JP2000155834A - 不正検知装置、方法、電子透かし埋め込み装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

不正検知装置、方法、電子透かし埋め込み装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000155834A
JP2000155834A JP33083798A JP33083798A JP2000155834A JP 2000155834 A JP2000155834 A JP 2000155834A JP 33083798 A JP33083798 A JP 33083798A JP 33083798 A JP33083798 A JP 33083798A JP 2000155834 A JP2000155834 A JP 2000155834A
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Atsushi Yoshida
淳 吉田
Keiichi Iwamura
恵市 岩村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルコンテンツに埋め込まれている電
子透かしに対して改竄等の不正がなされたことを検知す
る。 【解決手段】 記憶装置401からハッシュ値が電子透
かしとして埋め込まれているディジタルコンテンツが読
み出され、このディジタルコンテンツから、スイッチ4
01により、位置情報に基づいてハッシュ値の演算に用
いたハッシュ対象部分集合を抽出して演算装置403に
入力し、ハッシュ値を求める。一方、抽出装置404
は、上記ディジタルコンテンツから位置情報に基づいて
ハッシュ値を抽出する。上記演算装置403で求めたハ
ッシュ値と、上記抽出されたハッシュ値とが比較装置4
05で比較され、一致していればディジタルコンテンツ
が正当であり、一致していなければ不正であるとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子透かしが埋め
込まれたディジタルコンテンツに対する改竄等の不正を
検知する不正検知装置、方法、電子透かしを埋め込む電
子透かし埋め込み装置、方法及びそれらに用いられるコ
ンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報には、従来のアナログ情
報と比較し、コンピュータなどによって簡単に劣化する
こと無くコピー、改竄でき、通信回線を通じて転送する
ことが容易であるという特徴がある。このような特徴に
より、ディジタル情報は安易に不正コピーされ再配布さ
れる傾向にあった。
【0003】これを防ぐための方法の一つとして、電子
透かしと呼ばれる手法がある。電子透かしとは、それを
埋め込んであるディジタルコンテンツを通常に再生した
場合には、人間には知覚できない形で情報を埋め込む手
法である。尚、以下の説明において、ディジタルコンテ
ンツとは、動画像、静止画像、音声、コンピュータプロ
グラム及びコンピュータデータ等を指すものとする。
【0004】電子透かしによる情報埋め込み方式の代表
的なものとして、ディジタル画像でいえば、画素の色
相、明度等にあたる、ディジタルコンテンツのデータ値
に対し演算を施して電子透かしを埋め込む手法がある。
この手法の代表的なものとして、ディジタルコンテンツ
をブロックに分割し、ブロック毎に+1と−1の組み合
わせである、予め決められた透かしパターンを足し込む
というDigimarc社、米国特許5,636,29
2号の手法がある。
【0005】他の電子透かし埋め込み方法の代表的なも
のとしては、ディジタルコンテンツに対し高速フーリエ
変換、離散コサイン変換、ウェーブレット変換等の周波
数変換を行い、周波数領域に透かし情報を加えた後、逆
周波数変換を行うことにより埋め込みを行う手法が挙げ
られる。
【0006】高速フーリエ変換による手法では、入力コ
ンテンツは、PN系列を加えられて拡散された後、ブロ
ックに分割される。そして、ブロック毎にフーリエ変換
が施され、1ブロックに1ビットの透かし情報が埋め込
まれる。透かし情報が埋め込まれたブロックは逆フーリ
エ変換が施され、再び最初と同じPN系列が加えられて
電子透かしが埋め込まれたコンテンツが得られる。この
手法は、「大西、岡、松井、”PN系列による画像への
透かし署名法”1997年、暗号と情報セキュリティシ
ンポジウム講演論文集、SCIS97−26B」に詳し
い。
【0007】離散コサイン変換による手法は、ブロック
に分割し、ブロック毎に離散コサイン変換をする。1ブ
ロックに1ビットの情報を埋め込んだ後、逆変換をして
電子透かし埋め込み済みコンテンツを生成する。この手
法は、「中村、小川、高嶋”ディジタル画像の著作権保
護のための周波数領域における電子透かし方式”199
7年、暗号と情報セキュリティシンポジウム講演論文
集、SCIS97−26A」に詳しい。
【0008】ウェーブレット変換による手法は、入力コ
ンテンツをブロック分割する必要のない手法であり、
「石塚、酒井、櫻井、”ウェーブレット変換を用いた電
子すかし技術の安全性と信頼性に関する実験的考察”1
997年、暗号と情報セキュリティシンポジウム講演論
文集、SCIS97−26D」に詳しい。
【0009】上記のような方法により、ディジタルコン
テンツに電子透かしとして埋め込まれる情報の代表的な
ものとして、著作権情報とユーザ情報が挙げられる。著
作権情報を埋め込むことにより、ユーザは、ディジタル
コンテンツに著作権が設定されていることや、著作者は
誰であるか等を知ることができる。しかし、実際に著作
権が保護されるか否かはユーザのモラルにかかってい
た。また、ユーザ情報を埋め込むことにより、不正に再
配布されたディジタルコンテンツより、再配布を行った
ユーザを検知することができる。しかし、この場合もユ
ーザに対して警告を発する程度の効果しか望めない。
【0010】今後、インターネット等のインフラがさら
に整い、ネットワーク社会が進展するに連れて、ディジ
タルコンテンツがネットワーク上で配信される機会が飛
躍的に増加することが予測される。それに伴いより深刻
になってくるのが著作権保護に関する問題であり、この
問題の解決のために、場合によっては著作権の設定され
ていないディジタルコンテンツも含む全てのディジタル
コンテンツに電子透かしが埋め込まれることが一般的に
なると考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように著作権保護のために、従来の方式で電子透かしを
埋め込んだ場合においても、著作権が守られるか否かは
ユーザの意識にかかり、物理的に著作権の保護を行うこ
とはできないという問題があった。
【0012】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、ディジタルコンテンツに対する不正を検
知すること、及びディジタルコンテンツに不正の行われ
にくい電子透かしを埋め込むことができるようにするこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による不正検知装置においては、入力され
るディジタルコンテンツを構成しているデータ値の部分
集合の複数個を選択する選択手段と、上記選択された複
数の部分集合のうち、所定の1つ又は複数の部分集合に
含まれるデータ値を用いて各部分集合毎に所定の演算を
行う演算手段と、上記選択された複数の部分集合のう
ち、他の所定の1つ又は複数の部分集合から電子透かし
として埋め込まれている情報をそれぞれ抽出する透かし
抽出手段と、上記演算手段により求めた値とこの値を求
めた部分集合とは異なる部分集合から抽出された上記情
報とを比較する比較手段とを設けている。
【0014】また、本発明による電子透かし埋め込み装
置においては、ディジタルコンテンツを構成しているデ
ータ値の部分集合の複数個を選択する選択手段と、上記
選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は複数
の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合毎に
所定の演算を行う演算手段と、上記選択された部分集合
のうち、他の所定の1つ又は複数の部分集合に、他の部
分集合から上記演算手段が演算して求めた値を電子透か
しとして埋め込む埋め込み手段とを設けている。
【0015】また、本発明による不正検知方法において
は、入力されるディジタルコンテンツを構成しているデ
ータ値の部分集合の複数個を選択する手順と、上記選択
された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は複数の部
分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合毎にハッ
シュ値を演算する手順と、上記選択された複数の部分集
合のうち、他の所定の1つ又は複数の部分集合からハッ
シュ値として埋め込まれている電子透かし情報をそれぞ
れ抽出する手順と、上記演算により求めたハッシュ値と
このハッシュ値を求めた部分集合とは異なる部分集合か
ら抽出された上記電子透かし情報とを比較する手順とを
設けている。
【0016】また、本発明による電子透かし埋め込み方
法においては、ディジタルコンテンツを構成しているデ
ータ値の部分集合の複数個を選択する手順と、上記選択
された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は複数の部
分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合毎にハッ
シュ値を演算する手順と、上記選択された部分集合のう
ち、他の所定の1つ又は複数の部分集合に、他の部分集
合から上記演算により求めたハッシュ値を電子透かしと
して埋め込む手順とを設けている。
【0017】また、本発明による記憶媒体においては、
入力されるディジタルコンテンツを構成しているデータ
値の部分集合の複数個を選択する処理と、上記選択され
た複数の部分集合のうち、所定の1つ又は複数の部分集
合に含まれるデータ値を用いて各部分集合毎にハッシュ
値を演算する処理と、上記選択された複数の部分集合の
うち、他の所定の1つ又は複数の部分集合からハッシュ
値として埋め込まれている電子透かし情報をそれぞれ抽
出する処理と、上記演算により求めたハッシュ値とこの
ハッシュ値を求めた部分集合とは異なる部分集合から抽
出された上記電子透かし情報とを比較する処理とを実行
するためのプログラムを記憶している。
【0018】さらに、本発明による他の記憶媒体におい
ては、ディジタルコンテンツを構成しているデータ値の
部分集合の複数個を選択する処理と、上記選択された複
数の部分集合のうち、所定の1つ又は複数の部分集合に
含まれるデータ値を用いて各部分集合毎にハッシュ値を
演算する処理と、上記選択されたデータ値の部分集合の
うち、他の所定の1つ又は複数の部分集合に、他の部分
集合から上記演算により求めたハッシュ値を電子透かし
として埋め込む処理とを実行するためのプログラムを記
憶している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、一般的なネットワークの構成
を示す図であり、本発明の使用環境の一例を示す。公衆
ネットワーク101の代表的なものとしてはインターネ
ットが挙げられる。公衆ネットワーク101には、デジ
タル画像に代表される様々なディジタルコンテンツを販
売、配布する配布サーバ102、警察機関103、ユー
ザ104、ローカルエリアネットワーク(LAN)10
5等が接続されている。
【0020】配布サーバ102は、World Wid
e Webサーバ(Webサーバ)により構成されるの
が一般的である。またLAN105は、ファイアウォー
ル106により外部から遮断され、LAN105一公衆
ネットワーク101間では、送信者、送信データの種類
など、予め設定されたパラメータを持つ通信のみが許可
されている。
【0021】また、LAN105内部には、プロキシサ
ーバ107、パーソナルコンピュータ(PC)108、
PC108に接続されたディスプレイ109、プリンタ
110、また他のPC111、他のPC111に接続さ
れたディスプレイ112、LAN105に直接接続され
たプリンタ113等が存在する。プロキシサ一バ107
は、LAN101内部のPC108、111が、配布サ
ーバ102等のWebサーバにアクセスする際の制御を
行っており、両者の間で通信されるデータは全てプロキ
シサーバ107を通過する。
【0022】図2は、本実施の形態による著作権保護方
式を搭載したプロキシサーバ107き一例を示す図であ
る。本システムは、システム内の装置間でのデータ交換
に使用されるバス201、不正検知装置202、不正検
知装置202の検出結果に従って動作する演算処理装置
203、I/Oポート204、それぞれの装置を制御す
るコントローラ205、システムに入力されたディジタ
ルコンテンツを一時的に保存するメモリ206、LAN
105等システム外部のネットワークと接続されている
通信ポート207、I/Oポート204に接続された外
部記憶装置208及びディスプレイ209よりなる。
【0023】不正検知装置202は、予め電子透かし埋
め込み装置によってデイシタルコンテンツに埋め込まれ
た電子透かし情報を検出して、このディジタルコンテン
ツに対して不正な処理が行われたことを検知する。上記
電子透かし埋め込み装置が、ディジタルカメラ、スキャ
ナ等の画像入力装置に搭載された場合、この画像入力装
置で入力したディジタルコンテンツに対して、不正が行
われたことが不正検知装置202で検知可能となる。
【0024】また、電子透かし埋め込み装置が搭載され
たコンピュータ、アプリケーションソフトウェアで、デ
ィジタルコンテンツを作成することにより、作成された
ディジタルコンテンツに対する不正を不正検知装置20
2により検知可能である。また、電子透かし埋め込み装
置は、記憶装置、配布サーバ、ネットワーク機器等に搭
載される場合などがある。
【0025】本システムにおいて、調査対象となるディ
ジタルコンテンツは、通信ポート207によって、LA
N105及び/又はLAN105と公衆ネットワーク1
01等を通じて読み込まれる。読み込まれたディジタル
コンテンツは、メモリ206に一時的に保存される。メ
モリ206上のディジタルコンテンツは、不正検知装置
202に入力され、正当であるか否かが判定される。不
正検知装置202でディジタルコンテンツが正当である
と判定された場合は、通信ポート207によりディジタ
ルコンテンツの配信依頼を行ったエンティティに対し配
信される。
【0026】また、不正検知装置202で、ディジタル
コンテンツが不正であると判定された場合は、演算処理
装置203により以下のいずれか一つ又は複数の処理が
行われる。 ・演算処理装置203によって、ディジタルコンテンツ
に対してフィルタリング、暗号化、スクランブル、ノイ
ズを加える等の、可視/不可視の電子透かしを埋め込む
演算処理を行った後、通信装置207によってディジタ
ルコンテンツの配信依頼を行ったエンティティに出力す
る。
【0027】・演算処理装置203によって、ディジタ
ルコンテンツを入手した入手元の情報、及び/又は読み
込みを行ったエンティティの情報、及び/又はディジタ
ルコンテンツの名称等、ディジタルコンテンツに関する
情報をI/Oポート204に接続された外部記憶装置2
08及び/又は通信ポート207を経由して配布サーバ
102、警察機関103等に存在するデータベースヘ書
き込む。
【0028】・コントローラ204による制御によって
出力を中止する。 ・演算処理装置203によって、警告メッセージが発生
され、I/Oポート204に接続されているディスプレ
イ209等に警告が表示される。また、通信ポート20
7によりネットワ一クを通じ、ディジタルコンテンツの
入手元、第三者機関に対して警告が発せられるシステム
も容易に構成できる。
【0029】次に、不正検知装置202で用いる不正検
出方法について説明する。本実施の形態による方法はハ
ッシュ値を用いた手法であるので、まずハッシュ値につ
いて説明する。ハッシュ値hとは、ハッシュ関数f:x
→hにより求められる長い入力列Xの圧縮値である短い
出力hである。また、一方向性関数であり、f(x’)
=f(x)を満たす異なる入力x,x’を求めるのは難
しいという性質を持つ。ハッシュ関数の代表的なものと
してMD5(Message Digest5)、SH
A(Secure Hash Algorithm)等
がある。ハッシュ関数の詳細については岡本栄司著「暗
号理論入門」(共立出版株式会社)に詳しい。
【0030】最初にディジタルコンテンツからハッシュ
対象部分集合と、埋め込み対象部分集合を摘出する。次
にハッシュ対象部分集合のデータ値のハッシュ値を求め
る。ハッシュ対象部分集合のデータ値が変更されると、
求めたハッシュ値と一致しなくなる。求めたハッシュ値
をディジタルコンテンツと分離することなく保存するた
めに、電子透かしとして埋め込み対象部分集合に埋め込
み保存する。
【0031】従って、不正検知の際には、ハッシュ対象
部分集合からハッシュ値を求め、埋め込み対象部分集合
から電子透かしとして埋め込まれているハッシュ値を抽
出し、求めたハッシュ値と抽出したハッシュ値の比較を
行い、一致していた場合、正当であると判定する。本発
明による不正検知方式では、ハッシュ対象部分集合が改
竄された場合、及び埋め込み対象部分集合が電子透かし
が正常に抽出できない程度に改竄された場合に不正であ
ると検知する。
【0032】より検知精度を向上させるために、ハッシ
ュ対象部分集合に属するデータ値と埋め込み対象部分集
合に属するデータ値とを交互に配置することが考えられ
る。一例として、ディジタルコンテンツとしてディジタ
ル画像を扱うものとし、ハッシュ対象部分集合の画素と
埋め込み対象部分集合の画素をディジタルコンテンツ上
にラスタ(横のビット列)単位、或いは縦のビット列単
位に交互に取る場合や、ビット又はビット列又はディジ
タルコンテンツ上の矩形等の単位で千鳥状等に取る場合
等がある。この際、ハッシュ対象部分集合と埋め込み対
象部分集合の和がディジタルコンテンツ全体と一致して
いるならば、ディジタルコンテンツ全体についての改竄
が検知される。
【0033】また、部分的な改竄のみを次のようにする
ことにより検知可能である。即ち、ディジタルコンテン
ツ上のオブジェクト又は部分単位でハッシュ値を求め、
求めたハッシュ値を他のオブジェクト或いは部分に埋め
込むことにより、オブジェクト単位、部分単位での改竄
も検知される。
【0034】次に、不正検知装置202及び電子透かし
埋め込み装置をハードウェアで構成した場合の実施の形
態について説明する。尚、不正検知装置及び電子透かし
埋め込み装置はハードウェア構成の他にソフトウェアに
よるコンピュータシステム構成によっても容易に実現可
能である。
【0035】図3は、電子透かし埋め込み装置の第1の
実施の形態を示すブロック図である。本装置への入力
は、ディジタルコンテンツ、及び座標値の集合等で表さ
れる位置情報である。本装置は記憶装置301、入力さ
れた位置情報による制御を受け、ディジタルコンテンツ
よりハッシュ対象部分集合のデータ値を抽出するスイッ
チ302、2つに分割されたディジタルコンテンツのハ
ッシュ対象部分集合のデータ値よりハッシュ値を計算す
る演算装置303、計算されたハッシュ値を電子透かし
として、分割されたディジタルコンテンツの第2の部分
に埋め込む埋め込み装置304よりなる。ここで位置情
報とは、どこに透かしを埋め込むかという座標位置等で
表される情報である。
【0036】入力されたディジタルコンテンツのデータ
値は、時間的なずれを調節するために一時的に記憶装置
301に記憶される。記憶装置301に記憶されたデー
タ値はスイッチ302に入力され、位置情報により、ハ
ッシュ値を計算されるハッシュ対象部分集合が抽出され
る。ハッシュ対象部分集合は演算装置303に入力され
る。演算装置303の計算結果として得られるハッシュ
値は、埋め込み装置304に入力され、記憶装置301
に保存されていたディジタルコンテンツに電子透かしと
して埋め込まれる。
【0037】この際、電子透かしの埋め込みは、位置情
報による制御を受け、電子透かしを埋め込む対象は埋め
込み対象部分集合内のデータ値となる。また、埋め込み
対象部分集合はハッシュ対象部分集合と交わらないた
め、電子透かしを埋め込むことにより、ディジタルコン
テンツのハッシュ対象部分集合に含まれるデータ値から
計算されるハッシュ値が変化することはない。
【0038】図4は不正検知装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。本装置への入力は、調査対象の
ディジタルコンテンツ及び図3の電子透かし埋め込み装
置に入力したのと同様の位置情報である。本装置は、時
間的なずれを調整する記憶装置401、位置情報による
制御を受け入力されたディジタルコンテンツのデータ値
から、電子透かしが埋め込まれていないハッシュ対象部
分集合を抽出するスイッチ401、図3と同じ方法によ
りディジタルコンテンツのハッシュ対象部分集合に含ま
れるデータ値よりハッシュ値を計算する演算装置40
3、ディジタルコンテンツより電子透かしとして埋め込
まれているハッシュ値を抽出する電子透かし抽出装置4
04、ハッシュ対象部分集合より計算したハッシュ値
と、ディジタルコンテンツより抽出したハッシュ値を比
較する比較装置405よりなる。
【0039】本装置に入力された調査対象のディジタル
コンテンツは、まず一時的に記憶装置401に記憶され
る。記憶装置401に保存されたディジタルコンテンツ
は、スイッチ401に入力され、図3と同一の位置情報
によりディジタルコンテンツからハッシュ値の演算に用
いたハッシュ対象部分集合を抽出する。ハッシュ対象部
分集合は演算装置403に入力され、ハッシュ値が計算
される。また、記憶装置401に記憶されているディジ
タルコンテンツは電子透かし抽出装置404に位置情報
と共に入力され、ディジタルコンテンツに埋め込まれて
いるハッシュ値が抽出される。
【0040】演算装置403により計算されたハッシュ
値と、電子透かし抽出装置404によって抽出されたハ
ッシュ値は、比較装置405に入力されて比較され、一
致していたときは、ディジタルコンテンツが正当である
ことを出力し、一致していなかった場合は、ディジタル
情報コンテンツが不正であることを出力する。
【0041】図5は、電子透かし埋め込み装置の第2の
実施の形態を示すブロック図である。本装置は、記憶装
置501、入力されたディジタルコンテンツから2値化
等の領域検出手段によってハッシュ対象部分集合及び埋
め込み対象部分集合を抽出する領域検知装置502、領
域検知装置502によって検知されたハッシュ対象部分
集合に含まれるデータ値を抽出するスイッチ503、抽
出されたデータ値よりハッシュ値を計算する演算装置5
04、計算されたハッシュ値を電子透かしとして、ディ
ジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み装置5
06よりなる。
【0042】入力されたデータ値は、記憶装置501に
記憶される。領域検知装置502は、記憶装置501よ
りデータ値を読み出し、対象領域を2値化等の方法で検
知する。領域検知装置502は、対象領域を決定するた
めの座標情報等を入力される場合もある。記憶装置50
1に記憶されたディジタルコンテンツはスイッチ503
に入力され、領域検知装置502によって抽出されたハ
ッシュ対象部分集合に含まれるデータ値が抽出される。
【0043】抽出されたデータ値は演算装置504に入
力される。演算装置504の計算結果として得られるハ
ッシュ値は、領域検知装置502の制御を受け、埋め込
み装置505に入力され記憶装置501に保存されてい
たディジタルコンテンツの埋め込み対象部分集合に電子
透かしとして埋め込まれる。
【0044】図6は不正検知装置の第2の実施の形態を
示すブロック図である。本装置への入力は、調査対象の
ディジタルコンテンツである。本装置は、記憶装置60
1、入力されたディジタルコンテンツから2値化等の領
域検出手段によってハッシュ対象部分集合及び埋め込み
対象部分集合を抽出する領域検知装置602、領域検出
装置602によって抽出されたハッシュ対象部分集合に
含まれるデータ値を描出するスイッチ603、抽出され
たデータ値よりハッシュ値を計算する演算装置604、
ディジタルコンテンツの埋め込み対象部分集合より、電
子透かしとして埋め込まれているハッシュ値を抽出する
電子透かし抽出装置605、演算装置604により計算
されたハッシュ値と、抽出装置605により抽出された
ハッシュ値を比較する比較装置606よりなる。
【0045】本装置に入力された調査対象のディジタル
コンテンツは、記憶装置601に記憶される。領域検知
装置602は、記憶装置601に記憶されたディジタル
コンテンツを入力とし、2値化等の手段により、図5の
領域検知装置502と同様のハッシュ対象部分集合、埋
め込み対象部分集合を抽出する。領域検知装置602
は、対象部分集合を決定するための座標情報等が入力さ
れる場合もある。記憶装置601に記憶されたディジタ
ルコンテンツのデータ値は、スイッチ603に領域検知
装置602の出力と共に入力され、ハッシュ対象部分集
合に含まれるデータ値が抽出される。
【0046】抽出されたデータ値は演算装置604に入
力され、ハッシュ値が計算される。また、記憶装置60
1に記憶されたディジタルコンテンツは、領域検出装置
602の制御を受け、電子透かしとして埋め込まれてい
る情報を抽出する抽出装置604に入力され、埋め込ま
れているハッシュ値が抽出される。演算装置604によ
り計算されたハッシュ値と、抽出装置605によって抽
出されたハッシュ値とが比較装置606で比較され、一
致していたときはディジタルコンテンツが正当であるこ
とを出力し、一致していなかった場合はディジタルコン
テンツが不正であることを出力する。
【0047】図7は、電子透かし埋め込み装置の第3の
実施の形態を示すブロック図である。本装置は、記憶装
置701、入力されたディジタルコンテンツから2値化
等の領域検知手段によってハッシュ対象部分集合及び埋
め込み対象部分集合を抽出する領域検知装置702、デ
ィジタルコンテンツから領域検知装置702によって検
知されたハッシュ対象部分集合に含まれるデータ値を抽
出するスイッチ703、抽出されたデータ値よりハッシ
ュ値を計算する演算装置704、計算されたハッシュ値
を電子透かしとして、ディジタルコンテンツに埋め込む
電子透かし埋め込み装置705、領域検出装置702に
よって検出された領域の位置情報をディジタルコンテン
ツの所定の位置に埋め込む埋め込み装置706よりな
る。
【0048】入力されたデータ値は記憶装置701に記
憶される。領域検知装置702は、記憶装置701より
データ値を読み出し、埋め込み位置情報により示されて
いる所定の位置と重なり合わない領域に存在する、対象
領域を2値化等の方法で検知する。領域検知装置702
は、対象領域を決定するための座標情報等を入力される
場合もある。記憶装置701に記憶されたディジタルコ
ンテンツはスイッチ703に入力され、領域検知装置7
02によって抽出されたハッシュ対象部分集合に含まれ
るデータ値が抽出される。
【0049】抽出されたデータ値は演算装置704に入
力される。演算装置704の計算結果として得られるハ
ッシュ値は、領域検出装置702の制御を受け、埋め込
み装置705に入力され記憶装置701に保存されてい
たディジタルコンテンツの埋め込み対象部分集合に電子
透かしとして埋め込まれる。電子透かしの埋め込まれた
ディジタルコンテンツは埋め込み装置706に入力さ
れ、埋め込み対象部分集合、ハッシュ対象部分集合と重
なり合わない位置を示す埋め込み位置情報に応じた所定
の位置に、埋め込み対象部分集合を特定できる座標値等
の位置情報及びハッシュ対象部分集合の同様の位置情報
等と共に埋め込まれる。
【0050】図8は不正検知装置のさらに第3の実施の
形態を示すブロック図である。本装置への入力は、調査
対象のディジタルコンテンツ、及び埋め込み位置情報で
ある。本装置は、記憶装置801、入力されたディジタ
ルコンテンツから、電子透かしとして埋め込まれている
ハッシュ対象部分集合の位置情報、及び埋め込み対象部
分集合の位置情報を抽出する電子透かし抽出装置80
2、ディジタルコンテンツより、領域検出装置802に
よって抽出されたハッシュ対象部分集合に含まれるデー
タ値を抽出するスイッチ803、抽出されたデータ値よ
りハッシュ値を計算する演算装置804、ディジタルコ
ンテンツの埋め込み対象部分集合より、電子透かしとし
て埋め込まれているハッシュ値を抽出する電子透かし抽
出装置805、演算装置804により計算されたハッシ
ュ値と、抽出装置805により抽出されたハッシュ値を
比較する比較装置806よりなる。
【0051】本装置に入力された調査対象のディジタル
コンテンツは、記憶装置801に記憶される。抽出装置
802は、記憶装置801に記憶されたディジタルコン
テンツを入力とし、所定の位置に電子透かしとして埋め
込まれている位置情報より、ハッシュ対象部分集合、埋
め込み対象部分集合を特定する。記憶装置801に記憶
されたディジタルコンテンツのデータ値は、領域検知装
置802の制御を受けるスイッチ803に入力され、ハ
ッシュ対象部分集合に含まれるデータ値が抽出される。
【0052】抽出されたデータ値は演算装置804に入
力され、ハッシュ値が計算される。また、記憶装置80
1に記憶されたディジタルコンテンツが、領域検出装置
802の制御を受ける抽出装置804に入力され、電子
透かしとして埋め込み対象部分集合に埋め込まれている
ハッシュ値が摘出される。演算装置804により計算さ
れたハッシュ値と、抽出装置805によって抽出された
ハッシュ値は、比較装置806で比較され、一致してい
たときはディジタルコンテンツが正当であることを出力
し、一致していなかった場合はディジタルコンテンツが
不正であることを出力する。
【0053】次に本発明の他の実施の形態としての記憶
媒体について説明する。本発明はハードウェアで構成す
ることがもきるが、CPUとメモリとで構成されるコン
ピュータシステムで構成することもできる。コンピュー
タシステムで構成する場合、上記メモリは本発明による
記憶媒体を構成する。即ち、前述した実施の形態で説明
した動作を実行するためのソフトウェアのプログラムコ
ードを記憶した記憶媒体をシステムや装置で用い、その
システムや装置のCPUが上記記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し、実行することにより、本発
明の目的を達成することができる。
【0054】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0055】従って、この記憶媒体を図2〜図8に示し
たシステムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そ
のシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し、実行することによ
っても、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共
に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成
することができる。
【0056】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能
を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本
発明の目的を達成することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子透かしにディジタルコンテンツの部分集合から演算
されたハッシュ値等の値を埋め込むことにより、電子透
かしに対してノイズを加えたり、故意に改竄あるいは画
像変換等の攻撃等の不正がなされたことを検知すること
ができると共に、不正が検知された場合に、ディジタル
コンテンツを使用に適さない状態にする等の著作権保護
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できる一般的な公衆ネットワーク
と公衆ネットワークにつながる機器からなるシステムの
構成図である。
【図2】本発明の著作権保護方式のシステムヘの搭載例
を示す構成図である。
【図3】本発明による電子透かし埋め込み装置の第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【図4】本発明による不正検知装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図5】本発明による電子透かし埋め込み装置の第2の
実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明による不正検知装置の第2の実施の形態
を示すブロック図である。
【図7】本発明による電子透かし埋め込み装置の第3の
実施の形態を示すブロック図である。
【図8】本発明による不正検知装置の第3の実施の形態
を示すブロック図である。
【符号の説明】
202 不正検知装置 203 演算処理装置 205 コントローラ 301、501、701 記憶装置 302、503、703 スイッチ 303、504、704 演算装置 304、505、705、706 埋め込み装置 502、702 領域検出装置 401、601、801 記憶装置 402、603、803 スイッチ 403、604、804 演算装置 404、605、802、805 抽出装置 405、606、806 比較装置 602 領域検知装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/58 H04L 11/20 101Z H04N 1/387 Fターム(参考) 5B057 CE08 CG07 5C076 AA12 5J104 AA08 AA14 LA05 NA12 PA14 5K030 GA15 HB02 HC01 HD01 LA01 5K033 AA08 BA13 DB14 DB18 DB21

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるディジタルコンテンツを構成
    しているデータ値の部分集合の複数個を選択する選択手
    段と、 上記選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は
    複数の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合
    毎に所定の演算を行う演算手段と、 上記選択された複数の部分集合のうち、他の所定の1つ
    又は複数の部分集合から電子透かしとして埋め込まれて
    いる情報をそれぞれ抽出する透かし抽出手段と、 上記演算手段により求めた値とこの値を求めた部分集合
    とは異なる部分集合から抽出された上記情報とを比較す
    る比較手段とを設けたことを特徴とする不正検知装置。
  2. 【請求項2】 上記演算手段は、上記選択された部分集
    合に含まれるデータ値のハッシュ値を求めることを特徴
    とする請求項1記載の不正検知装置。
  3. 【請求項3】 上記選択された複数の部分集合のディジ
    タルコンテンツ上の位置が連続していることを特徴とす
    る請求項1記載の不正検知装置。
  4. 【請求項4】 上記ディジタルコンテンツに含まれる全
    てのデータ値が、上記選択された部分集合に含まれるこ
    とを特徴とする請求項1記載の不正検知装置。
  5. 【請求項5】 上記ディジタルコンテンツに含まれる全
    てのデータ値が、上記選択された部分集合に多重に含ま
    れることのないことを特徴とする請求項1記載の不正検
    知装置。
  6. 【請求項6】 上記選択された複数の部分集合を構成す
    る要素のディジタルコンテンツ上の位置が、ディジタル
    コンテンツ全体に均一に分布していることを特徴とする
    請求項1記載の不正検知装置。
  7. 【請求項7】 上記ディジタルコンテンツがディジタル
    画像であり、上記選択された複数の部分集合を構成する
    要素のディジタルコンテンツ上の位置が、上記ディジタ
    ル画像上で千鳥状に分布していることを特徴とする請求
    項6記載の不正検知装置。
  8. 【請求項8】 上記ディジタルコンテンツがディジタル
    画像であり、上記選択された複数の部分集合を構成する
    要素のディジタルコンテンツ上の位置が、上記ディジタ
    ル画像上で縞状に分布していることを特徴とする請求項
    6記載の不正検知装置。
  9. 【請求項9】 上記ディジタルコンテンツがディジタル
    画像であり、上記選択された複数の部分集合を構成する
    要素のディジタルコンテンツ上の位置が、上記ディジタ
    ル画像上で格子状に分布していることを特徴とする請求
    項6記載の不正検知装置。
  10. 【請求項10】 上記選択された部分集合が、ディジタ
    ルコンテンツ上のオブジェクトであることを特徴とする
    請求項1記載の不正検知装置。
  11. 【請求項11】 上記ディジタルコンテンツ上の所定の
    位置に電子透かしとして埋め込まれている埋め込み位置
    情報を抽出する位置抽出手段を設け、上記抽出した埋め
    込み位置情報に示されるディジタルコンテンツ上の部分
    集合より、上記選択手段が複数の部分集合を選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載の不正検知装置。
  12. 【請求項12】 ディジタルコンテンツを構成している
    データ値の部分集合の複数個を選択する選択手段と、 上記選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は
    複数の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合
    毎に所定の演算を行う演算手段と、 上記選択された部分集合のうち、他の所定の1つ又は複
    数の部分集合に、他の部分集合から上記演算手段が演算
    して求めた値を電子透かしとして埋め込む埋め込み手段
    とを設けたことを特徴とする電子透かし埋め込み装置。
  13. 【請求項13】 上記演算手段は、上記選択選択された
    部分集合のデータ値のハッシュ値を求めることを特徴と
    する請求項12記載の電子透かし埋め込み装置。
  14. 【請求項14】 上記選択された部分集合のディジタル
    コンテンツ上の位置が連続していることを特徴とする請
    求項12記載の電子透かし埋め込み装置。
  15. 【請求項15】 上記ディジタルコンテンツに含まれる
    全てのデータ値が、上記選択された部分集合に含まれる
    ことを特徴とする請求項12記載の電子透かし埋め込み
    装置。
  16. 【請求項16】 上記ディジタルコンテンツに含まれる
    全てのデータ値が、上記選択された部分集合に多重に含
    まれることのないことを特徴とする請求項12記載の電
    子透かし埋め込み装置。
  17. 【請求項17】 上記選択された複数の部分集合を構成
    する要素のディジタルコンテンツ上の位置が、ディジタ
    ルコンテンツ全体に均一に分布していることを特徴とす
    る請求項12記載の電子透かし埋め込み装置。
  18. 【請求項18】 上記ディジタルコンテンツがディジタ
    ル画像であり、上記選択された複数の部分集合を構成す
    る要素のディジタルコンテンツ上の位置が、上記ディジ
    タル画像上で千鳥状に分布していることを特徴とする請
    求項17記載の電子透かし埋め込み装置。
  19. 【請求項19】 上記ディジタルコンテンツがディジタ
    ル画像であり、上記選択された複数の部分集合を構成す
    る要素のディジタルコンテンツ上の位置が、上記ディジ
    タル画像上で縞状に分布していることを特徴とする請求
    項17記載の電子透かし埋め込み装置。
  20. 【請求項20】 上記ディジタルコンテンツがディジタ
    ル画像であり、上記選択された複数の部分集合を構成す
    る要素のディジタルコンテンツ上の位置が、上記ディジ
    タル画像上で格子状に分布していることを特徴とする請
    求項17記載の電子透かし埋め込み装置。
  21. 【請求項21】 上記選択された部分集合が、ディジタ
    ルコンテンツ上のオブジェクトであることを特徴とする
    請求項12記載の電子透かし埋め込み装置。
  22. 【請求項22】 上記ディジタルコンテンツ上の所定の
    位置に、上記選択された複数の部分集合の位置を示す位
    置情報を埋め込む位置情報埋め込みを手段を設けたこと
    を特徴とする請求項12記載の電子透かし埋め込み装
    置。
  23. 【請求項23】 入力されるディジタルコンテンツを構
    成しているデータ値の部分集合の複数個を選択する手順
    と、 上記選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は
    複数の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合
    毎にハッシュ値を演算する手順と、 上記選択された複数の部分集合のうち、他の所定の1つ
    又は複数の部分集合からハッシュ値として埋め込まれて
    いる電子透かし情報をそれぞれ抽出する手順と、 上記演算手順により求めたハッシュ値とこのハッシュ値
    を求めた部分集合とは異なる部分集合から抽出された上
    記電子透かし情報とを比較する手順とを設けたことを特
    徴とする不正検知方法。
  24. 【請求項24】 ディジタルコンテンツを構成している
    データ値の部分集合の複数個を選択する手順と、 上記選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は
    複数の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合
    毎にハッシュ値を演算する手順と、 上記選択された部分集合のうち、他の所定の1つ又は複
    数の部分集合に、他の部分集合から上記演算により求め
    たハッシュ値を電子透かしとして埋め込む手順とを設け
    たことを特徴とする電子透かし埋め込み方法。
  25. 【請求項25】 入力されるディジタルコンテンツを構
    成しているデータ値の部分集合の複数個を選択する処理
    と、 上記選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は
    複数の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合
    毎にハッシュ値を演算する処理と、 上記選択された複数の部分集合のうち、他の所定の1つ
    又は複数の部分集合からハッシュ値として埋め込まれて
    いる電子透かし情報をそれぞれ抽出する処理と、 上記演算により求めたハッシュ値とこのハッシュ値を求
    めた部分集合とは異なる部分集合から抽出された上記電
    子透かし情報とを比較する処理とを実行するためのプロ
    グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  26. 【請求項26】 ディジタルコンテンツを構成している
    データ値の部分集合の複数個を選択する処理と、 上記選択された複数の部分集合のうち、所定の1つ又は
    複数の部分集合に含まれるデータ値を用いて各部分集合
    毎にハッシュ値を演算する処理と、 上記選択された部分集合のうち、他の所定の1つ又は複
    数の部分集合に、他の部分集合から上記演算により求め
    たハッシュ値を電子透かしとして埋め込む処理とを実行
    するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
JP33083798A 1998-11-20 1998-11-20 不正検知装置、方法、電子透かし埋め込み装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Pending JP2000155834A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542523A (ja) * 1999-04-20 2002-12-10 シグナファイ、 インコーポレイテッド デジタルデータにデジタル署名を挿入しデジタルデータ中のデジタル署名を認証するための方法及び装置
JP2004505349A (ja) * 2000-07-20 2004-02-19 ディジマーク コーポレイション ファイル共有で組み込まれたデータの使用
WO2004084208A1 (ja) * 2003-03-20 2004-09-30 Sony Corporation 記録媒体及びその製造方法、再生方法及び再生装置、並びに著作権管理方法
JP2006115501A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Microsoft Corp 離散レベル改ざん位置同定による安全画像認証

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