JP2000168144A - 画像記録装置の記録ヘッド - Google Patents
画像記録装置の記録ヘッドInfo
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- JP2000168144A JP2000168144A JP35847598A JP35847598A JP2000168144A JP 2000168144 A JP2000168144 A JP 2000168144A JP 35847598 A JP35847598 A JP 35847598A JP 35847598 A JP35847598 A JP 35847598A JP 2000168144 A JP2000168144 A JP 2000168144A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 解像度が高く、かつ、記録精度が良い画像記
録装置の記録ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 記録ヘッドは、LEDチップ13とドラ
イバIC14、15とをボンディングした基板16と、
第1、第2の屈折率分布型レンズアレイ21、22と、
遮光板17とを備える。LEDチップ13には、一定の
ピッチで列設された多数のLED8よりなる第1のLE
Dアレイ11と、第1のLEDアレイ11における各L
ED8の間に配置されるように一定のピッチで列設され
た多数のLED9からなる第2のLEDアレイ12とが
形成されている。第1の屈折率分布型レンズアレイ21
は、その中央部が第1のLEDアレイ11と対向する状
態で配置されており、第2の屈折率分布型レンズアレイ
22は、その中央部が第2のLEDアレイ12と対向す
る状態で配置されている。
録装置の記録ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 記録ヘッドは、LEDチップ13とドラ
イバIC14、15とをボンディングした基板16と、
第1、第2の屈折率分布型レンズアレイ21、22と、
遮光板17とを備える。LEDチップ13には、一定の
ピッチで列設された多数のLED8よりなる第1のLE
Dアレイ11と、第1のLEDアレイ11における各L
ED8の間に配置されるように一定のピッチで列設され
た多数のLED9からなる第2のLEDアレイ12とが
形成されている。第1の屈折率分布型レンズアレイ21
は、その中央部が第1のLEDアレイ11と対向する状
態で配置されており、第2の屈折率分布型レンズアレイ
22は、その中央部が第2のLEDアレイ12と対向す
る状態で配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば感光性フ
ィルムや静電ドラム等の記録材料に画像を記録するため
の画像記録装置の記録ヘッドに関する。
ィルムや静電ドラム等の記録材料に画像を記録するため
の画像記録装置の記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像記録装置の一種として、
湿式の電子写真装置が知られている。この湿式電子写真
装置は、静電ドラムの外周部に形成された光導電層に光
ビームを照射して静電潜像を記録した後、この光導電層
をトナー粉と非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接
触させることにより、トナー粉の電気泳動を利用し、静
電潜像をトナー像として現像するものである。光導電層
に付着した現像後のトナーは、後の転写行程において印
刷用紙等に転写される。
湿式の電子写真装置が知られている。この湿式電子写真
装置は、静電ドラムの外周部に形成された光導電層に光
ビームを照射して静電潜像を記録した後、この光導電層
をトナー粉と非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接
触させることにより、トナー粉の電気泳動を利用し、静
電潜像をトナー像として現像するものである。光導電層
に付着した現像後のトナーは、後の転写行程において印
刷用紙等に転写される。
【0003】このような湿式電子写真装置において、光
導電層に光ビームを照射して静電潜像を記録する目的で
使用される記録ヘッドとしては、静電ドラムの軸芯と平
行な方向に配設されたLED(Light−Emitt
ing Diode/発光ダイオード)アレイと、静電
ドラムの軸芯と平行な方向に配設された屈折率分布型レ
ンズアレイとを備えるものが知られている(例えば、電
子写真学会誌第37巻第1号:平成10年3月10日発
行)。
導電層に光ビームを照射して静電潜像を記録する目的で
使用される記録ヘッドとしては、静電ドラムの軸芯と平
行な方向に配設されたLED(Light−Emitt
ing Diode/発光ダイオード)アレイと、静電
ドラムの軸芯と平行な方向に配設された屈折率分布型レ
ンズアレイとを備えるものが知られている(例えば、電
子写真学会誌第37巻第1号:平成10年3月10日発
行)。
【0004】このような構成を有する記録ヘッドを使用
した場合においては、構造が簡単で小型化が可能となる
という特徴を有する。
した場合においては、構造が簡単で小型化が可能となる
という特徴を有する。
【0005】なお、屈折率分布型レンズアレイは、多数
の屈折率分布型レンズをアレイ状に配置したものであ
る。このような屈折率分布型レンズアレイとしては、例
えば、セルフォックレンズアレイ(日本板硝子株式会社
の商標)が知られている。
の屈折率分布型レンズをアレイ状に配置したものであ
る。このような屈折率分布型レンズアレイとしては、例
えば、セルフォックレンズアレイ(日本板硝子株式会社
の商標)が知られている。
【0006】ここで、屈折率分布型レンズは、GRIN
レンズ(GRaded Indexlens)とも呼称
され、その内部の屈折率の傾斜によって光線を曲げ集光
するものである。この屈折率分布型レンズを使用した場
合には、通常のレンズ(屈折率が均一で表面が曲面のレ
ンズ)を使用した場合に比べ、構造が簡単で、小型化が
可能となる。
レンズ(GRaded Indexlens)とも呼称
され、その内部の屈折率の傾斜によって光線を曲げ集光
するものである。この屈折率分布型レンズを使用した場
合には、通常のレンズ(屈折率が均一で表面が曲面のレ
ンズ)を使用した場合に比べ、構造が簡単で、小型化が
可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような記録ヘッド
に使用されるLEDアレイにおいては、各LED間のピ
ッチは、ボンディングワイヤーやLEDドライバーのレ
イアウト等の条件から、20μm以下とすることは困難
である。このため、このLEDアレイを使用した記録ヘ
ッドにおいては、その解像度を1200dpi(dot
per inch)程度以下とすることは困難となっ
ている。
に使用されるLEDアレイにおいては、各LED間のピ
ッチは、ボンディングワイヤーやLEDドライバーのレ
イアウト等の条件から、20μm以下とすることは困難
である。このため、このLEDアレイを使用した記録ヘ
ッドにおいては、その解像度を1200dpi(dot
per inch)程度以下とすることは困難となっ
ている。
【0008】このため、このような記録ヘッドを2個使
用し、一方の記録ヘッドによる走査線が他方の記録ヘッ
ドによる走査線の間に位置するようにこれらの2個の記
録ヘッドを配置することにより、従来の2倍の解像度を
得るようにすることも考えられる。しかしながら、互い
に離隔して配置された2個の記録ヘッドをこのように精
度よく配置することは実質的に不可能である。
用し、一方の記録ヘッドによる走査線が他方の記録ヘッ
ドによる走査線の間に位置するようにこれらの2個の記
録ヘッドを配置することにより、従来の2倍の解像度を
得るようにすることも考えられる。しかしながら、互い
に離隔して配置された2個の記録ヘッドをこのように精
度よく配置することは実質的に不可能である。
【0009】このため、単一の基板上に2列のLEDア
レイを互いに平行に配置し、かつ、一方のLEDアレイ
を構成する各LEDが他方のLEDアレイを構成する各
LEDの間に位置するいわゆる千鳥配列の構成とすると
共に、これら2列のLEDアレイから出射される光ビー
ムを単一の屈折率分布型レンズにより記録面に結像させ
る記録ヘッドを使用することにより、従来の2倍の解像
度を得るようにすることも可能である。この場合におい
ては、単一の基板上に2列のLEDアレイを配置するこ
とから、2列のLEDアレイを互いに高精度に位置決め
することは可能となる。
レイを互いに平行に配置し、かつ、一方のLEDアレイ
を構成する各LEDが他方のLEDアレイを構成する各
LEDの間に位置するいわゆる千鳥配列の構成とすると
共に、これら2列のLEDアレイから出射される光ビー
ムを単一の屈折率分布型レンズにより記録面に結像させ
る記録ヘッドを使用することにより、従来の2倍の解像
度を得るようにすることも可能である。この場合におい
ては、単一の基板上に2列のLEDアレイを配置するこ
とから、2列のLEDアレイを互いに高精度に位置決め
することは可能となる。
【0010】しかしながら、2列のLEDアレイから出
射される光ビームを単一の屈折率分布型レンズアレイに
より記録面に結像させる構成とした場合においては、屈
折率分布型レンズアレイにおけるもっとも性能のよい中
央部分を使用することが不可能となり、光量のバラツキ
が生ずる等の記録精度の劣化を招くことになる。
射される光ビームを単一の屈折率分布型レンズアレイに
より記録面に結像させる構成とした場合においては、屈
折率分布型レンズアレイにおけるもっとも性能のよい中
央部分を使用することが不可能となり、光量のバラツキ
が生ずる等の記録精度の劣化を招くことになる。
【0011】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、解像度が高く、かつ、記録精度が良い
画像記録装置の記録ヘッドを提供することを目的とす
る。
れたものであり、解像度が高く、かつ、記録精度が良い
画像記録装置の記録ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一定のピッチで列設された多数のLEDよりなる第
1のLEDアレイと、前記第1のLEDアレイと平行な
状態で、かつ、前記第1のLEDアレイにおける各LE
Dの間に配置されるように一定のピッチで列設された多
数のLEDからなる第2のLEDアレイと、前記第1の
LEDアレイと前記第2のLEDアレイとをボンディン
グするための基板と、前記第1のLEDアレイと対向す
る位置に配設され、第1のLEDアレイを構成する各L
EDから出射された光ビームを記録面上に結像する第1
の屈折率分布型レンズアレイと、前記第2のLEDアレ
イと対向する位置に配設され、第2のLEDアレイを構
成する各LEDから出射された光ビームを記録面上に結
像する第2の屈折率分布型レンズアレイとを備えたこと
を特徴とする。
は、一定のピッチで列設された多数のLEDよりなる第
1のLEDアレイと、前記第1のLEDアレイと平行な
状態で、かつ、前記第1のLEDアレイにおける各LE
Dの間に配置されるように一定のピッチで列設された多
数のLEDからなる第2のLEDアレイと、前記第1の
LEDアレイと前記第2のLEDアレイとをボンディン
グするための基板と、前記第1のLEDアレイと対向す
る位置に配設され、第1のLEDアレイを構成する各L
EDから出射された光ビームを記録面上に結像する第1
の屈折率分布型レンズアレイと、前記第2のLEDアレ
イと対向する位置に配設され、第2のLEDアレイを構
成する各LEDから出射された光ビームを記録面上に結
像する第2の屈折率分布型レンズアレイとを備えたこと
を特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第1のLEDアレイを構成する各
LEDから出射された光ビームが前記第2の屈折率分布
型レンズアレイに入射し、または、前記第2のLEDア
レイを構成する各LEDから出射された光ビームが前記
第1の屈折率分布型レンズアレイに入射することを防止
するための遮光部材をさらに備えている。
の発明において、前記第1のLEDアレイを構成する各
LEDから出射された光ビームが前記第2の屈折率分布
型レンズアレイに入射し、または、前記第2のLEDア
レイを構成する各LEDから出射された光ビームが前記
第1の屈折率分布型レンズアレイに入射することを防止
するための遮光部材をさらに備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、この発明を適用する画
像記録装置としての湿式電子写真装置の概要図である。
面に基づいて説明する。図1は、この発明を適用する画
像記録装置としての湿式電子写真装置の概要図である。
【0015】この湿式電子写真装置は、その外周部に記
録面としての光導電層を形成した静電ドラム1と、この
静電ドラム1に光ビームを照射して静電潜像を記録する
ためのこの発明に係る記録ヘッド2と、印刷用紙を巻回
して回転する圧胴3とを備える。
録面としての光導電層を形成した静電ドラム1と、この
静電ドラム1に光ビームを照射して静電潜像を記録する
ためのこの発明に係る記録ヘッド2と、印刷用紙を巻回
して回転する圧胴3とを備える。
【0016】また、静電ドラム1の外周部には、静電ド
ラム1の外周部を帯電させるための帯電部4と、静電ド
ラム1の外周部に液体トナーを供給するための液体トナ
ー供給部5と、静電ドラム1の外周部に残存するトナー
を除去するための清掃部6と、静電ドラム1の外周部を
除電するための除電部7とが配設されている。
ラム1の外周部を帯電させるための帯電部4と、静電ド
ラム1の外周部に液体トナーを供給するための液体トナ
ー供給部5と、静電ドラム1の外周部に残存するトナー
を除去するための清掃部6と、静電ドラム1の外周部を
除電するための除電部7とが配設されている。
【0017】この湿式電子写真装置においては、図1に
おいて反時計方向に回転する静電ドラム1の外周部が、
先ず、帯電部4の作用で帯電する。次に、記録ヘッド2
により、この静電ドラム1の外周部に光ビームが走査さ
れ、静電ドラム1の外周部における光導電層に静電潜像
が記録される。そして、液体トナー供給部5において、
この静電潜像が記録された静電ドラム1の光導電層とト
ナー粉と非導電性の溶剤とからなる液体トナーとが接触
することにより、トナー粉の電気泳動で静電潜像がトナ
ー像として現像される。このトナー像は、圧胴3の外周
部に巻回された印刷用紙に転写される。
おいて反時計方向に回転する静電ドラム1の外周部が、
先ず、帯電部4の作用で帯電する。次に、記録ヘッド2
により、この静電ドラム1の外周部に光ビームが走査さ
れ、静電ドラム1の外周部における光導電層に静電潜像
が記録される。そして、液体トナー供給部5において、
この静電潜像が記録された静電ドラム1の光導電層とト
ナー粉と非導電性の溶剤とからなる液体トナーとが接触
することにより、トナー粉の電気泳動で静電潜像がトナ
ー像として現像される。このトナー像は、圧胴3の外周
部に巻回された印刷用紙に転写される。
【0018】次に、この発明に係る記録ヘッド2の構成
について説明する。図2はこの発明に係る記録ヘッド2
を静電ドラム1と共に示す側面概要図であり、図3は記
録ヘッド2を分解して示す斜視図である。また、図4は
記録ヘッド2に使用される基板16の平面図である。
について説明する。図2はこの発明に係る記録ヘッド2
を静電ドラム1と共に示す側面概要図であり、図3は記
録ヘッド2を分解して示す斜視図である。また、図4は
記録ヘッド2に使用される基板16の平面図である。
【0019】この記録ヘッド2は、LEDチップ13
と、後述する各LED8、9を駆動するための複数のド
ライバIC14、15とをボンディングした基板16
と、第1、第2の屈折率分布型レンズアレイ21、22
と、遮光板17とを備える。基板16は、支持部材18
に支持されている。また、第1、第2の屈折率分布型レ
ンズアレイ21、22および遮光板17は、図示しない
接続部材を介して、支持部材18と連結するケーシング
19により支持されている。
と、後述する各LED8、9を駆動するための複数のド
ライバIC14、15とをボンディングした基板16
と、第1、第2の屈折率分布型レンズアレイ21、22
と、遮光板17とを備える。基板16は、支持部材18
に支持されている。また、第1、第2の屈折率分布型レ
ンズアレイ21、22および遮光板17は、図示しない
接続部材を介して、支持部材18と連結するケーシング
19により支持されている。
【0020】上記LEDチップ13には、一定のピッチ
で静電ドラム1の軸芯と平行な方向(図2における紙面
に垂直な方向)に列設された多数のLED8よりなる第
1のLEDアレイ11と、第1のLEDアレイ11と平
行な状態で、かつ、第1のLEDアレイ11における各
LED8の間に配置されるように一定のピッチで列設さ
れた多数のLED9からなる第2のLEDアレイ12と
が形成されている。すなわち、第1のLEDアレイ11
における各LED8と第2のLEDアレイ12における
各LED9とは、いわゆる千鳥配列で配置されているこ
とになる。
で静電ドラム1の軸芯と平行な方向(図2における紙面
に垂直な方向)に列設された多数のLED8よりなる第
1のLEDアレイ11と、第1のLEDアレイ11と平
行な状態で、かつ、第1のLEDアレイ11における各
LED8の間に配置されるように一定のピッチで列設さ
れた多数のLED9からなる第2のLEDアレイ12と
が形成されている。すなわち、第1のLEDアレイ11
における各LED8と第2のLEDアレイ12における
各LED9とは、いわゆる千鳥配列で配置されているこ
とになる。
【0021】これらの第1、第2のLEDアレイ11、
12を構成する各LED8、9は、基板16上にボンデ
ィングされた各ドライバIC14、15とワイヤボンデ
ィングされている。そして、第1、第2のLEDアレイ
11、12を構成する各LED8、9は、図示しない画
像信号発生手段から送信される画像信号に基づいて、変
調された光ビームを出射する。
12を構成する各LED8、9は、基板16上にボンデ
ィングされた各ドライバIC14、15とワイヤボンデ
ィングされている。そして、第1、第2のLEDアレイ
11、12を構成する各LED8、9は、図示しない画
像信号発生手段から送信される画像信号に基づいて、変
調された光ビームを出射する。
【0022】上記第1、第2の屈折率分布型レンズアレ
イ21、22は、第1、第2のLEDアレイ11、12
における各LED8、9より出射された光ビームを、静
電ドラム1の外周部に形成された光導電層の表面に結像
するためのものであり、多数の屈折率分布型レンズを列
設することにより、その外形が静電ドラム1の軸芯と平
行な方向(図2における紙面に垂直な方向)に延びる矩
形状の形状を有する。
イ21、22は、第1、第2のLEDアレイ11、12
における各LED8、9より出射された光ビームを、静
電ドラム1の外周部に形成された光導電層の表面に結像
するためのものであり、多数の屈折率分布型レンズを列
設することにより、その外形が静電ドラム1の軸芯と平
行な方向(図2における紙面に垂直な方向)に延びる矩
形状の形状を有する。
【0023】ここで、屈折率分布型レンズは、GRIN
レンズ(GRaded Indexlens)とも呼称
され、その内部の屈折率の傾斜によって光線を曲げ集光
するものである。そして、このような屈折率分布型レン
ズから構成される屈折率分布型レンズアレイとしては、
例えば、セルフォックレンズアレイ(日本板硝子株式会
社の商標)を使用することができる。
レンズ(GRaded Indexlens)とも呼称
され、その内部の屈折率の傾斜によって光線を曲げ集光
するものである。そして、このような屈折率分布型レン
ズから構成される屈折率分布型レンズアレイとしては、
例えば、セルフォックレンズアレイ(日本板硝子株式会
社の商標)を使用することができる。
【0024】そして、上記第1の屈折率分布型レンズア
レイ21は、その中央部が第1のLEDアレイ11と対
向する状態で配置されている。また、上記第2の屈折率
分布型レンズアレイ22は、その中央部が第2のLED
アレイ12と対向する状態で配置されている。
レイ21は、その中央部が第1のLEDアレイ11と対
向する状態で配置されている。また、上記第2の屈折率
分布型レンズアレイ22は、その中央部が第2のLED
アレイ12と対向する状態で配置されている。
【0025】第1の屈折率分布型レンズアレイ21と第
2の屈折率分布型レンズアレイ22との間には、上記遮
光板17が配設されている。この遮光板17は、第1の
LEDアレイ11を構成する各LED8から出射された
光ビームが第2の屈折率分布型レンズアレイ22に入射
し、または、第2のLEDアレイ12を構成する各LE
D9から出射された光ビームが第1の屈折率分布型レン
ズアレイ21に入射することを防止するためのものであ
る。
2の屈折率分布型レンズアレイ22との間には、上記遮
光板17が配設されている。この遮光板17は、第1の
LEDアレイ11を構成する各LED8から出射された
光ビームが第2の屈折率分布型レンズアレイ22に入射
し、または、第2のLEDアレイ12を構成する各LE
D9から出射された光ビームが第1の屈折率分布型レン
ズアレイ21に入射することを防止するためのものであ
る。
【0026】このような構成を有する記録ヘッド2にお
いては、第1のLEDアレイ11におけるLED8より
出射された光ビームは、第1の屈折率分布型レンズアレ
イ21により、静電ドラム1の外周部に形成された光導
電層の表面に結像する。同様に、第2のLEDアレイ1
2におけるLED9より出射された光ビームは、第2の
屈折率分布型レンズアレイ22により、静電ドラム1の
外周部に形成された光導電層の表面に結像する。
いては、第1のLEDアレイ11におけるLED8より
出射された光ビームは、第1の屈折率分布型レンズアレ
イ21により、静電ドラム1の外周部に形成された光導
電層の表面に結像する。同様に、第2のLEDアレイ1
2におけるLED9より出射された光ビームは、第2の
屈折率分布型レンズアレイ22により、静電ドラム1の
外周部に形成された光導電層の表面に結像する。
【0027】このとき、上述したように、第1のLED
アレイ11における各LED8と第2のLEDアレイ1
2における各LED9とは、いわゆる千鳥配列で配置さ
れていることから、第1のLEDアレイ11における各
LED8から出射された光ビームによる走査線が、第2
のLEDアレイ12における各LED9から出射された
光ビームによる走査線の間に位置する状態で、光導電層
に対する静電潜像の記録が行われることになる。このた
め、第1、第2のLEDアレイ11、12を構成する各
LED8、9のピッチの2倍の解像度で静電潜像の記録
を実行することが可能となる。
アレイ11における各LED8と第2のLEDアレイ1
2における各LED9とは、いわゆる千鳥配列で配置さ
れていることから、第1のLEDアレイ11における各
LED8から出射された光ビームによる走査線が、第2
のLEDアレイ12における各LED9から出射された
光ビームによる走査線の間に位置する状態で、光導電層
に対する静電潜像の記録が行われることになる。このた
め、第1、第2のLEDアレイ11、12を構成する各
LED8、9のピッチの2倍の解像度で静電潜像の記録
を実行することが可能となる。
【0028】このとき、第1、第2のLEDアレイ1
1、12は、LEDチップ13を介して共通の基板16
にボンディングされていることから、これらの第1、第
2のLEDアレイ11、12を互いに高精度に位置決め
することができる。
1、12は、LEDチップ13を介して共通の基板16
にボンディングされていることから、これらの第1、第
2のLEDアレイ11、12を互いに高精度に位置決め
することができる。
【0029】また、第1の屈折率分布型レンズアレイ2
1は、その中央部が第1のLEDアレイ11と対向する
状態で配置されており、第2の屈折率分布型レンズアレ
イ22は、その中央部が第2のLEDアレイ12と対向
する状態で配置されていることから、第1、第2の屈折
率分布型レンズアレイ21、22における最も性能のよ
い中央部分を使用することが可能となり、光量のバラツ
キの発生等を防止することが可能となる。
1は、その中央部が第1のLEDアレイ11と対向する
状態で配置されており、第2の屈折率分布型レンズアレ
イ22は、その中央部が第2のLEDアレイ12と対向
する状態で配置されていることから、第1、第2の屈折
率分布型レンズアレイ21、22における最も性能のよ
い中央部分を使用することが可能となり、光量のバラツ
キの発生等を防止することが可能となる。
【0030】さらに、第1の屈折率分布型レンズアレイ
21と第2の屈折率分布型レンズアレイ22との間に遮
光板17が配設されていることから、第1のLEDアレ
イ11を構成する各LED8から出射された光ビームが
第2の屈折率分布型レンズアレイ22に入射し、また
は、第2のLEDアレイ12を構成する各LED9から
出射された光ビームが第1の屈折率分布型レンズアレイ
21に入射することによる記録精度の悪化を有効に防止
することが可能となる。
21と第2の屈折率分布型レンズアレイ22との間に遮
光板17が配設されていることから、第1のLEDアレ
イ11を構成する各LED8から出射された光ビームが
第2の屈折率分布型レンズアレイ22に入射し、また
は、第2のLEDアレイ12を構成する各LED9から
出射された光ビームが第1の屈折率分布型レンズアレイ
21に入射することによる記録精度の悪化を有効に防止
することが可能となる。
【0031】なお、上述した実施形態における基板16
においては、図4に示すように、第1のLEDアレイ1
1と第2のLEDアレイ12とを単一のLEDチップ1
3上に形成し、このLEDチップ13を基板16にボン
ディングしている。しかしながら、図5に示すように、
第1のLEDアレイ11を形成した第1のLEDチップ
31と、第2のLEDアレイ12を形成した第2のLE
Dチップ32とを、個別に基板16上にボンディングす
るようにしてもよい。
においては、図4に示すように、第1のLEDアレイ1
1と第2のLEDアレイ12とを単一のLEDチップ1
3上に形成し、このLEDチップ13を基板16にボン
ディングしている。しかしながら、図5に示すように、
第1のLEDアレイ11を形成した第1のLEDチップ
31と、第2のLEDアレイ12を形成した第2のLE
Dチップ32とを、個別に基板16上にボンディングす
るようにしてもよい。
【0032】この場合においては、互いに同一の構成を
有する第1のLEDチップ31と第2のLEDチップ3
2とを、各LED8、9のピッチと等しい距離だけ、互
いにずらせて配設することになるが、この配設動作は基
板16上へのボンディングにより実行されるため、第1
のLEDアレイ11と第2のLEDアレイ12との位置
精度が悪化することはない。
有する第1のLEDチップ31と第2のLEDチップ3
2とを、各LED8、9のピッチと等しい距離だけ、互
いにずらせて配設することになるが、この配設動作は基
板16上へのボンディングにより実行されるため、第1
のLEDアレイ11と第2のLEDアレイ12との位置
精度が悪化することはない。
【0033】図5に示すように、第1のLEDアレイ1
1を形成した第1のLEDチップ31と、第2のLED
アレイ12を形成した第2のLEDチップ32とを、個
別に基板16上にボンディングする構成とした場合にお
いては、第1、第2のLEDチップ31、32の歩留ま
りを高くし、コストの低減を実現することが可能とな
る。
1を形成した第1のLEDチップ31と、第2のLED
アレイ12を形成した第2のLEDチップ32とを、個
別に基板16上にボンディングする構成とした場合にお
いては、第1、第2のLEDチップ31、32の歩留ま
りを高くし、コストの低減を実現することが可能とな
る。
【0034】なお、上述した実施の形態においては、い
ずれも、第1、第2のLEDアレイ11、12を使用す
ると共に、第2のLEDアレイ12における各LED9
が第1のLEDアレイ11における各LED8の間に配
置されるいわゆる千鳥配列で配置している。しかしなが
ら、3個以上のLEDアレイを使用し、これらのLED
アレイのうちのいずれかのLEDアレイを構成する各L
EDが、他のLEDアレイを構成する各LEDの間に配
置されるような構成としてもよい。すなわち、少なくと
も2個以上のLEDアレイを構成する各LEDが交互に
配置される構成であればよい。
ずれも、第1、第2のLEDアレイ11、12を使用す
ると共に、第2のLEDアレイ12における各LED9
が第1のLEDアレイ11における各LED8の間に配
置されるいわゆる千鳥配列で配置している。しかしなが
ら、3個以上のLEDアレイを使用し、これらのLED
アレイのうちのいずれかのLEDアレイを構成する各L
EDが、他のLEDアレイを構成する各LEDの間に配
置されるような構成としてもよい。すなわち、少なくと
も2個以上のLEDアレイを構成する各LEDが交互に
配置される構成であればよい。
【0035】また、上述した実施の形態においては、こ
の発明を湿式電子写真装置に適用した場合について説明
したが、その他の電子写真装置やイメージセッター等の
他の画像記録装置にこの発明を適用することも可能であ
る。
の発明を湿式電子写真装置に適用した場合について説明
したが、その他の電子写真装置やイメージセッター等の
他の画像記録装置にこの発明を適用することも可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、一定の
ピッチで列設された多数のLEDよりなる第1のLED
アレイと第1のLEDアレイにおける各LEDの間に配
置されるように一定のピッチで列設された多数のLED
からなる第2のLEDアレイとを単一の基板上にボンデ
ィングすると共に、第1、第2のLEDアレイに対応さ
せて第1、第2の屈折率分布型レンズアレイを配置した
ことから、画像の記録を高精度に、かつ、高解像度で実
行することが可能となる。
ピッチで列設された多数のLEDよりなる第1のLED
アレイと第1のLEDアレイにおける各LEDの間に配
置されるように一定のピッチで列設された多数のLED
からなる第2のLEDアレイとを単一の基板上にボンデ
ィングすると共に、第1、第2のLEDアレイに対応さ
せて第1、第2の屈折率分布型レンズアレイを配置した
ことから、画像の記録を高精度に、かつ、高解像度で実
行することが可能となる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、遮光部材
をさらに備えることから、第1のLEDアレイを構成す
る各LEDから出射された光ビームが第2の屈折率分布
型レンズアレイに入射し、または、第2のLEDアレイ
を構成する各LEDから出射された光ビームが第1の屈
折率分布型レンズアレイに入射することによる記録精度
の悪化を有効に防止することが可能となる。
をさらに備えることから、第1のLEDアレイを構成す
る各LEDから出射された光ビームが第2の屈折率分布
型レンズアレイに入射し、または、第2のLEDアレイ
を構成する各LEDから出射された光ビームが第1の屈
折率分布型レンズアレイに入射することによる記録精度
の悪化を有効に防止することが可能となる。
【図1】この発明を適用する画像記録装置としての湿式
電子写真装置の概要図である。
電子写真装置の概要図である。
【図2】この発明に係る記録ヘッド2を静電ドラム1と
共に示す側面概要図である。
共に示す側面概要図である。
【図3】この発明に係る記録ヘッド2を分解して示す斜
視図である。
視図である。
【図4】記録ヘッド2に使用される基板16の平面図で
ある。
ある。
【図5】記録ヘッド2に使用される基板16の他の実施
形態を示す平面図である。
形態を示す平面図である。
1 静電ドラム 2 記録ヘッド 3 圧胴 4 帯電部 5 液体トナー供給部 6 清掃部 7 除電部 8 LED 9 LED 11 第1のLEDアレイ 12 第2のLEDアレイ 13 LEDチップ 14 ドライバIC 15 ドライバIC 16 基板 17 遮光板 18 支持部材 19 ケーシング 21 第1の屈折率分布型レンズアレイ 22 第2の屈折率分布型レンズアレイ 31 第1のLEDチップ 32 第2のLEDチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE02 AE04 AE21 AE28 AE75 AF07 AH82 AH84 FA04 FA17 FA45 FA70 5F041 CB22 DA20 DA83 DB07 EE24 EE25 FF13
Claims (2)
- 【請求項1】 一定のピッチで列設された多数のLED
よりなる第1のLEDアレイと、 前記第1のLEDアレイと平行な状態で、かつ、前記第
1のLEDアレイにおける各LEDの間に配置されるよ
うに一定のピッチで列設された多数のLEDからなる第
2のLEDアレイと、 前記第1のLEDアレイと前記第2のLEDアレイとを
ボンディングするための基板と、 前記第1のLEDアレイと対向する位置に配設され、第
1のLEDアレイを構成する各LEDから出射された光
ビームを記録面上に結像する第1の屈折率分布型レンズ
アレイと、 前記第2のLEDアレイと対向する位置に配設され、第
2のLEDアレイを構成する各LEDから出射された光
ビームを記録面上に結像する第2の屈折率分布型レンズ
アレイと、 を備えたことを特徴とする画像記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像記録装置の記録ヘ
ッドにおいて、 前記第1のLEDアレイを構成する各LEDから出射さ
れた光ビームが前記第2の屈折率分布型レンズアレイに
入射し、または、前記第2のLEDアレイを構成する各
LEDから出射された光ビームが前記第1の屈折率分布
型レンズアレイに入射することを防止するための遮光部
材をさらに備えた画像記録装置の記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35847598A JP2000168144A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 画像記録装置の記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35847598A JP2000168144A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 画像記録装置の記録ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000168144A true JP2000168144A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18459510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35847598A Pending JP2000168144A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 画像記録装置の記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000168144A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006110730A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
TWI423488B (zh) * | 2010-07-12 | 2014-01-11 | Optromax Electronics Co Ltd | 發光二極體封裝結構 |
-
1998
- 1998-12-01 JP JP35847598A patent/JP2000168144A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006110730A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
JP4508817B2 (ja) * | 2004-10-12 | 2010-07-21 | セイコーエプソン株式会社 | 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置 |
TWI423488B (zh) * | 2010-07-12 | 2014-01-11 | Optromax Electronics Co Ltd | 發光二極體封裝結構 |
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