JP2000158214A - 保持工具 - Google Patents

保持工具

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JP2000158214A
JP2000158214A JP10342419A JP34241998A JP2000158214A JP 2000158214 A JP2000158214 A JP 2000158214A JP 10342419 A JP10342419 A JP 10342419A JP 34241998 A JP34241998 A JP 34241998A JP 2000158214 A JP2000158214 A JP 2000158214A
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Hiromitsu Toyomoto
博充 豊本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械のスピンドル軸に取付けられる回転
工具用の保持工具に於て、高速回転かつ高速送りで超精
密な切削・研削等の加工を実現できるようにする。 【解決手段】 スピンドル軸1のテーパ孔2の内周面部
3に当接するテーパ状外周面部4を有する外筒体5と、
該外筒体5が軸方向へスライド可能に外嵌される内筒部
6と該内筒部6の先端側に形成されると共に上記スピン
ドル軸1の先端面7に当接可能とされる外鍔部8とを有
する保持体9と、該保持体9に対して上記外筒体5を基
端側へ弾発的に付勢する弾発部材10と、を備える。さら
に、外筒体5と内筒部6の嵌合隙間に油層40が封入され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保持工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のスピンドル軸に取付け
られる回転工具用の保持工具は、図13に示すように、ス
ピンドル軸aのテーパ孔の内周面部bに当接するテーパ
部cと、その先端側の外鍔部dと、その外鍔部dの先端
側の工具取付部eが、一体に形成されたものが公知であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の保持工具では、スピンドル軸aの先端面fと外鍔
部dの基端面gの間に微小間隙hが生じるという問題が
あった。また、スピンドル軸aの先端面fと外鍔部dの
基端面gとが当接するように寸法精度を高くしても、公
差等により十分に密着状に嵌合させることは至難であっ
た。このため、スピンドル軸aに対する保持工具の取付
精度が低くなり、高速回転かつ高速送りにて極めて精密
な切削加工が要求される場合に対応できなかった。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、高速回転かつ高速送りで超精密に切削・研削等の加
工を実現できる保持工具を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、防振に優れ、かつ、重切削等での温
度上昇時でも超精密加工を実現することを、他の目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る保持工具は、スピンドル軸のテーパ
孔の内周面部に当接するテーパ状外周面部を有する外筒
体と、該外筒体が軸方向へスライド可能に外嵌される内
筒部と該内筒部の先端側に形成されると共に上記スピン
ドル軸の先端面に当接可能とされる外鍔部とを有する保
持体と、該保持体に対して上記外筒体を基端側へ弾発的
に付勢する弾発部材と、上記外筒体の内周面と内筒部の
外周面との嵌合隙間に封入された油層と、を備えたもの
である。
【0006】また、スピンドル軸のテーパ孔の内周面部
に当接するテーパ状外周面部を有する外筒体と、該外筒
体が軸方向へスライド可能に外嵌される内筒部と該内筒
部の先端側に形成されると共に上記スピンドル軸の先端
面に当接可能とされる外鍔部とを有する保持体と、該保
持体に対して上記外筒体を基端側へ弾発的に付勢する弾
発部材と、上記外筒体の内周面と内筒部の外周面との嵌
合隙間に封入された油層と、を備え、さらに、上記保持
体の外鍔部乃至その近傍の大径部に、軸心に対して所定
鋭角にて傾斜する方向のネジ孔を形成して、これにバラ
ンス調整用小ネジを螺進退自在に螺着したものである。
【0007】そして、外筒体と内筒部の嵌合部の軸方向
両端に夫々シール材を設けて、油層を密封状に封入した
ものである。また、外筒体の内周面に、軸方向又は螺旋
状の油保持溝を形成しても良い。
【0008】また、外筒体の最大径をDとし軸方向長さ
をLとしたときに、1.5 D≦L≦2.5 Dに設定するのが
好ましい。また、弾発部材が複数枚の皿ばねから成り、
該皿ばねが保持体の内筒部に外嵌されているのが望まし
い。また、外筒体の内周面が小径内周面部と大径内周面
部から成り、保持体の内筒部に、上記外筒体の小径内周
面部と大径内周面部に夫々軸方向へ摺動自在に当接する
小径外周面部と大径外周面部が形成されているのが好ま
しい。また、外筒体の内周面と保持体の内筒部の外周面
に、相互に対向する第1凹所と第2凹所を周方向所定ピ
ッチにて形成し、該第1凹所と第2凹所の間に回転止め
ボールを介装するのが望ましい。(また、弾発部材を受
ける位置に円環状第1スペーサを付設し、さらに、内筒
部の上端部に断面倒立L字型の第2スペーサを外嵌する
のも良い。)
【0009】また、保持体の外鍔部乃至その近傍の大径
部に形成されたネジ孔が複数個配設されると共に、この
各ネジ孔内に、バランス調整用小ネジを夫々1個づつ螺
進退自在に螺着し、該小ネジの長さ寸法を、上記ネジ孔
の長さ寸法の4分の1以下に設定するのが好ましい。ま
た、保持体の外鍔部乃至その近傍の大径部に、軸方向に
位置をづらせて、2群以上にネジ孔を配設するのが望ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づいて本発明を詳説する。
【0011】図1は本発明に係る保持工具の実施の一形
態を示し、この保持工具は、スピンドル軸1のテーパ孔
2の内周面部3に当接するテーパ状外周面部4を有する
外筒体5と、その外筒体5が軸方向へスライド可能に外
嵌される内筒部6とその内筒部6の先端側に形成される
と共にスピンドル軸1の先端面7に当接可能とされる外
鍔部8とを有する保持体9と、その保持体9に対して外
筒体5を基端側へ弾発的に付勢する弾発部材10と、を備
えている。
【0012】外筒体5の内周面11は、小径内周面部12と
大径内周面部13から成る。さらに、外筒体5の最大径を
Dとし軸方向長さをLとしたときに、1.5 D≦L≦2.5
Dに設定する。また、保持体9の内筒部6に、外筒体5
の小径内周面部12と大径内周面部13に夫々軸方向へ摺動
自在に当接する小径外周面部14と大径外周面部15を形成
する。具体的には、内筒部6の外周面16は、下端側の大
径外周面部15と、上端側の小径外周面部14と、大径外周
面部15と小径外周面部14の間の周方向逃げ溝部21と、か
ら成る。
【0013】また、内筒部6の小径外周面部14の上端寄
りに、小凹溝22を形成し、その小凹溝22に外筒体5を抜
け止めするCリング23を嵌込む。さらに、内筒部6の孔
部に、後述のプルボルトが螺入されるネジ孔24を形成す
る。また、内筒部6の下端部と外鍔部8の上端部との間
に、スピンドル軸1側へ開口する円環状の凹溝部25を形
成し、その凹溝部25に弾発部材10を嵌込む。即ち、弾発
部材10は、複数枚の皿ばね20…から成り、その皿ばね20
…を保持体9の内筒部6に外嵌し、かつ、凹溝部25に収
納する。
【0014】また、外筒体5の大径側端部は、凹溝部25
にスライド自在に挿入され、その先端面が皿ばね20に当
接する。さらに、図1と図2に示すように、外筒体5の
内周面11と保持体9の内筒部6の外周面16に、相互に対
向する第1凹所17と第2凹所18を周方向所定ピッチにて
形成し、第1凹所17と第2凹所18の間に回転止めボール
19を介装する。第1凹所17は、縦長かつ先端側へ開口す
る溝状に形成される。
【0015】そして、図1の太線にて示した範囲Yに於
て、外筒体5の内周面11と、内筒部6の外周面16との、
嵌合隙間に片側の油膜厚さが約2μm〜20μmの油層
(油膜)40が封入されている。具体的には、内筒部6の
基端に形成されたシール溝35にOリングやUパッキン等
のシール材36を嵌着して、外筒体5との嵌合部基端を密
封する。他方、内筒部6の先端寄りに形成されたシール
溝37にOリングやUパッキン等のシール材38を嵌着し
て、外筒体5との嵌合部先端を密封する。なお、50はダ
スト侵入防止用のシール材であり、切粉・粉塵・汚染オ
イル等(ダスト)の侵入を阻止するものである。
【0016】このように、外筒体5と内筒部6の嵌合部
(嵌合隙間)の略全長の範囲Yにわたって、密封状に油
が封入されて、油層40が介設される。つまり、外筒体5
と内筒部6の嵌合部の軸方向両端に夫々シール材36,38
を設けて、油層40を密封状に封入する。
【0017】このとき、図6に示す如く、外筒体5の内
周面11に軸方向の油保持溝33…を形成して、使用時の熱
変形、振動、弾性変形等の吸収効果を高めるも、好まし
い。あるいは、図7に示す如く、外筒体5の内周面11
に、螺旋状の油保持溝34を形成するも、同様の効果があ
る。
【0018】なお、図6と図7に示したように、前述の
シール溝35,37を、外筒体5の内周面11に配設するも、
自由である。
【0019】しかして、この保持工具を、スピンドル軸
1に取付けるには、図3に示すように、スピンドル軸1
のテーパ孔2の内周面部3を、外筒体5のテーパ状外周
面部4に当接させると共に、スピンドル軸1の中央部に
配設されたプルボルト26を、保持体9の内筒部6のネジ
孔24に螺入する。この状態では、スピンドル軸1の先端
面7と、外鍔部8との間に、隙間Sが生じる。
【0020】その後、図4に示すように、プルボルト26
を強く引くと、外筒体5の位置はそのままで、保持体9
がスピンドル軸1側に移動すると共に皿ばね20…が弾性
エネルギーを蓄積しつつ圧縮され、その保持体9の外鍔
部8のスピンドル軸1側の端面がスピンドル軸1の先端
面7に強く当接する。このとき、圧縮された皿ばね20…
の弾発付勢力により、外筒体5のテーパ状外周面部4が
スピンドル軸1の内周面部3に強く当たる。
【0021】しかして、スピンドル軸1の内周面部3と
外筒体5のテーパ状外周面部4との強い当たりと、スピ
ンドル軸1の先端面7と外鍔部8との強い当たりによる
2面拘束を実現できる。さらに、外筒体5の小径内周面
部12と大径内周面部13が、内筒部6の小径外周面部14と
大径外周面部15に、夫々当接するので、外筒体5と内筒
部6の軸心を一致した状態に保持できる。しかも、外筒
体5の内周面11と、内筒部6の外周面16との嵌合隙間
(公差上の隙間)を、常時、油層40によって調整され
て、防振作用と耐熱効果が高められる。従って、高速回
転かつ高速送りで、超精密に切削や研削等の加工を行う
ことができる。また、この保持工具を、(主としてマシ
ニングセンターやNCフライス盤等の)従来から既存の
工作機械にも適用することができる。
【0022】また、図1に於て、1.5 D≦L≦2.5 Dに
設定した理由は、L<1.5 Dであると外筒体5が、スピ
ンドル軸1に対して、軸心が相互に傾斜する方向へがた
つき易くなるからであり、2.5 D<Lとしてもそれ以上
取付精度と取付強度を高くすることができず材料が無駄
となると共に保持工具全体の長さ寸法と重量が大きくな
り過ぎるからである。なお、図2では、回転止めボール
19…が3個の場合を示したが、2個あるいは4個以上と
することも可能である。
【0023】次に、図5は、本発明に係る保持工具の他
の実施の形態を示す。つまり、弾発部材10を受ける位置
に第1スペーサ27を付設する。即ち、保持体9の凹溝部
25に、円環状の第1スペーサ27を嵌入し、さらに、2枚
の皿ばね20, 20を挿入する。また、内筒部6の上端部に
断面倒立L字型の第2スペーサ29を外嵌する。この第2
スペーサ29の内周面にねじ部を形成し、内筒部6の上端
部のねじ部に螺着するのが良い。この第1スペーサ27と
第2スペーサ29の厚さ(軸心方向)寸法を増減調節する
こと(部品交換すること)によって、皿ばね20の弾発力
を調節できる利点がある。また、第2スペーサ29は、強
大な皿ばね20の弾発力を常に確実に受持できる利点があ
る。なお、プルボルト26は第2スペーサ29に当接する外
鍔部28を有する。他の構成は、図1〜図4のものと同様
である。
【0024】このように構成したことにより、皿ばね20
の枚数が減少して、プルボルト26を強く引いて2面拘束
した際の皿ばね20…の弾発付勢力が大きくなる。従っ
て、外筒体5のテーパ状外周面部4をスピンドル軸1の
内周面部3に一層強く当てることができ、より強力な2
面拘束を実現できる。
【0025】また、図6に於て、この外筒体5は、その
内周面11の大径内周面部13及び小径内周面部12に縦方向
の油保持溝33…を周方向所定ピッチにて設けたものであ
るから、外筒体5のテーパ状外周面部4と図外のスピン
ドル軸1のテーパ孔2の内周面部3との密着性が高くな
ると共に、外筒体5の内周面と内筒部6の外周面の密着
性が高くなる。かつ、防振の効果が得られる。
【0026】次に、図8〜図13はさらに別の実施の形態
を複数例示したものである。これらの実施の形態を具体
的に説明する前に、その技術的背景を、まず、説明する
と、マシニングセンタやNC等の最近の工作機械に於て
は、高速化が進み、刃物工具が高速度で回転する場合
に、刃物工具及びこれを掴持するツーリングホルダのバ
ランスが悪いと加工時に振れが増加して加工精度に悪影
響を及ぼしていた。
【0027】従来、ツーリングホルダのバランス調整は
質量の片寄り部分にドリル等で孔を穿ち調整するのが一
般的であった。この場合は、ツーリングホルダのアンバ
ランンスが解消しても、ドリル、エンドミル、タップ等
の刃物工具を取付けた際に生ずるアンバランスは調整不
可能であった。
【0028】そこで、ツーリングホルダの廻り止めフラ
ンジ部の外周上から径方向に最初から所定ピッチでタッ
プ加工を施して、アンバランス点にホロセットを入れる
方法が採られていた。しかし、すべてのアンバランスを
この構造で調整することは困難で、最近の工作機械の趨
勢としての30,000r.p.m 以上の高速化に対して、ツーリ
ングホルダ関係に要求される2.5 G以内のバランスグレ
ードに調整する構造としては不十分であった。
【0029】そこで、図8〜図13は、このような問題を
解決して、径方向と軸方向のバランス調整を同時に行う
ことが可能で、かつ、高速回転時のバランスを確実にと
ることができて、高速回転かつ高速送りで超精密に切削
・研削等の加工を実現できる保持工具を提供せんとする
もので、特に、防振作用と耐熱効果が大きい保持工具を
提供せんとする実施の形態を示す。
【0030】図8〜図11に示す実施の形態の保持工具
は、スピンドル軸1のテーパ孔2の内周面部3に当接す
るテーパ状外周面部4を有する外筒体5と、その外筒体
5が軸方向へスライド可能に外嵌される内筒部6とその
内筒部6の先端側に形成されると共にスピンドル軸1の
先端面7に当接可能とされる外鍔部8とを有する保持体
9と、その保持体9に対して外筒体5を基端側へ弾発的
に付勢する弾発部材10と、保持体9の先端側に外嵌され
たチャッキングリング48と、を備えている。
【0031】外筒体5の最大径をDとし軸方向長さをL
としたときに、1.5 D≦L≦2.5 Dに設定する。また、
内筒部6の基端の外周面にネジ部47を形成して(第2)
スペーサ29を螺着する。さらに、内筒部6の孔部に、プ
ルボルト26が螺入されるネジ孔24を形成する。また、内
筒部6の下端部(先端側)と外鍔部8の上端部(基端
側)との間に、スピンドル軸1側へ開口する円環状の凹
溝部25を形成し、その凹溝部25に弾発部材10を嵌込む。
具体的には、弾発部材10は、(図9のように)複数枚の
皿ばね20…から成り、その皿ばね20…を保持体9の内筒
部6に外嵌し、かつ、凹溝部25に収納する。
【0032】また、外筒体5の大径側端部は、凹溝部25
にスライド自在に挿入され、その先端面が皿ばね20に当
接する。さらに、図8と図9に示すように、外筒体5の
内周面11と保持体9の内筒部6の外周面16に、相互に対
向する第1凹所17と第2凹所18を周方向所定ピッチにて
形成し、軸方向溝状の第1凹所17と半球凹状の第2凹所
18の間に回転止めボール19を介装する点は、前述の(図
2の)実施の形態と同じである。
【0033】この保持工具を、スピンドル軸1に取付け
るには、図10に示すように、スピンドル軸1のテーパ孔
2の内周面部3を、外筒体5のテーパ状外周面部4に当
接させると共に、スピンドル軸1の孔部の図外上方から
の引張具にてプルボルト26を、上方へ引張る前は、スピ
ンドル軸1の先端面7と、外鍔部8の基端面8aとの間
に、隙間Sが生じる。
【0034】その後、図11に示すように、プルボルト26
を矢印F方向へ強く引くと、外筒体5の位置はそのまま
で、保持体9がスピンドル軸1側に移動すると共に弾発
部材10(皿ばね20…)が弾性エネルギーを蓄積しつつ圧
縮され、その保持体9の外鍔部8の基端面8aがスピン
ドル軸1の先端面7に強く当接する。このとき、圧縮さ
れた弾発部材10(皿ばね20…)の弾発付勢力により、外
筒体5のテーパ状外周面部4がスピンドル軸1の内周面
部3に強く当って密嵌状となる。かつ、外筒体5の内周
面11と、内筒部6の外周面16との嵌合隙間に封入された
油層40の存在によって、内周面11と外周面16の間に生ず
る公差上のスキマを、この油層40にて吸収・調整でき
て、防振作用が一層高められ、切削等にて工具が高温と
なっても、その公差上のスキマ変化を、十分に吸収でき
る。
【0035】このようにして、スピンドル軸1の内周面
部3と外筒体5のテーパ状外周面部4との強い当たり
と、スピンドル軸1の先端面7と外鍔部8との強い当た
りによる2面拘束を実現でき、かつ、軸方向の所定範囲
Yの油層40によって防振作用が一層高まる。従って、高
速回転かつ高速送りで、超精密に切削や研削等の加工を
行うことができる。また、この保持工具を、(主として
マシニングセンターやNCフライス盤等の)従来から既
存の工作機械にも適用することができる。
【0036】また、図8と図10に於て、1.5 D≦L≦2.
5 Dに設定した理由は、L<1.5 Dであると外筒体5
が、スピンドル軸1に対して、軸心が傾斜する方向へが
たつき易くなるからであり、2.5 D<Lとしてもそれ以
上取付精度と取付強度を高くすることができず材料が無
駄となると共に保持工具全体の長さ寸法と重量が大きく
なり過ぎるからである。
【0037】ところで、図8〜図11に於て、弾発部材10
を受ける位置に第1スペーサ27を付設する。即ち、保持
体9の凹溝部25に、円環状の第1スペーサ27を嵌入し、
さらに、2枚の皿ばね20, 20を挿入する。そして、内筒
部6の上端部のネジ部47には外面が円錐台状の筒型の第
2スペーサ29を螺着する。この第1スペーサ27の厚さ
(軸心方向)寸法を増減調節すること(部品交換するこ
と)、及び、第2スペーサ29の螺進退による位置調節に
よって、皿ばね20の弾発力を調節できる利点がある。ま
た、第2スペーサ29は、強大な皿ばね20の弾発力を常に
確実に受持できる利点がある。
【0038】このように構成したことにより、皿ばね20
の枚数が減少して、プルボルト26を強く引いて2面拘束
した際の皿ばね20…の弾発付勢力が大きくなる。従っ
て、外筒体5のテーパ状外周面部4をスピンドル軸1の
内周面部3に一層強く当てることができ、より強力な2
面拘束を実現できる。
【0039】ところで、前記外鍔部8の近傍(先端寄
り)には凹周溝52を介して大径部53が(外鍔状に)形成
されている。この大径部53の先端段付面53a側は、チャ
ッキングリング48が外嵌される小筒部54とされる。
【0040】図8〜図11に於て、この大径部53の段付面
53a側の角部に、ネジ孔55を穿設(形成)する。保持工
具の軸心Cに対して、20°〜70°の所定鋭角θにて傾斜
する方向に、このネジ孔55は傾いて穿設されている。
【0041】このネジ孔55は円周等配分で2個以上が配
設されており、各ネジ孔55には、バランス調整用小ネジ
41が螺進退自在に螺着されている。そして、上記小ネジ
41の長さ寸法Pを、上記ネジ孔15の長さ寸法Nの4分の
1以下に設定するのが、望ましい。かつ、10分の1以上
に設定するのが、好ましい。
【0042】また、図12に示した他の実施の形態のよう
に、外鍔部8近傍の大径部53の軸方向長さが十分に大き
い場合───例えばその大径部53の外径の0.7 倍〜1.5
倍の軸方向長さである場合───には、軸方向に位置を
づらせて、2群(以上)のネジ孔55…,55…を、配設す
る。しかも、好ましくは2群(以上)のネジ孔55…を、
周方向に交互にづらせて、千鳥状に配置(図12の左半分
参照)する。
【0043】このとき第1群のネジ孔55の長さ寸法をN
1 とし、小ネジ41の長さ寸法をP1とすると、1/10・
1 ≦P1 ≦1/4・N1 のように設定する。他方、第
2群のネジ孔55の長さ寸法をN2 とし、小ネジ41の長さ
寸法をP2 とすると、同様に1/10・N2 ≦P2 ≦1/
4・N2 のように設定する。
【0044】なお、1/10未満であると、小ネジ41の質
量が余りに小さ過ぎて、バランス調整の作用が過小とな
る。逆に1/4を越えると、その螺進退の調整代が小さ
過ぎることとなる。なお、小ネジ41は六角孔付止めネジ
とするのが望ましい。そして、この保持工具(ツーリン
グホルダともいう)に、刃物工具を掴持した状態に於
て、動的バランサ装置に取付けて、回転させ、保持工具
(ツーリングホルダ)と刃物工具の全体のバランスを、
上記小ネジ41…をネジ孔55…内を螺進退させることによ
って調整する。該ネジ孔55…の深さ寸法N(N1
2 )が小ネジ41の長さ寸法P(P 1 ,P2 )の4倍〜
10倍と大きいので、微調整が容易である。上述の如く、
所定鋭角θにネジ孔55を形成したことにより、軸方向及
び径方向の二面方向(2座標軸方向)に対し、同時に効
果的なバランス調整を、すみやかに行うことができる。
【0045】また、スペーサ27はスピンドル軸1の先端
面7と(保持工具の)外鍔部8の基端面8aが完全に密
着するように、公差的寸法のギャップをアジャストする
ため、スペーサ巾厚で調整する。又、このスペーサ27
は、皿ばね20のききめ代,強弱を、アジャストする重要
な役目がある。その他、油層40が外筒体5の略全長にわ
たって、設けられている点は、既述の実施の形態と同様
である。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0047】請求項1記載の保持工具によれば、スピン
ドル軸1のテーパ孔2の内周面部3と外筒体5のテーパ
状外周面部4との強い当たりと、スピンドル軸1の先端
面7と外鍔部8との強い当たりによる2面拘束を実現で
きる。しかも、油層40が外筒体5と内筒部6の嵌合隙間
に封入されているので、この嵌合隙間(公差上の隙間)
を油層40が確実に保持するので、防振作用が大で、か
つ、高温時の各部品の歪みも吸収して耐熱効果も大であ
る。
【0048】請求項2記載の保持工具によれば、スピン
ドル軸1のテーパ孔2の内周面部3と外筒体5のテーパ
状外周面部4との強い当たりと、スピンドル軸1の先端
面7と外鍔部8との強い当たりによる2面拘束を実現で
きる。従って、高速回転かつ高速送りで、超精密に切削
や研削等の加工を行うことができる。
【0049】30,000r.p.m 以上の高速回転時の径方向と
軸方向のアンバランスを高精度にて解消することがで
き、高速回転用として好適である。かつ、バランス調整
用小ネジ41…を螺進退させるだけで、バランス調整が容
易に行うことができる。また、傾斜方向のネジ孔45…を
十分に長く加工することができる。さらにバランス調整
用小ネジ41…のアジャスト移動量が大きいため、より優
れた微調整が可能となる。さらに、油層40が外筒体5と
内筒部6の嵌合隙間に封入されているので、(その相乗
的効果として、)一層高速回転で長時間作業を行う時に
発生するスキ間による熱膨張や熱変位が防げる。
【0050】請求項3によれば、シール材36,38によっ
て、長期使用期間にわたって、油層40が維持できる。
【0051】請求項4によれば、熱変位やその他の吸収
作用が優れ、一層の超精密加工を可能とする。
【0052】請求項5記載の保持工具によれば、外筒体
5とスピンドル軸1の軸心が相互に傾斜する方向へがた
つき難くなり、かつ、保持工具全体の長さ寸法と重量が
大きくなり過ぎない。
【0053】請求項6記載の保持工具によれば、構造が
簡単となると共に、外筒体5をスピンドル軸1のテーパ
孔2の内周面部3に押し付ける弾発付勢力が大きくな
り、一層強力な2面拘束を実現できる。
【0054】請求項7記載の保持工具によれば、外筒体
5と内筒部6の軸心が相互に傾斜する方向へがたつかな
くなる。
【0055】請求項8記載の保持工具によれば、外筒体
5と保持体9(内筒部6)が相互に回転しないように
(空回りしないように)できる。
【0056】請求項9によれば、小ネジ41のアジャスト
移動量が大きくて、十分な微調整が可能となる。
【0057】請求項10によれば、2群以上にネジ孔45
…,45…を配置したので、全体として一層高精度・微調
整を実現できる。
【0058】請求項2,9,10によれば、保持体9の
肉厚が大きな部分にネジ孔45を傾斜させて穿設するの
で、ネジ孔45の長さ寸法Pを十分長くでき、かつ、小ネ
ジ41の長さ寸法Pをネジ孔45の長さ寸法Nの4分の1以
下に設定してあるので、小ネジ41のアジャスト移動量を
十分大きくできる。そのため、保持工具(ツーリングホ
ルダ)と刃物工具の全体の径方向と軸方向のバランスの
微調整が大きな範囲にわたって可能となり、大きなアン
バランスがあったとしても、要求されるバランスグレー
ド以内に確実に調整できる。外鍔部8及び大径部53
は、ホルダ本体に取付けた刃物工具よりも外側に離れた
位置にあるから、ネジ孔45内にある小ネジ41を螺進退さ
せる際に、刃物工具が邪魔にならず、かつ刃物工具に手
等が触れずに済み、容易にバランス調整を行えて安全で
ある。ネジ孔45の交差角度(傾斜角度)θを比較的大
きく設定可能であり、径方向のバランス調整範囲が大き
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す半截断面図であ
る。
【図2】要部断面平面図である。
【図3】取付け方法説明図である。
【図4】取付け方法説明図である。
【図5】他の実施の形態を示す半截断面図である。
【図6】他の外筒体を示す断面図である。
【図7】別の外筒体を示す断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の一形態を示す半截断
面図である。
【図9】一部破断で示す斜視図である。
【図10】取付け方法説明図である。
【図11】取付け方法説明図である。
【図12】さらに別の実施の形態を示す半截断面図であ
る。
【図13】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 スピンドル軸 2 テーパ孔 3 内周面部 4 テーパ状外周面部 5 外筒体 6 内筒部 7 先端面 8 外鍔部 9 保持体 10 弾発部材 11 内周面 12 小径内周面部 13 大径内周面部 14 小径外周面部 15 大径外周面部 16 外周面 17 第1凹所 18 第2凹所 19 回転止めボール 20 皿ばね 27 第1スペーサ 29 第2スペーサ 33 油保持溝 34 油保持溝 36 シール材 38 シール材 40 油層 41 小ネジ 45 ネジ孔 47 ネジ部 48 チャッキングリング 52 凹周溝 53 大径部 54 小筒部 D 最大径 L 軸方向長さ P 長さ寸法 N 長さ寸法 Y 範囲
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月25日(1999.11.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る保持工具は、スピンドル軸のテーパ
孔の内周面部に当接するテーパ状外周面部を有する外筒
体と、該外筒体が軸方向へスライド可能に外嵌される内
筒部と該内筒部の先端側に形成されると共に上記スピン
ドル軸の先端面に当接可能とされる外鍔部とを有する保
持体と、該保持体に対して上記外筒体を基端側へ弾発的
に付勢する弾発部材と、上記外筒体の内周面と内筒部の
外周面との嵌合隙間に封入されて該内周面と外周面の間
に生ずる公差上の隙間を吸収・調整する油層と、を備え
たものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、スピンドル軸のテーパ孔の内周面部
に当接するテーパ状外周面部を有する外筒体と、該外筒
体が軸方向へスライド可能に外嵌される内筒部と該内筒
部の先端側に形成されると共に上記スピンドル軸の先端
面に当接可能とされる外鍔部とを有する保持体と、該保
持体に対して上記外筒体を基端側へ弾発的に付勢する弾
発部材と、上記外筒体の内周面と内筒部の外周面との嵌
合隙間に封入されて該内周面と外周面の間に生ずる公差
上の隙間を吸収・調整する油層と、を備え、さらに、上
記保持体の外鍔部乃至その近傍の大径部に、軸心に対し
て所定鋭角にて傾斜する方向のネジ孔を形成して、これ
にバランス調整用小ネジを螺進退自在に螺着したもので
ある。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル軸1のテーパ孔2の内周面部
    3に当接するテーパ状外周面部4を有する外筒体5と、
    該外筒体5が軸方向へスライド可能に外嵌される内筒部
    6と該内筒部6の先端側に形成されると共に上記スピン
    ドル軸1の先端面7に当接可能とされる外鍔部8とを有
    する保持体9と、該保持体9に対して上記外筒体5を基
    端側へ弾発的に付勢する弾発部材10と、上記外筒体5の
    内周面11と内筒部6の外周面16との嵌合隙間に封入され
    た油層40と、を備えたことを特徴とする保持工具。
  2. 【請求項2】 スピンドル軸1のテーパ孔2の内周面部
    3に当接するテーパ状外周面部4を有する外筒体5と、
    該外筒体5が軸方向へスライド可能に外嵌される内筒部
    6と該内筒部6の先端側に形成されると共に上記スピン
    ドル軸1の先端面7に当接可能とされる外鍔部8とを有
    する保持体9と、該保持体9に対して上記外筒体5を基
    端側へ弾発的に付勢する弾発部材10と、上記外筒体5の
    内周面11と内筒部6の外周面16との嵌合隙間に封入され
    た油層40と、を備え、さらに、上記保持体9の外鍔部8
    乃至その近傍の大径部53に、軸心Cに対して所定鋭角θ
    にて傾斜する方向のネジ孔45…を形成して、これにバラ
    ンス調整用小ネジ41を螺進退自在に螺着したことを特徴
    とする保持工具。
  3. 【請求項3】 外筒体5と内筒部6の嵌合部の軸方向両
    端に夫々シール材36,38を設けて、油層40を密封状に封
    入した請求項1又は2記載の保持工具。
  4. 【請求項4】 外筒体5の内周面11に、軸方向又は螺旋
    状の油保持溝33,34を形成した請求項1,2又は3記載
    の保持工具。
  5. 【請求項5】 外筒体5の最大径をDとし軸方向長さを
    Lとしたときに、1.5D≦L≦2.5 Dに設定した請求項
    1,2,3又は4記載の保持工具。
  6. 【請求項6】 弾発部材10が複数枚の皿ばね20…から成
    り、該皿ばね20…が保持体9の内筒部6に外嵌されてい
    る請求項1又は2記載の保持工具。
  7. 【請求項7】 外筒体5の内周面11が小径内周面部12と
    大径内周面部13から成り、保持体9の内筒部6に、上記
    外筒体5の小径内周面部12と大径内周面部13に夫々軸方
    向へ摺動自在に当接する小径外周面部14と大径外周面部
    15が形成されている請求項1,3,4,5又は6記載の
    保持工具。
  8. 【請求項8】 外筒体5の内周面11と保持体9の内筒部
    6の外周面16に、相互に対向する第1凹所17と第2凹所
    18を周方向所定ピッチにて形成し、該第1凹所17と第2
    凹所18の間に回転止めボール19を介装した請求項1,
    2,3,4,5又は6記載の保持工具。
  9. 【請求項9】 保持体9の外鍔部8乃至その近傍の大径
    部53に形成されたネジ孔45…が複数個配設されると共
    に、この各ネジ孔45内に、バランス調整用小ネジ41を夫
    々1個づつ螺進退自在に螺着し、該小ネジ41の長さ寸法
    Pを、上記ネジ孔45の長さ寸法Nの4分の1以下に設定
    した請求項2,3又は4記載の保持工具。
  10. 【請求項10】 保持体9の外鍔部8乃至その近傍の大径
    部53に、軸方向に位置をづらせて、2群以上にネジ孔45
    …を配設した請求項1又は6記載の保持工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357608B2 (en) * 2005-11-15 2008-04-15 Kennametal Inc. Rotary tapered tool holder
JP2015066674A (ja) * 2013-10-01 2015-04-13 ファナック株式会社 工作機械における主軸と工具ホルダーとの装着部構造

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