JP2000166663A - 組立式ラック - Google Patents

組立式ラック

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JP2000166663A
JP2000166663A JP10358416A JP35841698A JP2000166663A JP 2000166663 A JP2000166663 A JP 2000166663A JP 10358416 A JP10358416 A JP 10358416A JP 35841698 A JP35841698 A JP 35841698A JP 2000166663 A JP2000166663 A JP 2000166663A
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rack
shelf
plate
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products
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JP10358416A
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English (en)
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Yoshihito Nakagawa
良仁 中川
Yoshihiko Eritate
嘉彦 襟立
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NAKAGAWA ART KK
Original Assignee
NAKAGAWA ART KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、基台の前面を安全にしかも使い
勝手な形状にし、また本,ビデオカセットテープ,磁気
ディスク等の商品を効果的にしかも安定した姿勢で置く
ことができるようにすることを課題とする。 【解決手段】 本発明は、基台1の前端部分を後下方に
向けて大きく曲折させ、さらに下方に大きく後退させた
こと、及び棚41の前端縁に沿った箇所にV溝41aを
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば本,ビデオ
カセットテープ,CDやMD等のコンパクトディスク等
の商品を見易くしかも取り出し易くした状態で数多く収
容する組立式ラックであって、特にこれら商品を販売し
たりレンタルする店に設置するのに好適な組立式ラック
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、本,ビデオカセットテープ,
CDやMD等のコンパクトディスク等の商品を販売した
レンタルする店には、これら商品を見易くしかも取り出
し易くした状態で数多く収容する組立式ラックが設置さ
れているが、従来型の組立式ラックとして最上段から足
元の最下段に至る各段が同じ水平棚が備え付けられた単
純な構造ものがあるが、この構造の組立式ラックは安価
である利点があるが、足元近くの棚に入れてある商品は
体を屈んだ姿勢にしないと見辛く、しかも汚れ易い欠点
があった。
【0003】このため、最近では顧客の足の膝あたりの
高さの基台上に多段の棚を備えたラック本体を備え付
け、しかもこの基台をラック本体よりも前方に大きくせ
り出した形状にして、この基台の上面にも、例えば商品
の表紙や表面を上に向けた状態で寝かせ並べ、しかも複
数積み置けるようにした組立式ラックも出現するに至っ
ている。なおこの基台の前端は直角に折曲した後、若干
後退した位置から直下方に向けて延出した前面板になっ
ている。
【0004】しかもこの種の組立式ラックは、ラック本
体の一部を構成する左右の両側板の内側面の各手前と奥
とにおいてそれぞれ上下方向に横長の開孔が多数開設さ
れており、これら開孔のうちの適所の段の開孔に各1
個、計4個の棚受け金具を掛け止め、この棚受け金具を
利用して各棚を掛止しており、この棚受け金具には縦長
の平板を側面視Z形状に折曲させたものが用いられ、該
金具の一端部を前記開孔内に挿通させて該金具を吊り下
げる一方、棚の左右両端を多少下方に折曲させた側面部
をフック状となって引っ掛けられている該金具の他端部
に引っ掛けて、棚を受ける構造となっていた。
【0005】なおこの種の組立式ラックは、水平棚の上
面全体が平坦な面で形成されている。つまり本,ビデオ
カセットテープ,磁気ディスク等の商品は、この棚に立
て置く限り、表紙や表面を横向きにした状態で横方向に
重ね並べるのが一般であるが、足腰が強く、ある程度の
厚みのあるビデオカセットテープは表面を前方に向けて
立て置き、来客が見易いように並べ変える方法も見受け
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造の組立式ラックのように、顧客の足の膝あた
りの高さの基台が前方に大きく突出しており、しかもそ
の前端上縁が下方に向けて直角に屈曲形成した形状であ
ると、ここに来客が不用意に足の脛(すね)近くを当て
たときに、痛く、しかも脛(すね)近くを傷め易い。
【0007】また、この前端縁から下部分を形成する前
面板は多少後退しているものの、その後退の程度が小さ
いために、靴の爪先が当たったりして、前面板や靴の爪
先を傷付ける原因にもなる。しかも爪先を当てないよう
にすると、足元を大きく後退させる必要があるが、この
ような位置では体の上半身を前方向にせり出した姿勢に
して顔を棚に近づけなければ各商品を識別できないとい
う問題があり、しかもこの姿勢は疲れ易く不格好であ
る。
【0008】また、上述した従来構造の組立式ラックの
ように、水平棚をラック本体の両側板の内側に引っ掛け
てあるZ形状の棚受け金具のV部分に引っ掛けて支持す
る構造であると、水平棚を取り付けた際に、側板と水平
棚の側端との間に棚受け金具の一部面を挟んだ状態にな
って、この挟んだ分だけ側板と水平棚の側端との間に見
苦しい隙間が生じることになる。しかもこのような隙間
は水平棚の両側端に形成されるため、例えば両側板の内
側間の間隔と水平棚の横幅の長さが略等しくなるように
設計されて組立られていると、この左右で挟んだ棚受け
金具の一部面が障害になって、組立時に、ラック本体内
に水平棚を入れ難くなるといった問題が生じるのであ
る。
【0009】特に、水塀棚の両側の縁を各4個の棚受け
金具のV部分に均等に引っ掛けることは難しく、1箇所
の棚受け金具では水塀棚の両側の縁がV部分の底まで届
き、別の1箇所の棚受け金具では水塀棚の両側の縁がV
部分の斜面に引っ掛かったりするなどして、不安定な姿
勢にあることが往々にしてあった。
【0010】また、各4個の棚受け金具を肉厚にする等
して丈夫な形状にしなければ不測の過荷重が水平棚に加
わったときに、該金具が変形して水平棚の姿勢が傾いた
りすることも予想される。
【0011】また、従来構造の組立式ラックのように、
水平棚の上面全体が平坦な面で形成されていると、従来
技術の欄で前述したように、足腰が強く、ある程度の厚
みのあるビデオカセットテープをその表面を前方に向け
て立て置き、来客が見易いように並べ変えることはでき
るが、このように商品の厚みを利用して立て置く姿勢
は、その隣のビデオカセットテープを取り出すときに不
用意に倒れ落ちたりすることが往々にしてあった。ま
た、例えばビデオカセットテープの表面を見易くするた
めに、その上端部をラック本体の背板にもたれさせるよ
うに斜めに立て置くと、ズリ落ち易くなるという問題も
あった。
【0012】本発明者は、目的はこのような様々な問題
に直面し、これら問題をいかにして解消すれば良いかを
鋭意検討し続け、試作を重ねてきた結果、次のような極
めて優れた組立ラックを作り出すことができた。しかし
てその目的とするところは、ラック本体よりも大きく前
方に迫り出した基台の上面の前端部分に、誤って膝や脛
などをここに当てたときでも、出来るだけ痛くないよう
に、しかも膝や脛などを傷付けないようにし、また基台
奥近くまで足先を近づけ易くして、靴の爪先で基台下部
の前面板を傷付けたり、汚したりすることをなくし、ま
た楽な姿勢でラック近くまで体を近づけることができる
ようにし、また極めて安定した姿勢で棚を支持し、また
本,ビデオカセットテープ,磁気ディスク等の商品の表
紙や表面を前方に向け、しかもその上端を棚後方の背板
にもたれさせて立て置くときでもこれら商品がズリ落ち
易くなるのを防ぎ、また本,ビデオカセットテープ,磁
気ディスク等の商品の表紙や表面を前方に向けて見易い
状態で起立した姿勢で立て置くことができるようにし、
またラックの上面の手前側に、しかも見易く傾斜させた
状態で看板が取り付けられるようにする他、基台の前面
に扉や引き出しを取り付けて、基台内に商品を収納する
ことができるようにする等、商品を安定した姿勢で見易
く置くことができ、しかも使い勝手が極めて良好な組立
式ラックを提供することを目的とする。
【0013】以上の目的を達成するために提案される本
発明に係る組立式ラックは、本,ビデオカセットテー
プ,磁気ディスク等の商品を並べ置く棚を複数段備えた
1又は複数のラック本体が所望の高さを有する基台上に
組み付けられた多段構造の組立式ラックであって、該基
台の上板部は前記ラック本体よりも前方に大きく迫り出
して前記商品を並べ置く載置面となるように構成されて
おり、しかも該上板部の前端部分は後下方に向けて大き
く曲折しており、この該曲折部から下端部に至る前板面
は下方に向かうに従って斜め後方に大きく後退している
ことを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る組立式ラックは、本,ビデオ
カセットテープ,磁気ディスク等の商品を店内に置いて
販売したりレンタルする、いわゆるビデオショップやレ
ンタルビデオ店に設置するのに好適なものであり、ここ
に組立式と記載したのは、店内で各棚の位置を変えたり
するに加えて、各棚を備えたラック本体と基台とが組み
付けられていることによる。なおラック本体は1つであ
っても構わなく、2つのラック本体を上下に積み重ねた
ものであっても構わない。基台とラック本体はボルト止
め又は螺子止めされて固定されており、またラック本体
が2つ積み重ねてあるときには、これらラック本体同士
もボルト止めまたは螺子止めされて固定されて、不用意
にラック本体が倒れないようにしてある。
【0015】基台及びラック本体は適所を金属フレーム
で補強した金属板製のものを主材料としているが、例え
ば基台の上面を1枚の厚板又は複層の合板で形成したも
のであっても構わない。
【0016】ここにいうラック本体は、縦長の左右両側
板と天板及び底板とが組み付けられ、その背面に背板が
取り付けられたものに1又は複数の棚が備え付けられた
ものを指しており、必ずしも限定されるものではない
が、参考までに述べると、基台上にラック本体を組み付
けて出来た組立式ラックの全体の高さは200cm程
度、横幅が90cm程度、奥行きが145cm程度の大
きさを有し、このうち基台の高さは40cm適度であ
る。
【0017】つまりこのラック本体の高さは160cm
であるが、この高さは、搬送納品や納品後の移動などに
不向きであるため、またラック本体の各棚の形状が上部
と下部とで異なる場合もあり、これらを考慮すると、ラ
ック本体は2つのものを上下に組み付けたものが好まし
い。この場合、上下2つのラック本体で同じ棚を用いた
ものでは、その奥行きは同じであるが、下のラック本体
に例えば傾斜棚を備え付けたり、表面を前方に向けた雑
誌を手前から後方に向かうに従って順に段高くなるよう
に置くような場合には、このラック本体の前後長さは下
端部に向かうに従って長くなる。限定するものではない
が、上述の寸法を参考にして述べると33cm程度であ
る。
【0018】基台の上板部はラック本体よりも大きく前
方に迫り出している。つまりこの基台の上板部はラック
本体がそれぞれの後端位置を合わせた状態で載せられて
固定されているのであるが、基台の上板部はさらに前方
に迫り出して、この迫り出した面にビデオカセットテー
プや雑誌を表紙や表面を上にして寝かせた状態で並べ置
くことができるようにしたのである。このようにする
と、組立ラック前に立っている人でも極めて見易い位置
と向きにビデオカセットテープや雑誌があり、また手に
取り易くなる。
【0019】上述したように基台の上板部の前端は後下
方に向けて大きく曲折している。つまり大きなRとなる
ように曲折しており、ここをこのように丸く形成するこ
とによって人が脛(すね)を当てたときでも、あまり痛
くなったり脛(すね)を傷付けたりしないようにしてあ
る。
【0020】さらにこの曲折した部分から下方に向けて
一体形成した基台の前面板は、下方に向かうに従って大
きく後退しており、このようにすることによって、組立
式ラック前に人が近づいて立ったときでも、靴の爪先は
基台の前面板に当たらないのである。つまりこのように
することによって、基台の前面板を靴の爪先で汚したり
傷付けたりするようになことがなくなり、また、出来る
だけ組立式ラック前に人が近づくことができるのであ
る。なお参考までに述べるとこの後退した長さは12c
m程度である。
【0021】ラック本体は、上述した1つのもの、また
2つのものを上下に組み付けたものの何れも、それぞれ
左右の両側板と天板と底板と背板とが予め組み立てられ
て固着してある。このため、納品後においては、基台上
にラック本体を組み付ける作業と、ラック本体に棚を取
り付ける作業が必要である。このようなことから本発明
で組立式ラックと称したのである。
【0022】ラック本体の左右の側板は金属板製の化粧
板とその内側面に固着した棚受け金具掛止板で形成され
ている。このラック本体に水平棚や傾斜棚を取り付ける
ようにしたものは、この掛止板には各手前と奥とにおい
てそれぞれ上下方向に横長の開孔が複数開設されてい
る。この開孔は、各棚の取り付け位置から数cm上下方
向に複数箇所設けたものであっても良く、また掛止板の
上端から下端に向けて連続して設けたものであっても構
わない。
【0023】この開孔には棚受け金具が、同じ高さの4
箇所で掛止される。略Z形状に屈曲成形し、さらに中央
近傍箇所に段部が形成されたものからなり、その一端面
から段部に至る部分前記開孔内に突入させて、突入した
一端面が開孔内で上手前方向に向き、しかも手前側の端
面が斜下方に向いて棚受け金具掛止板に接当するような
状態にして、棚受け金具の中央の面を上方、つまり棚受
け金具掛止板に対して直角方向に向くようにする。そし
てこの上に棚を載せれば棚は水平となる。なお傾斜棚の
取付箇所では前記の開孔は傾斜して位置し、棚受け金具
もその上面が傾斜した状態となる。しかも本構成のよう
な手段を以て棚受け金具を掛止すると、棚受け金具が棚
の左右両端の下面に位置するため、棚受け金具を左右の
両側板間に殆ど隙間なく備え付けることができるのであ
る。
【0024】上述した水平棚や傾斜棚は、本やビデオカ
セットテープを立てた状態でその表紙や表面を横向きに
して立て入れるのが一般であるが、消費者の目に止まり
易いように、これら商品の表紙や表面を前方に向け、し
かもその上端を棚後方の背板にもたれさせて立て置く方
法も見られる。この場合、棚の上面全体が平坦である
と、商品がズリ落ち易くなるが、本構成においてはこれ
ら棚の上面の前端縁近傍箇所にこれら商品がズリ落ちる
のを防ぐ溝を形成し、この溝に商品の下端部の一部を落
とし込む或いは引っ掛けるようにしてある。この溝の形
状及び深さは特に限定されるものではないが、これら商
品を傾けたときにその下端縁が落ち込む程度の深さを有
するプレス成形によって出来たV溝が好適である。この
ようなV溝であるとこれら商品を立てた状態でその表紙
や表面を横向きにして立て入れるときにも障害になるこ
とはない。
【0025】勿論、このV溝は目線より下方に位置する
傾斜棚に形成しても構わなく、このように場合には商品
の表紙や表面が、より一層消費者にとって見易い向きに
なる。
【0026】本構成の組立式ラックは水平棚や傾斜棚ば
かりでなく、本やビデオカセットテープを表紙や表面を
前方に向けた状態で横1列に立て並べることができる構
成とすることができるように、商品の下端部を落とし入
れる凹段部を横方向に形成した立置棚を、ラック本体の
左右の両側板間に亘る背板に近い位置に備え付けても構
わない。
【0027】また本構成のある種の組立式ラックにおい
ては、ラック本体の天板の前縁近傍に沿った箇所に、商
品の種類や広告を描いた看板を立て置くと、消費者の目
に止まり易いことから、また煩雑な感じを与えることな
く空間の有効利用を図ることができることから、この天
板に、1又は複数の長孔を開設して、この長孔に看板の
下端部から後方に向けて略L形状に突出形成した掛止部
を突入・掛止させる構成としてある。
【0028】上述したように本構成の組立式ラックの基
台は、その手前上に商品を並べ置くことができること
と、足元に棚を備えることがあまり好適でないことから
設けられているが、この基台内は大きな空間となってお
り、この空間を有効利用することが好ましい。このため
本構成のある種の組立式ラックにおいては、この基台内
を商品等の収容スペースとなるように基台の前板部の一
部或いは全体を開閉扉で形成して、基台内に商品を出し
入れできるようにしたり、基台の前板部の一部に開設し
た開口から基台内に向けて商品を収容する引き出し箱を
備えたりすることも可能である。
【0029】本発明に係る組立式ラックにおいては、そ
の材質が特に限定されるものではなく、具体的には、例
えば木、金属、合板、合成樹脂板或いはこれらの組み合
わせ等が挙げられる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る組立式ラックの構成
は以上の通りであり、次に添付図面に記載した実施例に
基づいて本発明の組立式ラックを具体的に詳述する。な
お各添付図面に置いて共通する箇所に同一符号を付して
ある。
【0031】まず本発明の第1実施例に係る組立式ラッ
クについて説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
組立式ラックの使用状態を示した斜視図、図2は同じく
第1実施例に係る組立式ラックの斜視図、図3は同じく
側面断面図であり、図4は同じく組立式ラックを基台と
上下のラック本体をそれぞれ分離して示した斜視図であ
る。
【0032】これら各図に示す本発明の第1実施例に係
る組立式ラックAは、上下方向に2つのラック本体2,
3を組み重ねたラック本体4が基台1上に備え付けられ
たものである。
【0033】この基台1は、上板部1aがその上のラッ
ク本体4よりも大きく前方に迫り出して、ここにビデオ
カセットテープや雑誌を表紙や表面を上にして寝かせた
状態で並べ置くことができるようにしてある。この上板
部1aの前端縁1bは安全性を考慮して後下方に向けて
大きく曲折しており、さらにこの前端縁1bから下方に
向けた前面板1cは組立式ラック前に人が近づいて立っ
たときでも靴の爪先がこの前面板に当たらないように、
下方に向かうに従って大きく後退した状態となってい
る。基台1はこのよう板材1b,1bに加えて、左右の
側板1b,1b、背板1eで囲まれた箱型になってお
り、図示していないがこれら各板は補強材で補強されて
いる。
【0034】基台1の上面には傾斜棚42,26を備え
た下部側のラック本体2が、その背板25と基台1の背
板1eとが揃う位置で備え付けられており、同じように
背板を揃えるようにして、この下部側のラック本体2上
に上部側のラック本体3が備え付けられている。
【0035】上部側のラック本体3は、これら各図及び
図5の分解斜視図に示すように、上下方向に長い矩形の
側板31,31と天板33と底板35が組み付けられて
溶接等で固着されており、これらの背面側には、図5で
は示していないが背板34が溶接等で固着されている。
さらに左右の側板31,31の内側面には略同じ大きさ
の棚受け金具掛止板32,32がビス54,54・・に
よって装着されている。この棚受け金具掛止板32,3
2の前後箇所には縦方向に並んで、横長の矩形状の開孔
32b,32bが複数開設されている他、中央上部及び
下部近傍箇所には少なくとも螺子の頭が通過する程度の
大きさの開孔32a,32a(32a,32a)が開設
されており、これら開孔32a,32a(32a,32
a)と対応する側板31,31にもこれら開孔よりも小
さめの開孔31a,31a(31a,31a)が開設さ
れている。これら開孔は図1に示すように組立式ラック
Aを左右に連結固定するするときに、棚受け金具掛止板
32側の開孔32a,32aからビス又はボルト(及び
ナット)を通して隣合う2枚の側板31,31(このう
ちの一方の側板31は隣の組立式ラックの側板であ
る。)同士を連結するためのものであり、ビス又はボル
ト等の頭部が見えないようにする他、これら頭部で商品
を傷付けないようにするためのものである。
【0036】このよう形状に組み付けられた上部側のラ
ック本体3には所望の高さに合わせて複数枚の水平棚4
1・・が後述する棚受け金具を利用して備え付けられ
る。なお底板35は固定式の水平棚でもあり、この底板
35の下面の左右箇所には下部側のラック本体2の天板
23と連結固定するための座板61a,61aが溶接等
で固着されており、この座板61a,61aにはナット
61b,61bが溶接等で固着されている。
【0037】図1乃至図4及び図6に示すように、下部
側の組立式ラック2は、前端側の上端から下端方向に向
けて幅広く傾斜した、いわば台形の側板21,21と底
板27、それに一体物である天板23と背板25とが組
み付けられて溶接等で固着されて外箱が形成されてい
る。なお、この底板27の底面の左右には基台1の上面
1aと連結するための座板62a,62aが溶接等で固
着されている。62,62はこの座板62a,62aに
固着されたナットである。なお天板23には上部側のラ
ック本体3に装着するためのボルト孔23a,23aが
開設されている。なお図4に示すように前記基台1の上
面にも同様のボルト孔1f、1fが開設されている。
【0038】図6の下図は、前記の底箱内に入れる内箱
を分解して示しており、この内箱はその後上端を後方に
傾けた状態で外箱内に入れる内箱の背板24と、左右の
側板21,21の内側にビス53,53・・を利用して
装着する棚受け金具掛止板32と、屈曲を利用して一体
成形した内箱の底板26と前板25とによって構成さ
れ、内箱の背板24と内箱の底板26と前板25は底箱
内に溶接等で固着されている。なお棚受け金具掛止板2
8は傾斜棚の向きに対応するように上部を後方に傾斜さ
せた状態で装着されている。なお内箱の底板26は傾斜
棚としての用をなす。また棚受け金具掛止板28には前
述した棚受け金具32と同様に棚受け金具5,5を掛止
するための開孔28b,28bが開設されている。
【0039】このような形状を有する基台1及び上下の
ラック本体2,3を組み付けると、基台1について言え
ば、図2に示すように、ラック本体よりも大きく前方に
迫り出した面にビデオカセットテープや雑誌を表紙や表
面を上にして寝かせた状態で並べ置くことができ、この
ようにすると組立ラック前に立っている人でも極めて見
易い位置と向きにビデオカセットテープや雑誌があり、
また手に取り易くなるのである。
【0040】また図7に示すように、基台1の上板部1
aの前端縁1bを後下方に向けて大きく曲折しているた
め、人が脛(すね)を当てたときでも、あまり痛くなっ
たり脛(すね)を傷付けたりしないのである。さらにこ
の曲折した部分から下方に向けて一体形成した前面板1
cを下方に向かうに従って大きく後退させたために、組
立式ラックA前に人が近づいて立ったときでも、靴の爪
先がこの前面板1cに当たることもなく、また、出来る
だけ組立式ラックA前に人が近づくことができるのであ
る。
【0041】続いて図8の各図により各ラック本体2
(3)に棚41を備え付ける構造について説明する。こ
の図8のうちの(a)図は棚受け金具5を棚受け金具掛
止板32に取り付ける直前の状態を示した斜視図であ
り、(b)図は取付後の状態を示した斜視図であり、
(c)図はこの棚受け金具を利用して棚41を取付た状
態を示した部分正面断面図である。
【0042】これら各図に示すように、この棚受け金具
5は、矩形の金属板を側面視、略Z形状に屈曲成形し、
さらに中央近傍箇所に段部5cが形成されたものからな
り、その一端面5から段部5cに至る部分前記開孔32
内に突入させて、突入した一端面5が開孔32内で上手
前方向に向き、しかも手前側の端面5aが斜下方に向い
て棚受け金具掛止板41に接当するような状態にして、
棚受け金具5の中央の面5bを上方、つまり棚受け金具
掛止板32に対して直角方向に向くようにする。そして
この上に棚41を載せれれば棚41の取り付けは終了す
る。
【0043】図9の断面図の下段の図に示すように、各
棚41の前端縁に沿った箇所には、本やビデオカセット
テープVなどの商品を表紙や表面を前方に向け、しかも
その上端を棚41後方の背板34にもたれさせて立て置
くときに、棚41からこれら商品がズリ落ちるのを防ぐ
ためのV溝41aが形成されており、このV溝41a
は、商品の下端部の一部を落とし込む或いは引っ掛ける
ためのものであり、このV溝41aあることによって、
これら商品の表面を消費者の目に止まり易い向きにする
ことが可能となる。
【0044】なお本実施例の組立式ラックAは図1に示
すように横方向に連結して設置することも可能であり、
また図10に示すように背面同士を合わせて使用するこ
とも出来る。
【0045】図11は本発明の第2実施例に係る組立式
ラックA2の使用状態を示した斜視図であり、図12は
同じく側面図、図13は同じく要部を側面断面で表した
図である。
【0046】これら各図に示すように、本発明の第2実
施例に係る組立式ラックA2は基台1の構造及び形状は
前述した第1実施例の基台1と同様なので説明は省略す
る。本実施例で特徴的な箇所は2つある。その1つは下
段の組立式ラック2Xに水平棚や傾斜棚を設けないで、
雑誌をその表面を前に向けて、言わば後方に向かうに従
って段々に高くなる棚80,80・・を複数備え付けた
点にある。これら棚80,80・・は取付位置は異なる
が、ラック本体2内の左右の幅いっぱいの幅を有し、底
板面80aと背板80bとが屈曲して形成された樹脂板
又は金属板で形成され、左右端に側板側に形成された開
孔(図示せず)内に突入させて全体を支持する突起(図
示せず)が形成された、同形状のものである。図中、1
1は雑誌であり、Vはビデオカセットテープである。
【0047】そしてこれら棚80,80・・を図13の
(a)図に示すように隣り合う前後面を合わせるように
して備え付けると、棚80の背板81bが後方の棚80
の前面板にも順次なるようにしたものである。なお、最
前列の棚を形成する前面板82は本の表紙の全体が露見
できる位置にあるため、透明板にしてある。
【0048】このようにして棚80,80・・を形成す
ると、最上段の棚80は相当高くなりしかも背板25近
くに位置する。このため、その上方に前後に奥行きのあ
る棚を取り付けると、最上段の棚80に入れた雑誌を抜
き取るのが難しくなる。このため、この最上段の棚80
の上方には少なくとも雑誌を抜き取るのに十分を空間を
設けることが必要となるが、この空間をそのまま設けた
場合、収納効率つまり営業効率が悪くなり、しかも背板
がそのまま露見するため、見栄えも冴えない。
【0049】このため、図11乃至図13の(a)図及
び(b)図に示すように、この最上段の棚80の上方の
背板25近くに沿った箇所に左右幅いっぱいの長さを有
する、側面視凹段形状の凹段部70を備え付けるように
しである。この凹段部70の前後幅は例えばビデオカセ
ットテープVの厚さよりも若干幅広くしてあり、ここに
ビデオカセットテープVの下端部を落とし入れてその表
面を前方に向けて起立した姿勢で横方向に並べて立て置
くことができるようにしてある。
【0050】上記何れの実施例の組立式ラックに、図1
4の各図に示す看板90を取り付けることができるよう
にすることも可能である。この看板90は、図14の
(a)乃至(c)図に示すように、上段のラック本体3
の天板33の前縁近傍に沿った箇所に開設した複数の長
孔91,91・内に、商品の種類又は広告或いは絵柄等
が描かれた看板90の下端部から後方に向けて略L形状
に突出形成した掛止部90a,90a・を突入・掛止さ
せることによって、この看板90をその上端部が僅かな
がら手前方向に傾けた状態で、天板33上の前縁近傍に
沿った箇所に立て掛けることができるものである。
【0051】なお前述した各実施例の基台1内は大きな
空間となっており、この空間を有効利用することが好ま
しい。このため本発明の他の実施例として、図15の
(a)図及び(b)図に示すように、基台1の前板部1
cの一部に大きな開口1Xを開設して、この開口1Xの
大きさに見合った前面板101を有する引き出し箱10
0を基台1内に収容し、自由にこの引き出し箱100が
引き出せるようにすると、この引き出し箱100内に、
例えば在庫としてのビデオカセットテープV内を収容し
ておくと、棚に置いていたビデオカセットテープVが売
れたりしてもすぐに対応することができる。尚図中10
3は基台1内の両側板面と引き出し箱100の両側面に
備え付けたスチイドレールセットである。
【0052】図16は、このように基台1内のスペース
を有効利用する他の実施例を示しており、この実施例に
おいては、基台1の前板部1cの一部に大きな開口1X
を開設して、この開口1Xの大きさに見合った前面板1
05を下端部でヒンジ枢着し、さらにこの前面板105
の内側面の左右側端の上方箇所にそれぞれアーム10
7,107の一端を枢着し、このアーム107,107
の他端を基台1内に収容した収容箱106の左右側面の
前端にそれぞれ枢着すると、前面板105を開けたとき
に、アーム107,107で引っ張られて収容箱106
で出てくるような構成にしたものである。
【0053】図1及び図10に示すように店内に本発明
に係る組立式ラックAを設置したときにその側面が露見
するのは当然であるが、図17に示すような化粧板11
0をこの側面に埋込ボルト等で装着すると、一層美しい
デザインとなる。また組立式ラックAの前面上端幅いっ
ぱいの長さを有する化粧板111をこの前面上端に両面
テープ等で固着する等の方法もデザイン性を高める上で
有効である。なお前述した化粧板110は図10のよう
に組立式ラックAを背中合わせにして設置するときに用
いられ形状のものであり、例えば1つの組立式ラックA
の場合にはこの縦半分の長さをもの、或いは図18に示
すような単体用の形状の化粧板112を用いると良い。
【0054】
【発明の効果】以上において説明した本発明に係る組立
式ラックによれば、次に示すような効果を奏する。
【0055】第1の効果として、組立式ラックの基台の
上板部をラック本体よりも前方に大きく迫り出して構成
したことによって、前記商品を並べ置く載置面を形成す
ることができ、しかもこの上板部の前端縁を後下方に向
けて大きく曲折させたことによって、ここに人が脛(す
ね)などを当てたときでも、あまり痛くなるようなこと
はなく、また脛(すね)を傷付けたりすることもなくな
ったのである。
【0056】第2の効果として、この該曲折部から下端
部に至る前板面を下方に向かうに従って斜め後方に大き
く後退させたことによって、組立式ラック前に人が近づ
いて立ったときでも、靴の爪先は基台の前面板に当たる
ようなことがなくなったのである。この結果、靴の爪先
で基台の前面板を汚したり傷付けたりするようになこと
がなくなり、また、出来るだけ組立式ラック前に人が近
づくこともでるようになったのである。
【0057】第3の効果として、ラック本体の左右の両
側板の内側面の各手前と奥とにおいてそれぞれ上下方向
に複数開設された横長の開孔の適所の段の開孔に、側面
視略Z形状を有しその中央の辺の適所に段部が形成され
た4個の棚受け金具を、そのZ形状の一端辺となる面部
から前記段部に至る部分を、前記段部が開孔縁に接当す
るまで、開孔内に挿通して引っ掛けて、Z形状の他端の
辺は斜下方に位置してその先端部を対応する側板に接当
させ、このZ形状の中央の辺となる受面で棚を受けて支
持するようにしたことによって、棚を安定した姿勢で、
しかも姿勢良く備え付けることが出来たのである。しか
も、このような方法を採ると、棚受け金具が棚の左右両
端の下面に位置するため、従来の棚受け金具を利用した
ときに棚受け金具の一部が棚と側板との間に挟まってこ
こに見苦しい隙間が生じていたようなことを防ぐことが
出来、またこの棚受け金具の一部が挟まることによる棚
受け金具の備え付け作業のし難さ、棚の安定性の悪さを
解消することができたのである。
【0058】第4の効果として、水平棚又は傾斜棚或い
はこれら双方の棚の上面の前端縁近傍箇所にV溝を形成
したことによって、ビデオカセットテープ等の商品の表
紙や表面を前方に向け、しかもその上端を棚後方の背板
にもたれさせて立て置くときにこれら商品がズリ落ち易
くなるのを防ぐことが出来、このようにすることによっ
て、ビデオカセットテープ等の商品表面を、より一層消
費者にとって見易い向きにすることが出来たのである。
【0059】そして第5の効果として、本,ビデオカセ
ットテープ,磁気ディスク等の商品の下端部を落とし入
れる凹段部を横方向に形成した立置棚を、ラック本体の
左右の両側板間に亘る背板に近い位置に備え付けたこと
によって、これら商品の表紙や表面を前方に向けて起立
した姿勢で立て置くことが出来たのである。とくにラッ
ク本体内の後方に向かうに従って段々に高くなる雑誌立
てのような棚をこの立置棚の下方に備え付けることによ
って、最上段の棚が相当高くなって背板近くに位置する
ような場合であっても、立置棚がラック本体の背板近く
に沿って位置しているため、その下方の棚から雑誌を抜
き取るときの邪魔にならないのである。また、この立置
棚を備え付けることによって、雑誌立てのような棚の最
上段上方の空間を有効に利用することができ、背板が露
見する等の見栄えを悪さも無くすことが出来たのであ
る。
【0060】そして第6の効果として、ラック本体の天
板の前縁近傍に沿った箇所に開設した長孔に、商品の種
類又は広告或いは絵柄等が描かれた看板の下端部から後
方に向けて略L形状に突出形成した掛止部を突入・掛止
させること出来るようにしたことによって、しかも看板
を上端部を僅かながら手前方向に傾けて天板上の前縁近
傍に沿った消費者の目に止まり易い箇所に立て掛けるこ
とが出来ため、広告効果も高く、しかも店内を煩雑な感
じを与えることなく空間の有効利用を図ることが出来た
のである。
【0061】最後に第7の効果として、基台の前板部の
一部の一部或いは全体を開閉扉で形成し、或いは基台の
前板部の一部に開設した開口から基台内に向けて商品を
収容する引き出し箱が入れられるような構成としたこと
によって、基台内の広い空間を商品の収容スペースとし
て有効利用することが出来、しかも基台の前から簡単に
商品を出し入れすることが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る組立式ラックの使用
状態を示した斜視図である。
【図2】同じく第1実施例に係る組立式ラックの斜視図
である。
【図3】同じく側面断面図である。
【図4】同じく組立式ラックを基台と上下のラック本体
をそれぞれ分離して示した斜視図である。
【図5】上部側のラック本体の分解斜視図である。
【図6】下部側のラック本体の分解斜視図である。
【図7】組立式ラックの使用状態を示した側面図であ
る。
【図8】図8において(a)図は棚受け金具5を棚受け
金具掛止板32に取り付ける直前の状態を示した斜視図
である。図8において(b)図は取付後の状態を示した
斜視図である。図8において(c)図はこの棚受け金具
を利用して棚41を取付た状態を示した部分正面断面図
である。
【図9】上段のラック本体の一部を拡大して見た側面断
面図である。
【図10】組立式ラックの使用状態を示した側面図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例に係る組立式ラックの使
用状態を示した斜視図である。
【図12】同じく側面図である。
【図13】図13において(a)図は本発明の第2実施
例に係る組立式ラックの一部を拡大して見た側面断面図
である。図13において(b)図は同じく一部のラック
の使用状態を示す側面断面図である。
【図14】図14において(a)図は上段のラック本体
の天板の前縁近傍に沿った箇所に看板を取り付ける前の
状態を示した斜視図である。図14において(b)図は
同じく取付後の状態を示した斜視図である。図14にお
いて(c)図は同じく取付後の状態を示した側面断面図
である。
【図15】図15において(a)図は基台前面から引き
出し箱を引き出せる構成を示した斜視図である。図15
において(b)図は同じく側面断面図である。
【図16】基台前面の扉を開放させて基台内の収容箱を
引き出せる構成を示した斜視図である。
【図17】組立式ラックの側面に化粧板を備えた状態を
示した斜視図である。
【図18】同じく他の実施例の化粧板を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
A 組立式ラック 1 基台 1a (基台1の)上面 1b (基台1の)前端縁 1c (基台1の)前面板 2 下段のラック本体 3 上段のラック本体 4 (下段及び上段を合わせた)ラック本体 5 棚受け金具 32b 開孔 33 (上段のラック本体3の)天板 41 棚 41a V溝 42 傾斜棚 90 看板 91 開孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本,ビデオカセットテープ,磁気ディス
    ク等の商品を並べ置く棚を複数段備えた1又は複数のラ
    ック本体が所望の高さを有する基台上に組み付けられた
    多段構造の組立式ラックであって、該基台の上板部は前
    記ラック本体よりも前方に大きく迫り出して前記商品を
    並べ置く載置面となるように構成されており、しかも該
    上板部の前端部分は後下方に向けて大きく曲折してお
    り、この該曲折部から下端部に至る前板面は下方に向か
    うに従って斜め後方に大きく後退していることを特徴と
    する組立式ラック。
  2. 【請求項2】 水平棚又は傾斜棚或いはこれら双方の棚
    が、ラック本体の左右の両側板の内側面の各手前と奥と
    においてそれぞれ上下方向に複数開設された横長の開孔
    の適所の段の開孔に掛け止められた4個の棚受け金具で
    受けられており、これら4個の棚受け金具は、側面視略
    Z形状を有しその中央の辺の適所に段部が形成された板
    材で形成されており、これら4個の棚受け金具の掛け止
    めは、そのZ形状の一端辺となる面部から前記段部に至
    る部分を、前記段部が開孔縁に接当するまで、開孔内に
    挿通して引っ掛けて、Z形状の他端の辺は斜下方に位置
    してその先端部は対応する側板に接当させることによっ
    て、Z形状の中央の辺となる受面で前記棚が受けられて
    いる請求項1に記載の組立式ラック。
  3. 【請求項3】 本,ビデオカセットテープ,磁気ディス
    ク等の商品の表紙や表面を前方に向け、しかもその上端
    を棚後方の背板にもたれさせて立て置くときにこれら商
    品がズリ落ち易くなるのを防ぐための溝が、水平棚又は
    傾斜棚或いはこれら双方の棚の上面の前端縁近傍箇所に
    形成してある請求項1又は2に記載の組立式ラック。
  4. 【請求項4】 本,ビデオカセットテープ,磁気ディス
    ク等の商品の表紙や表面を前方に向けて起立した姿勢で
    立て置くことができるように、これら商品の下端部を落
    とし入れる凹段部を横方向に形成した立置棚が、ラック
    本体の左右の両側板間に亘る背板に近い位置に備え付け
    られている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組
    立式ラック。
  5. 【請求項5】 ラック本体の天板の前縁近傍に沿った箇
    所に、1又は複数の長孔が開設されており、この長孔に
    商品の種類又は広告或いは絵柄等が描かれた看板の下端
    部から後方に向けて略L形状に突出形成した掛止部を突
    入・掛止させることによって、該看板をその上端部が僅
    かながら手前方向に傾けた状態で、天板上の前縁近傍に
    沿った箇所に立て掛けることができるようにした請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  6. 【請求項6】 基台内を商品等の収容スペースとなるよ
    うに基台の前板部の一部の一部或いは全体を開閉扉で形
    成し、或いは基台の前板部の一部に開設した開口から基
    台内に向けて商品を収容する引き出し箱が入れられてい
    る請求項1ないし5のいずれかの1項に記載の組立式ラ
    ック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130176A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Okamura Corp 傾斜可能な棚板を備えた棚装置
CN112914281A (zh) * 2021-02-25 2021-06-08 江西金虎保险设备集团有限公司 一种密集架底盘集成式行走轮

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