JP2000141915A - 色材供与体要素 - Google Patents

色材供与体要素

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JP2000141915A JP11323902A JP32390299A JP2000141915A JP 2000141915 A JP2000141915 A JP 2000141915A JP 11323902 A JP11323902 A JP 11323902A JP 32390299 A JP32390299 A JP 32390299A JP 2000141915 A JP2000141915 A JP 2000141915A
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John M Noonan
エム.ヌーナン ジョン
Mitchell Burberry
バーバリー ミッチェル
Douglas R Robello
アール.ロベロ ダグラス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー励起を効率よく熱に変換し、且つ従
来技術よりも良好なフィルム形成特性を有し吸収物質由
来の色汚染が少ない、レーザー誘導感熱色材転写用色材
供与体要素を提供する。 【解決手段】 色材層を有する支持体を含んでなる感熱
色材転写用色材供与体要素であって、前記色材層がそれ
と組合わさるレーザ輻射線吸収性物質を有し、前記レー
ザ輻射線吸収性物質が、反対の電荷のイオン性色素と組
合わさる一定電荷をもったイオン性ポリマーを含み、前
記イオン性色素が、複数の共役二重結合を有し且つ40
0〜1200nmの光学吸収を有する有機成分を有する
レーザ輻射線吸収性発色団を含む感熱色材転写用色材供
与体要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザー色材転写供
与体要素に用いられるイオン性ポリマー吸収剤に関す
る。特に、このイオン性ポリマー吸収剤は、デジタルカ
ラーハーフトーンプルーフィング用に設計されたレーザ
ー色材転写システムに有用である。
【0002】
【従来の技術】インクオンペーパー(ink-on-paper)印
刷によって連続階調(写真)画像の様相を近似するため
に、商業印刷工業は、ハーフトーン印刷として知られる
方法に頼っている。ハーフトーン印刷では、色濃度階調
を、写真プリントで行われるように色濃度を連続的に変
える代わりに、同じ色濃度であるが種々の大きさのドッ
トもしくは面積のパターンを印刷することによって生成
する。
【0003】印刷機で刷る前にカラープルーフ像を得る
という商業上重要な要求がある。カラープルーフが、印
刷機で得られる印刷物の少なくともディテールとカラー
トーンを正確に表現することが望ましい。多くの場合、
カラープルーフが印刷機で得られる印刷物の画質とハー
フトーンパターンを正確に表現することも望ましい。イ
ンキ印刷フルカラーピクチャを作製するのに必要な操作
順序では、プルーフは、最終の3種類以上の印刷版もし
くは印刷シリンダを作製する色分解データの正確度をチ
ェックするのにも必要とされる。伝統的に、そのような
色分解プルーフは、最終のフルカラーピクチャを組み立
てる前に、多くの露光工程と処理工程を必要とするハロ
ゲン化銀写真、高コントラストリソグラフィシステムも
しくは感光性非ハロゲン化銀システムを伴っていた。
【0004】印刷工業で使用される色材は不溶性の顔料
である。その顔料特性のために、この印刷インキの分光
光度曲線は、深色側もしくは浅色側のいずれも異常にシ
ャープであることが多い。これは、顔料とは対照的な色
材を使用しているカラープルーフィングシステムでは問
題を生じる場合がある。単一の色材を用いて所定のイン
キの色相を合わせることは非常に困難である。
【0005】米国特許第5,126,760 号明細書には、色材
受容要素上に、原画の直接デジタルハーフトーンカラー
プルーフを作製することが記載されている。そして、こ
のプルーフを用いて、印刷機から得られる印刷されたカ
ラー画像を表すことができる。
【0006】この明細書に記載されているプロセスは次
の工程を有する: a)原画の形状とカラースケールを表すものである一連
の電気信号を生成する工程、 b)色材層と赤外吸収性物質をその上に有する支持体を
含んでなる色材供与体要素を、ポリマー色材画像受容層
をその上に有する支持体を含んでなる第一の色材受容要
素と接触させる工程、 c)前記信号を用いて、色材供与体要素をダイオードレ
ーザーで像様露光し、それによって色材像を前記第一の
色材受容要素に転写する工程、そして d)前記色材像を、印刷されるカラー画像と同じ基体を
有する第二の色材像受容要素に再転写する工程。 上記プロセスでは、複数の色材供与体を用いて、プルー
フの完全な色領域を得る。例えば、フルカラープルーフ
の場合、通常4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブ
ラック)が用いられる。
【0007】上記プロセスを用いることによって、ダイ
オードレーザーで赤外吸収性物質を含有する色材供与体
を加熱して画像色材を転写する。ダイオードレーザビー
ムは、原画の形と色を表示する一連のデータで変調され
ており、その結果色材は原画を再構成する色材受容層で
その存在が要求される領域でのみ蒸発を起こすように加
熱される。
【0008】同じように、米国特許第4,923,846 号明細
書に記載されているように、ダイオードレーザーの代わ
りに、サーマルヘッドを用いて感熱転写プルーフを作製
することができる。通常入手可能なサーマルヘッドは十
分な解像度のハーフトーンを生成することができない
が、多くの場合は満足のいく高品質の連続階調プルーフ
像を生成することができる。また、米国特許第4,923,84
6 号明細書には、感熱画像形成プルーフシステムの用途
のための色材の混合物の選択が開示されている。これら
の色材は、色相エラーと濁度の値を基準として選ばれて
いる。The Graphic Arts Thechnical Foundation Repor
t No. 38, "Color Meterial" (58-(5) 293-301, 1985)
にはこの方法が記載されている。
【0009】米国特許第4,942,141 号明細書は、レーザ
ー誘導感熱物質転写システムのスクアリリウムレーザー
吸収色素に関する。米国特許第5,667,860 号明細書に
は、光学記録要素中の気泡生成を減少させるためにポリ
マーシアニン色素を使用することが開示されている。し
かし、この明細書は光学記録素子に関するものであっ
て、感熱転写画像形成システムに関するものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,942,141
号明細書記載の色素は意図する目的に有用であるが、別
の選択された波長のところに狭吸収帯を有する異なる溶
剤及びフィルム適合性を示す追加のレーザー吸収物質を
必要とする。本発明の目的は、レーザー励起を効率よく
熱に変換し、且つ従来技術よりも良好なフィルム形成特
性を有し吸収物質由来の色汚染が少ない、レーザー誘導
感熱色材転写用色材供与体要素を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を、色材層を有
する支持体を含んでなる感熱色材転写用色材供与体要素
であって、前記色材層がそれと組合わさるレーザ輻射線
吸収性物質を有し、前記レーザ輻射線吸収性物質が、反
対の電荷のイオン性色素と組合わさる一定電荷をもった
イオン性ポリマーを含み、前記イオン性色素が、複数の
共役二重結合を有し且つ400〜1200nmの光学吸
収を有する有機成分を有するレーザ輻射線吸収性発色団
を含む感熱色材転写用色材供与体要素に関する本発明に
よって達成する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい態様では、イオ
ン性ポリマーは次式の反復単位を有する:
【化1】
【0013】上式中、Xは、置換又は非置換のビニル
基、アクリレート基、スチレン基、ポリエステル基、ポ
リエーテル基、ポリカーボネート基、ポリアミド基、ポ
リイミド基もしくはポリウレタン基等のイオン性ポリマ
ー主鎖の反復単位であり、Yは、カルボキシレート基、
スルホネート基、スルフィネート基、イミノジスルホニ
ル基、ホスホニウム基、アンモニウム基、スルホニウム
基、ホスホネート基、ホスフェート基、もしくはボレー
ト基等の一定の電荷を有するペンダント基であり、Z
は、前記Yとは反対の電荷を有するレーザ輻射線吸収性
発色団であり、そして*は、負電荷もしくは正電荷のい
ずれかを表す。
【0014】本発明の別の好ましい態様では、イオン性
ポリマーは次式の反復単位を有する:
【化2】
【0015】上式中、Wは、イミノジスルホニル基、ホ
スホニウム基、アンモニウム基、スルホニウム基、ホス
ホネート基、ホスフェート基、もしくはボレート基等の
一定の電荷を有するイオン性ポリマー主鎖の反復単位で
あり、Zは、前記Wとは反対の電荷を有するレーザ輻射
線吸収性発色団であり、そして*は、負電荷もしくは正
電荷のいずれかを表す。
【0016】本発明の別の好ましい態様では、Xはポリ
エステルであり、Yはスルホネートである。さらに別の
好ましい態様では、Wはイミノジスルホニル基である。
【0017】本発明に有用なZの例には次のものが含ま
れる:
【化3】
【化4】
【化5】
【0018】本発明に有用なレーザー吸収ポリマーの例
には次のものが含まれる:
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0019】これらのいくつかのポリマーの合成を以下
に記載する例で説明する。上述のレーザ輻射線吸収性ポ
リマーは、好ましくは、分子量1000〜500,00
0g/モル、より好ましくは、分子量2000〜50,
000g/モルを有する。
【0020】上述のレーザ輻射線吸収性ポリマーを意図
する目的に有効ないかなる濃度においても用いることが
できる。一般的に、色材層中もしくは隣接層中で0.0
5〜0.5g/m2 の濃度で良好な結果が得られてい
る。好ましい態様では、このレーザ輻射線吸収性ポリマ
ーを、画像色素もしくは顔料と共に色材層に配置する。
ここで色素もしくは顔料はレーザ輻射線吸収性発色団と
は異なる色素もしくは顔料である。
【0021】供与体要素は、画像色材もしくは顔料を含
む層と支持体との間に、随意に、例えば、米国特許第4,
695,288 号及び同4,737,486 号明細書に記載されている
ような下引きもしくはバリア下引きを有してもよく、有
機チタン酸塩、ケイ酸塩、もしくはアルミ酸塩等から形
成される層を含んでもよい。好ましくは、テトラブチル
チタネートから形成される層を用い、Tyzor TBT (商
標)(DuPont Corp.)として市販されている。
【0022】本発明に有用な色材には顔料と色素の両方
が含まれる。本発明に用いることができる顔料には次の
ものが含まれる:金属フタロシアニン類、例えば、銅フ
タロシアニン、キナクリドン、エピンドリジオン、Rubi
ne F6B(C.I. No. Pigment 184)等の有機顔料;Cromopht
hal (商標)イエロー3G(C.I. No. Pigment Yellow 9
3);Hostperm(商標)イエロー3G(C.I. No. Pigment Ye
llow 154) ;Monastral(商標)バイオレットR(C.I. N
o. Pigment Violet 19) ;2,9−ジメチルキナクリド
ン(C.I. No. Pigment Red 122);Indofast(商標)ブリ
リアントスカーレットR6300(C.I. No. Pigment Red 12
3) ;QuindoマゼンタRV 6803 ;Monastral(商標)ブル
ーG(C.I. No. Pigment Blue 15) ;Monastral (商標)
ブルーBT 383D(C.I. No. Pigment Blue 15) ;Monastra
l (商標)ブルー G BT 284D(C.I.No. Pigment Blue 1
5);Monastral (商標)グリーンGT 751D(C.I. No. Pig
mentGreen 7) 、もしくは米国特許第5,171,650 号、同
5,672,458 号、もしくは同5,516,622 号明細書記載の物
質。
【0023】本発明に有用な色素には次のものが含まれ
る:アントラキノン色素、例えば、Sumikaron バイオレ
ットRS(商標)(住友化学(株)製)、Dianixファース
トバイオレット3R-FS (商標)(三菱化学(株)製)、
及びKayalon PolyolブリリアントブルーN-BGM (商
標)、及びKST ブラック146 (商標)(日本化薬(株)
製);アゾ色素、例えば、Kayalon Polyolブリリアント
ブルーBM(商標)、Kayalon Polyolダークブルー2BM
(商標)、及びKST ブラックKR(商標)(日本化薬
(株)製)、Sumikaron ジアゾブラック5G(商標)(住
友化学(株)製)、及びMiktazolブラック5GH (商標)
(三井東圧化学(株));直接色素、例えば、Directダ
ークグリーンB (商標)(三菱化学(株)製)及びDire
ctブラウンM (商標)並びにDirectファーストブラック
D (商標)(日本化薬(株)製);酸性色素、例えば、
Kayanol Milling シアニン5R(商標)(日本化薬(株)
製);塩基性色素、例えば、Sumiacryl ブルー6G(商
標)(住友化学(株)製)、及びAizenマラカイトグリ
ーン(商標)(保土ヶ谷化学(株));もしくは米国特
許第4,541,830 号、同4,698,651 号、同4,695,287 号、
同4,701,439 号、同4,757,046 号、同4,743,582 号、同
4,769,360 号、及び同4,753,922 号明細書記載の色素。
上記色素は、単独で用いても、組み合わせて用いてもよ
い。顔料及び/又は色素の組合せも用いることができ
る。
【0024】本発明に使用する色材は、0.02〜2g
/m2 の被覆量で用いることができる。本発明の色材供
与体要素を用いて画像を得る方法は、米国特許第5,126,
760 号明細書に記載されており、市販のレーザー感熱プ
ルーフィングシステム、例えば、コダックApproval(商
標)システム、もしくはCreo Trendsetter(商標)Spec
trumシステムによって都合良く達成される。一般的に、
受容体シートを回転ドラム上に配置し、次に個々にシア
ン、マゼンタ及びブラック供与体要素を連続して置い
て、それによって、この供与体要素の裏面通してレーザ
ービームを像様露光して、各色の像を転写する。
【0025】本発明の色材供与体の色材は、セルロース
誘導体、例えば、酢酸水素フタル酸セルロース、酢酸セ
ルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セル
ロース、三酢酸セルロースもしくは米国特許第4,700,20
7 号明細書に記載の物質等;ポリビニルブチレート;無
水マレイン酸とビニルエーテルとのコポリマー、例え
ば、メチルビニルエーテル;ポリシアノアクリレート;
ポリカーボネート;ポリ酢酸ビニル;ポリスチレン−コ
−アクリロニトリル;ポリスルホンもしくはポリフェニ
レンオキシドのようなポリマーバインダーに、随意選択
的に分散することができる。バインダーは0.1〜5g
/m2 の被覆量で用いることができる。
【0026】色材供与体要素の色材層を支持体上にコー
トするか、グラビアプロセス等の印刷技法によって支持
体上に印刷することができる。寸法的に安定で、且つレ
ーザーの熱に耐えることができることを条件として、本
発明の支持体供与体要素の支持体として、いずれの材料
も用いることができる。そのような材料には、ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル類;ポリアミド
類;ポリカーボネート類;酢酸セルロース等のセルロー
スエステル類;ポリフッ化ビニリデンもしくはポリ(テ
トラフルオロエチレン−コ−ヘキサフルオロプロピレン
等のフッ化ポリマー類;ポリオキシメチレン等のポリエ
ーテル類;ポリアセタール類;ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレンもしくはメチルペンテンポリマー
等のポリオレフィン類;及びポリイミドアミド及びポリ
エーテルイミド等のポリイミド類が含まれる。一般的
に、支持体は、5〜200μmの厚さを有する。
【0027】本発明の色材供与体要素と一緒に用いる色
素受容要素は、通常、その上に色材画像受容層を有する
支持体を含んでなる。この支持体は、透明フィルム、例
えば、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、酢酸セルロ
ースのようなセルロースエステル、ポリ(ビニルアルコ
ール−コ−アセタール)もしくはポリエチレンテレフタ
レートとなることができる。また、色材受容要素の支持
体は、バライタコート紙、ポリエチレンコート紙、アイ
ボリー紙、コンデンサー紙、もしくはDuPont Tyvek(商
標)のような合成紙等の反射体となることもできる。白
色ポリエステル(中に白色顔料が混入されている透明ポ
リエステル)のような着色された支持体を用いることも
できる。
【0028】画像受容要素は、例えば、ポリカーボネー
ト、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポ
リ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリカプロラ
クトン、ポリビニルアセタール[例えば、ポリ(ビニル
アルコール−コ−ブチラール)、ポリ(ビニルアルコー
ル−コ−ベンザール)、ポリ(ビニルアルコール−コ−
アセタール)]、もしくはそれらの混合物を含んでなる
ことができる。画像受容層は、意図する目的に有効な任
意の量で存在することができる。一般的に、1〜5g/
2 の被覆量で良好な結果が得られている。
【0029】上記のように、本発明の色材供与体要素を
用いて色材転写像を形成する。そのような方法は、上記
の色材供与体要素を像様加熱すること、そして色材像を
受容要素に転写して色材転写像を形成することを含む。
【0030】本発明の色材供与体要素をシート形態又は
連続ロールもしくはリボンで用いることができる。連続
ロールもしくはリボンを用いる場合、その上に上述した
色材だけを有してもよく、また、他の異なる色材もしく
は顔料又は組合せ、例えば、昇華性シアン及び/もしく
はイエロー並びに/又はブラック色素又は他の色材の交
互領域を有してもよい。そのような色材は、米国特許第
4,541,830 号明細書に開示されており、引用することに
より本明細書の内容とする。従って、本発明の範囲内に
は、単色要素、2色要素、3色要素もしくは4色要素
(又は、さらに多い色数の要素)も含まれる。
【0031】レーザーを用いて本発明の色材供与体から
色材を転写する。その小サイズ、低コスト、安定性、信
頼性、耐久性、及び変調容易性に関する実質的な利点を
提供するので、ダイオードレーザーを用いるのが好まし
い。本発明で用いられる色材供与体から色材を転写する
のに用いることができるレーザーは、市販のものであ
る。例えば、レーザーモデルSDL-2420-H2 (SpectraDio
de Labs. 製)、もしくはレーザーモデルSLD 304 V/W
(Sony Corp.製)を用いることができる。
【0032】サーマルプリント媒体に画像を形成するた
めに上述のレーザーを用いるサーマルプリンターが、米
国特許第5,268,708 号に開示され特許請求されている。
色材転写時に受容体と供与体を分離して、転写される画
像の均一性と濃度を高めるために、上述のレーザープロ
セスでは色材供与体要素の色材層の上の分離層に、スペ
ーサービーズを用いることができる。そのような発明は
米国特許第4,772,582 号明細書に詳述されている。ある
いは、米国特許第4,876,235 号明細書に記載されている
ように、受容体の受容層にスペーサービーズを用いても
よい。必要ならば、スペーサービーズをポリマーバイン
ダーでコートしてもよい。
【0033】米国特許第5,126,760 号明細書に記載され
ているように、その後に再転写する第二の受容要素と共
に中間受容体を使用することも本発明では行われる。多
数の種々の基体を用いて、カラープルーフ(第二の受容
体)を調製することができるが、印刷機で刷る場合に用
いるのと同じ基体が好ましい。従って、色材スミアリン
グもしくは結晶化することなしに効率よく色材取り込み
をするために、この中間受容体を最適化することができ
る。
【0034】米国特許第5,053,381 号明細書に記載され
ているような二重積層プロセスでは、随意選択的に、紙
を画像受容層もしくは色材バリア層で前積層もしくは前
コートしてもよい。さらに、受容体シートは、最終の画
像を保護するための随意選択の積層オーバーコートを有
する実際のプルーフィング製紙原料もしくはその模造品
となることができる。
【0035】第二の受容要素(カラープルーフ)に用い
ることができる基体の例には次のものが含まれる:Flo
Kote Cover(商標)(S. D. Warren Co.)、Champion T
extweb(商標)(Champion Paper Co.)、Quintessence
Gloss(商標)(Potlatch Inc. )、Vintage Gloss
(商標)(Potlatch Inc. )、Khrome Kote (商標)
(Champion Paper Co.)、Consolith Gloss (商標)
(Consolidated Papers Co.)、Ad-Proof Paper(商
標)(Appleton Papers, Inc. )、及びMountie Matte
(商標)(Potlatch Inc. )。
【0036】上記したように、第一色材受容要素上に色
材像を得た後、それを第二色材像受容要素に再転写して
もよい。これは、例えば、一組の加熱ローラーの間にこ
の2種類の受容体を通すことによって達成することがで
きる。色材像を再転写する別法は、例えば、加熱された
プラテンの使用、加圧及び加熱、外部加熱等を用いるこ
とができる。
【0037】また、上述したように、カラープルーフの
作製では、原画の形状及び色を表す一連の電気信号を生
成する。これを、例えば、原画を走査し、画像をフィル
タリングして所望の加色混合の三原色(即ち、赤、青及
び緑)に分解し、その後この光エネルギーを電気エネル
ギーに変換することによって行うことができる。そして
この電気信号をコンピュータで変調して、ハーフトーン
カラープルーフを作製するのに用いる色分解データを作
成する。電気信号を得るために原対象物を走査する代わ
りに、コンピュータでこの信号を生成してもよい。この
プロセスは、Graphic Arts Manual, Janet Field編集,
Aron Press, New York 1980 (358ff頁)に詳述されてい
る。
【0038】本発明の感熱色材転写集成体は、 a)上述の色材供与体要素、及び b)上述の色材受容体要素 を含んでなり、当該色材受容要素は、色材供与体要素の
色材層が受容要素の色材像受容層と接触するように、色
材供与体要素に対して載置された関係にある。
【0039】モノクローム像を得る場合、これら2つの
要素を有する上記集成体を、一体式ユニットとしてプリ
アセンブルすることができる。これは、2つの要素をそ
の縁のところで一緒に一時的に接着することによって行
うことができる。転写後、色材受容要素を剥がすと色材
転写像が現れる。3色画像を得る場合、別の色材供与体
要素を用いて、3回、上記集成体を構成する。第一の色
材を転写した後、この要素をはぎ取る。第二の色材供与
体要素(もしくは、異なる色材領域を有する当該供与体
要素の別の領域)を色材受容要素と位置合わせし、前述
の操作を繰り返す。同じようにして、第三の色を得る。
本発明の色材供与体要素を用いて4色画像を得ることも
できる。
【0040】
【実施例】次の例で本発明をさらに具体的に説明する。
【化11】
【0041】このポリエステルイオノマーの合成は米国
特許第4,609,606 号明細書に記載されている。
【0042】ポリエステルPE1の合成 効率よく攪拌しながら、このポリエステルイオノマー1
0g(0.057モル)を塩化メチレン130mLに溶
解した。磁石攪拌器を使って、3.47g(0.004
6モル)のIR1を、塩化メチレン65mLに溶解し
た。二つの塩化メチレン溶液を一緒に混合し、一晩回転
させた。析出したソジウムトシレートを濾別して、そし
てPE1をメタノール中に析出させた。PE1を塩化メ
チレンに再度溶解して、シクロヘキサン中に析出させ
た。粘質の緑固形分が得られた。水晶上でPE1の膜は
840nmで吸光極大を示した。
【0043】各例では次の物質を使用した。
【化12】
【0044】例1 対照C−1:通常のIR吸収色素を用いるシアン供与体
要素 25μmナイフブレードを使って、塩化メチレン14.
79gに、上式のシアン画像色素0.095g、上式の
通常のシアニンレーザー吸収色素(IR1)0.019
g、酢酸プロピオン酸セルロースバインダー(2.5%
アセチル、45%プロピオニル)0.095gを含んだ
溶液で、100μm厚のポリエチレンテレフタレート支
持体をコートして、シアン色材供与体対照要素を調製し
た。
【0045】要素E−1:本発明のシアン供与体要素 IR1の代わりにPE1を用い、2つの試料の赤外光学
濃度を合わせるために、PE1を0.048gの量で使
用した以外は、対照C−1と同じようにこの要素を調製
した。上記要素を、米国特許第5,446,477 号明細書に記
載したものと似た装置上で、830nmの波長で焦点を
合わせたダイオードレーザービームに曝露した。米国特
許第5,053,381 号及び同第5,342,821 号記載されている
ようなKodak Approval(商標)中間受容体シート(カタ
ログ番号8315582 号)を、アルミニウムキャリアプレー
ト上のドラムに取付け、コートされた面を中間受容体シ
ートに向けて、この中間受容体シートの上に試験用供与
体シートを置いた。
【0046】画像形成後、Kodak Approval(商標)貼合
せ機で、画像形成された中間シートを、同じ貼合せ機
で、米国特許第5,053,381 号及び同5,342,821 号明細書
に記載されているようなKodak Prelaminate シート(カ
タログ番号1739671 号)で最初に予め貼り合わされたCh
ampion 60-lb. Textweb (商標)紙のシートに貼合わせ
ることによって、このプリントを仕上げた。
【0047】X-Rite Model 938分光光度計を使って、比
色反射測定を行った。転写感受性を合わせた両方の供与
体の結果を表Iに要約する。結果は露光の関数として、
ステータスT赤(好ましい)反射濃度、ステータスT青
(好ましくない)反射濃度として示す。
【0048】
【表1】
【0049】上記結果は、与えた露光量で対照要素と比
較すると、本発明の要素E−1が、好ましくない青濃度
に対する好ましい赤濃度の比がより高かったことを示
す。従って、本発明の要素の転写されたシアンカラーの
純度は対照要素よりも優れている。
【0050】
【発明の効果】本発明のレーザー誘導感熱色材転写用色
材供与体要素は、従来技術のものよりも、レーザー励起
を効率よく熱に変換し、良好なフィルム形成特性を示
し、吸収物質由来のカラー汚染が少ないことを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミッチェル バーバリー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,メイドストン ドライブ 299 (72)発明者 ダグラス アール.ロベロ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,フットヒル サークル 1291

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材層を有する支持体を含んでなる感熱
    色材転写用色材供与体要素であって、 前記色材層がそれと組合わさるレーザ輻射線吸収性物質
    を有し、 前記レーザ輻射線吸収性物質が、反対の電荷のイオン性
    色素と組合わさる一定電荷をもったイオン性ポリマーを
    含み、 前記イオン性色素が、複数の共役二重結合を有し且つ4
    00〜1200nmの光学吸収を有する有機成分を有す
    るレーザ輻射線吸収性発色団を含む感熱色材転写用色材
    供与体要素。
JP11323902A 1998-11-16 1999-11-15 色材供与体要素 Pending JP2000141915A (ja)

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