JP2000146399A - 冷蔵装置 - Google Patents

冷蔵装置

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JP2000146399A
JP2000146399A JP10321087A JP32108798A JP2000146399A JP 2000146399 A JP2000146399 A JP 2000146399A JP 10321087 A JP10321087 A JP 10321087A JP 32108798 A JP32108798 A JP 32108798A JP 2000146399 A JP2000146399 A JP 2000146399A
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temperature
compression
path resistance
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JP10321087A
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Akira Sugawara
晃 菅原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/025Compressor control by controlling speed
    • F25B2600/0251Compressor control by controlling speed with on-off operation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力運転を合理的に行い得る冷蔵装置を提
供する。 【解決手段】 冷蔵装置100は冷媒20aを圧縮部1
0で圧縮した圧縮冷媒10Aを蒸発部20に与えて冷蔵
庫71を冷却する。〔省電力運転構成〕では、温度検出
器S31で検出した外気温度の所定値H0・M0・L0
と冷蔵庫71内の冷却物品量の所定値Q3・Q2・Q1
とを判別する。この判別と各運転期間T1〜T3とによ
って、圧縮部10の圧縮量P6〜p1に対応する電動機
11Bの回転速度Rs11の速度値と減圧部30の流路
抵抗の所定値R1〜R6とを選択して冷却運転する。外
気温度の高低と冷却物品量の大小と運転期間の経過とに
対応して圧縮量が順次に段階的に低減し、流路低減が順
次に段階的に増加する。冷却物品量に従属させて外気温
度による選択を行うようにも変形できる。第2形態の冷
却運転では、第1形態の冷却運転よりも1段階下げた各
所定値を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒圧縮による
冷却機能(以下、圧縮冷却機能という)によって、物品
の冷蔵または冷凍もしくは冷蔵及び冷凍を行う装置(こ
の発明において冷蔵装置という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした圧縮冷却機能をもつ冷蔵装置と
しては、例えば、冷蔵食品または冷凍食品のショーケー
ス、業務用の冷蔵庫または冷凍庫もしくは冷凍/冷蔵
庫、冷飲料の自動販売機などがある。
【0003】冷蔵装置において、熱操作流体、すなわ
ち、液化可能な冷媒、例えば、フロンガスなどを圧縮す
る圧縮部における圧縮容量を可変するために、熱操作流
体の圧縮機構を駆動する電動機の回転速度、すなわち、
単位時間当たりの回転数を変化させるようにした図5の
冷蔵装置100の構成(以下、第1従来技術という)が
特公昭61−27990号などによって開示されてい
る。
【0004】なお、以下の各ブロック構成図において、
太線で示す箇所は冷媒の流路、すなわち、管路である。
また、以下の各図において同一符号で示す箇所は同一の
機能をもつ部分である。
【0005】図5において、圧縮冷却機能によって冷却
する冷却対象70は冷蔵庫71になっており、冷蔵庫7
1の内部を蒸発部20の熱交換器21によって冷却する
ように構成してある。したがって、冷却負荷は冷蔵庫7
1内に収納した物品(図示せず)の温度と量によって変
化する。
【0006】圧縮部10は気体状の冷媒を圧縮して圧縮
冷媒10aを得る。圧縮冷媒10aは凝縮部40の熱交
換器41で外気との熱交換により凝縮されて凝縮冷媒4
0aになった後に、減圧部30で減圧されて減圧冷媒3
0aになり、減圧冷媒30aは蒸発部20の熱交換器2
1で冷蔵庫71内部の冷却媒体との熱交換により蒸発さ
せられて気体状の冷媒20aになった後に、圧縮部10
に戻されるという冷媒循環を繰り返すように構成してあ
る。
【0007】圧縮部10は、圧縮機構11A、例えば、
ロータリ型圧縮機、往復型圧縮機などを、電動機11
B、例えば、同期電動機、誘導電動機なとで駆動するこ
とにより、気体状の冷媒20aを圧縮して圧縮冷媒10
aを得るものであり、また、凝縮部40の熱交換器41
は、例えば、放熱フィン群の中を蛇行状に通した管路に
圧縮冷媒10aを流通して放熱することにより凝縮冷媒
40aを得る。なお、必要に応じて、送風機(図示せ
ず)を設けて熱交換器41の放熱フィン群に外気を送り
込んで放熱を促進させる構成のものもある。
【0008】圧縮量調整部50は、例えば、電動機11
Bに与える電源の周波数を変化させるための可変周波数
回路51、例えば、インバータ回路であって、電源の周
波数を変化させて電動機11Bの回転速度を変化するこ
とにより圧縮機機構11Aにおける冷媒の圧縮量を変化
させるように構成したものである。
【0009】減圧部30は、例えば、凝縮冷媒40aが
通る流路の流通抵抗を大きくしたキャピラリーチューブ
31であって、凝縮冷媒40aを減圧して減圧冷媒30
aを得るものである。なお、キャピラリーチューブ31
に代えて、膨張弁などを用いることができる。
【0010】蒸発部20は、蛇行状の管路で形成した熱
交換器21に減圧冷媒30aを通して、冷蔵庫71内の
冷却媒体、例えば、空気と熱交換することにより、冷蔵
する物品を冷却するものであって、熱交換器21の部分
に設けた送風機(図示せず)により冷蔵庫71内の冷却
媒体、例えば、空気を循環させて冷蔵する物品の冷却を
促進するようにしている。
【0011】制御部60は、例えば、マイクロコンピュ
ータによる制御処理器(以下、CPUという)を主体と
して制御処理を行う部分であって、予め記憶した制御処
理のプログラムにより、冷蔵庫71内の所要の箇所に設
けた温度検出器S1の検出信号にもとづいて、冷蔵庫7
1内の温度が目的の温度になるように圧縮部10を制御
するものであり、具体的には、温度検出器S1の検出信
号にもとづいて、電動機11Bの回転速度RS11を制
御するとともに、電動機11Bと、熱交換器21の部分
に設けた送風機(図示せず)との運転・休止を制御する
ようにしている。
【0012】なお、上記の第1従来技術における冷却対
象70を、冷蔵庫71に代えて、冷凍庫とし、各制御を
冷凍庫内の物品の冷凍温度に見合うように制御する構成
(以下、第2従来技術という)も周知である。
【0013】また、図5に点線で示すように、上記の第
1従来技術・第2従来技術における温度検出器S1によ
る庫内の温度の検出に加えて、温度検出器S2により熱
交換器21の冷媒の温度を検出した検出信号をも制御部
60に与えて制御を行う構成(以下、第3従来技術とい
う)が上記の特公昭61−27990号などにより開示
されている。
【0014】さらに、この第3従来技術における温度検
出器S2の検出信号に代えて、図6のように、蒸発器2
0の出口側の管路における冷媒20aの圧力を検出する
圧力検出器S21の検出信号を上記の第1従来技術と同
様の制御を行うようにした構成(以下、第4従来技術と
いう)が上記の特公昭61−27990号などにより開
示されている。
【0015】そして、上記の第1従来技術〜第4従来技
術における減圧部30に代えて、流路抵抗を可変し得る
減圧部(以下、流路抵抗可変型減圧部という)、例え
ば、電子膨張弁を設けるとともに、図5の温度検出器S
2の検出信号に代えて、図7のように、蒸発器20の入
口側と出口側との温度を検出する温度検出器S11・S
12の検出信号を用いることにより、上記の第1従来技
術と同様の制御に加えて、流路抵抗可変型減圧部30
A、例えば、電子膨張弁32の開度と、可変周波数回路
51の周波数とを制御するようにした構成(以下、第5
従来技術という)が特開平8−327161号などによ
って開示されている。
【0016】なお、電子膨張弁32の構成として、図1
1のように、凝縮冷媒40aの流路W1と減圧冷媒30
aの流路W2との間に設けたニードル弁V1の入出量を
電動機構、例えば、ステップモータM1により駆動する
とともに、このステップモータM1に与える入力を電子
的に制御、例えば、数値データの信号により制御する構
成(以下、第6従来技術という)が日本冷凍協会平成5
年6月発行「冷凍空調便覧」第2巻136〜137頁な
どにより開示されている。
【0017】また、圧縮部10の圧縮量を調整するため
の圧縮量調整部50を、図9のように、電動機11Bの
回転速度を制御して圧縮量を可変する構成、例えば、商
用交流電源などの所定の交流電源を整流して直流電源を
作り、この直流電源でインバータ回路などを動作させて
所要の周波数の交流電源を得るとともに、その周波数を
可変するための可変周波数回路51を設ける構成(以
下、第7従来技術という)が特開平5−99484など
により開示されている。
【0018】さらに、図9の〔無整流子電動機構成〕の
ように、電動機11Bを同期電動機11B1で構成し、
インバータ回路51Aまたはサイクロコンバータ回路5
1Bを介在させて同期電動機11B1の回転速度を制御
する構成が、電気学会昭和53年4月発行「電気工学ハ
ンドブック」第17編第9章「無整流子電動機」などに
より開示されている。
【0019】図9の〔無整流子電動機構成〕における電
動機11Bの回転速度の制御は、基本的には同図の〔回
転速度制御/基本構成〕のような構成になっており、具
体的には同図の〔直流式/インバータ型構成〕、〔交流
式/サイクロコンバータ型構成〕などのように構成され
ている。
【0020】図9の〔回転速度制御/基本構成〕におい
て、可変周波数回路51は、制御回路51Bによって周
波数を制御し得るようにした可変周波数変換器51Xで
あり、商用電源などの交流電源1から所要の周波数の電
圧を作って同期電動機11B1に与えるとともに、回転
子位置検出器PSで検出した同期電動機11B1の回転
子の位置の検出信号にもとづいて制御回路51Bが可変
周波数変換器51Xを制御するように構成したものであ
る。
【0021】図9の〔直流式/インバータ型構成〕(以
下、第8従来技術という)は、図9の〔回転速度制御/
基本構成〕に対して、交流電源1を3相交流電源1aと
し、可変周波数回路51を整流回路2とインバータ回路
51Aとで構成し、電動機11Bを3相同期電動機11
B2とするとともに、整流回路2の出力電圧を制御回路
51B2で制御し、また、インバータ回路51Aの周波
数を制御回路51B1で制御するように構成したもので
ある。
【0022】そして、具体的には、図9の〔直流式/イ
ンバータ型構成〕において、整流回路2は複数のサイリ
スタSY1の導通時間幅を制御回路51B2で制御する
ことによりインバータ回路51Aに与える直流電圧を制
御している。なお、直流リアクトルDLは整流後の脈流
成分を阻止するものであって、このほか、必要に応じ
て、平滑用コンデンサを設ける。
【0023】また、インバータ回路51Aは整流回路2
から与えられる電圧を複数のサイリスタSY2を介して
3相同期電動機11B2の各界磁コイルFLに与えると
ともに、回転子位置検出器PSで検出した回転子RTの
位置の検出信号にもとづいて制御回路51B1が複数の
サイリスタSY2の導通時間幅を制御することにより回
転子RTの回転速度を制御しているものである。
【0024】図9の〔交流式/サイクロコンバータ型構
成〕(以下、第9従来技術という)は、図9の〔回転速
度制御/基本構成〕に対して、交流電源1を3相交流電
源1aとし、可変周波数回路51をサイクロコンバータ
回路51Cで構成し、電動機11Bを3相同期電動機1
1B2とするとともに、サイクロコンバータ回路51C
の周波数を制御回路51B3で制御するように構成した
ものである。
【0025】そして、具体的には、図9の〔交流式/サ
イクロコンバータ型構成〕において、3相交流電源1a
の電圧を、各直流リアクトルDLとサイクロコンバータ
回路51Cの複数のサイリスタSY3を介して3相同期
電動機11B2の各界磁コイルFLに与えるとともに、
回転子位置検出器PSで検出した回転子RTの位置の検
出信号にもとづいて制御回路51B3が複数のサイリス
タSY3の導通時間幅を制御することにより回転子RT
の回転速度を制御しているものである。つまり、複数の
サイリスタSY3が整流回路と周波数変換回路とを兼ね
るように構成したものである。
【0026】なお、上記の第8従来技術の図9の〔直流
式/インバータ型構成〕と、第9従来技術の図9の〔交
流式/サイクロコンバータ型構成〕とにおける3相交流
電源1aと3相同期電動機とを、単相交流電源と単相同
期電動機とに変更するとともに、インバータ回路51A
またはサイクロコンバータ回路51Cを単相交流電源と
単相同期電動機とに対応する単相構成にした構成(以
下、第10従来技術という)も周知である。
【0027】さらに、図8のように、図9の〔直流式/
インバータ型構成〕の整流回路2を全波整流回路で構成
するとともに、その出力側に設けた平滑用コンデンサ4
・5を全波整流回路に対して並列接続から直列接続に切
り換えて倍電圧を得るための倍電圧整流切換器3、例え
ば、切換リレーを制御回路51B4で制御することによ
り、電動機11Bに与える駆動電圧E1を倍電圧に切り
換えて、電動機11Bの高速回転時における停動トルク
を向上させる構成(以下、第11従来技術という)が特
開平6−62596などにより開示されている。
【0028】上記の第7従来技術〜第11従来技術の構
成を上記の第1従来技術〜第6従来技術の構成に適用し
て構成した場合における電動機11B・11B1・11
B2の制御を行う制御回路51B・51B1・51B2
・51B3の制御、つまり、可変周波数回路51の制御
は制御部60で行うことになる。そして、こうした制御
部60の構成として、図10のような構成(以下、第1
2従来技術という)が周知である。
【0029】図10において、制御部60は、例えば、
CPU60Aを主体とする市販の制御処理ボードCPU
/Bで構成してあり、各検出器、例えば、各検出器S1
などで得られる各検出信号の検出データと、設定操作部
66を入力操作して得られる所要の入力データとを入出
力ポート61から取り込んで作業用メモリ63に記憶す
る。
【0030】作業用メモリ63に記憶した入力データ・
検出データと、データ用メモリ64に予め記憶した制御
処理のための基準データ、例えば、各検出部S1の検出
値に対する基準値のデータなどと、時計回路65から得
られる時間データとなどを、処理用メモリ62に予め記
憶した制御処理フローのプログラムにもとづいて処理す
ることにより、得られた各制御データを作業用メモリ6
3に記憶する。
【0031】作業メモリ63に記憶した各制御データに
もとづく各制御信号を入出力ポート61から各制御部
分、例えば、可変周波数回路51・電子膨張弁32・送
風機(図示せず)などの制御部分に与える。また、作業
用メモリ63に記憶されているデータなどのうち取扱者
が監視を要するものを入出力ポート61から表示部67
に与えて表示するように構成してある。
【0032】上記の第1従来技術〜第6従来技術におけ
る冷却運転の運転・休止動作、つまり、圧縮部10を運
転したり、その運転を休止したりする動作は、図12の
ように、運転期間Txと休止期間Tyとが交互に行われ
ている。なお、送風機(図示せず)は圧縮部10と同時
に運転・休止したり、圧縮部10の運転中に適宜に運転
・休止を繰り返したりする。
【0033】そして、圧縮部10の1回の運転期間Tx
に続く1回の休止期間Tyとの合計期間Tzを運転サイ
クルTz、また、運転サイクルTzに対する運転期間T
xの比率を運転率Tr、さらに、1つの運転サイクルT
z内における休止期間Tyに対する運転期間Txの比率
を運転比Tsと言っている。すなわち、Tr=Tx/T
z、また、Ts=Tx/Tyである。
【0034】この運転・休止動作は、データ用メモリ6
4に予め記憶した基準値のデータ、または、設定操作部
66を操作して入力した基準値のデータにもとづいて、
冷蔵庫71内の温度、すなわち、温度検出器S1で検出
した温度値のデータが、高温側の所定温度値t2以上に
なったときは冷却運転を開始し、また、その温度値のデ
ータが低温側の所定温度値t1以下になったときには冷
却運転を休止するようにしている。
【0035】いま、冷却対象70を冷蔵庫71としてい
る場合には、図12のように、冷蔵庫71内が温度値か
t3のときに冷蔵装置100の電源を投入して運転を始
動したとすると、冷却運転によって、冷蔵庫71内の温
度が下降してゆき、低温側所定温度値t1に達した時点
に冷却運転を休止する。
【0036】そして、冷却運転の休止中に、冷蔵庫71
の外殻の断熱特性による冷熱の漏洩、または、冷蔵庫7
1の扉の開閉による冷熱の漏洩によって、冷蔵庫71内
の温度が上昇し、高温側所定温度値t2に達した時点で
冷却運転が開始される。その後は、同様にして、低温側
所定温度値t1から高温側所定温度値t2までの温度上
昇期間を休止期間Tyとし、高温側所定温度値t2から
低温側所定温度値t1までの温度下降期間を運転期間T
xとする運転サイクルを続けることになる。
【0037】したがって、冷蔵庫71の扉を閉じたまま
の状態でいると、冷熱の漏洩が少ないので、第1サイク
ル→第2サイクル→第3サイクルのように、徐々に運転
率Trの値が低下してゆくことになる。
【0038】また、例えば、第3サイクルの後に冷蔵庫
71の扉を開閉し、または、冷却を要する物品を新たに
冷蔵庫71内に入れ込んだ場合には、冷蔵庫71内の温
度が急に上昇するため、第4サイクルのように運転率が
急に増加することになる。
【0039】なお、冷却対象70を冷凍庫としている場
合には、上記の動作における低温側所定温度値t1・高
温側所定温度値t2が冷凍庫内の温度になるわけであ
る。また、温度運転サイクルTrの期間を、上記の運転
サイクルTrに代えて、休止期間Tyの始点から運転期
間Txの終点までの期間とする場合もある。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術〜
第6従来技術の構成では、例えば、自動販売機やコンビ
ニエンスストアで顧客が物品を自由に取り出せるように
した飲物・冷凍食品の冷蔵庫・冷凍庫などの冷蔵装置な
どは、一時に冷蔵または冷凍する物品を多量に入れ込ん
だり、入れ直したりするが、こうした際には、冷却負荷
が非常に大きくなるので、当然、冷却負荷が最高時の運
転条件のままで冷却運転されてしまい、省電力という観
点での運転が行われていない。
【0041】こうした冷却運転を省電力運転で行えるよ
うにした合理的な冷蔵装置が提供されれば、至極、便利
であるが、そうした省電力運転を行うには、装置をどの
ように構成すればよいかという課題がある。
【0042】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
冷媒を圧縮部で圧縮して得られる圧縮冷媒を減圧部を介
して蒸発部に与えることにより所定の物品を冷却すると
ともに、上記の圧縮部における上記の冷媒の圧縮量の増
減と上記の減圧部の流路抵抗の増減とを行いながら上記
の冷却を行うように構成した冷蔵装置において、
【0043】上記の冷蔵装置の外周付近の外気温度を複
数の温度範囲に分けた各温度範囲と、上記の物品の量を
複数の物品量範囲に分けた各物品量範囲とに対応させ
て、上記の圧縮量を所定の圧縮量に選択するとともに、
上記の流路抵抗を所定の流路抵抗値に選択する外気温物
品量選択手段と、上記の冷却運転における所定の運転開
始時点からの経過時間を複数の所定の期間に分けるとと
もに、高い上記の温度範囲では上記の所定の期間の数を
多く、低い上記の温度範囲では上記の所定の期間の数を
少なく選択する期間選択手段と、
【0044】上記の所定の期間の経過にもとづいて上記
の所定の圧縮量を順次に段階的に低減する圧縮量の低減
と、上記の各期間の経過にもとづいて上記の所定の流路
抵抗値を順次に段階的に増加する流路抵抗の増加とを行
う増減手段と、上記の冷却の温度が所定の温度以下にな
ったとき、上記の圧縮量の低減と上記の流路抵抗の増加
とを解除して上記の冷却の温度にもとづく冷却運転に移
行する冷却運転移行手段とを設ける第1の構成と、
【0045】上記の第1の構成と同様の冷蔵装置におい
て、上記の冷蔵装置の外周付近の外気温度を複数の温度
範囲に分けた各温度範囲と、上記の物品の量を複数の物
品量範囲に分けた各物品量範囲とに対応させて、上記の
圧縮量を第1の所定の圧縮量に選択するとともに、上記
の流路抵抗を第1の所定の流路抵抗値を選択する第1外
気温物品量選択手段と、
【0046】上記の冷却運転における所定の運転開始時
点からの経過時間を複数の所定の期間に分けるととも
に、高い上記の温度範囲では上記の所定の期間の数を多
く、低い上記の温度範囲では上記の所定の期間の数を少
なく選択する期間選択手段と、
【0047】上記の所定の期間の経過にもとづいて上記
の第1の所定の圧縮量値を順次に段階的に低減する第1
の圧縮量の低減と、上記の各期間の経過にもとづいて上
記の第1の所定の流路抵抗値を順次に段階的に増加する
流路抵抗値の増加とを行う第1増減手段と、
【0048】上記の各温度範囲と上記の各物品量範囲と
に対応させて、上記の圧縮量を第1の所定の圧縮量より
も小さい第2の所定の圧縮量に選択するとともに、上記
の流路抵抗を第1の所定の流路抵抗値よりも大きい第2
の流路抵抗値を選択する第2選択手段と、
【0049】上記の所定の期間の経過にもとづいて上記
の第2の所定の圧縮量値を順次に段階的に低減する第2
の圧縮量の低減と、上記の各期間の経過にもとづいて上
記の第2の所定の流路抵抗値を順次に段階的に増加する
第2の流路低減の増加とを行う第2増減手段と、前記冷
却の温度が所定の温度以下になったとき、前記第1の圧
縮量の低減または前記第2の圧縮量の低減と、前記第1
の流路抵抗の増加または第2の流路低減の増加とを解除
して前記冷却の温度にもとづく冷却運転に移行する冷却
運転移行手段とを設ける第2の構成と、
【0050】上記の第1の構成または第2の構成におい
て、上記の圧縮量の増減を上記の圧縮部を駆動する電動
機の回転速度の増減によって行う第3の構成と、上記の
減圧部を上記の流路抵抗値を可変し得る膨張弁で構成し
た第4の構成とにより上記の課題を解決したものであ
る。
【0051】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、こ
の発明を上記の第1従来技術の構成に適用した実施例を
説明する。
【0052】
【実施例】以下、図1〜図4により実施例を説明する。
図1〜図4において、図5〜図12の符号と同一符号で
示す部分は、図5〜図12によって説明した同一符号の
部分と同一の機能をもつ部分である。また、図1〜図4
において同一符号で示す部分は図1〜図4のいずれかに
おいて説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分
である。
【0053】以下、図1〜図4により実施例を説明す
る。この実施例の構成が、図5の第1従来技術の構成と
異なる箇所は、第1には、減圧部30を流路抵抗可変型
減圧部30A、例えば、図11のような電子膨張弁32
で構成した箇所であり、第2には、図1の〔省電力運転
構成〕のように、省電力運転の仕方を構成した箇所であ
る。
【0054】第3には、図1の〔省電力運転構成〕にお
いて、運転形態に複数の運転形態、例えば、第1運転形
態、例えば、省電力運転の運転形態と、第2運転形態、
例えば、第1運転形態よりもさらに省電力を行う省々電
力運転の運転形態とを設けた箇所である。
【0055】第4には、第1運転形態における圧縮部1
0における冷媒20aの圧縮量、例えば、電動機11B
の回転速度Rs11により変化する冷媒20aの圧縮量
の所定値P6〜P1と、減圧部30、例えば、電子膨張
弁32の流路抵抗の所定値R1〜R6に対して、第2運
転形態における冷媒20aの圧縮量の所定値P6〜P1
を低減した値、例えば、1段階小さい値にし、流路抵抗
の所定値R1〜R6を増加した値、例えば、1段階大き
い値にして構成した箇所である。
【0056】第5には、例えば、冷蔵庫71の背面側に
設けた温度検出器S31により冷却対象70とする冷蔵
庫71の外周付近の外気温度の温度値、例えば、温度検
出器S31で検出した温度値の各温度範囲H0・M0・
L0と、庫内に入れた冷却する物品、すなわち、冷却物
品量の各物品量範囲Q3・Q2・Q1とにもとづいて、
冷媒20aの圧縮量、例えば、電動機11Bの回転速度
Rs11に対応する冷媒20aの圧縮量の所定値P6〜
所定値P1と、減圧部30、例えば、電子膨張弁32の
流路抵抗の所定値R1〜R6とを選択するようにした箇
所である。
【0057】第6には、冷却運転の開始時点からの経過
時間を複数の期間、例えば、第1運転期間T1・第2運
転期間T2・第3運転期間T3に分けた各運転期間を設
けるとともに、各温度範囲H0・M0・L0の高い温度
範囲では上記の期間の数を多く、低い温度範囲では上記
の期間の数を少なく、例えば、温度範囲H0では第1運
転期間T1〜第3運転期間T3の3つの期間、温度範囲
M0では第1運転期間T1・第2運転期間T2の2つの
期間、また、温度範囲M0では第1運転期間T1だけの
1つの期間を選択するようにした箇所である。
【0058】第7には、各期間、例えば、第1運転期間
T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3の経過にも
とづいて、冷媒20aの圧縮量、例えば、電動機11B
の回転速度Rs11、例えば、3600rpm〜210
0rpmに対応する冷媒20aの圧縮量の所定値P6〜
所定値P1を段階的に低減し、また、上記の各期間にも
とづいて減圧部30、例えば、電子膨張弁32の流路抵
抗の所定値R1〜R6を段階的に増加するように構成し
た箇所である。
【0059】第8には、物品を冷却する温度、例えば、
温度検出器S1で検出した温度が所定の温度以下、例え
ば、限界値t0以下になったときに、上記の冷媒20a
の圧縮量の低減と、上記の流路抵抗の増加とを解除し
て、物品を冷却する温度、例えば、温度検出器S1で検
出した温度にもとづく、定常の冷却運転に移行するよう
に構成した箇所である。
【0060】そして、概括的には、上記の第1形態また
は第2形態のみの冷却運転を行うようにした冷蔵装置1
00の場合には、上記のような冷媒20aを圧縮部10
で圧縮して得られる圧縮冷媒10aを減圧部30を介し
て蒸発部20に与えることにより所定の物品、例えば、
冷蔵庫71の内部の物品を冷却するとともに、上記の圧
縮部10における上記の冷媒20aの圧縮量の増減と上
記の減圧部30の流路抵抗の増減とを行いながら上記の
冷却を行うように構成した冷蔵装置100において、
【0061】上記の冷蔵装置100の外周付近の外気温
度、例えば、温度検出器S31で検出して得られる外気
温度を複数の温度範囲に分けた各温度範囲、例えば、所
定値H0・M0・L0の各所定温度範囲と、上記の物品
の量を複数の物品量範囲に分けた各物品量範囲、例え
ば、所定値Q3・Q2・Q1の各物品量範囲とに対応さ
せて、上記の圧縮量を所定の圧縮量、例えば、所定値P
6〜P1のうちの所定のものに選択するとともに、上記
の流路抵抗を所定の流路抵抗値、例えば、所定値R1〜
R6のうちの所定のものに選択する外気温物品量選択手
段と、
【0062】上記の冷却運転における所定の運転開始時
点からの経過時間を複数の所定の期間、例えば、第1運
転期間T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3に分
けるとともに、高い上記の温度範囲では上記の所定の期
間の数を多く、低い上記の温度範囲では上記の所定の期
間の数を少なく、例えば、温度範囲H0では第1運転期
間T1〜第3運転期間T3の3つの期間、温度範囲M0
では第1運転期間T1・第2運転期間T2の2つの期
間、また、温度範囲M0では第1運転期間T1だけの1
つの期間を選択する期間選択手段と、
【0063】上記の所定の期間、例えば、第1運転期間
T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3の経過にも
とづいて上記の所定の圧縮量を順次に段階的、例えば、
所定値P6〜P1のように段階的に低減する圧縮量の低
減と、上記の各期間、例えば、第1運転期間T1・第2
運転期間T2・第3運転期間T3の経過にもとづいて上
記の所定の流路抵抗値を順次に段階的に、例えば、所定
値R1〜R6のように段階的に増加する流路抵抗の増加
とを行う増減手段と、
【0064】上記の冷却の温度、例えば、温度検出器S
1で検出した温度が所定の温度以下、例えば、限界値t
0になったとき、上記の圧縮量の低減と上記の流路抵抗
の増加とを解除して、上記の冷却の温度、例えば、温度
検出器S1で検出した温度にもとづく冷却運転に移行す
る冷却運転移行手段とを設けた上記の第1の構成を構成
していることになるものである。
【0065】また、上記の第1形態と第2形態とを選択
的に行って冷却運転を行う冷蔵装置100の場合には、
上記の第1の構成と同様の冷蔵装置100において、上
記の冷蔵装置100の外周付近の外気温度、例えば、温
度検出器S31で検出した外気温度を複数の温度範囲に
分けた各温度範囲、例えば、所定値H0・M0・L0の
各所定温度範囲と、上記の物品の量を複数の物品量範囲
に分けた各物品量範囲、例えば、所定値Q3・Q2・Q
1の各物品量範囲とに対応させて、上記の圧縮量を第1
の所定の圧縮量、例えば、所定値P6〜P2のうちの所
定のものに選択するとともに、上記の流路抵抗を所定の
流路抵抗値、例えば、所定値R1〜R5のうちの所定の
ものに選択する外気温物品量選択手段と、
【0066】上記の冷却運転における所定の運転開始時
点からの経過時間を複数の所定の期間、例えば、第1運
転期間T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3に分
けるとともに、高い上記の温度範囲では上記の所定の期
間の数を多く、低い上記の温度範囲では上記の所定の期
間の数を少なく、例えば、温度範囲H0では第1運転期
間T1〜第3運転期間T3の3つの期間、温度範囲M0
では第1運転期間T1・第2運転期間T2の2つの期
間、また、温度範囲M0では第1運転期間T1だけの1
つの期間を選択する期間選択手段と、
【0067】上記の所定の期間、例えば、第1運転期間
T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3の経過にも
とづいて上記の第1の所定の圧縮量を順次に段階的、例
えば、所定値P6〜P2のように段階的に低減する圧縮
量の低減と、上記の各期間、例えば、第1運転期間T1
・第2運転期間T2・第3運転期間T3の経過にもとづ
いて上記の第1の所定の流路抵抗値を順次に段階的に、
例えば、所定値R1〜R5のように段階的に増加する流
路抵抗の増加とを行う第1増減手段と、
【0068】上記の冷蔵装置100の外周付近の外気温
度、例えば、温度検出器S31で検出した外気温度を複
数の温度範囲に分けた各温度範囲、例えば、所定値H0
・M0・L0の各所定温度範囲と、上記の物品の量を複
数の物品量範囲に分けた各物品量範囲、例えば、所定値
Q3・Q2・Q1の各物品量範囲とに対応させて、上記
の圧縮量を上記の第1の所定の圧縮量よりも小さい第2
の所定の圧縮量、例えば、所定値P5〜P1のうちの所
定のものに選択するとともに、上記の流路抵抗を上記の
所定の流路抵抗値よりも大きい第2の流路抵抗値、例え
ば、所定値R2〜R6のうちの所定のものに選択する外
気温物品量選択手段と、
【0069】上記の所定の期間、例えば、第1運転期間
T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3の経過にも
とづいて上記の第2の所定の圧縮量を順次に段階的、例
えば、所定値P5〜P1のように段階的に低減する圧縮
量の低減と、上記の各期間、例えば、第1運転期間T1
・第2運転期間T2・第3運転期間T3の経過にもとづ
いて上記の第2の所定の流路抵抗値を順次に段階的に、
例えば、所定値R2〜R6のように段階的に増加する流
路抵抗の増加とを行う第2増減手段と、
【0070】上記の冷却の温度、例えば、温度検出器S
1で検出した温度が所定の温度以下、例えば、限界値t
0になったとき、上記の第1の圧縮量の低減または上記
の第2の圧縮量の低減と、上記の第1の流路抵抗の増加
または上記の第2の流路抵抗の増加とを解除して、上記
の冷却の温度、例えば、温度検出器S1で検出した温度
にもとづく冷却運転に移行する冷却運転移行手段とを設
けた上記の第2の構成を構成していることになるもので
ある。
【0071】さらに、上記の第1の構成または第2の構
成において、上記の圧縮量の増減を上記の圧縮部10を
駆動する電動機11Bの回転速度Rs11の増減、例え
ば、3600rpm〜2100rpmのうちの1つにす
る増減によって行う上記の第3の構成と、
【0072】上記の減圧部10を上記の流路抵抗値を可
変、例えば、流路抵抗R1〜R6のうちの1つにするよ
うに可変し得る膨張弁、例えば、電子膨張弁32で構成
した上記の第4の構成とを構成していることになるもの
である。
【0073】そして、具体的には、流路抵抗R6〜R1
は、例えば、予め装置の冷却運転を実験することより、
圧縮量の所定値P6〜P1に対応する電動機11Bの回
転速度Rs11の各所定値、例えば、3600rpm〜
2100rpmのうちの各1つの回転速度にしたとき
に、電子膨張弁32を調整して、流路抵抗R6〜R1
が、R6>R5>R4>R3>R2>R1を満たす条件
において、庫内の冷却が最良に行い得る各流路抵抗値を
求めて決定する。
【0074】なお、決定した流路抵抗R6〜R1データ
を圧縮量の所定値P6〜P1と対応させて予めデータ用
メモリ64に記憶し、また、図1の〔省電力運転構成〕
の各所定値を対応させて読み出せるようにした対応テー
ブルを処理用メモリー62に記憶しておくことにより、
目的とする所定値を選択し得るようにしてある。
【0075】外気温度の各所定値、例えば、所定値H0
=25℃超過、所定値M0=10〜25℃、所定値L0
=10℃の値は、温度検出器S31の検出データと対応
させて予めデータ用メモリ64に記憶してあり、温度検
出器S31の検出データにもとづいて上記の対応テーブ
ルにより目的とする所定値を選択し得るようにしてあ
る。
【0076】冷却物品量の各所定値、例えば、所定値Q
3=庫内所定量Qの2/3超過、所定値Q2=庫内所定
量Qの1/3〜2/3、所定量Q1=庫内所定量Qの1
/3未満の値は、使用者が目測または入れ込んだ物品の
数量などにより判断して、その判断した所定量に対応す
る設定操作部66の操作キーを操作して入力したデータ
にもとづいて上記の対応テーブルにより目的とする所定
値を選択し得るようにしてある。
【0077】なお、所定量Qは、庫内に入れ込める物品
量の総量であり、庫内に既に冷却済みの物品が入ってい
て、それに冷却されていない物品を新たに追加して入れ
込むときは、所定量Qに対する新たに入れ込んだ分の物
品量を選択して入力するように操作する。
【0078】運転形態の選択は、使用者が第1形態また
は第2形態に対応する設定操作部66の操作キーを操作
して入力したデータにもとづいて上記の対応テーブルに
より目的とする所定値を選択し得るようにしてある。
【0079】運転期間の値は、例えば、第1運転期間T
1・第2運転期間T2・第3運転期間T3の各時間長、
例えば、各3時間のデータを予めデータ用メモリ64に
記憶してあり、時計回路65の計時にもとづいて、上記
の対応テーブルにより目的とする所定値を選択し得るよ
うにしてある。なお、第1運転期間T1・第2運転期間
T2・第3運転期間T3の各時間長は、使用者が設定操
作部66の操作キーを操作して所要の時間長に変更する
ことができるようにもしてある。
【0080】なお、各運転期間、例えば、第1運転期間
T1・第2運転期間T2・第3運転期間T3の途中で庫
内の物品を過冷却させないようにするために、図3の
〔冷却温度/期間構成〕のように、庫内の冷却温度、例
えば、温度検出器S1で検出した温度値が限界値t0以
下になったときは、定常の冷却運転による冷却、例え
ば、温度検出器S1による検出温度を所定値t1〜所定
値t2の範囲にする冷却運転にして、図12の運転サイ
クルTzによる冷却に移行するようにしてある。
【0081】限界値t0は、例えば、定常の冷却運転に
おける低温側の所定値t1よりも低い、例えば、5℃程
度低い温度値にしたデータを予めデータ用メモリ64に
記憶してあるが、使用者が設定操作部66の操作キーを
操作して所要の温度値に変更することができるようにも
してある。
【0082】そして、具体的な制御処理手順は、図2の
ような制御処理フローによるプログラムを処理用メモリ
62に記憶しておくことにより、制御部60が目的とす
る制御処理を行い得るように構成してある。
【0083】〔制御処理フローの説明〕以下、図2の制
御処理フローを説明する。図2の制御処理フローは、装
置の定常的な制御処理を行うためのメイン制御処理ルー
チンのサブルーチンとして構成してあり、所定の時間ご
とに、例えば、2秒ごとに図2の制御処理フローに移行
してくるように構成してある。なお、この移行は、メイ
ン制御処理フローにおける各運転サイクルの終点の時点
に移行してくるようにしてもよい。
【0084】図2において、 ◆ステップSP1では、運転指令のデータを取り込んで
第1形態による省電力運転を開始するか否かを判別し、
第1形態の省電力運転を開始するときはステップSP3
に移行し、そうでないときは次のステップSP2に移行
する。ここでの判別は、設定操作部66を操作して第1
形態の省電力運転を開始する旨が入力されたデータがあ
るか否かを判別する。
【0085】◆ステップSP2では、第2形態による省
電力運転を開始するか否かを判別し、第2形態の省電力
運転を開始するときはステップSP300に移行し、そ
うでないときはメイン制御処理ルーチンの所定のステッ
プに戻る。ここでの判別は、設定操作部66を操作して
第2形態の省電力運転を開始する旨が入力されたデータ
があるか否かを判別する。
【0086】〔第1形態の制御処理〕 ◆ステップSP3では、温度検出器S31の検出信号に
よる外気温度のデータを取り込んで、外気温度が温度値
H0(高温)・温度値M0(中温)・温度値L0(低
温)のいずれであるかを判別する。
【0087】温度値H0(高温)、例えば、25℃超過
であるときはステップSP10に移行し、温度値M0
(中温)、例えば、10〜25℃であるときはステップ
SP100に移行し、温度値L0(低温)、例えば、1
0℃未満であるときはステップSP200に移行するこ
とにより、外気温度の範囲により異なる省電力運転の仕
方を選択する。
【0088】つまり、図1の〔省電力運転構成〕におけ
る「外気温度の判別」の欄による選択を行うものであ
る。なお、ここでの判別処理は、CPUの処理では、実
際には、3つのステップによって処理するものである
が、紙面の都合上、1つのステップにまとめて記載した
ものである。
【0089】〔外気温度/高温時の制御処理〕 ◆ステップSP10では、使用者が設定操作部66を操
作して入力した冷却物品量のデータを取り込んで、冷却
物品量が所定値Q3(多量)・所定値Q2(中量)・所
定値Q1(少量)のいずれであるかを判別する。
【0090】所定値Q3(多量)、例えば、庫内所定量
Qの2/3超過であるときはステップSP11に移行
し、所定値Q2(中量)、例えば、庫内所定量Qの/3
〜2/3であるときはステップSP21に移行し、所定
値Q1(少量)、例えば、庫内所定値Qの1/3未満で
あるときはステップSP31に移行することにより、冷
却物品量により異なる省電力運転の仕方を選択する。
【0091】つまり、図1の〔省電力運転構成〕におけ
る「冷却物品量による判別」の欄による選択を行うもの
である。
【0092】なお、ここでの判別処理は、ステップSP
3と同様に、CPUの処理では、実際には、3つのステ
ップによって処理するものであるが、紙面の都合上、1
つのステップにまとめて記載したものである。
【0093】◆ステップSP11では、運転期間のデー
タを取り込んで、運転期間が第1運転期間T1・第2運
転期間T2・第3運転期間T3のいずれであるかを判別
する。第1運転期間T1、例えば、第1形態の運転開始
〜3時間以内であるときは次のステップSP12に移行
し、第2運転期間、例えば、第1形態の運転開始後3時
間を超え6時間以内であるときはステップSP14に移
行し、第3運転期間T3、例えば、第1形態の運転開始
後6時間を超え9時間以内であるときはステップSP1
4に移行することにより、冷却物品量により異なる省電
力運転の仕方を選択する。
【0094】つまり、図1の〔省電力運転構成〕におけ
る「運転期間による冷媒圧縮量/流路抵抗の選択」の各
運転期間の欄に対応する選択を行うものである。なお、
ここでの判別処理は、ステップSP3と同様に、CPU
の処理では、実際には、3つのステップによって処理す
るものであるが、紙面の都合上、1つのステップにまと
めて記載したものである。
【0095】また、運転期間の判別は、例えば、このス
テップを通過するごとに通過した数に対応させたフラク
を作業用メモリ63に記憶させておき、そのフラクによ
って判別する。
【0096】◆ステップSP12では、上記の対応テー
ブルにより、第1運転期間T1の欄の第1形態の圧縮量
の所定値P6と流路抵抗R1が選択され、圧縮部10の
圧縮量P6に対応するように電動機11Bの回転速度R
s11を3600rpmにするとともに、流路抵抗可変
型減圧部30Aの電子膨張弁32を流路抵抗R1の開度
にして運転させた後に、次のステップSP13に移行す
る。
【0097】◆ステップSP13では、時計回路65に
よる運転期間の計時データを取り込んで第1運転期間T
1を経過し終ったか否かを判別する判別と、庫内温度の
データ、例えば、温度検出器S1で検出した温度データ
を取り込んで限界値t0以下になっているか否かを判別
する判別と、運転指令のデータを取り込んで冷却運転を
停止に切り換える旨または定常の冷却運転に切り換える
旨の切換指令があるか否かを判別する判別との3つの判
別を行う。
【0098】第1運転期間が終わり、または、限界値t
0以下になっており、もしくは、切換指令があるときは
ステップSP50に移行し、そうでないときは、このス
テップSP13を繰り返す。
【0099】ここでの切換指令の有無の判別は、使用者
が設定操作部66にある運転の停止を行う旨のキー、ま
たは、定常の冷却運転を行う旨のキーを操作して入力し
たデータの有無によって判別する。
【0100】また、ステップSP50に移行したとき
は、ステップSP11に戻って第2運転期間T2に移行
するか、または、直接、メイン制御処理ルーチンの所定
のステップに戻ることになる。
【0101】なお、ここでの判別処理は、ステップSP
3と同様に、CPUの処理では、実際には、3つのステ
ップによって処理するものであるが、紙面の都合上、1
つのステップにまとめて記載したものである。
【0102】◆ステップSP14では、上記の対応テー
ブルにより第2運転期間T2の欄の第1形態の圧縮量の
所定値P5と流路抵抗R2が選択され、圧縮部10の圧
縮量P5に対応するように電動機11Bの回転速度Rs
11を3300rpmにするとともに、流路抵抗可変型
減圧部30Aの電子膨張弁32を流路抵抗R2の開度に
して運転させた後に、次のステップSP13に移行す
る。
【0103】◆ステップSP15では、時計回路65に
よる運転期間の計時データを取り込んで第2運転期間T
2を経過し終ったか否かを判別する判別と、庫内温度の
データ、例えば、温度検出器S1で検出した温度データ
を取り込んで限界値t0以下になっているか否かを判別
する判別と、運転指令のデータを取り込んで冷却運転を
停止に切り換える旨または定常の冷却運転に切り換える
旨の切換指令があるか否かを判別する判別とを行う。
【0104】第2運転期間が終わり、または、限界値t
0以下になっており、もしくは、切換指令があるときは
ステップSP50に移行し、そうでないときは、このス
テップSP15を繰り返す。
【0105】また、ステップSP50に移行したとき
は、ステップSP11に戻って次の第3運転期間T3に
移行するか、または、直接、メイン制御処理ルーチンの
所定のステップに戻ることになる。その他の事項につい
てはステップSP13で述べた事項と同様である。
【0106】◆ステップSP16では、上記の対応テー
ブルにより第3運転期間T3の欄の第1形態の圧縮量の
所定値P4と流路抵抗R3が選択され、圧縮部10の圧
縮量P4に対応するように電動機11Bの回転速度Rs
11を3000rpmにするとともに、流路抵抗可変型
減圧部30Aの電子膨張弁32を流路抵抗R3の開度に
して運転させた後に、次のステップSP17に移行す
る。
【0107】◆ステップSP17では、時計回路65に
よる運転期間の計時データを取り込んで第3運転期間T
3を経過し終ったか否かを判別する判別と、庫内温度の
データ、例えば、温度検出器S1で検出した温度データ
を取り込んで限界値t0以下になっているか否かを判別
する判別と、運転指令のデータを取り込んで冷却運転を
停止に切り換える旨または定常の冷却運転に切り換える
旨の切換指令があるか否かを判別する判別とを行う。
【0108】第3運転期間が終わっているときは最終期
間が終わった旨のデータを作業用メモリ63に記憶した
後にステップSP50に移行し、また、限界値t0以下
になっており、もしくは、切換指令があるときは、その
まま、ステップSP50に移行し、そうでないときは、
このステップSP17を繰り返す。
【0109】また、ステップSP50に移行したとき
は、運転期間が最終期間が終わっているので、直接、メ
イン制御処理ルーチンの所定のステップに戻ることにな
る。その他の事項についてはステップSP13で述べた
事項と同様である。
【0110】◆ステップSP21〜ステップSP27で
は、上記のステップSP11〜SP17における制御処
理を、図1の〔省電力運転構成〕における所定値H0・
所定値Q2の欄の第1形態に対応する第1運転期間T1
・第2運転期間T2・第3運転期間T3の欄の圧縮量と
流路抵抗との各所定値、すなわち、冷却物品量の所定値
Q3の場合の各所定値に対して各圧縮量を1段階下げる
とともに各流路抵抗を1段階上げた各所定値が上記の対
応テーブルによって選択されて、その選択された圧縮量
と流路抵抗との各所定値による冷却運転とステップSP
50による制御処理とを行うように構成してある。
【0111】◆ステップSP31〜ステップSP37で
は、上記のステップSP11〜SP17における制御処
理を、図1の〔省電力運転構成〕における所定値H0・
所定値Q3の欄の第1形態に対応する第1運転期間T1
・第2運転期間T2・第3運転期間T3の欄の圧縮量と
流路抵抗との各所定値、すなわち、冷却物品量の所定値
Q3の場合の各所定値に対して圧縮量を2段階下げると
ともに流路抵抗を2段階上げた各所定値が上記の対応テ
ーブルによって選択されて、その選択された圧縮量と流
路抵抗との各所定値による冷却運転とステップSP50
による制御処理とを行うように構成してある。
【0112】◆ステップSP50では、ステップSP1
7・ステップSP27・ステップSP37の第3運転期
間T3の段階から移行してくる場合と、ステップSP1
3・ステップSP15・ステップSP23・ステップS
P25・ステップSP33・ステップSP35の第1運
転期間T1または第2運転期間T2の段階から移行して
くる場合とがある。
【0113】第1には、ステップSP17・ステップS
P27・ステップSP37の第3運転期間T3の段階か
ら移行してきた場合には、第3運転期間T3に移行した
際のフラグがあるので、そのフラグを判別して、メイン
制御処理ルーチンの定常の運転サイクルを行う所定のス
テップに移行する。
【0114】第2には、そうでないときは、ステップS
P13・ステップSP15・ステップSP23・ステッ
プSP25・ステップSP33・ステップSP35の第
1運転期間T1または第2運転期間T2の段階から移行
してきているので、まず、限界値t0に達した旨のデー
タ、または、定常の運転サイクルによる運転に切り換え
る旨のデータがあるか否かを判別し、そのデータがある
ときは、メイン制御処理ルーチンの定常の運転サイクル
を行う所定のステップに移行する。
【0115】第3には、そうでないときは、各運転期間
T1・T2うちのどの段階の期間を終えたかを示すフラ
グを判別し、そのフラグにもとづいてステップSP11
・ステップSP21・ステップSP31のいずれかに戻
る。
【0116】なお、このステップは、CPUでの制御処
理では、実際には、4つのステップによって判別するも
のであるが、紙面の都合上、1つのステップにまとめて
記載したものである。
【0117】〔外気温度/中温時の制御処理〕 ◆ステップSP100では、上記のステップSP10〜
SP37における制御処理のうちの第3運転期間T3に
よる制御処理、すなわち、ステップSP16・ステップ
SP17・ステップSP26・ステップSP27・ステ
ップSP36・ステップSP37を除去して運転期間を
低減する。
【0118】また、図1の〔省電力運転構成〕における
所定値M0・所定値Q3の欄の第1形態と、所定値M0
・所定値Q2の欄の第1形態と、所定値M0・所定値Q
1の欄の第1形態に対応する各圧縮量と流路抵抗との各
所定値、すなわち、外気温度H0の場合の各所定値に対
して各圧縮量を1段階下げるとともに各流路抵抗を1段
階上げた各所定値が上記の対応テーブルによって選択さ
れて、その選択された圧縮量と流路抵抗との各所定値に
よる冷却運転とステップSP50による制御処理とを行
うように構成してある。
【0119】〔外気温度/低温時の制御処理〕 ◆ステップSP200では、上記のステップSP10〜
SP37における制御処理のうちの第2運転期間T2・
第3運転期間T3による制御処理を除去して、第1運転
期間T1による制御処理、すなわち、ステップSP11
・ステップSP12・ステップSP21・ステップSP
22・ステップSP31・ステップSP32のみを行う
ようよに運転期間を低減する。
【0120】また、図1の〔省電力運転構成〕における
所定値L0・所定値Q3の欄の第1形態と、所定値L0
・所定値Q2の欄の第1形態と、所定値L0・所定値Q
1の欄の第1形態に対応する各圧縮量と流路抵抗との各
所定値、すなわち、外気温度H0の場合の各所定値に対
して各圧縮量を2段階下げるとともに各流路抵抗を2段
階上げた各所定値が上記の対応テーブルによって選択さ
れて、その選択された圧縮量と流路抵抗との各所定値に
よる冷却運転とステップSP50による制御処理とを行
うように構成してある。
【0121】〔第2形態の制御処理〕 ◆ステップSP300では、上記のステップSP3〜S
P37・ステップSP50・ステップSP100・ステ
ップSP200における制御処理を、図1の〔省電力運
転構成〕における各外気温度H0・M0・L0と各冷却
物品量Q3・Q2・Q1による判別の後の運転期間によ
る冷媒圧縮量/流路抵抗の選択が、第2形態の欄による
各圧縮量と各流路抵抗の各所定値、すなわち、第1形態
の場合の各所定値に対して、各圧縮量を1段階さげると
ともに、各流路抵抗を1段階上げた各所定値が、上記の
対応テーブルによって選択されて、その選択された圧縮
量と流路抵抗との各所定値による冷却運転とステップS
P50による制御処理とを行うように構成してある。
【0122】そして、冷却物品量を所定値Q3とし、外
気温度H0で庫内温度t33のときと、外気温度M0で
庫内温度t32のときと、外気温度L0で庫内温度t3
1のときとから図1の〔省電力運転構成〕における第1
形態の省電力冷却運転と、第2形態の省々電力冷却運転
を行った場合には、例えば、図3の〔冷却温度/運転期
間構成〕のような動作を行うことになるものである。
【0123】なお、図2の制御処理フローによる構成
が、上記の第2の構成と、上記の第2の構成に適用した
上記の第3の構成・第4の構成を構成していることにな
るものであり、また、図2の制御処理フローによる構成
のうちの第1形態に対応する制御処理部分のみ、また
は、第2形態に対応する部分の制御処理部分のみを、そ
けぞれ、独立させた構成が、上記の第1の構成と、上記
の第1の構成に適用した上記の第3の構成・第4の構成
を構成していることになるものである。
【0124】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することを含むものである。 (1)圧縮量の低減の段階数と流路低減の増加の段階数
とを少なくしたものを組み合わせた低減の仕方に変更し
て構成する。
【0125】例えば、図3の〔省電力運転構成〕のよう
に、圧縮量の所定値の数を少なくして、例えば、圧縮量
P6・P4・P2のみとし、対応する電動機11Bの回
転速度Rs11を、例えば、3600rpm・3000
rpm・24000rpmの3種類にするとともに、流
路抵抗の所定値の数を少なくして、例えば、電子膨張弁
32の開度を流路抵抗6・R4・R2の3種類に対応す
る開度にして、例えば、図3の〔省電力運転構成〕のよ
うな選択を行うように構成する。
【0126】(2)図1・図3の〔省電力運転構成〕に
おける各所定値を適宜の値に変更して構成する。また、
運転期間の数を適宜の数に増減して構成する。 (3)図1・図3の〔省電力運転構成〕における運転形
態の数を、さらに増加するとともに、増加した運転形態
での圧縮量の低減、例えば、電動機11Bの回転速度R
s11の低減を、さらに1段階的または複数段階低減
し、流路抵抗の増加をさらに1段階的または複数段階増
加して構成する。
【0127】(4)各運転期間T1・T2・T3の時間
長を、順次に漸増する時間長、または、順次に漸減する
時間長に変更して構成する。 (5)各運転期間T1・T2・T3の時間長を種々に変
更した場合に対する圧縮量の低減、例えば、電動機11
Bの回転速度Rs11の低減の所定値と、流路抵抗の増
加の所定値とを、各運転期間T1・T2・T3と対応さ
せてデータ用メモリ65に記憶しておき、設定操作部6
6で各運転期間T1・T2・T3の種類に相当するキー
を操作して指定するだけで、指定した各運転期間T1・
T2・T3による省電力運転を行い得るように構成す
る。
【0128】(6)上記の第2従来技術〜第6従来技術
の構成に適用して構成する。 (7)電動機11B・可変周波数回路51の構成部分
に、図9の〔交流式/サイクロコンバータ型構成〕、ま
たは、図9の〔直流式/インバータ型構成〕〔交流式/
サイクロコンバータ型構成〕を単相構成に変更した構成
を適用して構成する。
【0129】(8)各制御または制御の一部を、各所定
値による動作を行うように設定した回路構成と、ディス
クリートな切換回路構成とによる切換動作によって行う
ように構成する。
【0130】(9)図1の〔省電力運転構成〕の外気温
度による判別と、冷却物品量による判別とを入れ換え、
図4の〔省電力運転構成〕のように、冷却物品量の判別
に従属させて外気温度による判別を行うように変更する
とともに、各運転期間T1・T2・T3の終了ごとに、
その都度、外気温度の判別を行ない、その判別にもとづ
いて、次の運転期間による冷却運転の要否の判別と、次
の運転期間における圧縮量・流路抵抗の各所定値の選択
とを行うよう変更して構成する。
【0131】(10)図1の〔省電力運転構成〕または
上記(9)のように変更した構成において、外気温度に
よる判別を、外気温度と庫内温度とによる判別、例え
ば、温度検出器S31による外気温度と温度検出器S1
による庫内温度との温度差などにもとづく判別に変更し
て構成する。
【0132】
【発明の効果】この発明によれば、外気温度を複数の温
度範囲に分けた温度範囲による判別と、冷却物品量を複
数に分けた物品量範囲による判別と、運転形態と複数の
運転期間による選択とにもとづいて、圧縮部における冷
媒の圧縮量の段階的な低減と減圧部における流路抵抗の
段階的な増加とを行わせることにより、その都度の冷却
運転状態に見合った合理的な省電力運転を行わせること
ができるので、至極、便利な冷蔵装置を提供できる。
【0133】また、可変周波数回路と流路抵抗可変型減
圧部とを設けた冷蔵装置では、特別の機構部分を追加す
ることなしに、制御処理フローを変更するのみで、安価
な構成で省電力運転を行えるものを提供することができ
るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図4はこの発明の実施例を、また、図5
〜図12は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりで
ある。
【図1】全体ブロック構成・要部動作構成図
【図2】要部制御処理フロー図
【図3】要部動作構成図
【図4】要部動作構成図
【図5】全体ブロック構成図
【図6】全体ブロック構成図
【図7】全体ブロック構成図
【図8】全体ブロック構成図
【図9】要部ブロック構成図
【図10】要部ブロック構成図
【図11】要部ブロック構成図
【図12】要部動作構成図
【符号の説明】
1 交流電源 1a 3相交流電源 2 整流回路 3 倍電圧整流切換器 4 平滑用コンデンサ 5 平滑用コンデンサ 10 圧縮部 10a 圧縮部冷媒 11A 圧縮機構 11B 電動機 11B1 同期電動機 11B2 3相同期電動機 20 蒸発部 20a 冷媒 21 熱交換器 30 減圧部 30A 流路抵抗可変型減圧部 30a 減圧冷媒 31 キャピラリーチューブ 32 電子膨張弁 40 凝縮部 40a 凝縮冷媒 41 熱交換器 50 圧縮量調整部 51 可変周波数回路 51A インバータ回路 51B 制御回路 51B1 制御回路 51B2 制御回路 51B3 制御回路 51B4 制御回路 51C サイクロコンバータ 51X 可変周波数変換器 60 制御部 60A CPU 61 入出力ポート 62 処理用メモリ 63 作業用メモリ 64 データ用メモリ 65 時計回路 70 冷蔵対象 71 冷蔵庫 100 冷蔵装置 DL 直流リアクトル E1 駆動電圧 FL 界磁コイル M1 ステップモータ PS 回転子位置検出器 S1 温度検出器 S2 温度検出器 S11 温度検出器 S12 温度検出器 S21 圧力検出器 SY1 サイリスタ SY2 サイリスタ SY3 サイリスタ RT 回転子 V1 ニードル弁 W1 流路 W2 流路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮部で圧縮して得られる圧縮冷
    媒を減圧部を介して蒸発部に与えることにより所定の物
    品を冷却するとともに、前記圧縮部における前記冷媒の
    圧縮量の増減と前記減圧部の流路抵抗の増減とを行いな
    がら前記冷却を行うように構成した冷蔵装置であって、 前記冷蔵装置の外周付近の外気温度を複数の温度範囲に
    分けた各温度範囲と、前記物品の量を複数の物品量範囲
    に分けた各物品量範囲とに対応させて、前記圧縮量を所
    定の圧縮量に選択するとともに、前記流路抵抗を所定の
    流路抵抗値に選択する外気温物品量選択手段と、 前記冷却運転における所定の運転開始時点からの経過時
    間を複数の所定の期間に分けるとともに、高い前記温度
    範囲では前記所定の期間の数を多く、低い前記温度範囲
    では前記所定の期間の数を少なく選択する期間選択手段
    と、 前記所定の期間の経過にもとづいて前記所定の圧縮量を
    順次に段階的に低減する圧縮量の低減と、前記各期間の
    経過にもとづいて前記所定の流路抵抗値を順次に段階的
    に増加する流路抵抗の増加とを行う増減手段と、 前記冷却の温度が所定の温度以下になったとき、前記圧
    縮量の低減と前記流路抵抗の増加とを解除して前記冷却
    の温度にもとづく冷却運転に移行する冷却運転移行手段
    とを具備することを特徴とする冷蔵装置。
  2. 【請求項2】 冷媒を圧縮部で圧縮して得られる圧縮冷
    媒を減圧部を介して蒸発部に与えることにより所定の物
    品を冷却するとともに、前記圧縮部における前記冷媒の
    圧縮量の増減と前記減圧部の流路抵抗の増減とを行いな
    がら前記冷却を行うように構成した冷蔵装置であって、 前記冷蔵装置の外周付近の外気温度を複数の温度範囲に
    分けた各温度範囲と、前記物品の量を複数の物品量範囲
    に分けた各物品量範囲とに対応させて、前記圧縮量を第
    1の所定の圧縮量に選択するとともに、前記流路抵抗を
    第1の所定の流路抵抗値を選択する第1外気温物品量選
    択手段と、 前記冷却運転における所定の運転開始時点からの経過時
    間を複数の所定の期間に分けるとともに、高い前記温度
    範囲では前記所定の期間の数を多く、低い前記温度範囲
    では前記所定の期間の数を少なく選択する期間選択手段
    と、 前記所定の期間の経過にもとづいて前記第1の所定の圧
    縮量値を順次に段階的に低減する第1の圧縮量の低減
    と、前記各期間の経過にもとづいて前記第1の所定の流
    路抵抗値を順次に段階的に増加する第1の流路抵抗値の
    増加とを行う第1増減手段と、 前記各温度範囲と前記各物品量範囲とに対応させて、前
    記圧縮量を第1の所定の圧縮量よりも小さい第2の所定
    の圧縮量に選択するとともに、前記流路抵抗を第1の所
    定の流路抵抗値よりも大きい第2の流路抵抗値を選択す
    る第2選択手段と、 前記所定の期間の経過にもとづいて前記第2の所定の圧
    縮量値を順次に段階的に低減する第2の圧縮量の低減
    と、前記各期間の経過にもとづいて前記第2の所定の流
    路抵抗値を順次に段階的に増加する第2の流路抵抗の増
    加とを行う第2増減手段と、 前記冷却の温度が所定の温度以下になったとき、前記第
    1の圧縮量の低減または前記第2の圧縮量の低減と、前
    記第1の流路抵抗の増加または第2の流路低減の増加と
    を解除して前記冷却の温度にもとづく冷却運転に移行す
    る冷却運転移行手段とを具備することを特徴とする冷蔵
    装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮量の増減を前記圧縮部を駆動す
    る電動機の回転速度の増減によって行うことを特徴とす
    る請求項1または請求項2の冷蔵装置。
  4. 【請求項4】 前記減圧部を前記流路抵抗値を可変し得
    る膨張弁で構成したことを特徴とする請求項1、請求項
    2または請求項3の冷蔵装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002046668A1 (en) * 2000-12-04 2002-06-13 Zanussi Elettromeccanica S.P.A. Refrigeration appliance with a plurality of storage compartments
WO2015194565A1 (ja) * 2014-06-17 2015-12-23 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
CN109724356A (zh) * 2019-01-15 2019-05-07 李翠芝 中央制冷式冷冻冷藏柜组

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