JP2000171153A - マルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置 - Google Patents
マルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置Info
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- JP2000171153A JP2000171153A JP10349887A JP34988798A JP2000171153A JP 2000171153 A JP2000171153 A JP 2000171153A JP 10349887 A JP10349887 A JP 10349887A JP 34988798 A JP34988798 A JP 34988798A JP 2000171153 A JP2000171153 A JP 2000171153A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】マルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置におい
て、処理槽における被処理物の撹拌粉砕と乾燥を改良
し、熱ダメージの少ない高品質の乾燥物を得ると共に、
安定的で経済的な運転を可能とする。 【解決手段】処理槽1を粉砕部1aと乾燥部1bに分
け、それぞれにフレームバーナ2a,2bを槽底部に向
けて設置し、粉砕部1aで供給された被処理物22全体
を撹拌しながら粉砕、粗乾燥し、乾燥部1bでその中間
被処理物を本乾燥する。フレームバーナ2a,2bは共
に噴出初期速度が音速以下である噴流バーナとする。
て、処理槽における被処理物の撹拌粉砕と乾燥を改良
し、熱ダメージの少ない高品質の乾燥物を得ると共に、
安定的で経済的な運転を可能とする。 【解決手段】処理槽1を粉砕部1aと乾燥部1bに分
け、それぞれにフレームバーナ2a,2bを槽底部に向
けて設置し、粉砕部1aで供給された被処理物22全体
を撹拌しながら粉砕、粗乾燥し、乾燥部1bでその中間
被処理物を本乾燥する。フレームバーナ2a,2bは共
に噴出初期速度が音速以下である噴流バーナとする。
Description
【0001】
【発明属する技術分野】本発明は、フレームバーナの有
する速度の速い高温の噴出ガスを利用し、液体成分及び
固形成分を含む被処理物を粉砕乾燥する方法及び装置に
係り、より詳しくは、複数のフレームバーナを用いて被
処理物の粉砕と乾燥を改良し、高品質の乾燥物を安定的
かつ経済的に得ることを可能とするマルチバーナ式粉砕
乾燥方法及び装置に関する。
する速度の速い高温の噴出ガスを利用し、液体成分及び
固形成分を含む被処理物を粉砕乾燥する方法及び装置に
係り、より詳しくは、複数のフレームバーナを用いて被
処理物の粉砕と乾燥を改良し、高品質の乾燥物を安定的
かつ経済的に得ることを可能とするマルチバーナ式粉砕
乾燥方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音速で燃焼ガスを噴出するジェットバ
ーナを利用した粉砕乾燥装置として、特公昭53−49
35号公報に記載のものがある。これを図9に示す。
ーナを利用した粉砕乾燥装置として、特公昭53−49
35号公報に記載のものがある。これを図9に示す。
【0003】図9において、乾燥タンク101の上部に
ジェットバーナ102が下向きに設置され、乾燥タンク
101の上部側方に被処理物供給口103が設けられ、
供給機104により被処理物105を供給口103から
乾燥タンク101内に供給される。ジェットバーナ10
2は、燃料と酸化剤(圧縮空気)を燃焼室106に供給
して燃焼させ、生じた燃焼ガスを超音速の火焔ジェット
流として噴出するフレームバーナであり、乾燥タンク1
01内においてジェットバーナの超音速の噴出ガス(火
焔ジェット流)は、二次燃焼空気の流入を遮断した状態
で、乾燥タンク101内に供給され、乾燥タンク101
内に蓄積滞留する被処理物107に吹き付けられる。こ
の超音速の噴出ガスの吹き付けにより被処理物107
は、燃燃焼を伴うことなく、被処理物107に含まれて
いる水分又は油分などの液体成分を気化し、乾燥され
る。この撹拌、乾燥は、噴出ガス108の周囲領域と乾
燥タンク101壁との間に被処理物107を滞留させな
がら行う。
ジェットバーナ102が下向きに設置され、乾燥タンク
101の上部側方に被処理物供給口103が設けられ、
供給機104により被処理物105を供給口103から
乾燥タンク101内に供給される。ジェットバーナ10
2は、燃料と酸化剤(圧縮空気)を燃焼室106に供給
して燃焼させ、生じた燃焼ガスを超音速の火焔ジェット
流として噴出するフレームバーナであり、乾燥タンク1
01内においてジェットバーナの超音速の噴出ガス(火
焔ジェット流)は、二次燃焼空気の流入を遮断した状態
で、乾燥タンク101内に供給され、乾燥タンク101
内に蓄積滞留する被処理物107に吹き付けられる。こ
の超音速の噴出ガスの吹き付けにより被処理物107
は、燃燃焼を伴うことなく、被処理物107に含まれて
いる水分又は油分などの液体成分を気化し、乾燥され
る。この撹拌、乾燥は、噴出ガス108の周囲領域と乾
燥タンク101壁との間に被処理物107を滞留させな
がら行う。
【0004】噴出ガス108は乾燥タンク101内にお
ける液体成分の気化、ガス流の反転、液体成分と固形成
分との撹拌にそのエネルギーを奪われ、気化した液体成
分(蒸発成分)と固形成分(固形粒子)は混合した状態
で噴出ガスと共に乾燥タンク101の排出口109に連
結されたダクト110を通して排出される。その後、第
1コレクター111及び第2コレクター112において
固形成分は気化した液体成分及び噴出ガスから分離回収
される。
ける液体成分の気化、ガス流の反転、液体成分と固形成
分との撹拌にそのエネルギーを奪われ、気化した液体成
分(蒸発成分)と固形成分(固形粒子)は混合した状態
で噴出ガスと共に乾燥タンク101の排出口109に連
結されたダクト110を通して排出される。その後、第
1コレクター111及び第2コレクター112において
固形成分は気化した液体成分及び噴出ガスから分離回収
される。
【0005】ジェットバーナの噴出ガス108は、乾燥
タンク101内に蓄積滞留する被処理物107のうちタ
ンク中央部に位置する部分を、噴出ガス108の噴出圧
力と衝撃波によって破砕可能であり、かつ噴出ガス10
8の噴出圧力はガス流に乗せて軽量の固形成分を飛散さ
せるに十分な運動エネルギーを持っている。また、噴出
ガス108の周囲領域と乾燥タンク101壁との間に滞
留する被処理物107の層は乾燥タンク101壁に対し
て断熱用の保護層を形成し、その結果、タンク中央部分
の高温にも係わらずタンク壁部分は低温に維持される。
タンク101内に蓄積滞留する被処理物107のうちタ
ンク中央部に位置する部分を、噴出ガス108の噴出圧
力と衝撃波によって破砕可能であり、かつ噴出ガス10
8の噴出圧力はガス流に乗せて軽量の固形成分を飛散さ
せるに十分な運動エネルギーを持っている。また、噴出
ガス108の周囲領域と乾燥タンク101壁との間に滞
留する被処理物107の層は乾燥タンク101壁に対し
て断熱用の保護層を形成し、その結果、タンク中央部分
の高温にも係わらずタンク壁部分は低温に維持される。
【0006】また、ジェットバーナ102から噴出する
噴出ガス108の火焔ジェット流は、6Kg/cm2G
程度の圧力の供給空気を使用して作られ、温度は150
0〜2000K、流速は1000〜1300m/sec
程度の超音速に設定されている。燃料及び空気の供給量
を増減することにより、火焔温度及び噴出速度を増加・
減少させ得るとともに発熱量が任意に調整される。
噴出ガス108の火焔ジェット流は、6Kg/cm2G
程度の圧力の供給空気を使用して作られ、温度は150
0〜2000K、流速は1000〜1300m/sec
程度の超音速に設定されている。燃料及び空気の供給量
を増減することにより、火焔温度及び噴出速度を増加・
減少させ得るとともに発熱量が任意に調整される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の粉砕乾
燥装置は、ガソリン、ケロシン等の燃料と燃焼空気との
爆燃によって超音速の高温噴流たる噴出ガス108を、
ジェットバーナ102より噴出させるものである。この
噴出ガス108は、超音速であるが故に、ガス体が分散
することなく集中的、直線的に放出される。また、噴出
ガス108は超音速であるが故に、周囲気体の粘性によ
る巻き込量が少ないという性質があり、このため周囲ガ
スの捲き込み混合による冷却がなされず、高温のまま滞
留被処理物107に吹き付けられる。このため、乾燥タ
ンク101内の滞留被処理物107は、高温超音速の噴
出ガス108と直接接触することとなり、よって滞留被
処理物107は高い熱伝達を得て、噴出ガス108の接
触した部分は局部的に高温加熱され、瞬時に乾燥され
る。
燥装置は、ガソリン、ケロシン等の燃料と燃焼空気との
爆燃によって超音速の高温噴流たる噴出ガス108を、
ジェットバーナ102より噴出させるものである。この
噴出ガス108は、超音速であるが故に、ガス体が分散
することなく集中的、直線的に放出される。また、噴出
ガス108は超音速であるが故に、周囲気体の粘性によ
る巻き込量が少ないという性質があり、このため周囲ガ
スの捲き込み混合による冷却がなされず、高温のまま滞
留被処理物107に吹き付けられる。このため、乾燥タ
ンク101内の滞留被処理物107は、高温超音速の噴
出ガス108と直接接触することとなり、よって滞留被
処理物107は高い熱伝達を得て、噴出ガス108の接
触した部分は局部的に高温加熱され、瞬時に乾燥され
る。
【0008】しかし、このような局部的な高温加熱は、
乾燥物に熱ダメージをもたらす。乾燥物を再利用する場
合、熱ダメージは致命的な欠陥となる。
乾燥物に熱ダメージをもたらす。乾燥物を再利用する場
合、熱ダメージは致命的な欠陥となる。
【0009】また、乾燥タンク101の中央部が高温で
あるにも係わらず、乾燥タンク101の壁部分が低温に
維持されるような断熱作用を営む保護層たる滞留被処理
物107の層を、乾燥タンク101壁と中央部との間に
形成しながら、中央部のみを処理する。この保護層を常
に存在せしめることは、滞留する被処理物107の塊の
うち噴出ガス108と直接接触する被処理物107の表
面の水分が噴出ガス12の迅速な熱伝達によって急速に
蒸発し尽くされて、固形の膜が滞留被処理物107の表
面に形成され、そしてその固形膜が被処理物107の表
面上を広がって成長し、その固形膜が乾燥タンク101
の壁面に接触位置する滞留被処理物107部分にまで広
がると、固形膜の形成された滞留被処理物107が乾燥
タンク101の壁面に固着し、タンク壁から容易には剥
れにくいものとなり、やがて、そのような固形膜で覆わ
れた滞留被処理物107の塊が装置の運転を不能に陥れ
る可能性がある。例えば、被処理物105として澱粉質
を含んだ汚泥を粉砕乾燥する場合にあっては、滞留被処
理物107の層は、運転時間の経過と共に処理糟壁に固
着し、成長し、遂には装置の運転不能をひき起こす。
あるにも係わらず、乾燥タンク101の壁部分が低温に
維持されるような断熱作用を営む保護層たる滞留被処理
物107の層を、乾燥タンク101壁と中央部との間に
形成しながら、中央部のみを処理する。この保護層を常
に存在せしめることは、滞留する被処理物107の塊の
うち噴出ガス108と直接接触する被処理物107の表
面の水分が噴出ガス12の迅速な熱伝達によって急速に
蒸発し尽くされて、固形の膜が滞留被処理物107の表
面に形成され、そしてその固形膜が被処理物107の表
面上を広がって成長し、その固形膜が乾燥タンク101
の壁面に接触位置する滞留被処理物107部分にまで広
がると、固形膜の形成された滞留被処理物107が乾燥
タンク101の壁面に固着し、タンク壁から容易には剥
れにくいものとなり、やがて、そのような固形膜で覆わ
れた滞留被処理物107の塊が装置の運転を不能に陥れ
る可能性がある。例えば、被処理物105として澱粉質
を含んだ汚泥を粉砕乾燥する場合にあっては、滞留被処
理物107の層は、運転時間の経過と共に処理糟壁に固
着し、成長し、遂には装置の運転不能をひき起こす。
【0010】また、乾燥タンク101内に滞留被処理物
107の層を生成することは、粉砕乾燥に必要な撹拌容
積を減じることとなり、所定量の乾燥物を得ることはで
きない。
107の層を生成することは、粉砕乾燥に必要な撹拌容
積を減じることとなり、所定量の乾燥物を得ることはで
きない。
【0011】更に、従来技術のジェットバーナ102を
使用する粉砕乾燥装置においては、被処理物の乾燥タン
ク内の撹拌混合を激し過ぎるものにすると、未乾燥の被
処理物も同時に、排出口109より排出されてしまい、
所望の乾燥粉粒物を得ることが困難となる。
使用する粉砕乾燥装置においては、被処理物の乾燥タン
ク内の撹拌混合を激し過ぎるものにすると、未乾燥の被
処理物も同時に、排出口109より排出されてしまい、
所望の乾燥粉粒物を得ることが困難となる。
【0012】また、従来技術のジェットバーナ102を
用いた粉砕乾燥装置においては、ジェットバーナ102
からの噴出ガス108を1500K以上の温度で噴射速
1200m/sec程度の超音速のガスに設定するため
には、ジェットバーナ102において圧力6Kg/cm
2G程度の供給空気を使用しなければならず、従って、
この6Kg/cm2G程度の空気を製造するために、本
装置の運転費が大変高価なものになる。
用いた粉砕乾燥装置においては、ジェットバーナ102
からの噴出ガス108を1500K以上の温度で噴射速
1200m/sec程度の超音速のガスに設定するため
には、ジェットバーナ102において圧力6Kg/cm
2G程度の供給空気を使用しなければならず、従って、
この6Kg/cm2G程度の空気を製造するために、本
装置の運転費が大変高価なものになる。
【0013】本発明の目的は、処理槽における被処理物
の撹拌粉砕と乾燥を改良し、熱ダメージの少ない高品質
の乾燥物を得ると共に、安定的で経済的な運転を可能と
するマルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置を提供するこ
とである。
の撹拌粉砕と乾燥を改良し、熱ダメージの少ない高品質
の乾燥物を得ると共に、安定的で経済的な運転を可能と
するマルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、燃料及び酸化剤を燃焼室内に供給
して燃焼させ、生じた燃焼ガスを噴出させるフレームバ
ーナを処理槽に設置し、この処理槽に供給された液体成
分を含む被処理物を前記フレームバーナの噴出ガスによ
り粉砕し乾燥する粉砕乾燥方法において、前記処理槽の
フレームバーナとして第1及び第2の少なくとも2つの
フレームバーナを設置し、前記第1フレームバーナによ
り前記処理槽に供給された被処理物を撹拌粉砕しかつ粗
乾燥し、この撹拌粉砕しかつ粗乾燥した被処理物を前記
第2のフレームバーナにより本乾燥するものとする。
るために、本発明は、燃料及び酸化剤を燃焼室内に供給
して燃焼させ、生じた燃焼ガスを噴出させるフレームバ
ーナを処理槽に設置し、この処理槽に供給された液体成
分を含む被処理物を前記フレームバーナの噴出ガスによ
り粉砕し乾燥する粉砕乾燥方法において、前記処理槽の
フレームバーナとして第1及び第2の少なくとも2つの
フレームバーナを設置し、前記第1フレームバーナによ
り前記処理槽に供給された被処理物を撹拌粉砕しかつ粗
乾燥し、この撹拌粉砕しかつ粗乾燥した被処理物を前記
第2のフレームバーナにより本乾燥するものとする。
【0015】ここで、本願明細書では、噴出ガスを超音
速で噴出させるバーナを「ジェットバーナ」といい、音
速以下で噴出させるバーナを「噴流バーナ」といい、こ
れらのバーナを総称して「フレームバーナ」という。
速で噴出させるバーナを「ジェットバーナ」といい、音
速以下で噴出させるバーナを「噴流バーナ」といい、こ
れらのバーナを総称して「フレームバーナ」という。
【0016】このように処理槽の機能を撹拌粉砕機能と
乾燥機能とを分離し、第1フレームバーナによる前段処
理で被処理物を撹拌粉砕しかつ粗乾燥し、第2フレーム
バーナによる後段処理で粉砕された被処理物を本乾燥す
ることにより、第1フレームバーナによる前段処理で
は、被処理物は蒸発液体成分を保持しているので熱ダメ
ージを受けず、第2フレームバーナによる後段処理で
は、被処理物は粉砕、微粒子化され浮遊化し易くなって
いるので、熱量の小さいバーナでの乾燥処理が可能とな
り、同様に熱ダメージを受けることがない。
乾燥機能とを分離し、第1フレームバーナによる前段処
理で被処理物を撹拌粉砕しかつ粗乾燥し、第2フレーム
バーナによる後段処理で粉砕された被処理物を本乾燥す
ることにより、第1フレームバーナによる前段処理で
は、被処理物は蒸発液体成分を保持しているので熱ダメ
ージを受けず、第2フレームバーナによる後段処理で
は、被処理物は粉砕、微粒子化され浮遊化し易くなって
いるので、熱量の小さいバーナでの乾燥処理が可能とな
り、同様に熱ダメージを受けることがない。
【0017】また、処理槽の機能を撹拌粉砕機能と乾燥
機能とを分離したので、それぞれにおいて熱量の小さな
最適の噴流バーナが使用可能となり、粉砕乾燥処理に消
費される空気圧縮エネルギーを大幅に減少することがで
き、装置の運転費を格段に低減することができる。
機能とを分離したので、それぞれにおいて熱量の小さな
最適の噴流バーナが使用可能となり、粉砕乾燥処理に消
費される空気圧縮エネルギーを大幅に減少することがで
き、装置の運転費を格段に低減することができる。
【0018】更に、第1フレームバーナによる前段処理
では被処理物を本乾燥までしないので、槽璧部に付着、
滞留を生じる可能性が少なくなり、第2フレームバーナ
による後段処理では被処理物は粉砕、微粒子化され浮遊
化し易くなっているので、同様に槽璧部に付着、滞留を
生じる可能性が少なくなり、安定した連続運転が可能と
なる。
では被処理物を本乾燥までしないので、槽璧部に付着、
滞留を生じる可能性が少なくなり、第2フレームバーナ
による後段処理では被処理物は粉砕、微粒子化され浮遊
化し易くなっているので、同様に槽璧部に付着、滞留を
生じる可能性が少なくなり、安定した連続運転が可能と
なる。
【0019】以上により熱ダメージの少ない高品質の乾
燥物が得られ、かつ安定的で経済的な運転が可能とな
る。
燥物が得られ、かつ安定的で経済的な運転が可能とな
る。
【0020】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記第1フレームバーナによる撹拌粉砕、粗乾燥は、前
記第1フレームバーナの噴出ガスにより前記処理槽に供
給された被処理物全体を撹拌しながら行う。
前記第1フレームバーナによる撹拌粉砕、粗乾燥は、前
記第1フレームバーナの噴出ガスにより前記処理槽に供
給された被処理物全体を撹拌しながら行う。
【0021】これにより第1フレームバーナによる処理
時、被処理物は槽璧部に付着、滞留を生じることなく、
効果的に粉砕、粗乾燥される。
時、被処理物は槽璧部に付着、滞留を生じることなく、
効果的に粉砕、粗乾燥される。
【0022】(3)また、上記目的を達成するために、
本発明は、燃料及び酸化剤を燃焼室内に供給して燃焼さ
せ、生じた燃焼ガスを噴出させるフレームバーナを処理
槽に設置し、この処理槽に供給された液体成分を含む被
処理物を前記フレームバーナの噴出ガスにより粉砕し乾
燥する粉砕乾燥装置において、前記処理槽に、前記供給
された被処理物を撹拌粉砕しかつ粗乾燥する粉砕部と、
この撹拌粉砕しかつ粗乾燥した被処理物を本乾燥する乾
燥部とを設け、前記フレームバーナを前記粉砕部と乾燥
部のそれぞれに設置したものとする。
本発明は、燃料及び酸化剤を燃焼室内に供給して燃焼さ
せ、生じた燃焼ガスを噴出させるフレームバーナを処理
槽に設置し、この処理槽に供給された液体成分を含む被
処理物を前記フレームバーナの噴出ガスにより粉砕し乾
燥する粉砕乾燥装置において、前記処理槽に、前記供給
された被処理物を撹拌粉砕しかつ粗乾燥する粉砕部と、
この撹拌粉砕しかつ粗乾燥した被処理物を本乾燥する乾
燥部とを設け、前記フレームバーナを前記粉砕部と乾燥
部のそれぞれに設置したものとする。
【0023】これにより上記(1)で述べたように、熱
ダメージの少ない高品質の乾燥物が得られ、かつ安定的
で経済的な運転が可能となる。
ダメージの少ない高品質の乾燥物が得られ、かつ安定的
で経済的な運転が可能となる。
【0024】(4)上記(3)において、好ましくは、
前記処理槽の粉砕部は、前記フレームバーナの噴出ガス
により前記供給された被処理物全体が撹拌されるよう、
下方部分が下方に向かって先細のテーパ形状をしてい
る。
前記処理槽の粉砕部は、前記フレームバーナの噴出ガス
により前記供給された被処理物全体が撹拌されるよう、
下方部分が下方に向かって先細のテーパ形状をしてい
る。
【0025】これにより破砕部での破砕処理に際して、
被処理物は槽璧部に付着、滞留を生じることなく、効果
的に粉砕、粗乾燥される。
被処理物は槽璧部に付着、滞留を生じることなく、効果
的に粉砕、粗乾燥される。
【0026】(5)また、上記(3)又は(4)におい
て、好ましくは、前記処理槽の粉砕部は乾燥部よりも槽
容積が小さい。
て、好ましくは、前記処理槽の粉砕部は乾燥部よりも槽
容積が小さい。
【0027】これにより破砕部での破砕処理に際して、
被処理物の撹拌が一層激しいものとなり、被処理物は槽
璧部に付着、滞留を生じることなく、より効果的に粉
砕、粗乾燥される。
被処理物の撹拌が一層激しいものとなり、被処理物は槽
璧部に付着、滞留を生じることなく、より効果的に粉
砕、粗乾燥される。
【0028】(6)更に、上記(3)又は(4)におい
て、好ましくは、前記処理槽の粉砕部及び乾燥部のフレ
ームバーナは、それぞれ、前記燃焼ガスを音速以下の速
度で噴出させる噴流バーナである。
て、好ましくは、前記処理槽の粉砕部及び乾燥部のフレ
ームバーナは、それぞれ、前記燃焼ガスを音速以下の速
度で噴出させる噴流バーナである。
【0029】これにより破砕部及び乾燥部共に、消費さ
れる空気圧縮エネルギが低減し、運転費が軽減する。
れる空気圧縮エネルギが低減し、運転費が軽減する。
【0030】(7)また、上記(3)又は(4)におい
て、好ましくは、前記処理槽の粉砕部のフレームバーナ
は前記燃焼ガスを超音速で噴出させるジェットバーナで
あり、前記処理槽の乾燥部のフレームバーナは前記燃焼
ガスを音速以下の速度で噴出させる噴流バーナである。
て、好ましくは、前記処理槽の粉砕部のフレームバーナ
は前記燃焼ガスを超音速で噴出させるジェットバーナで
あり、前記処理槽の乾燥部のフレームバーナは前記燃焼
ガスを音速以下の速度で噴出させる噴流バーナである。
【0031】これにより破砕部では強固な粉砕力が得ら
れる。また、破砕部では粉砕、粗乾燥すればよいので、
従来に比べ熱量の少ないジェットバーナを使用でき、破
砕部及び乾燥部共に、消費される空気圧縮エネルギが低
減し、運転費が軽減する。
れる。また、破砕部では粉砕、粗乾燥すればよいので、
従来に比べ熱量の少ないジェットバーナを使用でき、破
砕部及び乾燥部共に、消費される空気圧縮エネルギが低
減し、運転費が軽減する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマルチバーナ式粉
砕乾燥装置の実施形態を図面を用いて説明する。
砕乾燥装置の実施形態を図面を用いて説明する。
【0033】まず、本発明の第1の実施形態によるマル
チバーナ式粉砕乾燥装置を図1〜図3により説明する。
本実施形態は、被処理物として、粘着性物質かつ/また
は大小様々なサイズの固形成分及び含水率のばらつきの
ある物質を含むものを処理する場合のものである。その
ような被処理物としては、例えば食品加工工場より排出
される食品加工汚泥、食品加工残渣、又はそれらの混合
物がある。
チバーナ式粉砕乾燥装置を図1〜図3により説明する。
本実施形態は、被処理物として、粘着性物質かつ/また
は大小様々なサイズの固形成分及び含水率のばらつきの
ある物質を含むものを処理する場合のものである。その
ような被処理物としては、例えば食品加工工場より排出
される食品加工汚泥、食品加工残渣、又はそれらの混合
物がある。
【0034】図1及び図2において、マルチバーナ式粉
砕乾燥装置は、被処理物供給機8と、この被処理物供給
機8より供給された被処理物22を粉砕し乾燥させる処
理槽1と、処理槽1から排出された乾燥物(固形成分)
及びガス(蒸発成分を含む混合ガス)の混合物を乾燥物
とガスとに分離回収するサイクロン13、バグフィルタ
ー14及び払出しスクリュウコンベヤー15とを主たる
構成要素として備えている。
砕乾燥装置は、被処理物供給機8と、この被処理物供給
機8より供給された被処理物22を粉砕し乾燥させる処
理槽1と、処理槽1から排出された乾燥物(固形成分)
及びガス(蒸発成分を含む混合ガス)の混合物を乾燥物
とガスとに分離回収するサイクロン13、バグフィルタ
ー14及び払出しスクリュウコンベヤー15とを主たる
構成要素として備えている。
【0035】被処理物供給機8は、被処理物受槽7及び
供給駆動機構9を有し、被処理物受槽7内に保持した被
処理物22が供給駆動機構9の作動により処理槽1の被
処理物供給口5から処理槽1に供給される。
供給駆動機構9を有し、被処理物受槽7内に保持した被
処理物22が供給駆動機構9の作動により処理槽1の被
処理物供給口5から処理槽1に供給される。
【0036】処理槽1は2段式であり、供給された被処
理物22を撹拌粉砕し、粗乾燥する粉砕部1aと、粉砕
部1aで粉砕・粗乾燥された被処理物を本乾燥する乾燥
部1bを有し、処理槽1の粉砕部1a及び乾燥部1bの
それぞれの上部には、フレームバーナ2a,2bが槽底
部に向けて設置されている。フレームバーナ2a,2b
は、それぞれ、燃料10a,10bと酸化剤11a,1
1bを燃焼室3に噴射して燃焼させ、生じた燃焼ガスを
フレームバーナ2a,2bの下端の噴出口から噴出ガス
12として噴出させるものであり、本実施形態では、フ
レームバーナ2a,2bは共に、噴出初期速度が音速以
下のである噴流バーナである。
理物22を撹拌粉砕し、粗乾燥する粉砕部1aと、粉砕
部1aで粉砕・粗乾燥された被処理物を本乾燥する乾燥
部1bを有し、処理槽1の粉砕部1a及び乾燥部1bの
それぞれの上部には、フレームバーナ2a,2bが槽底
部に向けて設置されている。フレームバーナ2a,2b
は、それぞれ、燃料10a,10bと酸化剤11a,1
1bを燃焼室3に噴射して燃焼させ、生じた燃焼ガスを
フレームバーナ2a,2bの下端の噴出口から噴出ガス
12として噴出させるものであり、本実施形態では、フ
レームバーナ2a,2bは共に、噴出初期速度が音速以
下のである噴流バーナである。
【0037】燃料10a,10b及び酸化剤11a,1
1bをフレームバーナ2a,2bに送る配管には、燃料
及び酸化剤をそれぞれ計量加圧する手段(図示せず)が
設けられており、その計量加圧手段の動作を調節して、
燃料及び酸化剤の流量(供給量)を制御することができ
る。
1bをフレームバーナ2a,2bに送る配管には、燃料
及び酸化剤をそれぞれ計量加圧する手段(図示せず)が
設けられており、その計量加圧手段の動作を調節して、
燃料及び酸化剤の流量(供給量)を制御することができ
る。
【0038】処理槽1の粉砕部1aの底部付近には上記
の被処理物供給口5が設けられ、この供給口5に被処理
物供給機8が接続され、上記のように被処理物22が粉
砕部1aに供給される。
の被処理物供給口5が設けられ、この供給口5に被処理
物供給機8が接続され、上記のように被処理物22が粉
砕部1aに供給される。
【0039】処理糟1の乾燥部1bの上部には固気排出
口6が設けられ、固気排出口6は配管18によりサイク
ロン13と接続され、サイクロン13の上部排出口は更
に配管19によりバグフィルター14と接続され、サイ
クロン13の下部排出口は固形成分一次貯槽24に接続
されている。また、固形成分一次貯槽24及びバグフィ
ルター14は払出しスウリュウコンベヤ15に接続され
ている。
口6が設けられ、固気排出口6は配管18によりサイク
ロン13と接続され、サイクロン13の上部排出口は更
に配管19によりバグフィルター14と接続され、サイ
クロン13の下部排出口は固形成分一次貯槽24に接続
されている。また、固形成分一次貯槽24及びバグフィ
ルター14は払出しスウリュウコンベヤ15に接続され
ている。
【0040】処理槽1の乾燥部1bで処理された被処理
物は、粉砕乾燥され粉粒状となった乾燥物(固形成分)
と、噴出ガス12の処理後のガス及び被処理物22から
加熱分離された蒸気とが混ざり合った流体、即ち混合ガ
ス(以下、単に蒸発成分という)との混合物となって、
固気排出口6より排出され、配管18を介しサイクロン
13に供給され、固形成分と蒸発成分に分離される。固
形成分は、固形成分一次貯槽24に貯蔵された後、払出
しスクリュウコンベヤ15に供給され、払出しコンベヤ
15により取り出される。サイクロン13は、固形成分
一次貯槽24及び/又は払出しスクリュウコンベヤ15
により外部と遮断されている。
物は、粉砕乾燥され粉粒状となった乾燥物(固形成分)
と、噴出ガス12の処理後のガス及び被処理物22から
加熱分離された蒸気とが混ざり合った流体、即ち混合ガ
ス(以下、単に蒸発成分という)との混合物となって、
固気排出口6より排出され、配管18を介しサイクロン
13に供給され、固形成分と蒸発成分に分離される。固
形成分は、固形成分一次貯槽24に貯蔵された後、払出
しスクリュウコンベヤ15に供給され、払出しコンベヤ
15により取り出される。サイクロン13は、固形成分
一次貯槽24及び/又は払出しスクリュウコンベヤ15
により外部と遮断されている。
【0041】蒸発成分とサイクロン13で分離できなか
った微細固形成分は、配管19を介してバグフィルタ1
4に供給され、微細固形成分を除去し蒸発成分はバグフ
ィルタ14の上部排出口より外部に排出される。バグフ
ィルター14で分離された微細固形成分は払出しスクリ
ュウコンベヤ15により取り出される。
った微細固形成分は、配管19を介してバグフィルタ1
4に供給され、微細固形成分を除去し蒸発成分はバグフ
ィルタ14の上部排出口より外部に排出される。バグフ
ィルター14で分離された微細固形成分は払出しスクリ
ュウコンベヤ15により取り出される。
【0042】処理槽1の粉砕部1aと乾燥部1bとは1
つの槽を2つに仕切ったものであり、図1に示すように
並列配置され、仕切りの上方部分には連絡口50が位置
し、相互に連通している。
つの槽を2つに仕切ったものであり、図1に示すように
並列配置され、仕切りの上方部分には連絡口50が位置
し、相互に連通している。
【0043】処理槽1の粉砕部1aは乾燥部1bに比べ
て槽容積が小であり、かつ粉砕部1aの底部は、噴出ガ
ス12により分散された被処理物22が重力により底部
に落下しやすい、円錐、角錐等のコーン形状となってい
る。また、粉砕部1aの噴流バーナ2aは粉砕部1aの
底部に接近して設置され、これにより供給された被処理
物22は噴出ガス12により激しく流動撹拌され、粉砕
される。このとき、粉砕部1aの槽容積を小としている
ため、噴出ガス流量当りの槽容積が小となり、粉砕部1
aでの撹拌が一層激しいものとなる。また、粉砕部1a
の底部をコーン形状としているため、噴出ガス12によ
り分散された被処理物22が重力により底部に落下し流
動し易くなり、被処理物22は噴出ガス12により流動
撹拌されかつ相互の衝突により粉砕される。
て槽容積が小であり、かつ粉砕部1aの底部は、噴出ガ
ス12により分散された被処理物22が重力により底部
に落下しやすい、円錐、角錐等のコーン形状となってい
る。また、粉砕部1aの噴流バーナ2aは粉砕部1aの
底部に接近して設置され、これにより供給された被処理
物22は噴出ガス12により激しく流動撹拌され、粉砕
される。このとき、粉砕部1aの槽容積を小としている
ため、噴出ガス流量当りの槽容積が小となり、粉砕部1
aでの撹拌が一層激しいものとなる。また、粉砕部1a
の底部をコーン形状としているため、噴出ガス12によ
り分散された被処理物22が重力により底部に落下し流
動し易くなり、被処理物22は噴出ガス12により流動
撹拌されかつ相互の衝突により粉砕される。
【0044】以上のような破砕部1aの構造とすること
により、粉砕部1aでは槽底部の粉砕撹拌力が確保さ
れ、被処理物22を小サイズ粉砕すると共に、被処理物
全体が撹拌され、被処理物22が槽底部に付着、滞留を
生じさせることがない。また、破砕部1aにおいて、被
処理物22は噴出ガス12により撹拌粉砕されると共
に、噴出ガス12のもつ熱量により一部の液体が蒸発
し、粗乾燥される。
により、粉砕部1aでは槽底部の粉砕撹拌力が確保さ
れ、被処理物22を小サイズ粉砕すると共に、被処理物
全体が撹拌され、被処理物22が槽底部に付着、滞留を
生じさせることがない。また、破砕部1aにおいて、被
処理物22は噴出ガス12により撹拌粉砕されると共
に、噴出ガス12のもつ熱量により一部の液体が蒸発
し、粗乾燥される。
【0045】また、フレームバーナ2aも、被処理物2
2を本乾燥までする必要がないので、エネルギー密度の
高いガスは必要なく、槽全体の撹拌混合をよくするため
のガス流量を噴出する低エネルギー密度のフレームバー
ナであればよい。従って、フレームバーナ2aとして噴
流バーナが使用される。
2を本乾燥までする必要がないので、エネルギー密度の
高いガスは必要なく、槽全体の撹拌混合をよくするため
のガス流量を噴出する低エネルギー密度のフレームバー
ナであればよい。従って、フレームバーナ2aとして噴
流バーナが使用される。
【0046】粉砕部1aで粉砕、粗乾燥された被処理物
は、噴流バーナ2aの噴出ガス12の処理後の上昇気流
に同伴されて、連絡口50より乾燥部1bに送られる。
は、噴流バーナ2aの噴出ガス12の処理後の上昇気流
に同伴されて、連絡口50より乾燥部1bに送られる。
【0047】処理槽1の乾燥部1bは粉砕部1aと同
様、円錐、角錐等のコーン形状の底部を有している。ま
た、処理槽1の乾燥部1bには、粉砕部1aで粉砕され
粒子径の小さくなったものがガス流に同伴され供給され
るため、被処理物自体、浮遊化し易く、流動し易い性状
となっている。このため、乾燥部1bのフレームバーナ
2bも、エネルギー密度の高いガスは、必要なく槽全体
の撹拌混合をよくするためのガス流量を噴出する低エネ
ルギー密度のフレームバーナであればよい。従って、乾
燥部1bにおいてもフレームバーナ2bとして噴流バー
ナが使用される。また、乾燥部1bの噴流バーナ2b
は、中間被処理物を粉砕する必要がないので、粉砕部1
aの噴流バーナ2aに比べ槽底部から高い位置に設置さ
れている。
様、円錐、角錐等のコーン形状の底部を有している。ま
た、処理槽1の乾燥部1bには、粉砕部1aで粉砕され
粒子径の小さくなったものがガス流に同伴され供給され
るため、被処理物自体、浮遊化し易く、流動し易い性状
となっている。このため、乾燥部1bのフレームバーナ
2bも、エネルギー密度の高いガスは、必要なく槽全体
の撹拌混合をよくするためのガス流量を噴出する低エネ
ルギー密度のフレームバーナであればよい。従って、乾
燥部1bにおいてもフレームバーナ2bとして噴流バー
ナが使用される。また、乾燥部1bの噴流バーナ2b
は、中間被処理物を粉砕する必要がないので、粉砕部1
aの噴流バーナ2aに比べ槽底部から高い位置に設置さ
れている。
【0048】図3にフレームバーナ(噴流バーナ)2
a,2bの構造の詳細を示す。
a,2bの構造の詳細を示す。
【0049】フレームバーナ2aは、燃焼室3を形成す
るバーナ本体35を有し、バーナ本体35の下部にはス
ロート部36を有する噴出ガスノズル37が設けられ、
上部には燃料分散器38、スワラー39、点火器40が
設けられている。
るバーナ本体35を有し、バーナ本体35の下部にはス
ロート部36を有する噴出ガスノズル37が設けられ、
上部には燃料分散器38、スワラー39、点火器40が
設けられている。
【0050】燃料10aは燃料分散器38を介して、酸
化剤11aはスワラー39を介してそれぞれ燃焼室3に
供給され、点火器40により点火後、定常燃焼する。燃
焼室3内の燃焼ガスは、噴出ガスノズル37のスロート
部36より、噴出ガス12となって排出される。噴出ガ
スノズル37の理想的形状は一般にラバールノズルと言
われているもので、これはスロート部36を含め曲線を
描く形状をしている。しかし、工業的にはより簡単な形
状をとる。燃焼室3の圧力は、燃焼ガスの流量と噴出ガ
スノズル37の形状、特にスロート部36の径で決まる
圧力損失により決まる。同一の燃焼ガス流量に対してス
ロート部36の径が大である程、圧力損失が小さく、燃
焼室3の圧力が小となり、燃焼室3の圧力に連動して噴
出ガス12の噴出速度が小となる。噴出ガス12の速度
は燃焼室3圧力のα乗で示される。(工業装置上αは、
噴出ガスノズル36により決まる。)また、燃焼ガスの
流量は酸化剤、例えば圧縮空気の供給圧によって決ま
る。
化剤11aはスワラー39を介してそれぞれ燃焼室3に
供給され、点火器40により点火後、定常燃焼する。燃
焼室3内の燃焼ガスは、噴出ガスノズル37のスロート
部36より、噴出ガス12となって排出される。噴出ガ
スノズル37の理想的形状は一般にラバールノズルと言
われているもので、これはスロート部36を含め曲線を
描く形状をしている。しかし、工業的にはより簡単な形
状をとる。燃焼室3の圧力は、燃焼ガスの流量と噴出ガ
スノズル37の形状、特にスロート部36の径で決まる
圧力損失により決まる。同一の燃焼ガス流量に対してス
ロート部36の径が大である程、圧力損失が小さく、燃
焼室3の圧力が小となり、燃焼室3の圧力に連動して噴
出ガス12の噴出速度が小となる。噴出ガス12の速度
は燃焼室3圧力のα乗で示される。(工業装置上αは、
噴出ガスノズル36により決まる。)また、燃焼ガスの
流量は酸化剤、例えば圧縮空気の供給圧によって決ま
る。
【0051】従って、噴出ガス12の速度を大きくする
には、スロート部36の径を小さくするか、供給空気圧
を高くすればよく、逆に噴出ガス12の速度を小さくす
るには、スロート部36の径を大きくするか、供給空気
圧を低くすればよい。実際には、両者を併用して噴出速
度を設定する。
には、スロート部36の径を小さくするか、供給空気圧
を高くすればよく、逆に噴出ガス12の速度を小さくす
るには、スロート部36の径を大きくするか、供給空気
圧を低くすればよい。実際には、両者を併用して噴出速
度を設定する。
【0052】ジェットバーナは、噴出ガス12の速度が
超音速となるようにスロート部36の径及び供給空気圧
を設定したものである。本実施形態の処理槽1の粉砕部
1aの噴流バーナ2aは、噴出ガス12の速度が音速以
下となるようスロート部36の径及び供給空気圧を設定
したものである。乾燥部1bの噴流バーナ2bも同様で
ある。また、粉砕部1aにおいて、噴流バーナ2aで局
部的な撹拌粉砕力を得るためには、燃焼室3の圧力が低
い程、噴出速度が遅くなるので、それに応じて噴出ガス
ノズル37を槽底部に近づけ被処理物との距離を短くす
れば良い。
超音速となるようにスロート部36の径及び供給空気圧
を設定したものである。本実施形態の処理槽1の粉砕部
1aの噴流バーナ2aは、噴出ガス12の速度が音速以
下となるようスロート部36の径及び供給空気圧を設定
したものである。乾燥部1bの噴流バーナ2bも同様で
ある。また、粉砕部1aにおいて、噴流バーナ2aで局
部的な撹拌粉砕力を得るためには、燃焼室3の圧力が低
い程、噴出速度が遅くなるので、それに応じて噴出ガス
ノズル37を槽底部に近づけ被処理物との距離を短くす
れば良い。
【0053】処理槽1の動作を説明する。
【0054】処理槽1の粉砕部1aのフレームバーナ2
aには、燃料10a(灯油、メタンガス等)と酸化剤1
1a(圧縮空気、酸素等)が供給され、燃焼後の燃焼ガ
スと余剰の酸化剤が噴出ガス12となって噴射される。
噴出ガス12の速度は音速以下であるため、噴出ガス1
2の形状は放射状となり、かつ噴出ガス12は噴射後、
周囲の温度の低いガス等を捲き込むことにより冷却さ
れ、その後、被処理物22及び中間彼処理物に接触し、
これらを撹拌し被処理物を粉砕する。
aには、燃料10a(灯油、メタンガス等)と酸化剤1
1a(圧縮空気、酸素等)が供給され、燃焼後の燃焼ガ
スと余剰の酸化剤が噴出ガス12となって噴射される。
噴出ガス12の速度は音速以下であるため、噴出ガス1
2の形状は放射状となり、かつ噴出ガス12は噴射後、
周囲の温度の低いガス等を捲き込むことにより冷却さ
れ、その後、被処理物22及び中間彼処理物に接触し、
これらを撹拌し被処理物を粉砕する。
【0055】また、前述したように噴流バーナ2aは槽
底部に接近して設置されていること、粉砕部1aの槽容
積を小としていること、粉砕部1aの底部をコーン形状
としていることにより、供給された被処理物22は全体
が噴出ガス12により激しく撹拌され、槽底部に付着、
滞留を生じさせることなく、小サイズに粉砕される。ま
た、被処理物22の供給粒子径の大のものは、粉砕に時
間を要し、被処理物22の供給粒子径の小のものは、粉
砕時間が短く、乾燥部1bに供給されるので、供給時の
被処理物22に粒子径、含水率にばらつきがあっても、
粒子径、含水率が調整されて乾燥部1bに供給されるこ
とになる。
底部に接近して設置されていること、粉砕部1aの槽容
積を小としていること、粉砕部1aの底部をコーン形状
としていることにより、供給された被処理物22は全体
が噴出ガス12により激しく撹拌され、槽底部に付着、
滞留を生じさせることなく、小サイズに粉砕される。ま
た、被処理物22の供給粒子径の大のものは、粉砕に時
間を要し、被処理物22の供給粒子径の小のものは、粉
砕時間が短く、乾燥部1bに供給されるので、供給時の
被処理物22に粒子径、含水率にばらつきがあっても、
粒子径、含水率が調整されて乾燥部1bに供給されるこ
とになる。
【0056】また、粉砕部1aで被処理物22が噴出ガ
ス12により流動撹拌され、粉砕されると同時に、噴出
ガス12の持つ熱量により被処理物22の一部の液体が
蒸発する。しかし、粉砕部1aの槽容積が小であるこ
と、あるいは噴流バーナ2aの熱量が小であることで、
被処理物22は乾燥が進まず、含水率が高いまま維持さ
れる。従って、被処理物22は蒸発液体分を保持してい
るので、高温ガスに接触しても液体分の蒸発に熱を奪わ
れて、固形成分が高温になることはなく、熱ダメージを
受けることはない。また、被処理物22は本乾燥されな
いので、槽底部に付着、滞留を生じさせる可能性が少な
くなる。
ス12により流動撹拌され、粉砕されると同時に、噴出
ガス12の持つ熱量により被処理物22の一部の液体が
蒸発する。しかし、粉砕部1aの槽容積が小であるこ
と、あるいは噴流バーナ2aの熱量が小であることで、
被処理物22は乾燥が進まず、含水率が高いまま維持さ
れる。従って、被処理物22は蒸発液体分を保持してい
るので、高温ガスに接触しても液体分の蒸発に熱を奪わ
れて、固形成分が高温になることはなく、熱ダメージを
受けることはない。また、被処理物22は本乾燥されな
いので、槽底部に付着、滞留を生じさせる可能性が少な
くなる。
【0057】以上の如く、処理槽1を粉砕部1aと乾燥
部1bとに分け、粉砕部1aを独立の部位としたことに
より、供給された被処理物22の性状を整え、例えば、
被処理物22の粒子径分布は、供給時より約一化され
る。また、含水率が小の供給被処理物は軽いため、含水
率が大の供給被処理物より早く粉砕部1aより排出され
るので、供給被処理物22の含水率のばらつきも均一化
される。また、被処理物22は熱ダメージを受けない。
更に、被処理物22は全体が噴出ガス12により激しく
撹拌され、槽底部に付着、滞留を生じさせることなく、
小サイズに粉砕される。
部1bとに分け、粉砕部1aを独立の部位としたことに
より、供給された被処理物22の性状を整え、例えば、
被処理物22の粒子径分布は、供給時より約一化され
る。また、含水率が小の供給被処理物は軽いため、含水
率が大の供給被処理物より早く粉砕部1aより排出され
るので、供給被処理物22の含水率のばらつきも均一化
される。また、被処理物22は熱ダメージを受けない。
更に、被処理物22は全体が噴出ガス12により激しく
撹拌され、槽底部に付着、滞留を生じさせることなく、
小サイズに粉砕される。
【0058】処理槽1の粉砕部1aで粉砕され粒子径の
小さくなった中間被処理物はガス流に同伴され、処理槽
1の乾燥部1bに供給される。乾燥部1bでは、噴流バ
ーナ2bの噴出ガスによりその中間の被処理物が流動撹
拌され、本乾燥される。ここで、乾燥部1bに供給され
た中間被処理物は、粉砕部1aで小さな粒子径に粉砕さ
れているため浮遊化、流動し易く、また性状が均一化さ
れているため、処理槽1bの槽底部での付着、堆積がな
く、かつ槽内の温度制御が容易となる。このため、乾燥
部1bで処理された乾燥物は、乾燥度(含水率)のばら
つき幅が極めて小さなものとなる。また、噴流バーナ2
bは熱量の小さいバーナでよいので、被処理物は熱ダメ
ージを受けない。
小さくなった中間被処理物はガス流に同伴され、処理槽
1の乾燥部1bに供給される。乾燥部1bでは、噴流バ
ーナ2bの噴出ガスによりその中間の被処理物が流動撹
拌され、本乾燥される。ここで、乾燥部1bに供給され
た中間被処理物は、粉砕部1aで小さな粒子径に粉砕さ
れているため浮遊化、流動し易く、また性状が均一化さ
れているため、処理槽1bの槽底部での付着、堆積がな
く、かつ槽内の温度制御が容易となる。このため、乾燥
部1bで処理された乾燥物は、乾燥度(含水率)のばら
つき幅が極めて小さなものとなる。また、噴流バーナ2
bは熱量の小さいバーナでよいので、被処理物は熱ダメ
ージを受けない。
【0059】本実施形態の粉砕乾燥装置により被処理物
として食品加工汚泥・残渣を処理した運転例を表1に示
す。
として食品加工汚泥・残渣を処理した運転例を表1に示
す。
【0060】
【表1】
【0061】処理槽1の粉砕部1aにフレームバーナ2
aとして熱量53,000Kcal/hrの噴流バーナ
を設置し、乾燥部1bにフレームバーナ2bとして熱量
79,000Kcal/hrの噴流バーナを設置し、粉
砕部1aに供給量200Kg/hrで食品加工汚泥・残
渣を供給し、運転を行った。噴流バーナ2a,2bの供
給空気圧は共に1〜2Kg/cm2G程度であった。ま
た、粉砕部1aに供給された食品加工汚泥・残渣の含水
率は平均80Wt%であった。粉砕部1aの出口におけ
る中間被処理物の含水率は概略測定値で76Wt%であ
った。乾燥部1bで本乾燥された後の含水率は5〜13
Wt%であった。
aとして熱量53,000Kcal/hrの噴流バーナ
を設置し、乾燥部1bにフレームバーナ2bとして熱量
79,000Kcal/hrの噴流バーナを設置し、粉
砕部1aに供給量200Kg/hrで食品加工汚泥・残
渣を供給し、運転を行った。噴流バーナ2a,2bの供
給空気圧は共に1〜2Kg/cm2G程度であった。ま
た、粉砕部1aに供給された食品加工汚泥・残渣の含水
率は平均80Wt%であった。粉砕部1aの出口におけ
る中間被処理物の含水率は概略測定値で76Wt%であ
った。乾燥部1bで本乾燥された後の含水率は5〜13
Wt%であった。
【0062】比較データとして、1つの処理槽に上記フ
レームバーナ2a,2bの合計熱量と同じ132,00
0kcal/hrの熱量の1つのジェットバーナを設置
し、200Kg/hrの供給量で食品加工汚泥・残渣を
供給し、運転を行った。ジェットバーナの供給空気圧は
6Kg/cm2Gであった。得られた乾燥粉の含水率は
5〜22Wt%を得た。
レームバーナ2a,2bの合計熱量と同じ132,00
0kcal/hrの熱量の1つのジェットバーナを設置
し、200Kg/hrの供給量で食品加工汚泥・残渣を
供給し、運転を行った。ジェットバーナの供給空気圧は
6Kg/cm2Gであった。得られた乾燥粉の含水率は
5〜22Wt%を得た。
【0063】本運転例によれば、処理槽1の粉砕部1a
で処理した後の中間被処理物の含水率は76Wt%と高
く、熱ダメージを受けていないことが分かる。また、最
終的に得られた乾燥物の含水率は5〜13Wt%であ
り、1つの処理槽で処理した場合の5〜22Wt%に比
べて、大幅に乾燥度が向上し、かつ均一化されているこ
とが分かる。
で処理した後の中間被処理物の含水率は76Wt%と高
く、熱ダメージを受けていないことが分かる。また、最
終的に得られた乾燥物の含水率は5〜13Wt%であ
り、1つの処理槽で処理した場合の5〜22Wt%に比
べて、大幅に乾燥度が向上し、かつ均一化されているこ
とが分かる。
【0064】更に、1つの処理槽でジェットバーナを使
用した場合は、供給空気圧が6Kg/cm2G程度であ
ったものが、本実施形態では、噴流バーナ2a,2b共
に供給空気圧は1〜2Kg/cm2G程度であり、消費
される空気圧縮エネルギーを約40%低減することがで
きた。
用した場合は、供給空気圧が6Kg/cm2G程度であ
ったものが、本実施形態では、噴流バーナ2a,2b共
に供給空気圧は1〜2Kg/cm2G程度であり、消費
される空気圧縮エネルギーを約40%低減することがで
きた。
【0065】本発明の第2の実施形態を図4により説明
する。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符
号を付している。本実施形態は、被処理物として、オイ
ルサンド等の油泥を処理する場合のものである。
する。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符
号を付している。本実施形態は、被処理物として、オイ
ルサンド等の油泥を処理する場合のものである。
【0066】図4において、本実施形態のマルチバーナ
式粉砕乾燥装置は、第1の実施形態と同様の被処理物供
給機8及び2段式の処理槽1Aを備えている。但し、処
理槽1Aの粉砕部1aは乾燥部1bと同じ高さに作ら
れ、図1に示す第1の実施形態の処理槽1の粉砕部aよ
り槽容積は大きい。
式粉砕乾燥装置は、第1の実施形態と同様の被処理物供
給機8及び2段式の処理槽1Aを備えている。但し、処
理槽1Aの粉砕部1aは乾燥部1bと同じ高さに作ら
れ、図1に示す第1の実施形態の処理槽1の粉砕部aよ
り槽容積は大きい。
【0067】処理槽1Aの粉砕部1a及び乾燥部1bの
それぞれの上部には、フレームバーナ2a,2bが取り
付けられ、これらフレームバーナ2a,2bには、燃料
10a,10b(灯油、メタンガス等)と酸化剤11
a,11b(圧縮空気、酸素等)が供給され、燃焼後の
燃焼ガスと余剰の酸化剤が噴出ガス12となって、噴射
される。本実施形態でも、フレームバーナ2a,2bは
共に、噴出初期速度が音速以下である噴流バーナであ
る。
それぞれの上部には、フレームバーナ2a,2bが取り
付けられ、これらフレームバーナ2a,2bには、燃料
10a,10b(灯油、メタンガス等)と酸化剤11
a,11b(圧縮空気、酸素等)が供給され、燃焼後の
燃焼ガスと余剰の酸化剤が噴出ガス12となって、噴射
される。本実施形態でも、フレームバーナ2a,2bは
共に、噴出初期速度が音速以下である噴流バーナであ
る。
【0068】処理槽1Aの粉砕部1a及び乾燥部1b内
では、第1の実施形態の粉砕部1a及び乾燥部1bと同
様の処理操作が実施され、同様の効果が得られる。即
ち、処理槽1Aを粉砕部1aと乾燥部1bとに分けるこ
とにより、被処理物22の熱ダメージを防止すると共
に、彼処理物22の粒子径、含水率のばらつきを吸収
し、乾燥度(含水率)のばらつき幅を少なくすることが
できる。また、フレームバーナ2a,2bで消費される
空気圧縮エネルギーを低減し、運転費を低減できる。
では、第1の実施形態の粉砕部1a及び乾燥部1bと同
様の処理操作が実施され、同様の効果が得られる。即
ち、処理槽1Aを粉砕部1aと乾燥部1bとに分けるこ
とにより、被処理物22の熱ダメージを防止すると共
に、彼処理物22の粒子径、含水率のばらつきを吸収
し、乾燥度(含水率)のばらつき幅を少なくすることが
できる。また、フレームバーナ2a,2bで消費される
空気圧縮エネルギーを低減し、運転費を低減できる。
【0069】また、処理槽1Aの排出側には、第1の実
施形態のバグフィルター14に代え、凝縮器60及び油
水分離タンク61が配置され、かつ払出しスクリュウコ
ンベヤー15Aは冷却媒体62が流れるジャケット構造
となっている。
施形態のバグフィルター14に代え、凝縮器60及び油
水分離タンク61が配置され、かつ払出しスクリュウコ
ンベヤー15Aは冷却媒体62が流れるジャケット構造
となっている。
【0070】処理槽1Aの乾燥部1bから排出された固
形成分(砂)及び蒸発成分(油分、水分)の混合物は、
固気排出口6及び配管18を介しサイクロン13に供給
され、固形成分と蒸発成分に分離される。固形成分は、
固形成分一次貯槽24に貯蔵された後、払出しスクリュ
ウコンベヤ15Aに供給される。払出しスクリュウコン
ベヤ15Aは上記のようにジャケット構造となってお
り、ジャケットには冷却媒体62が供給され、払出しス
クリュウコンベヤ15A内に供給された固形成分を冷却
する。
形成分(砂)及び蒸発成分(油分、水分)の混合物は、
固気排出口6及び配管18を介しサイクロン13に供給
され、固形成分と蒸発成分に分離される。固形成分は、
固形成分一次貯槽24に貯蔵された後、払出しスクリュ
ウコンベヤ15Aに供給される。払出しスクリュウコン
ベヤ15Aは上記のようにジャケット構造となってお
り、ジャケットには冷却媒体62が供給され、払出しス
クリュウコンベヤ15A内に供給された固形成分を冷却
する。
【0071】蒸発成分とサイクロン13で分離できなか
った微細固形成分は、配管19を介して凝縮器60に供
給される。凝縮器60に供給された蒸発成分には油分を
含むため、冷却し過ぎると油分が凝縮器60の内壁に付
着、成長し、運転に支障をきたす。このため、凝縮器6
0の操作温度は80℃以上が好ましい。凝縮器60で得
られた凝縮液は、凝縮器60から配管65を介しポンプ
66により冷却器67に供給され、冷却された後、凝縮
液の一部は、流量制御弁68により油水分離タンク61
に送られ、油と水に比重分離される。残りの凝縮液は、
流量制御弁69,70を介して凝縮器60に分散供給さ
れ、配管19からの蒸発成分と接触させ、蒸発成分を凝
縮させる。残りのガスは配管71より系外に排出され
る。
った微細固形成分は、配管19を介して凝縮器60に供
給される。凝縮器60に供給された蒸発成分には油分を
含むため、冷却し過ぎると油分が凝縮器60の内壁に付
着、成長し、運転に支障をきたす。このため、凝縮器6
0の操作温度は80℃以上が好ましい。凝縮器60で得
られた凝縮液は、凝縮器60から配管65を介しポンプ
66により冷却器67に供給され、冷却された後、凝縮
液の一部は、流量制御弁68により油水分離タンク61
に送られ、油と水に比重分離される。残りの凝縮液は、
流量制御弁69,70を介して凝縮器60に分散供給さ
れ、配管19からの蒸発成分と接触させ、蒸発成分を凝
縮させる。残りのガスは配管71より系外に排出され
る。
【0072】なお、冷却器67の内部を流れる凝縮液
は、油分を含み付着し易いため、流速は、3m/sec
以上とすることが必要である。また、凝縮器60内には
固形成分が共存するため、底部に撹拌機を設置し、凝縮
液を撹拌混合することが好ましい。
は、油分を含み付着し易いため、流速は、3m/sec
以上とすることが必要である。また、凝縮器60内には
固形成分が共存するため、底部に撹拌機を設置し、凝縮
液を撹拌混合することが好ましい。
【0073】本実施形態の粉砕乾燥装置により、被処理
物としてオイルサンドを処理した運転例を表2に示す。
物としてオイルサンドを処理した運転例を表2に示す。
【0074】
【表2】
【0075】処理槽1Aの粉砕部1aにフレームバーナ
2aとして熱量79,500Kcal/hrの噴流バー
ナを設置し、乾燥部1bにフレームバーナ2bとして熱
量50,500Kcal/hrの噴流バーナを設置し、
粉砕部1aに供給量207Kg/hrでオイルサンドを
供給し、運転を行った。噴流バーナ2a,2bの供給空
気圧は共に1〜2Kg/cm2G程度であった。また、
粉砕部1aに供給されたオイルサンドの含水率は、油分
が平均40Wt%、水分が平均20Wt%であった。粉
砕部1aの出口における中間被処理物の含水率は、概略
測定値で、油分が34.9Wt%、水分が0.1Wt%
であった。乾燥部1bで本乾燥された後の含水率は、油
分が1〜5Wt%、水分がほぼ0Wt%であった。
2aとして熱量79,500Kcal/hrの噴流バー
ナを設置し、乾燥部1bにフレームバーナ2bとして熱
量50,500Kcal/hrの噴流バーナを設置し、
粉砕部1aに供給量207Kg/hrでオイルサンドを
供給し、運転を行った。噴流バーナ2a,2bの供給空
気圧は共に1〜2Kg/cm2G程度であった。また、
粉砕部1aに供給されたオイルサンドの含水率は、油分
が平均40Wt%、水分が平均20Wt%であった。粉
砕部1aの出口における中間被処理物の含水率は、概略
測定値で、油分が34.9Wt%、水分が0.1Wt%
であった。乾燥部1bで本乾燥された後の含水率は、油
分が1〜5Wt%、水分がほぼ0Wt%であった。
【0076】従って、本実施形態でも、第1の実施形態
と同様、熱ダメージを受けず、品質の良い乾燥が行える
と共に、乾燥度が向上し、均一化され、更に消費される
空気圧縮エネルギーを低減し、運転費を軽減することが
できる。また、被処理物が槽壁部に付着、滞留を生じる
ことなく、安定した連続運転が可能となる。
と同様、熱ダメージを受けず、品質の良い乾燥が行える
と共に、乾燥度が向上し、均一化され、更に消費される
空気圧縮エネルギーを低減し、運転費を軽減することが
できる。また、被処理物が槽壁部に付着、滞留を生じる
ことなく、安定した連続運転が可能となる。
【0077】なお、上記第1及び第2の実施形態では、
処理槽1,1Aの粉砕部1aに用いるフレームバーナ2
aを噴出初期速度が音速以下である噴流バーナとした
が、噴流バーナの代わりにジェットバーナを用いてもよ
い。ジェットバーナは、超音速のガス流を噴出するた
め、被処理物22を撹拌粉砕するときの撹拌、粉砕力が
強く、噴流バーナを設けた場合よりも槽底部から離れた
位置に設置される。このようにジェットバーナを用いて
も、処理槽1,1Aは粉砕部1aと乾燥部1bに分けら
れており、粉砕部1aでは粗乾燥を行うだけなので、被
処理物22が熱ダメージを受けることはない。
処理槽1,1Aの粉砕部1aに用いるフレームバーナ2
aを噴出初期速度が音速以下である噴流バーナとした
が、噴流バーナの代わりにジェットバーナを用いてもよ
い。ジェットバーナは、超音速のガス流を噴出するた
め、被処理物22を撹拌粉砕するときの撹拌、粉砕力が
強く、噴流バーナを設けた場合よりも槽底部から離れた
位置に設置される。このようにジェットバーナを用いて
も、処理槽1,1Aは粉砕部1aと乾燥部1bに分けら
れており、粉砕部1aでは粗乾燥を行うだけなので、被
処理物22が熱ダメージを受けることはない。
【0078】また、処理槽1,1Aの乾燥部1bに用い
るフレームバーナ2bも噴流バーナでなく、低圧のジェ
ットバーナであってもよく、この場合も噴流バーナを設
けた場合よりも槽底部から離れた位置に設置すればよ
い。
るフレームバーナ2bも噴流バーナでなく、低圧のジェ
ットバーナであってもよく、この場合も噴流バーナを設
けた場合よりも槽底部から離れた位置に設置すればよ
い。
【0079】本発明の他の実施形態を図5〜図8により
説明する。図中、図1及び図4に示した部材と同等のも
のには同じ符号を付している。
説明する。図中、図1及び図4に示した部材と同等のも
のには同じ符号を付している。
【0080】図5及び図6は処理槽を3段式とした例で
ある。即ち、処理槽1Bは、粉砕部1aと2つの乾燥部
1b,1cの3つのセクションを有している。粉砕部1
a及び乾燥部1bは図4に示す第2の実施形態のものと
実質的に同じであり、乾燥部1cは乾燥部1bと実質的
に同じであり、フレームバーナ2bと同様なフレームバ
ーナ(噴流バーナ)2cを備えている。乾燥部1bで乾
燥処理された中間被処理物は乾燥部1cで更に乾燥処理
され、乾燥度(含水率)のばらつき幅が更に少なくな
る。
ある。即ち、処理槽1Bは、粉砕部1aと2つの乾燥部
1b,1cの3つのセクションを有している。粉砕部1
a及び乾燥部1bは図4に示す第2の実施形態のものと
実質的に同じであり、乾燥部1cは乾燥部1bと実質的
に同じであり、フレームバーナ2bと同様なフレームバ
ーナ(噴流バーナ)2cを備えている。乾燥部1bで乾
燥処理された中間被処理物は乾燥部1cで更に乾燥処理
され、乾燥度(含水率)のばらつき幅が更に少なくな
る。
【0081】図7及び図8は、処理槽を3段式としかつ
粉砕部を独立した槽とした例である。即ち、処理槽1C
は粉砕部1Caと乾燥部1b,1cを有し、粉砕部1C
aは隣接する乾燥部1bから壁70で完全に仕切られ、
独立した室構造となっている。粉砕部1Caの上部と乾
燥部1bの上部は連絡ダクト75でつながれ、粉砕部1
Caで粉砕、粗乾燥された中間被処理物は連絡ダクト7
5を介して乾燥部1bに送られる。また、粉砕部1Ca
のフレームバーナ2Caとしては高圧のジェットバーナ
(燃焼室3の圧力を6Kg/cm2G以上)が使用され
る。
粉砕部を独立した槽とした例である。即ち、処理槽1C
は粉砕部1Caと乾燥部1b,1cを有し、粉砕部1C
aは隣接する乾燥部1bから壁70で完全に仕切られ、
独立した室構造となっている。粉砕部1Caの上部と乾
燥部1bの上部は連絡ダクト75でつながれ、粉砕部1
Caで粉砕、粗乾燥された中間被処理物は連絡ダクト7
5を介して乾燥部1bに送られる。また、粉砕部1Ca
のフレームバーナ2Caとしては高圧のジェットバーナ
(燃焼室3の圧力を6Kg/cm2G以上)が使用され
る。
【0082】本実施形態は、供給される被処理物の性状
(大きさ等)にばらつきがある場合に最適な構造であ
り、高圧のジェットバーナを使用し、粉砕部1Caの槽
容積を小とすることで、粉砕部1a内の粉砕力がより強
固なものとなる。
(大きさ等)にばらつきがある場合に最適な構造であ
り、高圧のジェットバーナを使用し、粉砕部1Caの槽
容積を小とすることで、粉砕部1a内の粉砕力がより強
固なものとなる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粉砕乾燥処理において、処理槽の機能を撹拌粉砕機能と
乾燥機能とを分離し、それぞれにフレームバーナを設置
して処理するので、熱ダメージの少ない高品質の乾燥物
が得られる。
粉砕乾燥処理において、処理槽の機能を撹拌粉砕機能と
乾燥機能とを分離し、それぞれにフレームバーナを設置
して処理するので、熱ダメージの少ない高品質の乾燥物
が得られる。
【0084】また、処理槽の撹拌粉砕機能と乾燥機能と
で、それぞれに熱量の小さな最適の噴流バーナが使用可
能となり、粉砕乾燥処理に消費される空気圧縮エネルギ
ーを大幅に減少することができ、装置の運転費を低減す
ることができる。
で、それぞれに熱量の小さな最適の噴流バーナが使用可
能となり、粉砕乾燥処理に消費される空気圧縮エネルギ
ーを大幅に減少することができ、装置の運転費を低減す
ることができる。
【0085】更に、撹拌粉砕機能と乾燥機能とに分離し
て別々のフレームバーナで処理するので、槽璧部に付
着、滞留を生じる可能性が少なくなり、安定した連続運
転が可能となる。
て別々のフレームバーナで処理するので、槽璧部に付
着、滞留を生じる可能性が少なくなり、安定した連続運
転が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施形態によるマルチバーナ式
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
【図2】図1に示した粉砕乾燥装置の処理槽を上方から
見た図である。
見た図である。
【図3】フレームバーナの構造を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるマルチバーナ式
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
【図5】本発明の第3の実施形態によるマルチバーナ式
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
【図6】図5に示した粉砕乾燥装置の処理槽を上方から
見た図である。
見た図である。
【図7】本発明の第4の実施形態によるマルチバーナ式
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
粉砕乾燥装置の全体を示す系統図である。
【図8】図7に示した粉砕乾燥装置の処理槽を上方から
見た図である。
見た図である。
【図9】従来のジェットバーナ式粉砕乾燥装置を示す系
統図である。
統図である。
1:処理槽 1a:処理槽の粉砕部 1b:処理糟の乾燥部 1c:処理糟の乾燥部 2a:フレームバーナ(噴流バーナ) 2b:フレームバーナ(噴流バーナ) 2c:フレームバーナ(噴流バーナ) 3:燃焼室 5:被処理物供給口 6:固気排出口 7:被処理物受槽 8:被処理物供給機 9:供給機駆動機構 10a,10b:燃料 11a,11b:酸化剤 12:噴出ガス 13:サイクロン 14:バグフィルター 15:払出しスクリュウコンベア 18,19:配管 22:被処理物 24:固形成分一次貯槽 35:バーナ本体 36:スロート部 37:噴出ガスノズル 38:燃料分散器 39:スワラー 40:点火器 50:連絡口 60:凝縮器 61:油水分離タンク 62:冷却媒体 65:配管 66:ポンプ 67:冷却器 68,69,70:流量制御弁 71:配管 75:連絡ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 輝美 東京都足立区中川四丁目13番17号 日立テ クノエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 和田 悟 東京都足立区中川四丁目13番17号 日立テ クノエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 宇野 信明 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB03 AB04 AC04 AC16 AC21 AC40 AC45 AC46 AC48 AC49 AC50 AC52 AC54 AC58 AC59 AC60 AC63 AC67 AC72 AC79 AC83 BA36 BA37 CA08 DA02 DA05 DA06 DA07 DA11 DA24 4D067 CG06 DD03 DD11 DD13 DD14 DD19 EE04 EE22 EE32 EE50 GA03 GA17 GA20 GB07
Claims (7)
- 【請求項1】燃料及び酸化剤を燃焼室内に供給して燃焼
させ、生じた燃焼ガスを噴出させるフレームバーナを処
理槽に設置し、この処理槽に供給された液体成分を含む
被処理物を前記フレームバーナの噴出ガスにより粉砕し
乾燥する粉砕乾燥方法において、 前記処理槽のフレームバーナとして第1及び第2の少な
くとも2つのフレームバーナを設置し、前記第1フレー
ムバーナにより前記処理槽に供給された被処理物を撹拌
粉砕しかつ粗乾燥し、この撹拌粉砕しかつ粗乾燥した被
処理物を前記第2のフレームバーナにより本乾燥するこ
とを特徴とするマルチバーナ式粉砕乾燥方法。 - 【請求項2】請求項1記載のマルチバーナ式粉砕乾燥方
法において、前記第1フレームバーナによる撹拌粉砕、
粗乾燥は、前記第1フレームバーナの噴出ガスにより前
記処理槽に供給された被処理物全体を撹拌しながら行う
ことを特徴とするマルチバーナ式粉砕乾燥方法。 - 【請求項3】燃料及び酸化剤を燃焼室内に供給して燃焼
させ、生じた燃焼ガスを噴出させるフレームバーナを処
理槽に設置し、この処理槽に供給された液体成分を含む
被処理物を前記フレームバーナの噴出ガスにより粉砕し
乾燥する粉砕乾燥装置において、 前記処理槽に、前記供給された被処理物を撹拌粉砕しか
つ粗乾燥する粉砕部と、この撹拌粉砕しかつ粗乾燥した
被処理物を本乾燥する乾燥部とを設け、前記フレームバ
ーナを前記粉砕部と乾燥部のそれぞれに設置したことを
特徴とするマルチバーナ式粉砕乾燥装置。 - 【請求項4】請求項3記載のマルチバーナ式粉砕乾燥装
置において、前記処理槽の粉砕部は、前記フレームバー
ナの噴出ガスにより前記供給された被処理物全体が撹拌
されるよう、下方部分が下方に向かって先細のテーパ形
状をしていることを特徴とするマルチバーナ式粉砕乾燥
装置。 - 【請求項5】請求項3又は4記載のマルチバーナ式粉砕
乾燥装置において、前記処理槽の粉砕部は乾燥部よりも
槽容積が小さいことを特徴とするマルチバーナ式粉砕乾
燥装置。 - 【請求項6】請求項3又は4記載のマルチバーナ式粉砕
乾燥装置において、前記処理槽の粉砕部及び乾燥部のフ
レームバーナは、それぞれ、前記燃焼ガスを音速以下の
速度で噴出させる噴流バーナであることを特徴とするマ
ルチバーナ式粉砕乾燥装置。 - 【請求項7】請求項3又は4記載のマルチバーナ式粉砕
乾燥装置において、前記処理槽の粉砕部のフレームバー
ナは前記燃焼ガスを超音速で噴出させるジェットバーナ
であり、前記処理槽の乾燥部のフレームバーナは前記燃
焼ガスを音速以下の速度で噴出させる噴流バーナである
ことを特徴とするマルチバーナ式粉砕乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349887A JP2000171153A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | マルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349887A JP2000171153A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | マルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000171153A true JP2000171153A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18406789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10349887A Pending JP2000171153A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | マルチバーナ式粉砕乾燥方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000171153A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008239336A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 粉体回収装置 |
KR100887173B1 (ko) | 2007-10-31 | 2009-03-09 | 한국에너지기술연구원 | 다단 유동기류 건조장치 |
JP2009068740A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Nagoya Institute Of Technology | 固液分散系の乾燥処理方法 |
-
1998
- 1998-12-09 JP JP10349887A patent/JP2000171153A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008239336A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 粉体回収装置 |
JP2009068740A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Nagoya Institute Of Technology | 固液分散系の乾燥処理方法 |
KR100887173B1 (ko) | 2007-10-31 | 2009-03-09 | 한국에너지기술연구원 | 다단 유동기류 건조장치 |
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