JP2000179914A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

Info

Publication number
JP2000179914A
JP2000179914A JP10350520A JP35052098A JP2000179914A JP 2000179914 A JP2000179914 A JP 2000179914A JP 10350520 A JP10350520 A JP 10350520A JP 35052098 A JP35052098 A JP 35052098A JP 2000179914 A JP2000179914 A JP 2000179914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
aqueous solution
air conditioner
water
moisture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10350520A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumasa Hashimoto
益征 橋本
Tatsuo Namatame
達夫 生田目
Shinji Kaneko
真司 兼子
Toshio Nakayama
敏男 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10350520A priority Critical patent/JP2000179914A/ja
Publication of JP2000179914A publication Critical patent/JP2000179914A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿が可能な空調装置を提供する。 【解決手段】 蒸気は透過するが液体は透過しない多孔
疎水性膜からなる利用側熱交換器11が介在する水溶液
回路20に水分除去手段12と水分供給手段13とを設
けると共に、ガスエンジン2が駆動する圧縮機1を有す
る冷媒回路7の暖房運転時に冷媒の凝縮器として機能す
る熱源側第1熱交換器4で冷媒の凝縮熱を奪って加熱さ
れ、水の溶解度が低下した臭化リチウム水溶液が利用側
熱交換器11に送られるように構成し、この利用側熱交
換器の外側に室内空気が吹き付けられるように送風機2
2を設けたので、臭化リチウム水溶液の熱と水分は室内
空気に奪われ、これにより室内空気の加熱と加湿が同時
に行われる。また、利用側熱交換器11で熱と水分とを
失った臭化リチウム水溶液は、排ガス熱交換器8に入っ
てガスエンジン2の排気ガスの熱を回収し、水分供給手
段13のタンク14に入って加水され、利用側熱交換器
11に供給されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿調節が可能な
空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機を備えて構成される空調装置にお
いて、温度調節と共に除湿を可能にしたものはこれまで
にも各種提案されている。
【0003】しかし、加湿を可能にした空調装置はな
く、加湿を行うためには、超音波やヒーターによって水
を蒸発させて加湿する加湿器と併用することが一般的で
あった。健康面ではヒーター式が優れているが、水の蒸
発にジュール熱を利用するため、エネルギー効率が悪い
と云った欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、加湿器を室内に
設置する方法は、部屋が狭くなったり、室内の掃除の邪
魔にもなるなどの欠点が多く、空調装置で加湿もできる
ようにする必要があり、これが解決すべき課題となって
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、エンジン駆
動される圧縮機で圧縮された冷媒が循環する凝縮器熱交
換器・蒸発器熱交換器の少なくとも何れかの熱交換器
と、エンジン排ガスとで熱操作された水溶液を利用側熱
交換器に循環供給して室内温度と湿度とを調節する空調
装置において、水溶液の循環路に水分除去手段と水分供
給手段とを設けると共に、利用側熱交換器を蒸気は透過
するが液体は透過しない多孔性膜で構成するようにした
第1の構成の空調装置と、
【0006】前記第1の構成の空調装置において、凝縮
器熱交換器を通過した水溶液が利用側熱交換器に供給さ
れるときには、利用側熱交換器を通過した水溶液が水分
供給手段を通過または水分供給手段を機能させて水溶液
に水分を供給できるように水溶液回路および水分供給手
段を形成するようにした第2の構成の空調装置と、
【0007】前記第2の構成の空調装置において、凝縮
器熱交換器を通過した水溶液がエンジン排ガスと熱交換
して利用側熱交換器に供給されるように水溶液回路を形
成するようにした第3の構成の空調装置と、
【0008】前記第2の構成の空調装置において、利用
側熱交換器を通過した水溶液がエンジン排ガスと熱交換
して水供給手段に至るように水溶液回路を形成するよう
にした第4の構成の空調装置と、
【0009】前記第1〜第4何れかの構成の空調装置に
おいて、蒸発器熱交換器を通過した水溶液が利用側熱交
換器に供給されるときには、利用側熱交換器を通過した
水溶液が水分除去手段を通過または水分除去手段を機能
させて水溶液から水分を除去できるように水溶液回路お
よび水分除去手段を形成するようにした第5の構成の空
調装置と
【0010】前記第5の構成の空調装置において、水溶
液が利用側熱交換器を通過した後、凝縮器熱交換器およ
びエンジン排ガスとの熱交換を経て水分除去手段に至る
ように水溶液回路を形成するようにした第6の構成の空
調装置と、
【0011】前記第6の構成の空調装置において、水溶
液が凝縮器熱交換器を通過する前に、水分除去手段と蒸
発器熱交換器との間に設けられた水溶液/水溶液熱交換
器を経由するように水溶液回路を形成するようにした第
7の構成の空調装置と、
【0012】前記第1〜第7何れかの構成の空調装置に
おいて、水溶液が臭化リチウム水溶液であるようにした
第8の構成の空調装置と、
【0013】前記第1〜第8何れかの構成の空調装置に
おいて、水分除去手段が、気流中に水溶液を流下させて
行うものであるようにした第9の構成の空調装置と
【0014】前記第1〜第9何れかの構成の空調装置に
おいて、水分供給手段を、タンクと、このタンクに市水
などを供給する水供給管とから形成するようにした第1
0の構成の空調装置とを提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】〈第1の実施形態〉本発明の第1
の実施形態を図1に基づいて説明する。図中、1はガス
エンジン2によって駆動される圧縮機、3は冷媒が暖房
運転時には実線矢印方向に流れ、冷房運転時には破線矢
印方向に流れる四方弁、4は暖房運転時に冷媒の凝縮器
として機能し、冷房運転時に冷媒の蒸発器として機能す
る熱源側第1熱交換器,5は暖房運転時に冷媒の蒸発器
として機能し、冷房運転時に冷媒の凝縮器として機能す
る熱源側第2熱交換器、6は電動式の膨張弁であり、そ
れぞれは図のように配管接続されて、冷媒回路7が形成
されている。
【0016】また、8は、ガスエンジン2の排気路に設
置されて排気ガスが保有する熱を回収するための排ガス
熱交換器である。
【0017】さらに、11は、水蒸気は透過するが、液
体は透過しない多孔疎水性膜、例えば0.5mm厚のPT
FE製ポアフロンを直径5mmのチューブとして形成した
利用側熱交換器、12は流下式の水分除去手段、13は
タンク14と、開閉弁15を備えてこのタンクに接続さ
れた水供給管からなる水分供給手段、16と17は三方
弁、18はポンプ、19は水溶液/水溶液熱交換器であ
り、それぞれは図に示すように配管接続されて、水溶液
回路20が形成され、この水溶液回路20に水を多量に
吸収することができる水溶液、例えば臭化リチウム水溶
液が充填されて、利用側熱交換器11の内側を通過する
ように構成されている。
【0018】また、21・22・23は送風機であり、
送風機21は外気を熱源側第2熱交換器5に強制的に吹
き付け、送風機22は室内空気を利用側熱交換器11に
強制的に吹き付け、送風機23は臭化リチウム水溶液が
流下している水分除去手段12の中に外気を送り込むこ
とができるように構成されている。
【0019】したがって、この形態の空調装置において
は、室内の温度と湿度が低いときに、四方弁3を冷媒が
実線矢印方向に流れるように、また、三方弁16と17
を臭化リチウム水溶液がそれぞれaからbに流れるよう
にすると共に、開閉弁15を開弁して市水などがタンク
14に供給できるようにして、ガスエンジン2と、ポン
プ18と、送風機21・22とを起動させると、冷媒回
路7においてはガスエンジン2が駆動する圧縮機1で圧
縮された高温高圧の冷媒が熱源側第1熱交換器4に供給
され、ここで水溶液回路20を流れる臭化リチウム水溶
液と熱交換して放熱凝縮し、この凝縮した冷媒が膨張弁
6を通って減圧され、この減圧された冷媒が熱源側第2
熱交換器5で送風機21が送っている外気から熱を奪っ
て蒸発し、この蒸発した冷媒が圧縮機1で再び圧縮され
ると云った冷媒の循環が起こる。
【0020】このとき、水溶液回路20においては、熱
源側第1熱交換器4で冷媒の凝縮熱を奪って加熱され、
温度が上昇して水の溶解度が低下し、水を放し易くなっ
ている臭化リチウム水溶液が利用側熱交換器11に送ら
れて多孔疎水性膜を通る。
【0021】この多孔疎水性膜の外側には送風機22に
よって温度と湿度の低い室内空気が吹き付けられている
ので、多孔疎水性膜の内側を流れている臭化リチウム水
溶液が保有する熱と水分は室内空気に奪われ、これによ
り室内空気の加熱(すなわち暖房)と加湿が同時に行わ
れる。
【0022】そして、利用側熱交換器11で熱と水分と
を失った臭化リチウム水溶液は、三方弁16・17の作
用によって排ガス熱交換器8に流入し、ガスエンジン2
の排気ガスが保有する熱を回収し、加熱されて水分除去
手段12の底部に入り、特別の作用をすることなくその
まま流れ出て水分供給手段13のタンク14に入る。
【0023】このタンク14では開閉弁15から市水な
どが適宜供給されて、臭化リチウム水溶液が所定の水分
濃度に調整されており、この加水された臭化リチウム水
溶液が水溶液/水溶液熱交換器19を通って熱源側第1
熱交換器4に至り、ここで再び冷媒の凝縮熱によって加
熱されるようになっている。
【0024】一方、室内の温度と湿度が高いときに、四
方弁3を冷媒が破線矢印方向に流れるように、また、開
閉弁15を閉弁し、三方弁16と17を臭化リチウム水
溶液がそれぞれaからcに流れるようにして、ガスエン
ジン2と、ポンプ18と、送風機22・23とを起動す
ると、冷媒回路7においてはガスエンジン2が駆動する
圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒が熱源側第2熱交
換器5に供給され、ここで水溶液回路20を流れる臭化
リチウム水溶液と熱交換して放熱凝縮し、この凝縮した
冷媒が膨張弁6を通って減圧され、この減圧された冷媒
が熱源側第1熱交換器4に送られ、ここで水溶液回路2
0を流れる臭化リチウム水溶液から熱を奪って蒸発し、
この蒸発した冷媒が圧縮機1で再び圧縮されると云った
冷媒の循環が起こる。
【0025】このとき、水溶液回路20においては、熱
源側第1熱交換器4で冷媒に蒸発熱を奪われて冷却さ
れ、温度が低下して水の溶解度が増加し、水を吸収し易
くなっている臭化リチウム水溶液が利用側熱交換器11
に送られて多孔疎水性膜を通る。
【0026】この多孔疎水性膜の外側には送風機22に
よって温度と湿度の高い室内空気が吹き付けられている
ので、この室内空気が保有する熱と水分は多孔疎水性膜
の内側を流れている臭化リチウム水溶液に奪われ、これ
により室内空気の冷却(すなわち冷房)と除湿が同時に
行われる。
【0027】そして、利用側熱交換器11で熱と水分を
増やした臭化リチウム水溶液は、三方弁16・17の作
用によって水溶液/水溶液熱交換器19・熱源側第2熱
交換器5・排ガス熱交換器8を順次経由して水分供給手
段12に送られる。
【0028】そして、臭化リチウム水溶液は、水溶液/
水溶液熱交換器19においては熱源側第1熱交換器4に
向かっている臭化リチウム水溶液によって、熱源側第2
熱交換器5においては冷媒の凝縮熱によって、排ガス熱
交換器8においてはガスエンジン8の排気ガスによって
それぞれ加熱され、温度が上昇して水の溶解度を下げ、
この水を放し易くなっている臭化リチウム水溶液が水分
除去手段12に上方から入り、送風機23によって外気
が吹き抜けている中を流下して、臭化リチウム水溶液は
保有する水分を外気に渡して水分を失い、その吸水性が
再生される。
【0029】水分除去手段12で吸水性が再生された臭
化リチウム水溶液は、開閉弁15が閉弁されて水分増加
機能を停止している水分供給手段13に至り、水分量を
増加させることなく水溶液/水溶液熱交換器19を経由
して熱源側第1熱交換器4に至り、吸水性が増加する前
記冷却作用を受けて利用側熱交換器11に供給される。
【0030】〈第2の実施形態〉本発明の第2の実施形
態を図2に基づいて説明する。この第2の実施形態の空
調装置においては、前記図1の部材に三方弁24と開閉
弁25とを付け加えて、水溶液回路20Aが図2のよう
に形成されている。
【0031】したがって、この形態の空調装置において
は、室内の温度と湿度が低いときに、四方弁3を冷媒が
実線矢印方向に流れるように、また、開閉弁25を閉弁
し、三方弁16・17・24を臭化リチウム水溶液がそ
れぞれaからbに流れるようにすると共に、開閉弁15
を開弁して市水などがタンク14に供給できるようにし
て、ガスエンジン2と、ポンプ18と、送風機21・2
2とを起動させると、冷媒回路7においてはガスエンジ
ン2が駆動する圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒が
熱源側第1熱交換器4に供給され、ここで水溶液回路2
0Aを流れる臭化リチウム水溶液と熱交換して放熱凝縮
し、この凝縮した冷媒が膨張弁6を通って減圧され、こ
の減圧された冷媒が熱源側第2熱交換器5で送風機21
が送っている外気から熱を奪って蒸発し、この蒸発した
冷媒が圧縮機1で再び圧縮されると云った冷媒の循環が
起こる。
【0032】このとき、水溶液回路20Aにおいては、
熱源側第1熱交換器4で冷媒の凝縮熱を奪って加熱され
た臭化リチウム水溶液は、開閉弁25、三方弁24・1
7の作用によって排ガス熱交換器8に流れてさらに温度
が上昇して水の溶解度が低下し、水を一層放し易くなっ
て利用側熱交換器11に送られて多孔疎水性膜を通る。
【0033】この多孔疎水性膜の外側には送風機22に
よって温度と湿度の低い室内空気が吹き付けられている
ので、多孔疎水性膜の内側を流れている臭化リチウム水
溶液が保有する熱と水分は室内空気に奪われ、これによ
り室内空気の加熱(すなわち暖房)と加湿が同時に行わ
れる。
【0034】そして、利用側熱交換器11で熱と水分と
を失った臭化リチウム水溶液は、三方弁16から水分除
去手段12の底部に入り、特別の作用をすることなくそ
のまま流れ出て水分供給手段13のタンク14に入る。
【0035】このタンク14では開閉弁15から市水な
どが適宜供給されて、臭化リチウム水溶液が所定の水分
濃度に調整されており、この加水された臭化リチウム水
溶液が水溶液/水溶液熱交換器19を通って熱源側第1
熱交換器4以下に至り、再び冷媒の凝縮熱などによって
加熱されるようになっている。
【0036】一方、室内の温度と湿度が高いときに、四
方弁3を冷媒が破線矢印方向に流れるように、また、開
閉弁15を閉弁し、開閉弁25を開弁し、三方弁16・
17・24を臭化リチウム水溶液がそれぞれaからc、
cからb、aからcに流れるようにして、ガスエンジン
2と、ポンプ18と、送風機22・23とを起動する
と、冷媒回路7においてはガスエンジン2が駆動する圧
縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒が熱源側第2熱交換
器5に供給され、ここで水溶液回路20Aを流れる臭化
リチウム水溶液と熱交換して放熱凝縮し、この凝縮した
冷媒が膨張弁6を通って減圧され、この減圧された冷媒
が熱源側第1熱交換器4に送られ、ここで水溶液回路2
0Aを流れる臭化リチウム水溶液から熱を奪って蒸発
し、この蒸発した冷媒が圧縮機1で再び圧縮されると云
った冷媒の循環が起こる。
【0037】このとき、水溶液回路20Aにおいては、
熱源側第1熱交換器4で冷媒に蒸発熱を奪われて冷却さ
れ、温度が低下して水の溶解度が増加し、水を吸収し易
くなっている臭化リチウム水溶液は開閉弁25を通って
利用側熱交換器11に送られて多孔疎水性膜を通る。
【0038】この多孔疎水性膜の外側には送風機22に
よって温度と湿度の高い室内空気が吹き付けられている
ので、この室内空気が保有する熱と水分は多孔疎水性膜
の内側を流れている臭化リチウム水溶液に奪われ、これ
により室内空気の冷却(すなわち冷房)と除湿が同時に
行われる。
【0039】そして、利用側熱交換器11で熱と水分を
増やした臭化リチウム水溶液は、三方弁16・17・2
4の作用によって水溶液/水溶液熱交換器19・熱源側
第2熱交換器5・排ガス熱交換器8を順次経由して水分
供給手段12に送られる。
【0040】そして、臭化リチウム水溶液は、水溶液/
水溶液熱交換器19においては熱源側第1熱交換器4に
向かっている臭化リチウム水溶液によって、熱源側第2
熱交換器5においては冷媒の凝縮熱によって、排ガス熱
交換器8においてはガスエンジン8の排気ガスによって
それぞれ加熱され、温度が上昇して水の溶解度を下げ、
この水を放し易くなっている臭化リチウム水溶液が水分
除去手段12に上方から入り、送風機23によって外気
が吹き抜けている中を流下して、臭化リチウム水溶液は
保有する水分を外気に渡して水分を失い、その吸水性が
再生される。
【0041】水分除去手段12で吸水性が再生された臭
化リチウム水溶液は、開閉弁15が閉弁されて水分増加
機能を停止している水分供給手段13に入り、水分量を
増加させることなく水溶液/水溶液熱交換器19を経由
して熱源側第1熱交換器4に至り、吸水性が増加する前
記冷却作用を受けて利用側熱交換器11に供給される。
【0042】なお、前記何れの構成の空調装置において
も、室内空気を加熱する暖房運転時における加湿の度合
は、水分供給手段13のタンク14内の水分濃度によっ
て制御できるので、開閉弁15の弁制御によって調整可
能である。また、開閉弁15を閉弁しておけばタンク1
4を臭化リチウム水溶液が通過しても水分は増加しない
ので、加湿しない暖房運転も可能である。
【0043】また、室内空気を冷却する冷房運転時にお
ける除湿の度合は、水分除去手段12内を吹き抜ける外
気の量に依存するので、送風機23の回転数によって制
御可能である。また、送風機23を停止させておけば水
分除去手段12を臭化リチウム水溶液が通過しても水分
は殆ど減少しないので、除湿しない暖房運転も可能であ
る。また、水分除去手段12を密閉できるようにすれ
ば、臭化リチウム水溶液は水分除去手段12で水分を全
く失うことがない。
【0044】また、水分除去手段12と水分供給手段1
3とを水溶液回路20などに並列に設け、臭化リチウム
水溶液が何れか一方のみを通過するように構成しても良
い。
【0045】また、開閉弁15を備えた水供給管に浄化
装置を取り付けて、タンク14および他の部分の水溶液
回路20の内壁にカルキなどが付着するのを防止しても
良い。一方、水溶液/水溶液熱交換器19は必ずしも設
置する必要はない。
【0046】また、冷媒回路7には熱源側第2熱交換器
5に並列にもう一つの熱交換器を設け、暖房運転時に熱
源側第1熱交換器4で放熱凝縮した冷媒がこの熱交換器
側に流れて外気と熱交換し、冷媒がここで蒸発するよう
に構成することも可能である。この構成としたときに
は、熱源側第2熱交換器5に外気を吹き付ける送風機2
1は不要となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明になる空調装
置によれば、冷房運転時に除湿ができるのはもちろん、
暖房運転時に加湿することもできるので、従来のように
超音波やヒーターによって水を蒸発させて加湿する加湿
器との併用が不要となった。
【0048】このため、部屋が狭くなることも、室内の
掃除の邪魔にもなることもないし、水の蒸発にジュール
熱を利用せず、ヒートポンプ運転と排ガスの熱を利用し
ているため、エネルギー効率に優れていると云った特長
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置の第1の形態を示す説明図で
ある。
【図2】本発明の空調装置の第2の形態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 ガスエンジン 3 四方弁 4 熱源側第1熱交換器 5 熱源側第2熱交換器 6 膨張弁 7 冷媒回路 8 排ガス熱交換器 11 利用側熱交換器 12 水分除去装置 13 水分供給装置 14 タンク 15 開閉弁 16・17 三方弁 18 ポンプ 19 水溶液/水溶液熱交換器 20・20A 水溶液回路 21・22・23 送風機 24 三方弁 25 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼子 真司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中山 敏男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L055 AA06 BA02 CA02 CA03 3L060 AA03 AA06 AA07 EE31 EE35 EE45

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動される圧縮機で圧縮された
    冷媒が循環する凝縮器熱交換器・蒸発器熱交換器の少な
    くとも何れかの熱交換器と、エンジン排ガスとで熱操作
    された水溶液を利用側熱交換器に循環供給して室内温度
    と湿度とを調節する空調装置であって、水溶液の循環路
    に水分除去手段と水分供給手段とが設けられると共に、
    利用側熱交換器を蒸気は透過するが液体は透過しない多
    孔性膜で構成したことを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 凝縮器熱交換器を通過した水溶液が利用
    側熱交換器に供給されるときには、利用側熱交換器を通
    過した水溶液が水分供給手段を通過または水分供給手段
    を機能させて水溶液に水分を供給できるように水溶液回
    路および水分供給手段が形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 凝縮器熱交換器を通過した水溶液がエン
    ジン排ガスと熱交換して利用側熱交換器に供給されるよ
    うに水溶液回路が形成されたことを特徴とする請求項2
    記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 利用側熱交換器を通過した水溶液がエン
    ジン排ガスと熱交換して水供給手段に至るように水溶液
    回路が形成されたことを特徴とする請求項2記載の空調
    装置。
  5. 【請求項5】 蒸発器熱交換器を通過した水溶液が利用
    側熱交換器に供給されるときには、利用側熱交換器を通
    過した水溶液が水分除去手段を通過または水分除去手段
    を機能させて水溶液から水分を除去できるように水溶液
    回路および水分除去手段が形成されたことを特徴とする
    請求項1〜4何れかに記載の空調装置。
  6. 【請求項6】 水溶液が利用側熱交換器を通過した後、
    凝縮器熱交換器およびエンジン排ガスとの熱交換を経て
    水分除去手段に至るように水溶液回路が形成されたこと
    を特徴とする請求項5記載の空調装置。
  7. 【請求項7】 水溶液が凝縮器熱交換器を通過する前
    に、水分除去手段と蒸発器熱交換器との間に設けられた
    水溶液/水溶液熱交換器を経由するように水溶液回路が
    形成されたことを特徴とする請求項6記載の空調装置。
  8. 【請求項8】 水溶液が臭化リチウム水溶液であること
    を特徴とする請求項1〜7何れかに記載の空調装置。
  9. 【請求項9】 水分除去手段が、気流中に水溶液を流下
    させて行うものであることを特徴とする請求項1〜8何
    れかに記載の空調装置。
  10. 【請求項10】 水分供給手段が、タンクと、このタン
    クに市水などを供給する水供給管とから形成されたこと
    を特徴とする請求項1〜9何れかに記載の空調装置。
JP10350520A 1998-12-09 1998-12-09 空調装置 Pending JP2000179914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350520A JP2000179914A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350520A JP2000179914A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179914A true JP2000179914A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18411065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10350520A Pending JP2000179914A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000179914A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328557C (zh) * 2005-10-28 2007-07-25 浙江大学 热能驱动无运动部件的超低温冷冻装置
CN102261709A (zh) * 2011-06-16 2011-11-30 江苏大学 一种节能舒适型空调系统及其工作方法
CN106871484A (zh) * 2017-01-22 2017-06-20 广西大学 一种基于热流逸效应的气体制冷系统
CN113983572A (zh) * 2021-10-26 2022-01-28 上海建工集团股份有限公司 一种溶液热回收装置的控制系统及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328557C (zh) * 2005-10-28 2007-07-25 浙江大学 热能驱动无运动部件的超低温冷冻装置
CN102261709A (zh) * 2011-06-16 2011-11-30 江苏大学 一种节能舒适型空调系统及其工作方法
CN102261709B (zh) * 2011-06-16 2013-08-07 江苏大学 一种节能舒适型空调系统及其工作方法
CN106871484A (zh) * 2017-01-22 2017-06-20 广西大学 一种基于热流逸效应的气体制冷系统
CN106871484B (zh) * 2017-01-22 2019-05-17 广西大学 一种基于热流逸效应的气体制冷系统
CN113983572A (zh) * 2021-10-26 2022-01-28 上海建工集团股份有限公司 一种溶液热回收装置的控制系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1781995B1 (en) Systems and methods for dehumidification
JP3485379B2 (ja) 車両用空気調和装置
KR20170086496A (ko) 미니-스플릿 액체 데시컨트 공기 조화를 위한 방법 및 시스템
CN114935180A (zh) 空气调节系统、冷却和除湿的方法和加热和加湿的方法
JP2000111096A (ja) デシカント空調システム
JP2010151376A (ja) 空気調和装置、空調システム
JP2001241693A (ja) 空気調和装置
JP6377933B2 (ja) 外気処理装置
JP2008256256A (ja) 空気調和装置
JPH1144439A (ja) 空気調和装置
JP3785753B2 (ja) 空気調和装置
JP3821031B2 (ja) デシカント空調システム
CN103615777B (zh) 调湿调温系统
JP2002310465A (ja) 空気調和装置
KR20130013585A (ko) 열회수형 환기 기능을 갖는 히트펌프 냉난방기
JP2000179914A (ja) 空調装置
WO2001018465A1 (fr) Dispositif de refrigeration
JP4251004B2 (ja) 調湿装置
CN215597592U (zh) 空调器
JP2007229644A (ja) 除湿機
JP4529204B2 (ja) ヒートポンプ
JP3373948B2 (ja) 空気調和装置
JP2000179899A (ja) 空調装置
JPH09222244A (ja) 調湿空気調和機
JP2913020B2 (ja) 調湿換気空調機