JP2000165512A - 不正利用検出方法及び装置及び不正利用検出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

不正利用検出方法及び装置及び不正利用検出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000165512A
JP2000165512A JP34934698A JP34934698A JP2000165512A JP 2000165512 A JP2000165512 A JP 2000165512A JP 34934698 A JP34934698 A JP 34934698A JP 34934698 A JP34934698 A JP 34934698A JP 2000165512 A JP2000165512 A JP 2000165512A
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Erika Ayukawa
江里香 鮎川
Toyohisa Morita
豊久 森田
Akira Maeda
章 前田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話サービス不正利用候補者の不正利用の自
動判定を可能とする。 【解決手段】 利用者のCDR(Call Detail Records)であ
る分析用データを入力装置100から入力し、記憶装置106
に格納し、前処理装置101でCDRを複製し、発信CDRと着
信CDRを作り、CDRを電話番号、通話開始時刻の順にソー
トする等の前処理をして記憶装置106に格納する。検出
装置102では、同じ電話番号のi番目とi+1番目のCDRを取
り出し、i+1番目の通話開始時刻からi番目の通話終了時
刻の時間差に実現可能最大移動速度を乗じて移動可能最
大距離を求め、i番目とi+1番目の発信エリア間の距離で
ある移動距離を求め、移動距離が移動可能最大距離を越
えてる場合、この電話番号を不正利用候補番号リストに
追加する。判定装置103では、不正利用候補のi番目のレ
コードの登録済み全エリアでi番目の電話番号を呼出
し、複数基地局から応答のある場合、この電話番号を記
憶装置107に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話サービスを不
正に利用する者を検出するための不正利用検出方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】井上伸雄:入門ビジュアルテクノロジー
通信のしくみ、日本実業出版社、1997、 pp.140-141
(公知例1)に記載されているように、電話をかけて相
手を呼び出すとき、固定電話では電話番号からその電話
機がどの交換機につながっているかがすぐにわかるが、
移動電話は常に移動しているので、電話番号からだけで
は交換機が決められない。そこで、移動電話機は基地局
と常に電波で交信し、自分がどのエリアにいるかを位置
登録用のセンタのメモリに登録している。それゆえ、誰
かがその移動電話番号をダイヤルすると、直ちに登録さ
れたエリアの交換機につながり、エリア内の基地局から
呼び出し信号が発信できるようになっている。また、杉
山泰一、野沢哲生:特集 電話番号の秘密、日経コミュ
ニケーション、日経BP社、1998、pp.109-113(公知例
2)に記載されているように、それぞれの移動電話機
は、位置登録の際に電話番号と移動機番号の2種類の番
号を用いて識別されている。ここで、移動機番号とは移
動電話機の中に書き込まれた端末固有の番号である。
【0003】上述の公知例1及び公知例2に示された移
動電話サービスにおける不正利用方法の一つに、Alvah
B. Davis & Shri K. Goyal: Management of Cellular F
raud:Knowledge-based Detection,Classification and
Prevention, Thirteenth International Conference, 1
993, vol.2, pp.155-164(公知例3)に記載されている
ような、正規利用者の移動電話機の電話番号と移動機番
号を他の移動電話機に違法に書き込んで利用する、とい
うものがある。この場合、正規利用者及び不正利用者が
利用したサービスに対する代価はすべて正規利用者に請
求され、その結果、不正利用者は代価を払わずにサービ
スを利用することが可能となる。そこで、移動電話サー
ビス事業者は、CDR(Call Detail Records)を用いて、同
一電話番号による通話の重複や、連続した2通話間の時
間間隔と移動距離の不整合性を検出することで、不正利
用候補者の発見をする。ここで、CDRとは1通話ごとの
通話履歴データである。また、通話要約データを用いて
移動電話機ごとのサービス利用量の極端な変動を検出す
ることで、不正利用候補者の発見をする。ここで、通話
要約データとはCDRを移動電話機や特定の期間ごとに要
約したデータである。
【0004】大量データ中に埋もれた知識を発掘するデ
ータマイニング技術の一つに、データが持つ規則性・因
果関係をIf-Thenルールの形で抽出する方法がある。If-
Thenルール抽出方法としては、芦田仁史ほか:データマ
イニングにおける特徴的ルール生成方式、情報処理学会
第50回全国大会、7P-1、3-19、1995(公知例4)に記載
されているように、変数とその属性値の組から成る条件
節(「XがA」、又は「YがB」など)の間に成り立つIf-T
henルール(以下、属性値明示型If-Thenルールと呼ぶ)
を、「If X=A Then Y=B」の形式で抽出する方法があ
る。ここで、X、Yは変数名を表し、A、Bは変数X、Yの属
性値を表している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法にお
いては、次のような問題がある。すなわち、上記公知例
3には、不正利用候補者の不正利用の真偽を効率よく判
定する手段が備わっていないという問題がある。また、
上記公知例3では、不正利用候補者の検出にCDRまたは
通話要約データを用いるため、不正通話を一回以上行っ
た不正利用候補者しか検出できないという問題がある。
また、上記公知例3では、データ内の単一項目のみを参
照して不正利用候補者を検出するため、データ内のいず
れかの項目に著しい偏りを持った不正利用候補者しか検
出できないという問題がある。本発明の目的は、不正利
用候補者の不正利用の真偽について効率よい判定を可能
とすることにある。また、本発明の他の目的は、いまだ
不正通話を行っていない不正利用候補者の検出を可能と
することにある。また、本発明の他の目的は、データ内
の単一項目のみでは表現できない複雑な利用パターンを
持つ不正利用候補者の検出を可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、不正利用検出方法であり、分析用データ
を入力するステップと、分析用データの前処理を行うス
テップと、移動電話サービスにおける不正利用候補者の
電話番号を検出するステップと、不正利用候補者の不正
利用の真偽を自動判定するステップと、不正利用確定者
の電話番号を出力するステップを有するようにしてい
る。また、前記不正利用候補者の不正利用の真偽を自動
判定するステップにおいて、複数エリアで不正利用候補
者の電話番号を試験的に呼び出し、その同時応答件数を
確認することで不正利用の真偽を自動判定するようにし
ている。また、前記分析用データを入力するステップに
おける分析用データとは移動電話機の通話データである
ようにしている。また、前記分析用データを入力するス
テップにおける分析用データとは移動電話機の位置登録
データであるようにしている。また、前記移動電話サー
ビスにおける不正利用候補者の電話番号を検出するステ
ップは、サービス利用量が閾値を超過している電話番号
を不正利用候補者の電話番号として検出するようにして
いる。また、前記移動電話サービスにおける不正利用候
補者の電話番号を検出するステップは、利用パターンが
既知の不正利用ルールを満たしている電話番号を不正利
用候補者の電話番号として検出するようにしている。ま
た、前記移動電話サービスにおける不正利用候補者の電
話番号を検出するステップは、通話間の時間間隔と移動
距離に不整合性が見られる電話番号を不正利用候補者の
電話番号として検出するようにしている。また、前記移
動電話サービスにおける不正利用候補者の電話番号を検
出するステップは、時間間隔と移動距離に不整合性が見
られる電話番号の検出処理、サービス利用量が閾値を超
過している電話番号の検出処理、または利用パターンが
既知の不正利用ルールを満たしている電話番号の検出処
理のうち、いずれかの2種類以上の検出処理を併用して
不正利用候補者の電話番号の検出を行うようにしてい
る。また、前記移動電話サービスにおける不正利用候補
者の電話番号を検出するステップは、移動電話サービス
の加入権情報が移動電話機から分離されている環境下に
おいて不正利用候補者の電話番号を検出するようにして
いる。また、分析用データを入力するステップと、分析
用データの前処理を行うステップと、電話サービスにお
ける不正利用候補者の電話番号を検出するステップと、
不正利用候補者の電話番号を出力するステップを有する
不正利用検出方法であり、前記電話サービスにおける不
正利用候補者の電話番号を検出するステップは、サービ
ス内容が発信サービスのみに限られた匿名性を伴うプリ
ペイド・サービス環境下において不正利用候補者を検出
するようにしている。
【0007】さらに、不正利用検出装置であり、分析用
データを入力する入力装置と、分析用データの前処理を
行う前処理装置と、移動電話サービスにおける不正利用
候補者の電話番号を検出する検出装置と、不正利用候補
者の不正利用の真偽を自動判定する判定装置と、不正利
用確定者の電話番号を出力する出力装置を備えるように
している。また、前記判定装置は、複数エリアで不正利
用候補者の電話番号を試験的に呼び出し、その同時応答
件数を確認することで不正利用の真偽を自動判定するよ
うにしている。また、前記入力装置は、移動電話機の通
話データを入力するようにしている。また、前記入力装
置は、移動電話機の位置登録データを入力するようにし
ている。また、前記検出装置は、サービス利用量が閾値
を超過している電話番号を不正利用候補者の電話番号と
して検出するようにしている。また、前記検出装置は、
利用パターンが既知の不正利用ルールを満たしている電
話番号を不正利用候補者の電話番号として検出するよう
にしている。また、前記検出装置は、通話間の時間間隔
と移動距離に不整合性が見られる電話番号を不正利用候
補者の電話番号として検出するようにしている。また、
前記検出装置は、時間間隔と移動距離に不整合性が見ら
れる電話番号の検出処理、サービス利用量が閾値を超過
している電話番号の検出処理、または利用パターンが既
知の不正利用ルールを満たしている電話番号の検出処理
のうち、いずれかの2種類以上の検出処理を併用して不
正利用候補者の電話番号を検出するようにしている。ま
た、前記検出装置は、移動電話サービスの加入権情報が
移動電話機から分離されている環境下において不正利用
候補者の電話番号を検出するようにしている。また、分
析用データを入力する入力装置と、分析用データの前処
理を行う前処理装置と、電話サービスにおける不正利用
候補者の電話番号を検出する検出装置と、不正利用候補
者の電話番号を出力する出力装置を備える不正利用検出
装置であり、前記検出装置はサービス内容が発信サービ
スのみに限られた匿名性を伴うプリペイド・サービス環
境下において不正利用候補者を検出するようにしてい
る。
【0008】さらに、不正利用検出プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、該不正
利用検出プログラムは、分析用データを入力するステッ
プと、分析用データの前処理を行うステップと、前処理
された分析用データを用いて移動電話サービスにおける
不正利用候補者の電話番号を検出するステップと、不正
利用候補者の電話番号をを用いて不正利用候補者の不正
利用の真偽を自動判定し不正利用者の電話番号を確定す
るステップと、不正利用確定者の電話番号を出力するス
テップを有するようにしている。また、不正利用検出プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
体であり、該不正利用検出プログラムは、分析用データ
を入力するステップと、分析用データの前処理を行うス
テップと、前処理された分析用データを用いて電話サー
ビスにおける不正利用候補者の電話番号を検出するステ
ップと、不正利用候補者の電話番号を出力するステップ
を有するようにしている。。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図1は本発明の実施の形態における構成図
であり、図2は本発明の処理手順の実施の形態を示すフ
ローチャートである。図1において、100は入力装置
であり、分析用データを入力して分析用データ記憶装置
106に格納する。前処理装置101は、分析用データ
の前処理を行う。検出装置102は、分析用データを用
いて不正利用の疑いのある電話番号(不正利用候補番
号)を検出する。判定装置103は、制御信号網104
を通じて、不正利用候補番号に関する不正利用事実の有
無を判定する。不正利用事実の確定した電話番号(不正
利用確定番号)は不正利用確定番号記憶装置107に格
納される。105は出力装置である。以上の100乃至
107の各装置は、108のネットワークまたはバスに
より相互接続されている。
【0010】次に、図2のフローチャートに基づいて、
図1の各部の動作を説明する。ステップ200では、入
力装置100から分析用データを読み込み、分析用デー
タ記憶装置106に格納する。入力装置100には分析
用データとして全ての利用者のデータがランダムに入力
される。ここで、分析用データとは通話情報データベー
スに格納されたCDRである。CDRの各レコードには発信及
び着信電話番号、通話開始時刻、通話終了時刻、発信及
び着信ゾーン番号などが含まれる。また、上記のゾーン
とは基地局のアンテナから電波が届く範囲を指し、位置
登録エリアは複数のゾーンにより構成される。
【0011】ステップ201では、前処理装置101が
ステップ200で得られた分析用データの前処理を行
う。ここで分析用データの前処理とは以下の処理を指
す。まず、ステップ200で得られた1つのCDRを複製
し、すなわち、同じCDRが2つ作られ、一方を発信CDR、
他方を着信CDRとする。次に、発信CDRの発信電話番号と
分析用データ記憶装置106に格納された不正利用確定
番号リストを参照し、発信CDRの発信電話番号が不正利
用確定番号リスト中のいずれかの不正利用確定番号と一
致する場合は、上記の発信電話番号を含むレコードを削
除する。ここで、不正利用確定番号とは既に不正利用事
実が確定している電話番号である。また、不正利用確定
番号リストとは、複数の不正利用確定番号を一括して保
存しておくためのリストである。図9に不正利用確定番
号リストの例を示す。続いて、着信CDRの着信電話番号
と不正利用確定番号リストを参照し、着信CDRの着信電
話番号が不正利用確定番号リスト中のいずれかの不正利
用確定番号と一致する場合は、上記の着信電話番号を含
むレコードを削除する。最後に、発信CDRは発信電話番
号、通話開始時刻の順にソートし、着信CDRは着信電話
番号、通話開始時刻の順にソートする。
【0012】ステップ202では、検出処理装置102
が不正利用候補番号の検出処理を行う。ここで、不正利
用候補番号の検出処理とは、時間間隔と移動距離の不整
合性の検出処理である。検出された電話番号は、不正利
用候補番号として不正利用候補番号リストに追加する。
図10に不正利用候補番号リストの例を示す。
【0013】以下、図3のフローチャートに基づいて、
ステップ202の時間間隔と移動距離の不整合性検出処
理手順について詳しく説明する。ステップ300では、
変数iに1を代入する。ステップ301では、データのi
番目のレコードが最終レコードか否かの判定を行う。こ
の判定でi番目のレコードが最終レコードであった場合
にはプログラムを終了し、それ以外の場合にはステップ
302に進む。ここで、データとは発信及び着信CDRで
ある。ステップ302では、変数TELにデータのi番目の
レコードの電話番号を代入する。ここで、電話番号と
は、データが発信CDRの場合には発信電話番号であり、
データが着信CDRの場合には着信電話番号である。ステ
ップ303では、データのi+1番目のレコードの電話番
号が変数TELの値と等しいか否かの判定を行う。この判
定でi+1番目のレコードの電話番号が変数TELの値と等し
かった場合にはステップ304に進み、それ以外の場合
にはステップ306に進む。
【0014】ステップ304では、データのi番目とi+1
番目のレコードについて、両者の時間間隔と移動距離と
の整合性を調べる。ここで、両者の時間間隔とは、i+1
番目のレコードの通話開始時刻からi番目のレコードの
通話終了時刻を差し引いたものである。また、両者の移
動距離とは、データが発信CDRの場合には、i番目のレコ
ードの発信ゾーン番号を含むエリアからi+1番目のレコ
ードの発信ゾーン番号を含むエリアまでの距離であり、
データが着信CDRの場合には、i番目のレコードの着信ゾ
ーン番号を含むエリアからi+1番目のレコードの着信ゾ
ーン番号を含むエリアまでの距離である。エリア間の距
離は、事前に入力装置100から読み込み分析用データ
記憶装置106に格納しておいたエリア間距離一覧表を
参照して導出する。図11にエリア間距離一覧表の例を
示す。データのi番目とi+1番目のレコードの時間間隔と
移動距離が求まったら、まず、予め指定された実現可能
最大移動速度に時間間隔を乗じて移動可能最大距離を算
出する。続いて、移動距離と移動可能最大距離を比較
し、移動距離が移動可能最大距離を超過しているか否か
によって不整合性の有無を確認する。
【0015】ステップ305では、ステップ304で得
られた移動距離と移動可能最大距離の間に不整合性が認
められるか否かの判定を行う。この判定で不整合性が認
められた場合にはステップ307に進み、それ以外の場
合にはステップ306に進む。ステップ306では、変
数iに1を加算し、ステップ301以下の処理を繰り返
す。ステップ307では、i番目のレコードの電話番号
を、不正利用候補番号として分析用データ記憶装置10
6の不正利用候補番号リストに追加する。また、不正利
用候補番号リストに電話番号を追加する際に、i番目及
びi+1番目のレコードのエリア番号を、登録済みエリア
番号として同一レコードに追加する。ここで、エリア番
号とは、データが発信CDRの場合には発信ゾーン番号を
含むエリア番号であり、データが着信CDRの場合には着
信ゾーン番号を含むエリア番号である。以上が、ステッ
プ202の時間間隔と移動距離の不整合性検出処理手順
についての詳細な説明である。
【0016】ステップ203では、判定装置103が、
不正利用候補番号リストのそれぞれの不正利用候補番号
について、登録済みエリアでの試験呼び出しを行い、不
正利用事実の有無を判定する。不正利用事実が確定した
不正利用候補番号は、不正利用確定番号として不正利用
確定番号記憶装置107の不正利用確定番号リストに追
加する。また、上記の不正利用候補番号を、不正利用候
補番号リストから削除する。
【0017】以下、図4のフローチャートに基づいて、
ステップ203の不正利用事実判定処理手順について詳
しく説明する。ステップ400では、変数iに1を代入す
る。ステップ401では、エリア番号リストを初期化す
る。ここで、エリア番号リストとは、複数のエリア番号
を一時的に保存しておくためのリストである。ステップ
402では、不正利用候補番号リストのi番目のレコー
ドのすべての登録済みエリア番号をエリア番号リストに
追加する。ステップ403では、不正利用候補番号リス
トのi番目のレコードの電話番号を、試験的に、エリア
番号リストに含まれるすべてのエリア内の全基地局から
一斉に呼び出す。ステップ404では、ステップ403
で行った試験呼び出しに対し、複数の基地局から移動電
話機の存在を示す応答があったか否かの判定を行う。こ
の判定で複数の基地局からの応答があった場合にはステ
ップ407に進み、それ以外の場合にはステップ405
に進む。ステップ405では、不正利用候補番号リスト
のi番目のレコードが最終レコードであるか否かの判定
を行う。この判定でi番目のレコードが最終レコードで
あった場合にはプログラムを終了し、それ以外の場合に
はステップ406に進む。ステップ406では、変数i
に1を加算し、ステップ401以下の処理を繰り返す。
ステップ407では、不正利用候補番号リストのi番目
のレコードの電話番号を、不正利用確定番号として不正
利用確定番号リストに追加する。以上が、ステップ20
3の不正利用事実判定処理についての詳細な説明であ
る。
【0018】ステップ204では、不正利用確定番号記
憶装置107の不正利用確定番号リストを参照し、上記
リストを出力装置105から出力する。
【0019】以上に述べたような実施の形態は、次の
《1》〜《6》ように変更して実施することも可能であ
る。 《1》第1に、最初の実施の形態では、ステップ202
において時間間隔と移動距離の不整合性の検出処理によ
り不正利用候補番号を検出していたが、これは以下のよ
うに変更することも可能である。すなわち、閾値超過検
出処理により不正利用候補番号を検出する。この方法に
よれば、正規利用者の利用量が少ないために時間間隔と
移動距離の不整合性が発生しにくいような場合にも、不
正利用候補番号の検出が可能となる。
【0020】以下、図5のフローチャートに基づいて、
閾値超過検出処理手順について詳しく説明する。ステッ
プ500では、通話要約データの場合と同様の方法によ
り、発信及び着信CDRの短期要約データを生成する。通
話要約データは、各発信者(または、各着信者)のCDR
を各発信者毎に長期間(例えば、1年間)に渡って要約
したデータであり、複数の要約項目(例えば、1日の通
話回数など)を有する。これに対して、ここで生成され
る要約データは通話要約データに比べて要約の対象とな
るデータの期間が短い(例えば、期間が数日)ため、短
期要約データと呼ぶこととする。また、短期要約データ
に含まれる要約項目は、通話要約データに含まれる要約
項目とすべて一致するものとする。ステップ501で
は、変数iに1を代入する。ステップ502では、変数j
に1を代入する。ステップ503では、短期要約データ
のj番目の要約項目が検出対象項目であるか否かの判定
を行う。ここで、検出対象項目とは数値データのみを取
る項目であり、あらかじめ指定されているものとする。
この判定でj番目の要約項目が検出対象項目であった場
合にはステップ504に進み、それ以外の場合にはステ
ップ507に進む。
【0021】ステップ504では、通話要約データのi
番目のレコードのj番目の要約項目(検出対象項目とす
る)の値にあらかじめ指定された演算を施し、j番目の
要約項目の閾値とする。例えば、j番目の要約項目(検
出対象項目)が1日の通話回数である場合、1日の通話
回数にあらかじめ指定された演算、例えば、1.5を乗
ずる演算、を施し、j番目の要約項目の閾値とする。1
日の通話回数が、例えば、30回とすれば、j番目の要
約項目の閾値は45回となる。ステップ505では、ス
テップ504で得られた閾値と短期要約データのi番目
のレコードのj番目の要約項目の値の大小関係を比較す
る。ステップ506では、ステップ505で得られた短
期要約データのi番目のレコードのj番目の要約項目の値
が閾値を超過しているか否かの判定を行う。この判定で
閾値の超過が認められた場合にはステップ509に進
み、それ以外の場合にはステップ507に進む。例え
ば、短期要約データのi番目のレコードのj番目の要約項
目の値が80回であれば、短期要約データのi番目のレ
コードのj番目の要約項目の値は閾値(45回)を超過
しているので、ステップ509に進み、30回とすれば
閾値(45回)を超過していないので、ステップ507
に進む。
【0022】ステップ507では、短期要約データのj
番目の要約項目が最終要約項目であるか否かの判定を行
う。この判定でj番目の要約項目が最終要約項目であっ
た場合にはステップ510に進み、それ以外の場合には
ステップ508に進む。ステップ508では、変数jに1
を加算し、ステップ503以下の処理を繰り返す。ステ
ップ509では、短期要約データのi番目のレコードの
電話番号を、不正利用候補番号として分析用データ記憶
装置106の不正利用候補番号リストに追加する。ステ
ップ510では、短期要約データのi番目のレコードが
最終レコードか否かの判定を行う。この判定でi番目の
レコードが最終レコードであった場合にはステップ51
2に進み、それ以外の場合にはステップ511に進む。
ステップ511では、変数iに1を加算し、ステップ50
2以下の処理を繰り返す。
【0023】ステップ512では、まず、入力装置10
0から位置登録履歴データの読み込みを開始し、読み込
み量があらかじめ指定された量に達したら読み込みを終
了する。続いて、不正利用候補番号リストに含まれるそ
れぞれの電話番号ごとに、対応する移動電話機が位置登
録を行ったエリアの履歴を、先に読み込んだ位置登録履
歴データから求める。上記の位置登録エリア履歴に含ま
れるすべてのエリア番号は、重複を避けて、各電話番号
に対応する登録済みエリア番号として不正利用候補番号
リストの同一レコード内に追加する。最後に、プログラ
ムを終了する。
【0024】この時、ステップ201における分析用デ
ータの前処理の最後に以下の処理を追加する。すなわ
ち、通話要約データが存在しない場合には発信及び着信
CDRを用いて通話要約データを生成し、通話要約データ
が存在する場合には発信及び着信CDRを用いて通話要約
データを更新する。通話要約データの各レコードには移
動電話機の電話番号の他に、合計通話時間や合計通話金
額など、移動電話機単位のさまざまな要約項目が含まれ
る。
【0025】《2》第2に、最初の実施の形態では、ス
テップ202において時間間隔と移動距離の不整合性の
検出処理により不正利用候補番号を検出していたが、こ
れは以下のように変更することも可能である。すなわ
ち、ルール一致性検出処理により不正利用候補番号を検
出する。この方法によれば、正規利用者の利用量が少な
いために時間間隔と移動距離の不整合性が発生しにく
く、かつ、不正利用者がデータ内の単一項目のみでは表
現できない複雑な利用パターンを持つような場合にも、
不正利用候補番号の検出が可能となる。
【0026】以下、図6のフローチャートに基づいて、
ルール一致性検出処理手順について詳しく説明する。ス
テップ600では、変数iに1を代入する。ステップ60
1では、変数jに1を代入する。ステップ602では、通
話要約データのi番目のレコードが不正利用ルール・リ
スト(図12参照)のj番目の不正利用ルールを満たし
ているか否かを調べる。具体的には、j番目の不正利用
ルールを説明している各項目の値と、それに対応するi
番目のレコードの項目の値を比較する。ステップ603
では、通話要約データのi番目のレコードが不正利用ル
ール・リストのj番目の不正利用ルールを満たしている
か否かの判定を行う。この判定でi番目のレコードがj
番目の不正利用ルールの条件部を満たしていた場合には
ステップ606に進み、それ以外の場合にはステップ6
04に進む。ステップ604では、不正利用ルール・リ
ストのj番目の不正利用ルールが最終ルールであるか否
かの判定を行う。この判定でj番目の不正利用ルールが
最終ルールであった場合にはステップ607に進み、そ
れ以外の場合にはステップ605に進む。ステップ60
5では、変数jに1を加算し、ステップ602以下の処理
を繰り返す。
【0027】ステップ606では、通話要約データのi
番目のレコードの電話番号を、不正利用候補番号として
分析用データ記憶装置106の不正利用候補番号リスト
に追加する。ステップ607では、通話要約データのi
番目のレコードが最終レコードか否かの判定を行う。こ
の判定でi番目のレコードが最終レコードであった場合
にはステップ609に進み、それ以外の場合にはステッ
プ608に進む。ステップ608では、変数iに1を加算
し、ステップ601以下の処理を繰り返す。
【0028】ステップ609では、まず、入力装置10
0から位置登録履歴データの読み込みを開始し、読み込
み量があらかじめ指定された量に達したら読み込みを終
了する。続いて、不正利用候補番号リストに含まれるそ
れぞれの電話番号ごとに、対応する移動電話機が位置登
録を行ったエリアの履歴を、先に読み込んだ位置登録履
歴データから求める。上記の位置登録エリア履歴に含ま
れるすべてのエリア番号は、重複を避けて、各電話番号
に対応する登録済みエリア番号として不正利用候補番号
リストの同一レコード内に追加する。最後に、プログラ
ムを終了する。
【0029】この時、ステップ201における分析用デ
ータの前処理の最後に以下の処理を追加する。すなわ
ち、不正利用ルール・リストが存在する場合には上記の
リストを参照し、存在しない場合には更新前の通話要約
データを用いて上記のリストを生成する。ここで、不正
利用ルールとは、公知例4に示されたIf-Thenルール抽
出方法により生成される「不正利用者の通話パターンに
関するルール」である。また、不正利用ルール・リスト
とは、複数の不正利用ルールを一括して保存しておくた
めのリストである。図12に不正利用ルール・リストの
例を示す。
【0030】《3》第3に、最初の実施の形態では、ス
テップ202において時間間隔と移動距離の不整合性の
検出処理のみにより不正利用候補番号を検出していた
が、これは以下のように変更することも可能である。す
なわち、時間間隔と移動距離の不整合性の検出処理、閾
値超過検出処理、ルール一致性検出処理のうち、いずれ
かの2種類以上の検出処理を併用して不正利用候補番号
を検出する。この方法によれば、正規利用者の利用量が
少ないために時間間隔と移動距離の不整合性が発生しに
くい場合や、不正利用者がデータ内の単一項目のみでは
表現できない複雑な利用パターンを持つような場合にも
不正利用候補番号の検出が可能となる上、時間間隔と移
動距離の不整合性が発生しやすい場合には、より正確な
検出が可能となる。
【0031】《4》第4に、最初の実施の形態では、CD
R及び通話要約データを用いて不正利用候補番号を検出
していたが、これは以下のように変更することも可能で
ある。すなわち、位置登録データを用いて不正利用候補
番号を検出する。この方法によれば、いまだ不正通話を
行っていない不正利用候補番号の検出が可能となる。こ
の時、ステップ200における分析用データは、位置情
報データベースに格納された位置登録データの更新履歴
(位置登録履歴データ)とする。ここで、位置登録デー
タとは、移動電話機での着信を可能とするために、それ
ぞれの移動電話機が現在どのエリアにいるかという位置
情報を移動電話網がリアルタイムに把握しておくための
データである。具体的には、エリア内の無線基地局から
常時、制御信号を使ってエリア番号情報を送信してお
き、移動電話機は受け取ったエリア番号情報と自身が持
つ情報が違うと判断すると、移動電話網に位置情報デー
タベースの更新要求を出すという仕組みになっている。
先に述べた位置登録履歴データの各レコードには、位置
登録を行った移動電話機の電話番号、位置登録時刻、位
置登録エリア番号が含まれる。
【0032】また、ステップ301におけるデータは位
置登録履歴データとする。ステップ304における両者
の時間間隔はi+1番目のレコードの位置登録時刻からi番
目のレコードの位置登録時刻を差し引いたものとし、両
者の移動距離はi番目のレコードの位置登録エリアからi
+1番目のレコードの位置登録エリアまでの距離とする。
ステップ307におけるエリア番号は位置登録エリア番
号とする。
【0033】また、ステップ201における分析用デー
タの前処理は以下の処理とする。すなわち、まず、ステ
ップ200で得られた位置登録履歴データの電話番号と
不正利用確定番号リストを参照し、上記の電話番号が不
正利用確定番号リスト中のいずれかの不正利用確定番号
と一致する場合は、上記の電話番号を含むレコードを削
除する。続いて、位置登録履歴データを電話番号、登録
時刻の順にソートする。
【0034】《5》第5に、最初の実施の形態では、移
動電話サービスの加入権情報が移動電話機に固定されて
いる環境下において、不正利用候補番号の検出と不正利
用事実の判定を行っていたが、これは以下のように変更
することも可能である。すなわち、移動電話サービスの
加入権情報が移動電話機から分離されている環境下にお
いて、最初の実施の形態と同様にして不正利用候補番号
の検出と不正利用事実の判定を行う。移動電話サービス
の加入権情報が移動電話機と分離している環境とは、例
えば、電話番号やプリペイド情報などの加入権情報を移
動電話機の中にあらかじめ書き込んでおかず、移動電話
サービスを開始する際に上記の加入権情報を移動電話機
に入力するような環境を指す。このような例について
は、前掲の公知例2の PP.113 に記載されている。ただ
し、上記の移動電話サービスには発信サービスと着信サ
ービスの両方が含まれるものとする。この方法によれ
ば、1台の電話機を複数のユーザが共有したり、1ユー
ザが1契約で複数の電話機を利用している場合にも、ユ
ーザ単位で不正利用者の検出が可能となる。
【0035】《6》第6に、上述の実施の形態では、発
信サービスと着信サービスの両方を含む移動電話サービ
ス環境下において、不正利用候補番号の検出と不正利用
事実の判定を行っていたが、これは以下のように変更す
ることも可能である。すなわち、発信サービスのみを含
む電話サービス環境下において不正利用候補番号の検出
を行う。ただし、上記の方法には不正利用事実の判定は
含まれない。図7に上記の方法の実施の形態における構
成図を示す。図7は図1から判定装置、制御信号網、及
び不正利用確定番号記憶装置を取り除き、不正利用候補
番号記憶装置を追加したものである。また、図8に上記
の方法の処理手順の実施の形態を示すフローチャートを
示す。図8は図2から不正利用事実判定処理及び不正利
用確定番号の出力処理を取り除き、不正利用候補番号の
出力処理を追加したものである。この方法によれば、サ
ービス内容が発信サービスのみに限られた匿名性を伴う
プリペイド・サービス環境下においても、サービス利用
者単位で不正利用候補者の検出が可能となる。
【0036】また、上述のすべての実施の形態と変更例
は、記憶媒体に保持し利用することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、不
正利用候補者の不正利用の真偽を自動判定することが可
能となる。また、本発明によれば、いまだ不正通話を行
っていない不正利用候補者の検出が可能となる。また、
本発明によれば、データ内の単一項目のみでは表現でき
ない複雑な利用パターンを持つ不正利用候補者の検出が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における構成図である。
【図2】本発明における処理手順のフローチャートを示
す図である。
【図3】時間間隔と距離間隔の不整合性検出処理手順の
フローチャートを示す図である。
【図4】不正利用事実検出処理手順のフローチャートを
示す図である。
【図5】閾値超過検出処理手順のフローチャートを示す
図である。
【図6】ルール一致性検出処理手順のフローチャートを
示す図である。
【図7】本発明の他の実施の形態における構成図を示す
図である。
【図8】本発明における他の処理手順のフローチャート
を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における不正利用確定番号
リストの例を示す図である。
【図10】不正利用候補番号リストの例を示す図であ
る。
【図11】エリア間最大距離一覧表の例を示す図であ
る。
【図12】不正利用ルール・リストの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100、700 入力装置 101、701 前処理装置 102、702 検出装置 103 判定装置 104 制御信号網 105、703 出力装置 106、704 分析用データ記憶装置 107 不正利用確定番号記憶装置 108、706 ネットワークまたはバス 705 不正利用候補番号記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 章 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5K024 AA02 BB04 BB06 CC11 DD01 DD04 GG01 GG10 5K027 AA11 BB09 CC08 EE01 5K036 AA07 BB18 DD32 DD46 EE13 KK09 KK18 LL01 5K067 AA32 BB02 DD23 DD24 EE02 EE16 FF03 FF05 FF07 HH11 HH22 JJ63 LL08 9A001 CC07 CZ04 FF04 GZ05 GZ21 JJ12 LL05

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析用データを入力するステップと、分
    析用データの前処理を行うステップと、移動電話サービ
    スにおける不正利用候補者の電話番号を検出するステッ
    プと、不正利用候補者の不正利用の真偽を自動判定する
    ステップと、不正利用確定者の電話番号を出力するステ
    ップを有することを特徴とする不正利用検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不正利用検出方法におい
    て、 前記不正利用候補者の不正利用の真偽を自動判定するス
    テップにおいて、複数エリアで不正利用候補者の電話番
    号を試験的に呼び出し、その同時応答件数を確認するこ
    とで不正利用の真偽を自動判定することを特徴とする不
    正利用検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の不正利用
    検出方法において、 前記分析用データを入力するステップにおける分析用デ
    ータとは移動電話機の通話データであることを特徴とす
    る不正利用検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の不正利用
    検出方法において、 前記分析用データを入力するステップにおける分析用デ
    ータとは移動電話機の位置登録データであることを特徴
    とする不正利用検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載の不正利用検出方法において、 前記移動電話サービスにおける不正利用候補者の電話番
    号を検出するステップは、サービス利用量が閾値を超過
    している電話番号を不正利用候補者の電話番号として検
    出することを特徴とする不正利用検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載の不正利用検出方法において、 前記移動電話サービスにおける不正利用候補者の電話番
    号を検出するステップは、利用パターンが既知の不正利
    用ルールを満たしている電話番号を不正利用候補者の電
    話番号として検出することを特徴とする不正利用検出方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかの請求
    項記載の不正利用検出方法において、 前記移動電話サービスにおける不正利用候補者の電話番
    号を検出するステップは、通話間の時間間隔と移動距離
    に不整合性が見られる電話番号を不正利用候補者の電話
    番号として検出することを特徴とする不正利用検出方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項4のいずれかの請求
    項記載の不正利用検出方法において、 前記移動電話サービスにおける不正利用候補者の電話番
    号を検出するステップは、時間間隔と移動距離に不整合
    性が見られる電話番号の検出処理、サービス利用量が閾
    値を超過している電話番号の検出処理、または利用パタ
    ーンが既知の不正利用ルールを満たしている電話番号の
    検出処理のうち、いずれかの2種類以上の検出処理を併
    用して不正利用候補者の電話番号の検出を行うことを特
    徴とする不正利用検出方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかの請求
    項記載の不正利用検出方法において、 前記移動電話サービスにおける不正利用候補者の電話番
    号を検出するステップは、移動電話サービスの加入権情
    報が移動電話機から分離されている環境下において不正
    利用候補者の電話番号を検出することを特徴とする不正
    利用検出方法。
  10. 【請求項10】 分析用データを入力するステップと、
    分析用データの前処理を行うステップと、電話サービス
    における不正利用候補者の電話番号を検出するステップ
    と、不正利用候補者の電話番号を出力するステップを有
    する不正利用検出方法であって、 前記電話サービスにおける不正利用候補者の電話番号を
    検出するステップは、サービス内容が発信サービスのみ
    に限られた匿名性を伴うプリペイド・サービス環境下に
    おいて不正利用候補者を検出することを特徴とする不正
    利用検出方法。
  11. 【請求項11】 分析用データを入力する入力装置と、
    分析用データの前処理を行う前処理装置と、移動電話サ
    ービスにおける不正利用候補者の電話番号を検出する検
    出装置と、不正利用候補者の不正利用の真偽を自動判定
    する判定装置と、不正利用確定者の電話番号を出力する
    出力装置を備えることを特徴とする不正利用検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の不正利用検出装置に
    おいて、 前記判定装置は、複数エリアで不正利用候補者の電話番
    号を試験的に呼び出し、その同時応答件数を確認するこ
    とで不正利用の真偽を自動判定することを特徴とする不
    正利用検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12記載の不
    正利用検出装置において、 前記入力装置は、移動電話機の通話データを入力するこ
    とを特徴とする不正利用検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項11または請求項12記載の不
    正利用検出装置において、 前記入力装置は、移動電話機の位置登録データを入力す
    ることを特徴とする不正利用検出装置。
  15. 【請求項15】 請求項11または請求項12または請
    求項13に記載の不正利用検出装置において、 前記検出装置は、サービス利用量が閾値を超過している
    電話番号を不正利用候補者の電話番号として検出するこ
    とを特徴とする不正利用検出装置。
  16. 【請求項16】 請求項11または請求項12または請
    求項13に記載の不正利用検出装置において、 前記検出装置は、利用パターンが既知の不正利用ルール
    を満たしている電話番号を不正利用候補者の電話番号と
    して検出することを特徴とする不正利用検出装置。
  17. 【請求項17】 請求項11乃至請求項14のいずれか
    の請求項記載の不正利用検出装置において、 前記検出装置は、通話間の時間間隔と移動距離に不整合
    性が見られる電話番号を不正利用候補者の電話番号とし
    て検出することを特徴とする不正利用検出装置。
  18. 【請求項18】 請求項11乃至請求項14のいずれか
    の請求項記載の不正利用検出装置において、 前記検出装置は、時間間隔と移動距離に不整合性が見ら
    れる電話番号の検出処理、サービス利用量が閾値を超過
    している電話番号の検出処理、または利用パターンが既
    知の不正利用ルールを満たしている電話番号の検出処理
    のうち、いずれかの2種類以上の検出処理を併用して不
    正利用候補者の電話番号を検出することを特徴とする不
    正利用検出装置。
  19. 【請求項19】 請求項11乃至請求項18のいずれか
    の請求項記載の不正利用検出装置において、 前記検出装置は、移動電話サービスの加入権情報が移動
    電話機から分離されている環境下において不正利用候補
    者の電話番号を検出することを特徴とする不正利用検出
    装置。
  20. 【請求項20】 分析用データを入力する入力装置と、
    分析用データの前処理を行う前処理装置と、電話サービ
    スにおける不正利用候補者の電話番号を検出する検出装
    置と、不正利用候補者の電話番号を出力する出力装置を
    備える不正利用検出装置であって、 前記検出装置はサービス内容が発信サービスのみに限ら
    れた匿名性を伴うプリペイド・サービス環境下において
    不正利用候補者を検出することを特徴とする不正利用検
    出装置。
  21. 【請求項21】 分析用データを入力するステップと、
    分析用データの前処理を行うステップと、前処理された
    分析用データを用いて移動電話サービスにおける不正利
    用候補者の電話番号を検出するステップと、不正利用候
    補者の電話番号をを用いて不正利用候補者の不正利用の
    真偽を自動判定し不正利用者の電話番号を確定するステ
    ップと、不正利用確定者の電話番号を出力するステップ
    を有する不正利用検出プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 分析用データを入力するステップと、
    分析用データの前処理を行うステップと、前処理された
    分析用データを用いて電話サービスにおける不正利用候
    補者の電話番号を検出するステップと、不正利用候補者
    の電話番号を出力するステップを有する不正利用検出プ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
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