース管理システムによ
れば、クライアントから照会の依頼を受け付けることの
できるサーバおよびデータベースが独立して複数設けら
れるため、1つのサーバ毎の負荷が小さくなり、クライ
アントからの照会に対して高速で応答することが可能で
ある。また、クライアント数の増加に応じてサーバの数
を増加させることが容易であるため、単独のサーバの性
能を向上させるのに比べ、大幅にコストを低減すること
ができる。さらに、同一内容のデータベースを格納する
サーバが複数設けられているため、サーバに障害が発生
した場合でも、障害の発生したサーバをネットワークか
ら切り離し、クライアントが他のサーバに処理を依頼す
るようにすることで、継続して使用することができる。
【0034】上記の実施例では、同じ内容のデータベー
スが記録されたサーバを3つ備えるデータベース管理シ
ステムについて説明したが、サーバを2つまたは4つ以
上の任意の数とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のデータベース管理システムの概
要を示すブロック図である。
【図2】本発明実施例のデータベース管理システムによ
るデータベースの構造を示す模式図である。
【図3】本発明実施例のデータベース管理システムによ
り処理を実行する手順のフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
110 サーバ 111 処理手段 112 記憶装置 113 入力キュー 114 出力キュー 120 サーバ 121 処理手段 122 記憶装置 123 入力キュー 124 出力キュー 130 サーバ 131 処理手段 132 記憶装置 133 入力キュー 134 出力キュー 210 クライアント 220 クライアント 230 クライアント

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを格納する記憶装置を備え
    る複数の独立したサーバと、 前記サーバに前記データベースの照会を依頼する複数の
    クライアントと、 前記複数の独立したサーバのデータベースの内容を互い
    に同一に保持する手段と、 前記クライアントが照会を依頼するサーバを選択する手
    段と、 を備えることを特徴とする純並列データベース管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、前記クライアントから依
    頼されたデータ処理指令を実行する手段と、前記データ
    処理指令による処理を打ち切り、実行前の状態に戻す手
    段と、前記データ処理指令の処理結果を前記クライアン
    トに返送する手段とを備え、 前記クライアントは、前記複数のサーバそれぞれに同一
    のデータ処理指令の実行を依頼する手段と、全てのサー
    バから返送された処理結果が同一であるか否かを判定す
    る手段と、前記複数のサーバから返送された処理結果の
    少なくとも一つが他のサーバから返送された処理結果と
    異なるときに、前記データ処理指令による処理を実行前
    の状態に戻す依頼と、前記データ処理指令を再実行する
    依頼とを前記複数のサーバの全てに対して行う手段とを
    備えることを特徴とする請求項1に記載の純並列データ
    ベース管理システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアントは、依頼したデータ処
    理指令の処理結果が所定時間内に返送されないサーバが
    あるとき、前記データ処理指令による処理を打ち切り、
    実行前の状態に戻す依頼と、前記データ処理指令を再実
    行する依頼とを前記複数のサーバの全てに対して行う手
    段を備えることを特徴とする請求項2に記載の純並列デ
    ータベース管理システム。
  4. 【請求項4】 データベースが格納される記憶装置を備
    える複数の独立したサーバに、複数のクライアントが前
    記データベースの照会を依頼するデータベース管理シス
    テムのデータ処理実行方法であって、 前記複数の独立したサーバのデータベースの内容を互い
    に同一に保持する行程と、 前記クライアントが照会を依頼するサーバを選択する行
    程と、 を含むことを特徴とするデータベースの処理実行方法。
  5. 【請求項5】 前記クライアントが前記複数のサーバそ
    れぞれに同一のデータ処理指令の実行を依頼する行程
    と、 前記複数のサーバが各データベースに対して前記クライ
    アントから依頼されたデータ処理指令を実行する行程
    と、 前記複数のサーバが前記データ処理指令の処理結果を前
    記クライアントに返送する行程と、 前記クライアントが前記複数のサーバから返送された処
    理結果の全てが同一であるか否かを判定する行程と、 前記複数のサーバから返送された処理結果の少なくとも
    一つが他のサーバから返送された処理結果と異なると
    き、前記複数のサーバの全てが前記データ処理指令によ
    る処理を打ち切り、実行前の状態に戻した後に、前記ク
    ライアントが前記データ処理指令を再実行する依頼を前
    記複数のサーバの全てに対して行う行程と、を含むこと
    を特徴とする請求項4に記載のデータベースの処理実行
    方法。
  6. 【請求項6】 前記クライアントが依頼したデータ処理
    指令の処理結果が所定時間内に返送されないサーバがあ
    るとき、前記複数のサーバの全てが前記データ処理指令
    による処理を打ち切り、実行前の状態に戻した後に、前
    記クライアントが前記データ処理指令を再実行する依頼
    を前記複数のサーバの全てに対して行う行程を含むこと
    を特徴とする請求項5に記載のデータベースの処理実行
    方法。
  7. 【請求項7】 データベースが格納される複数の独立し
    たサーバに、複数のクライアントが前記データベースの
    照会を依頼するデータベース管理プログラムであって、 前記複数の独立したサーバのデータベースの内容を互い
    に同一に保持する手順と、 前記クライアントが照会を依頼するサーバを選択する手
    順と、を含むことを特徴とするデータベースプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記クライアントが前記複数のサーバそ
    れぞれに同一のデータ処理指令の実行を依頼する手順
    と、 前記複数のサーバが各データベースに対して前記クライ
    アントから依頼されたデータ処理指令を実行する手順
    と、 前記複数のサーバが前記データ処理指令の処理結果を前
    記クライアントに返送する手順と、 前記クライアントが前記複数のサーバから返送された処
    理結果の全てが同一であるか否かを判定する手順と、 前記複数のサーバから返送された処理結果の少なくとも
    一つが他のサーバから返送された処理結果と異なると
    き、前記複数のサーバの全てが前記データ処理指令によ
    る処理を打ち切り、実行前の状態に戻した後に、前記ク
    ライアントが前記データ処理指令を再実行する依頼を前
    記複数のサーバの全てに対して行う手順とを含むことを
    特徴とするデータベースプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記クライアントが依頼したデータ処理
    指令の処理結果が所定時間内に返送されないサーバがあ
    るとき、前記複数のサーバの全てに対する前記データ処
    理指令による処理を打ち切り、実行前の状態に戻した後
    に、前記データ処理指令を再実行する依頼を前記複数の
    サーバの全てに対して行う手順を含むことを特徴とする
    請求項8に記載のデータベースプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005004754A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ソフトウェア環境において統合トランザクション・マネージャなしでリソース保全性を維持するための装置及び方法
JP2007317028A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Ns Solutions Corp 情報処理装置、データベース管理システム、情報処理装置の制御方法及びプログラム
JP2013092945A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Nomura Research Institute Ltd データ利用システム
JP2014016887A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Nomura Research Institute Ltd データ利用システム

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