JP2000136900A - 小型圧力容器における安全弁装置 - Google Patents
小型圧力容器における安全弁装置Info
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Abstract
能とする。 【構成】 ノズル弁12の流体流出口14に通じる第1
流入口16とは別の第2流入口22を第1流入口16よ
りも上流側に設け、第2流入口22を開閉可能な開閉弁
23をノズル弁12に設けるとともに、正常な使用に基
づく内圧上昇によっては開閉弁23を開閉させず、小型
圧力容器Aを火中に投ずる等内圧が極端に上昇した場合
に開閉弁23を開弁可能とする強さの弾性力を持つ弾性
体24を設ける。
Description
弁を先端に有し、圧力容器内に通じた弁本体を内方に有
する小型圧力容器における安全弁装置に関するものであ
る。
される小型ガス容器が各種のガス器具に使用されてい
る。小型ガス容器はガスがなくなった時の交換が容易で
あるという特徴を有するが、完全にガスを消費し尽くし
てから交換されるとは限らないため、残ガスの処理が問
題となる。例えば、火の中に投げ入れられた場合、ある
例では内圧が1.5Mpa程度になると容器が破裂する
ことが確認された。
器はガスを抜いて廃棄するようにという趣旨の標示をし
てきたが、守られない場合の危険性が問題である。この
ため特公平4−34049号に示すように、高温に加熱
されると溶融し、或いは変形を生じて残ガスを外方へ放
出する技術が開発された。しかしながら加熱の状況、感
温部材の大きさや設置箇所等の条件によって性能の差が
出やすいというような問題があった。
ず、エアゾール製品類についても当てはまる。類似製品
は各種薬品や化粧料その他広汎に及ぶ。
目してなされたものであり、その課題は小型圧力容器の
内容物を確実に外部へ放出可能とすることである。
ス等の流体を外部へ放出させず火中に投ずる等極端な加
熱状態に置かれた時に加熱時の内圧上昇によって破裂し
ない小型圧力容器の提供を目的とする。
め、本発明は、ノズル弁の流体流出口に通じる第1流入
口とは別の第2流入口を第1流入口よりも上流側のノズ
ル弁に設け、第2流入口を開閉可能な開閉弁をノズル弁
に設けるとともに、小型圧力容器の正常な使用に基づく
内圧上昇によっては上記開閉弁を開弁させず、小型圧力
容器を火中に投ずる等内圧が極端に上昇した場合に開閉
弁を開弁可能とする強さの弾性力を持つ弾性体を設ける
という手段を講じたものである。
可能なノズル弁を先端に有し、圧力容器内に通じた弁本
体を内方に有する小型圧力容器に内蔵されるものであ
る。
出口を有しており、かつまた器内から上記流出口へ通じ
る第1流入口を有している。流体流出口はノズル弁の先
端に設けられ、第1流入口は流体流出口よりも上流に設
けられている。内容物は燃料ガスのほか、エアゾール製
品に使用される液状、粉状成分と圧力源としての液化ガ
ス等を含む。
弁、が制御される構造を有する。例えば「出」方向へ弾
力的に付勢されたノズル弁は「出」位置で閉弁し、
「没」位置で開弁可能とする。上記本来の閉弁、開弁の
ための弁体は第1流入口を開閉するものとして弁本体に
備わっているものとする。
口よりも上流側のノズル弁に設けられる。第2流入口
は、器内の流体を器外へ放出するための開口部であり、
最も上流にあって、かつ前記の流体流出口に通じてい
る。第2流入口を通る流体の流れは直接流体流出口に導
かれるので、第1流入口を迂回する形となる。
に設けられる。開閉弁は内圧の極端な上昇によって開弁
する以外は常時閉弁状態に保たれる。
用に基づく内圧上昇によっては開弁しないように、しか
し小型圧力容器を火中に投ずる等内圧が極端に上昇した
場合には開弁するように、相対的に強力な弾性力を持つ
弾性体によって付勢される。上記で正常な使用という場
合、例えば小型圧力容器をガス器具に使用する場合にお
ける正常使用行為を意味している。
能であるが、それに限定される訳ではないし、またコイ
ルばねにしても圧縮的にも引張的にも使用可能である。
さらに開閉弁は、開弁に至るまで密閉状態になければな
らないが、開弁条件が満たされる状態になったときは最
早その必要はない。その他上記構成に係る他の構成につ
いては適宜設計することができる。
る。図は円筒形の小型ガス容器を小型圧力容器Aとした
例に関するものであり、容器本体10の先端部に弁本体
11が設けられ、弁本体11には出没可能なノズル弁1
2が設けられている。弁本体11の内方の端部(上流
端)13はサイホン管となって小型ガス容器を横たえた
時に気化ガスを導入可能とされている。
外への流出口14を先端に開口した流路15を中心に有
し、それに通じる第1流入口16が中間部に開口した構
成を有する。ノズル弁12は保持筒17に開けられた取
り付け口18の軸方向に移動可能に設けられ、ステムラ
バーなどと称される弁体19が、第1流入口16を設け
た溝部に嵌まり込んで閉弁状態としている。
21としてのばね部材は弁本体20の内部に配置されて
いて、ノズル弁12を外方へ押圧している。付勢手段2
1の作用力は弁体19がストッパーとなってノズル弁1
2を図1、図2に示す「出」位置にする。
が組み込まれる。同装置は第2流入口22と、第2流入
口22を開閉可能な開閉弁23及び開閉弁23を閉弁方
向へ付勢する弾性体24を有する。開閉弁23は先端が
第2流入口22に入り込んでおり、下流側から強力な弾
性体24によって閉弁状態に位置付けられる。
突縁部25はノズル弁12の中心流路15に組み込まれ
る弾性体24の一方の受け部となり、かつまた第2流入
口22周りに密閉のために設けるシール部材26の受け
座を兼ねている。弾性体24の他方の受け部27は中心
流路15の先端に流体流出口14と共に設けられてい
る。第2流入口22〜シール部材26は安全弁装置Bを
構成する。
12の安定性保持のためのガイド部を示す。なお、ガイ
ド部28はガス流路を兼ねており、例えばスプライン状
の凹部と凸部から成る。各図に示した、本発明に関係す
る各部の形状、構造等は本発明の範囲内で適宜変更可能
である。
使用時図2の状態にあり、ガス器具に正しく装着するこ
とによりノズル弁12が押し込まれて開弁状態となる。
図3の状態であり、容器本体内の気化ガスはサイホン管
13を通り、ガイド部28、開弁した第1流入口16を
経て流体流出口14へ到る。ガス器具から取り外せば小
型圧力容器Aはまた図2の状態に戻る。
態に置くと、流体が膨張し、内圧が著しく上昇する。そ
の著しい高圧が弾性体24の強力なばね力に打ち克つこ
とによって本装置の開閉弁23が開弁するので、第1流
入口16が閉じていても小型圧力容器内部の流体つまり
燃料ガスが流体流出口14から器外へ放出され、破裂を
防止できることとなる。図4。
るものであるから、例えばガスの残っている小型圧力容
器が捨てられ、焼却炉で燃されたりした場合でも内圧上
昇によって確実に器外へ放出できるので破裂、爆発する
おそれはなく、安全性が著しく高められる。他方、安全
弁は正確に作動することが期待できるので、危険のない
使用状態ではガス等内部の流体を放出することがない。
器の外観図。
を示す縦断面図。
29)
21としてのばね部材は弁本体11の内部に配置されて
いて、ノズル弁12を外方へ押圧している。付勢手段2
1の作用力は弁体19がストッパーとなってノズル弁1
2を図1、図2に示す「出」位置にする。
1)
め、本発明は、ノズル弁の流体流出口に通じる第1流入
口とは別の第2流入口を第1流入口よりも上流側のノズ
ル弁に設け、第2流入口を開閉可能な可動の開閉弁をノ
ズル弁に設けるとともに、小型圧力容器の正常な使用に
基づく内圧上昇によっては上記開閉弁を開弁させず、小
型圧力容器を火中に投ずる等内圧が極端に上昇した場合
に開閉弁を開弁可能とする強さの弾性力によって開閉弁
に作用する弾性体を設けるという手段を講じたものであ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 出没可能なノズル弁を先端に有し、圧力
容器内に通じた弁本体を内方に有する小型圧力容器にお
いて、ノズル弁の流体流出口に通じる第1流入口とは別
の第2流入口を第1流入口よりも上流側のノズル弁に設
け、第2流入口を開閉可能な開閉弁をノズル弁に設ける
とともに、小型圧力容器の正常な使用に基づく内圧上昇
によっては上記開閉弁を開弁させず、小型圧力容器を火
中に投ずる等内圧が極端に上昇した場合に開閉弁を開弁
可能とする強さの弾性力を持つ弾性体を設けたことを特
徴とする小型圧力容器における安全弁装置。 - 【請求項2】 出没可能なノズル弁を先端に有し、圧力
容器内に通じた弁本体を内方に有する、ガス器具用の燃
料ガスを充填した小型圧力容器において、ノズル弁の流
体流出口に通じる第1流入口とは別の第2流入口を第1
流入口よりも上流側のノズル弁に設け、第2流入口を開
閉可能な開閉弁をノズル弁に設けるとともに、小型圧力
容器の正常な使用に基づく内圧上昇によっては上記開閉
弁を開弁させず、小型圧力容器を火中に投ずる等内圧が
極端に上昇した場合に開閉弁を開弁可能とする強さの弾
性力を持つ弾性体を設けたことを特徴とする小型圧力容
器における安全弁装置。 - 【請求項3】 開閉弁は先端が第2流入口に入り込んで
おり、下流側から強力な弾性体によって閉弁状態に位置
付けられる請求項1又は2記載の小型圧力容器における
安全弁装置。 - 【請求項4】 開閉弁はつば状の突縁部を有し、突縁部
はノズル弁の中心流路に組み込まれる弾性体の一方の受
け部となり、かつまた第2流入口周りに密閉のために設
けるシール部材の受け座を兼ねている請求項1又は2記
載の小型圧力容器における安全弁装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327495A JP3073724B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 小型圧力容器における安全弁装置 |
KR1019990047023A KR20000035090A (ko) | 1998-11-02 | 1999-10-28 | 소형 압력용기에 있어서의 안전밸브장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327495A JP3073724B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 小型圧力容器における安全弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000136900A true JP2000136900A (ja) | 2000-05-16 |
JP3073724B2 JP3073724B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=18199797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10327495A Expired - Lifetime JP3073724B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 小型圧力容器における安全弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073724B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461514B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2004-12-14 | 승일제관주식회사 | 압력용기의 안전밸브장치 |
JP2016031934A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co.,Ltd. | パウチ型リチウム二次電池のベンティングシステム |
WO2018160368A1 (en) * | 2017-02-28 | 2018-09-07 | The Procter & Gamble Company | Aerosol dispenser having a safety valve |
US11814239B2 (en) | 2011-05-16 | 2023-11-14 | The Procter & Gamble Company | Heating of products in an aerosol dispenser and aerosol dispenser containing such heated products |
-
1998
- 1998-11-02 JP JP10327495A patent/JP3073724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461514B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2004-12-14 | 승일제관주식회사 | 압력용기의 안전밸브장치 |
US11814239B2 (en) | 2011-05-16 | 2023-11-14 | The Procter & Gamble Company | Heating of products in an aerosol dispenser and aerosol dispenser containing such heated products |
JP2016031934A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co.,Ltd. | パウチ型リチウム二次電池のベンティングシステム |
WO2018160368A1 (en) * | 2017-02-28 | 2018-09-07 | The Procter & Gamble Company | Aerosol dispenser having a safety valve |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3073724B2 (ja) | 2000-08-07 |
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