JP2000179304A - 多系列ガス化複合発電プラント - Google Patents

多系列ガス化複合発電プラント

Info

Publication number
JP2000179304A
JP2000179304A JP10352783A JP35278398A JP2000179304A JP 2000179304 A JP2000179304 A JP 2000179304A JP 10352783 A JP10352783 A JP 10352783A JP 35278398 A JP35278398 A JP 35278398A JP 2000179304 A JP2000179304 A JP 2000179304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
power plant
cycle power
combined cycle
combined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10352783A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Shirakawa
昌和 白川
Kazue Nagata
一衛 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10352783A priority Critical patent/JP2000179304A/ja
Publication of JP2000179304A publication Critical patent/JP2000179304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合発電プラントのユニット負荷に応じて供
給蒸気量を増減させて蒸気タービンの蒸気条件を高め、
また、共通ヘッダの圧力制御に伴う制御弁等の機器を省
略して機器構成を簡素化すること。 【解決手段】 共通ヘッダ2から複合発電プラント3
A、3Bへの蒸気経路に蒸気供給弁26A、26Bが設
けられる。蒸気供給弁26A、26Bはそれぞれ蒸気供
給弁制御器27と結ばれている。複合発電プラント3
A、3Bのユニット毎の負荷に応じて蒸気流量設定器2
8で蒸気流量設定値32A、32Bを得る。蒸気供給弁
制御器27はこの蒸気流量設定値32A、32Bに従い
蒸気供給弁26A、26Bに対して弁開度指令信号36
A、36Bを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数基のユニットか
らなるガス化プラントおよび複数基のユニットからなる
複合発電プラントで構成される多系列ガス化複合発電プ
ラントにおいて、複合発電プラントのユニット毎の負荷
に応じて供給蒸気量を増減させて蒸気タービンの蒸気条
件を高めるのに好適な多系列ガス化複合発電プラントに
関する。
【0002】
【従来の技術】ガス化複合発電プラントにおいてはガス
化と複合発電との熱交換および水や蒸気のやり取りを行
う系統が多数存在する。複数基のユニットからなるガス
化プラントおよび複数基のユニットからなる複合発電プ
ラントで構成される多系列ガス化複合発電プラントでは
共通ヘッダを介して熱交換および水や蒸気のやり取りを
行うことによりガス化プラントあるいは複合発電プラン
トの一部のユニットの運転状態が変化するときも、他の
ユニットの運転状態を柔軟に決めることが可能である。
【0003】多系列ガス化複合発電プラントにおけるガ
ス化プラントから複合発電プラントへの蒸気供給方法に
ついて図面を参照して説明する。図10はガス化プラン
トから複合発電プラントへの蒸気供給に係わる系統構成
例であり、ガス化プラント1A、1Bが2ユニット、ガ
スタービン4A、4Bおよび排熱回収ボイラ6A、6B
が2ユニットで、蒸気タービン7が1ユニットの多軸型
複合発電プラントからなる多系列ガス化複合発電プラン
トの場合である。
【0004】ガス化プラント1Aおよびガス化プラント
1Bからの蒸気を共通ヘッダ2で合流し、この蒸気を複
合発電プラント3Aおよび複合発電プラント3Bに共通
ヘッダ2から分岐して供給する。複合発電プラントはガ
スタービン4A、4Bおよびガスタービン排ガス系統5
A、5Bを通して送られる排ガスから熱回収する排熱回
収ボイラ6A、6Bが2ユニット、蒸気タービン7が1
ユニットからなり、各ガスタービン4A、4Bおよび蒸
気タービン7の軸に発電機8A、8Bを連結した多軸型
である。
【0005】複合発電プラント3Aおよび複合発電プラ
ント3Bの各ユニットにおいて、ドラム9A、9Bから
の蒸気はガス化プラント1A、2A側から供給される蒸
気と合流し、過熱器10A、10Bに導かれ、蒸気止め
弁11A、11Bあるいは蒸気タービンバイパス弁12
A、12Bを通過する。複合発電プラント3Aおよび複
合発電プラント3Bの蒸気止め弁11A、11Bを通過
した蒸気は合流し、蒸気加減弁13を通過して蒸気ター
ビン7に流入し、これを駆動する。
【0006】従来のガス化プラントから複合発電プラン
トへの蒸気供給は止め弁14A、14Bを閉止し、停止
中のユニットへの蒸気供給を止める機能を有するが、複
合発電プラントの各ユニット毎の負荷に応じた流量制御
は行われていない。つまり、共通ヘッダ2の圧力および
供給先の差圧に基づいて供給されており、複合発電プラ
ントの各ユニット毎の負荷と無関係に供給蒸気流量が決
められている。
【0007】一方、複合発電プラント3A、3Bにおい
てガスタービン4A、4Bまたは排熱回収ボイラ6A、
6Bのいずれかがトリップした場合の蒸気供給について
説明する。たとえば、複合発電プラント3Bのガスター
ビン4Bまたは排熱回収ボイラ6Bがトリップした場
合、そのトリップしたユニットの供給蒸気はトリップし
たユニットの蒸気タービンバイパス弁12Bを通して図
示しない復水器へ導かれる。
【0008】次に、図11に示す蒸気加減弁13のため
の制御ブロック図を参照して蒸気加減弁13および蒸気
タービンバイパス弁12A、12Bの制御方法を説明す
る。制御装置は蒸気圧力制御器15、速度制御器16、
負荷制御器17、負荷制限器18および低値選択器19
から構成されている。ここで、蒸気圧力制御器15は蒸
気タービン7の蒸気圧力が最低蒸気圧力以下になった場
合に蒸気タービン7内の最低蒸気圧力を維持するのに要
する蒸気量を蒸気タービン7に供給するために蒸気加減
弁13の弁開度を制御する信号を出力する。つまり、圧
力検出器20からの実蒸気圧力と蒸気圧力設定値との偏
差信号に基づいて弁開度を制御する信号を出力する。
【0009】また、速度制御器16はタービン起動開始
から定格回転速度到達まで蒸気加減弁13の弁開度を制
御して蒸気タービン7に供給する蒸気量を制御し、蒸気
タービン7の回転速度を制御する信号を出力する。さら
に、負荷制御器17は蒸気タービン7の負荷(たとえ
ば、蒸気圧力、蒸気メタル温度等)に応じた蒸気量を蒸
気タービン7に供給するために蒸気加減弁13の弁開度
を制御する信号を出力する。また、負荷制限器18は負
荷制御器17から出力される実際の負荷の少し上の値を
出力する。低値選択器19はこれらの出力値の中で最も
低い値を蒸気加減弁13への弁開度指令信号21として
出力する。
【0010】各ユニット毎の蒸気タービンバイパス弁1
2A、12Bの制御は圧力検出器22A、22Bからの
実蒸気圧力と蒸気圧力設定値との偏差信号に基づいて弁
開度指令信号を出力する。
【0011】このように、蒸気加減弁13および蒸気タ
ービンバイパス弁12A、12Bの制御は蒸気タービン
入口の蒸気圧力を制御する機能を有するが、共通ヘッダ
2の圧力制御を行う機能は具備していない。
【0012】複合発電プラントの全ユニットまたは一部
のユニットの運転状態が変化すると、共通ヘッダ2の圧
力が変動してしまう。特に、圧力上昇は機器の破損や寿
命消費を伴うために所定の圧力以下に抑える必要があ
る。従来の共通ヘッダ2の圧力の制御方法ではガス化プ
ラント側の各ユニット毎に共通ヘッダ圧力制御弁23
A、23Bを設け、圧力検出器24からの実蒸気圧力信
号と蒸気圧力設定値との偏差信号に基づいて弁開度指令
信号を出力している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の多系列ガス化複
合発電プラントにおけるガス化プラントから複合発電プ
ラントへの蒸気供給には以下の問題点がある。すなわ
ち、複合発電プラントの各ユニット毎の負荷と無関係に
供給蒸気流量が決まっているので、負荷の低いユニット
に流入する蒸気の過熱が不十分となり、蒸気タービン7
の出力が低下する可能性がある。
【0014】また、複合発電プラント3A、3Bにおい
てガスタービン4A、4Bまたは排熱回収ボイラ6A、
6Bのいずれかがトリップした場合、トリップしたユニ
ットに供給していた蒸気を復水器に導いて冷却しなけれ
ばならず、蒸気の保有する熱が回収されないことで、プ
ラント効率が低下してしまう。
【0015】さらに、共通ヘッダ2の圧力制御のために
共通ヘッダ圧力制御弁23A、23Bが必要となり、機
器構成が冗長になっている。
【0016】そこで、本発明の目的は複合発電プラント
のユニット毎の負荷に応じて供給蒸気量を増減させて蒸
気タービンの蒸気条件を高め、また、共通ヘッダの圧力
制御に伴う制御弁等の機器を省略して機器構成を簡素化
するようにした多系列ガス化複合発電プラントを提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は複
数基のユニットからなるガス化プラントからの蒸気を共
通ヘッダにおいて合流させ、この蒸気を複数基のユニッ
トからなる複合発電プラントにかけてそれぞれの蒸気経
路を通して供給するように構成してなる多系列ガス化複
合発電プラントにおいて、複合発電プラントの各ユニッ
トに供給される蒸気量を調節する蒸気供給弁と、蒸気供
給弁の開度を制御する制御器とを備え、制御器が複合発
電プラントのユニット毎の負荷に応じて得る蒸気流量設
定値に従い蒸気供給弁に弁開度指令信号を出力する手段
を有することを特徴にするものである。
【0018】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては複合発電プラントのユニット毎の負荷に応じ
て得る蒸気流量設定値に従い蒸気供給弁の開度を制御す
ることで、ユニットへの供給蒸気量を増減させることが
できる。これにより、蒸気タービンの出力を増大させる
ことが可能になる。
【0019】また、請求項2に係る発明は制御器がユニ
ット毎の負荷に応じて得る蒸気流量設定値に従い蒸気供
給弁への弁開度指令信号を出力するのに代えて、ユニッ
ト毎のガスタービン負荷指令値に応じて得る蒸気流量設
定値に従い蒸気供給弁に弁開度指令信号を出力する手段
を備えることを特徴とするものである。
【0020】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては複合発電プラントのユニット毎のガスタービ
ン負荷指令値に応じて得る蒸気流量設定値に従い蒸気供
給弁の開度を制御することで、ユニットへの供給蒸気量
を増減させることができる。これにより、蒸気タービン
の出力を増大させることが可能になる。
【0021】さらに、請求項3に係る発明は複数基のユ
ニットからなるガス化プラントからの蒸気を共通ヘッダ
において合流させ、この蒸気を複数基のユニットからな
る複合発電プラントにかけてそれぞれの蒸気経路を通し
て供給するように構成してなる多系列ガス化複合発電プ
ラントにおいて、複合発電プラントの蒸気タービンに供
給される蒸気量を調節する蒸気加減弁と、蒸気タービン
への蒸気の圧力を制御する蒸気圧力制御器とを備え、蒸
気圧力制御器が検出される共通ヘッダ圧力信号を蒸気タ
ービンへの他の蒸気圧力信号に優先して蒸気加減弁への
弁開度信号として出力する手段を有することを特徴とす
るものである。
【0022】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては各ガス化プラントに設けられる共通ヘッダ圧
力制御弁を省略することができ、系統構成を簡素化する
ことが可能になる。
【0023】また、請求項4に係る発明は複数基のユニ
ットからなる複合発電プラントから抽気される蒸気を共
通ヘッダで合流させ、この蒸気を複数基のユニットから
なるガス化プラントにそれぞれの蒸気経路を通して供給
するように構成してなる多系列ガス化複合発電プラント
において、複合発電プラントの蒸気タービンに供給され
る蒸気量を調節する蒸気加減弁と、蒸気タービンへの蒸
気の圧力を制御する蒸気圧力制御器とを備え、蒸気圧力
制御器が検出される共通ヘッダ圧力信号を蒸気タービン
への他の蒸気圧力信号に優先して出力する手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0024】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては各ガス化プラントに設けられる共通ヘッダ圧
力制御弁を省略することができ、系統構成を簡素化する
ことが可能になる。
【0025】さらに、請求項5に係る発明は複数基のユ
ニットからなるガス化プラントからの蒸気を共通ヘッダ
において合流させ、この蒸気を複数基のユニットからな
る複合発電プラントにかけてそれぞれの蒸気経路を通し
て供給するように構成してなる多系列ガス化複合発電プ
ラントにおいて、複合発電プラントの蒸気タービンをバ
イパスして復水器に導く蒸気量を調節する蒸気タービン
バイパス弁と、蒸気タービンバイパス弁の開度を制御す
る制御器とを備え、制御器が検出される共通ヘッダ圧力
信号を蒸気タービンへの他の蒸気圧力信号に優先して出
力する手段を有することを特徴とするものである。
【0026】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては各ガス化プラントに設けられる共通ヘッダ圧
力制御弁を省略することができ、系統構成を簡素化する
ことが可能になる。
【0027】また、請求項6に係る発明は複数基のユニ
ットからなる複合発電プラントから抽気される蒸気を共
通ヘッダで合流させ、この蒸気を複数基のユニットから
なるガス化プラントにそれぞれの蒸気経路を通して供給
するように構成してなる多系列ガス化複合発電プラント
において、複合発電プラントの蒸気タービンをバイパス
して復水器に導く蒸気量を調節する蒸気タービンバイパ
ス弁と、蒸気タービンバイパス弁の開度を制御する制御
器とを備え、制御器が検出される共通ヘッダ圧力信号を
蒸気タービンへの他の蒸気圧力信号に優先して出力する
手段を有することを特徴とするものである。
【0028】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては各ガス化プラントに設けられる共通ヘッダ圧
力制御弁を省略することができ、系統構成を簡素化する
ことが可能になる。
【0029】さらに、請求項7に係る発明は複数基のユ
ニットからなるガス化プラントからの蒸気を共通ヘッダ
において合流させ、この蒸気を複数基のユニットからな
る複合発電プラントにかけてそれぞれの蒸気経路を通し
て供給するように構成してなる多系列ガス化複合発電プ
ラントにおいて、複合発電プラントの各ユニットに供給
される蒸気量を調節する蒸気供給弁と、蒸気供給弁の開
度を制御する制御器とを備え、制御器が複合発電プラン
トのユニット毎の負荷に応じて得る蒸気流量設定値に従
い蒸気供給弁に弁開度指令信号を出力する手段、蒸気供
給弁の開度を零開度にする全閉止信号を出力する零開度
設定器およびガスタービントリップ信号または排熱回収
ボイラトリップ信号が与えられたとき、蒸気供給弁に対
して零開度設定器からの全閉止信号を出力する切り替え
器を有することを特徴とするものである。
【0030】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては一方のユニットが停止した場合にその余剰蒸
気を運転している他方のユニットに供給することができ
る。これにより、運転中のユニットへの供給蒸気量が増
加することにより蒸気タービンの出力を増大させること
が可能になる。
【0031】また、請求項8に係る発明は複数基のユニ
ットからなるガス化プラントからの蒸気を共通ヘッダに
おいて合流させ、この蒸気を複数基のユニットからなる
複合発電プラントにかけてそれぞれの蒸気経路を通して
供給するように構成してなる多系列ガス化複合発電プラ
ントにおいて、複合発電プラントの各ユニットに供給さ
れる蒸気量を調節する蒸気供給弁と、蒸気供給弁の開度
を制御する制御器とを備え、制御器が複合発電プラント
のユニット毎の負荷に応じると共に、検出される共通ヘ
ッダ圧力信号と設定値との偏差信号に基づいて修正した
蒸気流量設定値に従い蒸気供給弁に弁開度指令信号を出
力する手段を有することを特徴とするものである。
【0032】上記構成からなるガス化複合発電プラント
においては共通ヘッダ内の蒸気圧力を望ましい値に保持
しつつ、複合発電プラントのユニット毎の負荷に応じて
得る蒸気流量設定値に従い蒸気供給弁の開度を制御する
ことで、ユニットへの供給蒸気量を増減させることがで
きる。これにより、蒸気タービンの出力を増大させるこ
とが可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態を説明す
る。図1において、ガス化複合発電プラントは共通ヘッ
ダ2から複合発電プラント3A、3Bにかけての蒸気経
路にそれぞれ蒸気供給弁26A、26Bを備えている。
この蒸気供給弁26A、26Bはユニット毎の負荷に応
じて後記の弁開度指令信号を出力する蒸気供給弁制御器
27とそれぞれ結ばれている。
【0034】蒸気供給弁制御器27は蒸気流量設定器2
8、偏差演算器29A、29Bおよび制御演算器30
A、30Bを備えている。蒸気流量設定器28は与えら
れるユニット毎のガスタービン負荷信号31A、31B
に基づいて演算し、蒸気流量設定値32A、32Bを出
力する。
【0035】また、偏差演算器29A、29Bはそれぞ
れ入力される流量検出器33A、33Bからの実供給流
量信号34A、34Bと蒸気流量設定値32A、32B
との間で偏差を演算し、偏差信号35A、35Bを出力
する。さらに、制御演算器30A、30Bは与えられる
偏差信号35A、35Bに基づいて演算し、蒸気供給弁
26A、26Bへの弁開度指令信号36A、36Bを出
力する。
【0036】本実施の形態は上記構成からなり、プラン
ト運転中、負荷変動によりユニット同士の間で、たとえ
ば一方のユニットのガスタービン負荷信号31Aが他方
のユニットのガスタービン負荷信号31Bと比べて大き
くなると、蒸気流量設定器28で演算した蒸気流量設定
値32Aがより高い値にシフトする。この蒸気流量設定
値32Aの変化により大きい偏差信号35Aが制御演算
器30Aに与えられ、制御演算器30Aから開度をより
大きく開く弁開度指令信号36Aが出力され、蒸気供給
弁26Aの開度が大きく開く。この結果、一方の複合発
電プラント3Aに対してより多量の蒸気が流れ、供給蒸
気量が大きく増加する。
【0037】このように、ユニット毎の負荷に応じて得
た蒸気流量設定値32A、32Bに従いユニット毎の供
給蒸気量を増減させることが可能になる。これにより、
過熱器10A、10Bに流入する蒸気量を常に十分な量
を保って安定させることができ、蒸気タービン7の出力
を増大させることが可能になる。
【0038】なお、蒸気流量設定器28に入力する信号
はガスタービン負荷信号31A、31Bに代えて、ガス
タービン出力信号を用いてもよい。
【0039】本実施の形態によれば、複合発電プラント
のユニット毎の負荷に応じて得た蒸気流量設定値32
A、32Bに従い蒸気供給弁26A、26Bの開度を制
御することで、ユニットへの供給蒸気量を増減させるこ
とができ、蒸気タービン7の出力を増大させることが可
能になる。
【0040】さらに、本発明の第2実施の形態を説明す
る。図2において、蒸気供給弁制御器27は上記第1実
施の形態と同様な蒸気流量設定器28、偏差演算器29
A、29Bおよび制御演算器30A、30Bを備えてい
る。本実施の形態においては排熱回収ボイラ6A、6B
から蒸気タービン7にかけて結ぶ蒸気経路に流量検出器
37A、37Bが設けられている。流量検出器37A、
37Bで検出される実供給流量34A、34Bは偏差演
算器29A、29Bに入力されるようになっている。
【0041】本実施の形態は上記構成からなり、先に述
べた実施の形態と同様に、ユニット同士の間で、たとえ
ば一方のユニットのガスタービン負荷信号31Aが他方
のユニットのガスタービン負荷信号31Bと比べて大き
くなったとき、蒸気供給弁制御器27からの弁開度指令
信号36Aで蒸気供給弁26Aが大きく開き、一方の複
合発電プラント3Aに対してより多量の蒸気が流れ、供
給蒸気量が大きく増加する。
【0042】特に、流量検出器37A、37Bは過熱器
10A、10Bを通って乾き蒸気が流れる蒸気経路に設
けられており、飽和蒸気が流動する経路で蒸気流量を測
定する、先に述べた実施の形態のものと比べて、流量検
出における精度を高めることができる。
【0043】本実施の形態によれば、複合発電プラント
のユニット毎の負荷に応じて得た蒸気流量設定値32
A、32Bに従い蒸気供給弁26A、26Bの開度を制
御することで、ユニットへの供給蒸気量を増減させるこ
とができ、蒸気タービン7の出力を増大させることが可
能になる。
【0044】また、供給蒸気流量の検出における精度を
高めることができる。
【0045】さらに、本発明の第3実施の形態を説明す
る。図3において、蒸気供給弁制御器27は上記第1実
施の形態と同様な蒸気流量設定器28、偏差演算器29
A、29Bおよび制御演算器30A、30Bを備えてい
る。本実施の形態においては蒸気流量設定器28にユニ
ット毎のガスタービン負荷指令値38A、38Bが入力
される。
【0046】本実施の形態は上記構成からなり、ユニッ
ト同士の間で、たとえば、一方のユニットのガスタービ
ン負荷指令値38Aが他方のガスタービン負荷指令値3
8Bと比べて大きくなると、蒸気流量設定器28で演算
した蒸気流量設定値32Aがより高い値にシフトする。
この蒸気流量設定値32Aの変化により大きい偏差信号
35Aが制御演算器30Aに与えられ、制御演算器30
Aから開度をより大きく開く弁開度指令信号36Aが出
力され、蒸気供給弁26Aの開度が大きく開く。この結
果、一方の複合発電プラント3Aに対してより多量の蒸
気が流れ、供給蒸気量が大きく増加する。
【0047】このように、ユニット毎の負荷指令値に応
じて得た蒸気流量設定値32A、32Bに従いユニット
毎の供給蒸気量を増減させることが可能になる。これに
より、過熱器10A、10Bに流入する蒸気量を常に十
分な量を保って安定させることができ、蒸気タービン7
の出力を増大させることが可能になる。
【0048】なお、ユニット毎の負荷相当信号はガスタ
ービン負荷指令値に代えて、ガスタービン出力指令値を
使用してもよい。
【0049】本実施の形態によれば、複合発電プラント
のユニット毎の負荷指令値に応じて得た蒸気流量設定値
32A、32Bに従い蒸気供給弁26A、26Bの開度
を制御することで、ユニットへの供給蒸気量を増減させ
ることができ、蒸気タービン7の出力を増大させること
が可能になる。
【0050】さらに、本発明の第4実施の形態を説明す
る。図4において、制御装置は蒸気圧力制御器15、速
度制御器16、負荷制御器17、負荷制限器18および
低値選択器19から構成されている。特に、蒸気圧力制
御器15は偏差演算器39、40、制御演算器41、4
2および高値選択器43を備えている。
【0051】偏差演算器39は圧力検出器24からの実
共通ヘッダ圧力信号44と共通ヘッダ圧力設定値45と
の間で偏差を演算し、偏差信号46を出力する。制御演
算器41は与えられる偏差信号46に基づいて演算し、
弁開度信号47を出力する。また、偏差演算器40は圧
力検出器20からの実蒸気圧力信号48と蒸気圧力設定
値49との間で偏差を演算し、偏差信号50を出力す
る。制御演算器42は与えられる偏差信号に基づいて演
算し、弁開度信号51を出力する。高値選択器43は与
えられる双方の弁開度信号のうち、高値を選択して低値
選択器19に出力する。
【0052】本実施の形態は上記構成からなり、プラン
ト運転中、共通ヘッダ2内がガス化プラント1A、1B
からの蒸気で満たされる。この蒸気圧力が圧力検出器2
4で検出され、実共通ヘッダ圧力信号44として偏差演
算器39に入力され、共通ヘッダ圧力設定値45との間
で偏差が求められ、得られた偏差信号46に基づいて制
御演算器41から弁開度信号47が高値選択器43に出
力される。高値選択器43には同時に制御演算器42か
らの弁開度信号51が入力され、双方の弁開度信号4
7、51の間で高い値が選択され、これが弁開度信号5
2として低値選択器19に出力される。
【0053】このように、共通ヘッダ2内の蒸気圧力条
件を供給蒸気の圧力を制御する蒸気圧力制御器15にお
いて蒸気タービン7に向かう蒸気の圧力条件と共に圧力
制御に取り入れることが可能になる。これにより、共通
ヘッダ圧力制御弁を省略することができ、系統構成を簡
素化することが可能になる。
【0054】本実施の形態によれば、各ガス化プラント
1A、1Bに設けられる共通ヘッダ圧力制御弁を省略す
ることができ、系統構成を簡素化することが可能にな
る。
【0055】さらに、本発明の第5実施の形態を説明す
る。図5において、適用対象のガス化複合発電プラント
は複合発電プラント3Aおよび複合発電プラント3Bか
らガス化プラント1Aおよびガス化プラント1Bに共通
ヘッダ2から蒸気を供給する、異なる形式のガス化複合
発電プラントである。排熱回収ボイラ6Aは第1過熱器
53Aおよび第2過熱器54Aを備えており、排熱回収
ボイラ6Bは第1過熱器53Bおよび第2過熱器54B
を備えている。また、共通ヘッダ2からガス化プラント
1Aにかけての蒸気経路に蒸気供給弁53Aが設けられ
ており、共通ヘッダ2からガス化プラント1Bにかけて
の蒸気経路に蒸気供給弁53Bが設けられている。さら
に、蒸気加減弁13と結ぶ制御装置については上記第4
実施の形態のものと同一である。
【0056】本実施の形態は上記構成からなり、複合発
電プラント3Aにおいて、ドラム9Aからの蒸気は第1
過熱器53Aに流れてガスタービン排ガス系統5Aを流
れる排ガスで加熱され、一部が共通ヘッダ2に抽気さ
れ、蒸気供給弁55Aを通ってガス化プラント1Aに供
給される。残りの蒸気は第2過熱器54Aに流れ、再び
排ガスで加熱されて蒸気タービン7に供給される。
【0057】複合発電プラント3Bにおいても、同様に
ドラム9Bの発生蒸気は一部がガス化プラント1Bに供
給され、残りが蒸気タービン7に供給される。制御装置
の働きは上述した第4実施の形態のものと同じである。
【0058】本実施の形態によれば、各ガス化プラント
1A、1Bに設けられる共通ヘッダ圧力制御弁を省略す
ることができ、系統構成を簡素化することが可能にな
る。
【0059】さらに、本発明の第6実施の形態を説明す
る。図6において、蒸気タービンバイパス弁12Aの開
度を制御する制御器は偏差演算器56、57A、制御演
算器58、59Aおよび高値選択器60を備えている。
偏差演算器56は圧力検出器24からの実共通ヘッダ圧
力信号61と共通ヘッダ圧力設定値62との間で偏差を
演算し、偏差信号63を出力する。制御演算器58は与
えられる偏差信号63に基づいて演算し、弁開度信号6
4を出力する。
【0060】また、偏差演算器57Aは圧力検出器22
Aからの実蒸気圧力信号65と蒸気圧力設定値66Aと
の間で偏差を演算し、偏差信号67Aを出力する。制御
演算器59Aは与えられる偏差信号67Aに基づいて演
算し、弁開度信号68Aを出力する。高値選択器60は
与えられる双方の弁開度信号のうち、高値を選択して蒸
気タービンバイパス弁12Aへの弁開度指令信号69を
出力する。なお、図示は省略するが、蒸気タービンバイ
パス弁12Bも同様な制御器を備えている。
【0061】本実施の形態は上記構成からなり、プラン
ト運転中、共通ヘッダ2内がガス化プラント1A、1B
からの蒸気で満たされる。この蒸気圧力が圧力検出器2
4で検出され、実共通ヘッダ圧力信号61として偏差演
算器56に入力され、共通ヘッダ圧力設定値62との間
で偏差が求められ、得られた偏差信号63に基づいて制
御演算器58から弁開度信号64が高値選択器60に出
力される。高値選択器60には同時に制御演算器59A
から弁開度信号68Aが入力され、双方の弁開度信号6
4、68Aの間で高値が選択され、弁開度指令信号69
として蒸気タービンバイパス弁12Aに出力される。
【0062】このように、共通ヘッダ2内の蒸気圧力条
件を蒸気タービン7に向かう蒸気の圧力条件と共に、蒸
気圧力制御に取り入れることができる。これにより、共
通ヘッダ圧力制御弁を省略することが可能になり、系統
構成を簡素化することができる。
【0063】本実施の形態によれば、各ガス化プラント
1A、1Bに設けられる共通ヘッダ圧力制御弁を省略す
ることができ、系統構成を簡素化することが可能にな
る。
【0064】さらに、本発明の第7実施の形態を説明す
る。図7において、ガス化複合発電プラントは複合発電
プラント3Aおよび複合発電プラント3Bからガス化プ
ラント1Aおよびガス化プラント1Bに共通ヘッダ2か
ら蒸気を供給する、異なる形式のもので、先に説明した
第5実施の形態のガス化複合発電プラントと構成は同一
である。また、蒸気タービンバイパス弁12Aの開度を
制御する制御器は上記第6実施の形態のものと同一であ
る。
【0065】本実施の形態は上記構成からなるもので、
先に図6を参照して説明したように、共通ヘッダ2内の
蒸気圧力条件を蒸気タービン7に向かう蒸気の圧力条件
と共に、蒸気圧力制御に取り入れることが可能になる。
これにより、共通ヘッダ圧力制御弁を省略することがで
き、系統構成を簡素化することが可能になる。
【0066】本実施の形態によれば、各ガス化プラント
1A、1Bに設けられる共通ヘッダ圧力制御弁を省略す
ることができ、系統構成を簡素化することが可能にな
る。
【0067】さらに、本発明の第8実施の形態を説明す
る。図8において、蒸気供給弁制御器27は蒸気流量設
定器28、偏差演算器29A、29B、制御演算器30
A、30Bと共に、切り替え器70A、70Bおよび零
開度設定器71A、71Bを備えている。
【0068】切り替え器70A、70Bはそれぞれ入力
される弁開度信号72A、72Bおよび零開度設定器7
1A、71Bから与えられる全閉止信号73A、73B
のうち、いずれかの信号を出力する。この切り替え器7
0A、70Bにはガスタービン4A、4Bにおいてトリ
ップが生じたときに出力されるガスタービントリップ信
号74A、74Bが入力されるようになっている。
【0069】本実施の形態は蒸気構成からなるもので、
プラント運転中、たとえばガスタービン4Bがトリップ
したならば、ガスタービントリップ信号74Bが切り替
え器70Bに与えられる。このとき、切り替え器70B
で接点が切り替わり、零開度設定器71Bからの全閉止
信号73Bが蒸気供給弁26Bに出力され、蒸気供給弁
26Bが全閉する。これにより、複合発電プラント3B
への供給蒸気が止まり、余剰蒸気は蒸気供給弁26Aの
弁開度を調節して運転している複合発電プラント3Aに
導入する。
【0070】このように、各ユニットのうち、一方がト
リップしたならば、トリップしない他方のユニットに余
剰蒸気を導くことで、他方の複合発電プラント3Aへの
供給蒸気量を増すことができ、蒸気タービン7の出力を
増大させることが可能になる。
【0071】なお、切り替え信号はガスタービントリッ
プ信号74A、74Bに代えて、排熱回収ボイラ6A、
6Bがトリップしたときに出力される排熱回収ボイラト
リップ信号を使用してもよい。
【0072】本実施の形態によれば、一方のユニットが
停止した場合にその余剰蒸気を運転している他方のユニ
ットに供給することができ、運転中のユニットへの供給
蒸気量が増加することで、蒸気タービン7の出力を増大
させることが可能になる。
【0073】さらに、本発明の第9実施の形態を説明す
る。図9において、蒸気供給弁制御器27は偏差演算器
75を備えている。偏差演算器75は圧力検出器24か
らの実共通ヘッダ圧力信号76と共通ヘッダ圧力設定値
77との間で偏差を演算し、偏差信号78を蒸気流量設
定器28に出力する。蒸気流量設定器28は偏差信号7
8が零になるように蒸気流量設定値32A、32Bを調
節する。
【0074】本実施の形態は上記構成からなり、プラン
ト運転中、たとえば共通ヘッダ2内の蒸気圧力が上昇す
ると、圧力検出器24から高い値の実共通ヘッダ圧力信
号76が出力され、偏差演算器75で求めた偏差が大き
くなる。.この偏差信号78は蒸気流量設定器28に入
力され、偏差信号78に応じて蒸気流量設定値32A、
32Bがより高い値にシフトする。この結果、各ユニッ
トへの供給量が増して共通ヘッダ2内の蒸気圧力が降下
し、速やかに予め決められた圧力になる。
【0075】このように、複合発電プラントのユニット
毎の負荷に応じると共に、実共通ヘッダ圧力信号76と
共通ヘッダ圧力設定値77との偏差信号78に基づいて
修正した蒸気流量設定値32A、32Bに従いユニット
毎の供給蒸気量を増減させることが可能になる。
【0076】本実施の形態によれば、共通ヘッダ2内の
蒸気圧力を望ましい値に保持しつつ、複合発電プラント
のユニット毎の負荷に応じて得た蒸気流量設定値32
A、32Bに従い蒸気供給弁26A、26Bの開度を制
御することで、ユニットへの供給蒸気量を増減させるこ
とができ、蒸気タービン7の出力を増大させることが可
能になる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、複合発電プラントのユ
ニット毎の負荷に応じて得る蒸気流量設定値に従い蒸気
供給弁の開度を制御することで、ユニットへの供給蒸気
量を増減させることができ、蒸気タービンとの出力を増
大させることが可能になる。
【0078】また、各ガス化プラントに設けられる共通
ヘッダ圧力制御弁を省略することができ、系統構成を簡
素化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明の第2実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明の第3実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明の第4実施の形態を示す構成図。
【図5】本発明の第5実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明の第6実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明の第7実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明の第8実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明の第9実施の形態を示す構成図。
【図10】従来の多系列ガス化複合発電プラントを示す
系統図。
【図11】従来のタービン制御に用いる蒸気加減弁のた
めの制御ブロック図。
【符号の説明】
2 共通ヘッダ 3A、3B 複合発電プラント 7 蒸気タービン 12A、12B 蒸気タービンバイパス弁 13 蒸気加減弁 15 蒸気圧力制御器 26A、26B 蒸気供給弁 27 蒸気供給弁制御器 28 蒸気流量設定器 70A、70B 切り替え器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 6/00 F02C 6/00 D 6/18 6/18 B Fターム(参考) 3G071 AB04 BA04 CA03 DA01 DA05 DA11 EA02 FA01 FA03 HA04 3G081 BA02 BA11 BB00 BC11 DA04 DA11 DA23 DA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数基のユニットからなるガス化プラン
    トからの蒸気を共通ヘッダにおいて合流させ、この蒸気
    を複数基のユニットからなる複合発電プラントにかけて
    それぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してな
    る多系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発
    電プラントの各ユニットに供給される蒸気量を調節する
    蒸気供給弁と、前記蒸気供給弁の開度を制御する制御器
    とを備え、前記制御器が前記複合発電プラントのユニッ
    ト毎の負荷に応じて得る蒸気流量設定値に従い前記蒸気
    供給弁に弁開度指令信号を出力する手段を有することを
    特徴にする多系列ガス化複合発電プラント。
  2. 【請求項2】 前記制御器がユニット毎の負荷に応じて
    得る蒸気流量設定値に従い該蒸気供給弁への弁開度指令
    信号を出力するのに代えて、ユニット毎のガスタービン
    負荷指令値に応じて得る蒸気流量設定値に従い前記蒸気
    供給弁に弁開度指令信号を出力する手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載の多系列ガス化複合発電プラン
    ト。
  3. 【請求項3】 複数基のユニットからなるガス化プラン
    トからの蒸気を共通ヘッダにおいて合流させ、この蒸気
    を複数基のユニットからなる複合発電プラントにかけて
    それぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してな
    る多系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発
    電プラントの蒸気タービンに供給される蒸気量を調節す
    る蒸気加減弁と、該蒸気タービンへの蒸気の圧力を制御
    する蒸気圧力制御器とを備え、前記蒸気圧力制御器が検
    出される前記共通ヘッダ圧力信号を該蒸気タービンへの
    他の蒸気圧力信号に優先して前記蒸気加減弁への弁開度
    信号として出力する手段を有することを特徴とする多系
    列ガス化複合発電プラント。
  4. 【請求項4】 複数基のユニットからなる複合発電プラ
    ントから抽気される蒸気を共通ヘッダで合流させ、この
    蒸気を複数基のユニットからなるガス化プラントにそれ
    ぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してなる多
    系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発電プ
    ラントの蒸気タービンに供給される蒸気量を調節する蒸
    気加減弁と、該蒸気タービンへの蒸気の圧力を制御する
    蒸気圧力制御器とを備え、前記蒸気圧力制御器が検出さ
    れる前記共通ヘッダ圧力信号を該蒸気タービンへの他の
    蒸気圧力信号に優先して出力する手段を有することを特
    徴とする多系列ガス化複合発電プラント。
  5. 【請求項5】 複数基のユニットからなるガス化プラン
    トからの蒸気を共通ヘッダにおいて合流させ、この蒸気
    を複数基のユニットからなる複合発電プラントにかけて
    それぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してな
    る多系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発
    電プラントの蒸気タービンをバイパスして復水器に導く
    蒸気量を調節する蒸気タービンバイパス弁と、前記蒸気
    タービンバイパス弁の開度を制御する制御器とを備え、
    前記制御器が検出される前記共通ヘッダ圧力信号を該蒸
    気タービンへの他の蒸気圧力信号に優先して出力する手
    段を有することを特徴とする多系列ガス化複合発電プラ
    ント。
  6. 【請求項6】 複数基のユニットからなる複合発電プラ
    ントから抽気される蒸気を共通ヘッダで合流させ、この
    蒸気を複数基のユニットからなるガス化プラントにそれ
    ぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してなる多
    系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発電プ
    ラントの蒸気タービンをバイパスして復水器に導く蒸気
    量を調節する蒸気タービンバイパス弁と、前記蒸気ター
    ビンバイパス弁の開度を制御する制御器とを備え、前記
    制御器が検出される前記共通ヘッダ圧力信号を該蒸気タ
    ービンへの他の蒸気圧力信号に優先して出力する手段を
    有することを特徴とする多系列ガス化複合発電プラン
    ト。
  7. 【請求項7】 複数基のユニットからなるガス化プラン
    トからの蒸気を共通ヘッダにおいて合流させ、この蒸気
    を複数基のユニットからなる複合発電プラントにかけて
    それぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してな
    る多系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発
    電プラントの各ユニットに供給される蒸気量を調節する
    蒸気供給弁と、前記蒸気供給弁の開度を制御する制御器
    とを備え、前記制御器が前記複合発電プラントのユニッ
    ト毎の負荷に応じて得る蒸気流量設定値に従い前記蒸気
    供給弁に弁開度指令信号を出力する手段、前記蒸気供給
    弁の開度を零開度にする全閉止信号を出力する零開度設
    定器およびガスタービントリップ信号または排熱回収ボ
    イラトリップ信号が与えられたとき、該蒸気供給弁に対
    して前記零開度設定器からの全閉止信号を出力する切り
    替え器を有することを特徴とする多系列ガス化複合発電
    プラント。
  8. 【請求項8】 複数基のユニットからなるガス化プラン
    トからの蒸気を共通ヘッダにおいて合流させ、この蒸気
    を複数基のユニットからなる複合発電プラントにかけて
    それぞれの蒸気経路を通して供給するように構成してな
    る多系列ガス化複合発電プラントにおいて、前記複合発
    電プラントの各ユニットに供給される蒸気量を調節する
    蒸気供給弁と、前記蒸気供給弁の開度を制御する制御器
    とを備え、前記制御器が前記複合発電プラントのユニッ
    ト毎の負荷に応じると共に、検出される前記共通ヘッダ
    圧力信号と設定値との偏差信号に基づいて修正した蒸気
    流量設定値に従い前記蒸気供給弁に弁開度指令信号を出
    力する手段を有することを特徴とする多系列ガス化複合
    発電プラント。
JP10352783A 1998-12-11 1998-12-11 多系列ガス化複合発電プラント Pending JP2000179304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10352783A JP2000179304A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 多系列ガス化複合発電プラント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10352783A JP2000179304A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 多系列ガス化複合発電プラント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179304A true JP2000179304A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18426415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10352783A Pending JP2000179304A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 多系列ガス化複合発電プラント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000179304A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150392A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 General Electric Co <Ge> コンバインドサイクル発電システムを始動させるための方法及び装置
JP2014152754A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Hitachi Ltd コンバインドサイクル発電プラント
JP2015224727A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 中国電力株式会社 ガス供給システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150392A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 General Electric Co <Ge> コンバインドサイクル発電システムを始動させるための方法及び装置
JP2014152754A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Hitachi Ltd コンバインドサイクル発電プラント
JP2015224727A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 中国電力株式会社 ガス供給システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8511093B2 (en) Power generation plant and control method thereof
US5109665A (en) Waste heat recovery boiler system
CA2814560C (en) Method for operating a combined gas and steam turbine system, gas and steam turbine system for carrying out said method, and corresponding control device
KR910003260B1 (ko) 증기바이패스장치를 가진 증기터어빈발전소 제어시스템 및 그 제어방법
US8104282B2 (en) Power generation complex plant and plant control method
US4854121A (en) Combined cycle power plant capable of controlling water level in boiler drum of power plant
EP0933505B1 (en) Steam cooled system in combined cycle power plant
JP4929226B2 (ja) 一軸型複合サイクルプラントのガスタービン制御装置及びその方法
JP2692973B2 (ja) 複合サイクルプラントの蒸気サイクル起動方法
JP2000179304A (ja) 多系列ガス化複合発電プラント
JP5276973B2 (ja) 貫流式排熱回収ボイラ
KR102226983B1 (ko) 제어 시스템, 가스 터빈, 발전 플랜트 및 연료 온도의 제어 방법
KR20210015627A (ko) 플랜트 제어 장치, 플랜트 제어 방법, 및 발전 플랜트
JPH08200016A (ja) 複合サイクル発電プラント負荷制御システム
JPH0932512A (ja) 蒸気タービングランドシールの蒸気供給装置
JP2003254011A (ja) 多軸型コンバインドサイクル発電プラントの運転方法
JP3112579B2 (ja) 圧力制御装置
JP2531755B2 (ja) 給水制御装置
JP2009014319A (ja) 給水制御装置および給水制御方法
JP4402467B2 (ja) 複合発電プラントおよびその制御方法
KR200157337Y1 (ko) 발전설비용 배열회수 보일러의 드럼수위 제어회로장치
TW201625839A (zh) 設備控制裝置及複合循環發電設備
JPH10110602A (ja) 蒸気タービンの制御方法及び蒸気タービン
JPS60187702A (ja) 発電プラントのタ−ビン出力制御方法および装置
JPH02149705A (ja) 多軸型コンバインドプラントの運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050317

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050324