JP2000163517A - 手書き文字認識装置 - Google Patents

手書き文字認識装置

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JP2000163517A
JP2000163517A JP10341342A JP34134298A JP2000163517A JP 2000163517 A JP2000163517 A JP 2000163517A JP 10341342 A JP10341342 A JP 10341342A JP 34134298 A JP34134298 A JP 34134298A JP 2000163517 A JP2000163517 A JP 2000163517A
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Japan
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dictionary
pattern
learning
input
similarity
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JP10341342A
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English (en)
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Masaki Miura
雅樹 三浦
Soshiro Kuzunuki
壮四郎 葛貫
Toshimi Yokota
登志美 横田
Keiko Gunji
圭子 郡司
Akihiro Katsura
晃洋 桂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力パターンと辞書パターンとが、類似してい
ない場合は辞書パターンの中心座標の移動量を大きく
し、かつ、移動した辞書パターンが既存の他の辞書パタ
ーンに接近すると誤認識の原因となるため、既存の他の
辞書パターンへの接近を防止することを高速処理する手
書き文字認識装置を提供するにある。 【解決手段】辞書パターンに最も誤認識をおこし易い他
辞書パターンを上記テーブルから参照し、この他辞書パ
ターンと学習パターンとの間で類似度計算を行い、これ
らの類似度の中から危険範囲以下で、かつ、最も大きい
合成比率の学習パターンを辞書登録或いは更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手書き認識技術に係
り、とくに各個人特有の入力文字を学習して、標準辞書
内の辞書パターンを更新して、手書文字の認識を向上さ
せる手書文字認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオンライン手書認識装置におい
て、入力パターンは個人固有のくせ字,続け字,筆順違
い等を含んでいるため、標準パターンと画一的なパター
ンマッチングを行っても、必ずしも認識率は向上しなか
った。
【0003】このため、標準辞書内の標準パターンを改
善する方法が、種々提案されている。
【0004】例えば、 (1)採取した入力パターン、或いは、予想される入力
パターンを予め辞書パターンとして登録しておく方法。
【0005】(2)特公平7−111732 号公報に記載のよ
うに、カテゴリ(辞書パターン)毎に、認識率を定め、
認識率の低いカテゴリの数を増やしていく方法。
【0006】(3)特開昭59−165190号公報記載のよう
に、辞書(本文では標準辞書内の辞書パターン)と文字
データ(入力パターン)の相関関係を計算し、その値が
許容値以内ならば、自動的に加重平均をとって辞書に更
新する。その値が許容値以上ならば、オペレータは表示
された文字データから、辞書への登録,更新,廃棄を会
話的に操作する方法。
【0007】(4)特開平7−271917 号公報記載のよう
に入力パターンが辞書に登録されている代表点(辞書パ
ターン)に「近い」と辞書パターンを入力パターンに近
づけ、「近くない」と入力パターンを新規登録するなど
が提案されている。
【0008】しかし、上記(1),(2)の方法は標準辞
書に過大なメモリーを要し、実用的でない。
【0009】上記(3)の方法は、辞書パターンの中心
座標を移動して、文字データの形状に近づけるため、過
大なメモリーは要らず実用的であるが、下記の欠点があ
る。入力パターンと辞書パターンとを加重平均で合成し
た場合、合成比率は入力パターン50%,辞書パターン
50%一定である。入力パターンと辞書パターンとが、
比較的類似している場合は、辞書パターンの中心座標の
移動量は小さくてよく、類似していない場合は辞書パタ
ーンの中心座標の移動量は大きい方がよい。また、辞書
データと文字データとの相関関係を計算して、その値が
許容値以上であれば、辞書への登録,更新,廃棄を会話
的に行うのであるが、移動した辞書パターンが既存の他
の辞書パターンに接近すると誤認識の原因となる。
【0010】上記(4)の方法も、辞書パターンの中心
座標を入力パターンの方に移動していく、或いは、入力
パターンを登録する方法であるが、移動量については明
記されておらず、また、移動した辞書パターンが既存の
他の辞書パターンに接近すると誤認識の原因となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の欠点に鑑みなされたもので、 (1).入力パターンと辞書パターンとが、比較的類似し
ている場合は、辞書パターンの中心座標の移動量は小さ
く、類似していない場合は辞書パターンの中心座標の移
動量を大きくする。
【0012】(2).中心座標を移動すべき辞書パターン
が既存の他の辞書パターンに接近すると誤認識の原因と
なるため、既存の他の辞書パターンへの接近を防止す
る。
【0013】以上(1)及び(2)の機能を兼ね備え、
かつ、処理速度の早い手書き文字認識装置を提供するに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、手書き入力
パターンを時系列的に読み込む入力部と、前記入力パタ
ーンから認識特徴データを抽出する前処理部と、複数の
辞書パターンを保持する標準辞書と、前記入力パターン
と辞書パターンとの類似度を算出するマッチング部と、
前記マッチング部の算出した類似度の高い辞書パターン
から認識結果を選択する後処理部と、前記認識結果を表
示する表示部と、任意の辞書パターンと全て或いは一部
の辞書パターンとの類似度を算出する辞書間類似度算出
部とから成る手書き文字認識装置において、 (イ).予め前記辞書間類似度算出部で、辞書パターン個
々に他の辞書パターンとの類似度を計算し、誤認識の発
生の危険性のある他辞書パターンとその類似度(危険範
囲)をテーブルに保管しておく。
【0015】(ロ).ユーザが手書き入力終了後、或い
は、所定時間経過後、認識した辞書パターンとの間で下
記数式の合成比率αをパラメータとした学習パターンを
生成する。
【0016】(ハ).(ロ)の学習パターンに最も誤認識
をおこし易い他辞書パターンを(イ)で作成したテーブ
ルから参照し、この他辞書パターンと(ロ)で生成した
学習パターン群(登録すべき辞書パターン候補)との間
で類似度計算を行い、これらの類似度の中から危険範囲
未満で、かつ、最も大きい合成比率の学習パターンを一
括して辞書登録または更新することにより上記目的は達
成できる。
【0017】
【数2】 NewXY=(1−α)*OldXY+α*InputXY …(数2) ここで、NewXYは学習パターンの座標 OldXYは辞書パターンの座標 InputXYは入力パターンの座標 αは合成比率(0〜1)
【0018】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の一実
施例を図1から図11を用いて説明する。図1及び図2
は辞書学習部付手書き文字入力装置のダイヤブロックの
概略図であり、大きく手書き文字入力装置10と辞書学
習部30とにより構成されている。手書き文字入力装置
10内のタブレット等の入力部12はユーザの書く手書
き文字の座標点列データを信号線50を介して、前処理
部14へ出力する。前処理部14では座標点列データ
を、一文字分の座標点列を切り出し一画毎にN等分、或
いはM等分し、その等分点間の推移ベクトル及び終始点
座標を正規化した特徴データに変換して信号線52を介
してマッチング部16へ出力する。
【0019】マッチング部16は近似された入力パター
ンと標準辞書18内に登録してある複数の辞書パターン
との間で類似度計算を行う(54は信号線)。この類似
度計算は、例えば、文献(若原徹他2名、タブレット入
力による手書き文字・図形認識、テレビジョン学会技術
報告、昭和58年3月)に開示されているので、ここで
は省略する。
【0020】類似度計算後、最も類似度の大きい辞書パ
ターンとその文字コード、類似度を1組、或いは複数組
を認識結果の候補として、辞書学習終了まで保管し、信
号線56を介して後処理部20へ出力する。
【0021】後処理部20は前記候補の中から認識結果
を選択し、信号線58を介して表示部22へ出力する。
【0022】22はCRT,LCD等であり、近年、入
力部12と表示部22とは積層された入力一体化装置と
して構成されている。
【0023】辞書学習部30は学習パターン発生部3
4,辞書更新部36、及び辞書間類似度(危険度)算出
部32,入力辞書保管テーブル40,学習パターン保管
テーブル42,辞書間危険度テーブル44,辞書登録テ
ーブル46から構成されている。
【0024】図3に(a)入力パターン保管テーブル、
(b)学習パターン保管テーブル、(c)辞書登録テー
ブルの仕様を示す。
【0025】(a).入力辞書保管テーブル40は、ユー
ザの手書き入力パターンと、標準辞書との類似度計算後
の辞書パターンの特徴データとが時系列に書き込まれ
る。
【0026】(b).学習パターン保管テーブル42は上
記(a)の入力パターン,辞書パターン、両者の合成比
率毎に計算された学習パターンの特徴データ,学習パタ
ーンと入力パターンとの類似度および学習パターンに最
も誤認識をおこし易い他辞書パターンとの類似度および
危険度が書き込まれる。
【0027】(c).辞書登録テーブル44は(b)の学
習パターン保管テーブルから転送された学習パターンの
特徴データ,標準辞書から消去される辞書パターンが書
き込まれる。
【0028】図4にマッチング部16で算出された辞書
間類似度の一例として2画のひらがなの場合を示す。
【0029】図4の縦軸は辞書パターンを、横軸は辞書
パターン相互の類似度(説明上、K0>K1>K2>K
3>K4とする)を示す。また、図4において、説明
上、辞書相互の類似度が2画のひらがなの場合、K2以
上になれば誤認識が発生し易い危険範囲とする。なお、
辞書相互の類似度を求めて誤認識を防止する方法につい
ては、特開平3−158986 号公報に開示されている。ま
た、ユーザは用途に応じて数字のみ、住所,氏名に用い
る漢字のみ認識率を高くしたい要求があり、危険範囲は
文字毎,字種毎、或いは、画数毎に設定可能であり一般
にKiとする。
【0030】以下、図2を用いて、学習パターン発生部
34,辞書更新部36、及び辞書間類似度(危険度)算
出部32の機能について説明する。
【0031】(イ).ユーザが手書き入力中、入力辞書保
管テーブル40は手書き入力装置10の前処理部14で
入力データから変換された入力パターン(例えば、図5
に示す入力パターンInputXY、「う」)を信号線60
を介して受け取り、また、後処理部20に保管してある
辞書パターン(図4のOldXY、辞書パターン「う」)を信
号線62を介して受け取り保管しておく(後述の図7の
ステップ102,106)。
【0032】ユーザによって正解以外の候補文字が選択
された場合、信号線62を介して選択された辞書パター
ンの特徴データが辞書学習部の入力辞書保管テーブル4
0に送られる。
【0033】また、入力パターンに候補文字がない場合
は入力部12から信号線50,60を介して入力辞書保
管テーブルに入力パターンと辞書パターンの欄のいずれ
にも特徴データ(文字コード含む)を記入する。
【0034】(ロ).学習パターン発生部34は、ユーザ
が手書き入力終了後、或いは、一日,一週間など所定時
間経過後に起動する。入力辞書保管テーブル40の入力
パターンと辞書パターンとを、(数1)に基づき合成し
た学習パターン群NewXYを生成し学習パターン保管テ
ーブルに信号線64,66を介して転送する。
【0035】(ハ).つぎに、学習パターン発生部34は
学習パターン保管部42に保管されたこの学習パターン
群(図5のNewXY)と入力パターン(図5の「う」Input
XY)とを信号線68,70を介してマッチング部16
へ送って類似度計算を行い、その結果を信号線72を介
して学習パターン保管部42に受け取る。
【0036】なお、1個の学習パターンが生成された
ら、直ぐに、この学習パターンと入力パターン間の類似
度計算を行ってもよい(後述の図8の処理)。
【0037】その類似度計算結果の一例を図6の曲線1
に示す。図6から学習パターンNewXYの特徴データ
は、合成比率αが大きくなるにしたがい入力パターンI
nputXYの特徴データに近くなり、両者の類似度は大き
くなる。
【0038】(ニ).さらに、学習パターン発生部34
は、信号線74より辞書間危険度テーブル44(図3)
を参照して、辞書パターン「う」に最も類似する「ラ」
の辞書パターンを信号線76を介してマッチング部16
へ送る。一方、信号線68と信号線70とを介して学習
パターン保管テーブル42に保管してある図5の学習パ
ターン群NewXYをマッチング部16へ送り、前述の
「ラ」との間で類似度計算を行い、その結果を信号線7
2を介して受け取る。
【0039】その結果を図6(曲線2)に併せて示す。
【0040】いま、図4において、2画のひらがなの辞
書同士の危険範囲をK2以上と設定したが、図6の曲線
2より「ラ」の辞書パターンと学習パターン群とは合成
比率が0.6 以上になると、類似度は危険範囲のK2以
上となる。すなわち、K2以上の「う」の学習パターン
を辞書登録すると、「ラ」の入力パターンは「う」に誤
認識しやすくなる。
【0041】このため、合成比率が0.6 未満、この場
合0.5 を選択して辞書更新することにより、「ラ」の
認識率は低下せず、「う」の認識率は向上する。
【0042】すなわち、学習パターンと他辞書パターン
との類似度がKi未満で、合成比率αの最も大きい学習
パターンを決定し、学習パターンの特徴データ(画数,
各画毎の始終点座標,当分された各分点の推移ベクト
ル,文字コード等),学習パターンを認識した辞書パタ
ーン,合成比率を信号線78を介して辞書登録テーブル
46へ転送する(後述の図9の処理)。
【0043】(ホ).辞書更新部36は、信号線80より
辞書登録テーブル46を参照して同一の辞書パターンか
ら生成された学習パターンが複数か1個かを判定し、複
数の場合は合成比率の最も大きい学習パターン(NewX
Y)を登録し、辞書パターン(OldXY)を消去する。
1個の場合も学習パターンを登録し、辞書パターンを消
去する(信号線80,82、後述の図10の処理)。
【0044】(ヘ).辞書間危険度算出部32は標準辞書
18に辞書登録,更新,削除が行われた場合に起動し、
標準辞書内の辞書パターン相互の類似度を計算し、計算
結果から辞書パターン個々の誤認識しやすい他の辞書パ
ターンとその類似度(危険範囲)を保管しておく機能を
もつ。信号線88から標準辞書18の任意の辞書パター
ンを入力パターンとして信号線54を介してマッチング
部16へ出力し、その結果を信号線90を介して辞書間
危険度テーブルへ転送する(後述の図11の処理)。
【0045】図7〜図12は本発明の機能を実現するた
めの、処理フローであり、図7は入力一体化装置(入力
部12と表示部22)に手書き文字が入力されてから辞
書学習するまでの全体フローである。大きな処理の流れ
として、 (1)入力文字の類似度計算と入力パターン,辞書パタ
ーンの保管(ステップ102〜106) (2)学習パターンの発生処理(ステップ110) (3)辞書更新処理(ステップ112) (4)辞書間類似度計算処理(ステップ114) がある。
【0046】ステップ102で、ユーザが手書き入力
中、入力データから変換された入力パターンを入力辞書
保管テーブルへ書き込み、入力文字の類似度計算(前述
のとおり、若原他の文献があるので省略、ステップ10
4)後、ステップ106で後処理部20からの辞書パタ
ーンを入力辞書保管テーブル保管しておく。
【0047】ステップ108で、ユーザが手書き入力終
了か、或いは、一日,一週間など所定時間経過したかを
判定する。ユーザが手書き入力終了、所定時間が経過し
たら、後述する学習パターン発生処理(ステップ11
0)、学習パターンと他辞書との類似度計算処理(ステ
ップ112)、辞書更新処理(ステップ114)および
辞書間危険度計算処理(ステップ116)を実行する。
【0048】図8は学習パターン発生部34の処理フロ
ー(図7のステップ110)である。
【0049】ステップ202で入力辞書保管部にある最
初の入力パターン(図5のInputXY),辞書パターン(図
5のOldXY)をセットする。
【0050】ステップ204〜214は合成比率αをパ
ラメータとし、学習パターン(図5のNewXY)を求
め、この学習パターンと入力パターンとの類似度を計算
し、学習パターン保管テーブルへ転送するループ処理で
ある。
【0051】ステップ204で最初の合成比率α=0を
セットする。
【0052】ステップ206で(数1)を演算し、学習
パターンNewXYを生成する。
【0053】ステップ208では、この学習パターンN
ewXYと入力パターンInputXYとの類似度計算を行わ
せ、その計算結果をステップ210で学習パターン保管
テーブル42へ転送する。
【0054】ステップ212で合成比率αを更新する。
【0055】ステップ202と214との間で1個の入
力パターン毎の学習パターン(図5の曲線1)が生成さ
れ、ステップ218で次の入力パターン,辞書パターン
をセットする。
【0056】全入力パターンの学習パターンが生成さ
れ、入力パターンとの類似度が計算されたら処理は終了
する。
【0057】図9は学習パターンを作成した辞書パター
ンと最も類似度の大きい他辞書パターンと学習パターン
との類似度計算の処理フロー(図7のステップ112)
である。
【0058】ステップ302において、学習パターン保
管テーブルの最初の学習パターン,辞書パターンの特徴
データをセットする。
【0059】ステップ304で、辞書間類似度算出部3
2を参照して、学習パターンを作成した辞書パターン
(例えば、図4のOldXY、「う」)に最も類似してい
る他の辞書パターン(例えば、図4の「ラ」)と危険範
囲Ki(図4のK2)を入力する。
【0060】ステップ306〜314は合成比率αをパ
ラメータとし、学習パターン(図5のNewXY)を求
め、この学習パターンと他の辞書パターンとの類似度を
計算し、学習パターン保管テーブルへ転送するループ処
理である。
【0061】ステップ308で上記の他の辞書パターン
と前述の学習パターンとの類似度計算を行う。
【0062】ステップ310ではその計算結果を学習パ
ターン保管テーブル42へ転送する。
【0063】つぎに、ステップ316では計算した辞書
同士(登録候補の学習パターンと他辞書パターンの
「ラ」)の類似度が危険範囲のK2以下で、かつ、入力
パターンと辞書パターンとの合成比率が最も大きい学習
パターンを決定し、その特徴データを辞書登録テーブル
46へ転送する。
【0064】上記の処理を学習パターン保管テーブルの
全学習パターンについて行い処理を終了する(ステップ
304〜316)。
【0065】図10は辞書更新部の処理フロー(図7の
ステップ112)である。
【0066】ステップ402で学習パターン保管テーブ
ルの最初の学習パターン,辞書パターンの特徴データを
セットする。
【0067】ステップ404〜412は学習パターン間
に同一のものがあるか、否かをチェックし、同一のもの
があれば、最も合成比率の大きいものを残すループ処理
である。
【0068】ステップ404でつぎの学習パターン,辞
書パターンの特徴データをセットする。
【0069】ステップ406では辞書パターン同士が同
じかを判定する。若し、同じであれば、ステップ408
で合成比率を比較して大きい方の学習パターンの特徴デ
ータに書き換え、小さい方の学習パターンを消去する。
若し、異なれば、ステップ410にジャンプする。
【0070】ステップ410で学習パターン,辞書パタ
ーンを更新する。
【0071】ステップ404〜414のループ処理で辞
書登録テーブルの全学習パターン,辞書パターンをチェ
ックする。
【0072】ステップ418で辞書登録テーブルに記述
された標準辞書の辞書パターンを消去し、新たに学習パ
ターンの特徴データを登録して処理を終了する。
【0073】図11は、図4の辞書間類似度(危険度)
算出結果を作成するための処理フロー(図7のステップ
116)で、標準辞書18に辞書登録,更新,削除が行
われた場合に起動する。
【0074】ステップ502で標準辞書18の最初の辞
書パターンをマッチング部16へセットする。
【0075】ステップ504ではステップ502でセッ
トされた辞書パターンを入力パターンとみなし、標準辞
書18内の全ての、或いは、辞書パターンと類似度計算
を行う。その計算結果をステップ506で辞書パターン
毎に類似度の高い他の辞書パターンとその類似度を保管
する。
【0076】ステップ508で辞書パターンの更新が終
了したかをチェックし、終了しない場合はつぎの辞書パ
ターンをセットして(ステップ510)してステップ5
02へジャンプして全ての辞書パターンが終了するまで
辞書同士の類似度計算を継続して処理は終了する。
【0077】(実施例2)上記(実施例1)では手書き
文字が誤認識して候補文字を入れ替えた場合ついて述べ
たが、また、入力パターンに候補文字がない場合は入力
辞書保管テーブルに入力パターンと辞書パターンの欄の
いずれにも特徴データと文字コードのみを記入すること
により、図10のステップ418の処理で入力パターン
と同じ学習パターンが生成され、消去すべき辞書パター
ンがないから学習パターンがそのまま、標準辞書に登録
される。
【0078】すなわち、候補文字がない入力パターンは
新規登録が容易にできる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、予め辞書パターン個々
の最も誤認識の発生の危険性のある他の辞書パターンと
類似度(危険範囲)とを算出し、文字毎,字種毎,画数
毎に危険範囲を設定しておき、つぎに、(数1)の合成
比率αをパラメータとした学習パターンと入力パターン
との類似度を計算し、学習パターンを認識した辞書パタ
ーンに最も誤認識をおこし易い他の辞書パターンと前述
の学習パターンとの間で類似度計算を行い、上記の危険
範囲外で、かつ、最も大きいαの学習パターンを辞書登
録或いは更新するため、入力パターンと辞書パターンと
が、比較的類似している場合は、辞書パターンの中心座
標の移動量が小さく、類似していない場合は移動量を大
きくでき、かつ、移動する辞書パターンが誤認識の原因
となる他の辞書パターンへの接近が防止可能であり、か
つ、学習処理を一括で行うため、処理速度の早い手書き
文字認識装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を実現する手書き文字認識装置
のダイヤブロックの概略図。
【図2】本発明の実施例を実現する手書き文字認識装置
のダイヤブロックの概略図。
【図3】(a)ないし(c)は入力辞書保管テーブル,
学習パターン保管テーブル,辞書登録テーブルの仕様を
示す図。
【図4】辞書間類似度(危険度)テーブルの一例を示す
図。
【図5】学習パターン生成の説明図。
【図6】入力パターンと学習パターンの類似度の計算結
果と最も誤認識しやすい辞書パターンと学習パターンと
の類似度の計算結果の説明する特性図。
【図7】文字入力から辞書学習までの全体処理順を示す
フローチャート。
【図8】学習パターン発生部の処理順を示すフローチャ
ート。
【図9】学習パターン発生部の学習パターンと他辞書パ
ターンとの類似度計算処理順を示すフローチャート。
【図10】辞書更新部の処理順を示すフローチャート。
【図11】辞書間類似度算出部の処理順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
InputXY…入力パターンの座標、Oldxy…座標パタ
ーンの座標、NewXY…学習パターンの座標、10…手
書き文字認識装置、12…手書き文字の入力部、14…
文字認識の前処理部、16…マッチング部、18…標準
辞書、20…後処理部、22…表示部、30…辞書学習
部、32…辞書間危険度算出部、34…学習パターン発
生部、36…辞書更新部、40…入力辞書保管テーブ
ル、42…学習パターン保管テーブル、44…入力辞書
保管テーブル、46…辞書間危険度テーブル、48…辞
書登録テーブル、50,52,54,56,58,6
0,62,64,66,68,70,72,74,7
6,78,80,82,84,86,88…信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 登志美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 郡司 圭子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 桂 晃洋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5B064 AB04 DA20 DA26 DA27 DA34 DD08 DD10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手書き入力パターンを時系列的に読み込む
    入力部と、前記入力パターンから認識特徴データを抽出
    する前処理部と、辞書パターンを保持する標準辞書と、
    前記入力パターンと辞書パターンとの類似度を算出する
    マッチング部と、前記マッチング部の算出した類似度の
    高い辞書から認識結果を選択する後処理部と、前記認識
    結果を表示する表示部と、任意の辞書パターンと全て或
    いは一部の辞書パターンとの類似度を算出する辞書間類
    似度(危険度)算出部とから成る手書き文字認識装置に
    おいて、 学習パターン発生部,辞書更新部,入力辞書保管テーブ
    ル,学習パターン保管テーブル,辞書間危険度テーブル
    及び辞書登録テーブルを設け、前処理部からの入力パタ
    ーンと前記後処理部からの辞書パターンとを入力辞書保
    管テーブルに蓄積し、前記辞書間類似度算出部で、辞書
    パターン個々の誤認識の発生の危険性のある他の辞書パ
    ターンとその類似度(危険範囲)とを予め算出して辞書
    間危険度テーブルに保持し、学習パターン発生部で前記
    入力辞書保管テーブルからの入力パターンと辞書パター
    ンとから下記数式の合成比率αをパラメータとした学習
    パターンを生成し、前記辞書間危険度テーブルから学習
    パターンに最も誤認識をおこし易い他の辞書パターンと
    学習パターンとの間で類似度計算を行い、計算された類
    似度が前記危険範囲未満で、かつ、合成比率αが最も大
    きい学習パターンを辞書登録テーブルを保持し、辞書更
    新部は辞書登録テーブルから標準辞書へ辞書パターン登
    録或いは更新することを特徴とする手書き文字認識装
    置。 【数1】 NewXY=(1−α)*OldXY+α*InputXY …(数1) ここで、NewXYは学習パターンの座標 OldXYは辞書パターンの座標 InputXYは入力パターンの座標 αは合成比率(0〜1)
  2. 【請求項2】請求項1記載の手書き文字認識装置におい
    て、辞書間危険度テーブル及び標準辞書への登録或いは
    更新はユーザが手書き入力終了後、或いは所定時間経過
    後に一括して処理することを特徴とする手書き文字認識
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111723857A (zh) * 2020-06-17 2020-09-29 中南大学 一种流程生产装备运行状态的智能监测方法与系统

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