JP2000137360A - 画像形成装置及びこれに用いる像形成ユニット - Google Patents

画像形成装置及びこれに用いる像形成ユニット

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JP2000137360A
JP2000137360A JP11233639A JP23363999A JP2000137360A JP 2000137360 A JP2000137360 A JP 2000137360A JP 11233639 A JP11233639 A JP 11233639A JP 23363999 A JP23363999 A JP 23363999A JP 2000137360 A JP2000137360 A JP 2000137360A
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rotation
rotating body
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JP11233639A
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English (en)
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Kenji Asakura
建治 朝倉
Masanori Yoshikawa
正紀 吉川
Noboru Katakabe
昇 片伯部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色ごとの相対的な位置ズレを抑制することの
できる小型の画像形成装置を実現する。 【解決手段】 両端にフランジ40を有する感光体2と
現像手段とを備えた複数の像形成ユニットと、複数の像
形成ユニットを保持し、かつ、複数の像形成ユニットを
像形成位置と待避位置との間で順次切り替えるユニット
保持体と、像形成位置に位置する像形成ユニットの感光
体2に接触して、感光体2から各色のトナー像を順次受
容する中間転写ベルトと、像形成位置に位置する像形成
ユニットの感光体2と略同軸で、軸方向の往復移動によ
って感光体2のフランジ40に係合する駆動軸50とに
より、像形成装置を構成する。フランジ40の端面の中
心に駆動軸50と係合する係合部位を設ける。係合部位
を感光体2の軸心を中心軸とする断面が円形の凹状テー
パ面40Bとし、駆動軸50の先端を、回転中心を中心
軸とする凸状の球面50Aとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機、カラーファクシミリ等に応用可能な画像
形成装置、特に電子写真方式を用いてカラー画像を形成
するカラー電子写真装置及びこれに用いる像形成ユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4色の像形成ユニットを用い、中
間転写ベルト上でトナー像を重ね合わせてカラー画像を
形成するカラー画像形成装置としては、例えば、特開平
9−304996号公報等に開示されているものが知ら
れている。
【0003】以下、従来のカラー画像形成装置につい
て、図29、図30を参照しながら説明する。図29は
従来のカラー画像形成装置における感光体の位置決め駆
動機構を示す断面図、図30はその斜視図である。
【0004】図29、図30に示すように、ドラム状の
感光体201には、その両端部にフランジ202が固定
されており、両端のフランジ202には1本の感光体軸
203が固定されている。感光体軸203の右端には凹
状テーパ面204が形成されており、凹状テーパ面20
4が形成された感光体軸203の周りには8枚の爪20
5を有するカップリング板206が固定されている。こ
れにより、カップリング板206を回転駆動させて、感
光体201を回転させることができる。
【0005】装置本体に設けられた感光体駆動機構は、
駆動軸211と、駆動軸211と一体的に回転するカッ
プリング板212と、駆動ギア213と、駆動源とによ
り構成されている。駆動軸211の先端には、感光体軸
203の右端に形成された凹状テーパ面204に倣う凸
状テーパ面214が形成されている。
【0006】カップリング板212には、感光体201
側のカップリング板206と噛み合う8枚のカップリン
グ爪218が設けられている。このカップリング板21
2は、駆動軸211に対して回転方向はピン215によ
って固定されるが、軸方向には所定量だけ移動すること
ができる。このように構成したことにより、カップリン
グ爪218とカップリング爪205の先端同士が当接し
た場合にカップリング板212が一時的に後退する。カ
ップリング板212は、圧縮バネ216によって付勢さ
れ、先端ストッパ217に当接した位置に規制される。
【0007】駆動軸211は、本体側板220と駆動基
板221のそれぞれに固定された軸受け222にスラス
ト方向に移動可能かつ回転可能に支持されている。駆動
軸211には、本体側板220と駆動基板221との間
に原動側ギア223と噛み合う駆動軸ギア213が固定
されている。軸受け222と駆動軸ギア213との間に
は圧縮バネ224が挿入されており、この圧縮バネ22
4は駆動軸211を感光体201から離間する方向に付
勢している。駆動軸211は、スラスト軸受け225の
移動により、離間位置と係合位置との間を圧縮バネ22
4の力に抗して移動することができる。
【0008】像形成位置の像形成ユニットの切り替え時
において、駆動軸211は感光体軸203と離間した離
間位置に位置している。そして、像形成動作時において
は、図29に示すように、駆動軸211は凹状テーパ面
204と凸状テーパ面214とが係合する係合位置に位
置する。この係合位置においては、カップリング爪20
5とカップリング爪218とが噛み合って駆動力を伝達
することができる状態になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなカラー画
像形成装置においては、色ごとの相対的な位置ズレを抑
制するために、像形成位置における感光体の位置決めの
安定性、再現性と色ごとの回転速度変動の一致が要求さ
れる。また、装置の小型化も要望されている。
【0010】しかし、上記のような従来の構成では、係
合部がずれ易く、感光体の保持が不安定であるため、感
光体の位置決め精度が低く、さらには、感光体や現像器
の駆動力などの外力によって感光体の位置が変動すると
いう問題点があった。
【0011】このような問題が生ずるのは、凹状テーパ
面204と凸状テーパ面214とが互いに倣うように同
一形状となっているからである。像形成位置で感光体2
01と駆動軸211とを完全に同軸とすることは困難で
ある。図31に示すように、駆動軸211と感光体軸2
03の中心軸が傾いて交わる場合、同一形状の円錐面で
は全周方向で接することはできない。この場合、凹状テ
ーパ面204と凸状テーパ面214はずれた2つの中心
軸を含む面内のP1とP2の2点でのみ接することにな
る。このように凹状テーパ面204と凸状テーパ面21
4が2点で接する場合には、接触面積が小さいために、
係合部がずれ易く、感光体201の保持が不安定にな
る。また、感光体201の回転中心を再現性良く位置決
めすることもできない。
【0012】また、長い凸状テーパ面214を凹状テー
パ面204に押圧するために、駆動軸211を移動させ
るストロークが長くなる。その結果、大きな待避空間を
装置内の幅方向に設ける必要があるので、装置本体の幅
が大きくなり、装置本体が大型化してしまうという問題
点があった。
【0013】また、駆動軸211が感光体201を回転
駆動すると、回転駆動の反力がテーパ係合部に働く。こ
れにより、不安定な係合部がずれ、感光体201の回転
中心が移動してしまう。さらに、感光体軸203と駆動
軸211との係合部がずれると、感光体201の回転速
度が変化するために、中間転写ベルト上で重ね合わせる
位置が色ごとにずれるという問題点があった。
【0014】また、感光体軸203と駆動軸211の中
心軸がずれると、駆動軸211から感光体軸203へ伝
達される角速度の誤差が大きくなり、中間転写ベルト上
で重ね合わせる位置が色ごとにずれるという問題点があ
った。
【0015】さらに、感光体軸203と駆動軸211の
中心軸がずれると、カップリング爪205、218同士
の接触点を正確に規定することができないため、接触面
の形状誤差が感光体201の回転速度変動を生じさせ、
色ごとにバラバラの速度変動が生じるという問題点があ
った。
【0016】また、回転駆動中に接触するカップリング
爪205、218が変わるため、カップリング爪20
5、218のピッチばらつきや形状誤差が感光体201
の角速度変動を生じさせ、その結果、色ごとにバラバラ
の速度変動が生じて、色ごとの相対的な位置ズレが生じ
るという問題点があった。
【0017】また、駆動軸211の感光体201側への
移動時に、カップリング爪205とカップリング爪21
8の先端同士が衝突すると、感光体201が回転軸に垂
直な方向に動かされるため、凹状テーパ面204が移動
して、駆動軸211が凹状テーパ面204に係合できな
くなり、その結果、感光体201を像形成位置に位置決
めすることも、回転駆動することもできなくなるという
問題点があった。
【0018】また、凹状テーパ面204、凸状テーパ面
214の角度が大きいために、係合が不完全になり易
く、安定しないという問題点があった。さらに、凹状テ
ーパ面204の端部の開口円が小さいために、駆動軸2
11を凹状テーパ面204に挿入できなくなることもあ
る。
【0019】また、カップリング板212を駆動軸上で
移動可能とするために、カップリング板212と駆動軸
211との間にクリアランスが生じるが、カップリング
板212と駆動軸211とのガタを抑制して回転させる
には、カップリング板212と駆動軸211との摺動嵌
合部を長く設定する必要がある。その結果、駆動軸21
1の軸受け222から先端までの距離が大きくなるの
で、装置本体の幅が大きくなり、装置本体が大型化して
しまうという問題点があった。
【0020】また、駆動軸211が感光体201の方向
に移動する時に、駆動軸211側のカップリング爪21
8の内周面が感光体201側のカップリング爪205の
外周面に当接することがあり、このため、感光体201
が回転軸と垂直な方向に移動できなくなるという問題点
があった。また、逆に駆動軸211側のカップリング爪
218の外周面が感光体201側のカップリング爪20
5の内周面に当接することがあり、このため、駆動軸2
11を押圧しても感光体201を正規の位置に位置決め
することができないという問題点があった。
【0021】また、カップリング爪205、218の噛
み合いによる負荷変動が、中間転写ベルトの速度変動を
引き起こし、中間転写ベルト上で重ね合わせる画像の位
置が色ごとにずれるという問題点があった。
【0022】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、像形成位置における
感光体の位置決めの再現性と色ごとの回転速度変動の一
致を向上させ、色ごとの相対的な位置ズレを抑制するこ
とのできる小型の画像形成装置及びこれに用いる像形成
ユニットを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置の第1の構成は、両端に
フランジを有する回転体を備えた複数の像形成ユニット
と、前記複数の像形成ユニットを保持し、かつ、前記複
数の像形成ユニットを像形成位置と待避位置との間で順
次移動させて切り替えるユニット保持体と、前記像形成
位置に位置する前記像形成ユニットに接触して、前記像
形成ユニットから各色のトナー像を順次受容し、表面に
カラーのトナー像が形成される中間転写体と、前記像形
成位置に位置する前記像形成ユニットの前記回転体と略
同軸で、軸方向の往復移動によって前記回転体の少なく
とも一方の前記フランジに係合する位置決め部材とを具
備する画像形成装置であって、前記フランジの端面の中
心に前記位置決め部材と係合する係合部位が設けられ、
前記係合部位が前記回転体の軸心を中心軸とする断面が
円形の凹状テーパ面であり、前記位置決め部材の先端が
回転中心を中心軸とする凸状の球面であることを特徴と
する。
【0024】回転体としては、感光体、現像ローラ等を
挙げることができる。
【0025】この画像形成装置の第1の構成によれば、
位置決め部材と回転体の中心軸が傾いて交わる場合であ
っても、係合部の接触部は回転体の中心軸に垂直な平面
と凹状テーパ面との交線である円となる。従って、全周
方向で回転体を保持し、規制することができる。その結
果、回転体を安定して保持し、位置決めすることができ
る。
【0026】また、前記本発明の画像形成装置の第1の
構成においては、位置決め係合時に位置決め部材と接触
する係合部位の凹状テーパ面の先端に、前記凹状テーパ
面よりも先端角度が大きく、前記位置決め部材の先端と
近接対向する断面が円形のテーパ面が設けられているの
が好ましい。この好ましい例によれば、凹状テーパ面が
変形して、位置決め部材が所定の位置よりも凹状テーパ
面内に入り込もうとしても、位置決め部材の先端が先端
角度の大きいテーパ面に当接することとなる。従って、
位置決め部材が所定の位置よりも大きくテーパ部に入り
込むことを防止することができる。このため、位置決め
部材の軸方向の移動ストロークを小さく設定することが
できる。その結果、位置決め部材の軸方向の移動ストロ
ークが小さくても、位置決め部材によって回転体を確実
に押圧して、回転体を確実に保持することができる。
【0027】また、前記本発明の画像形成装置の第1の
構成においては、位置決め係合時に位置決め部材と接触
する係合部位の凹状テーパ面の先端に、前記位置決め部
材の先端と近接対向する平面が設けられているのが好ま
しい。この好ましい例によれば、凹状テーパ面が変形し
て、位置決め部材が所定の位置よりも凹状テーパ面に入
り込もうとしても、位置決め部材の先端が平面に当接す
ることとなる。従って、位置決め部材が所定の位置より
も大きくテーパ部に入り込むことを防止することができ
る。このため、位置決め部材の軸方向の移動ストローク
をさらに小さく設定することができる。その結果、回転
体を確実に保持しながら、位置決め部材の移動ストロー
クを短く設定することができるので、装置本体を小型化
することができる。
【0028】また、前記本発明の画像形成装置の第1の
構成においては、位置決め部材が導電性材料からなり、
かつ、電気的に接地されると共に、前記位置決め部材と
係合するフランジが絶縁性材料からなり、前記フランジ
の係合部位の中心に回転体の内部と外部とを繋ぐ貫通孔
が設けられると共に、前記貫通孔内で前記位置決め部材
の方向に付勢された状態で保持され、前記位置決め部材
と接触して前記回転体と前記位置決め部材とを導通させ
る電極部材が設けられているのが好ましい。この好まし
い例によれば、係合部で最も相対的な移動量が少ない回
転中心で電極部材と位置決め部材とが接触するので、回
転時にも確実に電気的な導通を取ることができる。ま
た、フランジと位置決め部材とが一体で回転する構成に
おいては、両者の間に回転方向の相対移動が無いので、
より確実に電気的な導通を取ることができる。
【0029】また、前記本発明の画像形成装置の第1の
構成においては、位置決め部材の凸状の球面の先端に回
転軸に垂直な平面部が設けられているのが好ましい。こ
の好ましい例によれば、弾性的に接触する電極部材と位
置決め部材との接触が安定するので、より確実に電気的
な導通を取ることができる。さらに、位置決め部材の軸
方向のストロークは短くても、フランジの凹状テーパ面
に対して抜き差しすることができる。また、フランジの
凹状テーパ面と位置決め部材の球面は全周方向の円で接
触するので、位置決め部材の球面が短くても、感光体を
確実に保持することができる。その結果、位置決め部材
の移動ストロークを短く設定することができるので、装
置本体を小型化することができる。
【0030】また、前記本発明の画像形成装置の第1の
構成においては、回転体の回転力を発生する駆動源と、
一方の位置決め部材と一体で、像形成位置に位置する前
記回転体と略同軸の回転と前記回転体の軸方向の往復移
動とにより、前記回転力の伝達と切断とを行う回転伝達
部材とを備え、前記回転伝達部材と対向するフランジ
が、端面に前記回転伝達部材と接触して回転力を伝達さ
れる回転受動部を有するのが好ましい。この好ましい例
によれば、角速度を伝達する駆動側の係合部がずれるこ
とがなく、回転体の回転中心を安定に規定することがで
きる。その結果、回転体の回転速度の変動を防止するこ
とができるので、色ズレの無い良好な画像を得ることが
できる。また、この場合には、回転伝達部材と回転受動
部との接触部分が、位置決め部材の先端の凸状の球面の
中心を通り、前記回転伝達部材の回転中心軸に垂直な位
置にあるのが好ましい。この好ましい例によれば、速度
変動による位置ズレを抑制して、高品位な画像を得るこ
とができる。この場合にはさらに、回転伝達部材と回転
受動部との接触面の少なくとも一方に突起が設けられて
いるのが好ましい。この好ましい例によれば、接触点は
常に突起先端であり変化しないため、回転伝達部材と回
転受動部の接触部に起因する回転体の回転速度変動を防
止することができる。その結果、速度変動による色ごと
の位置ズレを防止して、高品位な画像を得ることができ
る。
【0031】また、本発明に係る画像形成装置の第2の
構成は、両端にフランジを有する回転体を備えた複数の
像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを保持
し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置と待
避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット保持
体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニットに
接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像を順
次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中間転
写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニット
の前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によって前
記回転体の少なくとも一方の前記フランジの端面の中心
の係合部位に係合する位置決め部材と、前記回転体の回
転力を発生する駆動源と、一方の前記位置決め部材と一
体で、前記像形成位置に位置する前記回転体と略同軸の
回転と前記回転体の軸方向の往復移動とにより、前記回
転力の伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備する画
像形成装置であって、前記回転伝達部材と対向するフラ
ンジの端面に複数の凹凸部からなる回転受動部が設けら
れ、前記回転伝達部材に前記回転受動部に噛み合って回
転力を伝達する1個の伝達爪が設けられたことを特徴と
する。この画像形成装置の第2の構成によれば、角速度
を伝達する爪が一定であるため、感光体に伝達される角
速度が変動することはない。
【0032】また、前記本発明の画像形成装置の第2の
構成においては、回転伝達部材に、伝達爪と同じ高さ
で、回転時には前記回転受動部材の凹部に入り込むが回
転受動部材に接触しない少なくとも1つの突起部が設け
られているのが好ましい。この好ましい例によれば、伝
達爪がフランジの爪の先端に衝突する場合にも、回転伝
達部材には偶力が生じない。このため、回転伝達部材の
軸方向の移動が円滑に行われる。その結果、回転起動時
に伝達爪と回転受動部とを確実に噛み合わせることがで
きる。
【0033】また、本発明に係る画像形成装置の第3の
構成は、両端にフランジを有する回転体を備えた複数の
像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを保持
し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置と待
避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット保持
体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニットに
接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像を順
次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中間転
写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニット
の前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によって前
記回転体の少なくとも一方の前記フランジの端面の中心
の係合部位に係合する位置決め部材と、前記回転体の回
転力を発生する駆動源と、一方の前記位置決め部材と一
体で、前記像形成位置に位置する前記回転体と略同軸の
回転と前記回転体の軸方向の往復移動とにより、前記回
転力の伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備する画
像形成装置であって、前記回転伝達部材と対向するフラ
ンジの端面に複数の凹凸部からなる回転受動部が設けら
れると共に、前記回転伝達部材に前記回転受動部に噛み
合って回転力を伝達する伝達爪が設けられ、前記回転力
の切断状態から伝達状態への移行時に、前記伝達爪の先
端が前記回転受動部の先端位置に達したときに、前記位
置決め部材が前記係合部位の端部よりも内側に入り込ん
でいることを特徴とする。この画像形成装置の第3の構
成によれば、伝達爪の先端がフランジの回転受動部の先
端位置に達したときには、位置決め部材の先端はフラン
ジの係合部位の端部よりも内側に入り込んだ状態にある
ので、爪の当接部で回転体を半径方向に移動させて、位
置決め部材をフランジの係合部位に確実に係合させるこ
とができる。
【0034】また、前記本発明の画像形成装置の第3の
構成においては、係合部位が、位置決め係合時に位置決
め部材と接触する断面が円形の凹状テーパ面と、前記凹
状テーパ面の先端に設けられ、前記凹状テーパ面よりも
先端角度の大きい断面が円形のテーパ面とからなるのが
好ましい。
【0035】また、前記本発明の画像形成装置の第3の
構成においては、回転伝達部材の少なくとも伝達爪の先
端が前記位置決め部材に対して回転軸方向に移動可能
で、回転体方向に付勢されているのが好ましい。この好
ましい例によれば、位置決め部材が係合部位に当接して
回転体を半径方向に移動させることが妨げられることは
ない。従って、より確実に回転体を像形成位置に位置決
めし、正確に角速度を伝達することができる。また、こ
の場合には、回転伝達部材の伝達爪が回転円周方向の一
部にのみに形成され、前記伝達爪が形成されていない円
周部分に回転中心軸に垂直に設けられた回動軸を中心と
して前記回転伝達部材が位置決め部材に対して回動可能
に保持されているのが好ましい。この好ましい例によれ
ば、回動中心と回転伝達部材との係合摺動部を長く設定
しても、回転軸方向には長くなることはない。その結
果、ガタなく位置決め部材の軸受けから先端までの長さ
を短く設定することができるので、装置本体を小型化す
ることができる。この場合にはさらに、回転伝達部材
に、前記回転伝達部材の回動方向の姿勢を規定する姿勢
規定手段が設けられているのが好ましい。この好ましい
例によれば、伝達爪の先端がフランジの回転受動部の底
に当たるようなことはなく、常に正しい位置で伝達爪と
フランジの回転受動部が噛み合う。また、この場合には
さらに、回動軸が、位置決め係合時に回転伝達部材と対
向するフランジの端面の直近に位置するように設けられ
ているのが好ましい。この好ましい例によれば、駆動軸
の中心軸と回転体の中心軸に交差角θがある場合でも、
伝達爪とフランジの回転受動部との接触点と駆動軸の中
心軸との距離はほぼ一定に保たれる。
【0036】また、前記本発明の画像形成装置の第3の
構成においては、伝達爪と回転受動部の少なくとも一方
の回転駆動時に接触する面に対して円周方向に対向する
面が円周方向に傾斜しているのが好ましい。この好まし
い例によれば、軸方向へ移動係合時に衝突するときの衝
撃が小さくなる、その結果、衝突音を抑制することがで
きる。
【0037】また、前記本発明の画像形成装置の第3の
構成においては、回転体方向への移動時に回転伝達部材
の先端が回転受動部の先端位置に達したときに、位置決
め部材と係合部位との係合は不完全で、かつ、前記回転
伝達部材の伝達爪の少なくとも一部が常に前記回転受動
部の最外周部と最内周部との間に位置するのが好まし。
この好ましい例によれば、位置決め部材が回転体方向に
移動して位置決めする時に、位置決め部材側の爪の内周
面が回転体側の爪の外周面に当接することがない。ま
た、回転体側の爪の内周面が位置決め部材側の爪の外周
面に当接することもない。このため、回転体を半径方向
に確実に移動させて、回転体を正規の位置に位置決めす
ることができる。
【0038】また、本発明に係る画像形成装置の第4の
構成は、両端にフランジを有する回転体を備えた複数の
像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを保持
し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置と待
避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット保持
体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニットに
接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像を順
次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中間転
写体と、前記回転体と前記中間転写体の回転力を発生
し、前記ユニット保持体の移動時には停止している駆動
源と、前記駆動源の起動後に前記中間転写体の基準位置
を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知信号に
基づいて前記回転体に潜像を形成する露光手段と、前記
像形成位置に位置する前記回転体と略同軸の回転と前記
感光体の軸方向の往復移動とにより、前記回転力の伝達
と切断とを行う回転伝達部材とを具備する画像形成装置
であって、一方の前記フランジの端面の円周方向に、前
記回転伝達部材と噛み合って回転力が伝達される複数の
凹凸からなる回転受動部が設けられ、前記回転受動部の
隣接する凹凸のピッチが、前記駆動源の起動から前記検
知信号の発生までの前記駆動伝達部材の回転角度よりも
小さいことを特徴とする。この画像形成装置の第4の構
成によれば、駆動爪と回転受動部との噛み合い後でかつ
中間転写体の速度が安定した後に、中間転写体の基準位
置を検することになる。その結果、基準位置検知後に不
規則な速度変動が生じることはないので、中間転写体上
で画像の位置を正確に合わせることができる。
【0039】また、前記本発明の画像形成装置の第4の
構成においては、回転受動部の隣接する凹凸のピッチ
が、駆動源が起動から所定の速度へ加速するまでの駆動
伝達部材の回転角度よりも小さいのが好ましい。この好
ましい例によれば、駆動源の加速中に駆動爪と回転受動
部とが噛み合うこととなる。このため、駆動爪と回転受
動部との噛み合いから負荷変動による速度変動の収束ま
での時間が短くなる。その結果、駆動爪と回転受動部と
の噛み合い後、短時間で中間転写体の速度が安定する。
従って、駆動源の起動後、一定時間で中間転写体の基準
位置を検知しても、位置検知後に不規則な速度変動が生
じることはないので、中間転写体上で画像の位置を正確
に合わせることができる。
【0040】また、本発明に係る像形成ユニットの第1
の構成は、両端にフランジを有する回転体を備えた像形
成ユニットであって、複数の前記像形成ユニットを保持
し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置と待
避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット保持
体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニットに
接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像を順
次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中間転
写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニット
の前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によって前
記回転体の少なくとも一方の前記フランジに係合し、先
端が回転中心を中心軸とする凸状の球面である位置決め
部材とを具備する画像形成装置に着脱自在であり、前記
フランジの端面の中心に前記画像形成装置の前記位置決
め部材と係合する係合部位が設けられ、前記係合部位が
前記回転体の軸心を中心軸とする断面が円形の凹状テー
パ面であることを特徴とする。
【0041】また、前記本発明の像形成ユニットの第1
の構成においては、位置決め係合時に画像形成装置の位
置決め部材と接触する係合部位の凹状テーパ面の先端
に、前記凹状テーパ面よりも先端角度が大きく、前記位
置決め部材の先端と近接対向する断面が円形のテーパ面
が設けられているのが好ましい。
【0042】また、前記本発明の像形成ユニットの第1
の構成においては、位置決め係合時に画像形成装置の位
置決め部材と接触する係合部位の凹状テーパ面の先端
に、前記位置決め部材の先端と近接対向する平面が設け
られているのが好ましい。
【0043】また、前記本発明の像形成ユニットの第1
の構成においては、フランジが絶縁性材料からなり、前
記フランジの係合部位の中心に回転体の内部と外部とを
繋ぐ貫通孔が設けられると共に、前記貫通孔内で画像形
成装置の位置決め部材の方向に付勢された状態で保持さ
れ、前記位置決め部材と接触して前記回転体と前記位置
決め部材とを導通させる電極部材が設けられているのが
好ましい。
【0044】また、前記本発明の像形成ユニットの第1
の構成においては、画像形成装置が、回転体の回転力を
発生する駆動源と、一方の位置決め部材と一体で、像形
成位置に位置する前記回転体と略同軸の回転と前記回転
体の軸方向の往復移動とにより、前記回転力の伝達と切
断とを行う回転伝達部材とを備え、前記回転伝達部材と
対向するフランジが、端面に前記回転伝達部材と接触し
て回転力を伝達される回転受動部を有するのが好まし
い。また、この場合には、回転伝達部材と回転受動部と
の接触部分が、係合位置での位置決め部材の先端の凸状
の球面の中心を通り、前記回転伝達部材の回転中心軸に
垂直な位置にあるのが好ましい。この場合にはさらに、
回転伝達部材と回転受動部との接触面の少なくとも一方
に突起が設けられているのが好ましい。
【0045】また、本発明に係る像形成ユニットの第2
の構成は、両端にフランジを有する回転体を備えた像形
成ユニットであって、複数の前記像形成ユニットを保持
し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置と待
避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット保持
体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニットに
接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像を順
次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中間転
写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニット
の前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によって前
記回転体の少なくとも一方の前記フランジに係合する位
置決め部材と、前記回転体の回転力を発生する駆動源
と、一方の前記位置決め部材と一体で、前記像形成位置
に位置する前記回転体と略同軸の回転と前記回転体の軸
方向の往復移動とにより、前記回転力の伝達と切断とを
行う伝達爪を有する回転伝達部材とを具備する画像形成
装置に着脱自在であり、前記フランジの端面の中心に前
記画像形成装置の前記位置決め部材と係合する係合部位
が設けられると共に、前記回転伝達部材と対向するフラ
ンジの端面に複数の凹凸部からなる回転受動部が設けら
れ、前記回転力の切断状態から伝達状態への移行時に、
前記伝達爪の先端が前記回転受動部の先端位置に達した
ときに、前記位置決め部材が前記係合部位の端部よりも
入り込んでいることを特徴とする。
【0046】また、前記本発明の像形成ユニットの第2
の構成においては、係合部位が、位置決め係合時に位置
決め部材と接触する断面が円形の凹状テーパ面と、前記
凹状テーパ面の先端に設けられ、前記凹状テーパ面より
も先端角度の大きい断面が円形のテーパ面とからなるの
が好ましい。
【0047】また、前記本発明の像形成ユニットの第2
の構成においては、回転受動部の回転駆動時に伝達爪に
接触する面に対して円周方向に対向する面が円周方向に
傾斜しているのが好ましい。
【0048】また、前記本発明の像形成ユニットの第2
の構成においては、回転体方向への移動時に伝達爪の先
端が回転受動部の先端位置に達したときに、位置決め部
材と合部位との係合は不完全で、かつ、前記伝達爪の少
なくとも一部が常に前記回転受動部の最外周部と最内周
部との間に位置するのが好ましい。
【0049】また、本発明に係る像形成ユニットの第3
の構成は、両端にフランジを有する回転体を備えた像形
成ユニットであって、複数の前記像形成ユニットを保持
し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置と待
避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット保持
体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニットに
接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像を順
次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中間転
写体と、前記回転体と前記中間転写体の回転力を発生
し、前記ユニット保持体の移動時には停止している駆動
源と、前記駆動源の起動後に前記中間転写体の基準位置
を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知信号に
基づいて前記像形成ユニットに潜像を形成する露光手段
と、前記像形成位置に位置する前記回転体と略同軸の回
転と前記回転体の軸方向の往復移動とにより、前記回転
力の伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備する画像
形成装置に着脱自在であり、一方の前記フランジの端面
の円周方向に、前記回転伝達部材と噛み合って回転力が
伝達される複数の凹凸からなる回転受動部が設けられ、
前記回転受動部の隣接する凹凸のピッチが、前記駆動源
の起動から前記検知信号の発生までの前記駆動伝達部材
の回転角度よりも小さいことを特徴とする。
【0050】また、前記本発明の像形成ユニットの第3
の構成においては、回転受動部の隣接する凹凸のピッチ
が、駆動源が起動から所定の速度へ加速するまでの駆動
伝達部材の回転角度よりも小さいのが好ましい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。
【0052】〈第1の実施の形態〉本発明の第1の実施
の形態における画像形成装置の全体構成と動作につい
て、図1〜図11を参照しながら説明する。
【0053】(像形成ユニット)図1中、1はイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ごとに感光体2
の周りにプロセス要素を配置して一体化した像形成ユニ
ットであり、それぞれ以下の部品によって構成されてい
る。
【0054】感光体2は、アルミニウムのドラム素管の
表面に有機感光層を形成したものである。3は感光体2
をマイナスに一様に帯電するコロナ帯電器、4はトナー
を担持する現像ローラ5を含む現像器、6はトナーホッ
パである。トナーホッパ6内には、ポリエステル樹脂に
顔料を分散したマイナス帯電性のトナー7が入れられて
いる。
【0055】現像ローラ5は、感光体2と接触しながら
感光体2よりも速い速度で回転する。そして、この接触
部において、感光体2上の潜像が現像される。8は転写
後の感光体2の表面に残ったトナーを清掃するためのゴ
ム製のクリーニングブレードである。9は廃トナーを収
容する廃トナー溜である。10はレーザー光が像形成ユ
ニット1内に進入するために開口された露光窓である。
感光体2の直径は30mm、現像ローラ5の直径は約1
6mmであり、それぞれ像形成ユニット1の側壁に回転
可能に支持されている。
【0056】(装置全体構成)図2において、右側端面
が装置前面であり、装置本体の後方にキャリッジ11、
前面に前面扉12、天面に天面扉13が設けられてい
る。
【0057】キャリッジ11には、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4色の像形成ユニット1Y、1
M、1C、1Bkが収容されている。キャリッジ11は
円管14を中心として回転可能に支持されている。これ
により、各色の像形成ユニット1を像形成位置Pとその
他の待避位置との間で順次回転移動させて、像形成ユニ
ット1の切り替えを行うことができる。像形成ユニット
1は、転写ベルトユニット15と感光体2とが接触する
像形成位置Pのみで像形成動作を行う。その他の位置は
待避位置であり、この位置ではいずれの像形成ユニット
1も動作しない。
【0058】像形成ユニット1とキャリッジ11との間
には、半径方向と円周方向に2mm程度のガタが設けら
れており、これにより像形成ユニット1はキャリッジ1
1に移動可能な状態で保持されている。従って、キャリ
ッジ11は、像形成ユニット1を像形成位置の近傍に移
動させるが、像形成ユニット1の正確な位置決めは行わ
ない。
【0059】像形成ユニット1は、装置本体に着脱自在
に装着されている。そして、像形成ユニット1の交換が
必要な場合には、キャリッジ11を回転移動させて交換
したい色の像形成ユニット1を天面扉13の下方に位置
させ、天面扉13を開いて交換することができる。
【0060】転写ベルトユニット15は、中間転写ベル
ト16と、中間転写ベルト16を懸架する駆動ローラ1
7A、テンションローラ17B、支持ローラ17Cの各
ローラと、クリーナ18と、廃トナーを収容する廃トナ
ーケース19とにより構成されている。転写ベルトユニ
ット15が装置本体に装着されると、中間転写ベルト1
6は像形成位置Pに位置する感光体2に接触する。ま
た、同時に、転写ベルトユニット15の各部が本体側と
電気的に接続されると共に、駆動ローラ17Aが本体側
の駆動手段に連結され、中間転写ベルト16は回転可能
な状態となる。
【0061】20は画像情報に対応したレーザー信号光
21を出射するための露光装置である。レーザー信号光
21は、イエローの像形成ユニット1Yとマゼンタの像
形成ユニット1Mとの間に形成された光路を通過する。
そして、このレーザー信号光21は、円管14の一部に
開けられた窓(図示せず)を通って円管14内のミラー
22(装置本体に固定)に入射し、反射されて像形成位
置Pに位置するイエローの像形成ユニット1Yの露光窓
10から像形成ユニット1Y内に進入する。これによ
り、レーザー信号光21は、感光体2の左側面の露光部
に入射し、感光体2を母線方向に走査露光する。
【0062】23は給紙ユニットである。24は給紙ロ
ーラ、25はレジストローラ、26は排紙ローラであ
り、これらのローラと、中間転写ベルト16と2次転写
ローラ27との接触点と、定着器28との間を経由して
紙パスが形成されている。
【0063】(装置動作)次に、カラー画像形成工程に
ついて説明する。
【0064】転写ベルトユニット15と各色の像形成ユ
ニット1がそれぞれ所定の位置に装着された状態で装置
本体の電源を投入すると、定着器28が昇温すると共
に、露光装置20のポリゴンミラーが回転を開始し、準
備が完了する。
【0065】準備が完了すると、まず最初に、記録する
色の像形成ユニット1を像形成位置Pに位置させる初期
化動作が行われる。この初期化動作においては、各像形
成ユニット1を保持したキャリッジ11が回転し、最初
に記録する色の像形成ユニット(本実施の形態ではイエ
ローの像形成ユニット1Y)が装置本体の像形成位置P
まで移動して停止する。その後、後で詳述する位置決め
駆動機構が感光体2に係合して、感光体2が正確に位置
決めされると共に、感光体2は回転可能な状態となる。
【0066】まず初めに、像形成位置Pに位置するイエ
ローの像形成ユニット1Yの像形成工程が開始される。
装置本体の駆動源であるモータ(図示せず)によってイ
エローの感光体2が像形成位置Pで回転を開始すると同
時に、駆動ローラ17Aが本体から駆動され、その摩擦
力によって中間転写ベルト16が矢印の方向に回動す
る。それと同時に、帯電器3、現像器4も動き始める。
一方、2次転写ローラ27とクリーナのファーブラシ3
0は、中間転写ベルト16から離間した状態にある。
【0067】図3は中間転写ベルトに設けらた位置検知
孔と光学式の位置検知センサとからなる中間転写ベルト
の位置検知部を示す断面図である。中間転写ベルト16
が起動して一定速度に達した後に、中間転写ベルト16
に設けられた位置検知孔31が検知センサ32を通過す
る。このとき、検知センサ32がタイミングの基準信号
を発生する。この基準信号に同期して露光装置20から
出射されたレーザー信号光21が、感光体2上に静電潜
像を形成する。
【0068】この静電潜像は、現像器4によって順次顕
像化され、トナー像が形成される。このトナー像は、感
光体2と中間転写ベルト16とが接触する1次転写位置
において中間転写ベルト16上に転写される。イエロー
の像形成動作は、画像終端が中間転写ベルト16上に転
写されると終了し、中間転写ベルト16は初期位置に停
止する。
【0069】尚、像形成時において、帯電器3は感光体
2を−450Vに帯電し、感光体2の露光電位は−50
Vとなる。また、感光体2の未帯電域の通過時におい
て、現像ローラ5には高圧電源によって+100Vの直
流電圧が印加される。一方、静電潜像が書き込まれた感
光体2の表面の通過時においては、現像ローラ5に高圧
電源によって−250Vの直流電圧が印加される。ま
た、中間転写ベルト16の駆動ローラ17Aとテンショ
ンローラ17Bには+1.0kVの直流電圧が印加さ
れ、支持ローラ17Cはアース電位に保持される。
【0070】イエローの像形成動作が終了して感光体2
と中間転写ベルト16が停止すると、イエローの感光体
2と位置決め駆動機構との係合が解除され、キャリッジ
11が図2の矢印の方向に90度だけ回転する。これに
より、イエローの像形成ユニット1Yが像形成位置Pか
ら移動し、次のマゼンタの像形成ユニット1Mが像形成
位置Pに位置決めされて停止する。以下、この動作を像
形成ユニットの『切り替え動作』と呼ぶ。
【0071】像形成位置Pにマゼンタの像形成ユニット
1Mが停止すると、位置決め駆動機構がマゼンタの感光
体2に係合する。その後、像形成ユニット1Mと転写ベ
ルトユニット15が動作を開始して、イエローの場合と
同様の像形成動作が行われる。これにより、中間転写ベ
ルト16上にはイエローとマゼンタのトナー像が重ねて
形成される。
【0072】このように順次切り替え動作と像形成動作
とがシアン、ブラックについても繰り返され、中間転写
ベルト16上に4色のトナー像が形成される。1次転写
されたブラックトナー像の先頭が2次転写ローラ27の
位置に来たときに、2次転写ローラ27を移動させる。
そして、給紙ユニット23から送り出された記録用紙を
2次転写ローラ27と中間転写ベルト16との間に挟ん
で搬送することにより、4色のトナー像を一括して記録
用紙上に転写する。このとき、2次転写ローラ27には
+800Vの電圧が印加されている。トナー像の転写さ
れた記録用紙は、定着器28を通過して定着され、排紙
ローラ26から装置外に排出される。
【0073】2次転写中に、クリーナ18のファーブラ
シ30が中間転写ベルト16に接触して、中間転写ベル
ト16上に残留したトナーが掻き取られる。掻き取られ
たトナーは、スクリュウ33によって廃トナーケース1
9に収容される。このとき、ファーブラシ30には+8
00Vの電圧が印加されている。
【0074】2次転写が終了すると、中間転写ベルト1
6及び像形成ユニット1が再び停止し、キャリッジ11
が90度回転する。そして、イエローの像形成ユニット
1Yが再び像形成位置Pに位置決めされて停止し、カラ
ー画像形成動作が完了する。
【0075】(位置決め駆動機構)次に、感光体2と、
感光体2を位置決め駆動する機構とについて説明する。
【0076】図4は感光体の右側の第1のフランジと本
体の右側に設けられた駆動軸とを示す斜視図、図5はそ
の回転中心を含む断面図、図6は感光体と中間転写ベル
トを駆動する本体側の駆動機構を説明するための図、図
7は感光体の左側の第2のフランジと本体の左側に設け
られた位置決め軸とを示す斜視図、図8はその回転中心
を含む断面図である。
【0077】図4、図5、図7、図8に示すように、感
光体2には、装置本体が回転駆動する側に第1のフラン
ジ40が固定され、その反対側には第2のフランジ45
が固定されている。感光体2は、第1のフランジ40の
軸受面40Aと第2のフランジ41の軸受面41Aによ
って筐体43に回転自在に支持されている。ここで、第
1のフランジ40は導電性樹脂によって構成されてい
る。
【0078】感光体2の第1のフランジ40の端面の中
心部には、第1の凹状テーパ面40Bが形成され、その
周りには等間隔に12組の凹凸部からなる受動爪40C
が形成されている。第1の凹状テーパ面40Bは感光体
2の中心軸と同軸であり、先端角度は約20度、端部の
直径は約9mmに設定されている。
【0079】また、感光体2の反対側の第2のフランジ
45の端面の中心部には、第1の凹状テーパ面40Bと
同様の第2の凹状テーパ面45Bが形成されている。
【0080】次に、感光体の位置決め駆動機構ついて説
明する。
【0081】図4、図5に示すように、位置決め駆動機
構51は、駆動軸50と、ピン状の伝達爪52と、駆動
軸ギア53と、これらを駆動する駆動機構とにより構成
されている。
【0082】駆動軸50は、本体の右側板54と駆動基
板55のそれぞれに固定された軸受け56にスラスト方
向に移動可能かつ回転可能に支持されている。駆動軸5
0の直径は8mmであり、その先端には球面50Aが形
成されている。第1のフランジ40の第1の凹状テーパ
面40Bに押圧されると、球面50Aは第1の凹状テー
パ面40Bの内部に入り込む。以下、第1の凹状テーパ
面40Bに球面50Aが入り込んで両者が係合する位置
を『係合位置』と呼ぶ。
【0083】伝達爪52は、受動爪40Cと噛み合って
動力を伝達する。この伝達爪52は駆動軸50に固定さ
れており、駆動軸50と一体で回転する。駆動軸50に
は駆動軸ギア53が固定されており、この駆動軸ギア5
3は、本体の右側板54と駆動基板55とに軸支された
原動側ギア57と噛み合っている。58は本体側板54
の軸受け56と駆動軸ギア53との間に挿入された圧縮
バネであり、この圧縮バネ58は駆動軸50と伝達爪5
2を感光体2から離間した位置に付勢しておくためのも
のである。駆動軸50は、スラスト軸受け59の移動に
より、離間位置と係合位置との間をバネ力に抗して移動
することが可能であるが、いずれの位置においても駆動
軸ギア53が原動側ギア57に噛み合った状態となるよ
うに、原動側ギア57は広い歯幅を有している。
【0084】図6に示すように、原動側ギア57は駆動
源のモータギア60に噛み合っており、モータギア60
は、ベルト伝達ギア61とベルト駆動ギア62を介して
中間転写ベルト16の駆動ローラ17Aに固定されたベ
ルト駆動軸ギア63に駆動力を伝達する。
【0085】次に、本体左側の感光体2の位置決め機構
71について、図7、図8を参照しながら説明する。
【0086】位置決め機構71は、位置決め軸70と、
位置決め軸70をスラスト方向に移動させる機構とによ
り構成されている。
【0087】位置決め軸70は、本体の左側板72と支
持基板73のそれぞれに固定された軸受け74にスラス
ト方向に移動可能かつ回転可能に支持されている。位置
決め軸70の直径は駆動軸50と同様に8mmであり、
その先端には球面70Aが形成されている。第2のフラ
ンジ45の第2の凹状テーパ面45Bに押圧されると、
球面70Aは第2の凹状テーパ面45Bの内部に入り込
む。以下、第2の凹状テーパ面45Bに球面70Aが入
り込んで両者が係合する位置を『係合位置』と呼ぶ。
【0088】75は軸受け74とスラスト板76との間
に挿入された圧縮バネであり、この圧縮バネ75は位置
決め軸70を第2のフランジ45から離間した位置に付
勢しておくためのものである。位置決め軸70は、スラ
スト軸受け77の移動により、離間位置と係合位置との
間をバネ力に抗して移動することが可能である。
【0089】(位置決め回転駆動動作)次に、感光体の
位置決めと回転駆動の動作について説明する。図9は第
1のフランジと駆動軸を駆動軸の方向から見た断面図、
図10は駆動軸が離間位置から係合位置へ移動している
ときの、第1のフランジと駆動軸の回転中心を含む断面
図、図11は像形成動作開始時における駆動源のモータ
の速度を示すグラフである。
【0090】像形成ユニット1が装置本体の像形成位置
Pまで移動すると、本体側の位置決め軸70がスラスト
軸受け77によってスラスト方向に移動し、位置決め軸
70の先端の球面70Aが第2のフランジ45の第2の
凹状テーパ面45Bに係合して、感光体2を位置決めす
る。この係合位置では、球面70Aの中心は第2の凹状
テーパ面45Bの内部に入り込んでいる。感光体2が回
転するときには、第2のフランジ45と位置決め軸70
とは摩擦力によって一体で回転する。
【0091】同時に、伝達爪52を有する駆動軸50が
スラスト軸受け59によってスラスト方向に移動する。
このとき、図9に実線で示すように、伝達爪52と受動
爪40Cとが噛み合い位置にある場合には、受動爪40
Cと伝達爪52とが係合する。そして、駆動軸50の先
端の球面50Aが第1のフランジ40の第1の凹状テー
パ面40Bに係合して、感光体2を位置決めする。この
係合位置で、球面50Aの中心は第1の凹状テーパ面4
0Bの内部に入り込んでいる。
【0092】駆動軸50は、装置本体の駆動源によって
回転する。この回転力は、伝達爪52を介して第1のフ
ランジ40の受動爪40Cに伝達され、感光体2を回転
させる。その結果、駆動軸50の先端の球面50Aと位
置決め軸70の先端の球面70Aとの中心を結ぶ直線
が、感光体2の回転中心となる。
【0093】図9の破線は、駆動軸50の係合方向(感
光体2の方向)への移動時に、伝達爪52と第1のフラ
ンジ40の受動爪40Cの凸部とが当接した状態を示し
ている。この場合、図10に示ように、駆動軸50は、
伝達爪52と受動爪40Cとが当接した位置で一旦停止
する。この場合であっても、駆動軸50の先端が第1の
凹状テーパ面40Bの内部に入り込むことができるよう
に、駆動軸50先端から5mmの位置に伝達爪52が設
けられており、受動爪40Cの高さは3.5mmに設定
されている。
【0094】この受動爪40Cと伝達爪52とが噛み合
っていない状態で、装置本体の駆動源が駆動軸50を回
転させると、当初、伝達爪52は回転するが、感光体2
は回転しない。そして、伝達爪52が回転して受動爪4
0Cの間の位置に来ると、伝達爪52が入り込んで受動
爪40Cと噛み合う。これにより、駆動軸50から感光
体2へ回転力を伝達することが可能となる。同時に、位
置決め軸70が第2の凹状テーパ面45Bに入り込ん
で、感光体2を位置決めする。その結果、左右の球面7
0Aと球面50Aとの中心を結ぶ直線が、感光体2の回
転中心となる。
【0095】以上の動作により、キャリッジ11が像形
成位置Pの近傍へ移動させた像形成ユニット1の感光体
2を、位置決め軸70と駆動軸50が像形成位置Pに正
確に位置決めする。この場合、キャリッジ11と像形成
ユニット1との間にはガタを設けられているので、キャ
リッジ11が感光体2を含む像形成ユニット1の移動を
妨げることはない。
【0096】受動爪40Cのピッチは、回転軸を中心と
して30度に設定されている。一方、図3に示すよう
に、中間転写ベルト16の停止時における位置検知孔3
1と検知センサ32との間隔BPは30mmに設定され
ている。また、中間転写ベルト16が30mm走行する
間の駆動軸50の回転角度は120度である。従って、
受動爪40Cと伝達爪52との噛み合いが最も遅い場合
であっても、この噛み合いの後90度回転してから、検
知孔31が検知センサ32を通過することになる。この
場合、受動爪40Cと伝達爪52との噛み合いによる負
荷変動は、図11のCAで示すような駆動源の速度変動
をもたらす。駆動源がこの速度変動を収束させる間に、
駆動軸50は約30度だけ回転した。従って、噛み合い
による負荷変動がもたらす速度変動が収束した後に、中
間転写ベルト16の基準位置の検知信号が発生すること
になる。
【0097】以上のように、駆動軸50の先端は球面状
に形成され、第1のフランジ40の係合部は円錐状に形
成されている。同様に、位置決め軸70の先端は球面状
に形成され、第2のフランジ45の係合部は円錐状に形
成されている。このため、駆動軸50、位置決め軸70
及び感光体2の中心軸が傾いて交わる場合であっても、
係合部の接触部は感光体2の中心軸に垂直な平面と円錐
面との交線である円となる。従って、全周方向で感光体
2を保持し、規制することができる。その結果、感光体
2を安定して保持し、位置決めすることができる。さら
に、左右の球面70Aと球面50Aとの中心を結ぶ直線
が常に感光体2の回転中心となるので、感光体2の回転
中心を再現性良く位置決めすることができる。
【0098】また、第1及び第2の凹状テーパ面40
B、45Bと球面50A、70Aとが全周方向の円で接
触するので、係合部がずれることはない。これにより、
感光体2の回転中心を安定して規定することができる。
その結果、感光体2の回転速度の変動を防止して、位置
ズレの無い良好な画像を得ることができる。
【0099】また、図10に示すように、伝達爪52が
受動爪40Cの先端位置に達した時に、駆動軸50の先
端が第1のフランジ40の第1の凹状テーパ面40Bの
内部に入り込んだ状態となるので、伝達爪52と受動爪
40Cとの当接部で感光体2の半径方向に力が働いて
も、駆動軸50を感光体2の第1の凹状テーパ面40B
に確実に係合させることができる。また、伝達爪52の
感光体2方向への移動時に、伝達爪52の先端が受動爪
40Cの先端位置に達した時、受動爪40Cの凸部の内
周面は伝達爪52の最外周部よりも回転中心に近い状態
となる。このため、駆動軸50が感光体2の方向へ移動
し、感光体2が位置決めされる時に、感光体2側の受動
爪40Cの内周面が駆動軸50側の伝達爪52の外周面
に当接することはない。その結果、感光体2を半径方向
に確実に移動させて、感光体2を正規の位置に位置決め
することができる。
【0100】また、受動爪40Cの凹凸のピッチは、モ
ータの起動から中間転写ベルト16の基準位置検知信号
の発生までの駆動軸50の回転角度よりも小さい。この
ため、中間転写ベルト16の基準位置の検知時において
は、伝達爪52と受動爪40Cとの噛み合いが引き起こ
す速度変動は収束した状態となる。その結果、中間転写
ベルト16の速度が安定した後に、中間転写ベルト16
の基準位置が検知されることになり、基準位置検知後に
不規則な速度変動が生じることはないので、中間転写ベ
ルト16上で画像の位置を正確に合わせることができ
る。
【0101】尚、本実施の形態においては、位置決め軸
70を摩擦によって第2のフランジと一体で回転させる
ようにしたが、必ずしもこの構成に限定されるものでは
なく、位置決め軸70を回転方向に固定しても同様の効
果を得ることができる。この場合、位置決め軸70は軸
方向にのみ移動可能であり、先端の球面70Aと第2の
凹状テーパ面45Bとの接触部で摺動することになる。
【0102】〈第2の実施の形態〉図12は本発明の第
2の実施の形態における駆動側の第1のフランジと駆動
軸との係合部の回転中心を含む断面図、図13は第1の
フランジの端面方向から見た側面図である。上記第1の
実施の形態の構成と異なり、第1のフランジ40は絶縁
性のポリカーボーネートによって構成されている。ま
た、第1の凹状テーパ面40Bの先端には、このテーパ
面40Bよりも先端角度の大きいテーパ面40Dが駆動
軸50に近接離間して設けられている。さらに、感光体
2の第1のフランジ40の受動爪40Cは、等間隔に配
置された20組の凹凸面によって構成されている。
【0103】テーパ面40Dの中心には、軸方向に感光
体2の内部へ通じる貫通孔80が設けられている。そし
て、貫通孔80内には、金属製の電極部材81が軸方向
に移動可能な状態で保持されている。第1のフランジ4
0の第1の凹状テーパ面40Bと反対側の端面には、感
光体2のドラム素管と接触した状態で金属板82が固定
されている。金属板82と電極部材81との間には押圧
バネ83が挿入されており、この押圧バネ83は電極部
材81をフランジ端面(第1の凹状テーパ面40Bの方
向)に向かって付勢している。図12に示すように、感
光体2の位置決め時においては、駆動軸50の先端が電
極部材81に当接している。このとき、電極部材81は
押圧バネ83の力によって駆動軸50の先端方向に押圧
されている。これにより、駆動軸50と感光体2のドラ
ム素管とを電極部材81、押圧バネ83、金属板82を
介して電気的に導通し、感光体2のドラム素管をアース
電位とすることができる。その他の構成部材及び動作は
上記第1の実施の形態と同様である。
【0104】以下、以上のように構成された画像形成装
置及び像形成ユニットの動作について説明する。
【0105】上記第1の実施の形態においては、駆動軸
50と第1の凹状テーパ面40Bとの係合を繰り返す
と、第1の凹状テーパ面40Bが変形するおそれがあ
る。このため、正規位置よりも駆動軸50をさらに第1
の凹状テーパ面40Bの先端まで移動させなければ、駆
動軸50によって第1の凹状テーパ面40Bを押圧する
ことができなくなる。このとき、駆動軸50の軸方向の
移動ストロークが短いと、駆動軸50が感光体2を十分
に押圧することができなくなるため、駆動軸50が感光
体2を完全に保持することができなくなり、感光体2の
位置が変動するおそれがある。
【0106】本実施の形態においては、第1の凹状テー
パ面40Bの先端に、このテーパ面40Bよりも先端角
度の大きいテーパ面40Dを、駆動軸50に近接離間し
て設けているので、第1の凹状テーパ面40Bが変形し
て、駆動軸50が所定の位置よりも第1の凹状テーパ面
40B内に入り込もうとしても、駆動軸50の先端が先
端角度の大きいテーパ面40Dに当接することとなる。
従って、駆動軸50が所定の位置よりも大きくテーパ部
に入り込むことを防止することができる。その結果、駆
動軸50の軸方向の移動ストロークを小さく設定するこ
とができる。
【0107】また、上記第1の実施の形態においては、
第1のフランジ40の材料として導電性樹脂を用いてい
るが、導電性樹脂を用いると脆くて破損し易いという問
題がある。また、接触が不安定な第1の凹状テーパ面4
0Bで電気的な導通を取っているため、導通不良が生じ
易く、画像が乱れるという問題もある。
【0108】しかし、本実施の形態においては、係合部
で最も相対的な移動量が少ない回転中心で電極部材81
と駆動軸50とを接触させるようにしているため、回転
時においても確実に電気的な導通を取ることができる。
しかも、電極部材81と駆動軸50とが一体で回転し、
接触面は摺動しないので、より確実に電気的な導通を取
ることができる。
【0109】また、受動爪40Cの凹凸のピッチは、回
転軸を中心として16度である。一方、感光体2の駆動
源の起動から所定速度に達するまでの駆動軸50の回転
角度は約25度であった。このため、図11のCBで示
すように、受動爪40Cと伝達爪52との噛み合いが最
も遅い場合であっても、噛み合いによる負荷変動は駆動
源の加速時に生じる。駆動源のモータは加速時には最大
電流で駆動されているため、負荷が加えられても、速度
変動は小さい。従って、負荷変動の発生後、負荷変動が
もたらす速度変動が収束するまでの時間は短い。
【0110】すなわち、受動爪40Cと伝達爪52との
噛み合いが最も遅い場合であっても、中間転写ベルト1
6の速度を短時間で安定させることができる。従って、
駆動源であるモータの起動後、一定時間で中間転写ベル
ト16の基準位置を検知しても、位置検知後に不規則な
速度変動が生じることはない。これにより、基準信号の
発生後における中間転写ベルト16の速度変動を防止す
ることができる。その結果、色ごとの位置ズレを防止す
ることができる。
【0111】以上のように、本実施の形態によれば、第
1の凹状テーパ面40Bの先端に、このテーパ面40B
よりも先端角度の大きいテーパ面40Dを設けたことに
より、駆動軸50の軸方向の移動ストロークが小さくて
も、駆動軸50によって感光体2を確実に押圧すること
ができ、その結果、駆動軸50によって感光体2を確実
に保持することができる。また、テーパ面40Dの中心
に電極部材81を設けたことにより、回転時にも確実に
駆動軸50と感光体2の素管との電気的な導通を取るこ
とができる。また、第1のフランジ40として安価で強
度の高い樹脂の成型品を用いることができる。さらに、
第1のフランジ40のテーパ面40Dの先端角度が大き
いので、軸方向に移動する電極部材81を駆動軸50と
の接触点の近傍まで保持することができる。また、受動
爪40Cと伝達爪52との噛み合いが最も遅い場合であ
っても、噛み合いによる負荷変動は駆動源の加速時に生
じるので、基準信号の発生後における中間転写ベルト1
6の速度変動を防止することができる。その結果、色ご
との位置ズレを防止することができる。
【0112】尚、本実施の形態においては、電極部材8
1を駆動軸50と係合する第1のフランジ40に設けて
いるが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、
位置決め軸70と係合する第2のフランジ45に電極部
材81を設けても同様の効果を得ることができる。
【0113】〈第3の実施の形態〉図14は本発明の第
3の実施の形態における駆動側の第1のフランジと駆動
軸との係合部の回転中心を含む断面図である。上記第2
の実施の形態の構成と異なり、第1の凹状テーパ面40
Bの先端に回転軸に垂直な平面40Eが形成され、駆動
軸50の球面50Aの先端に回転軸に垂直な平面50B
が設けられている。その他の構成部材及び動作は上記第
2の実施の形態と同様である。
【0114】以下、以上のように構成された画像形成装
置及び像形成ユニットの動作について説明する。
【0115】第1の凹状テーパ面40Bの先端には、回
転軸に垂直な平面40Eが駆動軸50に近接離間して設
けられている。このため、位置決め接触部の第1の凹状
テーパ面40Bが変形して、駆動軸50が所定の位置よ
りも第1の凹状テーパ面40Bに入り込もうとしても、
駆動軸50の先端が平面40Eに当接することとなる。
従って、駆動軸50が所定の位置よりも大きくテーパ部
に入り込むことを防止することができる。その結果、駆
動軸50の軸方向の移動ストロークをさらに小さく設定
することができる。
【0116】また、像形成ユニット1の切替移動時に
は、駆動軸50は第1の凹状テーパ面40Bから完全に
離脱していなければならない。一方、像形成動作時に
は、駆動軸50を第1の凹状テーパ面40Bに押圧して
感光体2を位置決めする必要がある。このため、駆動軸
50を、第1のフランジ40の先端から駆動軸50と第
1の凹状テーパ面40Bとの接触部までの距離よりも長
く軸方向に移動させる必要がある。この移動距離を確保
するためには、駆動軸50の待避空間を装置内の幅方向
に設けなければならず、その結果、装置本体の幅が大き
くなり、大型化してしまうという問題点がある。
【0117】本実施の形態においては、駆動軸50の先
端に平面50Bを設けているので、駆動軸50の軸方向
の移動距離を短くして、なおかつ第1のフランジ40の
第1の凹状テーパ面40Bに対する駆動軸50の離脱と
押圧を安定して行うことができる。また、第1のフラン
ジ40の第1の凹状テーパ面40Bと駆動軸50の球面
50Aとは全周方向の円で接触するので、駆動軸50の
球面50Aが短くても、感光体2を確実に保持すること
ができる。
【0118】以上のように、本実施の形態によれば、第
1の凹状テーパ面40Bの先端に、回転軸に垂直な平面
40Eを設けたことにより、電極部材81をより出力軸
50の近傍まで貫通孔80によって保持することができ
る。また、駆動軸50の先端に平面50Bを設けたこと
により、駆動軸50の先端に弾性的に接触する電極部材
81の接触が安定する。このため、より確実に駆動軸5
0と感光体2の素管との電気的な導通を取ることができ
る。さらに、駆動軸50の球面50Aの先端に平面50
Bを設けたことにより、感光体2を確実に保持しなが
ら、駆動軸50の移動ストロークを短く設定することが
できる。その結果、装置本体を小型化することができ
る。
【0119】〈第4の実施の形態〉図15は本発明の第
4の実施の形態における駆動軸を先端方向から見た側面
図、図16は本発明の第4の実施の形態における感光体
の第1のフランジの端部を示す斜視図、図17は本発明
の第4の実施の形態における駆動側の第1のフランジと
駆動軸との係合部の回転中心を含む断面図である。
【0120】上記第3の実施の形態の構成と異なり、駆
動軸50に円盤状の伝達部材90が固定され、伝達部材
90に矩形の単一の凸部である伝達爪90Aが設けられ
ている。この伝達爪90Aは、駆動軸50の先端の球面
50Aの中心と軸方向に同じ位置(直線CL上)に設け
られている。また、第1のフランジ40には、その端部
に凹部を形成することによって受動爪40Fが設けられ
ている。ここで、第1のフランジ40の受動爪40Fの
先端は、第1の凹状テーパ面40Bの端部と同一面上に
位置している。これにより、伝達爪90Aと受動爪40
Fとの接触部分を、球面50Aの中心と軸方向に同じ位
置(直線CL上)に位置させることができる。さらに、
図18の実線で示すように、駆動軸50の先端が第1の
凹状テーパ面40Bの外周部に当接した場合であって
も、伝達部材90の伝達爪90Aが受動爪40Fの最外
周部よりも外側にはみ出すことはない。また、図18の
破線で示すように、駆動軸50の先端が第1の凹状テー
パ面40Bの反対側の外周部に当接した場合であって
も、伝達部材90の伝達爪90Aが受動爪40Fの最内
周部よりも内側にはみ出すことはない。その他の構成部
材及び動作は上記第3の実施の形態と同様である。
【0121】従来の構成では、感光体2と駆動軸50と
の同軸度がずれると、駆動軸50から感光体2へ伝達さ
れる角速度の誤差が大きくなり、中間転写ベルト16上
で重ね合わせる位置が色ごとにずれるという問題があっ
た。
【0122】角速度が変化してしまう原因について、図
19を参照しながら説明する。図19において、感光体
2(第1の凹状テーパ面40B)の中心軸PFと駆動軸
50の中心軸DRとは点Aにおいて交差角θで交わって
いる。伝達爪は駆動軸50の中心軸DRから半径r0
位置にあり、感光体2側の受動爪は感光体2の中心軸P
F上の点Bから中心軸PFに垂直な位置にある。交点A
と、伝達爪と受動爪との接触点(位置S1 、S2 を通過
する)とは、感光体2の中心軸PF方向にd(線分A
B)だけずれている。
【0123】交差角θのために、伝達爪と受動爪は互い
に斜めに噛み合うことになる。従って、噛み合い回転時
に、伝達爪と受動爪との接触点Sは、駆動軸50の中心
軸DRに対する半径はr0 で一定であっても、感光体2
の中心軸PFに対する半径は変化する。この半径は、駆
動軸50の中心軸DRと感光体2の中心軸PFとを含む
平面内のS1 の位置で最小値r1 となり、S2 の位置で
最大値r2 となる。このときの半径の差を△R1 とする
と、この△R1 は下記(数1)で表される。
【0124】
【数1】△R1 =r2 −r1 =2d・tanθ このように感光体2の中心軸PFに対する伝達爪と受動
爪との接触点Sの半径が変動するため、駆動軸50の回
転角速度は一定であっても、感光体2の回転角速度は変
動することになる。
【0125】上記(数1)から明らかなように、速度変
動量は距離dに依存する。感光体2のテーパ面を構成す
る部材は色ごとに異なるので、この距離dも色ごとに異
なる。このため、色ごとにバラバラな速度変動が生じる
ことになる。
【0126】さらに、従来の構成では、感光体2と駆動
軸50との係合部が不安定であるため、回転中に距離d
が変動してしまう。このため、不規則な速度変動がさら
に重畳されることになる。
【0127】一方、伝達爪と受動爪との接触点Sが感光
体2の中心軸PFと駆動軸50の中心軸DRとの交点A
から駆動軸50に垂直な位置にある場合にも、駆動軸5
0の中心軸DRに対する半径はr0 で一定であるが、感
光体2の中心軸PFに対する伝達爪と受動爪との接触点
Sの半径は変化する。この半径は、駆動軸50の中心軸
DRと感光体2の中心軸PFとを含む平面内のS3 、S
4 の位置で最大値r3となり、平面に垂直な位置で最小
値r0 となる。このときの半径の差を△R2 とすると、
この△R2 は下記(数2)で表される。
【0128】
【数2】△R2 =r3 −r0 =(1/cosθ−1)・r0 ここで、r0 =10mm、d=1mm、θ=1度とする
と、△R1 /△R2 =229である。
【0129】以上のことから、受動爪が点Aに位置する
場合の方が点Bに位置する場合よりも速度変動が200
分の1以上小さいことが分かる。従って、感光体2の回
転軸と駆動軸50の回転軸との交点と、伝達爪と受動爪
との接触点とを、駆動軸50の回転軸に垂直な同一面内
に位置させることにより、速度変動による位置ズレを抑
制して、高品位な画像を得ることができる。
【0130】また、従来の構成では、伝達爪と受動爪が
円周方向にほぼ等間隔で設けられている。しかし、感光
体2の中心軸PFに対して駆動軸50の中心軸DRが傾
いていると、伝達爪と受動爪の全てを均一に当接させる
ことはできない。伝達爪と受動爪とは、感光体2を最も
速く回転させる(最も半径の小さい)図19のS1 の位
置でのみ接触することになる。従って、回転駆動時に接
触する爪が変わるため、伝達爪と受動爪のピッチばらつ
きや形状誤差によって感光体2の角速度変動が生じるこ
とになる。そして、このように角速度変動が生じると、
色ごとのバラバラな速度変動によって位置ズレが生じて
しまう。
【0131】一方、本実施の形態においては、伝達爪9
0Aが1個であるため、角速度を伝達する爪は一定とな
る。従って、駆動軸50から感光体2へ伝達される角速
度が変動することはない。
【0132】また、駆動軸50の感光体2の方向への移
動時に、伝達部材90の伝達爪90Aの先端が受動爪4
0Fの先端位置に達した時、駆動軸50の先端は第1の
凹状テーパ面40Bの内部に入り込んだ状態となる。そ
して、駆動軸50の先端が第1の凹状テーパ面40Bの
外周部に当接した場合であっても、伝達部材90の伝達
爪90Aが受動爪40Fの最外周部よりも外側にはみ出
すことはない。また、駆動軸50の先端が第1の凹状テ
ーパ面40Bの反対側の外周部に当接した場合であって
も、伝達部材90の伝達爪90Aが受動爪40Fの最内
周部よりも内側にはみ出すことはない。このため、駆動
軸50を感光体2の方向に移動させて位置決めするとき
に、駆動軸50側の伝達爪90Aの内周面が感光体2側
の受動爪40Fの外周面に当接することはない。その結
果、確実に感光体2を半径方向に移動させて、感光体2
を正規の位置に位置決めすることができる。
【0133】〈第5の実施の形態〉図20は本発明の第
5の実施の形態における駆動軸を示す正面図、図21は
その軸方向から見た側面図である。
【0134】上記第4の実施の形態の構成と異なり、伝
達爪90Aの受動爪40Fと当接する面に、駆動軸50
先端の球面50Aの中心と軸方向に同じ位置(直線CL
上)を中心とする球面状の突起90Bが設けられてい
る。さらに、回転中心に対して伝達爪90Aと対称な位
置に伝達爪90Aと同じ高さで幅の狭い矩形の突起部9
0Cが設けられている。その他の構成部材及び動作は上
記第4の実施の形態と同様である。
【0135】以下、以上のように構成された画像形成装
置及び像形成ユニットの動作について説明する。
【0136】上記第4の実施の形態においては、伝達爪
90Aと受動爪40Fとの接触面が平面であるため、爪
同士の接触点を正確に規定することはできない。すなわ
ち、伝達爪90Aと受動爪40Fとが微小に傾いている
ため、駆動軸50と感光体2の回転によって伝達爪90
Aと受動爪40Fとの接触点が変化する。従って、接触
面の形状誤差によって感光体2の回転速度変動が生じる
ことになる。そして、このように回転速度変動が生じる
と、色ごとのバラバラな速度変動によって位置ズレが生
じてしまう。
【0137】一方、本実施の形態においては、伝達爪9
0Aの接触面に球状の突起90Bが設けられているの
で、伝達爪90Aと受動爪40Fとが多少傾いた状態で
回転しても、接触点は常に突起90Bの先端であり変化
しない。このため、伝達爪90Aと受動爪40Fとの接
触部の変化に起因する感光体2の回転速度変動を防止す
ることができる。その結果、速度変動による色ごとの位
置ズレを防止して、高品位な画像を得ることができる。
【0138】また、上記第4の実施の形態においては、
伝達爪90Aが一本であるため、伝達爪90Aと受動爪
40Fの先端が衝突した時に、駆動軸50に偶力による
曲げモーメントが生じる。このため、軸受け56の係合
移動部が拗れて、駆動軸50が軸方向に移動できなくな
る。従って、回転起動時に伝達爪90Aと受動爪40F
とを正常に噛み合わせることができず、その結果、感光
体2に角速度を伝達することができないという問題点が
ある。
【0139】一方、本実施の形態においては、回転中心
に対して伝達爪90Aと対称な位置に伝達爪90Aと同
じ高さの突起部90Cが設けられているので、伝達爪9
0Aが受動爪40Fの先端に衝突する時に、伝達爪90
Aが当接する位置と対称な位置に突起部90Cが当接す
る。このため、駆動軸50に偶力が生じることはないの
で、駆動軸50の軸方向への移動が円滑に行われる。そ
の結果、回転起動時に伝達爪90Aと受動爪40Fを確
実に噛み合わせることができる。このとき、突起部90
Cは矩形で伝達爪90Aよりも幅が狭いため、回転駆動
時に受動爪40Fと接触することはない。
【0140】尚、本実施の形態においては、伝達爪90
Aに球状の突起90Bが設けられているが、必ずしもこ
の構成に限定されるものではなく、受動爪40Fに球状
の突起を設けても同様の効果が得られる。
【0141】また、本実施の形態においては、突起部9
0Cが伝達爪90Aと対称な位置に1個だけ設けられて
いるが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
伝達爪90Aの位置を含んで回転中心を重心とする正多
角形の頂点の位置に複数設ければ、さらに安定した効果
を得ることができる。
【0142】〈第6の実施の形態〉図22は本発明の第
6の実施の形態における駆動軸の軸方向から見た断面
図、図23は本発明の第6の実施の形態における第1の
フランジと駆動軸との係合位置での回転中心を含む断面
図である。
【0143】上記第5の実施の形態の構成と異なり、受
動爪40Fに噛み合う伝達爪95Aを有する駆動板バネ
95が、伝達部材90に固定ピン96によって固定され
ている。さらに、第1のフランジ40の第1の凹状テー
パ面40Bの端部に先端角度の大きいテーパ面40Gが
設けられている。その他の構成部材及び動作は上記第5
の実施の形態と同様である。
【0144】以下、以上のように構成された画像形成装
置及び像形成ユニットの動作について説明する。
【0145】第1の凹状テーパ面40Bの先端角度が小
さいほど、感光体2の位置を正確に規制することができ
る。しかし、テーパ角度が小さい場合には、像形成位置
Pで駆動軸50と感光体2との同軸度をほぼ完全に合わ
せなければ、第1の凹状テーパ面40Bに駆動軸50を
挿入することはできない。そして、駆動軸50を第1の
凹状テーパ面40Bに挿入できなければ、感光体2を像
形成位置Pに位置決めすることはできない。
【0146】逆に、第1の凹状テーパ面40Bの端部の
円が大きいほど、キャリッジ11による感光体2の位置
決めがずれていても、駆動軸50は第1の凹状テーパ面
40Bに入り易くなる。しかし、この場合には、第1の
凹状テーパ面40Bの端部から駆動軸50との係合接触
部までの距離が長くなってしまい、この距離を駆動軸5
0が移動する必要があるので、駆動軸50の移動ストロ
ークが長くなる。その結果、大きな待避空間を装置内の
幅方向に設ける必要があるので、装置本体の幅が大きく
なり、大型化してしまうという問題がある。
【0147】本実施の形態においては、第1のフランジ
40の第1の凹状テーパ面40Bの端部に先端角度の大
きいテーパ面40Gが設けられているので、テーパ端部
の円を大きくすることができると共に、第1の凹状テー
パ面40Bの端部から駆動軸50との係合接触部までの
距離を短くすることができる。その結果、駆動軸50の
軸方向の移動ストロークを短く設定して、なおかつ駆動
軸50を第1の凹状テーパ面40Bに対して完全に抜き
差しすることができるので、装置本体を小型化すること
ができる。
【0148】また、伝達爪95Aは、駆動軸50に対し
て軸方向に移動可能で、駆動板バネ95によって弾性的
に付勢されているので、駆動軸50が係合方向に移動す
るときに、伝達爪95Aが受動爪40Fの先端に当接し
たとしても、伝達爪95Aは待避することができる。こ
れにより、駆動軸50が第1の凹状テーパ面40Bに当
接して感光体2を半径方向に移動させることが妨げられ
ることはない。そして、この構成においては、駆動軸5
0に対して軸方向に移動するのは伝達爪95Aだけであ
るので、伝達部材90を駆動軸50の軸方向に短くする
ことができる。その結果、駆動軸50の軸受けから先端
までの長さを短くすることができるので、装置本体を小
型化することができる。
【0149】〈第7の実施の形態〉図24は本発明の第
7の実施の形態における伝達部材を有する駆動軸の軸方
向から見た側面図、図25は本発明の第7の実施の形態
における伝達部材に設けられた伝達爪を半径方向から見
た断面図、図26は本発明の第7の実施の形態における
第1のフランジの端面の構成を示す側面図、図27は本
発明の第7の実施の形態における第1のフランジの端面
外周部に設けられた受動爪を半径方向から見た断面図、
図28は本発明の第7の実施の形態における係合位置で
の第1のフランジの回転中心を含む断面図である。
【0150】上記第6の実施の形態の構成と異なり、駆
動軸50に固定され回転中心に垂直な回動軸101を中
心として伝達部材100が回動可能に支持されている。
伝達部材100は、伝達爪100Aが駆動軸50の先端
方向へ回動するように、ねじりバネ102によって回転
付勢されている。伝達部材100は、円弧状のストッパ
部100Cが駆動軸50の周面に当接することにより、
回動方向の姿勢が規定されている。
【0151】また、回動軸101は、動力の伝達に必要
な強度と動作が円滑に行われるように設けた隙間を確保
した上で、位置決め係合時に伝達部材100と対向する
第1のフランジ40の端面の直近に位置するように設け
られており、また、伝達部材100の第1のフランジ4
0に対向する側の回動軸101に対して伝達爪100A
と反対側には、第1のフランジ40から遠ざかるように
斜面42が設けられている。
【0152】また、伝達爪100Aには、上記第5の実
施の形態と同様に、受動爪40Hと当接する面に、駆動
軸50の先端の球面50Aの中心と軸方向に同じ位置
(直線CL上)を中心とする球面状の突起100Bが設
けられている。さらに、伝達爪100Aには、突起10
0Bと反対側の受動爪40Hと接触しない円周方向の面
に斜面が形成されている。
【0153】また、第1のフランジ40の受動爪40H
には、回転駆動時に伝達爪100Aと接触しない円周方
向の面に斜面が形成されている。その他の構成部材及び
動作は上記第6の実施の形態と同様である。
【0154】本実施の形態においては、伝達部材100
が回動軸101を中心として回動可能に支持されている
ため、回動中心と伝達部材100との係合摺動部を長く
設定しても、回転軸方向に長くなることはない。その結
果、ガタなく駆動軸50の軸受けから先端までの長さを
短く設定することができるので、装置本体を小型化する
ことができる。
【0155】また、上記第1の実施の形態においては、
伝達爪52と受動爪40Cの先端同士が当接した状態で
駆動軸50が回転すると、はじめは駆動軸50側だけが
回転する。そして、伝達爪52と受動爪40Cの凹凸が
噛み合う位置になると、駆動軸50が感光体2側に移動
する。これにより、爪同士が噛み合って、駆動力の伝達
が可能となる。この噛み合い移動時においては、受動爪
40Cが矩形であるために、伝達爪52は衝撃的に移動
する。このため、駆動軸50の先端が第1の凹状テーパ
面40Bに衝突して、衝突音が発生するという問題があ
る。また、従来の構成でも、カップリング爪212が感
光体側に入り込む時に、カップリング爪212が衝撃的
に移動してストッパ217に衝突し、衝突音が発生する
という問題があった。
【0156】本実施の形態においては、伝達爪100A
と受動爪40Hの回転駆動時に接触しない面が円周方向
に斜面となっているため、伝達爪100Aと受動爪40
Hの先端が当接した状態からの回転起動時において、伝
達爪100Aは斜面を滑りながら噛み合い位置へ移動す
る。従って、伝達爪100Aの移動規制時に、ストッパ
部100Cが駆動軸50に衝突するときの衝撃が小さく
なる。その結果、伝達部材100が正規の位置に規定さ
れるときの衝突音を抑制することができる。
【0157】さらに、伝達爪100Aよりもストッパ部
100Cの方が回動半径が小さいので、ストッパ部10
0Cの移動速度は小さくなる。このため、伝達部材10
0を正規の位置に規定するときの、ストッパ部100C
が駆動軸50に衝突するときの衝撃が小さくなる。その
結果、衝突音をさらに抑制することができる。
【0158】さらに、ストッパ部100Cが伝達部材1
00を正規の位置に規定するため、伝達爪100Aの先
端が受動爪40Hの底に当たるようなことはなく、突起
100Bの中心が常に駆動軸50の先端の球面50Aの
中心と軸方向に同じ位置にある。
【0159】さらに、回動軸101が、位置決め係合時
に第1のフランジ40の端面の直近に位置するように設
けられているので、駆動軸50の中心軸と感光体2の中
心軸に交差角θがある場合でも、伝達爪100Aと受動
爪40Hとの接触点と駆動軸50の中心軸との距離はほ
ぼ一定に保たれる。
【0160】さらに、伝達部材100には斜面42が設
けられているため、図28の破線で示すように伝達爪1
00Aと受動爪40Hの先端とが当接した状態でも、伝
達部材100の他の部分が受動爪40Hと接触すること
はなく、その結果、駆動軸50の動作が妨げられること
はない。
【0161】尚、本実施の形態においては、伝達爪10
0Aに球面状の突起100Bが設けられているが、必ず
しもこの構成に限定されるものではなく、受動爪40H
に球面状の突起を設けても同様の効果が得られる。
【0162】また、以上の説明においては、駆動軸50
と第1のフランジ40の第1の凹状テーパ面40Bとの
係合を例に挙げて説明したが、感光体2の位置決め作用
については、位置決め軸70と第2のフランジ45の第
2の凹状テーパ面45Bとの係合についても同様であ
る。
【0163】また、以上の説明においては、本体側の駆
動軸50の先端に凸状の球面を形成し、第1のフランジ
40側に凹状のテーパ面を形成したが、逆に、駆動軸5
0の先端に凹状のテーパ面を形成し、第1のフランジ4
0側の中心に凸状の球面を形しても同様の効果が得られ
る。
【0164】また、以上の説明においては、位置決めさ
れる像形成ユニット1の回転体が感光体2である場合を
例に挙げて説明したが、回転体としては必ずしも感光体
2に限定されるものではなく、例えば、像形成ユニット
1の構成部材である現像ローラ5であってもよい。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、像形成位置における回転体の位置決めの
再現性と色ごとの回転速度変動の一致を向上させ、色ご
との相対的な位置ズレを抑制することのできる小型の画
像形成装置及び像形成ユニットを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における像形成ユニ
ットを示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における中間転写ベ
ルトに設けられた位置検知孔と光学式の位置検知センサ
とからなる中間転写ベルトの位置検知部を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態における感光体の右
側の第1のフランジと本体の右側に設けられた駆動軸と
を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における感光体の右
側の第1のフランジと本体の右側に設けられた駆動軸と
の回転中心を含む断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における感光体と中
間転写ベルトを駆動する本体側の駆動機構を説明するた
めの図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における感光体の左
側の第2のフランジと本体の左側に設けられた位置決め
軸とを示す斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における感光体の左
側の第2のフランジと本体の左側に設けられた位置決め
軸との回転中心を含む断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における第1のフラ
ンジと駆動軸を駆動軸の方向から見た断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における駆動軸が
離間位置から係合位置へ移動しているときの、第1のフ
ランジと駆動軸の回転中心を含む断面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における像形成動
作開始時における駆動源のモータの速度を示すグラフで
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態における駆動側の
第1のフランジと駆動軸との係合部の回転中心を含む断
面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における第1のフ
ランジの端面方向から見た側面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における駆動側の
第1のフランジと駆動軸との係合部の回転中心を含む断
面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態における駆動軸を
先端方向から見た側面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態における感光体の
第1のフランジの端部を示す斜視図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態における駆動側の
第1のフランジと駆動軸との係合部の回転中心を含む断
面図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態における係合動作
途中の係合部の回転中心を含む断面図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態における効果を説
明するための図である。
【図20】本発明の第5の実施の形態における駆動軸を
示す正面図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態における駆動軸の
軸方向から見た側面図である。
【図22】本発明の第6の実施の形態における駆動軸の
軸方向から見た断面図である。
【図23】本発明の第6の実施の形態における第1のフ
ランジと駆動軸との係合位置での回転中心を含む断面図
である。
【図24】本発明の第7の実施の形態における伝達部材
を有する駆動軸の軸方向から見た側面図である。
【図25】本発明の第7の実施の形態における伝達部材
に設けられた伝達爪を半径方向から見た断面図である。
【図26】本発明の第7の実施の形態における第1のフ
ランジの端面の構成を示す側面図である。
【図27】本発明の第7の実施の形態における第1のフ
ランジの端面外周部に設けられた受動爪を半径方向から
見た断面図である。
【図28】本発明の第7の実施の形態における係合位置
での第1のフランジの回転中心を含む断面図である。
【図29】従来の画像形成装置における位置決め駆動機
構を示す斜視図である。
【図30】従来の画像形成装置における係合部の回転軸
を含む断面図である。
【図31】従来の画像形成装置における問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 像形成ユニット1 2 感光体 5 現像ローラ 16 中間転写ベルト 40 第1のフランジ 45 第2のフランジ 50 駆動軸 70 位置決め軸

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にフランジを有する回転体を備えた
    複数の像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを
    保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置
    と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット
    保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニッ
    トに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像
    を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中
    間転写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットの前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によっ
    て前記回転体の少なくとも一方の前記フランジに係合す
    る位置決め部材とを具備する画像形成装置であって、前
    記フランジの端面の中心に前記位置決め部材と係合する
    係合部位が設けられ、前記係合部位が前記回転体の軸心
    を中心軸とする断面が円形の凹状テーパ面であり、前記
    位置決め部材の先端が回転中心を中心軸とする凸状の球
    面であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 位置決め係合時に位置決め部材と接触す
    る係合部位の凹状テーパ面の先端に、前記凹状テーパ面
    よりも先端角度が大きく、前記位置決め部材の先端と近
    接対向する断面が円形のテーパ面が設けられた請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 位置決め係合時に位置決め部材と接触す
    る係合部位の凹状テーパ面の先端に、前記位置決め部材
    の先端と近接対向する平面が設けられた請求項1に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 位置決め部材が導電性材料からなり、か
    つ、電気的に接地されると共に、前記位置決め部材と係
    合するフランジが絶縁性材料からなり、前記フランジの
    係合部位の中心に回転体の内部と外部とを繋ぐ貫通孔が
    設けられると共に、前記貫通孔内で前記位置決め部材の
    方向に付勢された状態で保持され、前記位置決め部材と
    接触して前記回転体と前記位置決め部材とを導通させる
    電極部材が設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 位置決め部材の凸状の球面の先端に回転
    軸に垂直な平面部が設けられた請求項1、3又は4のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 回転体の回転力を発生する駆動源と、一
    方の位置決め部材と一体で、像形成位置に位置する前記
    回転体と略同軸の回転と前記回転体の軸方向の往復移動
    とにより、前記回転力の伝達と切断とを行う回転伝達部
    材とを備え、前記回転伝達部材と対向するフランジが、
    端面に前記回転伝達部材と接触して回転力を伝達される
    回転受動部を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 回転伝達部材と回転受動部との接触部分
    が、位置決め部材の先端の凸状の球面の中心を通り、前
    記回転伝達部材の回転中心軸に垂直な位置にある請求項
    6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 回転伝達部材と回転受動部との接触面の
    少なくとも一方に突起が設けられた請求項7に記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 両端にフランジを有する回転体を備えた
    複数の像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを
    保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位置
    と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニット
    保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニッ
    トに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー像
    を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される中
    間転写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットの前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によっ
    て前記回転体の少なくとも一方の前記フランジの端面の
    中心の係合部位に係合する位置決め部材と、前記回転体
    の回転力を発生する駆動源と、一方の前記位置決め部材
    と一体で、前記像形成位置に位置する前記回転体と略同
    軸の回転と前記回転体の軸方向の往復移動とにより、前
    記回転力の伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備す
    る画像形成装置であって、前記回転伝達部材と対向する
    フランジの端面に複数の凹凸部からなる回転受動部が設
    けられ、前記回転伝達部材に前記回転受動部に噛み合っ
    て回転力を伝達する1個の伝達爪が設けられたことを特
    徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 回転伝達部材に、伝達爪と同じ高さ
    で、回転時には前記回転受動部材の凹部に入り込むが回
    転受動部材に接触しない少なくとも1つの突起部が設け
    られた請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 両端にフランジを有する回転体を備え
    た複数の像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニット
    を保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位
    置と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニッ
    ト保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー
    像を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される
    中間転写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユ
    ニットの前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によ
    って前記回転体の少なくとも一方の前記フランジの端面
    の中心の係合部位に係合する位置決め部材と、前記回転
    体の回転力を発生する駆動源と、一方の前記位置決め部
    材と一体で、前記像形成位置に位置する前記回転体と略
    同軸の回転と前記回転体の軸方向の往復移動とにより、
    前記回転力の伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備
    する画像形成装置であって、前記回転伝達部材と対向す
    るフランジの端面に複数の凹凸部からなる回転受動部が
    設けられると共に、前記回転伝達部材に前記回転受動部
    に噛み合って回転力を伝達する伝達爪が設けられ、前記
    回転力の切断状態から伝達状態への移行時に、前記伝達
    爪の先端が前記回転受動部の先端位置に達したときに、
    前記位置決め部材が前記係合部位の端部よりも内側に入
    り込んでいることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 係合部位が、位置決め係合時に位置決
    め部材と接触する断面が円形の凹状テーパ面と、前記凹
    状テーパ面の先端に設けられ、前記凹状テーパ面よりも
    先端角度の大きい断面が円形のテーパ面とからなる請求
    項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 回転伝達部材の少なくとも伝達爪の先
    端が前記位置決め部材に対して回転軸方向に移動可能
    で、回転体方向に付勢されている請求項11に記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 回転伝達部材の伝達爪が回転円周方向
    の一部にのみに形成され、前記伝達爪が形成されていな
    い円周部分に回転中心軸に垂直に設けられた回動軸を中
    心として前記回転伝達部材が位置決め部材に対して回動
    可能に保持されている請求項13に記載の画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 回転伝達部材に、前記回転伝達部材の
    回動方向の姿勢を規定する姿勢規定手段が設けられてい
    る請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 回動軸が、位置決め係合時に回転伝達
    部材と対向するフランジの端面の直近に位置するように
    設けられている請求項14に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 伝達爪と回転受動部の少なくとも一方
    の回転駆動時に接触する面に対して円周方向に対向する
    面が円周方向に傾斜している請求項11又は13に記載
    の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 回転体方向への移動時に回転伝達部材
    の先端が回転受動部の先端位置に達したときに、位置決
    め部材と係合部位との係合は不完全で、かつ、前記回転
    伝達部材の伝達爪の少なくとも一部が常に前記回転受動
    部の最外周部と最内周部との間に位置する請求項11に
    記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 両端にフランジを有する回転体を備え
    た複数の像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニット
    を保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位
    置と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニッ
    ト保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー
    像を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される
    中間転写体と、前記回転体と前記中間転写体の回転力を
    発生し、前記ユニット保持体の移動時には停止している
    駆動源と、前記駆動源の起動後に前記中間転写体の基準
    位置を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知信
    号に基づいて前記回転体に潜像を形成する露光手段と、
    前記像形成位置に位置する前記回転体と略同軸の回転と
    前記感光体の軸方向の往復移動とにより、前記回転力の
    伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備する画像形成
    装置であって、一方の前記フランジの端面の円周方向
    に、前記回転伝達部材と噛み合って回転力が伝達される
    複数の凹凸からなる回転受動部が設けられ、前記回転受
    動部の隣接する凹凸のピッチが、前記駆動源の起動から
    前記検知信号の発生までの前記駆動伝達部材の回転角度
    よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 回転受動部の隣接する凹凸のピッチ
    が、駆動源が起動から所定の速度へ加速するまでの駆動
    伝達部材の回転角度よりも小さい請求項19に記載の画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】 回転体が、感光体又は現像ローラであ
    る請求項1〜20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 両端にフランジを有する回転体を備え
    た像形成ユニットであって、複数の前記像形成ユニット
    を保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位
    置と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニッ
    ト保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー
    像を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される
    中間転写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユ
    ニットの前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によ
    って前記回転体の少なくとも一方の前記フランジに係合
    し、先端が回転中心を中心軸とする凸状の球面である位
    置決め部材とを具備する画像形成装置に着脱自在であ
    り、前記フランジの端面の中心に前記画像形成装置の前
    記位置決め部材と係合する係合部位が設けられ、前記係
    合部位が前記回転体の軸心を中心軸とする断面が円形の
    凹状テーパ面であることを特徴とする像形成ユニット。
  23. 【請求項23】 位置決め係合時に画像形成装置の位置
    決め部材と接触する係合部位の凹状テーパ面の先端に、
    前記凹状テーパ面よりも先端角度が大きく、前記位置決
    め部材の先端と近接対向する断面が円形のテーパ面が設
    けられた請求項22に記載の像形成ユニット。
  24. 【請求項24】 位置決め係合時に画像形成装置の位置
    決め部材と接触する係合部位の凹状テーパ面の先端に、
    前記位置決め部材の先端と近接対向する平面が設けられ
    た請求項22に記載の像形成ユニット。
  25. 【請求項25】 フランジが絶縁性材料からなり、前記
    フランジの係合部位の中心に回転体の内部と外部とを繋
    ぐ貫通孔が設けられると共に、前記貫通孔内で画像形成
    装置の位置決め部材の方向に付勢された状態で保持さ
    れ、前記位置決め部材と接触して前記回転体と前記位置
    決め部材とを導通させる電極部材が設けられた請求項2
    2〜24のいずれかに記載の像形成ユニット。
  26. 【請求項26】 画像形成装置が、回転体の回転力を発
    生する駆動源と、一方の位置決め部材と一体で、像形成
    位置に位置する前記回転体と略同軸の回転と前記回転体
    の軸方向の往復移動とにより、前記回転力の伝達と切断
    とを行う回転伝達部材とを備え、前記回転伝達部材と対
    向するフランジが、端面に前記回転伝達部材と接触して
    回転力を伝達される回転受動部を有する請求項22に記
    載の像形成ユニット。
  27. 【請求項27】 回転伝達部材と回転受動部との接触部
    分が、係合位置での位置決め部材の先端の凸状の球面の
    中心を通り、前記回転伝達部材の回転中心軸に垂直な位
    置にある請求項26に記載の像形成ユニット。
  28. 【請求項28】 回転伝達部材と回転受動部との接触面
    の少なくとも一方に突起が設けられた請求項27に記載
    の像形成ユニット。
  29. 【請求項29】 両端にフランジを有する回転体を備え
    た像形成ユニットであって、複数の前記像形成ユニット
    を保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位
    置と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニッ
    ト保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー
    像を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される
    中間転写体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユ
    ニットの前記回転体と略同軸で、軸方向の往復移動によ
    って前記回転体の少なくとも一方の前記フランジに係合
    する位置決め部材と、前記回転体の回転力を発生する駆
    動源と、一方の前記位置決め部材と一体で、前記像形成
    位置に位置する前記回転体と略同軸の回転と前記回転体
    の軸方向の往復移動とにより、前記回転力の伝達と切断
    とを行う伝達爪を有する回転伝達部材とを具備する画像
    形成装置に着脱自在であり、前記フランジの端面の中心
    に前記画像形成装置の前記位置決め部材と係合する係合
    部位が設けられると共に、前記回転伝達部材と対向する
    フランジの端面に複数の凹凸部からなる回転受動部が設
    けられ、前記回転力の切断状態から伝達状態への移行時
    に、前記伝達爪の先端が前記回転受動部の先端位置に達
    したときに、前記位置決め部材が前記係合部位の端部よ
    りも入り込んでいることを特徴とする像形成ユニット。
  30. 【請求項30】 係合部位が、位置決め係合時に位置決
    め部材と接触する断面が円形の凹状テーパ面と、前記凹
    状テーパ面の先端に設けられ、前記凹状テーパ面よりも
    先端角度の大きい断面が円形のテーパ面とからなる請求
    項29に記載の像形成ユニット。
  31. 【請求項31】 回転受動部の回転駆動時に伝達爪に接
    触する面に対して円周方向に対向する面が円周方向に傾
    斜している請求項29に記載の像形成ユニット。
  32. 【請求項32】 回転体方向への移動時に伝達爪の先端
    が回転受動部の先端位置に達したときに、位置決め部材
    と係合部位との係合は不完全で、かつ、前記伝達爪の少
    なくとも一部が常に前記回転受動部の最外周部と最内周
    部との間に位置する請求項29に記載の像形成ユニッ
    ト。
  33. 【請求項33】 両端にフランジを有する回転体を備え
    た像形成ユニットであって、複数の前記像形成ユニット
    を保持し、かつ、前記複数の像形成ユニットを像形成位
    置と待避位置との間で順次移動させて切り替えるユニッ
    ト保持体と、前記像形成位置に位置する前記像形成ユニ
    ットに接触して、前記像形成ユニットから各色のトナー
    像を順次受容し、表面にカラーのトナー像が形成される
    中間転写体と、前記回転体と前記中間転写体の回転力を
    発生し、前記ユニット保持体の移動時には停止している
    駆動源と、前記駆動源の起動後に前記中間転写体の基準
    位置を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知信
    号に基づいて前記像形成ユニットに潜像を形成する露光
    手段と、前記像形成位置に位置する前記回転体と略同軸
    の回転と前記回転体の軸方向の往復移動とにより、前記
    回転力の伝達と切断とを行う回転伝達部材とを具備する
    画像形成装置に着脱自在であり、一方の前記フランジの
    端面の円周方向に、前記回転伝達部材と噛み合って回転
    力が伝達される複数の凹凸からなる回転受動部が設けら
    れ、前記回転受動部の隣接する凹凸のピッチが、前記駆
    動源の起動から前記検知信号の発生までの前記駆動伝達
    部材の回転角度よりも小さいことを特徴とする像形成ユ
    ニット。
  34. 【請求項34】 回転受動部の隣接する凹凸のピッチ
    が、駆動源が起動から所定の速度へ加速するまでの駆動
    伝達部材の回転角度よりも小さい請求項33に記載の像
    形成ユニット。
  35. 【請求項35】 回転体が、感光体又は現像ローラであ
    る請求項22〜34のいずれかに記載の像形成ユニッ
    ト。
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