JP2000187559A - ディスクシステム - Google Patents

ディスクシステム

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JP2000187559A
JP2000187559A JP10366231A JP36623198A JP2000187559A JP 2000187559 A JP2000187559 A JP 2000187559A JP 10366231 A JP10366231 A JP 10366231A JP 36623198 A JP36623198 A JP 36623198A JP 2000187559 A JP2000187559 A JP 2000187559A
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disk array
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Jun Matsumoto
純 松本
Naoto Matsunami
直人 松並
Ikuya Yagisawa
育哉 八木沢
Masayuki Yamamoto
山本  政行
賢一 ▼高▲本
Kenichi Takamoto
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク台数増加に伴うコントローラ負荷増
大によるスループット性能の低下を回避するディスクシ
ステムを提供する。 【解決手段】 ファイバチャネルのループ80,81に
複数台のディスクアレイ86,91,96を接続し、各
ディスクアレイに対してシーケンシャルコマンドを優先
的に処理するかランダムコマンドを優先的に処理するか
を機能分担させ、ホストコンピュータ70からのコマン
ドがシーケンシャルコマンドかランダムコマンドかをネ
ットワーク管理部97で区分し、その区分に応じたディ
スクアレイに該コマンドを処理させる。 【効果】 コマンドの特性に応じてディスクアレイのデ
ィスク装置を構成する可能となり、低コストで高スルー
プット性能を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクシステム
に関し、さらに詳しくは、ファイバチャネル・インタフ
ェースを有するハードディスク、光ディスク、DVD、
半導体ディスクなどのディスク装置及びそれらで構成さ
れたディスクアレイをホストコンピュータと相互にネッ
トワークで接続したディスクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータと磁気ディスク装置
等の記憶媒体を接続するインタフェースとしてSCSI
(Small Computer System Interface)に替わり、より
大容量データを高速に転送可能とするインタフェースと
して、ファイバチャネルが注目されている。ファイバチ
ャネルは、ホストコンピュータと周辺機器との間で大容
量のデータを入出力するインタフェースであるチャネル
というプロトコルと、ホストコンピュータや周辺機器が
いつでも通信できる環境を提供するネットワークという
プロトコルの2つの基本的なプロトコルから成り立って
いる。
【0003】ファイバチャネルを使用した機器をノード
と呼ぶ。ノードは、他のノードのポートにアクセスする
ために1つ以上のポートを持っている。ANSI(Amer
icanNational Standards Institute)で規格化されてい
るFC−AL(Fibre Channel Arbitrated Loop)で
は、各ノードが2つのポートを持ち、それぞれのポート
が独立のループを構成する。
【0004】図18に、2つのループで各ノード間をF
C−ALで相互接続したディスクアレイのシステム概念
図を示す。ホスト70とディスクアレイコントローラ7
3とがループ71,72に接続されている。また、ディ
スクアレイコントローラ73の配下に、単体のディスク
装置74〜78が接続されている。ホスト70から送信
されるリード/ライトコマンド要求に対して、ディスク
アレイコントローラ73が、コマンド解釈,論理物理変
換を行い、各ディスク装置74〜78に対して、データ
のリード/ライトアクセスを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスクシステ
ムでは、次の問題点がある。 (1)システム全体を高性能化するために高速アクセ
ス,大容量のディスク装置を揃えてディスクアレイを構
成すると、高速アクセス,大容量のディスク装置は高価
であるため、ディスク台数増加に伴ってディスクシステ
ム全体のコストが上昇する。 (2)データ量の増加に対応させてディスク装置の台数
を増加させると、ディスクアレイコントローラの負荷が
上昇し、システム全体のスループット性能の低下を招
く。そこで、本発明の目的は、低コストで高スループッ
ト性能を実現するディスクシステムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、1台以上のホストコンピュータと、2台以上のディ
スクアレイとをファイバチャネルのループで接続したデ
ィスクシステムであって、シーケンシャルコマンドを優
先的に処理するディスクアレイかランダムコマンドを優
先的に処理するディスクアレイかを識別しうる識別ID
を前記ディスクアレイの少なくとも2台に対して決定す
る識別ID決定手段と、前記ホストコンピュータから前
記ディスクアレイに対して送信したコマンドがシーケン
シャルコマンドかランダムコマンドかを区分するコマン
ド区分手段と、シーケンシャルコマンドにはシーケンシ
ャルコマンドを優先的に処理するディスクアレイを割り
当てると共にランダムコマンドにはランダムコマンドを
優先的に処理するディスクアレイを割り当てるためにコ
マンドに対して前記識別IDを付加する識別ID付加手
段とを具備したことを特徴とするディスクシステムを提
供する。上記第1の観点のディスクシステムでは、ファ
イバチャネルのループに複数台のディスクアレイを接続
し、各ディスクアレイに対してシーケンシャルコマンド
を優先的に処理するかランダムコマンドを優先的に処理
するかを機能分担させる。そして、ホストコンピュータ
からのコマンドがシーケンシャルコマンドかランダムコ
マンドかを区分し、その区分に応じたディスクアレイに
該コマンドを処理させる。これにより、コマンドの特性
に応じてディスクアレイのディスク装置を構成する(例
えば、ランダムコマンドを優先的に処理するディスクア
レイは高価な高速アクセスのディスク装置で構成する
が、シーケンシャルコマンドを優先的に処理するディス
クアレイは低コストの低速アクセス・大容量のディスク
装置で構成する)ことが可能となり、低コストで高スル
ープット性能を実現することが出来る。
【0007】第2の観点では、本発明は、1台以上のホ
ストコンピュータと、1台以上のディスクアレイとをフ
ァイバチャネルのループで接続したディスクシステムで
あって、前記ディスクアレイの少なくとも1台は、2台
以上のディスクアレイコントローラおよび2台以上のデ
ィスク装置を含み、前記ディスクアレイコントローラお
よび前記ディスク装置をグループ化するディスクグルー
プ構成手段と、シーケンシャルコマンドを優先的に処理
するグループかランダムコマンドを優先的に処理するグ
ループかを識別しうる識別IDを前記グループに対して
決定する識別ID決定手段と、前記ホストコンピュータ
から前記ディスクアレイに対して送信したコマンドがシ
ーケンシャルコマンドかランダムコマンドかを区分する
コマンド区分手段と、シーケンシャルコマンドにはシー
ケンシャルコマンドを優先的に処理するグループを割り
当てると共にランダムコマンドにはランダムコマンドを
優先的に処理するグループを割り当てるためにコマンド
に対して前記識別IDを付加する識別ID付加手段とを
具備したことを特徴とするディスクシステムを提供す
る。上記第2の観点のディスクシステムでは、ファイバ
チャネルのループに複数台のディスクアレイコントロー
ラをもつディスクアレイを接続し、各ディスクアレイコ
ントローラに対応させてディスク装置をグループ分け
し、各グループに対してシーケンシャルコマンドを優先
的に処理するかランダムコマンドを優先的に処理するか
を機能分担させる。そして、ホストコンピュータからの
コマンドがシーケンシャルコマンドかランダムコマンド
かを区分し、その区分に応じたグループに該コマンドを
処理させる。これにより、コマンドの特性に応じてグル
ープのディスク装置を構成する(例えば、ランダムコマ
ンドを優先的に処理するグループは基本的に高価な高速
アクセスのディスク装置で構成するが、シーケンシャル
コマンドを優先的に処理するディスクアレイは基本的に
低コストの低速アクセス・大容量のディスク装置で構成
する)ことが可能となり、低コストで高スループット性
能を実現することが出来る。さらに、データ量に応じて
グループ分けを動的に変更でき、性能スケーラビリティ
を実現することが出来る。
【0008】第3の観点では、本発明は、上記第1また
は第2の観点のディスクシステムにおいて、前記コマン
ド区分手段および前記識別ID付加手段を複数有し、前
記コマンド区分処理および前記識別ID付加処理を多重
実行可能としたことを特徴とするディスクシステムを提
供する。上記第3の観点のディスクシステムでは、コマ
ンド区分処理および識別ID付加処理を多重実行可能と
したため、これらの処理がシステム性能に対してボトル
ネックになることを回避できる。したがって、ファイバ
チャネルのバンド幅を有効に利用した高スループットの
運用が実現可能となる。
【0009】第4の観点では、本発明は、1台以上のホ
ストコンピュータと1台以上の高速アクセスのディスク
アレイと1台以上の高信頼性のディスクアレイおよびD
VDやMOなどの低速アクセス・大容量のライブラリイ
の少なくとも一方とをファイバチャネルのループで接続
したディスクシステムであって、アクセス頻度に従って
データを前記高速アクセスのディスクアレイから前記高
信頼のディスクアレイまたは前記低速アクセス・大容量
のライブラリに移行するデータ移行手段と、移行後のデ
ータのアドレスを管理するデータベース手段とを具備し
たことを特徴とするディスクシステムを提供する。上記
第4の観点のディスクシステムでは、記憶媒体の種類に
注目し、アクセス頻度の違いによってデータを他の種類
の記憶媒体に移動するため、各種類の記憶媒体が得意と
するデータ提供方法でコマンド処理を行うことが出来
る。したがって、低コストで高スループットの実現が実
現可能となる。
【0010】第5の観点では、本発明は、上記第1から
第4の観点のディスクシステムにおいて、複数本のファ
イバチャネルのループの利用率を検出し利用率の低いル
ープを優先的に用いてコマンドを送信するループ選択手
段をさらに具備したことを特徴とするディスクシステム
を提供する。上記第5の観点のディスクシステムでは、
ネットワークトラフィックの集中を回避することが出来
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。
【0012】−第一実施形態− 第一実施形態は、ディスクアレイを複数化し、各ディス
クアレイがシーケンシャル/ランダムに分類されたコマ
ンドタイプに従ってコマンド処理を行う例である。図1
は、本発明の第一実施形態にかかるディスクシステムの
構成図である。このディスクシステム1は、ホストコン
ピュータ70と、ディスクアレイ86,91,96と、
ネットワーク管理部97とを、ループ80,81で接続
し、Storage Area Networkを構成したものである。前記
ディスクアレイA86は、ディスクアレイコントローラ
A82と複数のディスク装置83〜85とからなってい
る。前記ディスクアレイB91は、ディスクアレイコン
トローラB87と複数のディスク装置88〜90とから
なっている。前記ディスクシステムC96は、ディスク
アレイコントローラC92と複数のディスク装置93〜
95とからなっている。
【0013】図2は、前記ネットワーク管理部97の構
成図である。ネットワーク管理部97は、ループ80か
らコマンドを送受信するポートA18、ループ81から
コマンドを送受信するポートB19、コマンドがシーケ
ンシャルかランダムか識別する処理を行うコマンド識別
区分実行部10、制御対象のディスク装置の属性によっ
てユーザがシーケンシャル/ランダムの分担処理を割り
当てるためのディスクアレイコントローラのコントロー
ラ識別IDを決定するコントローラ識別IDユーザ決定
部11、前記コマンド識別区分実行部10で識別したコ
マンドを処理するディスクアレイコントローラ(82,
87,92)を割り当てるためのコントローラ識別ID
を発行するコントローラ識別ID発行部12、そのコン
トローラ識別ID発行部12で発行したコントローラ識
別IDを各コマンドに付加するコントローラ識別ID付
加部13、ホストコンピュータ70が持つ仮想アドレス
(ループ80,81に接続された複数の記憶媒体を、1
台の記憶媒体として見た場合のアドレス)を、ディスク
アレイ(86,91,96)固有の論理アドレスに変換
するアドレス変換部14、ループ80のトラフィックを
検知してその利用率を観るポートA利用率検出部16、
ループ81のトラフィックを検知してその利用率を観る
ポートB利用率検出部17、および、ポートA,Bの利
用率を比較してコマンドをポートA18で送信するか又
はポートB19で送信するかを決定するネットワークト
ラフィック比較部15とを具備して成る。
【0014】図3は、前記ネットワーク管理部97内の
コマンド識別区分実行部10の詳細ブロック図である。
コマンド識別区分実行部10は、ポートA18またはポ
ートB19から受信したコマンドのアドレスをチェック
するアドレス読み取り部30、1つ前のコマンドのアド
レスを格納する前のコマンドのアドレス記憶部31、受
信したコマンドのアドレスが連続か非連続か(等間隔か
否か)を判定するアドレスの連続/非連続判定部32、
および、連続したアドレスを持つコマンドにシーケンシ
ャル・フラグを付加し非連続なアドレスを持つコマンド
にランダム・フラグを付加するシーケンシャル・フラグ
またはランダム・フラグ付加部33を具備して成る。
【0015】図4は、前記ネットワーク管理部97内の
アドレス変換部14の詳細ブロック図である。アドレス
変換部14は、ホストコンピュータ70がコマンドに割
り当てる仮想アドレスを読み取る仮想アドレス読み取り
/送信部34、その仮想アドレス読み取り/送信部34
から受け取った仮想アドレスをディスクアレイ固有の論
理アドレスに対応づける変換マップ35、および、その
変換マップ35で変換された論理アドレスを受け取る論
理アドレス受信部36を具備して成る。
【0016】図5および図6は、第一実施形態にかかる
ディスクシステム1の動作を示すフローチャートであ
る。図5のステップ200では、ホストコンピュータ7
0がコマンドを発行する。ステップ201では、ホスト
コンピュータ70から発行されたコマンドがループ80
またはループ81を流れる。ステップ202では、ルー
プ80またはループ81を流れてきたコマンドを、ネッ
トワーク管理部97のポートA18またはポートB19
で受信する。ステップ203では、コマンド識別区分実
行部10のアドレス読み取り部30で、受信したコマン
ドからアドレスを読み取り、アドレス連続/非連続判定
部32で、前のコマンドのアドレス記憶部31から取り
出したアドレスと前記読み取ったアドレスと基に、コマ
ンドのタイプがシーケンシャルかランダムかを識別し、
シーケンシャル・フラグまたはランダム・フラグ付加部
33で、シーケンシャルと識別したコマンドにシーケン
シャル・フラグを付加し、ランダムと識別したコマンド
にランダム・フラグを付加する。ステップ204〜20
6では、コントローラ識別ID発行部12で、シーケン
シャル・フラグの付加されたコマンドに対してシーケン
シャル・コマンドを処理するディスクアレイコントロー
ラの識別IDを生成し(205)、ランダム・フラグの
付加されたコマンドに対してランダム・コマンドを処理
するディスクアレイコントローラの識別IDを生成する
(206)。ステップ207では、コントローラ識別I
D付加部13で、コマンドにコントローラ識別IDを付
加する。なお、ステップ208に示すように、ディスク
システム構成時に、ユーザが、アクセス速度や容量等の
ディスク装置の属性を考慮して、どのディスクアレイコ
ントローラ(82,87,92)をシーケンシャル・コ
マンド処理用とするか及びランダム・コマンド処理用と
するか及び何番のコントローラ識別IDを持たせるか
を、ネットワーク管理部97において、決定しておく。
【0017】図6のステップ300では、アドレス変換
部14の仮想アドレス読み取り/送信部34で、コマン
ドの仮想アドレスを読み取り、変換マップ35で、各コ
ントローラ識別IDに対応したディスクアレイ(86,
91,96)の論理アドレスに変換する。ステップ30
1〜307では、ネットワーク管理部97のポートA利
用率検出部16およびポートB利用率検出部17でルー
プ80及びループ81の利用率を検出し(302,30
3)、ネットワークトラフィック比較部15でループ8
0,81の利用率を比較し(301)、利用率がポート
A<ポートBまたはポートA=ポートBならポートA1
8からコマンドを送信し(305)、利用率がポートA
>ポートBならポートB19からコマンドを送信する
(307)。ステップ308では、ループ80または8
1を介して送信されたコマンドを、該コマンドが持つコ
ントローラ識別IDに対応するディスクアレイコントロ
ーラ(82,87,92)が受信する。ステップ309
では、コマンドを受信したディスクアレイコントローラ
(82,87,92)が、論理アドレスをディスク装置
の物理アドレスに変換する等のコマンドの解釈を行う。
ステップ310では、コマンドがリードならステップ3
11へ進み、ライトならステップ315へ進む。ステッ
プ311では、キャッシュヒットの有無を判定し、キャ
ッシュヒットならステップ312へ進み、キャッシュミ
スならステップ313へ進む。ステップ312では、要
求データをキャッシュからリードする。そして、ステッ
プ314へ進む。ステップ313では、要求データをデ
ィスク装置からリードする。ステップ314では、リー
ドしたデータを、ループ80またはループ81を介して
送信し、ホストコンピュータ70が受信する。ステップ
315では、データをディスク装置にライトする。
【0018】例えば、ユーザがコントローラ識別IDユ
ーザ決定部11においてディスクアレイコントローラA
82をシーケンシャルコマンド処理用とし、ディスクア
レイコントローラB87をランダムコマンド処理用と
し、ディスクアレイコントローラC92をシーケンシャ
ルコマンド処理用(ディスクアレイA86の容量を超え
てライトコマンドを受信するような場合に用いる)と
し、コントローラ識別IDを決定した場合、ディスクア
レイA86のディスク装置83〜85およびディスクア
レイC96のディスク装置93〜95に対してはシーケ
ンシャル処理のみを行うため、アクセス性能に依存しな
いディスク装置の利用が可能となる。一方、ディスクア
レイB91のディスク装置88〜90に対してはランダ
ム処理のみを行うため、アクセス性能とキャッシュ性能
に特化したディスク装置の利用が可能となる。
【0019】上記第一実施形態のディスクシステム1に
よれば、より高性能なディスク装置はランダム専用に用
い、平凡な安価なディスク装置はシーケンシャル用に用
いることで、高性能かつ低コストなディスクシステムを
実現できる。
【0020】−第二実施形態− 第二実施形態は、1台のディスクアレイに複数のディス
クアレイコントローラを増設する例である。図7は、本
発明の第二実施形態にかかるディスクシステムの構成図
である。このディスクシステム2は、ホストコンピュー
タ70と、コントローラ増設ディスクアレイ98と、ネ
ットワーク管理部99とを、ループ80,81で接続
し、Storage Area Networkを構成したものである。前記
コントローラ増設ディスクアレイ98は、複数のディス
クアレイコントローラ82,87,92と複数のディス
ク装置83〜95とからなっている。複数のディスク装
置83〜95は、複数のディスクアレイコントローラ8
2,87,92に対応したディスクグループA,B,C
にグループ分けされている。
【0021】図8は、前記ネットワーク管理部99のブ
ロック図である。ネットワーク管理部99は、ループか
らコマンドを送受信するポートA18、ポートB19、
コマンドがシーケンシャルかランダムかを識別するコマ
ンド識別区分実行部10、識別したシーケンシャル・コ
マンドを一時保持するシーケンシャル用コマンドキュー
42、識別したランダム・コマンドを一時保持するラン
ダム用コマンドキュー43、前記コマンドキュー42,
43に溜まったコマンドの数を比較してディスク装置8
3〜95をシーケンシャルコマンド用グループ、ランダ
ムコマンド用グループにグループ分けするディスクグル
ープ構成部41、ディスク装置の属性によってシーケン
シャル/ランダムの分担処理を割り当てるためのディス
クアレイコントローラ(82,87,92)のコントロ
ーラ識別IDをユーザが決定するコントローラ識別ID
ユーザ決定部11、識別したコマンドを処理するディス
クアレイコントローラ(82,87,92)を割り当て
るためのコントローラ識別IDを発行するコントローラ
識別ID発行部45、そのコントローラ識別ID発行部
45で発行したコントローラ識別IDを各コマンドに付
加するコントローラ識別ID付加部13、前記ディスク
グループを考慮してホストコンピュータ70が持つ仮想
アドレスをディスクアレイ固有の論理アドレスに変換す
るアドレス変換部44、ループ80のトラフィックを検
知してその利用率を観るポートA利用率検出部16、ル
ープ81のトラフィックを検知してその利用率を観るポ
ートB利用率検出部17、検出したループ80,81の
利用率の結果を比較してコマンドをポートA18で送信
するかポートB19で送信するかを決定するネットワー
クトラフィック比較部15、および、ループ初期化処理
でループ80,81に接続されたデバイスを認証するた
めのループ初期化に伴うデバイスチェック部40を具備
して成る。
【0022】図9は、前記ループ初期化に伴うデバイス
チェック部40の詳細図である。ループ初期化に伴うデ
バイスチェック部40は、ポートA18,ポートB19
から初期化シーケンスのフレームを読み取るLIP(Lo
op Initialization Procedure)における初期化シーケ
ンスのフレーム読み取り部50、読み取ったフレームか
ら新旧デバイスのポートアドレスを比較するポートアド
レス比較部51、すでにループを構成しているデバイス
のポートアドレスを保持する既存ポートアドレス格納部
52、および、新たにループに接続したデバイスのポー
トアドレスを保持する新規ポートアドレス格納部53を
具備して成る。
【0023】図10は、前記ディスクグループ構成部4
1の詳細図である。ディスクグループ構成部41は、前
記シーケンシャル用コマンドキュー42に溜まったコマ
ンドの数をカウントするシーケンシャル用キューカウン
タ54、前記ランダム用コマンドキュー43に溜まった
コマンドの数をカウントするランダム用キューカウンタ
55、前記キューカウンタ54,55のカウント値を比
較するカウンタ比較部56、比較結果からディスク装置
83〜95のどれをシーケンシャルグループに割り当て
るか決定するシーケンシャルグループ決定部57、およ
び、どれをランダムグループに割り当てるか決定するラ
ンダムグループ決定部58を具備して成る。
【0024】図11〜図13は、第二実施形態にかかる
ディスクシステム2の動作を示すフローチャートであ
る。ステップ400では、ネットワーク管理部99のル
ープ初期化に伴うデバイスチェック部40で、初期化シ
ーケンスのフレームを読み取る。ステップ401では、
コントローラ増設による新規ポートアドレスが検出され
た場合はステップ402へ進み、そうでない場合はステ
ップ402をスキップする。ステップ402では、新規
ポートアドレスをコントローラ識別ID発行部45に通
知する。以上の前置き処理の後、ホストコンピュータ7
0がコマンドを発行するのを待つ。
【0025】ステップ403では、ホストコンピュータ
70がコマンドを発行する。ステップ404では、発行
されたコマンドがループ80またはループ81を流れ
る。ステップ405では、流れてきたコマンドをネット
ワーク管理部99のポートA18またはポートB19で
受信する。ステップ406では、コマンド識別区分実行
部10で、受信したコマンドからコマンドのアドレスの
連続/非連続性を判定し、コマンドのタイプを識別し、
シーケンシャルと識別したコマンドにシーケンシャル・
フラグを付加し、ランダムと識別したコマンドにランダ
ム・フラグを付加する。ステップ407では、シーケン
シャル・フラグを付加したならステップ408へ進み、
ランダム・フラグを付加したならステップ412へ進
む。ステップ408では、シーケンシャル用コマンドキ
ュー42にコマンドを格納する。ステップ409では、
コントローラ識別ID発行部45で、シーケンシャル用
コマンドキュー42の先頭のコマンドに対して、シーケ
ンシャル・コマンドを処理するディスクアレイコントロ
ーラ(82,87,92)のコントローラ識別IDを生
成する。ステップ410では、コントローラ識別ID付
加部13で、生成されたコントローラ識別IDをコマン
ドに付加する。そして、図12のステップ502へ進
む。
【0026】ステップ412では、ランダム用コマンド
キュー43にコマンドを格納する。ステップ413で
は、コントローラ識別ID発行部45でランダム用コマ
ンドキュー43の先頭のコマンドに対して、ランダム・
コマンドを処理するディスクアレイコントローラのコン
トローラ識別IDを生成する。そして、前記ステップ4
10へ進む。なお、ステップ415に示すように、ディ
スクシステム構成時に、ユーザが、アクセス速度や容量
等のディスク装置の属性を考慮して、どのディスクアレ
イコントローラ(82,87,92)をシーケンシャル
・コマンド処理用とするか及びランダム・コマンド処理
用とするか及び何番のコントローラ識別IDを持たせる
かを、ネットワーク管理部97において、決定してお
く。
【0027】図12のステップ500,501は、前記
ステップ407,412でコマンドをキュー42,43
に格納した後、実行される。ステップ500では、ディ
スクグループ構成部41のシーケンシャル用キューカウ
ンタ54とランダム用キューカウンタ55の値をカウン
タ比較部56で比較する。ステップ501では、シーケ
ンシャルグループ決定部57でシーケンシャルグループ
に用いるディスク装置をグループ化し、ランダムグルー
プ決定部58でランダムグループに用いるディスク装置
をグループ化する。以上のステップ500,501で、
ステップ502が実行される準備ができる。
【0028】ステップ502では、コマンドの仮想アド
レスをアドレス変換部44で読み取り、ディスク装置の
グループ化を反映して、各コントローラ識別IDに対応
したディスクアレイの論理アドレスに変換する。ステッ
プ503〜509では、ネットワーク管理部99のポー
トA利用率検出部16およびポートB利用率検出部17
でループ80及びループ81の利用率を検出し(50
4,505)、ネットワークトラフィック比較部15で
ループ80,81の利用率を比較し(503)、利用率
がポートA<ポートBまたはポートA=ポートBならポ
ートA18からコマンドを送信し(507)、利用率が
ポートA>ポートBならポートB19からコマンドを送
信する(509)。そして、図13のステップ600へ
進む。
【0029】図13のステップ600では、ループ80
またはループ81を介して送信されたコマンドを、該コ
マンドが持つコントローラ識別IDに対応するディスク
アレイコントローラ(82,87,92)が受信する。
ステップ601では、コマンドを受信したディスクアレ
イコントローラ(82,87,92)が、論理アドレス
をディスク装置の物理アドレスに変換する等のコマンド
の解釈を行う。ステップ602では、コマンドがリード
ならステップ603へ進み、ライトならステップ607
へ進む。ステップ603では、キャッシュヒットの有無
を判定し、キャッシュヒットならステップ604へ進
み、キャッシュミスならステップ605へ進む。ステッ
プ604では、要求データをキャッシュからリードす
る。そして、ステップ606へ進む。ステップ605で
は、要求データをディスク装置からリードする。ステッ
プ606では、リードしたデータを、ループ80または
ループ81を介して送信し、ホストコンピュータ70が
受信する。ステップ607では、データをディスク装置
にライトする。
【0030】上記第二実施形態のディスクシステム2に
よれば、より高性能なディスク装置はランダム専用に用
い、平凡な安価なディスク装置はシーケンシャル用に用
いることで、高性能かつ低コストなディスクシステムを
実現できる。
【0031】−第三実施形態− 第三実施形態は、複数のネットワーク管理部を持つ例で
ある。図14は、本発明の第三実施形態にかかるディス
クシステムの構成図である。このディスクシステム3
は、ホストコンピュータ70と、ディスクアレイ86,
91,96と、ネットワーク管理部97,100,10
1とを、ループ80,81で接続し、Storage Area Net
workを構成したものである。前記ディスクアレイA86
は、ディスクアレイコントローラA82と複数のディス
ク装置83〜85とからなっている。前記ディスクアレ
イB91は、ディスクアレイコントローラB87と複数
のディスク装置88〜90とからなっている。前記ディ
スクシステムC96は、ディスクアレイコントローラC
92と複数のディスク装置93〜95とからなってい
る。
【0032】上記第三実施形態のディスクシステム3に
よれば、複数のネットワーク管理部97,100,10
1で処理を分担することで、シーケンシャル/ランダム
のコマンド区分に要する処理を同一時間内に多重実行可
能となり、コマンドの区分等の処理がシステム性能に対
してボトルネックになることを回避できる。したがっ
て、ファイバチャネルのバンド幅を有効に利用した高ス
ループットの運用が実現可能となる。
【0033】−第四実施形態− 第四実施形態は、異なる特性の記憶媒体にデータを移行
するディスクシステムの例である。図15は、本発明の
第四実施形態のディスクシステムの構成図である。この
ディスクシステム4は、ホストコンピュータ70と、高
速アクセスのRAID1(ミラー)の構成を持つディス
クアレイ104と、高信頼性だがパリティ処理のために
ややアクセス速度が落ちるRAID5(パリティースト
ライピング)の構成を持つディスクアレイ105と、大
容量であるが低速アクセスのDVDやMOで実現される
ライブラリ106と、ネットワーク管理部102とを、
ループ80,81で接続し、Storage Area Networkを構
成したものである。前記ネットワーク管理部102は、
ある記憶媒体のデータを他の記憶媒体に移行するための
マッピングデータを保持するデータベース103を有し
ている。
【0034】図16は、前記データベース103の例示
図である。このデータベース103は、データ名と、移
動先アドレスと、元アドレスと、データサイズと、移動
先とを管理している。
【0035】図17は、第四実施形態にかかるディスク
システム4の動作を示すフローチャートである。ステッ
プ700では、ホストコンピュータ70が、RAID1
のディスクアレイ104にコマンドを発行する。ステッ
プ701では、RAID1のディスクアレイ104でコ
マンドの処理を行う。ステップ702では、RAID1
のディスクアレイ104に対するアクセス頻度が低いう
ちは前記ステップ700に戻る(RAID1のディスク
アレイ104で引き続き運用を行う)が、アクセス頻度
が高くなったら、ステップ703へ進む。
【0036】ステップ703では、RAID1のディス
クアレイ104のデータの内で特に参照する回数の少な
いデータを、RAID5のディスクアレイ105に移動
する。このとき、データの移動毎に、移動したデータの
アドレスをデータベース103に記録して、以降のコマ
ンドアクセスで参照できるようにする。ステップ704
では、RAID1のディスクアレイ104及びRAID
5のディスクアレイ105でコマンドの処理を行う。ス
テップ705では、RAID5のディスクアレイ105
に対するアクセス頻度が低いうちは前記ステップ708
に進み、アクセス頻度が高くなったら、ステップ706
へ進む。ステップ708では、ホストコンピュータ70
が、RAID1のディスクアレイ104及びRAID5
のディスクアレイ105にコマンドを発行する。そし
て、RAID1のディスクアレイ104及びRAID5
のディスクアレイ105で引き続き運用を行う。
【0037】ステップ706では、RAID5のディス
クアレイ105のデータの内で特に参照する回数の少な
いデータをライブラリ106に移動する。このとき、デ
ータの移動毎に、移動したデータのアドレスをデータベ
ース103に記録して、以降のコマンドアクセスで参照
できるようにする。ステップ707では、RAID1の
ディスクアレイ104及びRAID5のディスクアレイ
105及びライブラリ106でコマンドの処理を行う。
ステップ709では、ホストコンピュータ70が、RA
ID1のディスクアレイ104及びRAID5のディス
クアレイ105及びライブラリ106にコマンドを発行
する。そして、RAID1のディスクアレイ104及び
RAID5のディスクアレイ105及び及びライブラリ
106で引き続き運用を行う。
【0038】上記第四実施形態のディスクシステム4に
よれば、Storage Area Networkを構成する記憶媒体の種
類に注目し、アクセス頻度の違いによってデータを他の
種類の記憶媒体に移動するため、各種類の記憶媒体が得
意とするデータ提供方法でコマンド処理を行うことが出
来る。
【0039】
【発明の効果】本発明のディスクシステムによれば、次
の効果が得られる。 (1)リード/ライトコマンドをシーケンシャル/ラン
ダムで区分してターゲットのディスク装置に送信するこ
とで、高価格で高速アクセス、低価格で大容量といった
ディスク装置が固有に持つ属性に適した運用が可能にな
り、低コストで高スループット性能を実現することが出
来る。また、複数のディスクアレイコントローラにより
負荷分散するため、ディスク装置の台数が多い大規模な
ディスクシステムにおいても、コントローラネックのな
い性能スケーラビリティを示す。 (2)複数のディスクアレイコントローラがそれぞれ管
理するディスク装置の構成を動的に変更できる。 (3)コマンド区分処理および識別ID付加処理がシス
テム性能に対してボトルネックになることを回避でき
る。 (4)データを種類の異なる記憶媒体に移動し、各種類
の記憶媒体が得意とするデータ提供方法でコマンド処理
を行うことが出来る。 (5)ネットワークトラフィックの集中を回避すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のディスクシステムの構
成図である。
【図2】図1に示されたネットワーク管理部の構成図で
ある。
【図3】図2に示されたコマンド識別区分実行部の構成
図である。
【図4】図2に示されたアドレス変換部の構成図であ
る。
【図5】本発明の第一実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5の続きのフローチャートである。
【図7】本発明の第二実施形態のディスクシステムの構
成図である。
【図8】図7に示されたネットワーク管理部の構成図で
ある。
【図9】図8に示されたループ初期化に伴うデバイスチ
ェック部の構成図である。
【図10】図8に示されたディスクグループ構成部の構
成図である。
【図11】本発明の第二実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】図11の続きのフローチャートである。
【図13】図12の続きのフローチャートである。
【図14】本発明の第三実施形態のディスクシステムの
構成図である。
【図15】本発明の第四実施形態のディスクシステムの
構成図である。
【図16】図15に示されたデータベースの構成図であ
る。
【図17】本発明の第四実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】従来のディスクシステムの一例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3,4・・・・・ディスクシステム、 10・・・・・コマンド識別区分実行部、 11・・・・・コントローラ識別IDユーザ決定部、 12・・・・・コントローラ識別ID発行部、 13・・・・・コントローラ識別ID付加部、 14,44・・アドレス変換部、 15・・・・・ネットワークトラフィック比較部、 16・・・・・ポートA利用率検出部、 17・・・・・ポートB利用率検出部、 18・・・・・ポートA、 19・・・・・ポートB、 30・・・・・アドレス読み取り部、 31・・・・・前のコマンドのアドレス記憶部、 32・・・・・アドレス連続/非連続判定部、 33・・・・・シーケンシャル・フラグまたはランダム
・フラグ付加部、 34・・・・・仮想アドレス読み取り/送信部、 35・・・・・変換マップ、 36・・・・・論理アドレス受信部、 40・・・・・ループ初期化に伴うデバイスチェック
部、 41・・・・・ディスクグループ構成部、 42・・・・・シーケンシャル用コマンドキュー、 43・・・・・ランダム用コマンドキュー、 50・・・・・LIPにおける初期化シーケンスのフレ
ーム読み取り部、 51・・・・・ポートアドレス比較部、 52・・・・・既存ポートアドレス格納部、 53・・・・・新規ポートアドレス格納部、 54・・・・・シーケンシャル用キューカウンタ、 55・・・・・ランダム用キューカウンタ、 56・・・・・カウンタ比較部、 57・・・・・シーケンシャルグループ決定部、 58・・・・・ランダムグループ決定部、 70・・・・・ホストコンピュータ、 80,81・・ループ、 82,87,92・・・・・ディスクアレイコントロー
ラ、 83〜85,88〜90,93〜95・・ディスク装
置、 86,91,96・・・・・ディスクアレイ、 97,99,100,101,102・・・ネットワー
ク管理部、 98・・・・・コントローラ増設ディスクアレイ、 103・・・・・データベース、 104・・・・・RAID1ディスクアレイ、 105・・・・・RAID5ディスクアレイ、 106・・・・・DVD,MOライブラリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木沢 育哉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 山本 政行 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 ▼高▲本 賢一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5B065 BA01 BA03 BA05 CA15 CA17 CA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台以上のホストコンピュータと、2台
    以上のディスクアレイとをファイバチャネルのループで
    接続したディスクシステムであって、 シーケンシャルコマンドを優先的に処理するディスクア
    レイかランダムコマンドを優先的に処理するディスクア
    レイかを識別しうる識別IDを前記ディスクアレイの少
    なくとも2台に対して決定する識別ID決定手段と、前
    記ホストコンピュータから前記ディスクアレイに対して
    送信したコマンドがシーケンシャルコマンドかランダム
    コマンドかを区分するコマンド区分手段と、シーケンシ
    ャルコマンドにはシーケンシャルコマンドを優先的に処
    理するディスクアレイを割り当てると共にランダムコマ
    ンドにはランダムコマンドを優先的に処理するディスク
    アレイを割り当てるためにコマンドに対して前記識別I
    Dを付加する識別ID付加手段とを具備したことを特徴
    とするディスクシステム。
  2. 【請求項2】 1台以上のホストコンピュータと、1台
    以上のディスクアレイとをファイバチャネルのループで
    接続したディスクシステムであって、 前記ディスクアレイの少なくとも1台は、2台以上のデ
    ィスクアレイコントローラおよび2台以上のディスク装
    置を含み、 前記ディスクアレイコントローラおよび前記ディスク装
    置をグループ化するディスクグループ構成手段と、シー
    ケンシャルコマンドを優先的に処理するグループかラン
    ダムコマンドを優先的に処理するグループかを識別しう
    る識別IDを前記グループに対して決定する識別ID決
    定手段と、前記ホストコンピュータから前記ディスクア
    レイに対して送信したコマンドがシーケンシャルコマン
    ドかランダムコマンドかを区分するコマンド区分手段
    と、シーケンシャルコマンドにはシーケンシャルコマン
    ドを優先的に処理するグループを割り当てると共にラン
    ダムコマンドにはランダムコマンドを優先的に処理する
    グループを割り当てるためにコマンドに対して前記識別
    IDを付加する識別ID付加手段とを具備したことを特
    徴とするディスクシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のディス
    クシステムにおいて、前記コマンド区分手段および前記
    識別ID付加手段を複数有し、前記コマンド区分処理お
    よび前記識別ID付加処理を多重実行可能としたことを
    特徴とするディスクシステム。
  4. 【請求項4】 1台以上のホストコンピュータと1台以
    上の高速アクセスのディスクアレイと1台以上の高信頼
    性のディスクアレイおよびDVDやMOなどの低速アク
    セス・大容量のライブラリイの少なくとも一方とをファ
    イバチャネルのループで接続したディスクシステムであ
    って、 アクセス頻度に従ってデータを前記高速アクセスのディ
    スクアレイから前記高信頼のディスクアレイまたは前記
    低速アクセス・大容量のライブラリに移行するデータ移
    行手段と、移行後のデータのアドレスを管理するデータ
    ベース手段とを具備したことを特徴とするディスクシス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のディスクシステムにおいて、複数本のファイバチャネ
    ルのループの利用率を検出し利用率の低いループを優先
    的に用いてコマンドを送信するループ選択手段をさらに
    具備したことを特徴とするディスクシステム。
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