JP2000181726A - アプリケーション支援装置及びアプリケーション支援方法 - Google Patents

アプリケーション支援装置及びアプリケーション支援方法

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JP2000181726A
JP2000181726A JP10358120A JP35812098A JP2000181726A JP 2000181726 A JP2000181726 A JP 2000181726A JP 10358120 A JP10358120 A JP 10358120A JP 35812098 A JP35812098 A JP 35812098A JP 2000181726 A JP2000181726 A JP 2000181726A
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Takeshi Nishimura
健 西村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め見積もることができない外乱(例えば、
スケジュール生成時には予想していなかった外部からの
割込要求やアプリケーション支援装置の管理下にないア
プリケーションの動作)が発生して、タスク1の起動時
刻や終了時刻が遅れると、その都度、スケジュールを変
更しなければならず、システム全体の負荷が増大するな
どの課題があった。 【解決手段】 タスク11の遅延が許容範囲内にあるか
否かを判定し、その許容範囲を逸脱している場合に限
り、スケジュールの変更を要請する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リアルタイム・
システムの構築を支援するアプリケーション支援装置及
びアプリケーション支援方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば「汎用OS上での実時間シ
ステム構築に関する一考察」‘98システム・制御・情
報学会予稿集に示された従来のアプリケーション支援装
置を示す構成図であり、図において、1は複数のアプリ
ケーションタスク(以下、タスクという)、2は複数の
タスク1の実時間スケジュールを生成するスケジュー
ラ、3はスケジューラ2により生成されたスケジュール
が記述されたスケジュール・テーブル、4はスケジュー
ラ2により生成されたスケジュールにしたがってタスク
1の起動を管理するアクティベータ、5はスケジューラ
2により生成されたスケジュールにしたがってタスク1
の終了を管理するページャである。
【0003】次に動作について説明する。まず、スケジ
ューラ2は、予め、ユーザによって設定された各タスク
1の特性を考慮し、資源の競合を招くことなく、各タス
ク1が締切時刻までに終了できるスケジュールを生成す
る。
【0004】そして、アクティベータ4とページャ5
は、スケジューラ2により生成されたスケジュールにし
たがってタスク1の起動・終了を管理し、そのスケジュ
ール通りにタスク1を実行させる。これにより、システ
ム全体のリアルタイム性を保証する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のアプリケーショ
ン支援装置は以上のように構成されているので、スケジ
ュール通りにタスク1が実行されれば、システム全体の
リアルタイム性が保証されるが、予め見積もることがで
きない外乱(例えば、スケジュール生成時には予想して
いなかった外部からの割込要求やアプリケーション支援
装置の管理下にないアプリケーションの動作)が発生し
て、タスク1の起動時刻や終了時刻が遅れると、その都
度、スケジュールを変更しなければならず、システム全
体の負荷が増大するなどの課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、スケジュールの変更回数を減らし
て、システム全体の負荷を軽減することができるアプリ
ケーション支援装置及びアプリケーション支援方法を得
ることを目的とする。 また、この発明は、システムが
過負荷の状態にあるときでも、システムの動作予測を高
めることができるアプリケーション支援装置及びアプリ
ケーション支援方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアプリケ
ーション支援装置は、タスクの実行が開始される前に、
そのタスクの開始予定時刻と実行開始可能時刻の誤差を
遅延許容時間と比較して、そのタスクの遅延が許容範囲
内にあるか否かを判定する判定手段と、その判定手段の
判定結果が許容範囲を逸脱している旨を示す場合に限
り、スケジュールの変更を要請する要請手段とを設けた
ものである。
【0008】この発明に係るアプリケーション支援装置
は、タスクの実行が終了すると、そのタスクの終了予定
時刻と実行終了時刻の誤差を遅延許容時間と比較して、
そのタスクの遅延が許容範囲内にあるか否かを判定する
判定手段を設けたものである。
【0009】この発明に係るアプリケーション支援装置
は、要請手段がスケジュールの変更を要請すると、重要
度の高いタスクを優先的にスケジュールするスケジュー
ラを設けたものである。
【0010】この発明に係るアプリケーション支援方法
は、タスクの実行が開始される前に、そのタスクの開始
予定時刻と実行開始可能時刻の誤差を遅延許容時間と比
較して、そのタスクの遅延が許容範囲内にあるか否かを
判定し、その許容範囲を逸脱している場合に限り、スケ
ジュールの変更を要請するようにしたものである。
【0011】この発明に係るアプリケーション支援方法
は、タスクの実行が終了すると、そのタスクの終了予定
時刻と実行終了時刻の誤差を遅延許容時間と比較して、
そのタスクの遅延が許容範囲内にあるか否かを判定する
ようにしたものである。
【0012】この発明に係るアプリケーション支援方法
は、スケジュールの変更要請を受けると、重要度の高い
タスクを優先的にスケジュールするようにしたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるア
プリケーション支援装置を示す構成図であり、図におい
て、11は複数のアプリケーションタスク(以下、タス
クという)、12は複数のタスク11の実時間スケジュ
ールを生成するスケジューラ、13はスケジューラ12
により生成されたスケジュールが記述されたスケジュー
ル・テーブル、14はスケジューラ12により生成され
たスケジュールにしたがってタスク11の起動を管理す
るアクティベータ、15はスケジューラ12により生成
されたスケジュールにしたがってタスク11の終了を管
理するページャである。
【0014】16はタスク11の終了予定時刻Es と終
了締切時刻Dから遅延許容時間Cを計算する計算手段、
17はタスク11の実行が開始される前に、タスク11
の開始予定時刻Ss と実行開始可能時刻Sa の誤差であ
る実行開始時間誤差δs を遅延許容時間Cと比較して、
タスク11の遅延が許容範囲内にあるか否かを判定し、
また、タスク11の実行が終了すると、タスク11の終
了予定時刻Es と実行終了時刻Ea の誤差である実行終
了時間誤差δe を遅延許容時間Cと比較して、タスク1
1の遅延が許容範囲内にあるか否かを判定する判定手
段、18は判定手段17の判定結果が許容範囲を逸脱し
ている旨を示す場合に限り、スケジュールの変更をスケ
ジューラ12に要請する要請手段である。なお、図2は
この発明の実施の形態1によるアプリケーション支援方
法を示すフローチャートである。
【0015】次に動作について説明する。まず、スケジ
ューラ12は、予め、ユーザによって設定された各タス
ク11の特性を考慮し、資源の競合を招くことなく、各
タスク11が終了締切時刻Dまでに終了できるスケジュ
ールを生成する。
【0016】そして、アクティベータ14とページャ1
5は、スケジューラ12により生成されたスケジュール
にしたがってタスク11の起動・終了を管理し、そのス
ケジュール通りにタスク11を実行させる。しかし、予
め見積もることができない外乱(例えば、スケジュール
生成時には予想していなかった外部からの割込要求やア
プリケーション支援装置の管理下にないアプリケーショ
ンの動作)が発生すると、タスク11の起動時刻や終了
時刻が遅れる場合がある。
【0017】このように、タスク11の起動時刻や終了
時刻が遅れると、従来は、スケジューラ12が直ちにス
ケジュールを変更するが、タスク11の起動時刻や終了
時刻が多少遅れても、その遅れが許容範囲内にあれば、
システム全体のリアルタイム性を保証することができ
る。
【0018】そこで、この実施の形態1では、スケジュ
ールの変更に伴うシステムの負荷の増大を抑制するた
め、起動時刻や終了時刻の遅れが許容範囲内にあれば、
スケジュールを変更せず、その許容範囲を逸脱する場合
に限り、スケジュールを変更するようにする。
【0019】具体的には、スケジューラ12がタスク1
1のスケジュールを生成する際、ユーザによって設定さ
れた各タスク11の情報(実行開始可能時刻Sa 、終了
締切時刻D、最悪実行時間、使用資源など)と、今まで
に確定したスケジュールから、全てのタスク11の開始
予定時刻Ss と終了予定時刻Es を計算する(ステップ
ST1)。
【0020】そして、計算手段16は、スケジューラ1
2が全てのタスク11の終了予定時刻Es を計算する
と、終了予定時刻Es と終了締切時刻Dから遅延許容時
間Cを計算する(ステップST2)。図3は任意のタス
クのスケジュールを示す。C=D−Es
【0021】ただし、判定処理に伴うシステムの負荷を
軽減するため、全タスク11の遅延許容時間Cのうち、
時間が短いk個の遅延許容時間C1 ,C2 ,…,Ck
選択する。その際、C1 の遅延許容時間を有するタスク
の個数をN1 ,C2 の遅延許容時間を有するタスクの個
数をN2 ,Ck の遅延許容時間を有するタスクの個数を
k とする。
【0022】そして、判定手段17は、各タスク11の
実行が開始される前と、各タスク11の実行が終了した
後に遅延の許容判定を実行する。即ち、任意のタスク1
1の実行が開始される直前になると、タスク11の開始
予定時刻Ss と実行開始可能時刻Sa の誤差である実行
開始時間誤差δs を遅延許容時間Cと比較して(ステッ
プST3)、タスク11の遅延が許容範囲内にあるか否
かを判定する。
【0023】図4はタスクのスケジュールと実行時のタ
イムチャートを示し、図4の例では、実行開始時間誤差
δs が遅延許容時間Cより短いので、タスク11の遅延
は許容時間の範囲内であると認められるが、実行開始時
間誤差δs が遅延許容時間Cより長い場合には、タスク
11の遅延は許容時間の範囲外であると認められる。
【0024】具体的には、任意のタスク11の許容判定
を実行する際、N1 ≠0の場合には(遅延許容時間C1
のタスク11の実行が終了していない段階)、実行開始
時間誤差δs と遅延許容時間C1 を比較して、δs ≦C
1 であれば、許容範囲内であると認められ、δs >C1
であれば、許容範囲外であると認められる。また、N1
=N2 =…=Ni-1 =0、かつ、Ni ≠0(ただし、i
<k)の場合には(遅延許容時間C1 から遅延許容時間
i-1 までのタスク11の実行は終了しているが、遅延
許容時間Ci のタスク11の実行が終了していない段
階)、実行開始時間誤差δs と遅延許容時間Ci を比較
して、δs ≦Ci であれば、許容範囲内であると認めら
れ、δs >Ci であれば、許容範囲外であると認められ
る。また、N1 =N2 =…=N =0の場合には(遅
延許容時間C1 から遅延許容時間C までのタスク1
1の実行が終了している段階)、実行開始時間誤差δs
と遅延許容時間Ck を比較して、δs ≦Ck であれば、
許容範囲内であると認められ、δs >Ck であれば、許
容範囲外であると認められる。
【0025】次に、判定手段17は、任意のタスク11
の実行が終了すると、タスク11の終了予定時刻Es
実行終了時刻Ea の誤差である実行終了時間誤差δe
遅延許容時間Cと比較して(ステップST5)、タスク
11の遅延が許容範囲内にあるか否かを判定する。
【0026】図4の例では、実行終了時間誤差δe が遅
延許容時間Cより短いので、タスク11の遅延は許容時
間の範囲内であると認められるが、実行開始時間誤差δ
e が遅延許容時間Cより長い場合には、タスク11の遅
延は許容時間の範囲外であると認められる。
【0027】具体的には、任意のタスク11の許容判定
を実行する際、N1 ≠0の場合には、実行終了時間誤差
δe と遅延許容時間C1 を比較して、δe ≦C1 であれ
ば、許容範囲内であると認められ、δe >C1 であれ
ば、許容範囲外であると認められる。また、N1 =N2
=…=Ni-1 =0、かつ、Ni ≠0(ただし、i<k)
の場合には、実行終了時間誤差δe と遅延許容時間Ci
を比較して、δe ≦Ci であれば、許容範囲内であると
認められ、δe >Ci であれば、許容範囲外であると認
められる。また、N1 =N2 =…=N =0の場合に
は、実行終了時間誤差δe と遅延許容時間Ck を比較し
て、δe ≦Ck であれば、許容範囲内であると認めら
れ、δe >Ck であれば、許容範囲外であると認められ
る。
【0028】このようにして、判定手段17が各タスク
11の遅延の許容判定を実行すると、要請手段18は、
各タスク11の遅延が許容範囲内であれば(ステップS
T4,ST6)、このままタスクの実行を継続しても、
システム全体のリアルタイム性を保証することができる
ので、各タスク11の実行を容認する(ステップST
7)。
【0029】一方、任意のタスク11の実行直前に、そ
のタスク11の遅延が許容範囲を逸脱することを認識す
ると(ステップST4)、そのタスク11の実行中止を
アクティベータ14に要請し、再度のスケジュールの生
成をスケジューラ12に要請する(ステップST8)。
また、任意のタスク11の実行終了後に、そのタスク1
1の遅延が許容範囲を逸脱したことを認識すると(ステ
ップST6)、そのタスク11の次に実行するタスクの
実行中止をアクティベータ14に要請し、再度のスケジ
ュールの生成をスケジューラ12に要請する(ステップ
ST9)。
【0030】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、タスク11の遅延が許容範囲内にあるか否か
を判定し、その許容範囲を逸脱している場合に限り、ス
ケジュールの変更を要請するように構成したので、仮
に、予め見積もることができない外乱が発生して、タス
ク11の起動時刻や終了時刻が遅れても、システム全体
のリアルタイム性が保証される限り、スケジュールの変
更が不要になり、その結果、スケジュールの変更回数が
減少して、システム全体の負荷が軽減される効果を奏す
る。
【0031】実施の形態2.上記実施の形態1では、タ
スク11の遅延が許容範囲外にあると、スケジューラ1
2に対して、再度のスケジュールの生成を要請するもの
について示したが、その際、スケジューラ12が重要度
の高いタスクを優先的にスケジュールするようにしても
よい。
【0032】即ち、システムが過負荷状態になることに
より、タスク11の遅延が許容範囲を逸脱しても、ユー
ザにとって動作の予測性が高いリアルタイムシステムを
実現するため、ユーザの決めた重要度に応じてタスクの
スケジュールを生成する。この際、資源の競合も考慮に
入れて、以下のようなスケジューリングを行う。
【0033】1.今現在のスケジュールをSとする。ま
た、任意の資源iの現時点での最も早い使用可能時刻を
EAT(i)とし、任意の資源iの予約時間をRST
(i)とする。 2.現時点のスケジュールにタスクを追加する場合、全
ての制約(タスク開始可能時刻、タスク終了締切時刻、
タスク間の優先制約)を満たすことができるようなタス
クをスケジュール候補タスクとして抽出する。また、今
後スケジュールに追加しても、タスク終了締切時刻を満
たすことができないタスクは優先制約によって、それ以
降に続くタスクと共にスケジュール候補から除外し、省
略処理タスクとして、タスクの一連の整合性を損なわな
いタイミングで処理されるよう最悪実行時間0のタスク
としてスケジュールされる。そして、スケジュール候補
がなくなるか、スケジューリング終了時刻までスケジュ
ールが完成すれば終了する。 3.選び出されたスケジュール候補タスクをユーザが設
定したタスクの価値順に並べ替える。 4.その中で価値の最も高いタスクT1を選択する。
【0034】5.そのタスクT1を今現在のスケジュー
ルSに追加したときのタスクの実行開始予定時刻Ss
(T1)=max(S0 (T1),maxj∈ResST
EAT1(j)),実行終了予定時刻Es (T1)=m
ax(S0 (T1),maxj∈R esST EAT1
(j))+W(T1)を計算し、SST1=Ss (T
1),SET1=Es (T1),ST=T1とする(た
だし、S0 (T1)はタスクT1の優先制約を考慮した
開始可能時刻、W(T1)はタスクT1の最悪実行時
間、ResSTはタスクT1が使用する資源群)。また、
STの使用する全ての資源∀i∈ResSTに対してRS
T(i)=SST1、それ以外の資源jに対してRST
(j)=SET1とする。
【0035】6.スケジュール候補タスクの中で2番目
に価値の高いタスクT2を選び出し、そのタスクT2を
今現在のスケジュールSに追加したときのタスクの実行
開始予定時刻Ss (T2)と実行終了予定時刻Es (T
2)を同様にして計算し、SST2=Ss (T2),S
ET2=Es (T2)とする。 7.T3=T2,SST3=SST2,SET3=SE
T2として、次のステップヘ進む。
【0036】8.SET3≦minjEREST3
ST(j)、SST1=Ss (T3),SET1=Es
(T3)、ST=T3とし、T3の使用する全ての資源
∀i∈ResT3に対してRST(i)=S(T3)
とする。そうでなければ、そのまま次のステップヘ進
む。ただし、もし、T3がスケジュール候補の最後のタ
スクであれば、次のステップには行かず、STをスケジ
ュールSに追加し、STの使用する全ての資源∀i∈R
esSTに対してEAT(i)=SST1+W(T1)と
する。そして、ステップ2へ進む。 9.T2の次に価値の高いタスクをT3、今までのタス
クT3をタスクT2とし、SST3,SET3を計算し
て、ステップ8へ進む。
【0037】これにより、資源の競合を考慮に入れなが
ら重要度の高いタスクが優先的にスケジュールされる。
したがって、過負荷時のスケジュールの作成がユーザの
指定したタスクの価値に基づいて決められるため、過負
荷時の動作予測性が高いシステムとなる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、タス
クの実行が開始される前に、そのタスクの開始予定時刻
と実行開始可能時刻の誤差を遅延許容時間と比較して、
そのタスクの遅延が許容範囲内にあるか否かを判定する
判定手段と、その判定手段の判定結果が許容範囲を逸脱
している旨を示す場合に限り、スケジュールの変更を要
請する要請手段とを設けるように構成したので、スケジ
ュールの変更回数を減らして、システム全体の負荷を軽
減することができる効果がある。
【0039】この発明によれば、タスクの実行が終了す
ると、そのタスクの終了予定時刻と実行終了時刻の誤差
を遅延許容時間と比較して、そのタスクの遅延が許容範
囲内にあるか否かを判定する判定手段を設けるように構
成したので、更に、スケジュールの変更回数を減らすこ
とができる効果がある。
【0040】この発明によれば、要請手段がスケジュー
ルの変更を要請すると、重要度の高いタスクを優先的に
スケジュールするスケジューラを設けるように構成した
ので、システムが過負荷の状態にあるときでも、システ
ムの動作予測を高めることができる。
【0041】この発明によれば、タスクの実行が開始さ
れる前に、そのタスクの開始予定時刻と実行開始可能時
刻の誤差を遅延許容時間と比較して、そのタスクの遅延
が許容範囲内にあるか否かを判定し、その許容範囲を逸
脱している場合に限り、スケジュールの変更を要請する
ように構成したので、スケジュールの変更回数を減らし
て、システム全体の負荷を軽減することができる効果が
ある。
【0042】この発明によれば、タスクの実行が終了す
ると、そのタスクの終了予定時刻と実行終了時刻の誤差
を遅延許容時間と比較して、そのタスクの遅延が許容範
囲内にあるか否かを判定するように構成したので、更
に、スケジュールの変更回数を減らすことができる効果
がある。
【0043】この発明によれば、スケジュールの変更要
請を受けると、重要度の高いタスクを優先的にスケジュ
ールするように構成したので、システムが過負荷の状態
にあるときでも、システムの動作予測を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるアプリケーシ
ョン支援装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるアプリケーシ
ョン支援方法を示すフローチャートである。
【図3】 任意のタスクのスケジュールを示す説明図で
ある。
【図4】 タスクのスケジュールと実行時のタイムチャ
ートである。
【図5】 従来のアプリケーション支援装置を示す構成
図である。
【符号の説明】
11 アプリケーションタスク(タスク)、12 スケ
ジューラ、16 計算手段、17 判定手段、18 要
請手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スケジュールされたタスクの終了予定時
    刻と終了締切時刻から遅延許容時間を計算する計算手段
    と、上記タスクの実行が開始される前に、そのタスクの
    開始予定時刻と実行開始可能時刻の誤差を上記遅延許容
    時間と比較して、そのタスクの遅延が許容範囲内にある
    か否かを判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果
    が許容範囲を逸脱している旨を示す場合に限り、スケジ
    ュールの変更を要請する要請手段とを備えたアプリケー
    ション支援装置。
  2. 【請求項2】 判定手段は、タスクの実行が終了する
    と、そのタスクの終了予定時刻と実行終了時刻の誤差を
    遅延許容時間と比較して、そのタスクの遅延が許容範囲
    内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1記
    載のアプリケーション支援装置。
  3. 【請求項3】 要請手段がスケジュールの変更を要請す
    ると、重要度の高いタスクを優先的にスケジュールする
    スケジューラを設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のアプリケーション支援装置。
  4. 【請求項4】 スケジュールされたタスクの終了予定時
    刻と終了締切時刻から遅延許容時間を計算する一方、そ
    のタスクの実行が開始される前に、そのタスクの開始予
    定時刻と実行開始可能時刻の誤差を上記遅延許容時間と
    比較して、そのタスクの遅延が許容範囲内にあるか否か
    を判定し、その許容範囲を逸脱している場合に限り、ス
    ケジュールの変更を要請するアプリケーション支援方
    法。
  5. 【請求項5】 タスクの実行が終了すると、そのタスク
    の終了予定時刻と実行終了時刻の誤差を遅延許容時間と
    比較して、そのタスクの遅延が許容範囲内にあるか否か
    を判定することを特徴とする請求項4記載のアプリケー
    ション支援方法。
  6. 【請求項6】 スケジュールの変更要請を受けると、重
    要度の高いタスクを優先的にスケジュールすることを特
    徴とする請求項4または請求項5記載のアプリケーショ
    ン支援方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231694A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Mizuho Information & Research Institute Inc ジョブスケジュール変更支援システム、方法及びプログラム
JP5913301B2 (ja) * 2011-05-19 2016-04-27 日本放送協会 放送通信連携受信装置

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