JP2000166879A - 肩こり評価装置及び方法 - Google Patents

肩こり評価装置及び方法

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JP2000166879A
JP2000166879A JP10349549A JP34954998A JP2000166879A JP 2000166879 A JP2000166879 A JP 2000166879A JP 10349549 A JP10349549 A JP 10349549A JP 34954998 A JP34954998 A JP 34954998A JP 2000166879 A JP2000166879 A JP 2000166879A
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shoulder
stiff
calculator
activity
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JP10349549A
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English (en)
Inventor
Yukiko Fujimaru
由紀子 藤丸
Yoshito Mukono
義人 向野
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩こりを客観的かつ的確に評価することがで
きる装置もしくは方法を提供する。 【解決手段】 自律神経の活動状態を追跡し、交感神経
が活発になっている状態にあるときは肩こりであると判
定する装置または方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、客観的に肩こり評
価を行うための装置もしくは方法に関する。
【0002】
【従来の技術】肩こりとは「肩が重苦しく、こわばった
ような状態」をいい、筋の緊張によって血管を圧迫し、
血行障害を引き起こした状態にあると言われている。そ
の結果として、疲労物質が蓄積し、こりやはり感ととも
に痛みを発生する。
【0003】ここで、肩こりの評価は、レーザードップ
ラー血流計による血流測定や筋硬度測定によって行われ
ているが、客観的な評価としては十分でなく、肩こりは
依然として自覚症状の訴えにより初めて明らかになるも
のであった。また、肩こりの程度などについて定量的な
評価を行うにあたっても妥当性に欠け、治療もしくは療
養または治療薬などによる治癒効果を的確に評価するに
も不十分であった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、肩こりの評
価を外部から客観的かつ的確に行うことができるように
なれば、例えば早期にその兆候を発見することができる
ようになり、酷くなる前に治療が行え、治療が長引かず
に済む。また、早期発見により慢性化を防ぐことができ
る。更には、治療や治療薬などの効果の評価が的確に行
えるようになってそれらの研究に大いに役立ち、一般社
会により有益なものを提供することができるようにな
る。
【0005】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、肩こりを客観的かつ的確に
評価することができる装置もしくは方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために本発明者らが鋭意研究を行った結果、肩こり
が自律神経の活動状態と関係があることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明に係る装置もしくは方法は、
自律神経の活動状態を追跡し、基本的には、交感神経が
活発になっている状態にあるときは肩こりであると判定
することを特徴とする。
【0008】より具体的には、本発明は、以下のような
装置、方法及び記録媒体等を提供する。
【0009】(1) 自律神経の活動状態を分析するた
めに必要なパラメータを測定する測定器と、この測定器
により得られた測定値に基づいて、交感神経の活動状態
を分析する分析器と、この分析器により得られた分析値
に基づいて、肩こり評価を行う判定器と、この判定器で
行われた評価結果を表示する表示器と、を備える肩こり
評価装置。
【0010】(2) 前記判定器は、同一人の過去の測
定データに基づき、当該過去の測定データから算出した
健常時の値と比較して、交感神経の活動状態が高い場合
には肩こりと判定する判定部を備えていることを特徴と
する上記(1)記載の肩こり評価装置。
【0011】(3) 前記判定器は、複数人の測定デー
タに基づき、当該複数人の測定データから算出した非肩
こり群の標準値と比較して、交感神経の活動状態が高い
場合には肩こりと判定する判定部を備えていることを特
徴とする上記(1)または(2)記載の肩こり評価装
置。
【0012】(4) 心拍を計測する心電図計と、この
心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する解析
器と、0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF
値)及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF
値)から「LF/HF」値を算出する第一の算出器と、
この第一の算出器により算出された「LF/HF」値を
データとして格納するメモリと、このメモリに格納され
ているデータから同一人における「LF/HF」値及び
複数人からなる非肩こり群における「LF/HF」値の
標準値を算出する第二の算出器と、新たに算出された
「LF/HF」値を、前記健常値もしくは前記標準値と
比較する比較装置と、新たに算出された「LF/HF」
値がその健常値または標準値よりも高かった場合には肩
こりと判定する判定器と、この判定器による判定結果を
表示する表示器と、を備える肩こり評価装置。
【0013】(5) 心拍を計測する心電図計と、この
心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する解析
器と、0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF
値)及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF
値)から「LF/HF」値を算出する第一の算出器と、
この第一の算出器により算出された「LF/HF」値を
データとして格納するメモリと、このメモリに格納され
ているデータから同一人における「LF/HF」値の健
常値を算出する第二の算出器と、この同一人における
「LF/HF」値の経時変化を読み取り、該「LF/H
F」値が上昇傾向にある場合には肩こり進行中にあると
判定し、該「LF/HF」値が下降傾向にある場合には
肩こり治癒過程にあると判定する判定器と、この判定器
による判定結果を表示する表示器と、を備える肩こり評
価装置。
【0014】(6) 心拍を計測する心電図計と、この
心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する解析
器と、0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF
値)及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF
値)から「LF/HF」値を算出する第一の算出器と、
この第一の算出器により算出された「LF/HF」値を
データとして格納するメモリと、このメモリに格納され
ているデータから同一人における「LF/HF」値の健
常値を算出する第二の算出器と、この同一人における
「LF/HF」値の経時変化を読み取り、該「LF/H
F」値が上昇傾向にある場合には肩こり進行中にあると
判定し、該「LF/HF」値が下降傾向にある場合には
肩こり治癒過程にあると判定する判定器と、この判定器
により得られた判定結果どうしを比較する比較装置と、
この比較装置による比較結果及び前記判定器による判定
結果を表示する表示器と、を備える肩こり治癒過程評価
装置。
【0015】(7) ある肩こり治療薬を適用した場合
としない場合とで、肩こりの治癒状況を客観的に比較す
ることを実現するための上記(6)記載の肩こり治癒過
程評価装置の使用。
【0016】(8) 上記(6)記載の肩こり治癒過程
評価装置を備える肩こり治療薬の薬効デモンストレーシ
ョン施設。
【0017】(9) 自律神経活動測定により肩こり評
価を行う方法。
【0018】(10) ある人の交感神経の活動状態の
データに基づき、その人の健常時の交感神経の活動状態
の活動状態と比較して、交感神経の活動状態が健常時よ
りも高い場合に肩こりと判定する肩こり判定方法。
【0019】(11) ある人の交感神経の活動状態の
データに基づき、複数人からなる非肩こり群の交感神経
の活動状態の標準値と比較して、交感神経の活動状態が
標準値よりも高い場合に肩こりと判定する肩こり判定方
法。
【0020】(12) ある人の交感神経の活動状態の
データに基づき、複数個のデータから交感神経の活動状
態の経時変化を読み取り、交感神経の活動状態が高まる
傾向にある場合には肩こりの進行傾向にあると判定する
肩こり傾向判定方法。
【0021】(13) ある肩こり治療薬を適用した場
合としない場合の交感神経の活動状態のデータに基づ
き、複数個のデータから交感神経の活動状態の経時変化
をそれぞれ読み取り、交感神経の活動状態が低下する傾
向の度合を対比することにより前記肩こり治療薬の効果
をスクリーニングする方法。
【0022】(14) 以下の手順を実行させるコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。 (a)心拍を計測する心電図計により得られた計測値を
解析器に送り、(b)前記解析器での心拍変動の周波数
解析の結果を第一の算出器に送って、当該第一の算出器
にて0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)
及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)か
ら「LF/HF」値を算出させ、(c)この第一の算出
器により算出された「LF/HF」値をデータとしてメ
モリに格納し、(d)このメモリに格納されているデー
タを呼び出し、それから同一人における「LF/HF」
値の健常値、及び複数人からなる非肩こり群における
「LF/HF」値の標準値を第二の算出器に算出させ、
(e)新たに算出された「LF/HF」値を、前記健常
値もしくは前記標準値と比較装置で比較させ、(f)新
たに算出された「LF/HF」値がその健常値またはそ
の標準値よりも高かった場合には、肩こりと判定器に判
定させ、(g)この判定器による判定結果を表示器に表
示させる。
【0023】(15) 以下の手順を実行させるコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。 (a)心拍を計測する心電図計により得られた計測値を
解析器に送り、(b)前記解析器での心拍変動の周波数
解析の結果を第一の算出器に送って、当該第一の算出器
にて0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)
及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)か
ら「LF/HF」値を算出させ、(c)この第一の算出
器により算出された「LF/HF」値をデータとしてメ
モリに格納し、(d)このメモリに格納されているデー
タを呼び出し、それから同一人における「LF/HF」
値の健常値を第二の算出器に算出させ、(e)この同一
人における「LF/HF」値の経時変化を読み取り、該
「LF/HF」値が上昇傾向にありる場合には肩こり進
行中にあると判定し、該「LF/HF」値が下降傾向に
ある場合には肩こり治癒過程にあると判定器に判定さ
せ、(f)この判定器による判定結果を表示器に表示さ
せる。
【0024】以上のものは、交感神経の活動状態を監視
することにより肩こりの評価等を行うものであるが、交
換神経の活動状態に副交感神経の活動状態を加味して判
断を行うことにより、より的確な判断が行えることが期
待できる。従って、以下のものも本発明の態様として含
まれる。
【0025】(16) 前記判定器は副交感神経の活動
状態も加味して判定を行うことを特徴とする上記(1)
から(3)いずれかに記載の装置。
【0026】(17) ある肩こり治療薬を適用した場
合としない場合とで、肩こりの治癒状況を客観的に比較
することを実現するための上記(16)記載の肩こり治
癒過程評価装置の使用。
【0027】(18) 上記(16)記載の肩こり治癒
過程評価装置を備える肩こり治療薬の薬効デモンストレ
ーション施設。
【0028】(19) 前記判定は、副交感神経の活動
状態も加味して行うことを特徴とする上記(10)から
(13)に記載の方法。
【0029】なお、上記(16)から(19)の構成を具体
的に示すと以下のようになる。
【0030】(20) 自律神経活動の状態を分析する
ために必要なパラメータを測定する測定器と、この測定
器により得られた測定値に基づいて、交感神経の活動状
態および副交感神経の活動状態を分析する分析器と、こ
の分析器により得られた分析値に基づいて、肩こり評価
を行う判定器と、この判定器で行われた評価結果を表示
する表示器と、を備える肩こり評価装置において、前記
判定器は、同一人の過去の測定データに基づき、当該過
去の測定データから算出した健常時の値と比較して、交
感神経の活動状態が高く、かつ、副交感神経の活動状態
が低い場合には、肩こりと判定する判定部を備えている
ことを特徴とする肩こり評価装置。
【0031】(21) 自律神経活動の状態を分析する
ために必要なパラメータを測定する測定器と、この測定
器により得られた測定値に基づいて、交感神経の活動状
態および副交感神経の活動状態を分析する分析器と、こ
の分析器により得られた分析値に基づいて、肩こり評価
を行う判定器と、この判定器で行われた評価結果を表示
する表示器と、を備える肩こり評価装置において、前記
判定器は、複数人の測定データに基づき、当該複数人の
測定データから算出した非肩こり群の標準値と比較し
て、交感神経の活動状態が高く、副交感神経の活動状態
が低い場合には、肩こりと判定する判定部を備えている
ことを特徴とする請求項1または2記載の肩こり評価装
置。
【0032】(22) 心拍を計測する心電図計と、こ
の心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する解
析器と、0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF
値)及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF
値)から「LF/HF」値及び「HF/(LF+H
F)」値を算出する第一の算出器と、この第一の算出器
により算出された「LF/HF」及び「HF/(LF+
HF)」の値をデータとして格納するメモリと、このメ
モリに格納されているデータから同一人における「LF
/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の健常値、
及び複数人からなる非肩こり群における「LF/HF」
値及び「HF/(LF+HF)」値の標準値を算出する
第二の算出器と、新たに算出された「LF/HF」値と
「HF/(LF+HF)」値を、前記健常値もしくは前
記標準値と比較する比較装置と、新たに算出された「L
F/HF」値がその健常値よりも高く、新たに算出され
た「HF/(LF+HF)」値がその健常値よりも低か
った場合、または、新たに算出された「LF/HF」値
がその標準値よりも高く、新たに算出された「HF/
(LF+HF)」値がその標準値よりも低かった場合に
は、肩こりと判定する判定器と、この判定器による判定
結果を表示する表示器と、を備える肩こり評価装置。
【0033】(23) 心拍を計測する心電図計と、こ
の心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する解
析器と、0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF
値)及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF
値)から「LF/HF」値及び「HF/(LF+H
F)」値を算出する第一の算出器と、この第一の算出器
により算出された「LF/HF」及び「HF/(LF+
HF)」の値をデータとして格納するメモリと、このメ
モリに格納されているデータから同一人における「LF
/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の健常値を
算出する第二の算出器と、この同一人における「LF/
HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の経時変化を
読み取り、該「LF/HF」値が上昇傾向にあり、該
「HF/(LF+HF)」値が下降傾向にある場合には
肩こり進行中にあると判定し、該「LF/HF」値が下
降傾向にあり、該「HF/(LF+HF)」値が上昇傾
向にある場合には肩こり治癒過程にあると判定する判定
器と、この判定器による判定結果を表示する表示器と、
を備える肩こり評価装置。
【0034】(24) 心拍を計測する心電図計と、こ
の心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する解
析器と、0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF
値)及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF
値)から「LF/HF」値及び「HF/(LF+H
F)」値を算出する第一の算出器と、この第一の算出器
により算出された「LF/HF」及び「HF/(LF+
HF)」の値をデータとして格納するメモリと、このメ
モリに格納されているデータから同一人における「LF
/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の健常値を
算出する第二の算出器と、この同一人における「LF/
HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の経時変化を
読み取り、該「LF/HF」値が上昇傾向にあり、該
「HF/(LF+HF)」値が下降傾向にある場合には
肩こり進行中にあると判定し、該「LF/HF」値が下
降傾向にあり、該「HF/(LF+HF)」値が上昇傾
向にある場合には肩こり治癒過程にあると判定する判定
器と、この判定器により得られた判定結果どうしを比較
する比較装置と、この比較装置による比較結果及び前記
判定器による判定結果を表示する表示器と、を備える肩
こり治癒過程評価装置。
【0035】(25) ある肩こり治療薬を適用した場
合としない場合とで、肩こりの治癒状況を客観的に比較
することを実現するための(24)記載の肩こり治癒過
程評価装置の使用。
【0036】(26) (24)記載の肩こり治癒過程
評価装置を備える肩こり治療薬の薬効デモンストレーシ
ョン施設。
【0037】(27) 自律神経活動測定により肩こり
評価を行う方法。
【0038】(28) ある人の交感神経の活動状態お
よび副交感神経の活動状態のデータに基づき、その人の
健常時の交感神経の活動状態および副交感神経の活動状
態と比較して、交感神経の活動状態が健常時よりも高
く、副交感神経の活動状態が健常時よりも低い場合に肩
こりと判定する肩こり判定方法。
【0039】(29) ある人の交感神経の活動状態お
よび副交感神経の活動状態のデータに基づき、複数人か
らなる非肩こり群の交感神経の活動状態および副交感神
経の活動状態の標準値と比較して、交感神経の活動状態
が標準値よりも高く、副交感神経の活動状態が標準値よ
りも低い場合に肩こりと判定する肩こり判定方法。
【0040】(30) ある人の交感神経の活動状態お
よび副交感神経の活動状態のデータに基づき、複数個の
データから交感神経の活動状態および副交感神経の活動
状態の経時変化を読み取り、交感神経の活動状態が高ま
る傾向にある場合には肩こりの進行傾向にあると判定
し、副交感神経の活動状態が高まる傾向にある場合には
肩こりの治癒傾向にあると判定する肩こり傾向判定方
法。
【0041】(31) ある肩こり治療薬を適用した場
合としない場合の交感神経の活動状態および副交感神経
の活動状態のデータに基づき、複数個のデータから交感
神経の活動状態および副交感神経の活動状態の経時変化
をそれぞれ読み取り、副交感神経の活動状態が高まる傾
向の度合を対比することにより前記肩こり治療薬の効果
をスクリーニングする方法。
【0042】(32) 以下の手順を実行させるコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。 (a)心拍を計測する心電図計により得られた計測値を
解析器に送り、(b)前記解析器での心拍変動の周波数
解析の結果を第一の算出器に送って、当該第一の算出器
にて0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)
及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)か
ら「LF/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値を
算出させ、(c)この第一の算出器により算出された
「LF/HF」及び「HF/(LF+HF)」の値をデ
ータとしてメモリに格納し、(d)このメモリに格納さ
れているデータを呼び出し、それから同一人における
「LF/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の健
常値、及び複数人からなる非肩こり群における「LF/
HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の標準値を第
二の算出器に算出させ、(e)新たに算出された「LF
/HF」値と「HF/(LF+HF)」値を、前記健常
値もしくは前記標準値と比較装置で比較させ、(f)新
たに算出された「LF/HF」値がその健常値よりも高
く、新たに算出された「HF/(LF+HF)」値がそ
の健常値よりも低かった場合、または、新たに算出され
た「LF/HF」値がその標準値よりも高く、新たに算
出された「HF/(LF+HF)」値がその標準値より
も低かった場合には、肩こりと判定器に判定させ、
(g)この判定器による判定結果を表示器に表示させ
る。
【0043】(33) 以下の手順を実行させるコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。 (a)心拍を計測する心電図計により得られた計測値を
解析器に送り、(b)前記解析器での心拍変動の周波数
解析の結果を第一の算出器に送って、当該第一の算出器
にて0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)
及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)か
ら「LF/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値を
算出させ、(c)この第一の算出器により算出された
「LF/HF」及び「HF/(LF+HF)」の値をデ
ータとしてメモリに格納し、(d)このメモリに格納さ
れているデータを呼び出し、それから同一人における
「LF/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値の健
常値を第二の算出器に算出させ、(e)この同一人にお
ける「LF/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値
の経時変化を読み取り、該「LF/HF」値が上昇傾向
にあり、該「HF/(LF+HF)」値が下降傾向にあ
る場合には肩こり進行中にあると判定し、該「LF/H
F」値が下降傾向にあり、該「HF/(LF+HF)」
値が上昇傾向にある場合には肩こり治癒過程にあると判
定器に判定させ、(f)この判定器による判定結果を表
示器に表示させる。
【0044】
【発明の実施の形態】
【0045】[肩こり評価装置]図1は、本発明に係る
肩こり評価装置の機能構成を示すブロック図である。こ
の図1に示されるように、本発明に係る肩こり評価装置
は、入力装置11と出力装置13、演算処理装置(CP
U)14、及び記憶装置15を備えており、入力装置1
1から入力されたデータが演算処理装置(CPU)14
にて処理され、最終的に出力装置13で出力される。演
算処理装置(CPU)14における処理は、記憶装置1
5に記憶されているデータとあわせて行われ、記憶装置
15に記憶されているデータと比較処理等が実行される
ことにより肩こりの評価が行われることとなる。
【0046】なお、この実施の形態において、記憶装置
15は、実施上の便宜のために、第1のメモリ15a及
び第2のメモリ15bとして、二つの記憶領域がその中
に設定されているが、これらは一つに纏めても、3つ以
上に分割してもよい。また、本発明に係る肩こり評価装
置をデモンストレーション用に供するために、入力装置
等の各装置を別々の場所に配置したものを想定してお
り、入力装置等の各装置はバス10にそれぞれ接続され
ているが、これらをパーソナルコンピュータのように一
体とした形態とすることもできる。入力装置11の具体
例としては例えばキーボードが挙げられるが、ダイヤル
やタッチパネル等、数値入力ができるものであればあら
ゆるものを使用することができる。また、心電図と直結
させてそのデータをそのまま数値として入力させること
もできる。一方、出力装置13についても、代表的なも
のはディスプレイであるが、特にそれに限定されること
なく、例えば本装置をデモンストレーションに使用する
のであれば、その効果を最も発揮できる形態のもの(例
えば、電光掲示板のようなもの)を選択することができ
る。
【0047】[動作フロー]図2から図4は、本発明に
係る肩こり判定方法の動作の流れを示したフローチャー
トである。図4に示されるように、本発明に係る肩こり
判定方法は、データ取り込み(S101)の後に肩こり評
価を行い(S102)、出力をする(S103)ということを
最も基本的な概念としている。そして、本発明において
は、S102の肩こり評価が交感神経の活動状態を監視す
ることにより行われるのであるが、この発明の実施の形
態においてその具体的な評価方法は図3乃至は図4に示
されるような手順に基づいて行われる。この場合におい
て、図3は測定時に肩こりか否かを判定する場合の動作
フローを示す図であり、図4は肩こり治療を行っている
ときの治療経過を監視する場合の動作フローを示す図で
ある。
【0048】まず、測定時に肩こりか否かを判定する場
合には、図3に示されるように、心電図計16で心拍を
計測することにより得られたデータを、入力装置11を
介して取り込み(S201)、それを周波数解析して、
0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)及び
0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)から
「LF/HF」値及び「HF/(LF+HF)」値を算
出し、観測された値である[LF/HF]op及び[HF
/(LF+HF)]opと標準値である[LF/HF]st
及び[HF/(LF+HF)]stとを比較し、交感神経
の活動状態を示す計測値が標準値よりも高く、かつ、副
交感神経の活動状態を示す計測値が標準値よりも低いか
否かを計算し(S202)、そうであった場合(即ち、
「[LF/HF]op>[LF/HF]stかつ[HF/
(LF+HF)]op<HF/(LF+HF)]st」であ
る場合)には「肩こり」と判定し(S203)、そうでな
かった場合には「肩こりでない」と判定し(S204)、
その判定結果を出力する(S205)。なお、肩こりの判
定は、比較処理装置を用いて過去の蓄積データと比較し
て行うようにしてもよいが、観測者が過去のデータに基
づいて判断を下すようにしてもよい(この場合にはS20
3及びS204のステップが不要となり、S202における計
算結果のみが表示されることになる)。
【0049】ここで、S202における計算過程を説明す
ると、次のようになる。まず、「LF/HF」値及び
「HF/(LF+HF)」値が算出されると、これが第
1のメモリ15aに格納され、データとして蓄積され
る。そして、これらの蓄積データより、標準値[LF/
HF]st及び[HF/(LF+HF)]stが算出され
る。算出された標準値は、第2のメモリ15bに格納さ
れ、新たな観測値[LF/HF]op及び[HF/(LF
+HF)]opが入力されると、それと対比されて肩こり
の判定が行われる。なお、標準値の算出は、例えば過去
のデータの平均値を取ることにより行うことができる
が、これに限られることなく、最頻出値などを取ること
によっても算出することもできる。また、「LF/H
F」値及び「HF/(LF+HF)」値の算出は第一の
算出器、標準値[LF/HF]st及び[HF/(LF+
HF)]stの算出は第二の算出器というようにすること
もできるが、それらを単一の演算処理装置で行うように
することも勿論可能である。更に、標準値[LF/H
F]st及び[HF/(LF+HF)]stは同一人の過去
のデータの蓄積から算出するだけでなく、ある母集団に
おける標準値というように複数人のデータから算出する
ようにしてもよい。そしてその場合には、肩こりの症状
を訴える集団のデータを収集してそこから算出された標
準値に近ければ「肩こり」と判定され、肩こりの症状の
ない集団のデータから算出された標準値に近ければ「肩
こりでない」と判定されることになる。
【0050】次に、肩こり治療を行っているときの治療
経過を監視する場合には、図4に示されるように、デー
タ取り込みが行われた後(S301)、過去の蓄積データ
から「その人」についての[LF/HF]値及び[HF
/(LF+HF)]値の直近のデータである[LF/H
F]n-1及び[HF/(LF+HF)]n-1とその時点
の測定値から算出されたLF/HF]n及び[HF/
(LF+HF)]nとが対比され、その時点の交感神経
の活動状態が前回のもの(即ち、直近のもの)よりも低
くなっていると共に副交感神経の活動状態が高くなって
いる場合(即ち、「[LF/HF]n-1>[LF/H
F]nかつ[HF/(LF+HF)]n-1<[HF/
(LF+HF)]n」の場合)には「肩こりの治療経過
が良好である」と判定し(S303)、そうでない場合に
は「肩こりの治療経過が良好でない」と判定する(S30
4)。そして、前回は「治療経過良好」であった判定が
今回は「治療経過不良」となった場合にはそのようにデ
ータが更新され(S305)、それが出力される(S30
6)。なお、この実施の形態においては、前回も今回も
「治療経過良好」であった場合でも、一度データが更新
されてから、その旨が表示されるようにしているが、判
定結果が同一であった場合には更新をしないようにプロ
グラムを組むことも勿論可能である。
【0051】[格納されるデータの形態]図5は、第1
のメモリ15aに格納されるデータの形態の一例を示し
たものである。また、図6は、第2のメモリ15bに格
納されるデータの形態の一例を示したものである。図5
に示されるように、この実施の形態においては、計測の
対象者にそれぞれ「001」、「002」、「003」
という連続番号からなるIDが付されており、各個人別
のデータが直ちにソート処理できるようにしている。そ
して、集積された各個人別のデータから標準値[LF/
HF]st及び[HF/(LF+HF)]stの算出をし、
それを各個人別に第2のメモリ15bに格納するわけで
ある。そして、各個人別の標準値は、状況に応じて随時
更新され、更新された日付が記録される。日付の更新
(即ち、記録事項の更新)は、治療経過(図4)に応じ
て随時行うようにしてもよく、ある一定の期間を区切っ
て定期的に更新するようにしてもよい。
【0052】なお、この実施の形態では、副交感神経の
活動の指標となる[HF/(LF+HF)]についても
判断の基礎としているが、副交感神経については判断の
基礎とせず、交感神経の活動だけを判断の基礎としても
よい。そしてその場合には、S202及びS302における
「[LF/HF]op>[LF/HF]stかつ[HF/
(LF+HF)]op<HF/(LF+HF)]st」及び
「[LF/HF]n-1>[LF/HF]nかつ[HF/
(LF+HF)]n<HF/(LF+HF)]n+1」で
ある場合を、「[LF/HF]op>[LF/HF]st」
及び「[LF/HF]n-1>[LF/HF]n」とすれ
ばよいことになる。
【0053】
【発明の効果】以上のような本発明に係る肩こり評価装
置及び方法によれば、新たに自律神経活動による肩こり
の評価方法が確立され、自覚症状がない場合でも肩こり
の評価を外部から客観的かつ的確に行うことができるよ
うになり、治療や治療薬などの効用の評価が的確に行え
るようになる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実証するための実施例につい
て説明する。
【0055】[自律神経の活動状態の測定]自律神経の
活動状態は、心電図計から得られた心拍変動を周波数解
析することによって測定する。そしてそのためには、ま
ず心電図計の測定プローブを首元及び脇腹に装着し、仰
臥位にて約5分間心電図を測定する。そして、心拍変動
を周波数解析して0.04〜0.15Hz(LF)及び0.15〜0.4Hz(H
F)帯域のパワー値を計測し、それらから[LF/HF]値及
び[HF/(LF+HF)]値を算出し、[LF/HF]値を交感神
経の活動状態の指標とし、[HF/(LF+HF)]値を副交感
神経の活動状態の指標とする。
【0056】
【実施例1】慢性的な肩こり男性において心拍変動を測
定し、交感神経および副交感神経の活動状態を分析する
と共に、肩こりのない健常男性において心拍変動を測定
し、交感神経および副交感神経の活動状態を分析した。
その結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【実施例2】慢性的な肩こり男性の肩に温感パップ剤を
貼付し、経時的に心拍変動を測定し、交感神経および副
交感神経の活動状態を分析すると共に、慢性的な肩こり
男性の肩にカイロを貼付し、経時的に心拍変動を測定
し、交感神経および副交感神経の活動状態を分析した。
その結果を表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】[結果の評価]肩こり群は非肩こり群に比
べ、交感神経優位の状態にあり、肩こり時の自律神経活
動を評価することができ、肩こり時の交感神経活動は6.
0以上であった。また、肩こり群の肩に肩こり用温感パ
ップ剤を適用した場合の自律神経活動状態のアンバラン
ス改善効果は、温めるだけのカイロに比べて高く、肩こ
りの自覚症状改善とともに自律神経状態も変化すること
を確認した。このように、本発明に係る方法及び装置は
肩こりの評価方法及び装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る肩こり評価装置の機能構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明に係る肩こり判定方法の動作の流れを
示したフローチャート図である。
【図3】 測定時に肩こりか否かを判定する場合の動作
フローを示す図である。
【図4】 肩こり治療を行っているときの治療経過を監
視する場合の動作フローを示す図である。
【図5】 第1のメモリ15aに格納されるデータの形
態の一例を示した図である。
【図6】 第2のメモリ15bに格納されるデータの形
態の一例を示した図である。
【符号の説明】
10 バス 11 入力装置 13 出力装置 14 演算処理装置(CPU) 15 記憶装置 15a 第1のメモリ 15b 第2のメモリ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自律神経の活動状態を分析するために必
    要なパラメータを測定する測定器と、 この測定器により得られた測定値に基づいて、交感神経
    の活動状態を分析する分析器と、 この分析器により得られた分析値に基づいて、肩こり評
    価を行う判定器と、 この判定器で行われた評価結果を表示する表示器と、を
    備える肩こり評価装置。
  2. 【請求項2】 前記判定器は、同一人の過去の測定デー
    タに基づき、当該過去の測定データから算出した健常時
    の値と比較して、交感神経の活動状態が高い場合には肩
    こりと判定する判定部を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の肩こり評価装置。
  3. 【請求項3】 前記判定器は、複数人の測定データに基
    づき、当該複数人の測定データから算出した非肩こり群
    の標準値と比較して、交感神経の活動状態が高い場合に
    は肩こりと判定する判定部を備えていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の肩こり評価装置。
  4. 【請求項4】 心拍を計測する心電図計と、 この心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する
    解析器と、 0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)及び
    0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)から
    「LF/HF」値を算出する第一の算出器と、 この第一の算出器により算出された「LF/HF」値を
    データとして格納するメモリと、 このメモリに格納されているデータから同一人における
    「LF/HF」値及び複数人からなる非肩こり群におけ
    る「LF/HF」値の標準値を算出する第二の算出器
    と、 新たに算出された「LF/HF」値を、前記健常値もし
    くは前記標準値と比較する比較装置と、 新たに算出された「LF/HF」値がその健常値または
    標準値よりも高かった場合には肩こりと判定する判定器
    と、 この判定器による判定結果を表示する表示器と、 を備える肩こり評価装置。
  5. 【請求項5】 心拍を計測する心電図計と、 この心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する
    解析器と、 0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)及び
    0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)から
    「LF/HF」値を算出する第一の算出器と、 この第一の算出器により算出された「LF/HF」値を
    データとして格納するメモリと、 このメモリに格納されているデータから同一人における
    「LF/HF」値の健常値を算出する第二の算出器と、 この同一人における「LF/HF」値の経時変化を読み
    取り、該「LF/HF」値が上昇傾向にある場合には肩
    こり進行中にあると判定し、該「LF/HF」値が下降
    傾向にある場合には肩こり治癒過程にあると判定する判
    定器と、 この判定器による判定結果を表示する表示器と、 を備える肩こり評価装置。
  6. 【請求項6】 心拍を計測する心電図計と、 この心電図計により得られた心拍変動を周波数解析する
    解析器と、 0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)及び
    0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)から
    「LF/HF」値を算出する第一の算出器と、 この第一の算出器により算出された「LF/HF」値を
    データとして格納するメモリと、 このメモリに格納されているデータから同一人における
    「LF/HF」値の健常値を算出する第二の算出器と、 この同一人における「LF/HF」値の経時変化を読み
    取り、該「LF/HF」値が上昇傾向にある場合には肩
    こり進行中にあると判定し、該「LF/HF」値が下降
    傾向にある場合には肩こり治癒過程にあると判定する判
    定器と、 この判定器により得られた判定結果どうしを比較する比
    較装置と、 この比較装置による比較結果及び前記判定器による判定
    結果を表示する表示器と、 を備える肩こり治癒過程評価装置。
  7. 【請求項7】 ある肩こり治療薬を適用した場合としな
    い場合とで、肩こりの治癒状況を客観的に比較すること
    を実現するための請求項6記載の肩こり治癒過程評価装
    置の使用。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の肩こり治癒過程評価装置
    を備える肩こり治療薬の薬効デモンストレーション施
    設。
  9. 【請求項9】 自律神経活動測定により肩こり評価を行
    う方法。
  10. 【請求項10】 ある人の交感神経の活動状態のデータ
    に基づき、その人の健常時の交感神経の活動状態の活動
    状態と比較して、交感神経の活動状態が健常時よりも高
    い場合に肩こりと判定する肩こり判定方法。
  11. 【請求項11】 ある人の交感神経の活動状態のデータ
    に基づき、複数人からなる非肩こり群の交感神経の活動
    状態の標準値と比較して、交感神経の活動状態が標準値
    よりも高い場合に肩こりと判定する肩こり判定方法。
  12. 【請求項12】 ある人の交感神経の活動状態のデータ
    に基づき、複数個のデータから交感神経の活動状態の経
    時変化を読み取り、交感神経の活動状態が高まる傾向に
    ある場合には肩こりの進行傾向にあると判定する肩こり
    傾向判定方法。
  13. 【請求項13】 ある肩こり治療薬を適用した場合とし
    ない場合の交感神経の活動状態のデータに基づき、複数
    個のデータから交感神経の活動状態の経時変化をそれぞ
    れ読み取り、交感神経の活動状態が低下する傾向の度合
    を対比することにより前記肩こり治療薬の効果をスクリ
    ーニングする方法。
  14. 【請求項14】 以下の手順を実行させるコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。 (a)心拍を計測する心電図計により得られた計測値を
    解析器に送り、(b)前記解析器での心拍変動の周波数
    解析の結果を第一の算出器に送って、当該第一の算出器
    にて0.04−0.15Hz帯域のパワー値(LF値)
    及び0.15−0.4Hz帯域のパワー値(HF値)か
    ら「LF/HF」値を算出させ、(c)この第一の算出
    器により算出された「LF/HF」値をデータとしてメ
    モリに格納し、(d)このメモリに格納されているデー
    タを呼び出し、それから同一人における「LF/HF」
    値の健常値、及び複数人からなる非肩こり群における
    「LF/HF」値の標準値を第二の算出器に算出させ、
    (e)新たに算出された「LF/HF」値を、前記健常
    値もしくは前記標準値と比較装置で比較させ、(f)新
    たに算出された「LF/HF」値がその健常値またはそ
    の標準値よりも高かった場合には、肩こりと判定器に判
    定させ、(g)この判定器による判定結果を表示器に表
    示させる。
  15. 【請求項15】 以下の手順を実行させるコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。(a)心拍を計測する心電図
    計により得られた計測値を解析器に送り、(b)前記解
    析器での心拍変動の周波数解析の結果を第一の算出器に
    送って、当該第一の算出器にて0.04−0.15Hz
    帯域のパワー値(LF値)及び0.15−0.4Hz帯
    域のパワー値(HF値)から「LF/HF」値を算出さ
    せ、(c)この第一の算出器により算出された「LF/
    HF」値をデータとしてメモリに格納し、(d)このメ
    モリに格納されているデータを呼び出し、それから同一
    人における「LF/HF」値の健常値を第二の算出器に
    算出させ、(e)この同一人における「LF/HF」値
    の経時変化を読み取り、該「LF/HF」値が上昇傾向
    にありる場合には肩こり進行中にあると判定し、該「L
    F/HF」値が下降傾向にある場合には肩こり治癒過程
    にあると判定器に判定させ、(f)この判定器による判
    定結果を表示器に表示させる。
  16. 【請求項16】 前記判定器は副交感神経の活動状態も
    加味して判定を行うことを特徴とする請求項1から3い
    ずれか1項に記載の装置。
  17. 【請求項17】 ある肩こり治療薬を適用した場合とし
    ない場合とで、肩こりの治癒状況を客観的に比較するこ
    とを実現するための請求項16記載の肩こり治癒過程評
    価装置の使用。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の肩こり治癒過程評価
    装置を備える肩こり治療薬の薬効デモンストレーション
    施設。
  19. 【請求項19】 前記判定は、副交感神経の活動状態も
    加味して行うことを特徴とする請求項10から13いず
    れか1項に記載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6770036B2 (en) 2001-05-08 2004-08-03 Tanita Corporation Apparatus for measuring activity of autonomic nerve

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6770036B2 (en) 2001-05-08 2004-08-03 Tanita Corporation Apparatus for measuring activity of autonomic nerve

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