JP2000148307A - キーボード - Google Patents

キーボード

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JP2000148307A
JP2000148307A JP10319113A JP31911398A JP2000148307A JP 2000148307 A JP2000148307 A JP 2000148307A JP 10319113 A JP10319113 A JP 10319113A JP 31911398 A JP31911398 A JP 31911398A JP 2000148307 A JP2000148307 A JP 2000148307A
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JP
Japan
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heat
heating element
keyboard
absorbing layer
insulator
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Application number
JP10319113A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Yazawa
和明 矢澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機器内部の熱を逃がしやすいキーボードを形成
する。 【解決手段】発熱体22の上部に置かれるキーボードに
おいて、複数のキースイッチの支持体16に熱伝達特性
の良い絶縁体16を用いる。絶縁体16の下面には、発
熱体22の熱を良好に吸収し得る吸熱層18を形成す
る。絶縁体16及び吸熱層18の間に、熱良導体の薄い
柔軟なプリント基板を介挿する。発熱体22を吸熱層1
8に対面して配置する。発熱体22の上面に放熱板又は
熱拡散板を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉筐体あるい
は、高密度に実装された機器上に設置されるキーボード
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばノートパソコン等の機器で
使用されるキーボードは、各々がキートップを有する複
数のキースイッチと、各キースイッチを動作機構によっ
て上下動自在に支持する支持絶縁板と、各キートップの
下面に設けられた可動接点に接触し得る複数の接点部分
が配列されるプリント配線基板と、配線基板の下面に設
けられる電磁遮蔽板とを備えている。
【0003】近年、処理速度の高速化によりMPU等の
機器内部の発熱体から熱を良好に逃がす方法が提案され
ている。特開平10−105313号には、発熱体にヒ
ートパイプを取り付けて、キーボード本体の特定部位に
熱が集中するのを回避する装置が開示されている。特開
平8−263162号には、吸気孔から空気を取り入れ
て機器内部の発熱体を冷却して排気孔から熱を逃がす冷
却手段が開示されている。しかしながら、これらの従来
例には、機器の上部にあるキーボードから熱を逃がす思
想は全く開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】機器内の発熱体からキ
ーボードを経て外部に至る伝熱経路を簡単に構成するこ
とは離しい。第1の理由は、筐体内部の構造物の組立寸
法精度のバラツキに起因する。発熱体からの熱によっ
て、発熱体を実装した主要なプリント基板或いはキーボ
ードが変形する恐れがある。これらの部材寸法にバラツ
キが生じるために、発熱体とキーボードとを単純に接触
させることは事実上不可能である。
【0005】従って、発熱体及びキーボード間の隙間を
埋める伝熱性スペーサを挿入する必要がある。このスペ
ーサは、金属などのような熱伝導率を持つことができな
いため、スペーサ分の熱伝導損失(熱抵抗)が存在し、
熱伝導特性のよいキーボードであっても、その性能を生
かすことは離しかった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解消して、機
器内の発熱体からの熱を上部に逃がすことができるキー
ボードを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のキーボードは、発熱体の上部に置かれて、
複数のキースイッチの支持体に熱伝達特性の良い絶縁体
を用いたことを特徴とする。前記絶縁体の下面には、前
記発熱体の熱を良好に吸収し得る吸熱層が形成されてい
る。
【0008】前記絶縁体及び前記吸熱層の間には、前記
キースイッチの接点部分が配列される柔軟なプリント基
板が介挿されている。前記発熱体は、前記吸熱層に対面
して配置され、その上面には、前記吸熱層に対面して配
置されて、同発熱体の上面の面積より広い面積を有する
熱拡散板が取り付けられる。
【0009】従って、密閉筐体あるいは高密度に実装さ
れた機器に設置されたキーボードには、熱の輻射効果を
利用して内部の熱を吸収しやすい処理が施される。キー
ボードは、通常機器の天井面に設置されるため、このキ
ーボードにより機器の放熱特性を向上することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明のキーボードの実施例を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、筐体10の上部に設置
された本発明によるキーボード12の概略断面図であ
る。
【0011】図1において、キーボード12は、各々が
キートップ14を有する複数のキースイッチ(図示略)
と、各キースイッチを動作機構によって上下動自在に支
持する支持絶縁板16とを備えている。この支持絶縁板
16には、複数のキースイッチの支持体として、熱伝達
特性の良いプラスチック例えばポリイミド樹脂或いは表
面がアルマイト加工又はホウロウ引き処理されたアルミ
板が用いられている。
【0012】この絶縁板16の下面には、各キートップ
14の下面に設けられた可動接点に接触し得る複数の接
点部分が配列された耐熱性の柔軟な薄いプリント配線基
板(図示略)が設けられ、このプリント配線基板の下面
には、電磁遮蔽効果を持つ本発明による吸熱層18が設
けられている。
【0013】図1のようにキーボード12の背面に形成
された吸熱層18は、アルミ板で構成されている。この
アルミ板18は、その表面をアルマイト加工してあり、
通常の熱処理が輻射率0.1から0.2程度であるのに
比べ、アルマイト処理により輻射率が0.8程度になっ
ている。従って、輻射熱伝達により、機器内の主要なプ
リント配線基板20に実装された発熱体22からキーボ
ード12に伝わる熱量は、4倍以上となっている。
【0014】このキーボード12に吸収された熱量は、
キーボード12内部を熱伝導し、キートップ14の表面
または、キートップ14の隙間(矢印24で示す)から
外気へと熱伝達(自然対流)によって放熱される。この
場合、柔軟な薄いプリント配線基板は、ポリカーボネイ
ト樹脂製が好ましく、薄いので熱抵抗が無視される。発
熱体22は、吸熱層18と対面に実装されるのが最も効
率よく輻射伝熱ができる。
【0015】キーボード12内部の熱伝導をよくするた
めには、支持絶縁板16及び吸熱層18に、熱伝導率の
高い金属板を使うのが望ましい。また、ダイアモンド、
あるいは炭素の構造格子繊維を持つ熱伝導性シートと支
持構造板との複合材で構成することも可能である。特に
吸熱層の表面には、輻射率の高い処理が採用されてい
る。上記金属板がアルミニウム又はマグネシウムの場合
は、陽極酸化処理を施す。その他の素材としては、銅、
鋼(鉄)、チタンなどの金属が考えられる。表面処理と
しては、メッキ、エッチング、ブラストにより表面の輻
射率を更に向上させる事ができる。
【0016】次に、図2には、本発明による別の実施例
が示されている。図2において、図1に示す部材と類似
する部材には同じ符号が付して、その説明を省略する。
【0017】図2に示すように、発熱体22には、熱拡
散板30が接触又は接着されている。これによって、発
熱体22からの熱は、板一杯に広げられ、キーボードの
吸熱層18へと輻射熱伝達させられる。熱拡散板30に
は、キーボードの吸熱層18と同様な表面処理が施され
て、輻射率を高くしている。これにより、熱拡散板30
による伝熱量は、より広い面積によって熱輻射できるた
め、発熱体22の表面をそのまま使うより多くの熱量を
伝えることが出来る。熱拡散板30及びキーボード12
の吸熱層18は対面するのが最も望ましい。
【0018】このように、筐体は、開口を持っていて
も、密閉の構造であっても良くこれらの効果は変わらな
い。発熱体22又は発熱体上の熱拡散板30及びキーボ
ード12間には、断熱または空間が存在していても、他
の経路により熱的に接続していても、温度差が生ずれ
ば、輻射による熱伝達は必ず起こる。
【0019】特に発熱量の大きいものは、発熱体22上
に取り付けられた拡散(放熱)板から面積を大きくして
熱の授受を行うことにより、デバイス即ち発熱体の表面
によるよりも大きな熱量を吸収することが出来る。機器
の設計においては、キーボード12の背面と、プリント
基板等に実装された発熱体22を向かい合わせ(対面)
に設置し、間に仕切りなどの遮蔽物を置かないようにす
ることにより、その性能が最大に発揮される。
【0020】キーボード12は通常筐体の上面(天面)
に設置されるため、最も外気に対して放熱しやすい場所
にある。これを利用し、キーボード12の内部を熱伝導
させ、上面から放熱する。従ってキーボード12の内部
構造は、熱伝導性の良い材料、たとえばアルミなどで構
成する。キーボード12背面の吸熱層18に、熱輻射率
を向上させる処理を施すことにより内部の発熱体22か
ら発せられる熱を吸収することが出来る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキーボー
ドは、筐体内の発熱体22の熱をより多くキーボード1
2を介して外気に放出させることができる。輻射の熱伝
達を利用するため特別なデバイスや部品を必要としな
い。
【0022】輻射熱伝達は、高温側と低温側の間隙に依
存しないので、狭い空間でも採用が可能である。すでに
他の機能実現のために構成している部材に表面処理を施
すのであるから、コンパクトかつ軽量な製品にすること
ができる。
【0023】使用環境などで、その効果が大きく変化す
ることはなく安定である。他の放熱機構と併用すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーボードの実施例を示す概略断面図
である。
【図2】本発明のキーボードの別の実施例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
10 筐体 12 キーボード 16 支持絶縁板 18 吸熱層 22 発熱体 30 熱拡散板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体の上部に置かれるキーボードにおい
    て、複数のキースイッチの支持体に熱伝達特性の良い絶
    縁体を用いたことを特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】前記絶縁体の下面には、前記発熱体の熱を
    良好に吸収し得る吸熱層が形成される請求項1に記載の
    キーボード。
  3. 【請求項3】前記絶縁体及び前記吸熱層の間には、前記
    キースイッチの接点部分が配列される柔軟なプリント基
    板が介挿される請求項2に記載のキーボード。
  4. 【請求項4】前記発熱体は、前記吸熱層に対面して配置
    される請求項1〜3のいずれかに記載のキーボード。
  5. 【請求項5】前記発熱体の上面には、前記吸熱層に対面
    して配置されて、同発熱体の上面の面積より広い面積を
    有する熱拡散板が取り付けられる請求項4に記載のキー
    ボード。
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