JP2000146746A - 損傷・破損箇所検出装置 - Google Patents

損傷・破損箇所検出装置

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JP2000146746A
JP2000146746A JP10320929A JP32092998A JP2000146746A JP 2000146746 A JP2000146746 A JP 2000146746A JP 10320929 A JP10320929 A JP 10320929A JP 32092998 A JP32092998 A JP 32092998A JP 2000146746 A JP2000146746 A JP 2000146746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機等の検査時間が従来よりも短縮され、
機体の疲労情報を取出して分析できると共に、飛行中に
損傷や破損が発生した場合にも、その不良状況を把握で
きる損傷・破損箇所検出装置。 【解決手段】 損傷・破損検出対象物の表層面又は表層
中に格子状に配設されたX軸及びY軸方向の光ファイバ
センサ8X1 〜8Xm ,8Y1 〜8Yn と、上記各光フ
ァイバセンサの透過光量及び反射光を検知する透過光量
・反射光検知手段(1X〜7X,1Y〜7Y)と、各光
ファイバセンサの透過光量計測値から求めた外力の大き
さとその印加時間の積の累算値をメモリに記憶すると共
に、この累算値が閾値を越えた場合のX軸とY軸方向の
光ファイバセンサの交差領域を損傷箇所として算出し、
また反射光の検出されたX軸とY軸方向の光ファイバセ
ンサの交差領域を破損箇所として算出する統合処理器9
とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバセンサを
用いた損傷・破損箇所検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大気中を高速度で飛行する航空機は、常
時機体に強い風圧を受けて航行している。したがって、
胴体や側方に張り出した主翼や尾翼の表面や構造体に、
飛行時間に比例して歪や亀裂等が生じる確率が高くな
る。
【0003】従来、このような航空機の表面や構造体の
凹凸や歪み、亀裂などの損傷や破損は、熟練した整備員
の巨視的または微視的な目視検査や、測定装置を用いた
超音波探傷検査、磁粉探傷検査、渦電流探傷検査、X線
検査などによって検出していた。
【0004】上記いずれの検査の場合も航空機を飛行場
や整備場などの地上において、ある期間飛行を休止し
て、検査装置を取り付けて損傷や破損を検出していた。
【0005】また、金属疲労については、飛行時間と離
着陸回数および荷重(G)印加の蓄積等により管理して
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の航空機の検査方法では、損傷や破損の点検検
査に多大な時間を要し、航空機の運用効率は低いものと
なるという問題があった。
【0007】また地上の整備段階においては機体の不良
を検出できるが、飛行中は検出することが出来ないとい
う問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る損傷・破損
箇所検出装置は、光ファイバケーブルのコア直径を所定
間隔毎に細くして外力印加による応力に感応するように
した光ファイバセンサを損傷・破損検出対象物の表層面
又は表層中のX軸及びY軸方向に複数個格子状に配設し
た格子状の光ファイバセンサと、前記格子状の各光ファ
イバセンサのX軸及びY軸方向の一端よりそれぞれ光を
入射し、その他端での受光光量から各光ファイバセンサ
の透過光量をそれぞれ計測すると共に、前記光の入力端
への反射光をそれぞれ検出する光ファイバセンサの透過
光量・反射光検知手段と、前記損傷・破損検査対象物の
実使用の前に、予め前記格子状の各光ファイバセンサに
印加する外力の大きさとその透過光量との対応関係を較
正した較正データ及び前記外力の大きさとその印加時間
との積の累算値に対して設定された閾値データをそれぞ
れ第1のメモリに記憶しておき、前記損傷・破損検査対
象物の実使用時に、光ファイバセンサの透過光量・反射
光検知手段が計測したX軸及びY軸方向の各光ファイバ
センサの透過光量を前記第1のメモリ内の較正データと
照合して求めた外力の大きさとその印加時間との積を既
に第2のメモリに記憶している前回までの累算値に加算
して今回の累算値として再び前記第2のメモリにそれぞ
れ記憶すると共に、前記光ファイバセンサのいずれかに
ついての今回の累積値が前記第1のメモリ内の対応する
閾値を越えた場合には、閾値を越えたX軸方向とY軸方
向の光ファイバセンサの交差領域を損傷箇所として算出
し、また前記光ファイバセンサの透過光量・反射光検知
手段が前記光ファイバセンサのいずれかについての反射
光を検出した場合には、反射光を検出したX軸方向とY
軸方向の光ファイバセンサの交差領域を破損箇所として
算出する損傷・破損箇所算出手段とを備えたものであ
る。
【0009】従って本発明の装置により航空機の胴体、
主翼、水平尾翼、垂直尾翼、構造体等の損傷・破損を検
査すると、従来よりも検査時間が大幅に短縮され、航空
機の運用効率が著しく向上する。
【0010】また機体の疲労情報を第2のメモリから読
出して分析することにより将来の事故を未然に防止する
処理が可能となる。
【0011】さらに飛行中においても機体の不良状況を
把握できるので、飛行中に損傷や破損が発生した場合に
おいても、フライトコントロールコンピュータ等により
不良箇所への負担を軽減させ、正常な装置との組み合せ
による緊急制御を行い、飛行の安全を確保することが可
能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図7は本発明の応力センサである
光ファイバセンサを示す図であり、図8は図7の応力感
応部の拡大斜視図である。
【0013】本発明の光ファイバセンサは、図7に示し
たように、光ファイバ31を基本に、これに部分的に長
手方向に張力と熱を加えて双円錐の応力感応部32があ
る間隔毎に作られている。また図8において、31は光
ファイバ、33はコア、34はクラッド、35は被覆、
Lは入力光量、Vは透過光量である。
【0014】上記のように構成された光ファイバセンサ
の応力感応部32である双円錐のテーパ部分に外力が加
わると、この外力に対応する曲げ、圧縮、伸張による応
力σが発生し、そこを通過する透過光量Vが変化する。
【0015】一般に、この種の光ファイバに曲げ、引っ
張り、剪断などの外力が加わると、光ファイバの内部に
応力が生じて“モード変換”現象が発生する。“モード
変換”現象が発生すると、境界層の全反射角が変換す
る。この結果、光ファイバの内部を透過する光が境界層
で乱反射したり外周のクラッドを透過して外部に散逸
し、放射損失と呼ばれる光エネルギの損失を生じる。
【0016】また、光ファイバの軸方向から圧力が与え
られた場合には、軸心に数μm程度の曲りができて境界
層に凹凸が生じる。そして、同様な“モード変換”現象
に基づいて透過光量が変化し、“マイクロベンデング損
失”と呼ばれる光損失が発生する。
【0017】本発明の光ファイバセンサは、応力集中に
基づく光ファイバ内における光の伝播損失を感度良く測
定するために、所定間隔毎に双円錐テーパ構造の応力感
応部32を配設するようにしたものである。
【0018】図9は図8の応力感応部32の応力対透過
光量の特性図である。
【0019】図9において、応力σが加わらないときの
透過光量Vは入力光量Lと等しいが、応力σが加わるこ
とにより透過光量Vはこの特性図に従って減少する。
【0020】従って図9の特性を用いて、透過光量Vの
値の変化から光ファイバセンサに加わった外力σの大き
さを測定することができる。
【0021】また、光ファイバセンサが途中で切断され
ると、入力した光は、切断点において散乱や反射を起こ
し入力側に戻ってくる。
【0022】従って、パルス状の光を発光し、切断点で
反射し、入力側で反射光を受光し発光から受光までの時
間を計測することにより、切断点の位置(距離)を測定
することができる。
【0023】図10、図11は本発明の光ファイバセン
サの航空機への装着例を示す図であり、図12は図10
の水平尾翼部分の拡大説明図である。
【0024】図10においては、複数の光ファイバセン
サをX軸方向及びY軸方向に格子状(マトリックス状)
に配設した格子状光ファイバセンサ8を、航空機37の
胴体や翼等の表層面又は表層中に装着した例を示してい
る。また翼等が複合材で製作される場合には、光ファイ
バセンサ8は埋め込み構造となる。
【0025】図10において、39は航空機胴体、40
は主翼、41はエンジン、42は水平尾翼、43は垂直
尾翼、44は補助翼、45はフラップ、46はスポイ
ラ、47は昇降舵、48は方向舵である。
【0026】図11は、胴体内部の構造体である。フレ
ーム49、縦通材50に光ファイバセンサ8を装着した
例を示している。
【0027】また図12の8X,8Yはそれぞれ格子状
光ファイバセンサ8のX軸成分、Y軸成分である。
【0028】図1,2は本発明の損傷・破損箇所検出装
置の構成をX軸用とY軸用とに分けて示した図であり、
光ファイバセンサ8X,8Yが格子状に配設されるため
X軸用とY軸用とは同等の装置が設けられている。な
お、図の数字の次のXはX軸用を、YはY軸用を示し、
X,Yに続く数値は同一機器が#1〜#mのm個又は#
1〜#nのn個存在することを示す。
【0029】図1,2の1X,1Yは、それぞれレーザ
光を発光する光源で、例えばレーザダイオードによって
波長1.3〜1.5μm程度の近赤外光を発光する。ま
た光源1X,1Yは、それぞれ制御処理器7X,7Yか
らの光種選択信号に従い連続光とパルス光のいずれか指
定された方のレーザ光を発光する。
【0030】2X,2Yはそれぞれ光アンプ、3X,3
Yはそれぞれ光の分岐器で、3Xは入射光をm個に分岐
して出射し、3Yは入射光をn個に分岐して出射する。
【0031】4X1 〜4Xm ,4Y1 〜4Yn は、それ
ぞれ偏波無依存型の光カプラであり、入射光の入力端
と、出射光の出力端と、光ファイバセンサ8からの反射
光の出力端とを有する。5X1 〜5Xm ,5Y1 〜5Y
n は、それぞれ光ファイバセンサ8から光カプラ4を介
して反射光を受光するm個又はn個の受光器、6X1
6Xm ,6Y1 〜6Yn は光ファイバセンサ8からの透
過光を受光するm個又はn個の受光素子、例えばフォト
ダイオード等である。
【0032】7X,7Yは、それぞれX軸用とY軸用の
制御処理器で、光源1X,1Yに連続光又はパルス光の
光種選択信号を出力すると共に、m個又はn個の受光器
5の検出信号及び受光素子6の計測信号をX軸データ又
はY軸データとして統合処理器9へ供給する。
【0033】このため制御処理器7は、例えば図3(X
軸用)に示されるように、コントローラ11、#1,#
2出力バッファ12,13、#1〜#m比較器14X1
〜14Xm 、A/D変換器15及びマルチプレクサ16
により構成される。なお、図3の各機器の動作は、図1
の動作説明と共に説明する。
【0034】9は統合処理器であり、例えば図4に示さ
れるように、#1,#2,#3入力バッファ21,2
2,23、#1,#2,#3メモリ24,25,26、
出力バッファ27、CPU28及び時計29により構成
される。なお図4の各機器の動作は、図1の動作説明と
共に説明する。
【0035】10はフライトコントローラ等であり、統
合処理器9の算出した損傷・破損箇所についての情報に
基づき航空機全体の飛行制御を行う機器である。また図
7で説明したように、31は光ファイバ、32は応力感
応部である。
【0036】図3は図1の制御処理器(X軸用)の構成
例を示す図であり、図4は図1の統合処理器の構成例を
示す図であり、図5は外力の大きさと印加時間の積の累
算値を説明する図である。
【0037】図3〜図5を参照し、図1のX軸用の装置
について説明をするが、図2のY軸用の装置も図1と同
様な動作を行う。
【0038】最初に、制御処理器7X内のコントローラ
11は、光源1Xに連続光を発光する光種選択信号を出
力する。光源1Xは、この光種選択信号に従い、連続す
るレーザ光を発光して光アンプ2へ出力する。光アンプ
2Xは、このレーザ光を増幅して分岐器3Xに出力す
る。分岐器3Xは光アンプ2Xの出力光をm個に分岐
し、この分岐光をそれぞれ偏波無依存型の光カプラ4X
1 〜4Xm の各入力端へ供給する。
【0039】光カプラ4X1 〜4Xm の各出力端からの
出力光は、それぞれX軸用の光ファイバセンサ8X1
8Xm の各入力端に供給され、光ファイバセンサ8X1
〜8Xm の各出力端からの出力光は、光ファイバ31を
介して受光素子6X1 〜6X m にそれぞれ受光される。
【0040】また光ファイバセンサ8X1 〜8Xm から
の反射光は、光カプラ4X1 〜4X m を介しその各反射
光出力端から出力され、受光器5X1 〜5Xm によりそ
れぞれ受光される。
【0041】ここで光ファイバセンサ8X1 〜8Xm
8Y1 〜8Yn には、図7〜9で説明したように、ある
間隔毎に複数個の双円錐テーパの応力感応部32(図1
の黒丸、図2の白丸で示された部分)がある。そしてこ
の応力感応部32は、そこに印加された外力の強さによ
り、曲げ角度が変わり、光ファイバセンサの透過光量を
変化させる。そして図1の光ファイバセンサ8X1 〜8
m を通った光は、受光素子6X1 〜6Xm (フォトダ
イオード等)で受光される。
【0042】受光素子6X1 〜6Xm の受光出力は、例
えば図3のマルチプレクサ16に入力され、マルチプレ
クサ16は、コントローラ11の制御信号に基づき、所
定周期で受光素子6X1 ,6X2 ,─6Xm の受光出力
電圧を順次選択してA/D変換器15へ供給する。
【0043】A/D変換器15は、マルチプレクサ16
から供給されるアナログ電圧を所定ビット数のデジタル
データに変換して、この変換データを#2出力バッファ
13へ出力する。ここでA/D変換器15の変換ビット
数を多くすることにより各光ファイバセンサからの透過
光量を高精度で計測することができる。
【0044】コントローラ11は、まず光ファイバセン
サが切断又は切断に近い状態であるか否かを判別するた
め、#2出力バッファ13内のデータを読込みそのデー
タ値が零レベル(又は背景雑音レベル)の近くまで低下
しているか否かを判別した上で、A/D変換器15から
順次入力される#2出力バッファ13内のデータに透過
光のチャネル番号(#1〜から#mまでの何番目のチャ
ネルであるかの番号)と識別符号を付加し、#1〜#m
受光素子6X1 〜6Xm からの各透過光量データを時系
列データ(透過光X軸データ)として統合処理器9へ送
出する。
【0045】次に、光ファイバセンサを装着した翼の一
部分が切れ落ちた場合は、上記の光ファイバセンサは途
中で切断されることになる。
【0046】今X軸の系列において、光ファイバセンサ
8X2 のP点で切断されたとすると、光源1Xから発光
した光は、光アンプ2Xで増幅され、分岐器3Xでm分
割され、光カプラ4X2 に入り、光ファイバセンサ8X
2 のP点に到達する。P点では、光ファイバが切断され
ているので、光ファイバセンサ8X2 の出力光を受光す
る受光素子6X2 の出力は零レベル(又は背景雑音レベ
ル)にまで低下する。
【0047】コントローラ11は、マルチプレクサ1
6、A/D変換器15及び出力バッファ13を介して受
光素子6X2 への透過光量が零レベルまで低下したこと
を判別すると、直ちに光源1Xにパルス光を発光させる
光種選択信号を出力する。
【0048】光源1Xが所定の繰り返し周期による所定
パルス幅のパルス光を発光すると、光ファイバ8X2
P点に到達した光は、今来た方向に散乱、反射される。
そして、光カプラ4X2 を通り、受光器5X2 で反射光
が受光される。
【0049】受光器5X2 の受光出力は、図3の比較器
14X2 の入力の一方に供給される。そして各比較器1
4X1 〜14Xm の入力の他方には共通の閾値が供給さ
れており、この閾値は、一般に受光器5の出力の零レベ
ル(又は背景雑音レベル)よりもやや高い値に設定され
る。そして光ファイバセンサ8に反射光が生じ、受光器
5の受光出力電圧がこの閾値を越えると、比較器14は
破損したことを示すデータ“1”を出力し、閾値を越え
ない場合には正常であることを示すデータ“0”を出力
する。
【0050】各比較器14X1 〜14Xm の出力データ
は#1出力バッファ12に供給される。従って#1出力
バッファ12には、各ビット毎に反射光の有無をデータ
の“1”、又は“0”で示すmビットのデータが、光源
1Xの発光周期に同期して入力・保持される。
【0051】コントローラ11は、#1出力バッファ1
2内のデータに反射光データであることを示す識別符号
を付加して、上記mビットのデータを直列データ(反射
光X軸データ)として統合処理器9へ送出する。
【0052】なお、光ファイバセンサ8X1 〜8Xm
いずれかが切断されたときに光源1Xにパルス光を発光
させるのは、反射光の検出を容易にするためであり、こ
の場合においても、パルス光の発光に同期してマルチプ
レクサ16の切換えを行うことによって、まだ切断され
ていない光ファイバセンサ8からの透過光を順次選択
し、A/D変換器15を介し計測データを#2出力バッ
ファ13に入力・保持することができる。
【0053】そしてコントローラ11は、#2出力バッ
ファ13内のデータに透過光のチャネル番号と識別符号
を付加した上で、#1出力バッファ12のデータの送出
に続いて#2出力バッファ13のデータを統合処理器9
へ送出する。
【0054】このようにして制御処理器7Xと7Yは、
それぞれX軸用とY軸用の光ファイバセンサ8X1 〜8
m と8Y1 〜8Yn について、各受光素子が受光する
透過光量データ(または透過光量を正常時の光量と比較
して求める減衰光量データとしてもよい)の計測と各受
光器の受光する反射光の有無の検出を並列的に(同時
に)行い、この計測及び検出結果のデータをそれぞれ統
合処理器9へ送出する。
【0055】図4の統合処理器9内の各機器についての
機能を先に説明する。
【0056】#1入力バッファ21は、他の装置または
キーボード等から入力される設定データ等を一時的に保
持し、この保持データを#1メモリ24に記憶させる。
#1メモリ24は不揮発性の読出し専用メモリであり、
例えばPROM、EEPROM等で構成される。
【0057】#1メモリ24には、損傷・破損検査対象
物の実使用の前に、予め格子状の各光ファイバセンサに
印加する外力の大きさとその透過光量(または透過光量
を正常値の光量と比較して求めた減衰光量)との対応関
係を較正した較正データ(図9を参照)や、損傷判別を
行うために必要とする外力の大きさとその印加時間の積
の累算値に対して設定される閾値データ等を格納してお
く。
【0058】即ち損傷・破損検査対象物を航空機とした
場合に、航空機の種類によって、航空機に加わった外力
の強さ、すなわち荷重Gは同じでも航空機の構造の違い
等から光ファイバセンサの透過光量(又は減衰光量)は
それぞれ異なる固有の値を持つことになる。
【0059】そこで、航空機の開発時、この航空機が運
行中に受けるであろう荷重状態の中で最も厳しい荷重に
対して十分な強度を有していることを実証するために行
なう静強度試験の際に、機体にかかる荷重(疑似G)と
透過光量(又は減衰光量)の関係をX軸用とY軸用の各
光ファイバセンサ毎に較正しておき、これらの較正値を
統合処理器9内の#1メモリ24に予め格納しておく。
【0060】#2、#3入力バッファ22,23は、そ
れぞれ制御処理器7X,7Yから送られてくるX軸デー
タ、Y軸データを一時的に保持し、この保持データを#
2メモリ25に記憶させる。#2メモリ25は不揮発性
の読出し及び書込み可能なメモリであり、例えばSRA
Mにバッテリのバックアップを付加して、電源がオフに
なっても格納データが破壊されないようにしている。
【0061】#2メモリ25には、#2,#3入力バッ
ファ22,23から読込み、XY平面に変換した透過光
量及び反射光のデータのほかに、例えば航空機のフライ
トを開始してから現在までの検査対象箇所に印加された
外力の大きさとその印加時間の積の累積値データ等が各
光ファイバセンサ毎に記憶されている。
【0062】航空機の胴体、翼や構造体等の損傷や破損
は、構造材料のフライト毎の疲労が蓄積された結果とし
て生じることが知られている。従ってフライト毎の疲労
を印加された外力の大きさとその印加時間の積の累算値
として求め、まず1回目のフライト時における累積値を
#2メモリ25に記憶しておき、2回目のフライト時に
は、1回目のときの累算値と2回目のときの累算値との
合計累算値を記憶するようにする。
【0063】図5はある1つの光ファイバセンサについ
て、1回のフライトで発生する外力の大きさとその印加
時間の積の累算値を説明するもので、図の外力の大きさ
を示す曲線と横軸(時間軸)の間のハッチングされた面
積がこの累算値に相当する。
【0064】従ってこの累算値は、外力の大きさの測定
周期をΔtとすると、ΣG・t=G 1 ・Δt+G2 ・Δ
t+─+Gn ・Δtとして求めることができる。
【0065】#3メモリ26は、CPU28の制御プロ
グラムを格納するメモリで、例えばPROM、EEPR
OMで構成できる。出力バッファ27は、統合処理器9
からデータを外部に出力するためのバッファであり、飛
行中にCPU28がフライトコントローラ等10へ損傷
・破損箇所のデータを出力する場合に使用するほか、地
上での保守時に、#2メモリ25から外力の大きさとの
その印加時間の積の累算値を出力し、地上の分析装置に
かけて構造材料の疲労の程度を分析する場合にも使用す
る。
【0066】CPU28は、#3メモリ26に格納され
た制御プログラムに基づき、損傷箇所の算出や破損箇所
の算出及び疲労データの出力等のすべての処理を行う。
時計29は前記外力の印加時間を計る単位時間信号や時
刻信号を出力するものである。
【0067】統合処理器9内のCPU28は、X軸及び
Y軸の透過光量(又は減衰光量)のデータを#2,#3
入力バッファ22,23を介して受取ると、まず#2メ
モリ25内でXY平面の面情報に変換し、外力を受けた
範囲(領域)を求める。次に外力を受けた光ファイバセ
ンサの透過光量(又は減衰光量)に対応する外力の大き
さGを#1メモリ24内の静強度試験時の較正データか
ら求める。そして時計29から外力の印加時間t(測定
が周期Δtで繰返される場合には、測定周期Δtと等し
い)を求めて、今回の計測時の外力の大きさGとその印
加時間tを乗算した積G・tを求める。
【0068】次にこの今回の計測時の積G・tを#2メ
モリ25内に既に記憶している該当光ファイバセンサの
前回の計測時迄の累算値ΣG・tに加算して、今回の累
算値ΣG・tを求め、この今回の累算値を再び前記#2
メモリ25内の該当光ファイバセンサのデータ格納場所
に記憶すると共に、今回の累算値ΣG・tが#1メモリ
24内に記憶している該当光ファイバセンサの累算値に
対する閾値を越えるか否かを判別し、もし閾値を越えた
場合には、閾値を越えたX軸方向とY軸方向の光ファイ
バセンサの交差する領域を損傷箇所として算出する。そ
してCPU28は、算出した損傷箇所についての情報を
出力バッファ27を介してフライトコントローラ等10
へ送出する。
【0069】統合処理器9内のCPU28は、また#
2,#3入力バッファ22,23を介して、格子状光フ
ァイバセンサのいずれかについて反射光を検出したとす
るデータを受取った場合には、反射光を検出したX軸方
向とY軸方向の光ファイバセンサの交差する領域を破損
箇所として算出し、この算出した破損箇所についての情
報を出力バッファ27を介してフライトコントローラ等
10へ送出する。
【0070】さらにCPU28は、外部(例えば図示さ
れないキーボード等)から#2メモリ25内に蓄積され
ている荷重に関するデータ等の読出しを指示されると、
出力バッファ27を介して#2メモリ25から荷重に関
するデータ等を読出し、外部装置へ転送する。
【0071】フライトコントローラ等10は、飛行機の
全体の飛行制御を司るところである。
【0072】このフライトコントローラ等10は、外力
Gを受けた損傷範囲の情報や破損範囲の情報を受ける
と、この範囲に負荷がかからない様な飛行条件を算出
し、残った翼のフラップ、スポイラ、補助翼、方向舵、
昇降舵の補正や、左右エンジンの出力調整等の制御を行
い、損傷や破損を受けても、正常に近い飛行を続けるこ
とが出来る。
【0073】図6は本発明による損傷・破損箇所の説明
図であり、同図の(a)に破線で示された(イ)は損傷
箇所を示し、同図の(b)に実線で示された(ロ)は破
損箇所を示している。
【0074】また図6の光ファイバセンサ8X1 〜8X
5 と8Y1 〜8Y7 の各交点の近傍に示された黒丸と白
丸は、それぞれ応力感応部32であり、この応力感応部
32が各交点の近傍に設けられることによって、各交点
付近の透過光量の変化を計測できるようにしている。
【0075】図6の(a)において、X軸用光ファイバ
センサ8X1 〜8X5 とY軸用光ファイバセンサ8Y1
〜8Y7 とがマトリックス状に配線されているので、点
線に囲まれた部分(イ)に損傷を受けると、センサの透
過光量は、8X1 ,8X5 は正常、8X2 ,8X3 ,8
4 は減衰、8Y1 ,8Y2 ,8Y6 ,8X7 は正常、
8Y3 ,8Y4 ,8Y5 は減衰となり、8X2 〜8X4
と8Y3 〜8Y5 とで囲まれた部分が外力を受け損傷し
たと判定される。
【0076】次に図6の(b)において、実線で囲まれ
た部分(ロ)が破損すると、光ファイバセンサ8X1
8X6 は正常に光が透過、8X2 ,8X3 ,8X4 ,8
5は散乱反射、光ファイバセンサ8Y1 ,8Y2 ,8
7 は正常透過、8Y3 ,8Y4 ,8Y5 ,8Y6 は散
乱反射となり、8X2 〜8X5 と8Y3 〜8Y6 とで囲
まれた部分が破損を受けたと判定される。
【0077】以上のような本発明の装置を航空機の損傷
・破損の検査に適用し、複合材等で作られた航空機の胴
体、主翼、水平尾翼、垂直尾翼や構造体などに、光ファ
イバセンサをマトリックス状に配設しておいて、X軸の
光ファイバセンサとY軸の光ファイバセンサの透過光量
または、散乱反射光の測定から次の点が明らかになる。 (1)どの部分の、どの位置に、どの位の範囲で、どの
位のGを、どの位の時間受けたかが明らかとなり、ま
た、その受けた疲労の累算値情報を#2メモリ25に記
憶することから、その位置における構造や材料に対する
疲労の度合いを把握することができる。 (2)どの部分の、どの位置に、どの位の範囲で損傷を
受けたかが明らかとなる。 (3)どの部分の、どの位置に、どの位の範囲で破損し
たかが明らかとなる。
【0078】これにより、機体、翼等に対して許容され
る使用時間内まで安全性を確保しつつ使用できるため、
運用効率を向上させることができるとともに、前述の#
2メモリ25から疲労データを取出し(または#2メモ
リ25を航空機から取出し)、地上設備の分析装置にか
けて、いつ、どの位のGを受けたかのタイム・ヒストリ
が判り、構造材料の疲労の度合いが明らかとなるため、
損傷や破損の検査に要する時間を大幅に短縮できる。
【0079】また、飛行中においても、機体の不良状況
が明確になるので、飛行中に故障が発生した場合でも、
FCCにより不良箇所への負担を軽減し、Gや損傷・破
損を受けない正常な装置の組み合わせによる緊急的な制
御を行い、正常に近い安全な飛行を続行することが可能
となる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ファイ
バケーブルのコア直径を所定間隔毎に細くして外力印加
による応力に感応するようにした光ファイバセンサを損
傷・破損検出対象物の表層面又は表層中のX軸及びY軸
方向に複数個格子状に配設した格子状の光ファイバセン
サと、前記格子状の各光ファイバセンサのX軸及びY軸
方向の一端よりそれぞれ光を入射し、その他端での受光
光量から各光ファイバセンサの透過光量をそれぞれ計測
すると共に、前記光の入力端への反射光をそれぞれ検出
する光ファイバセンサの透過光量・反射光検知手段と、
前記損傷・破損検査対象物の実使用の前に、予め前記格
子状の各光ファイバセンサに印加する外力の大きさとそ
の透過光量との対応関係を較正した較正データ及び前記
外力の大きさとその印加時間との積の累算値に対して設
定された閾値データをそれぞれ第1のメモリに記憶して
おき、前記損傷・破損検査対象物の実使用時に、光ファ
イバセンサの透過光量・反射光検知手段が計測したX軸
及びY軸方向の各光ファイバセンサの透過光量を前記第
1のメモリ内の較正データと照合して求めた外力の大き
さとその印加時間との積を既に第2のメモリに記憶して
いる前回までの累積値に加算して今回の累算値として再
び前記第2のメモリにそれぞれ記憶すると共に、前記光
ファイバセンサのいずれかについての今回の累積値が前
記第1のメモリ内の対応する閾値を越えた場合には、閾
値を越えたX軸方向とY軸方向の光ファイバセンサの交
差領域を損傷箇所として算出し、また前記光ファイバセ
ンサの透過光量・反射光検知手段が前記光ファイバセン
サのいずれかについての反射光を検出した場合には、反
射光を検出したX軸方向とY軸方向の光ファイバセンサ
の交差領域を破損箇所として算出する損傷・破損箇所算
出手段とを備えるようにしたので、本発明の装置により
航空機の胴体、主翼、水平尾翼、垂直尾翼、及び構造体
等の損傷・破損を検査すると、従来よりも検査時間が大
幅に短縮され、航空機の運用効率が著しく向上する。
【0081】また機体の疲労情報を第2のメモリから取
出して分析することにより将来の事故を未然に防止する
処理が可能となる。
【0082】さらに飛行中においても機体の不良状況を
把握できるので、飛行中に損傷や破損が発生した場合に
おいても、フライトコントロールコンピュータ等により
不良箇所への負担を軽減させ、正常な装置との組み合せ
による緊急制御を行い、航行の安全を確保することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の損傷・破損箇所検出装置(X軸用)の
構成を示す図である。
【図2】本発明の損傷・破損箇所検出装置(Y軸用)の
構成を示す図である。
【図3】図1の制御処理器(X軸用)の構成例を示す図
である。
【図4】図1の統合処理器の構成例を示す図である。
【図5】外力の大きさと印加時間の積の累算値を説明す
る図である。
【図6】本発明による損傷・破損箇所の説明図で、図6
(a)は損傷箇所を示す図、図6(b)は破損箇所を示
す図である。
【図7】本発明の応力センサである光ファイバセンサを
示す図である。
【図8】図7の応力感応部の拡大斜視図である。
【図9】図8の応力感応部の応力対透過光量の特性図で
ある。
【図10】本発明の光ファイバセンサの航空機への装着
例を示す図である。
【図11】本発明の光ファイバセンサの航空機構造体へ
の装着例を示す図で、図11(a)は全体図、図11
(b)は図11(a)に示すフレームおよび縦通材の詳
細図、図11(c)は図11(b)に示すフレームおよ
び縦通材への光ファイバセンサの装着を示す図である。
【図12】図10の水平尾翼部分の拡大説明図である。
【符号の説明】
1X,1Y 光源 2X,2Y 光アンプ 3X,3Y 分岐器 4X1 〜4Xm ,4Y1 〜4Yn 光カプラ 5X1 〜5Xm ,5Y1 〜5Yn 受光器 6X1 〜6Xm ,6Y1 〜6Yn 受光素子 7X,7Y 制御処理器(X),
(Y) 8X1 〜8Xm ,8Y1 〜8Yn 光ファイバセンサ 9 統合処理器 10 フライトコントロー
ラ等 11 コントローラ 12 #1出力バッファ 13 #2出力バッファ 14X1 〜14Xm 比較器 15 A/D変換器 16 マルチプレクサ 21 #1入力バッファ 22 #2入力バッファ 23 #3入力バッファ 24 #1メモリ 25 #2メモリ 26 #3メモリ 27 出力バッファ 28 CPU 29 時計 31 光ファイバ 32 応力感応部 33 コア 34 クラッド 35 被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 哲郎 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 Fターム(参考) 2G059 AA03 AA05 BB08 BB15 BB20 EE01 EE02 EE20 GG01 GG08 JJ17 JJ30 KK01 KK10 MM01 MM05 MM09 MM10 MM14 MM20 PP01 PP10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブルのコア直径を所定間
    隔毎に細くして外力印加による応力に感応するようにし
    た光ファイバセンサを損傷・破損検出対象物の表層面又
    は表層中のX軸及びY軸方向に複数個格子状に配設した
    格子状の光ファイバセンサと、 前記格子状の各光ファイバセンサのX軸及びY軸方向の
    一端よりそれぞれ光を入射し、その他端での受光光量か
    ら各光ファイバセンサの透過光量をそれぞれ計測すると
    共に、前記光の入力端への反射光をそれぞれ検出する光
    ファイバセンサの透過光量・反射光検知手段と、 前記損傷・破損検査対象物の実使用の前に、予め前記格
    子状の各光ファイバセンサに印加する外力の大きさとそ
    の透過光量との対応関係を較正した較正データ及び前記
    外力の大きさとその印加時間との積の累算値に対して設
    定された閾値データをそれぞれ第1のメモリに記憶して
    おき、前記損傷・破損検査対象物の実使用時に、光ファ
    イバセンサの透過光量・反射光検知手段が計測したX軸
    及びY軸方向の各光ファイバセンサの透過光量を前記第
    1のメモリ内の較正データと照合して求めた外力の大き
    さとその印加時間との積を既に第2のメモリに記憶して
    いる前回までの累算値に加算して今回の累算値として再
    び前記第2のメモリにそれぞれ記憶すると共に、前記光
    ファイバセンサのいずれかについての今回の累積値が前
    記第1のメモリ内の対応する閾値を越えた場合には、閾
    値を越えたX軸方向とY軸方向の光ファイバセンサの交
    差領域を損傷箇所として算出し、また前記光ファイバセ
    ンサの透過光量・反射光検知手段が前記光ファイバセン
    サのいずれかについての反射光を検出した場合には、反
    射光を検出したX軸方向とY軸方向の光ファイバセンサ
    の交差領域を破損箇所として算出する損傷・破損箇所算
    出手段とを備えたことを特徴とする損傷・破損箇所検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記損傷・破損検査対象物を航空機の胴
    体、主翼、水平尾翼、垂直尾翼、及び構造体の部分とす
    ることを特徴とする請求項1記載の損傷・破損箇所検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記透過光量・反射光検知手段は、前記
    格子状の各光ファイバセンサのX軸及びY軸方向の一端
    より入射する光を、連続光又はパルス光のいずれか一方
    を選択して入射できる入射光選択手段を含むことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の損傷・破損箇所検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記損傷・破損箇所算出手段における前
    記第1のメモリは不揮発性の読出し専用メモリとし、前
    記第2のメモリは不揮発性の読出し及び書込み可能なメ
    モリとすることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の損傷・破損箇所検出装置。
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