JP2000161167A - 内燃機関用燃料供給装置 - Google Patents
内燃機関用燃料供給装置Info
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Abstract
の樹脂成形時のひけによるシート部の弁座の変形を防止
し、フューエルカットオフバルブのシール性を向上する
とともに工程内での歩留まりを向上する。 【解決手段】 燃料タンク6に取り付けるための合成樹
脂製のブラケット5と、ブラケット5に組み込まれたフ
ロートバルブ25を主体として構成されるフューエルカ
ットオフバルブ13とを備える。フロートバルブ25に
よって開閉される弁座51を有するシート部50をブラ
ケット5に一体成形し、シート部50の弁座51を除い
た有効突出高さHを5mm以上に設定する。
Description
おける内燃機関用燃料供給装置に関する。
燃料供給装置ともいう。)には、燃料タンクに取り付け
るための合成樹脂製のブラケットと、ブラケットに組み
込まれたフロートバルブを主体として構成されるフュー
エルカットオフバルブとを備え、燃料タンク内の燃料を
内燃機関への燃料供給ラインに送給するものがある(例
えば、特開平10−47188号公報参照)。
の構成について、図11の断面図、図12の平面図、図
13の底面図を参照して述べる。ブラケット5は、ほぼ
平板形状をなしており、フューエルカットオフバルブ1
3のバルブハウジング14が一体成形されている。バル
ブハウジング14は下面を開口するほぼ円筒形状に形成
されている。
壁には、径方向(図11において左右方向)に延びる接
続管14aが一体成形されている。なお、接続管14a
の外端部(図11において右端部)に図示しないキャニ
スタが連通される。
ハウジング14の内部空間部と接続管14aの管路とを
連通するほぼ円筒形状のシート部50、およびシート部
50と隣接するほぼ円筒形状の取り付け筒部60とが一
体成形されている。シート部50の下端面には、後述す
るフロートバルブ25によって開閉されるテーパー孔形
状の弁座51が形成されている。なお、図12のXIV
−XIV線断面図が図14、図13のXV−XV線断面
図が図15に示されている。
は、その下面開口からリリーフバルブ21を構成するコ
イルスプリング72と、弁ボールからなる弁体74が組
み込まれ、さらに、弁体74によって開閉される弁座7
1を上端面に有するほぼ円筒形状のストッパ70が圧入
されている。
ハウジング14内には、その下面開口からシート部50
の弁座51を開閉するフロートバルブ25とバランスば
ね26が組み込まれ、さらに、その下面開口を塞ぐ蓋板
27が取り付けられている。
込み型のフューエルカットオフバルブ13は、通常時は
フロートバルブ25がシート部50の弁座51を開くこ
とにより燃料タンク(図示省略)内の蒸発ガスをキャニ
スタへ排出し、ときに車両の傾斜、転倒時においてはフ
ロートバルブ25がシート部の弁座51を閉じることに
より生燃料のキャニスタへの流出を阻止する。
内の燃料液面が上昇し、バルブハウジング14内のフロ
ートバルブ25上の圧力上昇が大となるときに開弁し、
圧力を接続管14aへ逃がすことにより、圧力が過大に
なることを防止するとともに、それによるフロートバル
ブ25の破損を防止する。また、フロートバルブ25が
閉弁状態で燃料タンク内の圧力が規定以上に上昇した場
合には、燃料タンクの保護のために開弁して圧力を下げ
る働きがある。
料供給装置では、前に述べたように、フロートバルブ2
5によって開閉される弁座51を有するシート部50が
合成樹脂製のブラケット5に一体成形されている。さら
に、シート部50の弁座51を除いた有効突出高さH
(図14参照)が約3mm程度に設定されていた。前記
有効突出高さHは、一般的に、小さくすることによって
燃料タンク内への燃料の充填によるフロートバルブ25
の閉弁位置を高い位置として、燃料充填量の増量すなわ
ちタンク容積の有効利用を図っている。
有効突出高さHが低いと、ブラケット5の樹脂成形時に
生じる「ひけ」が発生しやすかった。これにより、シー
ト部50ひいては弁座51に変形、具体的には弁座51
の真円度の悪化をきたすことがあり、このため工程内で
の歩留まりが悪いという問題があった。なお、弁座51
の真円度の悪化は、フロートバルブ25の閉弁時におけ
るシール性の低下を招き、燃料の洩れ量を増加させてし
まうため避けなければならない。
け筒部60をシート部50に隣接して設けているため、
ブラケット5の樹脂成形時に生じる「ひけ」により取り
付け筒部60にも「ひけ」による変形をきたすことがあ
る。すると、取り付け筒部60に対するストッパ70の
圧入の際に、取り付け筒部60によってストッパ70が
変形させられることにより、弁座71が影響を受けてし
まい、その弁座71の真円度の悪化を招くことになり、
これまた工程内での歩留まりが悪化することになってい
る。
3内にリリーフバルブ21を組み込むことによる利点
は、リリーフバルブ21とフロートバルブ25を別部品
で設ける必要がなく、キャニスタ17への接続管14a
を共有できることによる構造の簡素化にある。さらに、
前にも述べたように、燃料タンク内の燃料液面が上昇し
た時、フューエルカットオフバルブ13内のフロートバ
ルブ25上の圧力上昇が大となるが、このときリリーフ
バルブ21が開弁することにより、燃料タンク内圧力が
過大になることを防止するとともに、フロートバルブ2
5の破損を防止するにも有効であること等が挙げられ
る。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ブラケットの樹脂成形時のひけによるシート部の弁
座の変形を防止し、フューエルカットオフバルブのシー
ル性を向上するとともに工程内での歩留まりを向上する
ことのできる内燃機関用燃料供給装置を提供することに
ある。
項1の発明は、燃料タンクに取り付けるための合成樹脂
製のブラケットと、前記ブラケットに組み込まれたフロ
ートバルブを主体として構成されるフューエルカットオ
フバルブとを備え、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関
への燃料供給ラインに送給する内燃機関用燃料供給装置
であって、前記フロートバルブによって開閉される弁座
を有するシート部を前記ブラケットに一体成形し、前記
シート部の弁座を除いた有効突出高さを5mm以上に設
定した内燃機関用燃料供給装置である。このように構成
すると、ブラケットの樹脂成形時のひけがシート部の弁
座へ影響を及ぼすことを回避できることにより、シート
部の弁座の変形を防止して、フューエルカットオフバル
ブのシール性を向上するとともに工程内での歩留まりを
向上することができる。
ート部を含む周辺部をシート部の反突出方向へ凹設し、
前記シート部の回りに肉盗み部を設けた請求項1記載の
内燃機関用燃料供給装置である。このように構成する
と、シート部の有効突出高さを高く設定すると同時に、
弁座の位置を高い位置とすることができ、タンク容積の
有効利用を図ることができる。また、ブラケットにシー
ト部と隣接して取り付け筒部を一体成形する場合には、
シート部と取り付け筒部との間に肉盗み部が設けられる
ことにより、シート部と取り付け筒部との相互間に生ず
るひけの発生も防止することができる。
バルブ内に組み込まれたリリーフバルブの弁体によって
開閉される弁座を有しかつ前記ブラケットに一体成形さ
れた取り付け筒部に圧入されるストッパを備え、前記ス
トッパには、前記取り付け筒部に圧入される圧入部と、
前記弁座を含みかつ前記取り付け筒部に遊挿される遊挿
部を設けるとともに、前記圧入部と遊挿部との間にその
圧入部の変形を吸収可能な変形吸収部を設けた請求項1
または2記載の内燃機関用燃料供給装置である。このよ
うに構成すると、仮に、取り付け筒部がブラケットの樹
脂成形時のひけで変形した場合には、前記取り付け筒部
にストッパを圧入した際に、前記圧入部に変形をきたす
が、その圧入部の変形が変形吸収部で吸収されることに
より、前記変形が遊挿部に及ぶことを防止することがで
きる。したがって、ストッパの弁座の変形を防止するこ
とができ、リリーフバルブのシール性を向上するととも
に工程内での歩留まりの向上に有効である。
形態1について図面を参照して説明する。なお、従来例
と同様の部位には同一符号を付すことにする。
図1において、内燃機関用燃料供給装置は、ケース1に
燃料ポンプ2、燃料フィルター3、プレッシャーレギュ
レーター4等を収容し、そのケース1にブラケット5を
取り付けることによりモジュール化したもので、1モジ
ュール単位で燃料タンク6(図は取り付け部分を示
す。)に取り付けられる。
状をなしている。そのケース1の上面に取り付けられる
ブラケット5は、合成樹脂製で、ケース1の上面開口を
覆うほぼ円板状をなしている。ブラケット5は、燃料タ
ンク6の上面の開口孔6aを塞ぐようにパッキン43を
介して載置される。ブラケット5の周縁部は、燃料タン
ク6にボルト(図示省略)により締着される押え枠板7
により挟着される。燃料タンク6と押え枠板7との間に
は、パッキン43の圧縮率を規定範囲内に保つためのリ
テーナ12が介在される。
1の上縁部に嵌入する嵌合筒部5aが一体成形されてい
る。ブラケット5の嵌合筒部5aとケース1の上縁部と
の嵌合面には、相互に係合可能な係合突起9と係合孔1
0とによる係合手段が円周上に複数組配置されている。
本例の場合、係合突起9がブラケット5の嵌合筒部5a
に形成され、また係合孔10がケース1の上縁部に形成
されている。前記ケース1に対するブラケット5の取り
付けに際しては、ブラケット5の嵌合筒部5aをケース
1の上縁部に嵌入する。すると、ケース1の上縁部の弾
性変形を利用して係合突起9が係合孔10と係合するこ
とによって、ケース1にブラケット5が取り付けられ
る。
立状に収納されている。燃料ポンプ2は、前記ケース1
に取り付けた取り付けステー34に対しクッションラバ
ー33を介して弾性的に支持されている。燃料ポンプ2
は、その底部のポンプ入口フィルター31から前記燃料
タンク6内の燃料を吸入しかつ昇圧して上端部の燃料吐
出ポート32から吐出する。なお、燃料ポンプ2より引
き出されたハーネス35は、後述するブラケット5のコ
ネクタ29のターミナル28(図4参照)と電気的に接
続されている。
は、ほぼ円筒型の燃料フィルター3の燃料流入口38が
筒状のクッションラバー39を介して接続されている。
燃料フィルター3は、前記ケース1を兼用するフィルタ
ーケース(符号省略)内にフィルターエレメント40を
収容している。燃料フィルター3の燃料流出口42から
は、前記フィルターエレメント40を外周側から内周側
に通過することによりろ過された燃料が流出する。なお
燃料流出口42には、後述するブラケット5の燃料出口
管11がシール状態で接続される。
ャーレギュレーター4が設置されている。プレッシャー
レギュレーター4は、燃料フィルター3から吐出する燃
料の圧力すなわち内燃機関への燃料の供給圧力を所定圧
に制御する。
3にブラケットの平面図、図4に同底面図が示されてい
る。図3および図4において、ブラケット5には、コネ
クタ29、燃料出口管11、バルブハウジング14等が
一体成形されている。なお、ブラケット5の樹脂材料と
しては、例えばポリオキシルメチレン樹脂、ポリフェニ
レンサルファイド樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ
る。また、ブラケット5の樹脂成形法としては、例えば
射出成形法が挙げられる。
線側接続用コネクタ(図示省略)が接続されるターミナ
ル28を有している。ターミナル28には、前記燃料ポ
ンプ2のハーネス35(図1参照)が電気的に接続され
ている。
に、ブラケット5を上下方向に貫通する管路を形成して
いる。燃料出口管11の下端部は、前にも述べたよう
に、前記燃料フィルター3の燃料流出口42とシール状
態で接続されている。燃料出口管11の上端部には、エ
ルボ型接続管45がシール状態で接続されている。エル
ボ型接続管45には、内燃機関におけるフューエルイン
ジェクタのデリバリパイプ(図示省略)とつながる燃料
供給ライン15が接続される。
カットオフバルブ13の周辺部の構成について詳述す
る。図2にフューエルカットオフバルブ13の周辺部の
断面図、図5にフューエルカットオフバルブ13のバル
ブハウジング14の底面図が示されている。フューエル
カットオフバルブ13のバルブハウジング14は下面を
開口するほぼ円筒形状に形成されている。バルブハウジ
ング14の内周面には、軸方向に延びる複数本の案内凸
条14bが周方向に等間隔で形成されている(図5参
照)。案内凸条14bは、後述するフロートバルブ25
(図2参照)の上下動を案内する。
14の上面を閉塞する上壁には、径方向(図2において
左右方向)に延びる接続管14aが一体成形されてい
る。接続管14aの一端面(図2において左端面)は、
前記バルブハウジング14の側壁部とほぼ連続する壁部
(符号省略)によって閉塞されている。また、接続管1
4aの他端部(図2において右端部)は前記バルブハウ
ジング14の側壁部より突出しており、その先端部には
キャニスタ17と連通する接続ホース18が接続され
る。
ルブハウジング14の内部空間部と前記接続管14aの
管路とを連通するほぼ円筒形状のシート部50、およ
び、前記シート部50と隣接するほぼ円筒形状の取り付
け筒部60とが一体成形されている。シート部50は、
バルブハウジング14の軸心部に位置している。前記シ
ート部50の下端面には、後述するフロートバルブ25
によって開閉されるテーパー孔形状の弁座51が形成さ
れている。なお、図3のVI−VI線断面図が図6に示
されている。
座51を除いた有効突出高さHは、5mm以上、例えば
6mmに設定されている。前記有効突出高さHは、従来
例(図14参照)の約3mmと比べて大きいものとなっ
ている。さらに、前記ブラケット5におけるシート部5
0を含む周辺部がシート部50の反突出方向へ凹設され
ることにより、前記シート部50の回りに肉盗み部52
が設けられている。前記肉盗み部52の深さdは、例え
ば3.5mmに設定されており、ブラケット5の下面に
対する弁座51の位置が従来例(図14参照)とほぼ同
等の位置とされている。
60は、図2に示すように、前記バルブハウジング14
の側壁部を共用するほぼ円筒形状に形成されている。図
3のVI−VI線断面図を示した図6において、取り付
け筒部60の内周面は、小径孔60a、中径孔60bお
よび大径孔60cを有する下方広がり状の段付き孔形状
に形成されている。前記中径孔60bが後述するストッ
パ70の圧入部702が圧入される取り付け孔(中径孔
60bと同一符号を付す。)60bとなっている。小径
孔60aの内周面には、軸方向に延びる複数本の案内凸
条61が周方向に等間隔で形成されている。案内凸条6
1は、後述する弁体74(図2参照)の上下動を案内す
る。また、前記接続管14aの管路上壁面には、前記取
り付け筒部60と同一軸線上に位置する円環形状のばね
受け溝部19が形成されている。
内には、その下面開口からリリーフバルブ21を構成す
るコイルスプリング72と、弁ボールからなる弁体74
が組み込まれ、さらに、前記弁体74によって開閉され
る弁座71を上端面に有するほぼ円筒形状のストッパ7
0が圧入されている。なお、ストッパ70とコイルスプ
リング72と弁体74を主体としてリリーフバルブ21
が構成されている。
その上端部が前記ばね受け溝部19に嵌入されていると
ともに、その下端面が弁体74に弾性をもって当接され
ている。また、前記弁体74は、前記取り付け筒部60
の小径孔60a(図7参照)内において上下動可能であ
り、常には前記コイルスプリング72の付勢によってス
トッパ70の弁座71に当接して閉弁状態に保たれる。
なお前記弁体74は、バルブハウジング14内の後述す
るフロートバルブ25上の圧力上昇が大となるとき、あ
るいは燃料タンク6内の圧力が規定以上に上昇するとき
に、前記コイルスプリング72の付勢に抗して押し上げ
られることにより開弁して前記圧力を接続管14aへ逃
がす。
て、ストッパ70の外周面は、小径面70a、中径面7
0bおよび大径面70cを有する下方広がり状の段付き
面形状に形成されている。前記弁座71および小径面7
0aを含む円筒部分が前記取り付け筒部60の取り付け
孔60bに遊挿される遊挿部701とされている。ま
た、前記中径面70bを含む円筒部が前記取り付け筒部
60の取り付け孔60bに圧入される圧入部702とさ
れている。また、前記大径面70cを含む円筒部が前記
取り付け筒部60の大径孔60cに嵌入したときにその
大径孔60cの上端面に当接されるフランジ部703と
されている。さらに、前記圧入部702と遊挿部701
との間には、その外周面に環状の切り欠き溝70dを形
成することによって、変形しやすい変形吸収部704が
設けられている。
に、前記取り付け筒部60内に挿入されて圧入部702
が取り付け筒部60の取り付け孔60bに圧入されるこ
とによって取り付け筒部60に挿着されている。
内には、その下面開口から前記シート部50の弁座51
を開閉するフロートバルブ25とバランスばね26が組
み込まれ、さらに、その下面開口を塞ぐ蓋板27が取り
付けられている。なお、フロートバルブ25とバランス
ばね26とシート部50を主体としてフューエルカット
オフバルブ13が構成されている。
柱形状をなしており、その上端部に前記シート部50の
弁座51を開閉可能なほぼ円錐形状の弁部25aを有し
ている。フロートバルブ25は、通常時は、シート部5
0の弁座51を開くことにより燃料タンク6内の蒸発ガ
スをシート部50、接続管14a、接続ホース18を通
じてキャニスタ17へ排出し、車両の傾斜、転倒時にお
いてはシート部50の弁座51を閉じることにより生燃
料のキャニスタ17への流出を阻止する。なお、フロー
トバルブ25には空洞部25bが適宜形成されている。
5の閉弁動作を適正化する付勢力が付与されている。ま
た、蓋板27の上面には、前記バルブハウジング14の
下縁部に嵌入する突起部27aが一体成形されている。
蓋板27の突起部27aとバルブハウジング14の下縁
部との嵌合面には、相互に係合可能な係合突起80と係
合孔81とによる係合手段が円周上に複数組配置されて
いる。本例の場合、係合突起80が蓋板27の突起部2
7aに形成され、また係合孔81がバルブハウジング1
4の下縁部に形成されている。前記バルブハウジング1
4に対する蓋板27の取り付けに際しては、蓋板27の
突起部27aをバルブハウジング14の下縁部に嵌入す
る。すると、バルブハウジング14の下縁部の弾性変形
を利用して係合突起80が係合孔81と係合することに
よって、バルブハウジング14に蓋板27が取り付けら
れる。
ンジンの運転にともない、燃料ポンプ2が作動すると、
燃料タンク6内の燃料がポンプ入口フィルター31を通
して吸入し昇圧される。そして燃料ポンプ2の燃料吐出
ポート32から吐出する燃料は、燃料フィルター3のフ
ィルターエレメント40を通して燃料流出口42、ブラ
ケット5の燃料出口管11、エルボ型接続管45を通
じ、燃料供給ライン15へと送給される。その送給され
る燃料の圧力は、プレッシャーレギュレーター4によっ
て常に一定になるように調整される。なお、燃料の流れ
を図1に矢印で示した。
ルカットオフバルブ13は、前にも述べたように、通常
時はフロートバルブ25がシート部50の弁座51を開
くことにより燃料タンク6内の蒸発ガスをキャニスタ1
7へ排出し、ときに車両の傾斜、転倒時においてはフロ
ートバルブ25がシート部50の弁座51を閉じること
により生燃料のキャニスタ17への流出を阻止する。
述べたように、燃料タンク6内の燃料液面が上昇し、バ
ルブハウジング14内のフロートバルブ25上の圧力上
昇が大となるときに開弁し、前記圧力を接続管14aへ
逃がすことにより、前記圧力が過大になることを防止す
るとともに、それによるフロートバルブ25の破損を防
止する。また、フロートバルブ25が閉弁状態で燃料タ
ンク6内の圧力が規定以上に上昇した場合には、燃料タ
ンク6の保護のために開弁して圧力を下げる働きがあ
る。
ラケット5に一体成形されるシート部50の弁座51を
除いた有効突出高さH(図6参照)を5mm以上、例え
ば6mmに設定している。これにより、ブラケット5の
樹脂成形時のひけがシート部50の弁座51へ影響を及
ぼすことを回避できることにより、シート部50の弁座
51の変形を防止して、フューエルカットオフバルブ1
3のシール性を向上するとともに工程内での歩留まりを
向上することができる。なお、前記有効突出高さHは、
種々の試験結果に基づいて、4mm以下であるとブラケ
ット5の樹脂成形時に生じる「ひけ」が発生しやく、5
mm以上であると前記「ひけ」がほとんど発生しないこ
とが確認された。
おけるシート部50を含む周辺部をシート部50の反突
出方向(図6において上方)へ凹設し、前記シート部5
0の回りに肉盗み部52を設けている。これにより、シ
ート部50の有効突出高さHを高く設定すると同時に、
弁座51の位置を高い位置とすることができ、タンク容
積の有効利用を図ることができる。また、ブラケット5
にシート部50と隣接して取り付け筒部60を一体成形
する場合に、シート部50と取り付け筒部60との間に
肉盗み部52が設けられることにより、シート部50と
取り付け筒部60との相互間に生ずるひけの発生も防止
することができる。
に組み込まれたリリーフバルブ21の弁体74によって
開閉される弁座71を有しかつ前記ブラケット5に一体
成形された取り付け筒部60に圧入されるストッパ70
に、前記取り付け筒部60に圧入される圧入部702
と、前記弁座71を含みかつ前記取り付け筒部60に遊
挿される遊挿部701を設けるとともに、前記圧入部7
02と遊挿部701との間にその圧入部702の変形を
吸収可能な変形吸収部704を設けている(図8参
照)。これにより、仮に、取り付け筒部60がブラケッ
ト5の樹脂成形時のひけで変形した場合には、前記取り
付け筒部60にストッパ70を圧入した際に、前記圧入
部702に変形をきたすが、その圧入部702の変形が
変形吸収部704で吸収されることにより、前記変形が
遊挿部701に及ぶことを防止することができる。した
がって、ストッパ70の弁座71の変形を防止すること
ができ、リリーフバルブ21のシール性を向上するとと
もに工程内での歩留まりの向上に有効である。
9および図10を参照して説明する。実施の形態2は、
従来例の一部を変更したものであるからその変更部分に
ついて詳述する。図9はフューエルカットオフバルブの
周辺部の平面図、図10は図9のX−X線断面図であ
る。実施の形態2は、従来例におけるブラケット5に一
体成形されるシート部50の弁座51を除いた有効突出
高さHを5mm以上、例えば6mmに設定したものであ
る。このように構成した場合でも、ブラケット5の樹脂
成形時のひけがシート部50の弁座51へ影響を及ぼす
ことを回避できることにより、シート部50の弁座51
の変形を防止して、フューエルカットオフバルブ13の
シール性を向上するとともに工程内での歩留まりを向上
することができる。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、ストッパ70の圧入部702と
遊挿部701との間の外周面に形成した切り欠き溝70
dは、周方向に連続するものに限らず、周方向に断続的
に形成してもよいし、あるいは径方向に貫通する孔形状
としても良い。
と、ブラケットの樹脂成形時のひけによるシート部の弁
座の変形を防止して、フューエルカットオフバルブのシ
ール性を向上するとともに工程内での歩留まりを向上す
ることができる。
る。
である。
グの底面図である。
ブの周辺部の平面図である。
周辺部の断面図である。
ングの平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料タンクに取り付けるための合成樹脂
製のブラケットと、前記ブラケットに組み込まれたフロ
ートバルブを主体として構成されるフューエルカットオ
フバルブとを備え、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関
への燃料供給ラインに送給する内燃機関用燃料供給装置
であって、前記フロートバルブによって開閉される弁座
を有するシート部を前記ブラケットに一体成形し、前記
シート部の弁座を除いた有効突出高さを5mm以上に設
定した内燃機関用燃料供給装置。 - 【請求項2】 ブラケットにおけるシート部を含む周辺
部をシート部の反突出方向へ凹設し、前記シート部の回
りに肉盗み部を設けた請求項1記載の内燃機関用燃料供
給装置。 - 【請求項3】 フューエルカットオフバルブ内に組み込
まれたリリーフバルブの弁体によって開閉される弁座を
有しかつ前記ブラケットに一体成形された取り付け筒部
に圧入されるストッパを備え、前記ストッパには、前記
取り付け筒部に圧入される圧入部と、前記弁座を含みか
つ前記取り付け筒部に遊挿される遊挿部を設けるととも
に、前記圧入部と遊挿部との間にその圧入部の変形を吸
収可能な変形吸収部を設けた請求項1または2記載の内
燃機関用燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33317398A JP3563277B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 内燃機関用燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33317398A JP3563277B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 内燃機関用燃料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000161167A true JP2000161167A (ja) | 2000-06-13 |
JP3563277B2 JP3563277B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=18263125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33317398A Expired - Lifetime JP3563277B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 内燃機関用燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3563277B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005127328A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Denso Internatl America Inc | 燃料ポンプモジュールの蒸気排気弁 |
US10850606B2 (en) | 2016-02-19 | 2020-12-01 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Cover member for fuel tank |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP33317398A patent/JP3563277B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005127328A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Denso Internatl America Inc | 燃料ポンプモジュールの蒸気排気弁 |
US10850606B2 (en) | 2016-02-19 | 2020-12-01 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Cover member for fuel tank |
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---|---|
JP3563277B2 (ja) | 2004-09-08 |
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