JP2000140537A - バグフィルタ式集塵装置 - Google Patents

バグフィルタ式集塵装置

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JP2000140537A
JP2000140537A JP10321817A JP32181798A JP2000140537A JP 2000140537 A JP2000140537 A JP 2000140537A JP 10321817 A JP10321817 A JP 10321817A JP 32181798 A JP32181798 A JP 32181798A JP 2000140537 A JP2000140537 A JP 2000140537A
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filter cloth
retainer
bottom plate
bag
clean air
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JP10321817A
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Hiroshi Yamamoto
博 山本
Shigeoki Nakamura
成興 中村
Kazuhiko Ota
一彦 太田
Mitsuhiro Morita
光洋 森田
Yasunori Kawaguchi
保則 川口
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Daiki Engineering Co Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 清浄空気室内に開口する開口部を上端に備え
下端を閉塞された細長い筒状の濾布と、この濾布の内側
に設けられて濾布を袋の形態に支持するリテーナとを有
し、上記清浄空気室と清浄空気室下方のダスト室との間
を仕切る仕切板から上記ダスト室内へ懸垂されるバグフ
ィルタを備えたバグフィルタ式集塵装置において、濾過
工程における圧力損失を少なくし、かつリテーナの引き
抜きスペースを小さくする。 【解決手段】 リテーナ20を、伸縮振動により濾布2
1に付着したダストDを払い落とす螺旋状バネ25によ
り構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバグフィルタ式集塵
装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バグフィルタ式集塵装置における
バグフィルタの濾過方向には、袋状の濾布に対し内向き
と外向きとがあり、内向きの場合は、濾布の内側に設け
たリテーナ(支持枠)により濾布を袋の形態に支持させ
て含塵空気を濾過し、濾布に付着したダストは、パルス
ジェットあるいは脈動逆圧等の手段を用いて払い落とし
を行っていた。そして、上記脈動逆圧の場合は、ダスト
の払い落としが斑になることが多いので、最近ではパル
スジェット式払い落としが主流となっている。
【0003】なお、バグフィルターの濾過方向が外向き
の場合はリテーナが不要であるが、濾布が長尺になる
と、濾布内部の流速が入口部で速くなり過ぎて濾布が磨
耗するため、最近ではあまり採用されなくなっている。
【0004】図4は、パルスジェット方式のダスト払い
落とし手段を備えた従来のバグフィルタ式集塵装置の全
体構成を、動作説明のために左側に濾過工程を、中央に
ダスト払い落とし工程を、右側にリテーナの引抜き状態
を併記して示す概略図である。
【0005】図4において、このバグフィルタ式集塵装
置のケーシング1内は、含塵空気入口2を備えた下方の
ダスト室3と、濾過された空気の出口である清浄空気出
口4を備えてダスト室3の上部に設けられた清浄空気室
5とが仕切板6によって区画されている。清浄空気室5
の上方には点検口蓋7が取外し可能に設けられ、清浄空
気出口4には、清浄空気を誘引する誘引送風機がダクト
を通じて連結されている。また、ダスト室3の底部はダ
ストDのホッパー8を形成しており、ホッパー8の下部
にロータリバルブ9が設けられている。
【0006】ダスト室3内には、複数のバグフィルタ1
0が仕切板6から懸垂されている。これらバグフィルタ
10は、清浄空気室5に開口する開口部11aを上端に
備え下端を閉塞された細長い袋状の濾布11と、この濾
布11の内側に設けられて濾布11を袋の形態に支持す
るリテーナ12とを備えており、含塵空気入口2からダ
スト室3内に入った含塵空気は、濾布11を外方から内
方へ通過することによって濾過され、濾布11内から上
端の開口部11aを通って清浄空気室5内に入り、清浄
空気出口4から導出されるようになっている。リテーナ
12の濾布11の開口部11aを画成する上端部には、
ベンチュリタイプのディフューザ13が設けられてい
る。
【0007】清浄空気室5内には、ノズル14を備えた
ブローチューブと呼ばれる配管15が配置され、この配
管15は、電磁弁16およびヘッダーパイプ17を通じ
てコンプレッサ18に連通している。そして、濾布11
に付着したダストDの払い落とし時には、コンプレッサ
18が作動されて、ノズル14からディフューザ13に
向かって圧縮空気がパルスジェット式に噴出され、これ
によって、図2の中央に示すように、濾布11に付着し
たダストDがホッパー8内に落下するように構成されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したパ
ルスジェット方式のダスト払い落とし手段を備えた従来
のバグフィルタ式集塵装置には、以下に述べるような欠
点がある。
【0009】(1)バグフィルタ10の濾布11の開口
部11aに、特殊な構造を有するベンチュリタイプのデ
ィフューザ13が存在するため、これが抵抗となって濾
過工程における圧力損失が大きい。
【0010】(2)濾布11の交換の際に、トッププレ
ナムという清浄空気室5側からのメインテナンスを行う
必要があるが、その際に、図2の右側に示すように、バ
グフィルタ10を上方へ引き抜くために、ノズル付き配
管15を取り外さなければならない。したがって、配管
15の再取付けを含め手間がかかる。
【0011】(3)濾布11と同じ長さのリテーナ12
を一括して引き抜くために、仕切板6の上部にリテーナ
12の長さ以上の空間が必要になり、容積利用率が極め
て低い。
【0012】(4)リテーナ12を真上に引き抜くた
め、清浄空気室5の上部点検口の蓋7を全て外さなけれ
ばならないので、その手間がかかる。
【0013】(5)集塵装置が設置されている工場のエ
ア使用量の容量が少ない場合には、コンンプレッサから
の圧縮空気によるダスト払い落とし周期を短縮すること
に一定の制限が設けられるので、ダスト払い落とし時に
おける濾布内外の差圧が高くなり、その分、誘引送風機
の動力を高める必要がある。
【0014】上記の事情に鑑み、本発明は、従来のバグ
フィルタ式集塵装置が有する上述した諸欠点を一挙に克
服した新規なバグフィルタを備えたバグフィルタ式集塵
装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるバグフィル
タ式集塵装置は、上記リテーナを、伸縮振動により濾布
に付着したダストを払い落とす螺旋状バネにより構成し
たことを特徴とするものである。
【0016】上記リテーナは、集塵装置の仕切板に清浄
空気室側で固定されて濾布の開口部を支持する筒状上端
部と、濾布の下端に取り付けられた底板と、上記上端部
と上記底板とを連結して筒状に延びた螺旋状バネ部とに
より構成することができ、この場合、上記底板に一端を
固定された引っ張りワイヤを、濾布内を通って上記開口
部から外部に導出させる構成としてもよい。
【0017】また、上記リテーナの底板に、リテーナの
螺旋状バネ部にかけられる張力を調整する張力調整装置
をワイヤを介して連結した場合、この張力調整装置によ
って、リテーナの螺旋状バネ部を伸縮振動せしめること
ができる。
【0018】さらに、上記底板に一端が固定された引っ
張りワイヤを濾布内を通って上記開口部から外部に導出
してもよい。そして、上記開口部の上方に、上記引っ張
りワイヤの巻取り装置が配設するとともに、上記リテー
ナの底板に、この底板を下方へ引っ張る引っ張りバネを
連結して、上記引っ張りワイヤ巻取り装置によって、上
記リテーナの螺旋状バネ部を伸縮振動せしめるようにし
てもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、リテーナが、その伸縮
振動により濾布に付着したダストを払い落とし得る螺旋
状バネ部を備えていることにより、濾布の開口部に、濾
過工程において抵抗となるベンチュリタイプのディフュ
ーザを設ける必要がなくなるから、圧力損失が低減され
る効果がある。
【0020】また、清浄空気室内のブロー配管が不要に
なるから、従来のように濾布の交換時にブロー配管の取
外しおよび再取付けの手間がなくなり、メンテナンスの
効率を飛躍的に向上させることができる。
【0021】さらに、ダストを払い落とすための圧縮空
気を生成させるコンンプレッサが不要なため、ダスト払
い落とし周期を工場のエア使用量の容量に関係なく任意
に短縮することが可能になるから、これによってダスト
払い落とし時における濾布内外の差圧を低減することが
でき、誘引送風機の動力を低減することができる。
【0022】また、上記底板に一端を固定された引っ張
りワイヤを、濾布内を通して開口部から外部に導出させ
た場合、このワイヤを引っ張ればリテーナの螺旋状バネ
部を収縮させることができるから、濾布の交換が容易に
なるとともに、集塵装置における仕切板から上方の高さ
を低くすることができ、容積利用率が向上する。
【0023】さらに、濾過工程においてリテーナの螺旋
状バネ部の長さを調整する張力調整装置は必要になる
が、この張力調整装置によって、リテーナの螺旋状バネ
部を伸縮振動させることによって、濾布に付着したダス
トを払い落とすことができ、従来の集塵装置が備えてい
たブロー配管およびこのブロー配管に連なるコンプレッ
サ、ヘッダーパイプ、電磁弁およびこの電磁弁の配線等
が不要になるから、集塵装置の構成が単純になり、設備
のコストダウンを図ることができる。
【0024】また、上記底板に一端が固定された引っ張
りワイヤを濾布内を通って上記開口部から外部に導出
し、かつ上記開口部の上方に、上記引っ張りワイヤの巻
取り装置を配設するとともに、上記リテーナの底板に、
この底板を下方へ引っ張る引っ張りバネを連結した場
合、上記引っ張りワイヤ巻取り装置によって、上記リテ
ーナの螺旋状バネ部を伸縮振動せしめることができると
ともに、濾布交換時にリテーナの螺旋状バネ部を収縮さ
せることが容易になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0026】図1は、本発明によるバグフィルタ式集塵
装置の第1の実施の形態の全体構成を、動作説明のため
に左側に濾過工程を、中央にダスト払い落とし工程を、
右側にリテーナの引抜き状態を、図4に対応させて併記
して示す概略図である。
【0027】図1において、バグフィルタ式集塵装置の
ケーシング1内は、含塵空気入口2を備えた下方のダス
ト室3と、濾過された空気の出口である清浄空気出口4
を備えてダスト室3の上部に設けられた清浄空気室5と
が仕切板6によって区画されている。清浄空気出口4に
はダクトを通じて誘引送風機が設けられ、またダスト室
3の底部はダストDのホッパー8を形成し、ホッパー8
の下部にロータリバルブ9が設けられている。
【0028】ダスト室3内には、複数のバグフィルタ2
0が仕切板6から懸垂されている。このバグフィルタ2
0は、清浄空気室5に開口する開口部21aを上端に備
えた細長い円筒袋状の濾布21と、この濾布21の内側
に設けられたリテーナ22とを備えており、含塵空気入
口2からダスト室3内に入った含塵空気は濾布21を外
方から内方へ通過することによって濾過され、濾布21
内から上端の開口部21aを通って清浄空気室5内に入
り、清浄空気出口4から導出されるようになっている。
【0029】リテーナ22は、仕切板6に清浄空気室5
側で固定されて濾布21の開口部21aを支持する円筒
状上端部23と、濾布21の下端に取り付けられた円板
状底板24とを備え、円筒状上端部23と底板24とは
螺旋状バネ部25によて連結されている。
【0030】バグフィルタ20の濾布21は、リテーナ
22の底板24側から螺旋状バネ部25に被せられ、上
端がリテーナ22の円筒状上端部23にバンドによって
締着されているが、この濾布21は、袋状でなく両端が
開放されているものであってもよい。その場合は、濾布
21の下端が底板24にバンドによって締着されて閉塞
される。また、リテーナ22は、螺旋状バネ部25の加
工の面から、円筒状であることが望ましいが、これらに
代わり、濾布21の濾過面積を増大させる、例えば小判
型の断面形状を有するものも使用することができる。
【0031】ダスト室3下部にホッパー8を形成する傾
斜した底壁8aの下方には、リテーナ22の螺旋状バネ
部25にかけられる張力を底板24に連結されたワイヤ
26を介して調整するための、例えばストッパ付きワイ
ヤドラムからなる張力調整装置27が配設されている。
ワイヤ26は上記底壁8aを貫通して垂直方向に延びて
いる。
【0032】そして、リテーナ22の底板25の下面に
は、この底板25と張力調整装置27とを容易に切り離
し、かつ結合することができるターンバックルのような
連結具28が取り付けられ、さらに、この連結具28と
ワイヤ26との間には、複数のリテーナ22の螺旋状バ
ネ部25の張力を同時に調整することを可能にするため
の連結装置29が介装されている。
【0033】また、底板24の上面には、濾布21の交
換時にリテーナ22の螺旋状バネ部25を収縮させる引
っ張りワイヤ30の一端が固定され、この引っ張りワイ
ヤ30は、濾布21内を通ってその開口21a部から外
部に導出されている。そして、清浄空気室5の天井5a
には、濾布21の交換時に引っ張りワイヤ30を掛ける
フック31が設けられている。
【0034】このような構成において、図1の左側に示
す濾過工程では、張力調整装置27によってワイヤ26
を引っ張って、濾布21を張った状態にリテーナ22の
長さを調整する。この濾過工程では、濾布21の外部の
圧力が内部の圧力よりも高いので、濾布21は螺旋状バ
ネ部25に沿ってリテーナ22の内側に少し食い込むよ
うになる。
【0035】濾布21の内外の差圧が規定値以上になっ
たときには、図1の中央に示すように、張力調整装置2
7を用いて螺旋状バネ部25を上下に伸縮振動させてダ
ストDの払い落としを行なう。すなわち、張力調整装置
27によりワイヤ26を緩めると、螺旋状バネ部25の
付勢力でリテーナ22が縮む。次に、張力調整装置27
によりワイヤ26を規定の張力まで巻き取ると、リテー
ナ22が伸びて濾布21をぴんと張り、これによってダ
ストDを払い落とすことができる。この動作を数回繰り
返すことにより、濾布21の外面を清浄化することがで
きる。
【0036】次に、濾布21の交換のためにリテーナ2
2を引き抜く場合には、図1の右側に示すように、張力
調整装置27のワイヤ26を緩めるとともに、引っ張り
ワイヤ30をフック31に通して引っ張ると、リテーナ
22は提灯を縮めたような状態で濾布21とともに清浄
空気室5内に引上げられ、ここで濾布21を容易に交換
することができる。
【0037】このように、本実施の形態においては、リ
テーナ22を縮めて濾布21を交換することができるの
で、バグフィルタ式集塵装置における容積利用率が向上
する。すなわち、例えば電気集塵装置が設置されていた
高さ18mの建物の中で、従来のバグフィルタ式集塵装
置に取り替えようとする場合、図4の右側に示すよう
に、濾布11の交換時には、リテーナ12の長さ以上の
抜き出しスペースを必要とするため、濾布11の最大長
さは5mに限定されるから(リテーナ12の長さ:5
m、抜き出し代:5.5m、清浄空気室5の高さ1.5
m、ホッパー8およびダスト搬送機の必要高さ:5
m)、濾布11の濾過面積が不足した。
【0038】これに対し、図1に示す本発明によるバグ
フィルタ式集塵装置では、短縮可能な螺旋状バネ部25
を備えたリテーナ22を用いているため、リテーナ22
の引抜きスペースが狭くて済むことになり、濾布21の
長さを上記の2倍の10mにすることができた。逆に言
えば、長5mの濾布21を用いても良い場合は、新規に
設置するバグフィルタ式集塵装置を収容する建物の高さ
を低くすることができる利点がある。
【0039】また、図1に示す構成においては、清浄空
気室5にブロー配管15(図2)が存在せず、したがっ
て上部点検口蓋7を取り外す手間もなくなるので、メン
テナンスの効率が向上する。例えば、図2に示す装置で
は、メンテナンスに4人で3日を要したものが、図1に
示す装置では、2人で2日に短縮された。
【0040】また、従来、濾布11に開口部11aに設
けられていたベンチュリタイプのディフーザ13が無く
なったため、圧力損失が10mmAqだけ改善された。すな
わち、直径160mm、長さ8mのリテーナ12のとき、
従来型では、そのの初期圧力損失が50mmAqであったの
に対し、本実施の形態のリテーナ22では40mmAqにな
った。逆に50mmAqを許容値とすると、長さ12mのリ
テーナ22を使用でき、濾過効率が向上することにな
る。
【0041】さらに、本実施の形態においては、コンン
プレッサの圧縮空気を用いていないので、エアの使用量
に制限があってもそれが無関係になり、ダストDの払い
落とし周期を従来の15分から10分に短縮したとこ
ろ、払い落とし時の濾布内外の差圧が150mmAqから1
00mmAqに低下し、誘引送風機の動力を30%減少させ
ることができた。
【0042】さらに、バグフィルタ式集塵装置の構造が
単純になり、設備のコストダウンを図ることができた。
【0043】なお、上述の第1の実施の形態では、ダス
ト室3下部にホッパー8を形成する傾斜した底壁8aの
下方に張力調整装置27が配設され、この張力調整装置
27とリテーナ22の底板24とを連結するワイヤ26
が上記底壁8aを貫通して垂直方向に延びているから、
ワイヤ26をシールする手段が必要になる。
【0044】そこで、図2に示す本発明の第2の実施の
形態では、ワイヤ26を巻き取るための回動可能な巻取
り棒33を底壁8aの上方に水平に渡し、ケーシング1
の外部に配設した張力調整装置34によって上記巻取り
棒33を駆動するように構成したものである。これらの
点を除き、本実施の形態は第1の実施の形態と同一であ
るから、対応する部材に同一符号を付して重複する説明
は省略するが、本実施の形態は、第1の実施の形態と比
較して、ワイヤ26のシール部の腐食を考慮しないで済
むという利点がある。
【0045】次に図3は、本発明によるバグフィルタ式
集塵装置の第3の実施の形態の全体構成を図1及び図2
に対応させて示す図である。
【0046】本実施の形態では、図1および図2におけ
るワイヤ26および連結具28ならびに連結装置29
と、ワイヤ26の巻取り棒33および張力調整装置34
が除かれており、代わりに、リテーナ22の底板24と
底壁8aとの間に引っ張りバネ36が連結されていると
ともに、清浄空気室5の上部には、引っ張りワイヤ30
を巻き取るための回動可能な巻取り棒37が水平に渡さ
れ、ケーシング1の外部に配設した引っ張りワイヤ巻取
り装置38によって上記巻取り棒37を駆動するように
構成したものである。
【0047】本実施の形態においては、引っ張りバネ3
6の張力と、引っ張りワイヤ巻取り装置38による引っ
張りワイヤ30の巻取り度合いとの釣合いによってリテ
ーナ22の螺旋状バネ部25の伸び具合が調節されると
ともに、引っ張りワイヤ巻取り装置38によって巻取り
棒37を正逆回転させることによって、リテーナ22の
螺旋状バネ部25を上下に伸縮振動させてダストDの払
い落としを行なうことができる。そして、濾布21の交
換のためにリテーナ22を引き抜く場合には、図3の右
側に示すように、引っ張りバネ36を伸ばしながら引っ
張りワイヤ30を濾布21の開口部21aの上方におい
て巻取り棒37に巻き取ることによって、リテーナ22
は提灯を縮めたような状態で濾布21とともに清浄空気
室5内に引上げられ、ここで濾布21を容易に交換する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバグフィルタ式集塵装置の第1の
実施の形態の概略図
【図2】本発明によるバグフィルタ式集塵装置の第2の
実施の形態の概略図
【図3】本発明によるバグフィルタ式集塵装置の第3の
実施の形態の概略図
【図4】従来のバグフィルタ式集塵装置の概略図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 含塵空気入口 3 ダスト室 4 清浄空気出口 5 清浄空気室 6 仕切板 7 点検口蓋 8 ホッパー 9 ロータリバルブ 10,20 バグフィルタ 11,21 濾布 12,22 リテーナ 23 リテーナの円筒状上端部 24 リテーナの底板 25 リテーナの螺旋状バネ部 26,30 ワイヤ 27,34 張力調整装置 33,37 ワイヤ巻取り棒 36 引っ張りバネ 38 引っ張りワイヤ巻取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 一彦 千葉県柏市新十余二11番地 大機エンジニ アリング株式会社東京工場内 (72)発明者 森田 光洋 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 大機 エンジニアリング株式会社大阪支社内 (72)発明者 川口 保則 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 大機 エンジニアリング株式会社大阪支社内 Fターム(参考) 4D058 JA04 KA08 KB05 KC76 KC77 MA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄空気室内に開口する開口部を上端に
    備え下端を閉塞された細長い筒状の濾布と、該濾布の内
    側に設けられて該濾布を袋の形態に支持するリテーナと
    を有し、前記清浄空気室と該清浄空気室下方のダスト室
    との間を仕切る仕切板から前記ダスト室内へ懸垂される
    バグフィルタを備えたバグフィルタ式集塵装置におい
    て、 前記リテーナが、伸縮振動により前記濾布に付着したダ
    ストを払い落とす螺旋状バネからなることを特徴とする
    バグフィルタ式集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記リテーナが、前記仕切板に前記清浄
    空気室側で固定されて前記濾布上端の開口部を支持する
    筒状上端部と、前記濾布の下端に取り付けられた底板
    と、前記上端部と前記底板とを連結して筒状に延びた螺
    旋状バネ部とからなることを特徴とする請求項1記載の
    バグフィルタ式集塵装置。
  3. 【請求項3】 一端を前記底板に固定された引っ張りワ
    イヤが、前記濾布内を通って前記開口部から外部に導出
    されていることを特徴とする請求項2記載のバグフィル
    タ式集塵装置。
  4. 【請求項4】 前記リテーナの底板に、前記リテーナの
    螺旋状バネ部にかけられる張力を調整する張力調整装置
    がワイヤを介して連結され、かつ該張力調整装置によっ
    て、前記リテーナの螺旋状バネ部が伸縮振動せしめられ
    ることを特徴とする請求項2または3記載のバグフィル
    タ式集塵装置。
  5. 【請求項5】 前記開口部の上方に、前記引っ張りワイ
    ヤの巻取り装置が配設されているとともに、前記リテー
    ナの底板に、該底板を下方へ引っ張る引っ張りバネが連
    結され、前記引っ張りワイヤ巻取り装置によって、前記
    リテーナの螺旋状バネ部が伸縮振動せしめられることを
    特徴とする請求項3記載のバグフィルタ式集塵装置。
JP10321817A 1998-11-12 1998-11-12 バグフィルタ式集塵装置 Withdrawn JP2000140537A (ja)

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