JP2000173086A - 光ピックアップ装置およびその光学素子の位置調整方法 - Google Patents

光ピックアップ装置およびその光学素子の位置調整方法

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JP2000173086A JP10343884A JP34388498A JP2000173086A JP 2000173086 A JP2000173086 A JP 2000173086A JP 10343884 A JP10343884 A JP 10343884A JP 34388498 A JP34388498 A JP 34388498A JP 2000173086 A JP2000173086 A JP 2000173086A
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正 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージ化された光源ユニットの各光学素
子の位置決めが簡単にできる光ピックアップ装置を提案
すること。 【解決手段】 光ピックアップ装置の光源ユニット10
に内蔵された半導体基板11には、光検出素子3が作り
込まれている。半導体基板11の基板面111には、サ
ブマウント24を介して半導体レーザチップ2が載置さ
れている。基板面111には、半導体レーザ2の載置位
置を示す位置決めマーク50a〜50dが付されてい
る。これらのマーク50a〜50dを目標に半導体レー
ザチップ2をサブマウント24に載置すると、当該レー
ザチップ2と光検出素子3との相対的な位置が自動的に
決まる。よって、レーザチップ2の位置決めが簡単で且
つ正確にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光源から射
出されたレーザ光を光記録媒体に集束させ、光記録媒体
からの戻り光を光検出素子で検出する光ピックアップ装
置に関するものである。さらに詳しくは、レーザ光源、
光検出素子、回折素子などの光学素子を簡単に位置決め
可能な光ピックアップ装置および、その光学素子の位置
調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD、DVD、MOなどの光ディスクの
記録・再生に用いられる光ピックアップ装置としては、
半導体レーザ、光検出器およびホログラム素子などの光
学素子がパッケージ内に組み込まれた構成の光源ユニッ
トを備えたものが知られている。このような光ピックア
ップ装置は、例えば、特開平8−124205号および
特開平3−278330号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような光ピックア
ップ装置では、半導体レーザとホログラム素子の相対位
置や、反射ミラーと光検出器の相対位置等が装置の特性
に大きな影響を及ぼす。例えば、半導体レーザとホログ
ラム素子の相対位置が目標とするものからずれている
と、所望の分離特性が得られなくなり、光ディスクの再
生等の精度が劣化してしまう。また、反射ミラーと光検
出器の相対位置がずれている場合は、戻り光が光検出器
の適切な位置に集光しなくなり、やはり光ディスクの再
生等の精度が劣化してしまう。
【0004】ここで、パッケージ内に各光学素子が取り
付けられている光源ユニットの場合には、パッケージを
封鎖した後に、内部に装着されている各光学素子の相対
位置関係を調整できない。従って、特に、各光学素子の
位置決めが困難である。
【0005】本発明の課題は、上記の点に鑑みて、光ピ
ックアップ装置の光学系を構成する各光学素子の相対的
な位置調整を簡単に行うことのできる機構を備えた光ピ
ックアップ装置を提案することにある。
【0006】また、本発明の課題は、かかる機構を備え
た光ピックアップ装置における各光学素子の位置調整を
簡単に行うための位置調整方法を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の光ピックアップ装置は、レーザ光源と、こ
のレーザ光源から射出され光記録媒体で反射された後の
戻り光を検出する光検出素子が形成されている半導体基
板とを有する光ピックアップ装置において、前記レーザ
光源は前記半導体基板の基板面へ直接的または所定の部
材を介して間接的に載置されており、前記基板面には、
前記レーザ光源の位置決め用マークが付されていること
を特徴としている。
【0008】このように構成した本発明の光ピックアッ
プ装置では、半導体基板の基板面にレーザ光源の位置決
め用マークが付されているので、このマークを目印にし
てレーザ光源を光検出素子に対して正確に位置決めでき
る。
【0009】ここで、基板面上におけるレーザ光源の前
後左右の位置を簡単に規定できるようにするためには、
前記位置決め用マークとして、前記レーザ光源から射出
されたレーザ光の光軸に沿った第1の方向と、この第1
の方向に直交する第2の方向に、それぞれ対で形成した
ものを採用することが望ましい。
【0010】前記位置決め用マークを簡単な作業でしか
も精度良く基板面上に形成するためには、当該位置決め
用マークを、前記半導体基板の前記基板面に前記光検出
素子を形成する露光時に同時に形成すればよい。
【0011】上記構成の光ピックアップ装置としては、
前記レーザ光源および前記半導体基板を共通のパッケー
ジに内蔵した構成の光源ユニットを備えたものとするこ
とができる。
【0012】次に、本発明は、レーザ光源と、このレー
ザ光源から射出され光記録媒体で反射された後の戻り光
を検出する光検出素子が形成されている半導体基板とが
共通のパッケージに内蔵された構成の光源ユニットを有
する光ピックアップ装置において:前記パッケージには
前記レーザ光源からのレーザ光および前記戻り光の通過
孔が形成され;前記パッケージ内には、前記戻り光を前
記光検出素子に導くために当該戻り光を反射する反射体
が配置され、当該反射体の配置位置は、前記パッケージ
の外側から前記通過孔を介して臨むことが可能な位置に
設定されており;前記レーザ光源は前記半導体基板の基
板面へ直接的または所定の部材を介して間接的に載置さ
れており;前記パッケージは、前記半導体基板が取り付
けられたパッケージ本体と、このパッケージ本体に対し
てレーザ光の光軸方向にスライド可能に組み付けられて
いると共に前記反射体が取り付けられているパッケージ
蓋とを有し、当該パッケージ蓋は所定のスライド位置に
おいて前記パッケージ本体に固定されており;前記光検
出素子の近傍の前記基板面に、前記レーザ光源の発光点
との相対位置を示す位置決め用マークが付されているこ
とを特徴としている。
【0013】この構成の光ピックアップ装置では、以下
のような位置調整方法によって、パッケージ本体側に取
り付けられている検出素子とパッケージ蓋に取り付けら
れている反射体との光軸方向の相対位置を調整すること
ができる。
【0014】まず、前記光源ユニットの前記光通過孔か
ら、前記レーザー光源の発光点と前記反射体に写る前記
位置決め用マークを観察しながら、前記パッケージ蓋を
スライドさせることにより前記反射体の位置を調整す
る。次に、前記反射体の位置を調整した後に、前記パッ
ケージ蓋を前記パッケージ本体に接着剤等を用いて固定
する。
【0015】この方法によれば、パッケージ蓋をパッケ
ージ本体に組み付けた状態で、双方の部材に取り付けら
れている光学素子の位置調整を行うことができ、しか
も、調整作業はパッケージ外部から観察しながら行うこ
とができる。よって、パッケージ内に装着されている光
学素子の位置決めを簡単に、しかも正確に行うことがで
きる。
【0016】一方、本発明は、レーザ光源から射出され
るレーザ光を光記録媒体に集束させ、当該光記録媒体で
反射した戻り光を検出する光ピックアップ装置におい
て、前記レーザ光源から射出されたレーザ光を3ビーム
に分割する3ビーム生成用回折素子を有し、この3ビー
ム生成用回折素子には、前記レーザ光源の発光点に対す
る位置を規定するための位置決め用マークが付されてい
ることを特徴としている。
【0017】この構成の光ピックアップ装置によれば、
位置決め用マークを目印として、3ビーム生成用回折素
子の位置決めを簡単に行うことができる。
【0018】次に、本発明は、レーザ光源と、当該レー
ザ光源から射出されるレーザ光を光記録媒体に集束させ
る対物レンズと、光記録媒体からの戻り光を前記レーザ
光源から射出されるレーザ光と分離する分離用回折格子
と、分離された戻り光を検出する光検出素子とを有する
光ピックアップ装置における光学素子の位置調整方法に
おいて:前記分離用回折格子を用いて、前記戻り光を、
レーザ光の光軸を中心として、光記録媒体のトラック方
向に直交する方向に分割し、第1および第2の分割光を
形成し;前記第1および第2の分割光のそれぞれの光量
を検出し;検出された双方の分割光の光量に基づき、前
記レーザ光源の発光点と前記分離用回折素子の相対位置
を調整することを特徴としている。
【0019】本発明の位置調整方法では、射出側レーザ
光から戻り光を分離するために用いる分離用回折格子を
利用して、戻り光を、光軸を中心としてトラック方向に
2分している。例えば、分離用回折素子が正確に位置決
めされた状態において2分した第1および第2の分割光
の光量が同一となるように設計しておけば、双方の光量
の差から、当該分離用回折素子のオフセット量を検出で
きる。従って、このオフセット量が零になる位置に分離
用回折素子の位置調整を行えば良い。このように本発明
によれば、分離用回折格子の位置ずれが明確に分かるの
で、その位置調整を精度良く行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した光ピックアップ装置を説明する。
【0021】(光ピックアップ装置の全体構成)図1に
は光ピックアップ装置の光学系の概略構成を示してあ
る。本例の光ピックアップ装置1は光源ユニット10を
備えており、この光源ユニット10には、詳細を後述す
るように、半導体レーザ等の部品が内蔵されている。
【0022】光ピックアップ装置1の光学系は、3ビー
ム生成用回折素子13、分離用回折素子14、立ち上げ
ミラー18、および対物レンズ12を備えており、これ
らの光学素子が半導体レーザ2から光ディスク4に向け
てこの順序で配列されている。また、光ディスク4から
の戻り光を光検出素子3に導くための反射ミラー(反射
体)15を備えている。
【0023】半導体レーザ2から出射された前方レーザ
光Lfは3ビーム生成用回折素子13に入射する。3ビ
ーム生成用回折素子13は、半導体レーザ2からの前方
レーザ光Lfをメインビーム(0次光)と2つのサブビ
ーム(+−一次光)に分割する。また、2つのサブビー
ムが光ディスク4において光軸方向の前後に焦点を結ぶ
ように、当該2つのサブビームの波面を変換する機能を
有している。
【0024】分割されたメインビームは信号再生用のレ
ーザ光(信号再生用レーザ光)として使用され、2つの
サブビームはトラッキング誤差検出用のレーザ光(トラ
ッキング誤差検出用レーザ光)として使用される。
【0025】レーザ光Lfは、次に分離用回折素子14
に到る。分離用回折素子14の回折特性は、これらの3
つのレーザ光が光ディスク4に到る光路での0次回折効
率と、光ディスク4から光検出素子3に到る光路での1
次回折効率との積が最大となるように設定されている。
例えば、出射されたレーザ光Lfには実質的に回折作用
を及ぼさずに、3つのビームを実質的にそのまま通過さ
せる。これに対して、戻り光Lrは殆どが回折作用を受
け、そのまま0次光として通過する光量が殆ど無い。こ
の結果、出射側レーザ光Lfと同一の光路を経由して当
該分離用回折素子14まで戻った戻り光Lrは、実質的
にレーザ光Lfから実質的に分離され、異なる方向に向
かう。
【0026】立ち上げミラー18は、分離用回折素子1
4からのレーザ光Lfを直角に折り曲げて、対物レンズ
12に導くためのものである。対物レンズ12によっ
て、レーザ光Lfのうち、メインビーム(信号再生用レ
ーザ光)はその記録面に焦点を結び、2つのサブビーム
(トラッキング誤差検出用レーザ光)は前焦点状態およ
び後焦点状態になる。
【0027】一方、光ディスク4の記録面に集光した3
つのレーザ光は、そこで反射されて光ディスク4から光
検出素子3に向かう戻り光Lrとなる。これらの戻り光
Lrは、再び対物レンズ12および立ち上げミラー18
を介して、分離用回折素子14に入射する。
【0028】前述したように、分離用回折素子14は、
3つの戻り光Lrのそれぞれを回折して、出射側レーザ
光Lfから分離させ反射ミラー15に導く。すなわち、
当該分離用回折素子14により出射側レーザ光Lfから
分離された戻り光Lrは、3ビーム生成用回折素子13
の回折格子面を通過することなく、直接に、反射ミラー
15に向かう。ここで、本例では、それぞれの戻り光L
rを、光軸を中心として、光ディスク2のトラック方向
に直交する方向に2分割するように回折格子パターンが
形成されている。したがって、反射ミラー15には計6
つの戻り光Lrが入射する。
【0029】反射ミラー15により、これらの回折光は
直角に立ち下げられて光検出素子3の各受光面を照射す
る。各受光面に形成された光スポットの光量に基づい
て、RF(情報再生)信号、TE(トラッキングエラ
ー)信号、FE(フォーカシングエラー)信号が生成さ
れる。また、後述するように、対物レンズ12の光軸に
対する移動量を示す対物レンズ移動量検出信号が生成さ
れる。
【0030】なお、半導体レーザチップ2の後ろ面から
出射される後方レーザ光Lbは、モニター用受光素子2
5によりその光量が検出され、当該検出結果に基づき、
半導体レーザチップ2のレーザ光出力がフィードバック
制御される。
【0031】また、対物レンズ12は対物レンズ駆動装
置19に搭載されている。対物レンズ駆動装置19は、
上記のTE信号およびFE信号に基づき、対物レンズ1
2をトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動
する。また、対物レンズ移動量検出信号に基づき、対物
レンズ12のトラッキング方向の振れを減衰させ、当該
対物レンズ12が光軸位置に迅速に静止状態となるよう
にフィードバック制御を行う機能も備えている。
【0032】(光源ユニット)図2(A)は光源ユニッ
トの平面図であり、図2(B)および(C)は、それぞ
れ、図2(A)のB−B線における断面図およびC−C
線における断面図である。図3は、光源ユニットを前方
(図2(A)における矢印IIIの方向)から見たとき
の正面図である。なお、図2(A)では光源ユニットの
内部構成を分かり易くするために、パッケージの一部を
省略して示してある。
【0033】これらの図を参照して説明すると、本例の
光源ユニット10の内部には、半導体レーザ2、光検出
素子3、ビーム生成用回折素子13および反射体15が
組み込まれており、パッケージ前面には分離用回折素子
14が組み付けられている。
【0034】詳細に説明すると、パッケージ20の内部
には、半導体基板11と、この半導体基板11の基板面
111に載置したサブマウント24が配置されている。
このサブマウント24の上面に半導体レーザ2が間接的
に載置され、半導体基板11の基板面111には光検出
素子3が作り込まれている。なお、半導体レーザ2は、
半導体基板11の基板面111に直接的に載置すること
もできる。
【0035】パッケージ20の前面204には前方に突
出した枠状突出部201が形成され、これにより、矩形
断面の光通過孔203が規定されている。光通過孔20
3の後端には3ビーム生成用回折素子13が取り付けら
れ、その前面には分離用回折素子14が取り付けられて
いる。これらの回折素子13、14が取り付けられた光
通過孔203を介して、半導体レーザ2から出射された
前方レーザ光Lfが外部に出射されると共に、光ディス
ク4からの戻り光Lrがパッケージ内部に導かれる。
【0036】パッケージ20は、上方が開口しているほ
ぼ升型のパッケージ本体21と、この上側開口を塞いで
いるパッケージ蓋板22とから構成されている。パッケ
ージ本体21とパッケージ蓋板22によって、半導体基
板11やサブマウント24などが装着される室202が
区画形成されている。
【0037】図4(A)はパッケージ本体の平面図、図
4(B)および(C)は、それぞれ、図4(A)の4B
−4B線における断面図および4C−4C線における断
面図である。これらの図に示すように、パッケージ本体
21は、ほぼ矩形状の底壁211と、この底壁211の
四方の辺から立ち上がっている前壁212、後壁213
および左右の側壁214、215とを備えている。前壁
212の一部は凹状に切りかかれており、その両側から
左右一対の突出側壁216、217が前壁212に垂直
に延びている。これらの突出側壁216、217の下端
部は底壁211から前方に延びる突出底壁218によっ
て繋がっている。これら突出側壁216、217、突出
底壁218によって、前方に突き出た突出部219が形
成されている。
【0038】パッケージ本体21の底壁211の表面は
平坦とされており、半導体レーザ2、サブマウント24
および半導体基板11の位置を規定するための基準面3
0とされている。この基準面30には、リードフレーム
23における矩形板状のステージ231が固定されてい
る。リードフレーム23の12本のリード(本例では1
2本のリード)232は、そのパッド部分が基準面30
に位置しており、その外部接続用端子となる部分がパッ
ケージ本体21の後壁213を貫通して外部まで延びて
いる。
【0039】さらに、図2(C)または図4(C)に示
すように、光源ユニット10は、半導体レーザ2が配置
されている底壁211側に、外部接続端子232の一部
が露出するように複数の放熱用開口90が形成されてい
る。このため、光源ユニット10は、これらの放熱用開
口90を介してパッケージ20内部の、半導体レーザ
2、信号処理回路等の動作時の発熱が外部へ放出され
る。
【0040】(半導体基板およびその周辺部分の構成)
図5は半導体基板およびその周辺部分を拡大して示す斜
視図であり、図6は半導体基板の基板面を示す平面図で
ある。図2、図5および図6に示すように、リードフレ
ーム23のステージ231には、半導体基板11が銀ペ
ーストによってボンディングされている。半導体基板1
1の基板面111において、その幅方向の一方の側に
は、前後方向に長いほぼ矩形状の電極部111aが形成
され、他方の側には信号処理回路26が形成されてい
る。電極部111aの上にはサブマウント24が銀ペー
ストによって固定されている。このサブマウント24は
一定の厚さの半導体基板からなり、その上面には半導体
レーザ2が銀ペーストによって固定されている。
【0041】半導体レーザ2は、前方レーザ光Lfが出
射される前方出射端面2fと、後方レーザ光Lbが出射
される後方出射端面2bとを備えている。これらの出射
端面2f、2bからは、半導体基板11の基板面111
に平行な方向に各レーザ光Lf、Lbがそれぞれ前方お
よび後方に向けて出射される。半導体レーザ2の前方レ
ーザ光Lfの発光点は、前方出射端面2fにおけるパッ
ケージ20の上下方向のほぼ中央に位置しており、ここ
から出射された前方レーザ光Lfは光通過孔203に取
り付けられているビーム生成用回折素子13、分離用回
折素子14を通って、外部に出射される。
【0042】半導体基板11の基板面111において、
電極部111aの側方に形成されている信号処理回路2
6は、光検出素子3の出力信号のレベルを高めて、外部
の制御装置でピット信号(RF信号)、トラッキング誤
差信号(TE信号)、焦点誤差信号(FE信号)の生成
処理を行い易くするための回路である。この信号処理回
路26の前方には光検出素子3が形成されている。
【0043】サブマウント24の上面における半導体レ
ーザ2の後方位置には、半導体レーザ2のレーザ光出力
をフィードバック制御するためのモニター用受光素子2
5が形成されている。半導体レーザ2の後方出射端面2
bから出射された後方レーザ光Lbの一部は、このモニ
ター用受光素子25に直接に入射する。
【0044】ここで、光源ユニット10では、半導体レ
ーザ2と分離用回折素子14との光学距離と、分離用回
折素子14から反射ミラー15を経て、光検出素子3に
至る光学距離が等しくなるように設定されている。この
ために、本例では、半導体レーザ2と光検出素子3の相
対位置の精度を次のようにして高めている。
【0045】図6に示すように、半導体基板11の基板
面111には、半導体レーザ2の取付け位置を示す三角
形状の複数の位置決め用マーク50が付されている。各
マーク50は電極部111aの外側に形成されている。
本例では、半導体レーザ2の光軸方向の位置を示す2つ
のマーク50a、50bと、光軸方向に直交する方向の
位置を示す2つのマーク50c、50dが形成されてい
る。
【0046】従って、これらのマーク50(50a〜5
0d)を目印として、半導体レーザ2をサブマウントに
搭載すれば、半導体レーザ2と光検出素子3の相対位置
を精度良く規定できる。すなわち、半導体レーザ2をサ
ブマウント24に搭載するときに、対峙するマーク50
同士を結ぶ2つの線分の交点に、半導体レーザ2の発光
点が一致するように、当該半導体レーザ2をサブマウン
ト24上に載置する。このようにすれば、半導体レーザ
2と光検出素子3の相対的な位置決めができる。したが
って、半導体レーザ2を光検出素子3に対して、正確な
光学位置に配置できる。
【0047】ここで、本例では、後述するマーク51、
52も含めて各マーク50は、皮膜状の樹脂から形成さ
れている。さらに、これらのマーク50、51、52の
形成に当たっては、光検出素子3を半導体基板11の基
板面111に作り込む際の露光工程において同時に形成
している。すなわち、光検検出素子を作り込むために用
いる露光装置をそのまま利用している。従って、半導体
基板11に対して、光検出素子3を形成するためのパタ
ーン部材と、マーク50、51、52を形成するための
パターン部材を、目的の位置に精度良く形成できる。こ
のため、マーク形成位置の精度を高めることができる。
【0048】(受光素子の構成)図7には光検出素子3
を拡大して示してある。この図に示すように、光検出素
子3は幅方向(X方向)に細長い形状の7つの受光面
A、B1、B2、C、D1、D2、Eを備えている。受
光面Aはピット信号(RF信号)検出用のものであり、
残りの受光面はトラッキング誤差信号(TE信号)およ
び焦点誤差信号(FE信号)検出用のものである。光検
出素子3では、受光面Aを中心にして、残りの受光面が
前後方向に3つづつ配列されている。受光面Aの前方に
は受光面B1、受光面Cおよび受光面B2がこの順序で
配列され、受光面Aの後方には受光面D1、受光面Eお
よび受光面D2がこの順序で配列されている。
【0049】信号再生用レーザ光の戻り光の回折光の受
光面Aは、受光面A1、A2に分割されており、それぞ
れ光スポットをs1、s2を形成する。また、一方のト
ラッキング誤差検出用レーザ光の戻り光の回折光は受光
面B1、B2、Cに光スポットs3、s4を形成する。
他方のトラッキング誤差検出用レーザ光の戻り光の回折
光は受光面D1、D2、Eに光スポットs5、s6を形
成する。
【0050】本例では、受光面A1、A2の受光量に基
づいてRF信号が生成される。さらに、受光面A1の受
光量と受光面A2の受光量との差S5を求めることによ
り対物レンズ12の移動量の検出信号も生成される。ま
た、受光面B1、B2、Cの受光量の総和S1と受光面
D1、D2、Eの受光量の総和S2との差を求めること
により、TE信号が生成される。さらにまた、受光面B
1、B2、Eの受光量の総和S3と受光面D1、D2、
Cの受光量の総和S4との差を求めることにより、FE
信号が生成される。なお、これらの信号は光源ユニット
10のリードフレーム23の外部接続用端子232と電
気的に接続された制御装置(図示せず)で生成される。
【0051】(反射ミラーの取付け構造および位置調整
方法)パッケージ20の構成部材であるパッケージ蓋板
22には、ミラー取付け部221が一体形成されてい
る。ミラー取付け部221は、光検出素子3のほぼ真上
から後方に向けて形成された台形状断面の突起である。
この台形状のミラー取り付け部221の前面は、前方に
向けて45度傾斜したミラー取付面222である。この
ミラー取付面222に反射ミラー15が接着剤などによ
って固定されている。
【0052】ビーム生成用回折素子13、分離用回折素
子14を介してパッケージ20内に入射する光ディスク
4からの6つの戻り光Lrは、反射ミラー15に当た
り、この反射ミラー15によって直角に立ち下げられて
光検出素子3の各受光面を照射する。
【0053】このため、反射ミラー15と光検出素子3
の相対位置が適切でないと、各戻り光Lrを所望の受光
面に集光させることができなくなる。このために、本例
では、パッケージ蓋板22をパッケージ本体21に対し
てスライド可能な構成としている。すなわち、パッケー
ジ本体21には、パッケージ蓋板22を半導体レーザチ
ップ2の光軸方向にスライド可能とするための案内面2
1aが形成されている。パッケージ蓋板22は、その下
面の一部が案内面21aに案内されながら、パッケージ
本体21に対して光軸方向にスライドする。この蓋板2
2の移動に伴って、ここに取り付けられている反射ミラ
ー15の位置も光軸方向に移動する。
【0054】ここで、図6に示すように、光検出素子3
が作り込まれている半導体基板11の基板面111に
は、光検出素子3の近傍にレーザ光源2との位置関係を
指定するマーク51(51a,51b)が形成されてい
る。この三角形状のマーク51は、パッケージ20内の
光軸方向Luに直交するように、光検出素子3の両端に
形成されている。これらのマーク51を目印として、反
射ミラー15と光検出素子3との相対位置を調整する。
【0055】次に、光検出素子3と反射ミラー15との
相対位置の調整操作を、図8に基づき説明する。図8
は、光源ユニット20のパッケージ内部を、光通過孔2
03を通して外側から見た図である。このように、本例
では、光通過孔203を介して、外部から反射ミラー1
5を臨むことが可能となっている。
【0056】まず、光通過孔203からパッケージ内部
を見て、反射ミラー15に写る光検出素子3Aを観察す
る。また、半導体レーザ2を点灯させる。このようにし
て、反射ミラー15に写る光検出素子3の近傍に形成さ
れたマーク51Aと、半導体レーザチップ2の発光点2
Aが同じ高さとなるように、パッケージ蓋板22をパッ
ケージ本体21に対してスライドさせる。このようにす
ると、反射ミラー15の位置が光軸方向に調整され、光
検出素子3と反射ミラー15の相対位置が所望の関係に
自動的に規定される。この結果、光ディスク4からの戻
り光Lrを光検出素子3の適切な位置に導くことができ
る。なお、この状態で、パッケージ蓋板22とパッケー
ジ本体21を接着剤などの固定手段を介して相互に固定
する。
【0057】(3ビーム生成用回折素子の取付け構造お
よび調整方向)図9には、3ビーム生成用回折素子13
の取付け構造を模式的に示してあり、図10には、分離
用回折素子14の取付け構造を模式的に示してある。図
4および図9に示すように、フレーム本体21の案内面
21aにおいて、突出部216との境界には、基準面3
0より一段低くなった段面31が形成されている。この
段面31は幅方向に沿って形成されており、その前後方
向の長さ寸法は一定である。この段面31と基準面30
との境界には段面31に直交する段差面32が形成さ
れ、段面31と延設部216との境界には段面31に直
交する段差面(取付面)33が形成されている。
【0058】従って、3ビーム生成用回折素子13を段
差面33に接するように配置すると、その前後方向の配
置位置が規定される。また、3ビーム生成用回折素子1
3の光軸が前方レーザ光Lfの光軸Luとほぼ平行とな
るように、当該3ビーム生成用回折素子13の姿勢が規
定される。
【0059】図11(A)は3ビーム生成用回折素子1
3の平面図である。(B)は3ビーム生成用回折素子1
3のパターン詳細図である。図11(A)に示すよう
に、回折素子13の表面には、有効領域80と、その内
側に位置する回折素子14のパターン領域82が設けら
れている。この有効領域80の外側の表面部分には、回
折素子位置決めの目印となるマーク52が4つ付されて
いる。これらのマーク52(52a〜52d)は、パッ
ケージ20の高さ方向および幅方向(光軸に垂直な平
面)の2方向に、それぞれ対峙するように計4つのマー
ク52が設けられている。3ビーム生成用回折素子13
のパターンは、これらのマーク52を目印として、4つ
のマークによって規定される交点を中心に略1.5度の
角度の向きに位置決めされる。この方向が3ビーム生成
方向である。
【0060】この3ビーム生成用の回折素子13の取付
け位置は、次のように調整する。先ず、半導体レーザ2
を点灯る。これにより、半導体レーザ2の発光点が分か
り易くなる。そして、光源ユニット10を正面から観察
する。次に、半導体レーザ2の発光点と、3ビーム生成
用回折素子13に設けられたマーク52を目印として位
置決めする。この時に、対峙しているマーク52同士を
結ぶ2つの線分の交点Cと、半導体レーザ2の発光点が
一致するように、図9に示したように、3ビーム生成用
の回折素子13を段差面33に沿って微動させる。この
結果、所望の位置に3ビーム生成用回折素子13を微調
整する。
【0061】(分離用回折素子の位置調整方法)次に、
分離用回折素子14の位置調整方法を説明する。分離用
回折素子14は、図1を参照して説明したように、分離
用回折素子14の回折格子面は、ほぼ光軸Luを中心と
して回折特性の異なる2つの回折格子で形成されてい
る。このため、光ディスク4で反射した3つの光(戻り
光)Lfは、光検出素子3へ向かうように光路を曲げら
れると同時に、それぞれ2分割され、6つの光束となっ
て光検出素子3に到達する。
【0062】分離用回折素子14における2つの回折格
子は、光ディスク4のトラックに沿う境界線で、トラッ
クと直交する方向に分割されている。このため、対物レ
ンズ12が光軸から外れた場合には、その程度に応じ
て、2つの回折格子の回折光束の強度が変化する。光軸
に一致している状態での双方の強度が同一となるように
設計しておけば、これらの強度の相違量に基づき、対物
レンズ12の光軸に対するずれ量を検出でき、このずれ
量が零となるように、対物レンズ12の位置をフィード
バック制御することができる。かかるフィードバック制
御を行うことにより、物レンズのトラック方向への振動
抑制を効率良く行うことができる。
【0063】かかる制御の前提として、対物レンズ12
が光軸に一致している位置(基準位置)にあるときに分
割された戻り光の強度(受光量)が同一となるように、
半導体レーザ2と3ビーム生成用回折素子13の相対位
置を設定しておく必要がある。
【0064】この位置調整方法は、対物レンズ12を基
準位置に位置決めした状態で、移動量の検知信号をモニ
タリングしながら、戻り光の分割光の強度が同一である
ことを示す検出信号が得られるように、分離用回折素子
14の境界線と直交する方向に微動させる。すなわち、
分離用回折素子14によって分割されたそれぞれの光が
相殺されるように、分離用回折素子14の取付け位置を
調整する。
【0065】このように、3ビーム生成用回折素子1
3、分離用回折素子14における回折方向を正確に位置
決めできる。したがって、光源ユニット10おける前方
レーザ光Lfの光軸Luや3ビーム生成用回折素子13
の回折特性(回折方向)を適切に設定できるので、光学
的に優れた光ピックアップ装置を実現できる。また、本
形態の光ピックアップ装置では、各光学素子の位置決め
調整を、マーク50、51を用いることで簡単に短時間
で精度良く行なうことができる。さらに、本例の光ピッ
クアップ装置では、3ビーム法を用いて対物レンズ12
のトラックング誤差検出を精度良く行うために、マーク
52を介して、回折素子13の位置決めを調整をマーク
52を介して正確に、短時間で行うことができる。
【0066】(その他の実施の形態)なお、本実施例で
は、位置決め用のマークは、三角形状のものを用いて説
明しているが、この形状に限らずドット、クロス、十
字、4角形以上の多角形などであってももちろん良い。
また、位置決め用のマークの個数もこれに限らない。
【0067】さらに、光ピックアップ装置1では、別個
独立したビーム生成用回折素子13、分離用回折素子1
4を使用しているが、一方の面に3ビーム生成用回折素
子13の光学特性を備え、他方の面に第2の回折素子の
光学特性を備えた単一の光学素子を採用しても良い。
【0068】また、光ピックアップ装置1の光学系に
は、図1に示した光学素子だけでなく、レーザ光Lfを
平行光束に変換するためのレンズ、レーザ光の直交する
2方向の光束径を揃えるためのビーム整形プリズム、別
の光源から出射されたレーザ光の光軸と本光源ユニット
10の光軸を合致させるような複合プリズム、異なる仕
様の光ディスクの情報を読み取るめの開口制限手段や波
長選択性光学素子などの光学素子が含まれる場合もあ
る。
【0069】さらに、上記の実施例では、パッケージ蓋
の側に反射体を取り付けてあるが、逆にパッケージ本体
の側に反射体を取り付け、パッケージ蓋の側に半導体基
板等を取り付けることも可能である。従って、本明細書
において「パッケージ蓋」「パッケージ本体」という用
語は、パッケージを構成している第1および第2の部材
という場合と同義の用語として使用している。
【0070】
【発明の効果】このように本発明の光ピックアップ装置
では、その光学素子の相対的な位置を示すマークを付
し、このようなマークを目印にして光学素子の位置決め
を行うことができるようになっている。従って、光学素
子を正確に位置決めした状態で組み付ける作業を簡単に
しかも正確に行うことができる。
【0071】すなわち、本発明では、受光素子が形成さ
れている半導体基板の基板面に、当該基板面に載置され
るレーザ光源の位置決め用のマークを付した構成を採用
している。従って、この位置決め用のマークを目印とし
て、レーザ光源と受光素子とを正確に位置決めできる。
【0072】また、本発明では、レーザ光源と、このレ
ーザ光源から射出され光記録媒体で反射された後の戻り
光を検出する光検出素子が形成されている半導体基板と
が共通のパッケージに内蔵された構成の光源ユニットを
有する光ピックアップ装置において、検出素子の近傍に
位置決め用のマークを付け、このマークを、パッケージ
外から光通過孔を介して、パッケージ蓋に取り付けた反
射体に写した出された位置決め用のマークを目印とし
て、パッケージ蓋をパッケージ本体に対して光軸方向に
スライドさせることにより、反射体の位置決めを行うよ
うにしている。従って、パッケージ蓋をパッケージ本体
に組み付けた状態で、双方の部材に取り付けられている
光学素子の位置調整を行うことができ、しかも、調整作
業はパッケージ外部から観察しながら行うことができる
る。よって、パッケージ内に装着されている光学素子の
位置決めを簡単に、しかも正確に行うことができる。
【0073】一方、本発明では、レーザ光源から射出さ
れるレーザ光を光記録媒体に集束させ、当該光記録媒体
で反射した戻り光を検出する光ピックアップ装置におい
て、レーザ光源から射出されたレーザ光を3ビームに分
割する3ビーム生成用回折素子に、レーザ光源の発光点
に対する位置を規定するための位置決め用マークを付け
た構成を採用しているので、このようなマークを目印と
して、3ビーム生成用回折素子の位置決めを簡単且つ正
確に行うことができる。
【0074】次に、本発明では、レーザ光源と、当該レ
ーザ光源から射出されるレーザ光を光記録媒体に集束さ
せる対物レンズと、光記録媒体からの戻り光をレーザ光
源から射出されるレーザ光と分離する分離用回折格子
と、分離された戻り光を検出する光検出素子とを有する
光ピックアップ装置において、分離用回折格子を用い
て、戻り光を、レーザ光の光軸を中心として、光記録媒
体のトラック方向に直交する方向に分割し、第1および
第2の分割光を形成し、第1および第2の分割光のそれ
ぞれの光量をに基づき、レーザ光源の発光点と分離用回
折素子の相対位置を調整するようにしている。従って、
分離用回折格子の位置ずれが明確に分かるので、その位
置調整を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ピックアップ装置の光学系
の概略構成図である。
【図2】(A)は光源ユニットの概略構成図、(B)は
(A)のB−B線における断面図、(C)は(A)のC
−C線における断面図である。
【図3】図2に示す光源ユニットの正面図である。
【図4】(A)は光源ユニットのパッケージの構成要素
であるパッケージ本体の平面図、(B)は(A)の4B
−4B線における断面図、(C)は(A)の4C−4C
線における断面図である。
【図5】光ピックアップ装置の光源ユニットにおける半
導体基板およびその周辺部分を拡大して示す斜視図であ
る。
【図6】光ピックアップ装置の光源ユニットにおける半
導体基板の基板面を拡大して示す平面図である。
【図7】光ピックアップ装置の光源ユニットにおける受
光素子を拡大して示す平面図である。
【図8】図3に示す光源ユニットにおける反射ミラーに
受光素子が写る様子を模式的に示す拡大図である。
【図9】光ピックアップ装置の光源ユニットにおける3
ビーム形成用回折素子の取付け構造を説明するための図
である。
【図10】光ピックアップ装置の光源ユニットにおける
分離用回折素子の取付け構造を説明するための図であ
る。
【図11】(A)は、光ピックアップ装置の光源ユニッ
トにおける3ビーム生成用回折素子の取付け位置を示す
平面図であり、(B)は、3ビーム生成用回折素子のパ
ターン詳細図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ装置 2 半導体レーザ 3 光検出素子 4 光ディスク 10 光源ユニット 12 対物レンズ 13 3ビーム生成用回折素子 14 分離用回折素子 15 反射ミラー 19 対物レンズ駆動装置 20 パッケージ 21 パッケージ本体 22 パッケージ蓋板 24 サブマウント 25 モニター用受光素子 30 基準面 33 段差面 50、51、52 マーク 80 3ビーム生成用回折素子の有効領域 81 3ビーム生成用回折素子のパターン領域 90 放熱用の開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増沢 民範 長野県駒ヶ根市赤穂14−888番地 株式会 社三協精機製作所駒ヶ根工場内 Fターム(参考) 5D117 AA02 HH01 HH02 HH10 HH11 KK02 KK13 KK23 5D119 AA04 AA38 BA01 CA10 EC41 FA05 FA28 FA30 FA37 JA13 JA14 JC03 JC07 KA02 LB07 NA04 NA05 NA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、このレーザ光源から射出
    され光記録媒体で反射された後の戻り光を検出する光検
    出素子が形成されている半導体基板とを有する光ピック
    アップ装置において、 前記レーザ光源は前記半導体基板の基板面へ直接的また
    は所定の部材を介して間接的に載置されており、 前記基板面には、前記レーザ光源の位置決め用マークが
    付されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記位置決め用マークは、前記レーザ光源から射出され
    たレーザ光の光軸に沿った第1の方向と、この第1の方
    向に直交する第2の方向に、それぞれ対で形成されてい
    ることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記位置決め用マークは、前記半導体基板の前記基板面
    に前記光検出素子を形成する露光時に同時に形成された
    ものであることを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちのいずれかの項
    において、 前記レーザ光源および前記半導体基板が共通のパッケー
    ジに内蔵された構成の光源ユニットを有していることを
    特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光源と、このレーザ光源から射出
    され光記録媒体で反射された後の戻り光を検出する光検
    出素子が形成されている半導体基板とが共通のパッケー
    ジに内蔵された構成の光源ユニットを有する光ピックア
    ップ装置において、 前記パッケージには前記レーザ光源からのレーザ光およ
    び前記戻り光の通過孔が形成され、 前記パッケージ内には、前記戻り光を前記光検出素子に
    導くために当該戻り光を反射する反射体が配置され、当
    該反射体の配置位置は、前記パッケージの外側から前記
    通過孔を介して臨むことが可能な位置に設定されてお
    り、 前記レーザ光源は前記半導体基板の基板面へ直接的また
    は所定の部材を介して間接的に載置されており、 前記パッケージは、前記半導体基板が取り付けられたパ
    ッケージ本体と、このパッケージ本体に対してレーザ光
    の光軸方向にスライド可能に組み付けられていると共に
    前記反射体が取り付けられているパッケージ蓋とを有
    し、当該パッケージ蓋は所定のスライド位置において前
    記パッケージ本体に固定されており、 前記光検出素子の近傍の前記基板面に、前記レーザ光源
    の発光点との相対位置を示す位置決め用マークが付され
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された光ピックアップ装
    置における光学素子の位置調整方法において、 前記光源ユニットの前記光通過孔から、前記レーザー光
    源の発光点と前記反射体に写る前記位置決め用マークを
    観察しながら、前記パッケージ蓋をスライドさせること
    により前記反射体の位置を調整し、 前記反射体の位置を調整した後に、前記パッケージ蓋を
    前記パッケージ本体に固定することを特徴とする光ピッ
    クアップ装置における光学素子の位置調整方法。
  7. 【請求項7】 レーザ光源から射出されるレーザ光を光
    記録媒体に集束させ、当該光記録媒体で反射した戻り光
    を検出する光ピックアップ装置において、 前記レーザ光源から射出されたレーザ光を3ビームに分
    割する3ビーム生成用回折素子を有し、この3ビーム生
    成用回折素子には、前記レーザ光源の発光点に対する位
    置を規定するための位置決め用マークが付されているこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 レーザ光源と、当該レーザ光源から射出
    されるレーザ光を光記録媒体に集束させる対物レンズ
    と、光記録媒体からの戻り光を前記レーザ光源から射出
    されるレーザ光と分離する分離用回折格子と、分離され
    た戻り光を検出する光検出素子とを有する光ピックアッ
    プ装置にける光学素子の位置調整方法において、 前記分離用回折格子を用いて、前記戻り光を、レーザ光
    の光軸を中心として、光記録媒体のトラック方向に直交
    する方向に分割し、第1および第2の分割光を形成し、 前記第1および第2の分割光のそれぞれの光量を検出
    し、 検出された双方の分割光の光量に基づき、前記レーザ光
    源の発光点と前記分離用回折素子の相対位置を調整する
    ことを特徴とする光ピックアップ装置における光学素子
    の位置調整方法。
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