JP2000177230A - インクジェット印刷方法 - Google Patents
インクジェット印刷方法Info
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- ink
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- B41M7/0018—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, after printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying
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- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
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- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5254—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
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- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5263—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B41M5/5272—Polyesters; Polycarbonates
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、脱プロトン化カチオン性染
料を含有している水性インクから形成されるインクジェ
ット画像の光安定性を向上させるためのインクジェット
印刷方法を提供することである。 【解決手段】 インクジェット画像の光安定性を向上さ
せるためのインクジェット印刷方法であって、a)ゼラ
チンまたはアセトアセチル化ポリビニルアルコールの架
橋性ポリマーおよび媒染剤を含む画像記録層を有する支
持体を含んでなるインクジェット記録要素を用意するこ
と、b)当該画像記録層に、再プロトン化されて、共役
系の一部であるN−H基を有するカチオン性染料となる
ことが可能な水溶性脱プロトン化カチオン性染料の液体
インク液滴を像様適用すること、並びにc)当該画像に
多価無機塩の水溶液を適用して当該ポリマーを架橋させ
ること、を含むインクジェット印刷方法。
料を含有している水性インクから形成されるインクジェ
ット画像の光安定性を向上させるためのインクジェット
印刷方法を提供することである。 【解決手段】 インクジェット画像の光安定性を向上さ
せるためのインクジェット印刷方法であって、a)ゼラ
チンまたはアセトアセチル化ポリビニルアルコールの架
橋性ポリマーおよび媒染剤を含む画像記録層を有する支
持体を含んでなるインクジェット記録要素を用意するこ
と、b)当該画像記録層に、再プロトン化されて、共役
系の一部であるN−H基を有するカチオン性染料となる
ことが可能な水溶性脱プロトン化カチオン性染料の液体
インク液滴を像様適用すること、並びにc)当該画像に
多価無機塩の水溶液を適用して当該ポリマーを架橋させ
ること、を含むインクジェット印刷方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のカチオン性
染料を含有している水性インクから形成されるインクジ
ェット画像の光安定性を向上させるためのインクジェッ
ト印刷方法に関する。
染料を含有している水性インクから形成されるインクジ
ェット画像の光安定性を向上させるためのインクジェッ
ト印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷は、ディジタル信号
に応答して、画像記録要素に画素毎にインク液滴を付着
させることによる非衝撃式の描画法である。画像記録要
素へのインク液滴の付着を制御して所望の画像を生じさ
せるのに利用することができる方法はさまざまである。
連続式インクジェットとして知られる、ある方法では、
液滴の連続流を帯電させ、画像記録要素の表面上に像様
偏向させ、同時に像形成されない液滴を捕獲し、インク
溜めに戻す。ドロップオンデマンド式インクジェットと
して知られる別の方法では、個々のインク液滴を画像記
録要素上に必要に応じて発射して所望の画像を形成させ
る。ドロップオンデマンド式印刷においてインク液滴の
発射を制御する一般的な方法には、圧電変換器および熱
的なバブル形成が含まれる。インクジェットプリンター
には、産業上のラベル貼付から卓上文書および絵画像形
成のための短時間印刷までの範囲にわたる市場の端々ま
での広範な用途がある。
に応答して、画像記録要素に画素毎にインク液滴を付着
させることによる非衝撃式の描画法である。画像記録要
素へのインク液滴の付着を制御して所望の画像を生じさ
せるのに利用することができる方法はさまざまである。
連続式インクジェットとして知られる、ある方法では、
液滴の連続流を帯電させ、画像記録要素の表面上に像様
偏向させ、同時に像形成されない液滴を捕獲し、インク
溜めに戻す。ドロップオンデマンド式インクジェットと
して知られる別の方法では、個々のインク液滴を画像記
録要素上に必要に応じて発射して所望の画像を形成させ
る。ドロップオンデマンド式印刷においてインク液滴の
発射を制御する一般的な方法には、圧電変換器および熱
的なバブル形成が含まれる。インクジェットプリンター
には、産業上のラベル貼付から卓上文書および絵画像形
成のための短時間印刷までの範囲にわたる市場の端々ま
での広範な用途がある。
【0003】さまざまなインクジェットプリンターにお
いて使用されるインクは、染料系または顔料系のいずれ
かに分類することができる。染料は、分散媒によって分
子的に分散または溶媒和される着色剤である。分散媒は
室温において液体であっても固体であってもよい。一般
的に使用される分散媒は水または水と有機補助溶媒との
混合物である。各々の個々の染料分子は分散媒の分子に
よって取り囲まれている。染料系インクにおいては、顕
微鏡下では粒子がまったく観察できない。最近、染料系
インクジェットインクの技術において多くの進歩があっ
たけれども、このようなインクは、普通紙上での光学濃
度が低い、耐光堅牢度に乏しいなどの欠点を未だに有す
る。分散媒として水を使用する場合には、このようなイ
ンクは耐水堅牢度が乏しいという欠点をも有するのが一
般的である。
いて使用されるインクは、染料系または顔料系のいずれ
かに分類することができる。染料は、分散媒によって分
子的に分散または溶媒和される着色剤である。分散媒は
室温において液体であっても固体であってもよい。一般
的に使用される分散媒は水または水と有機補助溶媒との
混合物である。各々の個々の染料分子は分散媒の分子に
よって取り囲まれている。染料系インクにおいては、顕
微鏡下では粒子がまったく観察できない。最近、染料系
インクジェットインクの技術において多くの進歩があっ
たけれども、このようなインクは、普通紙上での光学濃
度が低い、耐光堅牢度に乏しいなどの欠点を未だに有す
る。分散媒として水を使用する場合には、このようなイ
ンクは耐水堅牢度が乏しいという欠点をも有するのが一
般的である。
【0004】特開平10-219,157号は、水性媒体、着色
剤、および殺生剤としての非常に少量のグルタルアルデ
ヒドを含んでなるインクジェットインクに関する。
剤、および殺生剤としての非常に少量のグルタルアルデ
ヒドを含んでなるインクジェットインクに関する。
【0005】特開平10-219,157号公報の明細書中のイン
クの使用には、画像記録要素上に印刷した場合、得られ
た画像をあまり長期間露光させると退色する、すなわち
光安定性が乏しいという点で問題がある。
クの使用には、画像記録要素上に印刷した場合、得られ
た画像をあまり長期間露光させると退色する、すなわち
光安定性が乏しいという点で問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脱プ
ロトン化カチオン性染料を含有している水性インクから
形成されるインクジェット画像の光安定性を向上させる
ためのインクジェット印刷方法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、適用される硬膜剤のレイダ
ウンをインクのレイダウンとは独立に正確に制御するこ
とができ、要素全体に非像様適用することができる、イ
ンクジェット印刷方法を提供することである。
ロトン化カチオン性染料を含有している水性インクから
形成されるインクジェット画像の光安定性を向上させる
ためのインクジェット印刷方法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、適用される硬膜剤のレイダ
ウンをインクのレイダウンとは独立に正確に制御するこ
とができ、要素全体に非像様適用することができる、イ
ンクジェット印刷方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの目的および他の
目的は、インクジェット画像の光安定性を向上させるた
めのインクジェット印刷方法であって、 a)ゼラチンまたはアセトアセチル化ポリビニルアルコ
ールの架橋性ポリマーおよび媒染剤を含む画像記録層を
有する支持体を含んでなるインクジェット記録要素を用
意すること、 b)当該画像記録層に、再プロトン化されて、共役系の
一部であるN−H基を有するカチオン性染料となること
が可能な水溶性脱プロトン化カチオン性染料の液体イン
ク液滴を像様適用すること、並びに c)当該画像に多価無機塩の水溶液を適用して当該ポリ
マーを架橋させること、を含むインクジェット印刷方法
を含む本発明によって達成される。
目的は、インクジェット画像の光安定性を向上させるた
めのインクジェット印刷方法であって、 a)ゼラチンまたはアセトアセチル化ポリビニルアルコ
ールの架橋性ポリマーおよび媒染剤を含む画像記録層を
有する支持体を含んでなるインクジェット記録要素を用
意すること、 b)当該画像記録層に、再プロトン化されて、共役系の
一部であるN−H基を有するカチオン性染料となること
が可能な水溶性脱プロトン化カチオン性染料の液体イン
ク液滴を像様適用すること、並びに c)当該画像に多価無機塩の水溶液を適用して当該ポリ
マーを架橋させること、を含むインクジェット印刷方法
を含む本発明によって達成される。
【0008】画像受容層が架橋性ポリマーおよび媒染剤
を有するカチオン性染料系インク画像に硬膜剤を含有し
ている水溶液を適用すると、画像の光安定性が向上する
ことが見出された。
を有するカチオン性染料系インク画像に硬膜剤を含有し
ている水溶液を適用すると、画像の光安定性が向上する
ことが見出された。
【0009】この方法によれば、硬膜剤を像形成領域お
よび非像形成領域の両方に適用することができ、硬膜剤
のレイダウンをインクのレイダウンとは独立に正確に制
御することができるので、インク中に硬膜剤を導入する
ことに勝る利点が提供される。
よび非像形成領域の両方に適用することができ、硬膜剤
のレイダウンをインクのレイダウンとは独立に正確に制
御することができるので、インク中に硬膜剤を導入する
ことに勝る利点が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる硬膜剤は、水
溶液中の有効成分の0.10〜 5.0質量%、好ましくは0.25
〜 2.0質量%の範囲にわたる濃度で使用してもよい。
溶液中の有効成分の0.10〜 5.0質量%、好ましくは0.25
〜 2.0質量%の範囲にわたる濃度で使用してもよい。
【0011】望まれる場合は、硬膜剤水溶液が、補助溶
媒、湿潤剤、界面活性剤、およびインクジェットインク
に一般的に添加される他の成分を含有していてもよい。
媒、湿潤剤、界面活性剤、およびインクジェットインク
に一般的に添加される他の成分を含有していてもよい。
【0012】本発明に用いることができる多価無機塩に
は、以下のものが含まれる(それらの混合物を含む)。
は、以下のものが含まれる(それらの混合物を含む)。
【0013】三価金属の硫酸塩(例えば硫酸アルミニウ
ム、硫酸鉄、硫酸ホウ素、硫酸ガリウム、硫酸インジウ
ム、硫酸チタンなど)、鉄、アルミニウム、亜鉛などの
硝酸塩。
ム、硫酸鉄、硫酸ホウ素、硫酸ガリウム、硫酸インジウ
ム、硫酸チタンなど)、鉄、アルミニウム、亜鉛などの
硝酸塩。
【0014】本発明において有用な多価無機塩硬膜剤の
具体例には以下のものが含まれる。 硬膜剤1:硝酸第二鉄 硬膜剤2:硝酸アルミニウム 硬膜剤3:硝酸亜鉛 硬膜剤4:硫酸亜鉛 硬膜剤5:硫酸アルミニウム
具体例には以下のものが含まれる。 硬膜剤1:硝酸第二鉄 硬膜剤2:硝酸アルミニウム 硬膜剤3:硝酸亜鉛 硬膜剤4:硫酸亜鉛 硬膜剤5:硫酸アルミニウム
【0015】好ましい態様において、本発明に用いられ
る硬膜剤は、硫酸アルミニウムである。
る硬膜剤は、硫酸アルミニウムである。
【0016】本発明に従って、別個の感熱式もしくは圧
電式のプリントヘッド、またはスプレーバーなどの、硬
膜剤溶液を画像に一様に適用する何らかの他の方法、あ
るいは硬膜剤の浴中に要素を浸すことのいずれかによっ
て、硬膜剤水溶液をインクジェット画像に非像様適用し
てもよい。硬膜剤溶液を適用する方法は、所有者が共通
の、Wen 他の米国特許出願番号第09/083,673号(1998年
5月22日出願。表題 "Printing Apparatus With Spray
Bar For Improved Durability")およびWen 他の米国特
許出願番号第09/083,876号(1998年5月22日出願。表題
"Ink Jet Printing Apparatus With Print Head For I
mproved Image Quality")の各明細書において開示され
ている。
電式のプリントヘッド、またはスプレーバーなどの、硬
膜剤溶液を画像に一様に適用する何らかの他の方法、あ
るいは硬膜剤の浴中に要素を浸すことのいずれかによっ
て、硬膜剤水溶液をインクジェット画像に非像様適用し
てもよい。硬膜剤溶液を適用する方法は、所有者が共通
の、Wen 他の米国特許出願番号第09/083,673号(1998年
5月22日出願。表題 "Printing Apparatus With Spray
Bar For Improved Durability")およびWen 他の米国特
許出願番号第09/083,876号(1998年5月22日出願。表題
"Ink Jet Printing Apparatus With Print Head For I
mproved Image Quality")の各明細書において開示され
ている。
【0017】再プロトン化されて、共役系の一部である
N−H基を有するカチオン性染料となることが可能な、
本発明において有用な脱プロトン化カチオン性染料は、
米国特許第 5,523,274号明細書に記載されている。
N−H基を有するカチオン性染料となることが可能な、
本発明において有用な脱プロトン化カチオン性染料は、
米国特許第 5,523,274号明細書に記載されている。
【0018】本発明の好ましい態様において、本発明に
用いられる脱プロトン化カチオン性染料および、共役系
の一部であるN−H基を有する対応するカチオン性色素
は、以下の構造を有する。
用いられる脱プロトン化カチオン性染料および、共役系
の一部であるN−H基を有する対応するカチオン性色素
は、以下の構造を有する。
【0019】
【化1】
【0020】上式中、X、Y、およびZは、窒素原子間
に、CH、C−アルキル、N、またはそれらの組み合わ
せから選ばれる共役結合を形成し、当該共役結合は芳香
族環または複素環の一部を任意に形成しており、Rは、
炭素原子が1〜10個の置換または未置換のアルキル基を
表しており、R1 およびR2 は各々が個別に、置換また
は未置換のフェニル基もしくはナフチル基あるいは炭素
原子が1〜10個の置換または未置換のアルキル基を表し
ており、そしてnは0〜11の整数である。
に、CH、C−アルキル、N、またはそれらの組み合わ
せから選ばれる共役結合を形成し、当該共役結合は芳香
族環または複素環の一部を任意に形成しており、Rは、
炭素原子が1〜10個の置換または未置換のアルキル基を
表しており、R1 およびR2 は各々が個別に、置換また
は未置換のフェニル基もしくはナフチル基あるいは炭素
原子が1〜10個の置換または未置換のアルキル基を表し
ており、そしてnは0〜11の整数である。
【0021】上式に係る脱プロトン化カチオン性色素
は、米国特許第 4,880,769号、同 4,137,042号、および
同 5,559,076号の各明細書、並びに K. Venkataraman e
d., The Chemistry of Synthetic Dyes, Vol. IV, p. 1
61, Academic Press, 1971において開示されている。こ
のような染料の具体例には、以下のものが含まれる(括
弧内のλmax 値および色の記載はプロトン化された形の
染料のものを指す)。
は、米国特許第 4,880,769号、同 4,137,042号、および
同 5,559,076号の各明細書、並びに K. Venkataraman e
d., The Chemistry of Synthetic Dyes, Vol. IV, p. 1
61, Academic Press, 1971において開示されている。こ
のような染料の具体例には、以下のものが含まれる(括
弧内のλmax 値および色の記載はプロトン化された形の
染料のものを指す)。
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】上述の染料は、企図される目的に有効ない
ずれの量で用いてもよい。一般に、0.05〜 1.0g/
m2 、好ましくは 0.1〜 0.5g/m2 の量の染料が存在
する場合に、良好な結果が得られている。色素の混合物
を使用してもよい。
ずれの量で用いてもよい。一般に、0.05〜 1.0g/
m2 、好ましくは 0.1〜 0.5g/m2 の量の染料が存在
する場合に、良好な結果が得られている。色素の混合物
を使用してもよい。
【0027】本発明に使用される画像記録要素に媒染剤
を使用して、脱プロトン化カチオン性染料を定着させる
ことができる。例えば、アニオン性ポリマー(例えばス
ルホン化およびカルボキシル化ポリエステル、スルホン
化およびカルボキシル化アクリレート、ポリビニルスル
ホン酸、ポリビニルスチレンスルホン酸塩、スルホン化
およびカルボキシル化ポリウレタン、スルホン化ポリア
ミド、ポリオレフィン系乳剤、カルボキシル化ブタジエ
ン、または改質(derivitized) アニオン性ゼラチン)を
使用してもよい。好ましい態様においては、本発明に使
用される記録要素に以下の媒染剤を用いてもよい。
を使用して、脱プロトン化カチオン性染料を定着させる
ことができる。例えば、アニオン性ポリマー(例えばス
ルホン化およびカルボキシル化ポリエステル、スルホン
化およびカルボキシル化アクリレート、ポリビニルスル
ホン酸、ポリビニルスチレンスルホン酸塩、スルホン化
およびカルボキシル化ポリウレタン、スルホン化ポリア
ミド、ポリオレフィン系乳剤、カルボキシル化ブタジエ
ン、または改質(derivitized) アニオン性ゼラチン)を
使用してもよい。好ましい態様においては、本発明に使
用される記録要素に以下の媒染剤を用いてもよい。
【0028】 媒染剤1:ポリエステル分散液 AQ29 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤2:ポリエステル分散液 AQ38 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤3:ポリエステル分散液 AQ48 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤4:ポリエステル分散液 AQ55 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤5:ポリエステル分散液 AQ1045 (Eastman Chemi
cal Co.) 媒染剤6:スルホン化ポリエステル EvCote (商標)EV
-LC (EvCo Research Co.) 媒染剤7:カルボキシル化ポリエステル EvCote (商
標)EV-565 (EvCo Research Co.)
l Co.) 媒染剤2:ポリエステル分散液 AQ38 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤3:ポリエステル分散液 AQ48 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤4:ポリエステル分散液 AQ55 (Eastman Chemica
l Co.) 媒染剤5:ポリエステル分散液 AQ1045 (Eastman Chemi
cal Co.) 媒染剤6:スルホン化ポリエステル EvCote (商標)EV
-LC (EvCo Research Co.) 媒染剤7:カルボキシル化ポリエステル EvCote (商
標)EV-565 (EvCo Research Co.)
【0029】上記媒染剤は、企図される目的に有効ない
ずれの量で用いてもよい。一般に、要素の 0.5〜5g/
m2 の量の媒染剤が存在する場合に、良好な結果が得ら
れる。
ずれの量で用いてもよい。一般に、要素の 0.5〜5g/
m2 の量の媒染剤が存在する場合に、良好な結果が得ら
れる。
【0030】上記の如く、本発明に用いられる架橋性ポ
リマーはゼラチンまたはアセトアセチル化ポリビニルア
ルコールである。使用してもよいゼラチンには、従来の
ライム処理オセイン、酸処理オセイン、または豚皮ゼラ
チンが含まれる。さらに、リシンのアミノ基を反応させ
ることによって形成されるさまざまな化学改質ゼラチン
を使用することができる。ゼラチンに付加される官能基
には、フタレート、フェニルカルバミル、スクシニル、
カルバミル、ラウリル、およびドデセニルスクシニルが
含まれる。四級化ゼラチン、シラノール改質ゼラチン、
並びにゼラチンとポリスチレンスルホネート、ポリビニ
ルピロリドン、およびポリメタクリル酸とのグラフトコ
ポリマーを使用することもできる。
リマーはゼラチンまたはアセトアセチル化ポリビニルア
ルコールである。使用してもよいゼラチンには、従来の
ライム処理オセイン、酸処理オセイン、または豚皮ゼラ
チンが含まれる。さらに、リシンのアミノ基を反応させ
ることによって形成されるさまざまな化学改質ゼラチン
を使用することができる。ゼラチンに付加される官能基
には、フタレート、フェニルカルバミル、スクシニル、
カルバミル、ラウリル、およびドデセニルスクシニルが
含まれる。四級化ゼラチン、シラノール改質ゼラチン、
並びにゼラチンとポリスチレンスルホネート、ポリビニ
ルピロリドン、およびポリメタクリル酸とのグラフトコ
ポリマーを使用することもできる。
【0031】本発明に有用なアセトアセチル化ポリビニ
ルアルコールは米国特許第 4,350,788号明細書に記載さ
れている。これらの材料はNippon GohseiからGohsefim
er(商標)Z-200 として市販されている。
ルアルコールは米国特許第 4,350,788号明細書に記載さ
れている。これらの材料はNippon GohseiからGohsefim
er(商標)Z-200 として市販されている。
【0032】本発明の方法に使用される画像記録層はま
た、非ブロッキング特性に寄与する目的のため、および
その耐汚れ性を制御するための艶消剤(例えば二酸化チ
タン、酸化亜鉛、シリカ、および架橋ポリメタクリル酸
メチルまたはポリスチレンのビーズなどの高分子ビー
ズ)、界面活性剤(例えば非イオン性炭化水素もしくは
フルオロカーボン界面活性剤または第四級アンモニウム
塩などのカチオン性界面活性剤)、蛍光色素、pH調節
剤、消泡剤、滑剤、防腐剤、粘度調整剤、染料定着剤、
防水剤、分散剤、紫外線吸収剤、防黴剤、媒染剤、帯電
防止剤、酸化防止剤、蛍光増白剤などを含む、さまざま
な既知の添加剤をも含有することができる。望まれる場
合には、インク受容層に硬膜剤を添加してもよい。
た、非ブロッキング特性に寄与する目的のため、および
その耐汚れ性を制御するための艶消剤(例えば二酸化チ
タン、酸化亜鉛、シリカ、および架橋ポリメタクリル酸
メチルまたはポリスチレンのビーズなどの高分子ビー
ズ)、界面活性剤(例えば非イオン性炭化水素もしくは
フルオロカーボン界面活性剤または第四級アンモニウム
塩などのカチオン性界面活性剤)、蛍光色素、pH調節
剤、消泡剤、滑剤、防腐剤、粘度調整剤、染料定着剤、
防水剤、分散剤、紫外線吸収剤、防黴剤、媒染剤、帯電
防止剤、酸化防止剤、蛍光増白剤などを含む、さまざま
な既知の添加剤をも含有することができる。望まれる場
合には、インク受容層に硬膜剤を添加してもよい。
【0033】本発明の方法に使用されるインクジェット
インクは当該技術分野において周知である。インクジェ
ット印刷に使用されるインク組成物は、概して、溶媒ま
たはキャリア液体、染料、湿潤剤、有機溶媒、洗剤、増
粘剤、防腐剤、導電性増強剤、コゲーション防止剤、乾
燥剤、脱泡剤などを含んでなる液体組成物である。溶媒
またはキャリア液体は単なる水とすることもできるし、
または多価アルコールなどの他の水混和性溶媒と混合さ
れた水とすることもできる。多価アルコールなどの有機
材料が主たるキャリアまたは溶媒液体であるインクを使
用してもよい。特に有用なのは、水と多価アルコールと
の混合溶媒である。
インクは当該技術分野において周知である。インクジェ
ット印刷に使用されるインク組成物は、概して、溶媒ま
たはキャリア液体、染料、湿潤剤、有機溶媒、洗剤、増
粘剤、防腐剤、導電性増強剤、コゲーション防止剤、乾
燥剤、脱泡剤などを含んでなる液体組成物である。溶媒
またはキャリア液体は単なる水とすることもできるし、
または多価アルコールなどの他の水混和性溶媒と混合さ
れた水とすることもできる。多価アルコールなどの有機
材料が主たるキャリアまたは溶媒液体であるインクを使
用してもよい。特に有用なのは、水と多価アルコールと
の混合溶媒である。
【0034】キャリアはインクジェットインク中に存在
することができ、インクが目的とするインクジェットプ
リンターの性状によって広範に変化することができる。
水性インクを使用するプリンターには、水、または水と
混和性有機補助溶媒との混合物が好ましい分散媒であ
る。補助溶媒(インクの0〜20質量%)を添加して、イ
ンクが乾固したり、もしくはプリントヘッドのオリフィ
ス中で固まるのを防ぐのを助けたり、またはインクが受
容基材に浸透するのを助けたりする。本発明に用いられ
るインクのための好ましい補助溶媒には、グリセロー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-メ
チル -2,4-ペンタンジオール、およびジエチレングリコ
ール、並びにそれらの混合物が含まれ、全体としての濃
度はインクの5〜20質量%の範囲にわたる。
することができ、インクが目的とするインクジェットプ
リンターの性状によって広範に変化することができる。
水性インクを使用するプリンターには、水、または水と
混和性有機補助溶媒との混合物が好ましい分散媒であ
る。補助溶媒(インクの0〜20質量%)を添加して、イ
ンクが乾固したり、もしくはプリントヘッドのオリフィ
ス中で固まるのを防ぐのを助けたり、またはインクが受
容基材に浸透するのを助けたりする。本発明に用いられ
るインクのための好ましい補助溶媒には、グリセロー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-メ
チル -2,4-ペンタンジオール、およびジエチレングリコ
ール、並びにそれらの混合物が含まれ、全体としての濃
度はインクの5〜20質量%の範囲にわたる。
【0035】本発明に使用されるインクジェット記録要
素のための支持体は、紙、樹脂コート紙、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、および微
孔質材料(例えば、Pittsburgh, PennsylvaniaのPPG In
dustries, Inc.によってTeslin(商標)という商品名で
販売されているポリエチレンポリマー含有材料、 Tyvek
(商標)合成紙 (DuPont Corp.) 、およびOPPalyte(商
標)フィルム (MobilChemical Co.) 並びに米国特許第
5,244,861号明細書に列挙されている他の複合フィル
ム)などの、インクジェット受容体に通常使用されるも
ののいずれにすることもできる。
素のための支持体は、紙、樹脂コート紙、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、および微
孔質材料(例えば、Pittsburgh, PennsylvaniaのPPG In
dustries, Inc.によってTeslin(商標)という商品名で
販売されているポリエチレンポリマー含有材料、 Tyvek
(商標)合成紙 (DuPont Corp.) 、およびOPPalyte(商
標)フィルム (MobilChemical Co.) 並びに米国特許第
5,244,861号明細書に列挙されている他の複合フィル
ム)などの、インクジェット受容体に通常使用されるも
ののいずれにすることもできる。
【0036】本発明に使用される支持体は、50〜 500μ
m、好ましくは75〜 300μmの厚みを有する。望まれる
場合には、当該支持体に、酸化防止剤、帯電防止剤、可
塑剤、および他の既知の添加剤を導入してもよい。好ま
しい態様においては、紙が用いられる。
m、好ましくは75〜 300μmの厚みを有する。望まれる
場合には、当該支持体に、酸化防止剤、帯電防止剤、可
塑剤、および他の既知の添加剤を導入してもよい。好ま
しい態様においては、紙が用いられる。
【0037】画像記録層の支持体への接着性を改良する
ために、画像記録層を適用する前に支持体の表面をコロ
ナ放電処理に付してもよい。
ために、画像記録層を適用する前に支持体の表面をコロ
ナ放電処理に付してもよい。
【0038】さらに、ハロゲン化フェノールまたは部分
的に加水分解された塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー
から形成される層などの下塗り層を支持体の表面に適用
して、画像記録層の接着性を高めることもできる。下塗
り層を使用する場合、その厚み(すなわち乾燥塗布厚)
は2μm未満であるべきである。
的に加水分解された塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー
から形成される層などの下塗り層を支持体の表面に適用
して、画像記録層の接着性を高めることもできる。下塗
り層を使用する場合、その厚み(すなわち乾燥塗布厚)
は2μm未満であるべきである。
【0039】画像記録層は、企図される目的に有効ない
ずれの量が存在していてもよい。一般に、5〜30g/m
2 、好ましくは8〜15g/m2 (5〜30μm、好ましく
は8〜15μmの乾燥厚に相当する)の量の画像記録層が
存在する場合に良好な結果が得られる。
ずれの量が存在していてもよい。一般に、5〜30g/m
2 、好ましくは8〜15g/m2 (5〜30μm、好ましく
は8〜15μmの乾燥厚に相当する)の量の画像記録層が
存在する場合に良好な結果が得られる。
【0040】
【実施例】本発明を説明するために以下の例を提供す
る。
る。
【0041】例1 対照標準例C−1 受容体Aの調製 102μmのポリエチレンテレフタレートフィルム支持体
を、アクリロニトリル−塩化ビニリデン−アクリル酸の
ターポリマーラテックスの下塗り層で塗布した(0.11g
/m2 )。この下塗り層の頂部に、ライム処理オセイン
写真用ゼラチン(Eastman Gelatin)(6.05g/m2 )の
溶媒吸収層を塗布した。この層の上に、媒染剤4(0.77
g/m2 )、ライム処理オセイン写真用ゼラチン(2.42
g/m2)、および平均サイズが10μmであるスチレン
−ブタジエン高分子ビーズ(0.11g/m2 )のインク受
容層を塗布した。
を、アクリロニトリル−塩化ビニリデン−アクリル酸の
ターポリマーラテックスの下塗り層で塗布した(0.11g
/m2 )。この下塗り層の頂部に、ライム処理オセイン
写真用ゼラチン(Eastman Gelatin)(6.05g/m2 )の
溶媒吸収層を塗布した。この層の上に、媒染剤4(0.77
g/m2 )、ライム処理オセイン写真用ゼラチン(2.42
g/m2)、および平均サイズが10μmであるスチレン
−ブタジエン高分子ビーズ(0.11g/m2 )のインク受
容層を塗布した。
【0042】シアンインクの調製 5質量部の上述のシアン染料1を、グリセロール湿潤剤
60部、ジエチレングリコール湿潤剤60部、Surfynol(商
標)465 界面活性剤3部、Proxel(商標)GXL殺生剤の1
0%水溶液1部、乳酸の85%水溶液8部(染料をプロト
ン化する)、および溶媒としての脱イオン水 860部の混
合物に、攪拌しながら溶解させることによってインクを
調製した。
60部、ジエチレングリコール湿潤剤60部、Surfynol(商
標)465 界面活性剤3部、Proxel(商標)GXL殺生剤の1
0%水溶液1部、乳酸の85%水溶液8部(染料をプロト
ン化する)、および溶媒としての脱イオン水 860部の混
合物に、攪拌しながら溶解させることによってインクを
調製した。
【0043】印刷 Epson 200 インクジェットプリンターの黒色インクカー
トリッジの頂部をナイフで開いた。Epson のインクおよ
びスポンジを取り出し、このカートリッジを水およびエ
タノールで洗い、乾燥させた。スポンジは Willtec(商
標)(IllbruckCo.)スポンジで置き換えた。上述のシア
ンインクをAutovial(商標)0.45μm薄膜フィルタ (Wh
atman, Cat. No. AV125UGMF)で濾過し、濾過したシアン
インクでカートリッジを満たした。黒色カートリッジの
頂部をPermacel(商標)テープ (Permacel Company, P-
252)で再シールした。Epson 200 プリンターを 360 dpi
の解像度で使用して、受容体Aの上に 100%のレイダウ
ンで、21段階濃度タブレットを印刷した。
トリッジの頂部をナイフで開いた。Epson のインクおよ
びスポンジを取り出し、このカートリッジを水およびエ
タノールで洗い、乾燥させた。スポンジは Willtec(商
標)(IllbruckCo.)スポンジで置き換えた。上述のシア
ンインクをAutovial(商標)0.45μm薄膜フィルタ (Wh
atman, Cat. No. AV125UGMF)で濾過し、濾過したシアン
インクでカートリッジを満たした。黒色カートリッジの
頂部をPermacel(商標)テープ (Permacel Company, P-
252)で再シールした。Epson 200 プリンターを 360 dpi
の解像度で使用して、受容体Aの上に 100%のレイダウ
ンで、21段階濃度タブレットを印刷した。
【0044】光退色試験 21段階濃度タブレットの最高濃度段階をX-Rite(商標)
濃度計で測定した後に、50キロルクスの昼光露光として
Image Stability Technical Centerが推奨する方法によ
って、ストリップを人工昼光に7日間露光させた(ANSI
IT9.9-1990 "Stability of Color Photographic Image
s" Section 5 Paragraph 5.6には人工屋内間接昼光露光
が記載されている)。7日間の露光後、最高濃度段階の
光学濃度を再測定した。残存している光学濃度の百分率
を計算するために、7日間の露光後のλmax における光
学濃度値を露光前のλmax における光学濃度値で割り、
得られた数に 100を掛けた。結果を表Iに示す。
濃度計で測定した後に、50キロルクスの昼光露光として
Image Stability Technical Centerが推奨する方法によ
って、ストリップを人工昼光に7日間露光させた(ANSI
IT9.9-1990 "Stability of Color Photographic Image
s" Section 5 Paragraph 5.6には人工屋内間接昼光露光
が記載されている)。7日間の露光後、最高濃度段階の
光学濃度を再測定した。残存している光学濃度の百分率
を計算するために、7日間の露光後のλmax における光
学濃度値を露光前のλmax における光学濃度値で割り、
得られた数に 100を掛けた。結果を表Iに示す。
【0045】本発明の例1 この例は、印刷後に、画像を、硬膜剤1の4%水溶液に
5分間浸したことを除き、対照標準例C−1と同じにし
た。結果を表Iに示す。
5分間浸したことを除き、対照標準例C−1と同じにし
た。結果を表Iに示す。
【0046】本発明の例2 この例は、硬膜剤を硬膜剤2としたことを除き、本発明
の例1と同じにした。結果を表Iに示す。
の例1と同じにした。結果を表Iに示す。
【0047】本発明の例3 この例は、硬膜剤を硬膜剤3としたことを除き、本発明
の例1と同じにした。結果を表Iに示す。
の例1と同じにした。結果を表Iに示す。
【0048】本発明の例4 この例は、硬膜剤を硬膜剤4としたことを除き、本発明
の例1と同じにした。結果を表Iに示す。
の例1と同じにした。結果を表Iに示す。
【0049】
【表1】
【0050】上記結果は、本発明によって得られるイン
クジェット画像が、硬膜剤溶液で処理されていない対照
標準要素と比較して、優れた光安定性を有することを示
す。
クジェット画像が、硬膜剤溶液で処理されていない対照
標準要素と比較して、優れた光安定性を有することを示
す。
【0051】例2 対照標準例C−2 受容体Bの調製 102μmのポリエチレンテレフタレートフィルム支持体
を、アクリロニトリル−塩化ビニリデン−アクリル酸の
ターポリマーラテックスの下塗り層で塗布した(0.11g
/m2 )。この下塗り層の頂部に、媒染剤4( 3.3g/
m2 )、ライム処理オセイン写真用ゼラチン (Eastman
Gelatin)(3.74g/m2 )、および平均サイズが10μm
であるスチレン−ブタジエン高分子ビーズ(0.11g/m
2 )の溶媒吸収層を塗布した。この層の上に、媒染剤4
(0.44g/m2 )およびライム処理オセイン写真用ゼラ
チン(1.76g/m2 )のインク受容層を塗布した。
を、アクリロニトリル−塩化ビニリデン−アクリル酸の
ターポリマーラテックスの下塗り層で塗布した(0.11g
/m2 )。この下塗り層の頂部に、媒染剤4( 3.3g/
m2 )、ライム処理オセイン写真用ゼラチン (Eastman
Gelatin)(3.74g/m2 )、および平均サイズが10μm
であるスチレン−ブタジエン高分子ビーズ(0.11g/m
2 )の溶媒吸収層を塗布した。この層の上に、媒染剤4
(0.44g/m2 )およびライム処理オセイン写真用ゼラ
チン(1.76g/m2 )のインク受容層を塗布した。
【0052】試験は、14日間としたことの他は、例1と
同じにした。
同じにした。
【0053】本発明の例5 この例は、印刷後に、画像を、硬膜剤5の4%溶液に5
分間浸したことを除き、対照標準例C−1と同じにし
た。対照標準例C−1と同じ光安定性試験および計算方
法を用いた。
分間浸したことを除き、対照標準例C−1と同じにし
た。対照標準例C−1と同じ光安定性試験および計算方
法を用いた。
【0054】
【表2】
【0055】上記結果は、本発明によって得られるイン
クジェット画像が、硬膜剤溶液で処理されていない対照
標準要素と比較して、優れた光安定性を有することを示
す。
クジェット画像が、硬膜剤溶液で処理されていない対照
標準要素と比較して、優れた光安定性を有することを示
す。
【0056】
【発明の効果】硬膜剤を含有している水溶液を、画像受
容層が架橋性ポリマーおよび媒染剤を有するカチオン性
染料系インク画像に適用すると、画像の光安定性が向上
されることが見出された。
容層が架橋性ポリマーおよび媒染剤を有するカチオン性
染料系インク画像に適用すると、画像の光安定性が向上
されることが見出された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テー−ミン クン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,トレイルウッド サークル 9 (72)発明者 チャールズ ユージーン ロマノ,ジュニ ア アメリカ合衆国,ニューヨーク 14616, ロチェスター,マイデン レーン 295
Claims (1)
- 【請求項1】 インクジェット画像の光安定性を向上さ
せるためのインクジェット印刷方法であって、 a)ゼラチンまたはアセトアセチル化ポリビニルアルコ
ールの架橋性ポリマーおよび媒染剤を含む画像記録層を
有する支持体を含んでなるインクジェット記録要素を用
意すること、 b)前記画像記録層に、再プロトン化されて、共役系の
一部であるN−H基を有するカチオン性染料となること
が可能な水溶性脱プロトン化カチオン性染料の液体イン
ク液滴を像様適用すること、並びに c)前記画像に多価無機塩の水溶液を適用して前記ポリ
マーを架橋させること、を含むインクジェット印刷方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/216350 | 1998-12-18 | ||
US09/216,350 US6206517B1 (en) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | Ink jet printing process |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000177230A true JP2000177230A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=22806699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11353922A Pending JP2000177230A (ja) | 1998-12-18 | 1999-12-14 | インクジェット印刷方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6206517B1 (ja) |
EP (1) | EP1010540B1 (ja) |
JP (1) | JP2000177230A (ja) |
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US6773769B1 (en) * | 1999-05-18 | 2004-08-10 | 3M Innovative Properties Company | Macroporous ink receiving media |
US6523950B1 (en) * | 2000-11-21 | 2003-02-25 | Eastman Kodak Company | Ink jet printing method |
EP1595922A3 (en) * | 2002-12-11 | 2005-11-23 | Creo IL. Ltd. | Ink jet ink |
US20060046001A1 (en) * | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Romano Charles E Jr | Mordanted inkjet recording element and printing method |
US7927416B2 (en) | 2006-10-31 | 2011-04-19 | Sensient Colors Inc. | Modified pigments and methods for making and using the same |
KR101575913B1 (ko) | 2007-08-23 | 2015-12-08 | 센션트 컬러스 인크. | 자가-분산된 안료 및 그의 제조 및 이용 방법 |
CA2757928A1 (en) | 2009-04-07 | 2010-10-14 | Sensient Colors Inc. | Self-dispersing particles and methods for making and using the same |
US9434201B2 (en) | 2010-05-17 | 2016-09-06 | Eastman Kodak Company | Inkjet recording medium and methods therefor |
US9045664B2 (en) * | 2011-11-17 | 2015-06-02 | Eastman Kodak Company | Printing ink image using polymer or salt |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4137042A (en) | 1974-05-20 | 1979-01-30 | Ciba-Geigy Ag | Dry heat process for dyeing and printing organic material which can be dyed with cationic dyes |
JPS5843038B2 (ja) * | 1978-10-05 | 1983-09-24 | 株式会社テクスタ− | 無公害化染色法 |
JPS5943069B2 (ja) | 1980-09-26 | 1984-10-19 | 日本合成化学工業株式会社 | 木材用接着剤 |
JPS5769054A (en) | 1980-10-17 | 1982-04-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | Water proofing method of ink jet recording |
US4649064A (en) * | 1986-03-10 | 1987-03-10 | Eastman Kodak Company | Rapid-drying recording element for liquid ink marking |
DE3644369A1 (de) | 1986-12-24 | 1988-07-07 | Basf Ag | Verfahren zur uebertragung von kationischen farbstoffen in ihrer deprotonierten, elektrisch neutralen form |
US5244861A (en) | 1992-01-17 | 1993-09-14 | Eastman Kodak Company | Receiving element for use in thermal dye transfer |
US5795350A (en) * | 1994-12-29 | 1998-08-18 | The Procter & Gamble Company | Disposable absorbent article having a mechanical fastener |
US5559076A (en) | 1995-06-06 | 1996-09-24 | Eastman Kodak Company | Thermal dye transfer system containing a N-arylimidoethylidene-benz[C,D]indole dye precursor |
US5523274A (en) | 1995-06-06 | 1996-06-04 | Eastman Kodak Company | Thermal dye transfer system with low-Tg polymeric receiver containing an acid moiety |
US5748204A (en) * | 1995-09-20 | 1998-05-05 | Eastman Kodak Company | Hybrid imaging system capable of using ink jet and thermal dye transfer imaging technologies on a single image receiver |
JPH10219157A (ja) | 1997-02-04 | 1998-08-18 | Mitsubishi Chem Corp | 記録液 |
US5853470A (en) | 1997-04-28 | 1998-12-29 | Eastman Kodak Company | Pigmented ink jet inks containing aldehydes |
US6045219A (en) * | 1998-05-22 | 2000-04-04 | Eastman Kodak Company | Pigmented ink jet prints on gelatin overcoated with hardeners |
WO2010038952A2 (en) | 2008-10-01 | 2010-04-08 | Samsung Electronics Co., Ltd., | Centrifugal-based microfluid apparatus, method of fabricationg the same, and method of testing samples using the microfluidic apparatus |
US8176983B1 (en) | 2009-08-04 | 2012-05-15 | Accurate Pumping & Contracting, Inc., MMSOB Division | Gas recovery component heating system |
-
1998
- 1998-12-18 US US09/216,350 patent/US6206517B1/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-12-06 EP EP99204147A patent/EP1010540B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-06 DE DE69909583T patent/DE69909583T2/de not_active Withdrawn - After Issue
- 1999-12-14 JP JP11353922A patent/JP2000177230A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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DE69909583D1 (de) | 2003-08-21 |
EP1010540A1 (en) | 2000-06-21 |
EP1010540B1 (en) | 2003-07-16 |
DE69909583T2 (de) | 2004-05-13 |
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