JP2000125608A - 地中耕作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は樹木周辺の固くなった地盤を樹木の根
を傷付けずに耕作したり水分蒸発量の多い砂漠地域で効
果的に灌水する方法を提供する。 【解決手段】細い管の先端を地面にあてる。次に細い管
の先端の穴から加圧された水を地中に向けて噴出させて
地中を耕作する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は細い管の先端から
噴出させる高圧水の力で樹木周辺の固くなった地盤を樹
木の根を傷付けずに耕作したり水分蒸発量の多い砂漠地
域で効果的に灌水する方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】イ．従来、街路や公園に植えてある樹木
周辺は人により踏み固められて樹木が弱りてしまう現象
が起きており、周囲を農機具で掘り耕していた。 ロ．従来、砂漠地域での植物育成のための灌水は地表か
ら水を散布していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】イ．従来、街路や公園
の樹木周辺は人により踏み固められて樹木が弱ってしま
う現象が起きており、周囲を農機具で掘り耕している
が、その作業は大掛かりで専門技術が必要だった。 ロ．従来、砂漠地域での灌水では地表に散布した水の多
くは蒸発してしまい無駄になっていた。本発明は以上の
欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】細い管の先端を地面にあ
てる。次に細い管の先端の穴から加圧された水の噴出力
により地中を耕作する。以上の手段による地中耕作方法
である。

【０００５】

【発明の実施の形態】細い管の先端を地面にあて、人力
により適当な推力を与える。次に細い管の先端の穴から
樹木の根を損傷することのない適切な圧力に加圧された
水を地中に向けて噴出させその力によって地中を耕作す
ると同時に灌水する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例をのべる。 （イ）細い管の先端を地面にあてる。 （ロ）地盤の固さに応じて、人力により適当な推力を細
い管に与え地面に押し付ける。 （ハ）細い管の先端の穴から樹木の根を損傷することの
ない適切な圧力に加圧された水を地中に向けて噴出させ
る。 （ニ）加圧された水の噴出により掘削される細い穴に沿
って、人力により押し付けられている細い菅は地中に挿
入されていく。 樹木の周囲において、適当な間隔で（イ）から（ニ）の
作業を、適当な深さまで実施することによって地中を耕
作すると同時に灌水するなお、水の代わりに肥料液を用
いれば地中への施肥にも応用できる。

【０００７】

【発明の効果】本発明によれば、樹木の根を痛めること
なく迅速に地中を耕作できるので街路や公園の樹木の再
生に役に立つ、また地中に直接灌水できるので従来の砂
漠地域で無駄になっていた地表灌水での蒸発損失を防止
できる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】高圧水の噴出による地中耕作方法。