JP2000175578A - 植木鉢等へのペットボトル給水装置 - Google Patents

植木鉢等へのペットボトル給水装置

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JP2000175578A
JP2000175578A JP37806998A JP37806998A JP2000175578A JP 2000175578 A JP2000175578 A JP 2000175578A JP 37806998 A JP37806998 A JP 37806998A JP 37806998 A JP37806998 A JP 37806998A JP 2000175578 A JP2000175578 A JP 2000175578A
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Masami Nakagawa
正已 中川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多数の植木鉢等の水管理を安価で簡単な給水
装置で、水かけができれば、旅行等で数日〜1ヵ月程度
家を留守にする時に、安心して外出できる。 【解決手段】 給水容器5に水を入れ、転倒防止具7を
上からかぶせて差し込んだもの、1個〜数個を、水受容
器8の上で倒立させ、水を注ぎ入れると、給水容器5の
水量の多少に関係なく、常に一定の水位が得られるか
ら、この水受容器8から、給水芯1、2を使用して、深
部給水法9、表面給水法10、底面給水法11、およ
び、水受容器に直接入れて、浅水給水法12と、4とお
りの給水法の内から、それぞれの植物に最適な給水方法
で、1個〜数個の植木鉢等に個別に、または、同時に給
水することができる特徴を持った、植木鉢等へのペット
ボトル給水装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植木鉢等に給水
をする装置に関するもの。
【0002】
【従来の技術】
【0003】特願平9−269151、特願平10−1
72018がある。
【発明が解決しようとする課題】多数の植木鉢等への水
管理を安価で簡単な給水装置で、水かけができれば、旅
行等で数日間から1ヵ間程度、家を留守にする時には、
安心して外出することができる。
【0004】
【発明が解決するための手段】上記課題を達成するため
に、次の方法をとる。 (1)、給水芯は、ビニロン繊維とポリエステル繊維の
混紡の原価コストの安い汎用のロープを3本に分けたも
のを使用する。 (2)または、吸水性アクリル繊維を主成分とした不織
布をテープ状にした給水芯を使用する。 (3)、給水芯を培養土の表面から中心部に向かつて深
く挿入して給水する方法(深部給水法)等で給水する。
【0005】(4)、従来の方法では、2つのそれぞれ
別々の給水装置になつていたものを、1個の給水装置を
2つに使い分けることによつて、短期間から長期間の使
用に対応できるようにしたものである。
【0006】(5)、請求項5の単一容器方式による給
水は、毎日の給水量は、少しづつ減少するが、使用する
ときに、給水装置の設置が簡単で、きわめて短時間で、
給水準備ができるので、4〜5日程度の短期間の使用に
は、十分である。なお、長期間使用するときは、請求項
6の二重容器方式によつて、給水する。また、日数や鉢
数に応じて給水装置を数個連結して給水する。
【0007】請求項1の給水芯について。 ビニロン繊維60%、ポリエステル繊維40%の素材
((株)、クラレ製品、クレモナS)を直径5〜8mm
のロープに加工したものを、3本に分け紐状にしたもの
を給水芯として使用する。あるいは、ストランドになっ
とものを給水芯として使用する。給水芯は、直径2.5
〜4.5mm程度で、長さ30〜70cm程度にしたも
の。
【0008】この給水芯の特徴として、単一容器方式で
使用する場合の水位の変動に対して給水量の減水が非常
に少ない。また、汎用品としていろいろのサイズのもの
があるため、給水芯の原価コストが、非常に安い。主
に、単一容器方式に使用する。
【0009】請求項2の給水芯について。 吸水性アクリル繊維を主成分とした不織布(旭化成工業
(株)、シヤレリア製品)をテープ状にした給水芯。吸
水性アクリル繊維90〜70%、ポリエステル繊維10
〜30%、または、吸水性アクリル繊維65%、レーヨ
ン35%の不織布を一枚、または、数枚に重ねて縫製し
て、厚さ0.5〜1.5mm程度、幅5〜15mm程
度、長さ30〜60cm程度のテープ状にした給水芯。
この給水芯の特徴として、低い位置からの水の吸い上げ
能力に優れている。主に、二重容器方式に使用する。
【0010】使用できるペットボトル。 使用するペットボトルは、主に2l入りのもので、上半
分がやや細身になつたものを使用する。(2l入りのも
のは、大部分が使用できる。) 1.5l入りのものは、上半分がやや細身になつたもの
は、少ないので、丸型と四角や1.5lと1.25l入
りとを組合せて製造する。また、同じサイズのものは、
転倒防止具の側面の縦に切り込みを入れる。
【0011】請求項3の給水容器について。 ペットボトルの肩の部分で切断してた給水容器。断面の
大きさは、直径40〜50mm程度にする。ペットボト
ルの底部は、上げ底になつているために、そのままの状
態で、請求項4の転倒防止具をかぶせて差し込み倒立さ
せると、水の深さが、20mm以上に深くなってしま
う。深部給水法や表面給水法で天候対応の給水をするに
は、できるだけ低い位置から給水したほうがよい。ま
た、浅水給水をするときには、水の深さを10〜15m
m程度の浅水がよい。そこで、ペットボトルの肩の部分
で切断して、その切断面が、転倒防止具の上げ底の部分
にかぶる程度の大きさにする。
【0012】給水容器の最上部に給水用の直径3mm程
度の小穴を開ける。この小穴は、かならずしも必要とす
るものではないが、給水容器の断面と転倒防止具の底面
が、完全に密着したときには、水が出なくなるので念の
ため小穴を開けておく。給水容器の上から10〜20m
mの位置に直径5mm程度の空気穴を開ける。空気穴の
高さによつて、水受容器の水の深さを決定することがで
きる。
【0013】請求項4の転倒防止具について。 給水容器と同サイズのペットボトルまたは、一回り大き
なサイズのペットボトルを胴の部分で切断し、側面最下
部に排水用の小穴を開けた転倒防止具。2l入りの飲料
水用のペットボトルは、ほとんどが上半分が、やや細身
になつているので、 給水容器を容易に差し込むことが
できる。1.5l入りのペットボトルのもは、上半分が
細身になつているものは、少ないので、転倒防止具の上
部側面に縦に切り込みを入れるか、角型のものを使用す
る。または、給水容器に1.25l入りを使用する。小
穴を開けずに転倒防止具兼水受容器としても使用できる
が、小穴を開け転倒防止具として、鉢受皿等を水受容器
にすれば、給水芯の設置が簡単にできるし、また、給水
装置を数個連結して、給水日数を延長したり、あるい
は、同時に多数の植木鉢等に給水できる大きな利点があ
る。
【0014】請求項5の給水装置について(単一容器方
式)。 請求項3の給水容器のみを使用して、主に、請求項1の
給水芯によって、深部給水法、または、表面給水法で給
水する、植木鉢等へのペットボトル給水装置。単一容器
から給水する場合は、給水するに従つて、水位が低下す
るので、給水量も毎日少しづつ少なくなる。([表
1]、毎日の給水量の比較、のとおり。)しかし、給水
装置の構成が簡単で、給水準備が短時間でできる利点が
ある。そこで、使用する給水日数が、4〜5日程度の場
合は、この方法で、十分間に合う。
【0015】請求項6の給水装置について(二重容器方
式)。 請求項3の給水容器に水を入れ、請求項4の転倒防止具
をかぶせて差し込む。給水する鉢数や給水日数によつ
て、1個〜数個を、水受容器の上で倒立させ、水を注ぎ
入ると、次第に水が溜まり、空気穴まで達すると、水は
自動的にとまり、給水容器の水量の多少に関係なく、常
に一定の水位が得られる。この水受容器から、給水芯を
使用して、深部給水法、表面給水法、底面給水法、およ
び、水受容器に直接入れて、浅水給水法と、4とおりの
給水法の内から、それぞれの植物に最適な方法で、1個
〜数個の植木鉢等に個別に、または、同時に給水するこ
とができる特徴を持った、植木鉢等へのペットボトル給
水装置。
【0016】水受容器について。 家庭のどこにでもある水容器でよい。例えば、鉢受皿、
プランタの受皿、包装用のトレーイ、バット、発泡スチ
ロールのトロ箱、リンゴ箱等、あるいは、ビニールシー
ト等で外周を高くして、深さが3cm程度にしたもの、
深すぎるものは、3cm程度の所に排水用の穴を開け
る。使用するときに、鉢数や給水方法によつて、適当な
ものを使用する。
【0017】請求項7の給水方法について。 給水芯を使用した深部給水法、および、表面給水法の給
水方法で、水受容器の水面から植木鉢等の培養土の表面
までの高さを10〜25cmのできるだけ低い低い位置
から給水することによつて、天候や季節に対応して給水
量を自動的に調整する給水方法。
【0018】現在販売されている、従来の給水芯を使用
した給水方法で、表面給水法による給水では、給水芯と
培養土の不連続性を利用して、水量調整をしているた
め、天候対応の給水は、十分でなかつた。
【0019】水受容器の水面の高さと鉢底の高さの関
係。 植木鉢等と給水装置は、通常同じ鉢台の上に置いて管理
するため、水受容器の水面が、鉢底の位置より高くなつ
てしまう。中小鉢の場合は、高さの差が、2〜3cm以
上になれば、給水量が多すぎて、鉢底より水が、流れ出
て培養土が、加湿となるばかりでなく、給水容器の限ら
れた水が無駄となり、また、目的とする日数前で水不足
となりかねない。また、給水芯の水の吸い上げる高さに
は、25cm程度と限度がある。そこで、水受容器の水
面から植木鉢等の培養土の表面までの高さを10〜25
cm以内のできるだけ低い位置から給水することによつ
て、天候や季節に対応して給水量を自動的に調整するこ
とができる。
【0020】培養土の吸水作用について。 培養土は、水に養分が溶けているため、水より濃度が濃
く浸透圧が高いから、水は、給水容器から給水芯の毛細
管現象により、自動的に給水される。また、培養土が、
乾けば濃度が濃く浸透圧が、高くなり、多く吸水し、次
第に濃度が薄くなれば、吸水は、少なくなる。給水芯を
深く挿入する、深部給水法や、5cm以上長く埋める表
面給水法では、この培養土の作用も十分に利用できる。
【0021】前記の作用は、天候による、水の消費量の
変化として、晴天の日や風の強い日には多く、曇りは、
やや少なく、雨天の日は、更に少ない水の消費量とな
る。また、夏は多く、春、秋は、少なく、冬は、更に少
ない水の消費量となる。
【0022】給水芯の毛細管現象による給水量と、培養
土の吸水作用の給水量の主、従の関係について。 給水芯の毛細管現象による給水量は、水受容器の水面が
高いと、多くなり、低くなれば少なくなる。培養土の吸
水作用は、培養土が、乾けば給水量は多くなり、湿れば
少なくなる。両方の給水量の主、従の関係により、単一
容器方式の場合は、水面が低くなる給水中期〜後期に次
第に培養土の吸水作用が、主となり天候や季節に対応し
た給水になる。二重容器方式の場合は、水受容器の低い
位置から給水するので、培養土の吸水作用が、全期間主
となり天候や季節に対応した給水になる。
【0023】請求項5の給水装置(単一容器方式)の使
用方法について。 ア、深部給水法の場合。 給水芯の毛細管現象や培養土の吸水力等を総合的に利用
して給水する。給水芯の先端部を植木鉢等の培養土の表
面から中心部に向けて小鉢は3cm以上、中大鉢は5c
m以上深く挿入して、その基部を水を入れた給水容器の
底につくようにする。挿入した給水芯の周辺の培養土に
少し水をやり、給水芯の毛細管と植木鉢等の培養土の無
数に発達した毛細管とを確実に接続して給水する。表面
給水法に比べて、培養土の深い所に給水するため、節水
効果がある。大部分の植物には、この給水法により給水
する。
【0024】イ、表面給水法の場合。 給水芯の先端部を植木鉢等の培養土の表面に浅く5cm
以上埋め、あるいは、培養土の表面置き5cm以上細砂
等をかぶせ、その基部を水を入れた給水容器の底につく
ようにする。埋めた給水芯の周辺の培養土に少し水をや
り、給水芯の毛細管と植木鉢等の培養土の無数に発達し
た毛細管とを確実に接続して給水する。培養土の表面に
広く給水するので、気化熱により冷却効果があるため、
夏期の高温とぎに暑さを嫌う植物に使用する。培養土の
表面が硬くて深部給水法ができないものに使用する。
【0025】二重容器方式は、低い位置から給水するた
め、培養土の吸水力の弱い、大粒の培養土や無肥料のも
ので、給水が難しいものには、高い位置から給水する単
一容器方式によつて給水することができる。
【0026】給水芯の設置の方法が、サイホン管の役割
を兼た逆U字型となつているので、培養土の吸水作用に
容易に対応して、給水量が確保される。
【0027】培養土の吸水作用は、給水量が少なくな
る、中期〜後期において、有効に機能する。
【0028】培養土の吸水作用は、給水量が少なくな
る、中期〜後期において、次第に天候による、水の消費
量の変化として、晴天の日や風の強い日には多く、曇り
は、やや少なく、雨天の日は、更に少ない水の消費量と
なる。また、夏は多く、春、秋は、少なく、冬は、更に
少ない水の消費量となる。
【0029】給水芯の毛細管現象による水の吸い上げ
力、サイホンの原理、培養土の吸水作用等との相乗効果
により、ペットボトルの全量を1週間以上有効に給水す
ることもできるが、長期間使用する場合は、請求項6の
二重容器方式による給水方法が、更に優れている。
【0030】水量の調整。 植物の種類、大きさの大小、季節による給水量の多少に
応じて、給水芯の大きさを大、中、小として、ある程度
の調整をする。給水初期は、給水装置と植木鉢等との相
互の高さにより、調整する。給水装置を下げるか、植木
鉢等を上げれば、給水量は多くなる。逆は、少なくな
る。または、夏は、水量を一杯に入れる、春秋は、80
%程度、冬は、50%程度入れて給水を始める。給水中
期〜後期は、培養土の吸水力により、自動的に調整され
る。
【0031】請求項6の給水装置(二重容器方式)の使
用方法について。 家庭用の植木鉢等は、鉢等の大小、種類が多い、植物の
大きさの大小、使用する期間は周年、等いろいろである
ため、次の4とおりの給水法からそれそぞれの植物に最
適な方法で給水する。
【0032】(1)、深部給水法。 [0023]の単一容器方式容器のア、と同じ。
【0033】給水量の調整。 給水芯の大きさを、大、中、小により晴天日の最大給水
量を調整をする。給水装置の水受容器の水面の高さを、
できるだけ低い位置から給水すると、給水量は、天候に
応じて晴天や風の強い日は多く、曇天は少なく、雨天は
より少なくと自動的に調整される。大量の水分を必要と
するものは、給水芯を2本使用して給水する。
【0034】大鉢や深鉢で高さが25cm以上あるもの
への給水は、給水芯の吸い上げ能力には、限度があるの
で、給水装置の下に台を置き、植木鉢等の表面と水受容
器の水面との差を25cm以内にして給水する。
【0035】(2)、表面給水法。 [0024]の単一容器方式のイ、と同じ。[003
3]、[0034]と同じ。
【0036】(3)、底面給水法。 植木鉢等を植え込むときに、給水芯を鉢底穴より、あら
かじめ挿入して準備しておくか、底面給水専用の植木鉢
に植え込でおく。水受容器の中に台を置き、上にのせて
給水するか、直接入れて給水する。また、底面給水用の
植木鉢等に植え込まれたものを購入したものは、補助用
として利用する。
【0037】(4)、浅水給水法。 本給水装置は、最初から最後まで、一定の安定した水位
を保ことができるので、給水する植木鉢等の底面内側
が、ごくわずか水に浸る程度の浅水で、長期間給水し続
けることができる。そこで、植木鉢等の大きさや種類等
で、底面内側までの高さは異なるので、高さを測り、給
水装置を作成するときに、空気穴の高さを決定する。水
受容器の中に植木鉢等を直接入れて給水する。
【0038】使用するときの水位調整。 高さ5〜15mm程度の台を用意しておき、水受容器の
水を深くしたいときは、給水容器の下に台を敷く。水を
浅くしたいときは、植木鉢等の下に台を敷く。
【0039】
【表1】
【0040】本発明の給水装置(2l入り)を使用した
ときの毎日の1鉢当たりの給水量のグラフである。 、単一容器方式で請求項1の給水芯を使用した場合。 、二重容器方式で請求項2の給水芯を使用した場合。 いづれも深部給水法による。給水量は、植物の大きさ、
季節や天候等で異なり、同一条件での測定が困難である
から、概ねの給水量(ml)である。縦軸は給水量、横
軸は経過日数と天候である。
【0041】使用済みのペットボトルを活用すれば、リ
サイクルの一助となりうる。
【発明の実施の形態】
【0042】単一容器方式の場合。 発明の実施の形態を実施例にもとずき、図面3を参照し
て説明する。給水芯1の先端を植木鉢等の表面から、中
心部に向かつて深く挿入し、その周辺に水を少しかけ
て、給水芯と培養土を確実に接続する。給水芯1の基部
を給水容器5の水に浸けて、植木鉢等へ給水する(深部
給水法による給水)。
【0043】二重容器方式の場合。 発明の実施の形態を実施例にもとずいて図4を参照して
説明する。給水容器5に水を入れて、転倒防止具7をか
ぶせて挿入して、適当な広くて浅い水受容器8の上で倒
立させ、水を注ぎ入れる。給水芯2を使用して深部給水
法9、表面給水法10、給水芯1を使用して底面給水法
11、また、水受容器8に直接入れて浅水給水法12
と、それぞれの植物に最適な方法で給水する。
【0044】
【発明の効果】給水装置を短期間使用のときは、給水準
備が短時間でできる単一容器方式と、長期間使用のとき
は、最初から最後まで安定給水ができる二重容器方式と
に使い分けることができる。
【0045】二重容器方式は、2個以上連結して深部給
水法、表面給水法、底面給水法、浅水給水法と4とおり
の給水方法で、植木鉢等の大小、種類、植物の種類、大
きさの大小、季節による給水量の多少等、それぞれの植
物に応じた最適な給水方法を選んで、2個以上の植木鉢
等に同時に給水することができる。
【0046】深部給水法と表面給水法は、給水量が天候
や季節に対応して、自動的に調整される。
【0047】給水装置の構成が簡単で、使用済みのペッ
トボトルを活用して簡単に製作できるので、給水芯と製
作、使用説明書程度でよく、非常に安価に提供でき、家
庭用簡易給水装置として普及が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給水容器の斜視図である。
【図2】転倒防止具の斜視図である。
【図3】単一容器方式による植木鉢等へ給水中の断面図
である。
【図4】二重容器方式による植木鉢等へ給水中の断面図
である。
【符号の説明】
1 給水芯 2 給水芯 3 給水用の小穴 4 空気穴 5 給水容器 6 排水用の小穴 7 転倒防止具 8 水受容器 9 深部給水法 10 表面給水法 11 底面給水法 12 浅水給水法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 27/00 502W 505F 505H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニロン繊維とポリエステル繊維の混紡
    の撚糸を多数束ねて、紐状にした給水芯(1)。
  2. 【請求項2】 吸水性アクリル繊維を主成分とした不織
    布を一枚、または、数枚に重ねて縫製し、テープ状にし
    た給水芯(2)。
  3. 【請求項3】 ペットボトルを肩の部分で切断して、肩
    の部分の最上部に給水用の小穴(3)を開け、肩の部分
    に空気穴(4)を開けた給水容器(5)。
  4. 【請求項4】 同サイズのペットボトルまたは、一回り
    大きなサイズのペットボトルを胴の部分で切断し、下の
    部分を利用して側面最下部に排水用の小穴(6)を開け
    た転倒防止具(7)。
  5. 【請求項5】 請求項3の給水容器(5)のみを使用し
    て水を入れ、給水芯(1)によって、深部給水法
    (9)、または、表面給水法で給水する、植木鉢等への
    ペットボトル給水装置(以下、単一容器方式という)。
  6. 【請求項6】 請求項3の給水容器(5)に水を入れ、
    請求項4の転倒防止具(7)をかぶせて差し込んだもの
    を、1個〜数個を、水受容器(8)の上で倒立させ、水
    を注ぎ入ると、次第に水が溜まり、空気穴(4)まで達
    すると、水は自動的にとまり、給水容器(5)の水量の
    多少に関係なく、常に一定の水位が得られるから、この
    水受容器(8)から、給水芯(1、2)を使用して、深
    部給水法(9)、表面給水法(10)、底面給水法(1
    1)、および、水受容器(8)に直接入れて、浅水給水
    法(12)と、4とおりの給水法の内から、それぞれの
    植物に最適な方法で、1個〜数個の植木鉢等に個別に、
    または、同時に給水することができる、植木鉢等へのペ
    ットボトル給水装置(以下、二重容器方式という)。
  7. 【請求項7】 給水芯(2)を使用した深部給水法
    (9)、または、表面給水法(10)で、水受容器
    (8)の水面から植木鉢等の培養土の表面までの高さを
    10〜25cm程度のできるだけ低い位置から給水する
    ことによつて、天候や季節に対応して、給水量を自動的
    に調整する給水方法。
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