JP2000187593A - プログラムシステムのオブジェクト管理装置 - Google Patents

プログラムシステムのオブジェクト管理装置

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JP2000187593A
JP2000187593A JP10363660A JP36366098A JP2000187593A JP 2000187593 A JP2000187593 A JP 2000187593A JP 10363660 A JP10363660 A JP 10363660A JP 36366098 A JP36366098 A JP 36366098A JP 2000187593 A JP2000187593 A JP 2000187593A
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JP
Japan
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program
user program
management module
object management
computer
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JP10363660A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yoshida
敏之 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム1を変更しなくてもオブジェクト
及びその配置場所を変更できるようにする。 【解決手段】 オブジェクト情報テーブル3をプログラ
ム1と切り離してプログラム1の外部に配置する。プロ
グラム1にはオブジェクト管理モジュール2を配置す
る。オブジェクトの取得要求があったとき、オブジェク
ト管理モジュール2は論理名を用いてオブジェクト情報
テーブル3を参照し、そのオブジェクトを取得する。オ
ブジェクト情報テーブル3のオブジェクト情報はテキス
トエディタ4によって書き換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクトの配
置を動的に行う方式を用いたプログラムシステムのオブ
ジェクト管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクトは、様々なユーザプログラ
ムに動的に組み込まれる再利用可能なバイナリ形式のプ
ログラムであり、例えばオブジェクト指向言語において
データと手続きとをカプセル化したオブジェクトはその
一例である。
【0003】従来より、このオブジェクトを利用して1
つのユーザプログラムを実行するようなコンピュータの
プログラムシステムが知られている。このようなシステ
ムでは、ユーザプログラムの実行中に必要なオブジェク
トが動的に配置されてユーザプログラムが実行されるの
で、メモリにおけるプログラムの占有率を抑えることが
できるという有利な点を有しているが、ユーザプログラ
ムの実行時に、利用するオブジェクト及びその配置場所
を決めておく必要がある。その方法としては、2つの方
法が考えられる。
【0004】その第1の方法は、ソフトウェア作成時
に、利用するオブジェクト及びその配置場所を決めてお
き、オブジェクトの配置場所を含めてユーザプログラム
にオブジェクトを固定的に埋め込む方法である。この方
法によれば、オブジェクト等がユーザプログラムに埋め
込まれているので、ユーザプログラムが実行されると同
時にオブジェクトが配置される。
【0005】第2の方法は、ソフトウェア作成時、同じ
ように利用するオブジェクト及びその配置場所を決めて
おくものの、ユーザプログラムにはオブジェクトは埋め
込まず、利用するオブジェクト等を示すオブジェクト情
報だけを埋め込んでおく。そして、ユーザプログラム実
行時、そのオブジェクト情報に基づいてオブジェクトを
配置する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の方法
を用いた従来のプログラムシステムのオブジェクト管理
装置では、以下のような不都合な点があった。まず、第
1の方法を用いたものでは、オブジェクトはユーザプロ
グラムに固定的に埋め込まれるので、オブジェクトの配
置場所を変更したいときは、もう一度ユーザプログラム
を作成し直さなければならない。
【0007】第2の方法を用いたものでは、オブジェク
トを変更してもユーザプログラムを変更する必要はない
ものの、オブジェクトの配置場所を変更するときは、オ
ブジェクト情報を変更しなければならず、このときはや
はりユーザプログラムを作成し直さなければならない。
【0008】従って、ユーザプログラムを変更しなくて
もオブジェクト及びその配置場所を変更できるようにな
れば、プログラム実行中でも柔軟に対応でき、便利であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉請求項1の発明にかかるプログラムシステム
のオブジェクト管理装置は、オブジェクトを所定の処理
を行う単位として、ユーザプログラムのプログラム実行
中に取得してユーザプログラムに組み込み、当該ユーザ
プログラムを実行するコンピュータのプログラムシステ
ムにおいて、前記オブジェクトに関するオブジェクト情
報を記録した参照テーブルを、ユーザプログラムとは切
り離してユーザプログラムの外部に記憶し、前記ユーザ
プログラム内に、前記参照テーブルを参照してユーザプ
ログラムに組み込まれるオブジェクトを管理するオブジ
ェクト管理モジュールを配置した。
【0010】〈構成2〉請求項2の発明にかかるプログ
ラムシステムのオブジェクト管理装置では、前記オブジ
ェクト管理モジュールが、ユーザプログラムからオブジ
ェクトの取得要求があったとき、前記参照テーブルを参
照し、該参照テーブルに記録されたオブジェクト情報に
基づいて、取得要求があったオブジェクトを生成し、当
該オブジェクトを取得してユーザプログラムに返却する
ように構成されている。
【0011】〈構成3〉請求項3の発明にかかるプログ
ラムシステムのオブジェクト管理装置では、前記参照テ
ーブルが、オブジェクトの実体を論理名で記録したもの
であって、前記オブジェクト管理モジュールは、取得要
求があったオブジェクトの生成、取得を行うとき、参照
テーブルを参照して論理名で実際のオブジェクトを指定
するように構成されている。
【0012】〈構成4〉請求項4の発明にかかるプログ
ラムシステムのオブジェクト管理装置では、前記参照テ
ーブルが、ユーザプログラムの実行単位であるプロセス
毎にオブジェクトをまとめたオブジェクト群を、そのオ
ブジェクトとともに記録したものであって、前記オブジ
ェクト管理モジュールは、オブジェクトを取得すると
き、参照テーブルを参照して当該オブジェクトを含むオ
ブジェクト群を生成するように構成されている。
【0013】〈構成5〉請求項5の発明にかかるコンピ
ュータプログラムのオブジェクト管理装置では、複数の
コンピュータにそれぞれ参照テーブル及びユーザプログ
ラムを備え、各コンピュータのユーザプログラムに配置
されたオブジェクト管理モジュールは、コンピュータ内
にオブジェクトを生成し、他のコンピュータのオブジェ
クト管理モジュールからオブジェクトの取得要求があっ
たとき、当該オブジェクトを取得して取得要求があった
コンピュータのオブジェクト管理モジュールに返却する
ように構成されている。
【0014】〈構成6〉請求項6の発明にかかるプログ
ラムシステムのオブジェクト管理装置では、前記ユーザ
プログラム及び参照テーブルを1つのコンピュータに備
え、ユーザプログラムに配置されたオブジェクト管理モ
ジュールは、異なるコンピュータにオブジェクトを生成
し、該オブジェクトを1つのコンピュータ上で集中管理
するように構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉具体例1は、オブジェクトに関するオブジ
ェクト情報を記録したオブジェクト情報テーブルをユー
ザプログラムとは切り離してユーザプログラムの外部に
記憶し、ユーザプログラムからオブジェクト情報テーブ
ルを参照してオブジェクトを取得するようにしたもので
ある。
【0016】図1は、コンピュータシステム上で動作す
る具体例1の構成を示すブロック図である。プログラム
1は、オブジェクト群としてオブジェクト管理モジュー
ル2を配置したユーザプログラムである。尚、オブジェ
クト群は、プログラムの実行単位であるプロセスに対応
し、プロセスに必要なオブジェクトをまとめたものであ
る。
【0017】オブジェクト情報テーブル3は、オブジェ
クトに関するオブジェクト情報を記録した参照テーブル
であり、プログラム1とは切り離されてプログラム1の
外部に記憶される。オブジェクト情報は、オブジェクト
の実体及びその配置場所等を示す情報であり、図1に示
すように、オブジェクト情報テーブル3には、オブジェ
クトの実体「XXX」,「YYY」が記録され、これら
のオブジェクト「XXX」,「YYY」は抽象化した論
理名「Obj1」,「Obj2」によって指定される。
【0018】オブジェクト管理モジュール2は、プログ
ラム1内に配置されてプログラム1からオブジェクトの
取得要求があったときに、オブジェクト情報テーブル3
を参照してオブジェクトを論理名で検索し、そのオブジ
ェクトをプログラム1に返すモジュールである。テキス
トエディタ4は、オブジェクト情報テーブル3のオブジ
ェクト情報を書き換えるツールである。
【0019】図2は、具体例1のコンピュータシステム
の構成を示すブロック図である。この図2に示すよう
に、中央処理装置11、主記憶装置12、ディスプレイ
13、ポインティングデバイス14、キーボード15及
び磁気ディスク装置16は、バス17を介して接続され
ている。主記憶装置12は、ランダム・アクセス・メモ
リ等を備え、各種のデータやプログラム等を格納するメ
モリ装置である。
【0020】ディスプレイ13は、ウインドウやカーソ
ル等を表示するCRT等によって構成された表示装置で
ある。ポインティングデバイス14は、マウス等によっ
て構成されて種々の入力を行うための入力装置である。
【0021】キーボード15は、ポインティングデバイ
ス14と同様に文字等を入力するための入力装置であ
る。磁気ディスク装置16は、各種のデータやプログラ
ム等を格納する外部記憶装置である。
【0022】中央処理装置11は、CPU等を備え、バ
ス17を介してポインティングデバイス14等からデー
タを入力し、ディスプレイ13にウインドウの表示処理
を行う等、各装置の制御を行う装置である。尚、図1に
示す具体例1の構成は予めデータとして磁気ディスク装
置16に記憶されたものであって、プログラム実行時に
バス17を介して主記憶装置12に転送され、ソフトウ
ェアとして展開される。そして、プログラム1は中央処
理装置11によって実行される。
【0023】〈動作〉次に具体例1の動作を説明する。
図3は具体例1の動作を説明するための処理遷移図であ
る。尚、ここではプログラム1がオブジェクト「XX
X」を取得する場合を例にとって動作を説明する。
【0024】プログラム1はオブジェクト管理モジュー
ル2に対し、オブジェクト「XXX」の取得を要求する
(1−1)。この取得要求は抽象化した論理名「Obj1」
を用いて行われる。
【0025】次に、オブジェクト管理モジュール2は
オブジェクト情報テーブル3を参照し、論理名「Obj1」
が指定する実際のオブジェクト「XXX」を検索する
(1−2)。オブジェクト管理モジュール2は、検索し
た結果、論理名Obj1がオブジェクト「XXX」を示すと
いう情報を取得する(1−3)。
【0026】オブジェクト管理モジュール2は、オブジ
ェクト「XXX」が既に存在していれば、そのオブジェ
クトを取得し、オブジェクト「XXX」がない場合はオ
ブジェクト「XXX」を磁気ディスク装置16から呼び
出して作成し、そのオブジェクト「XXX」を取得する
(1−4)。オブジェクト管理モジュール2は取得した
オブジェクト「XXX」をプログラム1に返却する(1
−5)。
【0027】尚、例えばコンピュータのユーザインタフ
ェースを変更する場合、オブジェクト情報テーブル3の
オブジェクト情報を書き換えなければならない。このと
きは、テキストエディタ4を用いてこのオブジェクト情
報を書き換える。オブジェクトの実体だけを変更すると
きは、論理名Obj1を書き換える必要はない。
【0028】〈具体例1の効果〉以上説明したように、
具体例1によれば、オブジェクト情報テーブル3をプロ
グラム1の外部に記憶し、プログラム1内にオブジェク
ト管理モジュール2を配置し、オブジェクト情報テーブ
ル3を参照するようにしたので、たとえプログラムの動
作中であってもユーザプログラムを変更せずにオブジェ
クト情報を変更することができる。
【0029】〈具体例2〉具体例2は、複数のオブジェ
クト群を生成し、複数のオブジェクト群の中からオブジ
ェクトを取得するようにしたものである。
【0030】図4は、具体例2の構成を示すブロック図
である。例えば、オブジェクト「AAA」,「BB
B」,…は、所定のプロセスに必要なオブジェクトであ
り、これらをまとめてオブジェクト群1とし、オブジェ
クト「AAA」,「BBB」,…は、それぞれ論理名
「Obj1」,「Obj3」,…によって指定される。
【0031】また、同様にオブジェクト「XXX」、
「YYY」もオブジェクト群2としてまとめられ、それ
ぞれ論理名「Obj10」,「Obj11」によって指定される。
オブジェクト情報テーブル3には、これらのオブジェク
ト情報が記録される。尚、具体例1と同一要素について
は同一符号を付して説明は省略する。
【0032】〈動作〉次に具体例2の動作を説明する。
図5は具体例2の動作を説明するための状態遷移図であ
る。ここでは、論理名Obj10を指定して、オブジェクト
「XXX」をオブジェクト群2から取得する場合を例に
とって説明する。
【0033】まず、ユーザプログラム等からオブジェク
ト管理モジュール2に対し、論理名「Obj10」が示すオ
ブジェクト「XXX」を取得する要求が入力される(2
−1)。オブジェクト管理モジュール2は、オブジェク
ト情報テーブル3を参照し、論理名「Obj10」を検索す
る(2−2)。
【0034】検索した結果、オブジェクト管理モジュー
ル2は、論理名「Obj10」がオブジェクト「XXX」を
指すという情報をオブジェクト情報から取得する(2−
3)。これによってオブジェクト管理モジュール2は、
オブジェクト「XXX」がオブジェクト群2にあると認
識する。
【0035】次に、オブジェクト管理モジュール2は、
オブジェクト「XXX」の所在場所を認識したときは、
オブジェクト群2にオブジェクト「XXX」の取得を要
求する(2−4)。尚、オブジェクト群2が生成されて
ない場合、オブジェクト管理モジュール2は、新規にオ
ブジェクト群2を生成してからこのオブジェクト「XX
X」の取得を要求する。
【0036】オブジェクト群2は、オブジェクト管理モ
ジュール2からの要求に従ってオブジェクト「XXX」
を論理名「Obj10」で指定し、このオブジェクト「XX
X」を取得する。尚、オブジェクト「XXX」が生成さ
れてない場合、オブジェクト群2は、このオブジェクト
「XXX」を、新たに作成してから取得する。
【0037】オブジェクト群2は、取得したオブジェク
ト「XXX」をオブジェクト管理モジュール2に返却す
る(2−5)。オブジェクト管理モジュール2は、オブ
ジェクト群2から取得したオブジェクト「XXX」を、
プログラム1に返却する(2−6)。
【0038】〈具体例2の効果〉以上説明したように、
具体例2によれば、オブジェクトをユーザプログラムの
実行単位であるプロセス毎に生成し、プロセスに対応し
たオブジェクト群の中からオブジェクトを取得するよう
にしたので、プロセスで動作するオブジェクトを指定す
ることができる。
【0039】また、複数のユーザプログラム間でプロセ
スを共有することもできる。さらに、各プロセスが必要
なときにプロセス単位で作成されるので、メモリの使用
領域が少なくなり、メモリを有効に使用することができ
る。
【0040】尚、同一オブジェクトを別々のプロセスに
配置することもできる。図6は、その構成を示すブロッ
ク図である。オブジェクト情報テーブル3には、オブジ
ェクト群2に記録したオブジェクト「XXX」をオブジ
ェクト群1にも記録する。そして、オブジェクト群1で
は、論理名「Obj3」でオブジェクト「XXX」を指定す
る。
【0041】プログラム1が動作してオブジェクト群
1、オブジェクト群2が生成されたとき、同一のオブジ
ェクト「XXX」がオブジェクト群1及びオブジェクト
群2に配置される。
【0042】このように、同じオブジェクトであっても
プロセス毎に配置することにより、各プロセスは独立し
て動作し、例えば、何らかの原因によってオブジェクト
群1のオブジェクト「XXX」に障害が生じたときで
も、他のオブジェクト群2のオブジェクト「XXX」へ
の影響を防止し、通常に動作させることができるという
効果が得られる。
【0043】〈具体例3〉具体例3は、オブジェクトを
生成する場所を、各プロセスの負荷に応じて変更するよ
うにしたものである。図7は、具体例3の構成を示すブ
ロック図であり、テキストエディタ4を用いてオブジェ
クト情報テーブル3のオブジェクト情報を、3−(1)
から3−(2)に書き換えたことを示すものである。
【0044】尚、このオブジェクト情報テーブル3−
(1)に記録されたオブジェクト情報は、図4に示す具
体例2のオブジェクト情報テーブル3と同じものであ
る。この図7に示すように、オブジェクト情報テーブル
3−(2)では、プロセスとしてのオブジェクト群3が
新たに書き加えられ、オブジェクト群1に記録されてい
たオブジェクト「YYY」と、オブジェクト群2に記録
されていたオブジェクト「BBB」とが、ともにオブジ
ェクト群3に含まれ、それぞれ論理名「Obj21」、「Obj
22」によって指定されるようになっている。尚、具体例
1と同一要素については同一符号を付して説明は省略す
る。
【0045】〈動作〉次に具体例3の動作を説明する。
図8は具体例3の動作を示すフローチャートである。
【0046】ステップ1では、オブジェクト管理モジュ
ール2がオブジェクト情報テーブル3−(2)を参照
し、オブジェクト情報をチェックする。ステップ2で
は、オブジェクト情報テーブル3−(1)に記録された
書き換え前のオブジェクト情報テーブル3−(2)に記
録された書き換え後のオブジェクト情報とを比較し、変
更があったか否かを判定する。
【0047】オブジェクト情報テーブル3のオブジェク
ト情報に変更がなかったときは、ステップ2において変
更がなかったと判定され、この動作を終了させる。一
方、例えばオブジェクト群1及びオブジェクト群2の負
荷が重くなったようなとき、テキストエディタ4を用い
てオブジェクト情報を、オブジェクト情報テーブル3−
(1)から3−(2)に示すように書き換えるときがあ
る。このときは、ステップ2において変更があったと判
定され、ステップ3に進む。
【0048】ステップ3では、書き換えられたオブジェ
クト情報テーブル3−(2)を参照し、プロセスが増え
ているときは、そのオブジェクト群が生成され、不要に
なったプロセスがあるときは、そのオブジェクト群が削
除される。図7の例では、オブジェクト群3が増えてい
るので、オブジェクト群3が生成される。
【0049】ステップ4では、オブジェクト情報テーブ
ル3のオブジェクト情報に基づいてプロセスにオブジェ
クトを生成又は削除を行う。図7の例では、論理名「Ob
j21」、「Obj22」が増えているので、「Obj21」、「Obj
22」が指定するオブジェクト「YYY」とオブジェクト
「BBB」とがオブジェクト群3に生成される。
【0050】〈具体例3の効果〉以上説明したように、
具体例3によれば、例えばプロセスの負荷が大きくなっ
た場合、オブジェクト情報テーブル3のオブジェクト情
報を変更することにより、動作中でもプロセスを変更す
ることができ、各プロセスの負荷を軽減することができ
る。
【0051】〈具体例4〉具体例4は、複数の端末に、
それぞれオブジェクト管理モジュールを含むプログラム
及びオブジェクト情報テーブルを配置し、各端末のオブ
ジェクト管理モジュールが相互に連携してオブジェクト
を管理するようにしたものである。
【0052】図9は、具体例4の構成を示すブロック図
である。端末21、22は、それぞれバス17に接続さ
れたコンピュータである。端末21には、オブジェクト
管理モジュール21−2を含むプログラム21−1が配
置され、オブジェクト情報テーブル21−3がプログラ
ム21−1の外部に配置される。
【0053】同様に端末21には、オブジェクト管理モ
ジュール22−2を含むプログラム22−1が配置さ
れ、オブジェクト情報テーブル22−3がプログラム2
2−1の外部に配置される。尚、具体例1と同一要素に
ついては同一符号を付して説明は省略する。
【0054】端末21のオブジェクト情報テーブル21
−3には、オブジェクト情報として、端末21内に作成
されるオブジェクト群1,2及びそれに含まれるオブジ
ェクトが記録され、端末22のオブジェクト情報テーブ
ル22−3には、オブジェクト情報として、端末22内
に作成されるオブジェクト群3及びそれに含まれるオブ
ジェクトが記録される。尚、具体例1と同一要素につい
ては同一符号を付して説明は省略する。
【0055】〈動作〉次に具体例4の動作を説明する。
図10は具体例4の動作を示すフローチャートである。
ここでは、端末21から別の端末22のオブジェクトを
論理名「Obj2」で指定して取得する場合を例にとって説
明する。
【0056】ステップ11では、端末21のプログラム
21−1は、同じ端末21のオブジェクト管理モジュー
ル21−2に対し、端末22とオブジェクトの論理名
「Obj2」とを指定してオブジェクト「BBB」の取得を
要求する。ステップ12では、プログラム21−1から
取得要求を受けたオブジェクト管理モジュール21−2
は、他の端末22のオブジェクト管理モジュール22−
2に対し、論理名「Obj2」を指定してそのオブジェクト
「BBB」の取得を要求する。
【0057】ステップ13では、オブジェクト管理モジ
ュール21−2から取得要求を受けたオブジェクト管理
モジュール22−2は、同じ端末22上のオブジェクト
情報テーブル22−3を参照し、オブジェクト情報テー
ブル22−3から、論理名「Obj2」で指定したオブジェ
クト「BBB」と、このオブジェクトに関するプロセス
情報とを取得し、このプロセスにあるオブジェクト「B
BB」を端末21のオブジェクト管理モジュール21−
2へ返却する。これにより端末21のオブジェクト管理
モジュール21−2は、取得したオブジェクト「BB
B」をプログラム21−1に返却する。
【0058】〈具体例4の効果〉以上説明したように、
具体例4によれば、異なる端末間で、オブジェクト管理
モジュール21−2、22−2が互いに連携してオブジ
ェクトを受け渡すようにしたので、異なる端末で管理し
ているオブジェクトを相互に取得することができる。従
って、1つの端末内で動作するプロセスが増えたとき
は、プロセス及びそのオブジェクトを分散させることが
でき、各端末の負荷を軽減することができる。
【0059】〈具体例5〉具体例5は、オブジェクト管
理モジュールを含むプログラム及びオブジェクト情報テ
ーブルを1つのコンピュータに配置し、オブジェクトを
他のコンピュータに生成して該オブジェクトを1カ所で
集中管理するようにしたものである。
【0060】図11は具体例5の構成を示すブロック図
である。バス17には、端末21〜23が接続され、端
末21には、オブジェクト管理モジュール21−2を含
むプログラム21−1が配置され、オブジェクト情報テ
ーブル21−3がプログラム21−1の外部に配置され
る。
【0061】オブジェクト情報テーブル21−3には、
オブジェクト情報として、生成するオブジェクト及びオ
ブジェクト群の他に、オブジェクト群を生成する端末名
も記録されている。尚、具体例1と同一要素については
同一符号を付して説明は省略する。
【0062】〈動作〉次に具体例5の動作を説明する。
端末21のプログラム21−1は、オブジェクト管理モ
ジュール21−2に対し、オブジェクトの取得を要求す
る。オブジェクト管理モジュール21−2は、この要求
に従ってオブジェクト情報テーブル21−3を参照す
る。
【0063】オブジェクト情報テーブル21−3には、
オブジェクト群1,2を生成する場所として、端末2
2,23が記録されているので、端末22,23に、そ
れぞれオブジェクト群1,2が生成される。そしてオブ
ジェクト管理モジュール21−2は、生成されたオブジ
ェクト群の中から取得要求されたオブジェクトを検索
し、取得したオブジェクトをプログラム21−1に返却
する。
【0064】〈具体例5の効果〉以上説明したように、
具体例5によれば、オブジェクト管理モジュールを含む
プログラム及びオブジェクト情報テーブルを1つの端末
に配置し、他の端末にオブジェクト群を生成してオブジ
ェクトを1つの端末で集中管理するようにしたので、各
端末の負荷を軽減することができるとともに、1つの端
末上でオブジェクト情報の変更等を行うことができ、オ
ブジェクト情報のメンテナンス等が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプログラムシステムのオブジェク
ト管理装置の具体例1として、その構成を示すブロック
図である。
【図2】図1のオブジェクト管理装置が動作するコンピ
ュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】具体例1の動作を説明するための処理遷移図で
ある。
【図4】具体例2の構成を示すブロック図である。
【図5】具体例2の動作を説明するための状態遷移図で
ある。
【図6】具体例2において、同一オブジェクトを異なる
プロセスに配置したときの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】具体例3の構成を示すブロック図である。
【図8】具体例3の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】具体例4の構成を示すブロック図である。
【図10】具体例4の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】具体例5の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プログラム 2 オブジェクト管理モジュール 3 オブジェクト情報テーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクトを所定の処理を行う単位と
    して、ユーザプログラムのプログラム実行中に取得して
    ユーザプログラムに組み込み、当該ユーザプログラムを
    実行するコンピュータのプログラムシステムにおいて、 前記オブジェクトに関するオブジェクト情報を記録した
    参照テーブルを、ユーザプログラムとは切り離してユー
    ザプログラムの外部に記憶し、 前記ユーザプログラム内に、前記参照テーブルを参照し
    てユーザプログラムに組み込まれるオブジェクトを管理
    するオブジェクト管理モジュールを配置したことを特徴
    とするプログラムシステムのオブジェクト管理装置。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクト管理モジュールは、ユ
    ーザプログラムからオブジェクトの取得要求があったと
    き、前記参照テーブルを参照し、該参照テーブルに記録
    されたオブジェクト情報に基づいて、取得要求があった
    オブジェクトを生成し、当該オブジェクトを取得してユ
    ーザプログラムに返却するように構成されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラムシステム
    のオブジェクト管理装置。
  3. 【請求項3】 前記参照テーブルは、オブジェクトの実
    体を論理名で記録したものであって、 前記オブジェクト管理モジュールは、取得要求があった
    オブジェクトの生成、取得を行うとき、参照テーブルを
    参照して論理名で実際のオブジェクトを指定するように
    構成されたことを特徴とする請求項2に記載のコンピュ
    ータプログラムのオブジェクト管理装置。
  4. 【請求項4】 前記参照テーブルは、ユーザプログラム
    の実行単位であるプロセス毎にオブジェクトをまとめた
    オブジェクト群を、そのオブジェクトとともに記録した
    ものであって、 前記オブジェクト管理モジュールは、オブジェクトを取
    得するとき、参照テーブルを参照して当該オブジェクト
    を含むオブジェクト群を生成するように構成されたこと
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプログラム
    システムのオブジェクト管理装置。
  5. 【請求項5】 複数のコンピュータにそれぞれ参照テー
    ブル及びユーザプログラムを備え、 各コンピュータのユーザプログラムに配置されたオブジ
    ェクト管理モジュールは、コンピュータ内にオブジェク
    トを生成し、他のコンピュータのオブジェクト管理モジ
    ュールからオブジェクトの取得要求があったとき、当該
    オブジェクトを取得して取得要求があったコンピュータ
    のオブジェクト管理モジュールに返却するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1
    つに記載のプログラムシステムのオブジェクト管理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ユーザプログラム及び参照テーブル
    を1つのコンピュータに備え、ユーザプログラムに配置
    されたオブジェクト管理モジュールは、異なるコンピュ
    ータにオブジェクトを生成し、該オブジェクトを1つの
    コンピュータ上で集中管理するように構成されたことを
    特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載の
    プログラムシステムのオブジェクト管理装置。
JP10363660A 1998-12-22 1998-12-22 プログラムシステムのオブジェクト管理装置 Pending JP2000187593A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006285443A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Oki Electric Ind Co Ltd オブジェクト救済システム及び方法
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