JP2000162203A - 毛髪化粧料の評価方法 - Google Patents
毛髪化粧料の評価方法Info
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Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実際に使用する場合に近い条件で、簡易且
つ客観的に毛髪化粧料を評価する方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】化粧料を適用した毛髪をリング形状の束に
加工し、この毛髪の束を変形させる力を加えたときの束
の応力と変形を測定し、これらの測定値を指標として毛
髪化粧料を評価する。
つ客観的に毛髪化粧料を評価する方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】化粧料を適用した毛髪をリング形状の束に
加工し、この毛髪の束を変形させる力を加えたときの束
の応力と変形を測定し、これらの測定値を指標として毛
髪化粧料を評価する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー、リン
ス等や、ヘアローション、ヘアクリーム、ヘアスプレー
等の整髪料などの毛髪化粧料の評価方法に関する。
ス等や、ヘアローション、ヘアクリーム、ヘアスプレー
等の整髪料などの毛髪化粧料の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シャンプー、リンスや、ヘアローショ
ン、ヘアクリーム、ヘアスプレー等の整髪料、髭剃り用
化粧料等の毛髪化粧料は、毛髪の性状を好ましく維持す
るために必要な化粧料である。これらの化粧料を使用す
ることにより、毛髪が好ましい性状を維持しうることは
経験上既に知られていることであるが、この様な性状の
変化を具体的に、或いは数値として評価されたことは未
だない。これは、今までの検討では、毛髪或いは化粧料
を適用した毛髪の客観的な評価法が確立されていなかっ
た為である。従って、この様な毛髪の性状等の特性は実
使用テストに於いて、その使用者(パネラー)の官能評
価の結果から推定するほかはなかった。しかし、こうし
た評価は、主観的要素が否めず、また、熟練者が評価す
る必要があるため測定に時間と費用が多くかかるという
問題点があった。
ン、ヘアクリーム、ヘアスプレー等の整髪料、髭剃り用
化粧料等の毛髪化粧料は、毛髪の性状を好ましく維持す
るために必要な化粧料である。これらの化粧料を使用す
ることにより、毛髪が好ましい性状を維持しうることは
経験上既に知られていることであるが、この様な性状の
変化を具体的に、或いは数値として評価されたことは未
だない。これは、今までの検討では、毛髪或いは化粧料
を適用した毛髪の客観的な評価法が確立されていなかっ
た為である。従って、この様な毛髪の性状等の特性は実
使用テストに於いて、その使用者(パネラー)の官能評
価の結果から推定するほかはなかった。しかし、こうし
た評価は、主観的要素が否めず、また、熟練者が評価す
る必要があるため測定に時間と費用が多くかかるという
問題点があった。
【0003】一方、実験室において、毛髪を束にしたサ
ンプルを乾燥させてた後に、引張試験等によりその物性
の評価が行われていたが、これは、毛髪を毛髪の成長方
向に引っ張り、その伸び等の物理的強度の変化を測定す
るものであった。従って、得られた毛髪の伸び等の測定
結果は毛髪化粧料の実際の使用テストの評価結果とは一
致しなかった。
ンプルを乾燥させてた後に、引張試験等によりその物性
の評価が行われていたが、これは、毛髪を毛髪の成長方
向に引っ張り、その伸び等の物理的強度の変化を測定す
るものであった。従って、得られた毛髪の伸び等の測定
結果は毛髪化粧料の実際の使用テストの評価結果とは一
致しなかった。
【0004】即ち、毛髪化粧料を実際に毛髪に使用する
場合に近い条件下で、客観的な毛髪化粧料の評価方法の
開発が望まれていた。
場合に近い条件下で、客観的な毛髪化粧料の評価方法の
開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、毛髪化粧料
を実際に使用する場合に近い条件で、簡易且つ客観的に
毛髪化粧料を評価する方法を提供することを課題とす
る。
を実際に使用する場合に近い条件で、簡易且つ客観的に
毛髪化粧料を評価する方法を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究努力を重ねた結果、化粧料を適
用した毛髪をリング形状の束に加工し、この毛髪の束を
変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定し、
これらの測定値を指標として毛髪化粧料を実際に使用す
る場合に近い条件で、簡易且つ客観的に毛髪化粧料の評
価が可能であることを見いだし、発明を完成させるに至
った。
を解決するため鋭意研究努力を重ねた結果、化粧料を適
用した毛髪をリング形状の束に加工し、この毛髪の束を
変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定し、
これらの測定値を指標として毛髪化粧料を実際に使用す
る場合に近い条件で、簡易且つ客観的に毛髪化粧料の評
価が可能であることを見いだし、発明を完成させるに至
った。
【0007】即ち、本発明は、毛髪化粧料を適用した毛
髪の束に、この束を変形させる力を加えたときの束の応
力と変形を測定し、これらの測定値を指標として前記化
粧料を評価する方法であって、前記毛髪の束はリング形
状であることを特徴とする毛髪化粧料の評価方法であ
る。
髪の束に、この束を変形させる力を加えたときの束の応
力と変形を測定し、これらの測定値を指標として前記化
粧料を評価する方法であって、前記毛髪の束はリング形
状であることを特徴とする毛髪化粧料の評価方法であ
る。
【0008】また、本発明は前記束を変形させる力を、
前記束の径方向に加えることを特徴とする前記の方法で
ある。更に、本発明は前記束を変形させる力を増減さ
せ、応力及び変形の変化を測定することを少なくとも2
回行うことを特徴とする前記の方法である。
前記束の径方向に加えることを特徴とする前記の方法で
ある。更に、本発明は前記束を変形させる力を増減さ
せ、応力及び変形の変化を測定することを少なくとも2
回行うことを特徴とする前記の方法である。
【0009】また、本発明は前記束を予め設定した形状
に変形させたときの応力を測定することを特徴とする前
記の方法である。また、本発明は前記化粧料が整髪料で
あることを特徴とする前記の方法である。
に変形させたときの応力を測定することを特徴とする前
記の方法である。また、本発明は前記化粧料が整髪料で
あることを特徴とする前記の方法である。
【0010】また、本発明は評価対象が、整髪料を適用
した毛髪の整髪性又はしなやかさである前記の方法であ
る。以下、本発明について、発明の実施の形態を中心に
詳細に説明を加える。
した毛髪の整髪性又はしなやかさである前記の方法であ
る。以下、本発明について、発明の実施の形態を中心に
詳細に説明を加える。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、毛髪化粧料を適用した
毛髪の束に、この束を変形させる力を加えたときの束の
応力と変形を測定し、これらの測定値を指標として前記
化粧料を評価する方法であって、前記毛髪の束はリング
形状であることを特徴とする毛髪化粧料の評価方法であ
る。
毛髪の束に、この束を変形させる力を加えたときの束の
応力と変形を測定し、これらの測定値を指標として前記
化粧料を評価する方法であって、前記毛髪の束はリング
形状であることを特徴とする毛髪化粧料の評価方法であ
る。
【0012】即ち、本発明は毛髪化粧料を適用した毛髪
の束を、以下に示すリング形状に加工し、このサンプル
の物性を測定することにより、毛髪化粧料適用の効果を
数値化して、毛髪化粧料の効果を客観的に評価をするも
のである。
の束を、以下に示すリング形状に加工し、このサンプル
の物性を測定することにより、毛髪化粧料適用の効果を
数値化して、毛髪化粧料の効果を客観的に評価をするも
のである。
【0013】まず、最初に、本発明の評価に使用する毛
髪サンプルについて以下説明する。 <1>本発明で使用する毛髪サンプル 本発明で使用する毛髪サンプルは、後述するように化粧
料を適用した毛髪をリング形状の束に加工したものを使
用する。
髪サンプルについて以下説明する。 <1>本発明で使用する毛髪サンプル 本発明で使用する毛髪サンプルは、後述するように化粧
料を適用した毛髪をリング形状の束に加工したものを使
用する。
【0014】本発明で使用する毛髪サンプルは、毛髪化
粧料の評価に使用することができる繊維を広く含み、人
の毛髪の他、各種動物の毛、各種合成繊維も含む。これ
らの中では、人の毛髪を使用するのが好ましい。
粧料の評価に使用することができる繊維を広く含み、人
の毛髪の他、各種動物の毛、各種合成繊維も含む。これ
らの中では、人の毛髪を使用するのが好ましい。
【0015】本発明で使用する毛髪サンプルの形状は、
簡便に且つ客観的に毛髪の物性を評価できるという点か
らは、毛髪を束ねたものが好ましい。毛髪の束の本数
は、特に限定されないが、約140〜3500本程度、
長さ20cm程度のサンプルの場合は重量で示すと0.
2〜5g程度が好ましい。通常、整髪料などの化粧料を
毛髪に使用する場合、化粧料中の被膜形成剤は毛髪との
相互作用によって有形の複合体を形成し、この毛髪と化
粧料の複合体が全体として整髪性やしなやかさ等の実際
の使用における効果を示すと推定される。従って、毛髪
を束として評価することにより、実際に化粧料を使用す
る場合に近い条件で、化粧料の使用による毛髪の整髪性
やしなやかさ等の効果を評価をすることができる。
簡便に且つ客観的に毛髪の物性を評価できるという点か
らは、毛髪を束ねたものが好ましい。毛髪の束の本数
は、特に限定されないが、約140〜3500本程度、
長さ20cm程度のサンプルの場合は重量で示すと0.
2〜5g程度が好ましい。通常、整髪料などの化粧料を
毛髪に使用する場合、化粧料中の被膜形成剤は毛髪との
相互作用によって有形の複合体を形成し、この毛髪と化
粧料の複合体が全体として整髪性やしなやかさ等の実際
の使用における効果を示すと推定される。従って、毛髪
を束として評価することにより、実際に化粧料を使用す
る場合に近い条件で、化粧料の使用による毛髪の整髪性
やしなやかさ等の効果を評価をすることができる。
【0016】毛髪の束の形状としては、その対称性と物
性値の安定性からリング形状に成形したものが好まし
い。ここで、リング形状とは毛髪を円形の形状の輪に成
形させたものを意味する。リングの大きさは特に限定さ
れないが、例えば、直径が2〜10cmのものが好まし
く、3〜6cmのものが更に好ましい。また、リング形
状には円形の形状の他、楕円形の形状も含まれる。な
お、この毛髪をリング形状の束に加工したサンプルに
は、毛髪の両端を、例えば測定機器に固定して半円形状
の円弧を形成させたサンプルで、実質的にリング形状の
サンプルと同じ形状に成形させたサンプルも含まれる。
性値の安定性からリング形状に成形したものが好まし
い。ここで、リング形状とは毛髪を円形の形状の輪に成
形させたものを意味する。リングの大きさは特に限定さ
れないが、例えば、直径が2〜10cmのものが好まし
く、3〜6cmのものが更に好ましい。また、リング形
状には円形の形状の他、楕円形の形状も含まれる。な
お、この毛髪をリング形状の束に加工したサンプルに
は、毛髪の両端を、例えば測定機器に固定して半円形状
の円弧を形成させたサンプルで、実質的にリング形状の
サンプルと同じ形状に成形させたサンプルも含まれる。
【0017】上記のように毛髪をリング形状の束に加工
する方法は特に限定されず、通常使用されているカーラ
ー等を用いて、必要に応じて熱またはスチーム等を併用
して成形すればよい。例えば、毛髪を20cm程度に調
整したものを1g(約700本程度)とり、カーラーを
用いて、直径4cmの円形のリング形状にする。
する方法は特に限定されず、通常使用されているカーラ
ー等を用いて、必要に応じて熱またはスチーム等を併用
して成形すればよい。例えば、毛髪を20cm程度に調
整したものを1g(約700本程度)とり、カーラーを
用いて、直径4cmの円形のリング形状にする。
【0018】なお、本発明は、毛髪化粧料を適用した毛
髪の束が、リング形状であることを特徴とするものであ
るが、この毛髪の束のサンプルを作製する手順は特に限
定されない。従って、毛髪に化粧料を適用した後、束ね
てリング形状に加工しても、毛髪を束ねてリング形状に
した後に化粧料を適用しても、毛髪を束ねた状態で化粧
料を適用し、その後にリング形状にしてもよい。
髪の束が、リング形状であることを特徴とするものであ
るが、この毛髪の束のサンプルを作製する手順は特に限
定されない。従って、毛髪に化粧料を適用した後、束ね
てリング形状に加工しても、毛髪を束ねてリング形状に
した後に化粧料を適用しても、毛髪を束ねた状態で化粧
料を適用し、その後にリング形状にしてもよい。
【0019】次に、上記のようにリング形状に加工した
サンプルの物性を測定する方法について以下説明する。 <2>評価方法 本発明は、毛髪化粧料を適用した毛髪の束に、この束を
変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定し、
これらの測定値を指標として前記化粧料を評価する方法
であって、前記毛髪の束はリング形状であることを特徴
とする毛髪化粧料の評価方法である。
サンプルの物性を測定する方法について以下説明する。 <2>評価方法 本発明は、毛髪化粧料を適用した毛髪の束に、この束を
変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定し、
これらの測定値を指標として前記化粧料を評価する方法
であって、前記毛髪の束はリング形状であることを特徴
とする毛髪化粧料の評価方法である。
【0020】即ち、本発明の評価法では、上記のように
して作製したリング形状の毛髪の束に変形させる力を加
える。変形させる力の種類及び方向は特に限定されず、
リング形状の毛髪の束に、例えば圧縮、伸張、ねじり等
の力を加えればよい。そして、力を加えたときの束の応
力と変形を測定する。束の応力と変形は、例えば、連続
的に測定を行うことにより、応力−変形(歪み)曲線と
して得ることができるが、応力と変形の両方を同時に変
化させて測定する必要はない。例えば、変形させる長さ
を予め決めておき、その長さの変形を加えたときの応力
の値のみを測定してもよく、また逆に、一定の応力を加
えたときに束の変形した長さのみを測定してもよい。
して作製したリング形状の毛髪の束に変形させる力を加
える。変形させる力の種類及び方向は特に限定されず、
リング形状の毛髪の束に、例えば圧縮、伸張、ねじり等
の力を加えればよい。そして、力を加えたときの束の応
力と変形を測定する。束の応力と変形は、例えば、連続
的に測定を行うことにより、応力−変形(歪み)曲線と
して得ることができるが、応力と変形の両方を同時に変
化させて測定する必要はない。例えば、変形させる長さ
を予め決めておき、その長さの変形を加えたときの応力
の値のみを測定してもよく、また逆に、一定の応力を加
えたときに束の変形した長さのみを測定してもよい。
【0021】毛髪の束を変形させる力は、毛髪の束の径
方向に加えるのが好ましい。ここで、毛髪の束の径方向
とは、リング形状の中心を通る直径方向に、ねじりの力
を加えずにリング形状を変形させる方向、例えば、円形
リング形状の毛髪の束を楕円形リング形状に変形させる
方向をいう。このようなの方向で変形を加える力は、毛
髪の束の一部に過度の力を加えることなく、毛髪全体に
比較的弱い力を加えることができ、化粧料を使用する者
が実際に毛髪を手で触り、毛髪の整髪性、しなやかさ等
の官能特性を評価する場合の条件によく一致すると推定
されるからである。
方向に加えるのが好ましい。ここで、毛髪の束の径方向
とは、リング形状の中心を通る直径方向に、ねじりの力
を加えずにリング形状を変形させる方向、例えば、円形
リング形状の毛髪の束を楕円形リング形状に変形させる
方向をいう。このようなの方向で変形を加える力は、毛
髪の束の一部に過度の力を加えることなく、毛髪全体に
比較的弱い力を加えることができ、化粧料を使用する者
が実際に毛髪を手で触り、毛髪の整髪性、しなやかさ等
の官能特性を評価する場合の条件によく一致すると推定
されるからである。
【0022】ここで、円形リング形状を楕円形リング形
状に変形させる方向の変形は、例えば、図1中で矢印A
で示す方向またはBで示す方向に力を加えることにより
行うことができる。変形させる方法は特に限定されるも
のではなく、例えば、図1のように、毛髪の束の一つの
端を固定し、この端と径方向で対称となるもう一つの端
を外径方向に引っ張る力を加えるか、これとは逆に、内
径方向に押し出すように力を加えることにより行うこと
ができる。この中では、操作性及びねじりの力が加わら
ず正確な評価できるという点からは、引っ張る力を加え
るのが好ましい。引っ張り試験は、例えば、上述の通
り、毛髪の束の2端を固定して、その1端または2端を
移動させることで行うことができる。
状に変形させる方向の変形は、例えば、図1中で矢印A
で示す方向またはBで示す方向に力を加えることにより
行うことができる。変形させる方法は特に限定されるも
のではなく、例えば、図1のように、毛髪の束の一つの
端を固定し、この端と径方向で対称となるもう一つの端
を外径方向に引っ張る力を加えるか、これとは逆に、内
径方向に押し出すように力を加えることにより行うこと
ができる。この中では、操作性及びねじりの力が加わら
ず正確な評価できるという点からは、引っ張る力を加え
るのが好ましい。引っ張り試験は、例えば、上述の通
り、毛髪の束の2端を固定して、その1端または2端を
移動させることで行うことができる。
【0023】このように、リング形状にした毛髪の束に
変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定する
ことにより毛髪の束の物性を測定する。簡易且つ正確な
評価ができるという点からは、応力を測定するのが好ま
しい。リング形状の毛髪の束を変形するのに加える力
は、実際に毛髪化粧料を使用する場合の条件を考慮する
と、非常に弱い力が好ましく、また、この力は徐々に加
えるのが好ましい。具体的には、例えば、直径4cmの
リング形状にした毛髪の束サンプル(約1.0g)に1
0g〜1kg程度、好ましくは100g〜500g程度
の力がかかる条件を設定するのが好ましい。
変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定する
ことにより毛髪の束の物性を測定する。簡易且つ正確な
評価ができるという点からは、応力を測定するのが好ま
しい。リング形状の毛髪の束を変形するのに加える力
は、実際に毛髪化粧料を使用する場合の条件を考慮する
と、非常に弱い力が好ましく、また、この力は徐々に加
えるのが好ましい。具体的には、例えば、直径4cmの
リング形状にした毛髪の束サンプル(約1.0g)に1
0g〜1kg程度、好ましくは100g〜500g程度
の力がかかる条件を設定するのが好ましい。
【0024】また、上記の引張試験における引張速度
は、0.5cm/min〜40cm/minが好まし
い。これは、あまり早い速度で伸張させると、伸張の際
に毛髪に一時的に非常に大きな力が加わるからである。
上記の引っ張り試験は、毛髪の物性変化を経時的に測定
することもできる。
は、0.5cm/min〜40cm/minが好まし
い。これは、あまり早い速度で伸張させると、伸張の際
に毛髪に一時的に非常に大きな力が加わるからである。
上記の引っ張り試験は、毛髪の物性変化を経時的に測定
することもできる。
【0025】具体的には、例えば、テンシロン等(TENS
ILON/UTM-II-20)の測定機器を用いて、人の毛髪1.0
g(20cm)を用いて作製した直径4cmの円形リン
グ形状の毛髪サンプルを使用して、応力が200gまた
は1cm変形するような条件で引っ張り試験を行う。こ
こで、1cm変形とは引っ張り試験により、円形状のリ
ングが楕円形のリングに変形され、その楕円の長軸方向
の直径が1cm増加して5cmとなる条件を意味する。
ILON/UTM-II-20)の測定機器を用いて、人の毛髪1.0
g(20cm)を用いて作製した直径4cmの円形リン
グ形状の毛髪サンプルを使用して、応力が200gまた
は1cm変形するような条件で引っ張り試験を行う。こ
こで、1cm変形とは引っ張り試験により、円形状のリ
ングが楕円形のリングに変形され、その楕円の長軸方向
の直径が1cm増加して5cmとなる条件を意味する。
【0026】以上のように、応力及び変形は引張試験に
より測定はできるが、引張試験に限定されず、引っ張る
力とは逆に、押し出す力を加えた場合も同様の測定を行
うことができる。
より測定はできるが、引張試験に限定されず、引っ張る
力とは逆に、押し出す力を加えた場合も同様の測定を行
うことができる。
【0027】毛髪の束を変形させる力を増減させ、応力
及び変形の変化を測定することは1回行うだけでも、毛
髪化粧料を適用した毛髪の物性を測定できるが、同一サ
ンプルについてこの測定を2回以上行うのが好ましい。
引張試験を繰り返した場合、応力及び伸びの特性値に変
化が生じるので、その変化を測定し、この変化を指標と
することにより、整髪料を使用して時間が経過したとき
の弾力性等の毛髪の状態も評価することができるからで
ある。
及び変形の変化を測定することは1回行うだけでも、毛
髪化粧料を適用した毛髪の物性を測定できるが、同一サ
ンプルについてこの測定を2回以上行うのが好ましい。
引張試験を繰り返した場合、応力及び伸びの特性値に変
化が生じるので、その変化を測定し、この変化を指標と
することにより、整髪料を使用して時間が経過したとき
の弾力性等の毛髪の状態も評価することができるからで
ある。
【0028】例えば、整髪料を使用した毛髪を用いて引
張試験を繰り返しても毛髪の応力の変化が少なければ、
その毛髪の弾力性に変化が起きておらず、毛髪に柔軟性
があると推定され、その整髪料は毛髪にしなやかさを与
える整髪料であると評価できる。
張試験を繰り返しても毛髪の応力の変化が少なければ、
その毛髪の弾力性に変化が起きておらず、毛髪に柔軟性
があると推定され、その整髪料は毛髪にしなやかさを与
える整髪料であると評価できる。
【0029】また、整髪料を使用した毛髪の引張試験
で、その毛髪の応力値が大きければ、その整髪料は整髪
力の優れる整髪料である、言い換えればハードタイプの
整髪料であると評価できる。これらの数値を比較するこ
とにより、毛髪化粧料の特性を、簡便に数値として客観
的に評価することができる。
で、その毛髪の応力値が大きければ、その整髪料は整髪
力の優れる整髪料である、言い換えればハードタイプの
整髪料であると評価できる。これらの数値を比較するこ
とにより、毛髪化粧料の特性を、簡便に数値として客観
的に評価することができる。
【0030】なお、測定する際の温度及び相対湿度の条
件は、一定の条件に設定して測定するのが、同一条件で
測定したデータを比較できるという点からは好ましい。
また、外界環境の変化に対応した毛髪化粧品の開発をは
かるため、夏期の高温、高湿度の条件や、冬期の低温、
低湿度の条件を設定して評価を行うこともできる。
件は、一定の条件に設定して測定するのが、同一条件で
測定したデータを比較できるという点からは好ましい。
また、外界環境の変化に対応した毛髪化粧品の開発をは
かるため、夏期の高温、高湿度の条件や、冬期の低温、
低湿度の条件を設定して評価を行うこともできる。
【0031】<3>本発明の適用対象 次に、本発明の適用対象について以下説明する。前述の
ように本発明は、毛髪を化粧料に適用した後、上記の方
法により毛髪束の応力と毛髪束の変形の少なくとも1つ
を測定することにより、毛髪化粧料の評価を行うもので
ある。
ように本発明は、毛髪を化粧料に適用した後、上記の方
法により毛髪束の応力と毛髪束の変形の少なくとも1つ
を測定することにより、毛髪化粧料の評価を行うもので
ある。
【0032】本発明で評価する化粧料は、頭髪や髭等の
毛髪に適用される化粧料の総称を意味し、例えば、シャ
ンプー、リンスやヘアフォーム、ヘアリキッド、ヘアロ
ーション、ヘアクリーム、ヘアスプレー等の整髪料、髭
剃り用化粧料等が具体的に例示できる。
毛髪に適用される化粧料の総称を意味し、例えば、シャ
ンプー、リンスやヘアフォーム、ヘアリキッド、ヘアロ
ーション、ヘアクリーム、ヘアスプレー等の整髪料、髭
剃り用化粧料等が具体的に例示できる。
【0033】本発明の評価方法は、毛髪化粧料の中では
整髪料の評価に使用するのが好ましい。ここで、整髪料
とは、整髪を目的とした、ヘアローション、ヘアクリー
ム、ヘアリキッド、セットローション、ヘアブロー(ヘ
アミスト)、ヘアフォーム等の整髪料の全てを含む。ま
た、整髪料の形態は固体状、液体状、気体状、スプレー
状の何れでもよく、特に限定されるものではない。
整髪料の評価に使用するのが好ましい。ここで、整髪料
とは、整髪を目的とした、ヘアローション、ヘアクリー
ム、ヘアリキッド、セットローション、ヘアブロー(ヘ
アミスト)、ヘアフォーム等の整髪料の全てを含む。ま
た、整髪料の形態は固体状、液体状、気体状、スプレー
状の何れでもよく、特に限定されるものではない。
【0034】毛髪化粧料の毛髪への適用は、通常、実際
に毛髪化粧料を使用する場合の条件で行えばよい。実際
に毛髪化粧料を使用する量を毛髪サンプルに適用すれ
ば、化粧料を実際に毛髪に使用する際の条件で、毛髪化
粧料の評価ができるからである。また、実際に使用する
量よりも過剰量を適用すれば、毛髪の物性変化を測定す
るまでの時間を短縮させることができ、また、毛髪化粧
料の整髪性等の効果を明確にさせることも可能である。
に毛髪化粧料を使用する場合の条件で行えばよい。実際
に毛髪化粧料を使用する量を毛髪サンプルに適用すれ
ば、化粧料を実際に毛髪に使用する際の条件で、毛髪化
粧料の評価ができるからである。また、実際に使用する
量よりも過剰量を適用すれば、毛髪の物性変化を測定す
るまでの時間を短縮させることができ、また、毛髪化粧
料の整髪性等の効果を明確にさせることも可能である。
【0035】化粧料を使用する具体的量は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、実際に毛髪化粧料を使用
する量で評価する場合は、毛髪1gに対して毛髪化粧料
0.1gを使用し、過剰に使用した場合の条件で評価を
行う場合は、毛髪1gに対して毛髪化粧料0.1〜1.
0g使用するが好ましくは例示できる。
れるものではないが、例えば、実際に毛髪化粧料を使用
する量で評価する場合は、毛髪1gに対して毛髪化粧料
0.1gを使用し、過剰に使用した場合の条件で評価を
行う場合は、毛髪1gに対して毛髪化粧料0.1〜1.
0g使用するが好ましくは例示できる。
【0036】毛髪化粧料で毛髪を処理したサンプルは、
先に述べたようにリング形状の束とした後は、例えば、
半日から1日、所定の温度及び湿度の条件で放置した後
に評価を行うのが好ましい。
先に述べたようにリング形状の束とした後は、例えば、
半日から1日、所定の温度及び湿度の条件で放置した後
に評価を行うのが好ましい。
【0037】シャンプー、リンス、トリートメント用の
毛髪化粧料を評価する場合は、同様の条件で、先に述べ
たしなやか等を基準として評価を行うことができる。以
上のように本発明の評価方法により、化粧料の適用によ
り生じた毛髪の物性変化を数値として捉えることが可能
である。
毛髪化粧料を評価する場合は、同様の条件で、先に述べ
たしなやか等を基準として評価を行うことができる。以
上のように本発明の評価方法により、化粧料の適用によ
り生じた毛髪の物性変化を数値として捉えることが可能
である。
【0038】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0039】<実施例1>下記表1に示す処方に従っ
て、整髪料を作製した。これらのものについて、本発明
の評価方法に従って、評価を行った。即ち、20cmの
長さにそろえた髪の毛髪1g(約700本程度)を束ね
て、カーラーに巻き糸で固定し、直径4cmのリングを
形成させた。この毛髪束リングに、整髪料を1g均一に
塗布し、20℃で1日、乾燥させた。このものをテンシ
ロン(TENSILON/UTM-II-20)にリングの上端と下端に固
定して装着し、伸びが1cmになるように牽引し、応力
を測定した。この操作を2回繰り返し、2回目の測定で
の応力の最大値を1回目の測定での応力の最大値で除
し、「柔軟度」とした。また、1回目の測定での応力の
最大値を以下「最大応力」と呼ぶ。最大応力と柔軟度を
表2に示す。これより、整髪料によりこれらの値が大き
く変化していることがわかる。
て、整髪料を作製した。これらのものについて、本発明
の評価方法に従って、評価を行った。即ち、20cmの
長さにそろえた髪の毛髪1g(約700本程度)を束ね
て、カーラーに巻き糸で固定し、直径4cmのリングを
形成させた。この毛髪束リングに、整髪料を1g均一に
塗布し、20℃で1日、乾燥させた。このものをテンシ
ロン(TENSILON/UTM-II-20)にリングの上端と下端に固
定して装着し、伸びが1cmになるように牽引し、応力
を測定した。この操作を2回繰り返し、2回目の測定で
の応力の最大値を1回目の測定での応力の最大値で除
し、「柔軟度」とした。また、1回目の測定での応力の
最大値を以下「最大応力」と呼ぶ。最大応力と柔軟度を
表2に示す。これより、整髪料によりこれらの値が大き
く変化していることがわかる。
【0040】また、整髪料は表1に示す基本処方に従
い、表2に示す1〜6の各種多価アルコールを含むもの
を調製して測定に使用した。
い、表2に示す1〜6の各種多価アルコールを含むもの
を調製して測定に使用した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】 <実施例2>上記整髪料1〜6について、専門パネラー
を用いて、官能評価を行った。官能評価は、「しなやか
さ」と「整髪力」について行った。即ち、これらの評価
項目について表3に示す5段階評価で評価してもらっ
た。
を用いて、官能評価を行った。官能評価は、「しなやか
さ」と「整髪力」について行った。即ち、これらの評価
項目について表3に示す5段階評価で評価してもらっ
た。
【0043】
【表3】 結果を表4に示す。表2と表4の結果に基づいて、横軸
に表4の官能性結果(整髪力又はしなやかさ)を縦軸に
表2の測定値(最大応力または柔軟度)をプロットしそ
の相関関係を調べた。「整髪力」と「最大応力」の相関
係数は0.93であった。また、「しなやかさ」と「柔
軟度」の相関係数は0.96であった。これらの結果か
ら、本発明の評価法に於ける指標である、最大応力と柔
軟度は良く官能評価の代表値と相関していることがわか
る。また、被膜成分であるアクリル樹脂アルカノールア
ミン液と多価アルコールとの組み合わせの可否も本発明
の評価方法により評価できることもわかる。即ち、本発
明の評価方法によれば、毛髪化粧料を実際に使用する場
合に近い条件で、簡易且つ客観的に毛髪化粧料の評価が
できることがわかる。
に表4の官能性結果(整髪力又はしなやかさ)を縦軸に
表2の測定値(最大応力または柔軟度)をプロットしそ
の相関関係を調べた。「整髪力」と「最大応力」の相関
係数は0.93であった。また、「しなやかさ」と「柔
軟度」の相関係数は0.96であった。これらの結果か
ら、本発明の評価法に於ける指標である、最大応力と柔
軟度は良く官能評価の代表値と相関していることがわか
る。また、被膜成分であるアクリル樹脂アルカノールア
ミン液と多価アルコールとの組み合わせの可否も本発明
の評価方法により評価できることもわかる。即ち、本発
明の評価方法によれば、毛髪化粧料を実際に使用する場
合に近い条件で、簡易且つ客観的に毛髪化粧料の評価が
できることがわかる。
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、毛髪化粧料を実際に使
用する場合に近い条件で、簡易且つ客観的な毛髪化粧料
の評価方法を提供することができる。
用する場合に近い条件で、簡易且つ客観的な毛髪化粧料
の評価方法を提供することができる。
【図1】 毛髪の束を表す概念図。(a)は外部から力
を加える前の毛髪の束を示す図である。(b)は毛髪の
束に外部から引っ張る力を加えたときの毛髪の束の変形
を示す図である。(c)は毛髪の束に外部から押し出す
力を加えたときの毛髪の束の変形を示す図である。矢印
Aおよび矢印Bは力を加える又は加えた方向を示す。
を加える前の毛髪の束を示す図である。(b)は毛髪の
束に外部から引っ張る力を加えたときの毛髪の束の変形
を示す図である。(c)は毛髪の束に外部から押し出す
力を加えたときの毛髪の束の変形を示す図である。矢印
Aおよび矢印Bは力を加える又は加えた方向を示す。
1 毛髪の束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 明 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内 Fターム(参考) 2G061 AA01 AA02 AA08 CA20 CB06 EA02 EA03 4C038 VB40
Claims (6)
- 【請求項1】 毛髪化粧料を適用した毛髪の束に、この
束を変形させる力を加えたときの束の応力と変形を測定
し、これらの測定値を指標として前記化粧料を評価する
方法であって、 前記毛髪の束はリング形状であることを特徴とする毛髪
化粧料の評価方法。 - 【請求項2】 前記束を変形させる力を、前記束の径方
向に加えることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記束を変形させる力を増減させ、応力
及び変形の変化を測定することを少なくとも2回行うこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記束を予め設定した形状に変形させた
ときの応力を測定することを特徴とする請求項3に記載
の方法。 - 【請求項5】 前記化粧料が整髪料であることを特徴と
する請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。 - 【請求項6】 評価対象が、整髪料を適用した毛髪の整
髪性又はしなやかさである請求項5に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10333991A JP2000162203A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 毛髪化粧料の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10333991A JP2000162203A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 毛髪化粧料の評価方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000162203A true JP2000162203A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18272283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10333991A Pending JP2000162203A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 毛髪化粧料の評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000162203A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006153681A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kose Corp | 毛髪試料の力学的特性の測定方法 |
JP2010091444A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Yoshiichiro Suzuki | パーマ液で軟化する毛髪の軟化度合を示す指標体 |
KR20170038226A (ko) * | 2015-09-30 | 2017-04-07 | (주)아모레퍼시픽 | 형태 유지 압력을 이용한 모발의 탄력성 측정방법 |
KR20170050212A (ko) * | 2015-10-30 | 2017-05-11 | (주)아모레퍼시픽 | 모발 탄력 측정 방법 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP10333991A patent/JP2000162203A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006153681A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kose Corp | 毛髪試料の力学的特性の測定方法 |
JP4690021B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2011-06-01 | 株式会社コーセー | 毛髪試料の力学的特性の測定方法 |
JP2010091444A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Yoshiichiro Suzuki | パーマ液で軟化する毛髪の軟化度合を示す指標体 |
KR20170038226A (ko) * | 2015-09-30 | 2017-04-07 | (주)아모레퍼시픽 | 형태 유지 압력을 이용한 모발의 탄력성 측정방법 |
CN108139307A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-06-08 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 利用形态维持压力的毛发的弹性测定方法 |
KR102046838B1 (ko) * | 2015-09-30 | 2019-11-21 | (주)아모레퍼시픽 | 형태 유지 압력을 이용한 모발의 탄력성 측정방법 |
TWI708055B (zh) * | 2015-09-30 | 2020-10-21 | 南韓商愛茉莉太平洋股份有限公司 | 使用形狀保持壓力的測量頭髮彈性的方法及用於測量頭髮彈性之設備 |
KR20170050212A (ko) * | 2015-10-30 | 2017-05-11 | (주)아모레퍼시픽 | 모발 탄력 측정 방법 |
KR102394660B1 (ko) | 2015-10-30 | 2022-05-06 | (주)아모레퍼시픽 | 모발 탄력 측정 방법 |
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