JP2000185056A - 根管充填用ポイント - Google Patents
根管充填用ポイントInfo
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- JP2000185056A JP2000185056A JP11315254A JP31525499A JP2000185056A JP 2000185056 A JP2000185056 A JP 2000185056A JP 11315254 A JP11315254 A JP 11315254A JP 31525499 A JP31525499 A JP 31525499A JP 2000185056 A JP2000185056 A JP 2000185056A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C5/00—Filling or capping teeth
- A61C5/50—Implements for filling root canals; Methods or instruments for medication of tooth nerve channels
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的とするところは、操作性が非常
によく、理化学的に安定であり、容易に滅菌消毒がで
き、根尖歯周組織に対して有害性がなく、高い弾性と破
砕抗力を持ち、X線造影性を有している根管充填用ポイ
ントを提供することである。 【解決手段】 本発明の根管充填用ポイントは、プロピ
レンとエチレンとの共重合体よりなると共に、造影剤を
含有することを特徴とする。
によく、理化学的に安定であり、容易に滅菌消毒がで
き、根尖歯周組織に対して有害性がなく、高い弾性と破
砕抗力を持ち、X線造影性を有している根管充填用ポイ
ントを提供することである。 【解決手段】 本発明の根管充填用ポイントは、プロピ
レンとエチレンとの共重合体よりなると共に、造影剤を
含有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯髄摘出(抜髄)
後の歯の根管に充填する根管充填用ポイントに関するも
のであり、特に理化学的に安定で、容易に滅菌消毒がで
き、根尖歯周組織に対して有害性がなく、細い根管や湾
曲した根管にも十分な加圧充填ができる高度な弾性と破
砕抗力を持ち、そしてX線造影性を有している根管充填
用ポイントに関するものである。
後の歯の根管に充填する根管充填用ポイントに関するも
のであり、特に理化学的に安定で、容易に滅菌消毒がで
き、根尖歯周組織に対して有害性がなく、細い根管や湾
曲した根管にも十分な加圧充填ができる高度な弾性と破
砕抗力を持ち、そしてX線造影性を有している根管充填
用ポイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エナメル質に発生したう蝕は、象牙質を
侵し、さらに歯髄に波及し、そこに歯髄炎を起こす。こ
の歯髄炎の治療法としては、感染した歯髄を摘出し、そ
こに根管充填材を充填する。このことは図1及び2で示
される。
侵し、さらに歯髄に波及し、そこに歯髄炎を起こす。こ
の歯髄炎の治療法としては、感染した歯髄を摘出し、そ
こに根管充填材を充填する。このことは図1及び2で示
される。
【0003】即ち、歯はエナメル質(1)、象牙質(2)、セ
メント質(3)、歯髄を含む根管(4)、および根尖孔(5)か
らなっていて、根尖孔は根尖歯周組織に連続している。
感染歯髄の摘出後、根管はリ−マ− (6)により拡大され
る。そして根管は根管充填材(7)により充填される。根
管充填用ポイントと根管壁に生じた隙間は根管充填用シ
−ラ(8)により充填され、根尖孔は閉鎖される。これが
一般的な歯髄摘出後の根管充填材法である。
メント質(3)、歯髄を含む根管(4)、および根尖孔(5)か
らなっていて、根尖孔は根尖歯周組織に連続している。
感染歯髄の摘出後、根管はリ−マ− (6)により拡大され
る。そして根管は根管充填材(7)により充填される。根
管充填用ポイントと根管壁に生じた隙間は根管充填用シ
−ラ(8)により充填され、根尖孔は閉鎖される。これが
一般的な歯髄摘出後の根管充填材法である。
【0004】根管充填用ポイントとして具備すべき条件
として次のような性質が要求されている。 (A) 滅菌消毒が容易である。 (B) 根尖歯周組織に対して有害作用がない。 (C) 根管に容易に挿入でき、細い根管や湾曲した根管
にも加圧充填できる。 (D) 根管壁と根尖孔を密接に封鎖できる。 (E) 根管充填後に収縮や変性がない。 (F) X線造影性を有する。 (G) 必要に応じて除去できる。 (Grossman L.I.: Endodontic practice, 10th edition,
p 279 LEA and FEBIGER philadelphia 1981)。
として次のような性質が要求されている。 (A) 滅菌消毒が容易である。 (B) 根尖歯周組織に対して有害作用がない。 (C) 根管に容易に挿入でき、細い根管や湾曲した根管
にも加圧充填できる。 (D) 根管壁と根尖孔を密接に封鎖できる。 (E) 根管充填後に収縮や変性がない。 (F) X線造影性を有する。 (G) 必要に応じて除去できる。 (Grossman L.I.: Endodontic practice, 10th edition,
p 279 LEA and FEBIGER philadelphia 1981)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】根管充填用ポイント
は、現在 isoprene monomer からなる高分子ポリマ−と
亜鉛を基質とするガッタパ−チャポイントが広く用いら
れている。しかし、ガッタパ−チャ製の根管充填用ポイ
ントは、以下に示す欠点を有している。 1) 滅菌消毒がガス滅菌以外に困難である。 2) 低い弾性と破砕抗力のため細く湾曲した根管への加
圧充填が困難である。 3) 通常の環境下で製品の劣化が起こり脆くなる。 4) 生体内で食作用を受ける、 などである。
は、現在 isoprene monomer からなる高分子ポリマ−と
亜鉛を基質とするガッタパ−チャポイントが広く用いら
れている。しかし、ガッタパ−チャ製の根管充填用ポイ
ントは、以下に示す欠点を有している。 1) 滅菌消毒がガス滅菌以外に困難である。 2) 低い弾性と破砕抗力のため細く湾曲した根管への加
圧充填が困難である。 3) 通常の環境下で製品の劣化が起こり脆くなる。 4) 生体内で食作用を受ける、 などである。
【0006】その他、銀ポイントも過去に用いられてき
たが、これは充填後の除去がきわめて困難という欠点を
有しおり、現在はほとんど用いられていない。
たが、これは充填後の除去がきわめて困難という欠点を
有しおり、現在はほとんど用いられていない。
【0007】この他更に、過去にはアクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ナイロン、テフロン、ポリビニル樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂或いはシリコン樹脂
からなるポイントの作成が試みられ、これらのうちポリ
プロピレン樹脂および ポリエチレン樹脂の両者だけ
が、材質的に幾分の可能性を示したが、これらに造影性
を発現させるためフィラーを含有させると、両者の物性
は変性し、もろくなると記載されており(Grossman,
L. I. : Trans. Third Internat. Conf. Endodont., Un
iv. Pensylvania Press, Phila., p.125, 1963.)、実
用化は全く為されなかった。尚、両者に含有されたフィ
ラーの種類、用量は記載されていない。
キシ樹脂、ナイロン、テフロン、ポリビニル樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂或いはシリコン樹脂
からなるポイントの作成が試みられ、これらのうちポリ
プロピレン樹脂および ポリエチレン樹脂の両者だけ
が、材質的に幾分の可能性を示したが、これらに造影性
を発現させるためフィラーを含有させると、両者の物性
は変性し、もろくなると記載されており(Grossman,
L. I. : Trans. Third Internat. Conf. Endodont., Un
iv. Pensylvania Press, Phila., p.125, 1963.)、実
用化は全く為されなかった。尚、両者に含有されたフィ
ラーの種類、用量は記載されていない。
【0008】本発明者は、従来より使用されている根管
充填用ポイントより優れた操作性と理化学的安定性安定
性、さらにオートクレーブによる滅菌ができること、そ
して十分な造影性を有するプラスチックよりなる根管充
填用ポイントについて、実用化すべく検討した結果、本
発明品を完成した。即ち、本発明の目的は、理化学的に
安定で、滅菌消毒が容易で、造影性があり、低抗原性
で、細い根管や湾曲した根管にも加圧充填できる弾性と
適度な硬さを有し、根尖歯周組織や全身組織に有害作用
が無く、劣化しない材質により長期間生体内で留置でき
るプラスチックの根管充填用ポイントを提供することで
ある。
充填用ポイントより優れた操作性と理化学的安定性安定
性、さらにオートクレーブによる滅菌ができること、そ
して十分な造影性を有するプラスチックよりなる根管充
填用ポイントについて、実用化すべく検討した結果、本
発明品を完成した。即ち、本発明の目的は、理化学的に
安定で、滅菌消毒が容易で、造影性があり、低抗原性
で、細い根管や湾曲した根管にも加圧充填できる弾性と
適度な硬さを有し、根尖歯周組織や全身組織に有害作用
が無く、劣化しない材質により長期間生体内で留置でき
るプラスチックの根管充填用ポイントを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用した根管充填用ポイントの構成は、プロ
ピレンとエチレンとの共重合体よりなると共に、造影剤
を含有することを特徴とするものである。
に本発明が採用した根管充填用ポイントの構成は、プロ
ピレンとエチレンとの共重合体よりなると共に、造影剤
を含有することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の根管充填用ポイントは、主として
プロピレンとエチレンとの共重合体からなっている。こ
れは生体内で異物性がないので吸収されず、同時に物理
的、理化学的に安定で、成分の溶出はない。物性として
も高い弾性(高度な耐屈曲性、耐ねじれ応力、耐圧縮応
力、耐引っ張り応力)と破砕抗力(耐圧縮強さ)があ
り、同時に滅菌時の耐薬品性、耐熱性、耐放射線性を示
す。そのためこれは根管充填用ポイントとして非常に適
している。
プロピレンとエチレンとの共重合体からなっている。こ
れは生体内で異物性がないので吸収されず、同時に物理
的、理化学的に安定で、成分の溶出はない。物性として
も高い弾性(高度な耐屈曲性、耐ねじれ応力、耐圧縮応
力、耐引っ張り応力)と破砕抗力(耐圧縮強さ)があ
り、同時に滅菌時の耐薬品性、耐熱性、耐放射線性を示
す。そのためこれは根管充填用ポイントとして非常に適
している。
【0012】上記共重合体は、例えば液相バルク重合法
により製造することができる。更に詳しくは、上記共重
合体は、例えば、特公昭61−38925号に開示され
ているように、立体規制性触媒を用いて、2以上の重合
槽を連結した多段階重合であって、エチレン/プロピレ
ンの反応比が6/94重量%以下で連続して行うと共
に、エチレン/プロピレンの反応比が15/85〜95
/5重量%の重合を回分的に行うことにより、エチレン
/プロピレンブロック共重合体を製造するのである。
により製造することができる。更に詳しくは、上記共重
合体は、例えば、特公昭61−38925号に開示され
ているように、立体規制性触媒を用いて、2以上の重合
槽を連結した多段階重合であって、エチレン/プロピレ
ンの反応比が6/94重量%以下で連続して行うと共
に、エチレン/プロピレンの反応比が15/85〜95
/5重量%の重合を回分的に行うことにより、エチレン
/プロピレンブロック共重合体を製造するのである。
【0013】上記製造方法において使用される立体規制
性触媒としては、特に制限はなく、特公昭61−389
25号にその製造方法及び使用割合と共に例示されてい
る。
性触媒としては、特に制限はなく、特公昭61−389
25号にその製造方法及び使用割合と共に例示されてい
る。
【0014】限定されるものではないが、プロピレンに
エチレンを1.0〜10.0%の範囲で配合して共重合
させると、重合時の流動性が良好となり、根管充填用ポ
イントとして国際規格に合致した精密な形状に成形する
ことができる。エチレンの好ましい配合率は4%であ
る。この共重合体は適度な高度と曲げ強さを持ってい
る。
エチレンを1.0〜10.0%の範囲で配合して共重合
させると、重合時の流動性が良好となり、根管充填用ポ
イントとして国際規格に合致した精密な形状に成形する
ことができる。エチレンの好ましい配合率は4%であ
る。この共重合体は適度な高度と曲げ強さを持ってい
る。
【0015】本発明で使用する造影剤は、硫酸バリウム
(BaSO4)粒子、ジルコニア(ZrO2)粒子又はチタニア(Ti
O2)粒子から選ばれる少なくとも一種であることが好ま
しく、更に好ましくはこれら造影剤は平均粒径1.0乃
至8.0mmの微粒子である。なかでも、本発明で使用
する造影剤は、硫酸バリウム粒子が造影性において好ま
しく、特に平均粒径1.0乃至8.0mmの微粒子であ
ることが更に好ましい。
(BaSO4)粒子、ジルコニア(ZrO2)粒子又はチタニア(Ti
O2)粒子から選ばれる少なくとも一種であることが好ま
しく、更に好ましくはこれら造影剤は平均粒径1.0乃
至8.0mmの微粒子である。なかでも、本発明で使用
する造影剤は、硫酸バリウム粒子が造影性において好ま
しく、特に平均粒径1.0乃至8.0mmの微粒子であ
ることが更に好ましい。
【0016】造影剤の含有量としては特に制限がなく、
本発明の根管充填用ポイントの径によって決定すること
ができるが(細い根管充填用ポイントは多量の造影剤を
必要とする。)、例えば全重量の40乃至70重量%と
いう範囲を挙げることができる。
本発明の根管充填用ポイントの径によって決定すること
ができるが(細い根管充填用ポイントは多量の造影剤を
必要とする。)、例えば全重量の40乃至70重量%と
いう範囲を挙げることができる。
【0017】上記の共重合体に硫酸バリウム(BaSO4)粒
子を40〜70%(重量比)含有させると、ISO規格を満
足させる50%のX線濃度の造影性が発現する。上記のよう
に、硫酸バリウムの含有率は根管充填用ポイントの細さ
(径)に比例して高くなり、最も細い直径0.3mmの根管
充填用ポイントでは70%の硫酸バリウムの含有が好まし
い。
子を40〜70%(重量比)含有させると、ISO規格を満
足させる50%のX線濃度の造影性が発現する。上記のよう
に、硫酸バリウムの含有率は根管充填用ポイントの細さ
(径)に比例して高くなり、最も細い直径0.3mmの根管
充填用ポイントでは70%の硫酸バリウムの含有が好まし
い。
【0018】本願の根管充填用ポイントは、プロピレン
・エチレン共重合体を溶解し、例えば硫酸バリウム等の
造影剤を混合し、射出成形により完成する。プロピレン
・エチレン共重合体は成形時に良好な流動性を示すた
め、国際規格に合致した精密な形状の根管充填用ポイン
トを成形することができる。本発明の根管充填用ポイン
トは、その基本形態が国際規格に合致しており、約28mm
の長さと円形の断面を持し、先端に向かって先細りとな
る。本願の根管充填用ポイントは、先端部の太さによ
り、0.3mmから1.4mmまで種々の段階の直径を有する種類
があり、適用する根管の太さに応じて用いる。
・エチレン共重合体を溶解し、例えば硫酸バリウム等の
造影剤を混合し、射出成形により完成する。プロピレン
・エチレン共重合体は成形時に良好な流動性を示すた
め、国際規格に合致した精密な形状の根管充填用ポイン
トを成形することができる。本発明の根管充填用ポイン
トは、その基本形態が国際規格に合致しており、約28mm
の長さと円形の断面を持し、先端に向かって先細りとな
る。本願の根管充填用ポイントは、先端部の太さによ
り、0.3mmから1.4mmまで種々の段階の直径を有する種類
があり、適用する根管の太さに応じて用いる。
【0019】本発明のプロピレン・エチレン共重合体か
らなると共に硫酸バリウムを70%含有する根管充填用
ポイント(先端0.5mmの種類)の形状を、図3により具
体的に表す。
らなると共に硫酸バリウムを70%含有する根管充填用
ポイント(先端0.5mmの種類)の形状を、図3により具
体的に表す。
【0020】本発明の根管充填用ポイントの特徴は、高
度な弾性、硬度、破砕抗力を有していることであり、こ
れを従来のガッターパーチャ製の根管充填用ポイントと
比較すると、図4に示した通り、本発明の根管充填用ポ
イントは90度に屈曲させても破折することはなく、加
重を除去するとその弾性により元の形態に回復する。そ
れに対して、図5に示した通り、ガッタパーチャポイン
トは同条件では破折しやすく、破折しない場合でも、そ
の低い弾性を示し、屈曲した状態で元の形態に回復しな
い。
度な弾性、硬度、破砕抗力を有していることであり、こ
れを従来のガッターパーチャ製の根管充填用ポイントと
比較すると、図4に示した通り、本発明の根管充填用ポ
イントは90度に屈曲させても破折することはなく、加
重を除去するとその弾性により元の形態に回復する。そ
れに対して、図5に示した通り、ガッタパーチャポイン
トは同条件では破折しやすく、破折しない場合でも、そ
の低い弾性を示し、屈曲した状態で元の形態に回復しな
い。
【0021】又、本発明の根管充填用ポイントとガッタ
パーチャポイントを90度に曲げた後の比較を、図6に
示した通り、先端の太さがISO30(0.3mm)、40(0.
4mm)、50(0.5mm)、60(0.6mm)、70(0.7mm)
の5種類ポイントについて行った結果、本発明の根管充
填用ポイントは全てが元の状態に回復した。
パーチャポイントを90度に曲げた後の比較を、図6に
示した通り、先端の太さがISO30(0.3mm)、40(0.
4mm)、50(0.5mm)、60(0.6mm)、70(0.7mm)
の5種類ポイントについて行った結果、本発明の根管充
填用ポイントは全てが元の状態に回復した。
【0022】一方、ガッタパーチャポイントでは、やは
り図6に示した通り、ISO30(0.3mm)、40(0.4m
m)、50(0.5mm)はもとの状態に戻らず曲がったまま
であり、ISO60(0.6mm)、70(0.7mm)のものは破
折した。尚、図6において、左側の白いポイントが本発
明の根管充填用ポイントで、右側がガッタパーチャポイ
ントである。
り図6に示した通り、ISO30(0.3mm)、40(0.4m
m)、50(0.5mm)はもとの状態に戻らず曲がったまま
であり、ISO60(0.6mm)、70(0.7mm)のものは破
折した。尚、図6において、左側の白いポイントが本発
明の根管充填用ポイントで、右側がガッタパーチャポイ
ントである。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
する。
【0024】本発明で使用するエチレン/プロピレン共
重合体は、特公昭61−38925号に開示されている
ように、立体規制性触媒を用いた液相バルク重合法の改
良法に従って製造した。得られたエチレン/プロピレン
共重合体(ブロック共重合体)の数平均分子量は約20
0,000、平均重合度は約5,000、エチレンのプ
ロピレンに対する割合は約4重量%であった。
重合体は、特公昭61−38925号に開示されている
ように、立体規制性触媒を用いた液相バルク重合法の改
良法に従って製造した。得られたエチレン/プロピレン
共重合体(ブロック共重合体)の数平均分子量は約20
0,000、平均重合度は約5,000、エチレンのプ
ロピレンに対する割合は約4重量%であった。
【0025】実施例 射出成形により、上記エチレン/プロピレン共重合体と
造影剤とから本発明の根管充填用ポイントを製造した。
造影剤としては硫酸バリウムを使用し、その使用量は7
0重量%であった。
造影剤とから本発明の根管充填用ポイントを製造した。
造影剤としては硫酸バリウムを使用し、その使用量は7
0重量%であった。
【0026】(使用例1:抜去歯)高度な弾性、硬度、
破砕抗力を有する本発明の根管充填用ポイントは、ヒト
の歯の細い根管や湾曲した根管に容易に挿入できる。例
えば図7は、ISO30(0.3mm)まで拡大したヒトの抜去歯
牙に、ISO30(0.3mm)の太さの本発明の根管充填用ポイ
ントを試適したX線写真であり、拡大したところまで本
発明の根管充填用ポイントは挿入され良好な造影性を発
現していることが確認された。その造影濃度は、根管充
填用ポイントとして ISO規格を満足する造影性である1
mm厚で65KVA、10mAでのX線写真濃度計でアルミ板相
当値3.0以上、すなわち50%の造影濃度を示した。
破砕抗力を有する本発明の根管充填用ポイントは、ヒト
の歯の細い根管や湾曲した根管に容易に挿入できる。例
えば図7は、ISO30(0.3mm)まで拡大したヒトの抜去歯
牙に、ISO30(0.3mm)の太さの本発明の根管充填用ポイ
ントを試適したX線写真であり、拡大したところまで本
発明の根管充填用ポイントは挿入され良好な造影性を発
現していることが確認された。その造影濃度は、根管充
填用ポイントとして ISO規格を満足する造影性である1
mm厚で65KVA、10mAでのX線写真濃度計でアルミ板相
当値3.0以上、すなわち50%の造影濃度を示した。
【0027】(使用例2:臨床例)次に実例のX線像で
ある図8により本発明を更に説明する。抜髄され、遠心
根は1根管でISO 70(0.7mm)、近心根は2根管でISO30
(0.3mm)の太さで根管拡大された歯の根管内に、同じ
国際規格の形状と太さを有する本発明の根管充填用ポイ
ントをシーラーと共に充填した。図8に示すように、緊
密な根管充填として確認された。
ある図8により本発明を更に説明する。抜髄され、遠心
根は1根管でISO 70(0.7mm)、近心根は2根管でISO30
(0.3mm)の太さで根管拡大された歯の根管内に、同じ
国際規格の形状と太さを有する本発明の根管充填用ポイ
ントをシーラーと共に充填した。図8に示すように、緊
密な根管充填として確認された。
【0028】
【発明の効果】本発明の根管充填用ポイントの効果を、
従来の代表的な根管充填用ポイントであるガッタパーチ
ャポイントと比較すると、以下のようである。 1)ガッタパ−チャポイントで代表される従来の根管充填
用ポイントは、弾性が低く、破砕抗力も弱いため、細い
根管や湾曲した根管には挿入が困難であった。それに対
し、本発明の根管充填用ポイントは、高い弾性(高度な
耐屈曲性、耐ねじれ応力、耐圧縮応力、耐引っ張り応
力)と破砕抗力(耐圧縮強さ)を示し、細い根管や湾曲
した根管へも容易に充填された。これは正確な根管充填
を行う上で最も重要な事項である。
従来の代表的な根管充填用ポイントであるガッタパーチ
ャポイントと比較すると、以下のようである。 1)ガッタパ−チャポイントで代表される従来の根管充填
用ポイントは、弾性が低く、破砕抗力も弱いため、細い
根管や湾曲した根管には挿入が困難であった。それに対
し、本発明の根管充填用ポイントは、高い弾性(高度な
耐屈曲性、耐ねじれ応力、耐圧縮応力、耐引っ張り応
力)と破砕抗力(耐圧縮強さ)を示し、細い根管や湾曲
した根管へも容易に充填された。これは正確な根管充填
を行う上で最も重要な事項である。
【0029】2)歯の再治療の場合には根管充填材を取
り出す必要があるが、従来の根管充填用ポイントは充填
後に変性するため、その取り出しは困難を極めた。それ
に対して本発明の根管充填用ポイントは変性しないた
め、容易に取り出すことができる。
り出す必要があるが、従来の根管充填用ポイントは充填
後に変性するため、その取り出しは困難を極めた。それ
に対して本発明の根管充填用ポイントは変性しないた
め、容易に取り出すことができる。
【0030】3)従来の根管充填用ポイントは、ガス滅
菌法以外の消毒法を用いると、溶解、変性して使用不能
となった。それに対して、本発明の根管充填用ポイント
は、現在用いられている全ての滅菌消毒法に対し、溶
解、変性、変形を示さない。そして完全に滅菌消毒され
た。これは患者に生体埋入物として使用する上で必須の
条件である。
菌法以外の消毒法を用いると、溶解、変性して使用不能
となった。それに対して、本発明の根管充填用ポイント
は、現在用いられている全ての滅菌消毒法に対し、溶
解、変性、変形を示さない。そして完全に滅菌消毒され
た。これは患者に生体埋入物として使用する上で必須の
条件である。
【0031】4)従来の根管充填用ポイントは、生体内
で食作用を受け、吸収される。すなわち異物性がある。
それに対して、本発明の根管充填用ポイントの異物性は
極めて低く、食作用を受けない。これは本発明の根管充
填用ポイントが生体内で根管を封鎖できると同時に、異
物性の少ないことはアレルギー反応の発現が極めて少な
いことを示していて、生体材料として最重要事項であ
る。
で食作用を受け、吸収される。すなわち異物性がある。
それに対して、本発明の根管充填用ポイントの異物性は
極めて低く、食作用を受けない。これは本発明の根管充
填用ポイントが生体内で根管を封鎖できると同時に、異
物性の少ないことはアレルギー反応の発現が極めて少な
いことを示していて、生体材料として最重要事項であ
る。
【0032】5)従来の根管充填用ポイントは、生体外
でも生体内でも製品劣化が起き、もろくなると同時に、
その劣化により生体内で含有成分が溶出する。それに対
して本発明の根管充填用ポイントは、成型時に共重合が
完成しているために生体内で化学的に安定であり、モノ
マ−や硫酸バリウムの溶出もない。この事項は、本発明
の発明品が根尖歯周組織や全身への有害作用を持たない
ことを示しており、生体材料として必須である。
でも生体内でも製品劣化が起き、もろくなると同時に、
その劣化により生体内で含有成分が溶出する。それに対
して本発明の根管充填用ポイントは、成型時に共重合が
完成しているために生体内で化学的に安定であり、モノ
マ−や硫酸バリウムの溶出もない。この事項は、本発明
の発明品が根尖歯周組織や全身への有害作用を持たない
ことを示しており、生体材料として必須である。
【0033】6)根管充填用ポイントは、その充填度を
把握するためにX線造影性が必要であり、このためISO規
格では50%のレントゲン造影性を要求している。この点
は、従来の根管充填用ポイントも亜鉛や硫酸バリウムに
より適切な造影性を発現している。しかし、前述したよ
うに従来の根管充填用ポイントは、食作用、劣化や変性
を受け、造影剤が溶出することがある。一方、本発明の
根管充填用ポイントは、ISO規格を満足するX線造影性を
有しており、同時に材質は重合が完成しているので、造
影剤が溶出することがない。
把握するためにX線造影性が必要であり、このためISO規
格では50%のレントゲン造影性を要求している。この点
は、従来の根管充填用ポイントも亜鉛や硫酸バリウムに
より適切な造影性を発現している。しかし、前述したよ
うに従来の根管充填用ポイントは、食作用、劣化や変性
を受け、造影剤が溶出することがある。一方、本発明の
根管充填用ポイントは、ISO規格を満足するX線造影性を
有しており、同時に材質は重合が完成しているので、造
影剤が溶出することがない。
【0034】7)本発明の根管充填用ポイントは、成型
時に良好な流動性を示すため、国際規格に合致した精密
な形状に成型できるので、根管に緊密に充填できる。根
管充填用ポイントは、例えば先端部において0.3-1.4mm
の直径を有し、約28mmの長さを有するもので、適用する
根管により種々に選択するのである。
時に良好な流動性を示すため、国際規格に合致した精密
な形状に成型できるので、根管に緊密に充填できる。根
管充填用ポイントは、例えば先端部において0.3-1.4mm
の直径を有し、約28mmの長さを有するもので、適用する
根管により種々に選択するのである。
【0035】前記のように、過去にポリプロピレンある
いはポリエチレンの単一重合体(ホモポリマ−)から成
る根管充填用ポイントが試作されたが、これらに50-60%
の造影性を発現させるためにフィラーを含有した場合、
物性においてもろくなり、実用化されなかったことが報
告されている。本発明の発明者らは、根管充填用ポイン
トを開発するに当たり、ポリプロピレンまたはポリエチ
レンの単一の重合体に、種々の造影剤を含有させて実験
したが、流動性が悪く、成型時に造影剤が根管充填用ポ
イントの内部で偏在し、その部で破折しやすくなること
が確認された。
いはポリエチレンの単一重合体(ホモポリマ−)から成
る根管充填用ポイントが試作されたが、これらに50-60%
の造影性を発現させるためにフィラーを含有した場合、
物性においてもろくなり、実用化されなかったことが報
告されている。本発明の発明者らは、根管充填用ポイン
トを開発するに当たり、ポリプロピレンまたはポリエチ
レンの単一の重合体に、種々の造影剤を含有させて実験
したが、流動性が悪く、成型時に造影剤が根管充填用ポ
イントの内部で偏在し、その部で破折しやすくなること
が確認された。
【0036】そこで、本発明の発明者らは、プロピレン
とエチレンの共重合体に、造影剤として例えば40-70%の
硫酸バリウムを含有させたところ、ISO規格を満足する5
0%の造影性が均等に発現し、同時に物性は向上し、高度
な弾性、硬度、破砕抗力を示した。この理由は以下のよ
うに考えられる。すなわち、本発明で使用するエチレン
/プロピレン共重合体は優れた流動性を有していて、こ
の共重合体には硫酸バリウム等の造影剤を均等に分布さ
せることができる(換言すれば、偏在するとその部分で
もろくなり、破折しやすい。)。また、造影剤として硫
酸バリウムの均一な微粒子を使用すると、高い含有量で
も共重合体の分子間結合を障害せず、むしろ、良好なフ
ィラ−効果を示すのである。
とエチレンの共重合体に、造影剤として例えば40-70%の
硫酸バリウムを含有させたところ、ISO規格を満足する5
0%の造影性が均等に発現し、同時に物性は向上し、高度
な弾性、硬度、破砕抗力を示した。この理由は以下のよ
うに考えられる。すなわち、本発明で使用するエチレン
/プロピレン共重合体は優れた流動性を有していて、こ
の共重合体には硫酸バリウム等の造影剤を均等に分布さ
せることができる(換言すれば、偏在するとその部分で
もろくなり、破折しやすい。)。また、造影剤として硫
酸バリウムの均一な微粒子を使用すると、高い含有量で
も共重合体の分子間結合を障害せず、むしろ、良好なフ
ィラ−効果を示すのである。
【図1】 歯髄炎治療のための根管拡大を示す断面図。
【図2】 根管充填用ポイントによる根管充填を示す断
面図。
面図。
【図3】 基本形態は国際規格に合致しており、円形の
断面を有し、先端に向かって先細りとなっている根管充
填用ポイントを示す側面図。
断面を有し、先端に向かって先細りとなっている根管充
填用ポイントを示す側面図。
【図4】 本発明の根管充填用ポイントを90度に屈折
させても破折せず、その高弾性により加重を除外すると
元の形態にほぼ回復することを示す写真。
させても破折せず、その高弾性により加重を除外すると
元の形態にほぼ回復することを示す写真。
【図5】 ガッタパーチャ製の根管充填用ポイントは、
90度に屈折させると硬度、破砕抗力が低いため破折
し、破折しない場合でもその弾性の低さを示し、屈曲し
た状態で元の形態に回復しないことを示す写真。
90度に屈折させると硬度、破砕抗力が低いため破折
し、破折しない場合でもその弾性の低さを示し、屈曲し
た状態で元の形態に回復しないことを示す写真。
【図6】 本発明の根管充填用ポイントとガッタパーチ
ャポイントを90度に曲げた後の比較を示す写真(左側
の白いポイントが本願の根管充填用ポイントで、右側が
ガッタパーチャポイントである。)。
ャポイントを90度に曲げた後の比較を示す写真(左側
の白いポイントが本願の根管充填用ポイントで、右側が
ガッタパーチャポイントである。)。
【図7】 拡大したヒトの抜去歯牙に本発明の根管充填
用ポイントを試適したことを示すX線写真。
用ポイントを試適したことを示すX線写真。
【図8】 抜髄され、根管拡大された歯の根管内に、本
発明の根管充填用ポイントがシーラーと共に充填されて
いることを示すX線写真。
発明の根管充填用ポイントがシーラーと共に充填されて
いることを示すX線写真。
1 エナメル質 2 象牙質 3 根管 4 根尖孔 5 根尖歯周組織 6 ファイル 7 根管充填用ポイント 8 シーラー
Claims (4)
- 【請求項1】 プロピレンとエチレンとの共重合体より
なると共に、造影剤を含有することを特徴とする根管充
填用ポイント。 - 【請求項2】 造影剤が、硫酸バリウム粒子、ジルコニ
ア粒子又はチタニア粒子から選ばれる少なくとも一種で
ある請求項1に記載の根管充填用ポイント。 - 【請求項3】 造影剤が、平均粒径1.0乃至8.0m
mの微粒子である請求項1又は2に記載の根管充填用ポ
イント。 - 【請求項4】 造影剤を40乃至70重量%含有する請
求項1に記載の根管充填用ポイント。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/187928 | 1998-11-06 | ||
US09/187,928 US6024569A (en) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | Root canal filling point |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11315254A Pending JP2000185056A (ja) | 1998-11-06 | 1999-11-05 | 根管充填用ポイント |
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---|---|
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JP (1) | JP2000185056A (ja) |
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US7163401B2 (en) * | 1999-05-12 | 2007-01-16 | Pentron Clinical Technologies, Llc | Endodontic post and obturating system |
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US7094055B2 (en) * | 2001-05-30 | 2006-08-22 | Steven Senia | Endodontic reamer and a method for manufacturing endodontic reamers and files |
US20030045604A1 (en) * | 2001-08-13 | 2003-03-06 | Klee Joachim E. | Dental root canal filling cones |
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US7204875B2 (en) * | 2001-10-24 | 2007-04-17 | Pentron Clinical Technologies, Llc | Dental filling material |
US7303817B2 (en) * | 2001-10-24 | 2007-12-04 | Weitao Jia | Dental filling material |
US7750063B2 (en) | 2001-10-24 | 2010-07-06 | Pentron Clinical Technologies, Llc | Dental filling material |
US7211136B2 (en) * | 2001-10-24 | 2007-05-01 | Pentron Clinical Technologies, Llc | Dental filling material |
US7252508B2 (en) * | 2002-12-13 | 2007-08-07 | Pentron Clinical Technologies, Llc | Endodontic obturator |
US20070184413A1 (en) * | 2005-09-28 | 2007-08-09 | Essential Dental Systems, Inc. | Pre-coated root canal filling point |
US20070101827A1 (en) * | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Quan Nancy N | Endodontic Instrument |
IN2014DN11097A (ja) * | 2012-06-04 | 2015-09-25 | Migrata U K Ltd | |
EP2956082B1 (en) * | 2013-02-14 | 2020-12-02 | Tulsa Dental Products LLC | Process of making molded dental root canal filling cones |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US1757595A (en) * | 1928-11-30 | 1930-05-06 | Louis R Siegel | Dental root-canal point |
GB1446709A (en) * | 1972-07-06 | 1976-08-18 | Nat Patent Dev Corp | Tooth root canal filling composition |
US4197234A (en) * | 1978-07-12 | 1980-04-08 | Colgate-Palmolive Company | Dental restorative composite compositions and filler therefor |
US4304766A (en) * | 1979-04-02 | 1981-12-08 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Compositions for reducing elution of therapeutic agents from teeth |
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DE3316851A1 (de) * | 1983-05-07 | 1984-11-08 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Polymerisierbare dentalmassen und hieraus hergestellte dentalformkoerper |
CA1292338C (en) * | 1985-01-29 | 1991-11-19 | Dentsply International Inc. | Non-toxic organic compositions and calcium hydroxide compositions thereof |
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DE3684979D1 (de) * | 1985-04-03 | 1992-05-27 | Kuraray Co | Zahnwiederherstellungsmaterial. |
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US5865623A (en) * | 1997-03-12 | 1999-02-02 | Bisco, Inc. | Flexible dental composite compositions and restorative methods using flexible dental compositions |
-
1998
- 1998-11-06 US US09/187,928 patent/US6024569A/en not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-11-05 JP JP11315254A patent/JP2000185056A/ja active Pending
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Publication number | Publication date |
---|---|
US6024569A (en) | 2000-02-15 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |