JP2000156887A - 無線通信装置及び記録媒体 - Google Patents

無線通信装置及び記録媒体

Info

Publication number
JP2000156887A
JP2000156887A JP10309228A JP30922898A JP2000156887A JP 2000156887 A JP2000156887 A JP 2000156887A JP 10309228 A JP10309228 A JP 10309228A JP 30922898 A JP30922898 A JP 30922898A JP 2000156887 A JP2000156887 A JP 2000156887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
wireless server
server
wireless
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10309228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3230155B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Tasato
和義 田里
Hiroyuki Unoki
洋行 鵜木
Tsumoru Nagira
積 梛良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP30922898A priority Critical patent/JP3230155B2/ja
Priority to EP99117940A priority patent/EP0987860A3/en
Priority to US09/397,699 priority patent/US6542491B1/en
Publication of JP2000156887A publication Critical patent/JP2000156887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3230155B2 publication Critical patent/JP3230155B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動可能な端末装置がサブネット間を越えて
移動した場合でも通信が可能な無線通信装置を提供す
る。 【解決手段】 無線を用いてインターネットに対して端
末装置を接続する場合に用いる無線通信装置であって、
前記無線通信装置は、前記インターネットに接続された
少なくとも1台の無線サーバと、前記無線サーバに接続
され、前記端末装置と接続された移動無線機と無線によ
って通信を行う基地無線機とを備え、前記無線サーバの
うち1台の無線サーバをホーム無線サーバとして位置付
け、該ホーム無線サーバが有する無線基地局の無線通信
可能なエリアにおいて、前記移動無線機と通信を行うこ
とによって、前記インターネットに前記端末装置を接続
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
用いた無線通信装置に係わり、特に移動可能な端末装置
が他のサーバへ移動した場合の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モバイルコンピューティングのニ
ーズが高まっている。このモバイルコンピューティング
は、移動電話回線等を用いて、コンピュータを既存のイ
ンターネットの接続してデータの送受信を行うものであ
る。使用する回線に、移動電話の回線を使用するため、
自動車等の移動可能な場所から通信が可能であるという
特徴を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信装置にあっては、固定通信用の通信プロトコルを用
いているために、移動可能な端末装置がサブネット間を
越えて移動して通信することができないという問題があ
る。また、電話回線を用いていたために、接続するのに
時間がかかったり、電話の使用者が多く回線が混んでい
るときなどは使用できないという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、電話回線を使用せずに移動可能な端末装置が
サブネット間を越えて移動した場合でも通信が可能な通
信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、無線を用いてインターネットに対して端末装置を接
続する場合に用いる無線通信装置であって、前記無線通
信装置は、前記インターネットに接続された少なくとも
1台の無線サーバと、前記無線サーバに接続され、前記
端末装置と接続された移動無線機と無線によって通信を
行う基地無線機と、を備え、前記無線サーバのうち1台
の無線サーバをホーム無線サーバとして位置付け、該ホ
ーム無線サーバが有する無線基地局の無線通信可能なエ
リアにおいて、前記移動無線機と通信を行うことによっ
て、前記インターネットに前記端末装置を接続すること
を特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記端末装置を接続する場合に、該端末装置からの
登録要求に応じて、該端末装置に対して接続の認証を行
う端末認証管理手段と、前記端末装置を接続する場合
に、該端末装置からのIPアドレス発行要求に応じて、
その時点で使用可能なIPアドレスを発行して該端末装
置の接続を登録する端末管理手段とを有することを特徴
とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記端末装置から、ホーム無線サーバ以外の他の無
線サーバに対して、登録要求があった場合に、前記イン
ターネットを介して、該端末装置のホーム無線サーバに
対して、接続の認証とIPアドレスの発行を依頼して、
前記ホーム無線サーバから、接続の認証とIPアドレス
の発行がされた場合に、ホーム無線サーバ以外の無線サ
ーバと該端末装置の接続を許可することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記端末装置がホーム無線サーバ以外の無線サーバ
と接続されている場合に、該端末装置が以前接続されて
いた無線サーバに該端末装置宛のパケットデータが届い
た時点で、ホーム無線サーバから得られたIPアドレス
に基づいて、このパケットデータを該端末装置が接続さ
れている無線サーバへ転送するルーティング手段をさら
に有することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記端末装置がホーム無線サーバ以外の無線サーバ
と接続されており、前記無線サーバから該端末装置宛の
パケットデータが転送されてきた場合に、このパケット
データを送信したインターネット側にあるホストに対し
て、この時点で該端末装置が接続されている無線サーバ
を通知し、この通知以降に送信されるパケットデータ
は、以前接続されていた無線サーバを介さずに、直接該
端末装置が接続されている無線サーバへ送信することを
特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記無線サーバが接続されたネットワークに対して
同報された同報情報を受信する同報情報受信部と、同報
する対象別にレベル分けをされた同報レベルのうち該無
線サーバに接続されている前記端末装置が該当する同報
レベルが定義された同報レベル定義部と、前記同報レベ
ルに応じて、受信された前記同報情報を前記同報レベル
毎に再構築する同報情報再構築部とを備え、前記同報情
報再構築部において再構築された同報情報を前記端末装
置に対して配信することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記無線サーバが接続されたネットワークに対して
マルチキャストされたマルチキャスト情報を受信するマ
ルチキャスト情報受信部と、前記マルチキャスト情報を
配信する前記端末装置別にグループ分けが定義された端
末情報記憶部と、前記グループ分けに応じて受信された
前記マルチキャスト情報を前記端末装置に対して配信す
ることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項2に記載
の無線サーバにおいて端末接続処理を行う端末接続プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、前記端末接続プログラムは、端末装置からの
登録要求に応じて該端末装置の認証を行う処理と、端末
装置からのIPアドレス発行要求応じてその時点で使用
可能なIPアドレスを発行する処理とをコンピュータに
行わせることを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の無線サーバにおいて同報する対象別にレベル分けをさ
れた同報情報の配信処理を行う同報情報配信プログラム
を記録した記録媒体であって、前記同報情報配信プログ
ラムは、前記無線サーバが接続されたネットワークに対
して同報された同報情報を受信する処理と、受信した同
報情報を、前記レベル分けの定義がされた同報レベル定
義部を参照して前記同報情報を再構築する処理と、前記
無線サーバに接続された端末に対して、再構築された同
報情報を送信する処理とをコンピュータに行わせること
を特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項7に記
載の無線サーバにおいてマルチキャスト処理を行うマル
チキャスト情報配信プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、前記マルチキャスト
情報配信プログラムは、マルチキャスト情報を受信する
処理と、端末情報を参照してマルチキャスト情報の配信
先を決定する処理と、決定された配信先に基づいてマル
チキャスト情報を配信する処理とをコンピュータに行わ
せることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
無線通信装置を図面を参照して説明する。図1は同実施
形態の構成を示すブロック図である。この図において、
符号1は、ホストサーバである。符号2は、ホストサー
バが接続されたネットワークである。符号3−nは、ネ
ットワーク2に接続された無線サーバである。符号2
a、2b、2cは、無線サーバ3−nの管理下に構築さ
れたサブネットワークである。符号4−nは、無線サー
バ3−nに接続された基地無線機であり、1台の無線サ
ーバ3−nに対して、複数の基地無線機4−nが接続さ
れる。ここでは、1台の無線サーバ3−nに対して1台
の基地無線機4−nのみを図示する。符号5は、無線サ
ーバ3−nに対して無線通信によって接続される端末装
置であり、基地無線機4−nと無線によって通信を行う
移動無線機(以下、移動機と称する)5aと、移動機5
aに接続されたコンピュータ端末(以下、端末と称す
る)5bとからなる。なお、ホストサーバ1は、無線に
よって端末と通信を行う無線サーバであってもよいし、
無線通信の機能を必ずしも有していなくてもよい。
【0016】端末装置5は、ネットワーク2に接続され
ているいずれかの無線サーバ3−nがホームサーバとな
っている。ここでは、図1に示す端末装置5のホームサ
ーバは無線サーバC3−3であるものとする。
【0017】次に、図1、2、3、4、5及び6を参照
して、同実施形態による通信装置の動作を説明する。図
2は、無線通信装置の時間変化に応じた動作を示す説明
図である。図2において、「Dst」は送信先を表し、
「Src」は送信元を表している。図3、4、5、6は
無線通信装置の動作手順を示したフローチャートであ
る。
【0018】ここでは、端末装置5のホームサーバは、
無線サーバC3−3として、現時点では、端末装置5
は、無線サーバA3−1の管理下で稼働しているものと
する。
【0019】まず、端末装置5が無線サーバA3−1の
サブネットワーク2aから無線サーバB3−2のサブネ
ットワーク2bに移動した場合の動作を説明する。
【0020】まず端末装置5は、無線サーバB3−2に
対して、端末登録認証とIPアドレス発行の要求をする
(図2(a)及び図3のステップS1参照)。これを受
けて、無線サーバB3−2は登録認証とIPアドレス発
行を行い(図2(a)、図3ステップS2参照)、これ
によって、端末装置5は、無線サーバB3−2の管理下
で稼働することができる。なお、登録認証動作及びIP
アドレス発行動作については後述する。
【0021】次に、無線サーバB3−2は、ホームサー
バである無線サーバC3−3に対して端末装置5が、無
線サーバA3−1の管理下から無線サーバB3−2の管
理下に移動して登録認証が完了したことを通知する(図
2(b)、図3ステップS3)。
【0022】次に、ホームサーバである無線サーバC3
−3は、無線サーバB3−2からの登録完了通知に応じ
て、無線サーバA3−1に対して、端末装置5が、無線
サーバB3−2の管理下に移動したことを通知する(図
3ステップS5)。これによって、無線サーバA3−1
は登録完了通知を受信して(図3ステップS4)、端末
装置5の管理を中止する(図3ステップS6)。また、
無線サーバC3−3(ホーム無線サーバ)は、端末装置
5が無線サーバB3−2の管理下になったことを記録し
て、管理情報を更新する(図3ステップS7)。
【0023】また、端末装置5が移動したことを、ホー
ムサーバである無線サーバC3−3を介して無線サーバ
A3−1に通知するのは、これによって、端末装置5が
どの無線サーバの管理下に移動したかを把握するためで
ある。
【0024】このような動作によって、端末装置5は他
の無線サーバの管理下に移動することができる。
【0025】次に、ホストサーバ1が端末装置5に対し
てパケットを送出する動作を図2、4を参照して説明す
る。まず、ホストサーバ1は、ネットワーク2を介して
IPパケットを送信(図4ステップS11)する。この
とき、ホストサーバ1は、端末装置5が無線サーバB3
−2の管理下にあることを知らされていないため、ホス
トサーバ1からの送出パケットは端末装置5が以前接続
されていた無線サーバA3−1へ送られる(図2
(c))。
【0026】続いて、無線機サーバA3−1はこのパケ
ットを受信して(図4ステップS12)、このパケット
が無線サーバB3−2へ送出されるように、無線サーバ
B3−2へルーティングして(図4ステップS13、図
2(d))、無線サーバB3−2はこのパケットを受信
する(図4ステップS14)。さらに、無線サーバB3
−2は、管理下の端末装置5の移動機5aへルーティン
グ(図4ステップS15)して、移動機5aへ送出する
(図2(e)参照)。さらに、このパケットを、端末5
bへ送出する(図2(f)参照)。
【0027】これによって、ホストサーバ1より送出さ
れたパケットを、端末装置5が受信することができる。
【0028】次に、端末装置5からホストサーバ1へパ
ケットを送出する動作を図2、5、6を参照して説明す
る。まず、端末5bは移動機5aに対してパケットを送
信する(図2(g))。続いて、移動機5aは、無線サ
ーバB3−2を介して受信したパケットを送信する(図
2(h))。
【0029】次に、無線サーバB3−2は、このパケッ
トを受信し(図5ステップS21)、ホストサーバ1へ
ルーティングして、端末装置5から受け取ったIPパケ
ットをホストサーバ1へ送出する(図2(i)、図5ス
テップS22)。次に、ホストサーバ1は、このパケッ
トを受信する(図5ステップS23)。この時点でホス
トサーバ1は、このパケットの送信元のアドレスから、
端末装置5が無線サーバB3−2の管理下にあることを
知ることができる(図5ステップS24)ために、これ
以降の端末装置5へのパケット送出は直接無線サーバB
3−2へ対して行われる。
【0030】次に、ホストサーバ1から無線サーバB3
−2へパケットを送信する場合は、まず、パケットを無
線サーバB3−2へ送出する(図2(j)、図6ステッ
プS31)。
【0031】次に、無線サーバB3−2はこのパケット
を受信して(図6ステップS32)、端末装置5へルー
ティングする(図6ステップS33)ことによって、移
動機5aへ送信する(図2(k))。さらに、このパケ
ットは、端末装置5へ送信される(図2(l))。
【0032】このように、端末装置5に対してパケット
の送受信が行われた時点で、IPパケットの転送をする
ようにしたので、端末装置5が移動する度にすべてのホ
ストに対して、端末装置5が移動したことを通知する必
要がないために、通信回線のトラフィックの集中を防ぐ
ことができる。
【0033】次に、図7を参照してIPアドレスを発行
する動作を説明する。まず、端末装置5は、無線サーバ
B3−2の通信エリアへ移動した時点で、無線サーバB
3−2に対してIPアドレスの発行要求を出す。
【0034】次に、無線サーバB3−2は、要求を出し
た端末装置5のホーム無線サーバを割り出し(ここで
は、無線サーバCがホームサーバ)、この無線サーバC
3−3に対してIPアドレス発行の要求を出す。
【0035】次に、無線サーバC3−3(ホームサー
バ)に接続されているDHCPサーバ6−3(IPアド
レスを発行するサーバ)に対して、IPアドレスの割り
当て要求を出す。続いて、DHCPサーバ6−3はこの
要求に対して現時点で使用可能なIPアドレス発行し
て、この発行したIPアドレスを無線サーバC3−3へ
通知する。
【0036】次に、無線サーバC3−3は、この発行さ
れたIPアドレスを無線サーバB3−2を介して端末装
置5へ渡す。なお、無線サーバB3−2が、この端末装
置5のホームサーバである場合は、DHCPサーバ6−
2がIPアドレスを発行すればよい。
【0037】この動作によって、無線サーバB3−2の
管理下で稼働している端末装置5に対しても、無線サー
バC3−3が発行したIPアドレスを使用することがで
きるので、あたかも端末装置5は、無線サーバC3−3
に管理下にあるとみなされ、パケットの送信は、無線サ
ーバB3−2を介して、端末装置5へ送信することがで
きる。
【0038】このように、端末装置5からのIPアドレ
ス発行要求に対して、現時点で接続しようとしている無
線サーバがホーム無線サーバでなくても、この無線サー
バを介してホーム無線サーバからIPアドレスを発行す
るようにしたので、端末装置5のIPアドレスの設定を
変更することなく他の無線サーバに接続することが可能
となる。
【0039】次に、図8、9を参照して登録認証動作に
ついて説明する。まず、端末装置5は、無線サーバB3
−2に対して登録要求(図9(a))と端末装置5が有
する識別番号を送出する。
【0040】次に、無線サーバB3−2は、要求が出さ
れた端末装置5の認証データが無線サーバB3−2に接
続されているデータベース7−2内に存在するか否かを
サーチする。この結果、データベース7−2に認証デー
タがない場合は、この端末装置5は、この無線サーバB
3−2をホームサーバとしている端末装置5ではないと
判断して、受信した識別番号からこの端末装置5のホー
ムサーバを割り出し、このホームサーバ(この例では無
線サーバC3−3)へ認証要求を送出する(図9
(b))。
【0041】このとき無線サーバB3−2が生成したラ
ンダム値と登録要求をしている端末装置5の識別番号を
付加して認証要求を行う。さらに端末装置5に対しても
このランダム値を送信する(図9(c))。
【0042】次に、ホームサーバである無線サーバC3
−3は、認証要求を受け取り、同時に受信したランダム
値と識別番号を用いて認証処理の計算を行う。
【0043】次に、無線サーバC3−3は、この認証処
理結果を無線サーバB3−2へ返送する(図9
(d))。
【0044】一方、端末装置5は、無線サーバB3−2
より受け取ったランダム値を用いて認証処理の計算を行
い、この結果を無線サーバB3−2へ返送する(図9
(e))。
【0045】次に、無線サーバB3−2は、無線サーバ
C3−3と端末装置5とから受け取った認証処理結果を
照合する(図9(f))。続いて、この認証結果を照合
した結果同一であった場合は登録要求を承認する(図9
(g))。また、照合結果が一致しなかった場合は、不
正な登録要求とみなして登録要求を拒否する。
【0046】また、認証データがデータベース7−2に
ある場合は、この無線サーバがホームサーバであるの
で、認証動作は、「登録要求」(図9に示す(a))、
「認証要求」(図9に示す(c))、「認証応答」(図
9に示す(e))、「登録受付」(図9に示す(g))
のみを行えばよい。
【0047】このように、端末装置5がホームサーバで
ある無線サーバの管理下にない場合でも端末登録の認証
を行うことができる。
【0048】次に、本発明の他の実施形態による無線通
信装置を図面を参照して説明する。以下で説明する実施
形態は、各端末装置5に対して、ある情報を同報する動
作を説明するものである。
【0049】図10は同実施形態の全体の構成を示すブ
ロック図である。この図において、符号1aは同報する
情報の作成及び発信を行う同報用端末装置である。符号
3−2は、ネットワーク2によって同報用端末装置1a
と接続された無線サーバBである。この無線サーバB3
−2には、4台の基地無線機4−2、4−4〜6が接続
され、さらにこれらの基地無線機4−2、4−4〜6に
対してそれぞれ端末装置5−1〜4が接続されている。
【0050】なお、無線サーバB3−2に対して4台の
基地無線機4−2、4−4〜6を図示したが、5台以上
接続されていてもよい。また、1台の基地無線機4−2
に対して1台の端末装置5−1を図示したが、1台の基
地無線機に対して2台以上の端末装置5が無線によって
通信を確立していてもよい。
【0051】次に、図10を参照して、同報用端末装置
1aから同報情報を同報する動作を説明する。同一の情
報を複数の端末装置に対して同時に配信することを同
報、またはブロードキャストという。まず、作業者は同
報用端末装置1aを用いて同報する情報を作成する。こ
こで作成する同報情報のフォーマットを図15に示す。
この図に示すように同報する情報は、ヘッダ部と複数の
情報からなる。この例では、4つに分割された情報があ
るものとする。
【0052】ヘッダ部には、この情報が同報情報である
ことを示す識別子と、この同報情報の同報を行うネット
ワークアドレス及びこれに続く情報1〜4にサイズが定
義されている。
【0053】また、ヘッダ部に続く情報は、同報される
端末装置5にとって、全ての情報が必要であることは少
ないために、同報される対象別にレベル分けに基づい
て、複数に分割されている。図15に示す例では4つに
分割されている。
【0054】ここでいうレベル分けとは、例えば、緊急
時の一斉同報を例にして説明すると、個人が所有する端
末装置(レベル1)、自治体が所有する端末装置(レベ
ル3)、消防が所有する端末装置(レベル7)、警察が
所有する端末(レベル15)のそれぞれに対して同報レ
ベル番号を付与することである。このように、同報を受
信する端末は、予めレベル分けがされており、このレベ
ル(以下、同報レベルと称する)分けに応じた同報レベ
ル番号が付与されている。
【0055】このレベル番号は、図15に示すように情
報1〜4に対して同報レベル番号のビットを割り当て、
そのビットが「1」であれば、その情報を必要とする端
末であることを示している。図15に示す例では、情報
1が最下位ビットに割り当てられ、以下順に情報4が最
上位ビットに割り当てられている。
【0056】例えば、情報1のみを必要とする端末は、
最下位ビットのみが「1」であるので、同報レベル番号
が「1」となる。また、情報1〜4の全ての情報が必要
である端末は、4ビット全てが「1」であるので同報レ
ベル番号は「15」となる。さらに全ての情報を必要と
しない端末は同報レベル番号「0」となる。
【0057】このように、4つの情報がある場合におい
ては、レベル番号「0」から「15」までの16種類の
レベル分けをすることができる。また、情報の数が多い
場合でも、ビットの数を増やすことによって同様にレベ
ル番号を付与することができる。
【0058】同報情報は、このレベル分けに基づいて、
同報する情報を複数に分割した状態で作成するようにす
る。
【0059】次に、同報用端末装置1aは、作成された
同報情報を指定されたネットワーク2に対して同報す
る。ここで、同報するネットワーク2は、同報用端末装
置1aが接続されているネットワークである必要はな
く、他のネットワークアドレスを指定して他のネットワ
ークに対して同報を行ってもよい。
【0060】なお、同報用端末装置1は、入出力装置を
備えたコンピュータ装置等で構成すればよい。
【0061】次に、同報された情報を無線サーバB3−
2が端末装置5−1〜4に対して配信する動作を説明す
る。図11は、無線サーバB3−2の構成を示すブロッ
ク図である。図13は、無線サーバB3−2の動作を示
すフローチャートである。
【0062】まず、無線サーバB3−2内に設けられた
同報情報受信部3aは、同報用端末装置1aより配信さ
れた同報情報を受信して(ステップS41)、この同報
情報を同報情報受信部3a内に保持する。このとき、同
報情報受信部3aは、配信された情報のヘッダ部に同報
情報を示す識別子が含まれていたか否かによって、この
情報が同報情報であるかを判別する。
【0063】続いて、同報情報再構築部3bは、同報情
報受信部3a内に保持されている同報情報を読み出すと
同時に、同報レベル定義部3eを参照して、接続されて
いる端末装置5−1〜4の同報レベルに合うように、読
み出した同報情報を再構築する(ステップS42)。こ
こでいう再構築とは、受信した全ての同報情報のうち、
受信する端末装置5が必要としない情報を排除して、必
要な情報のみによって同報情報を構築することである。
また、同報レベル定義部3eには、現時点において、こ
の無線サーバB3−2に接続されている端末装置5−1
〜4の同報レベルのレベル番号と通信チャネルが定義さ
れている。
【0064】次に、チャネル選択部3cは、同報レベル
定義部3eを参照して、各端末装置5に対応するチャネ
ルを選択して(ステップS43)、再構築された同報情
報を送信部3dへ渡す。
【0065】次に、送信部3dは、チャネル選択部3c
において選択されたチャネルに設定して、チャネル選択
部3cより受け取った同報情報を各端末装置5−1〜4
に対して送信する(ステップS44)。
【0066】なお、無線サーバB3−2と端末装置5−
1〜4との間がパケット通信によって通信が確立されて
いる場合、チャネル選択部3cは、送信先のアドレスを
各端末装置5−1〜4のアドレスに変換して、パケット
を送出するようにしてもよい。
【0067】このように、同報される情報を複数の情報
に分けて作成された同報情報を受信した無線サーバ3−
2は、接続されている端末装置5の同報レベルに応じ
て、この同報情報を再構築し、必要な情報のみを端末装
置5に対して送信するようにしたため、端末装置5は、
必要な情報のみを受信することができる。
【0068】次に、図10、12、14を参照して、同
報情報を選択して受信する端末装置5の実施形態を説明
する。図12は、端末装置5−nの構成を示すブロック
図である。図14は、図12に示す端末装置5の動作を
示すフローチャートである。
【0069】図12、14を参照して、端末装置5の動
作を説明する。まず、前述したように同報用端末装置1
aによって同報情報を作成して、指定したネットワーク
2内に同報を行う。続いて、無線サーバB3−2は、同
報された同報情報を受信して、この同報情報をそのまま
移動端末5−1〜4に対して配信する。
【0070】以下の説明において、端末装置5−1〜4
の動作は同一であるため、端末装置5−1を例にして説
明する。無線サーバB3−2から同報情報が配信される
と、端末装置5−1内に設けられた同報情報受信部5a
は、この同報情報を受信して(ステップS51)、同報
情報受信部5a内に保持する。このとき、同報情報受信
部5aは、配信された情報のヘッダ部に同報情報を示す
識別子が含まれていたか否かによって、この情報が同報
情報であるかを判別する。
【0071】次に、同報情報抽出部5bは、同報情報受
信部5a内に保持されている同報情報を読み出すと同時
に、同報レベル定義部5dを参照して、この端末装置5
−1において必要な情報のみを抽出する(ステップS5
2)。このとき、同報レベル定義部5dにはこの端末装
置5−1に同報レベルが定義されているため、図15に
示す同報情報から同報レベル番号に応じて、該当する情
報のみを抽出する。
【0072】次に、同報情報抽出部5bは、抽出した同
報情報を表示部5cへ表示する(ステップS53)。こ
れによって、端末装置5−1に設けられた表示部5c
に、この端末装置5−1にとって必要な情報のみが表示
される。
【0073】このように、受信した同報情報から必要な
情報のみを抽出して表示するようにしたので、端末装置
5にとって不要な情報を排除することができる。
【0074】また、端末装置5にとって必要であるか否
かの判断を、各端末装置5に定義されたレベル分けによ
って行うようにしたため、情報を同報する端末側におい
て、端末装置5に対して同報する情報の選択を行うこと
ができる。
【0075】なお、前述した説明は、無線によって通信
を確立された端末装置5を例にして説明したが、無線サ
ーバB3−2に接続される端末装置は、有線によって通
信が確立されたものが混在していてもよい。さらに、図
12に示す端末の構成は、有線によって通信を確立する
端末装置においても適用できる。
【0076】また、図12に示す構成を有する端末装置
5はネットワーク2に直接接続された構成であってもよ
い。
【0077】また、同報情報は、テキストデータに限ら
ず、音声のデータや特定の意味を有した信号などであっ
てもよい。このとき、図12に示す表示部5cは、受信
した同報情報の種類によって、音声を発するスピーカや
信号を受信して警報音を発する警報装置などに置き換え
た構成とすればよい。
【0078】次に、図1、10、16、17を参照し
て、複数の端末装置5に対して同一の情報を配信する
(これをマルチキャストという)ことができる実施形態
を説明する。ブロードキャストが指定されたネットワー
クに接続されている全ての端末装置に、同一の情報を同
時に配信するのに対して、マルチキャストは、同一の情
報を特定の端末装置に同時に配信するものである。
【0079】図16は、無線サーバB3−2の構成を示
すブロック図である。図16において、符号3fはネッ
トワーク2を介して、マルチキャスト情報を受信するマ
ルチキャスト情報受信部である。符号3gは、マルチキ
ャスト情報の配信先を決定する配信先決定部である。符
号3hは、受信したマルチキャスト情報を端末装置5に
対して送信する送信部である。符号3iは、端末装置5
のホーム無線サーバや現時点における接続先の無線サー
バが定義されている端末情報記憶部である。
【0080】図17は、マルチキャスト情報を端末装置
5に対して配信する場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【0081】図1に示す無線サーバA3−1、無線サー
バB3−2及び無線サーバC3−3に接続される端末装
置5は、マルチキャスト情報を受信する場合のグループ
分けが予めされており、そのグループを識別するグルー
プIDが各端末装置5に対して付与されているものとす
る。このグループIDは、各端末装置5のホーム無線サ
ーバが管理しており、端末装置5の識別番号とグループ
IDの対応テーブルが各ホーム無線サーバ内の端末情報
記憶部3iに設けられている。
【0082】まず、端末装置5から無線サーバB3−2
に対して、端末の登録要求を送信する。このとき、端末
装置5はこの端末装置5が有する識別番号を送信する。
これを受けて無線サーバB3−2は、前述したように、
端末の認証を行う。続いて、無線サーバB3−2は、ホ
ーム無線サーバ(ここでは無線サーバC3−3)に対し
て、この端末装置5の情報を通知して、ホーム無線サー
バはこの情報を登録する。これによって、ホーム無線サ
ーバ(無線サーバC3−3)は登録要求を行った端末装
置5が接続されている無線サーバと受け取った識別番号
から、この端末装置5のグループIDを得ることができ
る。
【0083】次に、ホーム無線サーバ(無線サーバC3
−3)は、無線サーバB3−2から端末の登録が完了し
た時点で、無線サーバB3−2に対して、登録を行った
端末装置5のグループIDを通知する。これを受けて、
無線サーバB3−2は、このグループIDを端末情報記
憶部3iに登録する。これによって、無線サーバB3−
2内に設けられた端末情報記憶部3iには、無線サーバ
B3−2をホーム無線サーバとする端末装置5のグルー
プIDに加え、この無線サーバB3−2に接続されてい
る他の無線サーバをホーム無線サーバとする端末装置5
のグループIDが登録されることになる。
【0084】次に、ある端末装置5からマルチキャスト
のパケットが送信され、これを無線サーバB3−2が受
信して、各端末装置5に対して配信する動作を説明す
る。
【0085】まず、いずれかの端末装置5において、マ
ルチキャストする情報を作成する。このマルチキャスト
情報には、この情報がマルチキャストされた情報である
ことを示す識別子と、送信先のネットワークアドレス及
び配信を行う対象を示すグループIDが含まれている。
そして、このマルチキャスト情報を指定されたネットワ
ーク2に対して送信する。マルチキャスト情報の作成を
行う端末装置5は、どこのネットワークに接続されてい
てもよく、また、送信先のネットワークも任意である。
【0086】次に、無線サーバB3−2内に設けられた
マルチキャスト情報受信部3fは、マルチキャスト情報
を受信する(ステップS61)。このとき、マルチキャ
スト情報受信部3fは受信した情報にマルチキャストで
あることを示す識別子が含まれていたかを判別して、こ
の情報がマルチキャストされた情報であるかを判断す
る。受信されたマルチキャスト情報は、マルチキャスト
情報受信部3f内に保持される。
【0087】次に、配信先決定部3gは、マルチキャス
ト情報受信部3f内に保持されているマルチキャスト情
報を読み出すと同時に、端末情報記憶部3iに記憶され
ている内容を参照して、このマルチキャスト情報の配信
先を決定する(ステップS62)。このとき、配信先決
定部3gは、マルチキャスト情報に含まれるグループI
Dを抽出して、さらに端末情報記憶部3iに記憶されて
いる内容を参照することによってこのグループIDに該
当する端末装置5を抽出する。また、この端末装置5の
抽出を行う場合に、現時点でこの無線サーバB3−2に
接続されている端末装置5のうち、該当するグループI
Dを有している端末装置5があれば、マルチキャスト情
報を配信する端末装置とする。
【0088】一方、この無線サーバB3−2をホーム無
線サーバとする端末装置5が他の無線サーバに接続がさ
れており、かつこのマルチキャスト情報を配信する対象
であるグループIDを有している場合、配信先決定部3
gはこの端末装置5が接続されている無線サーバを割り
出し、この割り出した無線サーバを配信先とする。
【0089】次に、配信先決定部3gは、配信先が決定
した時点で各端末装置5に対してマルチキャスト情報受
信部3fにおいて受信されたマルチキャスト情報を、送
信部3hを介して送信する(ステップS63)。
【0090】このように、端末情報記憶部3iに記憶さ
れている内容を参照することによって、同一の情報を特
定の端末装置5に対して配信することができる。さら
に、他の無線サーバに接続されている端末装置5に対し
ても、マルチキャスト情報を転送するようしたため、確
実にマルチキャスト情報を端末装置5に対して配信する
ことができる。
【0091】なお、図3、4、5、6、13、17に示
す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に
記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込
ませ、実行することにより端末接続、ブロードキャスト
及びマルチキャストの処理を行ってもよい。なお、ここ
でいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器
等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッピーディス
ク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒
体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク
等の記憶装置のことをいう。
【0092】さらに「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通
信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持す
るもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピ
ュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間
プログラムを保持しているものも含むものとする。また
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するため
のものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュ
ータシステムにすでに記録されているプログラムとの組
み合わせで実現できるものであっても良い。
【0093】すなわち、端末接続処理を行う端末接続プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体において、端末接続プログラムは、端末装置からの登
録要求に応じて端末の認証を行う機能と、端末装置から
のIPアドレス発行要求応じてその時点で使用可能なI
Pアドレスを発行する機能とをコンピュータに実現させ
る。
【0094】また、上述の端末接続処理プログラムは、
端末装置から、ホーム無線サーバ以外の他の無線サーバ
に対して、登録要求があった場合に、インターネットを
介して、この端末装置のホーム無線サーバに対して、接
続の認証とIPアドレスの発行を依頼して、ホーム無線
サーバから、接続の認証とIPアドレスの発行がされた
場合に、ホーム無線サーバ以外の無線サーバと該端末装
置の接続を許可する機能をさらにコンピュータに実現さ
せる。
【0095】また、上述の端末接続プログラムは、端末
装置がホーム無線サーバ以外の無線サーバと接続されて
いる場合に、この端末装置が以前接続されていた無線サ
ーバに該端末装置宛のパケットデータが届いた時点で、
ホーム無線サーバから得られたIPアドレスに基づい
て、このパケットデータをこの端末装置が接続されてい
る無線サーバへ転送するルーティング機能をさらにコン
ピュータに実現させる。
【0096】また、上述の端末接続プログラムは、端末
装置がホーム無線サーバ以外の無線サーバと接続されて
おり、無線サーバからこの端末装置宛のパケットデータ
が転送されてきた場合に、このパケットデータを送信し
たインターネット側にあるホストに対して、この時点で
この端末装置が接続されている無線サーバを通知し、こ
の通知以降に送信されるパケットデータは、以前接続さ
れていた無線サーバを介さずに、直接この端末装置が接
続されている無線サーバへ送信する機能をさらにコンピ
ュータに実現させる。
【0097】また、ブロードキャスト処理を行うブロー
ドキャスト情報配信プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体において、ブロードキャスト情
報配信プログラムは、配信された同報情報を受信する機
能と、受信した同報情報から端末装置が必要な情報のみ
を同報レベル定義部に定義された内容を参照して抽出す
る機能と、同報情報のうち抽出された情報のみを表示す
る機能とをコンピュータに実現させる。
【0098】また、マルチキャスト処理を行うマルチキ
ャスト情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体において、マルチキャスト情報配信
プログラムは、マルチキャスト情報を受信する機能と、
端末情報を参照してマルチキャスト情報の配信先を決定
する機能と、決定された配信先に基づいてマルチキャス
ト情報を配信する機能とをコンピュータに実現させる。
【0099】なお、前述した無線通信装置を使用するこ
とにより、移動端末が移動した先で通信することが可能
になり、メッセージ通信(電子メール、ネットニュー
ス、FTP(ファイル転送プロトコル))、ボイスメー
ル、Web配信、CTI(Computer Tele
phony Integration:インターネット
電話)、同報通信、テレメータリング、ITS(Int
elligent Transport syste
m:高度道路交通システム)等に応用することができ
る。また、ルーティング機能の用いればプッシュ型の通
信に応用できる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、端末装置に対して、1台の無線サーバをホームサー
バと位置付け、この無線サーバに端末認証管理手段と端
末管理手段を設け、このホームサーバから端末接続の認
証とIPアドレスの発行を行うようにしたため、端末装
置がホームサーバ以外のエリアにおいても通信を行うこ
とができるという効果が得られる。
【0101】また、この発明によれば、端末装置からの
IPアドレス発行要求に対して、現時点で接続しようと
している無線サーバがホーム無線サーバでなくても、こ
の無線サーバを介してホーム無線サーバからIPアドレ
スを発行するようにしたので、端末装置のIPアドレス
の設定を変更することなく他の無線サーバに接続するこ
とが可能となるという効果が得られる。
【0102】また、この発明によれば、端末装置に対し
てパケットの送受信が行われた時点で、IPパケットの
転送をするようにしたので、端末装置が移動する度にす
べてのホストに対して、端末装置5が移動したことを通
知する必要がないために、通信回線のトラフィックの集
中を防ぐことができるという効果が得られる。
【0103】また、この発明によれば、同報情報を受信
した無線サーバに接続されている端末装置の同報レベル
に応じて、端末装置が必要としている情報のみを配信す
ることができるという効果が得られる。
【0104】また、この発明によれば、端末情報記憶部
に記憶されている内容を参照することによって、同一の
情報を特定の端末装置に対して配信することができる。
さらに、他の無線サーバに接続されている端末装置に対
しても、マルチキャスト情報を転送するようしたため、
確実にマルチキャスト情報を端末装置に対して配信する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】同実施形態におけるパケット送出の手順を示す
説明図である。
【図3】同実施形態におけるパケット送出の手順を示す
フローチャートである。
【図4】同実施形態におけるパケット送出の手順を示す
フローチャートである。
【図5】同実施形態におけるパケット送出の手順を示す
フローチャートである。
【図6】同実施形態におけるパケット送出の手順を示す
フローチャートである。
【図7】同実施形態におけるアドレス発行の手順を示す
説明図である。
【図8】同実施形態における端末認証動作を示す説明図
である。
【図9】同実施形態における端末認証動作を示す説明図
である。
【図10】他の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】他の実施形態において同報を行う無線サーバ
B3−2の構成を示すブロック図である。
【図12】他の実施形態における同報情報を受信する端
末装置5−nの構成を示すブロック図である。
【図13】図11に示す無線サーバB3−2の動作を示
すフローチャートである。
【図14】図12に示す端末装置5−nの動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】同報情報のフォーマットを示す説明図であ
る。
【図16】他の実施形態においてマルチキャストを行う
無線サーバB3−2の構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示す無線サーバB3−2の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ホストサーバ、2・・・ネットワーク、3−n
・・・無線サーバ、4−n・・・基地無線機、5・・・
端末装置、5a・・・移動無線機、5b・・・コンピュ
ータ端末、6−n・・・DHCPサーバ、7−n・・・
データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梛良 積 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA25 GB01 HA11 JB15 KA01 KA04 KB06 KC23 KC27 KC58 KH03 5K033 AA08 AA09 CB01 CB13 DA01 DA06 DA19 DB12 DB18 EC02 EC03 5K067 AA12 AA22 AA34 BB21 CC14 DD17 DD23 EE02 EE10 EE24 GG06 GG11 HH05 HH17 HH22 HH23 HH24 KK13 KK15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線を用いてインターネットに対して端末
    装置を接続する場合に用いる無線通信装置であって、 前記無線通信装置は、 前記インターネットに接続された少なくとも1台の無線
    サーバと、 前記無線サーバに接続され、前記端末装置と接続された
    移動無線機と無線によって通信を行う基地無線機と、 を備え、 前記無線サーバのうち1台の無線サーバをホーム無線サ
    ーバとして位置付け、該ホーム無線サーバが有する無線
    基地局の無線通信可能なエリアにおいて、前記移動無線
    機と通信を行うことによって、前記インターネットに前
    記端末装置を接続することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】前記無線サーバは、 前記端末装置を接続する場合に、該端末装置からの登録
    要求に応じて、該端末装置に対して接続の認証を行う端
    末認証管理手段と、 前記端末装置を接続する場合に、該端末装置からのIP
    アドレス発行要求に応じて、その時点で使用可能なIP
    アドレスを発行して該端末装置の接続を登録する端末管
    理手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装
    置。
  3. 【請求項3】前記無線サーバは、 前記端末装置から、ホーム無線サーバ以外の他の無線サ
    ーバに対して、登録要求があった場合に、前記インター
    ネットを介して、該端末装置のホーム無線サーバに対し
    て、接続の認証とIPアドレスの発行を依頼して、前記
    ホーム無線サーバから、接続の認証とIPアドレスの発
    行がされた場合に、ホーム無線サーバ以外の無線サーバ
    と該端末装置の接続を許可することを特徴とする請求項
    2に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】前記無線サーバは、 前記端末装置がホーム無線サーバ以外の無線サーバと接
    続されている場合に、該端末装置が以前接続されていた
    無線サーバに該端末装置宛のパケットデータが届いた時
    点で、ホーム無線サーバから得られたIPアドレスに基
    づいて、このパケットデータを該端末装置が接続されて
    いる無線サーバへ転送するルーティング手段をさらに有
    することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】前記無線サーバは、 前記端末装置がホーム無線サーバ以外の無線サーバと接
    続されており、前記無線サーバから該端末装置宛のパケ
    ットデータが転送されてきた場合に、このパケットデー
    タを送信したインターネット側にあるホストに対して、
    この時点で該端末装置が接続されている無線サーバを通
    知し、この通知以降に送信されるパケットデータは、以
    前接続されていた無線サーバを介さずに、直接該端末装
    置が接続されている無線サーバへ送信することを特徴と
    する請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】前記無線サーバは、 前記無線サーバが接続されたネットワークに対して同報
    された同報情報を受信する同報情報受信部と、 同報する対象別にレベル分けをされた同報レベルのうち
    該無線サーバに接続されている前記端末装置が該当する
    同報レベルが定義された同報レベル定義部と、 前記同報レベルに応じて、受信された前記同報情報を前
    記同報レベル毎に再構築する同報情報再構築部と、 を備え、 前記同報情報再構築部において再構築された同報情報を
    前記端末装置に対して配信することを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】前記無線サーバは、 前記無線サーバが接続されたネットワークに対してマル
    チキャストされたマルチキャスト情報を受信するマルチ
    キャスト情報受信部と、 前記マルチキャスト情報を配信する前記端末装置別にグ
    ループ分けが定義された端末情報記憶部と、 前記グループ分けに応じて、受信された前記マルチキャ
    スト情報を前記端末装置に対して配信する時の配信先を
    決定する配信先決定部と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装
    置。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の無線サーバにおいて端末
    接続処理を行う端末接続プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記端末接続プログラムは、 端末装置からの登録要求に応じて該端末装置の認証を行
    う処理と、 端末装置からのIPアドレス発行要求応じてその時点で
    使用可能なIPアドレスを発行する処理と、 をコンピュータに行わせることを特徴とする端末接続プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の無線サーバにおいて同報
    する対象別にレベル分けをされた同報情報の配信処理を
    行う同報情報配信プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体であって、 前記同報情報配信プログラムは、 前記無線サーバが接続されたネットワークに対して同報
    された同報情報を受信する処理と、 受信した同報情報を、前記レベル分けの定義がされた同
    報レベル定義部を参照して前記同報情報を再構築する処
    理と、 前記無線サーバに接続された端末に対して、再構築され
    た同報情報を送信する処理と、 をコンピュータに行わせることを特徴とする同報情報配
    信プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】請求項7に記載の無線サーバにおいてマ
    ルチキャスト処理を行うマルチキャスト情報配信プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 前記マルチキャスト情報配信プログラムは、 マルチキャスト情報を受信する処理と、 端末情報を参照してマルチキャスト情報の配信先を決定
    する処理と、 決定された配信先に基づいてマルチキャスト情報を配信
    する処理と、 をコンピュータに行わせることを特徴とするマルチキャ
    スト情報配信プログラムを記録した記録媒体。
JP30922898A 1998-09-16 1998-10-29 無線通信装置及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3230155B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30922898A JP3230155B2 (ja) 1998-09-16 1998-10-29 無線通信装置及び記録媒体
EP99117940A EP0987860A3 (en) 1998-09-16 1999-09-14 Radio server system
US09/397,699 US6542491B1 (en) 1998-09-16 1999-09-16 Wireless server, system and method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-262099 1998-09-16
JP26209998 1998-09-16
JP30922898A JP3230155B2 (ja) 1998-09-16 1998-10-29 無線通信装置及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000156887A true JP2000156887A (ja) 2000-06-06
JP3230155B2 JP3230155B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=26545382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30922898A Expired - Fee Related JP3230155B2 (ja) 1998-09-16 1998-10-29 無線通信装置及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3230155B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177788A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 無線伝送システム
KR101110979B1 (ko) 2011-01-27 2012-02-15 가톨릭대학교 산학협력단 이동 아이피 통신망을 지원하기 위한 도메인네임 장치 및 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177788A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 無線伝送システム
KR101110979B1 (ko) 2011-01-27 2012-02-15 가톨릭대학교 산학협력단 이동 아이피 통신망을 지원하기 위한 도메인네임 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3230155B2 (ja) 2001-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6542491B1 (en) Wireless server, system and method
US10939325B2 (en) System and method for establishing and maintaining a connection between devices
RU2115249C1 (ru) Способ эфирной перенастройки по ключу множества групп связи
US9654970B2 (en) Method and device for web redirect authentication in WiFi roaming based on AC and AP interworking
CN1902877B (zh) 控制去往无线通信设备的未请求业务的设备及方法
US7748028B2 (en) Authentication method, terminal device, relay device and authentication server
US20040090930A1 (en) Authentication method and system for public wireless local area network system
CN101300774B (zh) 使用多播群组源密钥提供多播服务
CA2495093A1 (en) Providing routing information in a communication system
IL150608A (en) System and method for using PI address as a wireless identification unit
CN102055816A (zh) 一种通信方法、业务服务器、中间设备、终端及通信系统
JP2003526267A (ja) インターネット無線通信システム
KR20040032030A (ko) 광역 네트워크를 위한 접속 장치 및 그 접속 방법
JP2005502238A5 (ja)
JP5192047B2 (ja) 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法
CN104348627B (zh) 密钥下发方法、对ue进行授权检查的方法及相关设备
CN1711785B (zh) 用于管理通信网络到移动终端的接入的系统和方法
JP2005079975A (ja) 暗号鍵の配信方法及び無線ネットワークシステム
CN100592747C (zh) 利用用于提供多服务器业务的装置管理呼叫的方法
JP3230155B2 (ja) 無線通信装置及び記録媒体
JP3284979B2 (ja) 無線通信装置、無線通信方法及びその記録媒体
US10849179B1 (en) Mobile network tool
CN101288287B (zh) 有多媒体能力的通信系统的缺席辅助系统
JP2004104785A (ja) 高速無線データシステムにおける公衆ネットワークと私設ネットワーク間のデータ位置登録器の共通使用方法及びシステム
US8036218B2 (en) Technique for achieving connectivity between telecommunication stations

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010807

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees