JP2000182076A - データ処理装置およびデータ処理方法、並びに提供媒体 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法、並びに提供媒体

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JP2000182076A
JP2000182076A JP10357261A JP35726198A JP2000182076A JP 2000182076 A JP2000182076 A JP 2000182076A JP 10357261 A JP10357261 A JP 10357261A JP 35726198 A JP35726198 A JP 35726198A JP 2000182076 A JP2000182076 A JP 2000182076A
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Yasunori Oto
康紀 大戸
Yuichi Ueda
裕一 上田
Hirosuke Komatsu
宏輔 小松
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Sony Corp
Sony Group Corp
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Sony Corp
Sony Kihara Research Center Inc
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T13/00Animation
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのポリゴンモデルそれぞれを構成するポ
リゴンどうしを対応付け、自然なモーフィングを実現す
る。 【解決手段】 ポリゴンモデルMAまたはMBそれぞれ
が、対応する部品(例えば、耳や、目、顔など)どうし
に分割され、ポリゴンモデルMAの部品を構成するポリ
ゴンと、その部品に対応するポリゴンモデルMBの部品
を構成するポリゴンとが対応付けられる。即ち、対応す
る2つの部品から、それぞの部品を構成するポリゴンど
うしの接続関係を表す2次元グラフとしての接続関係グ
ラフが作成され、対応する2つの部品それぞれの接続関
係グラフが同形にされることにより、その2つの部品を
構成するポリゴンどうしが対応付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よびデータ処理方法、並びに提供媒体に関し、特に、例
えば、異なる3次元形状モデルどうしを対応付け、それ
らの間でモーフィング(morphing)等を容易に行うこと
ができるようにするデータ処理装置およびデータ処理方
法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィクスを利用したア
ニメーション作成においては、異なる2つの3次元形状
モデルの各部どうしを対応付け、そのうちの一方の3次
元形状モデルの各部が、他方の3次元形状モデルの、対
応付けられた各部に、徐々に変形していくモーフィング
が、アニメーションの一手法として行われる。
【0003】3次元形状モデル(以下、適宜、単に、モ
デルという)どうしを対応付ける方法としては、例え
ば、図25に示すように、その対応付けを行う2つのモ
デルMAおよびMBを、球面などの同一の面に投影し、
その投影された面上で、互いの各部の対応付けを行うも
の等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つの
モデルを球面等に投影して対応付けを行う場合、モデル
の凹凸が、投影された球面上において重なり、モデルの
テクスチャやマテリアル(質感)が混合することによ
り、モデルの特徴が失われることがあった。即ち、図2
6は、あるキャラクタ(図26では、ピエロを模したキ
ャラクタ)のモデルを、球面に投影した状態を示してい
るが、この場合、キャラクタの左耳の部分(右耳の部分
も同様)と、帽子とが重なり、帽子の特徴は失われるこ
とになる。その結果、帽子の部分を、その特徴を生かし
た状態で、他の形状に変形するようなモーフィングを行
いたい場合でも、そのようなモーフィングを行うのが困
難であった。その結果、自然な感じのモーフィングを行
うのが困難な場合があった。
【0005】一方、最近では、処理の高速化等のため
に、モデルを、例えば、3角形や4角形等のポリゴン
(polygon)と呼ばれる単位図形によって定義すること
が多く、このようにポリゴンの集合で構成されるモデル
を用いたアニメーションは、例えば、キーフレームの間
を補間するように、ポリゴンを移動、変形等することに
よって作成される。そして、このようにキーフレームか
ら作成されるアニメーション(キーフレームアニメーシ
ョン)において、その一部に、球面に投影して行われる
モーフィングによるアニメーション(モーフィングアニ
メーション)を用いることは困難であった。
【0006】即ち、キーフレームアニメーションにおい
ては、レンダリング前のモデルを用いて、キーフレーム
の間のアニメーションが、補間により作成されるが、球
面への投影によるモーフィングにおいては、モデルを用
いてレンダリングを行った後のデータが、球面に投影さ
れるため、レンダリング前のモデルを用いるキーフレー
ムアニメーションの一部として、球面への投影によるモ
ーフィングの結果得られるモーフィングアニメーション
を用いることは困難であった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ポリゴンの集合で定義されるモデルを構
成するポリゴンどうしを容易に対応付けることができる
ようにし、これにより、自然なアニメーション等を実現
することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
処理装置は、第1と第2の3次元形状モデルそれぞれ
を、対応する部品どうしに分割する部品分割手段と、第
1の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形と、第
2の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形とを対
応付ける単位図形対応付けを行う単位図形対応付け手段
とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項16に記載のデータ処理方法は、第
1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部品
どうしに分割する部品分割ステップと、第1の3次元形
状モデルの部品を構成する単位図形と、第2の3次元形
状モデルの部品を構成する単位図形とを対応付ける単位
図形対応付けを行う単位図形対応付けステップとを備え
ることを特徴とする。
【0010】請求項17に記載の提供媒体は、第1と第
2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部品どうし
に分割する部品分割ステップと、第1の3次元形状モデ
ルの部品を構成する単位図形と、第2の3次元形状モデ
ルの部品を構成する単位図形とを対応付ける単位図形対
応付けを行う単位図形対応付けステップとを備える制御
情報を提供することを特徴とする。
【0011】請求項18に記載の提供媒体は、第1と第
2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部品どうし
に分割し、第1の3次元形状モデルの部品を構成する単
位図形と、第2の3次元形状モデルの部品を構成する単
位図形とを対応付ける単位図形対応付けを行い、単位図
形対応付けが行われた部品を、第1または第2の3次元
形状モデルそれぞれに再構成することにより得られる第
1および第2の3次元形状モデルの再構成結果を提供す
ることを特徴とする。
【0012】請求項19に記載のデータ処理装置は、第
1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の3
次元形状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単位
図形対応付けを行う単位図形対応付け手段と、単位図形
対応付けが行われた第1および第2の3次元形状モデル
からアニメーションを作成するアニメーション作成手段
とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項25に記載のデータ処理方法は、第
1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の3
次元形状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単位
図形対応付けを行う単位図形対応付けステップと、単位
図形対応付けが行われた第1および第2の3次元形状モ
デルからアニメーションを作成するアニメーション作成
ステップとを備えることを特徴とする。
【0014】請求項26に記載の提供媒体は、第1の3
次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の3次元形
状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単位図形対
応付けを行う単位図形対応付けステップと、単位図形対
応付けが行われた第1および第2の3次元形状モデルか
らアニメーションを作成するアニメーション作成ステッ
プとを備える制御情報を提供することを特徴とする。
【0015】請求項27に記載の提供媒体は、第1の3
次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の3次元形
状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単位図形対
応付けを行い、単位図形対応付けが行われた第1および
第2の3次元形状モデルからアニメーションを作成する
ことにより得られるアニメーションのデータを提供する
ことを特徴とする。
【0016】請求項1に記載のデータ処理装置において
は、部品分割手段は、第1と第2の3次元形状モデルそ
れぞれを、対応する部品どうしに分割し、単位図形対応
付け手段は、第1の3次元形状モデルの部品を構成する
単位図形と、第2の3次元形状モデルの部品を構成する
単位図形とを対応付ける単位図形対応付けを行うように
なされている。
【0017】請求項16に記載のデータ処理方法におい
ては、第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応
する部品どうしに分割し、第1の3次元形状モデルの部
品を構成する単位図形と、第2の3次元形状モデルの部
品を構成する単位図形とを対応付ける単位図形対応付け
を行うようになされている。
【0018】請求項17に記載の提供媒体においては、
第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部
品どうしに分割し、第1の3次元形状モデルの部品を構
成する単位図形と、第2の3次元形状モデルの部品を構
成する単位図形とを対応付ける単位図形対応付けを行う
処理を、情報処理装置に行わせるための制御情報を提供
するようになされている。
【0019】請求項18に記載の提供媒体においては、
第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部
品どうしに分割し、第1の3次元形状モデルの部品を構
成する単位図形と、第2の3次元形状モデルの部品を構
成する単位図形とを対応付ける単位図形対応付けを行
い、単位図形対応付けが行われた部品を、第1または第
2の3次元形状モデルそれぞれに再構成することにより
得られる第1および第2の3次元形状モデルの再構成結
果を提供するようになされている。
【0020】請求項19に記載のデータ処理装置におい
ては、単位図形対応付け手段は、第1の3次元形状モデ
ルを構成する単位図形と、第2の3次元形状モデルを構
成する単位図形とを対応付ける単位図形対応付けを行
い、アニメーション作成手段は、単位図形対応付けが行
われた第1および第2の3次元形状モデルからアニメー
ションを作成するようになされている。
【0021】請求項25に記載のデータ処理方法におい
ては、第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、
第2の3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応付
ける単位図形対応付けを行い、単位図形対応付けが行わ
れた第1および第2の3次元形状モデルからアニメーシ
ョンを作成するようになされている。
【0022】請求項26に記載の提供媒体においては、
第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の
3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単
位図形対応付けを行い、単位図形対応付けが行われた第
1および第2の3次元形状モデルからアニメーションを
作成する処理を、情報処理装置に行わせるための制御情
報を提供するようになされている。
【0023】請求項27に記載の提供媒体においては、
第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の
3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単
位図形対応付けを行い、単位図形対応付けが行われた第
1および第2の3次元形状モデルからアニメーションを
作成することにより得られるアニメーションのデータを
提供するようになされている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0025】即ち、請求項1に記載のデータ処理装置
は、第1と第2の3次元形状モデルを構成する単位図形
どうしを対応付けるデータ処理を行うデータ処理装置で
あって、第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対
応する部品どうしに分割する部品分割手段(例えば、図
5に示すプログラムの処理ステップS2など)と、第1
の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形と、第2
の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形とを対応
付ける単位図形対応付けを行う単位図形対応付け手段
(例えば、図5に示すプログラムの処理ステップS3な
ど)と、単位図形対応付けが行われた部品を、第1また
は第2の3次元形状モデルそれぞれに再構成する再構成
手段(例えば、図5に示すプログラムの処理ステップS
4など)とを備えることを特徴とする。
【0026】請求項4に記載のデータ処理装置は、部品
を構成する単位図形が3角形でないとき、その3角形で
ない単位図形を、3角形の単位図形に分割する単位図形
分割手段(例えば、図24に示すプログラムの処理ステ
ップS11など)をさらに備えることを特徴とする。
【0027】請求項5に記載のデータ処理装置は、単位
図形対応付け手段が、部品を構成する単位図形どうしの
接続関係をグラフ化した単位図形接続関係グラフを作成
する単位図形接続関係グラフ作成手段(例えば、図24
に示すプログラムの処理ステップS12など)を有し、
単位図形接続関係グラフに基づいて、単位図形対応付け
を行うことを特徴とする。
【0028】請求項6に記載のデータ処理装置は、単位
図形対応付け手段が、部品を構成する単位図形の頂点ど
うしの接続関係をグラフ化した頂点接続関係グラフを作
成する頂点接続関係グラフ作成手段(例えば、図24に
示すプログラムの処理ステップS12など)をさらに有
し、単位図形接続関係グラフ作成手段が、頂点接続関係
グラフに基づいて、単位図形接続関係グラフを作成する
ことを特徴とする。
【0029】請求項19に記載のデータ処理装置は、単
位図形の集合で定義される第1と第2の3次元形状モデ
ルからアニメーションを作成するデータ処理を行うデー
タ処理装置であって、第1の3次元形状モデルを構成す
る単位図形と、第2の3次元形状モデルを構成する単位
図形とを対応付ける単位図形対応付けを行う単位図形対
応付け手段(例えば、図5に示すプログラムの処理ステ
ップS3など)と、単位図形対応付けが行われた第1お
よび第2の3次元形状モデルからアニメーションを作成
するアニメーション作成手段(例えば、図5に示すプロ
グラムの処理ステップS5など)とを備えることを特徴
とする。
【0030】請求項20に記載のデータ処理装置は、第
1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部品
どうしに分割する部品分割手段(例えば、図5に示すプ
ログラムの処理ステップS2など)をさらに備え、単位
図形対応付け手段が、部品ごとに、単位図形対応付けを
行うことを特徴とする。
【0031】請求項21に記載のデータ処理装置は、単
位図形対応付けが行われた部品を、第1または第2の3
次元形状モデルそれぞれに再構成する再構成手段(例え
ば、図5に示すプログラムの処理ステップS4など)を
さらに備え、アニメーション作成手段が、再構成された
第1および第2の3次元形状モデルからアニメーション
を作成することを特徴とする。
【0032】請求項22に記載のデータ処理装置は、単
位図形対応付け手段が、部品を構成する単位図形どうし
の接続関係をグラフ化した単位図形接続関係グラフを作
成する単位図形接続関係グラフ作成手段(例えば、図2
4に示すプログラムの処理ステップS12など)を有
し、単位図形接続関係グラフに基づいて、単位図形対応
付けを行うことを特徴とする。
【0033】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0034】図1は、本発明を適用したコンピュータグ
ラフィックスシステム(システムとは、複数の装置が論
理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中に
あるか否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示し
ている。
【0035】ROM(Read Only Memory)1は、例え
ば、IPL(Initial Program Loading)のためのプロ
グラムなどを記憶している。CPU(Centoral Process
ing Unit)2は、例えば、外部記憶装置7に記憶された
OS(Operating System)のプログラムを読み出して実
行し、そのOSの制御の下で、やはり、外部記憶装置7
に記憶されたアプリケーションプログラムを実行するこ
とで、後述するような各種の処理を行うようになされて
いる。RAM(Random Access Memory)3は、CPU2
が実行するプログラムや、CPU2の処理上必要なデー
タを一時記憶するようになされている。
【0036】入力装置4は、例えば、キーボードやマウ
スなどでなり、CPU2に対して、必要なコマンドやデ
ータを入力するとき等に操作される。出力装置5は、例
えば、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ
などで構成され、CPU2の制御にしたがい、必要な情
報の表示を行うようになされている。通信装置6は、例
えば、モデムや、TA(Terminal Adapter)、ネットワ
ークアダプタなどでなり、外部との通信を制御するよう
になされている。
【0037】外部記憶装置7は、例えば、HD(Hard D
isk)や、CD(Compact Disc)などで構成され、上述
したようにOSのプログラムや、各種のアプリケーショ
ンプログラムを記憶している。さらに、外部記憶装置7
は、CPU2が処理するデータや、その処理後のデータ
を必要に応じて記憶するようにもなされている。
【0038】なお、以上のコンピュータグラフィックス
システムを構成する各ブロックは、バスを介して、相互
に接続されている。
【0039】以上のように構成されるコンピュータグラ
フィックスシステムでは、ポリゴンの集合で定義される
2つの3次元形状モデル(以下、適宜、ポリゴンモデル
という)を構成するポリゴンどうしを対応付け、自然な
モーフィングアニメーションを作成するモーフィングア
ニメーション作成処理が行われるようになされている。
【0040】即ち、例えば、いま、図2に示すような兎
の形状をしたポリゴンモデルMAと、馬の形状をしたポ
リゴンモデルMBとが、外部記憶装置7に記憶されてい
るとした場合において、CPU2は、ポリゴンモデルM
AまたはMBそれぞれを構成するポリゴンどうしを対応
付け、兎のポリゴンモデルMAから、馬のポリゴンモデ
ルMBに徐々に変形するモーフィングアニメーションを
作成するようになされている。なお、CPU2は、ポリ
ゴンモデルMAまたはMBそれぞれを構成するポリゴン
どうしを対応付けた後は、例えば、図3に示すように、
ポリゴンモデルMAのポリゴンが、そのポリゴンに対応
付けられたポリゴンモデルMBのポリゴンに形状変化し
ていくようなポリゴンを、ポリゴンモデルMAのフレー
ムとポリゴンモデルMBのフレームとの間のフレームに
補間することで、モーフィングアニメーションを作成す
るようになされている。
【0041】さらに、CPU2は、作成したモーフィン
グアニメーションを用いて、キーフレームアニメーショ
ンを作成することができるようにもなされている。即
ち、CPU2は、例えば、図2に示したような兎のポリ
ゴンモデルMAから馬のポリゴンモデルMBへのモーフ
ィングを行い、そのモーフィング後に得られる馬のポリ
ゴンモデルMBをキーフレームとして、例えば、図4に
示すような、馬の口元や耳が変形するようなキーフレー
ムアニメーションを作成することができるようになされ
ている。
【0042】そして、CPU2で作成されたアニメーシ
ョンのデータは、出力装置5に供給されて表示される。
あるいは、このアニメーションのデータは、アニメーシ
ョンのオーサリングツールにおいてキーフレームとして
使用することができるように、外部記憶装置7に供給さ
れて記憶され、または通信装置6を介して外部の装置に
提供される。
【0043】なお、ポリゴンモデルMAおよびMBは、
例えば、既存のモデリングソフトウェア(例えば、LIGH
TWAVE3DやSOFTIMAGE|3Dなど(いずれも商標))を利用
することによって作成することが可能である。
【0044】次に、図5のフローチャートを参照して、
CPU2が外部記憶装置7に記憶されたアプリケーショ
ンプログラムを実行することにより行うモーフィングア
ニメーション作成処理について、さらに説明する。な
お、ここでは、上述したように、モーフィングの対象と
なるポリゴンモデルである、例えば、図2に示したよう
な兎の形状をしたポリゴンモデルMAと、馬の形状をし
たポリゴンモデルMBとが、外部記憶装置7に既に記憶
されているものとする。
【0045】モーフィングアニメーション作成処理で
は、まず最初に、ステップS1において、外部記憶装置
7に記憶されたモーフィングの対象となるポリゴンモデ
ルMAおよびMBが読み出され、RAM3上に展開され
る。そして、ステップS2に進み、ポリゴンモデルMA
とMBそれぞれが、対応する部品どうしに分割される。
【0046】即ち、CPU2は、例えば、兎のポリゴン
モデルMAを、図6(A)に示すように、出力装置5に
表示させ、グラフィックデザイナ等からの指示を待つ。
さらに、CPU2は、グラフィックデザイナが入力装置
4を操作することによって、兎のポリゴンモデルMA
を、幾つかの部品に分割するように指示すると、その指
示にしたがい、図6(B)に示すように、兎のポリゴン
モデルMAを、幾つかの部品に分割する。なお、図6の
実施の形態では、兎のポリゴンモデルMAは、左耳、右
耳、前髪、目、顔の左側、および顔の右側の6つの部品
に分割されている。
【0047】グラフィックデザイナは、馬のポリゴンモ
デルMBについても同様にして幾つかの部品に分割す
る。なお、馬のポリゴンモデルMBは、兎のポリゴンモ
デルMAと同一の部品数に分割する必要がある。
【0048】CPU2は、ポリゴンモデルMAとMBそ
れぞれを、同一の数の部品に分割すると、グラフィック
デザイナからの指示を待ち、グラフィックデザイナが入
力装置4を操作することによって、ポリゴンモデルMA
の部品と、その部品に対応付けるポリゴンモデルMBの
部品とを指示すると、その指示にしたがい、ポリゴンモ
デルMAの部品と、ポリゴンモデルMBの部品とを対応
付ける。
【0049】ここで、モーフィングにおいては、ポリゴ
ンモデルMAの部品が、それと対応付けられたポリゴン
モデルMBの部品に変形される。従って、図6で説明し
たように、兎のポリゴンモデルMAを部品に分割した場
合には、馬のポリゴンモデルMBも、同様の部品に分割
し、即ち、左耳、右耳、前髪、目、顔の左側、および顔
の右側の6つの部品に分割し、対応する部品どうしを対
応付ければ、自然なモーフィングが行われることにな
る。即ち、この場合、兎の左耳、右耳、前髪、目、顔の
左側、または顔の右側の部分は、それぞれ馬の左耳、右
耳、前髪、目、顔の左側、または顔の右側の部分に変形
されることになる。
【0050】なお、上述の場合には、ポリゴンモデル
を、どのような部品に分割し、さらに、どの部品どうし
を対応付けるかを、グラフィックデザイナによって指示
してもらうようにしたが、その他、例えば、ポリゴンモ
デルのデータに、部品に関する情報を含めておき、その
情報に基づいて、ポリゴンモデルを部品に分割し、さら
に、対応する部品どうしを対応付けるようにすること等
も可能である。
【0051】また、部品への分割は、原則として、部品
の境界(部品に分解したときの、いわば切り口)が一続
きになるように(一筆書きができるように)行う必要が
ある。
【0052】即ち、例えば、図7に示すように、ポリゴ
ンモデルMAのある部品Aや、その部品Aと対応付けら
れたポリゴンモデルMBの部品Bが、その外周を囲む境
界を有している他、その内部に穴があり、この穴を囲む
境界も有している場合がある。この場合、部品AやBの
外周を囲む境界と、内部の穴を囲む境界とは一続きにな
っておらず、このような部品Aのポリゴンと、部品Bの
ポリゴンとを、何らの制約もなく対応付けた場合には、
例えば、部品Aの外周の境界と、部品Bの内部の穴を囲
む境界とが対応付けられるといった、不自然な対応付け
が行われるおそれがある。このため、部品への分割は、
部品の境界が一続きになるように行うのが望ましい。
【0053】但し、例えば、図6(B)に示したよう
に、ポリゴンモデルから、目の部分を部品として分割し
ている場合には、その目が分割された残りの部分には、
内部に穴が生じ、従って、部品の境界が一続きになるよ
うに分割を行うことができないこともある。このような
場合には、例えば、グラフィックデザイナに、対応する
穴どうしを指示してもらい、その穴どうしを対応付ける
ことによって、不自然な対応付けが行われることを防止
することが可能である。
【0054】また、穴を有する部品については、例え
ば、図8(A)に点線で示すように、ポリゴンの稜線に
沿って境界を追加し、境界が一続きになるようにしても
良い。
【0055】なお、ポリゴンの稜線に沿っての境界の追
加は、図8(A)に示したように、1のポリゴンのみの
稜線に沿って行っても良いし、図8(B)に示すよう
に、複数のポリゴンの稜線に沿って行っても良い。
【0056】また、境界の追加は、CPU2に、ポリゴ
ンの任意の稜線に沿って行わせても良いが、例えば、図
7に示した場合において、部品AとBそれぞれに、どの
ように境界を追加するかによって、ポリゴンどうしの対
応付け結果が異なったものとなるので、所望の部分どう
しを対応付けることを希望する場合には、グラフィック
デザイナに指示してもらうようにするのが望ましい。
【0057】図5に戻り、ステップS2において、ポリ
ゴンモデルMAとMBそれぞれが、幾つかの部品に分割
され、対応する部品どうしの対応付けが行われると、ス
テップS3に進み、その対応付けられた部品どうしごと
に、それぞれの部品を構成するポリゴンどうしが対応付
けられる。さらに、対応付けられた部品どうしごとのポ
リゴンが対応付けられると、ステップS4において、そ
の部品を用いて、ポリゴンモデルMAとMBそれぞれが
再構成され、ステップS5に進む。ステップS5では、
ステップS4で再構成されたポリゴンモデルMAとMB
それぞれをキーフレームとして、図3で説明したように
してモーフィングアニメーションが作成される。さら
に、ステップS5では、そのモーフィングアニメーショ
ンが、例えば、出力装置5に供給されて表示され、モー
フィングアニメーション作成処理を終了する。
【0058】なお、図5では、再構成されたポリゴンモ
デルMAとMBそれぞれをキーフレームとしてモーフィ
ングアニメーションを作成するようにしたが、このポリ
ゴンモデルMAとMBのデータは、その他、例えば、通
信装置6を介して、他の装置に提供したり、また、外部
記憶装置7に記憶させて、ゲームその他で利用されるキ
ーフレームアニメーションを作成するためのキーフレー
ムとして用いるようにすることも可能である。
【0059】次に、図5のステップS3における、対応
付けられた部品どうしのポリゴンの対応付け(以下、適
宜、ポリゴン対応付け処理という)について説明する。
【0060】ポリゴン対応付け処理では、まず最初に、
部品を構成するポリゴンが、図9に示すように、3角形
のポリゴンに分割される。即ち、ポリゴン対応付け処理
の対象となる部品を構成するポリゴンが、3角形以外の
多角形である場合には、その多角形が3角形のポリゴン
に分割される。
【0061】そして、ポリゴン対応付け処理の対象とな
る部品について、その部品を構成するポリゴンの頂点ど
うしの接続関係がグラフ化される。即ち、部品が、それ
を構成するポリゴンの頂点と稜線との間の関係(トポロ
ジ)を保ちながら、所定の平面に投影されることにより
グラフ化(以下、適宜、平面グラフ化という)される。
【0062】具体的には、例えば、ポリゴン対応付け処
理の対象となる部品が、例えば、図10(A)に示すよ
うな、底面abcdのない立方体形状であった場合には
(従って、この部品は、線分ab,bc,cd,daを
切り口(境界)として、ポリゴンモデルから分割された
部品である)、部品がゴムなどの弾性体で構成されてい
るとイメージして、底面abcdの穴を大きくしていっ
て、平面上に隙間なく押しつけた状態とすることによっ
て、図10(A)の部品は、図10(B)に示すように
平面グラフ化される。ここで、平面グラフ化によって得
られる、部品を構成するポリゴンの頂点と稜線との間の
関係を表したグラフを、以下、適宜、平面グラフ(頂点
接続関係グラフ)という。
【0063】なお、ここでは、部品を、平面に投影する
ことにより、それを構成するポリゴンの頂点と稜線との
間の関係をグラフ化したが、このグラフ化は、部品を、
球面その他の曲面に投影することによっても行うことが
可能である。
【0064】以上のような平面グラフによれば、図10
(A)と図10(B)とを比較して分かるように、ポリ
ゴンの頂点は、ノード(点)で表され、稜線は、リンク
(線分)で表されることとなる。
【0065】なお、平面グラフにおいて、リンクどうし
が交差することは許されない。
【0066】平面グラフの作成後は、その平面グラフに
基づいて、部品を構成するポリゴンどうしの接続関係を
グラフ化した接続関係グラフ(単位図形接続関係グラ
フ)が作成される。
【0067】即ち、例えば、ポリゴン対応付け処理の対
象となる部品が、例えば、図11(A)に示すような、
底面abcdefのない6角錐形状であった場合には、
上述したことから、図11(B)に示すような平面グラ
フが作成される。
【0068】この場合、図12(A)に示すように、平
面グラフにおけるあるポリゴンedgに注目し、そのポ
リゴンedgから、そのポリゴンedgに接続するポリ
ゴンcdg,efg、およびポリゴンedgの辺edに
隣接するポリゴン(ここでは、他の部品を構成するポリ
ゴン)の3つのポリゴンそれぞれにリンクを形成する。
ここで、部品を構成するポリゴンは、上述したことか
ら、ここでは、必ず、3角形のポリゴンであるから、平
面グラフにおいては、1のポリゴンは、必ず、3つのポ
リゴンに接続しており、従って、1のポリゴンについて
形成されるリンクは、図12(A)に示すように、必
ず、3つ又になる。
【0069】平面グラフの他のポリゴンについても同様
にしてリンクを形成することにより、図11(B)の平
面グラフからは、図12(B)に示すような接続関係グ
ラフが作成される。
【0070】以上のような接続関係グラフによれば、ポ
リゴンが、ノードで表され、隣接するポリゴンどうしの
接続が、リンクで表されることとなる。さらに、図12
(B)に斜線を付して示す、リンクで囲まれる領域(以
下、適宜、セルという)がポリゴンの頂点を表す。
【0071】なお、ここでは、接続関係グラフに基づい
て、ポリゴンどうしの対応付けを行うことができること
の説明を分かりやすくするために、便宜上、平面グラフ
を作成することとしている。即ち、ポリゴンの頂点と稜
線との関係は、ポリゴンモデルから直接認識することが
できるから、接続関係グラフは、実際に平面グラフを作
成しなくても、ポリゴンモデルから作成することができ
る。
【0072】接続関係グラフの作成後は、その接続関係
グラフに基づいて、対応付けられた部品を構成するポリ
ゴンどうしの対応付けが行われる。
【0073】ここで、対応付けられた部品のポリゴンど
うしを対応付けるには、その対応付けられた部品を構成
するポリゴンそれぞれの数が同一である必要があるが、
一般には、一致しない場合がほとんどである。そして、
ポリゴンの数が一致しない場合には、対応付けられた部
品のうちの一方または両方に対して、ポリゴンを追加
し、ポリゴンの数を一致させる必要があるが(ポリゴン
を削除して、その数を一致させる場合には、ポリゴンが
削除された部品の形状が変化してしまうため、ポリゴン
を削除することはできない)、このポリゴンの追加は、
部品の形状を変えないで行う必要がある。
【0074】従って、ポリゴンの追加は、面積が0のポ
リゴンを挿入することによって行う必要があり、面積が
0のポリゴンの挿入は、例えば、図13に示すようにし
て行うことができる。
【0075】即ち、例えば、いま、図12(B)に示し
たような接続関係グラフが得られた場合において、図1
3(A)に点線で示すように、セルの内部に、そのセル
を2分割するように、リンクを追加する。この場合、1
つのセルが2つのセルに分割される結果、セルの数が1
つ増加するので、その増加したセルに対応する頂点が追
加される。ここで、図13(A)では、頂点hが追加し
ている。
【0076】さらに、この場合、追加されたリンクが、
元のセルを囲むリンクと交わる(接続する)ことによっ
て、2つのノードが追加されるから、そのノードに対応
するポリゴンも追加される。即ち、図13(A)に斜線
を付して示すように、2つのポリゴン(3角形のポリゴ
ン)が追加される。ここで、図13(A)では、ポリゴ
ンdghおよびaghが追加されている。
【0077】以上のように、セル内にリンクを追加する
ことによって、頂点が1つ追加され、ポリゴンが2つ追
加される。図13(A)に接続関係グラフととも示した
平面グラフでは、追加された頂点に対応するノードは、
他のノード(平面グラフ上のノード)と重ならない位置
に配置され、また、追加されたポリゴンの稜線としての
リンクも、他のリンク(平面グラフ上のリンク)と重な
らない位置に配置されており、従って、追加されたポリ
ゴンがある値(0より大きい値)の面積を有するように
見えるが、平面グラフ上の面積は意味がなく、従って、
元の部品において、面積が0のポリゴンが挿入されたと
考えることができる。
【0078】即ち、図13(A)に示したようにリンク
を追加した場合には、図11(A)に示した6角錐形状
の部品において、図13(B)に示すように、頂点gと
同一位置に頂点hが追加され、さらに、その頂点hを1
つの頂点とするポリゴンdghおよびaghが追加され
る。図13(B)においては、頂点hは、元からある頂
点gに一致しているから、追加されたポリゴンdghお
よびaghの面積は0であり、従って、部品の形状は、
リンクの追加前(図11(A))と追加後(図13
(B))とで変わらない。即ち、これにより、部品に
は、その形状を変えないでポリゴンを追加することがで
きる。
【0079】対応付けられた部品のポリゴンどうしを対
応付けるには、その対応付けられた部品を構成するポリ
ゴンそれぞれの数が同一である必要があるが、その数が
一致しない場合には、対応付けられた部品のうちの一方
または両方に対して、上述の手法により、部品の形状を
変えないでポリゴンを追加し、対応付けられた部品を構
成するポリゴンそれぞれの数を一致させることができ
る。
【0080】なお、追加された面積が0のポリゴンは、
図13(C)に示すように、モーフィングの過程におい
て、そのポリゴンと対応付けられた他の部品のポリゴン
の形状となるように変形され、これにより、0より大き
い面積を有するポリゴンとして現れてくる。
【0081】ポリゴン対応付け処理では、接続関係グラ
フに基づき、上述したように、対応付けられた部品それ
ぞれのポリゴンの数を一致させながら、それらの部品の
ポリゴンどうしが対応付けられる。
【0082】即ち、例えば、いま、あるポリゴンモデル
MAの部品Aと、他のポリゴンモデルMBの部品Bとの
それぞれのポリゴンどうしを対応付けるとし、その部品
AまたはBそれぞれについて、図14に示すような平面
グラフが得られているとする。
【0083】この場合、部品AとBについて、対応付け
たい頂点(以下、適宜、対応頂点という)どうしを、グ
ラフィックデザイナに、入力装置4を操作することによ
って指定してもらう。
【0084】ここで、対応頂点は指定しなくてもかまわ
ないが、指定することによって、部品AとBそれぞれの
ポリゴンどうしを対応付けるのに際し、回転の自由度を
制限することができる。さらに、部品Aのある部分を、
部品Bのある部分に変形させたい場合には、それぞれの
部分における頂点を、対応頂点として指定することにっ
て、そのような変形が可能となる。
【0085】図14においては、部品Aの平面グラフに
おいて、頂点P1,P2,P3が対応頂点として指定され
ており、部品Bの平面グラフでは、その頂点P1,P2
3それぞれに対応付けるべき対応頂点として、頂点
1,Q2,Q3が指定されている。
【0086】図15は、図14に示した部品AまたはB
の平面グラフそれぞれから得られる接続関係グラフを示
している。なお、図15においては、部品AまたはBそ
れぞれの接続関係グラフのノードに対して、それぞれを
区別するための便宜上の番号が付されている。
【0087】ところで、図15では、部品Aの接続関係
グラフには、その外周にあるポリゴンに対応するノード
#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7,#8,#
9,#10,#11を、リンクに沿って最短距離を辿っ
ていったときに(このときに描かれる軌跡を、以下、適
宜、外周という)、重複して通るリンクは存在しない
が、部品Bの接続関係グラフには、その外周にあるノー
ド#1’,#2’,#3’,#4’,#5’,#6’,
#7’,#8’,#9’,#10’,#11’,#1
2’を、リンクに沿って最短距離を辿っていったとき
に、重複して通るリンク(以下、適宜、重複リンクとい
う)#1’#2’が存在する。
【0088】接続関係グラフに、このような重複リンク
が存在する場合においては、その重複リンクは、新しい
リンクを追加することにより削除される。
【0089】即ち、図15における部品Bの接続関係グ
ラフの重複リンク#1’#2’を削除する場合において
は、その重複リンク#1’#2’の端点となっている2
つのノード#1’と#2’のうち、接続関係グラフの外
周上にない方のノード#2’が選択され、そのノード#
2’から、他の部品を構成するポリゴンに対応するノー
ドに延びるリンク上を一端とするリンク(以下、適宜、
削除用リンクという)が追加される。
【0090】ここで、部品Bの接続関係グラフにおい
て、ノード#2’から、他の部品を構成するポリゴンに
対応するノードに延びるリンクは、図15に示すよう
に、リンクL1およびL2の2つあり、従って、削除用リ
ンクも、図16に点線で示すように、2つ存在する。重
複リンク#1’#2’を削除するには(重複リンクの削
除とは、重複リンクとなっているリンク自体の削除を意
味するものではなく、重複リンクとなっているリンク
を、重複リンクでない状態にすることを意味する)、図
16に点線で示す2つの削除用リンクのうちのいずれか
一方を追加することで足りるため(2つの削除用リンク
のうちのいずれか一方を追加することにより、接続関係
グラフの外周には、重複リンクは存在しなくなる)、重
複リンク#1’#2’を削除するのに、いずれの削除用
リンクを追加するかが問題となるが、ここでは、いずれ
の削除用リンクを追加するかは保留しておく(このよう
に、追加が保留されているリンク(ここでは、2つの削
除用リンク)を、以下、適宜、保留リンクという)。
【0091】図14および図15に示したように、ここ
では、部品Aの平面グラフにおいて、頂点P1,P2,P
3が対応頂点として指定されており、部品Bの平面グラ
フでは、その頂点P1,P2,P3それぞれに対応付ける
べき対応頂点として、頂点Q1,Q2,Q3が指定されて
いる。このように対応頂点が指定されている場合におい
ては、まず最初に、対応頂点に対応するセルどうしが対
応付けられる。
【0092】即ち、例えば、いま、部品Aの接続関係グ
ラフを基準として、その外周上のノード#1乃至#11
を、そのうちのいずれかのノードを始点とし、リンクに
沿って最短距離を一定方向に辿っていく。そして、対応
頂点に対応するセルの外周を構成するリンクを検出し、
そのセルと、部品Bの接続関係グラフにおける、対応す
るセルとを対応付ける。
【0093】具体的には、部品Aの接続関係グラフの、
例えば、ノード#10を始点とし、その外周のノードを
リンクに沿って左回り(時計回り)に辿っていくと、図
17に示すように、ノード#10,#11,#1を接続
するリンク#10#11,#11#1を通ることとなる
が、このリンク#10#11,#11#1は、対応頂点
1に対応するセルの外周を構成している。従って、こ
の場合、対応頂点P1に対応するセルと、このセルに対
応する、部品Bの接続関係グラフのセルとが対応付けら
れる。
【0094】即ち、いまの場合、部品Aにおける対応頂
点P1に対応付けるべき頂点として指定されている部品
Bにおける対応頂点は、頂点Q1であり、従って、対応
頂点P1に対応するセルと、対応頂点Q1に対応するセル
とが対応付けられる。
【0095】そして、この2つのセルの対応付けは、そ
れぞれのセルに接続しているリンク、即ち、セルの頂点
となっているノードから、そのセルの外側に延びるリン
ク(以下、適宜、接続リンクという)の数が等しくなる
ように、対応付けようとしているセル内にリンクを追加
することで行われる。なお、セルの接続リンクの数は、
そのセルのノードの数に等しい。
【0096】ここで、図17に示した部品Aの接続関係
グラフにおいて、対応頂点P1に対応するセルの頂点と
なっているノード#10,#11,#1から、そのセル
の外側に延びるリンク(接続リンク)は、リンク#10
#9,#11#12,#1#2の3つある。また、図1
5に示した部品Bの接続関係グラフにおいて、対応頂点
1に対応するセルの頂点となっているノード#1
1’,#12’,#1’,#2’から、そのセルの外側
に延びるリンク(接続リンク)は、リンク#11’#1
0’,#12’#13’,#1’#3’,L2の4つあ
る。
【0097】従って、接続リンクの数が異なるので、そ
の数が等しくなるように、セル内にリンクが追加され
る。
【0098】ところで、いま、セルの対応付けの対象と
なっている対応頂点Q1に対応するセルの外周を構成す
るリンク#1’#2’は、上述したように重複リンクと
なっている。そして、この重複リンク#1’#2’を削
除するのに、2つの削除用リンクL1またはL2のうちの
いずれを追加するかは、図16に示したように保留にな
っている。
【0099】このように、対応付けの対象となっている
セルの外周を構成するリンクが重複リンクとなってお
り、その重複リンクの削除のために用いる削除用リンク
の追加が保留になっている場合には、その重複リンクを
外周に有する他のセルを考慮して、削除用リンクが追加
される。
【0100】即ち、図16に示したように、重複リンク
#1’#2’は、いまセルの対応付けの対象となってい
る対応頂点Q1に対応するセルの他、対応頂点Q2に対応
するセルの外周にもなっており、このセルを考慮して、
削除用リンクが追加される。
【0101】具体的には、対応頂点Q2に対応するセル
は、いまセルの対応付けの対象となっている対応頂点Q
1に対応するセルから、左回りに、リンクL1およびL2
を外周として有するセルを1つ挟んだ位置にある。
【0102】従って、この対応頂点Q2に対応するセル
と対応付けるべき部品Aの接続関係グラフにおけるセル
は、対応頂点P1に対応するセルから、左回りに、セル
を1つ挟んだ位置にあるセル、即ち、ここでは、図17
の部品Aの接続関係グラフにおける対応頂点P2に対応
するセルということになる。
【0103】そこで、対応頂点P2またはQ2に対応する
セルそれぞれの接続リンクの数を比較すると、対応頂点
2に対応するセルの接続リンクは、リンク#2#1,
#3#12,#4#5の3つであり、また、対応頂点Q
2に対応するセルの接続リンクは、リンクL1,#1’#
12’,#3’#4’の3つであるから、両者の接続リ
ンクの数は等しい。従って、対応頂点P2に対応するセ
ルと、対応頂点Q2に対応するセルとは、リンクを追加
することなく対応付けることができる。
【0104】その結果、図16において保留しておいた
2つの削除用リンクのうち、リンクL2から延びる方を
追加すると、対応頂点Q2に対応するセルの中にリンク
が追加されることになるから、そのままで対応付けが可
能であった対応頂点P2またはQ2それぞれに対応するセ
ルの対応付けにはさらにリンクの追加を行う必要を生じ
る。
【0105】一方、対応頂点P1またはQ1に対応するセ
ルそれぞれの接続リンクの数は、上述したように一致し
ておらず、その数が等しくなるように、いずれか一方ま
たは両方のセル内にリンクを追加する必要がある。そこ
で、図16において保留しておいたリンクL1から延び
る削除用リンクを、図17で点線で示すように、対応頂
点Q1に対応するセル内に追加する。
【0106】即ち、部品Bの接続関係グラフにおいて、
リンクL1上の点#15’を一端とし、かつ、リンク#
11’#12’上の点16’を他端とするように、リン
ク#15’#16’を追加する。この場合、対応頂点Q
1に対応するセルの頂点となるノードは、ノード#1
1’,#16’,#15’となり、それらのノードか
ら、対応頂点Q1に対応するセルの外側に延びるリンク
(接続リンク)は、リンク#11’#10’,#16’
#12’,#15’#2’の3つになる。また、リンク
#15’#16’の追加後の部品Bの接続関係リンクの
外周には、重複リンクが存在しなくなる。
【0107】即ち、リンク#15’#16’を追加する
ことで、重複リンクとなっていたリンク#1’#2’を
重複リンクでないようにすることができる。さらに、対
応頂点P1またはQ1に対応するセルそれぞれの接続リン
クの数を等しくすることができ、その結果、対応頂点P
1に対応するセルと、対応頂点Q1に対応するセルとを対
応付けることができる。
【0108】部品Aの接続関係グラフにおける対応頂点
1に対応するセルと、部品Bの接続関係グラフにおけ
る対応要点Q1との対応付けが終了した後は、再び、部
品Aの接続関係グラフの外周のノードをリンクに沿って
左回り(時計回り)に辿っていき、対応頂点に対応する
セルの外周を構成するリンクを検出し、そのセルと、部
品Bの接続関係グラフにおける、対応するセルとを対応
付けることを、部品Aの接続関係グラフの外周を一周す
るまで(ここでは、ノード#10を始点としたので、再
びノード#10に到達するまで)繰り返す。
【0109】従って、この場合、図18に示すように、
ノード#2,#3,#4を接続するリンク#2#3,#
3#4を通ることとなるが、このリンク#2#3,#3
#4は、対応頂点P2に対応するセルの外周を構成して
いる。よって、対応頂点P2に対応するセルと、このセ
ルに対応する、部品Bの接続関係グラフのセルとが対応
付けられる。
【0110】即ち、部品Aにおける対応頂点P2に対応
付けるべき頂点として指定されている部品Bにおける対
応頂点は、頂点Q2であり、従って、対応頂点P2に対応
するセルと、対応頂点Q2に対応するセルとが対応付け
られる。
【0111】ここで、図18に示した部品Aの接続関係
グラフにおいて、対応頂点P2に対応するセルの頂点と
なっているノード#2,#3,#4から、そのセルの外
側に延びるリンク(接続リンク)は、リンク#2#1,
#3#12,#4#5の3つある。また、図18に示し
た部品Bの接続関係グラフにおいて、対応頂点Q2に対
応するセルの頂点となっているノード#2’,#1’,
#3’から、そのセルの外側に延びるリンク(接続リン
ク)は、リンク#2’#15’,#1’#12’,#
3’#4’の3つある。
【0112】従って、接続リンクの数が等しいので、対
応頂点P2に対応するセルと、対応頂点Q2に対応するセ
ルとは、そのまま対応付けることができる。
【0113】その後、さらに、部品Aの接続関係グラフ
の外周を辿っていくと、図18に示すように、ノード#
6,#7を接続するリンク#6#7を通ることとなる
が、このリンク#6#7は、対応頂点P3に対応するセ
ルの外周を構成している。従って、対応頂点P3に対応
するセルと、このセルに対応する、部品Bの接続関係グ
ラフのセルとが対応付けられる。
【0114】即ち、部品Aにおける対応頂点P3に対応
付けるべき頂点として指定されている部品Bにおける対
応頂点は、頂点Q3であり、従って、対応頂点P3に対応
するセルと、対応頂点Q3に対応するセルとが対応付け
られる。
【0115】ここで、図18に示した部品Aの接続関係
グラフにおいて、対応頂点P3に対応するセルの頂点と
なっているノード#6,#7から、そのセルの外側に延
びるリンク(接続リンク)は、リンク#6#5,#7#
8の2つある。また、図18に示した部品Bの接続関係
グラフにおいて、対応頂点Q3に対応するセルの頂点と
なっているノード#6’,#7’から、そのセルの外側
に延びるリンク(接続リンク)は、リンク#6’#
5’,#7’#8’の2つある。
【0116】従って、接続リンクの数が等しいので、対
応頂点P3に対応するセルと、対応頂点Q3に対応するセ
ルとは、そのまま対応付けることができる。
【0117】ここで、部品AまたはBそれぞれの接続関
係グラフにおいて対応付けの済んだセルの頂点としての
ノードには、図19に示すように、セルの対応関係(対
応付け結果)が分かるように符号をふり直しておく。即
ち、図19においては、対応付けがなされた2つのセル
それぞれの対応するノードの符号が、数字からアルファ
ベットの小文字に変更されており、対応する2つのノー
ドの一方の符号を、アルファベットの小文字のみで、他
方の符号を、そのアルファベットの小文字に、’を付し
て、それぞれ示してある。従って、図19において、部
品Aの接続関係グラフのノードa,b,c,d,e,
f,g,hは、部品Bの接続関係グラフのノードa’,
b’,c’,d’,e’,f’,g’,h’にそれぞれ
対応している。
【0118】以上のようにして対応頂点に対応するセル
どうしの対応付けが終了した後は、部品AまたはBの接
続関係グラフの外周をそれぞれ辿っていき、図19に示
すように、部品Aの接続関係グラフにおける対応頂点に
対応するセル以外の外周の外側にあるセルと、部品Bの
接続関係グラフにおける対応頂点に対応するセル以外の
外周の外側にあるセルとの対応付けを行う。
【0119】即ち、対応頂点に対応するセルどうしの対
応付けを行った場合と同様に、部品Aの接続関係グラフ
の外周を辿っていくと、図19に示すように、対応頂点
1に対応するセルと、対応頂点P2に対応するセルとの
間の経路#c#dの途中には、外周の外側に延びるリン
クも、内側に延びるリンクも存在しない。
【0120】一方、部品Bの接続関係グラフの外周を辿
っていっても、対応頂点P1に対応するセルと対応付け
られた対応頂点Q1に対応するセルと、対応頂点P2に対
応するセルと対応付けられた対応頂点Q2に対応するセ
ルとの間の経路#c’#d’の途中には、やはり、外周
の外側に延びるリンクも、内側に延びるリンクも存在し
ない。
【0121】従って、部品Aの接続関係グラフにおける
リンク#c#dと、部品Bの接続関係グラフにおけるリ
ンク#c’#d’とは対応がとれており、その結果、対
応頂点P1に対応するセルと対応頂点P2に対応するセル
との間の外周の外側にあるセルC1、および対応頂点Q1
に対応するセルと対応頂点Q2に対応するセルとの間の
外周の外側にあるセルC1’の2つのセルが、対応付け
るべきセルとして認識される。
【0122】そして、セルC1とC1’とは、接続リンク
の数が等しいことから(いずれも2つ)、対応付けられ
る。なお、図19の実施の形態では、セルC1の頂点を
構成するノード#cまたは#dと、セルC1’の頂点を
構成するノード#c’または#d’とは、その符号か
ら、それぞれ対応することが既に分かっているので、セ
ルC1とC1’とが対応することは明らかであり、従っ
て、セルC1とC1’とを対応付けるといっても、実質的
には、特に処理を行う必要はない(ノードの符号をふり
直す必要はない)。
【0123】その後、さらに、部品Aの接続関係グラフ
の外周を辿っていくと、対応頂点P2に対応するセル
と、対応頂点P3に対応するセルとの間の経路#f#5
#gの途中には、ノード#5から外周の内側に延びるリ
ンク#5#13が存在する。
【0124】一方、部品Bの接続関係グラフの外周を辿
っていくと、対応頂点P2に対応するセルと対応付けら
れた対応頂点Q2に対応するセルと、対応頂点P3に対応
するセルと対応付けられた対応頂点Q3に対応するセル
との間の経路#f’#4’#5’#g’の途中には、ノ
ード#5’から外周の外側に延びるリンクと、ノード#
4’から外周の内側に延びるリンク#4’#14’が存
在する。
【0125】従って、部品Aの接続関係グラフにおける
ノード#f,#5,#gを結ぶリンク(によって形成さ
れている経路)#f#5#gと、部品Bの接続関係グラ
フにおけるノード#f’,#4’,#5’,#g’を結
ぶリンク#f’#4’#5’#g’とは対応がとれてい
ない。
【0126】ここで、部品Aの接続関係グラフにおい
て、リンク#f#5#gを辿っていくと、その途中に、
ノード#5から外周の内側に延びるリンク#5#13が
現れる。また、部品Bの接続関係グラフにおいて、リン
ク#f’#4’#5’#g’を辿っていくと、その途中
に、ノード#4’から外周の内側に延びるリンク#4’
#14’が現れ、その後、ノード#5’から外周の外側
に延びるリンクが現れる。
【0127】従って、部品Aの接続関係グラフにおい
て、リンク#f#5#gを辿っていったときに、ノード
#5から外周の内側に延びるリンク#5#13が現れた
後に、図19に示すように、ノード#14を追加し、そ
のノード#14から外周の外側に延びるリンク(図19
において点線で示す)を追加すれば、部品AまたはBそ
れぞれの接続関係グラフにおけるリンクの対応がとれる
ようになる。
【0128】そこで、ノード#14、およびそのノード
#14から外周の外側に延びるリンクが、部品Aの接続
関係グラフに追加され、部品Aの接続関係グラフにおけ
るリンク#f#5#14#gと、部品Bの接続関係グラ
フにおけるリンク#f’#4’#5’#g’との対応が
とられる。
【0129】以上のようにして、リンクの対応をとるた
めに、部品Aの接続関係グラフに、ノード#14、およ
びそのノード#14から外周の外側に延びるリンクが追
加されると、対応頂点P2に対応するセルと、対応頂点
3に対応するセルとの間の外周の外側にあったセルC2
は、2つのセルに分割される。
【0130】一方、部品Bの接続関係グラフにおいて
は、対応頂点Q2に対応するセルと、対応頂点Q3に対応
するセルとの間の外周の外側には、2つのセルC2’お
よびC5’が存在しており、そのセルC2’またはC5
それぞれと、部品Aの接続関係グラフにおけるセルC2
を分割して得られた2つのセルそれぞれとは、接続リン
クの数が等しいことから(いずれも2つ)、対応付けら
れる。
【0131】その結果、部品Aの接続関係グラフにおい
て、対応付けのなされたセルの頂点を構成する、まだ符
号のふり直しがなされていないノード#5または#14
の符号は、図20に示すように、#iまたは#jに、そ
れぞれふり直される。さらに、ノード#5または#14
にそれぞれ対応する、部品Bの接続関係グラフにおける
ノード#4’または#5’の符号も、図20に示すよう
に、対応するノードの符号#iまたは#jに’を付した
#i’または#j’にそれぞれふり直される。
【0132】なお、図20において追加されたノード#
j(図19におけるノード#14)から外周の外側に延
びるリンクは、部品Aから構成されるポリゴンモデルM
Aにおいて、部品Aに接続(結合)する部品の接続関係
グラフのリンクと接続される。即ち、部品Aに接続する
部品の接続関係グラフのセルについての対応付けは、図
20において追加されたノード#jから外周の外側に延
びるリンクを考慮して行われる。
【0133】その後、さらに、部品Aの接続関係グラフ
の外周を辿っていくと、図19に示すように、対応頂点
3に対応するセルと、対応頂点P1に対応するセルとの
間の経路#h#8#9#aの途中には、ノード#8から
外周の内側に延びるリンク#8#13、およびノード#
9から外周の外側に延びるリンクの2つが存在する。
【0134】一方、部品Bの接続関係グラフの外周を辿
っていくと、対応頂点P3に対応するセルと対応付けら
れた対応頂点Q3に対応するセルと、対応頂点P1に対応
するセルと対応付けられた対応頂点Q1に対応するセル
との間の経路#h’#8’#9’#10’#a’の途中
には、ノード#8’から外周の内側に延びるリンク#
8’#14’、ノード#9’から外周の内側に延びるリ
ンク#9’#13’、およびノード#10’から外周の
外側に延びるリンクの3つが存在する。
【0135】従って、部品Aの接続関係グラフにおける
ノード#h,#8,#9,#aを結ぶリンク#h#8#
9#aと、部品Bの接続関係グラフにおけるノード#
h’,#8’,#9’,#10’,#a’を結ぶリンク
#h’#8’#9’#10’#a’とは対応がとれてい
ない。
【0136】ここで、部品Aの接続関係グラフにおい
て、リンク#h#8#9#aを辿っていくと、その途中
に、ノード#8から外周の内側に延びるリンク#8#1
3、およびノード#9から外周の外側に延びるリンク
が、その順番で現れる。また、部品Bの接続関係グラフ
において、リンク#h’#8’#9’#10’#a’を
辿っていくと、その途中に、ノード#8’から外周の内
側に延びるリンク#4’#14’、ノード#9’から外
周の内側に延びるリンク#9’#13’、およびノード
#10’から外周の外側に延びるリンクが、その順番で
現れる。
【0137】従って、部品Aの接続関係グラフにおい
て、リンク#h#8上、またはリンク#8#9上のいず
れか一方に、ノードを追加し、図19において点線の矢
印で示すように、そのノードから外周の内側に延びるリ
ンクを追加すれば、部品AまたはBそれぞれの接続関係
グラフにおけるリンクの対応がとれるようになる。
【0138】ここで、図19において、リンク#h#8
上、またはリンク#8#9上のいずれにリンクを追加す
るかは、この時点で、例えば、任意に選択することも可
能であるが、ここでは、保留しておくこととする。
【0139】リンク#h#8上、またはリンク#8#9
上のいずれか一方に追加されるリンクは、外周の内側に
延びるリンクであり、従って、外周の外側に延びるリン
クが追加されるわけでないため、部品Aの接続関係グラ
フにおいて、対応頂点P3に対応するセルと、対応頂点
1に対応するセルとの間の外周の外側にあるセルの数
には影響がない。従って、図19において、対応頂点P
3に対応するセルと、対応頂点P1に対応するセルとの間
の外周の外側には、セルC3,C4の2つのセルがある
が、その数は、リンク#h#8上、またはリンク#8#
9上のいずれか一方にリンクが追加されることによって
変化しない。
【0140】さらに、部品Aの接続関係グラフにおい
て、リンクが追加されるのは、リンク#h#8上、また
はリンク#8#9上のいずれか一方、即ち、いずれにし
ても、セルC3の外周上であるから、リンクの追加によ
って、セルC3の頂点(ノード)の数、即ち、接続リン
クの数は変化する(1つだけ増加する)が、セルC4
接続リンクの数には影響がない。
【0141】また、いまの場合、部品Bの接続関係グラ
フには、リンクが追加されないから、図19において、
対応頂点Q3に対応するセルと、対応頂点Q1に対応する
セルとの間の外周の外側にある2つのセルC3’,C4
の数も、それらの接続リンクの数も変化しない。
【0142】従って、部品Aの接続関係グラフにおい
て、対応頂点P1に対応するセルに右回り方向に隣接す
る外周の外側のセルC4と、それに対応する位置にあ
る、部品Aの接続関係グラフにおける対応頂点Q1に対
応するセルに右回り方向に隣接する外周の外側のセルC
4’とについては、いずれも保留になっているリンクの
追加によって接続リンクの数に影響がなく、かつその数
が等しいから(いずれも2つ)、この時点で対応付ける
ことができる。
【0143】その結果、図20に示すように、部品Aの
接続関係グラフにおいて、対応付けのなされたセルC4
の頂点を構成する、まだ符号のふり直しがなされていな
いノード#10の符号は、#kにふり直される。さら
に、ノード#10に対応する、部品Bの接続関係グラフ
におけるノード#10’の符号も、#kに’を付した#
k’にふり直される。
【0144】次に、以上のように、リンクの追加の保留
が生じた場合、即ち、保留リンクが生じた場合、その保
留リンクが生じたセルに注目し、保留リンクが生じてい
ない方の接続関係グラフにおけるセルに基づいて、保留
リンクのいずれを追加するかを決定する。
【0145】具体的には、図19では、部品Aの接続関
係グラフにおける2つのセル#5#14#g#h#8#
13(ノード#5,#14,#g,#h,#8,#13
を頂点とするセル),#a#b#12#13#8#9
(ノード#a,#b,#12,#13,#8,#9を頂
点とするセル)で、保留リンクが生じている。
【0146】この保留リンクは、部品Aの接続関係グラ
フにおけるリンク#h#8#9#aと、部品Bの接続関
係グラフにおけるリンク#h’#8’#9’#9’#
a’との対応をとるときに生じたものであり、保留リン
クが生じていない部品Bの接続関係グラフにおいて、そ
のリンク#h’#8’#9’#10’#a’の少なくと
も一部を外周とするセルは、図19の状態から符号をふ
り直した図20では、セル#i’#j’#g’#h’#
8’#14’,#8’#9’#13’#14’,#a’
#b’#12’#13’#9’#k’の3つある。
【0147】この3つのセル#i’#j’#g’#h’
#8’#14’,#8’#9’#13’#14’,#
a’#b’#12’#13’#9’#k’の外周を構成
するリンクの数(ノードの数に等しい)をカウントする
と、それぞれ6,4,6となる。
【0148】そこで、図19の部品Aの接続関係グラフ
において、リンク#h#8#9#aの少なくとも一部を
外周とするセルが、6,4,6のリンクそれぞれで囲ま
れる3つのセルとなるように、保留リンクが追加され
る。
【0149】即ち、例えば、いま、図19の状態から符
号をふり直した図20に示すように、リンク#8#k上
に、ノード#15を追加するとともに、リンク#12#
13上に、ノード#16を追加し、それらの2つのノー
ドを端点とするリンク#15#16(図20において点
線で示す)を追加した場合、部品Aの接続関係グラフに
おけるリンク#h#8#k#aは、ノード#15の追加
により、リンク#h#8#15#k#aとなるが、この
リンク#h#8#15#k#aの少なくとも一部を外周
とするセルは、セル#i#j#g#h#8#13,#8
#15#16#13,#a#b#12#16#15#k
の3つとなり、その3つのセルは、6,4,6のリンク
それぞれで囲まれるものとなる。
【0150】一方、図19において、リンク#h#8上
に、ノードを追加するとともに、リンク#5#13上
に、ノードを追加し、それらの2つのノードを端点とす
るリンクを追加した場合でも、リンク#h#8#9#a
(図20のリンク#h#8#k#aに対応)の少なくと
も一部を外周とするセルは、3つとなり、その3つのセ
ルは、6,4,6のリンクそれぞれで囲まれるものとな
る。
【0151】従って、いまの場合、図20に示したよう
に、リンク#8#k上に、ノード#15を追加するとと
もに、リンク#12#13上に、ノード#16を追加
し、それらの2つのノードを端点とするリンク#15#
16を追加しても、また、図19において、リンク#h
#8上に、ノードを追加するとともに、リンク#5#1
3上に、ノードを追加し、それらの2つのノードを端点
とするリンクを追加しても、どちらでもかまわない。但
し、ここでは、例えば、図20に示したように、リンク
#15#16を追加することとする。
【0152】なお、セルを囲むリンクの数が一致しない
場合があるときには、そのような場合を避けて、保留し
てあったいずれのリンクを追加するかを決定する。
【0153】図20に示したように、リンク15#16
を追加することにより、部品AまたはBそれぞれの接続
関係グラフにおいて、同一の位置関係にあり、かつ同一
数のリンクで囲まれるセル#i#j#g#h#8#1
3,#8#15#16#13,#a#b#12#16#
15#kそれぞれと、セル#i’#j’#g’#h’#
8’#14’,#8’#9’#13’#14’,#a’
#b’#12’#13’#9’#k’それぞれとは、い
ずれも接続リンク数が等しくなるので、対応付けること
ができる。
【0154】その結果、図21に示すように、部品Aの
接続関係グラフにおいて、対応付けのなされたセルの頂
点を構成する、まだ符号のふり直しがなされていないノ
ード#8,#15,#12,#16,#13の符号は、
#l,#m,#n,#o,#pに、それぞれふり直され
る。さらに、ノード#8,#15,#12,#16,#
13にそれぞれ対応する、部品Bの接続関係グラフにお
けるノード#8’,#9’,#12’,#13’,#1
4’の符号も、#l,#m,#n,#o,#pに’を付
した#l’,#m’,#n’,#o’,#p’にそれぞ
れふり直される。
【0155】以上のようにして、接続関係グラフの外周
の外側にあるすべてのセルの対応付けを行い、その際生
じた保留リンクの追加を行った後(保留リンクのいずれ
を追加するかを決定し、その追加を行った後)は、部品
Aの接続関係グラフにおいて、既に対応付けの行われた
セルに隣接するセルの中で、まだ対応付けの行われてい
ないセルのうちの任意の1つに注目し、その注目セルの
位置関係に基づいて、注目セルと対応付けるべき部品B
の接続関係グラフのセルを選択する。そして、その選択
セルまたは注目セルのうちの少なくとも一方に、必要に
応じてリンクを追加しながら、部品AまたはBそれぞれ
の接続関係グラフにおけるセルどうしを対応付けること
を、対応付けの行わせていないセルがなくなるまで繰り
返す。
【0156】従って、図21に示した状態となった後
は、部品Aの接続関係グラフにおいて、まだ対応付けの
行われていないセルは、セル#b#c#d#e#n,#
e#f#i#p#o#nの2つあるから、この2つのセ
ルそれぞれが、部品Bの接続関係グラフにおける、まだ
対応付けがされていないセル#b’#c’#d’#e#
n’、または#e’#f’#i’#p’#o’#n’と
対応付けられることとなるが、これらのセルの位置関係
から、セル#b#c#d#e#nはセル#b’#c’#
d’#e#n’と、セル#e#f#i#p#o#nはセ
ル#e’#f’#i’#p’#o’#n’と、それぞれ
対応付けられることとなる。
【0157】なお、図21の実施の形態においては、図
19におけるセルC1とC1’との対応付けで説明した場
合と同様に、セル#b#c#d#e#nや、セル#e#
f#i#p#o#nを構成するノード#b,#c,#
d,#e,#f,#i,#n,#o,#pそれぞれと、
セル#b’#c’#d’#e’#n’や、セル#e’#
f’#i’#p’#o’#n’を構成するノード#
b’,#c’,#d’,#e’,#f’,#i’,#
n’,#o’,#p’それぞれとが対応することが既に
分かっているので、セル#b#c#d#e#nとセル#
b’#c’#d’#e#n’との対応付け、およびセル
#e#f#i#p#o#nとセル#e’#f’#i’#
p’#o’#n’との対応付けといっても、実質的に
は、特に処理を行う必要はない(ノードの符号をふり直
す必要はない)。
【0158】以上のようにして、部品AまたはBそれぞ
れの接続関係グラフにおけるセルどうしの対応付けを、
接続関係グラフの外周から内側方向にあるセルについて
順次行っていき、すべてのセルどうしの対応付けが終了
すると、部品AまたはBそれぞれの接続関係グラフは、
2次元グラフとしては同形になり、そのような同形の接
続関係グラフによって接続関係が表されるポリゴンによ
って構成される部品AとBのポリゴンは、それぞれ対応
がとれたものとなる。
【0159】図22は、部品AまたはBそれぞれの接続
関係グラフが、上述のようにして同形となった場合にお
ける平面グラフを表している。
【0160】部品AまたはBそれぞれの接続関係グラフ
が同形とされることにより、同図に斜線を付して示すよ
うに、部品Aの平面グラフには、3つのポリゴンが挿入
され、部品Bの平面グラフには、2つのポリゴンが挿入
される。
【0161】即ち、同形にされる前の図15と、同形に
された後の図21とを比較して分かるように、部品Aの
接続関係グラフには、3つのノード#j,#m,#o
が、部品Bの接続関係グラフには、2つのノード#
b’,#c’が、それぞれ追加されている。上述したよ
うに、接続関係グラフのノードは、ポリゴンを表すか
ら、部品Aには3つのポリゴンが、部品Bには2つのポ
リゴンが、それぞれ挿入されることになる。なお、部品
に挿入されるポリゴンは、上述したように、面積が0の
ポリゴンである。
【0162】その後、図23に示すように、部品Aまた
はBそれぞれの接続関係グラフにおいて対応付けられた
セルに対応するポリゴンの頂点それぞれに、その対応関
係が分かるように符号が付される。即ち、図23におい
ては、対応付けがなされた2つのセルに対応する頂点の
うちの一方の符号を、数字のみで、他方の符号を、その
数字に’を付して、それぞれ示してある。従って、図2
3では、部品Aのポリゴンの頂点#1,#2,#3,#
4,#5,#6,#7,#8,#9,#10は、部品B
のポリゴンの頂点#1’,#2’,#3’,#4’,#
5’,#6’,#7’,#8’,#9’,#10’にそ
れぞれ対応している。なお、部品Aの対応頂点P1乃至
3それぞれと、部品Bの対応頂点Q1乃至Q3それぞれ
とが対応することは、それらがグラフィックデザイナに
よって指定されることから明らかであるため、図23に
おいては、その符号はそのままとしてある。
【0163】次に、図24のフローチャートを参照し
て、図5のステップS3で行われるポリゴン対応付け処
理について、さらに説明する。
【0164】ポリゴン対応付け処理では、ステップS1
1において、対応付けられた2つの部品それぞれが、3
角形のポリゴンのみで構成されるようにポリゴン分割さ
れ、ステップS12に進む。なお、部品が、元から3角
形のポリゴンのみで構成される場合においては、ステッ
プS11の処理はスキップされる。
【0165】ステップS12では、対応付けられた2つ
の部品それぞれの平面グラフが作成され、さらに、その
平面グラフに基づいて、接続関係グラフが作成される。
そして、ステップS13に進み、ステップS12で作成
された2つの部品それぞれの接続関係グラフに重複リン
クが存在する場合には、その重複リンクが、上述したよ
うにして削除され、ステップS14に進む。ステップS
14では、対応付けられた2つの部品それぞれの接続関
係グラフについて、対応頂点に対応するセルどうしが対
応付けられ、ステップS15に進み、その対応付け結果
に基づいて、ノードの符号がふり直されることにより、
接続関係グラフが更新される。
【0166】その後、ステップS16に進み、2つの部
品それぞれの接続関係グラフについて、対応頂点に対応
するセル以外の、外周の外側にあるセルどうしが対応付
けられ、ステップS17に進み、その対応付け結果に基
づいて、接続関係グラフが更新される。
【0167】そして、ステップS18に進み、接続関係
グラフに保留リンクが存在するかどうかが判定され、存
在すると判定された場合、ステップS19に進み、どの
保留リンクを追加するかが、上述したように、保留リン
クのない方の接続関係グラフにおけるセルに基づいて決
定され、その決定にしたがい、リンクが追加される。さ
らに、保留リンクにより対応付けをすることができなか
ったセルどうしの対応付けが行われ、ステップS17に
戻り、その対応付け結果に基づいて、接続関係グラフが
更新される。
【0168】また、ステップS18において、接続関係
グラフに保留リンクが存在しないと判定された場合、ス
テップS20に進み、2つの接続関係グラフにおけるセ
ルどうしをすべて対応付けたかどうかが判定される。ス
テップS20において、2つの接続関係グラフにおける
セルについて、また、すべての対応付けが済んでないと
判定された場合、ステップS21に進み、2つの接続関
係グラフのうちの一方から、既に対応付けがなされたセ
ルに隣接する、まだ対応付けがなされていないセルが選
択される。そして、ステップS22に進み、そのセル
と、他方の接続関係グラフのセルとの対応付けが行わ
れ、ステップS17に戻り、その対応付け結果に基づい
て、接続関係グラフが更新される。
【0169】一方、ステップS20において、2つの接
続関係グラフにおけるセルについて、すべての対応付け
が済んだと判定された場合、即ち、2つの接続関係グラ
フが同形となった場合、ステップS23に進み、2つの
接続関係グラフそれぞれに基づいて、対応付けされた部
品に、面積が0のポリゴンが挿入され、さらに、各ポリ
ゴンの頂点の符号が、ポリゴンどうしの対応関係が分か
るように付され、リターンする。
【0170】以上のように、ポリゴンモデルMAまたは
MBそれぞれを構成するポリゴンどうしを対応付け、そ
の対応付けがなされたポリゴンの変形によってモーフィ
ングアニメーションを作成するようにしたので、そのモ
ーフィングアニメーションは、キーフレームアニメーシ
ョンの一部として用いることができる。
【0171】その結果、例えば、兎が、音声データと同
期して口を動かすようなアニメーションと、馬が、音声
データと同期して口を動かすようなアニメーションとを
作成するとともに、上述の手法によって、兎が馬に変形
していくモーフィングアニメーションを作成することに
より、兎が話をしているアニメーションから馬が話をし
ているアニメーションにスムーズに変形していくアニメ
ーション等を実現することが可能となる。
【0172】また、ポリゴンモデルMAまたはMBそれ
ぞれを部品に分割し、対応する部品AおよびBどうしご
とに、ポリゴンの対応付けを行うようにしたので、ポリ
ゴンモデルMAある部品Aを、ポリゴンモデルMBの所
望の部品Bに変形させるモーフィングを行うことが可能
となる。即ち、例えば、図2に示したように、兎の形状
から馬の形状へのモーフィングにおいて、兎の耳は馬の
耳に、兎の目は馬の目に、といった具合に、自然な変形
を行うことが可能となる。
【0173】さらに、2つの部品それぞれの接続関係グ
ラフのセルどうしを対応付け、2次元グラフとして同形
にすることで、ポリゴンどうしを対応付けるようにした
ので、ポリゴンの対応付けを容易に行うことができる。
【0174】また、モデルを球面等に投影することによ
るモーフィングのように、モデルのテクスチャやマテリ
アルが混合したり、モデルの特徴が失われることもな
い。
【0175】なお、本実施の形態では、CPU2(情報
処理装置)に、コンピュータプログラム(制御情報)を
実行させることによって、モーフィングアニメーション
作成処理を行うようにしたが、モーフィングアニメーシ
ョン作成処理は、それ専用のハードウェアによって行う
ことも可能である。
【0176】さらに、本実施の形態では、CPU2に実
行させるコンピュータプログラムを、外部記憶装置7に
記憶させて提供するようにしたが、このコンピュータプ
ログラムは、その他、例えば、インターネット、地上
波、衛星回線、公衆網、CATV(Cable Television)
網などの伝送媒体を介して提供するようにすることも可
能である。
【0177】また、本実施の形態では、対応頂点を、グ
ラフィックデザイナに指定してもらうようにしたが、対
応頂点は、コンピュータグラフィクスシステム側で任意
に指定するようにすることも可能である。但し、この場
合、一方のモデルのある部分が、他方のモデルの意図す
る部分でない部分に変形するようなモーフィング、即
ち、グラフィックデザイナが意図しないモーフィングが
行われるケースが生じることがある。
【0178】さらに、本実施の形態では、ポリゴンモデ
ルを幾つかの部品に分割して、ポリゴンの対応付けを行
うようにしたが、そのような部品に分割せずに、元のポ
リゴンモデルのままでポリゴンの対応付けを行うように
することも可能である。
【0179】また、本実施の形態では、対応頂点に対応
するセルどうしの対応付けを行い、その後は、接続関係
グラフの外周側から内側の方向に向かって、セルどうし
の対応付けを行うようにしたが、セルどうしの対応付け
の順番は、特に限定されるものではない。即ち、ポリゴ
ンどうしを対応付けるためには、接続関係グラフを同形
にする必要があるが、どのような手順で、接続関係グラ
フを同形にするかは、特に限定されるものではない。
【0180】さらに、本実施の形態では、3次元形状モ
デルを構成するポリゴンどうしを対応付けるようにした
が、その他、例えば、2次元形状モデルを構成するポリ
ゴンどうしを対応付けるようにすることも可能である。
【0181】また、本実施の形態では、部品を構成する
ポリゴンを、3角形ポリゴンのみにしてから、その3角
形ポリゴンどうしの対応付けをするようにしたが、部品
が、3角形以外の4角形や5角形などのポリゴンのみか
ら構成される場合や、3角形や4角形などの複数種類の
ポリゴンから構成される場合でも、ポリゴンの対応付け
は可能である。
【0182】さらに、本実施の形態では、3角形のポリ
ゴンを挿入するようにしたが、4角形や5角形などのポ
リゴンを挿入することも可能である。但し、3角形以外
の4角形や5角形のポリゴンを挿入する場合は、接続関
係グラフにおいて、4つや5つのリンクが延びるノード
を形成する必要があるため、挿入位置に制約が生じるこ
ととなる。
【0183】
【発明の効果】請求項1に記載のデータ処理装置および
請求項16に記載のデータ処理方法、並びに請求項17
に記載の提供媒体によれば、第1と第2の3次元形状モ
デルそれぞれが、対応する部品どうしに分割され、第1
の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形と、第2
の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形とが対応
付けられる。従って、例えば、第1の3次元形状モデル
の所定の部分が、第2の3次元形状モデルの所望する部
分に変形する、自然なモーフィングを実現することが可
能となる。
【0184】請求項18に記載の提供媒体によれば、第
1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応する部品
どうしに分割し、第1の3次元形状モデルの部品を構成
する単位図形と、第2の3次元形状モデルの部品を構成
する単位図形とを対応付ける単位図形対応付けを行い、
単位図形対応付けが行われた部品を、第1または第2の
3次元形状モデルそれぞれに再構成することにより得ら
れる第1および第2の3次元形状モデルの再構成結果が
提供される。従って、例えば、その3次元形状モデルの
再構成結果を用いて、キーフレームアニメーションを作
成すること等が可能となる。
【0185】請求項19に記載のデータ処理装置および
請求項25に記載のデータ処理方法、並びに請求項26
に記載の提供媒体によれば、第1の3次元形状モデルを
構成する単位図形と、第2の3次元形状モデルを構成す
る単位図形とが対応付けられ、その第1および第2の3
次元形状モデルからアニメーションが作成される。従っ
て、例えば、所望のモーフィングが行われるアニメーシ
ョンを作成することが可能となる。
【0186】請求項27に記載の提供媒体によれば、第
1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、第2の3
次元形状モデルを構成する単位図形とを対応付ける単位
図形対応付けを行い、単位図形対応付けが行われた第1
および第2の3次元形状モデルからアニメーションを作
成することにより得られるアニメーションのデータが提
供される。従って、例えば、所望のモーフィングが行わ
れるアニメーションを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンピュータグラフィックス
システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】兎または馬それぞれの形状のポリゴンモデルを
示す図である。
【図3】モーフィングアニメーションの作成方法を示す
図である。
【図4】馬が話をしているアニメーションを示す図であ
る。
【図5】モーフィングアニメーション作成処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】ポリゴンモデルを部品に分割した状態を示す図
である。
【図7】部品が穴を有する場合の対処方法を説明するた
めの図である。
【図8】部品が穴を有する場合の対処方法を説明するた
めの図である。
【図9】多角形のポリゴンを3角形のポリゴンに分割す
る様子を示す図である。
【図10】平面グラフ化を説明するための図である。
【図11】平面グラフ化を説明するための図である。
【図12】接続関係グラフを説明するための図である。
【図13】接続関係グラフにリンクを追加することによ
りポリゴンが追加されることを説明するための図であ
る。
【図14】平面グラフを示す図である。
【図15】接続関係グラフを示す図である。
【図16】重複リンクの削除を説明するための図であ
る。
【図17】重複リンクの削除を説明するための図であ
る。
【図18】対応頂点に対応するセルどうしの対応付けを
説明するための図である。
【図19】対応頂点に対応するセルの間にあるセルどう
しの対応付けを説明するための図である。
【図20】保留リンクのいずれを追加するかを決定する
方法を説明するための図である。
【図21】接続関係グラフの外周の内側にあるセルどう
しの対応付けを説明するための図である。
【図22】接続関係グラフを同形にすることにより挿入
されたポリゴンを示す図である。
【図23】ポリゴンどうしの対応付けがなされた部品の
平面グラフを示す図である。
【図24】図5のステップS3の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。
【図25】従来のモデルどうしの対応付け方法を説明す
るための図である。
【図26】モデルを球面に投影した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ROM, 2 CPU, 3 RAM, 4 入力
装置, 5 出力装置, 6 通信装置, 7 外部記
憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 裕一 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 (72)発明者 小松 宏輔 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 Fターム(参考) 5B050 BA07 BA08 BA09 CA04 DA10 EA05 EA06 EA13 EA24 EA28 FA02 5B080 AA14 AA18 BA01 FA15

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の3次元形状モデルを構成す
    る単位図形どうしを対応付けるデータ処理を行うデータ
    処理装置であって、 前記第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応す
    る部品どうしに分割する部品分割手段と、 前記第1の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形
    と、前記第2の3次元形状モデルの部品を構成する単位
    図形とを対応付ける単位図形対応付けを行う単位図形対
    応付け手段と、 前記単位図形対応付けが行われた前記部品を、前記第1
    または第2の3次元形状モデルそれぞれに再構成する再
    構成手段とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記部品分割手段は、前記第1または第
    2の3次元形状モデルそれぞれを、境界が一続きになる
    ような部品に分割することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記部品分割手段は、前記部品の境界が
    一続きになっていないとき、前記部品を構成する単位図
    形の稜線に沿って境界を追加することにより、その部品
    の境界を一続きにすることを特徴とする請求項2に記載
    のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記部品を構成する単位図形が3角形で
    ないとき、その3角形でない前記単位図形を、3角形の
    単位図形に分割する単位図形分割手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記単位図形対応付け手段は、 前記部品を構成する単位図形どうしの接続関係をグラフ
    化した単位図形接続関係グラフを作成する単位図形接続
    関係グラフ作成手段を有し、 前記単位図形接続関係グラフに基づいて、前記単位図形
    対応付けを行うことを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記単位図形対応付け手段は、前記部品
    を構成する単位図形の頂点どうしの接続関係をグラフ化
    した頂点接続関係グラフを作成する頂点接続関係グラフ
    作成手段をさらに有し、 前記単位図形接続関係グラフ作成手段は、前記頂点接続
    関係グラフに基づいて、前記単位図形接続関係グラフを
    作成することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記頂点接続関係グラフ作成手段は、前
    記部品を構成する単位図形の頂点と稜線との関係を保ち
    ながら、その部品を、所定の面に投影することにより、
    前記頂点接続関係グラフを作成することを特徴とする請
    求項6に記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記単位図形対応付け手段は、前記第1
    または第2の3次元形状モデルの部品それぞれの前記単
    位図形接続関係グラフを同形とすることにより、前記単
    位図形対応付けを行うことを特徴とする請求項5に記載
    のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記単位図形対応付け手段は、前記単位
    図形接続関係グラフに基づいて、前記第1または第2の
    3次元形状モデルの部品のうちの一方に、面積が0の単
    位図形を挿入し、他方の部品を構成する単位図形と対応
    付けることを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記単位図形接続関係グラフは、単位
    図形を表すノードと、単位図形どうしの接続を表すリン
    クとから構成され、前記単位図形対応付け手段は、前記
    リンクで囲まれる領域であるセルの中にリンクを追加す
    ることにより、前記部品に、面積が0の単位図形を挿入
    することを特徴とする請求項9に記載のデータ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記単位図形対応付け手段は、前記第
    1または第2の3次元形状モデルの部品それぞれの前記
    単位図形接続関係グラフにおけるセルに接続しているリ
    ンクの数が等しくなるように、リンクを追加することを
    特徴とする請求項10に記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記単位図形接続関係グラフは、単位
    図形を表すノードと、単位図形どうしの接続を表すリン
    クとから構成され、 前記単位図形対応付け手段は、前記第1または第2の3
    次元形状モデルの部品それぞれの前記単位図形接続関係
    グラフにおける前記リンクで囲まれる領域であるセルど
    うしを対応付けることにより、前記単位図形対応付けを
    行うことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記単位図形対応付け手段は、前記第
    1および第2の3次元形状モデルの部品について、対応
    付けるべき頂点が指定されたとき、その頂点に対応する
    前記セルどうしを対応付け、その後に他のセルどうしを
    対応付けることにより、前記単位図形対応付けを行うこ
    とを特徴とする請求項12に記載のデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 前記単位図形対応付け手段は、前記第
    1または第2の3次元形状モデルの部品それぞれの前記
    単位図形接続関係グラフの外周側から内側の方向に向か
    う順番で、セルどうしを対応付けていくことを特徴とす
    る請求項12に記載のデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 前記単位図形対応付け手段は、前記第
    1または第2の3次元形状モデルの部品の前記単位図形
    接続関係グラフにおいて、その外周にあるノードをリン
    クに沿って辿った場合に重複して通るリンクがあると
    き、その重複して通るリンクを、リンクを追加すること
    により削除することを特徴とする請求項12に記載のデ
    ータ処理装置。
  16. 【請求項16】 第1と第2の3次元形状モデルを構成
    する単位図形どうしを対応付けるデータ処理を行うデー
    タ処理方法であって、 前記第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応す
    る部品どうしに分割する部品分割ステップと、 前記第1の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形
    と、前記第2の3次元形状モデルの部品を構成する単位
    図形とを対応付ける単位図形対応付けを行う単位図形対
    応付けステップと、 前記単位図形対応付けが行われた前記部品を、前記第1
    または第2の3次元形状モデルそれぞれに再構成する再
    構成ステップとを備えることを特徴とするデータ処理方
    法。
  17. 【請求項17】 第1と第2の3次元形状モデルを構成
    する単位図形どうしを対応付けるデータ処理を、情報処
    理装置に行わせるための制御情報を提供する提供媒体で
    あって、 前記第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応す
    る部品どうしに分割する部品分割ステップと、 前記第1の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形
    と、前記第2の3次元形状モデルの部品を構成する単位
    図形とを対応付ける単位図形対応付けを行う単位図形対
    応付けステップと、 前記単位図形対応付けが行われた前記部品を、前記第1
    または第2の3次元形状モデルそれぞれに再構成する再
    構成ステップとを備える制御情報を提供することを特徴
    とする提供媒体。
  18. 【請求項18】 第1と第2の3次元形状モデルを構成
    する単位図形どうしを対応付けるデータ処理の結果を提
    供する提供媒体であって、 前記第1と第2の3次元形状モデルそれぞれを、対応す
    る部品どうしに分割し、 前記第1の3次元形状モデルの部品を構成する単位図形
    と、前記第2の3次元形状モデルの部品を構成する単位
    図形とを対応付ける単位図形対応付けを行い、前記単位
    図形対応付けが行われた前記部品を、前記第1または第
    2の3次元形状モデルそれぞれに再構成することにより
    得られる前記第1および第2の3次元形状モデルの再構
    成結果を提供することを特徴とする提供媒体。
  19. 【請求項19】 単位図形の集合で定義される第1と第
    2の3次元形状モデルからアニメーションを作成するデ
    ータ処理を行うデータ処理装置であって、 前記第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、前
    記第2の3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応
    付ける単位図形対応付けを行う単位図形対応付け手段
    と、 前記単位図形対応付けが行われた前記第1および第2の
    3次元形状モデルからアニメーションを作成するアニメ
    ーション作成手段とを備えることを特徴とするデータ処
    理装置。
  20. 【請求項20】 前記第1と第2の3次元形状モデルそ
    れぞれを、対応する部品どうしに分割する部品分割手段
    をさらに備え、 前記単位図形対応付け手段は、前記部品ごとに、前記単
    位図形対応付けを行うことを特徴とする請求項19に記
    載のデータ処理装置。
  21. 【請求項21】 前記単位図形対応付けが行われた前記
    部品を、前記第1または第2の3次元形状モデルそれぞ
    れに再構成する再構成手段をさらに備え、 前記アニメーション作成手段は、再構成された前記第1
    および第2の3次元形状モデルからアニメーションを作
    成することを特徴とする請求項20に記載のデータ処理
    装置。
  22. 【請求項22】 前記単位図形対応付け手段は、 前記部品を構成する単位図形どうしの接続関係をグラフ
    化した単位図形接続関係グラフを作成する単位図形接続
    関係グラフ作成手段を有し、 前記単位図形接続関係グラフに基づいて、前記単位図形
    対応付けを行うことを特徴とする請求項20に記載のデ
    ータ処理装置。
  23. 【請求項23】 前記単位図形対応付け手段は、前記第
    1または第2の3次元形状モデルの部品それぞれの前記
    単位図形接続関係グラフを同形とすることにより、前記
    単位図形対応付けを行うことを特徴とする請求項22に
    記載のデータ処理装置。
  24. 【請求項24】 前記アニメーション作成手段は、前記
    第1または第2の3次元形状モデルのうちの一方を構成
    する単位図形を、その単位図形に対応付けられた他方の
    3次元形状モデルの単位図形に形状変化させることで、
    アニメーションを作成することを特徴とする請求項19
    に記載のデータ処理装置。
  25. 【請求項25】 単位図形の集合で定義される第1と第
    2の3次元形状モデルからアニメーションを作成するデ
    ータ処理を行うデータ処理方法であって、 前記第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、前
    記第2の3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応
    付ける単位図形対応付けを行う単位図形対応付けステッ
    プと、 前記単位図形対応付けが行われた前記第1および第2の
    3次元形状モデルからアニメーションを作成するアニメ
    ーション作成ステップとを備えることを特徴とするデー
    タ処理方法。
  26. 【請求項26】 単位図形の集合で定義される第1と第
    2の3次元形状モデルからアニメーションを作成するデ
    ータ処理を、情報処理装置に行わせるための制御情報を
    提供する提供媒体であって、 前記第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、前
    記第2の3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応
    付ける単位図形対応付けを行う単位図形対応付けステッ
    プと、 前記単位図形対応付けが行われた前記第1および第2の
    3次元形状モデルからアニメーションを作成するアニメ
    ーション作成ステップとを備える制御情報を提供するこ
    とを特徴とする提供媒体。
  27. 【請求項27】 単位図形の集合で定義される第1と第
    2の3次元形状モデルからアニメーションを作成するデ
    ータ処理の結果を提供する提供媒体であって、 前記第1の3次元形状モデルを構成する単位図形と、前
    記第2の3次元形状モデルを構成する単位図形とを対応
    付ける単位図形対応付けを行い、 前記単位図形対応付けが行われた前記第1および第2の
    3次元形状モデルからアニメーションを作成することに
    より得られるアニメーションのデータを提供することを
    特徴とする提供媒体。
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