JP2000184434A - Lmdsシステム端末装置及び周波数割り当て方法 - Google Patents

Lmdsシステム端末装置及び周波数割り当て方法

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JP2000184434A
JP2000184434A JP10352926A JP35292698A JP2000184434A JP 2000184434 A JP2000184434 A JP 2000184434A JP 10352926 A JP10352926 A JP 10352926A JP 35292698 A JP35292698 A JP 35292698A JP 2000184434 A JP2000184434 A JP 2000184434A
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JP10352926A
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English (en)
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Yoshiki Kichise
美喜 吉瀬
Tsutomu Igarashi
励 五十嵐
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NEC Corp
NEC Tohoku Corp
Original Assignee
NEC Corp
NEC Tohoku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、同一周波数上で複数のLMDSシ
ステム端末装置が送出する接続要求の衝突を繰り返し、
長期間接続できないことが無いようなLMDSシステム
端末装置および周波数の使用率の偏りを防止するLMD
Sシステム端末装置及び周波数割り当て方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 LMDSシステム端末装置101どうし
で接続要求が衝突してAIUに接続要求が到達しない場
合、接続要求送出成功可否判断手段111は接続要求の
送出が成功したか判断し、成功した場合は次の動作へ移
行する。失敗した場合、下り周波数変更手段108はシ
リアル番号記憶部112に記憶されている各LMDSシ
ステム端末装置101毎に異なるシリアル番号の値によ
って周波数番号Nを昇順で変更するかもしくは降順で変
更するか判断し、検索する下り周波数を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を利用
した双方向高速通信技術に関し、特に、同一周波数上に
複数の端末が送出する接続要求が衝突を繰り返し長期間
接続できないことが無いようにするLMDSシステム端
末装置及び周波数割り当て方法LMDSシステム端末装
置及び周波数割り当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Local Multipoint D
istribution System(以下LMD
S)とはマイクロ波を利用した双方向高速通信システム
であり、近年著しい革新を遂げている。LMDSシステ
ムの網側(以下AIU)とLMDSシステム端末装置間
の無線区間の確立のためのMedia Access
Control(MAC)シーケンスは、Digita
l Audio−Visual Council(以下
DAVIC)Part8にLMDSに特化した接続シー
ケンス仕様が規定されている。DAVICでは、複数の
周波数帯域の中で1台のLMDSシステム端末装置に割
り当てる上下周波数帯域を決定するために、AIUは、
LMDSシステム端末装置に割り当て可能な全ての下り
周波数帯域中に、(LMDSシステム端末装置毎に異な
るシリアル番号を含む)上り周波数割り当てに必要な情
報を送出する。LMDSシステム端末装置は複数存在す
る下り周波数帯域の数、周波数を予め知っていて自分の
シリアル番号を検出するまで下り周波数を一定時間内順
次変更して検索する。LMDSシステム端末装置は自分
のシリアル番号が送出されている下り周波数を検出する
と上り周波数割り当てに必要な情報を得、その上り周波
数上に接続要求を送出する。その接続要求が成功する
と、LMDSシステム端末装置は自分のシリアル番号を
検出した下り周波数と接続要求を送出した上り周波数が
LMDSシステム端末装置の使用する周波数として割り
当てられる。
【0003】このようなDAVICに準拠した、従来の
LMDSシステム端末装置の接続フローを図3を参照し
て説明する。LMDSシステム端末装置が接続動作を開
始すると、下り周波数変更手段は、周波数番号Nに1を
セットし(ステップB01)、周波数情報記憶部を参照
し、周波数番号Nに対応する周波数番号Nの下り周波数
を検索するよう、信号制御部と無線制御部とアンテナと
を制御する(ステップB02)。シリアル番号検索手段
は、受信したATMペイロード中に、シリアル番号記憶
部から参照される自分のシリアル番号が含まれているか
どうか検出を行う(ステップB03)。自分のシリアル
番号が検出できた場合、接続要求送出手段は、接続要求
ATMペイロードを生成し、信号制御部に送出する。信
号制御部は、ATMペイロードからATMセルを組み立
て無線制御部に送出する。上り周波数変更手段は信号制
御部と無線制御部とアンテナを制御し、AIUに接続要
求を送出する(ステップB04)。接続要求送出成功可
否判断手段は接続要求送信後のAIUとのシーケンスの
やりとりの中で、接続要求送信の成功可否を判断する
(ステップB05)。一定時間内に、受信した接続情報
の中に自分宛のシリアル番号が検出できなかった場合、
および接続要求の応答を受信できなかった場合、下り周
波数変更手段は、周波数番号Nを昇順に変化させ(ステ
ップB06)、周波数番号Nの値を確認し(ステップB
07)、周波数番号Nが存在しない周波数の数の場合に
は、補正を行い(ステップB08)、ステップB02を
実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。第1の問題点は、
下り周波数を各LMDSシステム端末装置で共通に使用
しなければならないため、上り周波数上に送出した接続
要求が衝突してしまうということである。第2の問題点
は、下り周波数の検索間隔時間および検索順序が各LM
DSシステム端末装置とも同じであるため、複数のLM
DSシステム端末装置で接続動作の開始時間が重なった
場合、接続要求の衝突を繰り返し、接続まで時間を要し
てしまうということである。第3の問題点は、下り周波
数の検索順序が各LMDSシステム端末装置とも同じた
め、周波数の使用率の偏りが生じてしまうということで
ある。このうち、第1の課題については、周波数を共有
使用することから、接続要求の衝突は避けられず、特開
平04−373331号公報で述べられているような方
法等で、衝突の頻度を減らすようにするしかないが、こ
れと同時に第2の問題点及び第3の問題点を解決するこ
とを目的とする従来技術は見当たらない。本発明は斯か
る問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、同一周波数上で複数のLMDSシステム端末
装置が送出する接続要求の衝突を繰り返し、長期間接続
できないことが無いようなLMDSシステム端末装置お
よび周波数の使用率の偏りを防止するLMDSシステム
端末装置及び周波数割り当て方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、マイクロ波を利用した双方向高速通信を実行
するLMDSシステムに用いるLMDSシステム端末装
置であって、通信網から端末装置に送信される下り信号
の受信、および端末装置から通信網に送出される上り信
号の送信を無線を用いて実行する送受信器であるアンテ
ナと、アナログ信号を通信プロトコルに応じた信号に変
換し、前記アンテナの上下周波数を合わせる無線制御部
と、双方向高速通信制御を行う信号制御部と、秒単位で
カウントするカウンタであるタイマと、LMDSシステ
ムにおいて使用される全ての下り周波数を指定する周波
数情報を予め記憶する周波数情報記憶部と、端末装置毎
に異なるシリアル番号を予め記憶しているシリアル番号
記憶部と、端末装置の接続において、同一周波数上に複
数の端末が送出する接続要求が衝突を繰り返し長期間接
続できないことが無いように制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記タイマを参照して周波数番号を決定
し、前記周波数情報記憶部から参照される周波数番号に
対応する前記周波数情報に従って前記無線制御部および
前記アンテナを制御し、上り信号の送信に使用する上り
周波数割り当てに必要な情報であって通信網が送出する
情報である接続情報を受信する下り周波数変更手段と、
下り周波数上で、自分宛の前記シリアル番号の検出を前
記接続情報に対して実行するとともに、自分宛の前記シ
リアル番号が検出できないときに一定時間内だけ同じ下
り周波数上で再度検索を行うシリアル番号検索手段と、
前記シリアル番号検索手段が自分宛のシリアル番号を検
出できた場合、前記接続情報に含まれる上り周波数情報
に従って通信網への接続要求を送出する接続要求送出手
段と、前記接続要求が通信網に到達して接続要求の送出
が成功したか否かを判断する接続要求送出成功可否判断
手段とを備えることを特徴とするLMDSシステム端末
装置に存する。また本発明の請求項2に記載の要旨は、
前記シリアル番号は、前記シリアル番号検索手段が自分
宛のシリアル番号を検出する際、及び前記下り周波数変
更手段が下り周波数の検索順を決定する際に参照される
ことを特徴とする請求項1に記載のLMDSシステム端
末装置に存する。また本発明の請求項3に記載の要旨
は、前記下り周波数変更手段は、通信網への接続要求の
送出が失敗した場合、前記シリアル番号記憶部に記憶さ
れている前記端末装置毎に異なるシリアル番号の値によ
って周波数番号を昇順で変更するかまたは降順で変更す
るか判断し、検索する下り周波数を変更するとともに、
前記周波数情報記憶部を参照して前記周波数番号に対応
する下り周波数を検索することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のLMDSシステム端末装置に存する。ま
た本発明の請求項4に記載の要旨は、前記下り周波数変
更手段は、下り周波数を変更する際に、シリアル番号を
参照して端末装置を2つのグループに分けて周波数番号
をランダムに変更することを特徴とする請求項1または
2に記載のLMDSシステム端末装置に存する。また本
発明の請求項5に記載の要旨は、下り周波数中に、前記
シリアル番号記憶部から参照されるシリアル番号が含ま
れているかどうかを検出できた場合、通信網に接続要求
を送出するよう、前記信号制御部、前記無線制御部及び
前記アンテナを制御する接続要求送出手段を有すること
を特徴とする請求項3または4に記載のLMDSシステ
ム端末装置に存する。また本発明の請求項6に記載の要
旨は、マイクロ波を利用した双方向高速通信を実行する
LMDSシステムに用いる周波数割り当て方法であっ
て、通信網から端末装置に送信される下り信号の受信、
および端末装置から通信網に送出される上り信号の送信
を無線を用いて実行する送受信工程と、アナログ信号を
通信プロトコルに応じた信号に変換し、前記アンテナの
上下周波数を合わせる無線制御工程と、双方向高速通信
制御を行う信号制御工程と、秒単位でカウントするカウ
ンタであるタイマ工程と、LMDSシステムにおいて使
用される全ての下り周波数を指定する周波数情報を予め
記憶する周波数情報記憶工程と、端末装置毎に異なるシ
リアル番号を予め記憶しているシリアル番号記憶工程
と、端末装置の接続において、同一周波数上に複数の端
末が送出する接続要求が衝突を繰り返し長期間接続でき
ないことが無いように制御する制御工程とを備え、前記
制御工程は、前記タイマ工程を参照して周波数番号を決
定し、前記周波数情報記憶工程から参照される周波数番
号に対応する前記周波数情報に従って前記無線制御工程
および前記送受信工程を制御し、上り信号の送信に使用
する上り周波数割り当てに必要な情報であって通信網が
送出する情報である接続情報を受信する下り周波数変更
工程と、下り周波数上で、自分宛の前記シリアル番号の
検出を前記接続情報に対して実行するとともに、自分宛
の前記シリアル番号が検出できないときに一定時間内だ
け同じ下り周波数上で再度検索を行うシリアル番号検索
工程と、前記シリアル番号検索工程が自分宛のシリアル
番号を検出できた場合、前記接続情報に含まれる上り周
波数情報に従って通信網への接続要求を送出する接続要
求送出工程と、前記接続要求が通信網に到達して接続要
求の送出が成功したか否かを判断する接続要求送出成功
可否判断工程とを備えることを特徴とする周波数割り当
て方法に存する。また本発明の請求項7に記載の要旨
は、前記シリアル番号は、前記シリアル番号検索工程が
自分宛のシリアル番号を検出する際、及び前記下り周波
数変更工程が下り周波数の検索順を決定する際に参照さ
れることを特徴とする請求項6に記載の周波数割り当て
方法に存する。また本発明の請求項8に記載の要旨は、
前記下り周波数変更工程は、通信網への接続要求の送出
が失敗した場合、前記シリアル番号記憶工程に記憶され
ている前記端末装置毎に異なるシリアル番号の値によっ
て周波数番号を昇順で変更するかまたは降順で変更する
か判断し、検索する下り周波数を変更するとともに、前
記周波数情報記憶工程を参照して前記周波数番号に対応
する下り周波数を検索する工程を含むことを特徴とする
請求項6または7に記載の周波数割り当て方法に存す
る。また本発明の請求項9に記載の要旨は、前記下り周
波数変更工程は、下り周波数を変更する際に、シリアル
番号を参照して端末装置を2つのグループに分けて周波
数番号をランダムに変更する工程を含むことを特徴とす
る請求項6または7に記載の周波数割り当て方法に存す
る。また本発明の請求項10に記載の要旨は、下り周波
数中に、前記シリアル番号記憶工程から参照されるシリ
アル番号が含まれているかどうかを検出できた場合、通
信網に接続要求を送出するよう、前記信号制御工程、前
記無線制御工程及び前記送受信工程を制御する接続要求
送出工程を有することを特徴とする請求項8または9に
記載の周波数割り当て方法に存する。また本発明の請求
項11に記載の要旨は、接続動作開始時、前記下り周波
数変更工程は、前記タイマ工程を参照する工程と、タイ
マ値に応じて検索する前記下り周波数番号を決定する工
程と、前記周波数情報記憶工程の記憶内容を参照し、前
記周波数番号に対応する前記周波数情報に従って前記信
号制御工程を介して前記無線制御工程を実行し、これに
応じて前記無線制御工程が前記送受信工程の下り周波数
を合わせ通信網が送出する前記接続情報を受信してアナ
ログ信号をATMセルに変換し、続いて前記信号制御工
程が、ATMセルから(通信網が送出する前記接続情報
を含んだ)ATMペイロード部分を抽出する工程と、前
記シリアル番号検索工程が、受信した前記接続情報の中
に、前記シリアル番号記憶工程から参照される、自分宛
の前記シリアル番号があるかどうか検出する工程と、受
信した前記接続情報の中に自分宛の前記シリアル番号が
検出できない場合でも一定時間内であれば、同じ下り周
波数上で前記シリアル番号の検出を実行し、受信した前
記接続情報の中に自分宛の前記シリアル番号が検出でき
た場合に前記接続要求送出工程が、接続要求に必要なA
TMペイロードを生成して前記信号制御工程に送出し、
これに応じて前記信号制御工程が、ATMペイロードを
ATMセルに組み立てて前記無線制御工程に送出し、こ
れに応じて前記上り周波数変更工程が、前記接続情報の
上り周波数およびタイムスロット情報参照して前記信号
制御工程を介して前記無線制御工程を実行し、これに応
じて前記無線制御工程が前記送受信工程の上り送信周波
数を合わせるとともに、指定されたタイムスロットを用
いてATMセルをアナログ信号に変換して通信網に送出
する工程と、接続要求が通信網に到達し通信網が接続要
求の応答を同一下り周波数上に送出し、これに応じて端
末装置が前記送受信工程、前記無線制御工程、前記信号
制御工程を介してATMペイロードを受信し、これに応
じて前記接続要求送出成功可否判断工程が接続要求の応
答が受信できたかどうか判断する工程と、一定時間内
に、受信した前記接続情報の中に自分宛の前記シリアル
番号が検出できなかった場合、および接続要求の応答を
受信できなかった場合、前記下り周波数変更工程が、前
記シリアル番号記憶工程を参照し、前記シリアル番号が
奇数であるか偶数であるかによって端末装置を2つのグ
ループに分ける工程と、奇数の場合に前記周波数番号を
昇順に設定し、偶数の場合に前記周波数番号を降順に設
定する工程と、前記周波数番号の値を確認し、前記周波
数番号が存在しない周波数の数の場合に補正する工程と
を備えることを特徴とする請求項8に記載の周波数割り
当て方法に存する。また本発明の請求項12に記載の要
旨は、接続動作開始時、前記下り周波数変更工程は、前
記タイマ工程を参照する工程と、タイマ値に応じて検索
する前記下り周波数番号を決定する工程と、前記周波数
情報記憶工程の記憶内容を参照し、前記周波数番号に対
応する前記周波数情報に従って前記信号制御工程を介し
て前記無線制御工程を実行し、これに応じて前記無線制
御工程が前記送受信工程の下り周波数を合わせ通信網が
送出する前記接続情報を受信してアナログ信号をATM
セルに変換し、続いて前記信号制御工程が、ATMセル
から(通信網が送出する前記接続情報を含んだ)ATM
ペイロード部分を抽出する工程と、前記シリアル番号検
索工程が、受信した前記接続情報の中に、前記シリアル
番号記憶工程から参照される、自分宛の前記シリアル番
号があるかどうか検出する工程と、受信した前記接続情
報の中に自分宛の前記シリアル番号が検出できない場合
でも一定時間内であれば、同じ下り周波数上で前記シリ
アル番号の検出を実行し、受信した前記接続情報の中に
自分宛の前記シリアル番号が検出できた場合に前記接続
要求送出工程が、接続要求に必要なATMペイロードを
生成して前記信号制御工程に送出し、これに応じて前記
信号制御工程が、ATMペイロードをATMセルに組み
立てて前記無線制御工程に送出し、これに応じて前記上
り周波数変更工程が、前記接続情報の上り周波数および
タイムスロット情報参照して前記信号制御工程を介して
前記無線制御工程を実行し、これに応じて前記無線制御
工程が前記送受信工程の上り送信周波数を合わせるとと
もに、指定されたタイムスロットを用いてATMセルを
アナログ信号に変換して通信網に送出する工程と、接続
要求が通信網に到達し通信網が接続要求の応答を同一下
り周波数上に送出し、これに応じて端末装置が前記送受
信工程、前記無線制御工程、前記信号制御工程を介して
ATMペイロードを受信し、これに応じて前記接続要求
送出成功可否判断工程が接続要求の応答が受信できたか
どうか判断する工程と、一定時間内に、受信した前記接
続情報の中に自分宛の前記シリアル番号が検出できなか
った場合、および接続要求の応答を受信できなかった場
合、前記下り周波数変更工程が、前記シリアル番号記憶
工程を参照し、前記シリアル番号が奇数であるか偶数で
あるかによって端末装置を2つのグループに分ける工程
と、前記周波数番号をランダムに変更する工程と、前記
周波数番号の値を確認し、前記周波数番号が存在しない
周波数の数の場合に補正する工程とを備えることを特徴
とする請求項9に記載の周波数割り当て方法に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に説明する第1及び第2実施
形態の特徴は、LMDSに用いられる無線通信端末であ
るLMDSシステム端末装置101の接続において、同
一周波数上に複数の端末が送出する接続要求が衝突を繰
り返し長期間接続できないことが無いようにしたことに
ある。
【0007】図1において、下り周波数変更手段108
は、タイマ114を参照して周波数番号Nを決定し、周
波数情報記憶部113から参照される周波数番号Nに対
応する周波数情報401に従って無線制御部103およ
びアンテナ102を制御し、LMDSシステムの網側
(例えば、インターネットやCATVなど、以下AI
U)が送出する接続情報(すなわち、LMDSシステム
端末装置101が使用する上り周波数割り当てに必要な
情報)を受信する。シリアル番号検索手段107は、受
信した接続情報中にシリアル番号記憶部112から参照
される、自分宛のシリアル番号の検出を行う。シリアル
番号検索手段107が自分宛のシリアル番号を検出でき
た場合、接続要求送出手段110が接続情報の上り周波
数情報401に従ってAIUへの接続要求を送出する。
上り周波数は各LMDSシステム端末装置101で共有
使用するため、LMDSシステム端末装置101どうし
で接続要求が衝突してAIUに接続要求が到達しない場
合がある。接続要求送出成功可否判断手段111は接続
要求の送出が成功したか判断し、成功した場合は次の動
作へ移行する。失敗した場合、下り周波数変更手段10
8はシリアル番号記憶部112に記憶されている各LM
DSシステム端末装置101毎に異なるシリアル番号の
値によって周波数番号Nを昇順で変更するかもしくは降
順で変更するか判断し、検索する下り周波数を変更す
る。
【0008】このようにして、本発明では、LMDSシ
ステム端末装置101毎に検索する周波数を変えている
ので、異なるLMDSシステム端末装置101が同時期
に接続動作を開始した場合でも接続要求の衝突を減らす
ことができる。また、周波数の検索順を昇順と降順の2
つのグループに分けているので、同じLMDSシステム
端末装置101どうしで接続要求が再衝突する確率を減
らすことができる。以下、本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0009】(第1実施形態)図1は、本発明のLMD
Sシステム端末装置101の第1実施形態の構成を示す
ブロック図である。図1を参照すると、本発明の第1実
施形態としてのLMDSシステム端末装置101が示さ
れている。LMDSシステム端末装置101は、アンテ
ナ102、無線制御部103、信号制御部104、制御
部105、記憶部106、タイマ114を備えている。
【0010】アンテナ102は、AIUから送信される
下りアナログ信号の受信、およびLMDSシステム端末
装置101から送出する上りアナログ信号の送信を無線
にて行う送受信器である。
【0011】無線制御部103は、アナログ信号をAs
ynchronous Transfer Mode
(以下ATM)セルに変換する機能や、アンテナの上下
周波数を合わせる機能を備えている。
【0012】信号制御部104は、ATMセルからAT
Mペイロードを抽出する機能や、ATMペイロードから
ATMセルを組み立てる機能を有している。
【0013】タイマ114は、秒単位でカウントするカ
ウンタであって、下り周波数変更手段108が周波数番
号Nの値を決定する際に0から9までの10個の値が参
照される。
【0014】記憶部106は、シリアル番号記憶部11
2及び周波数情報記憶部113を備えている。シリアル
番号記憶部112は、LMDSシステム端末装置101
毎に異なる番号(以下、シリアル番号)を予め記憶して
いる。このシリアル番号はシリアル番号検索手段107
が自分宛のシリアル番号を検出する際や、下り周波数変
更手段108が下り周波数の検索順を決定する際に参照
される。
【0015】周波数情報記憶部113は、LMDSシス
テムにおいて使用される全ての下り周波数の周波数情報
401を予め記憶している。周波数情報記憶部113に
記憶される周波数情報401につき詳しく説明する。図
4は、図1の周波数情報記憶部113に記憶されている
周波数情報401の一実施形態を示している。周波数情
報記憶部113は、周波数情報401として、下り周波
数の数と周波数番号Nとを関連付けて予め記憶してい
る。
【0016】制御部105は、シリアル番号検索手段1
07、下り周波数変更手段108、上り周波数変更手段
109、接続要求送出手段110、接続要求送出成功可
否判断手段111を備えている。
【0017】下り周波数変更手段108は、接続動作開
始時、タイマ114から参照される値を周波数番号Nに
セットし、周波数情報記憶部113を参照して周波数番
号Nに対応する周波数番号Nの下り周波数を検索するよ
うに、信号制御部104と無線制御部103とアンテナ
102とを制御する。また、次に下り周波数を変更する
場合、シリアル番号記憶部112から参照される値に応
じて、周波数番号Nを昇順もしくは降順に変更し、周波
数番号Nに対応する周波数番号Nの下り周波数を検索す
るような制御を行う機能を有している。
【0018】シリアル番号検索手段107は下り周波数
中に、シリアル番号記憶部112から参照されるシリア
ル番号が含まれているかどうかの検出を行う機能を有し
ている。検出できない場合、一定時間内であれば、同じ
下り周波数上で再度検索を行う機能を有している。
【0019】シリアル番号記憶部112から参照される
シリアル番号が含まれているかどうかを検出できた場
合、接続要求送出手段110は、AIUに接続要求を送
出するよう、信号制御部104と無線制御部103とア
ンテナ102とを制御する機能を有している。
【0020】接続要求送出成功可否判断手段111は、
接続要求送出の成功可否を判断する。接続要求送出が成
功した場合、LMDSシステム端末装置101は、使用
する上下周波数の割り当てが終了し次の動作へ移行す
る。失敗した場合には、送出要求が他のLMDSシステ
ム端末装置(不図示)と衝突したと判断する。これに応
じて下り周波数変更手段108は、シリアル番号記憶部
112を参照して周波数番号Nを昇順もしくは降順に変
更するとともに、周波数情報記憶部113を参照して周
波数番号Nに対応する周波数番号Nの下り周波数を検索
するよう制御を行う。
【0021】以上詳細にLMDSシステム端末装置10
1の構成を述べたが、図1のアンテナ102と無線制御
部103と信号制御部104は、当業者にとってよく知
られており、また本実施形態とは直接関係しないので、
その詳細な構成は省略する。
【0022】なお、第1実施形態では、通信プロトコル
としてATMを使用した例を挙げているが、TCP/I
P(Transmission Control Pr
otocol/Internet Protocol)
等の他の通信プロトコルでも構成できる。
【0023】次に、図1および図2を参照して、LMD
Sシステム端末装置101の動作を説明する。図2は、
図1のLMDSシステム端末装置101で実行される周
波数割り当て方法の動作を示すフロー図である。図1を
参照すると、接続動作開始時、下り周波数変更手段10
8(下り周波数変更工程の実行主体)は、タイマ114
(タイマ工程の実行主体)を参照し、(ステップA0
1)、タイマ値が1の場合は周波数番号N=1,2の場
合は周波数番号N=2,3の場合は周波数番号N=3,
4の場合は周波数番号N=4,5の場合は周波数番号N
=5,6の場合は周波数番号N=6,7の場合は周波数
番号N=7,8の場合は周波数番号N=8,9の場合は
周波数番号N=9,0の場合は周波数番号N=10とい
ったように、検索する下り周波数番号を決定する(ステ
ップA02)。
【0024】次に、下り周波数変更手段108は、周波
数情報記憶部113(周波数情報記憶工程の実行主体)
の記憶内容を参照し、周波数番号Nに対応する周波数情
報401に従って信号制御部104(信号制御工程の実
行主体)を介して無線制御部103(無線制御工程の実
行主体)を制御する。これに応じて無線制御部103
(無線制御工程)はアンテナ102(送受信工程)の下
り周波数を合わせ、AIUが送出する(すなわち、LM
DSシステム端末装置101が使用する上り周波数割り
当てに必要な)接続情報を受信し、アナログ信号をAT
Mセルに変換する。続いて、信号制御部104(信号制
御工程)は、ATMセルから(AIUが送出する接続情
報を含んだ)ATMペイロード部分を抽出する(ステッ
プA03)。
【0025】シリアル番号検索手段107(シリアル番
号検索工程の実行主体)は、受信した接続情報の中に、
シリアル番号記憶部112(シリアル番号記憶工程の実
行主体)から参照される、自分宛のシリアル番号がある
かどうか検出する(ステップA04)。
【0026】受信した接続情報の中に自分宛のシリアル
番号が検出できない場合でも一定時間内であれば、同じ
下り周波数上でシリアル番号の検出を実行する。受信し
た接続情報の中に自分宛のシリアル番号が検出できた場
合(ステップA04の「有」)、接続要求送出手段11
0(接続要求送出工程の実行主体)は、接続要求に必要
なATMペイロードを生成し、信号制御部104(信号
制御工程)に送出する。信号制御部104(信号制御工
程)は、ATMペイロードをATMセルに組み立て、無
線制御部103(無線制御工程)に送出する。上り周波
数変更手段109(上り周波数変更工程の実行主体)
は、接続情報の上り周波数およびタイムスロット情報参
照し、その情報に従って信号制御部104(信号制御工
程)を介して無線制御部103(無線制御工程)を制御
する。これに応じて無線制御部103(無線制御工程)
はアンテナ102(送受信工程)の上り送信周波数を合
わせるとともに、指定されたタイムスロットを用いてA
TMセルをアナログ信号に変換してAIUに送出する
(ステップA06)。
【0027】上り周波数およびそのタイムスロットは各
LMDSシステム端末装置101で共有使用するため、
異なるLMDSシステム端末装置101どうしでの接続
要求が衝突してAIUに接続要求が到達しない場合があ
る。続いて、接続要求がAIUに到達した場合、AIU
は接続要求の応答を同一下り周波数上に送出する。LM
DSシステム端末装置101は、接続情報を受信する場
合と同様に、アンテナ102(送受信工程)、無線制御
部103(無線制御工程)、信号制御部104(信号制
御工程)を介してATMペイロードを受信する。接続要
求送出成功可否判断手段111(接続要求送出成功可否
判断工程の実行主体)は、接続要求の応答が受信できた
かどうか判断する(ステップA07)。
【0028】接続要求の応答が受信できた場合(ステッ
プA07の「成功」)、LMDSシステム端末装置10
1は、使用する上下周波数の割り当てが終了し次の動作
に移行する。一定時間内に、受信した接続情報の中に自
分宛のシリアル番号が検出できなかった場合(ステップ
A04の「無」)、および接続要求の応答を受信できな
かった場合(ステップA07の「失敗」)、下り周波数
変更手段108(下り周波数変更工程)は、シリアル番
号記憶部112(シリアル番号記憶工程)を参照し、シ
リアル番号が奇数であるか偶数であるかによってLMD
Sシステム端末装置101を2つのグループに分ける
(ステップA05)。
【0029】奇数の場合には周波数番号Nを昇順に(ス
テップA08)、偶数の場合には周波数番号Nを降順に
(ステップA09)変化させ、周波数番号Nの値を確認
し(ステップA10、ステップA12)、周波数番号N
が存在しない周波数の数の場合には、補正(ステップA
11、ステップA13)を行い、ステップA03を実行
する。
【0030】なお、本実施形態の動作の説明において、
下り周波数の数が10個の場合の動作を説明している
が、下り周波数の数は10個と限定されるものではな
い。下り周波数の数が実施形態の動作の説明と異なる場
合には、タイマ値から参照決定される周波数番号Nの値
を下り周波数の数に対応させ、特定の周波数に偏ること
のないようにしてやればよい。
【0031】以上説明したように、第1実施形態によれ
ば、LMDSシステム端末装置101が検索を開始する
下り周波数をLMDSシステム端末装置101毎に変え
ているので、複数のLMDSシステム端末装置101が
同時に接続動作を開始した場合でも、送出する接続要求
が衝突することを回避できることが期待できる。また、
LMDSシステム端末装置101が検索する周波数番号
Nを昇順で検索するグループと降順で検索するグループ
に分けているので、複数のLMDSシステム端末装置1
01が検索を開始する周波数番号Nが同じであって、接
続要求が衝突した場合でも次に検索する周波数番号Nは
異なるので、同じLMDSシステム端末装置101どう
しでの接続要求の再衝突を回避できることが期待でき
る。更に、LMDSシステム端末装置101が検索を開
始する下り周波数をLMDSシステム端末装置101毎
に変えているので、周波数の使用率が偏ることなく運用
できる。
【0032】(第2実施形態)本発明の第2実施形態
は、その基本的構成は第1実施形態のLMDSシステム
端末装置101と同じであるが、検索する周波数の順序
についてさらに工夫している。下り周波数を変更する際
に、シリアル番号を参照してLMDSシステム端末装置
101を2つのグループに分けて周波数番号Nを昇順も
しくは降順に変更させることに代えて、下り周波数の変
更順を順列ではなくランダムに変更する点に特徴を有し
ている。このように、第2実施形態では、下り周波数の
変更順をランダムとしているので、同じLMDSシステ
ム端末装置101どうしで接続要求が衝突した場合で
も、次の接続要求が再衝突する確立をさらに低くするこ
とができるという効果が得られる。
【0033】なお、本実施の形態においては、本発明は
上記実施形態に限定されず、本発明を適用する上で好適
な、マイクロ波を利用した双方向高速通信技術に適用す
ることができる。また、上記構成部材の数、位置、形状
等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上
で好適な数、位置、形状等にすることができる。また、
各図において、同一構成要素には同一符号を付してい
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、L
MDSシステム端末装置が検索を開始する下り周波数を
LMDSシステム端末装置毎に変えているので、複数の
LMDSシステム端末装置が同時に接続動作を開始した
場合でも、送出する接続要求が衝突することを回避でき
ることが期待できることである。第2の効果は、LMD
Sシステム端末装置が検索する周波数番号を昇順で検索
するグループと降順で検索するグループに分けているの
で、複数のLMDSシステム端末装置が検索を開始する
周波数番号が同じであって、接続要求が衝突した場合で
も次に検索する周波数番号は異なるので、同じLMDS
システム端末装置どうしでの接続要求の再衝突を回避で
きることが期待できることである。第3の効果は、LM
DSシステム端末装置が検索を開始する下り周波数をL
MDSシステム端末装置毎に変えているので、周波数の
使用率が偏ることなく運用できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLMDSシステム端末装置の第1実施
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のLMDSシステム端末装置で実行される
周波数割り当て方法の動作を示すフロー図である。
【図3】従来のLMDSシステム端末装置の動作を示す
フロー図である。
【図4】図1の周波数情報記憶部に記憶されている周波
数情報の一実施形態を示している。
【符号の説明】
101…LMDSシステム端末装置 102…アンテナ 103…無線制御部 104…信号制御部 105…制御部 106…記憶部 107…シリアル番号検索手段 108…下り周波数変更手段 109…上り周波数変更手段 110…接続要求送出手段 111…接続要求送出成功可否判断手段 112…シリアル番号記憶部 113…周波数情報記憶部 114…タイマ 401…周波数情報 N…周波数番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 励 岩手県一関市柄貝1番地 東北日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA13 AA25 BB00 BB21 DD17 DD34 EE02 EE10 EE22 EE63 JJ03 JJ11 KK15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を利用した双方向高速通信を
    実行するLMDSシステムに用いるLMDSシステム端
    末装置であって、 通信網から端末装置に送信される下り信号の受信、およ
    び端末装置から通信網に送出される上り信号の送信を無
    線を用いて実行する送受信器であるアンテナと、 アナログ信号を通信プロトコルに応じた信号に変換し、
    前記アンテナの上下周波数を合わせる無線制御部と、 双方向高速通信制御を行う信号制御部と、 秒単位でカウントするカウンタであるタイマと、 LMDSシステムにおいて使用される全ての下り周波数
    を指定する周波数情報を予め記憶する周波数情報記憶部
    と、 端末装置毎に異なるシリアル番号を予め記憶しているシ
    リアル番号記憶部と、 端末装置の接続において、同一周波数上に複数の端末が
    送出する接続要求が衝突を繰り返し長期間接続できない
    ことが無いように制御する制御部とを備え、 前記制御部は、 前記タイマを参照して周波数番号を決定し、前記周波数
    情報記憶部から参照される周波数番号に対応する前記周
    波数情報に従って前記無線制御部および前記アンテナを
    制御し、上り信号の送信に使用する上り周波数割り当て
    に必要な情報であって通信網が送出する情報である接続
    情報を受信する下り周波数変更手段と、 下り周波数上で、自分宛の前記シリアル番号の検出を前
    記接続情報に対して実行するとともに、自分宛の前記シ
    リアル番号が検出できないときに一定時間内だけ同じ下
    り周波数上で再度検索を行うシリアル番号検索手段と、 前記シリアル番号検索手段が自分宛のシリアル番号を検
    出できた場合、前記接続情報に含まれる上り周波数情報
    に従って通信網への接続要求を送出する接続要求送出手
    段と、 前記接続要求が通信網に到達して接続要求の送出が成功
    したか否かを判断する接続要求送出成功可否判断手段と
    を備えることを特徴とするLMDSシステム端末装置。
  2. 【請求項2】 前記シリアル番号は、前記シリアル番号
    検索手段が自分宛のシリアル番号を検出する際、及び前
    記下り周波数変更手段が下り周波数の検索順を決定する
    際に参照されることを特徴とする請求項1に記載のLM
    DSシステム端末装置。
  3. 【請求項3】 前記下り周波数変更手段は、通信網への
    接続要求の送出が失敗した場合、前記シリアル番号記憶
    部に記憶されている前記端末装置毎に異なるシリアル番
    号の値によって周波数番号を昇順で変更するかまたは降
    順で変更するか判断し、検索する下り周波数を変更する
    とともに、前記周波数情報記憶部を参照して前記周波数
    番号に対応する下り周波数を検索することを特徴とする
    請求項1または2に記載のLMDSシステム端末装置。
  4. 【請求項4】 前記下り周波数変更手段は、下り周波数
    を変更する際に、シリアル番号を参照して端末装置を2
    つのグループに分けて周波数番号をランダムに変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のLMDSシ
    ステム端末装置。
  5. 【請求項5】 下り周波数中に、前記シリアル番号記憶
    部から参照されるシリアル番号が含まれているかどうか
    を検出できた場合、通信網に接続要求を送出するよう、
    前記信号制御部、前記無線制御部及び前記アンテナを制
    御する接続要求送出手段を有することを特徴とする請求
    項3または4に記載のLMDSシステム端末装置。
  6. 【請求項6】 マイクロ波を利用した双方向高速通信を
    実行するLMDSシステムに用いる周波数割り当て方法
    であって、 通信網から端末装置に送信される下り信号の受信、およ
    び端末装置から通信網に送出される上り信号の送信を無
    線を用いて実行する送受信工程と、 アナログ信号を通信プロトコルに応じた信号に変換し、
    前記アンテナの上下周波数を合わせる無線制御工程と、 双方向高速通信制御を行う信号制御工程と、 秒単位でカウントするカウンタであるタイマ工程と、 LMDSシステムにおいて使用される全ての下り周波数
    を指定する周波数情報を予め記憶する周波数情報記憶工
    程と、 端末装置毎に異なるシリアル番号を予め記憶しているシ
    リアル番号記憶工程と、 端末装置の接続において、同一周波数上に複数の端末が
    送出する接続要求が衝突を繰り返し長期間接続できない
    ことが無いように制御する制御工程とを備え、 前記制御工程は、 前記タイマ工程を参照して周波数番号を決定し、前記周
    波数情報記憶工程から参照される周波数番号に対応する
    前記周波数情報に従って前記無線制御工程および前記送
    受信工程を制御し、上り信号の送信に使用する上り周波
    数割り当てに必要な情報であって通信網が送出する情報
    である接続情報を受信する下り周波数変更工程と、 下り周波数上で、自分宛の前記シリアル番号の検出を前
    記接続情報に対して実行するとともに、自分宛の前記シ
    リアル番号が検出できないときに一定時間内だけ同じ下
    り周波数上で再度検索を行うシリアル番号検索工程と、 前記シリアル番号検索工程が自分宛のシリアル番号を検
    出できた場合、前記接続情報に含まれる上り周波数情報
    に従って通信網への接続要求を送出する接続要求送出工
    程と、 前記接続要求が通信網に到達して接続要求の送出が成功
    したか否かを判断する接続要求送出成功可否判断工程と
    を備えることを特徴とする周波数割り当て方法。
  7. 【請求項7】 前記シリアル番号は、前記シリアル番号
    検索工程が自分宛のシリアル番号を検出する際、及び前
    記下り周波数変更工程が下り周波数の検索順を決定する
    際に参照されることを特徴とする請求項6に記載の周波
    数割り当て方法。
  8. 【請求項8】 前記下り周波数変更工程は、通信網への
    接続要求の送出が失敗した場合、前記シリアル番号記憶
    工程に記憶されている前記端末装置毎に異なるシリアル
    番号の値によって周波数番号を昇順で変更するかまたは
    降順で変更するか判断し、検索する下り周波数を変更す
    るとともに、前記周波数情報記憶工程を参照して前記周
    波数番号に対応する下り周波数を検索する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項6または7に記載の周波数割り当
    て方法。
  9. 【請求項9】 前記下り周波数変更工程は、下り周波数
    を変更する際に、シリアル番号を参照して端末装置を2
    つのグループに分けて周波数番号をランダムに変更する
    工程を含むことを特徴とする請求項6または7に記載の
    周波数割り当て方法。
  10. 【請求項10】 下り周波数中に、前記シリアル番号記
    憶工程から参照されるシリアル番号が含まれているかど
    うかを検出できた場合、通信網に接続要求を送出するよ
    う、前記信号制御工程、前記無線制御工程及び前記送受
    信工程を制御する接続要求送出工程を有することを特徴
    とする請求項8または9に記載の周波数割り当て方法。
  11. 【請求項11】 接続動作開始時、前記下り周波数変更
    工程は、前記タイマ工程を参照する工程と、 タイマ値に応じて検索する前記下り周波数番号を決定す
    る工程と、 前記周波数情報記憶工程の記憶内容を参照し、前記周波
    数番号に対応する前記周波数情報に従って前記信号制御
    工程を介して前記無線制御工程を実行し、これに応じて
    前記無線制御工程が前記送受信工程の下り周波数を合わ
    せ通信網が送出する前記接続情報を受信してアナログ信
    号をATMセルに変換し、続いて前記信号制御工程が、
    ATMセルから(通信網が送出する前記接続情報を含ん
    だ)ATMペイロード部分を抽出する工程と、 前記シリアル番号検索工程が、受信した前記接続情報の
    中に、前記シリアル番号記憶工程から参照される、自分
    宛の前記シリアル番号があるかどうか検出する工程と、 受信した前記接続情報の中に自分宛の前記シリアル番号
    が検出できない場合でも一定時間内であれば、同じ下り
    周波数上で前記シリアル番号の検出を実行し、受信した
    前記接続情報の中に自分宛の前記シリアル番号が検出で
    きた場合に前記接続要求送出工程が、接続要求に必要な
    ATMペイロードを生成して前記信号制御工程に送出
    し、これに応じて前記信号制御工程が、ATMペイロー
    ドをATMセルに組み立てて前記無線制御工程に送出
    し、これに応じて前記上り周波数変更工程が、前記接続
    情報の上り周波数およびタイムスロット情報を参照して
    前記信号制御工程を介して前記無線制御工程を実行し、
    これに応じて前記無線制御工程が前記送受信工程の上り
    送信周波数を合わせるとともに、指定されたタイムスロ
    ットを用いてATMセルをアナログ信号に変換して通信
    網に送出する工程と、 接続要求が通信網に到達し通信網が接続要求の応答を同
    一下り周波数上に送出し、これに応じて端末装置が前記
    送受信工程、前記無線制御工程、前記信号制御工程を介
    してATMペイロードを受信し、これに応じて前記接続
    要求送出成功可否判断工程が接続要求の応答が受信でき
    たかどうか判断する工程と、 一定時間内に、受信した前記接続情報の中に自分宛の前
    記シリアル番号が検出できなかった場合、および接続要
    求の応答を受信できなかった場合、前記下り周波数変更
    工程が、前記シリアル番号記憶工程を参照し、前記シリ
    アル番号が奇数であるか偶数であるかによって端末装置
    を2つのグループに分ける工程と、 奇数の場合に前記周波数番号を昇順に設定し、偶数の場
    合に前記周波数番号を降順に設定する工程と、 前記周波数番号の値を確認し、前記周波数番号が存在し
    ない周波数の数の場合に補正する工程とを備えることを
    特徴とする請求項8に記載の周波数割り当て方法。
  12. 【請求項12】 接続動作開始時、前記下り周波数変更
    工程は、前記タイマ工程を参照する工程と、 タイマ値に応じて検索する前記下り周波数番号を決定す
    る工程と、 前記周波数情報記憶工程の記憶内容を参照し、前記周波
    数番号に対応する前記周波数情報に従って前記信号制御
    工程を介して前記無線制御工程を実行し、これに応じて
    前記無線制御工程が前記送受信工程の下り周波数を合わ
    せ通信網が送出する前記接続情報を受信してアナログ信
    号をATMセルに変換し、続いて前記信号制御工程が、
    ATMセルから(通信網が送出する前記接続情報を含ん
    だ)ATMペイロード部分を抽出する工程と、 前記シリアル番号検索工程が、受信した前記接続情報の
    中に、前記シリアル番号記憶工程から参照される、自分
    宛の前記シリアル番号があるかどうか検出する工程と、 受信した前記接続情報の中に自分宛の前記シリアル番号
    が検出できない場合でも一定時間内であれば、同じ下り
    周波数上で前記シリアル番号の検出を実行し、受信した
    前記接続情報の中に自分宛の前記シリアル番号が検出で
    きた場合に前記接続要求送出工程が、接続要求に必要な
    ATMペイロードを生成して前記信号制御工程に送出
    し、これに応じて前記信号制御工程が、ATMペイロー
    ドをATMセルに組み立てて前記無線制御工程に送出
    し、これに応じて前記上り周波数変更工程が、前記接続
    情報の上り周波数およびタイムスロット情報参照して前
    記信号制御工程を介して前記無線制御工程を実行し、こ
    れに応じて前記無線制御工程が前記送受信工程の上り送
    信周波数を合わせるとともに、指定されたタイムスロッ
    トを用いてATMセルをアナログ信号に変換して通信網
    に送出する工程と、 接続要求が通信網に到達し通信網が接続要求の応答を同
    一下り周波数上に送出し、これに応じて端末装置が前記
    送受信工程、前記無線制御工程、前記信号制御工程を介
    してATMペイロードを受信し、これに応じて前記接続
    要求送出成功可否判断工程が接続要求の応答が受信でき
    たかどうか判断する工程と、 一定時間内に、受信した前記接続情報の中に自分宛の前
    記シリアル番号が検出できなかった場合、および接続要
    求の応答を受信できなかった場合、前記下り周波数変更
    工程が、前記前記シリアル番号記憶工程を参照し、前記
    シリアル番号が奇数であるか偶数であるかによって端末
    装置を2つのグループに分ける工程と、 前記周波数番号をランダムに変更する工程と、 前記周波数番号の値を確認し、前記周波数番号が存在し
    ない周波数の数の場合に補正する工程とを備えることを
    特徴とする請求項9に記載の周波数割り当て方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001099452A1 (fr) * 2000-06-22 2001-12-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de station de base et procede d'attribution de canaux
JP2008211650A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Saxa Inc 無線通信システム

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