JP2000150542A - Ib−IIIb−VIb2族化合物半導体薄膜の形成方法およびこの方法で使用される成膜装置 - Google Patents

Ib−IIIb−VIb2族化合物半導体薄膜の形成方法およびこの方法で使用される成膜装置

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秀伸 中沢
Marco Aglo Jean
マルコ アグロ ジェーン
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/541CuInSe2 material PV cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】CVD法によりIb−IIIb−VIb2 族化
合物半導体(CuInS 2 )薄膜を形成する方法におい
て、膜組成の制御性に優れた方法を提供する。 【解決手段】反応器1の直前に混合器2を設ける。先
ず、この混合器2内に、(H2 S/H2 )ガス、Cu原
料71の蒸気を含むArガス、In原料81の蒸気を含
むArガスを導入する。この混合器2内で混合された原
料ガスを、混合ガス導入管21から反応器1内の基板4
の近傍に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池の光吸収
層等として使用されるIb−IIIb−VIb2族化合
物半導体薄膜の化学気相成長法(CVD:Chemical Vap
or Deposition )による成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Ib−IIIb−VIb2 族化合物半導
体は、太陽電池の光吸収層としての応用が期待されてい
る材料である。特に、Cu(Inx ,Ga(1-x) )(S
y ,S(1-y) 2 (0≦x≦1,0≦y≦1)は、変
換効率が高く、低コスト化が可能な太陽電池用材料とし
て、活発に研究がなされている。Cu(Inx ,Ga(1
-x) )(Sey ,S(1-y) 2 薄膜の形成方法として
は、真空蒸着法、カルコゲン化法(先ずCu(Inx
Ga(1-x) )薄膜を形成し、これをSまたはSe含有ガ
ス雰囲気中で熱処理する方法)、電着法、CVD法等の
様々な方法が検討されている。
【0003】このうちCVD法は、他の方法と比較して
装置のコストが低く成膜速度が速いため、大面積の薄膜
を成膜するのに有利であり、Ib−IIIb−VIb2
族化合物半導体薄膜の成膜方法としても注目されてい
る。CVD法によるIb−IIIb−VIb2 族化合物
半導体薄膜の成膜に関しては、「Solid Stat
e phenomena 37−38(1994)p5
03−508」に、CuInSe2 薄膜を大気圧下での
CVD法で成膜したことが記載されている。この文献で
は、銅(Cu)の原料としてヘキサフルオロアセチルア
セトナト銅(II)をトリメチルアミンに溶解させた溶
液を用い、インジウム(In)の原料としてトリエチル
インジウムを用い、セレン(Se)の原料としてセレン
化水素を使用している。また、銅原料とインジウム原料
のキャリアガスとしては水素を用い、セレン化水素も水
素ガスで希釈したものを導入している。
【0004】一般に、CVD法により高品質な膜を得る
ためには、基板上で原料ガスの反応が生じるようにする
ことが好ましい。そのため、この文献では、セレン原料
ガスを、銅原料ガスおよびインジウム原料ガスと分離し
た状態で基板の近くに(基板を保持するサセプタまで)
導入することにより、基板に到達する前に原料ガスの反
応が生じないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、得られた膜の組成制御が難しく、面
内で組成が不均一になったり、同じ条件で成膜してもロ
ット間で組成のバラツキが生じたりするという問題点が
ある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、CVD法によりIb−I
IIb−VIb2 族化合物半導体薄膜を形成する方法に
おいて、膜組成の制御性に優れた方法を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、反応器内に、Ib族元素の原料ガスとI
IIb族元素の原料ガスとVIb族元素の原料ガスを導
入し、化学気相成長法でIb−IIIb−VIb2 族化
合物半導体からなる薄膜を基板上に形成する方法におい
て、反応器の直前に混合器を設け、この混合器内で各原
料ガスをIb族元素とIIIb族元素とVIb族元素の
比が設定値(例えばIb族元素:IIIb族元素:VI
b族元素=1:1:2)となるように混合した後、混合
された原料ガスを反応器内の基板近傍に導入することを
特徴とするIb−IIIb−VIb2 族化合物半導体薄
膜の形成方法を提供する。
【0008】本発明はまた、反応器内に、Ib族元素の
原料ガスとIIIb族元素の原料ガスとVIb族元素の
原料ガスを導入し、化学気相成長法でIb−IIIb−
VIb2 族化合物半導体からなる薄膜を基板上に形成す
る成膜装置において、反応器の直前に、各原料ガスを混
合する混合器と、この混合器内の混合ガスを反応器内の
基板近傍に導入する導入管とを設けたことを特徴とする
成膜装置を提供するものである。
【0009】本発明の方法によれば、各原料ガスを混合
器で各成分元素の比が設定値となるように混合してから
反応器内の基板近傍に導入するため、前記従来のCVD
法によるIb−IIIb−VIb2 族化合物半導体薄膜
の形成方法と比較して、膜組成のバラツキを少なくする
ことができる。
【0010】本発明の方法において、混合器内の圧力は
0.1Torr以上500Torr以下とすることが好ましい。
これにより、混合器内の圧力が大気圧(760Torr)の
場合と比較して、混合器内でのガスの移動速度が速くな
るため、混合層内での原料ガスの反応が抑制される。
【0011】反応器から混合器への原料ガスの逆流を防
ぐために、反応器内の圧力は混合器内の圧力と同じか混
合器内の圧力より低くする必要がある。反応器内の圧力
が高いと得られる薄膜の組成のバラツキが大きくなり、
反応器内の圧力が低すぎると成膜速度が著しく低下す
る。そのため、反応器内の圧力は0.1Torr以上100
Torr以下とすることが好ましく、より好ましくは1Torr
以上10以下とする。したがって、混合器内の圧力が
0.1Torr未満であると、反応器内の圧力を0.1Torr
以下とする必要がある。その結果、反応器内の圧力が低
すぎて成膜速度が著しく低下するため、混合器内の圧力
は0.1Torr以上とすることが好ましい。
【0012】混合器内の圧力のより好ましい範囲は1To
rr以上200Torr以下である。混合器に対する原料ガス
の導入は、3つの原料ガスを全て独立に導入することが
好ましいが、VIb2 族元素の原料ガスのみを独立に導
入し、Ib族元素とIIIb族元素とは混合状態で導入
してもよい。
【0013】各元素の原料ガスは、その元素を構成元素
とする原料を含むガスであって、この原料が固体または
液体である場合には、その蒸気を、アルゴン、窒素、水
素、水素とアルゴンの混合ガス、または水素と窒素の混
合ガス等からなるキャリアガスで運ぶことにより混合器
内へ導入する。この原料が気体である場合にはそのま
ま、或いは前記いずれかの気体で希釈した状態で混合器
内へ導入する。このようなキャリアガスまたは希釈用気
体として水素を用いることにより水素を成膜空間内に存
在させれば、薄膜中への炭素の混入量が低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1に示すCVD装置は縦型のCVD装置で
あって、反応器1の下側から原料ガスが導入される。そ
のため、反応器1の直下に混合器2を設け、この混合器
2の上部に混合ガス導入管21が設けてある。この混合
ガス導入管21は、混合器2の上部から所定長さで上方
に延び、その上端は、反応器1内に配置されたサセプタ
3より少し下側(基板4が取り付けられる側)に配置さ
れている。
【0015】混合器2は、所定体積の混合空間を有する
チャンバであり、導入された気体を攪拌する攪拌機構等
は備えていない。混合器2に導入された気体は、その内
部に導入速度(流速)と混合器2の体積とに応じた時間
だけ留まった後に、混合ガス導入管21から反応器1に
向かう。
【0016】サセプタ3はカーボン製である。反応器1
の外周に、サセプタ3を加熱するための高周波誘導コイ
ル11が設けてある。反応器1の上方には、スロットル
バルブ51を介して真空ポンプ5が設けてある。設定圧
力に応じてスロットルバルブ51の開度を調節し、真空
ポンプ5を作動させることにより、反応器1内と混合器
2内を大気圧より低い設定圧力に保持することができ
る。また、サセプタ3の温度を測定する熱電対31が反
応器1の上部に設けてある。
【0017】混合器2の一側面には、3つの原料ガスを
独立に導入する配管6,7,8の下流端が接続されてい
る。この実施形態ではCuInS2 薄膜を成膜するた
め、配管6の上流端は、硫化水素(H2 S)が水素(H
2 )で希釈されたガスを供給する(H2 S/H2 )供給
源61に接続されている。配管6には、(H2 S/
2)ガスの混合器2内への流量を調整する流量調整器
62が設けてある。
【0018】配管7の上流端は、Cu原料71を入れた
気化容器72に接続されている。配管8の上流端は、I
n原料81を入れた気化容器82に接続されている。各
気化容器72,82には、内部にキャリアガスを導入す
るための配管73,83が設けてある。配管73の上流
端は、キャリアガスとして用いるアルゴン(Ar)ガス
を供給するArガス供給源9に接続されている。配管8
3は、配管73から分岐している。
【0019】この装置は、Cu原料71およびIn原料
81として常温で液体であるものを使用して、これらの
液体中にキャリアガスを導入して泡を生じさせるバブリ
ング法を採用する場合に対応させてある。そのため、配
管73,83は、下流端が気化容器72,82内の液体
内に達するように配置されている。また、配管7,8の
上流端は、各気化容器72,82の上部空間に配置され
ている。
【0020】配管73には、配管83の分岐点より下流
側の位置に、Arガスの気化容器72内への流量を調整
する流量調整器74が設けてある。配管83には、Ar
ガスの気化容器82内への流量を調整する流量調整器8
4が設けてある。これにより、Arガスの供給を開始す
ると、各気化容器72,82内の液体内にArガスが導
入されて泡が生じる。これに伴って、各液体の蒸気は効
率的にArガスに運ばれて、配管7,8から混合器2に
導入される。また、(H2 S/H 2 )ガスの供給を開始
すると、配管6から混合器2へ(H2 S/H2 )ガスが
導入される。
【0021】したがって、この装置を用い、Arガスの
供給と(H2 S/H2 )ガスの供給を同時に開始すれ
ば、Arガス、銅化合物71の蒸気、インジウム化合物
81の蒸気、および(H2 S/H2 )ガスが、混合器2
内で混合された後に、混合ガス導入管21から反応器1
内の基板3の近傍に導入される。
【0022】この装置を使用して、以下の条件でCuI
nS2 薄膜を成膜した。液状のCu原料71として、
(ビニルトリメチルシラン)ヘキサフルオロアセチルア
セトナト銅(I)を用いた。この化合物は下記の(1)
式で表される。以下において、この化合物をCu(hf
ac)VMTSと略称する。
【0023】
【化1】 液状のIn原料81として、トリエチルインジウム(I
n(C2 5 3 )を用いた。(H2 S/H2 )ガスの
2 S濃度は5体積%とした。
【0024】また、混合器2内での各成分の比率がC
u:In:S=1:1:2となるように以下の調整を行
った。各流量調整器62,74,84の調整により、
(Cu(hfac)VMTS+Ar)ガスの流量を57
SCCM、(トリエチルインジウム+Ar)ガスの流量
を19SCCM、(H2 S/H2 )ガスの流量を148
SCCMとした。各気化装置72,82の温度調整によ
り、Cu(hfac)VMTSとトリエチルインジウム
の温度を6℃にした。
【0025】基板4としては、ソーダライムガラス基板
の上にスパッタリング法によりモリブデン薄膜を形成し
たものを用いた。基板4のモリブデン薄膜面にCuIn
2薄膜を成膜した。熱電対31からの出力値に応じて
高周波誘導コイル11への電流入力値を調整することに
より、サセプタ3の温度(基板温度)を530℃に保持
した。
【0026】また、スロットルバルブ51の開度を、反
応器1内の圧力が5Torrになるように調整した後、真空
ポンプ5を作動させた。混合器2内の圧力は反応器1内
の圧力より高くなり、この場合は50Torrになった。こ
の状態でArガスの供給と(H2 S/H2 )ガスの供給
を同時に開始することにより、3成分の原料ガスを混合
器2で混合した後に反応器1内の基板3の近傍に導入し
た。成膜時間は1時間とした。
【0027】このようにして成膜されたCuInS2
膜の膜厚を測定したところ1.5μmであった。成膜速
度(単位時間当たりの厚さの増加率)は1.5μm/h
であった。同じ条件でCuInS2 薄膜を5回成膜し、
EDX(エネルギー分散型X分光装置)により組成分析
を行った。その結果を下記の表1に示す。測定位置は基
板面の中心位置とした。各回毎の組成のバラツキを調べ
るために、各構成元素の比率の標準偏差(σ)を計算し
た。その結果も下記の表1に併せて示す。
【0028】
【表1】 図2に示すCVD装置は、真空ポンプ5およびスロット
ルバルブ51が設けていない点で図1の装置とは異なる
が、これ以外の点は図1と同じ装置である。
【0029】したがって、この装置では、図1の装置と
は異なり、反応器1内と混合器2内の圧力を大気圧(7
60Torr)より小さくすることができない。ただし、こ
の装置を用い、Arガスの供給と(H2 S/H2 )ガス
の供給を同時に開始すれば、図1の装置と同様に、Ar
ガス、銅化合物71の蒸気、インジウム化合物81の蒸
気、および(H2 S/H2 )ガスが、混合器2内で混合
された後に、混合ガス導入管21から反応器1内の基板
3の近傍に導入される。
【0030】この装置を使用して、反応器1内と混合器
2内の圧力を大気圧にしたこと以外は、上記と同じ条件
でCuInS2 薄膜を成膜した。なお、成膜時間は膜厚
が上記と同じ1.5μmとなるまでとした。1.5μm
の膜厚となるまでに3時間かかった。すなわち、成膜速
度(単位時間当たりの厚さの増加率)は0.5μm/h
であった。
【0031】同じ条件でCuInS2 薄膜を5回成膜
し、EDXにより組成分析を行った結果を下記の表2に
示す。測定位置は基板面の中心位置とした。各回毎の組
成のバラツキを調べるために、各構成元素の比率の標準
偏差(σ)を計算した。その結果も下記の表2に併せて
示す。
【0032】
【表2】 図3に示すCVD装置は、混合器2の代わりに径の大き
な配管10が設けてある点で図1の装置とは異なるが、
これ以外の点は図1と同じ装置である。
【0033】配管10の上端は、図1の混合器2の混合
ガス導入管21と同じ高さに配置されている。S源供給
用の配管6の下流端は、この配管10の周面に接続され
ている。Cu源供給用の配管7とIn源供給用の配管8
の下流側は、配管10内に下側から上側に向けて配置さ
れている。配管7と配管8の上端(下流端)は、配管1
0の上端よりも少し低い高さとなっている。したがっ
て、この装置では、基板4の直前で、3つの配管6,
7,8からのガスが混合されて反応器1内に供給され
る。
【0034】この装置を使用して、図1の装置の場合と
同じ条件でCuInS2 薄膜を成膜した。なお、成膜時
間は膜厚が1.5μmとなるまでとした。1.5μmの
膜厚となるまでに1時間かかった。すなわち、成膜速度
(単位時間当たりの厚さの増加率)は1.5μm/hで
あった。
【0035】同じ条件でCuInS2 薄膜を5回成膜
し、EDXにより組成分析を行った結果を下記の表3に
示す。測定位置は基板面の中心位置とした。各回毎の組
成のバラツキを調べるために、各構成元素の比率の標準
偏差(σ)を計算した。その結果も下記の表3に併せて
示す。
【0036】
【表3】 表1〜表3の結果を比較すると、混合器2を設けずに成
膜を行った場合(表3)よりも混合器2を設けて成膜を
行った場合(表1,2)の方が、各回毎の組成のバラツ
キが小さいことが分かる。また、混合器2を設けて成膜
を行った場合の二つの実施例を比較すると、反応器1と
混合器2の圧力を大気圧とした場合(表2)よりも、大
気圧より低くした(反応器1が5Torr、混合器2が50
Torr)場合(表1)の方が、各回毎の組成のバラツキが
小さく、成膜速度も速かった。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、従来のCVD法によるIb−IIIb−VIb2
族化合物半導体薄膜の形成方法と比較して、膜組成のバ
ラツキを少なくすることができる。特に、混合器内の圧
力を0.1Torr以上500Torr以下とすれば、混合器内
の圧力が大気圧の場合と比較して、膜組成のバラツキを
より一層少なくすることができる。また、本発明の装置
によれば、本発明の方法が実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に相当する方法が実施可能
なCVD装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に相当する方法が実施可能
なCVD装置を示す概略構成図である。
【図3】混合器のないCVD装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 反応器 2 混合器 3 サセプタ 4 基板 5 真空ポンプ 6 S源供給用配管 7 Cu源供給用配管 8 In源供給用配管 9 Arガス供給源 10 配管 11 高周波誘導コイル 21 混合ガス導入管 31 熱電対 61 (H2 S/H2 )ガス供給源 62 流量調整器 71 Cu原料 72 気化装置 73 配管 74 流量調整器 81 In原料 82 気化装置 83 配管 84 流量調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598153191 エム3ディー,マテリアルズ デベロップ メンツ デザイン アンド デバイシズ エスエー M3D,Materials Devel opment Design & Dev ices SA フランス,ガイラード F−74240,ルゥ ー ドゥ ジャルディン,16ビー 16b,Rue des Jardins, F−74240 Gaillard,Fanc e (72)発明者 中沢 秀伸 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭化成工業 株式会社内 (72)発明者 ジェーン マルコ アグロ フランス,ガイラード F−74240,ルゥ ー ドゥ ジャルディン,16ビー エム3 ディー,マテリアルズ デベロップメンツ デザイン アンド デバイシズ エスエ ー内 Fターム(参考) 4K030 AA11 AA17 AA24 BA35 BA53 BA55 BA57 CA06 EA01 EA03 FA04 HA04 JA09 LA12 LA16 5F045 AA06 AB40 AC01 AC08 AC16 AC18 AE19 AE21 AE23 AE25 AF10 BB02 CA13 DP04 EC08 EE01 EE03 EE05 EK03 5F051 AA10 BA14 CB12 CB29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応器内に、Ib族元素の原料ガスとI
    IIb族元素の原料ガスとVIb族元素の原料ガスを導
    入し、化学気相成長法でIb−IIIb−VIb2 族化
    合物半導体からなる薄膜を基板上に形成する方法におい
    て、 反応器の直前に混合器を設け、この混合器内で各原料ガ
    スをIb族元素とIIIb族元素とVIb族元素の比が
    設定値となるように混合した後、混合された原料ガスを
    反応器内の基板近傍に導入することを特徴とするIb−
    IIIb−VIb2 族化合物半導体薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 混合器内の圧力を0.1Torr以上500
    Torr以下とすることを特徴とする請求項1記載のIb−
    IIIb−VIb2 族化合物半導体薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 反応器内に、Ib族元素の原料ガスとI
    IIb族元素の原料ガスとVIb族元素の原料ガスを導
    入し、化学気相成長法でIb−IIIb−VIb2 族化
    合物半導体からなる薄膜を基板上に形成する成膜装置に
    おいて、 反応器の直前に、各原料ガスを混合する混合器と、この
    混合器内の混合ガスを反応器内の基板近傍に導入する導
    入管とを設けたことを特徴とする成膜装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101371103B1 (ko) 2012-01-04 2014-03-12 엘아이지에이디피 주식회사 병합소스를 이용한 cigs 박막증착장치
JP5663488B2 (ja) * 2009-10-14 2015-02-04 大陽日酸株式会社 太陽電池用セレン化水素混合ガスの供給方法及び供給装置

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