JP2000159200A - 宇宙航行体の航法システム及び航法方法 - Google Patents

宇宙航行体の航法システム及び航法方法

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JP2000159200A
JP2000159200A JP10340101A JP34010198A JP2000159200A JP 2000159200 A JP2000159200 A JP 2000159200A JP 10340101 A JP10340101 A JP 10340101A JP 34010198 A JP34010198 A JP 34010198A JP 2000159200 A JP2000159200 A JP 2000159200A
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Kenichi Nishiguchi
憲一 西口
Shoji Yoshikawa
章二 吉河
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ターゲット宇宙機が任意の姿勢をとる
場合や、姿勢変動がある場合、さらにチェーサー宇宙機
が任意の向きから接近する場合などは適用できないとい
う課題があった。 【解決手段】 概ね回転対称の構造を有するターゲット
宇宙機を撮像するTVカメラ1と、取得された画像から
画像上でのターゲット宇宙機の回転軸を検出し、前記回
転軸まわりの直径を算出し、前記算出した直径と前記タ
ーゲット宇宙機の実際の直径とを比較することによりチ
ェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相対距離を
算出し、前記相対距離の算出を複数の時間において行う
ことにより相対速度を算出するコンピュータ装置3を備
えた。 【効果】 ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなくても直
接、相対距離と相対速度を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ターゲット宇宙
機を保守、点検する際に、軌道保持するための宇宙航行
体(チェーサー宇宙機)の航法システム及び航法方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、このような軌道保持のために
軌道上チェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相
対位置や相対速度を画像から求める方法や装置が提案さ
れてきた。
【0003】従来の宇宙航行体の航法システムについて
図面を参照しながら説明する。図7及び図8は、例えば
特開平6−16196号公報に示された従来の宇宙航行
体の航法システムにより画像からターゲット宇宙機の相
対位置を決める方法を示す図、及びこの方法の原理を説
明するための図である。
【0004】図7及び図8において、100はターゲッ
ト宇宙機、101はターゲット宇宙機100の軌道、1
02は太陽電池パドルである。また、200はチェーサ
ー宇宙機、201はチェーサー宇宙機200の軌道であ
る。
【0005】つぎに、前述した従来の宇宙航行体の航法
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0006】図7において、ターゲット宇宙機100に
固定された座標系O−XYZのX軸は、正確に軌道10
1の接線上にあり、Z軸は正確に地球中心に向かってい
る。また、ターゲット宇宙機100に取り付けられた太
陽電池パドル102はY軸の方向に伸びている。
【0007】一方、チェーサー宇宙機200に固定され
た座標系o−xyzのx軸は、正確に軌道201の接線
上にあり、z軸は正確に地球中心に向かっている。
【0008】図8は、チェーサー宇宙機200からTV
カメラで撮影されたターゲット宇宙機100の画像であ
る。
【0009】図8において、sはチェーサー宇宙機20
0からのターゲット宇宙機100の高さを表わし、ag
とadは太陽電池パドル102のそれぞれ左端と右端の
方位を表わす。
【0010】太陽電池パドル102の実際の長さと、a
gとadの和との比較から、ターゲット宇宙機100ま
での距離が算出される。また、s、ag、adからター
ゲット宇宙機100の画像上での位置が表わされるが、
これから両宇宙機の相対的な軌道のずれが算出できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
宇宙航行体の航法システムでは、画像からターゲット宇
宙機100の相対位置を決める方法において、ターゲッ
ト宇宙機100が安定して一定の既知の姿勢を維持して
いることを前提としているので、ターゲット宇宙機10
0が任意の姿勢をとる場合や、姿勢変動がある場合、さ
らにチェーサー宇宙機が任意の向きから接近する場合な
どは適用できないという問題点があった。
【0012】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、ターゲット宇宙機が概ね回転対称
の構造をしている場合に、その構造を利用して高速で簡
便なターゲット宇宙機の相対位置と相対速度を求めるこ
とができる宇宙航行体の航法システム及び航行方法を得
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る宇宙航行
体の航法システムは、概ね回転対称の構造を有するター
ゲット宇宙機を撮像する撮像手段と、取得された画像か
ら画像上でのターゲット宇宙機の回転軸を検出し、前記
回転軸まわりの直径を算出し、前記算出した直径と前記
ターゲット宇宙機の実際の直径とを比較することにより
チェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相対距離
を算出し、前記相対距離の算出を複数の時間において行
うことにより相対速度を算出する画像処理手段とを備え
たものである。
【0014】また、この発明に係る宇宙航行体の航法シ
ステムは、前記画像処理手段が、前記撮像手段により撮
像された画像を所定のしきい値を用いて2値化しノイズ
を除去する2値化演算部と、前記2値化された画像上で
ターゲット宇宙機の回転軸を検出する回転軸検出演算部
と、前記回転軸まわりの画像上での直径を算出する直径
算出演算部と、前記算出した直径と前記ターゲット宇宙
機の実際の直径とを比較することによりチェーサー宇宙
機からターゲット宇宙機までの相対距離を算出する相対
距離算出演算部と、前記相対距離の算出を複数の時間に
おいて行うことにより相対速度を算出する相対速度算出
演算部とを有するものである。
【0015】また、この発明に係る宇宙航行体の航法シ
ステムは、前記直径算出演算部が、前記回転軸まわりの
最大直径を算出し、前記相対距離算出演算部が、前記算
出した最大直径と前記ターゲット宇宙機の実際の最大直
径とを比較することによりチェーサー宇宙機からターゲ
ット宇宙機までの相対距離を算出するものである。
【0016】さらに、この発明に係る宇宙航行体の航法
システムは、前記直径算出演算部が、光源の入射方向が
斜めからでターゲット宇宙機の像に陰を生じ見かけの直
径が短くなるのを、光源の入射方向が既知であることを
利用して前記算出した直径を補正するものである。
【0017】この発明に係る宇宙航行体の航法方法は、
概ね回転対称の構造を有するターゲット宇宙機を撮像す
る撮像ステップと、取得された画像から画像上でのター
ゲット宇宙機の回転軸を検出する回転軸検出ステップ
と、前記回転軸まわりの直径を算出する直径算出ステッ
プと、前記算出した直径と前記ターゲット宇宙機の実際
の直径とを比較することによりチェーサー宇宙機からタ
ーゲット宇宙機までの相対距離を算出する相対距離算出
ステップと、前記相対距離の算出を複数の時間において
行うことにより相対速度を算出する相対速度算出ステッ
プとを含むものである。
【0018】また、この発明に係る宇宙航行体の航法方
法は、前記直径算出ステップでは、前記回転軸まわりの
最大直径を算出し、前記相対距離算出ステップでは、前
記算出した最大直径と前記ターゲット宇宙機の実際の最
大直径とを比較することによりチェーサー宇宙機からタ
ーゲット宇宙機までの相対距離を算出するものである。
【0019】さらに、この発明に係る宇宙航行体の航法
方法は、前記直径算出ステップでは、光源の入射方向が
斜めからでターゲット宇宙機の像に陰を生じ見かけの直
径が短くなるのを、光源の入射方向が既知であることを
利用して前記算出した直径を補正するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る宇宙航行体の航法システムについて図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態
1に係る宇宙航行体(チェーサー宇宙機)の航法システ
ムの構成を示す図である。
【0021】図1において、1はTVカメラ(撮像手
段)、2はディジタル画像データ、3はコンピュータ装
置(画像処理手段)である。また、4は2値化演算部、
5は回転軸検出演算部、6は直径算出演算部、7は相対
距離算出演算部、8は相対速度算出演算部である。
【0022】つぎに、前述した実施の形態1に係る宇宙
航行体の航法システムの動作について図面を参照しなが
ら説明する。図2は、この実施の形態1に係る宇宙航行
体の航法システムにおける、ターゲット宇宙機の画像上
での回転軸まわりの最大直径を説明するための図であ
る。また、図3は、この実施の形態1に係る宇宙航行体
の航法システムにおいて、ターゲット宇宙機の画像の例
を用いて、最大直径算出処理を実行した結果を示す図で
ある。さらに、図4は、この実施の形態1に係る宇宙航
行体の航法システムにおいて、ターゲット宇宙機の画像
の例を用いて、相対速度算出処理を実行した結果を示す
図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。また、図によっては宇宙機の画像例として、円
筒物体を描いている。
【0023】宇宙航行体の航法システムは、TVカメラ
(撮像手段)1及びコンピュータ装置(画像処理手段)
3から構成される。TVカメラ1は、概ね回転対称の形
状をもつターゲット宇宙機を含む周辺の画像を撮像し、
ディジタル画像データ2を出力する。このディジタル画
像データ2は、コンピュータ装置3へ入力される。
【0024】コンピュータ装置3では、まず、2値化演
算部4で適当なしきい値を用いて2値化されノイズの除
去が行われる。次いで、回転軸検出演算部5でターゲッ
ト宇宙機の画像上での回転軸の算出が行われる。この算
出の方法としては、例えば平面上で重心と慣性モーメン
トを求めて、2つの主軸の方向の1つを選ぶようにすれ
ば良い。
【0025】次に、直径算出演算部6では回転軸まわり
の画像上での最大直径の算出が行われる。この最大直径
と実際の最大直径との比較から、相対距離算出演算部7
で相対距離の算出が行われる。すなわち、実際の最大直
径をL[m]、TVカメラ1の視野角をφ[度]、画素
数をM×M、画像上での最大直径をD[画素]とする
と、相対距離x[m]は次の式1により求められる。
【0026】 x=(L/D)×(180/π)×(M/φ) ・・・式1
【0027】次に、相対速度算出演算部8では複数の時
間における相対距離を蓄積しておいて、それらから相対
速度の算出が行われる。この相対速度の算出には、例え
ば最小2乗法を用いることができる。
【0028】図2には、画像上でターゲット宇宙機の回
転軸まわりの最大直径を算出する一つの方法を示す。こ
こでは、回転軸の両側でそれぞれ回転軸からの距離の最
大値D1とD2を求め、両者を加算して最大直径の推定
値(D=D1+D2)としている。
【0029】図3には、直径算出演算部6で得られる、
最大直径の算出結果の例を示す。図3において、(a)
は入力画像、(b)は2値化してのちノイズの除去され
た画像をそれぞれ示す。また、(c)は慣性モーメント
の主軸の計算から得られた回転軸を示すが、同時に慣性
モーメントに対応する楕円も重ね書きしてある。さら
に、(d)は回転軸まわりの最大直径の算出結果を示
す。
【0030】図4には、相対速度算出演算部8で得られ
る相対速度の算出結果を示す。図4において、横軸は蓄
積された相対距離の個数(frame number)を、縦軸は
速度を表わす。図中、四角(□)のシンボルでプロット
してある点が算出された相対速度を表わす。また、図4
には、理論的な推定限界を表わす「Cramer−Ra
o」の下界σの3倍のレベルも同時にプロットしてあ
る。この図4から明らかなように、相対速度の推定値と
しては極めて良好な特性をもつことがわかる。
【0031】以上のように、この実施の形態1に係る宇
宙航行体の航法システムによれば、対象とするターゲッ
ト宇宙機を概ね回転対称の物体に制限することで、姿勢
角を求めなくても直接、相対距離や相対速度を求めるこ
とができ、相対距離と速度の情報が重要な衝突防止のた
めの軌道保持計画に適している。
【0032】実施の形態2.上記の実施の形態1では、
ターゲット宇宙機までの相対距離を求めるのに、ターゲ
ット宇宙機の回転軸まわりでの最大直径を用いていた
が、最大直径の代わりに、回転軸に沿ったある位置での
直径を用いるようにしても良く、同様の効果が期待でき
る。
【0033】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る宇宙航行体の航法システムについて図面を参照しな
がら説明する。図5は、この実施の形態3に係る宇宙航
行体の航法システムにおいて、光源の向きが斜めである
場合の見かけの回転半径を示す図である。また、図6
は、この実施の形態3に係る宇宙航行体の航法システム
において、光源の向きが斜めである場合に、ターゲット
宇宙機の例を用いて、直径算出処理を実行した結果を示
す図である。
【0034】上記の実施の形態1及び2では、ターゲッ
ト宇宙機の全体が撮像されることを前提として相対距離
と相対速度の算出していたが、光源が斜めからでターゲ
ット宇宙機の一部が陰になって見かけ上の回転軸まわり
の直径が小さくなる場合がある。
【0035】図5には、この場合の見かけの直径が縮小
している様子を示す。図5の中の各図は、図3と同様で
ある。さらに、図6には、この見かけの縮小分を、光源
の方向が既知であることを利用して補正する方法を示
す。
【0036】すなわち、図6に示すように、光源(太
陽)の入射方向と視線方向のなす角をθとしたとき、見
かけの直径Dは次の式2で補正してD’を直径の推定値
として用いることにより、上記の実施の形態1及び2と
同様の相対距離と相対速度の算出を行うことができる。
【0037】 D’=2D/(1+cosθ) ・・・式2
【0038】上記の実施の形態1及び2と同様に、ター
ゲット宇宙機の相対位置と相対速度を決める方法におい
ては、対象の形状を回転対称の物体に制限することで、
ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなくても直接、相対距
離と相対速度を求めることができる。
【0039】
【発明の効果】この発明に係る宇宙航行体の航法システ
ムは、以上説明したとおり、概ね回転対称の構造を有す
るターゲット宇宙機を撮像する撮像手段と、取得された
画像から画像上でのターゲット宇宙機の回転軸を検出
し、前記回転軸まわりの直径を算出し、前記算出した直
径と前記ターゲット宇宙機の実際の直径とを比較するこ
とによりチェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの
相対距離を算出し、前記相対距離の算出を複数の時間に
おいて行うことにより相対速度を算出する画像処理手段
とを備えたので、ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなく
ても直接、相対距離と相対速度を求めることができると
いう効果を奏する。
【0040】また、この発明に係る宇宙航行体の航法シ
ステムは、以上説明したとおり、前記画像処理手段が、
前記撮像手段により撮像された画像を所定のしきい値を
用いて2値化しノイズを除去する2値化演算部と、前記
2値化された画像上でターゲット宇宙機の回転軸を検出
する回転軸検出演算部と、前記回転軸まわりの画像上で
の直径を算出する直径算出演算部と、前記算出した直径
と前記ターゲット宇宙機の実際の直径とを比較すること
によりチェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相
対距離を算出する相対距離算出演算部と、前記相対距離
の算出を複数の時間において行うことにより相対速度を
算出する相対速度算出演算部とを有するので、ターゲッ
ト宇宙機の姿勢角を求めなくても直接、相対距離と相対
速度を求めることができるという効果を奏する。
【0041】また、この発明に係る宇宙航行体の航法シ
ステムは、以上説明したとおり、前記直径算出演算部
が、前記回転軸まわりの最大直径を算出し、前記相対距
離算出演算部が、前記算出した最大直径と前記ターゲッ
ト宇宙機の実際の最大直径とを比較することによりチェ
ーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相対距離を算
出するので、ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなくても
直接、相対距離と相対速度を求めることができるという
効果を奏する。
【0042】さらに、この発明に係る宇宙航行体の航法
システムは、以上説明したとおり、前記直径算出演算部
が、光源の入射方向が斜めからでターゲット宇宙機の像
に陰を生じ見かけの直径が短くなるのを、光源の入射方
向が既知であることを利用して前記算出した直径を補正
するので、ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなくても直
接、相対距離と相対速度を求めることができるという効
果を奏する。
【0043】この発明に係る宇宙航行体の航法方法は、
以上説明したとおり、概ね回転対称の構造を有するター
ゲット宇宙機を撮像する撮像ステップと、取得された画
像から画像上でのターゲット宇宙機の回転軸を検出する
回転軸検出ステップと、前記回転軸まわりの直径を算出
する直径算出ステップと、前記算出した直径と前記ター
ゲット宇宙機の実際の直径とを比較することによりチェ
ーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相対距離を算
出する相対距離算出ステップと、前記相対距離の算出を
複数の時間において行うことにより相対速度を算出する
相対速度算出ステップとを含むので、ターゲット宇宙機
の姿勢角を求めなくても直接、相対距離と相対速度を求
めることができるという効果を奏する。
【0044】また、この発明に係る宇宙航行体の航法方
法は、以上説明したとおり、前記直径算出ステップで
は、前記回転軸まわりの最大直径を算出し、前記相対距
離算出ステップでは、前記算出した最大直径と前記ター
ゲット宇宙機の実際の最大直径とを比較することにより
チェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相対距離
を算出するので、ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなく
ても直接、相対距離と相対速度を求めることができると
いう効果を奏する。
【0045】さらに、この発明に係る宇宙航行体の航法
方法は、以上説明したとおり、前記直径算出ステップで
は、光源の入射方向が斜めからでターゲット宇宙機の像
に陰を生じ見かけの直径が短くなるのを、光源の入射方
向が既知であることを利用して前記算出した直径を補正
するので、ターゲット宇宙機の姿勢角を求めなくても直
接、相対距離と相対速度を求めることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る宇宙航行体の
航法システムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る宇宙航行体の
航法システムにおいてターゲット宇宙機の画像上での回
転軸まわりの最大直径を説明するための図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る宇宙航行体の
航法システムにおいて、ターゲット宇宙機の画像の例を
用いて、最大直径算出処理を実行した結果を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る宇宙航行体の
航法システムにおいて、ターゲット宇宙機の画像の例を
用いて、相対速度算出処理を実行した結果を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る宇宙航行体の
航法システムにおいて、光源の向きが斜めである場合の
見かけの回転半径を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る宇宙航行体の
航法システムにおいて、光源の向きが斜めである場合
に、ターゲット宇宙機の例を用いて、直径算出処理を実
行した結果を示す図である。
【図7】 従来のターゲット宇宙機の相対位置を決める
方法の一つの例を示す図である。
【図8】 従来のターゲット宇宙機の相対位置を決める
方法の原理を説明する図である。
【符号の説明】
1 TVカメラ、2 ディジタル画像データ、3 コン
ピュータ装置、4 2値化演算部、5 回転軸検出演算
部、6 直径算出演算部、7 相対距離算出演算部、8
相対速度算出演算部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概ね回転対称の構造を有するターゲット
    宇宙機を撮像する撮像手段と、 取得された画像から画像上でのターゲット宇宙機の回転
    軸を検出し、前記回転軸まわりの直径を算出し、前記算
    出した直径と前記ターゲット宇宙機の実際の直径とを比
    較することによりチェーサー宇宙機からターゲット宇宙
    機までの相対距離を算出し、前記相対距離の算出を複数
    の時間において行うことにより相対速度を算出する画像
    処理手段とを備えたことを特徴とする宇宙航行体の航法
    システム。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、 前記撮像手段により撮像された画像を所定のしきい値を
    用いて2値化しノイズを除去する2値化演算部と、 前記2値化された画像上でターゲット宇宙機の回転軸を
    検出する回転軸検出演算部と、 前記回転軸まわりの画像上での直径を算出する直径算出
    演算部と、 前記算出した直径と前記ターゲット宇宙機の実際の直径
    とを比較することによりチェーサー宇宙機からターゲッ
    ト宇宙機までの相対距離を算出する相対距離算出演算部
    と、 前記相対距離の算出を複数の時間において行うことによ
    り相対速度を算出する相対速度算出演算部とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の宇宙航行体の航法システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記直径算出演算部は、前記回転軸まわ
    りの最大直径を算出し、 前記相対距離算出演算部は、前記算出した最大直径と前
    記ターゲット宇宙機の実際の最大直径とを比較すること
    によりチェーサー宇宙機からターゲット宇宙機までの相
    対距離を算出することを特徴とする請求項2記載の宇宙
    航行体の航法システム。
  4. 【請求項4】 前記直径算出演算部は、光源の入射方向
    が斜めからでターゲット宇宙機の像に陰を生じ見かけの
    直径が短くなるのを、光源の入射方向が既知であること
    を利用して前記算出した直径を補正することを特徴とす
    る請求項2又は3記載の宇宙航行体の航法システム。
  5. 【請求項5】 概ね回転対称の構造を有するターゲット
    宇宙機を撮像する撮像ステップと、 取得された画像から画像上でのターゲット宇宙機の回転
    軸を検出する回転軸検出ステップと、 前記回転軸まわりの直径を算出する直径算出ステップ
    と、 前記算出した直径と前記ターゲット宇宙機の実際の直径
    とを比較することによりチェーサー宇宙機からターゲッ
    ト宇宙機までの相対距離を算出する相対距離算出ステッ
    プと、 前記相対距離の算出を複数の時間において行うことによ
    り相対速度を算出する相対速度算出ステップとを含むこ
    とを特徴とする宇宙航行体の航法方法。
  6. 【請求項6】 前記直径算出ステップでは、前記回転軸
    まわりの最大直径を算出し、 前記相対距離算出ステップでは、前記算出した最大直径
    と前記ターゲット宇宙機の実際の最大直径とを比較する
    ことによりチェーサー宇宙機からターゲット宇宙機まで
    の相対距離を算出することを特徴とする請求項5記載の
    宇宙航行体の航法方法。
  7. 【請求項7】 前記直径算出ステップでは、光源の入射
    方向が斜めからでターゲット宇宙機の像に陰を生じ見か
    けの直径が短くなるのを、光源の入射方向が既知である
    ことを利用して前記算出した直径を補正することを特徴
    とする請求項5又は6記載の宇宙航行体の航法方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112577463A (zh) * 2020-12-07 2021-03-30 中国西安卫星测控中心 姿态参数修正的航天器单目视觉测距方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112577463A (zh) * 2020-12-07 2021-03-30 中国西安卫星测控中心 姿态参数修正的航天器单目视觉测距方法
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