JP2000140114A - 薬剤投与器 - Google Patents
薬剤投与器Info
- Publication number
- JP2000140114A JP2000140114A JP10321210A JP32121098A JP2000140114A JP 2000140114 A JP2000140114 A JP 2000140114A JP 10321210 A JP10321210 A JP 10321210A JP 32121098 A JP32121098 A JP 32121098A JP 2000140114 A JP2000140114 A JP 2000140114A
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- JP
- Japan
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- drug
- respiratory gas
- gas supply
- supply means
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 効果的且つ持続的に経鼻・経肺的な薬剤投与
を実現するためのシステムを提供する。 【解決手段】 粉体もしくは液状の薬剤を呼吸ガス中に
分散させる手段と、呼吸ガス供給手段を有する薬剤投与
器において、薬剤を呼吸ガス中に分散させる手段に、ス
パイラルフローノズル用ることにより、薬剤を呼吸ガス
中に均一分散させ、薬剤の局所的な堆積を防ぐことによ
って、効果を高めた薬剤投与器である。
を実現するためのシステムを提供する。 【解決手段】 粉体もしくは液状の薬剤を呼吸ガス中に
分散させる手段と、呼吸ガス供給手段を有する薬剤投与
器において、薬剤を呼吸ガス中に分散させる手段に、ス
パイラルフローノズル用ることにより、薬剤を呼吸ガス
中に均一分散させ、薬剤の局所的な堆積を防ぐことによ
って、効果を高めた薬剤投与器である。
Description
【発明の属する技術分野】この発明は薬剤を投与する装
置に関するものである。
置に関するものである。
【従来の技術】薬剤を体内に投与する手段には、内服薬
などの経口的なもの、点滴などの経血管的なもの、皮下
や筋肉内に薬剤を埋め込むもの、膏薬や塗り薬などの経
皮的なもの、口腔、眼、直腸、呼吸器の粘膜を透過させ
る経粘膜的なもの等がある。これらのうち、経口投与法
は、患者の負担が最も少なく、広く用いられているが、
消化液や肝臓の代謝により、薬効が低下する。また、点
滴などの経血管的なものあるいは、体内に埋め込むもの
は、患者への浸襲も多く、在宅療法として患者自身が行
うことは、危険を伴うため好ましくない。本発明者ら
は、超音波振動とイオン導入を併用して経皮的な薬剤投
与を促進させる方法（特許第２０８８３０７号）を提案
したが、なお皮膚の角質層を透過して薬剤を吸収させる
には、効率が悪いこともあった。一方、経粘膜的な方法
は、近年、局所的な投与のみならず、全身的な投与に関
しても注目されるようになり、例えば特開平６−７２８
９９号公報や、特開平10−２１８７６３号公報等には、
液状のみならず、微粉体を直接鼻腔や肺に吸入する、経
鼻・経肺吸入用薬剤が開示されている。しかし、これら
の発明は薬剤の製造方法に関するものがほとんどであ
り、薬剤を均一に分散し、効果的にしかも持続的に投与
するシステムに関しては、効果的なものがなく、その開
発が望まれていた。
などの経口的なもの、点滴などの経血管的なもの、皮下
や筋肉内に薬剤を埋め込むもの、膏薬や塗り薬などの経
皮的なもの、口腔、眼、直腸、呼吸器の粘膜を透過させ
る経粘膜的なもの等がある。これらのうち、経口投与法
は、患者の負担が最も少なく、広く用いられているが、
消化液や肝臓の代謝により、薬効が低下する。また、点
滴などの経血管的なものあるいは、体内に埋め込むもの
は、患者への浸襲も多く、在宅療法として患者自身が行
うことは、危険を伴うため好ましくない。本発明者ら
は、超音波振動とイオン導入を併用して経皮的な薬剤投
与を促進させる方法（特許第２０８８３０７号）を提案
したが、なお皮膚の角質層を透過して薬剤を吸収させる
には、効率が悪いこともあった。一方、経粘膜的な方法
は、近年、局所的な投与のみならず、全身的な投与に関
しても注目されるようになり、例えば特開平６−７２８
９９号公報や、特開平10−２１８７６３号公報等には、
液状のみならず、微粉体を直接鼻腔や肺に吸入する、経
鼻・経肺吸入用薬剤が開示されている。しかし、これら
の発明は薬剤の製造方法に関するものがほとんどであ
り、薬剤を均一に分散し、効果的にしかも持続的に投与
するシステムに関しては、効果的なものがなく、その開
発が望まれていた。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、効果的且つ
持続的に経鼻・経肺的な薬剤投与を実現するためのシス
テムを提供するものである。
持続的に経鼻・経肺的な薬剤投与を実現するためのシス
テムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、粉体
もしくは液状の薬剤を呼吸ガス中に分散させる手段と、
呼吸ガス供給手段を有する薬剤投与器において、薬剤を
呼吸ガス中に分散させる手段に、スパイラルフローノズ
ル用い、呼吸ガス供給手段に空気ポンプ、酸素濃縮器、
麻酔器、ボンベのいずれかを用いるものである。
もしくは液状の薬剤を呼吸ガス中に分散させる手段と、
呼吸ガス供給手段を有する薬剤投与器において、薬剤を
呼吸ガス中に分散させる手段に、スパイラルフローノズ
ル用い、呼吸ガス供給手段に空気ポンプ、酸素濃縮器、
麻酔器、ボンベのいずれかを用いるものである。
【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施例を示す
図である。本実施例では、呼吸ガス供給手段として、酸
素ボンベ１を用いたが、特に限定せず、例えば、コンプ
レッサーやブロアー等空気を送ることのできる空気ポン
プや、在宅酸素療法等で用いられる酸素濃縮器、手術に
用いられる麻酔器等が考えれられる。薬剤供給器３から
供給された薬剤は、スパイラルフローノズル４により、
呼吸ガス中に均一分散され、投与口まで運ばれて、患者
の喉あるいは鼻孔より投与される。スパイラルフローノ
ズルとは、環状のスリットから気体をを噴出させること
により、後端より流体を吸引し、噴出させた気体共に、
高度に混合・分散させることができるものである。。ス
パイラルフローノズルについては、特公平６−６０６４
０号公報に詳しく記載されており、本発明者らも特願平
10−４６０５１号において関連の出願をしている。薬剤
供給器３については、特に限定しないが、薬剤が固体の
場合には、例えば、スパイラルフィーダーや振動フィー
ダーあるいはこれらの原理を用いた小型の供給器が、ま
た薬剤が液体の場合には、ポンプが、さらにスラリー状
の場合には、ディスペンサー等で広く用いられているチ
ューブをしごいて内容物を送り出す方式の供給器が使用
できる。呼吸ガスと薬剤は、吸気時にのみ供給されれば
良いので、投与口３において、何らかの呼吸検出手段に
より患者の呼吸を検出し、呼吸ガス供給手段および／ま
たは薬剤分散手段を制御することも可能である。
図である。本実施例では、呼吸ガス供給手段として、酸
素ボンベ１を用いたが、特に限定せず、例えば、コンプ
レッサーやブロアー等空気を送ることのできる空気ポン
プや、在宅酸素療法等で用いられる酸素濃縮器、手術に
用いられる麻酔器等が考えれられる。薬剤供給器３から
供給された薬剤は、スパイラルフローノズル４により、
呼吸ガス中に均一分散され、投与口まで運ばれて、患者
の喉あるいは鼻孔より投与される。スパイラルフローノ
ズルとは、環状のスリットから気体をを噴出させること
により、後端より流体を吸引し、噴出させた気体共に、
高度に混合・分散させることができるものである。。ス
パイラルフローノズルについては、特公平６−６０６４
０号公報に詳しく記載されており、本発明者らも特願平
10−４６０５１号において関連の出願をしている。薬剤
供給器３については、特に限定しないが、薬剤が固体の
場合には、例えば、スパイラルフィーダーや振動フィー
ダーあるいはこれらの原理を用いた小型の供給器が、ま
た薬剤が液体の場合には、ポンプが、さらにスラリー状
の場合には、ディスペンサー等で広く用いられているチ
ューブをしごいて内容物を送り出す方式の供給器が使用
できる。呼吸ガスと薬剤は、吸気時にのみ供給されれば
良いので、投与口３において、何らかの呼吸検出手段に
より患者の呼吸を検出し、呼吸ガス供給手段および／ま
たは薬剤分散手段を制御することも可能である。
【発明の効果】以上のように、本発明の装置を用いるこ
とにより、薬剤が呼吸ガス中に均一分散されるため、薬
剤が局所的に高濃度に堆積することなく効果的的に投与
するシステムが可能となった。特に在宅酸素療法を必要
とする低肺機能患者に対したは、酸素吸入と同時に去痰
剤や肺ガンのための抗ガン剤を持続的に投薬することも
できるものであり、その効果は医療産業上きわめて有用
である。
とにより、薬剤が呼吸ガス中に均一分散されるため、薬
剤が局所的に高濃度に堆積することなく効果的的に投与
するシステムが可能となった。特に在宅酸素療法を必要
とする低肺機能患者に対したは、酸素吸入と同時に去痰
剤や肺ガンのための抗ガン剤を持続的に投薬することも
できるものであり、その効果は医療産業上きわめて有用
である。
【図１】本発明の一実施例を示す図。
Claims (6)
- 【請求項１】 粉体、液状もしくはスラリー状の薬剤を
呼吸ガス中に分散させる手段と、呼吸ガス供給手段を有
する薬剤投与器において、薬剤を呼吸ガス中に分散させ
る手段にスパイラルフローノズルを用いる事を特徴とす
る薬剤投与器。 - 【請求項２】 呼吸ガス供給手段が空気用ポンプである
請求項１記載の薬剤投与器。 - 【請求項３】 呼吸ガス供給手段が酸素濃縮器である請
求項１記載の薬剤投与器。 - 【請求項４】 呼吸ガス供給手段が麻酔器である請求項
１記載の薬剤投与器。 - 【請求項５】 呼吸ガス供給手段が呼吸用ガスボンベで
ある請求項１記載の薬剤投与器。 - 【請求項６】 呼吸検出手段と制御手段を有する請求項
１〜５記載のいずれかの薬剤投与器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10321210A JP2000140114A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 薬剤投与器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10321210A JP2000140114A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 薬剤投与器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000140114A true JP2000140114A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18130042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10321210A Pending JP2000140114A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 薬剤投与器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000140114A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7677244B2 (en) | 2002-11-15 | 2010-03-16 | Medi-Stream Pty Ltd | Drug delivery device and method |
| JP2011239957A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Tokyo Univ Of Science | 経肺薬剤投与器具および経肺薬剤投与装置 |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP10321210A patent/JP2000140114A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7677244B2 (en) | 2002-11-15 | 2010-03-16 | Medi-Stream Pty Ltd | Drug delivery device and method |
| JP2011239957A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Tokyo Univ Of Science | 経肺薬剤投与器具および経肺薬剤投与装置 |
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