JP2000123171A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置および画像処理方法Info
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- JP2000123171A JP2000123171A JP10290323A JP29032398A JP2000123171A JP 2000123171 A JP2000123171 A JP 2000123171A JP 10290323 A JP10290323 A JP 10290323A JP 29032398 A JP29032398 A JP 29032398A JP 2000123171 A JP2000123171 A JP 2000123171A
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Abstract
等による影響を軽減して、より精度良く、物体の検出等
を行う。 【解決手段】 領域抽出部2において、所定のパターン
に対応する領域の画素データを抽出するためのテンプレ
ートにしたがって、フレームメモリ1に記憶された画像
から、複数の領域の画素データが抽出され、正規化部3
において、その複数の領域それぞれの画素データが正規
化されて、その複数の領域それぞれについて、正規化デ
ータが出力される。そして、位置検出部4において、複
数の領域それぞれについての正規化データに基づいて、
フレームメモリ1に記憶された画像の中の所定のパター
ンの位置が検出される。
Description
び画像処理方法に関し、例えば、画像に表示された所定
の物体を検出することができるようにする画像処理装置
および画像処理方法に関する。
ては、従来より種々のものが提案されているが、そのう
ちの1つに、例えば、「音声と画像のディジタル信号処
理」、谷荻 著、1996年、コロナ社の128乃至1
30ページなどに記載されているスリット法がある。
処理対象の画像の中の所定の位置に配置され、そのスリ
ット内の画素値のヒストグラムの分布が検出される。そ
して、そのヒストグラム分布を、基準となるヒストグラ
ム分布と比較することなどによって、処理対象の画像に
表示された、例えば、人の顔の各部分(例えば、目な
ど)などが検出される。
ト法では、人を撮影するときの照明の位置や明るさが変
化すると、得られるヒストグラムの形状も変化し、基準
となるヒストグラムの形状からずれるため、そのような
場合に対処するのが困難であった。
や、鼻、口などの顔の構成要素の位置、あるいは髪型な
どには、個人差がある。このため、人によっては、得ら
れるヒストグラムの形状が、基準となるヒストグラムの
形状と大きく異なるものとなり、従って、スリット法で
は、不特定多数の人間に対処することが困難であった。
の情報である画像を、スリットを介して観察すること
で、いわば1次元の情報に変換して評価を行うため、処
理対象の画像を回転させた場合や、画像に表示されてい
る人の顔が傾いている場合には、得られるヒストグラム
の形状が、基準となるヒストグラムの形状と大きく異な
るものとなり、そのような場合に対処することが困難で
あった。
たものであり、例えば、個人差や、画像の傾き、照明の
変化などによる影響を軽減して、より精度良く、物体の
検出等を行うことができるようにするものである。
理装置は、所定のパターンに対応する領域の画素データ
を抽出するためのテンプレートにしたがって、画像か
ら、複数の領域の画素データを抽出する抽出手段と、複
数の領域それぞれの画素データを正規化し、その複数の
領域それぞれについて、正規化データを出力する正規化
手段と、複数の領域それぞれについての正規化データに
基づいて、所定のパターンの位置を検出する検出手段と
を備えることを特徴とする。
のパターンに対応する領域の画素データを抽出するため
のテンプレートにしたがって、画像から、複数の領域の
画素データを抽出する抽出ステップと、複数の領域それ
ぞれの画素データを正規化し、その複数の領域それぞれ
について、正規化データを出力する正規化ステップと、
複数の領域それぞれについての正規化データに基づい
て、所定のパターンの位置を検出する検出ステップとを
備えることを特徴とする。
された光を光電変換し、画像を出力する撮像手段と、画
像の中の所定のパターンに対応する領域の画素データを
抽出するためのテンプレートにしたがって、画像から、
複数の領域の画素データを抽出する抽出手段と、複数の
領域それぞれの画素データを正規化し、その複数の領域
それぞれについて、正規化データを出力する正規化手段
と、複数の領域それぞれについての正規化データに基づ
いて、所定のパターンの位置を検出する検出手段とを備
えることを特徴とする。
は、抽出手段は、所定のパターンに対応する領域の画素
データを抽出するためのテンプレートにしたがって、画
像から、複数の領域の画素データを抽出し、正規化手段
は、複数の領域それぞれの画素データを正規化して、そ
の複数の領域それぞれについて、正規化データを出力す
るようになされている。検出手段は、複数の領域それぞ
れについての正規化データに基づいて、所定のパターン
の位置を検出するようになされている。
は、所定のパターンに対応する領域の画素データを抽出
するためのテンプレートにしたがって、画像から、複数
の領域の画素データを抽出し、複数の領域それぞれの画
素データを正規化し、その複数の領域それぞれについ
て、正規化データを出力し、複数の領域それぞれについ
ての正規化データに基づいて、所定のパターンの位置を
検出するようになされている。
は、撮像手段は、入力された光を光電変換して、画像を
出力し、抽出手段は、画像の中の所定のパターンに対応
する領域の画素データを抽出するためのテンプレートに
したがって、画像から、複数の領域の画素データを抽出
するようになされている。正規化手段は、複数の領域そ
れぞれの画素データを正規化して、その複数の領域それ
ぞれについて、正規化データを出力し、検出手段は、複
数の領域それぞれについての正規化データに基づいて、
所定のパターンの位置を検出するようになされている。
出装置の一実施の形態の構成例を示している。
像に表示された物体の位置が検出されるようになされて
いる。
ディジタル画像データが供給されるようになされてお
り、フレームメモリ1は、その画像データを、例えば、
1フレーム単位で記憶するようになされている。
ト選択部6から供給されるテンプレートにしたがって、
フレームメモリ1に記憶された画像から、複数の領域の
画素データを抽出し、正規化部3および閾値算出部7に
供給するようになされている。さらに、領域抽出部2
は、画素データを抽出するときに、テンプレートを、処
理対象の画像(フレームメモリ1に記憶された画像)
の、どの位置に配置したかを表す位置情報を、位置検出
部4に供給するようにもなされている。
2から供給される、処理対象の画像から抽出された複数
の領域それぞれの画素データを正規化し、その複数の領
域それぞれについて、正規化データを、位置検出部4に
供給するようになされている。即ち、領域抽出部2から
の複数の領域それぞれは、複数の画素データを有してお
り、正規化部3は、その複数の領域それぞれの複数の画
素データから、複数の領域それぞれを代表する代表値を
求める。さらに、正規化部3は、複数の領域それぞれを
代表する代表値を、閾値計算部7から供給される所定の
閾値と比較することで、例えば、1ビットの正規化デー
タとし、位置検出部4に供給する。
から供給される、複数の領域それぞれについての正規化
データに基づいて、処理対象の画像の中の所定のパター
ンの位置を検出するようになされている。即ち、位置検
出部4には、上述したように、正規化部3から、処理対
象の画像の中の複数の領域それぞれについての正規化デ
ータが供給されるとともに、領域抽出部2から、位置情
報が供給される他、テンプレート選択部6から、領域抽
出部2で用いられたテンプレートの種類を表す選択情報
が供給されるようにもなされている。そして、位置検出
部4は、テンプレート選択部6からの選択情報に基づい
て、検出用パターン記憶部8から、所定の検出用パター
ンを読み出し、その検出用パターンと、正規化部3から
の正規化データのパターンとを比較する。さらに、位置
検出部4は、その比較結果に基づいて、領域抽出部2か
らの位置情報に対応する、処理対象の画像の中の位置
に、所定のパターンが存在するかどうかを判定し、その
判定結果にしたがって、処理対象の画像に表示された物
体の位置を検出するようになされている。
から、種々のパターンに対応する領域の画素データをそ
れぞれ抽出するための複数のテンプレートを記憶してい
る。テンプレート選択部6は、テンプレート記憶部5に
記憶された複数のテンプレートの中から、あらかじめ設
定された種類のパターンのテンプレートを選択し、領域
抽出部2に供給するようになされている。また、テンプ
レート選択部6は、選択したテンプレートの種類を表す
選択情報を、位置検出部4に供給するようにもなされて
いる。閾値計算部7(閾値算出手段)は、領域抽出部2
からの、処理対象の画像から抽出された複数の領域それ
ぞれの画素データに基づいて、正規化部3において正規
化データを求めるのに用いる所定の閾値を算出し、正規
化部3に供給するようになされている。検出用パターン
記憶部8は、位置検出部4において物体の位置を求める
のに用いる、正規化データの、いわば基準のパターンを
表す検出用パターンを、テンプレート記憶部5に記憶さ
れたテンプレートごとに記憶している。
その動作について説明する。
タが供給されると、フレームメモリ1では、ステップS
1において、その画像データが記憶される。ここで、例
えば、いま、図3(A)に示すような、大小2種類の円
が表示された画像が、フレームメモリ1に記憶されたと
し、この画像から、大きい円または小さい円のうちの、
例えば、小さい円の位置を検出するものとする。なお、
ここでは、フレームメモリ1に供給される画像が、グレ
ースケールで表現されているものとし、円が表示されて
いる部分は、他の部分と比較して輝度が低いものとする
(このように仮定しても、処理の一般性は失われるもの
ではない)。
分の画像データが記憶されると、ステップS2に進み、
テンプレート選択部6は、あらかじめ設定された種類の
テンプレートを、テンプレート記憶部5に記憶されてい
るテンプレートの中から選択し、領域抽出部2に供給す
るとともに、その選択したテンプレートの種類を表す選
択情報を、位置検出部4に供給する。即ち、いまの場
合、図3(A)に示した大小の円のうちの小さい円の位
置を検出するため、テンプレート選択部6では、例え
ば、図3(B)に示すような、その小さい円と同一の形
状をした窓を中心に配置し、さらに、その中心に配置し
た窓の周りに、それと同一形状の8個の窓を、比較的密
に配置して正方形(正四角形)状にしたテンプレートが
選択され、領域抽出部2に供給されるとともに、そのテ
ンプレートに対応する選択情報が、位置検出部4に供給
される。
らテンプレートを受信すると、ステップS3において、
そのテンプレートにしたがって、フレームメモリ1に記
憶された画像から、複数の領域の画素データを抽出す
る。即ち、ステップS3では、領域抽出部2において、
テンプレート選択部6からのテンプレートが、例えば、
図3(C)に示すように、フレームメモリ1に記憶され
た画像の左上などの所定の位置に配置され、そのテンプ
レートのパターンに対応する複数の領域の画素データが
抽出される。具体的には、例えば、図3(C)に示すよ
うに、フレームメモリ1に記憶された画像の左上に配置
されたテンプレートの9個の窓(ここでは、上述したよ
うに、位置を検出する小さい円と同一形状の窓)そえぞ
れから見える画像の領域を構成する画素データが抽出さ
れる。
において、テンプレートにしたがって抽出された複数の
領域、即ち、ここでは、図3(B)に示したテンプレー
トが有する窓の個数に等しい9個の領域の画素データ
が、正規化部3および閾値計算部7に供給されるととも
に、テンプレートが配置された、処理対象の画像上の位
置を表す位置情報(例えば、図3(B)のテンプレート
の中央の窓である円の中心の位置など)が、位置検出部
4に供給され、ステップS4に進む。
て、所定の閾値が求められる。即ち、閾値計算部7は、
まず、領域抽出部2からの複数の領域それぞれの画素デ
ータを代表する代表値を算出する。具体的には、閾値計
算部7は、ある領域に注目した場合に、その領域の複数
の画素データの、例えば、平均値を、その代表値として
算出する(なお、領域が1の画素データしか有しない場
合は、例えば、その1の画素データがそのまま代表値と
される)。さらに、閾値計算部7は、例えば、複数の領
域それぞれの代表値の最大値または最小値を、それぞれ
VmaxまたはVminとすると、(Vmax−Vmin)/2を、
所定の閾値εとして算出する。この閾値εは、正規化部
3に供給される。
域の画素データを受信するとともに、閾値計算部7から
閾値εを受信すると、ステップS5において、複数の領
域の画素データを、1の1ビットの値に正規化する。即
ち、正規化部3は、例えば、上述の閾値計算部7と同様
にして、領域抽出部2からの複数の領域についての代表
値を計算する。なお、正規化部3と閾値計算部7とで
は、異なる手法で代表値を計算することが可能である。
上述した手法以外の手法による代表値の計算について
は、後述する。
ての代表値を求めると、その代表値を、閾値計算部7か
ら供給される所定の閾値と比較することで、1ビットの
正規化データとする。即ち、正規化部3は、複数の領域
それぞれの代表値と、閾値εとを比較し、代表値の方が
閾値εより大きい場合(以上の場合)、その代表値を、
0または1のうちの、例えば1とし、代表値が閾値ε以
下である場合(未満である場合)、その代表値を0とす
る。そして、正規化部3は、複数の領域それぞれについ
ての1ビットの正規化データを、位置検出部4に出力す
る。
て、正規化部3から供給される、複数の領域それぞれに
ついての正規化データに基づいて、処理対象の画像の中
の所定のパターンの位置が検出される。即ち、位置検出
部4は、テンプレート選択部6からの選択情報に基づい
て、検出用パターン記憶部8から、所定の検出用パター
ンを読み出す。具体的には、位置検出部4は、例えば、
図3(B)に示すようなテンプレートを表す選択情報を
受信した場合、例えば、図3(D)に示すような、図3
(B)のテンプレートと同一パターンの9個の窓を有
し、中心の窓に割り当てられた値が0で、他の窓に割り
当てられた値が1の検出用パターンを読み出す。
ぞれについての正規化データと、検出用パターンの、対
応する窓に割り当てられた値とを比較する。そして、位
置検出部4は、それらがすべて一致している場合のみ、
領域抽出部4からの位置情報を、位置の検出結果として
出力し、そうでない場合は、領域抽出部4からの位置情
報を破棄する。
ように、円が表示されている部分は、他の部分と比較し
て輝度が低くなっている。従って、図3(B)に示した
テンプレートの9個の窓のうちの中心の窓の位置が、図
3(A)の画像に表示された小さな円の位置に一致した
場合のみ、図3(B)のテンプレートにしたがって抽出
される9個の領域の正規化データは、一般に、図3
(D)に示すように、テンプレートの中心の窓に対応す
る領域については1になり、その他の領域については0
となるから、正規化データがそのようになるときのテン
プレートの位置は、図3(A)の画像に表示された小さ
な円の位置に一致することになる。
進み、フレームメモリ1に記憶された画像のすべての領
域について、ステップS3乃至S6の処理を行ったかど
うかが判定される。ステップS7において、フレームメ
モリ1に記憶された画像のすべての領域について、まだ
処理を行っていないと判定された場合、例えば、図3
(C)に矢印で示すように、テンプレートの位置が、現
在位置から、例えば、1画素分だけラインスキャン順に
移動され、ステップS3に戻り、以下、同様の処理が繰
り返される。
モリ1に記憶された画像のすべての領域について処理を
行ったと判定された場合、処理を終了する。
表示された画像から、小さい円の位置を検出するように
したが、その他、例えば、異なる形状および大きさの図
形が表示された画像から、所定の大きさの図形の位置を
検出することも可能である。
小の円や、正方形、八角形、ハート型が表示された画像
から、小さな図形だけを検出する場合には(図4(A)
の画像も、図3(A)における場合と同様にグレースケ
ールで表現されているものとし、図形が表示されている
部分は、他の部分と比較して輝度が低いものとする)、
例えば、図4(B)に示すように、その小さな図形より
も幾分小さい円形状をした窓を中心に配置し、さらに、
その中心に配置した窓の周りに、それと同一形状の窓
を、疎らに8個配置して正方形(正四角形)状にしたテ
ンプレートを用いる。さらに、この場合も、図4(B)
のテンプレートを、図4(A)の画像に対して、図4
(C)に矢印で示すように、ラインスキャン順に移動し
ながら、そのテンプレートにしたがって、複数の領域そ
れぞれの画素データを抽出し、正規化データを求める。
そして、複数の領域それぞれの正規化データ、即ち、い
まの場合、図4(B)のテンプレートにしたがって抽出
された9個の領域の正規化データが、図4(D)に示す
ようなパターン(中心の窓に0、他の窓の1が割り当て
られた検出用パターン)に一致すれば、そのときのテン
プレートの位置が、図4(A)に示した画像に表示され
た大小の図形のうちの小さな図形の位置に一致すること
になる。
の顔が表示された画像から、瞳や、鼻の穴、軽くあけた
口などの、比較的、小さな円形状に近い、輝度の低い部
分だけを検出する場合には(図5(A)の画像も、図3
(A)における場合と同様にグレースケールで表現され
ているものとする)、例えば、図5(B)に示すよう
に、その小さな円形状をした窓を中心に配置し、さら
に、その中心に配置した窓の周りに、それと同一形状の
窓を、疎らに8個配置してひし形状にしたテンプレート
を用いる。さらに、この場合も、図5(B)のテンプレ
ートを、図5(A)の画像に対して、図5(C)に矢印
で示すように、ラインスキャン順に移動しながら、その
テンプレートにしたがって、複数の領域それぞれの画素
データを抽出し、正規化データを求める。そして、複数
の領域それぞれの正規化データ、即ち、いまの場合、図
5(B)のテンプレートにしたがって抽出された9個の
領域の正規化データが、図5(D)に示すような検出用
パターンに一致すれば、そのときのテンプレートの位置
が、図5(A)に示した画像に表示された瞳や、鼻の
穴、軽くあけた口などの、比較的、小さな円形状に近
い、輝度の低い部分の位置に一致することになる。
(A)に示すような人の顔が表示された画像から、瞳だ
けを検出する場合には(図6(A)の画像も、図3
(A)における場合と同様にグレースケールで表現され
ているものとする)、瞳の大きさと同程度の大きさの円
形状をした窓を、例えば、図6(B)に示すように配置
したテンプレートを用いる。さらに、この場合も、図6
(B)のテンプレートを、図6(A)の画像に対して、
図6(C)に矢印で示すように、ラインスキャン順に移
動しながら、そのテンプレートにしたがって、複数の領
域それぞれの画素データを抽出し、正規化データを求め
る。そして、複数の領域それぞれの正規化データ、即
ち、いまの場合、図6(B)のテンプレートにしたがっ
て抽出された正規化データが、図6(D)に示すような
検出用パターンに一致すれば、そのときのテンプレート
の位置が、図6(A)に示した画像に表示された瞳の位
置に一致することになる。即ち、人が表示された画像で
は、その人の目の下の部分は、比較的に、輝度が高く、
安定(輝度変化が小さい)していることが多い。このた
め、図6(B)に示すようなテンプレートと、図6
(D)に示すような検出用パターンとを用いることで、
人が表示された画像から、比較的精度良く、瞳の位置を
検出することができる。
ステム(システムとは、複数の装置が論理的に集合した
ものをいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは
問わない)の一実施の形態の構成例を示している。この
カメラシステムにおいては、被写体である人の、例え
ば、瞳の位置が、常時、フレームの所定の位置に表示さ
れるようになされている。
は、被写体である人からの光が光電変換され、その人が
表示された画像信号とされる。この画像信号は、A/D
(Analog/Digital)変換器12に供給され、A/D変換
されることにより、ディジタル画像データとされ、位置
検出装置13に供給される。位置検出装置13は、図1
に示した位置検出装置と同様に構成されており、A/D
変換器12からの画像データから、被写体である人の瞳
の位置を検出し、その位置を表す位置情報を、制御部1
4に供給する。制御部14(制御手段)は、位置検出装
置13からの位置情報が、所定の位置を表すようになる
ように、パン/チルト機構15を制御する。パン/チル
ト機構15では、制御部14の制御にしたがい、ビデオ
カメラ11が出力する画像に表示された人の瞳が、所定
の位置に一致するように、ビデオカメラ11がパンニン
グまたはチルティングされる。
複数の窓にしたがって、画像から、複数の領域それぞれ
の画素データを抽出し、位置の検出に用いるようにした
ので、テンプレートの窓どうしの間にある画素データ
は、位置の検出に関して、いわば不感帯となり(位置の
検出に影響を及ぼさなくなり)、個人差や、姿勢の違
い、照明の変化などによる悪影響を軽減した、そのよう
な要因に対する耐性の高い位置検出が可能となる。さら
に、不感帯の画素データは、演算に用いられないから、
演算時間の短縮化を図ることができる。
した値をとる代表値を、閾値εによって、いわば量子化
した正規化データに変換し、さらに、その正規化データ
のパターンに基づいて、位置の検出を行うようにしたの
で、やはり、個人差や、姿勢の違い、照明の変化などに
よる悪影響を軽減した、そのような要因に対する耐性の
高い位置検出が可能となる。
ートに形成される窓のパターン)は、上述したものに限
定されるものではない。ここで、個人差や姿勢の違いな
どは、テンプレートに形成された窓どうしの間隔等を調
整することによって吸収すること(個人差や姿勢の違い
などの影響を受けにくくすること)が可能である。
位置を検出するようにしたが、物体の位置を検出するこ
とができれば、例えば、膨張処理などを行うことで、そ
の物体が表示された領域も抽出することができる。従っ
て、本発明は、画像に表示された物体の位置だけでな
く、領域を検出する場合にも適用可能である。さらに、
本発明は、画像に表示された物体の位置の他、画像に表
示された模様などの所定のパターンの位置を検出する場
合にも適用可能である。
したがって抽出されたある領域の複数の画素データの平
均値を、その領域の代表値とするようにしたが、その
他、例えば、その領域の複数の画素データの分布範囲の
中央の値(複数の画素データを、例えば、昇順に並べた
場合に、その中央に位置する値(中央に位置する値が、
2つ存在する場合には、それらのうちのいずれか一方や
平均値など))や、複数の画素データの最大値若しくは
最小値などを、代表値として用いることが可能である。
れぞれの代表値の最大値または最小値を、それぞれV
maxまたはVminとするとき、(Vmax−Vmin)/2を、
所定の閾値εとして用いるようにしたが、その他、例え
ば、(Vmax−Vmin)/2以外の、複数の領域それぞれ
の代表値の最大値Vmaxと最小値Vminとの差に比例する
値や、複数の領域それぞれの代表値の平均値Vaveに比
例する値、または複数の領域それぞれの代表値の分布範
囲の中央の値Vmedに比例する値などを、閾値として用
いることが可能である。具体的には、例えば、3×(V
max−Vmin)/4や、Vave/2,Vmed/2などの、式
N×(Vmax−Vmin)/2Nや、N×Vave/2N,N×
Vmed/2Nで表現可能な値などを、閾値として用いるこ
とが可能である(但し、M,Nは正の整数)。
る画像がグレースケールで表現されるものとしたことか
ら、画素データとしては、輝度値を用いることとなる
が、その他、画素データとしては、色差信号の色信号を
用いることも可能である。
を、ラインスキャン順に移動していくようにしたが、テ
ンプレートの移動のさせ方は、ラインスキャン順に限定
されるものではない。
間方向に分布する画素データを抽出するためのテンプレ
ートを用いるようにしたが、テンプレートとしては、そ
の他、例えば、時間方向に分布する画素データも抽出す
るようなものを用いることが可能である。即ち、例え
ば、図8に示すように、注目しているフレームを、第N
フレームとして、第Nフレームの他に、その前後の第N
−1フレームおよび第N+1フレームから、画素データ
を抽出するテンプレートを用いることが可能である。
び画像処理方法によれば、所定のパターンに対応する領
域の画素データを抽出するためのテンプレートにしたが
って、画像から、複数の領域の画素データが抽出され、
その複数の領域それぞれの画素データが正規化されて、
その複数の領域それぞれについて、正規化データが出力
される。そして、複数の領域それぞれについての正規化
データに基づいて、所定のパターンの位置が検出され
る。従って、例えば、個人差や、画像の傾き、照明の変
化等による影響を軽減して、より精度良く、物体の検出
等を行うことが可能となる。
の構成例を示すブロック図である。
ローチャートである。
である。
である。
である。
である。
態の構成例を示すブロック図である。
トを示す図である。
3 正規化部(正規化手段), 4 位置検出部(検
出手段), 5 テンプレート記憶部, 6テンプレー
ト選択部, 7 閾値計算部(閾値算出手段), 8
検出用パターン記憶部, 11 ビデオカメラ(撮像手
段), 12 A/D変換器, 13位置検出装置,
14 制御部(制御手段), 15 パン/チルト機構
Claims (12)
- 【請求項1】 画像の中の所定のパターンの位置を検出
するための処理を行う画像処理装置であって、 前記所定のパターンに対応する領域の画素データを抽出
するためのテンプレートにしたがって、前記画像から、
複数の領域の画素データを抽出する抽出手段と、 前記複数の領域それぞれの画素データを正規化し、その
複数の領域それぞれについて、正規化データを出力する
正規化手段と、 前記複数の領域それぞれについての正規化データに基づ
いて、前記所定のパターンの位置を検出する検出手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記抽出手段は、前記画像から、前記複
数の領域それぞれを構成する画素の輝度値を抽出するこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記テンプレートは、前記画像の正多角
形状の領域の中の複数の領域の画素データを抽出するた
めのパターンを有することを特徴とする請求項1に記載
の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記複数の領域それぞれには、複数の画
素データが含まれることを特徴とする請求項1に記載の
画像処理装置。 - 【請求項5】 前記正規化手段は、前記複数の領域それ
ぞれの複数の画素データから、前記複数の領域それぞれ
を代表する代表値を求めることを特徴とする請求項4に
記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記正規化手段は、前記複数の領域それ
ぞれの複数の画素データの平均値、前記複数の領域それ
ぞれの複数の画素データの分布範囲の中央の値、または
前記複数の領域それぞれの複数の画素データの最大値若
しくは最小値を、前記複数の領域それぞれの代表値とし
て求めることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装
置。 - 【請求項7】 前記正規化手段は、前記複数の領域それ
ぞれの代表値と、所定の閾値とを比較することで、前記
複数の領域それぞれの代表値を1ビットの値に変換する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 【請求項8】 前記所定の閾値を求める閾値算出手段を
さらに備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処
理装置。 - 【請求項9】 前記閾値算出手段は、前記複数の領域そ
れぞれの代表値の最大値と最小値との差、前記複数の領
域それぞれの代表値の平均値、または前記複数の領域そ
れぞれの代表値の分布範囲の中央の値に比例する値を、
前記所定の閾値として求めることを特徴とする請求項8
に記載の画像処理装置。 - 【請求項10】 画像の中の所定のパターンの位置を検
出するための処理を行う画像処理方法であって、 前記所定のパターンに対応する領域の画素データを抽出
するためのテンプレートにしたがって、前記画像から、
複数の領域の画素データを抽出する抽出ステップと、 前記複数の領域それぞれの画素データを正規化し、その
複数の領域それぞれについて、正規化データを出力する
正規化ステップと、 前記複数の領域それぞれについての正規化データに基づ
いて、前記所定のパターンの位置を検出する検出ステッ
プとを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項11】 画像の中の所定のパターンの位置を検
出するための処理を行う画像処理装置であって、 入力された光を光電変換し、前記画像を出力する撮像手
段と、 前記画像の中の所定のパターンに対応する領域の画素デ
ータを抽出するためのテンプレートにしたがって、前記
画像から、複数の領域の画素データを抽出する抽出手段
と、 前記複数の領域それぞれの画素データを正規化し、その
複数の領域それぞれについて、正規化データを出力する
正規化手段と、 前記複数の領域それぞれについての正規化データに基づ
いて、前記所定のパターンの位置を検出する検出手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項12】 前記所定のパターンの位置の検出結果
に基づいて、所定の機器を制御する制御手段をさらに備
えることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装
置。
Priority Applications (1)
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JP29032398A JP4264599B2 (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | 画像処理装置および画像処理方法 |
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JP4264599B2 JP4264599B2 (ja) | 2009-05-20 |
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