JP2000126585A - ポリイオンコンプレックスから成る分子応答性ゲル - Google Patents
ポリイオンコンプレックスから成る分子応答性ゲルInfo
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Abstract
・収縮する機能性ゲルを提供する。 【解決手段】 化学量論的な電荷バランスが崩れたポリ
カチオンとポリアニオンとから構成されるポリイオンコ
ンプレックスが溶媒で膨潤されている分子応答性ゲル。
ポリカチオンまたはポリアニオンとして、電荷を有する
低分子と結合可能な官能基を含むものを用い、その低分
子の存在下にポリカチオン溶液とポリアニオン溶液とを
反応させて該低分子を結合したポリイオンコンプレック
スを生成させ、該ポリイオンコンプレックスから低分子
を脱離させ、さらに、低分子を脱離させたイオンコンプ
レックスを溶媒で膨潤しゲル化することによって製造さ
れる。
Description
定の分子(低分子化合物)に応答して膨潤したり収縮す
る新規な機能性ゲルとその製造方法に関する。
して、膨潤・収縮現象を示す機能性ゲル(インテリジェ
ントゲル)に関する研究が行われている。このようなゲ
ルは、ドラッグデリバリーシステム(DDS:薬物送達
システム)、ケミカルアクチュエーター(例えば、人工
筋肉)、物質分離など多岐の分野にわたる応用の可能性
を有している。
ら、温度、電場、pH等を外部刺激とするものであり、
特定の物質に直接応答して膨潤・収縮するものは少な
い。特に生体内に存在する物質、例えばAMP(アデノ
シン一リン酸:アデニル酸)のような物質に応答するゲ
ルが得られれば、上記のごとき分野において一層の応用
展開が期待される。本発明の目的は、特定の分子(低分
子化合物)に応答することのできる新しいタイプの機能
性ゲルを提供することにある。
ンとポリカチオンから構成されるポリイオンコンプレッ
クスを利用することにより、上記の目的を達成したもの
である。すなわち、本発明は、先ず、基本発明として、
ポリカチオン溶液とポリアニオン溶液とを反応させてポ
リイオンコンプレックスを生成させるに当たり、ポリカ
チオンまたはポリアニオンとして、電荷を有する低分子
と結合可能な官能基を含むものを用い、その低分子の存
在下にポリカチオン溶液とポリアニオン溶液とを反応さ
せることにより該低分子を結合したポリイオンコンプレ
ックスを生成させる工程、低分子を結合したポリイオン
コンプレックスから該低分子を脱離させる工程、および
低分子を脱離させたイオンコンプレックスを溶媒で膨潤
しゲル化する工程を含むことを特徴とする分子応答性ゲ
ルの製造方法を提供する。
具現化したものとして、ポリカチオンとAMPまたはそ
の類縁化合物を含有するアルカリ性水溶液に、ボロン酸
基を有するポリアニオンの水溶液を添加することにより
AMPまたはその類縁化合物を結合したポリイオンコン
プレックスから成る沈殿を生成させる工程、前記ポリイ
オンコンプレックスの沈殿を乾燥後、酸性水溶液に浸漬
することにより該ポリイオンコンプレックスからAMP
またはその類縁化合物を脱離させる工程、およびAMP
またはその類縁化合物を脱離させたポリイオンコンプレ
ックスを乾燥後、アルカリ性水溶液に浸漬させることに
より該ポリイオンコンプレックスを水で膨潤しゲル化す
る工程を含むことを特徴とするAMPまたはその類縁化
合物に応答性のゲルの製造方法が提供される。
アニオンは下記の式(1)で表される繰り返し単位を有
するポリマーであり、また、好ましいポリカチオンは下
記の式(2)で表される繰り返し単位を有するポリマー
である。
造され、化学量論的な電荷バランスが崩れたポリカチオ
ンとポリアニオンとから構成されるポリイオンコンプレ
ックスが溶媒で膨潤されていることを特徴とする分子応
答性ゲルを提供する。本発明のゲルは、好ましくは溶媒
として水によって膨潤されるヒドロゲルである。
する低分子(低分子化合物)に応答して膨潤・収縮する
ことができるものであり、この本発明のゲルは該低分子
化合物を用いてポリイオンコンプレックスの組成を予め
コントロールすることによって得られる。
合すると、該カチオンとアニオンが静電的な相互作用に
より架橋状に結合したポリイオンコンプレックスの沈殿
を生成するが、その組成は、カチオンとアニオンが1:
1で対応したものになることが知られている。ここで、
本発明に従う分子応答性ゲルの製造方法においては、ポ
リカチオンまたはポリアニオンのいずれか一方として、
応答対象となる電荷を有する低分子(低分子化合物)に
結合することのできる官能基を含むものを用いる。この
ポリカチオンまたはポリアニオンに含まれる官能基は、
環境条件の変化(例えば、pHの変化、温度の変化な
ど)により、該低分子化合物と可逆的に共有結合し且つ
その結合を解離し得るようなものでなければならない。
存在下にポリカチオン溶液とポリアニオン溶液とを反応
させると、ポリカチオンとポリアニオンが上述したよう
な本来の1:1の化学量論比からずれた割合で結合した
ポリイオンコンプレックスが得られる。例えば、負の電
子を有する低分子化合物に結合可能な官能基を含むポリ
アニオンを用い、その低分子化合物の存在下に該ポリア
ニオンとポリカチオンを反応させると、ポリアニオンは
低分子化合物と結合することにより負の電荷が大きくな
っているので、該低分子化合物が存在しない場合に比べ
て過剰のポリカチオンが結合したポリイオンコンプレッ
クスの沈殿が生成する。このようなポリイオンコンプレ
ックスの沈殿は、全体的には電荷が中和しており、収縮
状態のゲルである。
おいては、次に、低分子(低分子化合物)を結合したポ
リイオンコンプレックスから該低分子(低分子化合物)
を脱離させる。このためには、系の環境条件(例えば、
pH、温度)を、低分子(低分子化合物)の存在下にポ
リイオンコンプレックスを生成させた工程の条件と異な
らせ、これによって、ポリカチオンまたはポリアニオン
に含まれていた官能基と低分子の結合を解離させる。
対応する化学量論比からずれ、カチオンとアニオンのい
ずれか一方が過剰に結合して(上記の例ではカチオンが
過剰)、電荷バランスが崩れ全体としては正または負に
荷電した(上記の例では正に荷電)ポリイオンコンプレ
ックスが形成される。このようなポリイオンコンプレッ
クスは、イオンによる圧力が高くなるため、溶媒(通常
は水)により容易に膨潤する。
子(ポリイオンコンプレックスの生成時に用いた低分子
化合物)の存在下に再び置かれると、該低分子と再び結
合して電荷バランスを回復し(すなわち、電荷が中和
し)、収縮することができる。
き、具体例として、AMP(アデノシン一リン酸:アデ
ニル酸)またはその類縁化合物に応答して膨潤・収縮す
る機能を有するゲルを製造することができる。
のゲルを製造するには、ポリアニオンとして、ボロン酸
基を有するポリアニオンを用いる。ボロン酸基を有する
ポリアニオンとして特に好ましいのは上述の式(1)で
表される繰り返し単位を有するポリマー〔ポリ(エチレ
ン−無水マレイン酸フェニルボロン酸〕である。この
他、図1に例示するような繰り返し単位を有するポリマ
ーを使用することもできる。
に、AMPまたはその類縁化合物に応答性のゲルを製造
するのに使用されるこれらのポリマーは、アニオン部位
〔式(1)の繰り返し単位を有するポリマーではCOO
- 、図1に示すポリマーではSO3 - 〕を有するととも
に、分子内にボロン酸基B(OH)3 を有しており、こ
のボロン酸基がAMPまたはその類縁化合物と可逆的に
結合(共有結合)することになる。ここで、本発明が対
象とするAMPおよびその類縁化合物の例は図2に示さ
れている。図2から理解されるように、本発明に関連し
て用いるAMPの類縁化合物という語は、AMPと同様
に、シス−ジオール部位を有するとともに、負の電荷
(酒石酸の場合はカルボキシル基がプロトン解離するこ
とにより生じる負の電荷、その他の化合物の場合は、リ
ン酸部位による負の電荷)を有する化合物を指称する。
に応答性のゲルを製造するに当たっては、先ず、上述の
ようなボロン酸基を有するポリアニオンの水溶液を、ポ
リカチオンとAMPまたはその類縁化合物を含有する水
溶液に添加する。ポリカチオンとして特に好ましい例
は、上述の式(2)で表される繰り返し単位を有するポ
リマー〔ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)〕
である。その他、図3に例示されるような繰り返し単位
を有するポリカチオンを用いることもできる。
は、適当な緩衝液(例えば、炭酸緩衝液)を用いて、ア
ルカリ性のpH下に行う。これによって、ボロン酸基と
シス−ジオール基が脱水縮合してエステルを形成し、ポ
リアニオンのボロン酸部位にAMPまたはその類縁化合
物が共有結合する。この結果、ポリアニオンのアニオン
部位〔上記の式(1)の繰り返し単位を有するポリマー
を用いる場合は、COO- 部位、およびボロン酸基に結
合したAMPまたはその類縁化合物に由来する負電荷〕
に、ポリカチオンのカチオン部位が過剰に(該AMPま
たはその類縁化合物に結合しない場合に比べて)架橋状
に結合したポリイオンコンプレックスの沈殿(収縮状態
のゲル)が生成する。
ポリイオンコンプレックスを生成させる上記の反応にお
いては、カチオン部位とアニオン部位〔式(1)の繰り
返し単位を有するポリアニオンの場合、カルボキシ基+
ボロン酸基〕およびAMPまたはその類縁化合物が4:
2:1に対応するような比率で用いるのが一般的であ
る。
ンコンプレックスの沈殿を乾燥させた後、酸性水溶液
(例えば、酢酸緩衝液)に浸漬する。これによって、ボ
ロン酸基とシス−ジオール基とのエステルが加水分解し
て、ボロン酸基を介してポリイオンコンプレックス内に
結合していたAMPまたはその類縁化合物が脱離する。
この結果、電荷バランスが崩れた、すなわち、ポリアニ
オンに対してポリカチオンが過剰に結合しているポリイ
オンコンプレックスを得ることができる。
ルを製造する本発明の方法においては、最後の工程とし
て、上述のように化学量論的に電荷バランスが崩れた
(全体として負に荷電した)ポリイオンコンプレックス
を再びアルカリ性水溶液(例えば、アンモニウム緩衝
液)に浸漬する。この結果、水で膨潤した膨潤ゲルが得
られる。この膨潤ゲルは、AMPまたはその類縁化合物
と再び結合すると、電荷バランスを回復し(電荷が中和
し)、収縮することができる。
量論的な電荷バランスが崩れたポリカチオンとポリアニ
オンとから構成されるポリイオンコンプレックス(すな
わち、ポリカチオンとポリアニオンが本来の1:1の化
学量論比がずれた割合で結合したポリイオンコンプレッ
クス)が溶媒で膨潤されている分子応答性のゲルが得ら
れる。
またはその類縁化合物に応答するゲルの製造に関連して
上で詳述したように水で膨潤されたゲル、すなわちハイ
ドロゲルであるが、本発明の原理は溶媒が非水性溶媒
(有機溶媒)であるゲルにも適用され得る。また、上述
したものとは異なる適当なポリイオンコンプレックスを
利用することにより、各種の低分子(低分子化合物)に
応答して膨潤・収縮する分子応答性ゲルを得るためにも
本発明は適用可能である。
め、実施例に沿って本発明を説明する。実施例1:ポリカチオンコンプレックスから成るゲルの
調製 ポリアニオンとして、上述の式(1)の繰り返し単位を
有するポリマーを用いた。このポリアニオンは、ポリ
(エチレン−無水マレイン酸)交互共重合体300mg
(2.4mmol)と3−アミノフェニルボロン酸400
mg(2.9mmol)をDMF中70℃で20時間反応
させることにより合成した。生成物の確認はFT−IR
と 1H NMRにより行った。すなわち、IRではC=
Oの吸収が1710cm-1と1670cm-1に現れ(前
者はカルボキシル基、後者はアミド基に対応する)、さ
らに、NMRでは7.5ppm付近に芳香族プロトン(4
H)、2.7ppmにCHプロトン(2H)、1.7ppm
にCH2 プロトン(4H)のピークが観測されたことに
より、生成したポリマーの同定を行った。
繰り返し単位を有するポリマーを用いた。このポリカチ
オンは市販品〔アルドリッチ社製ポリ(塩化ジアリルジ
メチルアンモニウム)、分子量40万〜50万〕を用い
た。このポリカチオンの水溶液2cm3 (ポリカチオン
濃度:20mmol dm-3)とAMPの水溶液1cm
3 (AMP濃度:10mmol dm-3)を混合し、こ
れにポリアニオンの水溶液1cm3 〔ポリアニオン(カ
ルボキシル基+ボロン酸基)濃度:20mmol dm
-3〕を滴下することによりポリイオンコンプレックスを
調製した。このポリイオンコンプレックスの調製は、炭
酸緩衝液によりpHを10.3に保ち、25℃の温度下に
行った。AMPがポリイオンコンプレックス中に取り込
まれたことは、上澄み中の未反応のAMP濃度を吸光光
度定量することにより確認した。
の沈殿を真空乾燥機で乾燥し、酢酸緩衝液(pH=5.
5)に41時間浸漬した。この操作により、ポリイオン
コンプレックス中のAMPをほぼ定量的に脱離(抽出)
できたことを吸光光度定量することにより確認した。
プレックスを真空乾燥機で乾燥した後、アンモニウム緩
衝液(pH=9.3)中に投入すると、約30倍に膨張し
膨潤ゲルとなった。
として、AMP以外に、Ad(アデノシン)、DAMP
(デオキシアデノシン一リン酸)、およびDAd(デオ
キシアデノシン)も添加した。これらの低分子化合物の
構造式を図4に示す。
化の様子を図5に示す。図に示すように、AMPを添加
すると膨潤ゲルは徐々に収縮していった。これに対し、
Ad、DAMP、およびDAdを添加した場合、ほとん
ど収縮は見られなかった。Adはボロン酸基と結合でき
るが、電荷を持たない。DAMPは電荷を持っている
が、シス−ジオール部位を持たないため、ボロン酸基と
結合できない。DAdは電荷およびボロン酸結合部位の
いずれも有さない。このように本発明のポリイオンコン
プレックスから成るゲルはAMP中で選択的に収縮する
ことが明らかになった。
ニオンとから構成されるポリイオンコンプレックスを変
性化することにより特定の低分子化合物に応答する機能
性ゲルが得られる。特に、ボロン酸基を含むポリイオン
コンプレックスから成る本発明のゲルは、AMPまたは
その類縁化合物に応答して膨潤・収縮することができる
ので、この性質を利用して、例えば、AMP(またはそ
の類縁化合物)の存否の環境下に応じて薬剤の放出を制
御するDDS(ドラッグデリバリーシステム)や、AM
P(またはその類縁化合物)の分離システムなどに応用
される可能性を有している。
のゲルを製造するのに使用できるポリアニオンの繰り返
し単位の構造式を例示するものである。図中、l、mお
よびnは、ポリマーの繰り返し単位の数を表す整数であ
る。
縁化合物の構造式を例示するものである。
のゲルを製造するのに使用できるポリカチオンの繰り返
し単位の構造式を例示するものである。図中、mおよび
nは、ポリマーの繰り返しの数を表す整数である。
合物の構造式を示すものである。
ラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリカチオン溶液とポリアニオン溶液と
を反応させてポリイオンコンプレックスを生成させるに
当たり、ポリカチオンまたはポリアニオンとして、電荷
を有する低分子と結合可能な官能基を含むものを用い、
その低分子の存在下にポリカチオン溶液とポリアニオン
溶液とを反応させることにより該低分子を結合したポリ
イオンコンプレックスを生成させる工程、 低分子を結合したポリイオンコンプレックスから該低分
子を脱離させる工程、および低分子を脱離させたイオン
コンプレックスを溶媒で膨潤しゲル化する工程を含むこ
とを特徴とする分子応答性ゲルの製造方法。 - 【請求項2】 ポリカチオンとAMPまたはその類縁化
合物を含有するアルカリ性水溶液に、ボロン酸基を有す
るポリアニオンの水溶液を添加することによりAMPま
たはその類縁化合物を結合したポリイオンコンプレック
スから成る沈殿を生成させる工程、 前記ポリイオンコンプレックスの沈殿を乾燥後、酸性水
溶液に浸漬することにより該ポリイオンコンプレックス
からAMPまたはその類縁化合物を脱離させる工程、お
よびAMPまたはその類縁化合物を脱離させたポリイオ
ンコンプレックスを乾燥後、アルカリ性水溶液に浸漬さ
せることにより該ポリイオンコンプレックスを水で膨潤
しゲル化する工程を含むことを特徴とするAMPまたは
その類縁化合物に応答性のゲルの製造方法。 - 【請求項3】 ポリアニオンが下記の式(1)で表され
る繰り返し単位を有するポリマーであり、ポリカチオン
が下記の式(2)で表される繰り返し単位を有するポリ
マーであることを特徴とする請求項1のゲルの製造方
法。 【化1】 【化2】 - 【請求項4】 化学量論的な電荷バランスが崩れたポリ
カチオンとポリアニオンとから構成されるポリイオンコ
ンプレックスが溶媒で膨潤されていることを特徴とする
分子応答性ゲル。 - 【請求項5】 溶媒が水であることを特徴とする請求項
5の分子応答性ゲル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31836798A JP3955160B2 (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | ポリイオンコンプレックスから成る分子応答性ゲル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31836798A JP3955160B2 (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | ポリイオンコンプレックスから成る分子応答性ゲル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000126585A true JP2000126585A (ja) | 2000-05-09 |
JP3955160B2 JP3955160B2 (ja) | 2007-08-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6576679B2 (en) | 2000-09-18 | 2003-06-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Hydrogel |
JP2007537249A (ja) * | 2004-05-13 | 2007-12-20 | ウニベルジテート ユートレヒト ホールディング ベーフェー | 荷電ポリマーを含むゲル組成物 |
WO2010110455A1 (ja) | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 国立大学法人 鹿児島大学 | 疎水化ポリアミノ酸からなるポリイオンコンプレックスとその用途 |
US8697758B2 (en) | 2008-09-24 | 2014-04-15 | National University Corporation Shizuoka University | Urea compound, self-assembly of urea compounds, organogel containing self-assembly, and method for producing organogel |
-
1998
- 1998-10-21 JP JP31836798A patent/JP3955160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007537249A (ja) * | 2004-05-13 | 2007-12-20 | ウニベルジテート ユートレヒト ホールディング ベーフェー | 荷電ポリマーを含むゲル組成物 |
US8697758B2 (en) | 2008-09-24 | 2014-04-15 | National University Corporation Shizuoka University | Urea compound, self-assembly of urea compounds, organogel containing self-assembly, and method for producing organogel |
WO2010110455A1 (ja) | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 国立大学法人 鹿児島大学 | 疎水化ポリアミノ酸からなるポリイオンコンプレックスとその用途 |
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