JP2000173273A - 半導体記憶システム - Google Patents

半導体記憶システム

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JP2000173273A JP10347575A JP34757598A JP2000173273A JP 2000173273 A JP2000173273 A JP 2000173273A JP 10347575 A JP10347575 A JP 10347575A JP 34757598 A JP34757598 A JP 34757598A JP 2000173273 A JP2000173273 A JP 2000173273A
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clock
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧で安定した動作が可能である半導体記
憶システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、データの読み出し動作時に各
ビットの読み出し動作を完了したことを示す複数のセン
ス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回路10を備
えるSRAM装置1と、センスアンプ回路10からの複
数のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を発
生してセンス終了信号として出力するAND回路3と、
AND回路3からのセンス終了信号に応じてSRAM装
置1に供給する電源電圧を制御する電源電圧制御回路2
とを有して構成される。以上の構成により、低電圧で安
定した動作を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶システ
ムに関し、特にSRAM(Static Random AccessMemory
)装置を有する半導体記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶システムの1つである
SRAM装置は、特に低電圧で動作され、またはゲート
長(L)が0.25ミクロン以下である微細のCMOS
デバイスのために構成されている。近年、電池駆動の携
帯情報機器向けのCMOSデバイスは、標準電源電圧よ
りも低い電源電圧で動作されることがことが多くなって
いる。
【0003】従来のSRAM装置として、図11に示す
ものが知られている。このSRAM装置は、標準的な同
期式のものである。図11に示すように、この従来のS
RAM装置は、複数のメモリセルアレイ101と、複数
のプリチャージ回路102と、アドレスラッチおよびカ
ラムデコーダ103と、アドレスラッチおよびワードデ
コーダ104と、ワードドライバ105と、複数のカラ
ムセレクタ106と、複数のセンスアンプ107と、複
数のライトバッファ108とを有している。この図11
のSRAM装置の読み出しタイミングが図12に示され
ている。
【0004】また、従来の他のSRAM装置として、図
13に示すものが知られている。図13に示すように、
従来の他のSRAM装置は、図11に示すSRAM装置
において、ダミーセンスアンプ109と、ダミーセルア
レイ110と、ダミープリチャージ回路111とを追加
してなる。SRAM装置は、ダミーセンスアンプ109
とダミーセルアレイ110とダミープリチャージ回路1
11とをを組み合わせてセンス終了信号SEを生成し、
ワードドライバ4のワード線立ち下げ信号として利用し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
SRAM装置においては、センスアンプ部がアナログ回
路であるため、この素子のばらつきの影響を受けやすい
から、誤動作が生じやすいという問題がある。
【0006】また、従来の図11のSRAM装置におい
ては、図12に示すビット線間(DD−DDB)にセン
スに十分な電位差が得られるのに時間がかかるため、低
電圧で誤動作をおこしやすいという問題がある。
【0007】さらに、従来のSRAM装置においては、
データの読み出し動作が正常に終了したかどうかを検出
する手段を有していないから、安定した動作ができない
という問題がある。
【0008】本発明の目的は、低電圧で安定した動作が
可能である半導体記憶システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、データの読み出し動作時に
各ビットの読み出し動作を完了したことを示す複数のセ
ンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回路を備え
る半導体記憶装置と、センスアンプ回路からの複数のセ
ンス完了信号とクロック信号との論理積信号を発生して
センス終了信号として出力するAND回路と、AND回
路からのセンス終了信号に応じて半導体記憶装置に供給
する電源電圧を制御する電源電圧制御回路とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、データの読み出し
動作時に各ビットの読み出し動作を完了したことを示す
複数のセンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回
路を備える半導体記憶装置と、センスアンプ回路からの
複数のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を
発生してセンス終了信号として出力するAND回路と、
クロック信号を遅延させてセンスアンプ回路を駆動する
リードイネーブル信号の立ち上がりを制御するディレイ
回路と、AND回路からのセンス終了信号に応じてディ
レイ回路に遅延量を制御するディレイ制御信号を与える
ディレイ制御回路とを有することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、データの読み出し
動作時に各ビットの読み出し動作を完了したことを示す
複数のセンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回
路を備える半導体記憶装置と、センスアンプ回路からの
複数のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を
発生してセンス終了信号として出力するAND回路と、
AND回路からのセンス終了信号に応じて半導体記憶装
置に供給する電源電圧を制御する電源電圧制御回路と、
クロック信号を遅延させてセンスアンプ回路を駆動する
リードイネーブル信号の立ち上がりを制御するディレイ
回路と、AND回路からのセンス終了信号に応じてディ
レイ回路に遅延量を制御するディレイ制御信号を与える
ディレイ制御回路とを有することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、データの読み出し
動作時に各ビットの読み出し動作を完了したことを示す
複数のセンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回
路を備える半導体装置と、センスアンプ回路からの複数
のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を発生
してセンス終了信号として出力するAND回路と、AN
D回路のセンス終了信号およびクロック信号を受けてセ
ンス終了信号に応じてクロック信号のデューティ比を変
え、該デューティ比を変えたクロック信号を半導体記憶
装置に与えるクロック制御回路とを有することを特徴と
する。
【0013】請求項5記載の発明は、データの読み出し
動作時に各ビットの読み出し動作を完了したことを示す
複数のセンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回
路を備える半導体記憶装置と、センスアンプ回路からの
複数のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を
発生してセンス終了信号として出力するAND回路と、
AND回路からのセンス終了信号に応じて半導体記憶装
置に供給する電源電圧を制御する電源電圧制御回路と、
AND回路のセンス終了信号およびクロック信号を受け
てセンス終了信号に応じてクロック信号のデューティ比
を変え、該デューティ比を変えたクロック信号を半導体
記憶装置に与えるクロック制御回路とを有することを特
徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、データの読み出し
動作時に各ビットの読み出し動作を完了したことを示す
複数のセンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回
路を備える半導体記憶装置と、センスアンプ回路からの
複数のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を
発生してセンス終了信号として出力するAND回路と、
AND回路のセンス終了信号およびクロック信号を受け
てセンス終了信号に応じてクロック信号の周期を変え、
該周期を変えたクロック信号を半導体記憶装置に与える
クロック制御回路とを有することを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、データの読み出し
動作時に各ビットの読み出し動作を完了したことを示す
複数のセンス完了信号を発生する複数のセンスアンプ回
路を備える半導体記憶装置と、センスアンプ回路からの
複数のセンス完了信号とクロック信号との論理積信号を
発生してセンス終了信号として出力するAND回路と、
AND回路からのセンス終了信号に応じて半導体記憶装
置に供給する電源電圧を制御する電源電圧制御回路と、
AND回路のセンス終了信号およびクロック信号を受け
てセンス終了信号に応じてクロック信号の周期を変え、
該周期を変えたクロック信号を半導体記憶装置に与える
クロック制御回路とを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本
発明の第1の実施形態である半導体記憶システムは、S
RAM装置1と、このSRAM装置1に接続されている
電源電圧制御回路2と、SRAM装置1および電源電圧
制御回路2に接続されているAND回路3とを有して構
成される。電源電圧制御回路2は、SRAM装置1に供
給する電源電圧を制御するものである。
【0017】図2に示すように、SRAM装置1は、複
数のメモリセルアレイ4と、複数のプリチャージ回路5
と、アドレスラッチおよびカラムデコーダ6と、アドレ
スラッチおよびワードデコーダ7と、ワードドライバ8
と、複数のカラムセレクタ9と、複数のセンスアンプ1
0と、複数のライトバッファ11とを有している。
【0018】図2に示されるSRAM装置1は、(n+
1)ビットX2(m+1)ワード構成の同期式のもので
ある。SRAM装置1のセンスアンプ10は、通常の出
力D0のほかに、センス完了信号SEk(0≦k≦n)
の出力も有している。センスアンプ10からの各ビット
のセンス完了信号SEkとクロック信号CLKとはAN
D回路3に入力され、SRAM装置1の全体のセンス終
了信号S_ENDが生成される。このセンス終了信号S
_ENDは、図4に示すようにクロック信号CLKに同
期したパルス信号である。センス終了信号S_ENDの
パルス幅が広いほど、電源電圧やクロック周期等、現在
の動作環境に対して本SRAM回路の動作余裕が大きい
ことを示している。
【0019】図3に示すように、メモリセルアレイ4
は、複数のシングルポートのSRAMセル4aで構成さ
れている。このシングルポートのSRAMセル4aは、
ラッチ回路を構成する4個のインバータゲートMP1、
MP2、MN1、MN2と2個のトランスファゲートM
N3、MN4とにより構成されている。メモリセルアレ
イ4は、高抵抗負荷型のSRAMセルで構成することも
できる。
【0020】次に、図1及び図2に示される半導体記憶
システムの動作を説明する。図4では、4つのクロック
周期に対する半導体記憶システムの動作波形が示されて
いる。最初のクロック周期の波形が本発明のSRAM装
置1における通常のデータの読み出し動作を示したもの
である。このSRAM装置1は、入力されるクロック信
号CLKに対する同期動作をする。クロック信号CLK
がLowである間プリチャージ回路5によってメモリセ
ルアレイ7のビット線対D[0:7]、DB[0:7]
のプリチャージが行われ、クロック信号CLKの立ち上
がりに同期してリードイネーブル信号REが立ち上がる
と共にセンスアンプ10が動作を開始する。
【0021】アドレス信号AD[0:m]は、クロック
信号CLKがLowである間に設定され、アドレスラッ
チおよびカラムデコーダ6およびアドレスラッチおよび
ワードデコーダ7でデコードされた信号は、それぞれワ
ードドライバ8とカラムセレクタ9とに入力される。ク
ロック信号CLKの立ち上がりに応じてワードドライバ
8では、デコードされたワードアドレスに対応するワー
ド線WLが駆動される。これによってメモリセルアレイ
4のSRAMセル4aのデータは8組のビット線対D、
DBに読み出され、この8組のビット線対D、DBの中
からカラムセレクタ9で1組が選択されてセンスアンプ
10に入力される。
【0022】第kビット(0≦k≦n)のセンスアンプ
10からは、センスされたデータ出力D0kとセンス完
了信号SEkとが出力される。データ出力D0kはその
まま外部へ出力されるが、センス完了信号SEkはAN
D回路3に入力される。このAND回路3には、全ビッ
トのセンスアンプ10からのセンス完了信号SEkとク
ロック信号CLKが入力されている。従って、AND回
路3から出力されるセンス終了信号S_END信号は、
クロック信号CLKがHighでかつ全ビットの読み出
しが正常に完了した場合にHighとなり、それ以外の
場合はLowとなるため、図4に示すようなパルス波形
となる。
【0023】仮にクロック信号CLKの周期内に読み出
しが完了しないビットが存在する場合は、AND回路3
からセンス終了信号S_END信号のパルスが出力され
ず、そのビットのセンスアンプ10からは一つ前の読み
出し周期で正常に読み出され、センスアンプ10内のラ
ッチに保持されていたデータが出力されることになる。
【0024】本発明の第1の実施形態では、センス終了
信号S_END信号のパルス幅(Highとなっている
時間)が大きいほど半導体記憶システムが高速に動作し
ている。従って、センス終了信号S_END信号を電源
電圧制御回路2に与えることにより、現状の電源電圧お
よびクロック信号CLKの周期に対する動作余裕の度合
いを電源電圧制御回路2に与えることが可能となる。ま
た、読み出し周期内にセンス終了信号S_END信号の
パルスが得られない場合は、読み出し動作が不完全であ
ることを電源電圧制御回路2に伝達することが可能であ
る。なお、SRAM装置1に対するデータの書き込み動
作は従来のSRAM装置と同じ動作である。
【0025】図4におけるクロック信号CLKの2番
目、3番目のクロック周期の波形は、電源電圧を制御し
た場合の動作を示したものである。最初のクロック周期
では電源電圧VDDが通常のレベルで与えられている
が、次のクロック周期では前のクロック周期でのセンス
終了信号S_END信号のパルス幅が十分広いと判断
し、電源電圧制御回路2から供給される電源電圧VDD
が最初のクロック周期の時よりも低下している。これに
伴い、内部信号RE、DD、DDB、SEk等の電位も
低下し、クロック信号CLKの立ち上がりに対するリー
ドイネーブル信号REの立ち上がりのタイミングが遅
れ、センス完了信号SEkの立ち上がりも遅れる。従っ
て、図4に示すように、AND回路3から出力されるセ
ンス終了信号S_ENDのパルス幅が狭くなるものの、
電源電圧制御回路2に正常にセンス動作が終了したこと
を伝達することが可能となる。このように本実施形態で
は、クロック周期を満足する範囲で電源電圧を低下させ
てSRAM装置1のデータの読み出し動作が可能となる
ため、低電力化を図ることができる。
【0026】さらに、3番目のクロック周期では、前の
クロック周期よりも電源電圧を下げて動作させた場合の
動作波形を示している。この場合、リードイネーブル信
号REの立ち上がりがビット線間(DD−DDB)の電
位差が十分得られるよりも早いため、センス動作で誤動
作し、センス完了信号SEkがそのクロック周期内に立
ち上がらずセンス終了信号S_END信号のパルスも得
られないという動作を示している。このような場合に
は、再び電源電位を前の状態に戻し、同じアドレスで再
読み出しの命令をシステム側から与えることが可能とな
る。その動作の様子を図4における4番目のクロック周
期の波形で示している。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態を添付図面
に基づいて詳細に説明する。本発明の第2の実施形態で
ある半導体記憶システムにおいては、本発明の第1の実
施形態と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。
【0028】図5に示すように、本発明の第2の実施形
態としての半導体記憶システムは、SRAM装置1と、
このSRAM装置1に接続されているディレイ制御回路
12と、SRAM装置1およびディレイ制御回路12に
接続されているAND回路3とを有している。
【0029】図6に示すように、SRAM装置1は、図
2のSRAM装置1においてディレイ回路13を追加し
てなるものである。ディレイ回路13は、ディレイ制御
回路12に接続されている。ディレイ回路13は、ディ
レイ制御回路12からディレイ制御信号DLYCを受け
る。また、ディレイ回路13は、クロック信号CLKと
駆動信号WEBとを受けるANDゲート14からの出力
信号RE0を受ける。ディレイ回路13は、ディレイ制
御回路12からディレイ制御信号DLYCの電位によっ
てANDゲート14からの出力信号RE0を遅延して出
力信号としリードイネーブル信号REを発生する。本発
明の第2の実施形態としての半導体記憶システムの動作
のタイミングは図7のようになる。
【0030】本発明の第2の実施形態である半導体記憶
システムにおいても、SRAM装置1は入力されるクロ
ック信号CLKに対する同期動作である。クロック信号
CLKがLowである間プリチャージ回路5によってメ
モリセルアレイ4のビット線対D[0:7],DB
[0:7]のプリチャージが行われ、クロック信号CL
Kの立ち上がりに同期してリードイネーブル信号REが
立ち上がると共にセンスアンプ10が動作を開始する。
図7に示すように、ディレイ制御信号DLYCによって
リードイネーブル信号REの立ち上がりタイミングが制
御され、第kビットのセンス完了信号SEk(0≦k≦
n)および全体のセンス終了信号S_ENDが変化する
様子を3つのクロック周期にわたって示されている。最
初のクロック周期では、ディレイ制御信号DLYCがL
owレベルでリードイネーブル信号REの立ち上がりに
対するディレイが働かないため、ビット線間(DD−D
DB)の電位差が十分つかないうちにセンスアンプ10
が動作を開始し、センス完了信号SEkが読み出し周期
中に立ち上がらず、センス終了信号S_ENDのパルス
が得られないという動作を表している。
【0031】次のクロック周期では、前のクロック周期
でセンス終了信号S_ENDのパルスが得られなかった
ことを受けて同じアドレスAD[0:m]に対して再読
み出しが行われている。ディレイ制御回路12からのデ
ィレイ制御信号DLYCは、Lowレベルから少し高い
レベルに設定されており、これによりリードイネーブル
信号REの立ち上がりはクロック信号CLKの立ち上が
りに対する遅延が大きくなっている。ビット線間(DD
−DDB)の電位差が十分得られてからセンスアンプ1
0が動作を開始するため、この読み出し周期では正常な
読み出し動作となり、センス完了信号SEkが立ち上が
り、センス終了信号S_ENDのパルスが得られる。
【0032】さらに、3番目のクロック周期では、前の
クロック周期よりも読み出し動作の高速化を図るため、
ディレイ制御信号DLYCの電位を前のクロック周期よ
りも少し下げてリードイネーブル信号REの立ち上がり
を2番目のクロック周期よりも早く設定している。これ
によりビット線間(DD−DDB)の電位差が十分得ら
れ、かつ2番目のクロック周期よりも早くセンスアンプ
10が動作を開始するため、センス終了信号S_END
のパルス幅が広くなり、データの読み出しも高速になる
ことが示されている。
【0033】このように、本実施形態では、一定の電源
電圧下で読み出し動作の状態を確認しながら安定に高速
な読み出し動作が可能となる。なお、本発明の第2の実
施形態と本発明の第1の実施形態とを組み合わせて、電
源電圧とディレイ回路の両方を制御することも可能であ
る。
【0034】次に、本発明の第3の実施形態を添付図面
に基づいて詳細に説明する。本発明の第3の実施形態で
ある半導体記憶システムにおいては、本発明の第1の実
施形態と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。
【0035】図8に示すように、本発明の第3の実施形
態である半導体記憶システムは、SRAM装置1と、こ
のSRAM装置1に接続されているクロック制御回路1
5と、SRAM装置1およびクロック制御回路15に接
続されているAND回路3とを有している。図8に示さ
れる本発明の第3の実施形態である半導体記憶システム
は、図2に示される本発明の第1の実施形態であるSR
AM装置1と同じである。
【0036】図8の半導体記憶システムでは、AND回
路3からのセンス終了信号S_ENDがクロック制御回
路15に入力され、SRAM装置1の状態に応じたクロ
ック信号CLKがシステムクロック信号CLKSを基に
してクロック制御回路15で生成される。図8の半導体
記憶システムのタイミングが図9に示されている。
【0037】図9では、3つの読み出しのクロック周期
が示されている。最初のクロック周期は、システムクロ
ックCLKSとSRAM装置1のクロック信号CLKと
のデューティ(duty)比が50の同じ波形である。
この場合にクロック信号CLKがHighである間にビ
ット線間(DD−DDB)に十分な電位差が得られなか
ったため、読み出し動作完了を伝達するセンス完了信号
SEkが立ち上がらず、センス終了信号S_ENDのパ
ルスも出力されないという状況を示している。この状況
を検知して、2番目のクロック周期では、クロック制御
回路15から出力されるクロック信号CLKのデューテ
ィ比が大きくなり、Highレベルの時間の割合が大き
くなっている。これによりビット線間(DD−DDB)
の電位差が十分得られるため正常な読み出し動作となっ
ている。以降のクロック周期では、クロック制御回路1
5から出力されるクロック信号CLKのデューティ比を
2番目のクロック周期の状態に固定して動作させること
により、安定した動作となっている。
【0038】このようにビット線間(DD−DDB)に
十分な電位差が得られるのに必要な時間に対してクロッ
ク周期が短いという状態は、特に電源電圧が低下した場
合に起こりやすいため、本発明の第3の実施形態は、低
電源電圧での動作安定化に有効である。なお、本発明の
第3の実施形態と本発明の第1の実施形態とを組み合わ
せてもよい。
【0039】次に、本発明の第4の実施形態を添付図面
に基づいて詳細に説明する。本発明の第4の実施形態で
ある半導体記憶システムにおいては、本発明の第3の実
施形態と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。
【0040】図8に示すように、本発明の第4の実施形
態としての半導体記憶システムは、SRAM装置1と、
このSRAM装置1に接続されているクロック制御回路
15と、SRAM装置1およびクロック制御回路15に
接続されているAND回路3とを有している。図8のS
RAM装置1は、図2に示される本発明の第1の実施形
態であるSRAM装置1と同じである。クロック制御回
路15は、AND回路3からのセンス終了信号S_EN
Dに応じてシステムクロック信号CLKSの周期を変え
てクロック信号CLKを生成しSRAM装置1に与え
る。
【0041】本発明の第4の実施形態である半導体記憶
システムの動作タイミングが図10に示されている。図
10において、システムクロック信号CLKSの最初の
クロック周期ではビット線間(DD−DDB)に十分な
電位差が得られる前にリードイネーブル信号REが立ち
下がってしまうため読み出し動作が不完全で、センス終
了信号S_ENDのパルスが生成されない。これを受け
てクロック制御回路15では、クロック信号CLKの周
期をシステムクロック信号CLKSの2倍にしてSRA
M装置1に供給する。これによりセンス動作時にはビッ
ト線間(DD−DDB)に十分な電位差が得られるため
正常に読み出し動作が完了し、センス終了信号S_EN
Dのパルスも生成される。なお、本発明の第4の実施形
態と本発明の第1の実施形態とを組み合わせてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の半導体記憶システムによれば、低電圧で読み出し誤動
作した場合でも、システム側は読み出し誤動作している
ことを検知し、再読み出しを要求することで、システム
の安定動作を図ることができる。
【0043】また、本発明の半導体記憶システムによれ
ば、システム側から要求された動作速度を満足する範囲
で電源電圧を下げることができるので、動作時の消費電
力を低下することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である半導体記憶シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の半導体記憶システムのSRAM装置を示
すブロック図である。
【図3】図2のSRAM装置のメモリセルアレイのSR
AMセルを示す電気回路図である。
【図4】図1の半導体記憶システムの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態である半導体記憶シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5の半導体記憶システムのSRAM装置を示
すブロック図である。
【図7】図5の半導体記憶システムの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態である半導体記憶シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図9】図8の半導体記憶システムの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態である半導体記憶シ
ステムの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図11】従来のSRAM装置の構成を示すブロック図
である。
【図12】図11の従来のSRAM装置の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図13】従来の他のSRAM装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 SRAM装置 2 電源電圧制御回路 3 AND回路 4 メモリセルアレイ 5 プリチャージ回路 6 アドレスラッチおよびカラムデコーダ 7 アドレスラッチおよびワードデコーダ 8 ワードドライバ 9 カラムセレクタ 10 センスアンプ 11 ライトバッファ 12 ディレイ制御回路 13 ディレイ回路 14 ANDゲート 15 クロック制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体記憶
    装置と、 前記センスアンプ回路からの複数の前記センス完了信号
    とクロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信
    号として出力するAND回路と、 前記AND回路からの前記センス終了信号に応じて前記
    半導体記憶装置に供給する電源電圧を制御する電源電圧
    制御回路とを有することを特徴とする半導体記憶システ
    ム。
  2. 【請求項2】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体記憶
    装置と、 前記センスアンプ回路からの複数のセンス完了信号とク
    ロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信号と
    して出力するAND回路と、 前記クロック信号を遅延させて前記センスアンプ回路を
    駆動するリードイネーブル信号の立ち上がりを制御する
    ディレイ回路と、 前記AND回路からの前記センス終了信号に応じて前記
    ディレイ回路に遅延量を制御するディレイ制御信号を与
    えるディレイ制御回路とを有することを特徴とする半導
    体記憶システム。
  3. 【請求項3】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体記憶
    装置と、 前記センスアンプ回路からの複数の前記センス完了信号
    とクロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信
    号として出力するAND回路と、 前記AND回路からの前記センス終了信号に応じて前記
    半導体記憶装置に供給する電源電圧を制御する電源電圧
    制御回路と、 前記クロック信号を遅延させて前記センスアンプ回路を
    駆動するリードイネーブル信号の立ち上がりを制御する
    ディレイ回路と、 前記AND回路からの前記センス終了信号に応じて前記
    ディレイ回路に遅延量を制御するディレイ制御信号を与
    えるディレイ制御回路とを有することを特徴とする半導
    体記憶システム。
  4. 【請求項4】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体装置
    と、 前記センスアンプ回路からの複数の前記センス完了信号
    とクロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信
    号として出力するAND回路と、 前記AND回路の前記センス終了信号および前記クロッ
    ク信号を受けて前記センス終了信号に応じて前記クロッ
    ク信号のデューティ比を変え、該デューティ比を変えた
    クロック信号を前記半導体記憶装置に与えるクロック制
    御回路とを有することを特徴とする半導体記憶システ
    ム。
  5. 【請求項5】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体記憶
    装置と、 前記センスアンプ回路からの複数の前記センス完了信号
    とクロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信
    号として出力するAND回路と、 前記AND回路からの前記センス終了信号に応じて前記
    半導体記憶装置に供給する電源電圧を制御する電源電圧
    制御回路と、 前記AND回路の前記センス終了信号および前記クロッ
    ク信号を受けて前記センス終了信号に応じて前記クロッ
    ク信号のデューティ比を変え、該デューティ比を変えた
    クロック信号を前記半導体記憶装置に与えるクロック制
    御回路とを有することを特徴とする半導体記憶システ
    ム。
  6. 【請求項6】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体記憶
    装置と、 前記センスアンプ回路からの複数の前記センス完了信号
    とクロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信
    号として出力するAND回路と、 前記AND回路の前記センス終了信号および前記クロッ
    ク信号を受けて前記センス終了信号に応じて前記クロッ
    ク信号の周期を変え、該周期を変えたクロック信号を前
    記半導体記憶装置に与えるクロック制御回路とを有する
    ことを特徴とする半導体記憶システム。
  7. 【請求項7】 データの読み出し動作時に各ビットの読
    み出し動作を完了したことを示す複数のセンス完了信号
    を発生する複数のセンスアンプ回路を備える半導体記憶
    装置と、 前記センスアンプ回路からの複数の前記センス完了信号
    とクロック信号との論理積信号を発生してセンス終了信
    号として出力するAND回路と、 前記AND回路からの前記センス終了信号に応じて前記
    半導体記憶装置に供給する電源電圧を制御する電源電圧
    制御回路と、 前記AND回路の前記センス終了信号および前記クロッ
    ク信号を受けて前記センス終了信号に応じて前記クロッ
    ク信号の周期を変え、該周期を変えたクロック信号を前
    記半導体記憶装置に与えるクロック制御回路とを有する
    ことを特徴とする半導体記憶システム。
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US8976596B1 (en) 2013-08-23 2015-03-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Controller

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